JPH0510765B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0510765B2 JPH0510765B2 JP59218533A JP21853384A JPH0510765B2 JP H0510765 B2 JPH0510765 B2 JP H0510765B2 JP 59218533 A JP59218533 A JP 59218533A JP 21853384 A JP21853384 A JP 21853384A JP H0510765 B2 JPH0510765 B2 JP H0510765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- temperature
- dielectric constant
- composition
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 27
- CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N magnesium oxide Inorganic materials [Mg]=O CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 239000000395 magnesium oxide Substances 0.000 claims description 13
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 9
- 229910002113 barium titanate Inorganic materials 0.000 claims description 7
- AXZKOIWUVFPNLO-UHFFFAOYSA-N magnesium;oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[Mg+2] AXZKOIWUVFPNLO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 229910000484 niobium oxide Inorganic materials 0.000 claims description 7
- URLJKFSTXLNXLG-UHFFFAOYSA-N niobium(5+);oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Nb+5].[Nb+5] URLJKFSTXLNXLG-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N barium titanate Chemical compound [Ba+2].[Ba+2].[O-][Ti]([O-])([O-])[O-] JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 229910000420 cerium oxide Inorganic materials 0.000 claims description 5
- BMMGVYCKOGBVEV-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoceriooxy)cerium Chemical compound [Ce]=O.O=[Ce]=O BMMGVYCKOGBVEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 13
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 7
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 6
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 6
- 150000001622 bismuth compounds Chemical class 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N Palladium Chemical compound [Pd] KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 229910021193 La 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017493 Nd 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- MUBZPKHOEPUJKR-UHFFFAOYSA-N Oxalic acid Chemical compound OC(=O)C(O)=O MUBZPKHOEPUJKR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004372 Polyvinyl alcohol Substances 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004703 alkoxides Chemical class 0.000 description 1
- 125000003545 alkoxy group Chemical group 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 150000004649 carbonic acid derivatives Chemical class 0.000 description 1
- CETPSERCERDGAM-UHFFFAOYSA-N ceric oxide Chemical compound O=[Ce]=O CETPSERCERDGAM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000422 cerium(IV) oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- UPWOEMHINGJHOB-UHFFFAOYSA-N cobalt(III) oxide Inorganic materials O=[Co]O[Co]=O UPWOEMHINGJHOB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 150000004679 hydroxides Chemical class 0.000 description 1
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 1
- 238000009766 low-temperature sintering Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 150000002823 nitrates Chemical class 0.000 description 1
- 229910000510 noble metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000003891 oxalate salts Chemical class 0.000 description 1
- 229910052763 palladium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920002451 polyvinyl alcohol Polymers 0.000 description 1
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001404 rare earth metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010532 solid phase synthesis reaction Methods 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、磁器組成物、特に1200℃程度の低温
で焼結でき、広い温度範囲にわたつて誘電率の変
化率が小さく、誘電率が大きく、かつ誘電損失の
少ない優れた誘電体磁器組成物に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来、誘電率が高く、誘電率の温度変化の小さ
な磁器組成物として、BaTiO3にNb2O5−MnOを
添加したもの(特公昭57−41042)、Nb2O5−CoO
等を添加したもの(Electrocomponent Science
and Tec.,1976,Vol.2,P.241〜247)、Nb2O5
−MgOを添加したもの(特開昭48−53297)、
Nb2O5−MgO−CaTiO3を添加したもの(特公昭
57−23366)、CoNb2O6−La2O3を添加したもの
(特開昭57−88612)など多くのものが知られてい
た。 しかしながら、それらの組成物を焼結する温度
は、いずれも1350〜1400℃の高温である。そのた
め、これを積層形コンデンサーに利用する場合、
内部電極材料として、この高温の焼結温度に耐え
得る白金、パラジウム等の高価な貴金属を使うこ
とが必要であり、コストアツプの最大の原因にな
つていた。それ故、積層形コンデンサーを安価に
製造するには、銀を主成分とする安価な金属を内
部電極材料に使用できるような、1200℃程度の低
温で焼結できる磁器組成物が望まれている。 現在までに低温で焼結できる磁器組成物とし
て、BaTiO3にビスマス化合物を添加した組成物
が知られているが、それらは焼結時に成分の蒸発
が著しく安定した性能が得られにくいこと、さら
に、高周波特性における誘電損失が大きいこと等
の欠点があり、積層形コンデンサー用の磁器組成
物として未だ満足できるものではない。 また、ビスマス化合物を含有せずに比較的低温
で焼結できる組成物として、BaTiO3にNd2O3,
Nb2O5,SiO2,MnO2,CoOを添加したものが知
られている(特開昭57−92575)。しかし、該組成
物の焼結温度は1250℃であり、さらに、得られる
磁器の誘電損失(tanδ)の値は1%と大きく、特
性的にも満足できるものではない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、ビスマス化合物を含有すること
なく低温で焼結でき、なおかつ誘電率が高く、誘
電率の温度変化率が、JISの特級YのB特あるい
はEIAのX7R特性のように小さく、誘電損失の小
さい誘電体磁器組成物を得ることを目的とし、以
下の発明に至つた。 (問題点を解決するための手段) 特開昭57−208003の明細書には、組成物中の
CeO2は焼結温度を低下せしめる効果があると記
載されている。しかし、実施例においてCeO2を
0.10〜0.29重量%添加したBaTiO3−Co2O3−Nb2
O5−CeO2−TiO3の配合物の焼結温度は1350〜
1400℃であり、低温焼結の点で満足できるもので
はない。 また、BaTiO3にNb2O5/MgOのモル比を2.3
〜4の範囲になるようにNb2O5とMgOを加え、
これに希土類を0.1〜0.5重量%添加した組成物が
特公昭55−19007に示され、実施例において、焼
結の温度は1200〜1380℃と記載されている。しか
し、該発明の組成を用いても、1200℃では焼結不
十分で、絶縁抵抗値も小さいものであつた。該発
明の組成で希土類酸化物を0.5重量%以上に増や
すことにより、1200℃で十分焼結し、絶縁抵抗値
も大きくなる。しかし、誘電率の温度変化率は大
きくなり、望ましい温度特性のものは得られな
い。 そこで、本発明者らは、低温焼結性を保ち、な
おかつ高い誘電率と良好な温度特性、低いtanδ値
を持つ組成について鋭意研究を重ねた結果、本発
明の組成物を見出した。すなわち、本発明の磁器
組成物は、チタン酸バリウム95.20〜98.58重量
%、酸化セリウム0.52〜1.50重量%、酸化ニオブ
0.85〜3.00重量%、酸化マグネシウム0.05〜0.35
重量%を含み、かつ酸化マグネシウムに対する酸
化ニオブのモル比が1:0.4ないし1:2.2の範囲
にあることを特徴とする。 本発明の組成範囲および組成比のものは、1200
℃程度の低温で焼結が可能となり、比誘電率も
2000程度と高く、広い温度範囲で誘電率の温度変
化率も小さい。さらに驚くべきことには、誘電損
失(tanδ)も0.7%以下と小さく、従来報告され
ているものに比べ著しく改善されたものである。
積層コンデンサーの場合には、tanδのとくに小さ
い組成物が望まれており、その点においても、本
発明の磁器組成物は工業的価値の大きいものであ
る。 本発明で使用されるチタン酸バリウムは、固相
法、液相法、蓚酸塩法、アルコキシ法等のいずれ
の製法より得られるものでもよい。平均粒径が
0.07〜0.5μmで粒径のそろつたものを用いた場合、
均一な微構造の磁器が得られ、絶縁抵抗値がさら
に大きくなり、その値のばらつきも小さいものに
なる。また、本発明では、酸化セリウム、酸化ニ
オブ、酸化マグネシウムとして酸化物をそのまま
用いることができるが、水酸化物、炭酸塩、硝酸
塩、蓚酸塩、アルコキシド等、焼結温度以下で分
解し酸化物となるものであれば、いずれのものも
使用できる。酸化物となつた時の平均粒径が3μm
以下であるものが、より好適に使用できる。 本発明における磁器組成物中のチタン酸バリウ
ムの割合は、BaTiO3として95.20〜98.58重量%
であり、その割合が98.58重量%を超えると焼結
困難で、さらに、誘電率の温度変化率も大きくな
る。95.20重量%未満では誘電率が小さく、実用
的でない。酸化セリウムの割合は、CeO2として
0.52〜1.50重量%であり、その割合が0.52重量%
未満では焼結困難で、絶縁抵抗値が低くなる。
1.50重量%を超えると誘電率の温度変化率が大き
くなる。酸化ニオブの割合は、Nb2O5として0.85
〜3.00重量%であり、その割合が0.85重量%未満
では焼結困難となり、3.00重量%を超えると誘電
率が小さく、温度変化率も大きくなる。酸化マグ
ネシウムの割合は、MgOとして0.05〜0.35重量%
であり、その割合が0.05重量%未満では温度変化
率が大きく、0.35重量%を超えると誘電率が小さ
い。MgOとNb2O5のモル比は0.4〜2.2の範囲であ
り、そのモル比が0.4未満では誘電率が小さく、
2.2を超えると誘電率の温度変化率が大きく、
tanδも大きくなる。また、MgOとCeO2のモル比
は3/4〜5/4の範囲にある場合、高誘電率
で、温度特性も良好になり好ましい。 (実施例) 以下、本発明を実施例によつて詳細に説明す
る。 出発原料として、SEM粒径の平均粒径が0.2〜
0.3μmで、比表面積が5〜8m2/gであるチタン
酸バリウムに、酸化ニオブ、酸化セリウム、およ
び酸化マグネシウムを第1表の割合で添加し、純
水を加え混合する。混合物を乾燥した後に、粘結
剤としてポリビニルアルコールを適当量加え、
2t/cm2の成形圧力で直径15mm、厚さ0.6mmの円板
状成形物を作成した。次に、これを1200℃で3時
間焼結した。焼結した円板の両端面に10mmφの銀
電極を740℃で焼付け、それぞれの電気特性を評
価した。ここで、誘電率と誘電損失(tanδ)を
LCRメーターを用いて1kHzで測定した。絶縁抵
抗値は高絶縁抵抗計を用い、500Vの電圧を印加
した場合の読み取り値である。誘電率の変化率%
は20℃を基準とした。 第1表において、試料No.1,2,3,9,10,
11,17,18は本発明の範囲外のものである。 第1表より明らかなように、本発明の範囲内の
ものは1200℃で焼結可能で、その磁器特性も比誘
電率が2000程度と高い値を示し、誘電率の変化率
も小さく、かつ誘電損失が小さいことがわかる。 (発明の効果) 以下のように、本発明により次の効果が見出さ
れた。 (1) ビスマス化合物を含まず、1200℃程度の低温
焼結が可能である。 (2) 特性面において比誘電率が2000以上と高く、
しかもその温度による変化率が小さい。 (3) 誘電損失が小さい。 したがつて、本発明の磁器組成物は、電気特性
的にもきわめて優れており、コスト面からもきわ
めて有利であるので、工業上価値の大きいもので
ある。 【表】
で焼結でき、広い温度範囲にわたつて誘電率の変
化率が小さく、誘電率が大きく、かつ誘電損失の
少ない優れた誘電体磁器組成物に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来、誘電率が高く、誘電率の温度変化の小さ
な磁器組成物として、BaTiO3にNb2O5−MnOを
添加したもの(特公昭57−41042)、Nb2O5−CoO
等を添加したもの(Electrocomponent Science
and Tec.,1976,Vol.2,P.241〜247)、Nb2O5
−MgOを添加したもの(特開昭48−53297)、
Nb2O5−MgO−CaTiO3を添加したもの(特公昭
57−23366)、CoNb2O6−La2O3を添加したもの
(特開昭57−88612)など多くのものが知られてい
た。 しかしながら、それらの組成物を焼結する温度
は、いずれも1350〜1400℃の高温である。そのた
め、これを積層形コンデンサーに利用する場合、
内部電極材料として、この高温の焼結温度に耐え
得る白金、パラジウム等の高価な貴金属を使うこ
とが必要であり、コストアツプの最大の原因にな
つていた。それ故、積層形コンデンサーを安価に
製造するには、銀を主成分とする安価な金属を内
部電極材料に使用できるような、1200℃程度の低
温で焼結できる磁器組成物が望まれている。 現在までに低温で焼結できる磁器組成物とし
て、BaTiO3にビスマス化合物を添加した組成物
が知られているが、それらは焼結時に成分の蒸発
が著しく安定した性能が得られにくいこと、さら
に、高周波特性における誘電損失が大きいこと等
の欠点があり、積層形コンデンサー用の磁器組成
物として未だ満足できるものではない。 また、ビスマス化合物を含有せずに比較的低温
で焼結できる組成物として、BaTiO3にNd2O3,
Nb2O5,SiO2,MnO2,CoOを添加したものが知
られている(特開昭57−92575)。しかし、該組成
物の焼結温度は1250℃であり、さらに、得られる
磁器の誘電損失(tanδ)の値は1%と大きく、特
性的にも満足できるものではない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、ビスマス化合物を含有すること
なく低温で焼結でき、なおかつ誘電率が高く、誘
電率の温度変化率が、JISの特級YのB特あるい
はEIAのX7R特性のように小さく、誘電損失の小
さい誘電体磁器組成物を得ることを目的とし、以
下の発明に至つた。 (問題点を解決するための手段) 特開昭57−208003の明細書には、組成物中の
CeO2は焼結温度を低下せしめる効果があると記
載されている。しかし、実施例においてCeO2を
0.10〜0.29重量%添加したBaTiO3−Co2O3−Nb2
O5−CeO2−TiO3の配合物の焼結温度は1350〜
1400℃であり、低温焼結の点で満足できるもので
はない。 また、BaTiO3にNb2O5/MgOのモル比を2.3
〜4の範囲になるようにNb2O5とMgOを加え、
これに希土類を0.1〜0.5重量%添加した組成物が
特公昭55−19007に示され、実施例において、焼
結の温度は1200〜1380℃と記載されている。しか
し、該発明の組成を用いても、1200℃では焼結不
十分で、絶縁抵抗値も小さいものであつた。該発
明の組成で希土類酸化物を0.5重量%以上に増や
すことにより、1200℃で十分焼結し、絶縁抵抗値
も大きくなる。しかし、誘電率の温度変化率は大
きくなり、望ましい温度特性のものは得られな
い。 そこで、本発明者らは、低温焼結性を保ち、な
おかつ高い誘電率と良好な温度特性、低いtanδ値
を持つ組成について鋭意研究を重ねた結果、本発
明の組成物を見出した。すなわち、本発明の磁器
組成物は、チタン酸バリウム95.20〜98.58重量
%、酸化セリウム0.52〜1.50重量%、酸化ニオブ
0.85〜3.00重量%、酸化マグネシウム0.05〜0.35
重量%を含み、かつ酸化マグネシウムに対する酸
化ニオブのモル比が1:0.4ないし1:2.2の範囲
にあることを特徴とする。 本発明の組成範囲および組成比のものは、1200
℃程度の低温で焼結が可能となり、比誘電率も
2000程度と高く、広い温度範囲で誘電率の温度変
化率も小さい。さらに驚くべきことには、誘電損
失(tanδ)も0.7%以下と小さく、従来報告され
ているものに比べ著しく改善されたものである。
積層コンデンサーの場合には、tanδのとくに小さ
い組成物が望まれており、その点においても、本
発明の磁器組成物は工業的価値の大きいものであ
る。 本発明で使用されるチタン酸バリウムは、固相
法、液相法、蓚酸塩法、アルコキシ法等のいずれ
の製法より得られるものでもよい。平均粒径が
0.07〜0.5μmで粒径のそろつたものを用いた場合、
均一な微構造の磁器が得られ、絶縁抵抗値がさら
に大きくなり、その値のばらつきも小さいものに
なる。また、本発明では、酸化セリウム、酸化ニ
オブ、酸化マグネシウムとして酸化物をそのまま
用いることができるが、水酸化物、炭酸塩、硝酸
塩、蓚酸塩、アルコキシド等、焼結温度以下で分
解し酸化物となるものであれば、いずれのものも
使用できる。酸化物となつた時の平均粒径が3μm
以下であるものが、より好適に使用できる。 本発明における磁器組成物中のチタン酸バリウ
ムの割合は、BaTiO3として95.20〜98.58重量%
であり、その割合が98.58重量%を超えると焼結
困難で、さらに、誘電率の温度変化率も大きくな
る。95.20重量%未満では誘電率が小さく、実用
的でない。酸化セリウムの割合は、CeO2として
0.52〜1.50重量%であり、その割合が0.52重量%
未満では焼結困難で、絶縁抵抗値が低くなる。
1.50重量%を超えると誘電率の温度変化率が大き
くなる。酸化ニオブの割合は、Nb2O5として0.85
〜3.00重量%であり、その割合が0.85重量%未満
では焼結困難となり、3.00重量%を超えると誘電
率が小さく、温度変化率も大きくなる。酸化マグ
ネシウムの割合は、MgOとして0.05〜0.35重量%
であり、その割合が0.05重量%未満では温度変化
率が大きく、0.35重量%を超えると誘電率が小さ
い。MgOとNb2O5のモル比は0.4〜2.2の範囲であ
り、そのモル比が0.4未満では誘電率が小さく、
2.2を超えると誘電率の温度変化率が大きく、
tanδも大きくなる。また、MgOとCeO2のモル比
は3/4〜5/4の範囲にある場合、高誘電率
で、温度特性も良好になり好ましい。 (実施例) 以下、本発明を実施例によつて詳細に説明す
る。 出発原料として、SEM粒径の平均粒径が0.2〜
0.3μmで、比表面積が5〜8m2/gであるチタン
酸バリウムに、酸化ニオブ、酸化セリウム、およ
び酸化マグネシウムを第1表の割合で添加し、純
水を加え混合する。混合物を乾燥した後に、粘結
剤としてポリビニルアルコールを適当量加え、
2t/cm2の成形圧力で直径15mm、厚さ0.6mmの円板
状成形物を作成した。次に、これを1200℃で3時
間焼結した。焼結した円板の両端面に10mmφの銀
電極を740℃で焼付け、それぞれの電気特性を評
価した。ここで、誘電率と誘電損失(tanδ)を
LCRメーターを用いて1kHzで測定した。絶縁抵
抗値は高絶縁抵抗計を用い、500Vの電圧を印加
した場合の読み取り値である。誘電率の変化率%
は20℃を基準とした。 第1表において、試料No.1,2,3,9,10,
11,17,18は本発明の範囲外のものである。 第1表より明らかなように、本発明の範囲内の
ものは1200℃で焼結可能で、その磁器特性も比誘
電率が2000程度と高い値を示し、誘電率の変化率
も小さく、かつ誘電損失が小さいことがわかる。 (発明の効果) 以下のように、本発明により次の効果が見出さ
れた。 (1) ビスマス化合物を含まず、1200℃程度の低温
焼結が可能である。 (2) 特性面において比誘電率が2000以上と高く、
しかもその温度による変化率が小さい。 (3) 誘電損失が小さい。 したがつて、本発明の磁器組成物は、電気特性
的にもきわめて優れており、コスト面からもきわ
めて有利であるので、工業上価値の大きいもので
ある。 【表】
Claims (1)
- 1 チタン酸バリウム95.20〜98.58重量%、酸化
セリウム0.52〜1.50重量%、酸化ニオブ0.85〜
3.00重量%、酸化マグネシウム0.05〜0.35重量%
を含み、かつ酸化マグネシウムに対する酸化ニオ
ブのモル比が1:0.4ないし1:2.2の範囲にある
ことを特徴とする高誘電率系磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59218533A JPS6199207A (ja) | 1984-10-19 | 1984-10-19 | 高誘電率系磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59218533A JPS6199207A (ja) | 1984-10-19 | 1984-10-19 | 高誘電率系磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6199207A JPS6199207A (ja) | 1986-05-17 |
| JPH0510765B2 true JPH0510765B2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=16721414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59218533A Granted JPS6199207A (ja) | 1984-10-19 | 1984-10-19 | 高誘電率系磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6199207A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3775855D1 (de) * | 1986-08-11 | 1992-02-20 | Tdk Corp | Keramische halbleiterzusammensetzung. |
| KR940008696B1 (ko) * | 1991-12-28 | 1994-09-24 | 삼성전기 주식회사 | 고유전율계 자기조성물 |
-
1984
- 1984-10-19 JP JP59218533A patent/JPS6199207A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6199207A (ja) | 1986-05-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3028503B2 (ja) | 非還元性誘電体磁器組成物 | |
| JP2958818B2 (ja) | 非還元性誘電体磁器組成物 | |
| JPH0510762B2 (ja) | ||
| JP3095941B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPS6199207A (ja) | 高誘電率系磁器組成物 | |
| JPH0510766B2 (ja) | ||
| JP3125481B2 (ja) | 粒界絶縁層型半導体磁器組成物 | |
| JP2869900B2 (ja) | 非還元性誘電体磁器組成物 | |
| JPS6199209A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JP3064518B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| KR100268702B1 (ko) | 유전체세라믹조성물 | |
| JP3120500B2 (ja) | 非還元性誘電体磁器組成物 | |
| JP2958826B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPS6128620B2 (ja) | ||
| JP2958822B2 (ja) | 非還元性誘電体磁器組成物 | |
| JPS6216481B2 (ja) | ||
| JP2958820B2 (ja) | 非還元性誘電体磁器組成物 | |
| JP2837516B2 (ja) | 誘電体磁器コンデンサ | |
| JPH03112858A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPS6057163B2 (ja) | 高誘電率磁器誘電体組成物 | |
| JPH03274606A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPS6216482B2 (ja) | ||
| JP3064519B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPH02106810A (ja) | 高誘電率磁器組成物 | |
| JP3106371B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |