JPH05120991A - 電界放射素子及びその製造方法 - Google Patents
電界放射素子及びその製造方法Info
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- JPH05120991A JPH05120991A JP3285997A JP28599791A JPH05120991A JP H05120991 A JPH05120991 A JP H05120991A JP 3285997 A JP3285997 A JP 3285997A JP 28599791 A JP28599791 A JP 28599791A JP H05120991 A JPH05120991 A JP H05120991A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高密度に電界放射素子が配列でき、特性のバ
ラツキが小さいエミッタの形状を提供することを目的と
する。 【構成】 基板上にエミッタ2を円柱状または多角柱状
とし、その縁部を鋭角状に突出させ、このエミッタ2の
縁部と微小間隙を有するようにゲート3を対向配置して
構成される。
ラツキが小さいエミッタの形状を提供することを目的と
する。 【構成】 基板上にエミッタ2を円柱状または多角柱状
とし、その縁部を鋭角状に突出させ、このエミッタ2の
縁部と微小間隙を有するようにゲート3を対向配置して
構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空管や表示素子であ
る陰極線管及び螢光表示管の電子源、または半導体製造
装置に用いられる電子源などに適用される電界放射素子
に関するものである。
る陰極線管及び螢光表示管の電子源、または半導体製造
装置に用いられる電子源などに適用される電界放射素子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、文献(Journal of
Applied PhysicsVol.47、N
o.12 December.1976 p.5248
〜p.5263)に示されたスピント型の電界放射素子
である。図において、1は電界放射素子が形成される基
板、2は基板1上に形成され、電子を発生させる先端が
鋭く尖った円錐形状のエミッタ、3はこのエミッタ2の
先端と微小間隙を有し、強い電界を掛けて電子を発生さ
せるゲ−ト、4はエミッタ2とゲート3との間を絶縁す
る絶縁層である。この例においては、エミッタ2の高さ
は約2μm、ゲ−ト3の径は約1.5〜2μmで、エミ
ッタ2の先端の半径は500Åであり、エミッタ2及び
ゲート3はモリブデン(Mo)、絶縁層4は酸化ケイ素
(SiO2)から構成されている。
Applied PhysicsVol.47、N
o.12 December.1976 p.5248
〜p.5263)に示されたスピント型の電界放射素子
である。図において、1は電界放射素子が形成される基
板、2は基板1上に形成され、電子を発生させる先端が
鋭く尖った円錐形状のエミッタ、3はこのエミッタ2の
先端と微小間隙を有し、強い電界を掛けて電子を発生さ
せるゲ−ト、4はエミッタ2とゲート3との間を絶縁す
る絶縁層である。この例においては、エミッタ2の高さ
は約2μm、ゲ−ト3の径は約1.5〜2μmで、エミ
ッタ2の先端の半径は500Åであり、エミッタ2及び
ゲート3はモリブデン(Mo)、絶縁層4は酸化ケイ素
(SiO2)から構成されている。
【0003】このように構成された電界放射素子におい
ては、ゲ−ト3の径が小さく、エミッタ2の先端が尖っ
ているので、エミッタ2の先端部に電界が集中しやす
く、約100Vの比較的低い電圧をゲ−ト3に印加する
ことにより、約107V/cmという大きな電界が発生
できる。このような高い電界のもとでは、エミッタ2の
表面から約10Åのごく近傍で物質内部よりも真空中の
方が低エネルギ−状態となるため、トンネル効果により
電子が物質内から真空中に浸み出すこととなる。このと
き、発生する電流は1個のエミッタ2で数十μAであ
る。また、このような電界放射素子は、図11に示され
るようにマトリクス状に高密度に配列されている。ここ
では、電界放射素子が12.7μmピッチで多数配列さ
れており、同時に動作させことによって電流密度として
は10A/cm2が得られる。
ては、ゲ−ト3の径が小さく、エミッタ2の先端が尖っ
ているので、エミッタ2の先端部に電界が集中しやす
く、約100Vの比較的低い電圧をゲ−ト3に印加する
ことにより、約107V/cmという大きな電界が発生
できる。このような高い電界のもとでは、エミッタ2の
表面から約10Åのごく近傍で物質内部よりも真空中の
方が低エネルギ−状態となるため、トンネル効果により
電子が物質内から真空中に浸み出すこととなる。このと
き、発生する電流は1個のエミッタ2で数十μAであ
る。また、このような電界放射素子は、図11に示され
るようにマトリクス状に高密度に配列されている。ここ
では、電界放射素子が12.7μmピッチで多数配列さ
れており、同時に動作させことによって電流密度として
は10A/cm2が得られる。
【0004】次に、上記のように構成されたスピント型
の電界放射素子の製造方法について説明する。まず、図
12(a)に示されるように、Si基板1上に膜厚約1
〜0.5μmの絶縁膜4を形成し、さらにその上に約
0.5μmの金属膜3を成膜し、この金属膜3上からリ
アクティブイオンエッチング(以下RIEと略記)また
はエッチング液によりエッチングすることによりゲート
3と絶縁層4に微小な穴を形成する。その後、図12
(b)に示されるように、アルミナ(Al2O3)5を
斜めから蒸着し、穴に庇を形成する。次に、モリブデン
