JPH051700Y2 - - Google Patents
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- JPH051700Y2 JPH051700Y2 JP13727087U JP13727087U JPH051700Y2 JP H051700 Y2 JPH051700 Y2 JP H051700Y2 JP 13727087 U JP13727087 U JP 13727087U JP 13727087 U JP13727087 U JP 13727087U JP H051700 Y2 JPH051700 Y2 JP H051700Y2
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車等車両に装備される制動装置
としてのデイスクブレーキのパツド構造の改良に
関する。
としてのデイスクブレーキのパツド構造の改良に
関する。
(従来の技術)
一般に、自動車車両においてブレーキ制動時に
ブレーキノイズが発生することは官能的に好まし
くなく、車両としての商品価値を低下させる。こ
のため、上記ブレーキノイズの防止対策として従
来より各種の手段が開発されかつ実施されてい
る。そのうち、デイスクブレーキのブレーキノイ
ズ防止対策として、例えばキヤリパに組み込まれ
たピストンとパツド裏金との間にシムを挿入した
り、あるいは実開昭61−200936号公報に開示され
ているように、パツド裏金を2分割に構成して該
両パツド裏金の間に粘弾性層を介装したりするこ
とにより、ブレーキ制動時に発生する摩擦振動を
上記シムや粘弾性層に吸収させることによつて減
衰せしめ、これによりパツドの摩擦振動に起因す
るブレーキノイズの低減化を図るようになされた
ものが知られている。
ブレーキノイズが発生することは官能的に好まし
くなく、車両としての商品価値を低下させる。こ
のため、上記ブレーキノイズの防止対策として従
来より各種の手段が開発されかつ実施されてい
る。そのうち、デイスクブレーキのブレーキノイ
ズ防止対策として、例えばキヤリパに組み込まれ
たピストンとパツド裏金との間にシムを挿入した
り、あるいは実開昭61−200936号公報に開示され
ているように、パツド裏金を2分割に構成して該
両パツド裏金の間に粘弾性層を介装したりするこ
とにより、ブレーキ制動時に発生する摩擦振動を
上記シムや粘弾性層に吸収させることによつて減
衰せしめ、これによりパツドの摩擦振動に起因す
るブレーキノイズの低減化を図るようになされた
ものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、ブレーキノイズの発生頻度の高いパ
ツドについて研究を重ねた結果、デイスクロータ
回転方向に対してパツドリーデイング側の面圧が
パツドトレーリング側よりも大きいため、摩擦材
のパツドリーデイング側がパツドトレーリング側
よりも早期に摩減し、このことに起因してステイ
ツクスリツプ現象等を誘発することによるもので
あることが判明した。このように、ブレーキノイ
ズはパツドの摩擦材の偏摩耗により発生するた
め、上記の従来の如くピストンとパツド裏金との
間にシムを挿入したり、あるいは2枚のパツド裏
金の間に粘弾性層を介装したものであつても、上
述の如く摩擦材に偏摩耗が発生した場合には、ブ
レーキ制動時における上記シムや粘弾性層の減衰
能が半減して所期の目的とするブレーキノイズの
低減化を図ることが困難となる。
ツドについて研究を重ねた結果、デイスクロータ
回転方向に対してパツドリーデイング側の面圧が
パツドトレーリング側よりも大きいため、摩擦材
のパツドリーデイング側がパツドトレーリング側
よりも早期に摩減し、このことに起因してステイ
ツクスリツプ現象等を誘発することによるもので
あることが判明した。このように、ブレーキノイ
ズはパツドの摩擦材の偏摩耗により発生するた
め、上記の従来の如くピストンとパツド裏金との
間にシムを挿入したり、あるいは2枚のパツド裏
金の間に粘弾性層を介装したものであつても、上
述の如く摩擦材に偏摩耗が発生した場合には、ブ
レーキ制動時における上記シムや粘弾性層の減衰
能が半減して所期の目的とするブレーキノイズの
低減化を図ることが困難となる。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記の公報例の如
くパツド裏金を2分割に構成し、この両パツド裏
