JPH0512014Y2 - - Google Patents

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JPH0512014Y2
JPH0512014Y2 JP5598089U JP5598089U JPH0512014Y2 JP H0512014 Y2 JPH0512014 Y2 JP H0512014Y2 JP 5598089 U JP5598089 U JP 5598089U JP 5598089 U JP5598089 U JP 5598089U JP H0512014 Y2 JPH0512014 Y2 JP H0512014Y2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、小型船舶のプラスチツク製の船体な
ど、表面にコツクピツトなどの受容凹部を有する
中空殻体の注入発泡成形装置に関し、詳しくは、
当該成形装置において、発泡圧力に抗して中空殻
体の表面を押える治具の構造に関する。
〔従来の技術〕
沿岸海域でレジヤー用に使用される小型船舶と
して、プラスチツク成形品のデツキおよびハルを
接合した中空殻体で船体を構成したものがある。
この種の船体構造として、そのデツキ面(上
面)に乗員等が乗り込むための受容凹部(コツク
ピツト)を形成し、該受容凹部のまわりの中空部
にポリウレタン等の樹脂発泡体を充填することに
より浮力および船体強度を得る構造のものが、例
えば、小型救命艇などで提案されている。
また、中空殻体の内部に樹脂発泡体を充填する
手法として、該中空殻体内に樹脂および発泡剤を
注入し、内部で直接的に発泡させることにより、
成形(充填)と接着とを同時に行なう手法が採用
されている。
このような中空殻体の注入発泡成形において
は、発泡時の内圧による変形を阻止するため、該
中空殻体の表面を同じ形状の治具で押えておく必
要があり、そのための注入発泡成形装置が使用さ
れている。
この注入発泡成形装置は、一般に、合せ面で対
向する上下(左右でも同じ)2つの押え治具で構
成されている。先行技術として本出願人の特願昭
62−250863号がある。
〔考案が解決しようとする技術的課題〕
しかし、従来の上記形式の中空殻体の注入発泡
成形装置にあつては、表面に受容凹部を有する中
空殻体を注入発泡する際、例えば、プラスチツク
製の小型船体などで見られるように、前記中空殻
体の肉厚が薄く、かつ、収容スペース確保のため
前記受容凹部の型の抜き勾配が小さい(例えば
3.5度程度)場合には、発泡終了後に押え治具を
受容凹部から引き抜こうとしても、発泡圧による
摩擦力のため治具の取り外しが困難になることが
あつた。
本考案は、このような従来の技術的課題を鑑み
てなされたものであり、受容凹部を有する中空殻
体の注入発泡に際し、該受容凹部の型の抜き勾配
が小さく、かつ押え治具に発泡圧が作用する場合
でも、該押え治具を発泡後に容易に取り外すこと
ができる中空殻体の注入発泡成形装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題解決のための手段〕
本考案は、表面に受容凹部を有する中空殻体の
注入発泡に際し、発泡圧力に抗して、該中空殻体
の表面を押える注入発泡成形装置において、表面
押え手段を、前記受容凹部を含む表面を押える可
動治具と、反対側の表面を押える固定治具とで構
成し、前記可動治具の前記受容凹部に嵌入する部
分を、該可動治具に設けたクサビ部のテーパ面に
沿つて移動可能に取付けられた複数のブロツクで
構成することにより、発泡圧で中空殻体が表面押
え手段に圧接している場合でも前記可動治具を前
記受容凹部から容易に分離させることができ、発
泡工程の作業性を向上させうる注入発泡成形装置
を提供するものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第6図は本考案による装置で注入発泡するのに
好適な中空殻体である小型舟艇の船体を例示する
斜視図であり、第7図は第6図の横断面図であ
る。
第6図および第7図において、図示の船体10
はFRP等のプラスチツク成形品であるデツキ1
1とハル12を接合した中空殻体で構成され、そ
の内部にはウレタンフオーム等の樹脂発泡体13
が充填されている。
前記デツキ11の上面にはコツクピツトとして
の受容凹部14が形成され、その内部にはエンジ
ン15やハンドル16等の操縦装置並びにシート
17や燃料タンク18等が装備され、運転者19
