JPH05148530A - 加熱炉の搬送ロール - Google Patents
加熱炉の搬送ロールInfo
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- JPH05148530A JPH05148530A JP30803991A JP30803991A JPH05148530A JP H05148530 A JPH05148530 A JP H05148530A JP 30803991 A JP30803991 A JP 30803991A JP 30803991 A JP30803991 A JP 30803991A JP H05148530 A JPH05148530 A JP H05148530A
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- Japan
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- shaft
- roll
- roll member
- heating furnace
- heat
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送ロールの外周側に耐熱,耐酸化性の部材
を使用し、かつ熱歪みを緩衝することで、熱処理を施す
ワークへのスケールの付着防止とロール自体の耐久性の
向上を図る。 【構成】 加熱炉内の搬送経路に直交して回動可能に形
成された軸と、この軸の外周側に装着されたロール部材
とを備え、前記ロール部材は、少なくともCr,Fe,
Mo,Co,W,およびCを含有するNi基合金から形
成され、かつ前記軸に対しその長手方向に伸縮可能に支
持されている。また上記ロール部材は、上記軸に対しそ
の径方向に伸縮可能に支持されている。
を使用し、かつ熱歪みを緩衝することで、熱処理を施す
ワークへのスケールの付着防止とロール自体の耐久性の
向上を図る。 【構成】 加熱炉内の搬送経路に直交して回動可能に形
成された軸と、この軸の外周側に装着されたロール部材
とを備え、前記ロール部材は、少なくともCr,Fe,
Mo,Co,W,およびCを含有するNi基合金から形
成され、かつ前記軸に対しその長手方向に伸縮可能に支
持されている。また上記ロール部材は、上記軸に対しそ
の径方向に伸縮可能に支持されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱炉にてワークを搬
送する耐熱性に優れた搬送ロールに関する。
送する耐熱性に優れた搬送ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属材料あるいは金属加工物に
加熱処理を施す場合に、例えば板状,棒状等で比較的大
型のワークでは、ワークを連続的に搬送しながら所定温
度まで昇温して熱処理を施す、所謂ローラーハース型等
の加熱炉が使用されることがある。
加熱処理を施す場合に、例えば板状,棒状等で比較的大
型のワークでは、ワークを連続的に搬送しながら所定温
度まで昇温して熱処理を施す、所謂ローラーハース型等
の加熱炉が使用されることがある。
【0003】従来より、このようなローラーハース型等
の搬送式の加熱炉では、炉内にてワークを搬送するの
に、モーター等の駆動手段により回動する複数の搬送ロ
ールが用いられている。この搬送ロールは通常、耐熱性
と耐荷重性とを考慮して機械構造用CrーMo鋼等の材
料からなり、搬送経路に直交して回動可能に配設された
軸と、この軸と一体に形成され、もしくは軸の外周側に
環着された円柱状のロール部材とから構成されていた。
の搬送式の加熱炉では、炉内にてワークを搬送するの
に、モーター等の駆動手段により回動する複数の搬送ロ
ールが用いられている。この搬送ロールは通常、耐熱性
と耐荷重性とを考慮して機械構造用CrーMo鋼等の材
料からなり、搬送経路に直交して回動可能に配設された
軸と、この軸と一体に形成され、もしくは軸の外周側に
環着された円柱状のロール部材とから構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
搬送ロールでは、加熱処理によってワークから析出して
くるバインダー等の酸化物が、ワークに当接するロール
部材の外周面にスケールとして付着するとともにワーク
