JPH0517261B2 - - Google Patents
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- JPH0517261B2 JPH0517261B2 JP58073980A JP7398083A JPH0517261B2 JP H0517261 B2 JPH0517261 B2 JP H0517261B2 JP 58073980 A JP58073980 A JP 58073980A JP 7398083 A JP7398083 A JP 7398083A JP H0517261 B2 JPH0517261 B2 JP H0517261B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- parts
- acrylate
- paint
- water
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- Paints Or Removers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、紫外線硬化塗料の下塗り用塗料とし
て用いた場合において、層間密着性の良好な水分
散塗料用組成物に関する。更に詳しくは、木材塗
装の分野において紫外線硬化塗料に対し、層間密
着性の良好な下塗り用水分散塗料用組成物を提供
するものである。 従来、木材塗装の分野においては溶剤タイプの
塗料が用いられるのが通常である。しかしながら
溶剤タイプの塗料は、有機溶剤を含むため、引火
の危険性、衛生面等より好ましくなく、水分散塗
料による塗装技術の確立が望まれていた。 木材塗装の分野、特に表面硬度が要求される例
えばコンクリート型枠用合板、家具ツキ板等の塗
装分野においては水分散塗料の適用は耐傷つき性
および耐汚染性の点から困難であつた。即ち、通
常用いられる水分散塗料は、塗膜の形成が水の蒸
発による樹脂粒子の融着による為、樹脂の硬度を
高めることには成膜上の制約があつた。 そのため、水分散塗料の上層に紫外線硬化塗料
を塗布し、硬化せしめて硬度を向上させる方法が
考えられる。 しかしながら従来の水分散塗料では、上層の紫
外線硬化塗料との層間密着性が劣る為、塗膜形成
後ハクリ、ワレ等の弊害を生じ実用し得なかつ
た。 本発明者らは、上記した実情に鑑み鋭意研究の
結果、特定のエチレン性不飽和基を有する化合物
を使用することにより紫外線硬化塗料との層間密
着性を改善し得ることを見出して本発明に到達し
た。 すなわち本発明は、アクリル酸およびまたはメ
タクリル酸のエステルとこれらと共重合可能な単
量体とよりなる単量体混合物を乳化重合して得ら
れる共重合体のエマルジヨンと該エマルジヨンの
樹脂分100重量部に対して少くとも1個のエチレ
ン性不飽和基を有する化合物1〜40重量部とを含
有してなる紫外線硬化塗料との層間密着性の良好
な下塗り用水分散塗料用組成物である。 以下本文中で用いる(メタ)アクリルとはメタ
アクリル又はアクリルを意味する。 本発明で使用する(メタ)アクリル酸エステル
としては、好ましくは炭素数1〜8個または8個
以上のアルキルエステル、グリシジル(メタ)ア
クリレート等のグリシジルエステルおよび2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロ
キシエステルがある。これらの(メタ)アクリル
酸のエステルは夫々1種または2種以上を或は両
者を共有することが可能である。 また、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可
能な単量体としては、α−メチルスチレン、スチ
レン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、ア
クリロニトリルおよび(メタ)アクリル酸、クロ
トン酸等の不飽和一塩基酸並びにこれらの塩類、
イタコン酸、、マイレン酸、フマル酸等の不飽和
二塩基酸およびこれらの半エステル並びに塩類、
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド等の不飽和カルボン酸のアミド及
びその誘導体、ジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート等の多価
ビニル化合物、および酢酸ビニル、N−ビニルピ
ロリドン、ブタジエンが挙げられる。 上記した単量体の混合物は、一般に知られてい
る乳化重合法の適用により共重合体エマルジヨン
とすることが可能であり、その際一般に使用され
る乳化剤および連鎖移動剤を使用することは何等
さしつかえない。即ち、例えば上記の単量体の混
合物をノニオン或いはイオン性の乳化剤を用いて
水中に乳化分散させ、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム、過硫酸アンモニウム、ターシヤリーブ
チルパーオキサイド、過酸化水素系等のラジカル
発生触媒の単独或いはレドツクス系を用い、攪拌
下に100℃以下好ましくは50〜80℃で乳化重合を
行えばよい。得られた共重合体エマルジヨンは
PHを7〜10に調整し、固形分は30〜60重量%の
範囲にあるのが一般的である。 本発明の水分散塗料用組成物において、分子中
に少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する
化合物は、上塗りの紫外線硬化塗料との層間密着
性を良好にするために必須の構成成分である。こ
の化合物が層間密着性を向上させる機構として
は、上塗りの紫外線硬化塗料の硬化時に照射する
紫外線により、紫外線硬化塗料の成分とこの化合
物の両方の分子中に存在する不飽和基が相互に反
応し強固な結合をとるためと考えられる。 本発明において、少なくとも1個のエチレン性
不飽和基を有する化合物として、まず、1個のエ
チレン性不飽和基を有する化合物には、例えばビ
ニルピロリドン、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)
アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、スチレン、ビニルトルエン等が例示でき
る。 また分子中に2個以上のエチレン性不飽和基を
有する化合物としては、例えばポリオール(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリ
レート、ポリエポキシ化合物(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。而してポリオール(メタ)アクリレートと
は、ポリオール、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、などと(メタ)
アクリル酸との反応生成物である。 更にポリエステル(メタ)アクリレートとして
は例えばポリオールとポリカルボン酸とを縮合し
て得られる末端ヒドロキシル基を有するポリエス
テルと(メタ)アクリル酸との反応生成物が挙げ
られる。 前記したポリエポキシ化合物(メタ)アクリレ
ートとは、分子中に1ケ以上のエポキシ基を有す
る化合物と(メタ)アクリル酸との反応生成物
で、エポキシ化合物としては、例えばビスフエノ
ールAまたはポリオール等のヒドロキシル基含有
化合物とエピクロルヒドリンとからなるポリグリ
シジルエステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ
化アマニ油、エポキシ化ポリブタジエンなどのエ
ポキシ化合物が挙げられる。 また前記したウレタン(メタ)アクリレートと
はポリイソシアネート化合物とヒドロキシル基含
有(メタ)アクリルモノマーまたは(メタ)アク
リロイル基とヒドロキシル基を含有するオリゴマ
ーとを反応させて得られるものである。 上記したこれらの化合物の中でも、紫外線硬化
塗料との層間密着性の改善効果を上げるために
は、分子中に3個以上のエチレン性不飽和基を有
するものが特に好ましい。また、これらの化合物
を単独で用いることはもちろん2種以上を混合し
て用いることもできる。 またこれらの化合物は、前記した共重合体のエ
マルジヨンの樹脂分100重量部に対して、1〜40
重量部の範囲で含有することが必要である。而し
て、これらの化合物の含有量が1重量部以下では
密着性が劣り、40重量部以上では形成される塗膜
が可塑性される為、上塗りの紫外線硬化塗料とは
密着するものの、下塗り塗膜内での凝集破壊が起
り易く、塗料として実用に適さない。而してこれ
ら化合物は5〜30重量部の範囲で含有することが
好ましい。 本発明の水分散塗料用組成物は、前記した共重
合体のエマルジヨンとエチレン性不飽和基を有す
る化合物とをデイスパー等の公知の方法で混合す
ることにより得られる。その際、クレー、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン、タルク等の無機顔料、着
色顔料、増粘剤、造膜助剤、可塑剤、消泡剤、防
腐剤、離型剤等を添加してもさしつかえない。 本発明の水分散塗料用組成物を塗装する場合の
塗装方法は、通常のハケ塗り、スプレー、コテ塗
り、ロールコーター、フローコーター、ナイフコ
ーター等の公知の方法により行うことが可能であ
る。また乾燥は、通常常温にて行われるが、遠赤
外線等による加熱乾燥を行うことも可能である。
而して乾燥は、半乾燥、完全乾燥のいずれの程度
でも次の工程である紫外線硬化塗料の塗装を行う
ことができる。 紫外線硬化塗料としては、不飽和ポリエステル
をスチレンなどの共重合性モノマーに溶解し、こ
れに光増感剤を加えた不飽和ポリエステル系塗料
および、エポキシアクリレート、ウレタンアクリ
レート、ポリエステルアクリレート、アルキツド
アクリレート、シリコーンアクリレート等、アク