(Mo)6を真上から蒸着する。このとき、上記穴は蒸
着の過程で次第に閉じる。これに従い、図12(c)に
示されるように穴の中に、円錐形状のエミッタ2が形成
されることとなる。最後に、図12(d)に示されるよ
うにアルミナ膜5(Al2O3)をエッチングにより除
去することによって、電界放射素子は形成される。
の電界放射素子の製造方法について説明する。まず、図
12(a)に示されるように、Si基板1上に膜厚約1
〜0.5μmの絶縁膜4を形成し、さらにその上に約
0.5μmの金属膜3を成膜し、この金属膜3上からリ
アクティブイオンエッチング(以下RIEと略記)また
はエッチング液によりエッチングすることによりゲート
3と絶縁層4に微小な穴を形成する。その後、図12
(b)に示されるように、アルミナ(Al2O3)5を
斜めから蒸着し、穴に庇を形成する。次に、モリブデン
(Mo)6を真上から蒸着する。このとき、上記穴は蒸
着の過程で次第に閉じる。これに従い、図12(c)に
示されるように穴の中に、円錐形状のエミッタ2が形成
されることとなる。最後に、図12(d)に示されるよ
うにアルミナ膜5(Al2O3)をエッチングにより除
去することによって、電界放射素子は形成される。
【0005】また、このようなスピント型の電界放射素
子の製造方法は他にもいくつか発表(例えば、1990
年電子情報通信学会秋季全国大会講演予稿集5−P28
2参照)されている。
子の製造方法は他にもいくつか発表(例えば、1990
年電子情報通信学会秋季全国大会講演予稿集5−P28
2参照)されている。
【0006】上記のように構成されたスピント型の電界
放射素子は、例えばエミッタ2の先端径や、エミッタ2
の先端とゲ−ト3との位置関係により放出電流が変動
し、また、エミッタ2先端とゲ−ト3の距離により放出
電流がばらつくことが知られている。しかしながら、上
記のスピント型の電界放射素子のエミッタ2の形状は、
Moの蒸着の際の庇の径、絶縁膜の厚さ、蒸着時の蒸着
源と試料の距離で調整するなどいずれも間接的にしか制
御することができず、所望の形状にするのは困難であ
り、電界放射素子間に特性のバラツキが生じることとな
る。
放射素子は、例えばエミッタ2の先端径や、エミッタ2
の先端とゲ−ト3との位置関係により放出電流が変動
し、また、エミッタ2先端とゲ−ト3の距離により放出
電流がばらつくことが知られている。しかしながら、上
記のスピント型の電界放射素子のエミッタ2の形状は、
Moの蒸着の際の庇の径、絶縁膜の厚さ、蒸着時の蒸着
源と試料の距離で調整するなどいずれも間接的にしか制
御することができず、所望の形状にするのは困難であ
り、電界放射素子間に特性のバラツキが生じることとな
る。
【0007】次に、平面型の電界放射素子について説明
する。図13は1990年電子情報通信学会秋季全国大
会講演予稿集5−P286〜P287に示されている平
面型の電界放射素子である。この平面型の電界放射素子
においては、エミッタ2が薄膜状の楔型で、この先端は
尖っている。ゲ−ト3も薄膜状の楔型であって、上記エ
ミッタ2の上面とゲート3の下面と微小間隙を介して対
向している。 このように構成された電界放射素子にお
いても、上記説明したスピント型の電界放射素子と同様
にゲ−ト3とエミッタ2間に電圧を加えるとエミッタ2
の楔型の先端に強い電界がかかり、ここから電子が放出
されることとなる。
する。図13は1990年電子情報通信学会秋季全国大
会講演予稿集5−P286〜P287に示されている平
面型の電界放射素子である。この平面型の電界放射素子
においては、エミッタ2が薄膜状の楔型で、この先端は
尖っている。ゲ−ト3も薄膜状の楔型であって、上記エ
ミッタ2の上面とゲート3の下面と微小間隙を介して対
向している。 このように構成された電界放射素子にお
いても、上記説明したスピント型の電界放射素子と同様
にゲ−ト3とエミッタ2間に電圧を加えるとエミッタ2
の楔型の先端に強い電界がかかり、ここから電子が放出
されることとなる。
【0008】上記のように構成された平面型の電界放射
素子の製造方法を、図14を用いて説明する。まず、図
14(a)に示されるように、ガラス等からなる基板1
上にエミッタ2となるMoの蒸着膜7を形成する。次に
図14(b)及び(c)に示されるように、上記蒸着膜
7をフォトレジストをマスク8として楔型にエッチング
する。このとき、Mo膜7も僅かにサイドエッチが施さ
れる。これがエミッタ2とゲ−ト3間の微小隙間にな
る。次に、図14(d)に示されるようにフォトレジス
トのマスク8上からSiO2からなる絶縁膜9とゲ−ト
となるCr膜10を成膜する。次に、図14(e)に示
されるように、フォトレジストのマスク8を除去するこ
とによりエミッタ2上の絶縁膜9とCr膜10を除去
し、電界放射素子を完成する。
素子の製造方法を、図14を用いて説明する。まず、図
14(a)に示されるように、ガラス等からなる基板1
上にエミッタ2となるMoの蒸着膜7を形成する。次に
図14(b)及び(c)に示されるように、上記蒸着膜
7をフォトレジストをマスク8として楔型にエッチング
する。このとき、Mo膜7も僅かにサイドエッチが施さ
れる。これがエミッタ2とゲ−ト3間の微小隙間にな
る。次に、図14(d)に示されるようにフォトレジス
トのマスク8上からSiO2からなる絶縁膜9とゲ−ト
となるCr膜10を成膜する。次に、図14(e)に示
されるように、フォトレジストのマスク8を除去するこ
とによりエミッタ2上の絶縁膜9とCr膜10を除去
し、電界放射素子を完成する。
【0009】このように形成された平面型の電界放射素
子は、スピント型とは異なりエミッタ2及びゲート3を
写真製版により形成することができ、フォトレジストの
パタ−ン形状と膜厚により直接制御できる。このためス
ピント型よりも形状を制御し易い利点がある。
