JPH0516482B2 - - Google Patents

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JPH0516482B2
JPH0516482B2 JP8066386A JP8066386A JPH0516482B2 JP H0516482 B2 JPH0516482 B2 JP H0516482B2 JP 8066386 A JP8066386 A JP 8066386A JP 8066386 A JP8066386 A JP 8066386A JP H0516482 B2 JPH0516482 B2 JP H0516482B2
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eccentric
eccentric mass
rotating shaft
mass
outer peripheral
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Fujio Koyama
Kenichi Myazaki
Akira Mitsui
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Sakai Heavy Industries Ltd
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Sakai Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は締固め機械の振動機構に関する。
〔従来の技術〕
従来締固め機械において締固め能率を向上する
ため転動輪を振動させる手段として、転動輪の回
転中心線に沿つて転動輪に設けた回転軸に偏心荷
重を取付け、該回転軸を回転させることにより転
動輪を該転動輪の接地部に対し上下に振動せしめ
ていた。この従来技術は地盤を通じて上下振動が
伝翻するので、住宅地や地盤振動を嫌う施設近傍
における施工で振動公害を発生する欠点があるほ
か、舗装合材の骨材をたたき破壊する等の欠点が
あつた。
そこで、本出願人はすでに特願昭58−61408号
において、転動輪に偏心質量の回転軸を、該回転
軸の回転中心線が該転動輪の半径方向に平行な直
線上に位置するように、回転自在に設け、上記回
転軸の軸芯に対する各偏心質量の偏心取付位置を
転動輪の起振駆動軸方向に対して定めて回転させ
ることにより前記転動輪の接地部を水平面内で振
動せしめるように構成した締固め機械の振動機構
を開示し、その一実施例として前記回転軸を転動
輪の半径方向に平行な直線上の左右の位置に2個
づつ設け、該回転軸の軸芯に対する各偏心取付位
置を対向位置又は同一方向に配置することによ
り、転動輪の接地部を水平面内で全周方向又は左
右方向又は前後方向に振動を相乗させたものを提
案したが、種々の締固め性能試験及び実験等をか
さねた末、全周方向の振動が最も締固め性能に優
れた結果を得た。即ち、全周方向の振動は、接地
面の土粒子を揺動するように又は循環的にこねる
ように運動させるので、好適なニーデイング作用
が働き、透水性、気密性等に非常に有益な効果を
発揮すると共に締固め度においても左右又は前後
方向の振動に比べよい性能結果を得た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、全周方向の振動の成分である左
右方向の振動はサスペンシヨンゴムに左右方向
(圧縮方向)の力として働くため、サスペンシヨ
ンゴムで吸収できない振動がフレーム本体に伝わ
り、操縦者に疲労を与えるという問題点が残つ
た。この問題は振動力が大きくなればなるほど比
例的に左右方向の振動力も大きくなることによ
る。
本発明は上記の点に鑑み改良創案されたもの
で、締固め性能が良いと共に、振動のフレーム本
体への伝達が少なく、操縦者の疲労を低減した締
固め機械の振動機構を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕
上記の問題点を解決するため、本発明において
は、転動輪のほぼ回転中心線に直交する直線上に
回転中心線を有し、かつ、外方端にそれぞれ偏心
質量を有する回転軸を回転することにより、前記
転動輪の接地部をほぼ水平面内で振動させる締固
め機械の振動機構において、前記転動輪のほぼ回
転中心線上における複数の位置で、転動輪のほぼ
回転中心線に直交する直線を成分とする方向の直
線上に位置するように、外方端にそれぞれ偏心質
量を有する複数の回転軸を取付け、各回転軸の回
転中の一時点で、前記複数の回転軸における特定
の回転軸の一側の偏心質量が転動輪の回転中心線
の軸方向の一方に偏心しているとき、前記特定の
回転軸の他側の偏心質量又は他の回転軸の一側若
しくは他側の偏心質量における一部は前記特定の
回転軸の一側の偏心質量の偏心方向と同方向に偏
心し、他部はその偏心方向を前記特定の回転軸の
一側の偏心質量の偏心方向に対し180゜±45゜以内
の範囲で異ならせたことを特徴とする。
上記構成を採用したことにより、締固め機械は
水平面内の進行方向に対し、左右方向の振動力を
小さく、前後方向の振動力を大きくとつた楕円形
の円周状または循環状の振動によつて転圧を行う
