JPH05158081A - 半導体光スイッチおよびその製造方法 - Google Patents
半導体光スイッチおよびその製造方法Info
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- JPH05158081A JPH05158081A JP32295991A JP32295991A JPH05158081A JP H05158081 A JPH05158081 A JP H05158081A JP 32295991 A JP32295991 A JP 32295991A JP 32295991 A JP32295991 A JP 32295991A JP H05158081 A JPH05158081 A JP H05158081A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作性、伝搬損失および駆動電圧の点で優れ
た半導体光スイッチとその製造方法を提供する。 【構成】 基板6上に複数のMQW層5によるコアを領
域選択成長により形成し、これらコアを構成する量子井
戸のうち方向性結合器の形態のスイッチ部IIの部分の量
子井戸の厚みを、光入出力部I,III の光導波路の部分
の厚みより厚くする。これらコアを覆って、基板6より
屈折率の高い材料の層103を被着し、その上に、各コ
アの位置に対応してメサ形状の導電媒質によるクラッド
104を設ける。これらメサ形状のクラッド104間を
電気的絶縁層108で埋め込む。
た半導体光スイッチとその製造方法を提供する。 【構成】 基板6上に複数のMQW層5によるコアを領
域選択成長により形成し、これらコアを構成する量子井
戸のうち方向性結合器の形態のスイッチ部IIの部分の量
子井戸の厚みを、光入出力部I,III の光導波路の部分
の厚みより厚くする。これらコアを覆って、基板6より
屈折率の高い材料の層103を被着し、その上に、各コ
アの位置に対応してメサ形状の導電媒質によるクラッド
104を設ける。これらメサ形状のクラッド104間を
電気的絶縁層108で埋め込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製作性がよく、低損失
でかつ低駆動電圧な半導体光スイッチおよびその製造方
法に関するものである。
でかつ低駆動電圧な半導体光スイッチおよびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光変調や半導体光スイッチに適用する光
デバイスとして、多重量子井戸(Multiple Q
uantum Well:以下、MQWと略す)半導体
材料を用いたものがある。これらの材料は大きな電気工
学効果を有しているので、高効率で小形の光変調器や光
スイッチ等種々の光デバイスを実現できるなどの特徴が
あり、これらの光デバイスの研究が進められている。
デバイスとして、多重量子井戸(Multiple Q
uantum Well:以下、MQWと略す)半導体
材料を用いたものがある。これらの材料は大きな電気工
学効果を有しているので、高効率で小形の光変調器や光
スイッチ等種々の光デバイスを実現できるなどの特徴が
あり、これらの光デバイスの研究が進められている。
【0003】図20および図21は、それぞれ、MQW
を用いた従来の方向性結合器形光スイッチの斜視図およ
びそのAA′線断面図である。図中、1はp形電極、2
はp+ −InGaAsキャップ層、3はp−InPクラ
ッド、4はi−InPクラッド、5はi−MQW層、6
はn−InP基板、7はn側電極である。この光スイッ
チを動作させるためには、2つのp側電極間にマイクロ
波信号を加えればよい。つまり、さらに、I、IIおよび
III は、それぞれ、光入力部、スイッチ部および光出力
部である。
を用いた従来の方向性結合器形光スイッチの斜視図およ
びそのAA′線断面図である。図中、1はp形電極、2
はp+ −InGaAsキャップ層、3はp−InPクラ
ッド、4はi−InPクラッド、5はi−MQW層、6
はn−InP基板、7はn側電極である。この光スイッ
チを動作させるためには、2つのp側電極間にマイクロ
波信号を加えればよい。つまり、さらに、I、IIおよび
III は、それぞれ、光入力部、スイッチ部および光出力
部である。
【0004】この光スイッチは、導波路に電界を直接に
印加し、MQW構造に起因する電気光学効果により、導
波光の屈折率を変えてスイッチングを行う構造である。
印加し、MQW構造に起因する電気光学効果により、導
波光の屈折率を変えてスイッチングを行う構造である。
【0005】この方向性結合器形光スイッチを製作する
際の主な工程は次のようになる。
際の主な工程は次のようになる。
【0006】図22のように、n−InP基板6の上
にi−MQW層5、i−InPクラッド層4、p−In
Pクラッド層3、およびp+ −InGaAsキャップ層
2をこの順序に結晶成長する。
にi−MQW層5、i−InPクラッド層4、p−In
Pクラッド層3、およびp+ −InGaAsキャップ層
2をこの順序に結晶成長する。
【0007】フォトリソグラフィ技術により、図23
のようにフォトレジスト8を形成する。
のようにフォトレジスト8を形成する。
【0008】このフォトレジスト8をマスクとして、
ウェットエッチングあるいはドライエッチングにより図
24のようなメサを形成する。
ウェットエッチングあるいはドライエッチングにより図
24のようなメサを形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方向性結合
器形光スイッチでは、p−InP層3とi−InP層4
との接触面でのp−InP層3の幅WやギャップGの製
作時におけるばらつきが大きく、さらにはエッチングの
際に2つのメサが互いに対称には削れず、2つの導波路