子は、スピント型とは異なりエミッタ2及びゲート3を
写真製版により形成することができ、フォトレジストの
パタ−ン形状と膜厚により直接制御できる。このためス
ピント型よりも形状を制御し易い利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな平面型の電界放射素子においては、平面上に電界放
射素子を配列するので、スピント型ほど密度を上げるこ
とは出来ない。つまり、図15に示されるように平面型
を多数配列する場合、エミッタ2とゲ−ト3と対向する
面は1次元的に伸び、電界放出の起こるポイントはこの
線上となる。従って、電界放射のポイントの密度を上げ
るためには、エミッタ2の幅w1とゲート3の幅w2を
狭くしなければならず、途中で断線する確率が高まる。
よって、歩留りよく、製造することが困難となる。
うな平面型の電界放射素子においては、平面上に電界放
射素子を配列するので、スピント型ほど密度を上げるこ
とは出来ない。つまり、図15に示されるように平面型
を多数配列する場合、エミッタ2とゲ−ト3と対向する
面は1次元的に伸び、電界放出の起こるポイントはこの
線上となる。従って、電界放射のポイントの密度を上げ
るためには、エミッタ2の幅w1とゲート3の幅w2を
狭くしなければならず、途中で断線する確率が高まる。
よって、歩留りよく、製造することが困難となる。
【0011】また、エミッタ2の楔型の飛び出した部分
では電界集中が起こり、電界放射のポイントとなるが、
楔型の引っ込んだ部分は電界放射のポイントとならない
ため、電界放射のポイントの密度は幾何学的に制限を受
けることになり、高密度化を進めるうえでは、大きな障
害となる。以上説明したように、従来のスピント型及び
平面型の電界放射素子においては、特性のバラツキを抑
え、高密度に形成することは困難であった。
では電界集中が起こり、電界放射のポイントとなるが、
楔型の引っ込んだ部分は電界放射のポイントとならない
ため、電界放射のポイントの密度は幾何学的に制限を受
けることになり、高密度化を進めるうえでは、大きな障
害となる。以上説明したように、従来のスピント型及び
平面型の電界放射素子においては、特性のバラツキを抑
え、高密度に形成することは困難であった。
【0012】本発明は係る課題を解決するためなされた
ものであって、高密度に電界放射素子が配列でき、特性
のバラツキが小さいエミッタの形状を提供するととも
に、さらにこの電界放射素子を歩留りよく容易に製造で
きる製造方法を提供することを目的とする。
ものであって、高密度に電界放射素子が配列でき、特性
のバラツキが小さいエミッタの形状を提供するととも
に、さらにこの電界放射素子を歩留りよく容易に製造で
きる製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の電界放射素子
は、基板上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ遊
端側の縁部を鋭角状に突出させて形成されたエミッタ
と、このエミッタの縁部と微小間隙を有するように対向
配置されたゲートとを備えたものである。
は、基板上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ遊
端側の縁部を鋭角状に突出させて形成されたエミッタ
と、このエミッタの縁部と微小間隙を有するように対向
配置されたゲートとを備えたものである。
【0014】また、第2の発明の電界放射素子の製造方
法は、基板に円柱状または多角柱状を形成する工程と、
上記円柱または多角柱の表面に酸化膜を形成する熱処理
工程と、上記酸化膜を除去することによって円柱または
多角柱の縁部を尖らす工程とにより、エミッタを形成す
る工程とを備えたことを特徴とするものである。
法は、基板に円柱状または多角柱状を形成する工程と、
上記円柱または多角柱の表面に酸化膜を形成する熱処理
工程と、上記酸化膜を除去することによって円柱または
多角柱の縁部を尖らす工程とにより、エミッタを形成す
る工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】また、第3の発明の電界放射素子は、基板
上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ柱状側壁が
金属薄膜で覆われたエミッタと、このエミッタの金属薄
膜と微小間隙を有するように対向配置されたゲートとを
備えたものである。
上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ柱状側壁が
金属薄膜で覆われたエミッタと、このエミッタの金属薄
膜と微小間隙を有するように対向配置されたゲートとを
備えたものである。
【0016】さらに、第4の発明の電界放射素子は、基
板上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ外周の全
ての角が外方向に突出して形成されたエミッタと、この
エミッタの外周角と微小間隙を有し対向配置されたゲー
トとを備えたものである。
板上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ外周の全
ての角が外方向に突出して形成されたエミッタと、この
エミッタの外周角と微小間隙を有し対向配置されたゲー
トとを備えたものである。
【0017】
【作用】このように構成された電界放射素子において
は、基板上に形成された円柱状または多角柱状の遊端側
の縁部を鋭角に突出させているので、ゲートに電圧をか
けることによって、上記エミッタ縁部の突出部の近傍が
高電界となり電子を放出させる。さらに、エミッタが柱
状形状であるので、エミッタの高さのばらつきを抑える
ことによって、電界放射素子の特性のばらつきを抑える
ことができるとともに、高密度に配列することができ
る。
は、基板上に形成された円柱状または多角柱状の遊端側
の縁部を鋭角に突出させているので、ゲートに電圧をか
けることによって、上記エミッタ縁部の突出部の近傍が
高電界となり電子を放出させる。さらに、エミッタが柱
状形状であるので、エミッタの高さのばらつきを抑える
ことによって、電界放射素子の特性のばらつきを抑える
ことができるとともに、高密度に配列することができ
る。
【0018】また、上記電界放射素子の製造方法におい
ては、熱処理によっての表面に酸化膜を形成する際に、
円柱状または多角状の遊端側の縁部に応力集中させ、上
記酸化膜を除去することによって、エミッタの電子放出
ポイントを容易に形成できる。
ては、熱処理によっての表面に酸化膜を形成する際に、
円柱状または多角状の遊端側の縁部に応力集中させ、上
記酸化膜を除去することによって、エミッタの電子放出
ポイントを容易に形成できる。
【0019】さらに、他の発明の電界放射素子は、エミ
ッタが基板上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ
柱状側壁が金属薄膜で覆われているので、エミッタの金
属薄膜部より電子が放出される。
ッタが基板上に円柱状または多角柱状に形成され、かつ
柱状側壁が金属薄膜で覆われているので、エミッタの金
属薄膜部より電子が放出される。
【0020】また、円柱状または多角柱状に形成され、
かつ外周の全ての角が外方向に突出して形成されたエミ
ッタを有する電界放射素子においては、全ての角が電子
の放出ポイントとなるので、高密度に配列することがで
きる。
かつ外周の全ての角が外方向に突出して形成されたエミ
ッタを有する電界放射素子においては、全ての角が電子
の放出ポイントとなるので、高密度に配列することがで
きる。
【0021】
実施例1.図1は本発明の一実施例の電界放射素子を示
す断面図、図2は本発明の電界放射素子を多数配列した
場合の斜視図である。この図において、1は例えばシリ
コン(Si)からなる基板、2は例えばシリコン(S
i)等からなる直径1μmの円柱状に形成され、上部の
縁が数百Åサイドに突出しているエミッタで、上記Si
はN型でPが不純物として含まれており、3〜5Ωcm
の抵抗率である。3はこのエミッタの縁部と微小間隙を
介して対向配置され、膜厚約5000ÅのMoの蒸着膜
からなるゲ−トで、この例ではこのゲート3とエミッタ
2との微小間隙は約0.1μm以下に形成されている。
4は上記エミッタ2と上記ゲート3とを電気的に絶縁す
る絶縁層で、下層部にSiの酸化膜11が形成されてい
る。
す断面図、図2は本発明の電界放射素子を多数配列した
場合の斜視図である。この図において、1は例えばシリ
コン(Si)からなる基板、2は例えばシリコン(S
i)等からなる直径1μmの円柱状に形成され、上部の
縁が数百Åサイドに突出しているエミッタで、上記Si
はN型でPが不純物として含まれており、3〜5Ωcm
の抵抗率である。3はこのエミッタの縁部と微小間隙を
介して対向配置され、膜厚約5000ÅのMoの蒸着膜
からなるゲ−トで、この例ではこのゲート3とエミッタ
2との微小間隙は約0.1μm以下に形成されている。
4は上記エミッタ2と上記ゲート3とを電気的に絶縁す
る絶縁層で、下層部にSiの酸化膜11が形成されてい
る。
【0022】このように構成された電界放射素子におい
ても、図2に示されるように従来と同様に、高密度にマ
トリクス状に配される。
ても、図2に示されるように従来と同様に、高密度にマ
トリクス状に配される。
【0023】次に、本発明の電界放射素子の製造方法を
図3に基づいて説明する。まず図3(a)に示されるよ
うに、Si基板1上に約1μm径の円形レジストマスク
12をフォトレジストを用いて形成する。次に図3
(b)に示されるように、これをマスクとしてイオンビ
ームエッチング(以下IBEと略記)にて、上記円形レ
ジストマスク12と同一形状に約1μmエッチングし、
エミッタ2となる円柱形状を形成する。その後、フォト
レジストマスク12を剥離し、950℃の水蒸気を含む
酸素ガス(O2)中で熱処理する。これにより、図3
(c)に示されるように、約1500ÅのSiの熱酸化
膜11が形成される。この熱処理時に、エミッタ2の表
面は酸化により膨張し、エミッタ2の円柱上部の縁では
応力が集中し、この応力集中部分では酸素の浸透が妨げ
られて突起形状が酸化されずに残ることとなる。さら
に、図3(d)に示されるように、この熱酸化膜11上
にSiOの絶縁膜9を1.5μm蒸着し、ゲ−ト3とな
るMo膜10を5000Å蒸着により形成する。この
後、図3(e)に示されるようにフッ酸(HF)を含む
エッチング液を用いてエミッタ2上の絶縁膜9及び熱酸
化膜11を除去することによって、ゲ−ト3より微小隙
間離れたエミッタ2が形成されることとなる。
図3に基づいて説明する。まず図3(a)に示されるよ
うに、Si基板1上に約1μm径の円形レジストマスク
12をフォトレジストを用いて形成する。次に図3
(b)に示されるように、これをマスクとしてイオンビ
ームエッチング(以下IBEと略記)にて、上記円形レ
ジストマスク12と同一形状に約1μmエッチングし、
エミッタ2となる円柱形状を形成する。その後、フォト
レジストマスク12を剥離し、950℃の水蒸気を含む
酸素ガス(O2)中で熱処理する。これにより、図3
(c)に示されるように、約1500ÅのSiの熱酸化
膜11が形成される。この熱処理時に、エミッタ2の表
面は酸化により膨張し、エミッタ2の円柱上部の縁では
応力が集中し、この応力集中部分では酸素の浸透が妨げ
られて突起形状が酸化されずに残ることとなる。さら
に、図3(d)に示されるように、この熱酸化膜11上
