JPH05101716A - テープ電線 - Google Patents

テープ電線

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JPH05101716A
JPH05101716A JP3139497A JP13949791A JPH05101716A JP H05101716 A JPH05101716 A JP H05101716A JP 3139497 A JP3139497 A JP 3139497A JP 13949791 A JP13949791 A JP 13949791A JP H05101716 A JPH05101716 A JP H05101716A
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JP
Japan
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laminated
layer
film
adhesive
film layer
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Pending
Application number
JP3139497A
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English (en)
Inventor
Eiji Shiramatsu
栄二 白松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ電線に対して、耐熱性及び難燃性を向
上させ、かつその端末処理性及び可動部への使用適性を
向上させようとするものである。 【構成】 ポリ塩化ビニル組成物に、ポリエステル系接
着剤、および/またはエポキシ系接着剤を5〜50%混
合してなる混合物層と、ポリエステル樹脂フィルム層と
を直接積層させるか、または、必要に応じて前記両フィ
ルム層間に架橋型プライマー層が介在されてなる積層フ
ィルムの2枚の積層フィルムの前記混合物層間に、複数
本の電気導体6を所望間隔で隔離して挾持して埋め込ん
だことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、難燃性及び端
末処理性に優れ、可動部に好適に用いることのできるテ
ープ電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ電線は、絶縁性能および接着性、
または耐熱性および難燃性に優れた各種フィルム層など
を数層にわたり積層し、それら積層フィルム中に複数本
の電気導体が所望間隔離して埋設されてなるものであ
る。これらテープ電線は、上記形状の点から配線作業が
極めて容易であり、又狭い場所にも配設が可能となり、
機器の小型化に寄与し、通信機、ワードプロセッサー、
複写機、家電品、コンピュータ、自動車等の配線に多量
に使用されている。
【0003】従来これらのテープ電線に用いられている
積層フィルム10は、図5aのように一般的には、ポリ
エステル樹脂フィルム層12と、熱可塑性または熱架橋
型ポリエステル樹脂組成物、ポリオレフィン、変成ポリ
オレフィン、PVC組成物の群から選ばれたいずれの材
料からなる接着性フィルム層11と、をドライラミネー
ト、ウエットラミネート、押出しラミネート法などの各
種ラミネート技術で積層するか、または必要に応じて図
5bのように両フィルム層12,11間に更にプライマ
ー層13を介在させて接着させ積層してなるものであ
る。そしてフィルム状には成型できない熱可塑性接着剤
層や熱架橋型接着剤層は、各種の印刷手段、あるいはコ
ーティング手段で上述の接着性フィルム層11を形成す
ることが行われ、この場合も、上記図5bのように両フ
ィルム層12,11間に更にプライマー層13を介して
接着させることもある。
【0004】従来のテープ電線は、図6に示すように、
このような構成の二枚の積層フィルム10,10の前記
接着性フィルム層11,11を対向させ、その間に複数
本の電気導体14を所望の間隔離して挾み、これを加熱
ロールなどにより加熱圧着して上記接着性フィルム層1
1相互を軟化させ一体化させ、図7に示すように接着性
フィルム層11内に電気導体14が埋め込まれた構造に
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記接
着性フィルム層11に使用される例えば熱可塑性ポリエ
ステル樹脂組成物は、ガラス転移温度の高い素材は耐熱
性に優れるが耐低温性が悪く、又ガラス転移温度の低い
