JPH0512579B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0512579B2 JPH0512579B2 JP60222436A JP22243685A JPH0512579B2 JP H0512579 B2 JPH0512579 B2 JP H0512579B2 JP 60222436 A JP60222436 A JP 60222436A JP 22243685 A JP22243685 A JP 22243685A JP H0512579 B2 JPH0512579 B2 JP H0512579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil passage
- pressure
- valve
- range
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車等の車両に用いられる自動変
速機の油圧制御装置に関する。 (従来の技術) 従来の自動変速機の油圧制御装置としては、例
えば、「ニツサンオートマチツクトランスアクス
ル整備要領書(F02A型)」(昭和59年2月,日産
自動車(株)発行)の第41ページ〜第42ページに記載
されているような装置が知られている。 この従来装置は、第18図に示すように、Nレ
ンジ(中立位置)等からDレンジ(前進自動変速
位置)等へセレクトした時に締結し、Dレンジ3
速からDレンジ4速への変速時に締結圧を排出さ
せる排出手段1000を有するロークラツチ1001
と、該ロークラツチ1001へクラツチ作動油を
供給し、油路途中にオリフイス1002,100
3を有するクラツチ油路1004とを備えたもの
であつた。 尚、前記排出手段1000は、クラツチピスト
ン1000aに開孔されたドレーン孔1000b
と、該ドレーン孔1000bに遊挿されているド
リフトオンボール1000cと、によつて構成さ
れている。 また、クラツチ油路1004には、一方のオリ
フイス1003をバイパスするバイパス油路10
05が設けられ、このバイパス油路1005に
は、車速に比例した圧力のガバナ圧を信号圧とし
て油路開閉を行なう4−3タイミングバルブ10
06が設けられている。 従つて、ローツクラツチ1001の締結は、作
動油がオリフイス1002(1003)により流
量の絞り及びアキユムレータによる油圧制御を受
けながらクラツチ油路1004を経過してローク
ラツチ1001のピストン室1007に供給さ
れ、ロークラツチ1001への油圧の立ち上りを
緩やかにして変速シヨツクを緩和させながら行な
われる。 また、ロークラツチ1001の締結解除は、ク
ラツチ油路1004をドレーン油路にすると共
に、ピストン室1007の圧力低下によりドリフ
トオンボール1000cがドレーン孔1000b
から外れて、ドレーン孔1000bから油を排出
することで行なわれる。 尚、4−3タイミングバルブ1006によつ
て、エンジン回転の立ち上り時間が車速によつて
異なるのに対応して、低速時には、バイパス油路
1005を開いてオリフイス1003をバイパス
させ締結圧の立上りを早め、高速時にはバイパス
油路1005を閉じて締結圧の立ち上りを遅め、
エンジンが吹き上るための適切なニユートラルイ
ンターバルを得るこができる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあつて
は、ロークラツチ1001を締結するロークラツ
チ圧は、車速のみにより開閉制御される4−3タ
イミングバルブ1006を用いて、低車速時にお
けるオリフイス1002により絞り小と、高車速
時におけるオリフイス1002,1003による
絞り大のオリフイス効果に幅を持たせた2段階の
切り換えにより行なう構成となつていたため、ロ
ークラツチ1001が締結される様々な状況に対
し最適なクラツチ締結制御を達成できず、例え
ば、下記に列挙するような問題点があつた。 (1) 高速時のアクセルを踏み込まない状態での4
→3変速の時、オリフイス効果大で、かつ、ラ
イン圧が低いので、ロークラツチ1001を締
結するのに時間を要するため、ニユートラルイ
ンターバルが長く、空走感があり、エンジンブ
レーキ感がでない。 (2) 車速時のアクセルを踏み込んだ状態での4→
3変速の時、オリフイス効果小なのに、ライン
圧が高いので、ロークラツチ1001が急激に
締結され変速シヨツクが出てしまう。 (3) 粘性が低い低油温時におけるNレンジからD
レンジへのセレクト時、少なくともオリフイス
1002による絞り効果が効いているので、ロ
ークラツチ1001の締結が遅れてしまい、セ
レクト操作後、しばらく発進できないような事
態が発生する。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような従来の問題点を解決す
ることを目的としてなされたもので、この目的達
成のために本発明では、以下に述べる解決手段と
した。 本発明の解決手段を第1図に示すクレーム概念
図により説明すると、前進変速段のうち最高変速
段以外で締結される低速段クラツチaと、前記低
速段クラツチaのピストン室に連通し、締結時に
シフト弁bからのライン圧が供給される低速段ク
ラツチ圧油路cと、前記低速段クラツチ圧油路c
の途中に直列の位置関係で設けられた第1オリフ
イスdおよび第2オリフイスeと、前記第1オリ
フイスdおよび第2オリフイスeを共にバイパス
する第1バイパス油路fと、前記第2オリフイス
eのみをバイパスする第2バイパス油路gと、前
記第1バイパス油路fに設けられた第1油路開閉
弁hと、前記第1油路開閉弁hを、スロツトル開
度信号に基づきスロツトル開度が小の領域で開き
スロツトル開度が大の領域で閉じる第1油路開閉
制御手段iと、前記第2バイパス油路gに設けら
れた第2油路開閉弁jと、前記第2油路開閉弁j
を、車速信号に基づき低車速側で開き高車速側で
閉じる第2油路開閉制御手段kとを備えているこ
とを特徴とする。 ここで、前記低速段クラツチaがクラツチピス
トンにドリフトオンボールを有するクラツチであ
り、前記第1油路開閉制御手段iは、低速段クラ
ツチaが解放から締結に移行する中立位置から前
進走行位置へのセレクト時で油温の高い時および
アクセルを踏み込んだ状態でのダウンシフト時、
所定の遅れ時間を経過してから第1油路開閉弁h
を閉から開へと切り換えるタイマlを有する様に
してもよい。 (作 用) 低速段クラツチaを締結しての変速時には、第
1バイパス油路fに設けられた第1油路開閉弁h
を、スロツトル開度信号に基づきスロツトル開度
が小の領域で開きスロツトル開度が大の領域で閉
じる第1油路開閉制御手段iと、前記第2バイパ
ス油路gに設けられた第2油路開閉弁jを、車速
信号に基づき低車速側で開き高車速側で閉じる第
2油路開閉制御手段kとを設けていることで、車
速条件とスロツトル開度条件の2つの条件によ
り、下記の表に示す様に、オリフイスによる絞り
効果として効果幅を狭く設定した3段階により低
速段クラツチaへの低速段クラツチ圧を制御する
ことができる。
速機の油圧制御装置に関する。 (従来の技術) 従来の自動変速機の油圧制御装置としては、例
えば、「ニツサンオートマチツクトランスアクス
ル整備要領書(F02A型)」(昭和59年2月,日産
自動車(株)発行)の第41ページ〜第42ページに記載
されているような装置が知られている。 この従来装置は、第18図に示すように、Nレ
ンジ(中立位置)等からDレンジ(前進自動変速
位置)等へセレクトした時に締結し、Dレンジ3
速からDレンジ4速への変速時に締結圧を排出さ
せる排出手段1000を有するロークラツチ1001
と、該ロークラツチ1001へクラツチ作動油を
供給し、油路途中にオリフイス1002,100
3を有するクラツチ油路1004とを備えたもの
であつた。 尚、前記排出手段1000は、クラツチピスト
ン1000aに開孔されたドレーン孔1000b
と、該ドレーン孔1000bに遊挿されているド
リフトオンボール1000cと、によつて構成さ
れている。 また、クラツチ油路1004には、一方のオリ
フイス1003をバイパスするバイパス油路10
05が設けられ、このバイパス油路1005に
は、車速に比例した圧力のガバナ圧を信号圧とし
て油路開閉を行なう4−3タイミングバルブ10
06が設けられている。 従つて、ローツクラツチ1001の締結は、作
動油がオリフイス1002(1003)により流
量の絞り及びアキユムレータによる油圧制御を受
けながらクラツチ油路1004を経過してローク
ラツチ1001のピストン室1007に供給さ
れ、ロークラツチ1001への油圧の立ち上りを
緩やかにして変速シヨツクを緩和させながら行な
われる。 また、ロークラツチ1001の締結解除は、ク
ラツチ油路1004をドレーン油路にすると共
に、ピストン室1007の圧力低下によりドリフ
トオンボール1000cがドレーン孔1000b
から外れて、ドレーン孔1000bから油を排出
することで行なわれる。 尚、4−3タイミングバルブ1006によつ
て、エンジン回転の立ち上り時間が車速によつて
異なるのに対応して、低速時には、バイパス油路
1005を開いてオリフイス1003をバイパス
させ締結圧の立上りを早め、高速時にはバイパス
油路1005を閉じて締結圧の立ち上りを遅め、
エンジンが吹き上るための適切なニユートラルイ
ンターバルを得るこができる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあつて
は、ロークラツチ1001を締結するロークラツ
チ圧は、車速のみにより開閉制御される4−3タ
イミングバルブ1006を用いて、低車速時にお
けるオリフイス1002により絞り小と、高車速
時におけるオリフイス1002,1003による
絞り大のオリフイス効果に幅を持たせた2段階の
切り換えにより行なう構成となつていたため、ロ
ークラツチ1001が締結される様々な状況に対
し最適なクラツチ締結制御を達成できず、例え
ば、下記に列挙するような問題点があつた。 (1) 高速時のアクセルを踏み込まない状態での4
→3変速の時、オリフイス効果大で、かつ、ラ
イン圧が低いので、ロークラツチ1001を締
結するのに時間を要するため、ニユートラルイ
ンターバルが長く、空走感があり、エンジンブ
レーキ感がでない。 (2) 車速時のアクセルを踏み込んだ状態での4→
3変速の時、オリフイス効果小なのに、ライン
圧が高いので、ロークラツチ1001が急激に
締結され変速シヨツクが出てしまう。 (3) 粘性が低い低油温時におけるNレンジからD
レンジへのセレクト時、少なくともオリフイス
1002による絞り効果が効いているので、ロ
ークラツチ1001の締結が遅れてしまい、セ
レクト操作後、しばらく発進できないような事
態が発生する。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような従来の問題点を解決す
ることを目的としてなされたもので、この目的達
成のために本発明では、以下に述べる解決手段と
した。 本発明の解決手段を第1図に示すクレーム概念
図により説明すると、前進変速段のうち最高変速
段以外で締結される低速段クラツチaと、前記低
速段クラツチaのピストン室に連通し、締結時に
シフト弁bからのライン圧が供給される低速段ク
ラツチ圧油路cと、前記低速段クラツチ圧油路c
の途中に直列の位置関係で設けられた第1オリフ
イスdおよび第2オリフイスeと、前記第1オリ
フイスdおよび第2オリフイスeを共にバイパス
する第1バイパス油路fと、前記第2オリフイス
eのみをバイパスする第2バイパス油路gと、前
記第1バイパス油路fに設けられた第1油路開閉
弁hと、前記第1油路開閉弁hを、スロツトル開
度信号に基づきスロツトル開度が小の領域で開き
スロツトル開度が大の領域で閉じる第1油路開閉
制御手段iと、前記第2バイパス油路gに設けら
れた第2油路開閉弁jと、前記第2油路開閉弁j
を、車速信号に基づき低車速側で開き高車速側で
閉じる第2油路開閉制御手段kとを備えているこ
とを特徴とする。 ここで、前記低速段クラツチaがクラツチピス
トンにドリフトオンボールを有するクラツチであ
り、前記第1油路開閉制御手段iは、低速段クラ
ツチaが解放から締結に移行する中立位置から前
進走行位置へのセレクト時で油温の高い時および
アクセルを踏み込んだ状態でのダウンシフト時、
所定の遅れ時間を経過してから第1油路開閉弁h
を閉から開へと切り換えるタイマlを有する様に
してもよい。 (作 用) 低速段クラツチaを締結しての変速時には、第
1バイパス油路fに設けられた第1油路開閉弁h
を、スロツトル開度信号に基づきスロツトル開度
が小の領域で開きスロツトル開度が大の領域で閉
じる第1油路開閉制御手段iと、前記第2バイパ
ス油路gに設けられた第2油路開閉弁jを、車速
信号に基づき低車速側で開き高車速側で閉じる第
2油路開閉制御手段kとを設けていることで、車
速条件とスロツトル開度条件の2つの条件によ
り、下記の表に示す様に、オリフイスによる絞り
効果として効果幅を狭く設定した3段階により低
速段クラツチaへの低速段クラツチ圧を制御する
ことができる。
【表】
例えば、高速時のアクセルを踏み込んだ状態で
の高速段から低速段への変速時には、高速+スロ
ツトル開度大という条件であることにより、第1
油路開閉弁hと第2油路開閉弁jとは共に閉じら
れ、両オリフイスd,eが作用して絞り効果が大
となる。 したがつて、ライン圧が高いにもかかわらず、
絞り効果が大であるため、低速段クラツチaの締
結圧の立ち上がりを遅らせ、エンジン回転が立ち
上がるのに適切なニユートラルインターバルを得
ることができる。 例えば、低速時のアクセルを踏み込んだ状態で
の高速段から低速段への変速時には、低速+スロ
ツトル開度大という条件であることにより、第1
油路開閉弁hは閉じられ第2油路開閉弁jは開か
れ、第1オリフイスdのみが作用して絞り効果が
中となる。 したがつて、高いライン圧に対して適度な絞り
効果が得られることで、エンジン回転の立ち上が
り確保と低速段クラツチaの急締結を抑えること
による変速シヨツクの防止の両立を図ることがで
きる。 例えば、高速時のアクセルを踏み込まない状態
での高速段から低速段への変速時や中立位置から
前進走行位置へのセレクト時には、スロツトル開
度小という条件であることにより、第1油路開閉
弁hが開かれ、第1オリフイスdおよび第2オリ
フイスeをいずれもバイパスすることで絞り効果
は油路抵抗のみで小となる。 したがつて、高速時のアクセルを踏み込まない
状態での高速段から低速段への変速時には、低速
段クラツチaが素早く締結されることにより空走
感やエンジンブレーキ感がでないことが防止され
るし、粘性が低い低油温時における中立位置から
前進走行位置へのセレクト時、低速段クラツチa
の締結が確保されてセレクト操作後にすみやかな
発進ができる。 なお、低速段クラツチaが解放から締結に移行
する中立位置から前進走行位置へのセレクト時で
油温の高い時および低速段クラツチaが解放から
締結に移行するアクセルを踏み込んだ状態でのダ
ウンシフト時には、いずれもスロツトル開度が小
となることで第1油路開閉弁hが開かれるが、こ
れらの場合には、一気に低速段クラツチaへ締結
圧を供給するとシヨツクを生じる。 そこで、これらの場合、条件を満足しても所定
の遅れ時間を経過してから第1油路開閉弁hを閉
から開へと切り換えるタイマlを設けることで、
締結初期は絞り効果により低速段クラツチaの締
結が緩やかになり、その遅れ時間経過後、絞り効
果小にて加圧油を供給することで、低速段クラツ
チaのクラツチピストンに有するドリフトオンボ
ールが確実にドレーン孔を閉鎖し、シヨツクの防
止と低速段クラツチaの締結確保の両立を図るこ
とができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、実施例装置
を適用した前進4速後退1速の自動変速機を例に
とる。 まず、自動変速機の全体概要を、動力伝達機構
と油圧制御装置とに分けて説明する。 動力伝達機構は、第2図に示すように、エンジ
ンクランクシヤフトE、トルクコンバータT/
C、ロツクアツプクラツチLU/C、インプツト
シヤフトI、フロントプラネタリギヤG1、第1
コネクテイングメンバM1、第2コネクテイング
メンバM2、リヤプラネタリギヤG2、アウトプ
ツトシヤフトO、リバースクラツチR/C、ハイ
クラツチH/C、ロークラツチL/C(低速段ク
ラツチaに相当)、ロー&リバースブレーキL&
R/B、バンドブレーキB/B、ワンウエイクラ
ツチOWCを備えている。 前記フロントプラネタリギヤG1及びリヤプラ
ネタリギヤG2は、シングルピニオン型遊星歯車
であつて、フロントプラネタリギヤG1は、フロ
ントサンギヤS1と、フロントインターナルギヤ
R1と、フロントピニオンギヤP1と、フロント
プラネツトキヤリヤPC1とから構成され、リヤ
プラネタリギヤG2は、リヤサンギヤS2と、リ
ヤインターナルギヤR2と、リヤピニオンギヤP
2と、リヤプラネツトキヤリヤPC2とから構成
されている。 前記第1コネクテイングメンバM1は、フロン
トインターナルギヤR1とリヤプラネツトキヤリ
ヤPC2とを連結する部材で、第2コネクテイン
グメンバM2は、ロークラツチL/C締結による
トルク伝達を介してフロントプラネツトキヤリヤ
PC1とリヤインターナルギヤR2とを連結する
部材である。 前記リバースクラツチR/C、ハイクラツチ
H/C、ロークラツチL/C、ロー&リバースブ
レーキL&R/B、バンドブレーキB/B、ワン
ウエイクラツチOWCは、組み合せ作動により各
変速段を得るための変速要素で、作動時には以下
のような機能を示す。 リバースクラツチR/Cは、インプツトシヤフ
トIとフロントサンギヤS1とを接続する。 ハイクラツチH/Cは、インプツトシヤフトI
とフロントプラネツトキヤリヤPC1とを接続す
る。 ロークラツチL/Cは、フロントプラネツトキ
ヤリヤPC1とリヤインターナルギヤR2とを接
続する。 ロー&リバースブレーキL&R/Bは、フロン
トプラネツトキヤリヤPC1をトランスミツシヨ
ンケースTMCに固定する。 バンドブレーキB/Bは、フロントサンギヤS
1をトランスミツシヨンケースTMCに固定する。 ワンウエイクラツチOWCは、フロントプラネ
ツトキヤリヤPC1の正転(エンジン回転方向)
は許すが、逆転は許さず、回転を固定する。 尚、前記バンドブレーキB/Bは、後述するバ
ンドサーボ17の締結側に制御油圧を作用させる
ことで作動し、ワンウエイクラツチOWCは機械
的に作動し、他のクラツチやブレーキ類は多板摩
擦クラツチ構造で、制御油圧により作動する。 次に、各変速位置での変速要素の作動を下記の
表1に示す。
の高速段から低速段への変速時には、高速+スロ
ツトル開度大という条件であることにより、第1
油路開閉弁hと第2油路開閉弁jとは共に閉じら
れ、両オリフイスd,eが作用して絞り効果が大
となる。 したがつて、ライン圧が高いにもかかわらず、
絞り効果が大であるため、低速段クラツチaの締
結圧の立ち上がりを遅らせ、エンジン回転が立ち
上がるのに適切なニユートラルインターバルを得
ることができる。 例えば、低速時のアクセルを踏み込んだ状態で
の高速段から低速段への変速時には、低速+スロ
ツトル開度大という条件であることにより、第1
油路開閉弁hは閉じられ第2油路開閉弁jは開か
れ、第1オリフイスdのみが作用して絞り効果が
中となる。 したがつて、高いライン圧に対して適度な絞り
効果が得られることで、エンジン回転の立ち上が
り確保と低速段クラツチaの急締結を抑えること
による変速シヨツクの防止の両立を図ることがで
きる。 例えば、高速時のアクセルを踏み込まない状態
での高速段から低速段への変速時や中立位置から
前進走行位置へのセレクト時には、スロツトル開
度小という条件であることにより、第1油路開閉
弁hが開かれ、第1オリフイスdおよび第2オリ
フイスeをいずれもバイパスすることで絞り効果
は油路抵抗のみで小となる。 したがつて、高速時のアクセルを踏み込まない
状態での高速段から低速段への変速時には、低速
段クラツチaが素早く締結されることにより空走
感やエンジンブレーキ感がでないことが防止され
るし、粘性が低い低油温時における中立位置から
前進走行位置へのセレクト時、低速段クラツチa
の締結が確保されてセレクト操作後にすみやかな
発進ができる。 なお、低速段クラツチaが解放から締結に移行
する中立位置から前進走行位置へのセレクト時で
油温の高い時および低速段クラツチaが解放から
締結に移行するアクセルを踏み込んだ状態でのダ
ウンシフト時には、いずれもスロツトル開度が小
となることで第1油路開閉弁hが開かれるが、こ
れらの場合には、一気に低速段クラツチaへ締結
圧を供給するとシヨツクを生じる。 そこで、これらの場合、条件を満足しても所定
の遅れ時間を経過してから第1油路開閉弁hを閉
から開へと切り換えるタイマlを設けることで、
締結初期は絞り効果により低速段クラツチaの締
結が緩やかになり、その遅れ時間経過後、絞り効
果小にて加圧油を供給することで、低速段クラツ
チaのクラツチピストンに有するドリフトオンボ
ールが確実にドレーン孔を閉鎖し、シヨツクの防
止と低速段クラツチaの締結確保の両立を図るこ
とができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、実施例装置
を適用した前進4速後退1速の自動変速機を例に
とる。 まず、自動変速機の全体概要を、動力伝達機構
と油圧制御装置とに分けて説明する。 動力伝達機構は、第2図に示すように、エンジ
ンクランクシヤフトE、トルクコンバータT/
C、ロツクアツプクラツチLU/C、インプツト
シヤフトI、フロントプラネタリギヤG1、第1
コネクテイングメンバM1、第2コネクテイング
メンバM2、リヤプラネタリギヤG2、アウトプ
ツトシヤフトO、リバースクラツチR/C、ハイ
クラツチH/C、ロークラツチL/C(低速段ク
ラツチaに相当)、ロー&リバースブレーキL&
R/B、バンドブレーキB/B、ワンウエイクラ
ツチOWCを備えている。 前記フロントプラネタリギヤG1及びリヤプラ
ネタリギヤG2は、シングルピニオン型遊星歯車
であつて、フロントプラネタリギヤG1は、フロ
ントサンギヤS1と、フロントインターナルギヤ
R1と、フロントピニオンギヤP1と、フロント
プラネツトキヤリヤPC1とから構成され、リヤ
プラネタリギヤG2は、リヤサンギヤS2と、リ
ヤインターナルギヤR2と、リヤピニオンギヤP
2と、リヤプラネツトキヤリヤPC2とから構成
されている。 前記第1コネクテイングメンバM1は、フロン
トインターナルギヤR1とリヤプラネツトキヤリ
ヤPC2とを連結する部材で、第2コネクテイン
グメンバM2は、ロークラツチL/C締結による
トルク伝達を介してフロントプラネツトキヤリヤ
PC1とリヤインターナルギヤR2とを連結する
部材である。 前記リバースクラツチR/C、ハイクラツチ
H/C、ロークラツチL/C、ロー&リバースブ
レーキL&R/B、バンドブレーキB/B、ワン
ウエイクラツチOWCは、組み合せ作動により各
変速段を得るための変速要素で、作動時には以下
のような機能を示す。 リバースクラツチR/Cは、インプツトシヤフ
トIとフロントサンギヤS1とを接続する。 ハイクラツチH/Cは、インプツトシヤフトI
とフロントプラネツトキヤリヤPC1とを接続す
る。 ロークラツチL/Cは、フロントプラネツトキ
ヤリヤPC1とリヤインターナルギヤR2とを接
続する。 ロー&リバースブレーキL&R/Bは、フロン
トプラネツトキヤリヤPC1をトランスミツシヨ
ンケースTMCに固定する。 バンドブレーキB/Bは、フロントサンギヤS
1をトランスミツシヨンケースTMCに固定する。 ワンウエイクラツチOWCは、フロントプラネ
ツトキヤリヤPC1の正転(エンジン回転方向)
は許すが、逆転は許さず、回転を固定する。 尚、前記バンドブレーキB/Bは、後述するバ
ンドサーボ17の締結側に制御油圧を作用させる
ことで作動し、ワンウエイクラツチOWCは機械
的に作動し、他のクラツチやブレーキ類は多板摩
擦クラツチ構造で、制御油圧により作動する。 次に、各変速位置での変速要素の作動を下記の
表1に示す。
【表】
尚、〇印は作動を示す。ただし、バンドサーボ
17の場合、締結側と解放側との両方に油圧が作
用するDレンジ3速(ドライブレンジ3速)で
は、受圧面積の差によりバンドブレーキB/Bは
作動しない。 次に、各変速位置での動力伝達経路を述べる。 (イ) Nレンジ(ニユートラルレンジ) 全ての変速要素は作動せず、インプツトシヤフ
トIからの駆動力はアウトプツトシヤフトOに伝
達されない。 (ロ) Pレンジ(パーキングレンジ) Nレンジと同様、全ての変速要素は作動しない
が、セレクトレバーと連動しているパーキングポ
ール(図示せず)がアウトプツトシヤフトOを機
械的に固定し、車輪側への動力伝達系を固定す
る。 (ハ) Rレンジ(リバースレンジ) Rレンジ時には、変速要素のリバースクラツチ
R/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bが作
動する。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
I→リバースクラツチR/C→フロントサンギヤ
S1→フロントピニオンギヤP1→フロントイン
ターナルギヤR1→第1コネクテイングメンバM
1→アウトプツトシヤフトOとなり、アウトプツ
トシヤフトOは減速されて逆転する。 (ニ) Dレンジ1速、レンジ1速 Dレンジ1速時及びレンジ1速時には、変速
要素のロークラツチL/C及びワンウエイクラツ
チOWCが作動する。 従つて、動力伝達経路はインプツトシヤフトI
→リヤサンギヤS2→リヤピニオンギヤP2→リ
ヤプラネツトキヤリヤPC2→アウトプツトシヤ
フトOとなり、アウトプツトシヤフトOは減速さ
れて正転する。 (ホ) Iレンジ1速 Iレンジ1速時には、変速要素のロークラツチ
L/C及びワンウエイクラツチOWCの代りにロ
ー&リバースブレーキL&R/Bが作動する。 従つて、動力伝達経路は、Dレンジ1速及び
レンジ1速時と同様であるが、ロー&リバースブ
レーキL&R/BがリヤインターナルギヤR2を
固定することでエンジンブレーキが作動する。 (ヘ) Dレンジ2速、レンジ2速、レンジ2速 Dレンジ2速時、レンジ2速時及びレンジ
2速時には、変速要素のロークラツチL/Cとバ
ンドフレーキB/Bが作動する。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
I→リヤサンギヤS2→リヤピニオンギヤP2→
リヤプラネツトキヤリヤPC2→第1コネクテイ
ングメンバM1→フロントインターナルギヤR1
→フロントピニオンギヤP1→フロントプラネツ
トキヤリヤPC1→第2コネクテイングメンバM
2→ロークラツチL/C→リヤインターナルギヤ
R2→リヤピニオンギヤP2→リヤプラネツトキ
ヤリヤPC2→アウトプツトシヤフトOとなり、
アウトプツトシヤフトOはリヤインターナルギヤ
R2が回転する分だけ1速時より増速される。 (ト) Dレンジ3速、レンジ3速 Dレンジ3速時は、変速要素のロークラツチ
L/C及びハイクラツチH/Cが作動し、バンド
ブレーキB/Bは解放される。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
Iから分岐し、一方はリヤサンギヤS2を経過し
てリヤプラネツトキヤリヤPC2に至り、他方は
ハイクラツチH/C→フロントプラネツトキヤリ
ヤPC1→第2コネクテイングメンバM2→ロー
クラツチL/C→リヤインターナルギヤR2を経
過してリヤプラネツトキヤリヤPC2に至り、リ
ラプラネツトキヤリヤPC2からアウトプツトシ
ヤフトOに至る経路となり、リヤプラネツトキヤ
リヤPC2(アウトプツトシヤフトOに結合)は
リヤサンギヤS2及びリヤインターナルギヤR2
と一体に回転し、インプツトシヤフトと同速同
方向にアウトプツトシヤフトOは回転する。 (チ) Dレンジ4速 Dレンジ4速時は、変速要素のハイクラツチ
H/C及びバンドブレーキB/Bが作動する。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
→ハイクラツチH/C→フロントプラネツトキ
ヤリヤPC1→フロントピニオンギヤP1→フロ
ントインターナルギヤR1→第1コネクテイング
メンバM1→リヤビニオンギヤP2→リヤプラネ
ツトキヤリヤPC2→アウトプツトシヤフトOと
なり、アウトプツトシヤフトOは増速されて正転
する。 次に、上記動力伝達機構を制御するための油圧
制御装置を、第3図に示す油圧回路図により説明
する。 この油圧制御装置の主な特徴は、シフトバルブ
の作動を、油圧制御により行なうのではなく、電
