JPH0482100B2 - - Google Patents

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JPH0482100B2
JPH0482100B2 JP63038578A JP3857888A JPH0482100B2 JP H0482100 B2 JPH0482100 B2 JP H0482100B2 JP 63038578 A JP63038578 A JP 63038578A JP 3857888 A JP3857888 A JP 3857888A JP H0482100 B2 JPH0482100 B2 JP H0482100B2
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JP
Japan
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layer
container
polyethylene terephthalate
polyester
polyarylate
Prior art date
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JP63038578A
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JPH01214423A (ja
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Tooru Suzuki
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP63038578A priority Critical patent/JPH01214423A/ja
Publication of JPH01214423A publication Critical patent/JPH01214423A/ja
Publication of JPH0482100B2 publication Critical patent/JPH0482100B2/ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、延伸ブローポリエステル容器及びそ
の製法に関し、より詳細には、熱可塑性ポリエス
テルから成る内外表面層と、容器口部、好ましく
は容器口部及び閉塞底部においてもポリアリレー
ト乃至はその組成物、その他の部位ではガスバリ
ヤー性樹脂から成る中間層とから成る多層プラス
チツクプリフオームを延伸ブロー成形することか
ら成る容器及びその製法に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 延伸ブロー成形法によるポリエステル容器は、
優れた透明性、適度の剛性、耐衝撃性、常態での
寸法安定性に優れ、ほぼ満足すべきガスバリヤー
性を有するとしても、缶やびんがガス透過性が殆
どゼロであるのに対して、無視し得ない酸素や炭
酸ガスの透過性を有しており、内容物の保存期間
は比較的短い期間に限られている。
更に、果汁飲料のように充填の際、高温殺菌、
特に容器口部の殺菌が必要なものでは、温度や圧
力、特にこれらの両方が加わると、容器口部や閉
塞底部のような胴部に比して厚肉の部位、即ち、
熱可塑性ポリエステルの二軸延伸による分子配向
が十分でない部位では、変形が生じ、体積膨張を
生じることがある。更に、容器口部はキヤツプの
巻締や、取扱い時においても最も衝撃を受けやす
い部位であるために、耐変形性や耐衝撃性等に関
して不満足なものとなるという欠点をも有してい
る。
更にまた、共射出成形法で多層プリフオームを
形成させる場合、内外表面層を熱可塑性ポリエス
テル及び中間層をガスバリヤー性樹脂として層構
成が一般に採用されるが、従来の共射出成形法
(特開昭51−2773号公報)では、多層プリフオー
ム内の各層の厚み分布に関しての欠点を生じるこ
とが認められる。
即ち、プリフオーム底部におけるガスバリヤー
層(中間層)の肉厚方向の位置が内側に偏り、内
表面層ポリエステルの厚みが底部において著しく
減少するものである。例えば外表面層の厚み(A)と
内表面層の厚み(B)との比が、胴部では A:B=2:1 であつたものが、底部では A:B=5:1 のように、底部内表面層の厚みが著しく減少する
のである。
この理由は、射出金型にキヤビテイにおいて溶
融樹脂が流入されるゲートは底部に設けられてお
り、従つて他の部分において高温であると共に、
底部内表面の樹脂も他の部分へ流動されるような
