JPH05195921A - スタ−タクラッチのシール装置 - Google Patents
スタ−タクラッチのシール装置Info
- Publication number
- JPH05195921A JPH05195921A JP4007897A JP789792A JPH05195921A JP H05195921 A JPH05195921 A JP H05195921A JP 4007897 A JP4007897 A JP 4007897A JP 789792 A JP789792 A JP 789792A JP H05195921 A JPH05195921 A JP H05195921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- ring
- fitted
- seal
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000007858 starting material Substances 0.000 title claims abstract description 18
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 30
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 abstract description 6
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000010273 cold forging Methods 0.000 description 1
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クラッチアウタとクラッチインナ間のクラッチ
ローラ収容用の輪状隙間と出力軸側の隙間との間の潤滑
剤の移動を防止して装置の耐久性向上を図ったスタ−タ
クラッチのシール装置を提供する。 【構成】クラッチアウタ1の軸心と同軸となるようにク
ラッチアウタ1の段差凹部Sに嵌入される環状体8の内
周が、クラッチインナ2の外周より僅かに径大となって
いるので、クラッチインナ2の嵌め込み時に環状体8は
クラッチインナ2の芯出しを可能とする。環状体8に固
着されてクラッチアウタ1とクラッチインナ2との間の
クラッチローラ3収容用の輪状隙間Dの奥底に配設され
たリップシール9のリップ部91は、環状体8に支持さ
れてクラッチインナ2の外周面に摺接し、輪状隙間Dを
シールする。環状体8はクラッチインナ2の芯出しも行
う。
ローラ収容用の輪状隙間と出力軸側の隙間との間の潤滑
剤の移動を防止して装置の耐久性向上を図ったスタ−タ
クラッチのシール装置を提供する。 【構成】クラッチアウタ1の軸心と同軸となるようにク
ラッチアウタ1の段差凹部Sに嵌入される環状体8の内
周が、クラッチインナ2の外周より僅かに径大となって
いるので、クラッチインナ2の嵌め込み時に環状体8は
クラッチインナ2の芯出しを可能とする。環状体8に固
着されてクラッチアウタ1とクラッチインナ2との間の
クラッチローラ3収容用の輪状隙間Dの奥底に配設され
たリップシール9のリップ部91は、環状体8に支持さ
れてクラッチインナ2の外周面に摺接し、輪状隙間Dを
シールする。環状体8はクラッチインナ2の芯出しも行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタ−タクラッチのシ
ール装置に関する。
ール装置に関する。
【0002】
【従来技術】スタ−タクラッチすなわちスタ−タのオー
バーランニングクラッチのシール構造として、実開昭5
9ー15828号公報が提案されている。このスタ−タ
クラッチは、ローラ及びスプリングを収容するクラッチ
アウタとクラッチインナとの間の輪状隙間を閉鎖するた
めにクラッチアウタの開口端面に閉塞板及び弾性リング
を装着して、この開口端面のシールを行っている。
バーランニングクラッチのシール構造として、実開昭5
9ー15828号公報が提案されている。このスタ−タ
クラッチは、ローラ及びスプリングを収容するクラッチ
アウタとクラッチインナとの間の輪状隙間を閉鎖するた
めにクラッチアウタの開口端面に閉塞板及び弾性リング
