JPH0514978U - 電子時計の輪列構造 - Google Patents
電子時計の輪列構造Info
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- JPH0514978U JPH0514978U JP6853691U JP6853691U JPH0514978U JP H0514978 U JPH0514978 U JP H0514978U JP 6853691 U JP6853691 U JP 6853691U JP 6853691 U JP6853691 U JP 6853691U JP H0514978 U JPH0514978 U JP H0514978U
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Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、運針時における秒針のピッチムラ
を防ぐ事を目的とする。 【構成】 四番車に一体に形成されている四番歯車の概
ね中央部に凸部を設け、該凸部を輪列受下面で四番押エ
バネを受ける。 【効果】 薄形に適した輪列構造に対して、秒針の運針
ムラを防ぐ構造を、低コストで提供した。
を防ぐ事を目的とする。 【構成】 四番車に一体に形成されている四番歯車の概
ね中央部に凸部を設け、該凸部を輪列受下面で四番押エ
バネを受ける。 【効果】 薄形に適した輪列構造に対して、秒針の運針
ムラを防ぐ構造を、低コストで提供した。
Description
【0001】
本考案は電子時計の輪列構造に関するものである。
【0002】
従来三針の時計では、歯車のバックラッシュによる秒針の運針時のフラツキを 規制するために、四番押エバネで四番車を押えて回転を規制して歯車と歯車のバ ックラッシュを片側に寄せて、四番車の回転ムラを押えて来た。
【0003】 以下図面により従来の技術について説明する。 図4は従来技術による電子時計の輪列構造を示す部分断面図である。図4に於 て、四番押エバネ46は、中受42に形成された中心パイプ42aの凸部42b の上に配設されており、該四番押エバネ46を貫通して四番車44が配設されて いて、該四番車44に一体に形成されている四番歯車44aが四番押エバネ46 と断面的に圧接している。四番車44と係合して時計輪列を構成している三番車 43と五番車45は、前記三番車43に一体に形成されている三番歯車43aと 前記五番車45に一体に形成されている五番歯車45aが、四番車44に一体に 形成された四番歯車44aに上に配設されているため、輪列の中に配設された四 番押エバネ46との干渉の心配はない。
【0004】 この状態で四番押エバネ46は四番車44の四番歯車44aの下面を上方に押 す事により、胴付部44bを輪列受41に押し付けている。この事により四番車 44には常に一定のバネ力がかかっているため四番車44がフラフラ動く事はな い。又運針時の四番車44の動きは四番押エバネ46と中心パイプ42aの凸部 42bとの摩擦力により四番車44の回転にブレーキをかける方向の力が働く事 により四番車44と五番車45の歯車の噛合部のバックラッシュを常に一方向に 寄せておき、図示しないローターから五番車45を介して四番車44に伝達され る回転量を一定に保ち、前記バックラッシュの影響による回転量の変動を防止し て来た。
【0005】 又図4の様な構造によれば、四番歯車44aの下面側に接する四番押エバネ4 6は外周部46aの2ケ所で四番歯車44aに接していて、この部分が運針時に 摺動すると接触部が四番押エバネ46の最外周付近となるため摩擦トルクとして は比較的大きくなってしまう。しかし四番押エバネ46は中受42に一体に形成 されている中心パイプ42aの凸部42bの上に接していて、該凸部42bは四 番押エバネ46の外径よりもずっと小さく設定出来るため、運針時に四番車44 と四番押エバネ46がスリップせずに、四番押エバネ46と中心パイプ42aの 凸部42bの部分で摺動する事が出来るために、比較的小さく、安定した制動力 とする事が出来る。
【0006】 ところで、時計の低価格化は一段と進んで来ているが、一方で薄形化、高級化 の流れも同時に進んで来ている。高級化の仕様の一つとして3針の時計において は秒針のステップ運針時の秒針の停止位置と文字板の目盛との同期の問題がある 。すなわち、秒針がステップ運針する時に、運針角度が常に一定でかつ文字板の 目盛の位置に合っている事が要求される。
