JPH0515848B2 - - Google Patents
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- JPH0515848B2 JPH0515848B2 JP1986385A JP1986385A JPH0515848B2 JP H0515848 B2 JPH0515848 B2 JP H0515848B2 JP 1986385 A JP1986385 A JP 1986385A JP 1986385 A JP1986385 A JP 1986385A JP H0515848 B2 JPH0515848 B2 JP H0515848B2
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- trench
- concrete
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D5/00—Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
- E02D5/18—Bulkheads or similar walls made solely of concrete in situ
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
本発明は、地下に連続壁を構築するに際して特
別に構成した鉛直継手を使用することにより、せ
ん断応力を隣接パネルに伝達して剛性を確保する
ことができ、更に継手部における漏水を防止する
ことのできる地下連続壁工法に関するものであ
る。
別に構成した鉛直継手を使用することにより、せ
ん断応力を隣接パネルに伝達して剛性を確保する
ことができ、更に継手部における漏水を防止する
ことのできる地下連続壁工法に関するものであ
る。
地下連続壁は、例えば地下タンクや浄水場の如
き地下構造物の周囲を囲う仮設土留として、また
ビルの地下部分の四周に耐震壁として構築されて
いる。このように地下に連続壁を構築するには、
先ずトレンチを掘削するが、このトレンチは深さ
が10〜100m程もあつてしかも土壁には多くの場
合砂層が含まれていて崩壊し易い。そこでトレン
チの端部にインターロツキングパイプを、またそ
の内側に当接する状態にガイド板を建込むのであ
るが、更にその前に例えばベントナイト等の微粒
子を分散させた水(以下、安定液と言う)の存在
下に掘削してトレンチ内に安定液を満たしておく
ことにより(以下、このように安定液を存在せし
めて行う工法を泥水工法と言う)微粒子を土壁表
面から内部へ浸入させて土とベントナイトと水と
から成るマツドフイルムを形成させると共に水圧
を作用させることにより、土壁の崩壊を防止して
いる。このように泥水が満たされておりインター
ロツキングパイプやガイド板が建込まれているト
レンチ内にガイド板に沿つて鉛直継手を、またト
レンチ側壁に沿つて鉄筋篭をそれぞれ建込んでか
らトレミーパイプの漏斗型注入口からトレンチの
底部にコンクリートを注入するトレミー工法によ
りコンクリートを打設する。このようにして1つ
のパネルの構築が終了すれば、続いて連続する次
のパネル区の土を前記と同様に安定液の存在下に
掘削し、インターロツキングパイプ、ガイド板及
び鉛直継手を建込み、先のインターロツキングパ
イプ及びガイド板を引き抜き、鉄筋篭を建込みコ
ンクリートを打設して鉛直継手を介して先のパネ
ルに接続して一体化している。 従来、地下連続壁工法に使用してきた鉛直継手
及び鉄筋篭を図面によつて説明する。第11図及
び第12図はそれぞれ従来の鉛直継手の例を示す
斜視図、第13図は従来の鉄筋篭の一部説明図で
ある。第11図に示す従来の鉛直継手15は仕切
プレート16の両面に多数のV状のシヤー筋17
をその2辺で形成する面が仕切プレート16に垂
直な鉛直面にほぼ沿うように固定したものであ
る。第12図に示す従来の鉛直継手15′は仕切
プレート16の両面に多数の棒状のシヤー筋1
7′をほぼ水平に仕切プレート16のフランジ1
6aの固定したものである。第13図に示す鉄筋
篭18は水平鉄筋19をいたるところでラツプさ
せてラツプジヨイント19aを形成させているも
のである。
き地下構造物の周囲を囲う仮設土留として、また
ビルの地下部分の四周に耐震壁として構築されて
いる。このように地下に連続壁を構築するには、
先ずトレンチを掘削するが、このトレンチは深さ
が10〜100m程もあつてしかも土壁には多くの場
合砂層が含まれていて崩壊し易い。そこでトレン
チの端部にインターロツキングパイプを、またそ
の内側に当接する状態にガイド板を建込むのであ
るが、更にその前に例えばベントナイト等の微粒
子を分散させた水(以下、安定液と言う)の存在
下に掘削してトレンチ内に安定液を満たしておく
ことにより(以下、このように安定液を存在せし
めて行う工法を泥水工法と言う)微粒子を土壁表
面から内部へ浸入させて土とベントナイトと水と
から成るマツドフイルムを形成させると共に水圧
を作用させることにより、土壁の崩壊を防止して
いる。このように泥水が満たされておりインター
ロツキングパイプやガイド板が建込まれているト
レンチ内にガイド板に沿つて鉛直継手を、またト
レンチ側壁に沿つて鉄筋篭をそれぞれ建込んでか
らトレミーパイプの漏斗型注入口からトレンチの
底部にコンクリートを注入するトレミー工法によ
りコンクリートを打設する。このようにして1つ
のパネルの構築が終了すれば、続いて連続する次
のパネル区の土を前記と同様に安定液の存在下に
掘削し、インターロツキングパイプ、ガイド板及
び鉛直継手を建込み、先のインターロツキングパ
