JPH05174376A - 磁気記録媒体の製造方法及び静電気除去装置 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法及び静電気除去装置

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JPH05174376A
JPH05174376A JP36108591A JP36108591A JPH05174376A JP H05174376 A JPH05174376 A JP H05174376A JP 36108591 A JP36108591 A JP 36108591A JP 36108591 A JP36108591 A JP 36108591A JP H05174376 A JPH05174376 A JP H05174376A
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JP
Japan
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static electricity
discharge voltage
generated
sheet
sheet body
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JP36108591A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Igari
英孝 井狩
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕磁気記録媒体を製造する際磁性層を形成したシ
ート体に発生した静電気のガスのイオンによる除電効果
がシート体の走行に伴う空気の流れにより妨げられるの
を改善する。 〔構成〕シート体に発生した静電気量を測定してその測
定値に基づいて放電処理するとともに、その処理後のシ
ート体に残存する静電気量を測定しその測定値に基づい
てさらに放電の追加発生を行う。 〔効果〕残存静電気がなくなるような放電によりシート
体は処理されるので静電気は十分に除去され、シート体
に付着している粉塵は吸引装置により容易に除去され、
粉塵の付着のない磁気記録媒体を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気除去処理工程を
改善した磁気記録媒体の製造方法及びこれに用いる静電
気除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録
媒体はビデオ分野、オーディオ分野、コンピュータ分野
等で広く使用されている。このような磁気記録媒体に
は、磁性粉末、結合剤、溶剤、分散剤その他の添加剤か
らなる磁性塗料をポリエステルフィルム(PETフィル
ム)等の非磁性支持体上に塗布・乾燥して磁性層を形成
した塗布型の磁気記録媒体も使用されている。このよう
な塗布型の磁気記録媒体を製造するには、例えば静電除
去したPETフィルムにコーターにより上記磁性塗料を
塗布し、その未乾燥状態でソレノイド中を通過させて配
向処理を施し、ついで乾燥させ、巻き取る。この巻き取
るまでに磁性塗料を塗布されたPETフィルムは多くの
ガイドローラに接触するため、摩擦による静電気が発生
し、これにより空気中の粉塵を吸着する。磁性層を形成
したPETフィルムがこの粉塵を吸着したまま巻き取ら
れると、磁性層表面に傷がつき、例えばビデオ用の磁気
記録媒体として使用されたときにドロップアウトや画質
の低下をもたらすという問題を生じる。
【0003】このような問題を解決するために、従来、
図3に示すように、イオン生成電極1に高圧電源2から
高電圧を与えて空気をイオン化するイオン発生装置を、
磁性塗料の塗布層からなる磁性層3aをPETフィルム
3bに形成したシート体3の巻き取り付近に設置し、こ
のシート体3に発生した例えばプラス電荷をマイナスイ
オン化した空気に接触させることにより除電し、新たに
雰囲気中の粉塵がシート体に付着しないようにするとと
もに、静電気で吸着された雰囲気中の粉塵を静電引力か
ら解放してその除去を容易にしている。このような静電
気除去装置としては、図4に示すように、イオン生成電
極4aを除電電極4bに設け、接地電極5との間に交流
高電圧を印加し、交互にプラス、マイナスのイオン化ガ
ス群を発生させる交流電圧印加式除電装置が知られてい
る。この装置を用いると、シート体がプラス、マイナス
のいずれに帯電してもそれを除去できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す従来の装置は、図5に示すようにシート体3を高速
で走行させることにより巻き取る場合には、シート体の
走行に伴ってその付近の空気が巻き込まれて、いわゆる
空気の層6を作ってしまい、ガスのイオン7の量が少な
い場合にはこのイオンがシート体の帯電電荷に接触でき
ず、十分な除電効果を発揮することができなかった。
【0005】本発明の目的は、製造時の巻き取りの際静
電気を十分に除去できる磁気記録媒体の製造方法及びこ
れに用いる静電気除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、非磁性支持体に磁性層を形成したシート
体に静電気除去装置により静電気除去処理を施すことに
より磁気記録媒体を製造する磁気記録媒体の製造方法に
おいて、上記静電気除去装置は上記シート体に発生した
静電気量を測定する発生静電気測定手段と、このシート