子制御により行なうようにしたことでシフトスケ
ジユールの自由度増大を図つた点と、クラツチコ
ントロールバルブやクラツチタイミングバルブへ
も電子制御を導入したことで、バルブ数を少なく
して変速シヨツクの低減を図つた点とにある。 油圧制御装置は、第3図に示すように、オイル
ポンプO/P、プレツシヤレギユレータバルブ
1、マニユアルバルブ2、スロツトルバルブ3、
デイテント&フエイルセーフバルブ4、キツクダ
ウンモジユレータバルブ5、プレツシヤモデイフ
アイヤバルブ6、カツトバツクバルブ7、バツク
アツプバルブ8、パイロツトバルブ9、1−2シ
フトバルブ10、2−3シフトバルブ11、3−
4シフトバルブ12(シフト弁bに相当)、1−
2ソレノイドバルブ13、2−3ソレノイドバル
ブ14、3−4ソレノイドバルブ15、アキユム
レータバルブ16、バンドサーボ17、サーボリ
リースタイミングバルブ18、ロークラツチアキ
ユムレータ19、ハイクラツチコントロールバル
ブ20、ハイクラツチソレノイドバルブ21、ロ
ークラツチタイミングバルブ22(第1油路開閉
hに相当)、ロークラツチソレノイドバルブ23
(第1油路開閉制御手段iに相当)、4−3タイミ
ングバルブ24(第1油路開閉弁jに相当)、3
−2タイミングバルブ25、ガバナバルブ26
(第2油路開閉制御手段kに相当)、トルクコンバ
ータレギユレータバルブ27、ロツクアツプバル
ブ28、ロツクアツプソレノイドバルブ29、I
レンジレデユーシングバルブ30とを備えてい
て、これらのバルブ類と変速要素及びトルクコン
バータT/Cとは、油路によつて図示のように接
続されている。 以下、各バルブ類等の構成及び作用について説
明する。 オイルポンプO/Pは、可変容量型のベーンポ
ンプを用いたもので、コントロールシリンダの油
室C/Cは、プレツシヤレギユレータバルブ1か
らの油路701(フイードバツク圧油路)に接続
されており、所定回転以上でポンプ吐出量が一定
となるようにカムリングの位置が制御され、高回
転時の余分な流量なくして、エネルギ消費の低減
を図つている。 プレツシヤレギユレータバルブ1は、オイルポ
ンプO/Pから吐出されるオイルを走行状態及び
変速位置に応じた最適な圧力(ライン圧)に調整
する機能をもつバルブである。 構成的には、ポート101a〜101gを有す
るバルブ穴101と、バルブ穴101に対応した
ランド201a〜201dを有し軸方向移動可能
なスプール201と、ポート301a〜301c
を有しバルブ穴101内に固定されたスリーブ3
01と、スリーブ301の内径部に対応するラン
ド401a〜401c有し軸方向に移動可能なプ
ラグ401と、プラグ401の図面上部に配置さ
れたスプリングシート501と、スプリングシー
ト501とスプール201のランド201dとの
間に設けられたスプリング601とを備えてい
る。 スプール201のランド201b,201c,
及び201dの直径は等しく、ランド201aの
直径はこれらのランド直径より小さい。プラグ4
01のランド401aはランド401bよりも大
径である。 ポート101a,101c,101g,301
cはドレーンポートである。ポート101b及び
101eは、オイルポンプO/Pからの吐出油を
調圧した油が流れている油路700(ライン圧油
路)と接続されていて、ポート101bの入口に
はオリフイス800が設けてある。ポート101
dは、オイルポンプO/Pの油室C/Cに連通す
る油路701(フイードバツク圧油路)に接続さ
れている。ポート101fは油路702(トルク
コンバータ圧油路)に接続されている。ポート3
01aは油路703(カツトバツク圧油路)に接
続されている。ポート301bは油路704(ス
ロツトルモデイフアイヤ圧油路)に接続されてい
る。 このプレツシヤレギユレータバルブ1のスプー
ル201には、図面下方向に押す力としてポート
101bにラインによる力が作用し、図面上方向
に押す力としてスプリング601によるスプリン
グ力と、ポート301aへのカツトバツク圧によ
る力と、ポート301bへのプレツシヤモデイフ
アイヤ圧による力が作用する。これらの力のバラ
ンスによつてスプール201の作動が行なわれる
もので、ポート101bの油圧が次第に高くなつ
て上向きの力より大きくなると、ポート101e
内の油がトルクコンバータT/Cに向かうポート
101fへ排出され、ポート101eの圧力が上
向きの力と釣り合うまで低下する。そして、この
ポート101eの圧力低下は油路700で連通し
ているポート101bの圧力も低下させてしまう
ことで、下向きの力が小さくなり、スプール20
1は上方向へ押し戻される。このように、スプー
ル201が上下作動を繰り返すことによつて、ポ
ート101bの油圧、すなわち油路700の油圧
は常に上向きの力と釣り合うように調圧され、い
わゆるライン圧が得られる。尚、ライン圧はスプ
リング601による力が一定であるので、プラグ
401による上向きの力に応じて変化することに
なる。 ライン圧特性は第4図に示すようになり、カツ
トバツクバルブ7からのカツトバツク圧が、Dレ
ンジ1速、レンジ1速、レンジ1速、Rレン
ジ、Pレンジ、Nレンジにのみ作用するために、
これらのレンジではDレンジ2速、Dレンジ3
速、Dレンジ4速、レンジ2速、レンジ3
速、レンジ2速の時よりも全体的に圧力が高ま
り、また、最高圧はプレツシヤモデイフアイヤバ
ルブ6からのスロツトルモデイフアイヤ圧により
規定される。これは、トルクコンバータT/Cに
より増幅されたトルクを伝達させるには、高いラ
イン圧を要するのに応じて、ライン圧の高まりが
十分ではないDレンジ1速時等のライン圧を高め
た。 また、このプレツシヤレギユレータバルブ1で
は、オイルポンプO/Pからの流量が過大でスプ
ール201を押し下げる力が大きい時、ポート1
01eとポート101dとが連通し、オイルポン
プO/Pの油室C/Cに油路701を介して油圧
を加え、オイルポンプO/Pの吐出流量を所定流
量まに規定する。 マニユアルバルブ2は、運転席部に設けられた
セレクトレバーにより作動し、各セレクトポジシ
ヨンに応じてライン圧の配送ポートの選択を行な
う機能をもつバルブである。 構成的には、ポート102a〜102eを有す
るバルブ穴102と、バルブ穴102に対応した
ランド202a及び202bを有し軸方向に移動
可能なスプール202とを備えている。 ポート102aは油路705(Iレンジ圧油
路)に接続され、ポート102bは油路706
(レンジ圧油路)に接続され、ポート102c
は油路707(Dレンジ圧油路)に接続され、ポ
ート102dは油路700(ライン圧油路)に接
続され、ポート102eは油路708(Rレンジ
圧油路)に接続されている。 バルブ作動は、スプール202をセレクトレバ
ー操作により移動させることで行なわれ、Pレン
ジ位置、Rレンジ位置、Nレンジ位置、Dレンジ
位置、レンジ位置、レンジ位置において、ラ
イン圧が供給されるポートを下記の表2に示す。
17の場合、締結側と解放側との両方に油圧が作
用するDレンジ3速(ドライブレンジ3速)で
は、受圧面積の差によりバンドブレーキB/Bは
作動しない。 次に、各変速位置での動力伝達経路を述べる。 (イ) Nレンジ(ニユートラルレンジ) 全ての変速要素は作動せず、インプツトシヤフ
トIからの駆動力はアウトプツトシヤフトOに伝
達されない。 (ロ) Pレンジ(パーキングレンジ) Nレンジと同様、全ての変速要素は作動しない
が、セレクトレバーと連動しているパーキングポ
ール(図示せず)がアウトプツトシヤフトOを機
械的に固定し、車輪側への動力伝達系を固定す
る。 (ハ) Rレンジ(リバースレンジ) Rレンジ時には、変速要素のリバースクラツチ
R/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bが作
動する。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
I→リバースクラツチR/C→フロントサンギヤ
S1→フロントピニオンギヤP1→フロントイン
ターナルギヤR1→第1コネクテイングメンバM
1→アウトプツトシヤフトOとなり、アウトプツ
トシヤフトOは減速されて逆転する。 (ニ) Dレンジ1速、レンジ1速 Dレンジ1速時及びレンジ1速時には、変速
要素のロークラツチL/C及びワンウエイクラツ
チOWCが作動する。 従つて、動力伝達経路はインプツトシヤフトI
→リヤサンギヤS2→リヤピニオンギヤP2→リ
ヤプラネツトキヤリヤPC2→アウトプツトシヤ
フトOとなり、アウトプツトシヤフトOは減速さ
れて正転する。 (ホ) Iレンジ1速 Iレンジ1速時には、変速要素のロークラツチ
L/C及びワンウエイクラツチOWCの代りにロ
ー&リバースブレーキL&R/Bが作動する。 従つて、動力伝達経路は、Dレンジ1速及び
レンジ1速時と同様であるが、ロー&リバースブ
レーキL&R/BがリヤインターナルギヤR2を
固定することでエンジンブレーキが作動する。 (ヘ) Dレンジ2速、レンジ2速、レンジ2速 Dレンジ2速時、レンジ2速時及びレンジ
2速時には、変速要素のロークラツチL/Cとバ
ンドフレーキB/Bが作動する。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
I→リヤサンギヤS2→リヤピニオンギヤP2→
リヤプラネツトキヤリヤPC2→第1コネクテイ
ングメンバM1→フロントインターナルギヤR1
→フロントピニオンギヤP1→フロントプラネツ
トキヤリヤPC1→第2コネクテイングメンバM
2→ロークラツチL/C→リヤインターナルギヤ
R2→リヤピニオンギヤP2→リヤプラネツトキ
ヤリヤPC2→アウトプツトシヤフトOとなり、
アウトプツトシヤフトOはリヤインターナルギヤ
R2が回転する分だけ1速時より増速される。 (ト) Dレンジ3速、レンジ3速 Dレンジ3速時は、変速要素のロークラツチ
L/C及びハイクラツチH/Cが作動し、バンド
ブレーキB/Bは解放される。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
Iから分岐し、一方はリヤサンギヤS2を経過し
てリヤプラネツトキヤリヤPC2に至り、他方は
ハイクラツチH/C→フロントプラネツトキヤリ
ヤPC1→第2コネクテイングメンバM2→ロー
クラツチL/C→リヤインターナルギヤR2を経
過してリヤプラネツトキヤリヤPC2に至り、リ
ラプラネツトキヤリヤPC2からアウトプツトシ
ヤフトOに至る経路となり、リヤプラネツトキヤ
リヤPC2(アウトプツトシヤフトOに結合)は
リヤサンギヤS2及びリヤインターナルギヤR2
と一体に回転し、インプツトシヤフトと同速同
方向にアウトプツトシヤフトOは回転する。 (チ) Dレンジ4速 Dレンジ4速時は、変速要素のハイクラツチ
H/C及びバンドブレーキB/Bが作動する。 従つて、動力伝達経路は、インプツトシヤフト
→ハイクラツチH/C→フロントプラネツトキ
ヤリヤPC1→フロントピニオンギヤP1→フロ
ントインターナルギヤR1→第1コネクテイング
メンバM1→リヤビニオンギヤP2→リヤプラネ
ツトキヤリヤPC2→アウトプツトシヤフトOと
なり、アウトプツトシヤフトOは増速されて正転
する。 次に、上記動力伝達機構を制御するための油圧
制御装置を、第3図に示す油圧回路図により説明
する。 この油圧制御装置の主な特徴は、シフトバルブ
の作動を、油圧制御により行なうのではなく、電
子制御により行なうようにしたことでシフトスケ
ジユールの自由度増大を図つた点と、クラツチコ
ントロールバルブやクラツチタイミングバルブへ
も電子制御を導入したことで、バルブ数を少なく
して変速シヨツクの低減を図つた点とにある。 油圧制御装置は、第3図に示すように、オイル
ポンプO/P、プレツシヤレギユレータバルブ
1、マニユアルバルブ2、スロツトルバルブ3、
デイテント&フエイルセーフバルブ4、キツクダ
ウンモジユレータバルブ5、プレツシヤモデイフ
アイヤバルブ6、カツトバツクバルブ7、バツク
アツプバルブ8、パイロツトバルブ9、1−2シ
フトバルブ10、2−3シフトバルブ11、3−
4シフトバルブ12(シフト弁bに相当)、1−
2ソレノイドバルブ13、2−3ソレノイドバル
ブ14、3−4ソレノイドバルブ15、アキユム
レータバルブ16、バンドサーボ17、サーボリ
リースタイミングバルブ18、ロークラツチアキ
ユムレータ19、ハイクラツチコントロールバル
ブ20、ハイクラツチソレノイドバルブ21、ロ
ークラツチタイミングバルブ22(第1油路開閉
hに相当)、ロークラツチソレノイドバルブ23
(第1油路開閉制御手段iに相当)、4−3タイミ
ングバルブ24(第1油路開閉弁jに相当)、3
−2タイミングバルブ25、ガバナバルブ26
(第2油路開閉制御手段kに相当)、トルクコンバ
ータレギユレータバルブ27、ロツクアツプバル
ブ28、ロツクアツプソレノイドバルブ29、I
レンジレデユーシングバルブ30とを備えてい
て、これらのバルブ類と変速要素及びトルクコン
バータT/Cとは、油路によつて図示のように接
続されている。 以下、各バルブ類等の構成及び作用について説
明する。 オイルポンプO/Pは、可変容量型のベーンポ
ンプを用いたもので、コントロールシリンダの油
室C/Cは、プレツシヤレギユレータバルブ1か
らの油路701(フイードバツク圧油路)に接続
されており、所定回転以上でポンプ吐出量が一定
となるようにカムリングの位置が制御され、高回
転時の余分な流量なくして、エネルギ消費の低減
を図つている。 プレツシヤレギユレータバルブ1は、オイルポ
ンプO/Pから吐出されるオイルを走行状態及び
変速位置に応じた最適な圧力(ライン圧)に調整
する機能をもつバルブである。 構成的には、ポート101a〜101gを有す
るバルブ穴101と、バルブ穴101に対応した
ランド201a〜201dを有し軸方向移動可能
なスプール201と、ポート301a〜301c
を有しバルブ穴101内に固定されたスリーブ3
01と、スリーブ301の内径部に対応するラン
ド401a〜401c有し軸方向に移動可能なプ
ラグ401と、プラグ401の図面上部に配置さ
れたスプリングシート501と、スプリングシー
ト501とスプール201のランド201dとの
間に設けられたスプリング601とを備えてい
る。 スプール201のランド201b,201c,
及び201dの直径は等しく、ランド201aの
直径はこれらのランド直径より小さい。プラグ4
01のランド401aはランド401bよりも大
径である。 ポート101a,101c,101g,301
cはドレーンポートである。ポート101b及び
101eは、オイルポンプO/Pからの吐出油を
調圧した油が流れている油路700(ライン圧油
路)と接続されていて、ポート101bの入口に
はオリフイス800が設けてある。ポート101
dは、オイルポンプO/Pの油室C/Cに連通す
る油路701(フイードバツク圧油路)に接続さ
れている。ポート101fは油路702(トルク
コンバータ圧油路)に接続されている。ポート3
01aは油路703(カツトバツク圧油路)に接
続されている。ポート301bは油路704(ス
ロツトルモデイフアイヤ圧油路)に接続されてい
る。 このプレツシヤレギユレータバルブ1のスプー
ル201には、図面下方向に押す力としてポート
101bにラインによる力が作用し、図面上方向
に押す力としてスプリング601によるスプリン
グ力と、ポート301aへのカツトバツク圧によ
る力と、ポート301bへのプレツシヤモデイフ
アイヤ圧による力が作用する。これらの力のバラ
ンスによつてスプール201の作動が行なわれる
もので、ポート101bの油圧が次第に高くなつ
て上向きの力より大きくなると、ポート101e
内の油がトルクコンバータT/Cに向かうポート
101fへ排出され、ポート101eの圧力が上
向きの力と釣り合うまで低下する。そして、この
ポート101eの圧力低下は油路700で連通し
ているポート101bの圧力も低下させてしまう
ことで、下向きの力が小さくなり、スプール20
1は上方向へ押し戻される。このように、スプー
ル201が上下作動を繰り返すことによつて、ポ
ート101bの油圧、すなわち油路700の油圧
は常に上向きの力と釣り合うように調圧され、い
わゆるライン圧が得られる。尚、ライン圧はスプ
リング601による力が一定であるので、プラグ
401による上向きの力に応じて変化することに
なる。 ライン圧特性は第4図に示すようになり、カツ
トバツクバルブ7からのカツトバツク圧が、Dレ
ンジ1速、レンジ1速、レンジ1速、Rレン
ジ、Pレンジ、Nレンジにのみ作用するために、
これらのレンジではDレンジ2速、Dレンジ3
速、Dレンジ4速、レンジ2速、レンジ3
速、レンジ2速の時よりも全体的に圧力が高ま
り、また、最高圧はプレツシヤモデイフアイヤバ
ルブ6からのスロツトルモデイフアイヤ圧により
規定される。これは、トルクコンバータT/Cに
より増幅されたトルクを伝達させるには、高いラ
イン圧を要するのに応じて、ライン圧の高まりが
十分ではないDレンジ1速時等のライン圧を高め
た。 また、このプレツシヤレギユレータバルブ1で
は、オイルポンプO/Pからの流量が過大でスプ
ール201を押し下げる力が大きい時、ポート1
01eとポート101dとが連通し、オイルポン
プO/Pの油室C/Cに油路701を介して油圧
を加え、オイルポンプO/Pの吐出流量を所定流
量まに規定する。 マニユアルバルブ2は、運転席部に設けられた
セレクトレバーにより作動し、各セレクトポジシ
ヨンに応じてライン圧の配送ポートの選択を行な
う機能をもつバルブである。 構成的には、ポート102a〜102eを有す
るバルブ穴102と、バルブ穴102に対応した
ランド202a及び202bを有し軸方向に移動
可能なスプール202とを備えている。 ポート102aは油路705(Iレンジ圧油
路)に接続され、ポート102bは油路706
(レンジ圧油路)に接続され、ポート102c
は油路707(Dレンジ圧油路)に接続され、ポ
ート102dは油路700(ライン圧油路)に接
続され、ポート102eは油路708(Rレンジ
圧油路)に接続されている。 バルブ作動は、スプール202をセレクトレバ
ー操作により移動させることで行なわれ、Pレン
ジ位置、Rレンジ位置、Nレンジ位置、Dレンジ
位置、レンジ位置、レンジ位置において、ラ
イン圧が供給されるポートを下記の表2に示す。
【表】
尚、表2中〇印を付したポートにライン圧が供
給され、他のポートは全てドレーンポートに接続
される。 スロツトルバルブ3は、ライン圧をスロツトル
開度に応じた圧力(スロツトル圧)に調圧する機
能をもつバルブである。 構成的には、ポート103a〜103fを有す
るバルブ穴103と、バルブ穴103に対応した
ランド203a〜203cを有し軸方向移動可能
なスプール203と、スプール203のランド2
03aを図面右方向に付勢するスプリング303
とを備えている。 スプール203のランド203a及び203b
はランド203cより直径を大きくしている。ポ
ート103a,103b,及び103fはドレー
ンポートである。ポート103c及びポート10
3eは油路709(スロツトル圧油路)に接続さ
れ、ポート103eの入口にはオリフイス801
が設けられている。ポート103dは油路710
(キツクダウンモジユレータ圧油路)に接続され
ている。 このスロツトルバルブ3のスプール203に
は、図面右方向にスプリング303によるスプリ
ング力が作用し、図面左方向にポート103eへ
のスロツトル圧による力が作用する。従つて、ポ
ート103dより流入するキツクダウンモジユレ
ータ圧の油は、左右方向の力がバランスするよう
に調圧されてスロツトル圧となる。 尚、スプリング303の一端は、アクセルペダ
ルにリンケージ等を介して連動するデイテント&
フエイルセーフバルブ4のスプール504に接し
ていることで、アクセルペダルの踏み込み加減に
応じたスプール504の移動に伴なつて、スプリ
ング力が増減する。 スロツトル圧特性は第5図に示すようになり、
スロツトル開度の上昇に応じた圧力上昇となる
が、スロツトル開度が7/8程度以上になるとスプ
ール504がスロツトルバルブ3のスプール20
3を押し込んだままとなり、ライン圧の最高圧を
一定圧に減圧したキツクダウンモジユレータ圧が
そのままスロツトル圧となる。 デイテント&フエイルセーフバルブ4は、アク
セルペダルリンケージ等を介して連動されてお
り、スロツトル開度の変化をスプリング303を
介してスロツトルバルブ3に作用させると共に、
スロツトル圧をプレツシヤモデイフアイヤバルブ
6に供給するデイテントバルブ機能と、アクセル
リンケージが切損した時には、ライン圧をそのま
まプレツシヤモデイフアイヤバルブ6に作用さ
せ、最高のライン圧とするフエイルセーフ機能を
もつバルブである。 構成的には、ポート104a〜104dを有す
るバルブ穴104と、ポート連通溝204a及び
ストツパ突起204bを有しバルブ穴104の内
面を軸方向移動可能な可動スリーブ204と、バ
ルブ穴104の内面に固定スリーブ304と、固
定スリーブ304と可動スリーブ204との間に
設けられ可動フリーブ204を図面左方向に付勢
するスプリング404と、ランド504aを有し
可動スリーブ204及び固定スリーブ304の内
面を軸方向移動可能なスプール504とを備えて
いる。 ランド504aはアクセルリーケージの切損時
に、リンケージスプリング力によりストツパ突起
204bに当接し、スプリング404に抗して可
動スリーブ204を固定スリーブ304に突き当
るまで移動させるようにしている。ポート104
a及び104dは油路709(スロツトル圧油
路)に接続され、ポート104bは油路700
(ライン圧油路)に接続され、ポート104cは
途中にシヤトルボール900が設けられた油路7
11(スロツトル圧油路またはライン圧油路)に
接続されている。 このデイテント&フエイルセーフバルブ4のス
プール504は、前述のようにアクセルペダルに
連動して左右に移動してスプリング303のスプ
リング力を変える。また、正常時は、ポート10
4dからポート連通溝204a及びポート104
cを介して油路711にスロツトル圧の油をその
まま配送させ、アクセルリンケージの切損時に
は、ポート104bからポート連通溝204a及
びポート104cを介して油路711にライン圧
の油をそのまま配送させる。 キツクダウンモジユレータバブル5は、ライン
圧の上限圧を設定圧に減圧規定させたキツクダウ
ンモジユレータ圧(スロツトル圧の基圧)を作り
出し、スロツトル圧が高くなりすぎてしまうこと
を防ぐために設けられたバルブである。 構成的には、ポート105a〜105eを有す
るバルブ穴105と、バルブ穴105に対応した
ランド205a及び205bを有し、軸方向移動
可能なスプール205と、スプール205を図面
左方に付勢するスプリング305とを備えてい
る。 ポート105d及び105eはドレーンポート
である。 ポート105bは油路700(ライン圧油路)
と接続されている。ポート105a及びポート1
05cは、油路710(キツクダウンモジユレー
タ圧油路)と接続されていて、ポート105aの
入口にはオリフイス802が設けられている。 このキツクダウンモジユレータバブル5のスプ
ール205には、図面右方向に押す力としてキツ
クダウンモジユレータ圧による力がランド205
aの端面に作用し、図面左方向に押す力としてス
プリング305によるスプリング力が作用する。
従つて、設定圧まではスプール205を図面右方
向に押しながらポート105bから105cへそ
のまま油が流れ、設定圧に達すると、左右方向の
力のバランスを保つようにドレーンポートである
ポート105dを含めてポートの開閉を繰り返
し、以後設定圧を保つ。 プレツシヤモデイフアイヤバルブ6は、プレツ
シヤレギユレータバルブ1の信号補助弁で、ライ
ン圧を運転条件に応じた最適な圧力に調圧するた
めの信号圧(スロツトルモデイフアイヤ圧)を作
る機能をもつバルブである。 構成的には、ポート106a〜106eを有す
るバルブ穴106と、バルブ穴106に対応した
ランド206a及び206bを有し軸方向移動可
能なスプール206と、スプール206を図面上
方向に付勢するスプリング306とを備えてい
る。 ランド206aはランド206bより小径に形
成されている。ポート106d及び106eはド
レーンポートである。ポート106aは油路71
2(バツクアツプ圧油路)に接続されている。ポ
ート106bは油路711(スロツトル圧油路ま
たはライン圧油路)に接続されている。ポート1
06cは油路704(スロツトルモデイフアイヤ
圧油路)に接続されている。 このプレツシヤモデイフアイヤバルブ6のスプ
ール206には、Dレンジ時に図面下方向に押す
力としてスロツトル圧による力がランド206b
に作用し、図面上方向に押す力としてスプリング
306によるスプリング力が作用する。従つて、
設定圧まではスプール206を図面下方向に押し
ながらポート106bからポート106cへその
まま油が流れ、設定圧に達すると、上下方向の力
のバランスを保つようにドレーンポートであるポ
ート106cを含めてポートの開閉を繰り返し、
以後設定圧を保つ。つまり、スロツトルモデイフ
アイヤ圧特性は第6図に示すようになる。尚、ア
クセルリンケージの切損時は、前記スロツトル圧
に代えてライン圧がポート106bに加わり、前
述と同様な作用で、より高い圧力レベルの油が油
路704へ配送される。 また、マニユアルバルブ2をDレンジ位置から
レンジ位置に切り換えてエンジンブレーキを作
動させた時は、バツクアツプバルブ8から油路7
12及び711を介してポート106a及び10
6bにバツクアツプ圧が配送され、プレツシヤレ
ギユレータバルブ1によるライン圧の初期圧を高
め、バンドブレーキB/Bの締結を確保する。こ
の時のライン圧特性は、前記第4図の点線PL3
で示す特性となる。 カツトバツクバルブ7は、プレツシヤレギユレ
ータバルブ1の信号補助弁で、Dレンジ1速,
レンジ1速,レンジ1速.Rレンジ,Pレン
ジ,Nレンジにおいてライン圧を高めるための信
号圧(カツトバツク圧)を作る機能をもつバルブ
である。 構成的には、ポート107a〜107eを有す
るバルブ穴107と、バルブ穴107に対応した
ランド207a及び207bを有し軸方向移動可
能なスプール207と、スプール207を図面下
方向に付勢するスプリング307と、前記バルブ
穴107に固定されポート407a及び407b
を有するスリーブ407と、スリープ407の内
面を軸方向移動可能なプラグ507とを備えてい
る。 スプール207のランド直径はプラグ507の
直径よりも大径としている。ポート107a,1
07b及び107eはドレーンポートである。ポ
ート107c及び407aは油路703(カツト
バツク圧油路)に接続されている。ポート107
dは油路700(ライン圧油路)に接続されてい
る。ポート407bは油路713(2速〜4速圧
油路)に接続されている。 このカツトバツクバルブ7のスプール207に
は、Dレンジ1速,レンジ1速,レンジ1
速,Rレンジ、Pレンジ,Nレンジにおいて、図
面下方向の力としてスプリング307によるスプ
リング力が作用し、図面上方向の力が作用せず、
ポート107dとポート107cとは連通し、油
路700からのライン圧がプレツシヤレギユレー
タバルブ1の信号圧として油路703にそのまま
配送される。従つて、ライン圧特性は第4図の線
図PL1に示すようになり、他の変速位置におけ
る線図PL2より高めることができる。 また、カツトバツクバルブ7のスプール207
には、Dレンジ2速,Dレンジ3速,Dレンジ4
速,レンジ2速,レンジ3速,レンジ2速
において、図面上方向の力としてライン圧による
力がポート407bからプラグ507に作用し、
スプリング307に抗してスプール207を図面
上方向に移動させる。このスプール207の上方
向移動によつてポート107dはランド207b
により閉じられ、油路703への油圧配送が遮断
される。 バツクアツプバルブ8は、Dレンジ3速または
Dレンジ4速からレンジ2速やレンジ2速に
セレクトしてエンジンブレーキを作動させる場合
に、ライン圧を高めてバンドブレーキB/Bの締
結力を増大させエンジンブレーキ効果を確保する
バツクアツプ機能と、エンジンブレーキ作動状態
からアクセルペダルを踏み込んだ場合にはライン
圧を高めるバツクアツプ機能を解除する機能とを
もつバルブである。 構成的には、ポート108a〜108fを有す
るバルブ穴108と、バルブ穴108に対応した
ランド208a及び208bを有すると共に、ポ
ート108aまたはポート108bと連通する孔
208cを有し軸方向移動可能なスプール208
と、スプール208を図面左方向に付勢するスプ
リング308とを備えている。 ポート108cはドレーンポートである。ポー
ト108aは油路714(3速,4速圧油路)に