金の間に熱膨張係数の異なる2つの部材を適切に
介装せしめることにより、上記熱膨張係数の異な
る2つの部材の熱膨張差により、デイスクロータ
に対するパツドの摩擦材の摺接による面圧をほぼ
均等化せしめ、これにより上記パツドの偏摩耗を
可及的に抑制し、よつてブレーキ制動時における
ブレーキノイズの低減化を図らんとすることにあ
る。
り、その目的とするところは、上記の公報例の如
くパツド裏金を2分割に構成し、この両パツド裏
金の間に熱膨張係数の異なる2つの部材を適切に
介装せしめることにより、上記熱膨張係数の異な
る2つの部材の熱膨張差により、デイスクロータ
に対するパツドの摩擦材の摺接による面圧をほぼ
均等化せしめ、これにより上記パツドの偏摩耗を
可及的に抑制し、よつてブレーキ制動時における
ブレーキノイズの低減化を図らんとすることにあ
る。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車輪と一体に回転するデイスクロータを一対
のパツドの摩擦材で挟圧することにより制動力を
発生させるデイスクブレーキのパツド構造とし
て、ブレーキ制動時に上記デイスクロータに摺接
する摩擦材を前面に固着せしめたパツド裏金は、
デイスクロータ回転中心方向に第1裏金部材と第
2裏金部材とに2分割に構成する。さらに、該第
1および第2裏金部材間に、熱膨張係数の小さな
第1介装部材がデイスクロータ回転方向に対して
パツドリーデイング側に位置するように、かつ熱
膨張係数の大きな第2介装部材がパツドトレーリ
ング側に位置するようにそれぞれ介装するように
したものである。
は、車輪と一体に回転するデイスクロータを一対
のパツドの摩擦材で挟圧することにより制動力を
発生させるデイスクブレーキのパツド構造とし
て、ブレーキ制動時に上記デイスクロータに摺接
する摩擦材を前面に固着せしめたパツド裏金は、
デイスクロータ回転中心方向に第1裏金部材と第
2裏金部材とに2分割に構成する。さらに、該第
1および第2裏金部材間に、熱膨張係数の小さな
第1介装部材がデイスクロータ回転方向に対して
パツドリーデイング側に位置するように、かつ熱
膨張係数の大きな第2介装部材がパツドトレーリ
ング側に位置するようにそれぞれ介装するように
したものである。
(作用)
上記の構成により、本考案では、ブレーキ制動
時、車輪と一体に回転するデイスクロータが一対
のパツドの摩擦材により挟圧される。この場合、
該摩擦材を前面に固着せしめたパツド裏金の第1
裏金部材と第2裏金部材との間に介装された第1
および第2介装部材に、摩擦材の摺接により発生
した摩擦熱が伝達され、この摩擦熱による上記第
1および第2介装部材の熱膨張差により、上記パ
ツドのトレーリング側の押付力がリーデイング側
よりも大きくなされる。このことから、この押付
力の差によりブレーキ制動時にデイスクロータ回
転方向に対するパツドリーデイング側の面圧がパ
ツドトレーリング側の面圧よりも大きくなろうと
するのが規制され、よつてデイスクロータに対す
るパツドの摩擦材の摺接による面圧がほぼ均等化
せしめられ、これにより摩擦材の偏摩耗が可及的
に抑制されてブレーキ制動時におけるブレーキノ
イズの低減化が図られることとなる。
時、車輪と一体に回転するデイスクロータが一対
のパツドの摩擦材により挟圧される。この場合、
該摩擦材を前面に固着せしめたパツド裏金の第1
裏金部材と第2裏金部材との間に介装された第1
および第2介装部材に、摩擦材の摺接により発生
した摩擦熱が伝達され、この摩擦熱による上記第
1および第2介装部材の熱膨張差により、上記パ
ツドのトレーリング側の押付力がリーデイング側
よりも大きくなされる。このことから、この押付
力の差によりブレーキ制動時にデイスクロータ回
転方向に対するパツドリーデイング側の面圧がパ
ツドトレーリング側の面圧よりも大きくなろうと
するのが規制され、よつてデイスクロータに対す
るパツドの摩擦材の摺接による面圧がほぼ均等化
せしめられ、これにより摩擦材の偏摩耗が可及的
に抑制されてブレーキ制動時におけるブレーキノ
イズの低減化が図られることとなる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第3図は自動車等車両に装備されるフローテイ
ングキヤリパ形のデイスクブレーキを示し、該デ
イスクブレーキは、車輪と一体に回転するデイス
クロータ1と、該デイスクロータ1の外周部を跨
いだ状態で配置されたキヤリパ2と、該キヤリパ