素材は、耐低温性に優れるが耐高温性が劣っている。ま
た、熱架橋型ポリエステル樹脂組成物は、高価であり、
かつ架橋剤にイソシアネートを用いる為にポットライフ
が短く、保管が困難で製造条件が安定しないという問題
点があった。さらに、ポリエステル系接着剤は、接着性
が良いことから電線の端末処理性が悪く改善が望まれて
いた。
【0006】また、絶縁材料としてポリオレフィンは電
気導体14との接着性が全くなく、したがって端末処理
性が良く、これを用いた電線は固定配線としては使用可
能であるが、可動用配線として用いる場合には、絶縁層
の浮き、剥離、電気導体14の突出しなどによる不都合
を生じる。更に変成ポリオレフィンは、一般的に酸無水
物をグラフト変成していることから、金属導体との接着
性は向上するが、銅導体を用いた場合には緑変を生じ、
銅害防止剤の添加が必要になってくる。EVA,EE
A,アイオノマーおよびそれらの変成物についても概ね
同様であった。次にPVC組成物はポリオレフィンと同
様に電気導体14との接着が全くなく、したがって端末
処理性が良く、これを用いた電線は固定配線としては使
用可能であるが、可動用配線として用いる場合には、や
はり絶縁層の浮き、剥離、電気導体14の突出しなどに
よる不都合が避けられなかった。
【0007】以上の如く、従来のテープ電線は、固定配
線として使用される場合には概ね問題はないが、高度の
耐熱性、難燃性が要求される場合、および繰返し曲げ応
力が加わる使用態様での不都合が免がれなかった。本発
明の目的は、この様な従来のテープ電線の欠点を解消
し、端末処理性にすぐれ、高度の耐熱性、難燃性を有
し、緑変を生ぜず、銅害防止剤の添加が不必要で、さら
に繰り返し曲げ応力が加わる用途に使用可能なテープ電
線を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の難燃及び耐熱性
に優れかつ繰返し曲げ性に著しく優れたテープ電線は、
ポリ塩化ビニル組成物に、ポリエステル系接着剤、およ
び/またはエポキシ系接着剤を5〜50%混合してなる
混合物フィルム層、とポリエステル樹脂フィルム層を直
接積層させるか、必要に応じて両フィルム層間に架橋型
プライマー層を介在させ積層してなる積層フィルムの2
枚をその混合物フィルム層を対向させ、両積層フィルム
間に、複数本の電気導体を所望の間隔で隔離して配置し
挾持して埋め込んだことを特徴とする。
【0009】この発明の具体的な一実施態様を図1〜図
3を用いて説明する。先づ積層フィルム3は、図1aの
如く、難燃剤を含みまたは含まないポリ塩化ビニル組成
物に、ポリエステル系接着剤、および/またはエポキシ
系接着剤を5〜50%混合してなる混合物フィルム層1
と、ポリエステル樹脂フィルム層2とを直接積層させた
もの、あるいは図1bの如く上記のフィルム層1,2間
に架橋型プライマー層4を介在させ積層させたもののい
づれであっても良い。
【0010】次に図2の如く、上記の如くして得た積層
フィルム3の2枚を用い、両積層フィルムの前記混合物
フィルム層1を対向させ、それらの間に、複数の電気導
体5,5…を所望の間隔で隔離して配置し、加熱加圧し
て図3のように混合物層1を一体化させ電気導体5,5
…を埋め込むのである。
【0011】本発明において、積層フィルム3の一方、
即ち電気導体5が埋め込まれる層として、ポリ塩化ビニ
ル組成物系の混合物層、特にポリエステル系接着剤およ
び/またはエポキシ系接着剤を混合して用いた理由は、
これらが耐低温性、耐高温性にすぐれ、導体5およびポ
リエステル樹脂フィルム層2との接着性が優れているた
めである。ポリエステル系接着剤としては、例えば、商
品名ケミット(東レ社)、東洋紡社同バイロン、東亜合
成社同アロンメルトPES、旭化成社、同ハーデックな
どがあげられる。また、エポキシ系接着剤としては、例
えば、東レ社、商品名ケミットエポキシ、その他数社の
エポキシ系接着剤が概ね例外なく使用できる。また、グ
リシジルメタクリレートやその共重合物、エピクロルヒ
ドリンビスフェノールAのような接着性のエポキシ樹脂
を用いることもできる。
【0012】又本発明において、難燃性を付与するため
に上記混合物層に添加される添加剤としては、特にハロ
ゲン系難燃剤、あるいはリン系難燃剤が少量の添加で大
きな効果が得られるので好適である。これらのハロゲン
系難燃剤としては、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモ
ジフェニルエーテル、ヘキサブロモジフェニルエーテ
ル、ペンタブロモトルエン、ペンタブロモフェノール等