接続されている。ポート108bは油路713
(2速〜4速圧油路)に接続されている。ポート
108dは油路712(バツクアツプ圧油路)に
接続されている。ポート108eは油路706
(レンジ圧油路)に接続されている。ポート1
08fは油路709(スロツトル圧油路)に接続
されている。 このバツクアツプバルブ8のスプール208に
は、2速から3速になるとポート108aからの
ライン圧によりスプリング308に抗してスプー
ル208を図面右方向に移動させる方が作用し、
スプール208の右方向移動後はポート108b
からのライン圧によりスプール208を右方向移
動の位置にそのまま固定させる。このスプール2
08の右方向位置固定状態は2速から1速に切り
換わり、ポート208cからのライン圧がドレー
ンされない限りそのまま保持される。 そして、スプール208の右方向位置固定状態
では、ポート108dとポート108eとは連通
していて、プレツシヤモデイフアイヤバルブ6に
対してライン圧供給ができる体制にあり、Dレン
ジ3速またはDレンジ4速からレンジ2速や
レンジ2速にセレクトした場合には、プレツシヤ
モデイフアイヤバルブ6へのライン圧供給がなさ
れ、バンドブレーキB/Bの締結圧となるライン
圧の圧力レベルを高め、タイヤ側からの駆動力に
よるバンドブレーキB/Bのすべりをなくし、エ
ンジンブレーキ作用を確保させる。 また、バツクアツプ機能の解除条件としては、
前述のように、2速から1速に切り換えられた場
合に加えて、アクセルペダルを踏み込むことによ
つても解除されるもので、ペダル踏み込みにより
スロツトル圧がポート108fからランド208
bの端面に加わつた場合はスプール208を図面
左方向に移動させる。従つて、エンジンブレーキ
を作動させた後、アクセルペダルを踏み込んで発
進体制に入つたら、ライン圧は通常の圧力レベル
状態に復帰する。 パイロツトバルブ9は、ソレノイドへの制御信
号により作動する1−2シフトバルブ10、2−
3シフトバルブ11、3−4シフトバルブ12、
ロークラツチタイミングバルブ22及びハイクラ
ツチコントロールバルブ20のバルブ作動圧(パ
イロツト圧)を作り出す機能をもつバルブであ
る。 構成的には、ポート109a〜109dを有す
るバルブ穴109と、バルブ穴109に対応する
ランド209a及び209bを有すると共にライ
ン圧が入力されるポート109dと調圧した圧力
を出力するポート109cとこのポート109c
とランド209bの端面とを連通する連通路20
9cを有し軸方向移動可能なスプール209と、
スプール209を図面下方向に付勢するスプリン
グ309とを備えている。 ポート109a及び109bはドレーンポート
である。ポート109cはストレーナ409を介
して油路715(パイロツト圧油路)に接続され
ている。ポート109dは油路700(ライン圧
油路)に接続されている。 このパイロツトバルブ9のスプール209に
は、図面下方向にスプリング309によるスプリ
ング力が作用し、図面上方向に調圧出力ポート1
09cによる力が作用する。従つて、この上下方
向の力のバランスによつてライン圧が導入される
ポート109dが開閉を繰り返し、ポート109
dからのライン圧がポート109cでは減圧さ
れ、さらに、ストレーナ409によつて濾過さ
れ、パイロツト圧油路である油路715にバルブ
作動に適した圧力の油を配送する。 尚、このように一定圧のパイロツト圧にするの
は、このパイロツト圧を基圧として作動させるバ
ルブの作動速度を一定にするためで、また、減圧
するのは、油のリークを減らすと共に、バルブソ
レノイドへの必要電力を小さくするためである。 1−2シフトバルブ10は、1−2ソレノイド
バルブ13への電気信号による制御信号でバルブ
作動が行なわれ、1速2速の変速位置に応じた
油路を形成させるバルブである。 構成的には、ポート110a〜110hを有す
るバルブ穴110と、バルブ穴110に対応した
ランド210a,210b及び210bを有し軸
方向移動可能なスプール210と、スプール21
0を図面下方向に付勢するスプリング310とを
備えている。 ポート110a,110d,110eはドレー
ンポートである。ポート110b及び110cは
油路705(レンジ圧油路)に接続されてい
る。ポート110fは油路713(2速〜4速圧
油路)に接続されている。ポート110gは油路
707(Dレンジ圧油路)に接続されている。ポ
ート110hはオリフイス803をもつ油路71
5(パイロツト圧油路)に接続されている。 1速から2速へ変速させる制御信号(OFF信
号)が、1−2ソレノイドバルブ13へ入力され
ると、1−2ソレノイドバルブ13が開となり、
油路715からポート110hに作用していたパ
イロツト圧がドレーンされ、スプール210はス
プリング310によるスプリング力で図面下方向
に押し下げられる。このバルブ作動によつて、遮
断状態であつたポート110fと110gとが連
通し、油路707のDレンジ圧が油路713に配
送され、連通状態であつたポート110bと11
0cとがインタロツク防止のために遮断される。 また、2速から1速へ変速させる制御信号
(ON信号)が1−2ソレノイドバルブ13へ入
力されると、1−2ソレノイドバルブ13が閉と
なり、油路715からパイロツト圧がポート11
0hに作用してスプール210を図面上方向に押
し上げ、ポートの連通及び遮断を前述とは逆にす
る。 2−3シフトバルブ11は、2−3ソレノイド
バルブ14への電気信号による制御信号でバルブ
作動が行なわれ、2速3速の変速位置に応じた
油路を形成させるバルブである。 構成的には、ポート111a〜111eを有す
るバルブ穴111と、バルブ穴111に対応した
ランド211a及び211bを有し軸方向移動可
能なスプール211と、スプール211を図面下
方向に付勢するスプリング311とを備えてい
る。 ポート111a及び111bはドレーポート
で、ポート111bに接続された油路716(2
速ドレーン油路)にはオリフイス804が設けら
れている。ポート111cは油路714(3速,
4速圧油路)に接続されている。ポート111d
はオリフイス805をもつ油路713(2速〜4
速圧油路)に接続されている。ポート111eは
オリフイス806をもつ油路715(パイロツト
圧油路)に接続されている。 2速から3速へ変速させる制御信号(OFF信
号)が、2−3ソレノイドバルブ14に入力され
ると、2−3ソレノイドバルブ14が開となり、
油路715からポート111eに作用していたパ
イロツト圧がドレーンされ、スプール211はス
プリング311によるスプリング力で図面下方向
に押し下げられる。このバルブ作動によつて、遮
断状態であつたポート111cと111dとが連
通し、油路713の油圧が油路714に配送さ
れ、連通状態であつたポート111bとポート1
11cとが遮断される。 また、3速から2速へ変速させる制御信号
(ON信号)が、2−3ソレノイドバルブ14へ
入力されると、2−3ソレノイドバルブ14が閉
となり、油路715からパイロツト圧がポート1
11eに作用してスプール211を図面上方向に
押し上げ、ポートの連通及び遮断を前述とは逆に
する。 尚、2−3ソレノイドバルブ14には、1速時
においてもON信号の出力がなされる。 3−4シフトバルブ12は、3−4ソレノイド
バルブ15への電気信号による制御信号でバルブ
作動が行なわれ、Dレンジ3速Dレンジ4速の
変速位置に応じた油路を形成させるバルブであ
る。 構成的には、ポート112a〜112eを有す
るバルブ穴112と、バルブ穴112に対応した
ランド212a及び212bを有し軸方向移動可
能なスプール212と、スプール212を図面下
方向に付勢するスプリング312とを備えてい
る。 ポート112a及び112bはドレーンポート
である。ポート112cは油路717(ロークラ
ツチ圧油路)に接続されている。ポート112d
は油路707(Dレンジ圧油路)に接続されてい
る。ポート112eはオリフイス807をもつ油
路715(パイロツト圧油路)に接続されてる。 Dレンジ3速からDレンジ4速へ変速させる制
御信号(ON信号)が、3−4ソレノイドバルブ
15に入力されると、3−4ソレノイドバルブ1
5が閉となり、油路715からポート112eに
パイロツト圧が作用し、スプリング312に抗し
てスプール212は図面上方向に押し上げられ
る。このバルブ作動によつて、連通状態であつた
ポート112cと112dとが遮断され、油路7
17に接続されたポート112cはドレーンポー
トであるポート112bと連通する。 また、Dレンジ4速からDレンジ3速へ変速さ
せる制御信号(OFF信号)が、3−4ソレノイ
ドバルブ15に入力されると、3−4ソレノイド
バルブ15が開となり、ポート112eに作用し
ていたパイロツト圧がドレーンされて、スプール
212は図面下方向に押し下げられ、ポートの連
通及び遮断を前述とは逆にする。 1−2ソレノイドバルブ13、2−3ソレノイ
ドバルブ14及び3−4ソレノイドバルブ15は
それぞれ同じ構成をもつバルブで、バルブソレノ
イドバルブ113,114,115とバルブ部材
213,214,215と、ポート313a;3
14a,315aを有するバルブシート313,
314,315と、ドレーン油路413,41
4,415とを備えている。 バルブ作動は、図示していないコントロールユ
ニツトからの制御信号のうちON信号がバルブソ
レノイド113,114,115に入力される
と、バルブ部材213,214,215がバルブ
シート313,314,315のポート313
a,314a,315aを閉鎖し、パイロツト圧
を各シフトバルブに配送する。 また、コントロールユニツトからの制御信号の
うちOFF信号がバルブソレノイド113,11
4,115に入力されると、バルブ部材213,
214,215がバルブシート313,314,
315から離れ、各シフトバルブヘ配送していた
パイロツト圧をドレーン油路413,414,4
15からドレーンさせる。 尚、各変速位置でのバルブソレノイドへの制御
信号(ON信号,OFF信号)を下記の表3に示
す。
給され、他のポートは全てドレーンポートに接続
される。 スロツトルバルブ3は、ライン圧をスロツトル
開度に応じた圧力(スロツトル圧)に調圧する機
能をもつバルブである。 構成的には、ポート103a〜103fを有す
るバルブ穴103と、バルブ穴103に対応した
ランド203a〜203cを有し軸方向移動可能
なスプール203と、スプール203のランド2
03aを図面右方向に付勢するスプリング303
とを備えている。 スプール203のランド203a及び203b
はランド203cより直径を大きくしている。ポ
ート103a,103b,及び103fはドレー
ンポートである。ポート103c及びポート10
3eは油路709(スロツトル圧油路)に接続さ
れ、ポート103eの入口にはオリフイス801
が設けられている。ポート103dは油路710
(キツクダウンモジユレータ圧油路)に接続され
ている。 このスロツトルバルブ3のスプール203に
は、図面右方向にスプリング303によるスプリ
ング力が作用し、図面左方向にポート103eへ
のスロツトル圧による力が作用する。従つて、ポ
ート103dより流入するキツクダウンモジユレ
ータ圧の油は、左右方向の力がバランスするよう
に調圧されてスロツトル圧となる。 尚、スプリング303の一端は、アクセルペダ
ルにリンケージ等を介して連動するデイテント&
フエイルセーフバルブ4のスプール504に接し
ていることで、アクセルペダルの踏み込み加減に
応じたスプール504の移動に伴なつて、スプリ
ング力が増減する。 スロツトル圧特性は第5図に示すようになり、
スロツトル開度の上昇に応じた圧力上昇となる
が、スロツトル開度が7/8程度以上になるとスプ
ール504がスロツトルバルブ3のスプール20
3を押し込んだままとなり、ライン圧の最高圧を
一定圧に減圧したキツクダウンモジユレータ圧が
そのままスロツトル圧となる。 デイテント&フエイルセーフバルブ4は、アク
セルペダルリンケージ等を介して連動されてお
り、スロツトル開度の変化をスプリング303を
介してスロツトルバルブ3に作用させると共に、
スロツトル圧をプレツシヤモデイフアイヤバルブ
6に供給するデイテントバルブ機能と、アクセル
リンケージが切損した時には、ライン圧をそのま
まプレツシヤモデイフアイヤバルブ6に作用さ
せ、最高のライン圧とするフエイルセーフ機能を
もつバルブである。 構成的には、ポート104a〜104dを有す
るバルブ穴104と、ポート連通溝204a及び
ストツパ突起204bを有しバルブ穴104の内
面を軸方向移動可能な可動スリーブ204と、バ
ルブ穴104の内面に固定スリーブ304と、固
定スリーブ304と可動スリーブ204との間に
設けられ可動フリーブ204を図面左方向に付勢
するスプリング404と、ランド504aを有し
可動スリーブ204及び固定スリーブ304の内
面を軸方向移動可能なスプール504とを備えて
いる。 ランド504aはアクセルリーケージの切損時
に、リンケージスプリング力によりストツパ突起
204bに当接し、スプリング404に抗して可
動スリーブ204を固定スリーブ304に突き当
るまで移動させるようにしている。ポート104
a及び104dは油路709(スロツトル圧油
路)に接続され、ポート104bは油路700
(ライン圧油路)に接続され、ポート104cは
途中にシヤトルボール900が設けられた油路7
11(スロツトル圧油路またはライン圧油路)に
接続されている。 このデイテント&フエイルセーフバルブ4のス
プール504は、前述のようにアクセルペダルに
連動して左右に移動してスプリング303のスプ
リング力を変える。また、正常時は、ポート10
4dからポート連通溝204a及びポート104
cを介して油路711にスロツトル圧の油をその
まま配送させ、アクセルリンケージの切損時に
は、ポート104bからポート連通溝204a及
びポート104cを介して油路711にライン圧
の油をそのまま配送させる。 キツクダウンモジユレータバブル5は、ライン
圧の上限圧を設定圧に減圧規定させたキツクダウ
ンモジユレータ圧(スロツトル圧の基圧)を作り
出し、スロツトル圧が高くなりすぎてしまうこと
を防ぐために設けられたバルブである。 構成的には、ポート105a〜105eを有す
るバルブ穴105と、バルブ穴105に対応した
ランド205a及び205bを有し、軸方向移動
可能なスプール205と、スプール205を図面
左方に付勢するスプリング305とを備えてい
る。 ポート105d及び105eはドレーンポート
である。 ポート105bは油路700(ライン圧油路)
と接続されている。ポート105a及びポート1
05cは、油路710(キツクダウンモジユレー
タ圧油路)と接続されていて、ポート105aの
入口にはオリフイス802が設けられている。 このキツクダウンモジユレータバブル5のスプ
ール205には、図面右方向に押す力としてキツ
クダウンモジユレータ圧による力がランド205
aの端面に作用し、図面左方向に押す力としてス
プリング305によるスプリング力が作用する。
従つて、設定圧まではスプール205を図面右方
向に押しながらポート105bから105cへそ
のまま油が流れ、設定圧に達すると、左右方向の
力のバランスを保つようにドレーンポートである
ポート105dを含めてポートの開閉を繰り返
し、以後設定圧を保つ。 プレツシヤモデイフアイヤバルブ6は、プレツ
シヤレギユレータバルブ1の信号補助弁で、ライ
ン圧を運転条件に応じた最適な圧力に調圧するた
めの信号圧(スロツトルモデイフアイヤ圧)を作
る機能をもつバルブである。 構成的には、ポート106a〜106eを有す
るバルブ穴106と、バルブ穴106に対応した
ランド206a及び206bを有し軸方向移動可
能なスプール206と、スプール206を図面上
方向に付勢するスプリング306とを備えてい
る。 ランド206aはランド206bより小径に形
成されている。ポート106d及び106eはド
レーンポートである。ポート106aは油路71
2(バツクアツプ圧油路)に接続されている。ポ
ート106bは油路711(スロツトル圧油路ま
たはライン圧油路)に接続されている。ポート1
06cは油路704(スロツトルモデイフアイヤ
圧油路)に接続されている。 このプレツシヤモデイフアイヤバルブ6のスプ
ール206には、Dレンジ時に図面下方向に押す
力としてスロツトル圧による力がランド206b
に作用し、図面上方向に押す力としてスプリング
306によるスプリング力が作用する。従つて、
設定圧まではスプール206を図面下方向に押し
ながらポート106bからポート106cへその
まま油が流れ、設定圧に達すると、上下方向の力
のバランスを保つようにドレーンポートであるポ
ート106cを含めてポートの開閉を繰り返し、
以後設定圧を保つ。つまり、スロツトルモデイフ
アイヤ圧特性は第6図に示すようになる。尚、ア
クセルリンケージの切損時は、前記スロツトル圧
に代えてライン圧がポート106bに加わり、前
述と同様な作用で、より高い圧力レベルの油が油
路704へ配送される。 また、マニユアルバルブ2をDレンジ位置から
レンジ位置に切り換えてエンジンブレーキを作
動させた時は、バツクアツプバルブ8から油路7
12及び711を介してポート106a及び10
6bにバツクアツプ圧が配送され、プレツシヤレ
ギユレータバルブ1によるライン圧の初期圧を高
め、バンドブレーキB/Bの締結を確保する。こ
の時のライン圧特性は、前記第4図の点線PL3
で示す特性となる。 カツトバツクバルブ7は、プレツシヤレギユレ
ータバルブ1の信号補助弁で、Dレンジ1速,
レンジ1速,レンジ1速.Rレンジ,Pレン
ジ,Nレンジにおいてライン圧を高めるための信
号圧(カツトバツク圧)を作る機能をもつバルブ
である。 構成的には、ポート107a〜107eを有す
るバルブ穴107と、バルブ穴107に対応した
ランド207a及び207bを有し軸方向移動可
能なスプール207と、スプール207を図面下
方向に付勢するスプリング307と、前記バルブ
穴107に固定されポート407a及び407b
を有するスリーブ407と、スリープ407の内
面を軸方向移動可能なプラグ507とを備えてい
る。 スプール207のランド直径はプラグ507の
直径よりも大径としている。ポート107a,1
07b及び107eはドレーンポートである。ポ
ート107c及び407aは油路703(カツト
バツク圧油路)に接続されている。ポート107
dは油路700(ライン圧油路)に接続されてい
る。ポート407bは油路713(2速〜4速圧
油路)に接続されている。 このカツトバツクバルブ7のスプール207に
は、Dレンジ1速,レンジ1速,レンジ1
速,Rレンジ、Pレンジ,Nレンジにおいて、図
面下方向の力としてスプリング307によるスプ
リング力が作用し、図面上方向の力が作用せず、
ポート107dとポート107cとは連通し、油
路700からのライン圧がプレツシヤレギユレー
タバルブ1の信号圧として油路703にそのまま
配送される。従つて、ライン圧特性は第4図の線
図PL1に示すようになり、他の変速位置におけ
る線図PL2より高めることができる。 また、カツトバツクバルブ7のスプール207
には、Dレンジ2速,Dレンジ3速,Dレンジ4
速,レンジ2速,レンジ3速,レンジ2速
において、図面上方向の力としてライン圧による
力がポート407bからプラグ507に作用し、
スプリング307に抗してスプール207を図面
上方向に移動させる。このスプール207の上方
向移動によつてポート107dはランド207b
により閉じられ、油路703への油圧配送が遮断
される。 バツクアツプバルブ8は、Dレンジ3速または
Dレンジ4速からレンジ2速やレンジ2速に
セレクトしてエンジンブレーキを作動させる場合
に、ライン圧を高めてバンドブレーキB/Bの締
結力を増大させエンジンブレーキ効果を確保する
バツクアツプ機能と、エンジンブレーキ作動状態
からアクセルペダルを踏み込んだ場合にはライン
圧を高めるバツクアツプ機能を解除する機能とを
もつバルブである。 構成的には、ポート108a〜108fを有す
るバルブ穴108と、バルブ穴108に対応した
ランド208a及び208bを有すると共に、ポ
ート108aまたはポート108bと連通する孔
208cを有し軸方向移動可能なスプール208
と、スプール208を図面左方向に付勢するスプ
リング308とを備えている。 ポート108cはドレーンポートである。ポー
ト108aは油路714(3速,4速圧油路)に
接続されている。ポート108bは油路713
(2速〜4速圧油路)に接続されている。ポート
108dは油路712(バツクアツプ圧油路)に
接続されている。ポート108eは油路706
(レンジ圧油路)に接続されている。ポート1
08fは油路709(スロツトル圧油路)に接続
されている。 このバツクアツプバルブ8のスプール208に
は、2速から3速になるとポート108aからの
ライン圧によりスプリング308に抗してスプー
ル208を図面右方向に移動させる方が作用し、
スプール208の右方向移動後はポート108b
からのライン圧によりスプール208を右方向移
動の位置にそのまま固定させる。このスプール2
08の右方向位置固定状態は2速から1速に切り
換わり、ポート208cからのライン圧がドレー
ンされない限りそのまま保持される。 そして、スプール208の右方向位置固定状態
では、ポート108dとポート108eとは連通
していて、プレツシヤモデイフアイヤバルブ6に
対してライン圧供給ができる体制にあり、Dレン
ジ3速またはDレンジ4速からレンジ2速や
レンジ2速にセレクトした場合には、プレツシヤ
モデイフアイヤバルブ6へのライン圧供給がなさ
れ、バンドブレーキB/Bの締結圧となるライン
圧の圧力レベルを高め、タイヤ側からの駆動力に
よるバンドブレーキB/Bのすべりをなくし、エ
ンジンブレーキ作用を確保させる。 また、バツクアツプ機能の解除条件としては、
前述のように、2速から1速に切り換えられた場
合に加えて、アクセルペダルを踏み込むことによ
つても解除されるもので、ペダル踏み込みにより
スロツトル圧がポート108fからランド208
bの端面に加わつた場合はスプール208を図面
左方向に移動させる。従つて、エンジンブレーキ
を作動させた後、アクセルペダルを踏み込んで発
進体制に入つたら、ライン圧は通常の圧力レベル
状態に復帰する。 パイロツトバルブ9は、ソレノイドへの制御信
号により作動する1−2シフトバルブ10、2−
3シフトバルブ11、3−4シフトバルブ12、
ロークラツチタイミングバルブ22及びハイクラ
ツチコントロールバルブ20のバルブ作動圧(パ
イロツト圧)を作り出す機能をもつバルブであ
る。 構成的には、ポート109a〜109dを有す
るバルブ穴109と、バルブ穴109に対応する
ランド209a及び209bを有すると共にライ
ン圧が入力されるポート109dと調圧した圧力
を出力するポート109cとこのポート109c
とランド209bの端面とを連通する連通路20
9cを有し軸方向移動可能なスプール209と、
スプール209を図面下方向に付勢するスプリン
グ309とを備えている。 ポート109a及び109bはドレーンポート
である。ポート109cはストレーナ409を介
して油路715(パイロツト圧油路)に接続され
ている。ポート109dは油路700(ライン圧
油路)に接続されている。 このパイロツトバルブ9のスプール209に
は、図面下方向にスプリング309によるスプリ
ング力が作用し、図面上方向に調圧出力ポート1
09cによる力が作用する。従つて、この上下方
向の力のバランスによつてライン圧が導入される
ポート109dが開閉を繰り返し、ポート109
dからのライン圧がポート109cでは減圧さ
れ、さらに、ストレーナ409によつて濾過さ
れ、パイロツト圧油路である油路715にバルブ
作動に適した圧力の油を配送する。 尚、このように一定圧のパイロツト圧にするの
は、このパイロツト圧を基圧として作動させるバ
ルブの作動速度を一定にするためで、また、減圧
するのは、油のリークを減らすと共に、バルブソ
レノイドへの必要電力を小さくするためである。 1−2シフトバルブ10は、1−2ソレノイド
バルブ13への電気信号による制御信号でバルブ
作動が行なわれ、1速2速の変速位置に応じた
油路を形成させるバルブである。 構成的には、ポート110a〜110hを有す
るバルブ穴110と、バルブ穴110に対応した
ランド210a,210b及び210bを有し軸
方向移動可能なスプール210と、スプール21
0を図面下方向に付勢するスプリング310とを
備えている。 ポート110a,110d,110eはドレー
ンポートである。ポート110b及び110cは
油路705(レンジ圧油路)に接続されてい
る。ポート110fは油路713(2速〜4速圧
油路)に接続されている。ポート110gは油路
707(Dレンジ圧油路)に接続されている。ポ
ート110hはオリフイス803をもつ油路71
5(パイロツト圧油路)に接続されている。 1速から2速へ変速させる制御信号(OFF信
号)が、1−2ソレノイドバルブ13へ入力され
ると、1−2ソレノイドバルブ13が開となり、
油路715からポート110hに作用していたパ
イロツト圧がドレーンされ、スプール210はス
プリング310によるスプリング力で図面下方向
に押し下げられる。このバルブ作動によつて、遮
断状態であつたポート110fと110gとが連
通し、油路707のDレンジ圧が油路713に配
送され、連通状態であつたポート110bと11
0cとがインタロツク防止のために遮断される。 また、2速から1速へ変速させる制御信号
(ON信号)が1−2ソレノイドバルブ13へ入
力されると、1−2ソレノイドバルブ13が閉と
なり、油路715からパイロツト圧がポート11
0hに作用してスプール210を図面上方向に押
し上げ、ポートの連通及び遮断を前述とは逆にす
る。 2−3シフトバルブ11は、2−3ソレノイド
バルブ14への電気信号による制御信号でバルブ
作動が行なわれ、2速3速の変速位置に応じた
油路を形成させるバルブである。 構成的には、ポート111a〜111eを有す
るバルブ穴111と、バルブ穴111に対応した
ランド211a及び211bを有し軸方向移動可
能なスプール211と、スプール211を図面下
方向に付勢するスプリング311とを備えてい
る。 ポート111a及び111bはドレーポート
で、ポート111bに接続された油路716(2
速ドレーン油路)にはオリフイス804が設けら
れている。ポート111cは油路714(3速,
4速圧油路)に接続されている。ポート111d
はオリフイス805をもつ油路713(2速〜4
速圧油路)に接続されている。ポート111eは
オリフイス806をもつ油路715(パイロツト
圧油路)に接続されている。 2速から3速へ変速させる制御信号(OFF信
号)が、2−3ソレノイドバルブ14に入力され
ると、2−3ソレノイドバルブ14が開となり、
油路715からポート111eに作用していたパ
イロツト圧がドレーンされ、スプール211はス
プリング311によるスプリング力で図面下方向
に押し下げられる。このバルブ作動によつて、遮
断状態であつたポート111cと111dとが連
通し、油路713の油圧が油路714に配送さ
れ、連通状態であつたポート111bとポート1
11cとが遮断される。 また、3速から2速へ変速させる制御信号
(ON信号)が、2−3ソレノイドバルブ14へ
入力されると、2−3ソレノイドバルブ14が閉
となり、油路715からパイロツト圧がポート1
11eに作用してスプール211を図面上方向に
押し上げ、ポートの連通及び遮断を前述とは逆に
する。 尚、2−3ソレノイドバルブ14には、1速時
においてもON信号の出力がなされる。 3−4シフトバルブ12は、3−4ソレノイド
バルブ15への電気信号による制御信号でバルブ
作動が行なわれ、Dレンジ3速Dレンジ4速の
変速位置に応じた油路を形成させるバルブであ
る。 構成的には、ポート112a〜112eを有す
るバルブ穴112と、バルブ穴112に対応した
ランド212a及び212bを有し軸方向移動可
能なスプール212と、スプール212を図面下
方向に付勢するスプリング312とを備えてい
る。 ポート112a及び112bはドレーンポート
である。ポート112cは油路717(ロークラ
ツチ圧油路)に接続されている。ポート112d
は油路707(Dレンジ圧油路)に接続されてい
る。ポート112eはオリフイス807をもつ油
路715(パイロツト圧油路)に接続されてる。 Dレンジ3速からDレンジ4速へ変速させる制
御信号(ON信号)が、3−4ソレノイドバルブ
15に入力されると、3−4ソレノイドバルブ1
5が閉となり、油路715からポート112eに
パイロツト圧が作用し、スプリング312に抗し
てスプール212は図面上方向に押し上げられ
る。このバルブ作動によつて、連通状態であつた
ポート112cと112dとが遮断され、油路7
17に接続されたポート112cはドレーンポー
トであるポート112bと連通する。 また、Dレンジ4速からDレンジ3速へ変速さ
せる制御信号(OFF信号)が、3−4ソレノイ
ドバルブ15に入力されると、3−4ソレノイド
バルブ15が開となり、ポート112eに作用し
ていたパイロツト圧がドレーンされて、スプール
212は図面下方向に押し下げられ、ポートの連
通及び遮断を前述とは逆にする。 1−2ソレノイドバルブ13、2−3ソレノイ
ドバルブ14及び3−4ソレノイドバルブ15は
それぞれ同じ構成をもつバルブで、バルブソレノ
イドバルブ113,114,115とバルブ部材
213,214,215と、ポート313a;3
14a,315aを有するバルブシート313,
314,315と、ドレーン油路413,41
4,415とを備えている。 バルブ作動は、図示していないコントロールユ
ニツトからの制御信号のうちON信号がバルブソ
レノイド113,114,115に入力される
と、バルブ部材213,214,215がバルブ
シート313,314,315のポート313
a,314a,315aを閉鎖し、パイロツト圧
を各シフトバルブに配送する。 また、コントロールユニツトからの制御信号の
うちOFF信号がバルブソレノイド113,11
4,115に入力されると、バルブ部材213,
214,215がバルブシート313,314,
315から離れ、各シフトバルブヘ配送していた
パイロツト圧をドレーン油路413,414,4
15からドレーンさせる。 尚、各変速位置でのバルブソレノイドへの制御
信号(ON信号,OFF信号)を下記の表3に示
す。
【表】
この表3においてわかるように、電気系統に断
線等の故障が生じ、全てのソレノイドバルブが
OFFになると、3速位置に固定される。 アキユムレータバルブ16は、スロツトル圧を
信号圧として用い、バンドサーボ17のアキユム
レータ室617へのライン圧を減圧し、バンドブ
レーキB/B締結時のシヨツクを緩和する機能及
び、ロークラツチアキユムレータ19のアキユム
レータ室419の圧力を減圧し、ロークラツチ
L/C締結時のシヨツクを緩和する機能をもつバ
ルブである。 構成的には、ポート116a〜116dを有す
るバルブ穴116と、バルブ穴116に対応した
ランド216a〜216cを有すると共に連通路
216dが形成されたスプール216と、スプー
ル216を図面下方向に付勢するスプリング31
6とを備えている。 ランド216cはランド216a及び216b
より直径を大径にしている。ポート116cはド
レーンポートである。ポート116aは油路70
0(ライン圧油路)に接続されている。ポート1
16bは油路718(アキユムレータ圧油路)に
接続されている。ポート116dは油路709
(スロツトル圧油路)に接続されている。 このアキユムレータバルブ16のスプール21
6には、図面下方向にスプリング316によるス
プリング力と、連通路216dを経過したアキユ
ムレータ圧による力とが作用し、図面上方向にポ
ート116dからのスロツトル圧による力が作用
している。従つて、スロツトル圧が低圧の領域で
は、上下方向の力のバランスにより、アキユムレ
ータ圧油路に接続されたポート116bは、ライ
ン圧が導かれるポート116aと、ドレーンポー
トであるポート116cとの連通とを繰り返し、
アキユムレータ圧はゼロ圧から徐々に立ち上が
る。そして、スロツトル圧が高くなりドレーンポ
ートであるポート116cとの連通が遮断されて
しまう領域では、ライン圧がそのままアキユムレ
ータ圧になつてしまう。 ちなみに、アキユムレータ圧特性を第7図に示
す。 バンドサーボ17は、バンドブレーキB/Bを
作動(締結)させたり、解放させる油圧アクチユ
エータの機能もつ装置であり、バンドサーボアキ
ユムレータ37が一体に内蔵されている。 構成的には、ポート117a〜117c及びサ
ーボカバー117dを有するピストンシリンダ1
17と、ピストンステム217aに設けられリタ
ーンスプリング217bにより図面下方向に付勢
され軸方向に移動可能なサーボピストン217
と、クツシヨンスプリング317aにより図面上
方向に付勢され、ピストンシリンダ117とサー
ボピストン217との間の環状部を軸方向に移動
可能なアキユムレータピストン317と、ピスト
ンシリンダ117とサーボピストン217との間
に形成されたサーボリリース圧室417と、サー
ボピストン217とアキユムレータピストン31
7との間に形成されたサーボアプライ圧室517
と、アキユムレータピストン317とサーボカバ
ー117dとの間に形成されたアキユムレータ圧
室617とを備えている。 尚、バンドサーボアキユムレータ37は、アキ
ユムレータピストン317と、アキユムレータ圧
室617と、クツシヨンスプリング317aとサ
ーボカバー117dとによつて構成されている。 ポート117aは、スプリング付勢のワンウエ
イボール901が設けられた油路719(サーボ
リリース圧油路)に接続されている。ポート11
7bは、ワンウエイボール902とオリフイ80
8とが並列に設けられた油路713(2速〜4速
圧油路)に接続されている。ポート117cは油
路718(アキユムレータ圧油路)に接続されて
いる。 まず、1速時においては、アキユムレータ圧が
ポート117cからアキユムレータ圧室617に
加わり、アキユムレータピストン317をストツ
パ位置まで図面上方向に移動させる。次に、1速
から2速へ変速させると、油路713のオリフイ
ス808を経過して2速圧がポート117bから
サーボアプライ圧室517に加わり、ピストンス
テム217aをロスストローク分上昇させた後、
アキユムレータピストン317を押し下げ、その
後、サーボピストン217を図面上方向に押し上
げながらバンドブレーキB/B締結させる。尚、
この時のストローク特性はアキユムレータ圧特性
に対応した特性を示す。次に、2速から3速へ変
速させると、油路719のワンウエイボール90
1を経過してサーボリリース圧がポート117a
からサーボリリース圧室417に加わり、受圧面
積の差によりサーボピストン217を押し下げて
バンドブレーキB/Bを解放させる。次に、3速
から4速へ変速させると、サーボリリース圧室4
17の油圧がドレーンされて再びバンドブレーキ
B/Bは締結される。 サーボリリースタイミングバルブ18は、2速
3速4速のシフトアツプ時及びシフトダウン
時、バンドサーボ17の解放側の油路とハイクラ
ツチH/CまたはロークラツチL/Cの油路との
同期油路を形成させる機能をもつバルブである。 構成的には、ポート118a〜118eを有す
るバルブ穴118と、バルブ穴118に対応した
ランド218a及び218bを有するスプール2
18とを備えている。 ポート118a及び118bは、ワンウエイボ
ール903とオリフイス809が並列に設けら
れ、さらにオリフイス810が設けられた油路7
20(3速,4速圧分岐油路)に接続されてい
る。ポート118cは油路719(サーボリリー
ス圧油路)に接続されている。ポート118d及
び118eは、ワンウエイボール904とオリフ
イス811とが並列に設けられた油路717(ロ
ークラツチ圧油路)に接続されている。 このサーボリリースタイミングバルブ18のス
プール218は、ポート118aとポート118
eのいずれに油圧が供給されているかによつて作
動し、スプール218が図面上方位置にある時
は、ポート118cとポート118bとが連通
し、図面下方位置にある時は、ポート118cと
ポート118dとが連通する。2速時は、ポート
118eからのロークラツチ圧により図面上方向
位置に押し上げられた状態にある。従つて、2速
から3速への変速時、ハイクラツチH/C及びバ
ンドサーボ17への配送圧共通絞りであるオリフ
イス805を経過してきた3速圧は油路714及
びハイクラツチコントロールバルブ20を経過し
て一方のハイクラツチH/Cへ配送され、油路7
20及びサーボリリースタイミングバルブ18を
経過して他方のサーボリリース圧室417に配送
される。また、3速から4速への変速時は、スプ
ール218がポート118eへの3速圧がドレー
ンされることによつて図面下方向に押し下げられ
るため、バンドサーボ17のサーボリリース圧及
びロークラツチL/Cの締結圧は、油路719と
717との連通により共通絞りであるオリフイス
811を経過してドレーンされる。また、4速か
ら3速への変速時は、スプール218が図面下方
位置に押し下げられた状態であるために、共通絞
りであるオリフイス811(第1オリフイスdに
相当)を経過してロークラツチ圧がロークラツチ
L/Cとバンドサーボ17のサーボリリース圧室
417とに配送される。また、3速から2速への
変速時はスプール218が図面上方位置に押し上
げられた状態であるために、ハイクラツチH/C
の締結圧とバンドサーボ17の解放圧とは共通絞
りであるオリフイス804を経過してドレーンさ
れる。 ロークラツチアキユムレータ19は、ロークラ
ツチL/Cへの作動圧の立上りを緩くして変速を
なめらかにする機能をもつバルブである。 構成的には、ポート119a〜119cを有す
る段付シリンダ穴119と、段付シリンダ穴11
9に対応するピストン219a及び219bと連
結部219cを有し軸方向移動可能なピストン2
19と、ピストン219を図面上方に付勢するス
プリング319と、ピストン219a側に形成さ
れたアキユムレータ室419と、ピストン219
b側に形成されたピストン室519と、連結部2
19c側に形成されたドレーン室619とを備え
ている。 ポート119aは油路718(アキユムレータ
圧油路)に接続されている。ポート119bはド
レーン油路である。ポート119cは油路717
(ロークラツチ圧油路;低速段クラツチ圧油路c
に相当)に接続されている。 このロークラツチアキユムレータ19のピスト
ン219には、図面上方向にスプリング319に
よるスプリング力及びポート119cからのロー
クラツチ圧による力が作用し、図面下方向にポー
ト119aからのアキユムレータ圧による力が作
用し、ロークラツチL/Cが解放されているNレ
ンジやDレンジ4速時には、ピストン219はス
プリング319に抗して図面下方位置にある。従
つて、例えばDレンジ4速からDレンジ3速へシ
フトダウンさせると、油路717を経過してきた
ロークラツチ圧の油は、ポート119cからピス
トン室519に流入し、油を貯留しながらダブル
ピストン219を図面上方向に押し上げるため、
ロークラツチL/Cへの作動圧の立上りは緩くな
り、変速シヨツクを緩和させることができる。 ハイクラツチコントロールバルブ20は、ハイ
クラツチソレノイドバルブ21への電気信号によ
る制御信号でバルブ作動が行なわれ、ハイクラツ
チH/Cの作動圧の立ち上りや圧力レベル、さら
には作動圧供給タイミングを制御する機能をもつ
バルブである。 構成的には、ポート120a〜120fを有す
るバルブ穴120と、バルブ穴120に対応する
ランド220a〜220dを有し軸方向移動可能
なスプール220とを備えている。 ランド220aの直径はランド220cの直径
より大径としている。ポート120aはオリフイ
ス812をもつ油路715(パイロツト圧油路)
に接続されている。ポート120b及び120f
はドレーン油路である。ポート120cは油路7
21(ハイクラツチ圧油路)に接続されている。
ポート120dは油路714(3速,4速圧油
路)に接続されている。ポート120eはオリフ
イス813をもつ油路715(パイロツト圧油
路)に接続されている。 ハイクラツチソレノイドバルブ21への制御信
号がOFF信号の場合は、ハイクラツチソレノイ
ドバルブ21がバルブ閉状態となり、油路715
からポート120aとポート120eとにパイロ
ツト圧が作用し、ランド220aとランド220
dとの受圧面積差によつてスプール220は図面
右方向に移動し、ポート120cとポート120
dとを連通させて油路714からの油を油路72
1へ供給させる。また、ハイクラツチソレノイド
バルブ21への制御信号がON信号の場合は、ハ
イクラツチソレノイドバルブ21はバルブ開状態
(ドレーン状態)となり、ポート120aからの
パイロツト圧がドレーンされ、スプール220は
図面左方向に移動し、ポート120cとドレーン
ポートであるポート120bとを連通させて油路
721の圧力を低下させる。従つて、制御信号と
してデユーテイ比信号(ON−OFFの繰り返し信
号)を用いた場合、デユーテイ比の低い信号
(OFF時間が長い)であれば圧力レベルの高いハ
イクラツチ圧にするこができ、逆にデユーテイ比
の高い信号であれば圧力レベルの低いハイクラツ
チ圧にするこができる。 また、デユーテイ比信号を時間に経過方向に変
化させることでハイクラツチH/Cの作動圧の立
上り状態を制御することもでき、さらには、制御
信号の出力を時間的に遅らせることでデイレイ機
能を発揮させることも可能である。 ハイクラツチソレノイドバルブ21は、図示し
ていないコントロールユニツトからの制御信号に
より作動するバルブで、構成的には、バルブソレ
ノイドバルブ121と、バルブ部材221と、ポ
ート321aを有するバルブシート321と、ド
レーン油路421と、スプリング521を備えて
いる。 作用的には、電気系統が故障してもハイクラツ
チH/Cの締結を保証するため、制御信号が
OFF信号でバルブ部材221がスプリング52
1による付勢力でポート321aを閉鎖し、ON
信号でバルブ部材221がバルブシート321か
ら離れる。 ロークラツチタイミングバルブ22は、ローク
ラツチソレノイドバルブ23への電気信号による
制御信号でバルブ作動が行なわれ、ロークラツチ
L/Cを締結する4速から3速への変速時の、変
速末期の一定時間後にオリフイスをバイパスする
油路を形成させ、クラツチピストンのドレーン孔
をドリフトオンボールで確実に閉鎖させ、クラツ
チ締結体制を整えさせる機能及び低温時にオリフ
イスをバイパスして粘度の高い油を迅速に供給す
る機能をもつバルブである。 構成的には、ポート122a〜122dを有す
るバルブ穴122と、バルブ穴122に対応する
ランド222a及び222bを有し軸方向移動可
能なスプール222と、スプール222を図面下
方向に付勢させるスプリング322とを備えてい
る。 ポート122aはドレーンポートである。ポー
ト122b及び122cは油路722(ロークラ
ツチ圧第1バイパス油路;第1バイパス油路fに
相当)に接続されている。ポート122dはオリ
フイス814をもつ油路715(パイロツト圧油
路)に接続されている。 ロークラツチソレノイドバルブ23への制御信
号がOFF信号の場合は、ロークラツチソレノイ
ドバルブ23がバルブ開状態となり、油路715
からのパイロツト圧はドレーンされ、スプール2
22にはスプリング322によるスプリング力の
みが作用し、図面下方位置にあり、ポート122
bとポート122cとを連通させ、3−4シフト
バルブ12からのクラツチ締結圧を、油路722
を介してそのままロークラツチL/Cに配送す
る。 また、ロークラツチソレノイドバルブ23への
制御信号がON信号の場合は、ロークラツチソレ
ノイドバルブ23がバルブ閉状態となり、油路7
15からのパイロツト圧がポート122dに導か
れ、スプリング322に抗してスプール222を
図面上方位置まで移動させる。従つて、ポート1
22bとポート122cとの連通は遮断され、3
−4シフトバルブ12からのクラツチ締結圧は、
油路717を介してロークラツチL/Cに配送さ
れる。 ロークラツチソレノイドバルブ23は、図示し
ていないコントロールユニツトからの制御信号に
より作動するバルブで、構成的には、バルブソレ
ノイド123と、バルブ部材223と、ポート3
23aを有するバルブシート323と、ドレーン
油路423とを備えている。 作用的には、制御信号がON信号でバルブ部材
223がポート323aを閉鎖し、OFF信号で
バルブ部材223がバルブシート323から離れ
る。 4−3タイミングバルブ24は、Dレンジ4速
からDレンジ3速へのシフトダウン時において、
低速時にはロークラツチ作動圧の立ち上がりを早
め、高速時にはロークラツチ作動圧の立ち上がり
を遅める機能をもつバルブである。 構成的には、ポート124a〜124dを有す
るバルブ穴124と、バルブ穴124に対応する
ランド224a及び224dを有し軸方向移動可
能なスプール224と、スプール224を図面下
方向に付勢するスプリング324とを備えてい
る。 ポート124aはドレーンポートである。ポー
ト124bはオリフイス815をもつ油路723
(ロークラツチ圧第2バイパス油路;第2バイパ
ス油路gに相当)に接続されている。ポート12
4cはワンウエイボール905をもつ油路724
(ロークラツチ圧ドレーンバイパス油路)に接続
されている。尚、油路723と油路724により
バイパスされる油路717のバイパス部分にもオ
リフイス816(第2オリフイスeに相当)が設
けられている。ポート124dは油路725(ガ
バナ圧油路)に接続されている。 この4−3タイミングバルブ24のスプール2
24には、図面下方向にスプリング324による
スプリング力が作用し図面上方向にポート124
dからのガバナ圧による力が作用する。従つて、
ガバナ圧が低い低速時には、スプリング力が大き
くスプール224は図面下方位置にあり、ポート
124cはポート124bと連通する。このた
め、Dレンジ4速からDレンジ3速へのシフトダ
ウン時は、ロークラツチ作動圧が油路714と油
路723とを経過してロークラツチL/Cへ配送
される。また、ガバナ圧が高い高速時には、スプ
リング324に抗してスプール224は図面上方
位置に移動し、ポート124cとポート124b
との連通は遮断される。このため、Dレンジ4速
からDレンジ3速へのシフトダウン時は、オリフ
イス816をもつ油路717を経過することでな
される。 3−2タイミングバルブ25は、3速から2速
へのシフトダウン時において、低速時にはバンド
サーボ17の解放圧であるサーボリリース圧をす
ばやくドレーンし、高速時にはドレーン速度を遅
める機能をもつバルブである。 構成的には、ポート125a〜125dを有す
るバルブ穴125と、バルブ穴125に対応する
ランド225a及び225bを有し軸方向移動可
能なスプール225と、スプール225を図面下
方向に付勢するスプリング325とを備えてい
る。 ポート125aはドレーンポートである。ポー
ト125bは油路714(3速,4速圧油路)に
接続されている。ポート125cは油路720
(3速,4速圧分岐油路)に接続されている。ポ
ート125dは油路725(ガバナ圧油路)に接
続されている。 この3−2タイミングバルブ25のスプール2
25には、図面下方向にスプリング325による
スプリング力が作用し、図面上方向にポート12
5dからのガバナ圧による力が作用する。従つ
て、ガバナ圧が低い低速時には、スプリング力が
大きくスプール225は図面下方位置にあり、ポ
ート125bはポート125cと連通する。この
ため、3速から2速へのシフトダウン時は、サー
ボリリース圧が油路720から油路714を経過
し、オリフイス804を介してすばやくドレーン
される。 また、ガバナ圧が高い高速時には、スプリング
325に抗してスプール225は図面上方位置に
移動し、ポート125bとポート125cとの連
通は遮断される。このために、3速から2速への
シフトダウン時は、油路720のオリフイス81
0及び809を介してドレーンがなされ、ドレー
ン速度は遅められる。 ガバナバルブ26は、トランスミツシヨン出力
軸の回転により作動するバルブで、車速に比例し
た油圧(ガバナ圧)を発生する機能をもつバルブ
である。 構成的には、入力ポート126と出力ポート2
26とをもち、入力ポート126に入力される油
路707(Dレンジ圧油路)からのライン圧を、
ガバナ圧に変換し、出力ポート226から油路7
25(ガバナ圧油路)を経過して、前記4−3タ
イミングバルブ24及び3−2タイミングバルブ
25に配送する。 トルクコンバータレギユレータバルブ27は、
トルクコンバータT/Cへ配送するトルクコンバ
ータ圧が高くなり過ぎるのを防止する機能をもつ
バルブである。 構成的には、ポート127a〜127eを有す
るバルブ穴127と、バルブ穴127に対応した
ランド227a及び227bを有すると共に連通
路227cが形成された軸方向移動可能なスプー
ル227と、スプール227を図面下方向に付勢
するスプリング327とを備えている。 ポート127a及び127bはドレーンポート
である。ポート127c及び127dは油路70
2(トルクコンバータ圧油路)に接続されてい
る。ポート127eは連通路227cを介して油
路702に接続されている。 このトルクコンバータレギユレータバルブ27
のスプール227には、図面下方向にスプリング
327によるスプリング力が作用し、図面上方向
にトルクコンバータ圧による力が作用している。
従つて、トルクコンバータ圧の変化によつて上下
方向の力がバランスする位置にスプール227が
移動を繰り返し、ドレーンポートであるポート1
27bとの連通による減圧作用を受けながら、ト
ルクコンバータ圧の上限圧が所定圧に規定され
る。 尚、トルクコンバータT/Cのコンバータ室
CRへ供給されたトルクコンバータ圧は、オイル
クーラや潤滑部を経過してドレーンされる。 ロツクアツプバルブ28は、ロツクアツプソレ
ノイドバルブ29への電気信号による制御信号で
バルブ作動が行なわれ、トルクコンバータT/C
に設けられたロツクアツプクラツチLU/Cの作
動・非作動を制御するバルブである。 構成的には、ポート128a〜128gを有す
るバルブ穴128と、バルブ穴128に対応する
ランド228a〜228dを有し軸方向移動可能
なスプール228と、スプール228のランド2
28dの部分に設けられたスリーブ328とを備
えている。 ランド228a及び228dはランド228b
及び228cよりも直径が小さく形成されてい
る。ポート128a及び128cはドレーンポー
トであつて、ポート128cの出口にはオリフイ
ス817が設けてある。ポート128b及び12
8cは油路702(トルクコンバータ圧油路)に
接続されていて、ポート128bの入口にはオリ
フイス818が設けてある。ポート128d及び
128fは油路726(ロツクアツプクラツチ圧
油路)に接続されている。ポート128gはオリ
フイス819をもつ油路700(ライン圧油路)
に接続されている。 ロツクアツプソレノイドバルブ29への制御信
号がOFF信号の場合は、ロツクアツプソレノイ
ドバルブ29がバルブ開状態となり、油路700
からのライン圧がスプール228には作用せず、
ポート128bからのトルクコンバータ圧による
力でスプール228は図面下方位置にある。従つ
て、ポート128eとポート128dとが連通
し、油路702からのトルクコンバータ圧がその
まま油路726を介してロツクアツプ室RRへ導
かれ、ロツクアツプクラツチLU/Cは非作動状
態となる。 また、ロツクアツプソレノイドバルブ29への
制御信号がON信号の場合は、ロツクアツプソレ
ノイドバルブ29がバルブ閉状態となり、油路7
00からポート128gにライン圧が導かれ、ス
プール228が図面上方に押し上げられ、ポート
128dはドレーンポートであるポート128c
と連通し、油路726の圧力を低下させる。 こ
の油路726の圧力低下によつてロツクアツプク
ラツチLU/Cの左右位置のコンバータ室CRとロ
ツクアツプ室RRとにかかる圧力バランスが崩
れ、トルクコンバータ圧によつてロツクアツプク
ラツチLU/Cは作動状態(締結状態)となる。 尚、ロツクアツプソレノイドバルブ29への制
御信号をデユーテイ比信号にし、油路726の圧
力をトルクコンバータ圧と所定の差圧を保つよう
にした場合には、ロツクアツプクラツチLU/C
を半締結状態(スリツプ締結状態)にすることも
可能である。 ロツクアツプソレノイドバルブ29は、図示し
ていないコントロールユニツトからの制御信号に
より作動するバルブで、構成的には、バルブソレ
ノイド129と、バルブ部材229と、ポート3
29aを有するバルブシート329と、ドレーン
油路429とを備えている。 作用的には、制御信号がON信号でバルブ部材
229がポート329aを閉鎖し、OFF信号で
バルブ部材229がバルブシート329から離れ
る。 Iレンジレデユーシングバルブ30は、Iレン
ジシフト時のエンジンブレーキシヨツクを緩和す
るためにロー&リバースブレーキL&R/Bの作
動圧を減圧する機能をもつバルブである。 構成的には、ポート130a〜130eを有す
るバルブ穴130と、バルブ穴130に対応した
ランド230a及び230bを有し軸方向移動可
能なスプール230と、スプール230を図面下
方向に付勢するスプリング330とを備えてい
る。 ポート130a及び130bはドレーンポート
である。ポート130c及び130eは油路72
7(ロー&リバースブレーキ減圧油路)に接続さ
れ、ポート130eの入口にはオリフイス820
が設けられている。 尚、この油路727は、シヤトルボール906
を介して油路728(ロー&リバースブレーキ圧
油路)に接続されている。ポート130dは油路
705(Iレンジ圧油路)に接続されている。 このIレンジレデユーシングバルブ30のスプ
ール230には、図面下方向にスプリング330
によるスプリング力が作用し、図面上方向に減圧
されたロー&リバースブレーキ圧による力が作用
する。従つて、スプール230に作用する図面上
下方向の力のバランスにより、ポート130dか
ら入力されるIレンジ圧は減圧され、油路727
及び728を経過してロー&リバースブレーキL
&R/Bに導かれる。 尚、リバースレンジ時においても、ロー&リバ
ースブレーキL&R/Bは締結されるもので、こ
の時は、マニユアルバルブ2から油路708を経
過したリバースレンジ圧は、油路728と油路7
29(リバースクラツチ圧油路)とに分かれ、一
方の油路728へはシヤトルボール906を介し
てロー&リバースブレーキL&R/Bに配送さ
れ、他方の油路729へは、並列に設けられたワ
ンウエイボール907とオリフイス821のう
ち、オリフイス821側を経過してリバースクラ
ツチR/Cに配送される。 次に、マニユアルバルブ2の各位置における作
用について説明する。 (リ) Nレンジ位置,Pレンジ位置 マニユアルバルブ2がNレンジ位置またはPレ
ンジ位置にあるときは、ポート102A,102
b,102c,102eのいずれにもライン圧が
供給されず、ドレーンポートとなつているため、
すべての変速要素は作動せず、自動変速機は動力
伝達が行なわれない中立状態となつている。 尚、このNレンジ位置及びPレンジ位置におい
ても、Dレンジ等への変速に対処できるような体
制が整えられていて、プレツシヤレギユレータバ
ルブ1で調圧されたライン圧は、ライン圧油路7
00を介して、マニユアルバルブ2のポート10
2dと、キツクダウンモジユレータバルブ5のポ
ート105bと、デイテント&フエイルセーフバ
ルブ4のポート104bと、カツトバツクバルブ
7のポート107dと、パイロツトバルブ9のポ
ート109dと、アキユムレータバルブ16のポ
ート116aと、ロツクアツプソレノイドバルブ
29のポート329aとに、配送されている。ま
た、キツクダウンモジユレータバルブ5からのキ
ツクダウンモジユレータ圧は、油路710を介し
てスロツトルバルブ3のポート103dに供給さ
れ、スロツトルバルブ3からのスロツトル圧は、
油路709を介してデイテント&フエイルセーフ
バルブ4のポート104a及び104dと、バツ
クアツプバルブ8のポート108fと、アキユム
レータバルブ16のポート116dとに配送さ
れ、さらに、油路711を介して、プレツシヤモ
デイフアイヤバルブ6のポート106bに配送さ
れている。プレツシヤモデイフアイヤバルブ6か
らのスロツトルモデイフアイヤ圧は、油路704
を介して、プレツシヤレギユレータバルブ1のポ
ート301bに供給されている。カツトバツクバ
ルブ7からのカツトバツク圧は、油路703を介
して、プレツシヤレギユレータバルブ1のポート
301aに供給されている。また、パイロツトバ
ルブ9からのパイロツト圧は、油路715を介し
て、各ソレノイドバルブ13,14,15,2
1,23のポート313a,314a,315
a,321a,323aに配送されている。アキ
ユムレータバルブ16からのアキユムレータ圧
は、油路718を介して、ロークラツチアキユム
レータ19のポート119a及びバンドサーボ1
7のポート117cに配送されている。また、ト
ルクコンバータレギユレータバルブ27からのト
ルクコンバータ圧は、油路702,726及びロ