による荷重および摺動によりロール部材表面に浸透し、
長期に渡る運転ではロール部材の外周面が荒れて平滑度
が低下し、これによりワーク表面に微細な傷付が発生す
るといった問題があった。そのため、ときに加熱炉を停
止してロール部材の表面を清掃しなければならないとい
う手間をも要していた。さらに、このようなロール部材
に比較的硬度が高く、かつ耐熱,耐酸化性に富む材料を
使用しようとすると、軸との熱歪みとの相違から搬送ロ
ールを構成するうえでその強度低下を招くという問題も
あった。
搬送ロールでは、加熱処理によってワークから析出して
くるバインダー等の酸化物が、ワークに当接するロール
部材の外周面にスケールとして付着するとともにワーク
による荷重および摺動によりロール部材表面に浸透し、
長期に渡る運転ではロール部材の外周面が荒れて平滑度
が低下し、これによりワーク表面に微細な傷付が発生す
るといった問題があった。そのため、ときに加熱炉を停
止してロール部材の表面を清掃しなければならないとい
う手間をも要していた。さらに、このようなロール部材
に比較的硬度が高く、かつ耐熱,耐酸化性に富む材料を
使用しようとすると、軸との熱歪みとの相違から搬送ロ
ールを構成するうえでその強度低下を招くという問題も
あった。
【0005】そこで本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たもので、長期間に渡る運転においてもスケールが付着
しにくく、かつ耐久性に優れた加熱炉の搬送ロールを提
供することを目的としている。
たもので、長期間に渡る運転においてもスケールが付着
しにくく、かつ耐久性に優れた加熱炉の搬送ロールを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の加熱炉の搬送ロールでは、加熱処理を施す
べきワークを搬送する加熱炉内の搬送経路に設けられ、
前記搬送経路に直交して回動可能に形成された軸と、こ
の軸の外周側に装着されたロール部材とを備え、前記ロ
ール部材は、少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,
およびCを含有するNi基合金から形成され、かつ前記
軸に対しその長手方向に伸縮可能に支持されていること
を特徴としている。
に、本発明の加熱炉の搬送ロールでは、加熱処理を施す
べきワークを搬送する加熱炉内の搬送経路に設けられ、
前記搬送経路に直交して回動可能に形成された軸と、こ
の軸の外周側に装着されたロール部材とを備え、前記ロ
ール部材は、少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,
およびCを含有するNi基合金から形成され、かつ前記
軸に対しその長手方向に伸縮可能に支持されていること
を特徴としている。
【0007】また、ロール部材の軽量化を図って熱容量
を低減させるべく、上記ロール部材は、筒状であっても
よい。
を低減させるべく、上記ロール部材は、筒状であっても
よい。
【0008】さらに、軸に対する熱歪みを低減させるた
めに、上記ロール部材が筒状であって、かつ上記軸と上
記ロール部材との空隙には、耐熱性を有する断熱材が充
填されていることが好ましい。
めに、上記ロール部材が筒状であって、かつ上記軸と上
記ロール部材との空隙には、耐熱性を有する断熱材が充
填されていることが好ましい。
【0009】また、ロール部材と軸との径方向における
熱歪みを緩衝するために、上記各態様において上記ロー
ル部材は、上記軸に対しその径方向に伸縮可能に支持さ
れていることを特徴としている。
熱歪みを緩衝するために、上記各態様において上記ロー
ル部材は、上記軸に対しその径方向に伸縮可能に支持さ
れていることを特徴としている。
【0010】
【作用】ワークに当接してワークを実質的に移動させる
ロール部材は、少なくともCr,Fe,Mo,Co,
W,およびCを含有するNi基合金から形成されている
から、スケール等の焼き付きによる付着や浸透がなく、
長期間に渡りその表面の平滑度が保持され、したがって
ワーク表面における傷付の発生がない。また、上記ロー
ル部材は、軸に対してその長手方向に伸縮自在に支持さ
れているから、軸と筒状部材とが異なる材料であっても
各々の長手方向への膨張収縮が規制されず、温度変化に