から、良好なニーデイング作用が働き、透水性、
気密性等に優れた効果を発揮すると共に、左右方
向の振動力が小さいので、フレーム本体への振動
の伝達が極めて少なくなつた。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について図面に基づき説明
をする。第1図は本発明に係る振動機構を適用す
る締固め機械1を例示する側面図である。2は原
動機、走行装置、操向装置、操縦席等が配備され
た車台、3は車台2に設けた走行輪である。車台
2には転動輪4を指示するフレーム5が連接ピン
6を介して取付けられている。
第2図は本発明の第1実施例を示す断面図であ
る。フレーム5の左右に取付座7,7が設けられ
該取付座7,7内にサスペンシヨンゴム8,8を
介して取付体9,9が固着される。
一方転動輪4の内部に側板10,11が設けら
れ、右側の側板10の中央に中空のボス軸12が
固着される。該ボス軸12は前記取付体9,9に
軸受13,13を介して軸支されている。
右側の取付体9の中央に正逆回転可能な起振用
の油圧モータ14が固着され、該油圧モータ14
の出力軸が中空のボス軸12と右側の側板10に
貫入され左方へ延設された起振駆動軸15にカツ
プリングを介して接続されている。該駆動軸15
は前記右側の側板10にベアリング16,16を
介して枢支されると共に、該駆動軸15の側板側
10側先端に一つの駆動傘歯車17が設けられて
いる。
また、前記右側の側板10の内側面には、転動
輪4の回転中心線Aを挟んでブラケツト21,2
1,21が設けられている。そして、このブラケ
ツト21,21,21に、転動輪4の回転中心線
A上における複数の位置で、転動輪4の回転中心
線Aに直交する直線上に回転中心線B及びCを有
し、かつ、転動輪4の回転中心線Aに直交する直
線を成分とする方向の直線上に位置するように、
直径方向に第1の回転軸18a及び第2の回転軸
18bを、ベアリング19,19,19及び2
0,20,20を介して軸支している。
駆動傘歯車17寄りに位置する前記第1の回転
軸18aのほぼ中央部には、従動傘歯車22が設
けられ、前記駆動軸15の先端の駆動傘歯車17
に噛合する。そして、第1の回転軸18aの中途
部に設けられた駆動平歯車23が、第2の回転軸
18bの中途部に設けられた従動平歯車24に噛
合する。駆動平歯車23及び従動平歯車24は、
それぞれ同一歯数で構成されている。前記第1の
回転軸18a及び第2の回転軸18bの両外方端
には、それぞれ等しい質量の偏心質量25a,2
5b及び25c,25dが取付けられている。な
お、左側の取付体9には、転動輪4を駆動するホ
イールモータ26が固着されている。
前記偏心質量25a,25b及び25c,25
dの各偏心位置の相互関係は、第1実施例として
次のように定められている。即ち、第1の回転軸
における一側の外方端の偏心質量25aが、起振
駆動軸15の軸方向の一方に偏心しているとき、
他側の外方端の偏心質量25bは、一側の外方端
の偏心質量25aの偏心方向に対して180゜+30°
(又は180゜−30゜)異なる位置関係となる方向に偏
心しており、このとき、第2の回転軸における一
側の外方端の偏心質量25cは、第1の回転軸に
おける他側の外方端の偏心質量25bの偏心方向
と同一方向に、また、第2の回転軸における他側
の外方端の偏心質量25dは、第1の回転軸にお
ける一側の外方端の偏心質量25aの偏心方向と
同一方向に偏心しているものである。
次にこの第1実施例に係る振動機構の作用につ
いて説明をする。
締固め機械1の走行を停止した状態で油圧モー
タ14により出力軸、カツプリング、起振駆動軸
15、駆動傘歯車17、従動傘歯車22、駆動平
歯車23、従動平歯車24を介して回転軸18
a,18bを矢印の如く回転させると、第3図に
おいて偏心質量25aの外周端は回転中心線Bを
中心に位置F,E,D,Gの順に回転し、偏心質
量25bの外周端は同様にD′,G′,F′,E′の順に
回転し、偏心質量25cの外周端は回転中心線C
を中心に逆にH′,I′,J′,K′の順に回転し、偏心
質量25dの外周端は同様にJ,K,H,Iの順
に回転をする。
各偏心質量25a,25b,25c,25dの
偏心位置は、前記の関係にあるので、この回転中
の一時点で、偏心質量25aの外周端が位置Fに
あるとき、偏心質量25cの外周端はH′の位置
をとる。そして、この時点で、偏心質量25bの
外周端は位置D′にあり、かつ、偏心質量25d
の外周端はJの位置をとる。
この時、位置BからF、位置BからD′、位置
CからJ及び位置CからH′に向う各遠心力を、
それぞれ、BF,BD′,CJ及びCH′で表すと、遠
心力BFとCH′及び遠心力BD′とCJは、相互に打
ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベク
トルは、その大きさがBF−CH′cos30゜及びCJ−
BD′cos30゜で、その方向はBからF及びCからJ
に向う方向となり、結果的にHからFに向う遠心
力が作用することとなる。したがつて、転動輪4
を右側に振動させる力α(第2図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量25aの
外周端が位置Dにあるとき、偏心質量25cの外
周端はJ′の位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量25bの外周端は位置F′にあり、かつ、偏
心質量25dの外周端はHの位置をとる。
この時、位置BからD、位置BからF′、位置C
からH及び位置CからJ′に向う各遠心力を、それ
ぞれ、BD,BF′,CH及びCJ′で表すと、遠心力
BDとCJ′及び遠心力BF′とCHは、相互に打ち消
し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベクトル
は、その大きさがBD−CJ′cos30゜及CH−
BF′cos30゜で、その方向はBからD及びCからH
に向う方向となり、結果的にFからHに向う遠心
力が作用することとなる。したがつて、転動輪4
を左側に振動させる力β(第2図)が作用する。
また、回転中の一時点で、偏心質量25aの外
周端が位置Eにあるとき、偏心質量25bの外周
端はG′の位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量25cの外周端は位置I′にあり、かつ、偏
心質量25dの外周端はKの位置をとる。この
時、第4図に示す如く、転動輪4にL方向(円周
方向)に回転する力がほぼ相乗して作用する。従
つて、転動輪4の接地部には、地面と平行に前後
方向の力θ(第2図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量25aの
外周端が位置Gにあるとき、偏心質量25bの外
周端はE′の位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量25cの外周端は位置K′にあり、かつ、
偏心質量25dの外周端はIの位置をとる。この
時、前記と反対に、転動輪4に第4図のM方向
(円周方向)に回転する力がほぼ相乗して作用す
る。この力をγ(第2図)で表す。
このように、偏心質量25a,25b,25
c,25dが回転すると、転動輪4の接地部に対
して、時々刻々変わる遠心力のベクトルα〜θ〜
β〜γ〜αが作用し、この接地部は、第2図の矢
印Wに示す如く、水平面上において楕円形の円周
上を振動する。
また締固め機械1を走行させながら偏心質量2
5a,25b,25c,25dを回転させると、
転動輪4の接地部は、上記の水平振動と走行に伴
う前進又は後退運動とが合成された水平運動を行
うことになる。従つて、締固め機械1が走行して
いる状態においても走行を停止している状態にお
いても、偏心質量25a,25b,25c,25
dを回転させて締固め作業を行うと、転動輪4が
接地面の土粒子を揺動するように又は循環的にこ
ねるように運動するから、舗装合材の骨材の破壊
及びヘアクラツクの発生がなく且つ締固め能率の
向上が図られる。
また水平方向に締固め作用を行うから、地盤の
特性上、上下振動に比較して地盤の振動減衰効率
が大きく、従つて地盤振動を嫌う施設近傍におけ
る転圧作業や住居の多い生活道路の施工に振動公
害を大幅に減少し得る利点と共に、第4図に示す
如く発生した前後方向の振動(第2図における
γ,θ方向の力)は、転動輪の回転中心線Aを中
心に転動輪廻りのモーメントとしてのみ働くから
転動輪の回転軸は振動を受けないのでサスペンシ
ヨンゴムには振動は働かず、また発生した左右方
向の振動(第2図におけるα,β方向)は、その
大きさ自身が小さく、さらにサスペンシヨンゴム
には圧縮方向の力として働くことになり、機械本
体の垂直荷重及び駆動力とは力の方向が変わるた
め剪断力としては非常に小さな値となるから、こ
れに耐えるサスペンシヨンゴムはバネ定数の小さ
い柔らかいものでよく必然的に防振効果が高くフ
レーム本体への振動の伝達が小さくなり、操縦者
の疲労を低減させる利点がある。
さらに、本発明の締固め機械は水平面内の進行
方向に対し、左右方向の振動力を小さく、前後方
向の振動力を大きくとつた楕円形の円周状又は循
環状の振動によつて転圧を行うから、大きな振動
力であつてもサスペンシヨンゴムへの振動影響が
少なく全周方向の振動と同じく良好なニイーデイ
ングの作用が働くから、第14図、第15図に示
す如く、締固め度及び透水性においても、従来の
前後方向或は左右方向のみの振動と比較して、非
常に優れた効果を発揮する。即ち、第14図、第
15図は次の試験条件で締固め回数に対する締固
め度及び透水係数を測定したものである。
機械重量 6300Kg 転圧輪負荷荷重 3150Kg 転圧輪の径×巾 1050φ×1450mm 振動数 3100vpm 振動力 5100Kg 車 速 2Km/h. 路面状態 瀝青合材密粒 6cm 第14図、第15図の通り、例えば締固め回数
が8回の場合、締固め度は本発明のものが101%
なのに対し、従来の前後・左右方向のみの振動の
ものは98%、透水係数は本発明のものが2.5×
10-7cm/secなのに対し、従来のものは4×10-7
cm/secとなつており、いずれの場合も本発明の
振動の方が優れた結果を示している。
次に第2実施例を第5図に基づき説明する。
この第2実施例では偏心質量の回転軸は数及び
偏心質量の取付け方以外の構成は第1実施例と同
じであるので、同一部材には同符号を付し説明は
省略する。
第2実施例では、転動輪4の回転中心線Aを挟
んで設けたブラケツト21,21,21に、転動
輪4の回転中心線Aに直交する直径方向の直線上
に回転中心線B及びCを有する第1実施例におけ
る第1及び第2の回転軸18a及び18bに加え
て、起振駆動軸15の軸方向に離間して位置し、
回転中心線Xを有する第3の回転軸18cを、ベ
アリング28,28,28を介して軸支してい
る。そして、この第3の回転軸18cの中途部に
は、第1の回転軸の駆動平歯車23及び第2の回
転軸の従動平歯車24と同一歯数の従動平歯車2
9を設けてあり、第2の回転軸の従動平歯車24
と噛合して、回転の伝達を受けるように構成され
ている。前記第1の回転軸18a、第2の回転軸
18b及び第3の回転軸18cの両外方端には、
それぞれ偏心質量27a,27b、同27c,2
7d及び27e,27fが取付けられている。
前記偏心質量27a,27b、同27c,27
d及び同27e,27fの各偏心位置の相互関係
は、次のように定められている。即ち、第1の回
転軸における一側の外方端の偏心質量27aが、
起振駆動軸15の軸方向の一方に偏心していると
き、他側の外方端の偏心質量27bは、一側の外
方端の偏心質量27aの偏心方向に対して180゜+
30゜(又は180゜−30゜)異なる位置関係となる方向に
偏心しており、このとき、第2の回転軸における
他側の外方端の偏心質量27dは、第1の回転軸
における一側の外方端の偏心質量27aの偏心方
向と同一方向に、また、第2の回転軸における一
側の外方端の偏心質量27cは、一側の外方端の
偏心質量27dの偏心方向に対して180゜+30゜(又
は180゜−30゜)異なる位置関係となる方向に偏心
しており、かつ、第3の回転軸における一側及び
他側の外方端の偏心質量27e,27fは、第1
の回転軸における一側及び他側の外方端の偏心質
量27a,27bの偏心方向と同一方向に偏心し
ているものである。
また、前記偏心質量27a,27b、同27
c,27d及び同27e,27fの各質量の相互
関係は、次のように定められている。即ち、第1
及び第3の回転軸の両外方端の偏心質量27a,
27b及び27e,27fは、それぞれ質量が等
しく、また、第2の回転軸の両外方端の偏心質量
27c,27dは、第1及び第3の回転軸の両外
方端の偏心質量27a,27b及び27e,27
fに対し質量が2倍、つまり、27c=27a+27e及
び27d=27b+27fの関係となつている。
次にこの第2実施例に係る振動機構の作用につ
いて説明をする。
締固め機械1の走行を停止した状態で油圧モー
タ14により出力軸、カツプリング、起振駆動軸
15、駆動傘歯車17、従動傘歯車22、駆動平
歯車23、従動平歯車24,29を介して回転軸
18a,18b,18cを矢印の如く回転させる
と、第6図において偏心質量27aの外周端は回
転中心線Bを中心として位置F,E,D,Gの順
に回転し、偏心質量27bの外周端は同様にD′,
G′,F′,E′の順に回転し、偏心質量27cの外周
端は回転中心線Cを中心として逆にH′,I′,J′,
K′の順に回転し、偏心質量27dの外周端は同
様にJ,K,H,Iの順に回転し、偏心質量27
eの外周端は回転中心線Xを中心として逆にP,
O,N,Qの順に回転し、偏心質量27fの外周
端はN′,Q′,O′の順に回転する。
各偏心質量27a,27b,27c,27d,
27e,27fの偏心位置は、前記の関係にある
ので、この回転中の一時点で、偏心質量27aの
外周端が位置Fにあるとき、偏心質量27eの外
周端はPの位置をとり、偏心質量27cの外周端
はH′の位置をとる。そして、この時点で、偏心
質量27bの外周端は位置D′にあり、かつ、偏
心質量27fの外周端はN′の位置をとり、偏心
質量27dの外周端はJの位置をとる。
この時、位置BからF、位置XからP、位置C
からH′、位置BからD′、位置XかららN′及び位
置CからJに向う各遠心力を、それぞれBF,
XP,CH′,BD′,XN′及びCJで表すと、遠心力
BF,XPとCH′及び遠心力BD′,XN′とCJは、相
互に打ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合
成ベクトルは、その大きさが(BF+XP)−
CH′cos30゜及びCJ−(BD′cos30゜+XN′cos30゜)
で、その方向はBからF,XからP及びCからJ
に向う方向となり、結果的にNからFに向う遠心
力が作用することとなる。したがつて、転動輪4
を右側に振動させる力α(第5図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量27aの
外周端が位置Dにあるとき、偏心質量27eの外
周端はNの位置をとり、偏心質量27cの外周端
はJ′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質
量27bの外周端は位置F′にあり、かつ、偏心質
量27fの外周端はP′の位置をとり、偏心質量2
7dの外周端はHの位置をとる。
この時、位置BからD、位置XからN、位置C
からJ′、位置BからF′、位置XからP′及び位置C
からH向う各遠心力を、それぞれ、BD,XN,
CJ′,BF′,XP′及びCHで表すと、遠心力BD,
XNとCJ′及び遠心力BF′,XP′とCHは、相互に
打ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベ
クトルは、その大きさが(BD+XN)−CJ′cos30゜
及びCH−(BF′cos30゜+XP′cos30゜)で、その方
向はBからD、XからN及びCからHに向う方向
となり、結果的にFからNに向う遠心力が作用す
ることとなる。したがつて、転動輪4を左側に振
動させる力β(第5図)が作用する。
また、回転中の一時点で、偏心質量27aの外
周端が位置Eにあるとき、偏心質量27bの外周
端はG′の位置をとる。この時点で、偏心質量2
7cの外周端は位置I′にあり、偏心質量27dの
外周端はKの位置をとると共に、偏心質量27e
の外周端は位置Oにあり、偏心質量27fの外周
端はQ′の位置をとる。この時、第7図に示す如
く、転動輪4にL方向(円周方向)に回転する力
が相乗して作用する。従つて、転動輪4の接地部
には、地面と平行に前後方向の力θ(第5図)が
作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量27aの
外周端が位置Gにあるとき、偏心質量27bの外
周端はE′の位置をとる。この時点で、偏心質量2
7cの外周端は位置K′にあり、偏心質量27d
の外周端はIの位置をとると共に、偏心質量27
eの外周端は位置Qにあり、偏心質量27fの外
周端はO′の位置をとる。この時、前記と反対に、
転動輪4に第4図のM方向(円周方向)に回転す
る力が相乗して作用する。この力をγ(第5図)
で表す。
このように、偏心質量27a,27b,27
c,27d,27e,27fが回転すると、転動
輪4の接地部に対して、時々刻々変わる遠心力の
ベクトルα〜θ〜β〜γ〜αが作用し、この接地
部は、第5図の矢印Wに示す如く、水平面上にお
いて楕円形の円周上を振動する。よつて、本実施
例は第1実施例と同様に作用し、同様の効果をも
たらすものである。
第2実施例は、このように第1及び第3の回転
軸の外方端の偏心質量27a,27b及び27
e,27fは、それぞれ質量が等しく、また、第
2の回転軸の外方端の偏心質量27c,27d
は、第1及び第3の回転軸の外方端の偏心質量2
7a,27b及び27e,27fに対し質量が2
倍の関係となるように質量条件を設定している。
そして、偏心質量27a,27b,27c,27
d,27e,27fの回転により、起振力を発生
させ、転動輪4を水平面内で左右方向に振動させ
るものである。
ところで、起振力Fは、 F=mrω2 (但し、mは物体の全質量、rは偏心距離、m・
rは偏心モーメント、ωは回転角速度)で表され
るから、上記のように質量条件を設定すること
は、比例関係にある偏心距離、つまり軸のまわり
の回転半径rを変えたときも、当然に同一条件を
設定し得る。すなわち、回転角速度ωを一定とす
れば、第1、第2及び第3の回転軸の外方端の偏
心質量を、それぞれ等しい質量とし、第2の回転
軸の外方端の偏心質量27c,27dの偏心距離
を、第1及び第3の回転軸の外方端の偏心質量2
7a,27b及び27e,27fの偏心距離の2
倍の関係となるように設定しても、同一の起振力
が得られることは、自明の事柄である。したがつ
て、第2実施例における締固め機械の振動機構に
よつては、偏心質量の質量の大きさを変化させる
ことに替え、偏心距離を変化させても、また、場
合によつては回転軸の長さを変化させても、同一
の効果を生ぜしめる。
よつて、本明細書において用いられる「偏心質
量」なる用語は、比例関係にある「偏心距離」の
意味を包含し、「偏心モーメント」を意味するも
のとする。
次に第3実施例を第8図に基づき説明する。
第3実施例は、第1実施例が転動輪4の回転中
心線A上における複数の位置で、転動輪4の回転
中心線Aに直交する直線上の回転中心線B及びC
を有し、かつ、転動輪4の回転中心線Aに直交す
る直線を成分とする方向の直線上に位置するよう
に、直径方向に第1の回転軸及び第2の回転軸を
軸支しているのに対し、半径方向に対向させて第
1の回転軸及び第2の回転軸を設けている点が異
なる。その他偏心質量の取付け方が異なる以外
は、第1実施例と同じであるので、同一部材には
同一符号を付し説明は省略する。
側板10の内側面に転動輪4の回転中心線Aを
挟んで設けたブラケツト21a,21a,21
a,21aに、転動輪4の回転中心線A上におけ
る複数の位置で、転動輪4の回転中心線Aに直交
する直線上に回転中心線B及びCを有し、かつ、
転動輪4の回転中心線Aに直交する直線を成分と
する方向の直線上に位置するように、半径方向に
対向させて第1の各回転軸18c,18d及び第
2の各回転軸18e,18fを、ベアリング19
a,19a,19a,19a及び20a,20
a,20a,20aを介して軸支している。前記
第1の各回転軸18c,18dの内方端には、そ
れぞれ従動傘歯車22a,22bが設けられ、前
記駆動軸15の先端に設けた駆動傘歯車17に噛
合する。
そして、第1の各回転軸18c,18dの中途
部に設けられた駆動平歯車23a,23bが、第
2の各回転軸18e,18fの中途部に設けられ
た従動平歯車24a,24bに各々噛合する。駆
動平歯車23a,23b及び従動平歯車24a,
24bは、それぞれ同一歯数で構成されている。