の中心間の距離Sもばらつく可能性がある。これらのこ
とから方向性結合器の完全結合長を再現性よく実現する
ことが難しかった。
器形光スイッチでは、p−InP層3とi−InP層4
との接触面でのp−InP層3の幅WやギャップGの製
作時におけるばらつきが大きく、さらにはエッチングの
際に2つのメサが互いに対称には削れず、2つの導波路
の中心間の距離Sもばらつく可能性がある。これらのこ
とから方向性結合器の完全結合長を再現性よく実現する
ことが難しかった。
【0010】また、図17からわかるように、MQW層
のウェルやバリアは光入力部I、スイッチ部IIおよび、
光出力部III とも同じ構成(つまり同じバンドギャッ
プ)である。従って、エキシトンによる吸収の影響のた
め、光入力部Iや光出力部IIIにおいても伝搬損失が大
きいという欠点があった。
のウェルやバリアは光入力部I、スイッチ部IIおよび、
光出力部III とも同じ構成(つまり同じバンドギャッ
プ)である。従って、エキシトンによる吸収の影響のた
め、光入力部Iや光出力部IIIにおいても伝搬損失が大
きいという欠点があった。
【0011】さらに、コアであるi−MQW層5内のウ
ェルの厚みが58Å、バリアの厚みが52Å(エキシト
ンピーク波長が約1.44μmとなる)、コアの厚みが
0.3μm、p−InPクラッド3の幅Wが1.5μm
の場合には、i−InP層4の厚みが少なくとも0.2
μm程度はないと、方向性結合器形光導波路に基本モー
ドと1次の高次モード以外に2次以上の高次モードが立
つこととなり、クロストークが劣化することになる。従
って、i−MQW層5とi−InP層4の厚みの和が
0.5μm程度と厚くなってしまう。その結果、i−M
QW層5内での電界強度が弱くなるので、外部から印加
する電圧、すなわち駆動電圧が高くなるという欠点があ
った。
ェルの厚みが58Å、バリアの厚みが52Å(エキシト
ンピーク波長が約1.44μmとなる)、コアの厚みが
0.3μm、p−InPクラッド3の幅Wが1.5μm
の場合には、i−InP層4の厚みが少なくとも0.2
μm程度はないと、方向性結合器形光導波路に基本モー
ドと1次の高次モード以外に2次以上の高次モードが立
つこととなり、クロストークが劣化することになる。従
って、i−MQW層5とi−InP層4の厚みの和が
0.5μm程度と厚くなってしまう。その結果、i−M
QW層5内での電界強度が弱くなるので、外部から印加
する電圧、すなわち駆動電圧が高くなるという欠点があ
った。
【0012】そこで、本発明の目的は、これらの問題点
を解決し、製作性、伝搬損失および駆動電圧の点で優れ
た半導体光スイッチとその製造方法を提供することにあ
る。
を解決し、製作性、伝搬損失および駆動電圧の点で優れ
た半導体光スイッチとその製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明半導体光スイッチは、
スイッチ部および該スイッチ部に接続する光導波路を具
え、前記スイッチ部および前記光導波路は少なくとも量
子井戸もしくは多重量子井戸を光導波のためのコアとし
て基板上に配置した半導体光スイッチにおいて、領域選
択成長用のマスクによって規定され、前記基板上に配置
された前記量子井戸もしくは多重量子井戸による少なく
とも2本以上のコアと、該少なくとも2本以上のコアの
各々を覆って各コアの直上近傍に配設された導電媒質を
含むクラッドと、前記少なくとも2本以上のコアの直上
近傍の間に配設されて前記少なくとも2本以上のコアの
各間を電気的に絶縁する絶縁層とを具え、前記少なくと
も2本以上のコアを埋め込み構造としたことを特徴とす
る。
るために、請求項1記載の本発明半導体光スイッチは、
スイッチ部および該スイッチ部に接続する光導波路を具
え、前記スイッチ部および前記光導波路は少なくとも量
子井戸もしくは多重量子井戸を光導波のためのコアとし
て基板上に配置した半導体光スイッチにおいて、領域選
択成長用のマスクによって規定され、前記基板上に配置
された前記量子井戸もしくは多重量子井戸による少なく
とも2本以上のコアと、該少なくとも2本以上のコアの
各々を覆って各コアの直上近傍に配設された導電媒質を
含むクラッドと、前記少なくとも2本以上のコアの直上
近傍の間に配設されて前記少なくとも2本以上のコアの
各間を電気的に絶縁する絶縁層とを具え、前記少なくと
も2本以上のコアを埋め込み構造としたことを特徴とす
る。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体光スイッチにおいて、幅、厚みおよび膜質の少なく
とも1つを場所的に異ならしめたマスクを用いて前記量
子井戸もしくは多重量子井戸を領域選択成長させて、前
記量子井戸もしくは多重量子井戸を構成するウェルとバ
リアの厚みと組成の少なくとも1つを場所的に異ならし
めることにより、前記光導波路の前記量子井戸もしくは
多重量子井戸のバンドギャップを前記スイッチ部を構成
する前記量子井戸もしくは多重量子井戸のバンドギャッ
プよりも広くしたことを特徴とする。
導体光スイッチにおいて、幅、厚みおよび膜質の少なく
とも1つを場所的に異ならしめたマスクを用いて前記量
子井戸もしくは多重量子井戸を領域選択成長させて、前
記量子井戸もしくは多重量子井戸を構成するウェルとバ
リアの厚みと組成の少なくとも1つを場所的に異ならし
めることにより、前記光導波路の前記量子井戸もしくは
多重量子井戸のバンドギャップを前記スイッチ部を構成
する前記量子井戸もしくは多重量子井戸のバンドギャッ
プよりも広くしたことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、前記少なくとも2
本以上のコアと前記導電媒質を含むクラッドとの間に前
記基板よりも屈折率の高い材料の層を配設したことを特