ともなう材料中の長手方向の応力集中が回避され、搬送
ロール自体の耐久性が向上する。
ロール部材は、少なくともCr,Fe,Mo,Co,
W,およびCを含有するNi基合金から形成されている
から、スケール等の焼き付きによる付着や浸透がなく、
長期間に渡りその表面の平滑度が保持され、したがって
ワーク表面における傷付の発生がない。また、上記ロー
ル部材は、軸に対してその長手方向に伸縮自在に支持さ
れているから、軸と筒状部材とが異なる材料であっても
各々の長手方向への膨張収縮が規制されず、温度変化に
ともなう材料中の長手方向の応力集中が回避され、搬送
ロール自体の耐久性が向上する。
【0011】また、上記ロール部材が筒状に形成されて
いると、ロール部材の軽量化とともに熱容量の低減が図
られ、熱歪みによる軸への応力の影響が少なく、かつ軸
への伝熱も減少し、したがって搬送ロールの耐久性が向
上する。さらに、上記ロール部材が筒状であって、かつ
上記軸と上記ロール部材との空隙に、耐熱性を有する断
熱材が充填されていると、軸自体の熱歪みがさらに低減
される。
いると、ロール部材の軽量化とともに熱容量の低減が図
られ、熱歪みによる軸への応力の影響が少なく、かつ軸
への伝熱も減少し、したがって搬送ロールの耐久性が向
上する。さらに、上記ロール部材が筒状であって、かつ
上記軸と上記ロール部材との空隙に、耐熱性を有する断
熱材が充填されていると、軸自体の熱歪みがさらに低減
される。
【0012】また、上記各態様において上記ロール部材
が、上記軸に対しその径方向に伸縮可能に支持されてい
ると、ロール部材と軸との径方向における熱歪みが緩衝
され、搬送ロールの耐久性がさらに向上する。
が、上記軸に対しその径方向に伸縮可能に支持されてい
ると、ロール部材と軸との径方向における熱歪みが緩衝
され、搬送ロールの耐久性がさらに向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る加熱炉の搬送ロール(以
下単にロールという。)の実施例を図1〜図4に基づい
て説明する。
下単にロールという。)の実施例を図1〜図4に基づい
て説明する。
【0014】本発明の第一の実施例が図1〜図3に示さ
れている。これによればロール1Aは、軸1とこの軸1
の外周側に装着されたロール部材2とから、主に構成さ
れたものである。このロール1Aは、図示しないが、例
えば板状,棒状の中間製品や各種形状加工された部品等
で加熱処理を施すワークを、加熱炉にて搬送するために
加熱炉内の搬送経路に設けられ、したがって軸1も前記
搬送経路に直交して回動可能に配設されるもので、その
両端は各々軸受け(図示せず)によって支持されるよう
になっている。
れている。これによればロール1Aは、軸1とこの軸1
の外周側に装着されたロール部材2とから、主に構成さ
れたものである。このロール1Aは、図示しないが、例
えば板状,棒状の中間製品や各種形状加工された部品等
で加熱処理を施すワークを、加熱炉にて搬送するために
加熱炉内の搬送経路に設けられ、したがって軸1も前記
搬送経路に直交して回動可能に配設されるもので、その
両端は各々軸受け(図示せず)によって支持されるよう
になっている。
【0015】さらに、軸1は、装置の軽量化を図り、か
つ熱容量を低減させるるべく中空の管材から構成されて
いるのが好ましく、また、搬送されるワークに直接接触
することがないので主に耐荷重性と耐熱性と有していれ
ばよく、加工性を考慮して例えば機械構造用炭素鋼,ス
テンレス鋼鋼管などにより形成されている。
つ熱容量を低減させるるべく中空の管材から構成されて
いるのが好ましく、また、搬送されるワークに直接接触
することがないので主に耐荷重性と耐熱性と有していれ
ばよく、加工性を考慮して例えば機械構造用炭素鋼,ス
テンレス鋼鋼管などにより形成されている。
【0016】他方、上記ロール部材2は、軸1の回動に
同伴して回動し、実質的にワークに当接してワークを搬
送するものであり、耐熱性と耐酸化性、ならびに耐荷重
性と耐磨耗性の点から、少なくともCr,Fe,Mo,
Co,W,およびCを含有するNi基合金、所謂ハステ
ロイ(商標名)により形成されている。また、とくに1
200°程度の酸性高温雰囲気における長時間運転に対
応すべく、その副成分が主にCr;20.50〜23.
00%,Fe;17.00〜20.00%,Mo;8.
