JPH0510327Y2 - - Google Patents

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JPH0510327Y2
JPH0510327Y2 JP10008287U JP10008287U JPH0510327Y2 JP H0510327 Y2 JPH0510327 Y2 JP H0510327Y2 JP 10008287 U JP10008287 U JP 10008287U JP 10008287 U JP10008287 U JP 10008287U JP H0510327 Y2 JPH0510327 Y2 JP H0510327Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に小型で大量生産される電磁ポン
プ、電磁弁などに適用する電磁コイルに関する。
〔従来の技術〕
この種の電磁コイルは生産能率を高めるために
製作工程上に自動化が導入され、コイルの捲枠や
端子金具等に種々の改良が加えられ工夫が施され
ている。
例えば、実開昭62−24177号公報、実開昭62−
87413号公報に開示せられた様に、ボビンに設け
た雄端子或は同じくコイルのスプールに一体に備
えたプリント板への取り付け端子と巻線配線端子
からなるL形リード線の前記巻線配線端子もしく
は中継端子に備えた巻線配線端子に、前記二つの
従来技術の何れの場合にもコイル電線の巻始め部
分および巻終り部分をそれぞれ巻掛けて係止接触
させてその接触箇所をハンダ付けして接続を行う
構成としてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
電磁コイルの巻線は、例えばポリウレタン被覆
の所謂エナメル被覆絶縁銅線(以下単に電線とい
う)を捲枠に捲回積層するのであるが、この捲装
作業時に電線に引張荷重がかかつて、捲始め電線
端末部を巻線係止接続部に捲掛け係止させ、しか
る後巻枠に捲回し、捲終り電線端末部を同様に捲
線係止接続部に捲掛け係止しこれを切断して捲線
作業を終り、前記両捲線係止接続部にハンダ付け
をして電気的接続を完了する。それ故、前記捲始
めおよび捲終り電線端末部は緊張状態でそれぞれ
の捲線係止接続部に固定されているわけである。
そしてこれら小型の電磁コイルの捲線の直径は
0.1mm内外という程度の甚だ細い場合が多くもと
もと切断され容い。
しかして、この種の電磁コイルは、電磁ポンプ
や電磁弁に適用し、例えば燃焼機器への燃料給送
もしくは燃料送油管に付設して用いられる場合に
は、燃焼前には−20℃、燃焼時には+50℃程度の
雰囲気温度となり温度差も大きくなる場合があ
り、これに加えて電磁コイル自体が通電による温
度上昇60〜70℃degとなるので益々温度差が大き
くなる。また、冷房機器や冷凍機器の冷媒もしく
は冷水の移送時にこれら電磁ポンプや電磁弁を利
用するときもやはり雰囲気温度差は大きい。
これらの場合に於ける電磁コイルの雰囲気温度差
が大きくなり、電磁コイル自体も温度差が大であ
ることは、電線の膨脹、収縮による伸縮の度合の
大きいことを意味し、特に収縮時に前記電線の捲
始めもしくは捲終り端末部がそれぞれの捲線係止
接続部の接続際から切断する事故がしばしばあつ
た。また、電磁ポンプの作動時の微振動や、電磁
ポンプもしくは電磁弁を備えた前記燃焼機器もし
くは冷房機器運転時の振動は一層前記電線の切断
を助長するものである。
さらに、外部すなわち電源と電気接続するため
に雄端子を雌端子に挿入もしくは接続を切り離す
際に加わる外力が前記雄端子と一体の前記捲始め
および捲終りの捲線係止接続部に伝わり、各電線
端末部の切断の要因に加わるものであつた。
本考案は、上述した従来技術に於ける欠陥を排
除して、前記捲線の捲始めおよび捲終り電線端末
部の切断を防止し、捲線係止接続部への接続を容
易確実に作業性を良好にすると共に、前記捲線係
止接続部および外部と電気接続する雄端子を一体
に備えた端子金具を電磁コイルの捲枠の鍔に強固
に取付固定したうえ、捲線の捲始めおよび捲終り
電線端末部分の絶縁を確実に保護した信頼性の高
くしかも廉価に大量生産できる電磁コイルを提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかゝる電磁コイルは、中空軸の両端部
および/叉はその中間に設けた鍔を有する絶縁体
をもつて成るコイル捲枠の前記少くとも1個の鍔
に、外部と電気接続するための雄端子と捲線係止