徴とする。
本以上のコアと前記導電媒質を含むクラッドとの間に前
記基板よりも屈折率の高い材料の層を配設したことを特
徴とする。
【0016】請求項4記載の本発明製造方法は、基板上
に、幅、厚み、膜質の少なくとも1つを場所的に異なら
しめたマスクをパターニング形成する工程と、前記マス
クを用いて前記基板上に量子井戸もしくは多重量子井戸
を含む領域を領域選択成長させて少なくとも2本以上の
コアを形成する工程と、前記少なくとも2本以上のコア
を覆うようにして導電媒質を含むクラッド層を再成長さ
せる工程と、前記導電媒質を含むクラッド層を前記少な
くとも2本以上のコアに対応してエッチングしてメサ形
状のクラッドを形成する工程と、前記メサ形状のクラッ
ドの周囲を絶縁層で埋め込む工程とを具えたことを特徴
とする。
に、幅、厚み、膜質の少なくとも1つを場所的に異なら
しめたマスクをパターニング形成する工程と、前記マス
クを用いて前記基板上に量子井戸もしくは多重量子井戸
を含む領域を領域選択成長させて少なくとも2本以上の
コアを形成する工程と、前記少なくとも2本以上のコア
を覆うようにして導電媒質を含むクラッド層を再成長さ
せる工程と、前記導電媒質を含むクラッド層を前記少な
くとも2本以上のコアに対応してエッチングしてメサ形
状のクラッドを形成する工程と、前記メサ形状のクラッ
ドの周囲を絶縁層で埋め込む工程とを具えたことを特徴
とする。
【0017】請求項5記載の本発明製造方法は、幅、厚
み、膜質の少なくとも1つを場所的に異ならしめたマス
クを用いて前記量子井戸もしくは多重量子井戸を含む領
域を前記基板上に領域選択成長させて前記少なくとも2
本以上のコアを形成する工程と、前記少なくとも2本以
上のコアを覆うようにして前記導電媒質を含むクラッド
層を再成長させる工程と、前記導電媒質を含むクラッド
層を前記少なくとも2本以上のコアに対応してエッチン
グしてメサ形状のクラッドを形成する工程と、前記メサ
形状のクラッドの間を前記絶縁層で埋め込む工程とを含
むことを特徴とする。
み、膜質の少なくとも1つを場所的に異ならしめたマス
クを用いて前記量子井戸もしくは多重量子井戸を含む領
域を前記基板上に領域選択成長させて前記少なくとも2
本以上のコアを形成する工程と、前記少なくとも2本以
上のコアを覆うようにして前記導電媒質を含むクラッド
層を再成長させる工程と、前記導電媒質を含むクラッド
層を前記少なくとも2本以上のコアに対応してエッチン
グしてメサ形状のクラッドを形成する工程と、前記メサ
形状のクラッドの間を前記絶縁層で埋め込む工程とを含
むことを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項4または5
に記載の半導体光スイッチの製造方法において、前記メ
サ形状のクラッドの間を前記絶縁層で埋め込んだ後に導
電媒質を含む第2のクラッド層を再成長させる工程と、
該第2のクラッド層を前記少なくとも2本以上のコアに
対応してエッチングしてメサ形状の第2のクラッドを形
成する工程とをさらに含むことを特徴とする。
に記載の半導体光スイッチの製造方法において、前記メ
サ形状のクラッドの間を前記絶縁層で埋め込んだ後に導
電媒質を含む第2のクラッド層を再成長させる工程と、
該第2のクラッド層を前記少なくとも2本以上のコアに
対応してエッチングしてメサ形状の第2のクラッドを形
成する工程とをさらに含むことを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、幅、厚み、膜質の
少なくとも1つを場所的に異ならしめた前記マスクを用
いて前記量子井戸もしくは多重量子井戸を含む領域を前
記基板上に領域選択成長させた後に、当該領域選択成長
により形成された領域をエッチングして前記少なくとも
2本以上のコアを形成することを特徴とする。
少なくとも1つを場所的に異ならしめた前記マスクを用
いて前記量子井戸もしくは多重量子井戸を含む領域を前
記基板上に領域選択成長させた後に、当該領域選択成長
により形成された領域をエッチングして前記少なくとも
2本以上のコアを形成することを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は、前記メサ形状のク
ラッドの少なくとも一部を領域選択成長により成長させ
ることを特徴とする。
ラッドの少なくとも一部を領域選択成長により成長させ
ることを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明半導体光スイッチでは、領域選択成長用
のマスクを用いて成長させた少なくとも2本以上のコア
とこれらコアの直上近傍を覆って配設された導電媒質を
含むメサ形状のクラッドとを具備し、スイッチ部の光導
波路のコアを構成するMQWのバンドギャップよりもス
イッチ部以外の光導波路のコアを構成するMQWのバン
ドギャップを広くし、メサ形状のクラッド間に絶縁層を
設けることにより、少なくとも2本以上のコア間を電気
的に絶縁したので、従来技術とは、領域選択成長により
形成したコアの本数、導電媒質を含むクラッドと絶縁層
の配置、および2本のコアが埋め込み構造となっている
点が構造的に異なる。
のマスクを用いて成長させた少なくとも2本以上のコア
とこれらコアの直上近傍を覆って配設された導電媒質を
含むメサ形状のクラッドとを具備し、スイッチ部の光導
波路のコアを構成するMQWのバンドギャップよりもス
イッチ部以外の光導波路のコアを構成するMQWのバン
ドギャップを広くし、メサ形状のクラッド間に絶縁層を
設けることにより、少なくとも2本以上のコア間を電気
的に絶縁したので、従来技術とは、領域選択成長により
形成したコアの本数、導電媒質を含むクラッドと絶縁層
の配置、および2本のコアが埋め込み構造となっている
点が構造的に異なる。
【0022】従って、本発明によれば、MQWコアの幅
を精度よく規定できるので、方向性結合器の完全結合長
を再現性よく実現できる。しかもまた、本発明によれ
ば、光入力部や光出力部のMQW層のバンドギャップを
光スイッチ部のMQW層のバンドギャップよりも広く設
定することができるので、光入力部や光出力部における
光の伝搬損失を小さくできる。
を精度よく規定できるので、方向性結合器の完全結合長
を再現性よく実現できる。しかもまた、本発明によれ
ば、光入力部や光出力部のMQW層のバンドギャップを
光スイッチ部のMQW層のバンドギャップよりも広く設
定することができるので、光入力部や光出力部における
光の伝搬損失を小さくできる。
【0023】また、本発明製造方法においては、コアを
領域選択成長により成長させるため、製造方法のトレラ
ンスが厳しいコア幅を領域選択成長用マスクのパターン
精度により正確に制御することができ、あるいはエッチ
ングによりコア幅を規定する場合にもエッチングの厚み
が薄くて済み、コア幅を精度よくかつ再現性よく実現で
きる。
領域選択成長により成長させるため、製造方法のトレラ
ンスが厳しいコア幅を領域選択成長用マスクのパターン
精度により正確に制御することができ、あるいはエッチ
ングによりコア幅を規定する場合にもエッチングの厚み
が薄くて済み、コア幅を精度よくかつ再現性よく実現で
きる。
【0024】本発明によれば、以上のように、製作性、
伝搬損失および駆動電圧の点で優れた半導体光スイッチ
とその製造方法を提供できる。
伝搬損失および駆動電圧の点で優れた半導体光スイッチ
とその製造方法を提供できる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0026】ここで、光スイッチが概略として図20に
示した方向性結合器を構成し、結晶成長技術としてはM
OVPEあるいはMOCVDを用いる場合を例として考
える。本発明の半導体光スイッチの製造手順を主として
図1に示すBB′線断面、すなわち図2に示すスイッチ
部IIについて述べ、その説明の中で本発明の構造につい
て述べる。
示した方向性結合器を構成し、結晶成長技術としてはM
OVPEあるいはMOCVDを用いる場合を例として考
える。本発明の半導体光スイッチの製造手順を主として
図1に示すBB′線断面、すなわち図2に示すスイッチ
部IIについて述べ、その説明の中で本発明の構造につい
て述べる。
【0027】(実施例1) n+ −InP基板6の上に領域選択成長(文献:19
91年電子情報通信学会秋期大会C−133)用のマス
クを形成するために、図2に点線で示すように、まずS
iO2 層100を全面に堆積する。
91年電子情報通信学会秋期大会C−133)用のマス
クを形成するために、図2に点線で示すように、まずS
iO2 層100を全面に堆積する。
【0028】図1に示す平面図および図2に示す断面
図のように、SiO2 層100をパターニングして領域
選択成長用SiO2 マスク101を形成する。ここで、
SiO2 層100の厚みは1000Åから2000Å程
度であるから、極めて精度よくパターニングできる。
図のように、SiO2 層100をパターニングして領域
選択成長用SiO2 マスク101を形成する。ここで、
SiO2 層100の厚みは1000Åから2000Å程
度であるから、極めて精度よくパターニングできる。
【0029】図3に示すように、SiO2 マスク10
1をマスクとしてMQW層5を領域選択成長させる。M
QW層5の厚みは例えば0.2μm程度とする。前述し
たように、SiO2 マスク101は極めて精度よくパタ
ーニングできているので、光導波路のコアとなるi−M
QW層5の幅の製作精度も大変よい。ここで、i−MQ
W層5の幅Wは1.5μm程度、ギャップGは1.2μ
m程度であり、従ってコアの中心間距離Sは2.7μm
程度となる。
1をマスクとしてMQW層5を領域選択成長させる。M
QW層5の厚みは例えば0.2μm程度とする。前述し
たように、SiO2 マスク101は極めて精度よくパタ
ーニングできているので、光導波路のコアとなるi−M
QW層5の幅の製作精度も大変よい。ここで、i−MQ
W層5の幅Wは1.5μm程度、ギャップGは1.2μ
m程度であり、従ってコアの中心間距離Sは2.7μm
程度となる。
【0030】このとき、図1の平面図からわかるよう
に、光入力部Iや光出力部III のSiO2 マスク101
の幅はスイッチ部IIのSiO2 マスク101の幅より狭
くしている。従って、光入力部Iと光出力部III に形成
されるMQW層5のエキシトンピーク波長は光スイッチ
部IIにおけるMQW層5のエキシトンピーク波長よりも
短波長化され、光入力部Iと光出力部III における吸
収、すなわち伝搬損失を低減できる。
に、光入力部Iや光出力部III のSiO2 マスク101
の幅はスイッチ部IIのSiO2 マスク101の幅より狭
くしている。従って、光入力部Iと光出力部III に形成
されるMQW層5のエキシトンピーク波長は光スイッチ
部IIにおけるMQW層5のエキシトンピーク波長よりも
短波長化され、光入力部Iと光出力部III における吸
収、すなわち伝搬損失を低減できる。
【0031】なお、部分IVおよびVに形成されるMQW
層は本発明の原理を説明する上で本質的ではないので省
略することにする。
層は本発明の原理を説明する上で本質的ではないので省
略することにする。
【0032】SiO2 マスク101を除去した後、図
4に示すように、i−InP層102とエッチストップ
層として、基板6より屈折率の高い材料、例えばi−I
nGaAsP層103(例えばバンドギャップ波長1.
3μm)を各々成長する。
4に示すように、i−InP層102とエッチストップ
層として、基板6より屈折率の高い材料、例えばi−I
nGaAsP層103(例えばバンドギャップ波長1.
3μm)を各々成長する。
【0033】次に、p−InP層104およびp+ −
InGaAsキャップ層105をi−InGaAsP層
103の上に全面にわたって各々厚み1.5μm程度お
よび0.3μm程度成長させる。p−InP層104は
導電媒質を含むクラッド層を構成する。キャップ層10
5の上に選択成長用SiO2 マスク106およびフォト
レジスタ107を全面に被着した後、図5に示すよう
に、i−MQW層5にほぼ対応して、SiO2 マスク1
06およびフォトレジスト107をパターニングする。
InGaAsキャップ層105をi−InGaAsP層
103の上に全面にわたって各々厚み1.5μm程度お
よび0.3μm程度成長させる。p−InP層104は
導電媒質を含むクラッド層を構成する。キャップ層10
5の上に選択成長用SiO2 マスク106およびフォト
レジスタ107を全面に被着した後、図5に示すよう
に、i−MQW層5にほぼ対応して、SiO2 マスク1
06およびフォトレジスト107をパターニングする。
【0034】フォトレジスト107をマスクとして、
ドライエッチング技術やウェットエッチング技術を用い
て図6のようにp−InP層104をエッチングしてメ
サ形状のクラッドを形成する。なお、光導波路の長手方
向では、スイッチ部分のみ残して光入力部Iおよび光出
力部III のp−InPを除去した方がキャパシタンスお
よび光の伝搬損失低減の観点から望ましい。ここで、ウ
ェットエッチングの場合には、エッチストップ層である
i−InGaAs層103があるため、エッチングは自
動的にこのi−InGaAsP層103の直上で止ま
る。なお、図6ではp−InP層104の幅がi−MQ
W層5の幅より広いとしているが、これとは逆に狭くて
もよい。
ドライエッチング技術やウェットエッチング技術を用い
て図6のようにp−InP層104をエッチングしてメ
サ形状のクラッドを形成する。なお、光導波路の長手方
向では、スイッチ部分のみ残して光入力部Iおよび光出
力部III のp−InPを除去した方がキャパシタンスお
よび光の伝搬損失低減の観点から望ましい。ここで、ウ
ェットエッチングの場合には、エッチストップ層である
i−InGaAs層103があるため、エッチングは自
動的にこのi−InGaAsP層103の直上で止ま
る。なお、図6ではp−InP層104の幅がi−MQ
W層5の幅より広いとしているが、これとは逆に狭くて
もよい。
【0035】フォトレジスト107を除去した後、S
iO2 マスク106をマスクとして、図7のように、i
−InPあるいはFeドープInP等の電気的絶縁層1
08により、メサ形状のクラッド間の埋め込みを行う。
この絶縁層108としては、半絶縁性の材料をも含む広
義の絶縁材料で構成することができる。
iO2 マスク106をマスクとして、図7のように、i
−InPあるいはFeドープInP等の電気的絶縁層1
08により、メサ形状のクラッド間の埋め込みを行う。
この絶縁層108としては、半絶縁性の材料をも含む広
義の絶縁材料で構成することができる。
【0036】ここで、電極7を基板6の下面に被着す
る。なお、この電極7を被着するのはこの工程に限られ
ず、図3〜図6のいずれの工程で行ってもよい。
る。なお、この電極7を被着するのはこの工程に限られ
ず、図3〜図6のいずれの工程で行ってもよい。
【0037】最後に、図示していないが、SiO2 マ
スク106を除去し、電極付けをして光スイッチができ
あがる。
スク106を除去し、電極付けをして光スイッチができ
あがる。
【0038】(実施例2)p−InPクラッド層104
により形成されるメサ(図6)が高く、図7に示したよ
うに電気的絶縁層108による埋め込みが困難な場合に
は、以下の方法を用いることができる。
により形成されるメサ(図6)が高く、図7に示したよ
うに電気的絶縁層108による埋め込みが困難な場合に
は、以下の方法を用いることができる。
【0039】上述した工程からと同じ処理を行っ
て、図8および図9に示すような構造を得る。引き続い
て、図10のように、p−InP層104を1μmもし
くはそれ以下に比較的薄く堆積した後、SiO2 マスク
106およびフォトレジスト107を全面に被着し、S
iO2 マスク106およびフォトレジスト107をパタ
ーニングする。
て、図8および図9に示すような構造を得る。引き続い
て、図10のように、p−InP層104を1μmもし
くはそれ以下に比較的薄く堆積した後、SiO2 マスク
106およびフォトレジスト107を全面に被着し、S
iO2 マスク106およびフォトレジスト107をパタ
ーニングする。
【0040】このパターン化されたフォトレジストマス
ク107をマスクとして、p−InP層104をエッチ
ングした後、図11のようにフォトレジストマスク10
7を除去し、図12のようにSiO2 マスク106をマ
スクとして、メサ間を電気的絶縁層108により埋め込
む。
ク107をマスクとして、p−InP層104をエッチ
ングした後、図11のようにフォトレジストマスク10
7を除去し、図12のようにSiO2 マスク106をマ
スクとして、メサ間を電気的絶縁層108により埋め込
む。
【0041】次に、図13のように、p−InP層10
4およびSiO2マスク106の上にp−InP層10
9を成長させた後、図14のように2つのp−InP層
109の間をエッチングして電気的に絶縁する。
4およびSiO2マスク106の上にp−InP層10
9を成長させた後、図14のように2つのp−InP層
109の間をエッチングして電気的に絶縁する。
【0042】ここで、電極7を基板6の下面に被着す
る。なお、この電極7を被着するのはこの工程に限られ
ず、図8〜図13のいずれの工程で行ってもよい。
る。なお、この電極7を被着するのはこの工程に限られ
ず、図8〜図13のいずれの工程で行ってもよい。
【0043】最後に、図示はしていないが、SiO2 マ
スク106を除去し、電極付けをする。
スク106を除去し、電極付けをする。
【0044】(実施例3)さらに、上記製作手順のの
後に、図15に示すように、層103上にSiO2 マス
ク106を形成してから、領域選択成長により、p−I
nP層104とp+ −InGaAs層105を成長させ
てメサを形成し、その後、図7に示すように、メサ間を
電気的絶縁層108で埋め込んでもよい。
後に、図15に示すように、層103上にSiO2 マス
ク106を形成してから、領域選択成長により、p−I
nP層104とp+ −InGaAs層105を成長させ
てメサを形成し、その後、図7に示すように、メサ間を
電気的絶縁層108で埋め込んでもよい。
【0045】一方、p−InP層104のメサの高さが
高く、電気的絶縁層108による埋め込みが困難な場合
には、図15において、p−InP層104を1μmも
しくはそれ以下の厚みに領域選択成長させておき、図1
2の場合と同様に電気的絶縁層108で埋め込み、さら
にp−InP層109(図13)を成長させるという方
法を用いてもよい。
高く、電気的絶縁層108による埋め込みが困難な場合
には、図15において、p−InP層104を1μmも
しくはそれ以下の厚みに領域選択成長させておき、図1
2の場合と同様に電気的絶縁層108で埋め込み、さら
にp−InP層109(図13)を成長させるという方
法を用いてもよい。
【0046】本発明の光スイッチでは、i−InP層1
02を薄くすることにより駆動電圧を低減できる。な
お、i−InGaAsP層103はp−InP層104
を成長させるときに除去してもよい。
02を薄くすることにより駆動電圧を低減できる。な
お、i−InGaAsP層103はp−InP層104
を成長させるときに除去してもよい。
【0047】なお、領域選択成長を行う場合、マスクの
膜質,形状,幅,厚み等を場所的に変えてもよいことは
言うまでもない。その詳細例については、本願人の先の
出願に係る特願平3−241590号に開示のものを用
いることができる。また、SiO2 以外のマスク材料を
用いてもよい。本発明では、これにより、MQW層5を
構成するウェルとバリアの厚みと組成の少なくとも1つ
を場所的に異ならしめて、光入力部Iおよび光出力部II
I の光導波路のMQW層5のバンドギャップをスイッチ
部IIのMQW層5のバンドギャップよりも広くすること
が必要である。
膜質,形状,幅,厚み等を場所的に変えてもよいことは
言うまでもない。その詳細例については、本願人の先の
出願に係る特願平3−241590号に開示のものを用
いることができる。また、SiO2 以外のマスク材料を
用いてもよい。本発明では、これにより、MQW層5を
構成するウェルとバリアの厚みと組成の少なくとも1つ
を場所的に異ならしめて、光入力部Iおよび光出力部II
I の光導波路のMQW層5のバンドギャップをスイッチ
部IIのMQW層5のバンドギャップよりも広くすること
が必要である。
【0048】さらにまた、i−InP層102の代わり
に、より屈折率の高いi−InGaAsPを用いれば方
向性結合器の完全結合長を調節できるという利点が生じ
る。 (実施例4)本発明のその他の実施例としては、i−M
QW層5を図3に示した領域選択成長のみにより形成し
ないで、エッチングを併用する方法もある。すなわち、
図1に示したスイッチ部IIの部分について、図2に示し
た中央の部分IVにおいて、中央のSiO2 マスク101
を設けることなく、図16に示すように、i−MQW層
5をn−InP基板6の上に、両側のSiO2 マスク1
01の間で全面に堆積させる。ここで、両側のSiO2
マスク101の幅が広いので、その間に形成されるi−
MQW層5の厚さは、SiO2 マスク101の幅が狭い
光入出力部I,III でのi−MQW層5の厚さより厚くな
る。ついで、SiO2 マスク101をフッ酸で除去した
後、図17に示すように、フォトレジストをスピンコー
ト法で塗布し、ついでパターニングしてから、このフォ
トレジストパターン110をマスクとして、i−MQW
層5をエッチングする。これにより、図18に示すよう
に、2つのコアに相当するようにパターン化されたi−
MQW層5が得られる。これら2つのパターン化i−M
QW層5は図3に示した2つのi−MQW層5に対応す
る。この場合、上述した実施例と異なり、エッチング量
がi−MQW層5の厚み程度でよいので、i−MQW層
5の幅を精度よく規定できる。後の工程は図4以降ある
いは図9以降と同じである。
に、より屈折率の高いi−InGaAsPを用いれば方
向性結合器の完全結合長を調節できるという利点が生じ
る。 (実施例4)本発明のその他の実施例としては、i−M
QW層5を図3に示した領域選択成長のみにより形成し
ないで、エッチングを併用する方法もある。すなわち、
図1に示したスイッチ部IIの部分について、図2に示し
た中央の部分IVにおいて、中央のSiO2 マスク101
を設けることなく、図16に示すように、i−MQW層
5をn−InP基板6の上に、両側のSiO2 マスク1
01の間で全面に堆積させる。ここで、両側のSiO2
マスク101の幅が広いので、その間に形成されるi−
MQW層5の厚さは、SiO2 マスク101の幅が狭い
光入出力部I,III でのi−MQW層5の厚さより厚くな
る。ついで、SiO2 マスク101をフッ酸で除去した
後、図17に示すように、フォトレジストをスピンコー
ト法で塗布し、ついでパターニングしてから、このフォ
トレジストパターン110をマスクとして、i−MQW
層5をエッチングする。これにより、図18に示すよう
に、2つのコアに相当するようにパターン化されたi−
MQW層5が得られる。これら2つのパターン化i−M
QW層5は図3に示した2つのi−MQW層5に対応す
る。この場合、上述した実施例と異なり、エッチング量
がi−MQW層5の厚み程度でよいので、i−MQW層
5の幅を精度よく規定できる。後の工程は図4以降ある
いは図9以降と同じである。
【0049】さらにまた、もしも、実施例1において、
i−MQW層5への光の閉じ込めが強く、所望の結合長
を得るにはi−MQWコア5のギャップが狭すぎる場合
には、符号102で示したi層としてInPの代わりに
より屈折率が高いi−InGaAsPを用いれば、2つ
のMQWコア5の間を導波する光の結合が強くなり、所
望の結合長を得るためのギャップを広くすることがで
き、絶縁層108による埋め込みが容易となる。
i−MQW層5への光の閉じ込めが強く、所望の結合長
を得るにはi−MQWコア5のギャップが狭すぎる場合
には、符号102で示したi層としてInPの代わりに
より屈折率が高いi−InGaAsPを用いれば、2つ
のMQWコア5の間を導波する光の結合が強くなり、所
望の結合長を得るためのギャップを広くすることがで
き、絶縁層108による埋め込みが容易となる。
【0050】図19には、MQWコア5の厚みが0.2
μmで、かつ導波路中心間距離Sを2.7μmと固定し
た場合について方向性結合器の完全結合長L0 とMQW
コアの幅Wとの関係を示す。図19から、MQWコア幅
が1.2μmを中心として方向性結合器のクロストーク
を−20dB以下に抑えるためには0.3μmの偏差が
許容できることがわかる。実験的には、1cmのチップ
内で0.2μm以下の偏差でマスクをパターニングでき
ることを確認しているので、本発明の半導体光スイッチ
は充分実現可能であるといえる。また、構造を最適化す
ることにより、製作のトレランスが緩い領域を、例えば
MQWコアの幅が1.5μmとなるようにして定めるこ
ともできることは言うまでもない。
μmで、かつ導波路中心間距離Sを2.7μmと固定し
た場合について方向性結合器の完全結合長L0 とMQW
コアの幅Wとの関係を示す。図19から、MQWコア幅
が1.2μmを中心として方向性結合器のクロストーク
を−20dB以下に抑えるためには0.3μmの偏差が
許容できることがわかる。実験的には、1cmのチップ
内で0.2μm以下の偏差でマスクをパターニングでき
ることを確認しているので、本発明の半導体光スイッチ
は充分実現可能であるといえる。また、構造を最適化す
ることにより、製作のトレランスが緩い領域を、例えば
MQWコアの幅が1.5μmとなるようにして定めるこ
ともできることは言うまでもない。
【0051】なお、以上の構成を光スイッチ部分のみに
用い、それ以外の箇所の光導波路のコアにはバンドギャ
ップが広い材料を用い、かかる光導波路と光スイッチ部
とはバットジョイント技術で接続し、さらには半絶縁性
InPなどによるクラッドを形成することにより、光ス
イッチ部以外での光の伝搬損失を低減して、挿入損失を
低く抑えることができる。
用い、それ以外の箇所の光導波路のコアにはバンドギャ
ップが広い材料を用い、かかる光導波路と光スイッチ部
とはバットジョイント技術で接続し、さらには半絶縁性
InPなどによるクラッドを形成することにより、光ス
イッチ部以外での光の伝搬損失を低減して、挿入損失を
低く抑えることができる。
【0052】以上の説明では、i−MQW層5のウェル
/バリアとしてInGaAs/InAlAsの例を示し
たが、InGaAlAs/InAlAsやInGaAs
/InGaAsP等その他の材料でもよい。特に、In
GaAs/InGaAsPの構成では領域選択成長の効
果が著しい。
/バリアとしてInGaAs/InAlAsの例を示し
たが、InGaAlAs/InAlAsやInGaAs
/InGaAsP等その他の材料でもよい。特に、In
GaAs/InGaAsPの構成では領域選択成長の効
果が著しい。
【0053】なお、以上の各実施例では、基板6として
n−InP基板を用いたが、基板6はこの例にのみ限ら
れるものではなく、たとえばp−InP基板を用いるこ
ともできる。
n−InP基板を用いたが、基板6はこの例にのみ限ら
れるものではなく、たとえばp−InP基板を用いるこ
ともできる。
【0054】さらにまた、以上では、本発明を方向性結
合器形光スイッチの場合について説明したが、2本のコ
アに2個の3dBカップラを設けて構成したマッハツェ
ンダ形干渉系を有し、その分岐および干渉動作によりス
イッチングを行うマッハツェンダ形光スイッチについて
も本発明を適用できることは言うまでもない。さらに、
光導波路の光出射端のコアの厚みをも領域選択成長技術
により薄くすれば、外部光導波路との結合損失を一層低
減できる。
合器形光スイッチの場合について説明したが、2本のコ
アに2個の3dBカップラを設けて構成したマッハツェ
ンダ形干渉系を有し、その分岐および干渉動作によりス
イッチングを行うマッハツェンダ形光スイッチについて
も本発明を適用できることは言うまでもない。さらに、
光導波路の光出射端のコアの厚みをも領域選択成長技術
により薄くすれば、外部光導波路との結合損失を一層低
減できる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、MQW
コアの幅を精度よく規定できるので、方向性結合器の完
全結合長を再現性よく実現できる。しかもまた、本発明
によれば、光入力部や光出力部のMQW層のバンドギャ
ップを光スイッチ部のMQW層のバンドギャップよりも
広く設定することができるので、光入力部や光出力部に
おける光の伝搬損失を小さくできる。さらにまた、本発
明では、2次以上の高次モードの励振条件はMQW層の
厚みと幅のみで決まるため、MQW層上のi−InP層
を薄くする(あるいはなくてもよい)ことにより、MQ
W層内での内部電界強度を高くすることができ、以て駆
動電圧を低減できる。本発明によれば、以上のように、
製作性、伝搬損失および駆動電圧の点で優れた半導体光
スイッチとその製造方法を提供できる。
コアの幅を精度よく規定できるので、方向性結合器の完
全結合長を再現性よく実現できる。しかもまた、本発明
によれば、光入力部や光出力部のMQW層のバンドギャ
ップを光スイッチ部のMQW層のバンドギャップよりも
広く設定することができるので、光入力部や光出力部に
おける光の伝搬損失を小さくできる。さらにまた、本発
明では、2次以上の高次モードの励振条件はMQW層の
厚みと幅のみで決まるため、MQW層上のi−InP層
を薄くする(あるいはなくてもよい)ことにより、MQ
W層内での内部電界強度を高くすることができ、以て駆
動電圧を低減できる。本発明によれば、以上のように、
製作性、伝搬損失および駆動電圧の点で優れた半導体光
スイッチとその製造方法を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための平面図
である。
である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図4】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図5】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図6】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図7】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図8】本発明の第2の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図9】本発明の第2の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図10】本発明の第2の実施例を説明するための断面
図である。
図である。
【図11】本発明の第2の実施例を説明するための断面
図である。
図である。
【図12】本発明の第2の実施例を説明するための断面
図である。
図である。
【図13】本発明の第2の実施例を説明するための断面
図である。
図である。
【図14】本発明の第2の実施例を説明するための断面
図である。
図である。
【図15】本発明の他の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図16】本発明のさらに他の実施例を説明するための
断面図である。
断面図である。
【図17】本発明のさらに他の実施例を説明するための
断面図である。
断面図である。
【図18】本発明のさらに他の実施例を説明するための
断面図である。
断面図である。
【図19】本発明実施例における完全結合長L0 とコア
幅Wとの関係の一例を示す特性図である。
幅Wとの関係の一例を示す特性図である。
【図20】従来の方向性結合器形光スイッチの一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図21】図20に示した従来の方向性結合器形光スイ
ッチにおけるスイッチ部のAA′線断面図である。
ッチにおけるスイッチ部のAA′線断面図である。
【図22】従来の方向性結合器形光スイッチの製作法を
説明する図である。
説明する図である。
【図23】従来の方向性結合器形光スイッチの製作法を
説明する図である。
説明する図である。
【図24】実際に製作した従来の方向性結合形光スイッ
チの断面図である。
チの断面図である。
【符号の説明】 1 p形電極 2 p+ −InGaAsキャップ層 3 p−InPクラッド 4 i−InPクラッド 5 i−MQW層 6 n−InP基板 7 n側電極 8 フォトレジスト 100 SiO2 層 101 選択成長用SiO2 マスク 102 i−InP層 103 i−InGaAsP層 104 p−InP層 105 p+ −InGaAsキャップ層 106 選択成長用SiO2 マスク 107 フォトレジストマスク 108 埋め込み用電気的絶縁層 109 p−InP層 110 フォトレジストパターン
Claims (8)
- 【請求項1】 スイッチ部および該スイッチ部に接続す
る光導波路を具え、前記スイッチ部および前記光導波路
は少なくとも量子井戸もしくは多重量子井戸を光導波の
ためのコアとして基板上に配置した半導体光スイッチに
おいて、 領域選択成長用のマスクによって規定され、前記基板上
に配置された前記量子井戸もしくは多重量子井戸による
少なくとも2本以上のコアと、 該少なくとも2本以上のコアの各々を覆って各コアの直
上近傍に配設された導電媒質を含むクラッドと、 前記少なくとも2本以上のコアの直上近傍の間に配設さ
れて前記少なくとも2本以上のコアの各間を電気的に絶
縁する絶縁層とを具え、前記少なくとも2本以上のコア
を埋め込み構造としたことを特徴とする半導体光スイッ
チ。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体光スイッチにおい
て、幅、厚みおよび膜質の少なくとも1つを場所的に異
ならしめたマスクを用いて前記量子井戸もしくは多重量
子井戸を領域選択成長させて、前記量子井戸もしくは多
重量子井戸を構成するウェルとバリアの厚みと組成の少
なくとも1つを場所的に異ならしめることにより、前記
光導波路の前記量子井戸もしくは多重量子井戸のバンド
ギャップを前記スイッチ部を構成する前記量子井戸もし
くは多重量子井戸のバンドギャップよりも広くしたこと
を特徴とする半導体光スイッチ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体光スイ
ッチにおいて、前記少なくとも2本以上のコアと前記導
電媒質を含むクラッドとの間に前記基板よりも屈折率の
高い材料の層を配設したことを特徴とする半導体光スイ
ッチ。 - 【請求項4】 基板上に、幅、厚み、膜質の少なくとも
1つを場所的に異ならしめたマスクをパターニング形成
する工程と、 前記マスクを用いて前記基板上に量子井戸もしくは多重
量子井戸を含む領域を領域選択成長させて少なくとも2
本以上のコアを形成する工程と、 前記少なくとも2本以上のコアを覆うようにして導電媒
質を含むクラッド層を再成長させる工程と、 前記導電媒質を含むクラッド層を前記少なくとも2本以
上のコアに対応してエッチングしてメサ形状のクラッド
を形成する工程と、 前記メサ形状のクラッドの周囲を絶縁層で埋め込む工程
とを具えたことを特徴とする半導体光スイッチの製造方
法。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の半
導体光スイッチを製造するにあたって、 幅、厚み、膜質の少なくとも1つを場所的に異ならしめ
たマスクを用いて前記量子井戸もしくは多重量子井戸を
含む領域を前記基板上に領域選択成長させて前記少なく
とも2本以上のコアを形成する工程と、 前記少なくとも2本以上のコアを覆うようにして前記導
電媒質を含むクラッド層を再成長させる工程と、 前記導電媒質を含むクラッド層を前記少なくとも2本以
上のコアに対応してエッチングしてメサ形状のクラッド
を形成する工程と、 前記メサ形状のクラッドの間を前記絶縁層で埋め込む工
程とを含むことを特徴とする半導体光スイッチの製造方
法。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の半導体光スイ
ッチの製造方法において、前記メサ形状のクラッドの間
を前記絶縁層で埋め込んだ後に導電媒質を含む第2のク
ラッド層を再成長させる工程と、 該第2のクラッド層を前記少なくとも2本以上のコアに
対応してエッチングしてメサ形状の第2のクラッドを形
成する工程とをさらに含むことを特徴とする半導体光ス
イッチの製造方法。 - 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかに記載の半
導体光スイッチの製造方法において、幅、厚み、膜質の
少なくとも1つを場所的に異ならしめた前記マスクを用
いて前記量子井戸もしくは多重量子井戸を含む領域を前
記基板上に領域選択成長させた後に、当該領域選択成長
により形成された領域をエッチングして前記少なくとも
2本以上のコアを形成することを特徴とする半導体光ス
イッチの製造方法。 - 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載の半導体
光スイッチの製造方法において、前記メサ形状のクラッ
ドの少なくとも一部を領域選択成長により成長させるこ
とを特徴とする半導体光スイッチの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32295991A JPH05158081A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 半導体光スイッチおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32295991A JPH05158081A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 半導体光スイッチおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05158081A true JPH05158081A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18149556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32295991A Pending JPH05158081A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 半導体光スイッチおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05158081A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220091446A1 (en) * | 2020-09-24 | 2022-03-24 | Hewlett Packard Enterprise Development Lp | Optical coupler |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP32295991A patent/JPH05158081A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220091446A1 (en) * | 2020-09-24 | 2022-03-24 | Hewlett Packard Enterprise Development Lp | Optical coupler |
| US11630334B2 (en) * | 2020-09-24 | 2023-04-18 | Hewlett Packard Enterprise Development Lp | Optical coupler |
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