圧力を受けるためと考えられる。
このように底部内表面層が薄くなると、延伸ブ
ロー成形に際して内表面層が一段と薄くなり、著
しい場合にはガスバリヤー層が内部に露出する傾
向とを生じて、内容物からのガスバリヤー層の吸
湿を生じ、これにより中間層の気体透過度が増大
したり、或いは中間層とポリエステル層との層間
剥離を生じたりする。
底部と同様に、容器口部においても、キヤツプ
係合のためのネジ山を設けるために外表面層と、
内表面層の厚みの比が著しく減少してしまうので
ある。
従つて本発明の目的は、多層延伸ブロー成形容
器の製造に用いる多層プリフオームを共射出成形
で製造するに際して、プリフオームのどの部分に
おいてもポリエステル内表面層とポリエステル外
表面層との厚みの比が一定であり、しかもこれら
ポリエステル内外表面層間に、容器口部、好まし
くは閉塞底部にもポリアリレート乃至はその組成
物、その他の部位ではガスバリヤー性樹脂を封入
することにより、容器口部及び閉塞底部の耐変形
性等が向上し、かつガスバリヤー性にも優れたさ
れた構造の延伸ブロー成形容器及びその製法を提
供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、ポリエステル製プリフオーム
の延伸ブロー成形で製造され、厚肉の口部、二軸
延伸された薄肉の胴部及び閉塞底部を備えた延伸
ブローポリエステル容器において、該容器は全体
として少なくとも内外表面がポリエチレンテレフ
タレートで形成されていると共に、前記口部はポ
リエチレンテレフタレートの内外層とポリアリレ
ート乃至その組成物の中間層とで形成され且つ前
記胴部はポリエチレンテレフタレートの内外層と
ガスバリヤー製熱可塑性樹脂の中間層とで形成さ
れていることを特徴とする容器が提供される。
本発明によれば更に、ポリエステルを主体とす
るプリフオームを射出成形により製造し、このプ
リフオームを延伸可能な温度で金型内で延伸ブロ
ー成形することから成る転身ブローポリエステル
容器の製法において、容器口部に対応して、内層
に相当するポリエチレンテレフタレートを中実
流、外層に相当するポリエチレンテレフタレート
を外環状流及び中間層に相当するポリアリレート
乃至その組成物を内環状流として射出金型内に併
進的に共射出し、容器胴部に対応して、内層に相
当するポリエチレンテレフタレートを中実流、外
層に相当するポリエチレンテレフタレートを外環
状流及び中間層に相当するガスバリヤー製熱可塑
性樹脂を内環状流として射出金型内に併進的に共
射出することを特徴とする延伸ブローポリエステ
ル容器の製法が提供される。
(作用) 本発明の容器の構造の一例を示す第1図におい
て、この容器1は、後に詳述する方法により、多
層プリフオームからの延伸ブローにより一体に形
成された口部2、閉塞底部3及び胴部4から成つ
ており、口部2の外面側には、キヤツプと係合す
るネジ5が切られている。
本発明の容器口部の拡大断面図である第2図に
おいて、容器口部の内外表面層は、熱可塑性ポリ
エステル樹脂6から成り、口部の内外表面層の中
間には、ポリアリレート乃至その組成物7(以下
単にポリアリレートと呼ぶことがある)から成る
中間層が位置し、口部より下方の中間層は、ガス
バリヤー性樹脂8から成つている。
同様に本発明の容器閉塞底部の拡大断面図であ
る第3図において、閉塞底部3は熱可塑性ポリエ
ステル樹脂6を内外表面層とし、中間層として、
ポリアリレート乃至その組成物7で構成されてい
る。
容器口部及び閉塞底部の中間層に用いられるポ
リアリレートは、200℃付近のガラス転移点を有
し、耐熱性に優れているという利点を有している
が、延伸成形性が悪く、特にポリエステルとの積
層の形で延伸ブロー成形が困難であるという欠点
を有している。本発明によれば、このポリアリレ
ート乃至その組成物を分子配向の程度の低い容器
口部及び閉塞底部の中間層とすることにより、容
器全体の延伸成形性を低下させずに、耐変形性、
耐衝撃性を与えることが可能となるのである。
更に、容器の胴部には、ガスバリヤー性樹脂
が、中間層として封入された構成となつているの
で、内容品のフレーバー特性を損なうことなく高
いガスバリヤー性を得ることが可能となるのであ
る。
また、後述する本発明方法によつて製造するこ
とにより、外表面層と内表面層との厚みの比が、
中間層が存在するプリフオームのどの部分におい
ても実質上等しく保たれているので、内部にガス
バリヤー性樹脂及びポリアリレート乃至その組成
物が露出することもないのである。
本発明方法に用いる多層ダイの断面構造を簡略
化して概念的に示す第4図において、この多層ダ