体に発生した静電気を除電処理する放電電圧発生手段
と、この放電電圧発生手段により放電処理された上記シ
ート体に残存する静電気量を測定する残存静電気測定手
段と、上記放電電圧発生手段を動作させて上記発生静電
気測定手段の測定値に基づいて放電電圧量を決めるとと
もに上記残存静電気測定手段の測定値に基づいて上記シ
ート体の残存静電気量が無くなるように放電電圧量を制
御する最適放電電圧制御手段を有し、当該静電気除去装
置により除電処理された上記シート体に付着している粉
塵を粉塵吸引手段により吸引除去する磁気記録媒体の製
造方法を提供するものである。
【0007】また、非磁性支持体に磁性層を形成したシ
ート体に発生した静電気量を測定する発生静電気測定手
段と、このシート体に発生した静電気を除電処理する放
電電圧発生手段と、この放電電圧発生手段により放電処
理された上記シート体に残存する静電気量を測定する残
存静電気測定手段と、上記放電電圧発生手段を動作させ
て上記発生静電気測定手段の測定値に基づいて放電電圧
量を決めるとともに上記残存静電気測定手段の測定値に
基づいて上記シート体の残存静電気量が無くなるように
放電電圧量を制御する最適放電電圧制御手段を有する静
電気除去装置を提供するものである。
【0008】
【作用】非磁性支持体に磁性層を形成したシート体の静
電気発生量を測定しその測定値に基づいて放電処理する
放電電圧量を決めるとともに、この放電処理したシート
体に残存する静電気量を測定してその測定値に基づいて
その残存静電気が無くなるようにさらに放電電圧量を制
御するようにしたので、シート体に発生した静電気を十
分に除去できる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図1及び図2に基づい
て説明する。図1中、11は静電気除去装置であって、
PETフィルム12aに磁性層12bを形成したシート
体12の一方の側にその走行方向に順に配置された発生
静電気量測定プローブ13、放電電極14、残存静電気
量測定プローブ15、さらに静電気量測定プローブ13
の測定値に基づいて放電電圧発生量を決め、かつ残存静
電気量測定プローブ15の測定値に基づいてその残存静
電気が無くなるように放電電圧量を制御する最適放電電
圧制御装置16及びこの最適放電電圧制御装置16によ
り制御され上記放電電極14に高電圧を印加する高電圧
発生装置17とからなっている。上記静電除去装置11
を用いて磁気記録媒体を作成するには、第2図に示すよ
うに、巻出しロール18より繰り出されたPETフィル
ム19に静電除去処理(図示省略)を施し、コーター2
0により下記の磁性塗料を塗布する。
【0010】 鉄合金粉末 100重量部 塩化ビニル系樹脂 8重量部 ウレタン系樹脂 12重量部 ポリイソシアネート 6重量部 ミリスチン酸 3重量部 n−ブチルステアレート 1重量部 トルエン 130重量部 メチルエチルケトン 130重量部 研磨剤(粒状α−アルミナ) 12重量部 なお、塗布条件は以下の通りである。 コーター:ダイレクトグラビア方式 塗布層の厚さ:3・0μm(乾燥膜厚) PETフィルムの厚さ:10μm
【0011】次ぎに、磁性塗料の塗布層を形成したPE
Tフィルム21をソレノイド等からなる配向装置22の
中に通してからドライヤー23の中を通し、100℃、
30秒乾燥し、PETフィルム上に磁性層を形成したシ
ート体12を得る。そして、このシート体を上記静電除
去装置11により処理し、粉塵吸引装置24により粉塵
を吸引除去して巻き取り、巻き取りロール25とする。
このように静電除去装置11により処理されると、発生
静電気量測定プローブ13によりシート体12の電荷の
種類、例えばプラス電荷とその静電気量が測定され、そ
の測定値に基づいて最適放電電圧制御装置16により決
められた電圧が放電電極14に印加され、図1に示した
シート体12に発生したプラス電荷の静電気量に見合っ
た反対電荷のマイナス電荷の放電が行われる。
【0012】これによりマイナス電荷がシート体12の
プラス電荷に接触し、除電されるが、マイナス電荷がシ
ート体12のプラス電荷の値に対し十分でなければプラ
ス電荷が残存し、逆に過度になればマイナス電荷がシー
ト体12に新たに帯電し残存することになる。この残存
した電荷は残存静電気量測定プローブ15によりその静
電気量が測定され、その測定値が上記最適放電電圧制御
装置16にフィードバックされると、この最適放電電圧
制御装置16はこの残存電荷を除電できる電荷を発生す
る放電をするように上記放電電圧をさらに高め、後続の
シート体12に発生した電荷はこれにより除電される。
このようにして、シート体12の走行に伴って除電でき
ないで、残存する電荷はこれを除電できる見合った電荷
が追加発生されるように放電されるので、後続のシート
体の電荷は十分に除去されることになり、これが残存静
電気量測定プローブ15により検出されてその信号が上
記最適放電電圧制御装置16にフィードバックされ、放
電電圧量が最適であることが確認される。
【0013】シート体12に発生した静電気が除電され
ると、それ以前に発生し保持されていた静電気により雰
囲気中より吸着していた粉塵は静電引力による吸着を解
かれるので、粉塵吸引装置24により容易に吸引されて
除去される。このようにして磁性層に粉塵の付着してな
い磁気記録媒体が製造できることになる。
【0014】上記装置の効果を調べた実験結果は以下の
通りであった。この実験ではドロップアウト(10μ
s、−16dB:5回測定して最小と最大をとる)を測