【0007】 この問題を解決するためには、通常四番押エバネで四番車の動きを規制して、 歯車と歯車の間のバックラッシュの影響による四番車のフラツキを防ぎ、常に一 定の運針角度で回転する様にしている。このため四番押エバネで四番車を押える とともに四番押エバネの回転方向のスリップによる摩擦抵抗による回転トルクの 損失が発生し、運針を行うための回転トルクが小さくなってしまう。
【0008】 しかし近年時計の薄形化のために電池容量の小さな薄い電池を使わざるを得な くなり、その中で長期間の駆動を行うために、変換機の出力を出来るだけ小さく して駆動を行っている。この様な中では四番押エバネによる出力トルクの低下は 大きな問題で、出来るだけ出力トルクの低下が小さく、バラツキの小さい安定し たものにしておかないと、わずかな外乱や、四番押エバネの加工上のバラツキ等 で、回転トルクの損失の大きくなり、時計の止まりになる恐れが有った。
【0009】 一方輪列構造においては、薄形化による輪列受の輪列部の厚さが薄くなってき ているのと、コストダウンのために材質を金属からプラスチックに変わりつつ有 り、いずれにしても輪列受の強度が弱くなって来た。この様な中で、最近の時計 の輪列構造は、図5に示す様に、輪列受51に一番近い側に四番車54を配設し て、該四番車54の四番歯車54aの下に、三番車53の三番歯車53aと、五 番車55の五番歯車55aが配設されている。
【0010】 この様な輪列構造によれば、輪列受51の輪列配設部の肉厚は、四番車54の 四番歯車54aの部分と、三番車53の胴付部53bと五番車55の五番カナ5 5cの部分が一番薄くなり、図4で説明した輪列受41と比較すると、図4の輪 列受41よりも図5の輪列受51の方が強度的に有利である事は明確である。5 2は中受、52aは中心パイプである。
【0011】
しかしながら、図5の輪列構造に図4の輪列構造と同じ様に四番押エバネを組 込もうとすると、三番車53の三番歯車53aと五番車55の五番歯車55aと 四番押エバネが干渉してしまい、薄形の時計を実現するという中では、四番押エ バネの組込みは困難である。又図5の四番歯車54aの上にそのまま四番押エバ ネを組込むと、四番押エバネは通常図−1Cに示す様な形状となっているため四 番押エバネと四番歯車54aとの接触部は、四番押エバネの曲げ線部6b(図1 −C参照)に沿って広い面積で接触することになり摩擦抵抗は大きなものとなっ てしまう。又その時の四番押エバネと輪列受の接触部は、四番押エバネの最外周 部での接触となるため、摩擦抵抗による回転トルクへの影響は大きなものとなっ てしまう。
【0012】 本考案は以上の様な問題点を解消し、薄型の時計に適した四番車の回転ピッチ ムラを小さくする輪列構造を低コストで提供することを目的とする。
【0013】
上記の目的を達成するために本考案は次の様な構成をしている。四番車と四番 押エバネが断面的に重ねられて組込まれる電子時計の輪列構造において、前記四 番車に一体に形成されている四番歯車の概ね中央部側に凸部が配設されていて、 該凸部と前記四番押エバネが接触摺動する構造を持ったことを特徴としている。
【0014】
以上の様な構成によれば、四番押エバネは四番歯車の概ね中央部に形成された 凸部と四番押エバネの内周側とで接触するため、摩擦抵抗による回転トルクへの 影響は比較的小さく押えられる。又接触している部分が中心部に近く、接触部が 四番歯車に設けられた凸部で決定するため、接触部の回転半径も安定している。
【0015】 又四番押エバネと輪列受が接触している部分は、四番押エバネの最外周のため 、摩擦抵抗による、回転トルクへの影響は大きいが、四番押エバネと四番歯車の 凸部の接触部の接触による回転トルクの方が小さいため、四番押エバネは輪列受 に対しては回転せず、四番押エバネの内周側下面と四番歯車の概ね中央部の凸部 が摺動して四番車が回転する。これにより運針時の四番車の回転角度の規制を四 番押エバネで実施する時に、運針のための回転トルクの損失を小さくし、又回転 を押える方向に働く力のバラツキを少くし安定した制動が得られるものである。
【0016】
以下本考案の実施例について説明する。図1は本考案の実施例を表すもので、 (a)は部分断面図、(b)は四番車と四番押エの関係を示す平面図、(c)は 四番押エバネの平面図、(d)は四番押エバネのA−A断面図で有る。図2は本 考案の第2の実施例を示すもので、(a)は四番車の一部断面図、(b)は上面 図であり、図3は本考案の第3の実施例を示し、(a)は一部断面図、(b)は 上面図である。