イプ及びガイド板を引き抜き、鉄筋篭を建込みコ
ンクリートを打設して鉛直継手を介して先のパネ
ルに接続して一体化している。 従来、地下連続壁工法に使用してきた鉛直継手
及び鉄筋篭を図面によつて説明する。第11図及
び第12図はそれぞれ従来の鉛直継手の例を示す
斜視図、第13図は従来の鉄筋篭の一部説明図で
ある。第11図に示す従来の鉛直継手15は仕切
プレート16の両面に多数のV状のシヤー筋17
をその2辺で形成する面が仕切プレート16に垂
直な鉛直面にほぼ沿うように固定したものであ
る。第12図に示す従来の鉛直継手15′は仕切
プレート16の両面に多数の棒状のシヤー筋1
7′をほぼ水平に仕切プレート16のフランジ1
6aの固定したものである。第13図に示す鉄筋
篭18は水平鉄筋19をいたるところでラツプさ
せてラツプジヨイント19aを形成させているも
のである。
このように地下連続壁を構築するに際しては、
通常泥水工法とトレミー工法との併用によつてい
る。この場合次の如き状況となることを避けるこ
とができない。 すなわち、安定液中でトレミー工法等によりコ
ンクリートを打設した場合。コンクリートはトレ
ンチの底部に注入されるに従つて順次底部から押
し上げられて地表に向つて安定液中を上昇するか
ら、その天端にはスライムやゲル化ベントナイト
(コンクリート中のCa++イオンと反応して生成し
た泥状のベントナイト)が常に接して堆積し、そ
のためそれらが不純物として上部のコンクリート
に混入することによつてコンクリートの強度低下
を来たす。 また、トレミー工法により打設されたコンクリ
ートが水中を上昇するときの天端形状は、トレミ
ーパイプのトレンチ単位断面積当りの本数や位置
にもよるが、一般にトレミーパイプを中心として
山形状となる。従つて、コンクリートが上昇して
地表の所定レベルに至つてからその状態での上部
のコンクリートを除去して或る程度スライムやゲ
ル化ベントナイト混入部分を除いても、所定レベ
ルに至る迄の間に強度低下を生じたコンクリート
が鉛直継手の面に接着したりその付近に存在する
ことは免れ難い。このように泥水工法とトレミー
工法とを併用する限り鉛直継手付近のコンクリー
トの強度低下は避けることができず、そのような
条件下では従来の鉛直継手15,15′を使用す
る場合は次の如き欠点があつた。すなわち、第1
1図に示す鉛直継手15の場合ではシヤー筋17
の方向が斜上方及び斜下方となつていてパネルの
せん断力の主方向とほぼ合致し、その限りではシ
ヤー筋17の引張強度を有効ならしめるが、この
シヤー筋17は鉛直方向に見てせん断力の主方向
と同一方向の一つの直線でしかパネルのコンクリ
ートに接していないからシヤー筋17とコンクリ
ートとの接触面にパネルのせん断力が集中して大
きな荷重となつて作用し、強度の低下したコンク
リートではこの集中したせん断力に耐えるだけの
剛性を欠き、このせん断力を隣接パネルに充分伝
えることはできなかつた。また第12図に示す従
来の鉛直継手15′の場合ではシヤー筋17′の方
向がパネルのせん断力の主方向と直角な方向のみ
であり、コンクリートとシヤー筋17′の絡みが
少なく、従つてシヤー筋17′の引張強度は何ら
有効に作用せず、また鉛直継手15′にせん断力
を伝えようとしてもシヤー筋17′とコンクリー
トとの絡みが少なくてせん断力が集中するから強
度が低下したコンクリートでは必要な剛性を欠い
ていて隣接パネルにこのせん断力を充分伝えるこ
とができなかつた。またパネルの剛性を強化する
ために第13図の如く鉄筋篭18の水平鉄筋19
にラツプジヨイント19aを設けてその曲げ強度
に頼つたり、コンクリートに凹凸を設ける方法
は、元来大きい地下連続壁のせん断力には不充分
であつた。このように従来の鉛直継手15,1
5′を用いる地下連続工法にはパネルの剛性が不
足してそのせん断力を隣接するパネルに伝えるこ
とができない問題点があつた。 また、従来の地下連続壁工法には上記問題点の
他に、構築された地下連続壁の鉛直継手15,1
5′を含むパネル接続部で漏水が起き易いという
問題点もあつた。その原因として上記した鉛直継
手15,15′付近のコンクリートの強度低下の
他に、次の原因が考えられる。すなわち、安定液
中で負に帯電して分散している微粒子例えばベン
トナイトが鋼製の鉛直継手15,15′等から溶
出した2価陽電荷の鉄イオンと結合したものやス
ライム等が鉛直継手15,15′の表面に付着し
たり鉛直継手15,15′付近に散在していて、
コンクリート打設時には鉛直継手15,15′と
コンクリートとの接触面で介在したり、或は鉛直
継手15,15′付近のコクリート中に散在する
ことによつて鉛直継手15,15′とコンクリー
トとの接触状態を不良にし、またこれらの來雑物
の混入の他に微小なボイドも生じていて鉛直継手
15,15′付近のコンクリートの構造を充填不
完全な状態とするからであるが、これに対して何
ら有効な対策が実施されていなかつた。 このように従来の地下連続壁工法には構築され
た連続壁においてコンクリートのせん断力を隣接
するパネルに充分に伝え難いという問題点があ
り、更にパネル接続部で漏水し易い問題点もあつ
た。
通常泥水工法とトレミー工法との併用によつてい
る。この場合次の如き状況となることを避けるこ
とができない。 すなわち、安定液中でトレミー工法等によりコ
ンクリートを打設した場合。コンクリートはトレ
ンチの底部に注入されるに従つて順次底部から押
し上げられて地表に向つて安定液中を上昇するか
ら、その天端にはスライムやゲル化ベントナイト
(コンクリート中のCa++イオンと反応して生成し
た泥状のベントナイト)が常に接して堆積し、そ