は前記シート17に着座してハンドル16を握つ
た姿勢で乗船する。
前記船体10内に充填された樹脂発泡体13は
浮力および船体強度を確保するためのものであ
る。
このような小型舟艇は、長さが約3.5mで巾が
約1.7m程度の大きさのものである。
前記船体10を構成する中空殻体の肉厚は、例
えば、デツキ11の薄い部分では1.2〜1.8mmに選
定され、ハル12では約3mm程度に選定される。
第1図は本考案による中空殻体の注入発泡成形
装置の一実施例の分解斜視図であり、第2図およ
び第3図は発泡中に第1図の装置で中空殻体の表
面を押えている時の横断面図および縦断面図であ
り、第4図および第5図は第1図の装置で発泡後
に押え治具を持ち上げた時の横断面図および縦断
面図である。
第1図〜第5図において、図示の注入発泡成形
装置は、受容凹部14を有するプラスチツク製中
空殻体(船体)10の注入発泡に際し、発泡圧力
に抗して該中空殻体10の表面を押える治具であ
り、前記受容凹部(コツクピツト)14を含むデ
ツキ11の表面を押える上側の可動治具20と、
反対側の表面(図示の例ではハル12の表面)を
押える下側の固定治具21とで構成されている。
前記固定治具21には、船体10のハル12の
形状に合致した凹状の曲面22が設けられてい
る。
一方、前記可動治具20は前記受容凹部14お
よびその周囲部23を押えるものであり、前記受
容凹部14の表面(凹面)は可動治具20の押え
板28に取付けられた複数の集合ブロツク27で
押えられ、前記周囲部23の外周面は前記押え板
28に形成された同一形状の内面で押えられる。
すなわち、上側の可動治具20は、図示しない
プレスあるいはホイストに取付けられて上下動す
る押え板28と、該押え板28の下面にボルト、
ナツト等で固定されたクサビ部材25と、前記押
え板28にワイヤー、チエーンまたはロープ等で
前記クサビ部25のテーパ面26に沿つて移動可
能に吊り下げられた複数のブロツク27とを備え
ており、デツキ11の周囲部23は前記押え板2
8の内面で直接押えられるが、該デツキ11の前
記受容凹部(コツクピツト)14は前記押え板2
8に設けたクサビ部(図示の例では十字状のクサ
ビ部)25に沿つて移動可能な集合離反形式の複
数のブロツク27によつて押えられる。
図示の例では、十字状のクサビ部25の各コー
ナー部に整合する4個のブロツク27が前記押え
板28に吊り下げられており、前記コツクピツト
14内に嵌合し押え板28を圧下して押え付けた
状態では、4個のブロツク27の周面および下面
が該コツクピツト14のほぼ全面に当接するよう
に構成されている。
前記各ブロツク27は、図示の例では、前記押
え板28の下側に所定長さ(例えば10cm程度)の
ワイヤー、チエーンまたはロープ等の可撓部材2
9で吊り下げられている。
中空殻体10に対する注入発泡は次のような工
程で行なわれる。
可動治具20を引き上げまたは取り外した状態
で、FRP等のプラスチツクで成形したデツキ1
1およびハル12を接合して形成した中空の船体
(中空殻体)10を固定治具21の凹状曲面22
内に位置決めしてセツトする。
そこで、可動治具20を前記中空殻体10に対
し上方から下降させ、前記各ブロツク27をクサ
ビ部25の所定のテーパ面26で案内しながらコ
ツクピツト14内へ嵌入させる。
可動治具20を第2図および第3図に示す所定
位置まで下降させると、前記固定治具21の凹状
曲面22、並びに前記可動治具の押え板28周辺
部および集合状態の前記ブロツク27によつて、
前記中空殻体10のほぼ全表面と合致する押え面
が形成される。
前記中空殻体10の適当な位置には注入口3
0,30(第1図)が形成されており、該注入口
30から合成樹脂および発泡剤の混練剤を注入す
る。
この場合、中空殻体10の内部を仕切り材31
(第3図、第5図)で前後に分割し、2個の注入
口30,30から前後の各空間に対し別々に注入
することが好ましい。
注入された上記混練剤は中空殻体10の内部で
発泡を開始し、やがて中空殻体10は樹脂発泡体
で隙間なく充填され、該中空殻体10には発泡圧
(内圧)が作用する。
この発泡圧によつて中空殻体(船体)10は、
全体的あるいは局部的に膨張しようとするが、前
記可動治具20および固定治具21の押え面によ
つて表面形状を規制されるので、膨張変形が阻止
され、所定の形状を保つたまま発泡樹脂13が充
分に充填される。
発泡樹脂としてポリウレタン等を使用すると、