2の凹部2aをシリンダとして該凹部2aに装着
されたピストン3と、上記デイスクロータ1の両
側に配置された一対のパツド4,4とでもつて構
成されている。そして、上記デイスクブレーキに
制動力を発生させるには、ブレーキペダルの踏力
をマスタシリンダで流体圧に変換し、該流体圧を
ブレーキラインを介して上記キヤリパ2の凹部2
aとピストン3とで構成される流体室5に供給し
てピストン3を伸張作動せしめることにより、上
記一方(図で右側)のパツド4を押圧するととも
に、このときの反作用により他方(図で左側)の
パツド4を上記キヤリパ2により押圧し、これに
より上記デイスクロータ1を両パツド4,4で挟
圧することにより行う。
ングキヤリパ形のデイスクブレーキを示し、該デ
イスクブレーキは、車輪と一体に回転するデイス
クロータ1と、該デイスクロータ1の外周部を跨
いだ状態で配置されたキヤリパ2と、該キヤリパ
2の凹部2aをシリンダとして該凹部2aに装着
されたピストン3と、上記デイスクロータ1の両
側に配置された一対のパツド4,4とでもつて構
成されている。そして、上記デイスクブレーキに
制動力を発生させるには、ブレーキペダルの踏力
をマスタシリンダで流体圧に変換し、該流体圧を
ブレーキラインを介して上記キヤリパ2の凹部2
aとピストン3とで構成される流体室5に供給し
てピストン3を伸張作動せしめることにより、上
記一方(図で右側)のパツド4を押圧するととも
に、このときの反作用により他方(図で左側)の
パツド4を上記キヤリパ2により押圧し、これに
より上記デイスクロータ1を両パツド4,4で挟
圧することにより行う。
上記各パツド4は、ブレーキ制動時に上記デイ
スクロータ1に摺接する摩擦材としてのブレーキ
ライニング5と、該ブレーキライニング5を前面
に一体的に固着せしめたパツド裏金としてのバツ
キングプレート6とを備えてなる。
スクロータ1に摺接する摩擦材としてのブレーキ
ライニング5と、該ブレーキライニング5を前面
に一体的に固着せしめたパツド裏金としてのバツ
キングプレート6とを備えてなる。
そして、本考案の特徴として、該バツキングプ
レート6は、第1図および第2図に拡大詳示する
ように、デイスクロータ1回転中心方向に第1裏
金部材としての第1プレート7と、第2裏金部材
としての等2プレート8とに2分割に構成されて
いる。さらに、該第1および第2プレート7,8
間には、熱膨張係数の小さな厚み5mmの第1介装
部材9がデイスクロータ1回転方向に対してパツ
ドリーデイング側(第2図および第3図で右側)
に位置するように、かつ熱膨張係数の大きな同じ
く厚み5mmの第2介装部材10がパツドトレーリ
ング側(第2図および第3図で左側)に位置する
ようにそれぞれ介装され、各々図示しないリベツ
トやネジあるいは接着剤等により上記第1および
第2プレート7,8に一体的に固着せしめられて
いる。
レート6は、第1図および第2図に拡大詳示する
ように、デイスクロータ1回転中心方向に第1裏
金部材としての第1プレート7と、第2裏金部材
としての等2プレート8とに2分割に構成されて
いる。さらに、該第1および第2プレート7,8
間には、熱膨張係数の小さな厚み5mmの第1介装
部材9がデイスクロータ1回転方向に対してパツ
ドリーデイング側(第2図および第3図で右側)
に位置するように、かつ熱膨張係数の大きな同じ
く厚み5mmの第2介装部材10がパツドトレーリ
ング側(第2図および第3図で左側)に位置する
ようにそれぞれ介装され、各々図示しないリベツ
トやネジあるいは接着剤等により上記第1および
第2プレート7,8に一体的に固着せしめられて
いる。
上記第1介装部材9を構成する熱膨張係数の小
さな材質としては、例えば窒化珪素(3.3×
10-6/℃)、ユーデイエライト(1.2×10-6/℃)、
炭化珪素(4.3×10-6/℃)およびアルミナ(8.1
×10-6/℃)等を用いる。また、上記第2介装部
材10を構成する熱膨張係数の大きな材質として
は、例えば高ニツケルオーステナイト鋳鉄等に代
表される鋳鉄(12.5〜19.3×10-6/℃)、アルミニ
ウム(24.0×10-6/℃)および防振合金等を用い
る。なお、これらの材質の圧縮強さは、例えば鋳
鉄が4000〜10000Kg/cm2、アルミニウムが800〜
2000Kg/cm2および窒化珪素が30000Kg/cm2である
ことに鑑みれば、これらの材質により構成される
上記第1および第2介装部材9,10の耐久性
は、ブレーキ制動時に上記各パツド4に作用する
圧力が通常10Kg/cm2前後であることから十分に使
用に耐え得るものである。
さな材質としては、例えば窒化珪素(3.3×
10-6/℃)、ユーデイエライト(1.2×10-6/℃)、
炭化珪素(4.3×10-6/℃)およびアルミナ(8.1
×10-6/℃)等を用いる。また、上記第2介装部
材10を構成する熱膨張係数の大きな材質として
は、例えば高ニツケルオーステナイト鋳鉄等に代
表される鋳鉄(12.5〜19.3×10-6/℃)、アルミニ
ウム(24.0×10-6/℃)および防振合金等を用い
る。なお、これらの材質の圧縮強さは、例えば鋳
鉄が4000〜10000Kg/cm2、アルミニウムが800〜
2000Kg/cm2および窒化珪素が30000Kg/cm2である
ことに鑑みれば、これらの材質により構成される
上記第1および第2介装部材9,10の耐久性
は、ブレーキ制動時に上記各パツド4に作用する
圧力が通常10Kg/cm2前後であることから十分に使
用に耐え得るものである。
このように、本実施例においては、ブレーキラ
イニング5を前面に固着せしめたバツキングプレ
ート6が第1プレート7と第2プレート8とに2
分割に構成され、しかもこの両者間に、デイスク
ロータ1回転方向に対してパツドリーデイング側
に熱膨張係数の小さな第1介装部材9が、パツド
トレーリング側に熱膨張係数の大きな第2介装部
材10がそれぞれ介装されている。
イニング5を前面に固着せしめたバツキングプレ
ート6が第1プレート7と第2プレート8とに2
分割に構成され、しかもこの両者間に、デイスク
ロータ1回転方向に対してパツドリーデイング側
に熱膨張係数の小さな第1介装部材9が、パツド
トレーリング側に熱膨張係数の大きな第2介装部
材10がそれぞれ介装されている。
このことから、ブレーキ制動時、車輪と一体に
回転するデイスクロータ1が上記両パツド4のブ
レーキライニング5,5により挟圧された際、該
各ブレーキライニング5の摺接により発生した摩
擦熱が上記第1および第2介装部材9,10に伝
達され、この各々の熱膨張差により、上記パツド
4のトレーリング側の押付力をリーデイング側よ
りも大きくなし、この押付力の差によりブレーキ
制動時に上記パツドリーデイング側の面圧がパツ
ドトレーリング側の面圧よりも大きくなろうとす
るのを規制せしめ得る。したがつて、デイスクロ
ータ1に対するパツド4のブレーキライニング5
の摺接による面圧をほぼ均等化せしめてブレーキ
ライニング5の偏摩耗を可及的に抑制し得、ブレ
ーキ制動時におけるブレーキノイズの低減化を図
ることができる。
回転するデイスクロータ1が上記両パツド4のブ
レーキライニング5,5により挟圧された際、該
各ブレーキライニング5の摺接により発生した摩
擦熱が上記第1および第2介装部材9,10に伝
達され、この各々の熱膨張差により、上記パツド
4のトレーリング側の押付力をリーデイング側よ
りも大きくなし、この押付力の差によりブレーキ
制動時に上記パツドリーデイング側の面圧がパツ
ドトレーリング側の面圧よりも大きくなろうとす
るのを規制せしめ得る。したがつて、デイスクロ
ータ1に対するパツド4のブレーキライニング5
の摺接による面圧をほぼ均等化せしめてブレーキ
ライニング5の偏摩耗を可及的に抑制し得、ブレ
ーキ制動時におけるブレーキノイズの低減化を図
ることができる。
このことを実証するために、窒化珪素で構成し
た第1介装部材9と鋳鉄で構成した第2介装部材
10とを第1プレート7と第2プレート8との間
に介装せしめた本実施例のブレーキノイズのテス
トデータを、比較例および比較例と共に第4
図に示す。同図中、比較例は、第1プレート7
と第2プレート8との間に第1および第2介装部
材9,10を介装せしめない、いわゆる1枚物の
パツキングプレートを用いたものであり、比較例
は、本実施例における第1および第2介装部材
9,10の配置関係を逆にした、つまりデイスク
ロータ1に対するパツドリーデイング側に鋳鉄で
構成した第2介装部材10を、パツドトレーリン
グ側に窒化珪素で構成した第1介装部材9をそれ
ぞれ介装せしめたものである。また、テスト要領
は、各々のパツドを装着したデイスクブレーキに
対しそれぞれ同一条件の下でブレーキ制動力をか
けるようにした。
た第1介装部材9と鋳鉄で構成した第2介装部材
10とを第1プレート7と第2プレート8との間
に介装せしめた本実施例のブレーキノイズのテス
トデータを、比較例および比較例と共に第4
図に示す。同図中、比較例は、第1プレート7
と第2プレート8との間に第1および第2介装部
材9,10を介装せしめない、いわゆる1枚物の
パツキングプレートを用いたものであり、比較例
は、本実施例における第1および第2介装部材
9,10の配置関係を逆にした、つまりデイスク
ロータ1に対するパツドリーデイング側に鋳鉄で
構成した第2介装部材10を、パツドトレーリン
グ側に窒化珪素で構成した第1介装部材9をそれ
ぞれ介装せしめたものである。また、テスト要領
は、各々のパツドを装着したデイスクブレーキに
対しそれぞれ同一条件の下でブレーキ制動力をか
けるようにした。
その結果、本実施例ではブレーキノイズはほと
んど発生しなかつた。このことは、ブレーキ制動
時にブレーキライニング5がデイスクロータ1と
の摺接による摩擦熱により約300℃に加熱され、
この摩擦熱の伝達によつてバツキングプレート6
が瞬間的に約150〜200℃に加熱されることによ
り、パツドトレーリング側の第2介装部材10が
パツドリーデイング側の第1介装部材9よりも大
きく熱膨張して板厚にして100μmほど厚くなる
ことによるものである。つまり、この第1介装部
材9と第2介装部材10との熱膨張差により、パ
ツド4のトレーリング側の押付力がリーデイング
側よりも大きくなされ、この押付力の差により上
記パツドリーデイング側の面圧がパツドーデイン
グ側の面圧よりも大きくなろうとするのを規制せ
しめ、これによりデイスクロータ1に対するブレ
ーキライニング5の摺接による面圧がほぼ均等化
して、ブレーキライニング5の偏摩耗を可及的に
抑制することによるものである。
んど発生しなかつた。このことは、ブレーキ制動
時にブレーキライニング5がデイスクロータ1と
の摺接による摩擦熱により約300℃に加熱され、
この摩擦熱の伝達によつてバツキングプレート6
が瞬間的に約150〜200℃に加熱されることによ
り、パツドトレーリング側の第2介装部材10が
パツドリーデイング側の第1介装部材9よりも大
きく熱膨張して板厚にして100μmほど厚くなる
ことによるものである。つまり、この第1介装部
材9と第2介装部材10との熱膨張差により、パ
ツド4のトレーリング側の押付力がリーデイング
側よりも大きくなされ、この押付力の差により上
記パツドリーデイング側の面圧がパツドーデイン
グ側の面圧よりも大きくなろうとするのを規制せ
しめ、これによりデイスクロータ1に対するブレ
ーキライニング5の摺接による面圧がほぼ均等化
して、ブレーキライニング5の偏摩耗を可及的に
抑制することによるものである。
しかし、比較例では約74dBと大きなブレー
キノイズが発生した。このことは、ブレーキ制動
時にパツドリーデイング側の面圧がパツドトレー
リング側の面圧よりも大きくなり、このため、パ
ツドリーデイング側がパツドトレーリング側より
も早期に摩減してステイツクスリツプ現象等を誘
発していることに起因するものである。
キノイズが発生した。このことは、ブレーキ制動
時にパツドリーデイング側の面圧がパツドトレー
リング側の面圧よりも大きくなり、このため、パ
ツドリーデイング側がパツドトレーリング側より
も早期に摩減してステイツクスリツプ現象等を誘
発していることに起因するものである。
また、比較例では約85dBと比較例よりも
さらに大きいブレーキノイズが発生した。このこ
とは、ブレーキ制動時に本実施例の場合とは逆
に、パツドリーデイング側の第2介装部材10が
パツドトレーリング側の第1介装部材9よりも大
きく熱膨張する結果、ブレーキライニングのパツ
ドリーデイング側の早期摩減を一層促進している
ことによるものである。
さらに大きいブレーキノイズが発生した。このこ
とは、ブレーキ制動時に本実施例の場合とは逆
に、パツドリーデイング側の第2介装部材10が
パツドトレーリング側の第1介装部材9よりも大
きく熱膨張する結果、ブレーキライニングのパツ
ドリーデイング側の早期摩減を一層促進している
ことによるものである。
なお、上記実施例のテストデータを得るにあた
つて、第1介装部材9を窒化珪素で、第2介装部
材10を鋳鉄でそれぞれ構成したが、これに限ら
ず、ブレーキ制動時に所定の熱膨張差を生じさせ
る材質の組み合わせであれば如何なる組み合わせ
であつてもよい。
つて、第1介装部材9を窒化珪素で、第2介装部
材10を鋳鉄でそれぞれ構成したが、これに限ら
ず、ブレーキ制動時に所定の熱膨張差を生じさせ
る材質の組み合わせであれば如何なる組み合わせ
