JPH0518530Y2 - - Google Patents

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JPH0518530Y2
JPH0518530Y2 JP1986176298U JP17629886U JPH0518530Y2 JP H0518530 Y2 JPH0518530 Y2 JP H0518530Y2 JP 1986176298 U JP1986176298 U JP 1986176298U JP 17629886 U JP17629886 U JP 17629886U JP H0518530 Y2 JPH0518530 Y2 JP H0518530Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、舶用減速逆転機の油圧制御装置に
関する。
従来の技術及びその問題点 一般に、この種の舶用減速逆転機では、複数の
駆動板と被動板を交互の配置した摩擦板式クラツ
チを、前後進用のクラツチユニツトに装備すると
ともに、前後進時においては、切換弁から対応す
る摩擦板式クラツチに通じる作動油通路に高圧の
作動油を供給して、その摩擦板式クラツチに設け
た油圧ピストンを作動させ、それによつて上記の
駆動板と被動板を互いに圧接させることにより、
動力を伝達するようになつている。
ところで、このような摩擦板式クラツチにおい
ては、前記の駆動板と被動板とを冷却したりする
ために潤滑油を供給するようになつている。その
ため、中立時における潤滑油圧が高すぎると、潤
滑油の粘性に起因して連れ回りが生じるという不
都合がある。
従来、そのような中立時における連れ回りを防
ぐことを目的としたものとしては、例えば実公昭
58−56430号公報に記載されたものがある。この
ものでは、調圧ばねの付勢力を変化させる背圧弁
をじ潤滑油調圧器に設けて、その背圧弁と切換弁
を油通路を介して互いに連通させることにより、
切換弁から吐出される作動油を上記の背圧弁に導
入するようにして、クラツチ作動時に調圧ばねの
付勢力を増大して潤滑油圧を上昇させる一方、中
立時に上記背圧弁に作用する作動油をドレンする
ことにより、潤滑油圧を低下させるようになつて
いる。すなわち、摩擦板式クラツチに供給される
潤滑油量は、中立時に低下することになつて連れ
回りが防止されることになる。
一方、この種の舶用減速逆転機においては、ク
ラツチ接続時に作動油圧が急激に上昇すると、嵌
入時シヨツクが大きくなり、搭乗者に不快感を与
えるだけでなく、駆動板や被動板等のクラツチ構
成部品を耐久性の面からも好ましくない。そのた
め、近年では、このような嵌入時シヨツクを軽減
するための油圧制御機構を減速逆転機に設けるこ
とが行なわれるようになつてきている。
第5図は、このような嵌入時シヨツクを軽減す
るための油圧制御機構を設けた従来の減速逆転機
の一例を示す油圧回路図である。図において、1
は油圧ポンプを示し、この油圧ポンプ1からのメ
イン通路2には、3ポジシヨン5ポート型の切換
弁3aが設けられている。この切換弁3aには、
前進用摩擦板式クラツチ4に通じる前進作動油通
路5と、同じく後進用摩擦板式クラツチ6に通じ
る後進作動油通路7と接続されている。すなわ
ち、切換弁3aに設けた切換レバー8を前・後進
位置に倒すと、前進作動油通路5又は後進作動油
通路7にのみ選択的に作動油が供給されるように
なつている。そして、切換レバー8を中立位置に
戻すと、前進作動油通路5及び後進作動油通路7
の作動油が、切換弁3aのドレンポート9を通つ
てドレンされるようになつている。
そして、上記のメイン通路2には、調圧ばね1
0の付勢力を変化させる背圧弁11を備えた背圧
弁付き作動油調圧器12が接続させるとともに、
上記切換弁3aの残る吐出ポート13に接続され
た油通路14が、絞り15を介して前記の背圧弁
11に接続されている。なお、上記吐出ポート1
3は、切換レバー8を前・後進位置に倒したとき
に、選択された前進作動油通路5又は後進作動油
通路7に連通するようになつている。また、この
吐出ポート13は、中立時において前記のドレン
ポート9に連通するようになつている。
一方、16は、前記の背圧弁付き作動油調圧器
