JPH051192A - 射出成形用軟質塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

射出成形用軟質塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH051192A
JPH051192A JP18195691A JP18195691A JPH051192A JP H051192 A JPH051192 A JP H051192A JP 18195691 A JP18195691 A JP 18195691A JP 18195691 A JP18195691 A JP 18195691A JP H051192 A JPH051192 A JP H051192A
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JP
Japan
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weight
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vinyl chloride
chloride resin
resin composition
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Application number
JP18195691A
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English (en)
Inventor
Isao Takeshita
以佐夫 竹下
Kazumasa Yamane
一正 山根
Koji Watanabe
功二 渡辺
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、下
記(a)〜(d)を配合してなる射出成形用軟質塩化ビ
ニル系樹脂組成物; (a)ベンゾフェノン系及び/又はシアノアクリレート
系紫外線吸収剤を2.5〜6.0重量部、 (b)ハイドロタルサイト類化合物の1種以上を0.2
〜5.0重量部、 (c)Ba−Zn系熱安定剤の1種以上を0.2〜4.
5重量部、及び (d)得られる成形体の硬度(JIS K 6301の
A型スプリング式かたさ試験法による)を85以上とす
る重量部数の可塑剤。 【効果】 成形体の初期耐候帯色性及び長期耐候性に優
れるとともに、射出成形法で成形する際の熱安定性に優
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬度が85以上であり
明色系のカラーに着色した成形体を射出成形法で成形す
る分野に於いて、成形体の耐候性と成形加工時熱安定性
とが共に優れた射出成形用軟質塩化ビニル系樹脂組成物
を提供するものである。更に詳しくは、成形体を自動車
用外装材、屋外用建築材などとして明色系のカラーに着
色して使用する際の耐候性に関する二つの特性、すなわ
ち、成形体のポリマー分子の主として紫外線や熱など
の外的環境による実質的な劣化が起こらずいつまで長も
ちするか(以下、長期耐候性と称す)、この実質的な
劣化が発生し始める以前の極く初期の曝露時期(数カ
月)に一時的に淡黄色に変色する度合(以下、初期耐候
帯色性と称す)、がいずれも良好であり、また射出成形
に於ける成形加工時熱安定性が良好であり、これらの特
性が共に優れた屋外用途に好適な射出成形用軟質塩化ビ
ニル系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂は安価であり、可塑剤
などを添加することにより容易に軟質化させることがで
きるため、自動車部品分野、建材分野などで多量に使用
されている。自動車用外装材や屋外用建築材は、長期間
に亙り、過酷な環境に曝されて使用されるため耐候性が
強く要求され、これに応えた軟質塩化ビニル系樹脂組成
物が開発されて屋外用途に広く使用されてきている。こ
れらの組成物は、熱安定剤としてBa−Zn系熱安定剤
を使用し、紫外線吸収剤としてベンゾフェノン系化合物
やシアノアクリレート化合物を使用することを骨子とす
る技術に基づくものである。従来はこれらの用途に於け
る成形体は黒色に着色したものであり、この場合は屋外
曝露テストやサンシャインウェザロメーターテストで評
価される長期耐候性の改良のみが技術的課題であり、紫
外線照射などによる劣化が発生し始める以前の曝露期間
の極く初期に一時的に淡黄色に変色する現象の程度、す
なわち初期耐候帯色性は全く問題にされなかった。しか
し、最近は屋外用途で明色系のカラーに着色した材料を
使用する要求が高まり、これまで見過ごされてきた初期
耐候帯色性を長期耐候性と同様に重要視する必要が出て
きた。
【0003】また、硬度が85以上と硬く明色系のカラ
ーに着色した軟質塩化ビニル系樹脂組成物を射出成形法
で成形する際の成形加工時熱安定性が低いために成形体
が熱による変色を受ける現象があるが、これも黒色のみ
の用途に於いては問題にされなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
による耐候性軟質塩化ビニル系樹脂組成物を、明色系の
カラーに着色して硬度が85以上の屋外用途の材料とし
て、射出成形法で成形して使用するとき、初期耐候帯色
性及び長期耐候性といった耐候性に関する特性と射出成
形を行なう際の成形加工時熱安定性が不充分であるとい
う問題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して、(a)ベンゾフェノン系及
び/又はシアノアクリレート系紫外線吸収剤を2.5〜
6.0重量部、(b)ハイドロタルサイト類化合物の1