前記第1の各回転軸18c,18d及び第2の各
回転軸18e,18fの両外方端には、それぞれ
等しい質量の偏心質量30a,30b及び30
c,30dが取付けられている。
前記偏心質量30a,30b及び30c,30
dの各偏心位置の相互関係は、次のように定めら
れている。即ち、第1の回転軸における一側の外
方端の偏心質量30aが、起振駆動軸15の軸方
向の他方に偏心しているとき、他側の外方端の偏
心質量30bも同一方向に偏心しており、このと
き、第2の回転軸における一側及び他側の外方端
の偏心質量30c,30dは、第1の回転軸にお
ける一側及び他側の外方端の偏心質量30a,3
0bの偏心方向に対して180゜+30゜(又は180゜−
30゜)異なる位置関係となる方向に偏心している
ものである。
次にこの第3実施例に係る振動機構の作用につ
いて説明をする。
締固め機械1の走行を停止した状態で油圧モー
タ14により出力軸、カツプリング、起振駆動軸
15、駆動傘歯車17、従動傘歯車22a,22
b、駆動平歯車23a,23b、従動平歯車24
a,24bを介して回転軸18c,18d,18
e,18fを矢印の如く回転させると、第9図に
おいて偏心質量30aの外周端は回転中心線Bを
中心に位置D,E,F,Gの順に回転し、偏心質
量30bの外周端は逆に位置D,G,F,Eの順
に回転する。また、偏心質量30cの外周端は回
転中心線Cを中心に位置J′,I′,H′,K′の順に回
転し、偏心質量30dの外周端は逆に位置J′,
K′,H′,I′の順に回転をする。
各偏心質量30a,30b,30c,30dの
偏心位置は、前記の関係にあるので、この回転中
の一時点で、偏心質量30aの外周端が位置Dに
あるとき、偏心質量30bの外周端もDの位置を
とる。そして、この時点で、偏心質量30cの外
周端は位置J′にあり、かつ、偏心質量30dの外
周端もJ′の位置をとる。
この時、位置BからD及び位置CからJ′に向う
各遠心力を、これぞれ、BD及びCJ′で表すと、B
からDに向う遠心力とCからJ′に向う遠心力と
は、相互に打ち消し合う方向に作用するが、遠心
力の合成ベクトルは、その大きさがBD−
CJ′cos30゜で、その方向はFからHに向う方向と
なり、したがつて、転動輪4を左側に振動させる
力β(第8図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量30aの
外周端が位置Fにあるとき、偏心質量30bの外
周端もFの位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量30cの外周端は位置H′にあり、かつ、
偏心質量30dの外周端もH′の位置をとる。
この時、位置BからF及び位置CからH′に向
う各遠心力を、それぞれ、BF及びCH′で表すと、
BからFに向う遠心力とCからH′に向う遠心力
とは、相互に打ち消し合う方向に作用するが、遠
心力の合成ベクトルは、その大きさがBD−
CJ′cos30゜で、その方向はFからHに向う方向と
なり、したがつて、転動輪4を右側に振動させる
力α(第8図)が作用する。
また、回転中の一時点で、偏心質量30aの外
周端が位置Eにあるとき、偏心質量30bの外周
端はGの位置をとる。そして、この時点で、偏心
質量30cの外周端は位置I′にあり、かつ、偏心
質量30dの外周端もK′の位置をとる。この時、
第10図に示す如く、転動輪4にL方向(円周方
向)に回転する力がほぼ相乗して作用する。従つ
て、転動輪4の接地部には、地面と平行に前後方
向の力θ(第8図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量30aの
外周端が位置Gにあるとき、偏心質量30bの外
周端もEの位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量30cの外周端は位置K′にあり、かつ、
偏心質量30dの外周端もI′の位置をとる。この
時、前記と反対に、転動輪4に第10図のM方向
(円周方向)に回転する力がほぼ相乗して作用す
る。この力をγ(第8図)で表す。
このように、偏心質量30a,30b,30
c,30dが回転すると、転動輪4の接地部に対
して、時々刻々変わる遠心力のベクトルα〜θ〜
β〜γ〜αが作用し、この接地部は、第8図の矢
印Wに示す如く、水平面上において楕円形の円周
上を振動する。
よつて、本実施例は第1、第2実施例と同様に
作用し、同様の効果をもたらすものである。
次に第4実施例を第11図に基づき説明する。こ
の第4実施例は、第1、第2及び第3の各回転軸
を半径方向に対向させて軸支している点と、偏心
質量の取付け方が異なる以外は、第2実施例と同
じであるので、同一部材には同符号を付し説明は
省略する。
側板10,11の内側面に転動輪4の回転中心
線Aを挟んで設けたブラケツト21a,21a,
21a,21aに、転動輪4の回転中心線A上に
おける複数の位置で、転動輪4の回転中心線Aに
直交する直線上に回転中心線B及びCXを有する
半径方向に対向させた第1の各回転軸18c,1
8d及び第2の各回転軸18e,18fに加え
て、第3の各回転軸18g,18hを、ベアリン
グ31,31,31,31を介して軸支してい
る。前記第1の各回転軸18c,18dの内方端
