JPH05178663A - 高周波用誘電体セラミックの製造方法 - Google Patents

高周波用誘電体セラミックの製造方法

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JPH05178663A
JPH05178663A JP3358862A JP35886291A JPH05178663A JP H05178663 A JPH05178663 A JP H05178663A JP 3358862 A JP3358862 A JP 3358862A JP 35886291 A JP35886291 A JP 35886291A JP H05178663 A JPH05178663 A JP H05178663A
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JP
Japan
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powder
dielectric ceramic
zro
high frequency
sample
Prior art date
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Application number
JP3358862A
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English (en)
Inventor
Kiwa Okino
喜和 沖野
Toshio Obata
利夫 小畑
Hiroshi Kishi
弘志 岸
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗折強度が25kg/mm2 以上、共振周波
数7GHzにおけるQが8000以上、比誘電率εs
約35、共振周波数の温度特性τfが±20ppm/℃
という特性を有し、しかも従来のものより低温で焼結可
能な誘電体セラミックを製造する方法を提供すること。 【構成】 TiO2 粉末およびZrO2 粉末を主成分と
して含有する出発原料を焼結してなる高周波用誘電体セ
ラミックの製造方法において、前記出発原料中のZrO
2 粉末の平均粒径を0.2μm以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば高周波用磁器
コンデンサの誘電体材料として好適なTiO2 −ZrO
2 系高周波用誘電体セラミックの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波用誘電体セラミックとして
はTiO2 系セラミックが知られており、例えばTiO
2 −ZrO2 −SnO2 系セラミック、TiO2 −Zr
2 −CeO2 −SiO2 系セラミックなどが実用され
ている。
【0003】TiO2 −ZrO2 −SnO2 系セラミッ
クは、例えば、特公昭54−35678号公報や特開昭
51−67997号公報に記載されているように、高周
波領域において高い誘電率と高いQを有している。ま
た、TiO2 −ZrO2 −CeO2 −SiO2 系セラミ
ックも、特開昭62−72562公報に記載されている
ように、高周波領域において高い誘電率と高いQを有し
ている。
【0004】これらの高周波用誘電体セラミックは、こ
れらを構成している各酸化物の粉末を出発原料とし、こ
れら各酸化物を湿式混合し、この混合物を乾燥させて粉
砕し、この粉砕物を仮焼して成形し、この成形体を13
00℃以上の高温で焼結することにより製造されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高周波用誘
電体セラミックは一般に穿孔や切断などの機械加工が施
されるものであるが、従来の高周波用誘電体セラミック
は、その抗折強度が15kg/mm2 以下と脆いため、
穿孔や切断などの機械加工の途中で、欠けたり割れたり
することがあるという問題点があった。
【0006】また、従来の高周波用誘電体セラミックの
製造方法は、成形体を1300℃以上という高温で焼結
させるので、多大なエネルギーコストがかかるという問
題点もあった。
【0007】更に、近年における表面実装技術の飛躍的
な向上により、電子部品の小型軽薄化が進み、実装する
磁器コンデンサの体積当りに受けるストレスが今までよ
り大きくなってきたので、誘電体そのものの強度を上げ
ることが望まれていた。
【0008】この発明は上記問題点を解決するもので、
抗折強度が25kg/mm2 以上、共振周波数7GHz
におけるQが8000以上、比誘電率εs が約35、共
振周波数の温度特性τfが±20ppm/℃という特性
を有し、しかも従来のものより低温で焼結可能な誘電体
セラミックを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、TiO2
末およびZrO2 粉末を主成分として含有する出発原料
を焼結してなる高周波用誘電体セラミックの製造方法に
おいて、前記出発原料中のZrO2 粉末の平均粒径を
0.2μm以下とした。
【0010】ここで、TiO2 およびZrO2 粉末を主
成分として含有する出発原料としては、例えばTiO2
粉末、ZrO2 粉末およびSnO2 粉末を基本成分と
し、これら以外にZnO,La25 ,NiOまたはM
nO2 などを含有するもの、TiO2 粉末、ZrO2
末、CeO2 粉末およびSiO2 粉末を基本成分とする
ものを列挙することができるが、TiO2 粉末およびZ
rO2 粉末を主成分として含有しておれば、これら以外
のものであってもよい。
【0011】また、TiO2 およびZrO2 粉末を主成
分として含有する出発原料について、ZrO2 粉末の含
有量の下限は、ZrO2 粉末をわずかでも含有する場合
を含む。更に、出発原料中のZrO2 の平均粒径を0.
2μm以下としたのは、ZrO2 の平均粒径が0.2μ
m以下の場合は抗折強度25kg/mm2 以上の誘電体
セラミックが得られるが、ZrO2 の平均粒径が0.2
μmを越えた場合は抗折強度25kg/mm2 以上の誘
電体セラミックが得られないからである。
【0012】
【実施例】まず、ZrO2 −CeO2 −SiO2 −Ti
2 系高周波用誘電体セラミックの場合について、実施
例1および比較例1を用いて説明する。
【0013】実施例1: 4種類の酸化物粉末を下記の
通り秤量し、これらの酸化物粉末をボールミル内に、
0.05重量部のAl23 粉末およびアルコールと共
