JPH0515701B2 - - Google Patents

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JPH0515701B2
JPH0515701B2 JP12150485A JP12150485A JPH0515701B2 JP H0515701 B2 JPH0515701 B2 JP H0515701B2 JP 12150485 A JP12150485 A JP 12150485A JP 12150485 A JP12150485 A JP 12150485A JP H0515701 B2 JPH0515701 B2 JP H0515701B2
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dimethoxyphenyl
methyl
propionitrile
acid
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Ryoichi Hasegawa
Hiroaki Oono
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学活性な2−アミノ−3−(3,4
−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピオ
ニトリルの製造法に関する。更に詳しくは光学分
割法を利用したL−2−アミノ−3−(3,4−
ジメトキシフエニル)−2−メチルプロピオニト
リルの製造法に関する。
従来の技術 L−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルプロピオニトリルは血圧降
下作用を有するL−3−(3,4−ジヒドロキシ
フエニル)−2−メチル−アラニン(L−α−メ
チルドバ)の原料として重要な化合物である。
L−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチルプロピオニトリルの製造法
は特公昭41−2897によつて公知である。即ち特公
昭41−2897においてはDL−2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プ
ロピオニトリルを水中に懸濁し、d−酒石酸と反
応させて、析出するD−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリルのd−酒石酸塩を過により分離(光
学分割)し、次いで液を中和してL−2−アミ
ノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
チル−プロピオニトリルを得ている。
一方特公昭49−20305、同20306は水懸濁液中で
d−酒石酸を用いて光学分割することの不利を改
良する為に光学分割剤として光学活性マンデル酸
を用いてDL−2−アミノ−3−(3,4−ジメト
キシフエニル)−2−メチル−プロピオニトリル
を光学分割してL−2−アミノ−3−(3,4−
ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピオニ
トリルを得る方法を提案している。
発明が解決しようとする問題点 特公昭41−2897の方法においては最初から懸濁
状態で分割操作(光学分割)を実施するため原料
であるDL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキ
シフエニル)−2−メチル−プロピオニトリルの
品質(結晶の形状、純度等)によつて析出するD
−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)−2−メチル−プロピオニトリルの1水素−
d−酒石酸塩結晶にDL−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリルが混入し、目的物の純度収量が低下す
るという欠点がある。又DL−2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチルプロ
ピオニトリルは分解しやすい化合物であるので懸
濁状態で長時間を要して光学分割することは望ま
しいことでない。
一方光学活性マンデル酸を用いる方法は光学活
性マンデル酸が高価であるため高い回収率で光学
活性マンデル酸を回収せねばならず工程が煩雑に
なると共にコスト高になる。
問題点を解決するための手段 本発明者らは前記したような問題点を解決すべ
く鋭意検討の結果本発明に至つたものである。即
ち本発明はDL−2−アミノ−3−(3,4−ジメ
トキシフエニル)−2−メチル−プロピオニトリ
ル、鉱酸からなる水性溶液にd−酒石酸を加え次
いでカセイソーダ又はd−酒石酸のナトリウム塩
を加えて鉱酸の一部を中和し析出したD−2−ア
ミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−
メチル−プロピオニトリルの1水素−d−酒石酸
塩を除去することを特徴とするL−2−アミノ−
3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル
プロピオニトリルの製造法を提供する。
DL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチル−プロピオニトリル鉱酸及
びd−酒石酸からなる均一な水性溶液に中和剤を
加えてD−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキ
シフエニル)−2−メチル−プロピオニトリの1
水素−d−酒石酸塩(以後1水素−d−酒石酸塩
という)を沈澱せしめるにあたつて中和剤として
カセイソーダ又はd−酒石酸のナトリウム塩(モ
ノナトリウム塩又はジナトリウム塩)を使用した
ときのみ良好に1水素−d−酒石酸塩の沈澱が生
成するということは全く予想できなかつたことで