には、それぞれ従動傘歯車22a,22bが設け
られ、前記駆動軸15の先端に設けた駆動傘歯車
17に噛合する。
そして、第1の各回転軸18c,18dの中途
部に設けられた駆動平歯車23a,23bが、第
2の各回転軸18e,18f及び第3の各回転軸
18g,18hのそれぞれの中途部に設けられた
従動平歯車24a,24b及び32a,32bに
各々噛合する。駆動平歯車23a,23bと従動
平歯車24a,24b及び同32a,32bは、
それぞれ同一歯数で構成されている。前記第1の
各回転軸18c,18d、第2の各回転軸18
e,18f及び第3の各回転軸18g,18hの
両外方端には、それぞれ等しい質量の偏心質量3
3a,33b、同33c,33d及び同33e,
33fが取付けられている。
前記偏心質量33a,33b、同33c,33
d及び同33e,33fの各偏位置の相互関係
は、次のように定められている。即ち、第1の回
転軸における一側の外方端の偏心質量33aが、
起振駆動軸15の軸方向の他方に偏心していると
き、他側の外方端の偏心質量33bも同一方向に
偏心しており、このとき、第2の回転軸における
一側及び他側の外方端の偏心質量33c,33d
は、第1の回転軸における一側及び他側の外方端
の偏心質量33a,33bの偏心方向に対して
180゜+30゜(又は180゜−30゜)異なる位置関係となる
方向に偏心しており、かつ、第3の回転軸におけ
る一側及び他側の外方端の偏心質量33g,33
fは、第1の回転軸における一側及び他側の外方
端の偏心質量33a,33bの偏心方向と同一方
向に偏心しているものである。
また、前記偏心質量33a,33b、同33
c,33d及び同33e,33fの各質量の相互
関係は、次のように定められている。即ち、第1
及び第3の回転軸の両外方端の偏心質量33a,
33b及び33e,33fは、それぞれ質量が等
しく、また、第2の回転軸の両外方端の偏心質量
33c,33dは、第1及び第3の回転軸の両外
方端の偏心質量33a,33b及び33e,33
fに対し質量が2倍、つまり、33c=33a+
33e及び33d=33b+33fの関係となつ
ている。
次にこの第4実施例に係る振動機構の作用につ
いて説明をする。
締固め機械1の走行を停止した状態で油圧モー
タ14により出力軸、カツプリング、起振駆動軸
15、駆動傘歯車17、従動傘歯車22a,22
b、駆動平歯車23a,23b、従動平歯車24
a,24b,32a,32bを介して回転軸18
c,18d及び18e,18f及び18g,18
hを矢印の如く回転させると、第12図において
偏心質量33aの外周端は回転中心線Bを中心と
して位置D,E,F,Gの順に回転し、偏心質量
33bの外周端は同様に位置D,G,F,Eの順
に回転し、偏心質量33cの外周端は回転中心線
Cを中心として逆に位置J′,I′,H′,K′の順に回
転し、偏心質量33dの外周端はJ′,K′,H′,
I′の順に回転し、偏心質量33eの外周端は回転
中心線Xを中心にN,O,P,Qの順に回転し、
偏心質量33fの外周端はN,Q,P,Oの順に
回転する。
各偏心質量33a,33b,33c,33d,
33e,33fの偏心位置は、前記の関係にある
ので、この回転中の一時点で、偏心質量33aの
外周端が位置Dにあるとき、偏心質量33bの外
周端もDの位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量33cの外周端は位置J′にあり、偏心質量
33dの外周端もJ′の位置をとり、かつ、偏心質
量33eの外周端はNの位置をとり、偏心質量3
3fの外周端もNの位置をとる。
この時、位置BからD、位置XからN及び位置
CからJ′に向う各遠心力を、それぞれ、BD,XN
及びCJ′で表すと、遠心力BD及びXNと遠心力
CJ′とは、相互に打ち消し合う方向に作用するが、
遠心力の合成ベクトルは、その大きさが(BD+
XN)−CJ′cos30゜で、その方向はFからNに向う
方向となり、したがつて、転動輪4を左側に振動
させる力β(第11図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量33aの
外周端が位置Fにあるとき、偏心質量33bの外
周端もFの位置をとる。そして、この時点で、偏
心質量33cの外周端は位置H′にあり、偏心質
量33dの外周端もH′の位置をとり、かつ、偏
心質量33eの外周端はPの位置をとり、偏心質
量33fの外周端もPの位置をとる。
この時、位置BからF、位置XからP及び位置
CからH′に向う各遠心力を、それぞれ、BF,
XP及びCH′で表すと、遠心力BF及び同XPと遠
心力CH′とは、相互に打ち消し合う方向に作用す
るが、遠心力の合成ベクトルは、その大きさが
(BF+XP)−CH′cos30゜で、その方向はNからF
に向う方向となり、したがつて、転動輪4を右側
に振動させる力α(第11図)が作用する。
また、回転中の一時点で、偏心質量33aの外
周端が位置Eにあるとき、偏心質量33bの外周
端はGの位置をとる。この時点で、偏心質量33
cの外周端は位置I′にあり、偏心質量33dの外
周端はK′の位置をとると共に、偏心質量33e
の外周端は位置Oにあり、偏心質量33fの外周
端はQの位置をとる。この時、第13図に示す如