であつてもよい。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、第1裏
金部材と第2裏金部材との間に、熱膨張係数の小
さな第1介装部材をデイスクロータ回転方向に対
してパツドリーデイング側に位置するように、か
つ熱膨張係数の大きな第2介装部材をパツドトレ
ーリング側に位置するようにそれぞれ介装したの
で、上記両第1および第2介装部材の熱膨張差に
よりデイスクロータに対するパツドの摺接による
面圧をほぼ均等化せしめ得、これにより上記パツ
ドの摩擦材の偏摩耗を可及的に抑制してブレーキ
制動時におけるブレーキノイズの低減化を図るこ
とができる。
金部材と第2裏金部材との間に、熱膨張係数の小
さな第1介装部材をデイスクロータ回転方向に対
してパツドリーデイング側に位置するように、か
つ熱膨張係数の大きな第2介装部材をパツドトレ
ーリング側に位置するようにそれぞれ介装したの
で、上記両第1および第2介装部材の熱膨張差に
よりデイスクロータに対するパツドの摺接による
面圧をほぼ均等化せしめ得、これにより上記パツ
ドの摩擦材の偏摩耗を可及的に抑制してブレーキ
制動時におけるブレーキノイズの低減化を図るこ
とができる。
第1図はデイスクブレーキの本考案の実施例に
係るパツド構造を示す側面図、第2図は同正面
図、第3図は自動車等車両に装備されるフローテ
イングキヤリパ形のデイスクブレーキの概略構成
図、第4図は本実施例のブレーキノイズを比較例
と共に示すテストデータである。 1……デイスクロータ、4……パツド、5……
ブレーキライニング、6……バツキングプレー
ト、7……第1プレート、8……第2プレート、
9……第1介装部材、10……第2介装部材。
係るパツド構造を示す側面図、第2図は同正面
図、第3図は自動車等車両に装備されるフローテ
イングキヤリパ形のデイスクブレーキの概略構成
図、第4図は本実施例のブレーキノイズを比較例
と共に示すテストデータである。 1……デイスクロータ、4……パツド、5……
ブレーキライニング、6……バツキングプレー
ト、7……第1プレート、8……第2プレート、
9……第1介装部材、10……第2介装部材。
Claims (1)
- 車輪と一体に回転するデイスクロータを一対の
パツドの摩擦材で挟圧することにより制動力を発
生させるデイスクブレーキのパツド構造であつ
て、ブレーキ制動時に上記デイスクロータに摺接
する摩擦材を前面に固着せしめたパツド裏金は、
デイスクロータ回転中心方向に第1裏金部材と第
2裏金部材とに2分割に構成され、該第1および
第2裏金部材間には、熱膨張係数の小さな第1介
装部材がデイスクロータ回転方向に対してパツド
リーデイング側に位置するように、かつ熱膨張係
数の大きな第2介装部材がパツドトレーリング側
に位置するようにそれぞれ介装されていることを
特徴とするデイスクブレーキのパツド構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13727087U JPH051700Y2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13727087U JPH051700Y2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6441735U JPS6441735U (ja) | 1989-03-13 |
| JPH051700Y2 true JPH051700Y2 (ja) | 1993-01-18 |
Family
ID=31398540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13727087U Expired - Lifetime JPH051700Y2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051700Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-08 JP JP13727087U patent/JPH051700Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6441735U (ja) | 1989-03-13 |
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