リレート系オリゴマーに必要により反応性の多官
能および単官能性モノマーを加え、さらに光増感
剤を加えたアクリレート系塗料等が例示できる。 紫外線硬化塗料は、本発明の水分散塗料用組成
物を塗布し、乾燥或は半乾燥した後、上塗り塗料
として用いられ、例えば浸漬、スプレー、ロール
コーター、フローコーター、グラビアコーター等
で塗装でき、更に通常200〜500nmの範囲にある
紫外線を照射して硬化される。 通常、経済性等を考慮すると、塗布量としては
下塗り水分散塗料は、乾燥塗膜として50〜200μ、
上塗りの紫外線硬化塗料は10〜50μとするのが一
般的である。 本発明の水分散塗料用組成物は、合板、ツキ板
等の木材へ塗装するのに特に好適であり、上塗り
に紫外線硬化塗料を用いた場合、層間密着性が良
好で高硬度の塗膜を形成することができる。 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明
する。以下において、「部」と「%」は重量基準
である。 実施例 1 メチルメタクリレート50部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート45部およびメタクリル酸5部から
なる単量体混合物を連鎖移動剤としてターシヤリ
ドデシルメルカプタン0.5部、重合開始剤として
過硫酸カリウム0.5部を用い、水中にて乳化重合
を行い、樹脂分45%の共重合体のエマルジヨンを
得た。このエマルジヨン100部をデイスパーを用
いて攪拌下にジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート10部と造膜助剤としてブチルカルビトー
ル5部とを加え、水性塗料を得た。この水性塗料
を12mmの厚さのベニヤ合板に80g/m2の量をハケ
を用いて塗布し、25℃で1週間乾燥した。その
後、商品名オレスターRA1050(三井東圧化学社
製)100部、イルガキユアー651(チバガイギー社
製)3部よりなるポリエステル系アクリレートの
紫外線硬化塗料を10g/m2の量、ロールコーター
にて塗布し、これに塗膜面より約15cm離れた距離
から80W/cmの強度をもつ紫外線を3秒照射して
塗装板を得た。この塗装板の試験結果を表−1に
示した。 実施例 2 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部をトリメチロールプロパントリアクリレート16
部へ替えた他は実施例1と同様の方法で塗装板を
得た。この塗装板の試験結果を表−1に示した。 実施例 3 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部を1部に替えた他は実施例1と同様の方法で塗
装板を得た。この塗装板の試験結果を表−1に示
した。 実施例 4 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部をビスフエノールAタイプのジアクリレート
(商品名BP−4EA、共栄社油脂社製)10部に替え
た他は実施例1と同様の方法で塗装板を得た。こ
の塗装板の試験結果は表−1に示した。 比較例 1 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部を加えない他は実施例1と同様の方法で塗装板
を得た。この塗装板の試験結果を表−1に示し
た。 比較例 2 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部を20部へ替えた他は実施例1と同様な方法で塗
装板を得た。この塗装板の試験結果を表−1に示
した。 【表】
て用いた場合において、層間密着性の良好な水分
散塗料用組成物に関する。更に詳しくは、木材塗
装の分野において紫外線硬化塗料に対し、層間密
着性の良好な下塗り用水分散塗料用組成物を提供
するものである。 従来、木材塗装の分野においては溶剤タイプの
塗料が用いられるのが通常である。しかしながら
溶剤タイプの塗料は、有機溶剤を含むため、引火
の危険性、衛生面等より好ましくなく、水分散塗
料による塗装技術の確立が望まれていた。 木材塗装の分野、特に表面硬度が要求される例
えばコンクリート型枠用合板、家具ツキ板等の塗
装分野においては水分散塗料の適用は耐傷つき性
および耐汚染性の点から困難であつた。即ち、通
常用いられる水分散塗料は、塗膜の形成が水の蒸
発による樹脂粒子の融着による為、樹脂の硬度を
高めることには成膜上の制約があつた。 そのため、水分散塗料の上層に紫外線硬化塗料
を塗布し、硬化せしめて硬度を向上させる方法が
考えられる。 しかしながら従来の水分散塗料では、上層の紫
外線硬化塗料との層間密着性が劣る為、塗膜形成
後ハクリ、ワレ等の弊害を生じ実用し得なかつ
た。 本発明者らは、上記した実情に鑑み鋭意研究の
結果、特定のエチレン性不飽和基を有する化合物
を使用することにより紫外線硬化塗料との層間密
着性を改善し得ることを見出して本発明に到達し
た。 すなわち本発明は、アクリル酸およびまたはメ
タクリル酸のエステルとこれらと共重合可能な単
量体とよりなる単量体混合物を乳化重合して得ら
れる共重合体のエマルジヨンと該エマルジヨンの
樹脂分100重量部に対して少くとも1個のエチレ
ン性不飽和基を有する化合物1〜40重量部とを含
有してなる紫外線硬化塗料との層間密着性の良好
な下塗り用水分散塗料用組成物である。 以下本文中で用いる(メタ)アクリルとはメタ
アクリル又はアクリルを意味する。 本発明で使用する(メタ)アクリル酸エステル
としては、好ましくは炭素数1〜8個または8個
以上のアルキルエステル、グリシジル(メタ)ア
クリレート等のグリシジルエステルおよび2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロ
キシエステルがある。これらの(メタ)アクリル
酸のエステルは夫々1種または2種以上を或は両
者を共有することが可能である。 また、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可
能な単量体としては、α−メチルスチレン、スチ
レン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、ア
クリロニトリルおよび(メタ)アクリル酸、クロ
トン酸等の不飽和一塩基酸並びにこれらの塩類、
イタコン酸、、マイレン酸、フマル酸等の不飽和
二塩基酸およびこれらの半エステル並びに塩類、
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド等の不飽和カルボン酸のアミド及
びその誘導体、ジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート等の多価
ビニル化合物、および酢酸ビニル、N−ビニルピ
ロリドン、ブタジエンが挙げられる。 上記した単量体の混合物は、一般に知られてい
る乳化重合法の適用により共重合体エマルジヨン
とすることが可能であり、その際一般に使用され
る乳化剤および連鎖移動剤を使用することは何等
さしつかえない。即ち、例えば上記の単量体の混
合物をノニオン或いはイオン性の乳化剤を用いて
水中に乳化分散させ、過硫酸カリウム、過硫酸ナ
トリウム、過硫酸アンモニウム、ターシヤリーブ
チルパーオキサイド、過酸化水素系等のラジカル
発生触媒の単独或いはレドツクス系を用い、攪拌
下に100℃以下好ましくは50〜80℃で乳化重合を
行えばよい。得られた共重合体エマルジヨンは
PHを7〜10に調整し、固形分は30〜60重量%の
範囲にあるのが一般的である。 本発明の水分散塗料用組成物において、分子中
に少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する
化合物は、上塗りの紫外線硬化塗料との層間密着
性を良好にするために必須の構成成分である。こ
の化合物が層間密着性を向上させる機構として
は、上塗りの紫外線硬化塗料の硬化時に照射する
紫外線により、紫外線硬化塗料の成分とこの化合
物の両方の分子中に存在する不飽和基が相互に反
応し強固な結合をとるためと考えられる。 本発明において、少なくとも1個のエチレン性
不飽和基を有する化合物として、まず、1個のエ
チレン性不飽和基を有する化合物には、例えばビ
ニルピロリドン、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)
アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、スチレン、ビニルトルエン等が例示でき
る。 また分子中に2個以上のエチレン性不飽和基を
有する化合物としては、例えばポリオール(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリ
レート、ポリエポキシ化合物(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。而してポリオール(メタ)アクリレートと
は、ポリオール、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、などと(メタ)
アクリル酸との反応生成物である。 更にポリエステル(メタ)アクリレートとして
は例えばポリオールとポリカルボン酸とを縮合し
て得られる末端ヒドロキシル基を有するポリエス
テルと(メタ)アクリル酸との反応生成物が挙げ
られる。 前記したポリエポキシ化合物(メタ)アクリレ
ートとは、分子中に1ケ以上のエポキシ基を有す
る化合物と(メタ)アクリル酸との反応生成物
で、エポキシ化合物としては、例えばビスフエノ
ールAまたはポリオール等のヒドロキシル基含有
化合物とエピクロルヒドリンとからなるポリグリ
シジルエステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ
化アマニ油、エポキシ化ポリブタジエンなどのエ
ポキシ化合物が挙げられる。 また前記したウレタン(メタ)アクリレートと
はポリイソシアネート化合物とヒドロキシル基含
有(メタ)アクリルモノマーまたは(メタ)アク
リロイル基とヒドロキシル基を含有するオリゴマ
ーとを反応させて得られるものである。 上記したこれらの化合物の中でも、紫外線硬化
塗料との層間密着性の改善効果を上げるために
は、分子中に3個以上のエチレン性不飽和基を有
するものが特に好ましい。また、これらの化合物
を単独で用いることはもちろん2種以上を混合し
て用いることもできる。 またこれらの化合物は、前記した共重合体のエ
マルジヨンの樹脂分100重量部に対して、1〜40
重量部の範囲で含有することが必要である。而し
て、これらの化合物の含有量が1重量部以下では
密着性が劣り、40重量部以上では形成される塗膜
が可塑性される為、上塗りの紫外線硬化塗料とは
密着するものの、下塗り塗膜内での凝集破壊が起
り易く、塗料として実用に適さない。而してこれ
ら化合物は5〜30重量部の範囲で含有することが
好ましい。 本発明の水分散塗料用組成物は、前記した共重
合体のエマルジヨンとエチレン性不飽和基を有す
る化合物とをデイスパー等の公知の方法で混合す
ることにより得られる。その際、クレー、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン、タルク等の無機顔料、着
色顔料、増粘剤、造膜助剤、可塑剤、消泡剤、防
腐剤、離型剤等を添加してもさしつかえない。 本発明の水分散塗料用組成物を塗装する場合の
塗装方法は、通常のハケ塗り、スプレー、コテ塗
り、ロールコーター、フローコーター、ナイフコ
ーター等の公知の方法により行うことが可能であ
る。また乾燥は、通常常温にて行われるが、遠赤
外線等による加熱乾燥を行うことも可能である。
而して乾燥は、半乾燥、完全乾燥のいずれの程度
でも次の工程である紫外線硬化塗料の塗装を行う
ことができる。 紫外線硬化塗料としては、不飽和ポリエステル
をスチレンなどの共重合性モノマーに溶解し、こ
れに光増感剤を加えた不飽和ポリエステル系塗料
および、エポキシアクリレート、ウレタンアクリ
レート、ポリエステルアクリレート、アルキツド
アクリレート、シリコーンアクリレート等、アク
リレート系オリゴマーに必要により反応性の多官
能および単官能性モノマーを加え、さらに光増感
剤を加えたアクリレート系塗料等が例示できる。 紫外線硬化塗料は、本発明の水分散塗料用組成
物を塗布し、乾燥或は半乾燥した後、上塗り塗料
として用いられ、例えば浸漬、スプレー、ロール
コーター、フローコーター、グラビアコーター等
で塗装でき、更に通常200〜500nmの範囲にある
紫外線を照射して硬化される。 通常、経済性等を考慮すると、塗布量としては
下塗り水分散塗料は、乾燥塗膜として50〜200μ、
上塗りの紫外線硬化塗料は10〜50μとするのが一
般的である。 本発明の水分散塗料用組成物は、合板、ツキ板
等の木材へ塗装するのに特に好適であり、上塗り
に紫外線硬化塗料を用いた場合、層間密着性が良
好で高硬度の塗膜を形成することができる。 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明
する。以下において、「部」と「%」は重量基準
である。 実施例 1 メチルメタクリレート50部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート45部およびメタクリル酸5部から
なる単量体混合物を連鎖移動剤としてターシヤリ
ドデシルメルカプタン0.5部、重合開始剤として
過硫酸カリウム0.5部を用い、水中にて乳化重合
を行い、樹脂分45%の共重合体のエマルジヨンを
得た。このエマルジヨン100部をデイスパーを用
いて攪拌下にジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート10部と造膜助剤としてブチルカルビトー
ル5部とを加え、水性塗料を得た。この水性塗料
を12mmの厚さのベニヤ合板に80g/m2の量をハケ
を用いて塗布し、25℃で1週間乾燥した。その
後、商品名オレスターRA1050(三井東圧化学社
製)100部、イルガキユアー651(チバガイギー社
製)3部よりなるポリエステル系アクリレートの
紫外線硬化塗料を10g/m2の量、ロールコーター
にて塗布し、これに塗膜面より約15cm離れた距離
から80W/cmの強度をもつ紫外線を3秒照射して
塗装板を得た。この塗装板の試験結果を表−1に
示した。 実施例 2 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部をトリメチロールプロパントリアクリレート16
部へ替えた他は実施例1と同様の方法で塗装板を
得た。この塗装板の試験結果を表−1に示した。 実施例 3 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部を1部に替えた他は実施例1と同様の方法で塗