ある。アルカリ剤としてアンモニア水、カセイカ
リ、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムを用
いたときは1水素−d−酒石酸塩の生成が不十分
であり従つてDL−2−アミノ−3−(3,4−ジ
メトキシフエニル)−2−メチル−プロピオニト
リルからのD−体の除去が困難で純度のたかいL
−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)−2−メチル−プロピオニトリルを得ること
が出来なかつた。
本発明の製法を詳細に説明する。
溶媒としては、若干の水と混和しうる有機溶媒
を混合することも可能であるが水を単独で用いた
場合が最もよい結果を与える。その使用量はDL
−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエ
ニル)−2−メチル−プロピオニトリルに対して
重量で3〜18倍、好ましくは5〜12倍である。
鉱酸としては塩酸、硫酸、臭化水素酸等を用い
ることが出来るが塩酸を用いた場合最もよい結果
を与える。その使用量はDL−2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プ
ロピオニトリルに対して0.8〜2.5倍モル特に好ま
しくは、0.9〜1.6倍である。
光学分割剤として用いられるd−酒石酸塩類と
してはd−酒石酸、d−酒石酸の1ナトリウム
塩、2ナトリウム塩又はそれらの混合物が用いら
れその使用量はd−酒石酸としてDL−2−アミ
ノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
チル−プロピオニトリルに対して0.8〜2倍モル、
より好ましくは0.9〜1.5倍モルである。
D−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチル−プロピオニトリルの1水
素−d−酒石酸塩を析出させるためには使用した
鉱酸に対して0.5〜1.0倍モル好ましくは0.65〜0.9
倍モルのカセイソーダが用いられこの1部又は全
部をd−酒石酸の1ナトリウム塩又は2ナトリウ
ム塩でおきかえることができる。
本発明の製造法はDL−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリル、鉱酸に水を加えて室温(15〜25℃)
近くで溶解し均一な溶液とする。
次いでd−酒石酸を加えもし不溶性物が認めら
れたら別等により除去する。
次に得られた透明な溶液を10〜20℃に調整した
のち所定量のカセイソーダ、d−酒石酸モノナト
リウム、d−酒石酸ジナトリウムを単独で又は併
用して水溶液又はスラリ−状で滴下する。滴下は
0.25〜2時間を要して加えるのがよく滴下終了後
更に0〜10℃で0.5〜2時間攪拌を続ける。生成
したD−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシ
フエニル)−2−メチル−プロピオニトリルの1
水素−d−酒石酸塩を過、遠心分離等の手段に
より除去するL−2−アミノ−3−(3,4−ジ
メトキシフエニル)−2−メチル−プロピオニト
リルを含んだ溶液がえられる。この溶液にアンモ
ニア水、カセイソーダ水、カセイカリ等のアルカ
リ剤を加えて中和しL−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリルを結晶として析出せしめとり出すこと
も出来るが遊離したL−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリルは不安定であるのでとり出さないで析
出した目的物を塩化メチレン等の有機溶媒で抽出
し更に鉱酸の水溶液で逆抽出して、L−2−アミ
ノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
チル−プロピオニトリルの鉱酸溶液として保存又
は原料として用いるか又はこの鉱酸溶液を冷却し
てL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチル−プロピオニトリルの鉱酸
塩(結晶)として取するのが好ましい。
本発明の製法でえられたL−2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プ
ロピオニトリル(又はこの塩酸塩)は加水分解、
脱メチル化の工程を経てL−3−(3,4−ジヒ
ドロキシフエニル)−2−メチル−アラニンに誘
導するに十分な純度を有している。
実施例 次に本発明を実施例に更に詳細に説明する。
実施例 1 フラスコに、水470ml、濃塩酸(36%)31.5g
を仕込み、20℃で攪拌しつつ、DL−2−アミノ
−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチ
ル−プロピオニトリル47.8gを徐々に仕込んだ。
完全に均一溶液になつてから、d−酒石酸、17.9
gを仕込み、溶解させた。別に、23.2gのd−酒
石酸のジナトリウム塩を30mlの水に溶解しておき
15〜20℃にて前記のDL−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリルの溶液の中に滴下した。D−2−アミ
ノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メ
チル−プロピオニトリルの1水素−d−酒石酸塩
が微細な斜状晶として析出した。35分で滴下を終
了し、この後30分間で5℃まで冷却し、遠心分離
により、結晶を除去した。
結晶を除去した上澄液に、10℃にて塩化メチレ
ン80mlを加え、強く攪拌しつつ、28%アンモニア
水で中和し、PH6.2とした、塩化メチレン層を分
離し、水層を再度塩化メチレン80mlで抽出した。
塩化メチレン層を合わせ、濃塩酸(36%)164g
で、塩化メチレン層よりL−2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プ
ロピオニトリルを逆抽出した。
この塩酸層を一部とり液体クロマトグラフで定
量したところ、L−2−アミノ−3−(3,4−
ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピオニ
トリル22.0gが、塩酸塩として含まれている事が
わかつた。これを使用した原料に対して46.0%の
収率に相当する。
(参考例) 実施例1で得られたL−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリル22.0gを含有する塩酸溶液を60〜70℃
で2時間処理し加水分解したあと2時間で105℃
に昇温し、これに47%臭化水素酸25gを仕込んで
還流下4時間反応させた。最初に47%臭化水素酸
を仕込んでから4時間後に9g、14時間後に7
g、28時間後に1.5gを追加しつつ常圧で還流下
(105〜109℃)35時間反応させ、脱メチル化反応
を終了した。使用した47%臭化水素酸は、計42.5
gであつた。反応終了後40〜50mmHgの減圧下、
塩酸を留去して、内容物の合計が60gになつた時
濃縮をやめ、ここに水22gを加えて、完溶させ
た。これを48%カ性ソーダ17gで徐々に中和し、
PHを4.3に調整した。これを5〜10℃に冷却し、
2時間保温して、析出した結晶を過し、若干量
の氷水で洗浄した。
デシケータで乾燥すると粗L−3−(3,4−
ジヒドロキシフエニル)−2−メチルアラニン1.5
水物23.3gが得られこれは液体クロマトグラフに
よる分析で88.5%の純度を有していた。純度換算
の収率は使用したL−2−アミノ−3−(3,4
−ジメトキシフエニル)−2−メチルプロピオニ
トリルに対して86.6%であつた。この粗生成物を
塩酸塩として水60mlに溶解後1gの活性炭で処理
し、液を48%カ性ソーダで中和しPHを4とし
た。10℃まで冷却し、2時間保温した。析出した
結晶を過・水洗・乾燥して、無色のL−3−
(3,4−ジヒドロキシフエニル)−2−メチルア
ラニン1.5水物18.0gを得た。(精製)日局法によ
るアルミニウム試薬を用いた施光度測定では
〔α〕20 D=−28.2°(C=4.4、塩化アルミニウム試
薬)であつた。(融点311℃(分解))液体クロマ
トグラフイーによる純度は99.2%であつた。
実施例 2 フラスコに水175ml、濃塩酸(36%)13.2gを
仕込み20℃で攪拌しつつ、DL−2−アミノ−3
−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−
プロピオニトリル20gを徐々に仕込み、更にd−
酒石酸15gを加え均一な溶液とした。この溶液を
10℃に冷却し、28%カセイソーダ14.3gを20分で
滴下した。間もなくD−2−アミノ−3−(3,
4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プロピ
オニトリルの1水素−d−酒石酸塩の析出が起つ
た。28%カセイソーダ滴下終了後更に0.5時間5
℃で攪拌後結晶を遠心分離法により除去した。遠
心分離した上澄液に、塩化メチレン40mlを加え、
攪拌しつつ28%アンモニア水でPH6.25に中和し
た。
塩化メチレン層を静置分液した後、ここに濃塩
酸10.9g水10gを加え強く攪拌しつつ0℃まで冷
却した。析出した結晶を別し18%の塩酸8ml、
塩化メチレン8mlで洗浄し、デシケータで乾燥し
た。10.2gのL−2−アミノ−3−(3,4−ジ
メトキシフエニル)−2−メチル−プロピオニト
リル塩酸塩の1水物が得られ、収率は40.8%であ
つた。
前記「参考例」に準じ、濃塩酸中、臭化水素酸
を加え加水分解脱メチル化し、純度換算収率86.1
%(液体クロマトグラフによる)で粗L−α−メ
チルバド1.5水物を得た。
「参考例」におけるのと同様に精製し、精製収
率85.3%で無色のL−α−メチルドバ1.5水物を
得、これに日局法による施光度測定で〔α〕20 D
−28.3°(C=4.4、塩化アルミニウム試薬)の結果
を得た。融点は、311℃(分解)であつた。
発明の効果 DL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフ
エニル)−2−メチル−プロピオニトリルから簡
単な操作により効率よくL−2−アミノ−3−
(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル−プ
ロピオニトリルをえることが出来るようになつ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 DL−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシ
    フエニル)−2−メチル−プロピオニトリル、鉱
    酸からなる水性溶液にd−酒石酸を加え次いでカ
    セイソーダ又はd−酒石酸のナトリウム塩を加え
    て鉱酸の一部を中和し析出したD−2−アミノ−
    3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチル
    −プロピオニトリルの1水素−d−酒石酸塩を除
    去することを特徴とするL−2−アミノ−3−
    (3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチルプロ
    ピオニトリルの製造法。
JP12150485A 1985-06-06 1985-06-06 L−2−アミノ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)−2−メチルプロピオニトリルの製造法 Granted JPS61280461A (ja)

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