00〜10.00%,Co;0.50〜2.50%,
W;0.20〜1.00%,C;0.05〜0.15%
であるNi基合金が好ましい。
同伴して回動し、実質的にワークに当接してワークを搬
送するものであり、耐熱性と耐酸化性、ならびに耐荷重
性と耐磨耗性の点から、少なくともCr,Fe,Mo,
Co,W,およびCを含有するNi基合金、所謂ハステ
ロイ(商標名)により形成されている。また、とくに1
200°程度の酸性高温雰囲気における長時間運転に対
応すべく、その副成分が主にCr;20.50〜23.
00%,Fe;17.00〜20.00%,Mo;8.
00〜10.00%,Co;0.50〜2.50%,
W;0.20〜1.00%,C;0.05〜0.15%
であるNi基合金が好ましい。
【0017】そして、上記ロール部材2は、その軽量化
とともに熱容量の低減を図るべく、筒状であって軸1に
対する外套体に形成されている。また、このロール部材
2と上記軸1との空隙には、ロール部材2が昇温した時
に軸1への熱伝達量を減少させて軸1の熱歪みを少なく
するために、セラミックファイバーやグラスウール等の
耐熱性の断熱材10が充填されている。
とともに熱容量の低減を図るべく、筒状であって軸1に
対する外套体に形成されている。また、このロール部材
2と上記軸1との空隙には、ロール部材2が昇温した時
に軸1への熱伝達量を減少させて軸1の熱歪みを少なく
するために、セラミックファイバーやグラスウール等の
耐熱性の断熱材10が充填されている。
【0018】ところで、上記Ni基合金からなるロール
部材2は、図1に示されるように円筒状に形成されたも
のであるが、図中、左方に位置するその一端部が、ドー
ナツ状のディスク3aによって軸1に固定されている。
また、このディスク3aも、ロール部材2と同様の少な
くともCr,Fe,Mo,Co,W,およびCを含有す
るNi基合金から形成されている。
部材2は、図1に示されるように円筒状に形成されたも
のであるが、図中、左方に位置するその一端部が、ドー
ナツ状のディスク3aによって軸1に固定されている。
また、このディスク3aも、ロール部材2と同様の少な
くともCr,Fe,Mo,Co,W,およびCを含有す
るNi基合金から形成されている。
【0019】そして、ロール部材2の他端部、すなわち
図1の右方の端部は、このロール部材2に固定されたカ
ラー7aと、軸1に固定されたカラー6aとにより軸1
に対してその長手方向に伸縮可能に支持されている。こ
れらカラー6a,7aは、図2および図3に示されるよ
うに、ロール部材2に軸1の回動を伝達し、かつ温度変
化による軸1とロール部材2との線膨張率の相違を緩衝
すべく、軸線に垂直な断面形状において、相互に凹凸嵌
合を形成する凹部と凸部とを各々に備えたドーナツ状の
ものとなっている。さらに両カラー6a,7aは、相互
に比較的緩い嵌合状態であって、またその嵌合状態を保
持するために同一材料から形成されているのが好まし
い。尚、符号8,9は、安全上軸1側に取り付けられた
ストッパーである。
図1の右方の端部は、このロール部材2に固定されたカ
ラー7aと、軸1に固定されたカラー6aとにより軸1
に対してその長手方向に伸縮可能に支持されている。こ
れらカラー6a,7aは、図2および図3に示されるよ
うに、ロール部材2に軸1の回動を伝達し、かつ温度変
化による軸1とロール部材2との線膨張率の相違を緩衝
すべく、軸線に垂直な断面形状において、相互に凹凸嵌
合を形成する凹部と凸部とを各々に備えたドーナツ状の
ものとなっている。さらに両カラー6a,7aは、相互
に比較的緩い嵌合状態であって、またその嵌合状態を保
持するために同一材料から形成されているのが好まし
い。尚、符号8,9は、安全上軸1側に取り付けられた
ストッパーである。
【0020】このように構成されたロールは、通常、加
熱炉内の搬送経路(図示せず)に直交して複数配設され
ている。その場合、軸1の両端が回動自在に支持され、
かつ図示しないが別途設けられた駆動手段によって所定
方向へ回転させられる。そして、この軸1の外周側に装
着されたロール部材2は、一端部がディスク3aにて軸
1に固定され、また他端部が、ロール部材2に固定され
たカラー7aと軸1に固定されたカラー6aとの嵌合に
より結合されているので、軸1の回動にともなって回動
し、炉内へ投入されたワークは搬送経路に沿って移動さ
せられ、炉内を通過中に加熱処理が施される。
熱炉内の搬送経路(図示せず)に直交して複数配設され
ている。その場合、軸1の両端が回動自在に支持され、
かつ図示しないが別途設けられた駆動手段によって所定
方向へ回転させられる。そして、この軸1の外周側に装