に入れ、約20時間湿式混合した。 ZrO2 453.08g CeO2 111.18g SiO2 38.81g TiO2 396.92g
【0014】ここで、これら各酸化物の純度は全て9
9.0%以上、ZrO2 粉末の平均粒径は0.1μm、
CeO2 ,SiO2 およびTiO2 粉末の平均粒径は
0.5μmとした。また、これら酸化物の各重量(g)
は、最終生成物が 0.74ZrO2 ・0.13CeO2 ・0.13SiO
2 ・TiO2 となるように計算して求めた。
【0015】次に、上記混合によって得られた混合物を
ステンレスポット内に入れ、熱風式乾燥器を用いて15
0℃で4時間乾燥し、この乾燥によって得られたものを
乳鉢で粉砕して混合物の粉体を得た。次に、この混合物
の粉体をトンネル炉内に入れ、大気雰囲気中において1
000℃で2時間仮焼し、上記組成式で表わされる組成
物の粉体を得た。
【0016】次に、上記組成式で表わされる組成物の粉
体にバインダー(PVA)を加え、3ton/cm2
圧力で加圧して円板状の成形体を形成し、この成形体を
1200℃で4時間焼成し、直径10mmφ、厚さ5m
mの円板状の誘電体セラミックの試料を得た。
【0017】次に、この誘電体セラミックの試料を2枚
の金属板で挟んで誘電体共振器を構成し、この誘電体共
振器について、比誘電率εs 、無負荷のQ、共振周波数
の温度特性ηfおよび抗折強度を求めた。結果は、表1
の試料番号1に示す通りとなった。
【0018】ここで、比誘電率εs および無負荷のQ
は、誘電体共振法を用い、温度25℃、7GHzの条件
下で求めた。共振周波数の温度特性τfは、25〜85
℃の温度範囲における共振周波数を測定し、1℃当りに
換算して求めた。抗折強度については、10mm×5m
m×2.5mmの形状の試料を別に作成して測定した。
【0019】以上、試料番号1の試料の場合について述
べたが、試料番号2,3の試料についても、ZrO2
末の平均粒径を0.20μm(試料番号2)、0.05
μm(試料番号3)とした他は試料番号1の試料と同様
にして誘電体セラミックを作成し、試料番号1の試料と
同様にしてその電気的特性および抗折強度を測定した。
結果は表1に示す通りとなった。
【0020】比較例1: この例では、ZrO2 粉末の
平均粒径を0.5μm(試料番号4)、0.3μm(試
料番号5)、1.0μm(試料番号6)とした他は実施
例1の場合と同様にして高周波用誘電体セラミックを作
成し、実施例1の場合と同様にしてその電気的特性およ
び抗折強度を測定した。結果は表1に示す通りとなっ
た。
【0021】
【表1】
【0022】次に、ZrO2 −SnO2 −TiO2 系高
周波用誘電体セラミックの場合について、実施例2およ
び比較例2を用いて説明する。
【0023】実施例2: 3種類の酸化物粉末を下記の
通り秤量し、これらの酸化物粉末をボールミル内に、
1.5重量部のZnO粉末およびアルコールと共にい
れ、実施例1と同様に、約20時間湿式混合した。 ZrO2 472.57g SnO2 144.48g TiO2 382.95g
【0024】ここで、これら各酸化物の純度は全て9
9.0%以上、ZrO2 粉末の平均粒径は0.10μm
(試料番号7)、0.20μm(試料番号8)、0.0
5μm(試料番号9)、SnO2 およびTiO2 粉末の
平均粒径は約0.5μmとした。また、これら酸化物の
各重量(g)は、最終生成物が 0.80ZrO2 ・0.20SnO2 ・TiO2 となるように計算して求めた。
【0025】次に、上記混合によって得られた混合物を
用い、実施例1の場合と同様にして高周波用誘電体用セ
ラミックを作成し、その電気的特性および抗折強度を測
定した。結果は表2に示す通りとなった。
【0026】比較例2: この例では、ZrO2 粉末の
平均粒径を0.5μm(試料番号10)、0.30μm
(試料番号11)、1.0μm(試料番号12)とした
他は実施例2の場合と同様にして高周波用誘電体セラミ
ックを作成し、実施例2の場合と同様にしてその電気的
特性および抗折強度を測定した。結果は表2に示す通り
となった。
【0027】
【表2】
【0028】以上、表1,2に示された結果から明らか
なように、出発原料中のZrO2 粉末の平均粒径が0.
2μmより大きい場合は、得られた高周波用誘電体セラ
ミックの抗折強度が悪いが、出発原料中のZrO2 粉末
の平均粒径を0.2μm以下とすると、得られた高周波
用誘電体セラミックの抗折強度が著しく改善されること
がわかる。
【0029】更に、高周波用誘電体セラミックにおいて
は、一般に、誘電率が上がるとQが下がって、温度特性
が悪化し、Qが上がると誘電率が下がり、温度特性が良
いと誘電率が下がるが、表1,2に示された結果から、
本発明では、特に、誘電率が向上しているのに他の特性
を悪化させず、逆に向上させていることもわかる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ZrO2 を含む高周波
用誘電体セラミックにおいて、その抗折強度が25kg
/mm2 以上で、しかも共振周波数7GHzにおけるQ
が8000以上、比誘電率εr が約35、共振周波数の
温度特性τfが±20ppm/℃という特性を有し、従
来のものに対して100℃以上低温で焼成可能な誘電体
セラミックを提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TiO2 粉末およびZrO2 粉末を主成
    分として含有する出発原料を焼結してなる高周波用誘電
    体セラミックの製造方法において、前記出発原料中のZ
    rO2 粉末の平均粒径を0.2μm以下としたことを特
    徴とする高周波用誘電体セラミックの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記出発原料がCeO2 粉末およびSi
    2 粉末を含有することを特徴とする請求項1記載の高
    周波用誘電体セラミック。
  3. 【請求項3】 前記出発原料がSnO2 粉末を含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波用誘電体セラミ
    ック。
JP3358862A 1991-12-27 1991-12-27 高周波用誘電体セラミックの製造方法 Withdrawn JPH05178663A (ja)

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Effective date: 19990311