ツクアツプバルブ28を介して、トルクコンバー
タT/Cのコンバータ室CR及びロツクアツプ室
RRに配送されている。また、プレツシヤレギユ
レータバルブ1からのフイードバツク圧は、油路
701を介して、オイルポンプO/Pの油室C/
Cに導かれている。 また、このNレンジ位置、Pレンジ位置と次に
説明するRレンジ位置では、1−2ソレノイドバ
ルブ13及び2−3ソレノイドバルブ14には
ON信号が出力されている。 (ヌ) Rレンジ位置 マニユアルバルブ2がRレンジ位置にあるとき
は、ポート102dとポート102eとが連通し
てRレンジでの油路が形成され、変速要素のリバ
ースクラツチR/Cとロー&リバースブレーキL
&R/Bへのライン圧供給により両変速要素が作
動し、Rレンジでの動力伝達が得られる。 尚、このRレンジでの油路は、油路700(ラ
イン圧油路)、油路708(Rレンジ圧油路)、油
路728(ロー&リバースブレーキ圧油路)、油
路729(リバースクラツチ圧油路)とによつて
形成され、ロー&リバースブレーキL&R/Bへ
は、油路700→油路708(シヤトルボール9
06)→油路728を経過してライン圧供給がな
され、リバースクラツチR/Cへは、油路700
→油路708(オリフイス821)→油路729
を経過してライン圧供給がなされる。 〓ル Dレンジ位置 マニユアルバルブ2がDレンジ位置にあるとき
は、ポート102cとポート102dとが連通
し、油路700からのライン圧が油路707に導
かれ、この油路707を介して、1−2シフトバ
ルブ10のポート110gと、3−4シフトバル
ブ12のポート112dと、ガバナバルブ26の
ポート126とに、ライン圧によるDレンジ圧が
配送される。 以下、Nレンジ位置からDレンジ位置に切り換
え、Nレンジ→Dレンジ1速、Dレンジ1速→D
レンジ2速、Dレンジ2速→Dレンジ3速、Dレ
ンジ3速→Dレンジ4速、Dレンジ4速→Dレン
ジ3速、Dレンジ3速→Dレンジ2速、Dレンジ
2速→Dレンジ1速へと切り換わる自動変速作用
について述べる。 (Nレンジ→Dレンジ1速) まず、Nレンジ位置からDレンジ位置に切り換
えると、マニユアルバルブ2が移動して、前述の
ようにDレンジ体制が整えられると共に、1−2
ソレノイドバルブ13及び2−3ソレノイドバル
ブ14にはON信号、3−4ソレノイドバルブ1
5にはOFF信号が出力されていることで、Dレ
ンジ1速となり、1−2シフトバルブ10及び2
−3シフトバルブ11のスプール210及び21
1は、図面上方位置に移動し、3−4シフトバル
ブ12のスプール212は図面下方位置のままで
ある。また、ロークラツチソレノイドバルブ23
には、ON信号が出力されていてロークラツチタ
イミングバルブ22は図面上方位置に移動する。 従つて、3−4シフトバルブ12のポート11
2dと112cとが連通し、Dレンジ1速での基
本的油路が、油路700(ライン圧油路)、油路
707(Dレンジ圧油路)、油路717(ローク
ラツチ圧油路)とによつて形成され、ロークラツ
チL/Cへは、油路700→油路707→油路7
17(オリフイス811,816)又は油路71
7と油路723(オリフイス815)を経過して
ロークラツチ圧供給がなされ、ロークラツチL/
Cの締結作動により、Dレンジ1速での動力伝達
が得られる。 ここで、ロークラツチL/Cの締結シヨツク対
策について述べると、この油圧制御装置は、前述
のようにDレンジ1速時にカツトバツク圧をプレ
ツシヤレギユレータバルブ1に付与し、ライン圧
を高めるようにしていることで、締結シヨツク緩
和を強化する必要があり、そのために、オリフイ
ス811,815,816とロークラツチアキユ
ムレータ19とを併用している。 つまり、NレンジからDレンジ1速への変速
時、油路717のオリフイス811を経過させて
流量を絞つた後、さらに、低速時は並列に設けら
れたオリフイス816とオリフイス815(高速
時はオリフイス816)により流量を絞り、その
上、ロークラツチアキユムレータ19のピストン
室519に油を貯留させながら油圧の立ち上がり
を緩やかにして、締結シヨツクの緩和を図つてい
る。 尚、この締結シヨツク緩和対策は、トランスミ
ツシヨンオイルの温度が所定温度以上の時は有効
であるが、寒冷地等での発進時のように、トラン
スミツシヨンオイルの温度が低温で粘性が高い時
は、ロークラツチL/Cの締結を時間的に遅らせ
てしまう。そこで、このような場合には、ローク
ラツチソレノイドバルブ23に対してOFF信号
を出力すると、ロークラツチタイミングバルブ2
2のスプール222を図面下方位置にし、ポート
122bと122cとを連通させ、ロークラツチ
L/Cへの作動圧をロークラツチ圧第1バイパス
油路722により、オリフイス811,815,
816及びロークラツチアキユムレータ19を全
てバイパスさせて供給することができ、ロークラ
ツチL/Cの締結が時間的に遅れることを防止で
きる。 このDレンジ1速では、後の変速時における準
備体制として、サーボリリースタイミングバルブ
18のポート118dとポート118eとに油路
717からのロークラツチ圧が配送され、サーボ
リリースタイミングバルブ18のスプール218
を図面上方位置に移動させている。 (Dレンジ1速→Dレンジ2速) まず、Dレンジ1速からDレンジ2速への変速
は、1−2ソレノイドバルブ13へのON信号を
OFF信号に変える制御信号が出力されることで
なされ(2−3ソレノイドバルブバルブ14へは
ON信号、3−4ソレノイドバルブ15へはOFF
信号が出力される)、1−2シフトバルブ10の
スプール210が、図面上方位置から図面下方位
置へ移動する。また、ロークラツチソレノイドバ
ルブ23にON信号が出力されている場合には
OFF信号に切り換わる。 従つて、1−2シフトバルブ10のポート11
0gとポート110fとが連通し、Dレンジ1速
での油路に、油路713(2速〜4速圧油路)を
加えて、Dレンジ2速油路が形成され、バンドサ
ーボ17のサーボアプライ圧室517へは、油路
700→油路707→油路713(オリフイス8
08)を経過してライン圧の供給がなされてバン
ドブレーキB/Bが締結作動し、このバンドブレ
ーキB/Bと、Dレンジ1速に引き続いて締結さ
れているロークラツチL/Cの締結作動により、
Dレンジ2速での動力伝達が得られる。 ここで、バンドブレーキB/Bの締結シヨツク
対策について述べると、締結シヨツクの緩和のた
めに、油路713にオリフイス808が設けられ
ていると共に、バンドサーボアキユムレータ37
が設けられている。 このうち、オリフイス808は油路713から
の流量を絞る作用を行ない、アキユムレータピス
トン317がストロークする間は流量を規制して
サーボアプライ圧が一気にライン圧に達すること
を防止する。アキユムレータバルブ16は上記ア
キユムレータ37のストローク中の圧力の高さを
調節する機能を有し、特にスロツトル開度が低開
度の領域で締結シヨツクを緩和するようにしてい
る。 つまり、バンドサーボ17のアキユムレータ圧
室617に、スロツトル開度がゼロであつても所
定の圧力レベルにあるライン圧を供給した場合に
は、スロツトル開度が低開度領域において、アキ
ユムレータピストン317を押し下げる力をサー
ボアプライ室517への供給圧により得るために
は、サーボアプライ室517の圧力レベルを相当
高くしなければならない。従つて、アキユムレー
タピストン317を押し下げながら作動圧の立ち
上がりを緩やかにするアキユムレータ効果が得ら
れる時には、既にサーボピストン417を図面上
方向に押し上げ、バンドブレーキB/Bの締結が
始まつてしまい、締結シヨツクを生じていたが、
アキユムレータバルブ16からアキユムレータ圧
室617に供給されるアキユムレータ圧は、第7
図に示すように、ゼロ圧から徐々に立ち上がる圧
力特性であることで、スロツトル開度が低開度の
領域でもアキユムレータ効果が発揮され、バンド
ブレーキB/Bの締結シヨツクを緩和できる。 このDレンジ2速では、カツトバツクバルブ7
のポート407にも油路713からライン圧が供
給され、カツトバツクバルブ7のプラグ507及
びスプール207を図面上方向に押し上げ、プレ
ツシヤレギユレータバルブ1へのカツトバツク圧
の供給が遮断され、ライン圧の圧力レベルを全体
的に下げる。 尚、この油路713はDレンジ2速〜Dレンジ
4速までライン圧の供給があるので、この間の変
速段では、第4図に示すように、ライン圧の圧力
レベルは低い状態のままである。 また、このDレンジ2速では、後の変速時にお
ける準備体制として、バツクアツプバルブ8のポ
ート108bに油路713からのライン圧が供給
されている。 (Dレンジ2速→Dレンジ3速) まず、Dレンジ2速からDレンジ3速への変速
は、2−3ソレノイドバルブ14へのON信号を
OFF信号に変える制御信号が出力されることで
なされ(1−2ソレノイドバルブ13と3−4ソ
レノイドバルブ15とへもOFF信号が出力され
る)、Dレンジ2速で図面上方位置にあつた2−
3シフトバルブ11のスプール211が図面下方
位置へ移動する。 従つて、2−3シフトバルブ11のポート11
1cとポート111dとが連通し、Dレンジ2速
油路に、油路714(3速,4速圧油路)、油路
721(ハイクラツチ圧油路)、油路720(3
速,4速圧分岐油路)、油路719(サーボリリ
ース圧油路)を加えて、Dレンジ3速油路が形成
される。 ハイクラツチH/Cへは、油路700→油路7
07→油路713→油路714→油路721を経
過してハイクラツチH/Cの締結作動がなされ、
バンドサーボ17のサーボリリース圧室417へ
は、油路700→油路707→油路713→油路
714→油路720→油路719を経過してライ
ン圧の供給がなされ、サーボピストン217の受
圧面積差によりバンドブレーキB/Bの締結解放
がなされ、Dレンジ1速から引き続いて締結され
ているロークラツチL/Cの締結作動と、ハイク
ラツチH/Cの締結作動により、Dレンジ3速で
の動力伝達が得られる。 ここで、ハイクラツチH/Cへの締結作動圧供
給と、バンドサーボ17へのサーボリリース圧供
給との圧油供給同期については、油路714を共
通の圧油供給油路にすると共に、この油路714
に共通絞りとしてのオリフイス805を設けるこ
とで行なつている。 ハイクラツチH/Cの締結シヨツク対策は、ハ
イクラツチコントロールバルブ20により行なつ
ているもので、このハイクラツチコントロールバ
ルブ20を作動させるハイクラツチソレノイドバ
ルブ21への制御信号を、デユーテイ比信号と
し、デユーテイ比を時間の経過方向に対し、デユ
ーテイ比を次第に小さくしていくことで作動圧の
立ち上がりを制御し、また、ハイクラツチH/C
の締結域でのデユーテイ比を適宜に設定すること
で最高作動圧の設定制御(デユーテイ比0%の場
合にはライン圧となる)を行ない、走行状態やト
ランスミツシヨンオイルの状態等に適合して締結
シヨツクを緩和するようにしている。 尚、アクセルペダルから足を離した時に、Dレ
ンジ2速からDレンジ3速へ変速されるような場
合には、ハイクラツチソレノイドバルブ21へ出
力するOFF信号を遅らせることで、ハイクラツ
チH/Cの締結によりエンジン回転数の急激な低
下を原因として生じる出力軸のトルク変動(変速
シヨツクをもたらす)を抑えることもできる。 また、このDレンジ3速では、Dレンジ4速へ
の変速準備体制として、Dレンジ3速の変速が終
つたら、サーボリリースタイミングバルブ18の
スプール218を油路720からポート118a
へ導く油圧で図面下方向に押し下げ、油路719
への供給圧を油路717から得る回路に変更され
る。 また、このDレンジ3速では、Dレンジ3速→
レンジ2速やDレンジ4速→レンジ2速へ切
り換えるエンジンブレーキモードの時にライン圧
を高める準備体制のため、バツクアツプバルブ8
のポート108aに油路714から油圧を導き、
バツクアツプバルブ8のスプール208を図面右
方向に移動させる。 (Dレンジ3速→Dレンジ4速) まず、Dレンジ3速からDレンジ4速への変速
は、3−4ソレノイドバルブ15へのOFF信号
をON信号へ変える制御信号を出力することでな
され(1−2ソレノイドバルブ13と2−3ソレ
ノイドバルブ14へはOFF信号が出力される)、
Dレンジ3速で図面下方位置にあつた3−4シフ
トバルブ12のスプール212が図面上方位置へ
移動する。また、ロークラツチソレノイドバルブ
23へのOFF信号がON信号に切り換わる。 従つて、3−4シフトバルブ12のポート11
2b(ドレーンポート)とポート112cとが連
通し、油路717(ロークラツチ圧油路)と油路
719(サーボリリース圧油路)の作動圧がドレ
ーンされ、Dレンジ3速油路からこれらの油路7
17,719を除いた油路でDレンジ4速油路が
形成される。 ロークラツチL/Cの締結作動圧は、油路71
7又は油路717と油路724(ロークラツチ圧
ドレーンバイパス油路)によつてドレーンがなさ
れ、バンドサーボ17のサーボリリース圧は、油
路719→油路717によつてドレーンがなさ
れ、ロークラツチL/Cは締結解除され、バンド
ブレーキB/Bはサーボアプライ圧により締結さ
れ、変速要素のうちハイクラツチH/Cとバンド
ブレーキB/Bの作動によりDレンジ4速での動
力伝達が得られる。 ここで、ロークラツチL/Cの作動圧とバンド
サーボ17のサーボリリース圧とのドレーン同期
については、油路717を共通のドレーン油路に
することで行なつている。 (Dレンジ4速→Dレンジ3速) まず、Dレンジ4速からDレンジ3速への変速
は、3−4ソレノイドバルブ15へのON信号を
OFF信号へ変える制御信号を出力することでな
され(1−2ソレノイドバルブ13と2−3ソレ
ノイドバルブ14へはOFF信号が出力される)、
Dレンジ4速で図面上方位置にあつた3−4シフ
トバルブ12のスプール212が図面下方位置へ
移動する。 従つて、3−4シフトバルブ12のポート11
2cとポート112dとが連通し、Dレンジ4速
時にドレーン油路となつた油路717(ロークラ
ツチ圧油路)と油路719(サーボリリース圧油
路)が加わつた油路でDレンジ3速油路が形成さ
れる。 ロークラツチL/Cへの締結作動圧は、油路7
17又は油路717と油路723(ロークラツチ
圧第2バイパス油路)とによつて作動圧供給がな
され、バンドサーボ17へのサーボリリース圧
は、油路717と油路719とによつて供給がな
され、バンドブレーキB/Bはサーボリリース圧
により締結解放がなされ、変速要素のうちハイク
ラツチH/CとロークラツチL/Cの作動により
Dレンジ3速での動力伝達が得られる。 ここで、ロークラツチL/Cの作動圧とバンド
サーボ17のサーボリリース圧との圧油供給同期
については、油路717を共通の圧油供給油路に
すると共に、この油路717に共通絞りとしての
オリフイス811を設けることで行なつている。 ロークラツチL/Cの締結シヨツク対策につい
ては、流量を絞るオリフイス811,815,8
16と圧力の立ち上がりを緩やかにするロークラ
ツチアキユムレータ19とを併用することで行な
つている。 また、ロークラツチL/Cの締結タイミンゲ
は、ガバナ圧を信号圧として作動する4−3タイ
ミングバルブ24によつて、高速時と低速時とで
異ならせているもので、低速時はポート124b
とポート124cとの連通によつて、並列に設け
られたオリフイス815,816を経過させ、流
量増大を図つて締結タイミングを早め、高速時は
ポート124cを遮断させ、オリフイス816の
みを経過させることで、締結タイミングを遅らせ
ている。 尚、ロークラツチL/Cのクラツチプレート及
びクラツチピストンは、Dレンジ4速時に回転
し、しかも、クラツチピストンのドレーン孔に設
けられたドリフトオンボールは遠心力作用でドレ
ーン孔の孔外周面に押し付けられている。従つ
て、ロークラツチ圧の立ち上がりがあまりにも緩
やかな場合は、ドリフトオンボールによるドレー
ン孔閉鎖が不完全となり、ロークラツチL/Cの
締結作動油が漏れてしまうことがある。この対策
として、ロークラツチタイミングバルブ22を用
いることができるもので、Dレンジ4速からDレ
ンジ3速への変速末期の一定時間後、ロークラツ
チソレノイドバルブ23に対してOFF信号を出
力させ、オリフイスをバイパスする油路722
(ロークラツチ圧第1バイパス油路)を経過させ
ロークラツチ圧を供給することで、確実にドリフ
トオンボールをドレーン孔に閉鎖させ、その後、
オリフイス及びロークラツチアキユムレータ19
を経過したロークラツチ圧を供給することで、前
述のような事態発生を回避できる。 このDレンジ3速においては、Dレンジ2速へ
の変速準備体制として、サーボリリースタイミン
グバルブ18のスプール218を、ポート118
eへのロークラツチ圧供給により、図面上方位置
まで押し上げ、サーボリリース圧を油路720か
ら得る回路に変更させている。 (Dレンジ3速→Dレンジ2速) まず、Dレンジ3速からDレンジ2速への変速
は、2−3ソレノイドバルブ14へのOFF信号
をON信号へ変える制御信号の出力によりなされ
(1−2ソレノイドバルブ13と3−4ソレノイ
ドバルブ15へはOFF信号が出力される)、Dレ
ンジ3速で図面下方位置にあつた2−3シフトバ
ルブ11のスプール211が図面上方位置へ移動
する。 従つて、2−3シフトバルブ11のポート11
1bとポート111cとが連通し、Dレンジ3速
時に作動圧が供給されているハイクラツチH/C
とバンドサーボ17のサーボリリース圧室417
とから、作動圧がドレーンされ、Dレンジ3速油
路からこのドレーン油路を除いてDレンジ2速油
路が形成される。 ハイクラツチH/Cの作動圧ドレーンは、油路
721と油路714によつてなされ、バンドサー
ボ17のサーボリリース圧のドレーンは、油路7
19と油路720と油路714によつてなされ、
ハイクラツチH/Cは作動圧ドレーンによつて締
結解除され、バンドブレーキB/Bはサーボリリ
ース圧ドレーンによつて締結され、変速要素のう
ちロークラツチL/CとバンドブレーキB/Bと
の作動によりDレンジ2速での動力伝達が得られ
る。 ここで、ハイクラツチH/Cの作動圧ドレーン
と、バンドサーボ17のサーボリリース圧ドレー
ンとのドレーン同期については、油路714及び
油路716を共通のドレーン油路にすると共に、
この油路714に共通ドレーン絞りとしてオリフ
イス804を設けることで行なつている。 また、バンドブレーキB/Bの締結タイミング
は、ガバナ圧を信号圧として作動する3−2タイ
ミングバルブ25によつて、高速時と低速時とで
異ならせているもので、低速時はポート125b
と125cとの連通により、オリフイス804の
みを経過させることで締結タイミングを早め、高
速時はポート125cの遮断により、オリフイス
810とオリフイス809とオリフイス804と
を経過させることで締結タイミングを遅らせてい
る。 また、ハイクラツチH/Cのドレーンに関して
は、ドレーン初期においては、ハイクラツチソレ
ノイドバルブ21に対してOFF信号を出力して
おいてポート120cと120dとを連通させ、
ドレーン同期をさせた後、ハイクラツチソレノイ
ドバルブ21に対するOFF信号をON信号に変
え、ポート120cとポート120bとを連通さ
せることで、ポート120bからのドレーンに切
り換えることができ、この場合には、オリフイス
804を経過せずに、すばやくドレーンがなされ
ることで、ハイクラツチH/Cのクラツチピスト
ンに加わる遠心圧によるクラツチ引き摺りを防止
できる。 (Dレンジ2速→Dレンジ1速) まず、Dレンジ2速からDレンジ1速への変速
は、1−2ソレノイドバルブ13のOFF信号を
ON信号に変える制御信号が出力されることでな
され(2−3ソレノイドバルブ14へはON信
号、3−4ソレノイドバルブ15へはOFF信号
が出力される)、Dレンジ2速で図面下方位置に
あつた1−2シフトバルブ10のスプール210
が図面上方位置へ移動する。 従つて、1−2シフトバルブ10のポート11
0e(ドレーンポート)とポート110fとが連
通し、Dレンジ2速〜Dレンジ4速時に作動圧が
供給されているバンドサーボ17のサーボアプラ
イ圧室317から作動圧をドレーンし、Dレンジ
2速の油路からこのドレーン油路(油路713)
を除いてDレンジ1速油路が形成される。 バンドサーボ17のサーボアブライ圧のドレー
ンは、油路713に設けられているワンウエイボ
ール902を介して直ちに行なわれ、変速要素の
うちロークラツチL/Cのみの作動によりDレン
ジ1速での動力伝達が得られる。 〓ヲ レンジ位置 マニユアルバルブ2がレンジ位置にあるとき
は、ポート102bとポート102cとポート1
02dとが連通し、油路700からのライン圧
が、Dレンジ位置と同様に油路707(Dレンジ
圧油路)に配送されると共に、油路706(レ
ンジ圧油路)に配送され、Dレンジ1速とDレン
ジ2速とDレンジ3速との自動変速と同様の作用
により、レンジ1速レンジ2速←レンジ
3速の自動変速がなされる。 ここで、バツクアツプバルブ8の機能が発揮さ
れるDレンジ3速(またはDレンジ4速)から
レンジ2速への変速時について述べる。 この変速は、エンジンブレーキが作用するモー
ドの変速であつて、変速要素のハンドブレーキ
B/Bが締結され、車輪からの制御力がバンドブ
レーキB/Bのブレーキドラムに、セルフロツク
リーデイング方向(自己締め付け方向)とは逆方
向の弛む方向に作用する。従つて、ライン圧を高
めてバンドブレーキB/Bの締結力を強める必要
がある。 これに対しては、バツクアツプバルブ8のスプ
ール208が4速→3速→2速の変速パターンに
おいて図面右方位置にあるので、Dレンジ位置か
らレンジ位置にマニユアルバルブ2を切り換え
ると、ライン圧が油路706(レンジ圧油路)
と油路711(スロツトル圧に代えてライン圧が
供給される)を経過してプレツシヤモデイフアイ
ヤバルブ6に配送され、スロツトルモデイフアイ
ヤ圧の基圧をスロツトル圧からライン圧に変更す
ることで、プレツシヤレギユレータバルブ1で調
圧されるライン圧の圧力レベルが高められ、バン
ドブレーキB/Bの締結力を強めることができ
る。 また、前述ののようにDレンジ3速(またはD
レンジ4速)からレンジ2速への変速を行なつ
た後、再びアクセルペダルを踏み込んで走行する
ような場合(例えば、山道走行)、アクセルペダ
ルへの踏み込みにより車輪には駆動方向の力が作
用し、バンドブレーキB/Bの締結力を高めてお
く必要性がなくなる。 これに対しては、バツクアツプバルブ8のポー
ト108fにはスロツトル圧が配送されているこ
とで、アクセルペダルの踏み込みにより、スプー
ル208は図面左方に移動し、油路711,71
2に供給されているライン圧がドレーンされ、プ
レツシヤレギユレータバルブ1で調圧されるライ
ン圧を下げることができる。 〓ワ レンジ位置 マニユアルバルブ2がレンジ位置にあるとき
は、ポート102aとポート102bとポート1
02cとポート102dとが連通し、油路700
からのライン圧がレンジ位置と同様に油路70
7(Dレンジ圧油路)と油路706(レンジ圧
油路)に配送されると共に、油路705(レン
ジ圧油路)に配送され、変速要素のうちロークラ
ツチL/CとバンドブレーキB/Bとが締結作動
されている2速状態から、バンドブレーキB/B
が締結解放され、エンジンブレーキが作動して、
ロークラツチL/Cとロー&リバースブレーキL
&R/Bが締結作動されるレンジ1速状態に固
定される。 このレンジ1速では、Dレンジ1速における
油路に、油路705(レンジ圧油路)と油路7
27(ロー&リバースブレーキ減圧油路)と油路
728(ロー&リバースブレーキ圧油路)とを加
えてレンジ1速油路が形成される。 ここで、レンジ位置へのセレクト時における
エンジンブレーキシヨツク対策については、レ
ンジレデユーシングバルブ30によりライン圧を
減圧することで行なわれる。 また、バンドブレーキB/Bとロー&リバース
ブレーキL&R/Bとが同時締結するインターロ
ツクの防止対策としては、油路705を1−2シ
フトバルブ10を介してレンジレデユーシング
バルブ30に接続させることで、バンドブレーキ
B/Bが締結されている2速時には、スプール2
10によるポート閉鎖でライン圧をレンジレデ
ユーシングバルブ30に供給させないようにし、
バンドブレーキB/Bの締結が解放される1速時
にのみライン圧を供給させることで行なつてい
る。 次に、実施例装置の要部を示す第8図により、
その構成を説明する。 油圧制御回路部の構成については、前述の全体
概要説明により行なつたので省略し、ここでは、
ロークラツチL/Cの具体的な構成及びバルブソ
レノイドコントロールを行なうコントロールユニ
ツト50について述べる。 ロークラツチL/Cは、湿式の多板摩擦クラツ
チ構造で、クラツチプレート40、クラツチピス
トン41、ピストン室42を備えている。 クラツチプレート40は、リヤインターナルギ
ヤR2側に回転方向固定された複数のドライブプ
レート140と、第2コネクテイングメンバM2
側に回転方向固定された複数のドリブンプレート
240と、交互に配置された前記両プレート14
0,240間の隙間を締結方向の付勢力により一
定に保つデイシユプレート340とから構成され
ている。 クラツチピストン41は、ピストン室42への
締結圧の供給により、前記クラツチプレート40
に締結力を付与し、クラツチ締結作動を行なわせ
る油圧アクチユエータで、クラツチ締結解除時に
締結圧を排出させる排出手段として、ドレーン孔
141が開孔され、該ドレーン孔141にはクラ
ツチ締結時にドレーン孔141を閉鎖するドリフ
トオンボール241が遊挿されている。 コントロールユニツト50は、車載のマイクロ
コンピユータを用いたものので、入力回路15
0、RAM(ランダム.アクセス.メモリ)25
0、ROM(リード.オンリー.メモリ)350、
CPU(セントラル.プロセシング.ユニツト)4
50、クロツク回路550、出力回路650を備
えている。 入力回路150は、入力センサ51からの入力
信号をCPU450にて演算処理できるデジタル
信号に変換する回路である。 RAM250は、書き込み読み出しのできるメ
モリで、入力信号の一時的書き込みや、CPU4
50での演算途中における情報の書き込みや、
CPU450からの読み出しが行なわれる。 ROM350は、読み出し専用のメモリで、
CPU450での演算処理に必要な情報が予め記
憶されていて、必要に応じてCPU450から読
み出される。 CPU450は、中央演算処理装置で、入力さ
れた各種の情報を定められた処理条件に従つて演
算処理を行なう装置である。 クロツク回路550は、CPU450での演算
処理時間を設定する回路である。 出力回路650は、CPU450での演算結果
信号に基づいて、ソレノイドへ制御信号を出力す
る回路である。 入力センサ51としては、スロツトル開度セン
サ151、車速センサ251、アイドルスイツチ
351、セレクトスイツチ451、エンジン水温
センサ551とを備えている。 スロツトル開度センサ151からは、エンジン
のスロツトル開度(アクセル開度ともいう)に応
じたスロツトル開度信号(θ)が出力される。 車速センサ251からは、車速Vに応じた車速
信号(v)が出力され、この車速信号(v)と前記スロツ
トル開度信号(θ)とは、各ソレノイドバルブ1
3,14,15に対して、変速指令信号を出力す
る場合の入力信号として用いられる。 尚、シフトスケジユールテーブルは、車速とス
ロツトル開度との関係表として予めROM350
に記憶されていて、CPU450にて変速制御の
処理を行なう毎にテーブルルツクアツプされ、そ
の処理時の車速信号(v)及びスロツトル開度信号
(θ)とシフトスケジユールテーブルとの対比に
より、現状のままの制御信号を出力するか、変速
指令信号を出力するかの判断が行なわれ、変速指
令信号のうち4速→3速及び4速→2速の変速指
令信号は、実施例のロークラツチタイミングバル
ブ制御において、制御基準時として用いられる。 アイドルスイツチ351からは、アクセルペダ
ルから足を離した時(パワーオフ状態)にON信
号で、アクセルペダルを踏み込んでいる時(パワ
ーオン状態)にOFF信号のアイドル信号(i)が出
力され、ロークラツチL/Cの締結時にクラツチ
回転数が高回転かどうか(パワーオン状態であれ
ば高回転とみなす)の検知手段として用いられ
る。 セレクトスイツチ451からは、Nレンジ(R
レンジ,Pレンジ)からDレンジ(レンジ,
レンジ)にセレクト操作した時に、スイツチ信号
(s)が出力され、低油温発進時に行なうバルブ制御
の発進時を知る検出手段として用いられる。 エンジン水温センサ551からは、エンジン水
温に応じた水温信号(t)が出力され、トランスミツ
シヨンオイルの油温を間接的に検出する検出手段
として用いられる。 次に、実施例装置の制御作動について説明す