12の手前においてメイン通路2を分岐した潤滑
油通路を示し、この潤滑油通路16の途中には、
通常型の潤滑油調圧器17が接続されるととも
に、この潤滑油調圧器17によつて一定圧に調圧
された潤滑油が、前記の前進用摩擦板式クラツチ
4及び後進用摩擦板式クラツチ6に供給されるよ
うになつている。また、この潤滑油通路16に
は、前記背圧弁付き作動油調圧器12からの排出
通路18が接続されている。
すなわち、この場合においては、前記の切換レ
バー8を中立位置に保持した状態では、前記の背
圧弁11における作動油が油通路14を通つてド
レンされるため、背圧弁付き作動油調圧器12の
調圧ばね10が伸張した状態となり、それによつ
てメイン通路2の作動油圧が低圧状態になつてい
る。そして、切換レバー8を前・後進位置に倒す
と、選択された前進作動油通路5又は後進作動油
通路7に圧油が供給されるのであるが、その圧油
の一部が前記の油通路14を通つて背圧弁11に
流入することにより、前進用摩擦板式クラツチ4
又は後進用摩擦板式クラツチ6に供給される作動
油の絶対量が一時的に不足すること、背圧弁11
が作動開始して調圧ばね10に充分な付勢力に充
分な付勢力を与えるのに時間がかかり、メイン通
路2における作動油圧が上昇するのが遅延するこ
と等により、前進作動油通路5又は後進作動油通
路7における作動油圧の昇圧時間が遅延して、嵌
入時作動油圧は低圧状態となり、嵌入時シヨツク
が和らげられることになる。
ところで、この場合における遅延効果には、前
者の方が大きく影響する。したがつて、充分な嵌
入時シヨツクの防止効果を得るためには、前記背
圧弁11の容積を大きくするか、アキユムレータ
を別に追加する必要があり、大きなスペースを必
要とするのみならず、コストも高くつくという問
題点があつた。
しかも、前進用摩擦板式クラツチ4及び後進用
摩擦板式クラツチ6に潤滑油を供給する潤滑油通
路16は、中立時において潤滑油圧を低下させる
ような制御構造となつていないため、中立時にお
ける潤滑油圧は、作動油圧が低下することによつ
て逆に上昇する傾向にあり、前進用摩擦板式クラ
ツチ4及び後進用摩擦板式クラツチ6における駆
動板と被動板との間の摩擦作用によつてロス馬力
を生じたり、潤滑油供給量の差により連れ回りが
発生するという不都合がある。
第6図は、同じくクラツチ接続時における嵌入
シヨツクを軽減する油圧制御機構を備えた減速逆
転機の別の従来例の油圧回路図を示している。す
なわち、油圧ポンプ1からのメイン通路2には、
3ポジシヨン9ポート型の切換弁3bが接続され
るとともに、前進用摩擦板式クラツチ4に通じる
前進作動油通路5と、同じく後進用摩擦板式クラ
ツチ6に通じる後進作動油通路7とが上記の切換
弁3bに接続されている。この場合においても、
切換弁3bに至るメイン通路2には背圧弁付き作
動油調圧器12が接続されるとともに、この背圧
弁付き作動油調圧器12の背圧弁11には、前記
の切換弁3bに設けた吐出ポート13に通じる油
通路14が接続されている。また、上記の背圧弁
付き作動油調圧器12の排出通路18は、通常型
の潤滑油調圧器17に接続されており、上記作動
油調圧器12から排出された油を潤滑油として、
この排出通路18を分岐させた潤滑油通路16を
介して、前進用摩擦板式クラツチ4及び後進用摩
擦板式クラツチ6供給するようになつている。こ
の潤滑油通路16には、前記の切換弁3bを途中
に配置したバイパス通路19が並行して設けられ
ており、切換レバー8を中立位置から前・後進位
置に倒すと、潤滑油通路16のみならずバイバス
通路19から切換弁3bを通つて潤滑油がフルに
供給される一方、切換レバー8の中立位置では、
バイパス通路19が遮断されることにより潤滑油
の絶対量が少なくなり、それによつて中立時にお
ける連れ回りを防止するようになつている。
このものでは、なるほど中立時における連れ回
りを防止するという点においては効果があるもの
の、そのためには潤滑油をバイパスする余分なバ
イパス通路19を切換弁3bに接続し、かつ、こ
の切換弁3bに潤滑油用のポートを形成する必要
があり、そのためには、前述したように3ポジシ
ヨン9ポート形の切換弁を用いらなければなら
ず、切換弁の構造が複雑になり、従来の3ポート
6ポジシヨン形のものをそのまま用いることがで
きないという問題点がある。しかも、前記の背圧
弁付き作動油調圧器12における遅延効果は背圧
弁11の容積に依存するため、嵌入時シヨツクを
効果的に抑制しようとすると、この場合において
も、背圧弁11の大容積化は避けられず、上記第
5図従来例と同じような問題点がある。
この考案は、このような問題点に鑑みて、油圧
ポンプから吐出される高圧の作動油を切換弁を介
して摩擦板式クラツチに供給するようにした舶用
減速逆転機において、中立時における連れ回りを
防止するとともに、嵌入時シヨツクを軽減するこ
とのできる油圧制御装置を提供することを目的と
して成されたものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための手段を、この考案の
一実施例に対応する第1図を用いて説明する。す
なわち、この考案では、切換弁3aと油圧ポンプ
1との間におけるメイン通路2に、調圧ばね10
の付勢力を変化させる背圧弁11を備えた背圧弁
付き作動油調圧器12を接続するとともに、同じ
く切換弁と油圧ポンプとの間におけるメイン通路
から摩擦板式クラツチ4,6に通じる潤滑油通路
16に、同じく調圧ばね10の付勢力を変化させ
る背圧弁11を備えた背圧弁付き潤滑油調圧器2
6を接続している。そして、中立位置においては
ドレンされるとともに、前・後進位置において
は、選択された摩擦板式クラツチ4,6に通じる
作動油通路5,6へ連通する吐出ポート13を前
記の切換弁3aに設けて、その吐出ポート13に
接続した油通路14を前記背圧弁付き作動油調圧
器12の背圧弁11に接続するとともに、その油
通路14から分岐した分岐通路28を前記背圧弁
付き潤滑油調圧器26の背圧弁11に接続してい
る。
作 用 すなわち、切換弁3aを前・後進状態にする
と、前記の油通路14に流出した作動油が、背圧
弁付き作動油調圧器12及び背圧弁付き潤滑油調
圧器26に各々設けられた背圧弁11,11の別
れて流入することになり、摩擦板式クラツチ4,
6に通じる作動油通路5,7の昇圧変化が少なく
なつて、嵌入時シヨツクが軽減されることにな
る。また、切換弁3aを中立状態にした場合に
は、背圧弁付き潤滑油調圧器26の背圧弁11を
作動させている作動油が油通路14を逆流してド
レンされ、それによつて潤滑油通路16における
潤滑油圧が低下することになる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。第1図は、この考案に係る減速逆転機の
油圧回路図を示しており、この実施例では、図面
からも明らかなように、第5図に示した従来例と
略同じ構造をしている。そこで、共通する部材等
に使用する符号については、変更を要しない限り
第5図従来例のものと同一符号を使用することに
ある。
すなわち、油圧ポンプ1のメイン通路2には、
この場合においても、3ポジシヨン5ポート型の
切換弁3aが設けられており、この切換弁3a
に、前進用摩擦板式クラツチ4に通じる前進作動
油通路5と、同じく後進用摩擦板式クラツチ6に
通じる後進作動油通路7とが接続されている。
そして、上記のメイン通路2には、調圧ばね1
0の付勢力を変化させる背圧弁11を備えた背圧
弁付き作動油調圧器12が接続されている。この
背圧弁付き作動油調圧器12は、例えば第2図に
示すように、小径状の調圧弁室20に摺動自在に
内挿した調圧弁21と、その調圧弁室20の一端
側に連続する大径状の背圧弁室22に摺動自在に
内挿された背圧弁11と、両者間に介装された調
圧ばね10とによつて構成されている。そして、
上記の調圧弁室20の他端側には、メイン通路2
に通じる1次ポート23が設けられるとともに、
上記の調圧弁21の摺動部分に面して調圧弁室2
0に設けられた2次ポート24には、潤滑油通路
16に通じる排出通路18が接続されている。
一方、前記の背圧弁室22には、調圧ばね10
が作用する背圧弁11の背面側において、前記の
切換弁3aの残るもう一つの吐出ポート13に接
続された油通路14に通じる連絡通路25が開口
している。なお、この場合においても、この吐出
ポート13は中立状態においては、ドレンポート
9と連通するとともに、前後進状態においては、
選択された前進作動油通路5又は後進作動油通路
7へ連通するようになつている。また、上記油通
路14には、その中間部分に絞り15が設けられ
ている。
したがつて、上記の連絡通路25を通つて背圧
弁室22に流入した作動油の圧力が変化すること
により、背圧弁11が軸方向に進退することにな
り、それによつて調圧弁21に作用する調圧ばね
10の付勢力が変化し、2次ポート24を通つて
流出する油量が制御させて、メイン通路2の作動
油圧が変化することになる。すなわち、上記の背
圧弁11に前記油通路14における作動油圧、す
なわち背圧が作用していない状態では、調圧ばね
10が伸張して付勢力が弱くなつて、調圧弁室2
0における作動油圧が小さくても、メイン通路2
の作動油が2次ポート24を通つて流出すること
になり、メイン通路2の作動油圧が低圧状態とな
る。それに対して、調圧ばね10が収縮して付勢
力が大きくなつた状態では、それに相応して調圧
弁室20の作動油圧が大きくないと、2次ポート
24からの油が排出されないから、メイン通路2
における作動油圧が高圧状態となる。そして、そ
の圧力変化は、背圧弁室22における背圧弁11
の移動量11によつて規定されることなる。
一方、前記の背圧弁付き作動油調圧器12の手
前におけるメイン通路2を分岐した潤滑油通路1
6には、第2図に示すように、前記の背圧弁付き
作動油調圧器12と略同じ構造をした背圧弁付き
潤滑油調圧器26が接続されている。すなわち、
この背圧弁付き潤滑油調圧器26においても、小
径状の調圧弁室20に摺動自在に内挿した調圧弁
21と、その調圧弁室20の一端側に連続する大
径状の背圧弁室22に摺動自在に内挿した背圧弁
11と、両者間に介装された調圧ばね10とが設
けられている。そして、上記調圧弁室20の他端
側に設けられた1次ポート23には、潤滑油通路
16が接続されるとともに、調圧弁21の摺動部
分に面して調圧弁室20に設けれた2次ポート2
4には、ドレン通路27が接続されている。一
方、前記の背圧弁11の背面側に設けられた連絡
通路25には、前記油通路14を分岐した分岐通
路28が接続されている。
したがつて、この場合においても、この背圧弁
付き潤滑油調圧器26は、分岐通路28を介して
背圧弁室22に流入する作動油の圧力、すなわち
背圧に応じて、1次ポート23に接続した潤滑油
通路16の潤滑油圧が変化するようになつてい
る。その潤滑油圧の圧力変化は、背圧弁11の移
動量12によつて規定されることになる。そして、
この背圧弁付き潤滑油調圧器26によつて調圧さ
れた潤滑油が、前記の前進用摩擦板式クラツチ4
及び後進用摩擦板式クラツチ6に供給されるよう
になつている。
このような構成をした油圧回路において、前記
の切換弁3aの切換レバー8を、中立位置から
前・後進位置に倒すと、前進作動油通路5又は後
進作動油通路7へ供給される作動油の一部が、油
通路14を通つて背圧弁付き作動油調圧器12の
背圧弁室22に流入するだけでなく、その油通路
14から分岐した分岐通路28を通つて背圧弁付
き潤滑油調圧器26の背圧弁室22に流入するこ
とになる。したがつて、切換弁3aから油通路1
4に分流した作動油を、このように二手に別ける
ようにしたことにより、背圧弁付き作動油調圧器
12における背圧弁11が、第3図に示すよう
に、最終圧力状態に移動するまでに要する時間が
長くなつて、メイン通路2における作動油圧が低
圧状態に保持されるだけでなく、両方の背圧弁室
22,22に流入する作動油量が増えることによ
り、前進作動油通路5又は後進作動油通路7にお
ける作動油圧の昇圧変化が少なくなる。
第4図は、切換弁3aにおける切換レバー8
を、例えば中立位置から前進位置に切り換えたと
きの前進作動油通路5における作動油圧の時間変
化を示すグラフである。図において、点線は第5
図従来例における圧力変化を示し、実線はこの実
施例における圧力変化を示している。このよう
に、圧力変化が緩慢となることにより、前進用摩
擦板式クラツチ4の嵌入時シヨツクが軽減される
ことになる。
一方、前記の切換レバー8を中立位置に戻す
と、前記の背圧弁付き潤滑油調圧器26において
は、背圧弁室22の作動油が、分岐通路28及び
油通路14を逆流して、切換弁3aのドレンポー
ト9から排出されるため、調圧ばね10によつて