種以上を0.2〜5.0重量部、(c)Ba−Zn系熱
安定剤の1種以上を0.2〜4.5重量部、及び(d)
得られる成形体の硬度を85以上とする重量部数の可塑
剤を配合した軟質塩化ビニル系樹脂組成物を屋外用途の
明色系のカラーに着色した成形体の材料として使用すれ
ば成形体の長期耐候性及び初期耐候帯色性といった耐候
性に関する特性が良好で、且つ射出成形法で成形する際
の成形加工時熱安定性が良好であることを見出したこと
によるものである。上記の組成物に、更にメタクリル酸
メチルを主成分とする共重合体であって、濃度0.4g
/100mlのトルエン溶液の30℃で測定した比粘度が
0.5〜1.5であるメタクリル酸メチル系共重合体を
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して1〜30重量部
配合することによりこれらの特性を一段と高めることが
でき、更に可塑剤としてフタル酸系可塑剤、トリメリッ
ト酸系可塑剤あるいはアジピン酸系可塑剤を使用したと
きこれらの特性が特に優れていることを見出したことに
よるものである。
【0006】本発明で使用する塩化ビニル系樹脂とは、
塩化ビニルモノマーを単独重合させた塩化ビニル樹脂、
85重量%以上の塩化ビニルを含有する塩化ビニル系共
重合樹脂、及びテトラヒドロフランに不溶な塩化ビニル
ゲル分2〜65重量%を含む部分架橋塩化ビニル系樹脂
をいい、これらを単独もしくは2種以上混合して使用す
る。塩化ビニル系共重合樹脂としては、たとえば塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの塩化ビニルとアルキ
ルビニルエステルとの共重合樹脂、塩化ビニル−エチレ
ン共重合樹脂、塩化ビニル−プロピレン共重合樹脂など
の塩化ビニルとオレフィン類との共重合樹脂、塩化ビニ
ルとアクリル酸又はそのエステルとの共重合樹脂、塩化
ビニルとメタクリル酸又はそのエステルとの共重合樹
脂、塩化ビニルとアルキルビニルエーテルとの共重合樹
脂などが使用できる。また、部分架橋塩化ビニル系樹脂
としては、架橋剤としてジアリルフタレートなどのジア
リル化合物、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ートなどのジ(メタ)アクリレート化合物などを使用し
て得られる部分架橋塩化ビニル系樹脂が使用できる。塩
化ビニル系樹脂の平均重合度(JIS K 6721)
は400〜1500であることが好ましい。平均重合度
が400未満では耐候性が低くなり、また平均重合度が
1500を越えると射出成形時の溶融粘度が高くなって
成形加工時熱安定性が悪くなるので好ましくない。
【0007】本発明で使用するベンゾフェノン系紫外線
吸収剤又はシアノアクリレート系紫外線吸収剤は、それ
ぞれ単独で使用してもよく、両者を併用してもよい。紫
外線吸収剤の使用量は、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して2.5〜6.0重量部の範囲である。使用量が
2.5重量部未満では紫外線吸収能力が不充分であり、
このため屋外曝露テストやサンシャインウェザロメータ
ーテストを行なうと紫外線による劣化が著しく進行す
る。紫外線による劣化は、ハイドロタルサイト類化合物
を併用すると一層著しく進行するので紫外線吸収剤を増
量する必要がある。すなわち、ハイドロタルサイト類化
合物を併用しない従来の技術に於いては、ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤やシアノアクリレート系紫外線吸収剤
は塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.2〜2.
0重量部の使用量で充分な効果を発揮することができる
が、本発明のハイドロタルサイト類化合物を併用する系
では、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤やシアノアクリレ
ート系紫外線吸収剤の使用量は塩化ビニル系樹脂100
重量部に対して2.5重量部以上にする必要がある。逆
に6.0重量部を越えて使用しても、紫外線吸収能力は
飽和して増量の効果は現れない。
【0008】本発明で使用するハイドロタルサイト類化
合物は、一般式 Mg1-x Alx (OH)2(CO3)X/2 ・mH2O (0<x≦0.5、mは正の数) で表示される化合物であり、これら化合物の1種以上を
使用する。該化合物は、後述するBa−Zn系熱安定剤
と組み合わせて使用することにより、塩化ビニル系樹脂
の熱安定剤として非常に優れた効果を発揮する。塩化ビ
ニル系樹脂の熱安定剤としてはこれらの化合物のほかに
も種々のものがあるが、ハイドロタルサイト類化合物と
Ba−Zn系熱安定剤とを組み合わせて使用する本発明
の熱安定剤系以外のものは使用すべきでない。すなわ
ち、錫系熱安定剤は、塩化ビニル系樹脂の熱安定性の改
良効果は優れているが、耐候性を低下させる。また、鉛
系熱安定剤は、環境保全の観点からその使用は抑制され
る。また、ハイドロタルサイト類化合物を併用しないで
Ba−Zn系熱安定剤だけを単独で使用すると、熱安定
性の改良効果が不充分である。ハイドロタルサイト類化
合物の使用量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て0.2〜5.0重量部である。使用量が0.2重量部
未満では得られる軟質塩化ビニル系樹脂組成物の熱安定
性が不充分であり、使用量が5.0重量部を越えると耐
候性が悪化する。
【0009】本発明で使用するBa−Zn系熱安定剤の
使用量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.