イ9には、多層プリフオームの内表面層に対応す
るポリエステル用中実流路10、多層プリフオー
ムの外表面層に対応するポリエステル用外環状流
路11、及びこれらの間に多層プリフオームの中
間層(ガスバリヤー性樹脂及びポリアリレート乃
至その組成物)に対応するガスバリヤー性樹脂及
びポリアリレート乃至その組成物用内環状流路1
2がそれぞれ設けられ、これらの各流路10,1
1及び12は射出金型ゲート(図示せず)に接続
される単一のホツトランナーノズル13に開口し
ている。
本発明方法の実施に使用する装置の概略配置を
示す第5図において、内層ポリエステル用射出機
14、外層ポリエステル用射出機15、中間層ポ
リアリレート用射出機16、及び中間層ガスバリ
ヤー性樹脂用射出機17が夫々設けられる。これ
らのの射出機の各々は、それらの各先端ノズル1
4a,15a,16a,17aを介してホツトラ
ンナーブロツク13の対応ランナー14b,15
b,16b,17bに夫々接続される。ホツトラ
ンナーノズル18には、中心に内層ポリエステル
用中実流路10があり、その周囲に環状の中間層
用中環状流路12及び外周に外層ポリエステル用
外環状流路11が位置しており、これらの各流路
はホツトランナーノズル18の先端の近傍で合流
するようになつている。第4図に示す多層ダイで
は、第一の中実流路10はプリフオーム内層、内
環状流路はプリフオームの中間層及び外環状流路
11はプリフオームの外層の射出に夫々対応する
ものである。ホツトランナーブロツク13には1
個のホツトランナーノズルのみが示されている
が、複数個のホツトランナーノズルが設けられて
いてもよいことが理解されるべきである。ブロツ
ク13の上方にはこれと一体に締結されたキヤビ
テイ型19が設けられている。キヤビテイ型19
は軸が垂直方向に伸びているキヤビテイ20を備
えており、このキヤビテイ20は、ゲート21を
介してブロツク13のホツトランナーノズル18
に接続される。キヤビテイ20は、当然のことな
がら、ホツトランナーノズル18に対応する数だ
け並列的に設けられている。
このキヤビテイ型19と、射出成形時に組合さ
れるように、成形に際しプリフオーム内面を規定
するコア22及び成形に際しプリフオーム口部外
周を規定する首部把持割金型(図示せず)が設け
られている。
先ず、射出成形に際して、各射出機、ホツトラ
ンナーブロツク、射出金型は、前述した第2図に
示す状態となつている。
この位置において、内層射出機14のスクリユ
ーが前進し、ポリエステル樹脂をノズル14a、
内層樹脂ランナー6b、ホツトランナーノズル内
の中実流路10、ゲート21を通してキヤビテイ
20内に少量だけ射出せしめる。これと若干タイ
ミングを遅らせて、外層用射出機15のスクリユ
ー並びに中間層ポリアリレート用射出機16のス
クリユーを前進せしめる。これにより、外層樹脂
は、ノズル15a、ランナー15b、外環状流路
11を通してホツトランナーノズル18の先端に
供給され、中間層ポリアリレートはノズル16
a、ランナー16b、内環状流路12を通つてホ
ツトランナーノズル18の先端に供給される。容
器口部の中間層に相当する量のポリアリレートが
射出されたら、射出機を止め、中間層用ガスバリ
ヤー性樹脂用射出機17により、ガスバリヤー性
樹脂の射出を開始し、ガスバリヤー性樹脂が、内
環状流路の先に射出されたポリアリレートと連続
した時点で、再び、内表面層ポリエステル用射出
機14及び外表面層ポリエステル用射出機15を
作動させる(第6及び7図参照)。
本発明においては、内表面層用ポリエステル、
外表面層用ポリエステル及び中間層用ポリアリレ
ート乃至その組成物及びガスバリヤー性樹脂を上
記ホツトランナーの各流路及びゲートを通して射
出金型内に併進的に射出する。本明細書におい
て、「併進的に射出する」とは各流路を通して各
樹脂が揃つた状態で同時に射出されることを意味
し、従つて各樹脂間の流量比が一定であることを
意味する。
また、本発明では、前述したように、容器口部
に対応する中間層用のポリアリレート乃至その組
成物の射出のタイミングを、内外表面層用のポリ
エステルの射出タイミングに比して、射出初期に
おいて若干遅く開始し、口部に対応する量のポリ
アリレート乃至その組成物を射出した後、ガスバ
リヤー性樹脂を射出し始める。この際、ポリアリ
レート乃至その組成物を止めると同時に熱可塑性
ポリエステルの射出も止め、ガスバリヤー性樹脂
を射出し始めると同時に再び熱可塑性ポリエステ
ルを射出し、中間層用流路内に空洞や気泡が生じ
ないようなタイミングで射出することが重要であ
る。
次いで、容器閉塞底部部分の射出においては、
中間層ガスバリヤー性樹脂8及び内外表面層の熱
可塑性ポリエステル7の射出を止め、中間層をポ
リアリレート乃至その組成物7に切り変え、前述
したように、中間層に空洞や気泡が生じないよう
に熱可塑性ポリエステル及びポリアリレート乃至
その組成物を再び射出する。射出終期において、
若干早くポリアリレート乃至その組成物の射出が
終了するように制御する(第8図参照)。
しかして本発明によれば、内表面層用ポリエス
テルの射出流量とが射出の実質上全工程にわたつ
て一定に維持されることから、形成されるプリフ
オームの外表面層と内表面層との厚みの比が、中
間層が存在するプリフオームのどの部分において
も実質上等しく保たれることになる。例えば胴部
中央の外表面層の厚みをA、底部の外表面層の厚
みをA′、胴中央部の内表面層の厚みをB、底部
の内表面層の厚みをB′をすると、式 A/B=A′/B′ の関係が成り立ち、特にA=B、A′=B′とする
ことも可能となる。勿論中間層の厚み(C)もガスバ
リヤー性樹脂の射出流速が一定であるから、プリ
フオームのどの部分でも一定となる。
また、中間層用ポリアリレート乃至その組成物
の射出開始点を若干遅くずらしたことにより、プ
リフオームの最上口部にポリアリレート乃至その
組成物が露出するのを防止でき、更にポリアリレ
ート乃至その組成物の射出終了点を若干早くずら
したことにより、プリフオームのゲート対応底部
をもポリエステルのみで形成させてポリアリレー
ト乃至その組成物の露出を防止できる。
尚、ポリアリレート乃至その組成物の射出に先
立つたポリエステルの射出は、内表面層用ポリエ
ステルまたは外表面層用ポリエステルの何れで行
つてもよいし、また両者によつて行つてもよい。
好適な一例として、予備射出を内表面層用ポリエ
ステルで行い、後射出を外表面層用ポリエステル
を用いて行う。
本発明の共射出成形法で得られる多層プリフオ
ームは、多層容器への延伸ブロー成形に利用され
る。
この延伸ブロー成形に先立つて、多層プリフオ
ームを先ず主樹脂層の延伸可能温度、速ちポリエ
ステルの延伸温度、一般に80乃至135℃、特に90
乃至125℃の温度に維持する。この調温行程は、
多層プリフオームのポリエステル樹脂層が実質上
非結晶状態(アモルフアス状態)に維持されるよ
うに過冷却した後、熱風、赤外線ヒーター、高周
波誘導加熱等のそれ自体公知の加熱機構により、
多層プリフオームを上記温度に加熱することによ
つて行うこともできるし、また前記射出金型内或
いは前記金型内で、多層プリフオームの温度が前
記温度に達する迄冷却乃至は放冷することによつ
ても行うことができる。
延伸ブロー成形操作を説明するための第9図及
び第10図において、有底多層プリフオーム10
0の口部にマンドレル101を挿入すると共に、
その口部を一対の割金型102a,102bで挟
持する。マンドレル101と同軸に垂直移動可能
な延伸棒103が設けられており、この延伸棒1
03とマンドレル101との間には、流体吸込用
の環状通路104がある。
延伸棒103の先端105をプリフオーム10
0の底部106の内側に当てがい、この延伸棒1
03を下方に移動させることにより軸方向に引張
延伸を行うと共に、前記通路104を経てプリフ
オーム100内に流体を吹込み、この流体圧によ
り金型内でプリフオームを膨張延伸させて容器1
を成形する。プリフオームの延伸の程度は、少な
くとも主樹脂層に分子配向を付与するに足るもの
であるが、そのためには、容器軸方向への延伸倍
率を1.2乃至10倍、特に1.5乃至5倍とすることが
望ましい。
(発明の好適態様) 熱可塑性ポリステル 本発明において、内外層用の熱可塑性ポリエル
テルとして、ポリエチレンテレフタレートが好適
に使用されるが、ポリエチレンテレフタレートの
本質を損なわない限り、エチレンテレフタレート
単位を主体とし、他のポリエステル単位を含むコ
ポリエステルを使用し得る。このようなコポリエ
ステル形成用の共重合成分としては、イソフタル
酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸、ナフタレ
ン2,6−ジカルボン酸、ジフエノキシエタン−
4,4′−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホン
イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸またはこ
れらのアルキルエステル誘導体などのジカルボン
酸成分、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キシレングリコール、シクロヘキサンジメタノー