る。 (イ) Nレンジ位置(R,Pレンジ位置を含む)か
らDレンジ位置(,レンジ位置を含む)へ
のセレクト時 この時のコントロールユニツト50での制御
作動を、第9図に示すフローチヤート図により
説明する。 まず、N,R,Pレンジ位置では、ロークラ
ツチソレノイドバルブ23に対してOFF信号
(ロークラツチ圧第1バイパス油路722を開
いた状態)が出力されていて、各ソレノイドバ
ルブ13,14,15に対しては、1速状態が
得られる信号が予め出力されている。 従つて、セレクト操作により、マニユアルバ
ルブ2をD,I,レンジ位置に移動させる
と、ロークラツチ圧油路717をライン圧が経
過してロークラツチL/Cが締結されるもので
あるが、この時のライン圧経路を、エンジン水
温センサ551からの水温信号(t)が設定水温以
上か以下によつて異ならせている。 Nレンジ位置からDレンジ位置へのセレクト
時であつて、水温信号(t)が設定水温(例えば40
℃)以上を示す信号の場合は、ステツプ2000→
ステツプ2001→ステツプ2002→ステツプ2003へ
と進み、ロークラツチソレノイドバルブ23に
対しては、第10図に示すように、セレクト時
からOFF信号のままデイレイ時間T1を経過し
た後、ON信号に変わる制御信号が出力され
る。 また、Nレンジ位置からDレンジ位置へのセ
レクト時であつて、水温信号(t)が設定水温以下
を示す信号の場合は、ステツプ2000→ステツプ
2001→ステツプ2002→ステツプ2004へと進み、
ロークラツチソレノイドバルブ23に対して
は、第11図に示すように、セレクト後も
OFF信号のままの制御信号が出力される。 従つて、発進時にエンジン水温が高い場合
(この時はトランスミツシヨンオイルの油温も
高い)、デイレイ時間T1だけロークラツチ圧第
1バイパス油路722が開かれたままで、その
後は、オリフイス811,815,816を経
過して作動油の供給がなされる。 このように、セレクト時からデイレイ時間
T1の経過後にロークラツチ圧第1バイパス油
路722を閉じるようにしたことで、ロークラ
ツチ圧が締結圧直前の圧力まで達する時間を短
かくすることができ、セレクト時から直ちにロ
ークラツチ圧第1バイパス油路722を閉じる
場合のように、ロークラツチ圧の立上り遅れに
よる大幅なセレクトタイムラグを防止できる
し、また、ロークラツチ圧が締結直前の圧力か
ら締結圧まで立ち上がる領域では、オリフイス
811,815,816を経過して作動油の供
給がなされることで、ロークラツチL/Cの締
結によるセレクトシヨツクも低減させることが
でき、セレクトタイムラグ防止とセレクトシヨ
ツク低減の両立を図り得る。 また、発進時にエンジン水温が低い場合、ロ
ークラツチ圧第1バイパス油路722は、開放
されたままであるので、オリフイス811,8
15,816の全てをバイパスして作動油がピ
ストン室42に供給され、高粘性のトランスミ
ツシヨンオイルがオリフイス811,815,
816を介して供給される場合のような、ロー
クラツチ圧の立ち上り遅れで発進までに数秒以
上を要するような事態を回避できる。 (ロ) Dレンジ4速からDレンジ3速への変速時こ
の時のコントロールユニツト50での制御作動
を、第12図に示すフローチヤート図により説
明する。 Dレンジ4速からDレンジ3速への変速時で
あつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開度ゼロ
を示す信号の場合は、ステツプ2005→ステツプ
2006→ステツプ2007→ステツプ2008へと進み、
ロークラツチソレノイドバルブ23に対して
は、第13図に示すように、4→3変速指令信
号と同時にON信号からOFF信号に切り換わる
制御信号が出力される。 尚、この4→3変速指令時においては、シフ
トバルブを作動させる変速制御も行なわれるも
ので、車速センサ251からの車速信号(v)
が、60Km/h以下を示す信号であれば、1−2
ソレノイドバルブ13と3−4ソレノイドバル
ブ15への変速制御信号により、4速→1速→
3速へ移行する変速制御がなされ、3速に応じ
たエンジン回転数まで1速状態を経過させるこ
とで、短時間に上昇させるようにし、車速信号
(v)が、60Km/h以上を示す信号であれば、3−
4ソレノイドバルブ15への変速制御信号によ
り、4速→3速へ移行する変速制御がなされ
る。 また、Dレンジ4速からDレンジ3速への変
速時であつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開
度ゼロ以外(アクセルペダルが踏み込まれた状
態)を示す信号の場合は、ステツプ2005→ステ
ツプ2006→2007→ステツプ2009へと進み、ロー
クラツチソレノイドバルブ23に対しては、第
14図に示すように、4→3変速指令時からデ
イレイ時間T2まではON信号のままで、デイレ
イ時間T2の経過後、OFF信号に変わる制御信
号が出力される。 尚、この4→3変速指令時においては、シフ
トバルブを作動させる変速制御も行なわるもの
で、3−4ソレノイドバルブ15に対して、4
→3変速指令時からデイレイ時間T3(T3<T2)
経過した後、ON信号からOFF信号に変わる変
速制御信号が出力され、4速から3速へのパワ
ーオン・ダウンシフト時の変速シヨツクを変速
タイミングを遅らせることで低減させている。 従つて、Dレンジ4速からDレンジ3速への
自動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでい
ない場合は、ライン圧が低圧で変速シヨツクが
小さい状態であるため、4→3変速指令と同時
にロークラツチ第1バイパス油路722を開
き、早いタイミングでロークラツチL/Cを締
結させることで、エンジンブレーキの作動の大
幅な遅れを防止するようにしている。 また、Dレンジ4速からDレンジ3速への自
動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでいる
場合は、変速シヨツク対策として3−4シフト
バルブ12の作動を時間的に遅らせる(デイレ
イ時間T3)と共に、3−4シフトバルブ12
の作動後、所定の時間(T2−T3)はロークラ
ツチ第1バイパス油路722を閉じ、オリフイ
ス811,816を経過させて作動油を供給
し、さらに、4→3変速指令時からデイレイ時
間T2を経過した後は、オリフイス811,8
15,816を全てバイパスさせて作動油の供
給がなされる。 このように、3−4シフトバルブ12の作動
後、所定時間はオリフイス811,816を経
過させて作動油を供給するのはロークラツチ
L/Cの締結シヨツクを緩和させるためである
が、ロークラツチL/Cの締結末期においてオ
リフイス811,815,816を全てバイパ
スさせて作動油を供給するのは、高回転時にロ
ークラツチL/Cのドリフトオンボール241
に加わる遠心力で油がドレーン孔141からリ
ークしてしまい、ピストン室42へ作動油が供
給されているにもかかわらず、ピストン室42
内の油圧がリークにより締結圧まで立ち上がら
ず、ロークラツチL/Cが半締結状態のままに
なつてしまうのを防止するためである。 つまり、ピストン室42内の油圧を急に立ち
上がらせると共に、油量の増大で確実にドリフ
トオンボール241をドレーン孔141に閉鎖
させ、ロークラツチL/Cの締結圧の確保を図
つている。 (ハ) Dレンジ4速からDレンジ2速への変速時こ
の時のコントロールユニツト50での制御作動
を、第15図に示すフローチヤート図により説
明する。 Dレンジ4速からDレンジ2速への変速時で
あつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開度ゼロ
を示す信号の場合は、ステツプ2010→ステツプ
2011→ステツプ2012→ステツプ2013へと進み、
ロークラツチソレノイドバルブ23に対して
は、第16図に示すように、4→2変速指令信
号と同時にON信号からOFF信号に切り換わる
制御信号が出力される。 尚、この4→2変速指令時においては、2−
3ソレノイドバルブ13と3−4ソレノイドバ
ルブ15への変速制御信号により、4→2変速
指令信号と同時に4速から2速へ移行する変速
制御がなされる。 また、Dレンジ4速からDレンジ2速への変
速時であつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開
度ゼロ以外(アクセルペダルが踏み込まれた状
態)を示す信号の場合は、ステツプ2010→ステ
ツプ2011→ステツプ2012→ステツプ2014へと進
み、ロークラツチソレノイドバルブ23に対し
ては、第17図に示すように、4→2変速指令
時からデイレイ時間T4まではON信号のまま
で、デイレイ時間T4の経過後、OFF信号に変
わる制御信号が出力される。 尚、このパワーオン状態での4→2変速指令
時においては、前述のパワーオフ状態での変速
制御とは異なる変速制御が行なわれるもので、
3−4ソレノイドバルブ15に対して、4→2
変速指令時からデイレイ時間T5(T5<T4)経
過した後、ON信号からOFF信号に変わる変速
制御信号が出力され、さらに4→2変速指令時
からデイレイ時間T6(T6<T4)経過した後、
1−2ソレノイドバルブ13及び2−3ソレノ
イドバルブ14に対し、OFF信号からON信号
に変わる変速制御信号が出力され、さらにデイ
レイ時間T6に加えてデイレイ時間T7が経過し
た後、1−2ソレノイドバルブ13に対し、
ON信号からOFF信号に変わる変速制御信号が
出力される。つまり、変速制御としては、4速
→(4速)→3速→1速→2速へと移行する変
速制御がなされ、変速シヨツク対策が図られて
いる。 従つて、Dレンジ4速からDレンジ2速への
自動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでい
ない場合は、4→3変速時と同様に、4→2変
速指令と同時にロークラツチ第1バイパス油路
722を開き、早いタイミングでロークラツチ
L/Cを締結させることで、エンジンブレーキ
の作動の大幅な遅れを防止するようにしてい
る。 また、Dレンジ4速からDレンジ2速への自
動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでいる
場合は、4→3変速時と同様に、変速シヨツク
防止と、ロークラツチL/Cの締結圧確保を図
つている。 以上、本発明の実施例を図面により詳述して
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
における設計変更等があつても本発明に含まれ
る。 例えば、実施例では油路開閉信号発生手段と
してソレノイドバルブ構造のロークラツチソレ
ノイドバルブを示したが、スプールバルブ構造
の手段であつても、さらに、油路開閉手段とし
てのロークラツチタイミングバルブを直接作動
させるソレノイドアクチユエータ等であつても
よい。 また、実施例では、低油温信号や自動変速信
号をセンサ等による電気信号で得る例を示した
が、例えば、低油温信号を油路抵抗の大きなチ
ヨークを用いて、油圧信号により得るようにし
たものであつてもよいし、変速信号を油圧信号
により得るようにしてもよい。 また、油路開閉手段を作動させる時期を遅ら
せるデイレイ時間も、油圧作動によるデイレイ
バルブ等を用いて行なわせてもよい。 (発明の効果) 以上説明してきたように本発明の自動変速機の
油圧制御装置にあつては、低速段クラツチ圧油路
の途中に直列の位置関係で設けられた第1オリフ
イスおよび第2オリフイスを共にバイパスする第
1バイパス油路と、第2オリフイスのみをバイパ
スする第2バイパス油路と、第1バイパス油路に
設けられた第1油路開閉弁と、第1油路開閉弁
を、スロツトル開度信号に基づきスロツトル開度
が小の領域で開きスロツトル開度が大の領域で閉
じる第1油路開閉制御手段と、第2バイパス油路
に設けられた第2油路開閉弁と、第2油路開閉弁
を、車速信号に基づき低車速側で開き高車速側で
閉じる第2油路開閉制御手段とを備えた構成とし
たため、車速とスロツトル開度に基づき絞り効果
の異なる3段階の油圧立ち上がり特性を得ること
ができ、これによつて低速段クラツチ圧が締結さ
れる様々な状況に対し最適なクラツチ締結制御を
達成できという効果が得られる。
線等の故障が生じ、全てのソレノイドバルブが
OFFになると、3速位置に固定される。 アキユムレータバルブ16は、スロツトル圧を
信号圧として用い、バンドサーボ17のアキユム
レータ室617へのライン圧を減圧し、バンドブ
レーキB/B締結時のシヨツクを緩和する機能及
び、ロークラツチアキユムレータ19のアキユム
レータ室419の圧力を減圧し、ロークラツチ
L/C締結時のシヨツクを緩和する機能をもつバ
ルブである。 構成的には、ポート116a〜116dを有す
るバルブ穴116と、バルブ穴116に対応した
ランド216a〜216cを有すると共に連通路
216dが形成されたスプール216と、スプー
ル216を図面下方向に付勢するスプリング31
6とを備えている。 ランド216cはランド216a及び216b
より直径を大径にしている。ポート116cはド
レーンポートである。ポート116aは油路70
0(ライン圧油路)に接続されている。ポート1
16bは油路718(アキユムレータ圧油路)に
接続されている。ポート116dは油路709
(スロツトル圧油路)に接続されている。 このアキユムレータバルブ16のスプール21
6には、図面下方向にスプリング316によるス
プリング力と、連通路216dを経過したアキユ
ムレータ圧による力とが作用し、図面上方向にポ
ート116dからのスロツトル圧による力が作用
している。従つて、スロツトル圧が低圧の領域で
は、上下方向の力のバランスにより、アキユムレ
ータ圧油路に接続されたポート116bは、ライ
ン圧が導かれるポート116aと、ドレーンポー
トであるポート116cとの連通とを繰り返し、
アキユムレータ圧はゼロ圧から徐々に立ち上が
る。そして、スロツトル圧が高くなりドレーンポ
ートであるポート116cとの連通が遮断されて
しまう領域では、ライン圧がそのままアキユムレ
ータ圧になつてしまう。 ちなみに、アキユムレータ圧特性を第7図に示
す。 バンドサーボ17は、バンドブレーキB/Bを
作動(締結)させたり、解放させる油圧アクチユ
エータの機能もつ装置であり、バンドサーボアキ
ユムレータ37が一体に内蔵されている。 構成的には、ポート117a〜117c及びサ
ーボカバー117dを有するピストンシリンダ1
17と、ピストンステム217aに設けられリタ
ーンスプリング217bにより図面下方向に付勢
され軸方向に移動可能なサーボピストン217
と、クツシヨンスプリング317aにより図面上
方向に付勢され、ピストンシリンダ117とサー
ボピストン217との間の環状部を軸方向に移動
可能なアキユムレータピストン317と、ピスト
ンシリンダ117とサーボピストン217との間
に形成されたサーボリリース圧室417と、サー
ボピストン217とアキユムレータピストン31
7との間に形成されたサーボアプライ圧室517
と、アキユムレータピストン317とサーボカバ
ー117dとの間に形成されたアキユムレータ圧
室617とを備えている。 尚、バンドサーボアキユムレータ37は、アキ
ユムレータピストン317と、アキユムレータ圧
室617と、クツシヨンスプリング317aとサ
ーボカバー117dとによつて構成されている。 ポート117aは、スプリング付勢のワンウエ
イボール901が設けられた油路719(サーボ
リリース圧油路)に接続されている。ポート11
7bは、ワンウエイボール902とオリフイ80
8とが並列に設けられた油路713(2速〜4速
圧油路)に接続されている。ポート117cは油
路718(アキユムレータ圧油路)に接続されて
いる。 まず、1速時においては、アキユムレータ圧が
ポート117cからアキユムレータ圧室617に
加わり、アキユムレータピストン317をストツ
パ位置まで図面上方向に移動させる。次に、1速
から2速へ変速させると、油路713のオリフイ
ス808を経過して2速圧がポート117bから
サーボアプライ圧室517に加わり、ピストンス
テム217aをロスストローク分上昇させた後、
アキユムレータピストン317を押し下げ、その
後、サーボピストン217を図面上方向に押し上
げながらバンドブレーキB/B締結させる。尚、
この時のストローク特性はアキユムレータ圧特性
に対応した特性を示す。次に、2速から3速へ変
速させると、油路719のワンウエイボール90
1を経過してサーボリリース圧がポート117a
からサーボリリース圧室417に加わり、受圧面
積の差によりサーボピストン217を押し下げて
バンドブレーキB/Bを解放させる。次に、3速
から4速へ変速させると、サーボリリース圧室4
17の油圧がドレーンされて再びバンドブレーキ
B/Bは締結される。 サーボリリースタイミングバルブ18は、2速
3速4速のシフトアツプ時及びシフトダウン
時、バンドサーボ17の解放側の油路とハイクラ
ツチH/CまたはロークラツチL/Cの油路との
同期油路を形成させる機能をもつバルブである。 構成的には、ポート118a〜118eを有す
るバルブ穴118と、バルブ穴118に対応した
ランド218a及び218bを有するスプール2
18とを備えている。 ポート118a及び118bは、ワンウエイボ
ール903とオリフイス809が並列に設けら
れ、さらにオリフイス810が設けられた油路7
20(3速,4速圧分岐油路)に接続されてい
る。ポート118cは油路719(サーボリリー
ス圧油路)に接続されている。ポート118d及
び118eは、ワンウエイボール904とオリフ
イス811とが並列に設けられた油路717(ロ
ークラツチ圧油路)に接続されている。 このサーボリリースタイミングバルブ18のス
プール218は、ポート118aとポート118
eのいずれに油圧が供給されているかによつて作
動し、スプール218が図面上方位置にある時
は、ポート118cとポート118bとが連通
し、図面下方位置にある時は、ポート118cと
ポート118dとが連通する。2速時は、ポート
118eからのロークラツチ圧により図面上方向
位置に押し上げられた状態にある。従つて、2速
から3速への変速時、ハイクラツチH/C及びバ
ンドサーボ17への配送圧共通絞りであるオリフ
イス805を経過してきた3速圧は油路714及
びハイクラツチコントロールバルブ20を経過し
て一方のハイクラツチH/Cへ配送され、油路7
20及びサーボリリースタイミングバルブ18を
経過して他方のサーボリリース圧室417に配送
される。また、3速から4速への変速時は、スプ
ール218がポート118eへの3速圧がドレー
ンされることによつて図面下方向に押し下げられ
るため、バンドサーボ17のサーボリリース圧及
びロークラツチL/Cの締結圧は、油路719と
717との連通により共通絞りであるオリフイス
811を経過してドレーンされる。また、4速か
ら3速への変速時は、スプール218が図面下方
位置に押し下げられた状態であるために、共通絞
りであるオリフイス811(第1オリフイスdに
相当)を経過してロークラツチ圧がロークラツチ
L/Cとバンドサーボ17のサーボリリース圧室
417とに配送される。また、3速から2速への
変速時はスプール218が図面上方位置に押し上
げられた状態であるために、ハイクラツチH/C
の締結圧とバンドサーボ17の解放圧とは共通絞
りであるオリフイス804を経過してドレーンさ
れる。 ロークラツチアキユムレータ19は、ロークラ
ツチL/Cへの作動圧の立上りを緩くして変速を
なめらかにする機能をもつバルブである。 構成的には、ポート119a〜119cを有す
る段付シリンダ穴119と、段付シリンダ穴11
9に対応するピストン219a及び219bと連
結部219cを有し軸方向移動可能なピストン2
19と、ピストン219を図面上方に付勢するス
プリング319と、ピストン219a側に形成さ
れたアキユムレータ室419と、ピストン219
b側に形成されたピストン室519と、連結部2
19c側に形成されたドレーン室619とを備え
ている。 ポート119aは油路718(アキユムレータ
圧油路)に接続されている。ポート119bはド
レーン油路である。ポート119cは油路717
(ロークラツチ圧油路;低速段クラツチ圧油路c
に相当)に接続されている。 このロークラツチアキユムレータ19のピスト
ン219には、図面上方向にスプリング319に
よるスプリング力及びポート119cからのロー
クラツチ圧による力が作用し、図面下方向にポー
ト119aからのアキユムレータ圧による力が作
用し、ロークラツチL/Cが解放されているNレ
ンジやDレンジ4速時には、ピストン219はス
プリング319に抗して図面下方位置にある。従
つて、例えばDレンジ4速からDレンジ3速へシ
フトダウンさせると、油路717を経過してきた
ロークラツチ圧の油は、ポート119cからピス
トン室519に流入し、油を貯留しながらダブル
ピストン219を図面上方向に押し上げるため、
ロークラツチL/Cへの作動圧の立上りは緩くな
り、変速シヨツクを緩和させることができる。 ハイクラツチコントロールバルブ20は、ハイ
クラツチソレノイドバルブ21への電気信号によ
る制御信号でバルブ作動が行なわれ、ハイクラツ
チH/Cの作動圧の立ち上りや圧力レベル、さら
には作動圧供給タイミングを制御する機能をもつ
バルブである。 構成的には、ポート120a〜120fを有す
るバルブ穴120と、バルブ穴120に対応する
ランド220a〜220dを有し軸方向移動可能
なスプール220とを備えている。 ランド220aの直径はランド220cの直径
より大径としている。ポート120aはオリフイ
ス812をもつ油路715(パイロツト圧油路)
に接続されている。ポート120b及び120f
はドレーン油路である。ポート120cは油路7
21(ハイクラツチ圧油路)に接続されている。
ポート120dは油路714(3速,4速圧油
路)に接続されている。ポート120eはオリフ
イス813をもつ油路715(パイロツト圧油
路)に接続されている。 ハイクラツチソレノイドバルブ21への制御信
号がOFF信号の場合は、ハイクラツチソレノイ
ドバルブ21がバルブ閉状態となり、油路715
からポート120aとポート120eとにパイロ
ツト圧が作用し、ランド220aとランド220
dとの受圧面積差によつてスプール220は図面
右方向に移動し、ポート120cとポート120
dとを連通させて油路714からの油を油路72
1へ供給させる。また、ハイクラツチソレノイド
バルブ21への制御信号がON信号の場合は、ハ
イクラツチソレノイドバルブ21はバルブ開状態
(ドレーン状態)となり、ポート120aからの
パイロツト圧がドレーンされ、スプール220は
図面左方向に移動し、ポート120cとドレーン
ポートであるポート120bとを連通させて油路
721の圧力を低下させる。従つて、制御信号と
してデユーテイ比信号(ON−OFFの繰り返し信
号)を用いた場合、デユーテイ比の低い信号
(OFF時間が長い)であれば圧力レベルの高いハ
イクラツチ圧にするこができ、逆にデユーテイ比
の高い信号であれば圧力レベルの低いハイクラツ
チ圧にするこができる。 また、デユーテイ比信号を時間に経過方向に変
化させることでハイクラツチH/Cの作動圧の立
上り状態を制御することもでき、さらには、制御
信号の出力を時間的に遅らせることでデイレイ機
能を発揮させることも可能である。 ハイクラツチソレノイドバルブ21は、図示し
ていないコントロールユニツトからの制御信号に
より作動するバルブで、構成的には、バルブソレ
ノイドバルブ121と、バルブ部材221と、ポ
ート321aを有するバルブシート321と、ド
レーン油路421と、スプリング521を備えて
いる。 作用的には、電気系統が故障してもハイクラツ
チH/Cの締結を保証するため、制御信号が
OFF信号でバルブ部材221がスプリング52
1による付勢力でポート321aを閉鎖し、ON
信号でバルブ部材221がバルブシート321か
ら離れる。 ロークラツチタイミングバルブ22は、ローク
ラツチソレノイドバルブ23への電気信号による
制御信号でバルブ作動が行なわれ、ロークラツチ
L/Cを締結する4速から3速への変速時の、変
速末期の一定時間後にオリフイスをバイパスする
油路を形成させ、クラツチピストンのドレーン孔
をドリフトオンボールで確実に閉鎖させ、クラツ
チ締結体制を整えさせる機能及び低温時にオリフ
イスをバイパスして粘度の高い油を迅速に供給す
る機能をもつバルブである。 構成的には、ポート122a〜122dを有す
るバルブ穴122と、バルブ穴122に対応する
ランド222a及び222bを有し軸方向移動可
能なスプール222と、スプール222を図面下
方向に付勢させるスプリング322とを備えてい
る。 ポート122aはドレーンポートである。ポー
ト122b及び122cは油路722(ロークラ
ツチ圧第1バイパス油路;第1バイパス油路fに
相当)に接続されている。ポート122dはオリ
フイス814をもつ油路715(パイロツト圧油
路)に接続されている。 ロークラツチソレノイドバルブ23への制御信
号がOFF信号の場合は、ロークラツチソレノイ
ドバルブ23がバルブ開状態となり、油路715
からのパイロツト圧はドレーンされ、スプール2
22にはスプリング322によるスプリング力の
みが作用し、図面下方位置にあり、ポート122
bとポート122cとを連通させ、3−4シフト
バルブ12からのクラツチ締結圧を、油路722
を介してそのままロークラツチL/Cに配送す
る。 また、ロークラツチソレノイドバルブ23への
制御信号がON信号の場合は、ロークラツチソレ
ノイドバルブ23がバルブ閉状態となり、油路7
15からのパイロツト圧がポート122dに導か
れ、スプリング322に抗してスプール222を
図面上方位置まで移動させる。従つて、ポート1
22bとポート122cとの連通は遮断され、3
−4シフトバルブ12からのクラツチ締結圧は、
油路717を介してロークラツチL/Cに配送さ
れる。 ロークラツチソレノイドバルブ23は、図示し
ていないコントロールユニツトからの制御信号に
より作動するバルブで、構成的には、バルブソレ
ノイド123と、バルブ部材223と、ポート3
23aを有するバルブシート323と、ドレーン
油路423とを備えている。 作用的には、制御信号がON信号でバルブ部材
223がポート323aを閉鎖し、OFF信号で
バルブ部材223がバルブシート323から離れ
る。 4−3タイミングバルブ24は、Dレンジ4速
からDレンジ3速へのシフトダウン時において、
低速時にはロークラツチ作動圧の立ち上がりを早
め、高速時にはロークラツチ作動圧の立ち上がり
を遅める機能をもつバルブである。 構成的には、ポート124a〜124dを有す
るバルブ穴124と、バルブ穴124に対応する
ランド224a及び224dを有し軸方向移動可
能なスプール224と、スプール224を図面下
方向に付勢するスプリング324とを備えてい
る。 ポート124aはドレーンポートである。ポー
ト124bはオリフイス815をもつ油路723
(ロークラツチ圧第2バイパス油路;第2バイパ
ス油路gに相当)に接続されている。ポート12
4cはワンウエイボール905をもつ油路724
(ロークラツチ圧ドレーンバイパス油路)に接続
されている。尚、油路723と油路724により
バイパスされる油路717のバイパス部分にもオ
リフイス816(第2オリフイスeに相当)が設
けられている。ポート124dは油路725(ガ
バナ圧油路)に接続されている。 この4−3タイミングバルブ24のスプール2
24には、図面下方向にスプリング324による
スプリング力が作用し図面上方向にポート124
dからのガバナ圧による力が作用する。従つて、
ガバナ圧が低い低速時には、スプリング力が大き
くスプール224は図面下方位置にあり、ポート
124cはポート124bと連通する。このた
め、Dレンジ4速からDレンジ3速へのシフトダ
ウン時は、ロークラツチ作動圧が油路714と油
路723とを経過してロークラツチL/Cへ配送
される。また、ガバナ圧が高い高速時には、スプ
リング324に抗してスプール224は図面上方
位置に移動し、ポート124cとポート124b
との連通は遮断される。このため、Dレンジ4速
からDレンジ3速へのシフトダウン時は、オリフ
イス816をもつ油路717を経過することでな
される。 3−2タイミングバルブ25は、3速から2速
へのシフトダウン時において、低速時にはバンド
サーボ17の解放圧であるサーボリリース圧をす
ばやくドレーンし、高速時にはドレーン速度を遅
める機能をもつバルブである。 構成的には、ポート125a〜125dを有す
るバルブ穴125と、バルブ穴125に対応する
ランド225a及び225bを有し軸方向移動可