2〜4.5重量部である。使用量が0.2重量部未満で
は得られる軟質塩化ビニル系樹脂組成物の熱安定性が不
充分であり、使用量が4.5重量部を越えるとBa−Z
n系熱安定剤が成形体の表面にブルームする問題が生じ
る。
【0010】本発明で使用する可塑剤は、塩化ビニル系
樹脂に通常使用される可塑剤であればよい。すなわち、
フタル酸系、トリメリット酸系、アジピン酸系、ポリエ
ステル系などの可塑剤であるが、これらのうち、フタル
酸系、トリメリット酸系、アジピン酸系の可塑剤が好ま
しく、フタル酸系、トリメリット酸系の可塑剤が最も好
ましい。これらは単独で使用してもよく2種以上を組み
合わせて使用してもよい。可塑剤の使用量は、得られる
成形体の硬度が85以上になるように適量を選んで決定
する。
【0011】本発明の軟質塩化ビニル系樹脂組成物は、
メタクリル酸メチルを主成分とする共重合体を配合する
ことが好ましい。該共重合体の分子量は、濃度0.4g
/100mlのトルエン溶液の30℃で測定した比粘度で
表示する場合、その値が0.5〜1.5であることが好
ましい。比粘度が0.5未満では組成物の混練効果が不
充分となり、1.5を越えると組成物の溶融粘度が高く
なって射出成形を行なう際の成形加工時熱安定性が低下
する。該共重合体の使用量は、塩化ビニル系樹脂100
重量部に対して1〜30重量部が好ましい。使用量が1
重量部未満では組成物の混練効果が不充分であり、使用
量が30重量部を越えると組成物の溶融粘度が高くなり
過ぎ好ましくない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1〜8、比較例1〜5 表1、表2及び表3に示す重量部数の塩化ビニル樹脂、
紫外線吸収剤、ハイドロタルサイト類化合物、熱安定
剤、可塑剤、メタクリル酸メチル系共重合体をリボンブ
レンダーにより混合し、ドライアップさせた。得られた
パウダー状の組成物を175℃で7分間ロール混練し、
厚さ約2mmの素練りシートを得た。これを更に180℃
で熱プレスし厚さ1mmのシートを作製した。このシート
を使用して耐候性を測定した。一方、前記素練りシート
を約2mm四方に切断してペレット状にし、これを使用し
てブラベンダープラストグラフにより成形加工時熱安定
性を評価した。評価結果を表1、表2及び表3に示す。
表1、表2及び表3から明らかなとおり、本発明の組成
物は初期耐候帯色性及び長期耐候性並びに成形加工時熱
安定性が共に優れたものであった。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】注1:2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン 注2:エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
レート 注3:ハイドロタルサイト類化合物の商品名(協和化学
工業株式会) 注4:ジイソノニルフタレート 注5:ジイソノニルアジペート 注6:トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート *1:JIS K 6301による。 *2:サンシャインウェザロメーターを用い83℃で3
00hrs 照射後の変色の度合を下式によるHunterの色差
法で表示する。△Eが小さいほど変色の度合が小さいこ
とを示す。 ΔE=〔(Δa)2 +(Δb)2 +(ΔL)21/2 *3:サンシャインウエザロメーターを用い83℃で3
000hrs 照射後の変色の度合を下式によるHunterの色
差法で表示する。△Eが小さいほど変色の度合が小さい
ことを示す。 ΔE=〔(Δa)2 +(Δb)2 +(ΔL)21/2 *4:ブラベンダープラストグラフによるトルクの上昇
開始時までの時間(分) チャンバー温度:210℃ ローター回転数:100rpm ペレット充填量:60g
【0017】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明の軟質塩化
ビニル系樹脂組成物は、成形体の初期耐候帯色性及び長
期耐候性並びに射出成形法で成形する際の熱安定性が共
に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:12) 7242−4J B29K 27:06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
    て、下記(a)〜(d)を配合してなる射出成形用軟質
    塩化ビニル系樹脂組成物; (a)ベンゾフェノン系及び/又はシアノアクリレート
    系紫外線吸収剤を2.5〜6.0重量部、 (b)ハイドロタルサイト類化合物の1種以上を0.2
    〜5.0重量部、 (c)Ba−Zn系熱安定剤の1種以上を0.2〜4.
    5重量部、及び (d)得られる成形体の硬度(JIS K 6301の
    A型スプリング式かたさ試験法による)を85以上とす
    る重量部数の可塑剤。
  2. 【請求項2】 メタクリル酸メチルを主成分とする共重
    合体であって、該共重合体0.4gを含む100mlのト
    ルエン溶液の30℃で測定した比粘度が0.5〜1.5
    であるメタクリル酸メチル系共重合体を1〜30重量部
    配合してなる請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 可塑剤がフタル酸系、トリメリット酸
    系、及びアジピン酸系の可塑剤から選択される1種以上
    である請求項1又は2記載の樹脂組成物。
JP18195691A 1991-06-25 1991-06-25 射出成形用軟質塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH051192A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127423A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Katsuta Kako Kk 超耐候性塩化ビニル系樹脂組成物

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Effective date: 20000711