を装着して、この開口端面のシールを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、エンジンが高出
力、高回転化するに従い、スタ−タの使用環境が高温・
高振動となり、その結果、グリスが上記輪状隙間からク
ラッチアウタ及びクラッチインナ間の径方向隙間を通じ
て、クラッチアウタ又はクラッチインナと出力軸との間
の隙間へ流出したり又は流入したりする不具合が生じ
た。
力、高回転化するに従い、スタ−タの使用環境が高温・
高振動となり、その結果、グリスが上記輪状隙間からク
ラッチアウタ及びクラッチインナ間の径方向隙間を通じ
て、クラッチアウタ又はクラッチインナと出力軸との間
の隙間へ流出したり又は流入したりする不具合が生じ
た。
【0004】しかしながら、クラッチアウタ又はクラッ
チインナと出力軸との間の隙間に設けられるスプライン
溝や軸受け用の潤滑剤と、クラッチローラ潤滑用の潤滑
剤とは異なる特性を要することが多く、また同一特性の
ものを用いたとしても潤滑剤が上記スプライン溝や軸受
けと上記輪状隙間とのどちらか一方に流出して偏在する
ことは耐久性の観点から問題であるという点に気がつい
た。
チインナと出力軸との間の隙間に設けられるスプライン
溝や軸受け用の潤滑剤と、クラッチローラ潤滑用の潤滑
剤とは異なる特性を要することが多く、また同一特性の
ものを用いたとしても潤滑剤が上記スプライン溝や軸受
けと上記輪状隙間とのどちらか一方に流出して偏在する
ことは耐久性の観点から問題であるという点に気がつい
た。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、クラッチアウタとクラッチインナ間のクラッチロ
ーラ収容用の輪状隙間と出力軸側の隙間との間の潤滑剤
の移動を防止して装置の耐久性向上を図ったスタ−タク
ラッチのシール装置を提供することを、その目的として
いる。
あり、クラッチアウタとクラッチインナ間のクラッチロ
ーラ収容用の輪状隙間と出力軸側の隙間との間の潤滑剤
の移動を防止して装置の耐久性向上を図ったスタ−タク
ラッチのシール装置を提供することを、その目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスタ−タクラッ
チは、出力軸に回転自在に嵌着されピニオンギヤと同一
回転するクラッチインナ及びクラッチアウタの一方と、
出力軸にスプライン嵌着されるとともに一端部が前記ク
ラッチインナ及びクラッチアウタの一方の一端部に一端
開口の輪状隙間を介して嵌合される前記クラッチインナ
及びクラッチアウタの他方と、前記輪状隙間に収容され
る一方向トルク伝達用のクラッチローラ及びクラッチス
プリングとを備えるスタ−タクラッチのシール装置にお
いて、前記輪状隙間に面する前記クラッチアウタの碗底
端面の中央部から軸方向に穿設され段差内周面及び段差
内端面を有する環状の段差凹部に嵌入され、前記段差内
周面に圧入される外周と前記クラッチインナの外周面よ
り僅かに径大な内周とをもつ非弾性の環状体と、前記環
状体に固着され、内周端部が前記クラッチインナの外周
に摺動自在に密接する環状のリップ部からなる弾性のリ
ップシールとを備えることを特徴としている。
チは、出力軸に回転自在に嵌着されピニオンギヤと同一
回転するクラッチインナ及びクラッチアウタの一方と、
出力軸にスプライン嵌着されるとともに一端部が前記ク
ラッチインナ及びクラッチアウタの一方の一端部に一端
開口の輪状隙間を介して嵌合される前記クラッチインナ
及びクラッチアウタの他方と、前記輪状隙間に収容され
る一方向トルク伝達用のクラッチローラ及びクラッチス
プリングとを備えるスタ−タクラッチのシール装置にお
いて、前記輪状隙間に面する前記クラッチアウタの碗底
端面の中央部から軸方向に穿設され段差内周面及び段差
内端面を有する環状の段差凹部に嵌入され、前記段差内
周面に圧入される外周と前記クラッチインナの外周面よ
り僅かに径大な内周とをもつ非弾性の環状体と、前記環
状体に固着され、内周端部が前記クラッチインナの外周
に摺動自在に密接する環状のリップ部からなる弾性のリ
ップシールとを備えることを特徴としている。
【0007】環状体は、径方向に非弾性な金属、樹脂な
どを素材とする部材であって、碗状、円板状などの形状
