JPH0510381B2 - - Google Patents
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- JPH0510381B2 JPH0510381B2 JP59196199A JP19619984A JPH0510381B2 JP H0510381 B2 JPH0510381 B2 JP H0510381B2 JP 59196199 A JP59196199 A JP 59196199A JP 19619984 A JP19619984 A JP 19619984A JP H0510381 B2 JPH0510381 B2 JP H0510381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epr
- parts
- resistance
- weight
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は高価であるが耐久性に優れ自動車用の
機能部品を始めとする高度の耐久性を要求する工
業用品の分野への展開が進んでいるエチレン−カ
ルボン酸ビニル−アクリル酸エステル系共重合体
と、安価で中庸な耐久性を有するエチレン−プロ
ピレン共重合体もしくはエチレン−プロピレン−
ジエン系モノマー共重合体を混合し、比較的安価
で、より耐久性の高い工業用品素材を提供すべく
研究を進めた結果得られたもので、エチレン−カ
ルボン酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体
(以下しばしばERという)とEPMもしくは
EPDMと表記されるエチレン−プロピレン共重
合体もしくはエチレン−プロピレン−ジエンモノ
マー共重合体(以下しばしばEPRと総称する)
との混合物100重量部(以下phrという)におい
てERが20phr以上80Phr以下であり、EPRが
20phr以上80phr以下であり、この混合物100phr
に対し過酸化物1.5〜5phrを配合することにより、
この目的を達したものである。 (従来の技術) EPRは先述の如く、中庸な耐久性を有する安
価なゴムであるため近年、大量に使用される様に
なつてきたが、耐油性が著しく劣るという本質的
な欠点を有するため、耐油性を併せ要求する分野
にはEPRを用いることができなかつた。 そこでEPRと耐油性の優れたゴムをブレンド
する方法が試みられてきたが、EPRは非極性で
あり、耐油性の優れたゴムは極性が強いため、(1)
両者が良く混り合うことは不可能であること、(2)
加硫剤が両者に等しく混入され尚かつ等しく加硫
反応を生ぜしめることも非常に難しいことが知ら
れている。(1)と(2)の困難性のため、両者の混合物
の性能は両者の混合比と、両者単味の性能から比
例配分によつて求められる所謂予測値より大幅に
ずれ、実用的な性能を発現し得ないことが通例で
ある。 最近、この困難を克服しEPRとNBRを混合し
た素材(例えば日本合成ゴム社製JSR NE)が発
表された。 (発明が解決しようとする問題点) ところがEPRとNBRのブレンドではNBRが
EPRより耐熱性、耐オゾン性に劣るため、その
ブレンド物はEPRの耐熱性、耐オゾン性を越え
るゴム素材を提供し得ないという欠点を有する。 ERは耐熱性、耐オゾン性がNBRより遥かに優
れ、耐油性はNBRと同等であるためEPRとERと
の混合物が両者の特性を兼備することができれ
ば、EPRよりも耐熱性、耐非極性液に優れ、ER
より安価で耐非極性液に優れたゴム素材を提供す
ることができる。 (問題点を解決するための手段) 本発明はエチレン−カルボン酸ビニル−アクリ
ル酸エステル共重合体20重量部以上80重量部以下
とエチレン−プロピレン共重合体またはエチレン
−プロピレン−ジエンモノマー共重合体20重量部
以上80重量部以下の混合物100重量部に対し、過
酸化物1.5重量部以上5重量部以下を配合してな
ることを特徴とするゴム組成物である。 EPRにERを混合して耐熱性、耐非極性液に優
れたゴム素材とするためには基本的にER自体が
耐熱性及び耐非極性液に優れたゴム状物質である
ことが必要であり、ERは共重合体が室温下でゴ
ム状物質であるためにはエチレンが必要であり、
耐熱性、耐非極性液、耐寒性を併せ有するためカ
ルボン酸ビニルとアクリル酸エステルが必要であ
る。 ERとしてはエチレンが2重量部以上30重量部