【0017】 図1において、四番車4は輪列受1に近い側に配置されていて、四番車4の四 番歯車4aは四番カナ4cよりも上側に配設されている。四番カナ4cの下面は 中受2に一体に形成された中心パイプ2aの上面に接して乗っている。三番車3 は三番歯車3aが四番カナ4cに噛合うため四番歯車4aの下に配設され、五番 車5は五番カナ5cが四番歯車4aと噛合い、五番歯車5aは四番歯車4aの下 側に配設され図示しないローターカナに噛合っている。
【0018】 四番車4に一体に形成されている四番歯車4aは概ね中央部に凸部4dが配設 され、該凸部4dの上に四番押エバネ6が配設され、該四番押エバネ6の下面側 の概ね中央部が前記凸部4dに圧接摺動する。四番押エバネ6の外周部6aの一 定のタワミを持って輪列受1の下面に接し、バネ力により常に一定の力で四番車 4を押し、四番カナ4cの下面を中受2に一体に形成した中心パイプ2aの上面 に押し付けている。
【0019】 従って運針時にローターから五番車5を介して四番車4に伝達される回転トル クは、前記四番押エバネ6のバネ力により発生する四番カナ4cの下面と中心パ イプ2aの上面が摺動する時の摩擦抵抗と、前記四番押エバネ6の概ね中央部下 面と四番歯車4aの概ね中央部に配設された凸部4dが摺動する時の摩擦抵抗に より、ブレーキをかけられたのと同じ状態になる。
【0020】 すなわち四番押エバネ6で四番車4を押える事により四番車4がフラフラ動か ない様にすると同時に、摩擦抵抗により四番車4にブレーキをかける事により四 番歯車4aと五番カナ5cの歯車間のバックラッシュを常に一定の方向に保ち、 ローターから伝達される回転角度を常に一定に保つ事が出来る。この時四番車4 にかかるブレーキ力は出来るだけ小さく安定した物である必要が有るが、本構成 によれば、四番カナ4cの下面と中心パイプ2aの上面の接触部は、通常の加工 法で十分精度良く加工出来、摩擦抵抗も小さく安定したものが、問題なく出来る 。又四番押エバネ6の概ね中央部の下面と四番歯車4aの概ね中央部に設けた凸 部4dは共に四番車4の中心部に近く設定する事が出来るため摩擦による回転ト ルクそのものは結果として小さく出来る。
【0021】 以上の様に四番歯車の概ね中央部に凸部を設けた事により、四番押エバネは四 番歯車との摩擦抵抗を減らすための特別な形状を考慮する事なく、単純な丸形に 近い外形々状で、それにバネ性を持たすための単純な曲げを付加するのみで使用 する事が出来る。この事は四番押エバネのバネの材料の厚さが通常0、006m mから0、008mm程度で有るため、複雑な形状を精度良く加工する事は非常 に困難であるために、単純な形状であるという事はコスト上重要な事である。
【0022】 又本考案では四番歯車に凸部を設けなければならないが、これはプレス加工に よる半抜、又は段差付加工で容易に実現出来る。図3は本考案の第3の実施例を 示すもので、(a)は四番車の一部断面図で有り、(b)はその上面図である。 図3において、四番歯車34aに設けられた複数の凸部34dは、四番歯車34 aをプレス加工の半抜により容易に形成する事が出来る。
【0023】 又図2は本考案の第2実施例を示し、(a)は四番車の一部断面図で有り、( b)は、その上面図である。図において、四番歯車24aに設けた凸部24dは 、四番歯車24aをプラスチックの射出成形で成形する事により非常に安く作る 事が出来る。
【0024】 更に本考案では四番押エバネの外周側が圧接している輪列受の下面において、 輪列受下面と四番押エバネが接している所では摺動しないため、滑り易さは注意 しなくても良い。例えばプラスチックの輪列受では、成形時のエジェクターピン の跡や、小さなバリ等でひっかかって滑り難い様な状態でも問題とはならない。
【0025】
以上の様に本考案によれば、薄形に適した輪列構造における四番車のステップ 運針時の回転ムラを防止した時計を、簡単な形状の四番押エバネと四番車で実現 し、複雑な形状の部品の使用を防ぎ、加工の容易化をはかり低コストで実現する ものである。又本考案の実施例として中受に中心パイプを配設した構造で説明し たが、中心パイプを使用しない輪列構造では、四番カナの下面は直接中心車の上 端に接しているものの、実施例で説明したのと同様な効果が得られる。
【図1−a】本考案の第1の実施例を示す輪列構造の部
分断面図である。
分断面図である。
【図1−b】本考案の第1の実施例を示す図1−aの四
番車と四番押エバネの関係をあらわす平面図である。
番車と四番押エバネの関係をあらわす平面図である。
【図1−c】本考案の第1の実施例を示す図1−aの四
番押エバネの平面図である。
番押エバネの平面図である。
【図1−d】本考案の第1の実施例を示す図1−aの四
番押エバネのA−A断面図である。
番押エバネのA−A断面図である。
【図2−a】本考案の第2の実施例を示す四番車の一部
断面図である。
断面図である。
【図2−b】本考案の第2の実施例を示す四番車の上面
図である。
図である。
【図3−a】本考案の第3の実施例を示す四番車の一部
断面図である。
断面図である。
【図3−b】本考案の第3の実施例を示す四番車の上面
図である。
図である。
【図4】従来例の輪列構造を示す部分断面図である。
【図5】従来例の輪列構造を示す部分断面図である。
1 輪列受 2 中受 2a 中心パイプ 3 三番車 3a 三番歯車 3c 三番カナ 4 四番車 4a 四番歯車 4c 四番カナ 4d 凸部 5 五番車 5a 五番歯車 5c 五番カナ 6 四番押エバネ 6a 外周部 6b 曲線部
Claims (1)
- 【請求項1】 四番車と四番押エバネが断面的に積層さ
れて組込まれる電子時計の輪列構造において、前記四番
車に一体に形成されている四番歯車の概ね中央部側に凸
部が配設されていて、該凸部と前記四番押エバネが接触
摺動する構造を持ったことを特徴とする電子時計の輪列
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6853691U JPH0514978U (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電子時計の輪列構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6853691U JPH0514978U (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電子時計の輪列構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514978U true JPH0514978U (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=13376563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6853691U Pending JPH0514978U (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電子時計の輪列構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514978U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114200812A (zh) * | 2020-09-17 | 2022-03-18 | 卡西欧计算机株式会社 | 指针装置以及钟表 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP6853691U patent/JPH0514978U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114200812A (zh) * | 2020-09-17 | 2022-03-18 | 卡西欧计算机株式会社 | 指针装置以及钟表 |
| JP2022049966A (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-30 | カシオ計算機株式会社 | 指針装置および時計 |
| US12085896B2 (en) | 2020-09-17 | 2024-09-10 | Casio Computer Co., Ltd. | Pointer device and timepiece |
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