のためそれらが不純物として上部のコンクリート
に混入することによつてコンクリートの強度低下
を来たす。 また、トレミー工法により打設されたコンクリ
ートが水中を上昇するときの天端形状は、トレミ
ーパイプのトレンチ単位断面積当りの本数や位置
にもよるが、一般にトレミーパイプを中心として
山形状となる。従つて、コンクリートが上昇して
地表の所定レベルに至つてからその状態での上部
のコンクリートを除去して或る程度スライムやゲ
ル化ベントナイト混入部分を除いても、所定レベ
ルに至る迄の間に強度低下を生じたコンクリート
が鉛直継手の面に接着したりその付近に存在する
ことは免れ難い。このように泥水工法とトレミー
工法とを併用する限り鉛直継手付近のコンクリー
トの強度低下は避けることができず、そのような
条件下では従来の鉛直継手15,15′を使用す
る場合は次の如き欠点があつた。すなわち、第1
1図に示す鉛直継手15の場合ではシヤー筋17
の方向が斜上方及び斜下方となつていてパネルの
せん断力の主方向とほぼ合致し、その限りではシ
ヤー筋17の引張強度を有効ならしめるが、この
シヤー筋17は鉛直方向に見てせん断力の主方向
と同一方向の一つの直線でしかパネルのコンクリ
ートに接していないからシヤー筋17とコンクリ
ートとの接触面にパネルのせん断力が集中して大
きな荷重となつて作用し、強度の低下したコンク
リートではこの集中したせん断力に耐えるだけの
剛性を欠き、このせん断力を隣接パネルに充分伝
えることはできなかつた。また第12図に示す従
来の鉛直継手15′の場合ではシヤー筋17′の方
向がパネルのせん断力の主方向と直角な方向のみ
であり、コンクリートとシヤー筋17′の絡みが
少なく、従つてシヤー筋17′の引張強度は何ら
有効に作用せず、また鉛直継手15′にせん断力
を伝えようとしてもシヤー筋17′とコンクリー
トとの絡みが少なくてせん断力が集中するから強
度が低下したコンクリートでは必要な剛性を欠い
ていて隣接パネルにこのせん断力を充分伝えるこ
とができなかつた。またパネルの剛性を強化する
ために第13図の如く鉄筋篭18の水平鉄筋19
にラツプジヨイント19aを設けてその曲げ強度
に頼つたり、コンクリートに凹凸を設ける方法
は、元来大きい地下連続壁のせん断力には不充分
であつた。このように従来の鉛直継手15,1
5′を用いる地下連続工法にはパネルの剛性が不
足してそのせん断力を隣接するパネルに伝えるこ
とができない問題点があつた。 また、従来の地下連続壁工法には上記問題点の
他に、構築された地下連続壁の鉛直継手15,1
5′を含むパネル接続部で漏水が起き易いという
問題点もあつた。その原因として上記した鉛直継
手15,15′付近のコンクリートの強度低下の
他に、次の原因が考えられる。すなわち、安定液
中で負に帯電して分散している微粒子例えばベン
トナイトが鋼製の鉛直継手15,15′等から溶
出した2価陽電荷の鉄イオンと結合したものやス
ライム等が鉛直継手15,15′の表面に付着し
たり鉛直継手15,15′付近に散在していて、
コンクリート打設時には鉛直継手15,15′と
コンクリートとの接触面で介在したり、或は鉛直
継手15,15′付近のコクリート中に散在する
ことによつて鉛直継手15,15′とコンクリー
トとの接触状態を不良にし、またこれらの來雑物
の混入の他に微小なボイドも生じていて鉛直継手
15,15′付近のコンクリートの構造を充填不
完全な状態とするからであるが、これに対して何
ら有効な対策が実施されていなかつた。 このように従来の地下連続壁工法には構築され
た連続壁においてコンクリートのせん断力を隣接
するパネルに充分に伝え難いという問題点があ
り、更にパネル接続部で漏水し易い問題点もあつ
た。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決すべく
特別に構成された鉛直継手を使用して各パネルに
コンクリートのせん断力を隣接パネルに充分に伝
達することができる剛性を持たせ、更にパネル接
続部での漏水を防止するように地下連続壁を構築
することのできる地下連続壁工法に関するもので
あつて、第1の本発明(以下、第1発明という)
は、安定液の存在下に掘削した当該パネル区のト
レンチ内に次のパネル区側の土壁に沿つてインタ
ーロツキングパイプとその内側に当接した状態で
ガイド板とを建込んだ後、鉛直方向に立てた仕切
プレートの両面にほぼコ字状に折り曲げられた多
数のシヤー筋をその両端部がほぼ水平に並んだ状
態に且つほぼ等長の脚部を斜上方及び斜下方に向
けて上下に順次配置して脚部を交差させた状態に
固定して成る鉛直継手を、前記ガイド板により外
側への移動を阻止された状態に且つトレンチ側壁
と仕切プレートの側部との間に実質的な間隙なく
トレンチ内に建込むと共に、トレンチ側壁に沿つ
て鉄筋篭をトレンチ内に建込み、次いでコンクリ
ートを打設して当該パネルを構築し、続いて連続
する次のパネル区を安定液の存在下に掘削し、鉄
筋篭の建込み及びコンクリート打設前に先のガイ
ド板及びインターロツキングパイプを引き抜く作
業を加えて上記作業を繰り返すことを特徴とす
る。 また、第2の本発明(以下、第2発明という)
は第1発明において、鉛直継手として仕切プレー
ト両面にシヤー筋を同様に固定すると共に、仕切
プレートとほぼ等長の止水プレートの一端縁に管
壁に多数の孔を有する有孔管が固定されて成る止
水部材を該止水プレートの他端縁で前記仕切プレ
ートにほぼ垂直に且つ鉛直方向に沿つて固定して
成る鉛直継手を使用し、コンクリートを打設した
後に、更に止水部材の有孔管に上部からグラウト
を圧入してその孔からコンクリート中に存在する
ことのあるコンクリート充填の不完全な部分に浸
入せしめて当該パネルを構築することを特徴とす
る。 以下、本発明工法を図面によつて詳細に説明す
る。 第1図〜第5図はそれぞれ本発明工法の実施に
使用する鉛直継手の例の構造を示す説明図、第6
図は本発明工法の実施に使用する鉄筋篭の1例を
示す側面図、第7図はトレンチ内にインターロツ
キングパイプ、ガイド板、鉛直継手及び鉄筋篭が
建込まれた状態の主要部を示す平面図、第8図は
第7図において土壁を透明体とみなして示すA−
A線側断面図、第9図は鉛直継手に固定された止
水部材の有孔管に上部からグラウトが圧入されて
いる状態を示すための模式的説明図、第10図は
止水部材を固定された鉛直継手を使用した地下連
続壁のパネル接続部の漏水防止状態を示すための
模式的説明図である。 本発明工法を実施するには先ず次に説明する如
く特別に構成した鉛直継手1を準備する。すなわ
ち、第1発明に使用する鉛直継手1は鉛直方向に
立てた仕切プレート2の両面にほぼコ字状に折り
曲げられていて脚部3aがほぼ等長の多数のシヤ
ー筋3を所定の状態に固定して成る。上記所定の
状態とは、第1図に示す如くほぼコ字状を成すシ
ヤー筋3の両端部3b,3bが仕切プレート2の
面上でほぼ水平に並んでおり、従つてシヤー筋3
の中央部3cもほぼ水平であり、且つ脚部3aを
斜上方及び斜下方に向けて上下に順次配置して脚
部3aを交差させた状態を言う。この斜上方及び
斜下方は水平面に対してそれぞれほぼ45°傾いて
いるのが脚部の方向がせん断力の主方向と一致す
るので好ましく、仕切プレート2の両面に鉛直方
向に配置された縦並びの上下両端部を除いて斜上
方と斜下方とは交互に配置されているのが普通で
あるが、厳密に交互でなくても差し支えない。こ
のような状態にシヤー筋3を上下に順次配置して
仕切プレート2の面に固定することを容易ならし
めるために、仕切プレート2の形状としては第1
図に示す如く仕切プレート2の両面にシヤー筋3
の両端部3b,3bの間隔にほぼ等しい間隔で鉛
直方向に平行なフランジ2aが設けられているの
が好ましく、シヤー筋3の仕切プレート2への固
定はこのフランジ2aの側面を利用すると容易で
ある。また仕切プレート2の両側縁部は後記する
ようにトレンチ10内に建込んだときに土壁との
間隙をできるだけ少なくするように第1図に示す
如くL型に折曲された折曲部2bが設けられてい
るのが好ましい。このような形状の仕切プレート
2は例えば第1図に示す如くH形鋼のフランジ外
面中央にL形鋼を溶接することによつて得られ
る。シヤー筋3の形状はほぼコ字状であれば良
く、第1図や第2図に示す如き形状の他、第3図
に示す如く両脚部3a,3aの間隔が端部3b側
と中央部3c側とで異なる形状や、第4図に示す
如く中央部3cが若干弧状を成している形状や、
第5図に示す如くそれらのいずれをも併有する形
状であつても良い。第2図〜第5図では後記する
止水部材4が固定されているが、これを除去した
ものは第1発明において使用する鉛直継手1とな
る。また第2発明に使用する鉛直継手1′は第2
図に示す如く仕切プレート2とほぼ等長の止水プ
レート5の一端縁に仕切プレート2とほぼ等長で
管理に多数の孔6aを有する有孔管6を固定され
た止水部材4を第1発明に使用する第1図に示す
鉛直継手1の仕切プレート2にほぼ垂直に且つ鉛
直方向に沿つて止水プレート5の他端縁で固定し
て成るものである。シヤー筋3の形状例を示す第
3図〜第5図の鉛直継手1′にはすべて止水部材
4が固定されていて第2発明に使用することがで
きる。図示した鉛直継手1′では止水部材の個数
は1つだけであるが、複数であつても良い。止水
部材4の固定位置は仕切プレート2のほぼ中央部
が好ましいが、複数の場合はそれらの間に適宜間
隔を設けて固定すれば良い。 次に鉄筋篭7を準備する。この鉄筋篭7として
は第6図に示す如く多数の水平鉄筋8と鉛直鉄筋
9とがほぼ直角に交差して全体としてほぼ直角四
辺形を成しており、上記交差点が溶接などの手段
で固定されているものが好ましい。 その他の機器、資材は従来の地下連続壁工法に
おいて使用されていたものがそのまま使用でき
る。
特別に構成された鉛直継手を使用して各パネルに
コンクリートのせん断力を隣接パネルに充分に伝
達することができる剛性を持たせ、更にパネル接
続部での漏水を防止するように地下連続壁を構築
することのできる地下連続壁工法に関するもので
あつて、第1の本発明(以下、第1発明という)
は、安定液の存在下に掘削した当該パネル区のト
レンチ内に次のパネル区側の土壁に沿つてインタ
ーロツキングパイプとその内側に当接した状態で
ガイド板とを建込んだ後、鉛直方向に立てた仕切
プレートの両面にほぼコ字状に折り曲げられた多
数のシヤー筋をその両端部がほぼ水平に並んだ状
態に且つほぼ等長の脚部を斜上方及び斜下方に向
けて上下に順次配置して脚部を交差させた状態に
固定して成る鉛直継手を、前記ガイド板により外
側への移動を阻止された状態に且つトレンチ側壁
と仕切プレートの側部との間に実質的な間隙なく
トレンチ内に建込むと共に、トレンチ側壁に沿つ
て鉄筋篭をトレンチ内に建込み、次いでコンクリ
ートを打設して当該パネルを構築し、続いて連続
する次のパネル区を安定液の存在下に掘削し、鉄
筋篭の建込み及びコンクリート打設前に先のガイ
ド板及びインターロツキングパイプを引き抜く作
業を加えて上記作業を繰り返すことを特徴とす
る。 また、第2の本発明(以下、第2発明という)
は第1発明において、鉛直継手として仕切プレー
ト両面にシヤー筋を同様に固定すると共に、仕切
プレートとほぼ等長の止水プレートの一端縁に管
壁に多数の孔を有する有孔管が固定されて成る止
水部材を該止水プレートの他端縁で前記仕切プレ
ートにほぼ垂直に且つ鉛直方向に沿つて固定して
成る鉛直継手を使用し、コンクリートを打設した
後に、更に止水部材の有孔管に上部からグラウト
を圧入してその孔からコンクリート中に存在する
ことのあるコンクリート充填の不完全な部分に浸
入せしめて当該パネルを構築することを特徴とす
る。 以下、本発明工法を図面によつて詳細に説明す
る。 第1図〜第5図はそれぞれ本発明工法の実施に
使用する鉛直継手の例の構造を示す説明図、第6
図は本発明工法の実施に使用する鉄筋篭の1例を
示す側面図、第7図はトレンチ内にインターロツ
キングパイプ、ガイド板、鉛直継手及び鉄筋篭が
建込まれた状態の主要部を示す平面図、第8図は
第7図において土壁を透明体とみなして示すA−
A線側断面図、第9図は鉛直継手に固定された止
水部材の有孔管に上部からグラウトが圧入されて
いる状態を示すための模式的説明図、第10図は
止水部材を固定された鉛直継手を使用した地下連
続壁のパネル接続部の漏水防止状態を示すための
模式的説明図である。 本発明工法を実施するには先ず次に説明する如
く特別に構成した鉛直継手1を準備する。すなわ
ち、第1発明に使用する鉛直継手1は鉛直方向に
立てた仕切プレート2の両面にほぼコ字状に折り
曲げられていて脚部3aがほぼ等長の多数のシヤ
ー筋3を所定の状態に固定して成る。上記所定の
状態とは、第1図に示す如くほぼコ字状を成すシ
ヤー筋3の両端部3b,3bが仕切プレート2の
面上でほぼ水平に並んでおり、従つてシヤー筋3
の中央部3cもほぼ水平であり、且つ脚部3aを
斜上方及び斜下方に向けて上下に順次配置して脚
部3aを交差させた状態を言う。この斜上方及び
斜下方は水平面に対してそれぞれほぼ45°傾いて
いるのが脚部の方向がせん断力の主方向と一致す
るので好ましく、仕切プレート2の両面に鉛直方
向に配置された縦並びの上下両端部を除いて斜上
方と斜下方とは交互に配置されているのが普通で
あるが、厳密に交互でなくても差し支えない。こ
のような状態にシヤー筋3を上下に順次配置して
仕切プレート2の面に固定することを容易ならし
めるために、仕切プレート2の形状としては第1
図に示す如く仕切プレート2の両面にシヤー筋3
の両端部3b,3bの間隔にほぼ等しい間隔で鉛
直方向に平行なフランジ2aが設けられているの
が好ましく、シヤー筋3の仕切プレート2への固
定はこのフランジ2aの側面を利用すると容易で
ある。また仕切プレート2の両側縁部は後記する
ようにトレンチ10内に建込んだときに土壁との
間隙をできるだけ少なくするように第1図に示す
如くL型に折曲された折曲部2bが設けられてい
るのが好ましい。このような形状の仕切プレート
2は例えば第1図に示す如くH形鋼のフランジ外
面中央にL形鋼を溶接することによつて得られ
る。シヤー筋3の形状はほぼコ字状であれば良
く、第1図や第2図に示す如き形状の他、第3図
に示す如く両脚部3a,3aの間隔が端部3b側
と中央部3c側とで異なる形状や、第4図に示す
如く中央部3cが若干弧状を成している形状や、
第5図に示す如くそれらのいずれをも併有する形
状であつても良い。第2図〜第5図では後記する
止水部材4が固定されているが、これを除去した
ものは第1発明において使用する鉛直継手1とな
る。また第2発明に使用する鉛直継手1′は第2
図に示す如く仕切プレート2とほぼ等長の止水プ
レート5の一端縁に仕切プレート2とほぼ等長で
管理に多数の孔6aを有する有孔管6を固定され
た止水部材4を第1発明に使用する第1図に示す
鉛直継手1の仕切プレート2にほぼ垂直に且つ鉛
直方向に沿つて止水プレート5の他端縁で固定し
て成るものである。シヤー筋3の形状例を示す第
3図〜第5図の鉛直継手1′にはすべて止水部材
4が固定されていて第2発明に使用することがで
きる。図示した鉛直継手1′では止水部材の個数
は1つだけであるが、複数であつても良い。止水
部材4の固定位置は仕切プレート2のほぼ中央部
が好ましいが、複数の場合はそれらの間に適宜間
隔を設けて固定すれば良い。 次に鉄筋篭7を準備する。この鉄筋篭7として
は第6図に示す如く多数の水平鉄筋8と鉛直鉄筋
9とがほぼ直角に交差して全体としてほぼ直角四
辺形を成しており、上記交差点が溶接などの手段
で固定されているものが好ましい。 その他の機器、資材は従来の地下連続壁工法に
おいて使用されていたものがそのまま使用でき
る。
本発明の実施は次の工程及び作業により行なわ
れる。 第1発明においては、先ず通常の地下連続壁工
法と同様に安定液の存在下に最初のパネル区の土
を掘削してトレンチ10を構成し、このトレンチ
10内に次のパネル区側の土壁に沿つてインター
ロツキングパイプ11とその内側に当接した状態
でガイド板12とを建込む。このガイド板12は
第7図に示す如く鉛直継手1のシヤー筋3を抱き
込むのに充分な大きさのほぼコ字状を成してい
る。次いで鉛直継手1をトレンチ10に建込むの
であるが、建込んだときの状態をガイド板12に
より鉛直継手1が外側への移動を阻止された状態
に、例えば第7図ではガイド板12の両端部12
a,12aに仕切プレート2を当接せしめた状態
に、且つトレンチ側壁10aと仕切プレート2の
側部を成している折曲部2bとの間に実質的な間
隙がない状態にするのである。この間隙のない状
態とするためには仕切プレート2の幅とトレンチ
10の幅とは予め等しく設定しておき、それでも
間隙が生じた場合には必要に応じて塞いでおく。
また鉛直継手1の仕切プレート2で仕切られたガ
イド板12と反対側のトレンチ10の側壁10a
に沿つて鉄筋篭7を鉛直継手1のシヤー筋3にラ
ツプさせて建込む。以上の作業により第7図及び
第8図に示す状態となる。 次いでトレンチ10内の鉛直継手1の仕切プレ
ート2で仕切られた鉄筋篭7側の部分にコンクリ
ートを例えばトレミー工法で打設して当該パネル
を構築する。 続いてこのパネルに連続する次のパネル区を上
記と同様の作業により安定液の存在下に掘削した
トレンチ10内にインターロツキングパイプ11
及びガイド板12を建込み、新たに加える作業と
して鉄筋篭7の建込み及びコンクリートの打設前
に先のトレンチ10内に残したままのガイド板1
2及びインターロツキングパイプ11を引き抜く
作業を行なつてから、先の鉛直継手1と新たな鉛
直継手1とのそれぞれの仕切プレート2,2間を
次のパネル区としてそのトレンチ10の側壁10
aに沿つて鉄筋篭7を両側でそれぞれ鉛直継手
1,1のシヤー筋3,3にラツプさせて建込み、
同様にコンクリートを打設するのである。以後上
記一連の作業を繰り返すのである。 また第2発明においては、上記第1発明の工程
において鉛直継手1の代わりに止水部材4を固定
した鉛直継手1′を使用し、各パネル区のコンク
リート打設後に止水部材4の有孔管6に上部から
グラウト14を圧入して有孔管6の孔6aからコ
ンクリート中に存在することのあるコンクリート
充填の不完全な部分に浸入せしめる作業を加える
のである。このグラウト圧入作業は、第9図に示
す如く有孔管6の管内に沿つて摺動可能なグラウ
ト圧入管13の先端を先ず有孔管6の底部に位置
せしめ、グラウト14をグラウト圧入管13の先
端から有孔管6内に圧入しながら上方に引き上げ
ることよつて行なうのである。その他の工程及び
作業は第1発明と同様である。
れる。 第1発明においては、先ず通常の地下連続壁工
法と同様に安定液の存在下に最初のパネル区の土
を掘削してトレンチ10を構成し、このトレンチ
10内に次のパネル区側の土壁に沿つてインター
ロツキングパイプ11とその内側に当接した状態
でガイド板12とを建込む。このガイド板12は
第7図に示す如く鉛直継手1のシヤー筋3を抱き
込むのに充分な大きさのほぼコ字状を成してい
る。次いで鉛直継手1をトレンチ10に建込むの
であるが、建込んだときの状態をガイド板12に
より鉛直継手1が外側への移動を阻止された状態
に、例えば第7図ではガイド板12の両端部12
a,12aに仕切プレート2を当接せしめた状態
に、且つトレンチ側壁10aと仕切プレート2の
側部を成している折曲部2bとの間に実質的な間
隙がない状態にするのである。この間隙のない状
態とするためには仕切プレート2の幅とトレンチ
10の幅とは予め等しく設定しておき、それでも
間隙が生じた場合には必要に応じて塞いでおく。
また鉛直継手1の仕切プレート2で仕切られたガ
イド板12と反対側のトレンチ10の側壁10a
に沿つて鉄筋篭7を鉛直継手1のシヤー筋3にラ
ツプさせて建込む。以上の作業により第7図及び
第8図に示す状態となる。 次いでトレンチ10内の鉛直継手1の仕切プレ
ート2で仕切られた鉄筋篭7側の部分にコンクリ
ートを例えばトレミー工法で打設して当該パネル
を構築する。 続いてこのパネルに連続する次のパネル区を上
記と同様の作業により安定液の存在下に掘削した
トレンチ10内にインターロツキングパイプ11
及びガイド板12を建込み、新たに加える作業と
して鉄筋篭7の建込み及びコンクリートの打設前
に先のトレンチ10内に残したままのガイド板1
2及びインターロツキングパイプ11を引き抜く
作業を行なつてから、先の鉛直継手1と新たな鉛
直継手1とのそれぞれの仕切プレート2,2間を
次のパネル区としてそのトレンチ10の側壁10
aに沿つて鉄筋篭7を両側でそれぞれ鉛直継手
1,1のシヤー筋3,3にラツプさせて建込み、
同様にコンクリートを打設するのである。以後上
記一連の作業を繰り返すのである。 また第2発明においては、上記第1発明の工程
において鉛直継手1の代わりに止水部材4を固定
した鉛直継手1′を使用し、各パネル区のコンク
リート打設後に止水部材4の有孔管6に上部から
グラウト14を圧入して有孔管6の孔6aからコ
ンクリート中に存在することのあるコンクリート
充填の不完全な部分に浸入せしめる作業を加える
のである。このグラウト圧入作業は、第9図に示
す如く有孔管6の管内に沿つて摺動可能なグラウ
ト圧入管13の先端を先ず有孔管6の底部に位置
せしめ、グラウト14をグラウト圧入管13の先
端から有孔管6内に圧入しながら上方に引き上げ
ることよつて行なうのである。その他の工程及び
作業は第1発明と同様である。
本発明工法はそれによつて構築された地下連続
壁について次の作用及び効果を有する。 すなわち、鉛直継手1,1′の両面に固定した
シヤー筋3の形状をほぼコ字状とし且つ脚部3a
を斜上方及び斜下方好ましくは水平面に対してほ
ぼ45°の角度で配置して交差させたことにより、
パネルのせん断力の主方向とシヤー筋3の方向が
ほぼ一致してシヤー筋3の引張強度が充分に活か
されることは勿論であるが、シヤー筋3が脚部3
aと一体化した中央部3cを有することによりパ
ネルのコンクリートとの絡み部分が格段に増加し
てパネルのせん断力が脚部3aに集中することを
防止でき、従つて泥水工法やトレミー工法などに
よつて強度が低下したコンクリートであつてもコ
ンクリートを破壊することがないから剛性を充分
に維持して或るパネルのせん断力を隣接パネルに
充分に伝達することができるのである。 また第6図に示す如き鉄筋篭7を使用するとき
は鉄筋篭7が水平鉄筋のラツプジヨイントに頼る
ものではなく、水平鉄筋8に鉛直鉄筋9ををほぼ
直角に交差させてその交差点を固定してトラス状
に配置しているので上記パネルの剛性の維持に大
きく貢献させることができる。 更に第2発明に特有の効果は、パネル接続部の
漏水を防止することができることである。すなわ
ち、グラウト圧入管13からグラウト14を鉛直
継手1′の有孔管6に圧入することにより、有孔
管6や仕切プレート2の周辺に微小なボイドやス
ライムその他の來雑物があつてコンクリート充填
の不完全な部分が存在する場合であつても第10
図に示す如くグラウト14がその部分に浸透して
完全な充填状態としてコンクリート充填の不完全
による漏水を防止することができるのである。ま
た若し僅かな水の浸透が仕切プレート2とコンク
リートとの接触面で起きる場合でも、第10図に
矢印で示す如く浸透した水は止水部材4を大きく
迂回することになつてその間のどこかの点で水の
浸透路が閉塞している可能性が高く、パネル接続
部の片面から他方の面に透通することがなくなる
のである。 以上の如き効果を有する本発明工法は、地下連
続壁を強固にし、更に漏水防止性能を高めて土木
建築技術の向上に貢献する処大なるものがある。
壁について次の作用及び効果を有する。 すなわち、鉛直継手1,1′の両面に固定した
シヤー筋3の形状をほぼコ字状とし且つ脚部3a
を斜上方及び斜下方好ましくは水平面に対してほ
ぼ45°の角度で配置して交差させたことにより、
パネルのせん断力の主方向とシヤー筋3の方向が
ほぼ一致してシヤー筋3の引張強度が充分に活か
されることは勿論であるが、シヤー筋3が脚部3
aと一体化した中央部3cを有することによりパ
ネルのコンクリートとの絡み部分が格段に増加し
てパネルのせん断力が脚部3aに集中することを
防止でき、従つて泥水工法やトレミー工法などに
よつて強度が低下したコンクリートであつてもコ
ンクリートを破壊することがないから剛性を充分
に維持して或るパネルのせん断力を隣接パネルに
充分に伝達することができるのである。 また第6図に示す如き鉄筋篭7を使用するとき
は鉄筋篭7が水平鉄筋のラツプジヨイントに頼る
ものではなく、水平鉄筋8に鉛直鉄筋9ををほぼ
直角に交差させてその交差点を固定してトラス状
に配置しているので上記パネルの剛性の維持に大
きく貢献させることができる。 更に第2発明に特有の効果は、パネル接続部の
漏水を防止することができることである。すなわ
ち、グラウト圧入管13からグラウト14を鉛直
継手1′の有孔管6に圧入することにより、有孔
管6や仕切プレート2の周辺に微小なボイドやス
ライムその他の來雑物があつてコンクリート充填
の不完全な部分が存在する場合であつても第10
図に示す如くグラウト14がその部分に浸透して
完全な充填状態としてコンクリート充填の不完全
による漏水を防止することができるのである。ま
た若し僅かな水の浸透が仕切プレート2とコンク
リートとの接触面で起きる場合でも、第10図に
矢印で示す如く浸透した水は止水部材4を大きく
迂回することになつてその間のどこかの点で水の
浸透路が閉塞している可能性が高く、パネル接続
部の片面から他方の面に透通することがなくなる
のである。 以上の如き効果を有する本発明工法は、地下連
続壁を強固にし、更に漏水防止性能を高めて土木
建築技術の向上に貢献する処大なるものがある。
第1図〜第5図はそれぞれ本発明工法の実施に
使用する鉛直継手の例の構造を示す説明図、第6
図は本発明工法の実施に使用する鉄筋篭の1例を
示す側面図、第7図はトレンチ内のインターロツ
キングパイプ、ガイド板、鉛直継手及び鉄筋篭が
建込まれた状態の主要部を示す平面図、第8図は
第7図において土壁を透明体とみなして示すA−
A線側断面図、第9図は鉛直継手に固定された止
水部材の有孔管に上部からグラウトが圧入されて
いる状態を示す模式的説明図、第10図は止水部
材を固定された鉛直継手を使用した地下連続壁の
パネル接続部の漏水防止状態を示すための模式的
説明図、第11図及び第12図はそれぞれ従来の
鉛直継手の例を示す斜視図、第13図は従来の鉄
筋篭の一部説明図である。 1,1′……鉛直継手、2……仕切プレート、
2a……フランジ、2b……折曲部、3……シヤ
ー筋、3a……脚部、3b……端部、3c……中
央部、4……止水部材、5……止水プレート、6
……有孔管、6a……孔、7……鉄筋篭、8……
水平鉄筋、9……鉛直鉄筋、10……トレンチ、
10a……側壁、11……インターロツキングパ
イプ、12……ガイド板、12a……端部、13
……グラウト圧入管、14……グラウト、15,
15′……従来の鉛直継手、16……従来の鉛直
継手の仕切プレート、16a……フランジ、1
7,17′……従来の鉛直継手のシヤー筋、18
……従来の鉄筋篭、19……従来の鉄筋篭の水平
鉄筋、19a……ラツプジヨイント。
使用する鉛直継手の例の構造を示す説明図、第6
図は本発明工法の実施に使用する鉄筋篭の1例を
示す側面図、第7図はトレンチ内のインターロツ
キングパイプ、ガイド板、鉛直継手及び鉄筋篭が
建込まれた状態の主要部を示す平面図、第8図は
第7図において土壁を透明体とみなして示すA−
A線側断面図、第9図は鉛直継手に固定された止
水部材の有孔管に上部からグラウトが圧入されて
いる状態を示す模式的説明図、第10図は止水部
材を固定された鉛直継手を使用した地下連続壁の
パネル接続部の漏水防止状態を示すための模式的
説明図、第11図及び第12図はそれぞれ従来の
鉛直継手の例を示す斜視図、第13図は従来の鉄
筋篭の一部説明図である。 1,1′……鉛直継手、2……仕切プレート、
2a……フランジ、2b……折曲部、3……シヤ
ー筋、3a……脚部、3b……端部、3c……中
央部、4……止水部材、5……止水プレート、6
……有孔管、6a……孔、7……鉄筋篭、8……
水平鉄筋、9……鉛直鉄筋、10……トレンチ、
10a……側壁、11……インターロツキングパ
イプ、12……ガイド板、12a……端部、13
……グラウト圧入管、14……グラウト、15,
15′……従来の鉛直継手、16……従来の鉛直
継手の仕切プレート、16a……フランジ、1
7,17′……従来の鉛直継手のシヤー筋、18
……従来の鉄筋篭、19……従来の鉄筋篭の水平
鉄筋、19a……ラツプジヨイント。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 安定液の存在下に掘削した当該パネル区のト
レンチ内に次のパネル区側の土壁に沿つてインタ
ーロツキングパイプとその内側に当接した状態で
ガイド板とを建込んだ後、鉛直方向に立てた仕切
プレートの両面にほぼコ字状に折り曲げられた多
数のシヤー筋をその両端部がほぼ水平に並んだ状
態に且つほぼ等長の脚部を斜上方及び斜下方に向
けて上下に順次配置して脚部を交差させた状態に
固定して成る鉛直継手を、前記ガイド板により外
側への移動を阻止された状態に且つトレンチ側壁
と仕切プレートの側部との間に実質的な間隙なく
トレンチ内に建込むと共に、トレンチ側壁に沿つ
て鉄筋篭をトレンチ内に建込み、次いでコンクリ
ートを打設して当該パネルを構築し、続いて連続
する次のパネル区を安定液の存在下に掘削し、鉄
筋篭の建込み及びコンクリート打設前に先のガイ
ド板及びインターロツキングパイプを引き抜く作
業を加えて上記作業を繰り返すことを特徴とする
地下連続壁工法。 2 鉄筋篭として、多数の水平鉄筋と多数の鉛直
鉄筋とがほぼ直角に交差して全体としてほぼ直角
四辺形を成しており上記交差点が固定されている
ものを使用する特許請求の範囲第1項に記載の地
下連続壁工法。 3 鉛直継手として、シヤー筋の脚部が斜上方及
び斜下方に向けて水平面に対してほぼ45°の角度
で配置されているものを使用する特許請求の範囲
第1項又は第2項に記載の地下連続壁工法。 4 安定液の存在下に掘削した当該パネル区のト
レンチ内に次のパネル区側の土壁に沿つてインタ
ーロツキングパイプとその内側に当接した状態で
ガイド板とを建込んだ後、鉛直方向に立てた仕切
プレートの両面にほぼコ字状に折り曲げられた多
数のシヤー筋をその両端部がほぼ水平に並んだ状
態に且つほぼ等長の脚部を斜上方及び斜下方に向
けて上下に順次配置して脚部を交差させた状態に
固定すると共に仕切プレートとほぼ等長の止水プ
レートの一端縁に管壁に多数の孔を有する有孔管
が固定されて成る止水部材を該止水プレートの他
端縁で前記仕切プレートにほぼ垂直に且つ鉛直方
向に沿つて固定して成る鉛直継手を、前記ガイド
板により外側への移動を阻止された状態に且つト
レンチ側壁と仕切プレートの側部との間に実質的
な間隙なくトレンチ内に建込むと共に、トレンチ
側壁に沿つて鉄筋篭をトレンチ内に建込み、次い
でコンクリートを打設した後、止水部材の有孔管
に上部からグラウトを圧入してその孔からコンク
リート中に存在することのあるコンクリート充填
の不完全な部分に浸入せしめて当該パネルを構築
し、続いて連続する次のパネル区を安定液の存在
下に掘削し、鉄筋篭の建込み及びコンクリート打
設前に先のガイド板及びインターロツキングパイ
プを引き抜く作業を加えて上記作業を繰り返すこ
とを特徴とする地下連続壁工法。 5 鉄筋篭として、多数の水平鉄筋と多数の鉛直
鉄筋とがほぼ直角に交差して全体としてほぼ直角
四辺形を成しており上記交差点が固定されている
ものを使用する特許請求の範囲第4項に記載の地
下連続壁工法。 6 鉛直継手として、シヤー筋の脚部が斜上方及
び斜下方に向けて水平面に対してほぼ45°の角度
で配置されているものを使用する特許請求の範囲
第4項又は第5項に記載の地下連続壁工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986385A JPS61179917A (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 地下連続壁工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986385A JPS61179917A (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 地下連続壁工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61179917A JPS61179917A (ja) | 1986-08-12 |
| JPH0515848B2 true JPH0515848B2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=12011054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986385A Granted JPS61179917A (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 地下連続壁工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61179917A (ja) |
-
1985
- 1985-02-06 JP JP1986385A patent/JPS61179917A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61179917A (ja) | 1986-08-12 |
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