以下、カルボン酸ビニルが15重量部以上80重量部
以下、アクリル酸エステルが20重量部以上80重量
部以下の、共重合体が好ましいゴム状物質を与え
る。 ERは通常の乳化重合又は懸濁重合により得る
ことができる。カルボン酸ビニルは酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルがその代表例であり、酢酸ビ
ニルが最も工業的に安価に入手でき、かつERに
耐非極性液の性能を与える上で好ましい。 アクリル酸エステルは式(1)または(2)で表され、
式(1)の化合物ではアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸2エチルヘキシルが代表的であ
り、式(2)の化合物ではアクリル酸メトキシチメチ
ル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エト
キシメチル、アクリル酸エトキシエチルが一般的
である。 式(1) CH2=CHCOO−R1 (但しR1は炭素数3〜8のアルキル基である。) 式(2) CH2=CHCOO−R2−R3 (但しR2は炭素数1〜4のアルキレン基で、R3
は炭素数1〜4のアルコキシアルキル基である。) EPRとERの混合物における両者の割合は混合
物100phrにおいてERが20phr以上80phr以下であ
り、ERが20phr未満では混合物の耐熱性、耐非極
性液の改善が不十分であり、80phrを越えると比
較的安価な組成物を得るという目的が次第に薄
れ、また極性液体に対する耐久性が損なわれる。 過酸化物はゴムの加硫に通常用いられるものは
全て適用可能であるが、ジアルキルパ−オキサイ
ド系の過酸化物が最適である。この類の過酸化物
として1,1ジ−(tブチルパーオキシ)3,3,
5トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,
4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、
ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キシジ−イソプロピルベンゼン、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン−3が挙げられる。 過酸化物はEPRとERの合計量100phrに対し1.5
〜5phr必要とする。1.5phr未満では加硫度が不足
で実用強度が得られにくい。5phrを越えると加
硫過剰で加硫物の伸びが低下する。 混合物の架橋は多官能性単量体を併用すること
がより効果的であり、その量はEPRとERの混合
物100phrに対し15phr以下が適量である。過剰の
多官能性単量体は架橋物の可撓性を失うので望ま
しくない。多官能性単量体としてはトリメチロー
ルプロパントリメタアクリレートが最も効果的
で、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシ
アヌレート、トリアリルトリメリテートがこれに
次ぐ。ジアリルフタレート、1,2−ポリブタジ
エン等も適用可能である。 ラジカル捕捉剤、チオ尿素誘導体を併用するこ
とは架橋物の物性のバランスを取る上で有効であ
り、ラジカル捕捉剤はEPRとERの混合物100phr
に対して3phr以下、チオ尿素誘導体は5phr以下
の使用が望ましい。ラジカル捕捉剤を多量に用い
ると、過酸化物を徒らに消費し、架橋物の物性の
バランスを取る目的から逸脱する。チオ尿素誘導
体も多量に用いると架橋物の物性が却つて低下す
る逆効果を生じる。先述の範囲内で単独あるいは
併用するのが望ましい。 ラジカル捕捉剤は重合禁止剤、老化防止剤が用
いられ、代表例として夫々フエノチアジン、2,
6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールが挙げられ
る。 混合物にはこの他に混合物の用途に合わせて、
ゴム工業で用いられる種々の充填剤、可塑剤、加
工助剤、安定剤を添加することができる。 混合物の作製はゴム工業で用いるミキシングロ
ール又は密閉混合機にゴム単体と同様に両者を投
入することにより容易に達成され、特別な混合操
作を必要としないことも本発明の特長のひとつと
言える。 (作用) ERとEPRの混合物はERが極性の強い共重合体
であるが故にERとEPRの細い相溶が達成され
ず、加硫物の引張特性は両者の単体の引張特性と
混合比から算術的に推定される水準に達しないこ
とが多い。この事実は本来は両者に混合の利点な
しとして先ず第1に排除されるべきものである。
しかし本発明においては混合物の特性が両者の中
間に達することは無くとも相溶が悪い時に度度生
ずる極めて低い引張強度までには低下せず実用上
問題の無い水準には維持されていることがひとつ
の特長であり、更に、老化前の物性は上述の如く
混合の利点が認められないにもかかわらず熱空気
曝露後の物性、高温油に浸漬した後の体積変化率
及び耐寒性には、混合比に応じた改良が認められ
ることが本発明の最大の利点である。 (実施例) 以下に実施例をもつて本発明の有効性を具体的
に説明する。配合量は重量部である。 実施例1〜3 比較例1〜2 ERとして電気化学工業(株)製デンカER−3400P
(エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸メトキシエ
チル共重合体)、EPRとして三井石油化学社製
EPM、EPT0045を用い表−1に示す配合処方で
配合物を作製し、ゴム試験を行なつた。結果を表
−1に示す。 尚、混練は8インチロールを用い、プレス加硫
を170℃で10分した後、ギヤーオーブンにて150℃
で4時間後加硫を行なつて試験片を作製した。 ゴム試験はJIS K6301に準拠した。 実施例1〜3に示す如く、ERとEPRの混合物
よりなる本発明の組成物は引張強さが、混合比か
ら予想される水準より低位にあるが実用上のレベ
ルに有る。熱老化後の引張強さは老化前の物性と
異なり、ERとEPRの混合比から予想されるレベ
ルにあり、混合の効果が端的に現れて、老化後の
引張強さはERの混合により改善されてくる。ま
た、耐油性も発明の範囲の混合物はERの混合効
果が現れ、EPR単味より優れた耐油性を与える。 従つて、本発明の組成物はERより安価で、
EPRよりも耐油性、耐熱性に優れた有用な素材
を提供することができる。 本発明の組成物は耐潤滑油性と耐熱性を併せ要
求される種々の工業部品(ベルト、ホース、ガス
ケツト、ブーツ等)、特に自動車部品に好適な素
材である。
機能部品を始めとする高度の耐久性を要求する工
業用品の分野への展開が進んでいるエチレン−カ
ルボン酸ビニル−アクリル酸エステル系共重合体
と、安価で中庸な耐久性を有するエチレン−プロ
ピレン共重合体もしくはエチレン−プロピレン−
ジエン系モノマー共重合体を混合し、比較的安価
で、より耐久性の高い工業用品素材を提供すべく
研究を進めた結果得られたもので、エチレン−カ
ルボン酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体
(以下しばしばERという)とEPMもしくは
EPDMと表記されるエチレン−プロピレン共重
合体もしくはエチレン−プロピレン−ジエンモノ
マー共重合体(以下しばしばEPRと総称する)
との混合物100重量部(以下phrという)におい
てERが20phr以上80Phr以下であり、EPRが
20phr以上80phr以下であり、この混合物100phr
に対し過酸化物1.5〜5phrを配合することにより、
この目的を達したものである。 (従来の技術) EPRは先述の如く、中庸な耐久性を有する安
価なゴムであるため近年、大量に使用される様に
なつてきたが、耐油性が著しく劣るという本質的
な欠点を有するため、耐油性を併せ要求する分野
にはEPRを用いることができなかつた。 そこでEPRと耐油性の優れたゴムをブレンド
する方法が試みられてきたが、EPRは非極性で
あり、耐油性の優れたゴムは極性が強いため、(1)
両者が良く混り合うことは不可能であること、(2)
加硫剤が両者に等しく混入され尚かつ等しく加硫
反応を生ぜしめることも非常に難しいことが知ら
れている。(1)と(2)の困難性のため、両者の混合物
の性能は両者の混合比と、両者単味の性能から比
例配分によつて求められる所謂予測値より大幅に
ずれ、実用的な性能を発現し得ないことが通例で
ある。 最近、この困難を克服しEPRとNBRを混合し
た素材(例えば日本合成ゴム社製JSR NE)が発
表された。 (発明が解決しようとする問題点) ところがEPRとNBRのブレンドではNBRが
EPRより耐熱性、耐オゾン性に劣るため、その
ブレンド物はEPRの耐熱性、耐オゾン性を越え
るゴム素材を提供し得ないという欠点を有する。 ERは耐熱性、耐オゾン性がNBRより遥かに優
れ、耐油性はNBRと同等であるためEPRとERと
の混合物が両者の特性を兼備することができれ
ば、EPRよりも耐熱性、耐非極性液に優れ、ER
より安価で耐非極性液に優れたゴム素材を提供す
ることができる。 (問題点を解決するための手段) 本発明はエチレン−カルボン酸ビニル−アクリ
ル酸エステル共重合体20重量部以上80重量部以下
とエチレン−プロピレン共重合体またはエチレン
−プロピレン−ジエンモノマー共重合体20重量部
以上80重量部以下の混合物100重量部に対し、過
酸化物1.5重量部以上5重量部以下を配合してな
ることを特徴とするゴム組成物である。 EPRにERを混合して耐熱性、耐非極性液に優
れたゴム素材とするためには基本的にER自体が
耐熱性及び耐非極性液に優れたゴム状物質である
ことが必要であり、ERは共重合体が室温下でゴ
ム状物質であるためにはエチレンが必要であり、
耐熱性、耐非極性液、耐寒性を併せ有するためカ
ルボン酸ビニルとアクリル酸エステルが必要であ
る。 ERとしてはエチレンが2重量部以上30重量部
以下、カルボン酸ビニルが15重量部以上80重量部
以下、アクリル酸エステルが20重量部以上80重量
部以下の、共重合体が好ましいゴム状物質を与え
る。 ERは通常の乳化重合又は懸濁重合により得る
ことができる。カルボン酸ビニルは酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルがその代表例であり、酢酸ビ
ニルが最も工業的に安価に入手でき、かつERに
耐非極性液の性能を与える上で好ましい。 アクリル酸エステルは式(1)または(2)で表され、
式(1)の化合物ではアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸2エチルヘキシルが代表的であ
り、式(2)の化合物ではアクリル酸メトキシチメチ
ル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エト
キシメチル、アクリル酸エトキシエチルが一般的
である。 式(1) CH2=CHCOO−R1 (但しR1は炭素数3〜8のアルキル基である。) 式(2) CH2=CHCOO−R2−R3 (但しR2は炭素数1〜4のアルキレン基で、R3
は炭素数1〜4のアルコキシアルキル基である。) EPRとERの混合物における両者の割合は混合
物100phrにおいてERが20phr以上80phr以下であ
り、ERが20phr未満では混合物の耐熱性、耐非極
性液の改善が不十分であり、80phrを越えると比
較的安価な組成物を得るという目的が次第に薄
れ、また極性液体に対する耐久性が損なわれる。 過酸化物はゴムの加硫に通常用いられるものは
全て適用可能であるが、ジアルキルパ−オキサイ
ド系の過酸化物が最適である。この類の過酸化物
として1,1ジ−(tブチルパーオキシ)3,3,
5トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,
4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、
ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キシジ−イソプロピルベンゼン、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン−3が挙げられる。 過酸化物はEPRとERの合計量100phrに対し1.5
〜5phr必要とする。1.5phr未満では加硫度が不足
で実用強度が得られにくい。5phrを越えると加
硫過剰で加硫物の伸びが低下する。 混合物の架橋は多官能性単量体を併用すること
がより効果的であり、その量はEPRとERの混合
物100phrに対し15phr以下が適量である。過剰の
多官能性単量体は架橋物の可撓性を失うので望ま
しくない。多官能性単量体としてはトリメチロー
ルプロパントリメタアクリレートが最も効果的
で、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシ
アヌレート、トリアリルトリメリテートがこれに
次ぐ。ジアリルフタレート、1,2−ポリブタジ
エン等も適用可能である。 ラジカル捕捉剤、チオ尿素誘導体を併用するこ
とは架橋物の物性のバランスを取る上で有効であ
り、ラジカル捕捉剤はEPRとERの混合物100phr
に対して3phr以下、チオ尿素誘導体は5phr以下
の使用が望ましい。ラジカル捕捉剤を多量に用い
ると、過酸化物を徒らに消費し、架橋物の物性の
バランスを取る目的から逸脱する。チオ尿素誘導
体も多量に用いると架橋物の物性が却つて低下す
る逆効果を生じる。先述の範囲内で単独あるいは
併用するのが望ましい。 ラジカル捕捉剤は重合禁止剤、老化防止剤が用
いられ、代表例として夫々フエノチアジン、2,
6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールが挙げられ
る。 混合物にはこの他に混合物の用途に合わせて、
ゴム工業で用いられる種々の充填剤、可塑剤、加
工助剤、安定剤を添加することができる。 混合物の作製はゴム工業で用いるミキシングロ
ール又は密閉混合機にゴム単体と同様に両者を投
入することにより容易に達成され、特別な混合操
作を必要としないことも本発明の特長のひとつと
言える。 (作用) ERとEPRの混合物はERが極性の強い共重合体
であるが故にERとEPRの細い相溶が達成され
ず、加硫物の引張特性は両者の単体の引張特性と
混合比から算術的に推定される水準に達しないこ
とが多い。この事実は本来は両者に混合の利点な
しとして先ず第1に排除されるべきものである。
しかし本発明においては混合物の特性が両者の中
間に達することは無くとも相溶が悪い時に度度生
ずる極めて低い引張強度までには低下せず実用上
問題の無い水準には維持されていることがひとつ
の特長であり、更に、老化前の物性は上述の如く
混合の利点が認められないにもかかわらず熱空気
曝露後の物性、高温油に浸漬した後の体積変化率
及び耐寒性には、混合比に応じた改良が認められ
ることが本発明の最大の利点である。 (実施例) 以下に実施例をもつて本発明の有効性を具体的
に説明する。配合量は重量部である。 実施例1〜3 比較例1〜2 ERとして電気化学工業(株)製デンカER−3400P
(エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸メトキシエ
チル共重合体)、EPRとして三井石油化学社製
EPM、EPT0045を用い表−1に示す配合処方で
配合物を作製し、ゴム試験を行なつた。結果を表
−1に示す。 尚、混練は8インチロールを用い、プレス加硫
を170℃で10分した後、ギヤーオーブンにて150℃
で4時間後加硫を行なつて試験片を作製した。 ゴム試験はJIS K6301に準拠した。 実施例1〜3に示す如く、ERとEPRの混合物
よりなる本発明の組成物は引張強さが、混合比か
ら予想される水準より低位にあるが実用上のレベ
ルに有る。熱老化後の引張強さは老化前の物性と
異なり、ERとEPRの混合比から予想されるレベ
ルにあり、混合の効果が端的に現れて、老化後の
引張強さはERの混合により改善されてくる。ま
た、耐油性も発明の範囲の混合物はERの混合効
果が現れ、EPR単味より優れた耐油性を与える。 従つて、本発明の組成物はERより安価で、
EPRよりも耐油性、耐熱性に優れた有用な素材
を提供することができる。 本発明の組成物は耐潤滑油性と耐熱性を併せ要
求される種々の工業部品(ベルト、ホース、ガス
ケツト、ブーツ等)、特に自動車部品に好適な素
材である。
【表】
【表】
実施例4〜6 比較例3
ERとして電気化学工業(株)製ER−8401P(エチ
レン−酢酸ビニル−アクリル酸n−ブチル共重合
体)を、EPRとして三井石油化学社製EPT0045
を用い、実施例1〜3と同一の方法にて組成物の
作製、試験を行なつた。配合処方とその結果を表
−2に示す。 実施例4〜6の組成物の老化前の引張強さは、
EPRとERの各単味の物性を反映せず、混合比か
ら予想される水準にはないが、熱老化後の引張強
さはER混合の効果が判然と現れ、EPR単味(比
較例5)より混合物(実施例4〜6)の引張強さ
が改善されている。また耐油性も比較例2に対し
改善が著しい。更に極性液体(エチレングリコー
ル/水等容混合物)に対する耐久性はER単味
(比較例3)よりも改善されている。 本発明の組成物は耐油性、耐極性液体のバラン
スが優れ耐熱性、耐寒性も高度の水準にあるので
通常の工業用品はもちろん、ラジエータホース、
ヒーターホース、ブーツ、ホースカバー等、耐熱
性、耐油性、耐液性、耐寒性を要求する分野に好
適の素材を提供する。
レン−酢酸ビニル−アクリル酸n−ブチル共重合
体)を、EPRとして三井石油化学社製EPT0045
を用い、実施例1〜3と同一の方法にて組成物の
作製、試験を行なつた。配合処方とその結果を表
−2に示す。 実施例4〜6の組成物の老化前の引張強さは、
EPRとERの各単味の物性を反映せず、混合比か
ら予想される水準にはないが、熱老化後の引張強
さはER混合の効果が判然と現れ、EPR単味(比
較例5)より混合物(実施例4〜6)の引張強さ
が改善されている。また耐油性も比較例2に対し
改善が著しい。更に極性液体(エチレングリコー
ル/水等容混合物)に対する耐久性はER単味
(比較例3)よりも改善されている。 本発明の組成物は耐油性、耐極性液体のバラン
スが優れ耐熱性、耐寒性も高度の水準にあるので
通常の工業用品はもちろん、ラジエータホース、
ヒーターホース、ブーツ、ホースカバー等、耐熱
性、耐油性、耐液性、耐寒性を要求する分野に好
適の素材を提供する。
【表】
実施例7〜9 比較例4〜5
ERとして電気化学工業(株)製ER−8401P、EPR
として三井石油化学社製EPT3045を用い、表−
3に示す処方にて組成物を作製して、実施例1〜
3と同様の方法で試験を行なつた。結果を表−3
に示す。 本発明の組成物(実施例7〜9)はEPR単味
(比較例5)に比較し耐油性が改善され、また熱
老化前の引張特性はEPR単味に劣るが、熱老化
後の引張特性はEPR単味に対して改良が著しい
ことが判る。(EPR単味は引張試験機に試験片を
装着する段階でキレツを生じてしまつた。) 本発明の組成物も耐熱性、耐油性を併せ要求す
る工業用品分野、例えばベルト、ホース、ガスケ
ツト、ダストカバー、シール等に好適な素材を提
供するものである。
として三井石油化学社製EPT3045を用い、表−
3に示す処方にて組成物を作製して、実施例1〜
3と同様の方法で試験を行なつた。結果を表−3
に示す。 本発明の組成物(実施例7〜9)はEPR単味
(比較例5)に比較し耐油性が改善され、また熱
老化前の引張特性はEPR単味に劣るが、熱老化
後の引張特性はEPR単味に対して改良が著しい
ことが判る。(EPR単味は引張試験機に試験片を
装着する段階でキレツを生じてしまつた。) 本発明の組成物も耐熱性、耐油性を併せ要求す
る工業用品分野、例えばベルト、ホース、ガスケ
ツト、ダストカバー、シール等に好適な素材を提
供するものである。
【表】
実施例 10〜13
ERとして電気化学工業(株)製ER−8401PをEPR
として三井石油化学社製EPDMEPT1045を用い、
表−4に示す配合処方で混合物を作製し、ゴム試
験を行なつた。結果を表−4に示す。 尚、混練は8インチロールを用いプレス加硫を
170℃で10分間行なつた後、ギヤーオーブンにて
150℃で4時間後加硫を行なつて試験片を作製し
た。 ゴム試験はJIS K6301に準拠した。
として三井石油化学社製EPDMEPT1045を用い、
表−4に示す配合処方で混合物を作製し、ゴム試
験を行なつた。結果を表−4に示す。 尚、混練は8インチロールを用いプレス加硫を
170℃で10分間行なつた後、ギヤーオーブンにて
150℃で4時間後加硫を行なつて試験片を作製し
た。 ゴム試験はJIS K6301に準拠した。
【表】
実施例14〜15 比較例6
表−5に示す配合処方に従い、8インチオープ
ンロールで混練を行つて厚さ2.4mmのシートに分
出しした後、プレス加硫機で170℃×10分のプレ
ス加硫を行なつた。そして更にこれをギヤーオー
ブン内で150℃×4時間の後加硫を行い、耐油性
試験を行つた。 耐油性試験は150℃のJISI号油に70時間浸漬後
の体積変化を測定した。結果を表−5に示す。 この試験結果から本願発明のゴム組成物はエチ
エン−カルボン酸ビニル共重合体とEPRの重合
体組成物よりも耐油性が優れることがわかる。
ンロールで混練を行つて厚さ2.4mmのシートに分
出しした後、プレス加硫機で170℃×10分のプレ
ス加硫を行なつた。そして更にこれをギヤーオー
ブン内で150℃×4時間の後加硫を行い、耐油性
試験を行つた。 耐油性試験は150℃のJISI号油に70時間浸漬後
の体積変化を測定した。結果を表−5に示す。 この試験結果から本願発明のゴム組成物はエチ
エン−カルボン酸ビニル共重合体とEPRの重合
体組成物よりも耐油性が優れることがわかる。
【表】
【表】
実施例及び比較例に使用した配合剤は次の通り
である。 (1) ユニロイヤル社製 老化防止剤
Naugard445 (2) 東海カーボン社製 HAF−LSカーボンブ
ラツク (3) 日本シリカ社製 ホワイトカーボン (4) 日本ユニカー社製 NUCシランカツプリン
グ剤A−172 (5) アデカアーガス社製 エステル系可塑剤 (6) 日本油脂社製 過酸化n−ブチル−4,4−
ビス−t−ブチルパーオキシバレレート40%品 (7) 大日本インキ社製 エステル系可塑剤 (8) 日本油脂社製 過酸化物ジクミルパー
オキサイド40%品 (9) エバフレツクスP− 三井デユポンケミカル社製 1905:
エチレン−酢酸ビニル共重合体
である。 (1) ユニロイヤル社製 老化防止剤
Naugard445 (2) 東海カーボン社製 HAF−LSカーボンブ
ラツク (3) 日本シリカ社製 ホワイトカーボン (4) 日本ユニカー社製 NUCシランカツプリン
グ剤A−172 (5) アデカアーガス社製 エステル系可塑剤 (6) 日本油脂社製 過酸化n−ブチル−4,4−
ビス−t−ブチルパーオキシバレレート40%品 (7) 大日本インキ社製 エステル系可塑剤 (8) 日本油脂社製 過酸化物ジクミルパー
オキサイド40%品 (9) エバフレツクスP− 三井デユポンケミカル社製 1905:
エチレン−酢酸ビニル共重合体
Claims (1)
- 1 エチレン−カルボン酸ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体20重量部以上80重量部以下とエチ
レン−プロピレン共重合体またはエチレン−プロ
ピレン−ジエンモノマー共重合体20重量部以上80
重量部以下の混合物100重量部に対し、過酸化物
1.5重量部以上5重量部以下を配合してなること
を特徴とするゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19619984A JPS6173751A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | 耐久性に優れたゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19619984A JPS6173751A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | 耐久性に優れたゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6173751A JPS6173751A (ja) | 1986-04-15 |
| JPH0510381B2 true JPH0510381B2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16353837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19619984A Granted JPS6173751A (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 | 耐久性に優れたゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6173751A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63110231A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-14 | Sumitomo Chem Co Ltd | エラストマ−組成物 |
| JPH0768417B2 (ja) * | 1986-10-27 | 1995-07-26 | 住友化学工業株式会社 | エラストマ−組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4980152A (ja) * | 1972-12-06 | 1974-08-02 |
-
1984
- 1984-09-19 JP JP19619984A patent/JPS6173751A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6173751A (ja) | 1986-04-15 |
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