定した。 (上記実施例の放電電圧印加式を用いた実験例) 上記放電電極14のみ使用し+2KV印加した場合:
115〜155個/分 上記放電電極14のみ使用し−2KV印加した場合:
95〜110個/分 上記放電電極14と上記発生静電気測定プローブ13
を併用した場合:55〜68個/分 上記放電電極14と上記発生静電気測定プローブ13
と残存静電気測定プローブ15を併用した場合:25〜
32個/分
【0015】(従来の図4に示す交流電圧印加式除電機
を用いた場合) 印加電圧0の場合(使用しない場合):120〜15
0個/分 印加電圧2KVの場合:90〜101個/分 印加電圧5KVの場合:87〜 98個/分
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、非磁性支持体上に磁性
層を形成したシート体に発生した静電気を除電するに際
し、シート体に発生した静電気量を測定してその測定値
に基づいて放電処理を行い、さらにこの放電により除電
できないときは残存静電気量を測定してこれを除電でき
るに見合った電荷を追加発生するように放電電圧を高め
るようにしたので、従来はイオン量が十分でないためシ
ート体の走行に伴う空気の流れによりイオンがシート体
の電荷に接触を妨げられていたものが、放電を制御する
ことにより除電に最適な電荷を供給することができる。
このようにしてシート体の静電気が除電されると、その
静電引力により雰囲気より吸着していた粉塵はその引力
から解放されて粉塵吸引装置により除去されるので、粉
塵の付着していない磁気記録媒体を得ることができ、例
えばビデオテープを作成したときのドロップアウト、画
質の低下等性能の低下を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の静電気除去装置の概略説明
図である。
【図2】本発明の一実施例の磁気記録媒体の製造方法に
使用する装置の概略説明図である。
【図3】従来の静電気除去原理を示す説明図である。
【図4】従来の静電気除去装置の説明図である。
【図5】従来の静電気除去装置を使用した場合の問題点
を示す説明図である。
【符号の説明】
11 静電気除去装置 12 シート体 13 発生静電気測定プローブ 14 放電電極 15 残存静電気測定プローブ 16 最適放電電圧制御装置 17 高電圧発生装置 24 粉塵除去装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体に磁性層を形成したシート
    体に静電気除去装置により静電気除去処理を施すことに
    より磁気記録媒体を製造する磁気記録媒体の製造方法に
    おいて、上記静電気除去装置は上記シート体に発生した
    静電気量を測定する発生静電気測定手段と、このシート
    体に発生した静電気を除電処理する放電電圧発生手段
    と、この放電電圧発生手段により放電処理された上記シ
    ート体に残存する静電気量を測定する残存静電気測定手
    段と、上記放電電圧発生手段を動作させて上記発生静電
    気測定手段の測定値に基づいて放電電圧量を決めるとと
    もに上記残存静電気測定手段の測定値に基づいて上記シ
    ート体の残存静電気量が無くなるように放電電圧量を制
    御する最適放電電圧制御手段を有し、当該静電気除去装
    置により除電処理された上記シート体に付着している粉
    塵を粉塵吸引手段により吸引除去する磁気記録媒体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 非磁性支持体に磁性層を形成したシート
    体に発生した静電気量を測定する発生静電気測定手段
    と、このシート体に発生した静電気を除電処理する放電
    電圧発生手段と、この放電電圧発生手段により放電処理
    された上記シート体に残存する静電気量を測定する残存
    静電気測定手段と、上記放電電圧発生手段を動作させて
    上記発生静電気測定手段の測定値に基づいて放電電圧量
    を決めるとともに上記残存静電気測定手段の測定値に基
    づいて上記シート体の残存静電気量が無くなるように放
    電電圧量を制御する最適放電電圧制御手段を有する静電
    気除去装置。
JP36108591A 1991-12-19 1991-12-19 磁気記録媒体の製造方法及び静電気除去装置 Withdrawn JPH05174376A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054129B2 (en) 2003-03-03 2006-05-30 IMT Company, Ltd. Static electricity eliminating apparatus and static electricity eliminating method

Cited By (1)

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US7054129B2 (en) 2003-03-03 2006-05-30 IMT Company, Ltd. Static electricity eliminating apparatus and static electricity eliminating method

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Effective date: 19990311