接続部とを各々備えた端子金具を設けたものにお
いて、コイルの捲線の捲始め電線端末部と捲終り
電線端末部をそれぞれ引掛け迂回させ、コイル捲
装後に除去可能とした前記両電線端末部の緊張を
弛緩用の余張ピンを、前記鍔に備えた捲始め電線
の案内溝とその捲線係止接続部ならびに捲終り電
線の案内溝とその捲線係止接続部の各々間に臨み
前記鍔の外側にそれぞれ設けた構成とすることに
よつて、その目的を達成するものである。
〔考案の実施例とその作用〕
つぎに本考案の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
第1a図は本考案の一実施例の正面図、第1b
図、第1c図、第1d図はそれぞれ、第1a図の
平面図、側面図、底面図である。第2a図は第1
a図の底蓋を除いた背面拡大部分図、第2b図は
第2a図の余張ピン部分の側断面図、第3図は底
蓋を除いた第1c図の底面斜視図、第4図は底蓋
の平面斜視図である。前記第1a図乃至第1d図
および第3図、第4図も実際の2倍程度に拡大し
て作図してある。
以上の図に於いて、中空軸1の両端部に設けた
鍔2,3を有する合成樹脂などによる絶縁体で一
体成型された捲枠の前記鍔2の外側に穿けられた
挿入窓17a,17bから外部と電気接続するた
めの雄端子5a,5bの部分を前記外側に留めて
緊と挿入された端子金具7a,7bは、その反対
側の鍔2の外側に同じく挿入窓を経て突出させた
捲線係止接続部6a,6bをそれぞれ備えてい
る。
また、前記端子金具7a,7bにはそれぞれ係
止穴18a,18bを備えて、鍔2の裏側に設け
た突起19a,19bに嵌合して緊と固定する。
なお、第3図における端子金具7aはその係止穴
18aの一部を破断して突起19aの形状を示し
た作図をしてある。
鍔2には、捲始めの電線端末部を捲掛けて係止
する捲線係止接続部6aから巻枠の中空軸1の根
本に接線状に電線を導き、外部に対して遮蔽して
保護する案内溝12を設け、この案内溝12と捲
線係止接続部6aとの間に臨み余張ピン挿入溝1
1に挿入される。例えば図示しないが捲線機の捲
枠保持軸のフランジに備えてその軸方向に摺動す
る摺動型余張ピン10が設けられる。
捲線作業の際に、先ず電線を捲線係止接続部6
aに捲掛けて係止してから捲始め電線端末部15
を前記摺動型余張ピン10の外周要部に接してか
ら前記案内溝12内を通り中空軸1の外周に接し
て捲付けられ、以後積層して捲回される。
この様に多層に捲線を施した場合に、捲始め電
線が前記案内溝12内に入り保護されているから
この部分が擦過摩耗して絶縁被覆を損傷して絶縁
不良、断線することを防止している。
捲線4の捲終り電線端末部16は、捲線4の外
周下部から鍔2の外側に設けた余張ピン8に引掛
け迂回後捲線係止接続部6aに捲掛け係止させ切
断される。
以上の捲装後、捲枠が捲線機から取外される際
に、摺動型余張ピン10も除去され、中空軸1の
外周に接線を画く様に捲線係止接続部6aとの間
に穿つた案内溝12に到る一辺に対して恰かもこ
れをさしはさむ略三角形の二辺をなす様に摺動型
余張ピン10に引掛られ緊張していた捲始め電線
端末部15は弛緩する。
一方、捲線4の外周からこれに接線を画く様に
捲線係止端末部6aとの間に穿つた案内溝13に
対して略三角形の三辺をなす様に余張ピン8に引
掛けられて迂回し緊張されていた捲終り電線端末
部16も、前記余張ピン8を折つて除去すること
によつて弛緩する。
余張ピン8は、第2b図に示す様にカルデラ状
凹部の中心に設けた針状突起で鍔2と一体に成形
され、根本から折り易くしてある。なお、余張ピ
ン8は鍔2と一体成形でなく、別体のものを鍔2
へ挿入し植込んだものであつても差支ない。
以上説明した様に、両方の余張ピン8,10除
去後、捲始めおよび捲終り電線端末部15,16
の弛緩部分を案内溝12,13にそれぞれゆるく
入れ込む。また、前記両電線端末部15,16は
それぞれ捲線係止接続部6a,6bをハンダ付け
することにより端子金具7a,7bとそれぞれ接
続固定される。
鍔2の裏側に設けた筒端末21、係止穴20
a,20b,20cと、底蓋22の上側に設けた
穴24、突起23a,23b,23cとをそれぞ
れ嵌合させて底蓋22は鍔2に嵌着固定される。
この底蓋22を鍔2に嵌着固定することで、捲始
めおよび捲終り電線端末部15,16とその捲線
係止接続部6a,6bは外部に対して電気絶縁性
と機械強度的にさらに保護される。
本考案における端子金具の配置は以上説明した