ル、ビスフエノールAのエチレンオキサイド付加
物、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール等のグリコール成分を挙げることができる。
用いる熱可塑性ポリエステルは、器壁の機械的
な性質の点からは、後述する固有粘度(IV)が
0.5以上特に0.6以上であることが望ましい。更に
このポリエステルは顔料、染料等の着色剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤などの添加剤を含有するこ
ともできる。
ポリアリレート乃至その組成物 本発明の容器口部及び容器閉塞底部の中間層用
として用いるポリアリレートは、ビスフエノール
類とベンゼンジカルボン酸類とを縮合させること
により得られる熱可塑性樹脂であり、下記式 式中Rはアルキリデン基、特にプロピリデン基
を表わす。
で表わされる反復単位を有している。ベンゼンジ
カルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸或いはこれらの組合せが使用され、ビスフ
エノールAが好適に使用される。本発明の目的に
特に好適なポリアリレートは、ジヒドロキシ成分
がビスフエノールAであり、ベンゼンジカルボン
酸成分がテレフタル酸とイソフタル酸とを70:30
乃至10:90の重量比で主鎖中に含有するポリアリ
レートである。このポリアリレートも、フイルム
を形成するに足る分子量を有するべきである。
このポリアリレートを単独で用いてもよいが、
前述した熱可塑性樹脂とブレンドして用いてもよ
い、この際これらの樹脂は、均質混和物の形で存
在すべきであり、この均質混和は、両樹脂を均密
に溶融混練することにより行われる。
ガスバリヤー性樹脂 本発明において、容器胴部の中間層に用いられ
るガスバリヤー性樹脂としては、ビニルアルコー
ル含有量が、40乃至85モル%、特に50乃至80モル
%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を用い
ることが重要である。即ち、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体は、ガスバリヤー性に最も優れ
た樹脂の一つであり、そのガスバリヤー性や熱成
形性はビニルアルコール単位含有量に依存する。
ビニルアルコール含有量が40モル%よりも小さい
場合には、上記範囲内にある場合に比して、酸素
や炭酸ガスに対する透過度が大きく、ガスバリヤ
ー性を改善するという本発明の目的には適さず、
一方この含有量が85モル%を越えると、水蒸気に
対する透過性が大きくなると共に、溶融成形性が
低下するので、やはり本発明の目的は適さない。
エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチ
レンと酢酸ビニル等のビニルエステルとの共重合
体を、そのケン化度が96%以上、特に99%以上と
なるようにケン化することにより得られるが、こ
の共重合体は、上記成分以外に、酸素や炭酸ガス
等へのバリヤー性を損なわない範囲内で、例え
ば、3モル%迄の範囲内で、プロピレン、ブチレ
ン−1、イソブチレン等の酸素数3以上のオレフ
インを共単量体成分として含有していてもよい。
エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子量
は、フイルムを形成し得るに足る分子量であれば
特に制限はないが、一般には、フエノール85重量
%と水15重量%との号溶媒中、30℃の温度で測定
して、固有粘度(IV)が0.07乃至0.17/gの範
囲にあるのがよい。
本発明の別の態様においては、キシリレン基含
有ポリアミドを中間層用ガスバリヤー性樹脂とし
て使用する。キシリレン基含有ポリアミドとは、
m−キシリレンジアミン及び/又はp−キシリレ
ンジアミンをジアミン成分として含むポリアミド
であり、より具体的にはジアミン成分の35モル%
以上、特に50モル%以上がm−キシリレン及び/
又はp−キシリレンジアミンであり、二塩基酸成
分が脂肪族ジカルボン酸及び/又は芳香族ジカル
ボン酸であり、所望により、全アミド反復単位当
り25モル%以下、特に20モル%以下のω−アミノ
カルボン酸単位を含む。
キシリレンジアミン以外のジアミン成分として
は、ヘキサメチレンジアミンのような脂肪族ジア
ミン、ピペラジンのような脂環族ジアミン等を挙
げることができ、脂肪族ジカルボン酸としては、
アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸等が、また
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸等が挙げられる。また、ω−アミノカ
ルボン酸成分としては、ε−カプロラクタム、ア
ミヘプタン酸、アミノオクタン酸等が挙げられ
る。キシリレン基含有ポリアミドの例は、これに
限定されないが、ポリメタキシリレンアジパミ
ド、ポリメタキシリレンセバカミド、ポリメタキ
シリレンスベラミド、m−キシリレン/p−キシ
リレンアジパミド共重合体、m−キシリレンアジ
パミド/イソフタラミド共重合体、m−キシリレ
ンアジパミド/シオフタラミド/ε−アミノカプ
ロン酸共重合体などである。用いるキシリレン基
含有ポリアミドは96重量%硫酸を使用し1g/
100mlの濃度及び25℃の温度で測定して0.4乃至
4.5の相対粘度(ηrel)を有することが望ましい。
先に例示した中間層用ガスバリヤー性樹脂は、そ
れ単独で使用し得る他、2種以上の混合物の形で
も使用し得る。また、内外層ポリエステルとの接
着性を向上させるため、接着剤樹脂とのドライブ
レンド物やメルトブレンド物を中間層用射出機に
供給して、中間層の射出を行うこともできる。接
着剤樹脂の適当な例は、脂肪族ポリアミド樹脂、
殊にナイロン6/ナイロン6,6共重合体の如き
共重合ポリアミド類である。接着剤樹脂はガスバ
リヤー性樹脂100重量部当り1乃至100重量部、特
に5乃至50重量部の割合で用いることができる。
(実施例) 本発明を次の実施例で説明する。
実施例 内層用射出機及び外層用射出機に固有粘度0.9
のポリエチレンテレフタレート(PET)を供給
し、第一の中間層用射出機にポリアリレートとし
て、ベンゼンジカルボン成分としてテレフタル酸
とイソフタル酸とが50:50の重量比のもの、ジヒ
ドロキシ成分としてビスフエノールAのもの
(PAR)を供給し、第二の中間層用射出機にガス
バリヤー性樹脂としてポリメタキシリレンジアパ
ミド(PMA)を供給する。
射出初期に内装用射出機からキヤビテイ内に溶
融PETの一部を射出し、引続いて内層用射出機
及び外層用射出機から溶融PET、第一の中間層
用射出機から溶融PARを同時に射出し、容器口
部に相当する部分が終つたら、すべての射出機を
止め、次に第二の中間層用射出機から溶融PMR
を射出し、この溶融PMRが先に射出した溶融
PARに達した時点で、内層用射出機及び外層用
射出機から再び溶融PETを射出する。次いで、
容器底部に相当する部分になつたら、すべての射
出機を止め、次に、第一の中間層用射出機から溶
融PARを射出すると同時に、内層用射出機及び
外層用射出機から再び溶融PETを射出する。射
出終期に外層用射出機のみから溶融PETを射出
して、肉厚5mmの3種3層の多層プリフオームを
成形した。
この多層プリフオームを約100℃に加熱して縦
2倍、横3倍に二軸延伸ブロー成形して内容積
1000c.c.のボトルを得た。
この容器に2.5ボリユームの炭酸ガスを含む液
体を充填し、直ちに密封する。このボトルを75℃
の温水に15分間浸漬し、内容積の変化を測定した
が、容積変化はほとんどみられず、また容器口部
及び閉塞底部に変形や損傷等はみられず、キヤツ
プも簡単に開けることができた。
更に、このボトルの内層:中間層:外層の厚み
比は肩部で4.5:0.9:4.6、胴部で4.5:1:4.5、
底部で4.4:0.8:4.8であり、ボトルの各部分にお
いて中間層の位置及び厚み比はほぼ均一に存在し
ていた。
比較例 特開昭51−2773号公報に開示された従来の成形
方法により射出初期において内外層用射出機から
溶融PETの一部を射出し、次いで、内外層用射
出機から溶融PETを射出しつつ中間層用射出機
から溶融PMAを同時に射出し、射出終期に内外
層用射出機から溶融PETを射出して、肉厚5mm
の2種3層の多層プリフオームを成形した。
更に、このプリフオームを用いて実施例と同様
に内容積1000c.c.を形成した。
これを実施例と同様の試験を行つたところ、容
器口部が大きく変形し、体積も10%膨張してい
た。またキヤツプの開封に際し、容器口部に損傷
が生じた。
このボトルの内層:中間層:外層の厚み比は、
肩部で3.4:0.9:5.7胴部で2.7:2.3:5底部で
1.6:0.1:8.3であり、ボトルの各部分において中
間層の位置及び厚み比は不均一であつた。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明により
製造された容器は、容器の各部分において、中間
層が均一に存在すると共に、内表面層、中間層及
び外表面層の厚み比が容器のどの部分においても
ほぼ一定になり、かつガスバリヤー性樹脂の中間
層が、内外両表面層のポリエチレンテレフタレー
トにより完全に封入され、かつ端部のポリアリレ
ートも完全に封入されているため、各層間の剥離
が生じにくく、ガスバリヤー性樹脂による内容物
のフレーバー性を損失することもない。またガス
バリヤー性樹脂の湿度によるガスバリヤーの低下
が抑制される。更に、容器口部及び閉塞底部の中
間層にポリアリレートを使用することにより、本
来配向が不十分で耐変形性や耐衝撃性に劣る部分
を強化することが可能となるのである。
本発明による容器は、前述した優れた特性を有
することから、種々の内容物に対する容器、特に
炭酸ガス或いは香り成分の透過を遮断する軽量容
器、更に果汁飲料等の湯殺菌が必要な軽量容器と
して有用であり、ビール、コーラ、サイダー、炭
酸入り果汁飲料等の容器として公知の容器に比し
てカーボネーシヨンロスが著しく少なく、更に、
運搬や取扱いの時の破損も少なく、湯殺菌等によ
り容器口部等の変化による体積膨張等も防止され
るという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブロー成形容器の一例を示
す図であり、第2図は、本発明の容器口部の拡大
断面図であり、第3図は、本発明の容器閉塞底部
の拡大断面図であり、第4図は、本発明方法に用
いる多層ダイの断面構造を簡略化して概念的に示
す図であり、第5図は、本発明方法の実施に使用
する装置の概略配置を示す図であり、第6乃至8
図は、本発明の射出方法を説明するための図であ
り、第9及び10図は、本発明のブロー成形を説
明するための図である。 1……ブロー成形容器、2……口部、3……閉
塞底部、6……熱可塑性ポリエステル、7……ポ
リアリレート乃至その組成物、8……ガスバリヤ
ー性樹脂、9……多層ダイ、10……内表面層ポ
リエステル用中実流路、11……外表面層ポリエ
ステル用外環状流路、12……ポリアリレート及
びガスバリヤー性樹脂用内環状流路、14……内
層ポリエステル用射出機、15……外層ポリエス
テル用射出機、16……中間層ポリアリレート用
射出機、17……中間層ガスバリヤー性樹脂用射
出機、100……有底多層プリフオーム、101
……マンドレル、103……延伸棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステル製プリフオームの延伸ブロー成
    形で製造され、厚肉の口部、二軸延伸された薄肉
    の胴部及び閉塞底部を備えた延伸ブローポリエス
    テル容器において、 該容器は全体として少なくとも内外表面がポリ
    エチレンテレフタレートで形成されていると共
    に、前記口部はポリエチレンテレフタレートの内
    外層とポリアリレート乃至その組成物の中間層と
    で形成され且つ前記胴部はポリエチレンテレフタ
    レートの内外層とガスバリヤー性熱可塑性樹脂の
    中間層とで形成されていることを特徴とする容
    器。 2 前記閉塞底部はポリエチレンテレフタレート
    の内外層とポリアリレート乃至その組成物の中間
    層とで形成されている請求項第1項記載の容器。 3 ポリエステルを主体とするプリフオームを射
    出成形により製造し、このプリフオームを延伸可
    能な温度で金型内で延伸ブロー成形することから
    成る延伸ブローポリエステル容器の製法におい
    て、 容器口部に対応して、内層に相当するポリエチ
    レンテレフタレートを中実流、外層に相当するポ
    リエチレンテレフタレートを外環状流及び中間層
    に相当するポリアリレート乃至その組成物を内環
    状流として射出金型内に併進的に共射出し、 容器胴部に対応して、内層に相当するポリエチ
    レンテレフタレートを中実流、外層に相当するポ
    リエチレンテレフタレートを外環状流及び中間層
    に相当するガスバリヤー性熱可塑性樹脂を内環状
    流として射出金型内に併進的に共射出することを
    特徴とする延伸ブローポリエステル容器の製法。 4 容器底部に対応して、内層に相当するポリエ
    チレンテレフタレートを中実流、外層に相当する
    ポリエチレンテレフタレートを外環状流、及び中
    間層に相当するポリアリレート乃至その組成物を
    内環状流として射出金型内に併進的に共射出する
    請求項第3項記載の延伸ブローポリエステル容器
    の製法。
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