にSiOの絶縁膜9を1.5μm蒸着し、ゲ−ト3とな
るMo膜10を5000Å蒸着により形成する。この
後、図3(e)に示されるようにフッ酸(HF)を含む
エッチング液を用いてエミッタ2上の絶縁膜9及び熱酸
化膜11を除去することによって、ゲ−ト3より微小隙
間離れたエミッタ2が形成されることとなる。
【0024】また、この製造方法においては、基板1か
らゲ−ト3上面までの高さを基板1からエミッタ2上面
までの高さと絶縁膜4の厚みを加えた高さより低くす
る。なぜなら、絶縁膜4をエッチングする際、絶縁膜4
がゲ−ト3膜の上部に露出しないので、エミッタ2の上
にある絶縁膜4とエミッタ2周囲の熱酸化膜11を除く
ことができなくなるためである。
らゲ−ト3上面までの高さを基板1からエミッタ2上面
までの高さと絶縁膜4の厚みを加えた高さより低くす
る。なぜなら、絶縁膜4をエッチングする際、絶縁膜4
がゲ−ト3膜の上部に露出しないので、エミッタ2の上
にある絶縁膜4とエミッタ2周囲の熱酸化膜11を除く
ことができなくなるためである。
【0025】このように形成された電界放射素子におい
ては、エミッタ2の径が1μmでエミッタ2とゲート3
のギャップが約0.1μm以下に形成できるので、従来
の電界放射素子同様にエミッタ2とゲ−ト3間に約10
0Vの電圧を印加すると、エミッタ2縁部の尖った部分
近傍では約107V/cmの高電界となり、円柱上部の
縁全体より電界放出が可能となり、電子が放出される。
ては、エミッタ2の径が1μmでエミッタ2とゲート3
のギャップが約0.1μm以下に形成できるので、従来
の電界放射素子同様にエミッタ2とゲ−ト3間に約10
0Vの電圧を印加すると、エミッタ2縁部の尖った部分
近傍では約107V/cmの高電界となり、円柱上部の
縁全体より電界放出が可能となり、電子が放出される。
【0026】上記電界放射素子においては、エミッタ径
が約1μmの円の面積しか必要としないため、高密度に
形成することが可能である。また、このエミッタ2の円
柱上部の縁の一ケ所だけしか電界放射が起こらないとし
ても、電界放出発生ポイントは1個/μm2 となり、そ
の密度は約106個/mm2の高密度となる。
が約1μmの円の面積しか必要としないため、高密度に
形成することが可能である。また、このエミッタ2の円
柱上部の縁の一ケ所だけしか電界放射が起こらないとし
ても、電界放出発生ポイントは1個/μm2 となり、そ
の密度は約106個/mm2の高密度となる。
【0027】さらに、この電界放射素子のエミッタ2の
先端の尖り具合は、熱酸化前の円柱形状と熱酸化の処理
時間、熱処理温度により決まる。従って、この円柱形状
はフォトレジストマスク12形状にて精度良く制御さ
れ、熱酸化の処理時間や温度は条件を整えることによっ
て数十Åの精度が得られる。
先端の尖り具合は、熱酸化前の円柱形状と熱酸化の処理
時間、熱処理温度により決まる。従って、この円柱形状
はフォトレジストマスク12形状にて精度良く制御さ
れ、熱酸化の処理時間や温度は条件を整えることによっ
て数十Åの精度が得られる。
【0028】また、エミッタ2とゲ−ト3間の微小間隙
も熱酸化膜厚によって制御されるので、エミッタ2とゲ
−ト3の隙間の精度は高く再現性も良い。
も熱酸化膜厚によって制御されるので、エミッタ2とゲ
−ト3の隙間の精度は高く再現性も良い。
【0029】さらに、この発明の電界放射素子のエミッ
タ2は、従来のスピント型のように針状でないため、エ
ミッタ2の高さにバラツキが少なく、再現性よく形成す
ることができる。従って、マトリクス状に配した際に、
電界放射素子間にバラツキを小さく抑えることができ
る。
タ2は、従来のスピント型のように針状でないため、エ
ミッタ2の高さにバラツキが少なく、再現性よく形成す
ることができる。従って、マトリクス状に配した際に、
電界放射素子間にバラツキを小さく抑えることができ
る。
【0030】さらに、エミッタ2の電子放出ポイント
は、シリコンをフッ酸でエッチングした面であるが、こ
の面は酸化されにくく吸着原子の影響が少ないので、電
界放射が長期間に亘って安定して行われる。
は、シリコンをフッ酸でエッチングした面であるが、こ
の面は酸化されにくく吸着原子の影響が少ないので、電
界放射が長期間に亘って安定して行われる。
【0031】また、この実施例のエミッタ2形状は円柱
であったが、図4に示されるように四角柱または多角柱
であっても同様な効果が得られることは言うまでもな
い。
であったが、図4に示されるように四角柱または多角柱
であっても同様な効果が得られることは言うまでもな
い。
【0032】実施例2.図5に本発明の他の実施例を示
す。この図において、エミッタ2はSiの柱状体2aと
この柱状体2a上に形成された鉄(Fe)などの金属膜
2bとから構成され、この金属膜2bの直径は約1μm
に形成されている。ゲ−ト3は膜厚5000ÅのMoの
蒸着膜からなり、エミッタ2との隙間は約0.1μmで
ある。絶縁層4は、膜厚1.5μmのSiOの蒸着膜と
膜厚3000Åの熱酸化膜11からなる。
す。この図において、エミッタ2はSiの柱状体2aと
この柱状体2a上に形成された鉄(Fe)などの金属膜
2bとから構成され、この金属膜2bの直径は約1μm
に形成されている。ゲ−ト3は膜厚5000ÅのMoの
蒸着膜からなり、エミッタ2との隙間は約0.1μmで
ある。絶縁層4は、膜厚1.5μmのSiOの蒸着膜と
膜厚3000Åの熱酸化膜11からなる。
【0033】このように構成された電界放射素子の製造
方法を、図6を用いて説明する。こまず、エミッタ2を
構成する金属膜2bとなるFe膜をスパッタリング等の
方法でSi基板1上に成膜した後、フォトレジストで円
形のパタ−ンを形成し、IBE等でFe膜を、図6
(a)に示されるように形成する。次に、図6(b)に
示されるようにフォトレジスト除去後、850℃の水蒸
気を含む酸素中で熱処理する。このとき、金属膜2bの
表面は熱酸化される。この酸化膜13はFe3O4で、膜
厚は約1500Åである。この熱処理は金属膜2の上面
の縁を尖らせる働きとエミッタ2とゲ−ト3間の間隔を
約0.1μmに決定する働きがある。熱処理後、金属膜
2bをマスクとし、Si基板1をSF6によるRIEに
より等方性エッチングを施すことによって、金属膜2b
下部に適度のサイドエッチが生じ、図6(c)に示され
るように金属膜2bは径の小さいSi柱状体2aで支え
られることとなる。次に、図6(d)に示されるよう
に、絶縁層4となるSiOを1.5μm蒸着し、その上
にゲート膜となるMoを0.5μm蒸着する。この後図
6(e)及び(f)に示されるように、絶縁膜4をHF
を含むエッチング液にてエッチングし、さらにチオグリ
コ−ル酸、クロム酸ナトリウムを主成分とするエッチン
グ液に漬け、エミッタ2を陽極として電圧をかけること
により、金属膜2bの周囲の酸化膜13をエッチングし
て除去し、電界放射素子を完成する。
方法を、図6を用いて説明する。こまず、エミッタ2を
構成する金属膜2bとなるFe膜をスパッタリング等の
方法でSi基板1上に成膜した後、フォトレジストで円
形のパタ−ンを形成し、IBE等でFe膜を、図6
(a)に示されるように形成する。次に、図6(b)に
示されるようにフォトレジスト除去後、850℃の水蒸
気を含む酸素中で熱処理する。このとき、金属膜2bの
表面は熱酸化される。この酸化膜13はFe3O4で、膜
厚は約1500Åである。この熱処理は金属膜2の上面
の縁を尖らせる働きとエミッタ2とゲ−ト3間の間隔を
約0.1μmに決定する働きがある。熱処理後、金属膜
2bをマスクとし、Si基板1をSF6によるRIEに
より等方性エッチングを施すことによって、金属膜2b
下部に適度のサイドエッチが生じ、図6(c)に示され
るように金属膜2bは径の小さいSi柱状体2aで支え
られることとなる。次に、図6(d)に示されるよう
に、絶縁層4となるSiOを1.5μm蒸着し、その上
にゲート膜となるMoを0.5μm蒸着する。この後図
6(e)及び(f)に示されるように、絶縁膜4をHF
を含むエッチング液にてエッチングし、さらにチオグリ
コ−ル酸、クロム酸ナトリウムを主成分とするエッチン
グ液に漬け、エミッタ2を陽極として電圧をかけること
により、金属膜2bの周囲の酸化膜13をエッチングし
て除去し、電界放射素子を完成する。
【0034】上記電界放射素子においては、エミッタ2
の電界放出ポイントが金属で形成されているので、実施
例1の電界放射素子に比べ同じ電界においても発生する
電流の密度は高くできる。なぜなら、金属はSiなどの
半導体よりもキャリアの濃度が高いためである。
の電界放出ポイントが金属で形成されているので、実施
例1の電界放射素子に比べ同じ電界においても発生する
電流の密度は高くできる。なぜなら、金属はSiなどの
半導体よりもキャリアの濃度が高いためである。
【0035】また、この実施例にて金属膜2bの径より
小さいSiの柱状体2aで支えられているのは、電気容
量を減らす為であって、電気容量を減らすことによって
高速動作が可能となるためである。よって、高速動作を
必要としない場合には金属膜2bと同じ径であっても何
ら問題がないことは言うまでもない。
小さいSiの柱状体2aで支えられているのは、電気容
量を減らす為であって、電気容量を減らすことによって
高速動作が可能となるためである。よって、高速動作を
必要としない場合には金属膜2bと同じ径であっても何
ら問題がないことは言うまでもない。
【0036】さらに、高速動作を必要としない場合に
は、Si柱状体2aで支えずとも金属膜2bの厚みを厚
くし、金属のみで実施例1と同様な形状にしてもよく、
上記実施例より電流密度は高くできる。
は、Si柱状体2aで支えずとも金属膜2bの厚みを厚
くし、金属のみで実施例1と同様な形状にしてもよく、
上記実施例より電流密度は高くできる。
【0037】また、上記製造方法において、図6(b)
と(c)の順を入れ換える。つまり、エミッタ2のパタ
ーンとなる円形パターンを形成し、その後RIEにてS
i柱状体2aを形成後、熱処理することによって金属膜
2bの下面の縁にも尖った形状が表れる。従って、下面
をゲ−ト3に対向させるように絶縁膜厚やゲ−ト膜厚を
調整することによって、金属膜2bの上面及び下面とも
に電界放射のポイントとすることができる。
と(c)の順を入れ換える。つまり、エミッタ2のパタ
ーンとなる円形パターンを形成し、その後RIEにてS
i柱状体2aを形成後、熱処理することによって金属膜
2bの下面の縁にも尖った形状が表れる。従って、下面
をゲ−ト3に対向させるように絶縁膜厚やゲ−ト膜厚を
調整することによって、金属膜2bの上面及び下面とも
に電界放射のポイントとすることができる。
【0038】実施例3.本発明の実施例3について、図
7に基づいて説明する。図においては、2はSiの円柱
2aの側壁にタングステン(W)の約1000Å薄膜1
4が形成されているエミッタ、3はAu膜3aとCr膜
3bの金属膜からなるゲートで、Auの膜厚は5000
Å、Crの膜厚は500Åであって、CrはAuと絶縁
層4の間の密着を確保するために設けられている。4は
絶縁層で、0.8μmのSiO膜4aとエミッタ2とゲ
−ト3の隙間をセルフアラインメントで形成するための
0.1μmのSiO2膜4bからなる。また、ここでゲ
−ト3の穴の径は1μm、エミッタ2の外径は0.8μ
mであり、エミッタ2の上面までの高さは1μmであ
る。
7に基づいて説明する。図においては、2はSiの円柱
2aの側壁にタングステン(W)の約1000Å薄膜1
4が形成されているエミッタ、3はAu膜3aとCr膜
3bの金属膜からなるゲートで、Auの膜厚は5000
Å、Crの膜厚は500Åであって、CrはAuと絶縁
層4の間の密着を確保するために設けられている。4は
絶縁層で、0.8μmのSiO膜4aとエミッタ2とゲ
−ト3の隙間をセルフアラインメントで形成するための
0.1μmのSiO2膜4bからなる。また、ここでゲ
−ト3の穴の径は1μm、エミッタ2の外径は0.8μ
mであり、エミッタ2の上面までの高さは1μmであ
る。
【0039】次に、この電界放射素子の製作方法を図8
に基づいて説明する。まず、図8(a)に示されるよう
に、Si基板1上にフォトレジストで円形のパタ−ン1
2を形成し、IBEまたはRIEの異方性エッチングに
よって約1μmの円柱2aを形成する。次に、図8
(b)に示されるように、フォトレジストを除去してか
ら約1000ÅのW膜14をスパッタリングにより成膜
し、図8(c)に示されるように、約1000ÅのSi
O2膜4bをスパッタリングにより成膜する。図8
(d)に示されるように、蒸着によりSiO膜4aとC
r膜3b、Au膜3aをそれぞれ0.8μm、500
Å、5000Å成膜する。図8(e)に示されるよう
に、エミッタ2上のSiO膜4aをHFでエッチング
し、スパッタSiO2膜4bを露出させ、続いてスパッ
タSiO2膜4bも同じエッチング液で除去する。最後
に図8(f)に示されるように、エミッタ2の上部にあ
るタングステン膜14をIBEで除く。
に基づいて説明する。まず、図8(a)に示されるよう
に、Si基板1上にフォトレジストで円形のパタ−ン1
2を形成し、IBEまたはRIEの異方性エッチングに
よって約1μmの円柱2aを形成する。次に、図8
(b)に示されるように、フォトレジストを除去してか
ら約1000ÅのW膜14をスパッタリングにより成膜
し、図8(c)に示されるように、約1000ÅのSi
O2膜4bをスパッタリングにより成膜する。図8
(d)に示されるように、蒸着によりSiO膜4aとC
r膜3b、Au膜3aをそれぞれ0.8μm、500
Å、5000Å成膜する。図8(e)に示されるよう
に、エミッタ2上のSiO膜4aをHFでエッチング
し、スパッタSiO2膜4bを露出させ、続いてスパッ
タSiO2膜4bも同じエッチング液で除去する。最後
に図8(f)に示されるように、エミッタ2の上部にあ
るタングステン膜14をIBEで除く。
【0040】このようにエミッタ2の側壁が金属薄膜1
4で覆われることによって、実施例1のようにエミッタ
2の上面の縁を突出させずともエミッタ2の縁部近傍を
高電界にすることができ、エミッタ2より電子放出させ
ることができる。また、エミッタ2の形状は実施例1と
同様であるので、実施例1と同様に高密度に配列でき
る。
4で覆われることによって、実施例1のようにエミッタ
2の上面の縁を突出させずともエミッタ2の縁部近傍を
高電界にすることができ、エミッタ2より電子放出させ
ることができる。また、エミッタ2の形状は実施例1と
同様であるので、実施例1と同様に高密度に配列でき
る。
【0041】さらに、エミッタ2材料には金属が選択で
きるため、高密度の電子放出が可能である。また、エミ
ッタ2材料はこの実施例ではタングステンとしたが、H
Fに侵されなければ他の金属でもよく、SiO2膜4b
の代わりに他の絶縁膜を選ぶことによって、フッ酸以外
のエッチング液を選ぶことも可能で、エミッタ2材料の
選択をさらに広げることも可能である。
きるため、高密度の電子放出が可能である。また、エミ
ッタ2材料はこの実施例ではタングステンとしたが、H
Fに侵されなければ他の金属でもよく、SiO2膜4b
の代わりに他の絶縁膜を選ぶことによって、フッ酸以外
のエッチング液を選ぶことも可能で、エミッタ2材料の
選択をさらに広げることも可能である。
【0042】実施例4.図9は、本発明の他の実施例に
おけるエミッタ2の上面図を示すものであって、この実
施例においては、エミッタ2の形状が円柱でなく、外周
の全ての角が凸角、つまり外方向に突出して形成されて
いる多角柱に形成されている。このような多角形状のエ
ミッタ2では、凸角の部分に電界が集中するため、低電
圧で電界放射が可能である。また、ここでエミッタ2を
凸角のみで形成するのは、凸角のみ電界放出ポイントと
なり得るので、凹角を形成しないことで形状を複雑とす
ることを防ぎ、エミッタ2を小さく形成できる。
おけるエミッタ2の上面図を示すものであって、この実
施例においては、エミッタ2の形状が円柱でなく、外周
の全ての角が凸角、つまり外方向に突出して形成されて
いる多角柱に形成されている。このような多角形状のエ
ミッタ2では、凸角の部分に電界が集中するため、低電
圧で電界放射が可能である。また、ここでエミッタ2を
凸角のみで形成するのは、凸角のみ電界放出ポイントと
なり得るので、凹角を形成しないことで形状を複雑とす
ることを防ぎ、エミッタ2を小さく形成できる。
【0043】さらに、実施例1と同様の素子サイズとす
るためには1μm以下で、正確に角形状を制御する必要
があり、電子ビ−ム露光を適用することによって可能と
なる。
るためには1μm以下で、正確に角形状を制御する必要
があり、電子ビ−ム露光を適用することによって可能と
なる。
【0044】
【発明の効果】この発明は以上述べたように、円柱状ま
たは多角柱状のエミッタであっても、エミッタの遊端側
の縁部を鋭角状に突出させること、また側壁を金属薄膜
で覆うこと、外周の全ての角を外方向に突出させること
によって、エミッタの縁部より電子を放出させることが
できるので、特性のばらつきを抑え、高密度に配列でき
るという効果を有する。
たは多角柱状のエミッタであっても、エミッタの遊端側
の縁部を鋭角状に突出させること、また側壁を金属薄膜
で覆うこと、外周の全ての角を外方向に突出させること
によって、エミッタの縁部より電子を放出させることが
できるので、特性のばらつきを抑え、高密度に配列でき
るという効果を有する。
【0045】さらに、この発明の製造方法では、熱処理
によって電子の放出ポイントを形成できるので、容易に
再現性良く製造できるという効果を有する。
によって電子の放出ポイントを形成できるので、容易に
再現性良く製造できるという効果を有する。
【図1】本発明の実施例1を示す電界放射素子の断面図
である。
である。
【図2】本発明の実施例1の電界放射素子を配列させた
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明の実施例1の電界放射素子の製造プロセ
ス図である。
ス図である。
【図4】本発明の実施例1の電界放射素子を配列させた
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本発明の実施例2を示す電界放射素子の断面図
である。
である。
【図6】本発明の実施例2の電界放射素子の製造プロセ
ス図である。
ス図である。
【図7】本発明の実施例3を示す電界放射素子の断面図
である。
である。
【図8】本発明の実施例3の電界放射素子の製造プロセ
ス図である。
ス図である。
【図9】本発明の実施例3を示す電界放射素子のエミッ
タ上面図である。
タ上面図である。
【図10】従来のスピント型の電界放射素子の断面図で
ある。
ある。
【図11】従来のスピント型の電界放射素子を配列させ
た斜視図である。
た斜視図である。
【図12】従来のスピント型の電界放射素子の製造プロ
セス図である。
セス図である。
【図13】従来の平面型の電界放射素子の平面図であ
る。
る。
【図14】従来の平面型の電界放射素子の製造プロセス
図である。
図である。
【図15】従来の平面型の電界放射素子を配列させた平
面図である。
面図である。
2 エミッタ 3 ゲ−ト 11 熱酸化膜 14 金属薄膜
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に円柱状または多角柱状に形成さ
れ、かつ遊端側の縁部を鋭角状に突出させて形成された
エミッタと、このエミッタの縁部と微小間隙を有するよ
うに対向配置されたゲートとを備えた電界放射素子。 - 【請求項2】 基板に円柱状または多角柱状を形成する
工程と、上記円柱または多角柱の表面に酸化膜を形成す
る熱処理工程と、上記酸化膜を除去することによって円
柱または多角柱の縁部を尖らす工程とにより、エミッタ
を形成することを特徴とする電界放射素子の製造方法。 - 【請求項3】 基板上に円柱状または多角柱状に形成さ
れ、かつ柱状側壁が金属薄膜で覆われたエミッタと、こ
のエミッタの金属薄膜と微小間隙を有するように対向配
置されたゲートとを備えた電界放射素子。 - 【請求項4】 基板上に円柱状または多角柱状に形成さ
れ、かつ外周の全ての角が外方向に突出して形成された
エミッタと、このエミッタの外周角と微小間隙を有する
ように対向配置されたゲートを備えた電界放射素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3285997A JPH05120991A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 電界放射素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3285997A JPH05120991A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 電界放射素子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05120991A true JPH05120991A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17698675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3285997A Pending JPH05120991A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 電界放射素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05120991A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100279749B1 (ko) * | 1997-12-23 | 2001-03-02 | 정선종 | 게이트와 에미터를 초근접시킨 전계방출 어레이의 제조방법 |
| JP2002190248A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 陰極線管用電界放出型電子源装置及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3285997A patent/JPH05120991A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100279749B1 (ko) * | 1997-12-23 | 2001-03-02 | 정선종 | 게이트와 에미터를 초근접시킨 전계방출 어레이의 제조방법 |
| JP2002190248A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 陰極線管用電界放出型電子源装置及びその製造方法 |
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