自己発泡性の他に自己接着性を備えているので、
発泡体13は中空殻体10の内面に接着した状態
で充填されることになり、船体10で実施すると
浮力の増大とともに船体強度を向上させる上で効
果的である。
発泡が終了すると、第4図および第5図に示す
ごとく、可動型20を持ち上げて中空殻体10か
ら分離させる。
以上の実施例によれば、コツクピツト容積確保
の観点等から受容凹部14の型の抜き勾配が小さ
い時でも、該受容凹部14内に押し込まれる押え
治具がテーパ面26で支持された複数のブロツク
27の集合体で構成されているので、例え発泡圧
が大きく接触面圧が大きい場合でも、押え板28
を持ち上げる時に各テーパ面26を各ブロツク2
7から容易に引き抜くことができ、各ブロツク2
7を容易にフリー状態にすることができる。
したがつて、受容凹部14の抜き勾配が小さ
く、しかも、該受容凹部14の部分の肉厚が薄く
発泡圧で膨張変形しやすい場合でも、発泡後に押
え治具20を容易に分離させることができ、作業
性の向上および工数の低減を達成することが可能
になつた。
なお、図示の実施例では、本考案をプラスチツ
ク製の船体10に適用する場合を例示したが、本
考案は、表面に受容凹部を有する中空殻体に対し
注入発泡を行なう場合であれば、船体に限らず、
広く適用可能である。
また、中空殻体の材質も、プラスチツクに限ら
れるものではなく、鋼やアルミ等の金属製の中空
殻体に対しても同様に適用可能である。
さらに、受容凹部14の表面を押えるブロツク
27の数は、図示の例では4個にしたが、これも
場合に応じて適当な数に分割することが可能であ
り、2個以上であれば任意の数で実施することが
できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれ
ば、表面に受容凹部を有する中空殻体の注入発泡
に際し、発泡圧力に抗して、該中空殻体の表面を
押える注入発泡成形装置において、表面押え手段
を、前記受容凹部を含む表面を押える可動治具
と、反対側の表面を押える固定治具とで構成し、
前記可動治具の前記受容凹部に嵌入する部分を、
該可動治具に設けたクサビ部のテーパ面に沿つて
移動可能に取付けられた複数のブロツクで構成す
るので、受容凹部を有する中空殻体の注入発泡に
際し、該受容凹部の抜き勾配が小さく、かつ発泡
圧による該受容凹部の押え治具に対する圧接力が
大きい場合でも、発泡後において押え治具を容易
に取り外すことができ、注入発泡の作業性の向上
および工数低減を図りうる中空殻体の注入発泡成
形装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による中空殻体の注
入発泡成形装置の模式的分解斜視図、第2図およ
び第3図は第1図の装置の発泡中の状態を模式的
に示す横断面図および縦断面図、第4図および第
5図は第1図の装置の発泡後可動治具を持ち上げ
た状態を模式的に示す横断面図および縦断面図、
第6図は本考案の装置で注入発泡するのに好適な
中空殻体(小型中空船体)を例示する模式的斜視
図、第7図は第6図の横断面図である。 10……中空殻体(船体)、13……発泡体、
14……受容凹部(コツクピツト)、20……可
動治具、21……固定治具、25……クサビ部、
26……テーパ面、27……ブロツク、28……
押え板、29……吊り下げ手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に受容凹部を有する中空殻体の注入発泡に
    際し、発泡圧力に抗して、該中空殻体の表面を押
    える注入発泡成形装置において、表面押え手段
    を、前記受容凹部を含む表面を押える可動治具
    と、反対側の表面を押える固定治具とで構成し、
    前記可動治具の前記受容凹部に嵌入する部分を、
    該可動治具に設けたクサビ部のテーパ面に沿つて
    移動可能に取付けられた複数のブロツクで構成す
    ることを特徴とする中空殻体の注入発泡成形装
    置。
JP5598089U 1989-05-16 1989-05-16 Expired - Lifetime JPH0512014Y2 (ja)

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JPH02146010U JPH02146010U (ja) 1990-12-11
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