着されたロール部材2は、一端部がディスク3aにて軸
1に固定され、また他端部が、ロール部材2に固定され
たカラー7aと軸1に固定されたカラー6aとの嵌合に
より結合されているので、軸1の回動にともなって回動
し、炉内へ投入されたワークは搬送経路に沿って移動さ
せられ、炉内を通過中に加熱処理が施される。
【0021】このとき、加熱炉内が例えば1000°〜
1200°まで昇温されると、ワーク中に含有される酸
化したバインダー等の異物が析出することもあるが、ワ
ークに当接してワークを実質的に移動させるロール部材
2は、少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,および
Cを含有するNi基合金から形成されているから、スケ
ールの焼き付きによる付着や浸透がなく、長期間に渡る
運転においてもその表面の平滑度を保持することがで
き、したがって、ワーク表面における傷付の発生もな
い。
1200°まで昇温されると、ワーク中に含有される酸
化したバインダー等の異物が析出することもあるが、ワ
ークに当接してワークを実質的に移動させるロール部材
2は、少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,および
Cを含有するNi基合金から形成されているから、スケ
ールの焼き付きによる付着や浸透がなく、長期間に渡る
運転においてもその表面の平滑度を保持することがで
き、したがって、ワーク表面における傷付の発生もな
い。
【0022】また、このロール部材2は筒状に形成さ
れ、さらにロール部材雄2と上記軸1との空隙には耐熱
性の断熱材10が充填されているので、ロール部材2が
上記高温に昇温した時にも軸1への熱伝達量を減少さ
せ、軸1の熱歪みを少なくすることができる。さらに、
ロール部材2は、上記他端部である図1の右方の端部
が、軸線に垂直な断面形状において、凹凸嵌合をなす凹
部が形成されたカラー6aと、これに嵌合する凸部が形
成されたカラー7aとにより、軸1に対してその長手方
向に伸縮可能に支持されているから、ロール部材2が軸
1と異種材料によって形成されていても、各々の長手方
向への膨張収縮が規制されず、温度変化にともなう材料
中の応力の集中を回避することができ、ロールの破損を
招くこともなくロール自体の耐久性を向上させることが
できる。
れ、さらにロール部材雄2と上記軸1との空隙には耐熱
性の断熱材10が充填されているので、ロール部材2が
上記高温に昇温した時にも軸1への熱伝達量を減少さ
せ、軸1の熱歪みを少なくすることができる。さらに、
ロール部材2は、上記他端部である図1の右方の端部
が、軸線に垂直な断面形状において、凹凸嵌合をなす凹
部が形成されたカラー6aと、これに嵌合する凸部が形
成されたカラー7aとにより、軸1に対してその長手方
向に伸縮可能に支持されているから、ロール部材2が軸
1と異種材料によって形成されていても、各々の長手方
向への膨張収縮が規制されず、温度変化にともなう材料
中の応力の集中を回避することができ、ロールの破損を
招くこともなくロール自体の耐久性を向上させることが
できる。
【0023】次に、図4に示されるロールは、第二の実
施例であり、上述の第一の実施例におけるロール部材2
の一端部が、軸1およびロール部材2の双方に固定され
た図1のディスク3aに替えて、軸1側にのみ固定され
たディスク3bと、ロール部材2の内周側に固定された
ドーナツ状のディスク5と、これらディスク3bおよび
ディスク5を緊結するねじ4a,4bとが設けられてい
る。
施例であり、上述の第一の実施例におけるロール部材2
の一端部が、軸1およびロール部材2の双方に固定され
た図1のディスク3aに替えて、軸1側にのみ固定され
たディスク3bと、ロール部材2の内周側に固定された
ドーナツ状のディスク5と、これらディスク3bおよび
ディスク5を緊結するねじ4a,4bとが設けられてい
る。
【0024】またこの場合、上記ディスク3bは、軸1
と同様かもしくはそれに近い例えばステンレス鋼により
形成され、他方のディスク5は、ロール部材2と同様の
少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,およびCを含
有するNi基合金から形成されている。そして、雄ねじ
4aは、ディスク3b,5のうちすくなくとも一方のデ
ィスクには若干緩く装通され、また雄ねじ4aと雌ねじ
4bとは溶接により固定され、緩み止めが施されてい
る。
と同様かもしくはそれに近い例えばステンレス鋼により
形成され、他方のディスク5は、ロール部材2と同様の
少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,およびCを含
有するNi基合金から形成されている。そして、雄ねじ
4aは、ディスク3b,5のうちすくなくとも一方のデ
ィスクには若干緩く装通され、また雄ねじ4aと雌ねじ
4bとは溶接により固定され、緩み止めが施されてい
る。
【0025】このように、軸1とロール部材2との結合
が、これらの材料に各々に近似した材料であるディスク
3bとディスク5とにより形成され、さらに雄ねじ4a
が、ディスク3b,5のうちすくなくとも一方のディス
クに若干緩く挿通されていると、ディスク3bと軸1、
およびディスク5とロール部材2とを溶接により固定し
た場合にも、異種金属間の接合とはならないので溶け込
みがよく、かつ軸1およびロール部材2の各々の直径方
向における膨張収縮を緩衝し応力の集中を回避すること
ができるので、係る接合部での強度をさらに向上するこ
とができる。
が、これらの材料に各々に近似した材料であるディスク
3bとディスク5とにより形成され、さらに雄ねじ4a
が、ディスク3b,5のうちすくなくとも一方のディス
クに若干緩く挿通されていると、ディスク3bと軸1、
およびディスク5とロール部材2とを溶接により固定し
た場合にも、異種金属間の接合とはならないので溶け込
みがよく、かつ軸1およびロール部材2の各々の直径方
向における膨張収縮を緩衝し応力の集中を回避すること
ができるので、係る接合部での強度をさらに向上するこ
とができる。
【0026】このように、上記構成のロールでは、その
ロール部材2が少なくともCr,Fe,Mo,Co,
W,およびCを含有するNi基合金から形成されている
ことにより、スケールの付着や浸透がなく、長期間に渡
り表面の平滑度を保持することができ、かつロール部材
2が軸1に対してその長手方向に伸縮可能に支持されて
いることにより、温度変化にともなう軸1とロール部材
2の膨張収縮によるそれら結合部での応力の集中を回避
することができるのである。
ロール部材2が少なくともCr,Fe,Mo,Co,
W,およびCを含有するNi基合金から形成されている
ことにより、スケールの付着や浸透がなく、長期間に渡
り表面の平滑度を保持することができ、かつロール部材
2が軸1に対してその長手方向に伸縮可能に支持されて
いることにより、温度変化にともなう軸1とロール部材
2の膨張収縮によるそれら結合部での応力の集中を回避
することができるのである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロール部材が少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,
およびCを含有するNi基合金から形成されているの
で、スケールの付着や浸透がなく、長期間に渡り表面の
平滑度を保持することができ、したがってワーク表面に
微細な傷付が発生することがなく、しかも、ロール部材
が軸に対して該軸の長手方向に伸縮可能に支持されてい
るので、温度変化にともなう軸とロール部材の膨張収縮
によるそれら結合部での応力の集中を回避することがで
き、ロールの耐久性を向上させ得るという効果を奏す
る。
ロール部材が少なくともCr,Fe,Mo,Co,W,
およびCを含有するNi基合金から形成されているの
で、スケールの付着や浸透がなく、長期間に渡り表面の
平滑度を保持することができ、したがってワーク表面に
微細な傷付が発生することがなく、しかも、ロール部材
が軸に対して該軸の長手方向に伸縮可能に支持されてい
るので、温度変化にともなう軸とロール部材の膨張収縮
によるそれら結合部での応力の集中を回避することがで
き、ロールの耐久性を向上させ得るという効果を奏す
る。
【0028】また、ロール部材が筒状に形成されている
と、ロール部材の軽量化とともに熱容量の低減が図られ
るので、ロール部材の熱歪みによる軸に対する径方向の
応力の影響が少なく、かつ軸への伝熱も減少して搬送ロ
ールの耐久性を向上することができる、さらに、ロール
部材が筒状であって、かつ軸とロール部材との空隙に耐
熱性を有する断熱材が充填されていると、軸自体の熱歪
みがさらに低減されるという効果を奏する。
と、ロール部材の軽量化とともに熱容量の低減が図られ
るので、ロール部材の熱歪みによる軸に対する径方向の
応力の影響が少なく、かつ軸への伝熱も減少して搬送ロ
ールの耐久性を向上することができる、さらに、ロール
部材が筒状であって、かつ軸とロール部材との空隙に耐
熱性を有する断熱材が充填されていると、軸自体の熱歪
みがさらに低減されるという効果を奏する。
【0029】さらに、ロール部材が軸に対しその径方向