ように一方の鍔に限定するものでなく、両方の鍔
に配置することもできる。また、上述のような一
個所の捲枠でなく二個所叉はそれ以上の分割捲枠
すなわち、中空軸の両端のみならず、その中間に
も鍔を設けた所謂分割捲枠を有する電磁コイルの
場合にあつても、その中間の鍔に端子金具を配置
することができるものである。
つぎに本考案の他の実施例を第5図、第6図、
第7図を参照してこれを説明する。
第5図はその斜視外観図、第6図は第5図の端
子金具を取出して配列した斜視外観図、第7図は
第5図のものの正面図である。
中空軸1′の両端部に鍔2′,3′を設け、さら
に前記鍔2′はその外側要部に端子板部25を備
えて一体成型された合成樹脂などの絶縁体をもつ
て成る。
端子板部25にはその上面に挿入窓17a′,1
7b′,17c′を開口した長方形の堅孔を設け、こ
れに端子金具7a′,7b′,7c′がそれぞれ一体の
係止片14a,14b,14cの部分を緊く挿入
し、かつ係止バネ部27a,27b,27cによ
つて鉤止される様にして固定されている。
端子金具7a′,7b′,7c′は、前記係止片14
a,14b,14cと係止バネ部27a,27
b,27cを一体に備えるほか各係止片の下部に
伸長した捲線係止接続部6a′,6b′,6cを各々
備えてこれを端子板部の下方に露出させ、さらに
端子金具7b′,7cは、係止片14b,14cか
ら直角に曲げ端子板部25の両側方にそれぞれ突
出させた雄端子5b′,5cを一体に備えている。
そしてさらに、各係止片14a,14b,14c
の上端中央部に、固定抵抗器もしくは整流子など
電気部品の脚すなわちリードを嵌込むスリツト2
6a,26b,26cを設けてある。
なお、端子板部25にさらに雄端子付の端子金
具を追加することもできて、この場合には交流電
源の50Hzを利用するものに比し60Hzのときには電
磁コイルのインピーダンスが多くなるので50Hzの
ときと同等の磁気吸引力を得るために、コイルの
捲数を減じた中間タツプを出す必要のあるときそ
の端子金具とするなどの利用法がある。
本実施例の場合も前述の実施例同様に、端子金
具を鍔2′に設けるほか、鍔3′もしくは鍔2′,
3′の中間に備えた鍔に設けることも可能である。
端子板部25の正面の外側から鍔2′の中空軸
1′の付根の外周に到る前記捲線係止接続部6
a′からほゞ接線状に捲始め電線を導き、外部に対
してこれを遮蔽して保護する案内溝12′を設け、
前記捲始め電線端末部15′を引掛けて迂回させ
るための余張ピン9が前記捲線係止接続部6a′と
案内溝12′との間に臨んで端子板25の正面外
側に設けられている。
また、捲線4′の外周から捲線係止接続部6
b′に到る鍔2′の外側部から端子板部25の正面
外側に、捲終り電線を導き外部に対してこれを遮
蔽して保護する案内溝13′と、捲線係止接続部
6b′の間に臨んで前記捲終り電線端末端末部1
6′を引掛迂回させる余張ピン8′を設ける。
捲線捲装後前記余張ピン9,8′はこれを折つ
て除去し、前記捲始めおよび捲終り電線端末部1
5′,16′はそれぞれ緊張を解かれてその弛緩部
分を前記案内溝12′,13′へゆるく入れ込む処
理をすれば、該両電線端末部15′,16′は、前
記雰囲気温度ならびに電磁コイル自体の発熱温度
変化による膨脹収縮や、振動、および外部と電気
接続するために加はる外力による端子と一体の捲
線係止接続部6a′,6b′からの切断を防止する緩
和作用がある。
捲線捲装後、両電線端末部15′,16′はそれ
ぞれの捲線係止接続部6a′,6b′にその端末をハ
ンダ付される。
以上の捲装およびハンダ付作業は自動化するこ
とができる。
雄端子5cをもつ端子金具7cのスリツト26
cと端子金具7a′のスリツト26aとに、固定抵
抗器28の脚すなわちリードをそれぞれ嵌込んで
ハンダ付をすれば、電磁コイルの抵抗値のバラツ
キを補正して、その出力すなわち磁力を一定に揃
えることができる。また、前記両スリツトに整流
素子のリードをそれぞれ接続すれば、この電磁コ
イルに交流電源を半波整流した電流を付勢する場
合に役立つ。
第5図乃至第7図に示す実施例におけるその他
の説明は、第1a図乃至第4図に示す前の実施例
と同様であるから以下その説明は省略する。
なお、端子金具はこれを捲枠の鍔に入込んで成
形しても差支ない。
〔考案の効果〕
以上説明した様に、本考案による電磁コイルの
捲枠の捲始めおよび捲終り電線端末部側にそれぞ
れ捲装後に除去可能な余張ピンを設け、捲装時に
は前記余張ピンに引掛け迂回させた捲始めおよび