装板を得た。この塗装板の試験結果を表−1に示
した。 実施例 4 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部をビスフエノールAタイプのジアクリレート
(商品名BP−4EA、共栄社油脂社製)10部に替え
た他は実施例1と同様の方法で塗装板を得た。こ
の塗装板の試験結果は表−1に示した。 比較例 1 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部を加えない他は実施例1と同様の方法で塗装板
を得た。この塗装板の試験結果を表−1に示し
た。 比較例 2 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部を20部へ替えた他は実施例1と同様な方法で塗
装板を得た。この塗装板の試験結果を表−1に示
した。 【表】
Claims (1)
- 1 アクリル酸およびまたはメタクリル酸のエス
テルと、これらと共重合可能な単量体とよりなる
単量体混合物を乳化重合して得られる共重合体の
エマルジヨンと該エマルジヨンの樹脂分100重量
部に対して少くとも1個のエチレン性不飽和基を
有する化合物1〜40重量部とを含有してなる紫外
線硬化塗料との層間密着性の良好な下塗り用水分
散塗料用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7398083A JPS59199775A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 水分散塗料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7398083A JPS59199775A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 水分散塗料用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59199775A JPS59199775A (ja) | 1984-11-12 |
| JPH0517261B2 true JPH0517261B2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=13533752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7398083A Granted JPS59199775A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 水分散塗料用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59199775A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01268770A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-26 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 光重合性コーテイング剤 |
| DE60130251T3 (de) † | 2000-12-19 | 2013-11-07 | Akzo Nobel Coatings International B.V. | Verfahren zum beschichten eines substrates |
| KR100645399B1 (ko) | 2005-01-31 | 2006-11-14 | 학교법인 대양학원 | 안료 분산제용 고분자 공중합체 및 이를 사용한 안료분산액 및 티에프티 엘시디 컬러필터 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5912024B2 (ja) * | 1976-07-26 | 1984-03-19 | 株式会社東芝 | サイリスタ |
| JPS55155007A (en) * | 1979-05-21 | 1980-12-03 | Taisei Kako Kk | Water-soluble or dispersible copolymer and preparation of the same |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP7398083A patent/JPS59199775A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59199775A (ja) | 1984-11-12 |
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