の臭素系難燃剤、デカクロロビフェニルなどの塩素系難
燃剤があるが、上記臭素系難燃剤と後記アンチモン系難
燃剤との併用も好ましい。また、リン系難燃剤として
は、赤リンや赤リンを安定化処理したもの、ポリリン酸
アンモニウム、各種リン酸エステル類をあげることがで
きる。
【0013】また他に、三酸化アンチモンなどのアンチ
モン系難燃剤、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ムなどの非ハロゲン系難燃剤も使用できる。上記ハロゲ
ン系あるいはリン系難燃剤の添加量は、ポリ塩化ビニル
100重量部に対して5〜60重量部が好適である。こ
の添加量が5重量部未満の場合は、期待する難燃効果が
得られず、また、添加量が60重量部であれば得られる
難燃性は充分であり、60重量部を超えて添加しても大
きな効果は期待できず、むしろフィルム成型性が低下
し、また接着性の低下等の弊害が生じる。
【0014】上述のハロゲン系、あるいはリン系難燃剤
は、単独でも勿論難燃効果を示すが、特にハロゲン系難
燃剤の場合は、三酸化アンチモンとの併用によって、難
燃性は大幅に向上する。三酸化アンチモンの添加量は、
ポリ塩化ビニル100重量部に対して10重量部以下が
好適である。10重量部を超えて添加しても効果は10
重量部添加したときと同レベルであり、むしろフィルム
成形性が低下し、また接着性の低下等の弊害が生じる。
このようにポリ塩化ビニルにハロゲン系あるいはリン系
難燃剤および三酸化アンチモンなどの各種難燃剤を添加
する方法としては、各種のインターナルミキサー、オー
プンロール、ニーダー、二軸混練押出機、ヘンシェルミ
キサーなどの公知の混練装置を用いる事が出来る。ま
た、同時に、可塑剤、酸化防止剤、ゲル化促進剤、銅害
防止剤、着色剤、充填剤等の各種添加剤も添加すること
ができる。
【0015】次に本発明において、フィルムの積層にあ
たっては、ドライラミネート、ウエットラミネート、押
出しラミネート法などの各種ラミネート手段で積層する
か、または上記のように必要に応じて両フィルム層1,
2間に更に架橋型(例えば、ウレタン系プライマー)の
プライマー層4を介して接着させても良い(図1b)。
また、本発明において、積層フィルムで導体を挾持して
埋込んだ後、遊離放射線あるいは可視光を照射して、架
橋して耐熱性を向上させるのも得策である。遊離放射線
源としては、一般的に用いられる電子線やγ線を使用す
る事ができる。
【0016】かかる遊離性放射線の照射線量について
は、被照射積層フィルムの厚さに関係があり、とくに限
定するものではないが、通常2〜30Mradが好まし
い。その理由は、2Mrad未満の場合には放射線照射
の効果を発揮する事ができず、また30Mradを超え
る場合には、ポリエステル層およびプライマー層の分子
の崩壊が顕著となり、該フィルムが劣化するおそれがあ
る。上記遊離性放射線架橋の場合には、トリアリルイソ
シアヌレート、トリメチルプロパントリメタクリレート
などの架橋促進剤を使用することができる。なお、架橋
型(例えば、ウレタン系プライマー)プライマーに替え
て通常の非架橋型のプライマーを使用した場合には、た
とえ放射線照射により架橋したとしても、105℃のご
とき高温で折り曲げた場合、折り曲げ部分の接着層の端
部が剥離する恐れがあり適当でない。
【0017】
【作用】本発明テープ電線においては、導体埋め込み層
である難燃剤を含みまたは含まないポリ塩化ビニル組成
物に、ポリエステル系接着剤、および/またはエポキシ
系接着剤を5〜50%混合してなる混合物フィルム層
を、ポリエステル樹脂フィルム層に対して直接積層させ
るか、必要に応じて両フィルム層間に架橋型プライマー
層を介在させ積層して積層フィルムを形成している。そ
して前記混合物層を対向させ、両積層フィルム間に、複
数本の電気導体を所望の間隔で隔離して挾持して埋め込
んでテープ電線としたものであり、したがってフィルム
相互の界面、あるいはこれらと電気導体界面における接
着保持性が驚く程向上し、しかもこれが高温下において
も低下しないなど安定性を保ち、綜合的に安定した電気
特性を示すのである。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例にて説明す
る。 実施例1〜10 ポリ塩化ビニル組成物に、表1に示した量のポリエステ
ル系接着剤および/またはエポキシ系接着剤と、ハロゲ
ン系あるいはリン系難燃剤、三酸化アンチモンを添加
し、インテンシブミキサーで160℃で10分間混練り
した後、厚さ50μmのフィルム層1を得た。このフィ
ルム1と厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(以下PETフィルム)2とを160℃の押出し
ラミネート法にて密着させ積層フィルム3を得た。次い
で、得られた2枚の積層フィルムをその接着混合物層1
を図2の如く対向させその間に所望間隔毎に4本の平角
銅導体5を並べ挾持させ、それを170℃の熱ロール間
を通して加熱圧着し図3に示すような実施例1〜10の
テープ電線を得た。
【0019】得られたテープ電線に関し以下の評価試験
を行い、結果を同表1に示した。 難燃性評価:JIS K 6911およびULに準拠し
て行った。 端末処理性:自社の端末処理機による評価。 可動用配線としての評価:400mmの電線に10Rの曲
げ径にてU字型に配線し、片方の端末を固定し、もう一
方の端末をストローク200mm移動させ導体の断線に至
る往復の回数を求めた。
【0020】
【表1】
【0021】実施例11〜20 実施例1と同様の方法で得た厚さ50μmの接着混合物
層用フィルム1と、厚さ38μmのPETフィルム2と
の間に、厚さ3μmの熱架橋型のポリウレタン系プライ
マーを介在させドライラミネート法による積層フィルム
を得た。得られた積層フィルムを用い実施例1と同様の
評価を行い結果を表2に示した。
【0022】
【表2】
【0023】比較例1〜5 導体埋め込み層のベースとなる重合体の種類を表3のよ
うに変えた以外は実施例1と全く同様に行い、比較例1
〜5のテープ電線を得た。これらのテープ電線について
同様に評価し結果を同表3に示した。
【0024】
【表3】
【0025】上記表1〜3の結果によれば、本発明実施
例によるテープ電線は、上述の耐熱試験に全て良好な結
果を与えることは勿論、可動配線性及び端末処理性にも
全て優れた評価結果を示し、綜合的に評価して著しく優
れた特性を示すものであった。これに対して比較例によ
るものは、例えば上記可動配線性に優れた比較例2,4
及び5は、その端末処理性に問題があり、一方端末処理
性に優れた比較例1,3は可動配線性に難点があるな
ど、綜合的に特性のバランスに欠けるのが避けられない
ことが明らかであった。
【0026】
【発明の効果】以上の説明及び上記実施例の結果から明
らかなように、本発明の難燃性耐熱テープ電線は、難燃
性、耐熱性が著しく向上されるばかりでなく、端末処理
性及び可動配線性に著しく優れ、全体的にバランスのと
れた特性を示し上記従来の問題点を一掃し得る効果を示
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ電線に使用される積層フィルム
の断面図。
【図2】積層フィルム間の導体設置説明図。
【図3】一実施例のテープ電線断面図。
【図4】従来のテープ電線用積層フィルム断面図。
【図5】従来の積層フィルム間導体配置図。
【図6】従来のテープ電線断面図。
【符号の説明】
1 塩化ビニル混合物層(導体埋め込み層) 2 ポリエステル樹脂フィルム層 3 積層フィルム 4 架橋型プライマー層 5 電気導体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニル組成物に、ポリエステル
    系接着剤、および/またはエポキシ系接着剤を5〜50
    %混合してなる混合物フィルム層、とポリエステル樹脂
    フィルム層を直接積層させるか、必要に応じて両フィル
    ム層間に架橋型プライマー層を介在させ積層してなる積
    層フィルムの2枚をその混合物フィルム層を対向させ、
    両積層フィルム間に、複数本の電気導体を所望の間隔で
    隔離して配置し挾持して埋め込んだことを特徴とする耐
    熱テープ電線。
JP3139497A 1991-05-16 1991-05-16 テープ電線 Pending JPH05101716A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1012050A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Nitto Denko Corp テープ電線端末補強シート
JP2007012444A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sumitomo Electric Ind Ltd フラットケーブル用絶縁フィルムおよびそれを用いたフラットケーブル

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