をもつことができる。
どを素材とする部材であって、碗状、円板状などの形状
をもつことができる。
【0008】
【作用】クラッチアウタの軸心と同軸となるようにクラ
ッチアウタの段差凹部に嵌入される環状体の内周が、ク
ラッチインナの外周より僅かに径大となっているので、
クラッチインナの嵌め込み時に環状体はクラッチインナ
の芯出しを可能とする。環状体に固着されてクラッチア
ウタとクラッチインナとの間のクラッチローラ収容用の
輪状隙間の奥底に配設されたリップシールのリップ部
は、環状体に支持されてクラッチインナの外周面に摺接
し、この輪状隙間をシールする。
ッチアウタの段差凹部に嵌入される環状体の内周が、ク
ラッチインナの外周より僅かに径大となっているので、
クラッチインナの嵌め込み時に環状体はクラッチインナ
の芯出しを可能とする。環状体に固着されてクラッチア
ウタとクラッチインナとの間のクラッチローラ収容用の
輪状隙間の奥底に配設されたリップシールのリップ部
は、環状体に支持されてクラッチインナの外周面に摺接
し、この輪状隙間をシールする。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスタ−タク
ラッチは、クラッチアウタとクラッチインナとの間のク
ラッチローラ収容用の輪状隙間の奥底の碗底端面にシー
ル部材収容用の段差凹部を穿設し、クラッチインナの芯
出しが可能な寸法をもつ環状体と、この環状体に固着支
持されたリップシールとをこの段差凹部に収容している
ので、上記輪状隙間とスプライン溝又は軸受けとの間の
グリス移動を防止することができるとともにクラッチイ
ンナの芯出しも実現する。更に、クラッチインナの芯出
しによりリップシールのシール効果も向上する。
ラッチは、クラッチアウタとクラッチインナとの間のク
ラッチローラ収容用の輪状隙間の奥底の碗底端面にシー
ル部材収容用の段差凹部を穿設し、クラッチインナの芯
出しが可能な寸法をもつ環状体と、この環状体に固着支
持されたリップシールとをこの段差凹部に収容している
ので、上記輪状隙間とスプライン溝又は軸受けとの間の
グリス移動を防止することができるとともにクラッチイ
ンナの芯出しも実現する。更に、クラッチインナの芯出
しによりリップシールのシール効果も向上する。
【0010】
(実施例1)本発明の一実施例を図1を参照して以下に
説明する。このスタ−タクラッチは、上半分を断面図示
した車両用エンジン始動のためのスタータに適用される
ワンウエイロ−ラクラッチ(オーバーランニングクラッ
チ)であって、図示されないスタータモータの出力軸に
クラッチアウタ1及びクラッチインナ2が嵌着されてお
り、クラッチアウタ1とクラッチインナ2との間の輪状
隙間Dにはクラッチロ−ラ3及び図示されないクラッチ
スプリングが収容され、輪状隙間Dの外端開口が半割り
ワッシャ4、シール部材5及びクラッチカバー6で閉塞
され、輪状隙間Dの内奥にオイルシール7が嵌入されて
いる。
説明する。このスタ−タクラッチは、上半分を断面図示
した車両用エンジン始動のためのスタータに適用される
ワンウエイロ−ラクラッチ(オーバーランニングクラッ
チ)であって、図示されないスタータモータの出力軸に
クラッチアウタ1及びクラッチインナ2が嵌着されてお
り、クラッチアウタ1とクラッチインナ2との間の輪状
隙間Dにはクラッチロ−ラ3及び図示されないクラッチ
スプリングが収容され、輪状隙間Dの外端開口が半割り
ワッシャ4、シール部材5及びクラッチカバー6で閉塞
され、輪状隙間Dの内奥にオイルシール7が嵌入されて
いる。
【0011】クラッチアウタ1は楔状の内壁を有する略
椀状の円筒部材であって、クラッチアウタ1のアーマチ
ャ側(すなわちピニオンギヤと反対側)の外端面の中央
部から軸方向外方に径小筒部11が突設され、この径小
筒部11の内周面には出力軸のヘリカルスプライン溝に
嵌合するヘリカルスプライン溝1bが刻設されている。
クラッチアウタ1の碗底端面10の中央部から軸方向へ
環状の段差凹部Sが穿設され、この段差凹部Sは段差内
周面12及び段差内端面13により区画されている。
椀状の円筒部材であって、クラッチアウタ1のアーマチ
ャ側(すなわちピニオンギヤと反対側)の外端面の中央
部から軸方向外方に径小筒部11が突設され、この径小
筒部11の内周面には出力軸のヘリカルスプライン溝に