に伸縮可能に支持されていると、ロール部材と軸との径
方向における熱歪みが緩衝され、搬送ロールの耐久性を
さらに向上させ得るという効果を奏する。
に伸縮可能に支持されていると、ロール部材と軸との径
方向における熱歪みが緩衝され、搬送ロールの耐久性を
さらに向上させ得るという効果を奏する。
【図1】本発明に係る搬送ロールの第一の実施例を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図2】ロール部材の一の端部における軸との結合を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】ロール部材の一の端部における軸との結合を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】本発明に係る搬送ロールの第二の実施例を示す
側断面図である。
側断面図である。
1 軸 2 ロール部材 3a,3b,5 ディスク 6a,6b,7a,7b カラー 10 断熱材
Claims (4)
- 【請求項1】 加熱処理を施すべきワークを搬送する加
熱炉内の搬送経路に設けられ、前記搬送経路に直交して
回動可能に形成された軸と、この軸の外周側に装着され
たロール部材とを備え、前記ロール部材は、少なくとも
Cr,Fe,Mo,Co,W,およびCを含有するNi
基合金から形成され、かつ前記軸に対しその長手方向に
伸縮可能に支持されていることを特徴とする加熱炉の搬
送ロール。 - 【請求項2】 上記ロール部材は、筒状であることを特
徴とする請求項1記載の加熱炉の搬送ロール。 - 【請求項3】 上記軸と上記ロール部材との空隙には、
耐熱性を有する断熱材が充填されていることを特徴とす
る請求項2記載の加熱炉の搬送ロール。 - 【請求項4】 上記ロール部材は、上記軸に対しその径
方向に伸縮可能に支持されていることを特徴とする請求
項1,2または3記載の加熱炉の搬送ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30803991A JPH05148530A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 加熱炉の搬送ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30803991A JPH05148530A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 加熱炉の搬送ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05148530A true JPH05148530A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=17976154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30803991A Pending JPH05148530A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 加熱炉の搬送ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05148530A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005113843A1 (en) * | 2004-05-20 | 2005-12-01 | Korea Toho Co., Ltd. | Adiabatic roll |
| KR20140146949A (ko) * | 2013-06-18 | 2014-12-29 | 주식회사 엘지화학 | 유리판 이송용 롤러 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30803991A patent/JPH05148530A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005113843A1 (en) * | 2004-05-20 | 2005-12-01 | Korea Toho Co., Ltd. | Adiabatic roll |
| KR20140146949A (ko) * | 2013-06-18 | 2014-12-29 | 주식회사 엘지화학 | 유리판 이송용 롤러 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000418 |