背圧弁11が押されて低圧側に移動し、それによ
つて調圧ばね10の付勢力が小さくなつて、潤滑
油通路16における潤滑油圧が低下する。したが
つて、中立時には、前進用摩擦板式クラツチ4及
び後進用摩擦板式クラツチ6に供給される潤滑油
量が少なくなり、連れ回りが防止されるだけでな
く、ロス馬力の発生が少なくなる。
考案の効果 以上のように、この考案では、切換弁から分流
した作動油の一部を、メイン通路に設けた背圧弁
付き作動油調圧器の背圧弁に導く一方、潤滑油通
路に設けた背圧弁付き潤滑油調圧器の背圧弁に、
上記作動油の残部を導くようにしたことにより、
従来のように単一の背圧弁付き調圧器を設けた場
合よりも、低圧を保持する時間が長くなつて嵌入
時シヨツクが軽減されるという効果が得られた。
また、このように2個の背圧弁を分離配置するよ
うにしたことにより、個々の背圧弁の容積は少な
くて済むから、容積の大きい大型の背圧弁を用い
る場合に比較して全体的に安価になるとともに、
従来の潤滑油調圧弁を背圧弁付きのものに換える
だけであるから、そのように大型の背圧弁付き調
圧器に換える場合に比較して、全体としては設置
スペースが少なくて済むものであつて、またその
設置のための工作も容易になるという利点があ
る。
更に、潤滑油通路にも背圧弁付き調圧器を設け
て、中立時に背圧弁に作用する作動油圧を逃がし
て、潤滑油圧を低下するようにしたことにより、
中立時における連れ回りが防止されるという効果
が得られる。なお、前進2軸後進1軸式減速逆転
機のようにクラツチ容量に差があるものにこの考
案を適用するようにすれば、中立時における連れ
回りが完全に防止されることになり、非常に実益
がある。
しかも、回路構成においても、第5図従来例の
ものに背圧弁付き潤滑油調圧器を設けて、その潤
滑油調圧器の背圧弁に、切換弁の吐出ポートに通
じる油通路を分岐して接続するようにするだけで
よいから、第6図従来例のもののように、切換弁
の構造が複雑化することなく中立時における連れ
回り防止と嵌入時シヨツクの軽減とが容易に実現
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す油圧回路
図、第2図は、中立時における背圧弁の配置状態
を示す要部断面図、第3図は、前・後進状態にお
ける背圧弁の配置状態を示す要部断面図、第4図
は、クラツチ接続時における作動油圧の時間変化
を示すグラフ、第5図及び第6図は、それぞれ従
来例における油圧回路図である。 1……油圧ポンプ、2……メイン通路、3a…
…切換弁、4……前進用摩擦板式クラツチ、5…
…前進作動油通路、6……後進用摩擦板式クラツ
チ、7……後進作動油通路、10……調圧ばね、
11……背圧弁、12……背圧弁付き作動油調圧
器、13……切換弁の吐出ポート、14……油通
路、16……潤滑油通路、26……背圧弁付き潤
滑油調圧器、28……油通路の分岐通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 油圧ポンプから吐出される高圧の作動油を切換
    弁を介して摩擦板式クラツチに供給するようにし
    た舶用減速逆転機において、 前記の切換弁と油圧ポンプの間におけるメイン
    通路に、調圧ばねの付勢力を変化させる背圧弁を
    備えた背圧弁付き作動油調圧器を接続するととも
    に、同じく切換弁と油圧ポンプの間におけるメイ
    ン通路から前記の摩擦板式クラツチに通じる潤滑
    油通路に、同じく調圧ばねの付勢力を変化させる
    背圧弁を備えた背圧弁付き潤滑調圧器を接続する
    一方、中立位置においてはドレンされるととも
    に、前後進位置においては、選択された摩擦板式
    クラツチに通じる作動油通路に連通する吐出ポー
    トを前記の切換弁に設けて、その吐出ポートに接
    続した油通路を前記背圧弁付き作動油調圧器の背
    圧弁に接続するとともに、その油通路を分岐した
    分岐通路を前記背圧弁付き潤滑油調圧器の背圧弁
    に接続したことを特徴とする舶用減速逆転機の油
    圧制御装置。
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