嵌合するヘリカルスプライン溝1bが刻設されている。
クラッチアウタ1の碗底端面10の中央部から軸方向へ
環状の段差凹部Sが穿設され、この段差凹部Sは段差内
周面12及び段差内端面13により区画されている。
【0012】この段差凹部Sには上記したオイルシール
7が嵌入されており、このオイルシール7は金属製の環
状体8と、この環状体8に固着されたリップシール9と
からなる。環状体8は、クラッチアウタ1の段差凹部S
の段差内周面12に当接する外筒部と、この外筒部の図
中、右端から求心方向に延伸する円板部と、この円板部
の内周端から図中、左方向へ軸心に沿って延設された内
筒部とからなり、円板部の図中、右側端面は段差凹部S
の段差内端面13に当接している。ここで、環状体8の
外周は段差内周面12に圧入されており、また環状体8
の内周はクラッチインナ2の外周面に所定の小隙間(こ
こでは、40から60μm)を介して面している。これ
により環状体8はクラッチインナ2を嵌入する場合の芯
出しを可能としている。
7が嵌入されており、このオイルシール7は金属製の環
状体8と、この環状体8に固着されたリップシール9と
からなる。環状体8は、クラッチアウタ1の段差凹部S
の段差内周面12に当接する外筒部と、この外筒部の図
中、右端から求心方向に延伸する円板部と、この円板部
の内周端から図中、左方向へ軸心に沿って延設された内
筒部とからなり、円板部の図中、右側端面は段差凹部S
の段差内端面13に当接している。ここで、環状体8の
外周は段差内周面12に圧入されており、また環状体8
の内周はクラッチインナ2の外周面に所定の小隙間(こ
こでは、40から60μm)を介して面している。これ
により環状体8はクラッチインナ2を嵌入する場合の芯
出しを可能としている。
【0013】リップシール9は、ゴムを素材とする環状
部材であり、環状体8の上記外筒部、円板部及び内筒部
の内側面に焼き付けにより固着されている。更に、リッ
プシール9の内周端部から更に径小方向へ環状薄肉のリ
ップ部91が延設されている。クラッチインナ2は、ギ
ヤ付きのスリーブ形状を有し、図中、略右半分がクラッ
チアウタ1の碗内に同軸嵌入され、右端面がクラッチア
ウタ1の段差内端面13に相対回転自在に接している。
クラッチインナ2の外周面左端部にピニオンギヤ2aが
設けられ、ピニオンギヤ2aは軸方向へ左動してエンジ
ン側のリングギヤ(図示せず)と噛合可能な位置に配設
されている。クラッチインナ2の内周面左半分には軸受
80が嵌入されており、軸受80には出力軸が嵌入され
てこれによりクラッチインナ2は出力軸に対し相対回転
自在となっている。クラッチインナ2の外周面の軸方向
中央部には、冷鍛加工などにより作製された円鍔部21
が遠心方向に延設されており、円鍔部21の図中、左端
面はピニオンギヤ2aの右端と一体化されている。ま
た、クラッチインナ2の外周面中央部には円鍔部21の
右端面に隣接して環状溝22が穿設されている。
部材であり、環状体8の上記外筒部、円板部及び内筒部
の内側面に焼き付けにより固着されている。更に、リッ
プシール9の内周端部から更に径小方向へ環状薄肉のリ
ップ部91が延設されている。クラッチインナ2は、ギ
ヤ付きのスリーブ形状を有し、図中、略右半分がクラッ
チアウタ1の碗内に同軸嵌入され、右端面がクラッチア
ウタ1の段差内端面13に相対回転自在に接している。
クラッチインナ2の外周面左端部にピニオンギヤ2aが
設けられ、ピニオンギヤ2aは軸方向へ左動してエンジ
ン側のリングギヤ(図示せず)と噛合可能な位置に配設
されている。クラッチインナ2の内周面左半分には軸受
80が嵌入されており、軸受80には出力軸が嵌入され
てこれによりクラッチインナ2は出力軸に対し相対回転
自在となっている。クラッチインナ2の外周面の軸方向
中央部には、冷鍛加工などにより作製された円鍔部21
が遠心方向に延設されており、円鍔部21の図中、左端
面はピニオンギヤ2aの右端と一体化されている。ま
た、クラッチインナ2の外周面中央部には円鍔部21の
右端面に隣接して環状溝22が穿設されている。
【0014】更に、クラッチインナ2の図中、右端部に
は、クラッチアウタ1の碗底端面10と軸方向ほぼ同位
置において、段差端面が形成され、この段差端面より右
方が径小筒部23となっている。したがって、リップシ
