JPH051002A - α−アミノ酸の製造方法 - Google Patents

α−アミノ酸の製造方法

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JPH051002A
JPH051002A JP4226191A JP4226191A JPH051002A JP H051002 A JPH051002 A JP H051002A JP 4226191 A JP4226191 A JP 4226191A JP 4226191 A JP4226191 A JP 4226191A JP H051002 A JPH051002 A JP H051002A
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oxazoline
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amino
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JP4226191A
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Inventor
Junko Umezawa
順子 梅沢
Keizo Furuhashi
敬三 古橋
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Eneos Corp
Original Assignee
Nikko Kyodo Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式 (上記式中、R1、R2は水素、炭素数1乃至16個のア
ルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル
基、ベンジル基、置換ベンジル基を表わし、R3は炭素
数1乃至10個のアルキル基、置換アルキル基、フェニ
ル基、置換フェニル基、ベンジル基、置換ベンジル基を
表わし、R1、R2は同時に同じものをとることはない)
で示される2-オキサゾリン類又はその光学活性体を加
水分解して2-アミノアルコールとした後、酸化し、下
記一般式 (上記式中、R1、R2は前記と同じ)で示されるα-ア
ミノ酸又はその光学活性体の製造方法。 【効果】2-オキサゾリン類を出発物質として用い、加
水分解や置換反応といった簡単かつ一般的な方法でα-
アミノ酸を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬もしくは機
能性有機材料等を製造するための中間体として有用なα
-アミノ酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アミノ酸は医薬合成等の中間体として重
要な化合物であるが、非天然型のアミノ酸、特にその光
学活性体を得るのは困難であった。このような化合物を
得るためには、一般に、高価な不斉源を必要としたり
(例えば、尾島巌、日本化学会第56春季年会予稿集 特
2404)、コストのかかる光学分割法を用いて製造しなけ
ればならず、安価かつ一般的な合成法が望まれていた。
【0003】一方、2-オキサゾリンからアミノ酸を合
成する方法として、4-カルボアルコキシ-2-オキサゾ
リンを原料とし、これからβ-ヒドロキシ-α-アミノ酸
を得る方法〔例えば、K.Pfister et al., Journal of A
merican Chemical Society, 70,2297(1948)〕が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法では
β-ヒドロキシ-α-アミノ酸しか得られず、医薬等の合
成中間体として有用なヒドロキシ基以外のアルキル基、
フェニル基、ベンジル基等を有するα-アミノ酸は製造
できず、またこれらを製造する方法は未だ知られていな
い。
【0005】本発明は上記現状に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、医薬、農薬あるいは機能性材料等の中
間体として有用なα-アミノ酸及びその光学活性体の製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】下記一般式化4
【化4】 (上記式中、R1、R2は水素、炭素数1乃至16個のア
ルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル
基、ベンジル基、置換ベンジル基を表わし、R3は炭素
数1乃至10個のアルキル基、置換アルキル基、フェニ
ル基、置換フェニル基、ベンジル基、置換ベンジル基を
表わし、R1、R2は同時に同じものをとることはない)
で示され、特に好ましくは、1,2-エポキシアルカン類
又はその光学活性体を、酸触媒の存在下にニトリル類と
反応させて得られる、上記一般式化4の2-オキサゾリ
ン類又はその光学活性体を加水分解して2-アミノアル
コールとした後、酸化し、下記一般式化5
【化5】 (上記式中、R1、R2は前記と同じ)で示されるα-ア
ミノ酸又はその光学活性体の製造方法である。本発明の