く、転動輪4にL方向(円周方向)に回転する力
がほぼ相乗して作用する。従つて、転動輪4の接
地部には、地面と平行に前後方向の力θ(第11
図)が作用する。
同様に、回転中の一時点で、偏心質量33aの
外周端が位置Gにあるとき、偏心質量33bの外
周端はEの位置をとる。この時点で、偏心質量3
3cの外周端は位置K′にあり、偏心質量33d
の外周端はI′の位置をとると共に、偏心質量33
eの外周端は位置Qにあり、偏心質量33fの外
周端はOの位置をとる。この時、前記と反対に、
転動輪4に第13図のM方向(円周方向)に回転
する力が相乗して作用する。この力をγ(第11
図)で表す。
このように、偏心質量33a,33b,33
c,33d,33e,33fが回転すると、転動
輪4の接地部に対して、時々刻々変わる遠心力の
ベクトルα〜θ〜β〜γ〜αが作用し、この接地
部は、第11図の矢印Wに示す如く、水平面上に
おいて楕円形の円周上を振動する。
よつて、本実施例は第1、第2、第3実施例と
同様に作用し、同様の効果をもたらすものであ
る。
なお、この第4実施例においても、前記第2実
施例の場合と同様、回転角速度ωを一定として、
第1、第2及び第3の各回転軸の外方端の偏心質
量を、それぞれ等しい質量とし、第2の各回転軸
の外方端の偏心質量33c,33dの偏心距離
を、第1及び第3の各回転軸の外方端の偏心質量
33a,33b及び33e,33fの偏心距離の
2倍の関係となるように設定すれば、同一の起振
力が得られるので、「偏心質量」は、「偏心モーメ
ント」と読み替え得るものとする。
なお、偏心質量の偏心取付位置の位相を45度以
内で進相又は遅相させる意味は、45度以内であれ
ば、前後方向のみの振動と比較して良好な楕円形
の円周状及び循環状の振動をすることができると
いうことである。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明した如く、締固め機械におい
て水平面内の進行方向に対し、左右方向の振動力
を小さく、前後方向の振動力を大きくとつた楕円
形の円周状又は循環状の振動によつて転圧を行う
から、振動公害の発生を可及的に防止できると共
に、良好なニーデイング作用が働き、透水性、気
密性等に優れた効果を発揮すると共に、左右方向
の振動力が小さいので振動がサスペンシヨンゴム
によく吸収されフレーム本体への振動力の伝達が
極めて少なくなり操縦者の疲労を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は締固め機械の側面図、第2図は本発明
の第1実施例を示す転動輪の断面図、第3図は第
2図の矢視説明図、第4図は第2図の矢視説
明図、第5図は本発明の第2実施例を示す転動輪
の断面図、第6図は第5図の矢視説明図、第7
図は第5図の矢視説明図、第8図は本発明の第
3実施例を示す転動輪の断面図、第9図は第8図
の矢視説明図、第10図は第8図の矢視説明
図、第11図は本発明の第4実施例を示す転動輪
の断面図、第12図は第11図のXII矢視説明図、
第13図は第11図の矢視説明図、第14図
は本発明の締固め度と締固め回数との関係を示す
線図、第15図は同じく透水係数と締固め回数と
の関係を示す線図である。 1……締固め機械、4……転動輪、5……フレ
ーム、9……取付体、10,11……側板、12
……ボス軸、13……軸受、14……油圧モー
タ、15……起振駆動軸、17…駆動傘歯車、1
8a,18b,18c,18d,18e,18
f,18g,18h……回転軸、19,19a,
20a……ベアリング、22,22a,22b…
…従動傘歯車、23,23a,23b……駆動傘
歯車、24,24a,24b……従動平歯車、2
5a,25b,25c,25d……偏心質量、2
7a,27b,27c,27d,27e,27f
……偏心質量、30a,30b,30c,30d
……偏心質量、33a,33b,33c,33
d,33e,33f……偏心質量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 転動輪のほぼ回転中心線に直交する直線上に
    回転中心線を有し、かつ、外方端にそれぞれ偏心
    質量を有する回転軸を回転することにより、前記
    転動輪の接地部をほぼ水平面内で振動させる締固
    め機械の振動機構において、 前記転動輪のほぼ回転中心線上における複数の
    位置で、転動輪のほぼ回転中心線に直交する直線
    を成分とする方向の直線上に位置するように、外
    方端にそれぞれ偏心質量を有する複数の回転軸を
    取付け、各回転軸の回転中の一時点で、前記複数
    の回転軸における特定の回転軸の一側の偏心質量
    が転動輪の回転中心線の軸方向の一方に偏心して
    いるとき、前記特定の回転軸の他側の偏心質量又
    は他の回転軸の一側若しくは他側の偏心質量にお
    ける一部は前記特定の回転軸の一側の偏心質量の
    偏心方向と同方向に偏心し、他部はその偏心方向
    を前記特定の回転軸の一側の偏心質量の偏心方向
    に対し180゜±45゜以内の範囲で異ならせたことを
    特徴とする締固め機械の振動機構。
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