ール9のリップ部91はクラッチインナ2のこの径小筒
部23の外周面に摺動自在に軽接触してシール作用を果
たしている。
は、クラッチアウタ1の碗底端面10と軸方向ほぼ同位
置において、段差端面が形成され、この段差端面より右
方が径小筒部23となっている。したがって、リップシ
ール9のリップ部91はクラッチインナ2のこの径小筒
部23の外周面に摺動自在に軽接触してシール作用を果
たしている。
【0015】半割りワッシャ4は、上記したクラッチイ
ンナ2の環状溝22に嵌入されて径方向に延設されてお
り、半割りワッシャ4の図中、右端面はクラッチアウタ
1の左端面(開口端面)に当接している。更にクラッチ
アウタ1の上記左端面の外周部は軸方向左に少し突設さ
れて環状突部13となっている。環状突部13の内周面
は軸方向に半割りワッシャ4のほぼ半分の肉厚を有して
おり、環状突部13の内周面は半割りワッシャ4の外周
面に当接している。
ンナ2の環状溝22に嵌入されて径方向に延設されてお
り、半割りワッシャ4の図中、右端面はクラッチアウタ
1の左端面(開口端面)に当接している。更にクラッチ
アウタ1の上記左端面の外周部は軸方向左に少し突設さ
れて環状突部13となっている。環状突部13の内周面
は軸方向に半割りワッシャ4のほぼ半分の肉厚を有して
おり、環状突部13の内周面は半割りワッシャ4の外周
面に当接している。
【0016】クラッチインナ2とクラッチアウタ1との
間の碗内空間は一端開口の輪状隙間Dとなっており、こ
の輪状隙間Dには円柱状のクラッチロ−ラ3と図示され
ないクラッチスプリングが配設されている。なお、クラ
ッチアウタ1の内壁部は楔状に形成されており、この楔
状の部位に円柱状のクラッチロ−ラ3が図示されないク
ラッチスプリングにより押圧されて、クラッチアウタ1
の駆動トルクをクラッチインナ2に伝達可能となってい
る。そして、クラッチインナ2がより高速回転となると
上記クラッチスプリングによるクラッチロ−ラ3の押圧
が減勢されてクラッチインナ2からクラッチアウタ1へ
のトルク伝達が不能となる。クラッチローラ3の左右端
面は、クラッチアウタ1の碗底端面10と、半割りワッ
シャ4の右端面とにより軸方向への逸脱を規制されてい
る。輪状隙間Dにはグリスが封入され、軸受け80及び
ヘリカルスプライン溝1bにも異なる種類のグリスが注
入されている。
間の碗内空間は一端開口の輪状隙間Dとなっており、こ
の輪状隙間Dには円柱状のクラッチロ−ラ3と図示され
ないクラッチスプリングが配設されている。なお、クラ
ッチアウタ1の内壁部は楔状に形成されており、この楔
状の部位に円柱状のクラッチロ−ラ3が図示されないク
ラッチスプリングにより押圧されて、クラッチアウタ1
の駆動トルクをクラッチインナ2に伝達可能となってい
る。そして、クラッチインナ2がより高速回転となると
上記クラッチスプリングによるクラッチロ−ラ3の押圧
が減勢されてクラッチインナ2からクラッチアウタ1へ
のトルク伝達が不能となる。クラッチローラ3の左右端
面は、クラッチアウタ1の碗底端面10と、半割りワッ
シャ4の右端面とにより軸方向への逸脱を規制されてい
る。輪状隙間Dにはグリスが封入され、軸受け80及び
ヘリカルスプライン溝1bにも異なる種類のグリスが注
入されている。
【0017】シ−ル部材5はゴム製の平輪板からなり、
クラッチインナ2の円鍔部材21の外周に相対摺動自在
に軽接触状態で嵌着され、シ−ル部材5の右端面は半割
りワッシャ4の左端面に密接している。クラッチカバー
7は薄板円筒形状を有し、クラッチアウタ1に嵌着後、
その右端部をクラッチアウタ1の右端面にかしめ、その
左端部をシ−ル部材5の左端面にかしめてかしめて、半
割りワッシャ4、シ−ル部材5の抜け止めをなしてい
る。
クラッチインナ2の円鍔部材21の外周に相対摺動自在
に軽接触状態で嵌着され、シ−ル部材5の右端面は半割
りワッシャ4の左端面に密接している。クラッチカバー
7は薄板円筒形状を有し、クラッチアウタ1に嵌着後、
その右端部をクラッチアウタ1の右端面にかしめ、その
左端部をシ−ル部材5の左端面にかしめてかしめて、半
割りワッシャ4、シ−ル部材5の抜け止めをなしてい
る。
【0018】このスタ−タクラッチの組付けは以下の順
序でなされる。すなわち、クラッチアウタ1にオイルシ