能なスプール225と、スプール225を図面下
方向に付勢するスプリング325とを備えてい
る。 ポート125aはドレーンポートである。ポー
ト125bは油路714(3速,4速圧油路)に
接続されている。ポート125cは油路720
(3速,4速圧分岐油路)に接続されている。ポ
ート125dは油路725(ガバナ圧油路)に接
続されている。 この3−2タイミングバルブ25のスプール2
25には、図面下方向にスプリング325による
スプリング力が作用し、図面上方向にポート12
5dからのガバナ圧による力が作用する。従つ
て、ガバナ圧が低い低速時には、スプリング力が
大きくスプール225は図面下方位置にあり、ポ
ート125bはポート125cと連通する。この
ため、3速から2速へのシフトダウン時は、サー
ボリリース圧が油路720から油路714を経過
し、オリフイス804を介してすばやくドレーン
される。 また、ガバナ圧が高い高速時には、スプリング
325に抗してスプール225は図面上方位置に
移動し、ポート125bとポート125cとの連
通は遮断される。このために、3速から2速への
シフトダウン時は、油路720のオリフイス81
0及び809を介してドレーンがなされ、ドレー
ン速度は遅められる。 ガバナバルブ26は、トランスミツシヨン出力
軸の回転により作動するバルブで、車速に比例し
た油圧(ガバナ圧)を発生する機能をもつバルブ
である。 構成的には、入力ポート126と出力ポート2
26とをもち、入力ポート126に入力される油
路707(Dレンジ圧油路)からのライン圧を、
ガバナ圧に変換し、出力ポート226から油路7
25(ガバナ圧油路)を経過して、前記4−3タ
イミングバルブ24及び3−2タイミングバルブ
25に配送する。 トルクコンバータレギユレータバルブ27は、
トルクコンバータT/Cへ配送するトルクコンバ
ータ圧が高くなり過ぎるのを防止する機能をもつ
バルブである。 構成的には、ポート127a〜127eを有す
るバルブ穴127と、バルブ穴127に対応した
ランド227a及び227bを有すると共に連通
路227cが形成された軸方向移動可能なスプー
ル227と、スプール227を図面下方向に付勢
するスプリング327とを備えている。 ポート127a及び127bはドレーンポート
である。ポート127c及び127dは油路70
2(トルクコンバータ圧油路)に接続されてい
る。ポート127eは連通路227cを介して油
路702に接続されている。 このトルクコンバータレギユレータバルブ27
のスプール227には、図面下方向にスプリング
327によるスプリング力が作用し、図面上方向
にトルクコンバータ圧による力が作用している。
従つて、トルクコンバータ圧の変化によつて上下
方向の力がバランスする位置にスプール227が
移動を繰り返し、ドレーンポートであるポート1
27bとの連通による減圧作用を受けながら、ト
ルクコンバータ圧の上限圧が所定圧に規定され
る。 尚、トルクコンバータT/Cのコンバータ室
CRへ供給されたトルクコンバータ圧は、オイル
クーラや潤滑部を経過してドレーンされる。 ロツクアツプバルブ28は、ロツクアツプソレ
ノイドバルブ29への電気信号による制御信号で
バルブ作動が行なわれ、トルクコンバータT/C
に設けられたロツクアツプクラツチLU/Cの作
動・非作動を制御するバルブである。 構成的には、ポート128a〜128gを有す
るバルブ穴128と、バルブ穴128に対応する
ランド228a〜228dを有し軸方向移動可能
なスプール228と、スプール228のランド2
28dの部分に設けられたスリーブ328とを備
えている。 ランド228a及び228dはランド228b
及び228cよりも直径が小さく形成されてい
る。ポート128a及び128cはドレーンポー
トであつて、ポート128cの出口にはオリフイ
ス817が設けてある。ポート128b及び12
8cは油路702(トルクコンバータ圧油路)に
接続されていて、ポート128bの入口にはオリ
フイス818が設けてある。ポート128d及び
128fは油路726(ロツクアツプクラツチ圧
油路)に接続されている。ポート128gはオリ
フイス819をもつ油路700(ライン圧油路)
に接続されている。 ロツクアツプソレノイドバルブ29への制御信
号がOFF信号の場合は、ロツクアツプソレノイ
ドバルブ29がバルブ開状態となり、油路700
からのライン圧がスプール228には作用せず、
ポート128bからのトルクコンバータ圧による
力でスプール228は図面下方位置にある。従つ
て、ポート128eとポート128dとが連通
し、油路702からのトルクコンバータ圧がその
まま油路726を介してロツクアツプ室RRへ導
かれ、ロツクアツプクラツチLU/Cは非作動状
態となる。 また、ロツクアツプソレノイドバルブ29への
制御信号がON信号の場合は、ロツクアツプソレ
ノイドバルブ29がバルブ閉状態となり、油路7
00からポート128gにライン圧が導かれ、ス
プール228が図面上方に押し上げられ、ポート
128dはドレーンポートであるポート128c
と連通し、油路726の圧力を低下させる。 こ
の油路726の圧力低下によつてロツクアツプク
ラツチLU/Cの左右位置のコンバータ室CRとロ
ツクアツプ室RRとにかかる圧力バランスが崩
れ、トルクコンバータ圧によつてロツクアツプク
ラツチLU/Cは作動状態(締結状態)となる。 尚、ロツクアツプソレノイドバルブ29への制
御信号をデユーテイ比信号にし、油路726の圧
力をトルクコンバータ圧と所定の差圧を保つよう
にした場合には、ロツクアツプクラツチLU/C
を半締結状態(スリツプ締結状態)にすることも
可能である。 ロツクアツプソレノイドバルブ29は、図示し
ていないコントロールユニツトからの制御信号に
より作動するバルブで、構成的には、バルブソレ
ノイド129と、バルブ部材229と、ポート3
29aを有するバルブシート329と、ドレーン
油路429とを備えている。 作用的には、制御信号がON信号でバルブ部材
229がポート329aを閉鎖し、OFF信号で
バルブ部材229がバルブシート329から離れ
る。 Iレンジレデユーシングバルブ30は、Iレン
ジシフト時のエンジンブレーキシヨツクを緩和す
るためにロー&リバースブレーキL&R/Bの作
動圧を減圧する機能をもつバルブである。 構成的には、ポート130a〜130eを有す
るバルブ穴130と、バルブ穴130に対応した
ランド230a及び230bを有し軸方向移動可
能なスプール230と、スプール230を図面下
方向に付勢するスプリング330とを備えてい
る。 ポート130a及び130bはドレーンポート
である。ポート130c及び130eは油路72
7(ロー&リバースブレーキ減圧油路)に接続さ
れ、ポート130eの入口にはオリフイス820
が設けられている。 尚、この油路727は、シヤトルボール906
を介して油路728(ロー&リバースブレーキ圧
油路)に接続されている。ポート130dは油路
705(Iレンジ圧油路)に接続されている。 このIレンジレデユーシングバルブ30のスプ
ール230には、図面下方向にスプリング330
によるスプリング力が作用し、図面上方向に減圧
されたロー&リバースブレーキ圧による力が作用
する。従つて、スプール230に作用する図面上
下方向の力のバランスにより、ポート130dか
ら入力されるIレンジ圧は減圧され、油路727
及び728を経過してロー&リバースブレーキL
&R/Bに導かれる。 尚、リバースレンジ時においても、ロー&リバ
ースブレーキL&R/Bは締結されるもので、こ
の時は、マニユアルバルブ2から油路708を経
過したリバースレンジ圧は、油路728と油路7
29(リバースクラツチ圧油路)とに分かれ、一
方の油路728へはシヤトルボール906を介し
てロー&リバースブレーキL&R/Bに配送さ
れ、他方の油路729へは、並列に設けられたワ
ンウエイボール907とオリフイス821のう
ち、オリフイス821側を経過してリバースクラ
ツチR/Cに配送される。 次に、マニユアルバルブ2の各位置における作
用について説明する。 (リ) Nレンジ位置,Pレンジ位置 マニユアルバルブ2がNレンジ位置またはPレ
ンジ位置にあるときは、ポート102A,102
b,102c,102eのいずれにもライン圧が
供給されず、ドレーンポートとなつているため、
すべての変速要素は作動せず、自動変速機は動力
伝達が行なわれない中立状態となつている。 尚、このNレンジ位置及びPレンジ位置におい
ても、Dレンジ等への変速に対処できるような体
制が整えられていて、プレツシヤレギユレータバ
ルブ1で調圧されたライン圧は、ライン圧油路7
00を介して、マニユアルバルブ2のポート10
2dと、キツクダウンモジユレータバルブ5のポ
ート105bと、デイテント&フエイルセーフバ
ルブ4のポート104bと、カツトバツクバルブ
7のポート107dと、パイロツトバルブ9のポ
ート109dと、アキユムレータバルブ16のポ
ート116aと、ロツクアツプソレノイドバルブ
29のポート329aとに、配送されている。ま
た、キツクダウンモジユレータバルブ5からのキ
ツクダウンモジユレータ圧は、油路710を介し
てスロツトルバルブ3のポート103dに供給さ
れ、スロツトルバルブ3からのスロツトル圧は、
油路709を介してデイテント&フエイルセーフ
バルブ4のポート104a及び104dと、バツ
クアツプバルブ8のポート108fと、アキユム
レータバルブ16のポート116dとに配送さ
れ、さらに、油路711を介して、プレツシヤモ
デイフアイヤバルブ6のポート106bに配送さ
れている。プレツシヤモデイフアイヤバルブ6か
らのスロツトルモデイフアイヤ圧は、油路704
を介して、プレツシヤレギユレータバルブ1のポ
ート301bに供給されている。カツトバツクバ
ルブ7からのカツトバツク圧は、油路703を介
して、プレツシヤレギユレータバルブ1のポート
301aに供給されている。また、パイロツトバ
ルブ9からのパイロツト圧は、油路715を介し
て、各ソレノイドバルブ13,14,15,2
1,23のポート313a,314a,315
a,321a,323aに配送されている。アキ
ユムレータバルブ16からのアキユムレータ圧
は、油路718を介して、ロークラツチアキユム
レータ19のポート119a及びバンドサーボ1
7のポート117cに配送されている。また、ト
ルクコンバータレギユレータバルブ27からのト
ルクコンバータ圧は、油路702,726及びロ
ツクアツプバルブ28を介して、トルクコンバー
タT/Cのコンバータ室CR及びロツクアツプ室
RRに配送されている。また、プレツシヤレギユ
レータバルブ1からのフイードバツク圧は、油路
701を介して、オイルポンプO/Pの油室C/
Cに導かれている。 また、このNレンジ位置、Pレンジ位置と次に
説明するRレンジ位置では、1−2ソレノイドバ
ルブ13及び2−3ソレノイドバルブ14には
ON信号が出力されている。 (ヌ) Rレンジ位置 マニユアルバルブ2がRレンジ位置にあるとき
は、ポート102dとポート102eとが連通し
てRレンジでの油路が形成され、変速要素のリバ
ースクラツチR/Cとロー&リバースブレーキL
&R/Bへのライン圧供給により両変速要素が作
動し、Rレンジでの動力伝達が得られる。 尚、このRレンジでの油路は、油路700(ラ
イン圧油路)、油路708(Rレンジ圧油路)、油
路728(ロー&リバースブレーキ圧油路)、油
路729(リバースクラツチ圧油路)とによつて
形成され、ロー&リバースブレーキL&R/Bへ
は、油路700→油路708(シヤトルボール9
06)→油路728を経過してライン圧供給がな
され、リバースクラツチR/Cへは、油路700
→油路708(オリフイス821)→油路729
を経過してライン圧供給がなされる。 〓ル Dレンジ位置 マニユアルバルブ2がDレンジ位置にあるとき
は、ポート102cとポート102dとが連通
し、油路700からのライン圧が油路707に導
かれ、この油路707を介して、1−2シフトバ
ルブ10のポート110gと、3−4シフトバル
ブ12のポート112dと、ガバナバルブ26の
ポート126とに、ライン圧によるDレンジ圧が
配送される。 以下、Nレンジ位置からDレンジ位置に切り換
え、Nレンジ→Dレンジ1速、Dレンジ1速→D
レンジ2速、Dレンジ2速→Dレンジ3速、Dレ
ンジ3速→Dレンジ4速、Dレンジ4速→Dレン
ジ3速、Dレンジ3速→Dレンジ2速、Dレンジ
2速→Dレンジ1速へと切り換わる自動変速作用
について述べる。 (Nレンジ→Dレンジ1速) まず、Nレンジ位置からDレンジ位置に切り換
えると、マニユアルバルブ2が移動して、前述の
ようにDレンジ体制が整えられると共に、1−2
ソレノイドバルブ13及び2−3ソレノイドバル
ブ14にはON信号、3−4ソレノイドバルブ1
5にはOFF信号が出力されていることで、Dレ
ンジ1速となり、1−2シフトバルブ10及び2
−3シフトバルブ11のスプール210及び21
1は、図面上方位置に移動し、3−4シフトバル
ブ12のスプール212は図面下方位置のままで
ある。また、ロークラツチソレノイドバルブ23
には、ON信号が出力されていてロークラツチタ
イミングバルブ22は図面上方位置に移動する。 従つて、3−4シフトバルブ12のポート11
2dと112cとが連通し、Dレンジ1速での基
本的油路が、油路700(ライン圧油路)、油路
707(Dレンジ圧油路)、油路717(ローク
ラツチ圧油路)とによつて形成され、ロークラツ
チL/Cへは、油路700→油路707→油路7
17(オリフイス811,816)又は油路71
7と油路723(オリフイス815)を経過して
ロークラツチ圧供給がなされ、ロークラツチL/
Cの締結作動により、Dレンジ1速での動力伝達
が得られる。 ここで、ロークラツチL/Cの締結シヨツク対
策について述べると、この油圧制御装置は、前述
のようにDレンジ1速時にカツトバツク圧をプレ
ツシヤレギユレータバルブ1に付与し、ライン圧
を高めるようにしていることで、締結シヨツク緩
和を強化する必要があり、そのために、オリフイ
ス811,815,816とロークラツチアキユ
ムレータ19とを併用している。 つまり、NレンジからDレンジ1速への変速
時、油路717のオリフイス811を経過させて
流量を絞つた後、さらに、低速時は並列に設けら
れたオリフイス816とオリフイス815(高速
時はオリフイス816)により流量を絞り、その
上、ロークラツチアキユムレータ19のピストン
室519に油を貯留させながら油圧の立ち上がり
を緩やかにして、締結シヨツクの緩和を図つてい
る。 尚、この締結シヨツク緩和対策は、トランスミ
ツシヨンオイルの温度が所定温度以上の時は有効
であるが、寒冷地等での発進時のように、トラン
スミツシヨンオイルの温度が低温で粘性が高い時
は、ロークラツチL/Cの締結を時間的に遅らせ
てしまう。そこで、このような場合には、ローク
ラツチソレノイドバルブ23に対してOFF信号
を出力すると、ロークラツチタイミングバルブ2
2のスプール222を図面下方位置にし、ポート
122bと122cとを連通させ、ロークラツチ
L/Cへの作動圧をロークラツチ圧第1バイパス
油路722により、オリフイス811,815,
816及びロークラツチアキユムレータ19を全
てバイパスさせて供給することができ、ロークラ
ツチL/Cの締結が時間的に遅れることを防止で
きる。 このDレンジ1速では、後の変速時における準
備体制として、サーボリリースタイミングバルブ
18のポート118dとポート118eとに油路
717からのロークラツチ圧が配送され、サーボ
リリースタイミングバルブ18のスプール218
を図面上方位置に移動させている。 (Dレンジ1速→Dレンジ2速) まず、Dレンジ1速からDレンジ2速への変速
は、1−2ソレノイドバルブ13へのON信号を
OFF信号に変える制御信号が出力されることで
なされ(2−3ソレノイドバルブバルブ14へは
ON信号、3−4ソレノイドバルブ15へはOFF
信号が出力される)、1−2シフトバルブ10の
スプール210が、図面上方位置から図面下方位
置へ移動する。また、ロークラツチソレノイドバ
ルブ23にON信号が出力されている場合には
OFF信号に切り換わる。 従つて、1−2シフトバルブ10のポート11
0gとポート110fとが連通し、Dレンジ1速
での油路に、油路713(2速〜4速圧油路)を
加えて、Dレンジ2速油路が形成され、バンドサ
ーボ17のサーボアプライ圧室517へは、油路
700→油路707→油路713(オリフイス8
08)を経過してライン圧の供給がなされてバン
ドブレーキB/Bが締結作動し、このバンドブレ
ーキB/Bと、Dレンジ1速に引き続いて締結さ
れているロークラツチL/Cの締結作動により、
Dレンジ2速での動力伝達が得られる。 ここで、バンドブレーキB/Bの締結シヨツク
対策について述べると、締結シヨツクの緩和のた
めに、油路713にオリフイス808が設けられ
ていると共に、バンドサーボアキユムレータ37
が設けられている。 このうち、オリフイス808は油路713から
の流量を絞る作用を行ない、アキユムレータピス
トン317がストロークする間は流量を規制して
サーボアプライ圧が一気にライン圧に達すること
を防止する。アキユムレータバルブ16は上記ア
キユムレータ37のストローク中の圧力の高さを
調節する機能を有し、特にスロツトル開度が低開
度の領域で締結シヨツクを緩和するようにしてい
る。 つまり、バンドサーボ17のアキユムレータ圧
室617に、スロツトル開度がゼロであつても所
定の圧力レベルにあるライン圧を供給した場合に
は、スロツトル開度が低開度領域において、アキ
ユムレータピストン317を押し下げる力をサー
ボアプライ室517への供給圧により得るために
は、サーボアプライ室517の圧力レベルを相当
高くしなければならない。従つて、アキユムレー
タピストン317を押し下げながら作動圧の立ち
上がりを緩やかにするアキユムレータ効果が得ら
れる時には、既にサーボピストン417を図面上
方向に押し上げ、バンドブレーキB/Bの締結が
始まつてしまい、締結シヨツクを生じていたが、
アキユムレータバルブ16からアキユムレータ圧
室617に供給されるアキユムレータ圧は、第7
図に示すように、ゼロ圧から徐々に立ち上がる圧
力特性であることで、スロツトル開度が低開度の
領域でもアキユムレータ効果が発揮され、バンド
ブレーキB/Bの締結シヨツクを緩和できる。 このDレンジ2速では、カツトバツクバルブ7
のポート407にも油路713からライン圧が供
給され、カツトバツクバルブ7のプラグ507及
びスプール207を図面上方向に押し上げ、プレ
ツシヤレギユレータバルブ1へのカツトバツク圧
の供給が遮断され、ライン圧の圧力レベルを全体
的に下げる。 尚、この油路713はDレンジ2速〜Dレンジ
4速までライン圧の供給があるので、この間の変
速段では、第4図に示すように、ライン圧の圧力
レベルは低い状態のままである。 また、このDレンジ2速では、後の変速時にお
ける準備体制として、バツクアツプバルブ8のポ
ート108bに油路713からのライン圧が供給
されている。 (Dレンジ2速→Dレンジ3速) まず、Dレンジ2速からDレンジ3速への変速
は、2−3ソレノイドバルブ14へのON信号を
OFF信号に変える制御信号が出力されることで
なされ(1−2ソレノイドバルブ13と3−4ソ
レノイドバルブ15とへもOFF信号が出力され
る)、Dレンジ2速で図面上方位置にあつた2−
3シフトバルブ11のスプール211が図面下方
位置へ移動する。 従つて、2−3シフトバルブ11のポート11
1cとポート111dとが連通し、Dレンジ2速
油路に、油路714(3速,4速圧油路)、油路
721(ハイクラツチ圧油路)、油路720(3
速,4速圧分岐油路)、油路719(サーボリリ
ース圧油路)を加えて、Dレンジ3速油路が形成
される。 ハイクラツチH/Cへは、油路700→油路7
07→油路713→油路714→油路721を経
過してハイクラツチH/Cの締結作動がなされ、
バンドサーボ17のサーボリリース圧室417へ
は、油路700→油路707→油路713→油路
714→油路720→油路719を経過してライ
ン圧の供給がなされ、サーボピストン217の受
圧面積差によりバンドブレーキB/Bの締結解放
がなされ、Dレンジ1速から引き続いて締結され
ているロークラツチL/Cの締結作動と、ハイク
ラツチH/Cの締結作動により、Dレンジ3速で
の動力伝達が得られる。 ここで、ハイクラツチH/Cへの締結作動圧供
給と、バンドサーボ17へのサーボリリース圧供
給との圧油供給同期については、油路714を共
通の圧油供給油路にすると共に、この油路714
に共通絞りとしてのオリフイス805を設けるこ
とで行なつている。 ハイクラツチH/Cの締結シヨツク対策は、ハ
イクラツチコントロールバルブ20により行なつ
ているもので、このハイクラツチコントロールバ
ルブ20を作動させるハイクラツチソレノイドバ
ルブ21への制御信号を、デユーテイ比信号と
し、デユーテイ比を時間の経過方向に対し、デユ
ーテイ比を次第に小さくしていくことで作動圧の
立ち上がりを制御し、また、ハイクラツチH/C
の締結域でのデユーテイ比を適宜に設定すること
で最高作動圧の設定制御(デユーテイ比0%の場
合にはライン圧となる)を行ない、走行状態やト
ランスミツシヨンオイルの状態等に適合して締結
シヨツクを緩和するようにしている。 尚、アクセルペダルから足を離した時に、Dレ
ンジ2速からDレンジ3速へ変速されるような場
合には、ハイクラツチソレノイドバルブ21へ出
力するOFF信号を遅らせることで、ハイクラツ
チH/Cの締結によりエンジン回転数の急激な低
下を原因として生じる出力軸のトルク変動(変速
シヨツクをもたらす)を抑えることもできる。 また、このDレンジ3速では、Dレンジ4速へ
の変速準備体制として、Dレンジ3速の変速が終
つたら、サーボリリースタイミングバルブ18の
スプール218を油路720からポート118a
へ導く油圧で図面下方向に押し下げ、油路719
への供給圧を油路717から得る回路に変更され
る。 また、このDレンジ3速では、Dレンジ3速→
レンジ2速やDレンジ4速→レンジ2速へ切
り換えるエンジンブレーキモードの時にライン圧
を高める準備体制のため、バツクアツプバルブ8
のポート108aに油路714から油圧を導き、
バツクアツプバルブ8のスプール208を図面右
方向に移動させる。 (Dレンジ3速→Dレンジ4速) まず、Dレンジ3速からDレンジ4速への変速
は、3−4ソレノイドバルブ15へのOFF信号
をON信号へ変える制御信号を出力することでな
され(1−2ソレノイドバルブ13と2−3ソレ
ノイドバルブ14へはOFF信号が出力される)、
Dレンジ3速で図面下方位置にあつた3−4シフ
トバルブ12のスプール212が図面上方位置へ
移動する。また、ロークラツチソレノイドバルブ
23へのOFF信号がON信号に切り換わる。 従つて、3−4シフトバルブ12のポート11
2b(ドレーンポート)とポート112cとが連
通し、油路717(ロークラツチ圧油路)と油路
719(サーボリリース圧油路)の作動圧がドレ
ーンされ、Dレンジ3速油路からこれらの油路7
17,719を除いた油路でDレンジ4速油路が
形成される。 ロークラツチL/Cの締結作動圧は、油路71
7又は油路717と油路724(ロークラツチ圧
ドレーンバイパス油路)によつてドレーンがなさ
れ、バンドサーボ17のサーボリリース圧は、油
路719→油路717によつてドレーンがなさ
れ、ロークラツチL/Cは締結解除され、バンド
ブレーキB/Bはサーボアプライ圧により締結さ
れ、変速要素のうちハイクラツチH/Cとバンド
ブレーキB/Bの作動によりDレンジ4速での動
力伝達が得られる。 ここで、ロークラツチL/Cの作動圧とバンド
サーボ17のサーボリリース圧とのドレーン同期
については、油路717を共通のドレーン油路に
することで行なつている。 (Dレンジ4速→Dレンジ3速) まず、Dレンジ4速からDレンジ3速への変速
は、3−4ソレノイドバルブ15へのON信号を
OFF信号へ変える制御信号を出力することでな
され(1−2ソレノイドバルブ13と2−3ソレ
ノイドバルブ14へはOFF信号が出力される)、
Dレンジ4速で図面上方位置にあつた3−4シフ
トバルブ12のスプール212が図面下方位置へ
移動する。 従つて、3−4シフトバルブ12のポート11
2cとポート112dとが連通し、Dレンジ4速
時にドレーン油路となつた油路717(ロークラ
ツチ圧油路)と油路719(サーボリリース圧油
路)が加わつた油路でDレンジ3速油路が形成さ
れる。 ロークラツチL/Cへの締結作動圧は、油路7
17又は油路717と油路723(ロークラツチ
圧第2バイパス油路)とによつて作動圧供給がな
され、バンドサーボ17へのサーボリリース圧
は、油路717と油路719とによつて供給がな
され、バンドブレーキB/Bはサーボリリース圧
により締結解放がなされ、変速要素のうちハイク
ラツチH/CとロークラツチL/Cの作動により
Dレンジ3速での動力伝達が得られる。 ここで、ロークラツチL/Cの作動圧とバンド
サーボ17のサーボリリース圧との圧油供給同期
については、油路717を共通の圧油供給油路に
すると共に、この油路717に共通絞りとしての
オリフイス811を設けることで行なつている。 ロークラツチL/Cの締結シヨツク対策につい
ては、流量を絞るオリフイス811,815,8
16と圧力の立ち上がりを緩やかにするロークラ
ツチアキユムレータ19とを併用することで行な
つている。 また、ロークラツチL/Cの締結タイミンゲ
は、ガバナ圧を信号圧として作動する4−3タイ
ミングバルブ24によつて、高速時と低速時とで
異ならせているもので、低速時はポート124b
とポート124cとの連通によつて、並列に設け
られたオリフイス815,816を経過させ、流
量増大を図つて締結タイミングを早め、高速時は
ポート124cを遮断させ、オリフイス816の
みを経過させることで、締結タイミングを遅らせ
ている。 尚、ロークラツチL/Cのクラツチプレート及
びクラツチピストンは、Dレンジ4速時に回転
し、しかも、クラツチピストンのドレーン孔に設
けられたドリフトオンボールは遠心力作用でドレ
ーン孔の孔外周面に押し付けられている。従つ
て、ロークラツチ圧の立ち上がりがあまりにも緩
やかな場合は、ドリフトオンボールによるドレー
ン孔閉鎖が不完全となり、ロークラツチL/Cの
締結作動油が漏れてしまうことがある。この対策
として、ロークラツチタイミングバルブ22を用
いることができるもので、Dレンジ4速からDレ
ンジ3速への変速末期の一定時間後、ロークラツ
チソレノイドバルブ23に対してOFF信号を出
力させ、オリフイスをバイパスする油路722
(ロークラツチ圧第1バイパス油路)を経過させ
ロークラツチ圧を供給することで、確実にドリフ
トオンボールをドレーン孔に閉鎖させ、その後、
オリフイス及びロークラツチアキユムレータ19
を経過したロークラツチ圧を供給することで、前
述のような事態発生を回避できる。 このDレンジ3速においては、Dレンジ2速へ
の変速準備体制として、サーボリリースタイミン
グバルブ18のスプール218を、ポート118
eへのロークラツチ圧供給により、図面上方位置
まで押し上げ、サーボリリース圧を油路720か
ら得る回路に変更させている。 (Dレンジ3速→Dレンジ2速) まず、Dレンジ3速からDレンジ2速への変速
は、2−3ソレノイドバルブ14へのOFF信号
をON信号へ変える制御信号の出力によりなされ
(1−2ソレノイドバルブ13と3−4ソレノイ
ドバルブ15へはOFF信号が出力される)、Dレ
ンジ3速で図面下方位置にあつた2−3シフトバ
ルブ11のスプール211が図面上方位置へ移動
する。 従つて、2−3シフトバルブ11のポート11
1bとポート111cとが連通し、Dレンジ3速
時に作動圧が供給されているハイクラツチH/C
とバンドサーボ17のサーボリリース圧室417
とから、作動圧がドレーンされ、Dレンジ3速油
路からこのドレーン油路を除いてDレンジ2速油
路が形成される。 ハイクラツチH/Cの作動圧ドレーンは、油路
721と油路714によつてなされ、バンドサー
ボ17のサーボリリース圧のドレーンは、油路7
19と油路720と油路714によつてなされ、
ハイクラツチH/Cは作動圧ドレーンによつて締
結解除され、バンドブレーキB/Bはサーボリリ
ース圧ドレーンによつて締結され、変速要素のう
ちロークラツチL/CとバンドブレーキB/Bと
の作動によりDレンジ2速での動力伝達が得られ
る。 ここで、ハイクラツチH/Cの作動圧ドレーン
と、バンドサーボ17のサーボリリース圧ドレー
ンとのドレーン同期については、油路714及び
油路716を共通のドレーン油路にすると共に、
この油路714に共通ドレーン絞りとしてオリフ
イス804を設けることで行なつている。 また、バンドブレーキB/Bの締結タイミング
は、ガバナ圧を信号圧として作動する3−2タイ
ミングバルブ25によつて、高速時と低速時とで
異ならせているもので、低速時はポート125b
と125cとの連通により、オリフイス804の
みを経過させることで締結タイミングを早め、高
速時はポート125cの遮断により、オリフイス
810とオリフイス809とオリフイス804と
を経過させることで締結タイミングを遅らせてい
る。 また、ハイクラツチH/Cのドレーンに関して
は、ドレーン初期においては、ハイクラツチソレ
ノイドバルブ21に対してOFF信号を出力して
おいてポート120cと120dとを連通させ、
ドレーン同期をさせた後、ハイクラツチソレノイ
ドバルブ21に対するOFF信号をON信号に変
え、ポート120cとポート120bとを連通さ
せることで、ポート120bからのドレーンに切
り換えることができ、この場合には、オリフイス
804を経過せずに、すばやくドレーンがなされ
ることで、ハイクラツチH/Cのクラツチピスト
ンに加わる遠心圧によるクラツチ引き摺りを防止
できる。 (Dレンジ2速→Dレンジ1速) まず、Dレンジ2速からDレンジ1速への変速
は、1−2ソレノイドバルブ13のOFF信号を
ON信号に変える制御信号が出力されることでな
され(2−3ソレノイドバルブ14へはON信
号、3−4ソレノイドバルブ15へはOFF信号
が出力される)、Dレンジ2速で図面下方位置に
あつた1−2シフトバルブ10のスプール210
が図面上方位置へ移動する。 従つて、1−2シフトバルブ10のポート11
0e(ドレーンポート)とポート110fとが連
通し、Dレンジ2速〜Dレンジ4速時に作動圧が
供給されているバンドサーボ17のサーボアプラ
イ圧室317から作動圧をドレーンし、Dレンジ
2速の油路からこのドレーン油路(油路713)
を除いてDレンジ1速油路が形成される。 バンドサーボ17のサーボアブライ圧のドレー
ンは、油路713に設けられているワンウエイボ
ール902を介して直ちに行なわれ、変速要素の
うちロークラツチL/Cのみの作動によりDレン
ジ1速での動力伝達が得られる。 〓ヲ レンジ位置 マニユアルバルブ2がレンジ位置にあるとき
は、ポート102bとポート102cとポート1
02dとが連通し、油路700からのライン圧
が、Dレンジ位置と同様に油路707(Dレンジ
圧油路)に配送されると共に、油路706(レ
ンジ圧油路)に配送され、Dレンジ1速とDレン
ジ2速とDレンジ3速との自動変速と同様の作用
により、レンジ1速レンジ2速←レンジ
3速の自動変速がなされる。 ここで、バツクアツプバルブ8の機能が発揮さ
れるDレンジ3速(またはDレンジ4速)から
レンジ2速への変速時について述べる。 この変速は、エンジンブレーキが作用するモー
ドの変速であつて、変速要素のハンドブレーキ
B/Bが締結され、車輪からの制御力がバンドブ
レーキB/Bのブレーキドラムに、セルフロツク
リーデイング方向(自己締め付け方向)とは逆方
向の弛む方向に作用する。従つて、ライン圧を高
めてバンドブレーキB/Bの締結力を強める必要
がある。 これに対しては、バツクアツプバルブ8のスプ
ール208が4速→3速→2速の変速パターンに
おいて図面右方位置にあるので、Dレンジ位置か
らレンジ位置にマニユアルバルブ2を切り換え
ると、ライン圧が油路706(レンジ圧油路)
と油路711(スロツトル圧に代えてライン圧が
供給される)を経過してプレツシヤモデイフアイ
ヤバルブ6に配送され、スロツトルモデイフアイ
ヤ圧の基圧をスロツトル圧からライン圧に変更す
ることで、プレツシヤレギユレータバルブ1で調
圧されるライン圧の圧力レベルが高められ、バン
ドブレーキB/Bの締結力を強めることができ
る。 また、前述ののようにDレンジ3速(またはD
レンジ4速)からレンジ2速への変速を行なつ
た後、再びアクセルペダルを踏み込んで走行する
ような場合(例えば、山道走行)、アクセルペダ
ルへの踏み込みにより車輪には駆動方向の力が作
用し、バンドブレーキB/Bの締結力を高めてお
く必要性がなくなる。 これに対しては、バツクアツプバルブ8のポー
ト108fにはスロツトル圧が配送されているこ
とで、アクセルペダルの踏み込みにより、スプー
ル208は図面左方に移動し、油路711,71
2に供給されているライン圧がドレーンされ、プ
レツシヤレギユレータバルブ1で調圧されるライ
ン圧を下げることができる。 〓ワ レンジ位置 マニユアルバルブ2がレンジ位置にあるとき
は、ポート102aとポート102bとポート1
02cとポート102dとが連通し、油路700
からのライン圧がレンジ位置と同様に油路70
7(Dレンジ圧油路)と油路706(レンジ圧
油路)に配送されると共に、油路705(レン
ジ圧油路)に配送され、変速要素のうちロークラ
ツチL/CとバンドブレーキB/Bとが締結作動
されている2速状態から、バンドブレーキB/B
が締結解放され、エンジンブレーキが作動して、
ロークラツチL/Cとロー&リバースブレーキL
&R/Bが締結作動されるレンジ1速状態に固
定される。 このレンジ1速では、Dレンジ1速における
油路に、油路705(レンジ圧油路)と油路7
27(ロー&リバースブレーキ減圧油路)と油路
728(ロー&リバースブレーキ圧油路)とを加
えてレンジ1速油路が形成される。 ここで、レンジ位置へのセレクト時における
エンジンブレーキシヨツク対策については、レ
ンジレデユーシングバルブ30によりライン圧を
減圧することで行なわれる。 また、バンドブレーキB/Bとロー&リバース
ブレーキL&R/Bとが同時締結するインターロ
ツクの防止対策としては、油路705を1−2シ
フトバルブ10を介してレンジレデユーシング
バルブ30に接続させることで、バンドブレーキ
B/Bが締結されている2速時には、スプール2
10によるポート閉鎖でライン圧をレンジレデ
ユーシングバルブ30に供給させないようにし、
バンドブレーキB/Bの締結が解放される1速時
にのみライン圧を供給させることで行なつてい
る。 次に、実施例装置の要部を示す第8図により、
その構成を説明する。 油圧制御回路部の構成については、前述の全体
概要説明により行なつたので省略し、ここでは、
ロークラツチL/Cの具体的な構成及びバルブソ
レノイドコントロールを行なうコントロールユニ
ツト50について述べる。 ロークラツチL/Cは、湿式の多板摩擦クラツ
チ構造で、クラツチプレート40、クラツチピス
トン41、ピストン室42を備えている。 クラツチプレート40は、リヤインターナルギ
ヤR2側に回転方向固定された複数のドライブプ
レート140と、第2コネクテイングメンバM2
側に回転方向固定された複数のドリブンプレート
240と、交互に配置された前記両プレート14
0,240間の隙間を締結方向の付勢力により一
定に保つデイシユプレート340とから構成され
ている。 クラツチピストン41は、ピストン室42への
締結圧の供給により、前記クラツチプレート40
に締結力を付与し、クラツチ締結作動を行なわせ
る油圧アクチユエータで、クラツチ締結解除時に
締結圧を排出させる排出手段として、ドレーン孔
141が開孔され、該ドレーン孔141にはクラ
ツチ締結時にドレーン孔141を閉鎖するドリフ
トオンボール241が遊挿されている。 コントロールユニツト50は、車載のマイクロ
コンピユータを用いたものので、入力回路15
0、RAM(ランダム.アクセス.メモリ)25
0、ROM(リード.オンリー.メモリ)350、
CPU(セントラル.プロセシング.ユニツト)4
50、クロツク回路550、出力回路650を備
えている。 入力回路150は、入力センサ51からの入力
信号をCPU450にて演算処理できるデジタル
信号に変換する回路である。 RAM250は、書き込み読み出しのできるメ
モリで、入力信号の一時的書き込みや、CPU4
50での演算途中における情報の書き込みや、
CPU450からの読み出しが行なわれる。 ROM350は、読み出し専用のメモリで、
CPU450での演算処理に必要な情報が予め記
憶されていて、必要に応じてCPU450から読
み出される。 CPU450は、中央演算処理装置で、入力さ
れた各種の情報を定められた処理条件に従つて演
算処理を行なう装置である。 クロツク回路550は、CPU450での演算
処理時間を設定する回路である。 出力回路650は、CPU450での演算結果
信号に基づいて、ソレノイドへ制御信号を出力す
る回路である。 入力センサ51としては、スロツトル開度セン
サ151、車速センサ251、アイドルスイツチ
351、セレクトスイツチ451、エンジン水温
センサ551とを備えている。 スロツトル開度センサ151からは、エンジン
のスロツトル開度(アクセル開度ともいう)に応
じたスロツトル開度信号(θ)が出力される。 車速センサ251からは、車速Vに応じた車速
信号(v)が出力され、この車速信号(v)と前記スロツ
トル開度信号(θ)とは、各ソレノイドバルブ1
3,14,15に対して、変速指令信号を出力す
る場合の入力信号として用いられる。 尚、シフトスケジユールテーブルは、車速とス
ロツトル開度との関係表として予めROM350
に記憶されていて、CPU450にて変速制御の
処理を行なう毎にテーブルルツクアツプされ、そ
の処理時の車速信号(v)及びスロツトル開度信号
(θ)とシフトスケジユールテーブルとの対比に
より、現状のままの制御信号を出力するか、変速
指令信号を出力するかの判断が行なわれ、変速指
令信号のうち4速→3速及び4速→2速の変速指
令信号は、実施例のロークラツチタイミングバル
ブ制御において、制御基準時として用いられる。 アイドルスイツチ351からは、アクセルペダ
ルから足を離した時(パワーオフ状態)にON信
号で、アクセルペダルを踏み込んでいる時(パワ
ーオン状態)にOFF信号のアイドル信号(i)が出
力され、ロークラツチL/Cの締結時にクラツチ
回転数が高回転かどうか(パワーオン状態であれ
ば高回転とみなす)の検知手段として用いられ
る。 セレクトスイツチ451からは、Nレンジ(R
レンジ,Pレンジ)からDレンジ(レンジ,
レンジ)にセレクト操作した時に、スイツチ信号
(s)が出力され、低油温発進時に行なうバルブ制御
の発進時を知る検出手段として用いられる。 エンジン水温センサ551からは、エンジン水
温に応じた水温信号(t)が出力され、トランスミツ
シヨンオイルの油温を間接的に検出する検出手段
として用いられる。 次に、実施例装置の制御作動について説明す
る。 (イ) Nレンジ位置(R,Pレンジ位置を含む)か
らDレンジ位置(,レンジ位置を含む)へ
のセレクト時 この時のコントロールユニツト50での制御
作動を、第9図に示すフローチヤート図により
説明する。 まず、N,R,Pレンジ位置では、ロークラ
ツチソレノイドバルブ23に対してOFF信号
(ロークラツチ圧第1バイパス油路722を開
いた状態)が出力されていて、各ソレノイドバ
ルブ13,14,15に対しては、1速状態が
得られる信号が予め出力されている。 従つて、セレクト操作により、マニユアルバ
ルブ2をD,I,レンジ位置に移動させる
と、ロークラツチ圧油路717をライン圧が経
過してロークラツチL/Cが締結されるもので
あるが、この時のライン圧経路を、エンジン水
温センサ551からの水温信号(t)が設定水温以
上か以下によつて異ならせている。 Nレンジ位置からDレンジ位置へのセレクト
時であつて、水温信号(t)が設定水温(例えば40
℃)以上を示す信号の場合は、ステツプ2000→
ステツプ2001→ステツプ2002→ステツプ2003へ
と進み、ロークラツチソレノイドバルブ23に
対しては、第10図に示すように、セレクト時
からOFF信号のままデイレイ時間T1を経過し
た後、ON信号に変わる制御信号が出力され
る。 また、Nレンジ位置からDレンジ位置へのセ
レクト時であつて、水温信号(t)が設定水温以下
を示す信号の場合は、ステツプ2000→ステツプ
2001→ステツプ2002→ステツプ2004へと進み、
ロークラツチソレノイドバルブ23に対して
は、第11図に示すように、セレクト後も
OFF信号のままの制御信号が出力される。 従つて、発進時にエンジン水温が高い場合
(この時はトランスミツシヨンオイルの油温も
高い)、デイレイ時間T1だけロークラツチ圧第
1バイパス油路722が開かれたままで、その
後は、オリフイス811,815,816を経
過して作動油の供給がなされる。 このように、セレクト時からデイレイ時間
T1の経過後にロークラツチ圧第1バイパス油
路722を閉じるようにしたことで、ロークラ
ツチ圧が締結圧直前の圧力まで達する時間を短
かくすることができ、セレクト時から直ちにロ
ークラツチ圧第1バイパス油路722を閉じる
場合のように、ロークラツチ圧の立上り遅れに
よる大幅なセレクトタイムラグを防止できる
し、また、ロークラツチ圧が締結直前の圧力か
ら締結圧まで立ち上がる領域では、オリフイス
811,815,816を経過して作動油の供
給がなされることで、ロークラツチL/Cの締
結によるセレクトシヨツクも低減させることが
でき、セレクトタイムラグ防止とセレクトシヨ
ツク低減の両立を図り得る。 また、発進時にエンジン水温が低い場合、ロ
ークラツチ圧第1バイパス油路722は、開放
されたままであるので、オリフイス811,8
15,816の全てをバイパスして作動油がピ
ストン室42に供給され、高粘性のトランスミ
ツシヨンオイルがオリフイス811,815,
816を介して供給される場合のような、ロー
クラツチ圧の立ち上り遅れで発進までに数秒以
上を要するような事態を回避できる。 (ロ) Dレンジ4速からDレンジ3速への変速時こ
の時のコントロールユニツト50での制御作動
を、第12図に示すフローチヤート図により説
明する。 Dレンジ4速からDレンジ3速への変速時で
あつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開度ゼロ
を示す信号の場合は、ステツプ2005→ステツプ
2006→ステツプ2007→ステツプ2008へと進み、
ロークラツチソレノイドバルブ23に対して
は、第13図に示すように、4→3変速指令信
号と同時にON信号からOFF信号に切り換わる
制御信号が出力される。 尚、この4→3変速指令時においては、シフ
トバルブを作動させる変速制御も行なわれるも
ので、車速センサ251からの車速信号(v)
が、60Km/h以下を示す信号であれば、1−2
ソレノイドバルブ13と3−4ソレノイドバル
ブ15への変速制御信号により、4速→1速→
3速へ移行する変速制御がなされ、3速に応じ
たエンジン回転数まで1速状態を経過させるこ
とで、短時間に上昇させるようにし、車速信号
(v)が、60Km/h以上を示す信号であれば、3−
4ソレノイドバルブ15への変速制御信号によ
り、4速→3速へ移行する変速制御がなされ
る。 また、Dレンジ4速からDレンジ3速への変
速時であつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開
度ゼロ以外(アクセルペダルが踏み込まれた状
態)を示す信号の場合は、ステツプ2005→ステ
ツプ2006→2007→ステツプ2009へと進み、ロー
クラツチソレノイドバルブ23に対しては、第
14図に示すように、4→3変速指令時からデ
イレイ時間T2まではON信号のままで、デイレ
イ時間T2の経過後、OFF信号に変わる制御信
号が出力される。 尚、この4→3変速指令時においては、シフ
トバルブを作動させる変速制御も行なわるもの
で、3−4ソレノイドバルブ15に対して、4
→3変速指令時からデイレイ時間T3(T3<T2)
経過した後、ON信号からOFF信号に変わる変
速制御信号が出力され、4速から3速へのパワ
ーオン・ダウンシフト時の変速シヨツクを変速
タイミングを遅らせることで低減させている。 従つて、Dレンジ4速からDレンジ3速への
自動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでい
ない場合は、ライン圧が低圧で変速シヨツクが
小さい状態であるため、4→3変速指令と同時
にロークラツチ第1バイパス油路722を開
き、早いタイミングでロークラツチL/Cを締
結させることで、エンジンブレーキの作動の大
幅な遅れを防止するようにしている。 また、Dレンジ4速からDレンジ3速への自
動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでいる
場合は、変速シヨツク対策として3−4シフト
バルブ12の作動を時間的に遅らせる(デイレ
イ時間T3)と共に、3−4シフトバルブ12
の作動後、所定の時間(T2−T3)はロークラ
ツチ第1バイパス油路722を閉じ、オリフイ
ス811,816を経過させて作動油を供給
し、さらに、4→3変速指令時からデイレイ時
間T2を経過した後は、オリフイス811,8
15,816を全てバイパスさせて作動油の供
給がなされる。 このように、3−4シフトバルブ12の作動
後、所定時間はオリフイス811,816を経
過させて作動油を供給するのはロークラツチ
L/Cの締結シヨツクを緩和させるためである
が、ロークラツチL/Cの締結末期においてオ
リフイス811,815,816を全てバイパ
スさせて作動油を供給するのは、高回転時にロ
ークラツチL/Cのドリフトオンボール241
に加わる遠心力で油がドレーン孔141からリ
ークしてしまい、ピストン室42へ作動油が供
給されているにもかかわらず、ピストン室42
内の油圧がリークにより締結圧まで立ち上がら
ず、ロークラツチL/Cが半締結状態のままに
なつてしまうのを防止するためである。 つまり、ピストン室42内の油圧を急に立ち
上がらせると共に、油量の増大で確実にドリフ
トオンボール241をドレーン孔141に閉鎖
させ、ロークラツチL/Cの締結圧の確保を図
つている。 (ハ) Dレンジ4速からDレンジ2速への変速時こ
の時のコントロールユニツト50での制御作動
を、第15図に示すフローチヤート図により説
明する。 Dレンジ4速からDレンジ2速への変速時で
あつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開度ゼロ
を示す信号の場合は、ステツプ2010→ステツプ
2011→ステツプ2012→ステツプ2013へと進み、
ロークラツチソレノイドバルブ23に対して
は、第16図に示すように、4→2変速指令信
号と同時にON信号からOFF信号に切り換わる
制御信号が出力される。 尚、この4→2変速指令時においては、2−
3ソレノイドバルブ13と3−4ソレノイドバ
ルブ15への変速制御信号により、4→2変速
指令信号と同時に4速から2速へ移行する変速
制御がなされる。 また、Dレンジ4速からDレンジ2速への変
速時であつて、スイツチ信号(i)がスロツトル開
度ゼロ以外(アクセルペダルが踏み込まれた状
態)を示す信号の場合は、ステツプ2010→ステ
ツプ2011→ステツプ2012→ステツプ2014へと進
み、ロークラツチソレノイドバルブ23に対し
ては、第17図に示すように、4→2変速指令
時からデイレイ時間T4まではON信号のまま
で、デイレイ時間T4の経過後、OFF信号に変
わる制御信号が出力される。 尚、このパワーオン状態での4→2変速指令
時においては、前述のパワーオフ状態での変速
制御とは異なる変速制御が行なわれるもので、
3−4ソレノイドバルブ15に対して、4→2
変速指令時からデイレイ時間T5(T5<T4)経
過した後、ON信号からOFF信号に変わる変速
制御信号が出力され、さらに4→2変速指令時
からデイレイ時間T6(T6<T4)経過した後、
1−2ソレノイドバルブ13及び2−3ソレノ
イドバルブ14に対し、OFF信号からON信号
に変わる変速制御信号が出力され、さらにデイ
レイ時間T6に加えてデイレイ時間T7が経過し
た後、1−2ソレノイドバルブ13に対し、
ON信号からOFF信号に変わる変速制御信号が
出力される。つまり、変速制御としては、4速
→(4速)→3速→1速→2速へと移行する変
速制御がなされ、変速シヨツク対策が図られて
いる。 従つて、Dレンジ4速からDレンジ2速への
自動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでい
ない場合は、4→3変速時と同様に、4→2変
速指令と同時にロークラツチ第1バイパス油路
722を開き、早いタイミングでロークラツチ
L/Cを締結させることで、エンジンブレーキ
の作動の大幅な遅れを防止するようにしてい
る。 また、Dレンジ4速からDレンジ2速への自
動変速時で、アクセルペダルを踏み込んでいる
場合は、4→3変速時と同様に、変速シヨツク
防止と、ロークラツチL/Cの締結圧確保を図
つている。 以上、本発明の実施例を図面により詳述して
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
における設計変更等があつても本発明に含まれ
る。 例えば、実施例では油路開閉信号発生手段と
してソレノイドバルブ構造のロークラツチソレ
ノイドバルブを示したが、スプールバルブ構造
の手段であつても、さらに、油路開閉手段とし
てのロークラツチタイミングバルブを直接作動
させるソレノイドアクチユエータ等であつても
よい。 また、実施例では、低油温信号や自動変速信
号をセンサ等による電気信号で得る例を示した
が、例えば、低油温信号を油路抵抗の大きなチ
ヨークを用いて、油圧信号により得るようにし
たものであつてもよいし、変速信号を油圧信号
により得るようにしてもよい。 また、油路開閉手段を作動させる時期を遅ら
せるデイレイ時間も、油圧作動によるデイレイ
バルブ等を用いて行なわせてもよい。 (発明の効果) 以上説明してきたように本発明の自動変速機の
油圧制御装置にあつては、低速段クラツチ圧油路
の途中に直列の位置関係で設けられた第1オリフ
イスおよび第2オリフイスを共にバイパスする第
1バイパス油路と、第2オリフイスのみをバイパ
スする第2バイパス油路と、第1バイパス油路に
設けられた第1油路開閉弁と、第1油路開閉弁
を、スロツトル開度信号に基づきスロツトル開度
が小の領域で開きスロツトル開度が大の領域で閉
じる第1油路開閉制御手段と、第2バイパス油路
に設けられた第2油路開閉弁と、第2油路開閉弁
を、車速信号に基づき低車速側で開き高車速側で
閉じる第2油路開閉制御手段とを備えた構成とし
たため、車速とスロツトル開度に基づき絞り効果
の異なる3段階の油圧立ち上がり特性を得ること
ができ、これによつて低速段クラツチ圧が締結さ
れる様々な状況に対し最適なクラツチ締結制御を
達成できという効果が得られる。
第1図は本発明の自動変速機の油圧制御装置を
示すクレーム概念図、第2図は実施例の油圧制御
装置を適用した自動変速機の動力伝達機構を示す
スケルトン図、第3図は実施例装置を適用した自
動変速機の油圧回路図、第4図はライン圧特性線
図、第5図はスロツトル圧特性線図、第6図はス
ロツトルモデイフアイヤ圧特性線図、第7図はア
キユムレータ圧特性線図、第8図は実施例装置の
要部を示す図、第9図は発進時におけるコントロ
ールユニツトでの制御作動の流れを示すフローチ
ヤート図、第10図及び第11図は発進時におけ
る制御信号のタイムチヤート図、第12図は4−
3自動変速時におけるコントロールユニツトでの
制御作動の流れを示すフローチヤート図、第13
図及び第14図は4−3自動変速時における制御
信号のタイムチヤート図、第15図は4−2自動
変速時におけるコントロールユニツトでの制御作
動の流れを示すフローチヤート図、第16図及び
第17図は4−2自動変速時における制御信号の
タイムチヤート図、第18図は従来の自動変速機
の油圧制御装置の要部を示す図である。 a…低速段クラツチ、b…シフト弁、c…低速
段クラツチ圧油路、d…第1オリフイス、e…第
2オリフイス、f…第1バイパス油路、g…第2
バイパス油路、h…第1油路開閉弁、i…第1油
路開閉制御手段、j…第2油路開閉弁、k…第2
油路開閉制御手段、l…タイマ。
示すクレーム概念図、第2図は実施例の油圧制御
装置を適用した自動変速機の動力伝達機構を示す
スケルトン図、第3図は実施例装置を適用した自
動変速機の油圧回路図、第4図はライン圧特性線
図、第5図はスロツトル圧特性線図、第6図はス
ロツトルモデイフアイヤ圧特性線図、第7図はア
キユムレータ圧特性線図、第8図は実施例装置の
要部を示す図、第9図は発進時におけるコントロ
ールユニツトでの制御作動の流れを示すフローチ
ヤート図、第10図及び第11図は発進時におけ
る制御信号のタイムチヤート図、第12図は4−
3自動変速時におけるコントロールユニツトでの
制御作動の流れを示すフローチヤート図、第13
図及び第14図は4−3自動変速時における制御
信号のタイムチヤート図、第15図は4−2自動
変速時におけるコントロールユニツトでの制御作
動の流れを示すフローチヤート図、第16図及び
第17図は4−2自動変速時における制御信号の
タイムチヤート図、第18図は従来の自動変速機
の油圧制御装置の要部を示す図である。 a…低速段クラツチ、b…シフト弁、c…低速
段クラツチ圧油路、d…第1オリフイス、e…第
2オリフイス、f…第1バイパス油路、g…第2
バイパス油路、h…第1油路開閉弁、i…第1油
路開閉制御手段、j…第2油路開閉弁、k…第2
油路開閉制御手段、l…タイマ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 前進変速段のうち最高変速段以外で締結され
る低速段クラツチと、 前記低速段クラツチのピストン室に連通し、締
結時にシフト弁からのライン圧が供給される低速
段クラツチ圧油路と、 前記低速段クラツチ圧油路の途中に直列の位置
関係で設けられた第1オリフイスおよび第2オリ
フイスと、 前記第1オリフイスおよび第2オリフイスを共
にバイパスする第1バイパス油路と、 前記第2オリフイスのみをバイパスする第2バ
イパス油路と、 前記第1バイパス油路に設けられた第1油路開
閉弁と、 前記第1油路開閉弁を、スロツトル開度信号に
基づきスロツトル開度が小の領域で開きスロツト
ル開度が大の領域で閉じる第1油路開閉制御手段
と、 前記第2バイパス油路に設けられた第2油路開
閉弁と、 前記第2油路開閉弁を、車速信号に基づき低車
速側で開き高車速側で閉じる第2油路開閉制御手
段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の油圧
制御装置。 2 前記低速段クラツチがクラツチピストンにド
リフトオンボールを有するクラツチであり、 前記第1油路開閉制御手段は、低速段クラツチ
が解放から締結に移行する中立位置から前進走行
位置へのセレクト時で油温の高い時およびアクセ
ルを踏み込んだ状態でのダウンシフト時、所定の
遅れ時間を経過してから第1油路開閉弁を閉から
開へと切り換えるタイマを有することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の自動変速機の油圧
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60222436A JPS6283535A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60222436A JPS6283535A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6283535A JPS6283535A (ja) | 1987-04-17 |
| JPH0512579B2 true JPH0512579B2 (ja) | 1993-02-18 |
Family
ID=16782363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60222436A Granted JPS6283535A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6283535A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5088357A (en) * | 1990-01-25 | 1992-02-18 | Mazda Motor Corporation | Automatic transmission control system |
-
1985
- 1985-10-05 JP JP60222436A patent/JPS6283535A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6283535A (ja) | 1987-04-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |