JPH05110901A - 画質改善装置 - Google Patents
画質改善装置Info
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- JPH05110901A JPH05110901A JP3067927A JP6792791A JPH05110901A JP H05110901 A JPH05110901 A JP H05110901A JP 3067927 A JP3067927 A JP 3067927A JP 6792791 A JP6792791 A JP 6792791A JP H05110901 A JPH05110901 A JP H05110901A
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Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビデオ機器、各種画像処理装置に好適な画質
改善装置である。この発明は、入力信号の傾斜部分の中
点に波形段差を適格に付加することによって、エッジ強
調を観賞者に違和感を与えることなく自然な形で行うこ
とができると共に、デジタル回路化が容易な装置を提供
することを目的としている。 【構成】 入力信号S1、遅延回路1の出力信号S2、遅延
回路2の出力信号S3を信号選択回路7に供給する。信号
S1,S2,S3から、減算器3〜5及び制御信号形成回路6
によって、制御信号Scを得る。信号選択回路7は、制御
信号Scに応じて、供給される3つの信号S1、S2、S3の内
の1つを選択出力して、エッジ強調された出力信号So
を得る。
改善装置である。この発明は、入力信号の傾斜部分の中
点に波形段差を適格に付加することによって、エッジ強
調を観賞者に違和感を与えることなく自然な形で行うこ
とができると共に、デジタル回路化が容易な装置を提供
することを目的としている。 【構成】 入力信号S1、遅延回路1の出力信号S2、遅延
回路2の出力信号S3を信号選択回路7に供給する。信号
S1,S2,S3から、減算器3〜5及び制御信号形成回路6
によって、制御信号Scを得る。信号選択回路7は、制御
信号Scに応じて、供給される3つの信号S1、S2、S3の内
の1つを選択出力して、エッジ強調された出力信号So
を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン(TV)
受像機、ヒデオテープレコーダ(VTR )、プリンタ等の
各種ビデオ機器、及び、画像データを扱う各種画像処理
装置等に好適な画質改善装置に関する。そして、この発
明は、特にエッジ強調を観賞者に違和感を与えることな
く自然な形で行い、再生画像の鮮鋭度及び解像度を改善
できると共に、デジタル回路化に適した画質改善装置を
提供することを目的としている。
受像機、ヒデオテープレコーダ(VTR )、プリンタ等の
各種ビデオ機器、及び、画像データを扱う各種画像処理
装置等に好適な画質改善装置に関する。そして、この発
明は、特にエッジ強調を観賞者に違和感を与えることな
く自然な形で行い、再生画像の鮮鋭度及び解像度を改善
できると共に、デジタル回路化に適した画質改善装置を
提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】従来、画質改善のために用いられる輪郭
補正では、2次微分処理によって輪郭補正成分を求め、
この補正成分を元の信号に適量付加していた。この方法
では、輪郭補正成分である2次微分波形が、元の信号の
波形変化部(エッジ部)の中点よりもかなり外側にピー
クを持つ波形となっていた。よって、この2次微分波形
を元の信号に付加すると、プリシュートやオーバーシュ
ートが発生することがあり、再生画像上のエッジに白と
黒の縁どりができるなどの不自然な輪郭補正となること
があった。
補正では、2次微分処理によって輪郭補正成分を求め、
この補正成分を元の信号に適量付加していた。この方法
では、輪郭補正成分である2次微分波形が、元の信号の
波形変化部(エッジ部)の中点よりもかなり外側にピー
クを持つ波形となっていた。よって、この2次微分波形
を元の信号に付加すると、プリシュートやオーバーシュ
ートが発生することがあり、再生画像上のエッジに白と
黒の縁どりができるなどの不自然な輪郭補正となること
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、元の信号の波形変化部(エッジ部)の中
点位置に波形段差を付加することによるエッジ強調によ
り、プリシュートやオーバーシュートによる不自然な輪
郭補正を防ぎ、観賞者に対して違和感を与えることな
く、自然な形で鮮鋭度及び解像度を向上させることがで
きると共に、デジタル回路化に適した画質改善装置とす
るには、どのような手段を講じればよいかという点にあ
る。
とする課題は、元の信号の波形変化部(エッジ部)の中
点位置に波形段差を付加することによるエッジ強調によ
り、プリシュートやオーバーシュートによる不自然な輪
郭補正を防ぎ、観賞者に対して違和感を与えることな
く、自然な形で鮮鋭度及び解像度を向上させることがで
きると共に、デジタル回路化に適した画質改善装置とす
るには、どのような手段を講じればよいかという点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、入力信号である第1の信号を所定
時間遅延させた第2の信号と、前記第2の信号を前記所
定時間遅延させた第3の信号とを出力する遅延回路と、
前記第1の信号から前記第2の信号を減算して得た第4
の信号を出力する第1の減算器と、前記第2の信号から
前記第3の信号を減算して得た第5の信号を出力する第
2の減算器と、前記第4の信号から前記第5の信号を減
算して得た第6の信号を出力する第3の減算器と、前記
第4、第5、及び第6の信号が供給され、前記第4、第
5、及び第6の信号の極性の組合わせに応じて変化す
る、制御信号である第7の信号を出力する制御信号形成
回路と、前記第1、第2、第3、及び第7の信号が供給
され、制御信号である前記第7の信号に応じて、前記第
1、第2、及び第3の信号の内の1つを選択して出力す
る信号選択回路とより構成し、前記信号選択回路は、前
記第4、第5、及び第6の3つの信号の値が同時に正ま
たは同時に負である同極性の値であるとき、前記第3の
信号を出力し、前記第4及び第5の信号の値が同時に正
または同時に負である同極性の値であり、かつ、前記第
6の信号の値が、前記第4及び第5の信号の値の極性と
異なる極性の値のとき、前記第1の信号を出力し、前記
第4、第5、及び第6の3つの信号の値の組合わせが上
記以外の組合わせのとき、前記第2の信号を出力して、
前記入力信号である第1の信号のエッジが強調された出
力信号を得ることを特徴とする画質改善装置を提供する
ものである。
するために本発明は、入力信号である第1の信号を所定
時間遅延させた第2の信号と、前記第2の信号を前記所
定時間遅延させた第3の信号とを出力する遅延回路と、
前記第1の信号から前記第2の信号を減算して得た第4
の信号を出力する第1の減算器と、前記第2の信号から
前記第3の信号を減算して得た第5の信号を出力する第
2の減算器と、前記第4の信号から前記第5の信号を減
算して得た第6の信号を出力する第3の減算器と、前記
第4、第5、及び第6の信号が供給され、前記第4、第
5、及び第6の信号の極性の組合わせに応じて変化す
る、制御信号である第7の信号を出力する制御信号形成
回路と、前記第1、第2、第3、及び第7の信号が供給
され、制御信号である前記第7の信号に応じて、前記第
1、第2、及び第3の信号の内の1つを選択して出力す
る信号選択回路とより構成し、前記信号選択回路は、前
記第4、第5、及び第6の3つの信号の値が同時に正ま
たは同時に負である同極性の値であるとき、前記第3の
信号を出力し、前記第4及び第5の信号の値が同時に正
または同時に負である同極性の値であり、かつ、前記第
6の信号の値が、前記第4及び第5の信号の値の極性と
異なる極性の値のとき、前記第1の信号を出力し、前記
第4、第5、及び第6の3つの信号の値の組合わせが上
記以外の組合わせのとき、前記第2の信号を出力して、
前記入力信号である第1の信号のエッジが強調された出
力信号を得ることを特徴とする画質改善装置を提供する
ものである。
【0005】
【実施例】図1に、この発明の画質改善装置の一実施例
を示す。また、図2は減算器の特性を示す図、図3は制
御信号形成回路及び信号選択回路の具体的な構成例を示
す図、図4は図1に示した実施例の動作説明図である。
図4では、説明をわかりやすくするために、波形傾斜部
の段差を誇張して表現してある。また、具体的回路例と
してデジタル回路を挙げる場合でも、その動作説明をわ
かりやすくするため、図4では、その回路の信号波形を
アナログ波形として示すものとする。図1において、1
及び2は同一の遅延時間を有する遅延回路、3〜5は減
算器、6は制御信号形成回路、7は信号選択回路であ
る。なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時間による
信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するためだけに通
常用いられる遅延回路等は、省略するものとする。この
画質改善装置の扱う入力信号としては、各種映像信号、
輝度信号、RGB信号等が考えられる。まず、ラインL
1から入来する入力信号S1が、図4(a)に示すよう
なバーパルス波形の信号である場合について説明する。
この信号はTV映像信号の輝度信号の一波形例であり、
周波数成分が上限周波数4MHz までに帯域制限されてい
るものとする。入力信号S1は、遅延回路1に供給され
る。遅延回路1の有する遅延時間Tは、
を示す。また、図2は減算器の特性を示す図、図3は制
御信号形成回路及び信号選択回路の具体的な構成例を示
す図、図4は図1に示した実施例の動作説明図である。
図4では、説明をわかりやすくするために、波形傾斜部
の段差を誇張して表現してある。また、具体的回路例と
してデジタル回路を挙げる場合でも、その動作説明をわ
かりやすくするため、図4では、その回路の信号波形を
アナログ波形として示すものとする。図1において、1
及び2は同一の遅延時間を有する遅延回路、3〜5は減
算器、6は制御信号形成回路、7は信号選択回路であ
る。なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時間による
信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するためだけに通
常用いられる遅延回路等は、省略するものとする。この
画質改善装置の扱う入力信号としては、各種映像信号、
輝度信号、RGB信号等が考えられる。まず、ラインL
1から入来する入力信号S1が、図4(a)に示すよう
なバーパルス波形の信号である場合について説明する。
この信号はTV映像信号の輝度信号の一波形例であり、
周波数成分が上限周波数4MHz までに帯域制限されてい
るものとする。入力信号S1は、遅延回路1に供給され
る。遅延回路1の有する遅延時間Tは、
【0006】
【数1】
【0007】である。この遅延時間Tの値は、TV映像
信号を量子化し、デジタル系で信号処理する際に通常用
いられる標本化周波数fs (fs =4fsc)を基に設定
された値であり、遅延時間Tは標本化周期に一致してい
る。TV映像信号の周波数成分が4MHz までで帯域制限
されている場合には、理想特性から求められる次式のイ
ンパルス応答、
信号を量子化し、デジタル系で信号処理する際に通常用
いられる標本化周波数fs (fs =4fsc)を基に設定
された値であり、遅延時間Tは標本化周期に一致してい
る。TV映像信号の周波数成分が4MHz までで帯域制限
されている場合には、理想特性から求められる次式のイ
ンパルス応答、
【0008】
【数2】
【0009】の半値幅(約150.8ns)から、遅延時間T
の値を次式、
の値を次式、
【0010】
【数3】
【0011】即ち、半値幅の1/2以下の値に設定する
ことで、この発明の目的は達成される。遅延回路1で、
時間Tだけ遅延した出力信号S2を図4(b)に示す。
次段の遅延回路2は、遅延回路1と同一機能の回路であ
り、供給された信号S2をさらに時間Tだけ遅延した信
号S3(図4(c)参照)を出力する。減算器3は、入
力信号S1から遅延回路1の出力信号S2を減算し、次
式に示す信号S4を出力する。
ことで、この発明の目的は達成される。遅延回路1で、
時間Tだけ遅延した出力信号S2を図4(b)に示す。
次段の遅延回路2は、遅延回路1と同一機能の回路であ
り、供給された信号S2をさらに時間Tだけ遅延した信
号S3(図4(c)参照)を出力する。減算器3は、入
力信号S1から遅延回路1の出力信号S2を減算し、次
式に示す信号S4を出力する。
【0012】
【数4】
【0013】減算器4は、減算器3と同一の機能を有
し、遅延回路1の出力信号S2から遅延回路2の出力信
号S3を減算し、次式に示す信号S5を出力する。
し、遅延回路1の出力信号S2から遅延回路2の出力信
号S3を減算し、次式に示す信号S5を出力する。
【0014】
【数5】
【0015】減算器5も、減算器3と同一の機能を有
し、減算器3の出力信号S4から減算器4の出力信号S
5を減算し、次式に示す信号S6を出力する。
し、減算器3の出力信号S4から減算器4の出力信号S
5を減算し、次式に示す信号S6を出力する。
【0016】
【数6】
【0017】減算器3〜5のインパルス応答を、図2
(a)〜(d)に示す。図示のインパルス応答波形は、
各信号の相対的な時間関係を表しており、信号S2を基
準としてt=0の原点を定めて表示されている。図2
(a)は式(4)に、図2(b)は式(5)に、図2
(c)は式(6)にそれぞれ対応している。図2(d)
は、式(6)に式(4)と式(5)とを代入して得られ
る次式(7)に対応している。
(a)〜(d)に示す。図示のインパルス応答波形は、
各信号の相対的な時間関係を表しており、信号S2を基
準としてt=0の原点を定めて表示されている。図2
(a)は式(4)に、図2(b)は式(5)に、図2
(c)は式(6)にそれぞれ対応している。図2(d)
は、式(6)に式(4)と式(5)とを代入して得られ
る次式(7)に対応している。
【0018】
【数7】
【0019】図2(e),(f)は、図2(a)〜
(d)に示すインパルス応答をフーリエ変換して得た周
波数応答の虚数部I(f) と実数部R(f)とをそれぞれ示
している。図2(e),(f)中の〜は、それぞれ
図2(a)〜(d)の各周波数応答に対応している。
(d)に示すインパルス応答をフーリエ変換して得た周
波数応答の虚数部I(f) と実数部R(f)とをそれぞれ示
している。図2(e),(f)中の〜は、それぞれ
図2(a)〜(d)の各周波数応答に対応している。
【0020】
【数8】
【0021】上記の式(8)及び、図2(e),(f)
は、減算器3,4,5が、信号S2に対して直交する高
域濾波器として働いていることを表している。但し、減
算器3,4の動作タイミングは、減算器5に対してT/
2だけ前後にシフトしている。さらに、式(8)及び、
図2(e),(f)は、減算器3,4,5の各動作を総
合すれば、減算器3,4,5は全体として、信号S2に
対して同相高域濾波器として働いていることを表してい
る。次段の制御信号形成回路6には、減算器3,4,5
の各出力信号S4,S5,S6が供給される。そして、
制御信号形成回路6は、信号S4,S5,S6の極性の
組合わせに応じて、制御信号Scを形成する。制御信号
Sc は、次式(9)に示す3つの信号Sc1,Sc2,Sc3
から成る、ローアクティブ(負論理)のロジック信号で
ある。信号Sc1,Sc2,Sc3の各波形図を図4(h),
(i),(g)に示す。
は、減算器3,4,5が、信号S2に対して直交する高
域濾波器として働いていることを表している。但し、減
算器3,4の動作タイミングは、減算器5に対してT/
2だけ前後にシフトしている。さらに、式(8)及び、
図2(e),(f)は、減算器3,4,5の各動作を総
合すれば、減算器3,4,5は全体として、信号S2に
対して同相高域濾波器として働いていることを表してい
る。次段の制御信号形成回路6には、減算器3,4,5
の各出力信号S4,S5,S6が供給される。そして、
制御信号形成回路6は、信号S4,S5,S6の極性の
組合わせに応じて、制御信号Scを形成する。制御信号
Sc は、次式(9)に示す3つの信号Sc1,Sc2,Sc3
から成る、ローアクティブ(負論理)のロジック信号で
ある。信号Sc1,Sc2,Sc3の各波形図を図4(h),
(i),(g)に示す。
【0022】
【数9】
【0023】以上のように、信号S4,S5,S6の値
が、共に正または共に負で同極性のとき、信号Sc3が0
(Low)となり、信号S4,S5の値が、共に正また
は共に負で同極性であり、かつ、信号S6の値が信号S
4,S5とは異なる極性の値のとき信号Sc1が0(Lo
w)となり、信号S4,S5,S6の値の組合わせが上
記以外の組合わせのとき、信号Sc2が0(Low)とな
る。
が、共に正または共に負で同極性のとき、信号Sc3が0
(Low)となり、信号S4,S5の値が、共に正また
は共に負で同極性であり、かつ、信号S6の値が信号S
4,S5とは異なる極性の値のとき信号Sc1が0(Lo
w)となり、信号S4,S5,S6の値の組合わせが上
記以外の組合わせのとき、信号Sc2が0(Low)とな
る。
【0024】制御信号形成回路6を実現する回路例を図
3(a)に示す。図3(a)において、変換器3−1〜
3−3は、信号S4〜S6を、正のときは1、ゼロのと
きは0、負のときは−1に変換し、それを2の補数表示
の2bit化された信号として出力する。各変換器の変
換表を表1に、信号S4〜S6の2の補数表示の2bi
t化された信号を次式(10)にそれぞれ示す。
3(a)に示す。図3(a)において、変換器3−1〜
3−3は、信号S4〜S6を、正のときは1、ゼロのと
きは0、負のときは−1に変換し、それを2の補数表示
の2bit化された信号として出力する。各変換器の変
換表を表1に、信号S4〜S6の2の補数表示の2bi
t化された信号を次式(10)にそれぞれ示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【数10】
【0027】変換器3−1〜3−3は、TTL−IC
や、ROMなどによるテーブル・ルックアップ方式で実
現できると共に、PLA(Programmable Logic Array)
等でも実現できる。3つの変換器出力は、AND回路3
−4〜3−8、OR回路3−9,3−10、NAND回
路3−11,3−13、NOR回路3−12を経て、次
式に示す制御信号Sc1,Sc2,Sc3となる。
や、ROMなどによるテーブル・ルックアップ方式で実
現できると共に、PLA(Programmable Logic Array)
等でも実現できる。3つの変換器出力は、AND回路3
−4〜3−8、OR回路3−9,3−10、NAND回
路3−11,3−13、NOR回路3−12を経て、次
式に示す制御信号Sc1,Sc2,Sc3となる。
【0028】
【数11】
【0029】なお、図3(a)上では、各信号名Sc1,
Sc2,Sc3は、単なる名称として記載してあるが、上式
(11)では、その信号の使用目的、動作を明確にする
ため、ローアクティブ(負論理)の論理式で(即ち、バ
ーを付して)、各信号を示している。前述の信号S4,
S5,S6は、高域濾波器の働きをする減算器の出力信
号であるため、一般的にみて、高周波雑音成分を多く含
んでいる危険性がある。こうした雑音成分に対する制御
信号形成回路6の性能を向上させるため、変換器3−1
〜3−3における基準値を、0でなく小さな正の値β
(高周波雑音成分のレベル程度の値)に設定する。そし
て、比較器3−1〜3−3は、信号S4〜S6を、βよ
り大のときは1、−β以上β以下のときは0、−βより
小のときは−1に変換し、2の補数表示の2bit化さ
れた信号として出力する。この基準値βの設定により、
制御信号形成回路6は、耐雑音性能が向上する。ここで
図1にもどって、制御信号Sc(信号Sc1,Sc2,Sc
3)、及び信号S1,S2,S3は、次段の信号選択回
路7に供給される。信号選択回路7は、制御信号Scに
応じて、信号S1,S2,S3の内の1つの信号を選択
出力する。信号選択回路7の出力Soは、次式(12)
に示すものとなる。
Sc2,Sc3は、単なる名称として記載してあるが、上式
(11)では、その信号の使用目的、動作を明確にする
ため、ローアクティブ(負論理)の論理式で(即ち、バ
ーを付して)、各信号を示している。前述の信号S4,
S5,S6は、高域濾波器の働きをする減算器の出力信
号であるため、一般的にみて、高周波雑音成分を多く含
んでいる危険性がある。こうした雑音成分に対する制御
信号形成回路6の性能を向上させるため、変換器3−1
〜3−3における基準値を、0でなく小さな正の値β
(高周波雑音成分のレベル程度の値)に設定する。そし
て、比較器3−1〜3−3は、信号S4〜S6を、βよ
り大のときは1、−β以上β以下のときは0、−βより
小のときは−1に変換し、2の補数表示の2bit化さ
れた信号として出力する。この基準値βの設定により、
制御信号形成回路6は、耐雑音性能が向上する。ここで
図1にもどって、制御信号Sc(信号Sc1,Sc2,Sc
3)、及び信号S1,S2,S3は、次段の信号選択回
路7に供給される。信号選択回路7は、制御信号Scに
応じて、信号S1,S2,S3の内の1つの信号を選択
出力する。信号選択回路7の出力Soは、次式(12)
に示すものとなる。
【0030】
【数12】
【0031】即ち、信号選択回路7は、制御信号Sc1が
0(Low)のとき、信号S1を選択出力し、制御信号
Sc2が0(Low)のとき、信号S2を選択出力し、制
御信号Sc3が0(Low)のとき、信号S3を選択出力
する。
0(Low)のとき、信号S1を選択出力し、制御信号
Sc2が0(Low)のとき、信号S2を選択出力し、制
御信号Sc3が0(Low)のとき、信号S3を選択出力
する。
【0032】信号選択回路7を実現する回路例を図3
(c)に示す。ブロック3−14,3−15,3−16
はスイッチ回路である。各スイッチ回路3−14〜3−
16には、信号S1〜S3がそれぞれ供給され、制御信
号Sc1〜Sc3の内の1つが0(Low)のとき、その制
御信号が供給されているスイッチ回路がオンとなり、信
号S1〜S3の内のどれか1つが、共通化された出力端
子から出力される。各スイッチ回路3−14〜3−16
は、同一構成の回路である。図3(b)に、スイッチ回
路3−14〜3−16の具体的回路例として、スイッチ
回路3−14を代表として示す。信号S1,Soを8b
it,2の補数表示のものとする。ブロック3−20〜
3−27は制御端子付のバッファ回路であり、共通化さ
れた制御端子には、制御信号Sc1が供給されている。こ
の制御信号Sc1が0(Low)のときに、入力信号S
1、即ち、S10(LSB)〜S17(MSB)は、そのま
ま出力So(即ち、S00(LSB)〜S07(MSB))
として出力される。制御信号Sc1が1(High)のと
きには、出力はトライステートまたはハイインピーダン
ス状態となる。こうして得られる信号選択回路7の出力
信号So(この画質改善装置の出力)は、図4(j)に
示す波形となる。
(c)に示す。ブロック3−14,3−15,3−16
はスイッチ回路である。各スイッチ回路3−14〜3−
16には、信号S1〜S3がそれぞれ供給され、制御信
号Sc1〜Sc3の内の1つが0(Low)のとき、その制
御信号が供給されているスイッチ回路がオンとなり、信
号S1〜S3の内のどれか1つが、共通化された出力端
子から出力される。各スイッチ回路3−14〜3−16
は、同一構成の回路である。図3(b)に、スイッチ回
路3−14〜3−16の具体的回路例として、スイッチ
回路3−14を代表として示す。信号S1,Soを8b
it,2の補数表示のものとする。ブロック3−20〜
3−27は制御端子付のバッファ回路であり、共通化さ
れた制御端子には、制御信号Sc1が供給されている。こ
の制御信号Sc1が0(Low)のときに、入力信号S
1、即ち、S10(LSB)〜S17(MSB)は、そのま
ま出力So(即ち、S00(LSB)〜S07(MSB))
として出力される。制御信号Sc1が1(High)のと
きには、出力はトライステートまたはハイインピーダン
ス状態となる。こうして得られる信号選択回路7の出力
信号So(この画質改善装置の出力)は、図4(j)に
示す波形となる。
【0033】この出力波形Soを入力波形S1と比較す
ると、出力波形Soは、入力波形S1の波形変化部(エ
ッジ部)のほぼ中間点に波形段差が付加され、波形傾斜
部の傾斜が急峻となっており、適格にエッジ強調された
波形となっていることがわかる。出力信号Soを再生す
れば、輪郭補正された画像が得られる。また、この画質
改善装置のエッジ強調処理は、図4(j)に示す出力波
形Soからもわかるように、従来の輪郭補正のようなプ
リシュート、オーバーシュートなどの原信号の振幅を越
えたエッジ強調処理とならず、原信号の振幅内のエッジ
強調処理である。従って、この画質改善装置を組込んだ
機器を、デジタル回路で構成した場合でもオーバーフロ
ーの問題が発生せず、その機器は、良好な画質改善が行
える。こうして、ラインL2から出力される信号So
は、エッジ強調が行われた結果、新たな側波帯成分が形
成され、入力信号S1が本来有する帯域を越えたスペク
トルが新たに付加された信号となる。この新たなスペク
トルの付加は、等価的に、原信号の解像度が向上したと
の印象を観賞者に与え、画像の鮮鋭度を改善する働きを
している。
ると、出力波形Soは、入力波形S1の波形変化部(エ
ッジ部)のほぼ中間点に波形段差が付加され、波形傾斜
部の傾斜が急峻となっており、適格にエッジ強調された
波形となっていることがわかる。出力信号Soを再生す
れば、輪郭補正された画像が得られる。また、この画質
改善装置のエッジ強調処理は、図4(j)に示す出力波
形Soからもわかるように、従来の輪郭補正のようなプ
リシュート、オーバーシュートなどの原信号の振幅を越
えたエッジ強調処理とならず、原信号の振幅内のエッジ
強調処理である。従って、この画質改善装置を組込んだ
機器を、デジタル回路で構成した場合でもオーバーフロ
ーの問題が発生せず、その機器は、良好な画質改善が行
える。こうして、ラインL2から出力される信号So
は、エッジ強調が行われた結果、新たな側波帯成分が形
成され、入力信号S1が本来有する帯域を越えたスペク
トルが新たに付加された信号となる。この新たなスペク
トルの付加は、等価的に、原信号の解像度が向上したと
の印象を観賞者に与え、画像の鮮鋭度を改善する働きを
している。
【0034】ここで、信号Soのエッジ部の急峻さ(エ
ッジ強調の度合)は、エッジ強調前の元の信号における
エッジ部が有する周波数特性に依存している。元の信号
の立上がり部及び立下がり部(エッジ部)が、図4
(k)に示すように、より急峻な傾斜であれば、同図
(l)に示すような強い度合のエッジ強調が行われる。
一方、同図(m)に示すように緩かな傾斜に対しては、
同図(n)に示すような弱い度合のエッジ強調が行われ
る。このように、エッジ強調処理の度合は、入力信号の
周波数に依存し、入力信号と完全な相関関係があるの
で、この画質改善装置は、観賞者に対して違和感を与え
ることなく、自然な形で、鮮鋭度及び解像度を向上させ
ることができる。
ッジ強調の度合)は、エッジ強調前の元の信号における
エッジ部が有する周波数特性に依存している。元の信号
の立上がり部及び立下がり部(エッジ部)が、図4
(k)に示すように、より急峻な傾斜であれば、同図
(l)に示すような強い度合のエッジ強調が行われる。
一方、同図(m)に示すように緩かな傾斜に対しては、
同図(n)に示すような弱い度合のエッジ強調が行われ
る。このように、エッジ強調処理の度合は、入力信号の
周波数に依存し、入力信号と完全な相関関係があるの
で、この画質改善装置は、観賞者に対して違和感を与え
ることなく、自然な形で、鮮鋭度及び解像度を向上させ
ることができる。
【0035】また、図示した実施例は、複雑な回路構成
で高価な直交高域濾波器及び同相高域濾波器を用いず
に、それら濾波器よりも簡単な回路構成で低コストの減
算器により制御信号Scを形成でき、適格にエッジ強調
された信号を得ている。従って、本発明者による先の特
許願(出願日 平成3年2月27日,整理番号 H03000
046 )に比べて、装置全体の低コスト化を図れる。
で高価な直交高域濾波器及び同相高域濾波器を用いず
に、それら濾波器よりも簡単な回路構成で低コストの減
算器により制御信号Scを形成でき、適格にエッジ強調
された信号を得ている。従って、本発明者による先の特
許願(出願日 平成3年2月27日,整理番号 H03000
046 )に比べて、装置全体の低コスト化を図れる。
【0036】上記実施例では、入力信号として、上限周
波数4MHz までに帯域制限された輝度信号をあげたが、
本発明の画質改善装置は、RGB信号などのベースバン
ド系全ての映像信号及び画像信号を扱うことができる。
また、この画質改善装置は、CG(コンピュータグラフ
ィックス)画像や、自然画像を扱う画像処理装置にも好
適である。特に、デジタル化された画像データに対して
は、本発明と等価な輪郭補正処理、エッジ強調処理が、
コンピュータを使用したソフトウェア処理によっても実
現でき、本発明は、画像データのソフトウェアによる加
工処理にも応用できる。さらにまた、本発明は、デジタ
ル伝送系の波形歪によって発生するアイパターンの劣化
を改善することにも有効である。
波数4MHz までに帯域制限された輝度信号をあげたが、
本発明の画質改善装置は、RGB信号などのベースバン
ド系全ての映像信号及び画像信号を扱うことができる。
また、この画質改善装置は、CG(コンピュータグラフ
ィックス)画像や、自然画像を扱う画像処理装置にも好
適である。特に、デジタル化された画像データに対して
は、本発明と等価な輪郭補正処理、エッジ強調処理が、
コンピュータを使用したソフトウェア処理によっても実
現でき、本発明は、画像データのソフトウェアによる加
工処理にも応用できる。さらにまた、本発明は、デジタ
ル伝送系の波形歪によって発生するアイパターンの劣化
を改善することにも有効である。
【0037】
【発明の効果】以上の通り本発明の画質改善装置は、以
下の効果を有する。 (イ)エッジ強調を、入力信号の傾斜部分の中点に波形
段差を適格に付加することにより行い、その結果、入力
信号の有する周波数帯域外の周波数成分が付加された出
力信号が得られるので、再生画像の輪郭補正が行える。 (ロ)従来の輪郭補正のようなプリシュート、オーバー
シュートなどの原信号の振幅を越えたエッジ強調となら
ず、原信号の振幅内のエッジ強調処理である。従って、
この画質改善装置を組込んだ機器を、デジタル回路で構
成した場合でもオーバーフローの問題が発生せず、その
機器は、良好な画質改善が行える。 (ハ)入力信号に対するエッジ強調の度合は、入力信号
の周波数に依存し、入力信号と完全な相関関係があるの
で、この画質改善装置は、観賞者に対して違和感を与え
ることなく、自然な形で、鮮鋭度及び解像度を向上させ
ることができる。 (ニ)複雑な回路構成の濾波器を用いずに、簡単な回路
構成で低コストの減算器により制御信号Scを形成でき
るので、装置全体の低コスト化が図れる。 (ホ)本発明の各構成要素は、従来の回路を組合わせる
ことによりそれぞれ構成できるので、本発明の画質改善
装置は容易に製造でき、幅広い用途を有するものであ
る。
下の効果を有する。 (イ)エッジ強調を、入力信号の傾斜部分の中点に波形
段差を適格に付加することにより行い、その結果、入力
信号の有する周波数帯域外の周波数成分が付加された出
力信号が得られるので、再生画像の輪郭補正が行える。 (ロ)従来の輪郭補正のようなプリシュート、オーバー
シュートなどの原信号の振幅を越えたエッジ強調となら
ず、原信号の振幅内のエッジ強調処理である。従って、
この画質改善装置を組込んだ機器を、デジタル回路で構
成した場合でもオーバーフローの問題が発生せず、その
機器は、良好な画質改善が行える。 (ハ)入力信号に対するエッジ強調の度合は、入力信号
の周波数に依存し、入力信号と完全な相関関係があるの
で、この画質改善装置は、観賞者に対して違和感を与え
ることなく、自然な形で、鮮鋭度及び解像度を向上させ
ることができる。 (ニ)複雑な回路構成の濾波器を用いずに、簡単な回路
構成で低コストの減算器により制御信号Scを形成でき
るので、装置全体の低コスト化が図れる。 (ホ)本発明の各構成要素は、従来の回路を組合わせる
ことによりそれぞれ構成できるので、本発明の画質改善
装置は容易に製造でき、幅広い用途を有するものであ
る。
【図1】一実施例のブロック構成図である。
【図2】減算器の特性を示す図である。
【図3】制御信号形成回路及び信号選択回路の具体的な
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図4】図1に示した実施例の動作説明図である。
1,2 遅延回路 3,4,5 減算器 6 制御信号形成回路 7 信号選択回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】変換器3−1〜3−3は、TTL−IC
や、ROMなどによるテーブル・ルックアップ方式で実
現できると共に、PLA(Programmable
Logic Array)等でも実現できる。3つの変
換器出力は、AND回路3−4〜3−8、OR回路3−
9,3−10、NAND回路3−11,3−12,3−
13を経て、次式に示す制御信号Sc1,Sc2,Sc
3となる。
や、ROMなどによるテーブル・ルックアップ方式で実
現できると共に、PLA(Programmable
Logic Array)等でも実現できる。3つの変
換器出力は、AND回路3−4〜3−8、OR回路3−
9,3−10、NAND回路3−11,3−12,3−
13を経て、次式に示す制御信号Sc1,Sc2,Sc
3となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【数11】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号である第1の信号を所定時間遅延
させた第2の信号と、前記第2の信号を前記所定時間遅
延させた第3の信号とを出力する遅延回路と、 前記第1の信号から前記第2の信号を減算して得た第4
の信号を出力する第1の減算器と、 前記第2の信号から前記第3の信号を減算して得た第5
の信号を出力する第2の減算器と、 前記第4の信号から前記第5の信号を減算して得た第6
の信号を出力する第3の減算器と、 前記第4、第5、及び第6の信号が供給され、前記第
4、第5、及び第6の信号の極性の組合わせに応じて変
化する、制御信号である第7の信号を出力する制御信号
形成回路と、 前記第1、第2、第3、及び第7の信号が供給され、制
御信号である前記第7の信号に応じて、前記第1、第
2、及び第3の信号の内の1つを選択して出力する信号
選択回路とより構成し、 前記信号選択回路は、前記第4、第5、及び第6の3つ
の信号の値が同時に正または同時に負である同極性の値
であるとき、前記第3の信号を出力し、 前記第4及び第5の信号の値が同時に正または同時に負
である同極性の値であり、かつ、前記第6の信号の値
が、前記第4及び第5の信号の値の極性と異なる極性の
値のとき、前記第1の信号を出力し、 前記第4、第5、及び第6の3つの信号の値の組合わせ
が上記以外の組合わせのとき、前記第2の信号を出力し
て、前記入力信号である第1の信号のエッジが強調され
た出力信号を得ることを特徴とする画質改善装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3067927A JPH05110901A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 画質改善装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3067927A JPH05110901A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 画質改善装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05110901A true JPH05110901A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=13359037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3067927A Pending JPH05110901A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 画質改善装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05110901A (ja) |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP3067927A patent/JPH05110901A/ja active Pending
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