上記一般式化4及び化5における置換アルキル基、置換
フェニル基、置換ベンジル基に含まれる置換基には、ハ
ロゲン、カルボキシ、フェニルを例示できる。
【0007】出発物質として用いる2-オキサゾリン化
4としては、2-メチル-4-メチル-2-オキサゾリン、
2-メチル-4-エチル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-
プロピル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-ブチル-2-
オキサゾリン、2-メチル-4-ペンチル-2-オキサゾリ
ン、2-メチル-4-ヘキシル-2-オキサゾリン、2-メチ
ル-4-ヘプチル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-オク
チル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-ノニル-2-オキ
サゾリン、2-メチル-4-デシル-2-オキサゾリン、2-
メチル-4-ウンデシル-2-オキサゾリン、2-メチル-4
-ドデシル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-トリデシル
-2-オキサゾリン、2-メチル-4-テトラデシル-2-オ
キサゾリン、2-メチル-4-ペンタデシル-2-オキサゾ
リン、2-メチル-4-ヘキサデシル-2-オキサゾリン、
2-エチル-4-メチル-2-オキサゾリン、2-エチル-4-
エチル-2-オキサゾリン、2-エチル-4-プロピル-2-
オキサゾリン、2-エチル-4-ブチル-2-オキサゾリ
ン、2-エチル-4-ペンチル-2-オキサゾリン、2-エチ
ル-4-ヘキシル-2-オキサゾリン、2-エチル-4-ヘプ
チル-2-オキサゾリン、2-エチル-4-オクチル-2-オ
キサゾリン、2-エチル-4-ノニル-2-オキサゾリン、
2-エチル-4-デシル-2-オキサゾリン、2-エチル-4-
ウンデシル-2-オキサゾリン、2-エチル-4-ドデシル-
2-オキサゾリン、2-エチル-4-トリデシル-2-オキサ
ゾリン、2-エチル-4-テトラデシル-2-オキサゾリ
ン、2-エチル-4-ペンタデシル-2-オキサゾリン、2-
エチル-4-ヘキサデシル-2-オキサゾリン、2-プロピ
ル-4-プロピル-2-オキサゾリン、2-プロピル-4-ブ
チル-2-オキサゾリン、2-プロピル-4-ペンチル-2-
オキサゾリン、2-プロピル-4-ヘキシル-2-オキサゾ
リン、2-プロピル-4-ヘプチル-2-オキサゾリン、2-
プロピル-4-オクチル-2-オキサゾリン、2-プロピル-
4-ノニル-2-オキサゾリン、2-プロピル-4-デシル-
2-オキサゾリン、2-プロピル-4-ウンデシル-2-オキ
サゾリン、2-プロピル-4-ドデシル-2-オキサゾリ
ン、2-プロピル-4-トリデシル-2-オキサゾリン、2-
プロピル-4-テトラデシル-2-オキサゾリン、2-プロ
ピル-4-ペンタデシル-2-オキサゾリン、2-プロピル-
4-ヘキサデシル-2-オキサゾリン、2-イソプロピル-
4-ヘキシル-2-オキサゾリン、2-イソプロピル-4-オ
クチル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-メチル-4-プ
ロピル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-メチル-4-ブ
チル-2-オキサゾリン、2-メチル-4-メチル-4-ペン
チル-2-オキサゾリン、2-フェニル-4-ヘキシル-2-
オキサゾリン、2-メチル-4-フェニル-2-オキサゾリ
ン、2-メチル-4-(p-フルオロフェニル)-2-オキサゾ
リン、2-メチル-4-(p-クロロベンジル)-2-オキサゾ
リン、2-メチル-4-(4-ビフェニリル)-2-オキサゾリ
ン、2-イソプロピル-4-フェニル-2-オキサゾリン、
2-ベンジル-4-ヘキシル-2-オキサゾリン、2-メチル
-4-ベンジル-2-オキサゾリン等を例示できる。
【0008】また、その光学活性体としては上記の
(+)或いは(−)の化合物を例示できる。
【0009】これらの化合物は、好ましくは1,2-エポ
キシアルカン類を酸触媒の存在下で、ニトリル類と反応
させて得られるものを用いるのが簡便で良く、その具体
的方法は、本発明者の先願(特願平01-112114号参照)
に詳細に記載されている。
【0010】上記一般式化5で示したアミノ酸化合物を
合成するにあたっては、上記一般式化4で示した2-オ
キサゾリン類を加水分解してアミノアルコールとし、次
いでこれを酸化させる。上記2-オキサゾリン類のアミ
ノアルコールへの加水分解には、塩酸、酢酸、硫酸等の
酸を触媒として添加するのが好ましく、その使用量はオ
キサゾリンに対し、0.5〜10当量の範囲で用いるの
が良い。この反応は上記の酸水溶液中、あるいはこれに
アルコールやベンゼン、ヘキサン等の加水分解をうけな
い有機溶媒を添加して行ってもよい。反応温度は0〜2
00℃の範囲、特には20〜150℃の範囲から適宜選
定すると良い。また反応時間は反応温度に応じて0.5
〜30時間の範囲で適宜決めることができる。反応終了
後はアルカリで中和し、抽出や蒸留等により、アミノア
ルコールを分離、回収することができる。
【0011】このようにして得られたアミノアルコール
を酸化するのであるが、この場合アミノ基を保護するこ
とが好ましい。この保護は塩化アセチル、塩化ベンゾイ
ル等の酸ハロゲン化物を作用させることにより簡単に行
うことができる。酸ハロゲン化物の使用量はアミノアル
コールに対し、1〜10当量の範囲で用いると良い。こ
の保護反応はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ジクロロメタン等の有
機溶媒中で行うのが好ましい。また、上記の酸ハロゲン
化物にトリエチルアミン、ピリジン等の第三アミンや炭
酸ナトリウムを添加するのが好ましく、その使用量はア
ミノアルコールに対し、1〜10当量の範囲で用いるの
が良い。この場合の反応温度は−50〜50℃の範囲、
特には−20〜30℃の範囲が好ましい。反応時間は反
応温度に応じて0.5〜10時間の範囲で適宜決めるこ
とができる。反応終了後は、相分離、抽出、ろ過等の既
知の手法を用いることにより、アミドアルコールあるい
はアミドエステルを分離回収することができる。
【0012】アミドアルコールは次の酸化反応にそのま
ま用いることができるが、アミドエステルが得られた場
合には、水酸化ナトリウムや炭酸カリウム等の塩基触媒
による加水分解を行い、アミドアルコールに変換すると
良い。この場合、酸触媒の代りに塩基触媒を用いる他は
前記のオキサゾリンの加水分解と同様に行うとよい。
【0013】アルコールの酸化は、酸化剤として、過マ
ンガン酸カリウム、ニクロム酸カリウム等を用いること
が好ましく、アルコールに対し、1〜2当量の範囲で用
いるのが良い。この反応は水溶液中で、あるいはこれに
アセトンを添加して行ってもよい。また、水酸化ナトリ
ウム、硫酸マグネシウムを添加し、反応液をアルカリ
性、又は中性にして反応を行うことができる。
【0014】この酸化反応温度は0〜100℃の範囲が
好ましい。反応時間は反応温度に応じて1〜100時間
の範囲で適宜決められる。反応終了後は、相分離、抽
出、カラムクロマトグラフィー等の既知の手法を用いる
ことにより、酸化生成物を分離、回収することができ
る。
【0015】尚、アミノ基を保護したアミドアルコール
を酸化する場合は、このアミドアルコールの水に対する
溶解性の問題から低級脂肪族系以外はアミドアルコール
として特にアセチルアミドアルコールを用いるのが良
い。このアセチルアミドアルコールの場合、反応は中性
で行うことが好ましい。
【0016】アミノ基を保護して酸化することにより得
られたアミドカルボン酸は、硫酸、塩酸等の酸触媒や水
酸化カリウム等の塩基触媒によって加水分解し、アミノ
酸とすることができる。この場合の反応は、上記の酸あ
るいは塩基水溶液中あるいはアルコールを添加して行っ
てもよい。この触媒の使用量、反応温度、反応時間は前
記の他の加水分解と同様に行うとよい。反応終了後は、
遊離、ろ過、再結晶等の既知の手法によりアミノ酸を分
離、回収することができる。
【0017】以下、実施例により本発明を具体的に説明
する。
【実施例】実施例1 (R)-(+)-1,2-エポキシオクタン(91%ee)にフッ化
水素、アセトニトリルを作用させて得られた(S)-(−)-
2-メチル-4-ヘキシル-2-オキサゾリン9.06g(54
mmol)に3規定の塩酸45ml(135mmol)を加え、1
00℃で3時間撹拌した。放冷した後、これをアルカリ
で中和し、反応生成物をエーテル抽出し、抽出液を無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、減圧蒸
留して、沸点95〜100℃/7mmHg、比旋光度(D,25
℃)=+8.5°(c=1.0、ベンゼン)の物性を有する(S)
-(+)-2-アミノオクタノール5.87g(収率75%)を
得た。
【0018】この(S)-(+)-2-アミノオクタノール1.
02g(7mmol)にエーテル70ml、トリエチルアミン6.
8ml(49mmol)を加え、水浴上で、窒素雰囲気下で、塩
化アセチル2.5ml(35mmol)を滴下した。室温で、3
時間撹拌した後、この反応液を水150ml中に注ぎ、ジ
クロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を塩化ナト
リウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、溶媒を留去して、1.64gの2-(N-アセチル)
アミノオクチルアセテートを得た(収率100%)。
【0019】2-(N-アセチル)アミノオクチルアセテー
ト1.58g(6.9mmol)、無水炭酸カリウム4.28g
(31mmol)、メタノール65mlを混合し、室温で17時
間撹拌した後、5%の炭酸水素ナトリウム水溶液100
mlを加え、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン
層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を留去して0.85gの2-(N-アセ
チル)アミノオクタノールを得た(収率66%)。
【0020】2-(N-アセチル)アミノオクタノール0.
29g(1.6mmol)、水10ml、少量の硫酸マグネシウ
ムを混合し、過マンガン酸カリウム0.33g(2.1mmo
l)を加え、60℃で2時間撹拌した。放冷した後、飽和
の亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加えて、茶色固体を溶
解させ、濃塩酸でpHを1以下とした後、エーテルで抽
出した。エーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、溶媒を留去して、0.22gの粗生成物を得た。
【0021】これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ワコーゲルC-200、φ1.8cm×30cm、CH2Cl2:EtOH=
9:1、TLCプレートはブロモクレゾールグリーンで検出)
に付し、0.15gの2-(N-アセチル)アミノオクタン酸
を得た(収率46%)
【0022】2-(N-アセチル)アミノオクタン酸0.1
5g(0.74mmol)に5規定の塩酸1.2mlを加え、10
0℃で5.5時間反応させた。放冷した後、白色固体の
水及びエタノールへの溶解、濃縮を繰り返した後、エタ
ノール1.2mlに溶解させ、アニリン1mlを加えて冷蔵
庫で1時間放置した。白色固体をろ別し、エタノール2
mlで洗浄した後、50℃で1時間真空乾燥し、0.06g
の粗2-アミノオクタン酸を得た(収率51%)。これ
を水:エタノール=1:1の混合溶液4mlで再結晶し、
ろ別した後、アセトンで、洗浄し、50℃で1時間真空
乾燥して、0.04gのL-2-アミノオクタン酸(HPLCに
より100%eeであることが確認された)を得た(再結晶収
率66%、2-アミノ-4-ヘキシル-2-オキサゾリンか
らの全収率8%)。
【0023】実施例2 (R)-(-)-2-メチル-1,2-エポキシヘキサン(90%ee)に
塩化アルミニウム、アセトニトリルを作用させて得られ
た(S)-4-ブチル-2,4-ジメチル-2-オキサゾリン3.
44g(22mmol)に3規定の塩酸18mlを加え、100
℃で3時間撹拌した。放冷した後、濃縮し、水及びエタ
ノールで溶解、濃縮を繰り返し、真空乾燥し、2-アミ
ノ-2-メチルヘキサノール塩酸塩3.54gを得た。これ
にエーテル220ml、トリエチルアミン21.4ml(15
4mmol)を加え、水浴上で、窒素雰囲気下に、塩化アセ
チル7.9ml(110mmol)を滴下した。室温で2時間撹
拌した後、この反応物を水300ml中に注ぎ、ジクロロ
メタンで抽出した。ジクロロメタン層を塩化ナトリウム
水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去して4.33gの2-(N-アセチル)アミノ-2
-メチルヘキシルアセテートを得た(収率91%)。
【0024】2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキシ
ルアセテート4.33g(20mmol)、メタノール220m
l、無水炭酸カリウム15.87g(115mmol)を混合
し、室温で5時間撹拌した後、5%炭酸水素ナトリウム
水溶液250mlを加え、ジクロロメタンで抽出した。ジ
クロロメタン層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して2.3
1gの2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキサノール
を得た(収率58%)。
【0025】2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキサ
ノール0.40g(2.3mmol)、水15ml、硫酸マグネシ
ウム少量を混合し、過マンガン酸カリウム0.51g(3.
2mmol)を添加し、70℃で4時間撹拌した。放冷した
後、飽和の亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、茶色固
体を溶解させ、濃塩酸を加えてpHを1以下とし、エー
テルで抽出した。エーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、溶媒を留去し、粗生成物0.20gを得た。これを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC-20
0、φ1.8cm×35cm、CH2Cl2:EtOH=9:1、TLCプレートは
ブロモクレゾールグリーンで検出)に付し、溶媒留去し
て0.04gの2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキ
サン酸を得た(収率9%)。
【0026】2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキサ
ン酸0.04g(0.2mmol)に5規定の塩酸1mlを加え、
100℃で6時間反応させた。放冷した後、濃縮、水及
びエタノールで溶解、濃縮を繰り返した後、エタノール
0.6mlに溶解させ、アニリン2mlを加えてゼリー状の
固体を析出させた。冷蔵庫で1時間放置した後、アセト
ンを加えて白色粉末をろ過、アセトンで洗浄し、50℃
で1時間真空乾燥し、0.01gの粗2-アミノ-2-メチ
ルヘキサン酸を得た。このものは実施例3に示すラセミ
体合成品とのHPLC(CHIRALPAK WH)により96%eeの
L-2-アミノ-2-メチルヘキサン酸と同定した。
【0027】実施例3 ラセミ体2-メチル-1,2-エポキシヘキサンに塩化アル
ミニウム、アセトニトリルを作用させて得た4-ブチル-
2,4-ジメチル-2-オキサゾリン3.72g(24mmol)に
3規定の塩酸20mlを加えて、100℃で3時間撹拌し
た後、濃縮、乾固して2-アミノ-2-メチルヘキサノー
ル塩酸塩とした。エーテル240ml、トリエチルアミン
23.3ml(168mmol)を加え、窒素雰囲気下で、塩化
アセチル8.6ml(120mmol)を滴下し、室温で1.5
時間撹拌した後、水中にあけ、ジクロロメタンで抽出、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して5.
48gの2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキシルア
セテートを得た(収率100%)。
【0028】これにメタノール220ml、無水炭酸カリ
ウム17.25g(125mmol)を加え、室温で18時間撹
拌した後、5%の炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジ
クロロエタンで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去して3.06gの2-(N-アセチル)アミ
ノ-2-メチルヘキサノールを得た(収率70%)。
【0029】さらに硫酸マグネシウムを添加した水中
で、過マンガン酸カリウム3.98g(25mmol)を加え、
70℃で4時間撹拌し、実施例2と同様の処理により
2.00gの2-(N-アセチル)アミノ-2-メチルヘキサ
ン酸含有粗生成物を得た。カラムクロマトグラフィーに
よる単離は行わず5規定の塩酸50mlを加え、100℃
で5時間撹拌し、実施例2と同様の処理により0.32g
の2-アミノ-2-メチルヘキサン酸を得た(収率12
%、4-ブチル-2,4-ジメチル-2-オキサゾリンからの
全収率9%)。
【0030】
【発明の効果】本発明はエポキシド類から誘導される2
-オキサゾリン類を出発物質として用い、加水分解や置
換反応といった簡単かつ一般的な方法でα-アミノ酸を
製造することができ、また出発物質に光学活性な2-オ
キサゾリンを用いると光学活性なα-アミノ酸を製造で
きるという格別の効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式化1 【化1】 (上記式中、R1、R2は水素、炭素数1乃至16個のア
    ルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル
    基、ベンジル基、置換ベンジル基を表わし、R3は炭素
    数1乃至10個のアルキル基、置換アルキル基、フェニ
    ル基、置換フェニル基、ベンジル基、置換ベンジル基を
    表わし、R1、R2は同時に同じものをとることはない)
    で示される2-オキサゾリン類を加水分解してアミノア
    ルコールとし、次いで酸化して、下記一般式化2 【化2】 (上記式中、R1、R2は前記と同じ)を得ることを特徴
    とするα-アミノ酸の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の一般式化1で示される化合物が
    光学活性体である2-オキサゾリン類を加水分解してア
    ミノアルコールとし、次いで酸化することを特徴とする
    光学活性なα-アミノ酸の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、2-オキサゾリン類が
    下記一般式化3 【化3】 (上記式中、R1、R2は前記と同じ)で表わされる1,
    2-エポキシアルカン類を、酸触媒の存在下に、ニトリ
    ル類と反応させて得られるものであることを特徴とする
    α-アミノ酸の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、光学活性な2-オキサ
    ゾリン類が請求項3の一般式化3で示される化合物の光
    学活性体を、酸触媒の存在下に、ニトリル類と反応させ
    て得られるものであることを特徴とする光学活性なα-
    アミノ酸の製造方法。
JP4226191A 1991-02-15 1991-02-15 α−アミノ酸の製造方法 Pending JPH051002A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002538129A (ja) * 1999-02-26 2002-11-12 ベーリンガー インゲルハイム ファルマ コマンディトゲゼルシャフト ビフェニル−2−カルボン酸の誘導体の調製方法
US7612226B2 (en) 2005-04-28 2009-11-03 Pfizer Inc. Amino acid derivatives

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