捲終り電線端末部を、前記余張ピンを除去するこ
とで、恰かも略三角形の二辺を形成する様な前記
迂回していた電線の余張分が弛み、捲線と端子金
具の捲線係止接続部間の捲始めおよび捲終り電線
端末部の緊張されていたものが弛緩するので、雰
囲気温度や電磁コイルへ通電時の温度上昇による
温度変化のための伸縮ならびに、前記電磁コイル
を取付けた機器の作動時の振動、および電磁コイ
ルを外部と電気接続するときの端子着脱時の外力
の影響を緩和しこれを回避するので、前記捲始め
および捲終り電線端末部が、その捲線係止接続部
から断線する事故を防止することができる。
また、前記端子金具の捲線係止接続部は、捲枠
の鍔の外側に露出しているから、捲線作業時これ
に捲掛けて係止し、コイル捲装後ハンダ付する端
末処理作業を容易確実に全自動化することができ
て大量生産に適し、コストダウンと生産性ならび
に信頼性が向上する。
そして鍔および端子板部に、捲き始めおよび捲
終り用の案内溝を備えており、電線を外部に対し
て遮蔽して保護するから、特に捲始めの電線が捲
線を多層に捲回するときに擦過摩耗して絶縁不良
や断線等の事故を防止する。
さらに、端子金具は鍔およびその端子板部に緊
と固定され、以上述べた理由により電気的にも機
械的にも安定する。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本考案の実施例の正面図、第1b
図、第1c図、第1d図はそれぞれ、第1a図の
平面図、側面図、および底面図である。第2a図
は第1a図の底蓋を除いた背面拡大部分図、第2
b図は第2a図の余張ピンの側断面部分図、第3
図は底蓋を除いた第1c図の底面針視図、第4図
は底蓋の平面斜視図、第5図は、本考案の他の実
施例の斜視外観図、第6図は第5図の端子金具を
取出して配列した斜視外観図、第7図は第5図の
正面図である。 1,1′……中空軸、2,2′,3,3′……鍔、
4,4′……捲線、5a,5b,5c,5b′……
雄端子、6a,6b,6a′,6b′……捲線係止接
続部、7a,7b,7a′,7b′,7c……端子金
具、8,8′,9……余張ピン、10……摺動型
余張ピン、12,13,12′,13′……案内
溝、15,15′……捲始め電線端末部、16,
16′……捲終り電線端末部,22……底蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空軸の両端部および/叉はその中間に設けた
    鍔を有する絶縁体をもつて成るコイル捲枠の前記
    少くとも1個の鍔に、外部と電気接続するための
    雄端子と捲線係止接続部とを各々備えた端子金具
    を設けたものにおいて、コイルの捲線の捲始め電
    線端末部と捲終り電線端末部をそれぞれ引掛け迂
    回させ、コイル捲装後に除去可能とした前記両電
    線端末部の緊張を弛緩用の余張ピンを、前記鍔に
    備えた捲始め電線の案内溝とその捲線係止接続部
    ならびに捲終り電線の案内溝とその捲線係止接続
    部の各々間に臨み前記鍔の外側にそれぞれ設けた
    ことを特徴とする電磁コイル。
JP10008287U 1987-07-01 1987-07-01 Expired - Lifetime JPH0510327Y2 (ja)

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JP10008287U JPH0510327Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

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JPS646015U JPS646015U (ja) 1989-01-13
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JP5002774B2 (ja) * 2007-06-04 2012-08-15 多摩川精機株式会社 差動変圧器のボビン構造
JP6118173B2 (ja) * 2013-05-24 2017-04-19 株式会社不二工機 電磁コイル
JP2017103288A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁石装置およびそれを備えた移動体

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