ール7を嵌入し、クラッチローラ3及びクラッチスプリ
ングを配設し、クラッチインナ2を嵌入する。この時、
クラッチインナ2を完全に嵌入せず少し残した状態で半
割りワッシャ4を嵌め込み、その後、クラッチインナ2
を完全に嵌入する。次に、シ−ル部材5を装着し、クラ
ッチカバー6をかしめる。
序でなされる。すなわち、クラッチアウタ1にオイルシ
ール7を嵌入し、クラッチローラ3及びクラッチスプリ
ングを配設し、クラッチインナ2を嵌入する。この時、
クラッチインナ2を完全に嵌入せず少し残した状態で半
割りワッシャ4を嵌め込み、その後、クラッチインナ2
を完全に嵌入する。次に、シ−ル部材5を装着し、クラ
ッチカバー6をかしめる。
【0019】上記説明したシール装置の作用効果を以下
に説明する。クラッチカバー6によりかしめられた半割
りワッシャ4はクラッチローラ3などの抜け止め、クラ
ッチインナ2の抜け止めを行うとともに、クラッチカバ
ー6とともにシ−ル部材5を挟持してその姿勢保持を行
う。シ−ル部材5は、半割りワッシャ4の割り口他をシ
ールして、輪状隙間Dから図中、左方へのグリス漏れの
防止や防水を行う。
に説明する。クラッチカバー6によりかしめられた半割
りワッシャ4はクラッチローラ3などの抜け止め、クラ
ッチインナ2の抜け止めを行うとともに、クラッチカバ
ー6とともにシ−ル部材5を挟持してその姿勢保持を行
う。シ−ル部材5は、半割りワッシャ4の割り口他をシ
ールして、輪状隙間Dから図中、左方へのグリス漏れの
防止や防水を行う。
【0020】オイルシール7は、クラッチインナ2の右
端面とクラッチアウタ1の段差内端面13との間の隙間
を介して、クラッチアウタ1及びクラッチインナ2の内
周側空間と輪状隙間Dとの間の連通を禁止し、輪状隙間
Dのグリスが上記内周側空間のグリスと混ざったり、一
方のグリスが他方へ移動したりしてグリスの過不足が生
じるのを防止する。また、環状体8が上記したようにク
ラッチインナ2の芯出しを可能とする効果も奏する。
端面とクラッチアウタ1の段差内端面13との間の隙間
を介して、クラッチアウタ1及びクラッチインナ2の内
周側空間と輪状隙間Dとの間の連通を禁止し、輪状隙間
Dのグリスが上記内周側空間のグリスと混ざったり、一
方のグリスが他方へ移動したりしてグリスの過不足が生
じるのを防止する。また、環状体8が上記したようにク
ラッチインナ2の芯出しを可能とする効果も奏する。
【0021】特にこの実施例で重要なことは、リップシ
ール9と摺接するクラッチインナ2の外周面が、クラッ
チローラ3と摺接するクラッチインナ2の外周面より径
小に形成されている点にある。このようにすれば、クラ
ッチアウタ1の碗底端面10は径方向に十分大きくする
ことができ、クラッチローラ3の右端面がこの碗底端面
10にほぼ全面にわたって当接、係止される。更に、リ
ップシール9のリップ部91とクラッチインナ2の外周
面との相対摺動速度が小さくなるので、リップ部91の
摩耗が減り、その耐久性が向上する。 (実施例2)この実施例は実施例1とは逆に、クラッチ
アウタ101をピニオン側、クラッチインナ102をア
ーマチャ側としたものであって、この場合にはクラッチ
アウタ101側にピニオンギヤ101bがあるので、シ
−ル部材5及びクラッチカバー6の内周径を実施例1よ
りも更に小さくすることができる。
ール9と摺接するクラッチインナ2の外周面が、クラッ
チローラ3と摺接するクラッチインナ2の外周面より径
小に形成されている点にある。このようにすれば、クラ
ッチアウタ1の碗底端面10は径方向に十分大きくする
ことができ、クラッチローラ3の右端面がこの碗底端面
10にほぼ全面にわたって当接、係止される。更に、リ
ップシール9のリップ部91とクラッチインナ2の外周
面との相対摺動速度が小さくなるので、リップ部91の
摩耗が減り、その耐久性が向上する。 (実施例2)この実施例は実施例1とは逆に、クラッチ
アウタ101をピニオン側、クラッチインナ102をア
ーマチャ側としたものであって、この場合にはクラッチ
アウタ101側にピニオンギヤ101bがあるので、シ
−ル部材5及びクラッチカバー6の内周径を実施例1よ
りも更に小さくすることができる。
【0022】なお上記各実施例において、オイルシール
7は断面略コ字形状の環状体8にリップシール9を焼き
付けたが、その他、環状体8を略円板(平ワッシャ)形
状としてこれにリップシール9を焼き付けたり、または
環状体8を二枚の円板としてこれらでリップシール9を
挟持して焼き付けしてもよく、焼き付けのかわりに接着
を行うことも可能である。
7は断面略コ字形状の環状体8にリップシール9を焼き
付けたが、その他、環状体8を略円板(平ワッシャ)形
状としてこれにリップシール9を焼き付けたり、または
環状体8を二枚の円板としてこれらでリップシール9を
挟持して焼き付けしてもよく、焼き付けのかわりに接着
を行うことも可能である。
【図1】本発明のスタ−タクラッチのシール装置の一実
施例を示す半断面図、
施例を示す半断面図、
【図2】本発明のスタ−タクラッチのシール装置の他実
施例を示す半断面図、
施例を示す半断面図、
1はクラッチアウタ、2はクラッチインナ、3はクラッ
チローラ、6はクラッチカバー、8は環状体、91はリ
ップ部、9はリップシール、10は碗底端面、12は段
差内周面、13は段差内端面、Dは輪状隙間、Sは段差
凹部、
チローラ、6はクラッチカバー、8は環状体、91はリ
ップ部、9はリップシール、10は碗底端面、12は段
差内周面、13は段差内端面、Dは輪状隙間、Sは段差
凹部、
Claims (1)
- 【請求項1】 出力軸に回転自在に嵌着されピニオンギ
ヤと同一回転するクラッチインナ及びクラッチアウタの
一方と、出力軸にスプライン嵌着されるとともに一端部
が前記クラッチインナ及びクラッチアウタの一方の一端
部に一端開口の輪状隙間を介して嵌合される前記クラッ
チインナ及びクラッチアウタの他方と、前記輪状隙間に
収容される一方向トルク伝達用のクラッチローラ及びク
ラッチスプリングとを備えるスタ−タクラッチのシール
装置において、 前記輪状隙間に面する前記クラッチアウタの碗底端面の
中央部から軸方向に穿設され段差内周面及び段差内端面
を有する環状の段差凹部に嵌入され、前記段差内周面に
圧入される外周と前記クラッチインナの外周面より僅か
に径大な内周とをもつ非弾性の環状体と、 前記環状体に固着され、内周端部が前記クラッチインナ
の外周に摺動自在に密接する環状のリップ部からなる弾
性のリップシールとを備えることを特徴とするスタ−タ
クラッチのシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04007897A JP3104810B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | スタ−タクラッチのシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04007897A JP3104810B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | スタ−タクラッチのシール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05195921A true JPH05195921A (ja) | 1993-08-06 |
| JP3104810B2 JP3104810B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=11678375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04007897A Expired - Fee Related JP3104810B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | スタ−タクラッチのシール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3104810B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103206471A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-17 | 苏州君丰辰电子科技有限公司 | 一种具有离合机构的动力传输装置 |
| CN117703654A (zh) * | 2024-01-10 | 2024-03-15 | 无锡市神力齿轮冷挤有限公司 | 一种内置双密封结构的滚柱式单向器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106090067A (zh) * | 2013-04-24 | 2016-11-09 | 李建勋 | 一种具有单向离合轮的动力传输装置 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP04007897A patent/JP3104810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103206471A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-17 | 苏州君丰辰电子科技有限公司 | 一种具有离合机构的动力传输装置 |
| CN103206471B (zh) * | 2013-04-24 | 2016-01-13 | 胡小青 | 一种具有离合机构的动力传输装置 |
| CN117703654A (zh) * | 2024-01-10 | 2024-03-15 | 无锡市神力齿轮冷挤有限公司 | 一种内置双密封结构的滚柱式单向器 |
| CN117703654B (zh) * | 2024-01-10 | 2024-06-04 | 无锡市神力齿轮冷挤有限公司 | 一种内置双密封结构的滚柱式单向器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3104810B2 (ja) | 2000-10-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3520502B2 (ja) | 同軸のカバーと、基板と、リング体を組立る方法 | |
| JPH08312737A (ja) | 無段変速機 | |
| JPH05195921A (ja) | スタ−タクラッチのシール装置 | |
| JP4026853B2 (ja) | 流体力学的結合装置 | |
| JP3884261B2 (ja) | スタータクラッチのシール構造 | |
| JP2985473B2 (ja) | スタータクラッチのシール装置 | |
| JPH0681862A (ja) | スタータクラッチ | |
| US5401106A (en) | Bearing assembly with inner race bearing support means | |
| US5513540A (en) | Engine starter gearing having improved grease retention | |
| JP3713800B2 (ja) | スタータ | |
| JP4066355B2 (ja) | トルクコンバータ | |
| JP2004286225A (ja) | 逆入力遮断クラッチ | |
| JPH05321943A (ja) | 過負荷防止装置 | |
| JPS6134573B2 (ja) | ||
| JP2001289306A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH05202961A (ja) | スタ−タクラッチのシール装置 | |
| JPH0449376Y2 (ja) | ||
| JP2000297828A (ja) | カップリングおよびディファレンシャル装置 | |
| JP4513246B2 (ja) | 摩擦ローラ式変速機及び原動機付摩擦ローラ式変速機 | |
| JP4306032B2 (ja) | オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 | |
| KR100829269B1 (ko) | 유체 동역학적 커플링 장치 | |
| JPS62247175A (ja) | 遊星歯車減速機構付スタ−タ | |
| JP2002266901A (ja) | 電磁多板クラッチ | |
| JPH0432504Y2 (ja) | ||
| WO2022176105A1 (ja) | 等速自在継手及び等速自在継手の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |