JPH05201165A - 感熱孔版用印刷原紙 - Google Patents
感熱孔版用印刷原紙Info
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- JPH05201165A JPH05201165A JP3732392A JP3732392A JPH05201165A JP H05201165 A JPH05201165 A JP H05201165A JP 3732392 A JP3732392 A JP 3732392A JP 3732392 A JP3732392 A JP 3732392A JP H05201165 A JPH05201165 A JP H05201165A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低エネルギーで穿孔可能であり、画質の歪が
ない、高感度、高画質の感熱孔版用印刷原紙を提供す
る。 【構成】 熱可塑性フィルムにインキ透過性基材を積層
接着した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下記化
1、化2又は化3で表わされるフェノール化合物を含有
させたことを特徴とする感熱孔版用印刷原紙。また特
に、該フェノール化合物を前記原紙の感熱性孔版層に対
し、0.5〜50重量%含有させたことを特徴とする前
記感熱孔版用印刷原紙。 【化1】 【化2】 【化3】
ない、高感度、高画質の感熱孔版用印刷原紙を提供す
る。 【構成】 熱可塑性フィルムにインキ透過性基材を積層
接着した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下記化
1、化2又は化3で表わされるフェノール化合物を含有
させたことを特徴とする感熱孔版用印刷原紙。また特
に、該フェノール化合物を前記原紙の感熱性孔版層に対
し、0.5〜50重量%含有させたことを特徴とする前
記感熱孔版用印刷原紙。 【化1】 【化2】 【化3】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱孔版用印刷原紙に
関し、更に詳しくは高性能且つ高感度な感熱孔版用印刷
原紙に関するものである。
関し、更に詳しくは高性能且つ高感度な感熱孔版用印刷
原紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱孔版原紙としては、従来感熱孔版層
にポリ弗化ビニリデンフィルム、ポリエチレンテレフタ
レート(DET)フィルム等の予め延伸やインフレーシ
ョン法等により製膜された熱可塑性ポリマーフィルムを
適用し、この熱可塑性ポリマーフィルムを受孔性薄膜材
料の一面に接着剤でラミネートしたものが汎用されてき
た。この方法で製造される感熱孔版原紙は、上記フィル
ムからなる感熱孔版層を加熱により穿孔し製版されるも
ので、印刷にあたっては、この原紙をインクドラムに巻
付け、多孔性薄葉材料からインクを供給して印刷され
る。この様な感熱孔版原紙はその成分厚味を薄くするに
つれ製版精度、つまり感度及び画質の良好な高品質の印
刷が行えるのである。しかるに、上記従来の感熱孔版原
紙は熱可塑性ポリマーフィルムの製造などの制約から感
熱孔版層の薄膜化に限界があり、印刷の高感度、高品質
化を期待しうる2μm以下、例えば1μm程度の薄さに
することは困難であった。
にポリ弗化ビニリデンフィルム、ポリエチレンテレフタ
レート(DET)フィルム等の予め延伸やインフレーシ
ョン法等により製膜された熱可塑性ポリマーフィルムを
適用し、この熱可塑性ポリマーフィルムを受孔性薄膜材
料の一面に接着剤でラミネートしたものが汎用されてき
た。この方法で製造される感熱孔版原紙は、上記フィル
ムからなる感熱孔版層を加熱により穿孔し製版されるも
ので、印刷にあたっては、この原紙をインクドラムに巻
付け、多孔性薄葉材料からインクを供給して印刷され
る。この様な感熱孔版原紙はその成分厚味を薄くするに
つれ製版精度、つまり感度及び画質の良好な高品質の印
刷が行えるのである。しかるに、上記従来の感熱孔版原
紙は熱可塑性ポリマーフィルムの製造などの制約から感
熱孔版層の薄膜化に限界があり、印刷の高感度、高品質
化を期待しうる2μm以下、例えば1μm程度の薄さに
することは困難であった。
【0003】この様な問題を解決するため、最近では、
たとえば特開昭60−67196号公報や、同62−1
73296号公報などに開示されているように熱可塑性
ポリマー溶液を離型性の仮支持体の上に塗布し、これを
接着剤を介しまたは介しないで多孔性薄葉材料の一面に
転写させてなる感熱孔版原紙などが、感熱性孔版層の薄
層化が容易である事から、高濃度でかつ鮮明な印刷を行
なえるとして数多く提案されている。この様に熱可塑性
ポリマーの溶液を離型性の仮支持体に塗布、転写した感
熱孔版層は、前記従来の如き予め製膜したフィルムを用
いるのとは違い、製膜技術上の制約を伴わないので、感
熱性孔版層の厚味をかなり薄くする事ができ、これによ
り高品質の印刷が実現可能となった。
たとえば特開昭60−67196号公報や、同62−1
73296号公報などに開示されているように熱可塑性
ポリマー溶液を離型性の仮支持体の上に塗布し、これを
接着剤を介しまたは介しないで多孔性薄葉材料の一面に
転写させてなる感熱孔版原紙などが、感熱性孔版層の薄
層化が容易である事から、高濃度でかつ鮮明な印刷を行
なえるとして数多く提案されている。この様に熱可塑性
ポリマーの溶液を離型性の仮支持体に塗布、転写した感
熱孔版層は、前記従来の如き予め製膜したフィルムを用
いるのとは違い、製膜技術上の制約を伴わないので、感
熱性孔版層の厚味をかなり薄くする事ができ、これによ
り高品質の印刷が実現可能となった。
【0004】最近普及しているサーマルヘッド書込によ
るデジタル製版において前記薄膜化した感熱孔版層が提
案されて来た。例えば、感熱孔版層に熱可塑性ポリエス
テルフィルムを用いたものとしては、結晶化度を低下さ
せた非晶質な共重合ポリエステルフィルムを用いたもの
(特開昭62−282983号)、熱収縮率17〜40
%(150℃)の二軸配向ポリエステルフィルムを用い
たもの(特開平2−307789号)、また融点200
〜250℃、ガラス転移温度70℃以上のポリエステル
組成物からなるフィルムを用いたもの(特開平2−30
7788号)等が提案されているが、未だ満足できる性
能のものは得られていない。
るデジタル製版において前記薄膜化した感熱孔版層が提
案されて来た。例えば、感熱孔版層に熱可塑性ポリエス
テルフィルムを用いたものとしては、結晶化度を低下さ
せた非晶質な共重合ポリエステルフィルムを用いたもの
(特開昭62−282983号)、熱収縮率17〜40
%(150℃)の二軸配向ポリエステルフィルムを用い
たもの(特開平2−307789号)、また融点200
〜250℃、ガラス転移温度70℃以上のポリエステル
組成物からなるフィルムを用いたもの(特開平2−30
7788号)等が提案されているが、未だ満足できる性
能のものは得られていない。
【0005】本発明は、感熱孔版層を構成する熱可塑性
フィルムのガラス転移点を著しく低下させ、しかも画像
鮮明度、耐刷性、画像の歪み等を改良した高感度感熱孔
版印刷原紙を提供することを目的とする。
フィルムのガラス転移点を著しく低下させ、しかも画像
鮮明度、耐刷性、画像の歪み等を改良した高感度感熱孔
版印刷原紙を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、熱可塑
性フィルムにインク透過性基材を積層接着した感熱孔版
用印刷原紙において、該原紙に下記化1で表わされるフ
ェノール化合物を含有させたことを特徴とする感熱孔版
用印刷原紙が提供され、
性フィルムにインク透過性基材を積層接着した感熱孔版
用印刷原紙において、該原紙に下記化1で表わされるフ
ェノール化合物を含有させたことを特徴とする感熱孔版
用印刷原紙が提供され、
【化1】 また、熱可塑性フィルムにインキ透過性基材を積層接着
した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下記化2で
表わされるフェノール化合物を含有させたことを特徴と
する感熱孔版用印刷原紙が提供され、
した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下記化2で
表わされるフェノール化合物を含有させたことを特徴と
する感熱孔版用印刷原紙が提供され、
【化2】 更に、熱可塑性フィルムにインキ透過性基材を積層接着
した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下記化3で
表わされるフェノール化合物に含有させたことを特徴と
する感熱孔版用印刷原紙が提供され、
した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下記化3で
表わされるフェノール化合物に含有させたことを特徴と
する感熱孔版用印刷原紙が提供され、
【化3】 更にまた、前記フェノール化合物を感熱孔版層に対し
0.5〜50重量%含有させることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の感熱孔版用印刷原紙が提供される。
0.5〜50重量%含有させることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の感熱孔版用印刷原紙が提供される。
【0007】本発明者らは、前記実情に鑑み鋭意検討し
た結果、感熱孔版層に特定のフェノール性化合物を混入
させることにより、感熱性孔版層の穿孔熱エネルギーを
より低く抑えることができることを見い出した。
た結果、感熱孔版層に特定のフェノール性化合物を混入
させることにより、感熱性孔版層の穿孔熱エネルギーを
より低く抑えることができることを見い出した。
【0008】感熱孔版原紙の穿孔感度は、熱可塑性フィ
ルム特性として挙げられる加熱収縮応力が同一であれ
ば、結晶性フィルムの場合は融点が、また非晶質フィル
ムの場合はガラス転移点が共に支配的である。即ち、本
発明においては感熱孔版層に前記特定のフェノール性化
合物を混入させることにより、感熱孔版層を構成する熱
可塑性ポリマーの融点或いはガラス転移点に作用し、結
果的に溶融エネルギーを低下させることができる。
ルム特性として挙げられる加熱収縮応力が同一であれ
ば、結晶性フィルムの場合は融点が、また非晶質フィル
ムの場合はガラス転移点が共に支配的である。即ち、本
発明においては感熱孔版層に前記特定のフェノール性化
合物を混入させることにより、感熱孔版層を構成する熱
可塑性ポリマーの融点或いはガラス転移点に作用し、結
果的に溶融エネルギーを低下させることができる。
【0009】本発明の感熱孔版用印刷原紙の感熱孔版層
に用いられる熱可塑性フィルムは、押出法、流延法等に
より形成されたフィルムであり、ポリエステル系、ナイ
ロン系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリ塩化
ビニル系、ポリアクリル酸誘導体系、エチレン・ビニー
ルアルコール系共重合体、ポリカーボネート系共重合体
等が挙げられる。熱可塑性フィルムは実質的には非晶質
なレベルから結晶化度が30%までの範囲のものが好ま
しい。一般的には通常市販結晶性ポリエチレンテレフタ
レートを主体としたフィルム(結晶融点DSC法で24
5〜260℃)或いは原料としての重合体単体及び混合
成分よりなる重合体又は重合体同士をブレンドした組成
物状にて、充分アニール処理して平衛状態としたものを
X線法によって結晶化度を固定し、このサンプルを標準
にして測定した密度法(密度の測定は、JIS K−7
112に準拠)による結晶化度が5%以下、より好まし
くはDSC法でも融点がほとんど見られないものであ
る。
に用いられる熱可塑性フィルムは、押出法、流延法等に
より形成されたフィルムであり、ポリエステル系、ナイ
ロン系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリ塩化
ビニル系、ポリアクリル酸誘導体系、エチレン・ビニー
ルアルコール系共重合体、ポリカーボネート系共重合体
等が挙げられる。熱可塑性フィルムは実質的には非晶質
なレベルから結晶化度が30%までの範囲のものが好ま
しい。一般的には通常市販結晶性ポリエチレンテレフタ
レートを主体としたフィルム(結晶融点DSC法で24
5〜260℃)或いは原料としての重合体単体及び混合
成分よりなる重合体又は重合体同士をブレンドした組成
物状にて、充分アニール処理して平衛状態としたものを
X線法によって結晶化度を固定し、このサンプルを標準
にして測定した密度法(密度の測定は、JIS K−7
112に準拠)による結晶化度が5%以下、より好まし
くはDSC法でも融点がほとんど見られないものであ
る。
【0010】例えば、ポリエステルの場合、実質的に非
晶質のポリエステルは、ポリマーを構成する単量体で詳
しく説明すれば、酸成分としてテレフタル酸及びその異
性体、それ等の誘導体、脂肪族ジカルボン酸、それ等の
誘導体により選ばれる1種又は2種以上の酸成分を利用
し、次にグリコール(アルコール)成分として、エチレ
ングリコール、その誘導体(ポリエチレングリコール
等)、アルキレングリコール類(トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール等)、脂肪族飽和環状グリコール類(シクロヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキ
サンアルキルオール類等)、芳香族環、例えばビスフェ
ノール核を有するジオール等より選ばれる1種又は2種
以上のグリコール成分を利用して重合するものである。
好ましくは、両成分の内、少なくともアルコール成分を
共重合したものであり、その比率は前述の共重合ポリエ
ステルのレベルと同一である。次に特に好ましい組合せ
は、酸成分としてテレフタル酸を主体として選び、場合
によっては異性体(イソフタル酸、フタル酸)を少量
(15モル%以下)のレベルで含んでも良い。又アルコ
ール成分としてエチレングリコール及びシクロヘキサン
ジメタノールを主体とした混合成分を重合したものであ
る。より好ましくは、酸成分として上記同様のテレフタ
ル酸を主体としたものを選び、アルコール成分としエチ
レングリコールと、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルを主体としたものを選び、共重合したアルコール成分
の内の多量成分をなす上記両者の比率は、エチレングリ
コールが60〜80モル%、1,4−シクロヘキサンジ
メタノールが40〜20モル%であり、更に好ましくは
前者が64〜75モル%、後者が36〜25モル%、最
も好ましくは前者が67〜73モル%、後者が33〜2
7モル%である。
晶質のポリエステルは、ポリマーを構成する単量体で詳
しく説明すれば、酸成分としてテレフタル酸及びその異
性体、それ等の誘導体、脂肪族ジカルボン酸、それ等の
誘導体により選ばれる1種又は2種以上の酸成分を利用
し、次にグリコール(アルコール)成分として、エチレ
ングリコール、その誘導体(ポリエチレングリコール
等)、アルキレングリコール類(トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール等)、脂肪族飽和環状グリコール類(シクロヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキ
サンアルキルオール類等)、芳香族環、例えばビスフェ
ノール核を有するジオール等より選ばれる1種又は2種
以上のグリコール成分を利用して重合するものである。
好ましくは、両成分の内、少なくともアルコール成分を
共重合したものであり、その比率は前述の共重合ポリエ
ステルのレベルと同一である。次に特に好ましい組合せ
は、酸成分としてテレフタル酸を主体として選び、場合
によっては異性体(イソフタル酸、フタル酸)を少量
(15モル%以下)のレベルで含んでも良い。又アルコ
ール成分としてエチレングリコール及びシクロヘキサン
ジメタノールを主体とした混合成分を重合したものであ
る。より好ましくは、酸成分として上記同様のテレフタ
ル酸を主体としたものを選び、アルコール成分としエチ
レングリコールと、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルを主体としたものを選び、共重合したアルコール成分
の内の多量成分をなす上記両者の比率は、エチレングリ
コールが60〜80モル%、1,4−シクロヘキサンジ
メタノールが40〜20モル%であり、更に好ましくは
前者が64〜75モル%、後者が36〜25モル%、最
も好ましくは前者が67〜73モル%、後者が33〜2
7モル%である。
【0011】本発明に用いるフィルムの厚みは、典具帖
紙、ポリエステル紗等の多孔性支持体を積層して用いる
場合、好ましくは0.5〜7μm、より好ましくは0.
7〜5μmである。また経済性、簡易性、高解像性等よ
り多孔性支持体不溶のドット状穿孔を利用する場合は、
フィルムの作業性、操作性、強度、ドットとドット間の
残存部の強度等から、5〜15μm、好ましくは6〜1
3μm、より好ましくは8〜12μmである。
紙、ポリエステル紗等の多孔性支持体を積層して用いる
場合、好ましくは0.5〜7μm、より好ましくは0.
7〜5μmである。また経済性、簡易性、高解像性等よ
り多孔性支持体不溶のドット状穿孔を利用する場合は、
フィルムの作業性、操作性、強度、ドットとドット間の
残存部の強度等から、5〜15μm、好ましくは6〜1
3μm、より好ましくは8〜12μmである。
【0012】本発明で使用される多孔性支持体には、印
刷インクの透過が可能で、フィルムが穿孔する加熱条件
でも変形を起こさない天然繊維、再生繊維、合成繊維等
を原料とした単体又はこれ等を混合した薄葉紙、不繊
布、織布等が挙げられる。不繊布タイプの薄葉紙の場合
は、30〜3g/m2の口付のもの、好ましくは20〜
4g/m2、より好ましくは15〜4g/m2のものであ
る。また織布タイプのメッシュ状の場合は、500〜1
5メッシュ、好ましくは300〜50メッシュ、より好
ましくは250〜80メッシュであり、印刷に必要な解
像度によって適当なものを選定すれば良い。特に好まし
くは0.5〜5デニールのポリエステル繊維又は再生セ
ルロール繊維又は両者の混合物等よりなる不繊布等、適
当なものを選定すれば良い。
刷インクの透過が可能で、フィルムが穿孔する加熱条件
でも変形を起こさない天然繊維、再生繊維、合成繊維等
を原料とした単体又はこれ等を混合した薄葉紙、不繊
布、織布等が挙げられる。不繊布タイプの薄葉紙の場合
は、30〜3g/m2の口付のもの、好ましくは20〜
4g/m2、より好ましくは15〜4g/m2のものであ
る。また織布タイプのメッシュ状の場合は、500〜1
5メッシュ、好ましくは300〜50メッシュ、より好
ましくは250〜80メッシュであり、印刷に必要な解
像度によって適当なものを選定すれば良い。特に好まし
くは0.5〜5デニールのポリエステル繊維又は再生セ
ルロール繊維又は両者の混合物等よりなる不繊布等、適
当なものを選定すれば良い。
【0013】又フィルムと多孔質支持体との貼合わせは
フィルムの穿孔適性を防げない条件で接着剤等により接
着あるいは熱接着して行なう。この場合は、接着剤を溶
剤に溶かしてラミネートするか、又はホットメルト型、
エマルジョン、ラテックス型、反応型、粉末型等各種の
接着剤を通常公知の方法で用いてラミネートすれば良
い。付着量としは0.1〜8g/m2より好ましくは
0.5〜5g/m2の量を用いれば良い。
フィルムの穿孔適性を防げない条件で接着剤等により接
着あるいは熱接着して行なう。この場合は、接着剤を溶
剤に溶かしてラミネートするか、又はホットメルト型、
エマルジョン、ラテックス型、反応型、粉末型等各種の
接着剤を通常公知の方法で用いてラミネートすれば良
い。付着量としは0.1〜8g/m2より好ましくは
0.5〜5g/m2の量を用いれば良い。
【0014】次に、本発明において用いる増感剤である
フェノール化合物について詳細に説明する。本発明のフ
ェノール化合物としては下記化1、化2または化3で表
わされる。
フェノール化合物について詳細に説明する。本発明のフ
ェノール化合物としては下記化1、化2または化3で表
わされる。
【化1】
【化2】
【化3】 化1で表わされる化合物については4−メルカプトフェ
ノールにベンジルクロライド誘導体、或いはフェネチル
クロライド誘導体、シクロヘキシルメチルブロマイド誘
導体を反応させる事で合成が可能である。一方化2及び
化3で表わされる化合物は一般市販品で入手が可能であ
る。
ノールにベンジルクロライド誘導体、或いはフェネチル
クロライド誘導体、シクロヘキシルメチルブロマイド誘
導体を反応させる事で合成が可能である。一方化2及び
化3で表わされる化合物は一般市販品で入手が可能であ
る。
【0015】次に本発明のフェノール化合物の具体例と
して以下の表に挙げる。
して以下の表に挙げる。
【表1】
【0016】本発明のフェノール化合物は一般有機溶媒
に可溶である事からラミネート接着剤の中に添加した構
成でも使用が可能である。又、場合によっては多孔性薄
葉紙に含有した構成でも使用が可能である。或いはサー
マルヘッドの融着防止に用いられるステック防止層に含
有する事も可能である。即ち本発明のフェノール化合物
は多孔性薄葉紙に熱可塑性プラスチックフィルムを積層
接着した感熱孔版原紙に含有する事で本発明を達成出来
る。
に可溶である事からラミネート接着剤の中に添加した構
成でも使用が可能である。又、場合によっては多孔性薄
葉紙に含有した構成でも使用が可能である。或いはサー
マルヘッドの融着防止に用いられるステック防止層に含
有する事も可能である。即ち本発明のフェノール化合物
は多孔性薄葉紙に熱可塑性プラスチックフィルムを積層
接着した感熱孔版原紙に含有する事で本発明を達成出来
る。
【0017】本発明のフェノール化合物は感熱孔版層に
対して0.5〜50重量%が好ましい含有量である。
0.5重量%未満では充分な効果が得られない。一方5
0重量%を超えると、耐印刷性の面で好ましい結果が得
られないことがある。本発明では必要に応じて酸化防止
剤、滑剤、可塑剤などの各種添加剤を任意成分として含
ませる事が出来る。
対して0.5〜50重量%が好ましい含有量である。
0.5重量%未満では充分な効果が得られない。一方5
0重量%を超えると、耐印刷性の面で好ましい結果が得
られないことがある。本発明では必要に応じて酸化防止
剤、滑剤、可塑剤などの各種添加剤を任意成分として含
ませる事が出来る。
【0018】以上本発明のフェノール化合物は感熱孔版
層の熱可塑性プラスチックフィルムのガラス転移点と熱
感度間に影響し熱可塑性プラスチックフィルムの分子鎖
間に熱エネルギーで溶け出したフェノール化合物が侵入
し、熱可塑性プラスチックフィルムのガラス転移点を著
しく低下させる作用がある。即ち結果的に少ない熱エネ
ルギーで穿孔可能な高感度感熱孔版層を得る事が可能と
なる。
層の熱可塑性プラスチックフィルムのガラス転移点と熱
感度間に影響し熱可塑性プラスチックフィルムの分子鎖
間に熱エネルギーで溶け出したフェノール化合物が侵入
し、熱可塑性プラスチックフィルムのガラス転移点を著
しく低下させる作用がある。即ち結果的に少ない熱エネ
ルギーで穿孔可能な高感度感熱孔版層を得る事が可能と
なる。
【0019】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0020】実施例1 8.5g/m2のマニラ麻薄葉紙に酢酸ビニルをメタノ
ールに溶解した樹脂層に4(α−メチルベンジル)チオ
フェノール)を10%溶解し0.3g/m2樹脂及び増
感剤であるフェノール化合物の混合液を塗布乾燥した。
その上に厚さ2μmのポリエステルフィルムの熱収縮性
二軸延伸品を重ね合わせて80℃1分間の乾燥条件でラ
ミネートを行ないマスターを製作した。
ールに溶解した樹脂層に4(α−メチルベンジル)チオ
フェノール)を10%溶解し0.3g/m2樹脂及び増
感剤であるフェノール化合物の混合液を塗布乾燥した。
その上に厚さ2μmのポリエステルフィルムの熱収縮性
二軸延伸品を重ね合わせて80℃1分間の乾燥条件でラ
ミネートを行ないマスターを製作した。
【0021】実施例2 熱可塑性フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの結晶融点(DSC法による)が210℃にある
高結晶性(結晶化度25%)ポリエチレンテレフタレー
ト2.0μm、溶融温度190℃のものを用い、インキ
透過性の支持体としてポリエチレンテレフタレート繊維
100%の合成繊維紙を用い、インキ透過性の支持体を
熱可塑性フィルムのインキ透過性の支持体側の表面と接
触させる直前に熱可塑性フィルム側に4−シクロヘキシ
ルメチルチオフェノールを乾燥重量で0.4g/m2の
付着量になるよう塗布し、内部に加熱機構を持った20
5℃に加熱した熱ローラにより熱可塑性フィルムのイン
キ透過性の支持体側の表面をインキ透過性の支持体によ
り熱溶融させ熱融着させマスターを製作した。
ィルムの結晶融点(DSC法による)が210℃にある
高結晶性(結晶化度25%)ポリエチレンテレフタレー
ト2.0μm、溶融温度190℃のものを用い、インキ
透過性の支持体としてポリエチレンテレフタレート繊維
100%の合成繊維紙を用い、インキ透過性の支持体を
熱可塑性フィルムのインキ透過性の支持体側の表面と接
触させる直前に熱可塑性フィルム側に4−シクロヘキシ
ルメチルチオフェノールを乾燥重量で0.4g/m2の
付着量になるよう塗布し、内部に加熱機構を持った20
5℃に加熱した熱ローラにより熱可塑性フィルムのイン
キ透過性の支持体側の表面をインキ透過性の支持体によ
り熱溶融させ熱融着させマスターを製作した。
【0022】実施例3 実施例2の熱可塑性フィルムを共重合ポリエステルを主
体とした実質的に非晶質な(結晶化度1.0%)厚味
1.8μm溶融温度180℃のものに代えフェノール化
合物を4−フェネチルチオフェノールを用い、実施例2
と同様に熱融着ラミネート工程を経てマスターを製作し
た。
体とした実質的に非晶質な(結晶化度1.0%)厚味
1.8μm溶融温度180℃のものに代えフェノール化
合物を4−フェネチルチオフェノールを用い、実施例2
と同様に熱融着ラミネート工程を経てマスターを製作し
た。
【0023】実施例1〜3の製作したマスターを下記剥
型層液処方を塗布し感熱孔版原紙を得た。 〈剥型層処方〉 アミノ末端ポリシロチサン樹脂 2重量部 (X−22−161B 信越化学工業(株)製) 帯電防止剤 2重量部 (アンステックスC−200X 東邦化学工業(株)製) メチルエチルケトン 540重量部 シクロヘキサン 60重量部 (乾燥後塗布厚0.1μm)
型層液処方を塗布し感熱孔版原紙を得た。 〈剥型層処方〉 アミノ末端ポリシロチサン樹脂 2重量部 (X−22−161B 信越化学工業(株)製) 帯電防止剤 2重量部 (アンステックスC−200X 東邦化学工業(株)製) メチルエチルケトン 540重量部 シクロヘキサン 60重量部 (乾燥後塗布厚0.1μm)
【0024】実施例4 10g/m2のマニラ麻薄葉紙に飽和ポリエステル樹脂
(バイロン200、東洋紡(株)製)をメチルエチルケ
トンに溶解した樹脂層にP−ベンジルオキシフェノール
を10%溶解し0.1g/m2で塗布乾燥し、その上に
厚さ1.8μmのポリエステル共重合体としたフィルム
実質的に非晶質(結晶化度0.5%)を重ね合わせて8
0℃1分間の乾燥条件でラミネートを行ないマスターを
製作した。
(バイロン200、東洋紡(株)製)をメチルエチルケ
トンに溶解した樹脂層にP−ベンジルオキシフェノール
を10%溶解し0.1g/m2で塗布乾燥し、その上に
厚さ1.8μmのポリエステル共重合体としたフィルム
実質的に非晶質(結晶化度0.5%)を重ね合わせて8
0℃1分間の乾燥条件でラミネートを行ないマスターを
製作した。
【0025】実施例5 実施例4で製作したマスターを下記剥離層液を乾燥後塗
布厚0.1μmになるよう塗布し製作した。 P−tert−ブチルフェノール 2重量部 帯電防止剤 2重量部 (アンステックスC−200X 東邦化学工業(株)製)) メタノール 96重量部
布厚0.1μmになるよう塗布し製作した。 P−tert−ブチルフェノール 2重量部 帯電防止剤 2重量部 (アンステックスC−200X 東邦化学工業(株)製)) メタノール 96重量部
【0026】比較例1 8.5g/m2のマニラ麻薄葉紙に酢酸ビニルをメタノ
ールに溶解した樹脂を乾燥重量で0.3g/m2になる
様塗布し、その上に厚さ2μmのポリエステルフィルム
(熱収縮性二軸延伸品)を重ね合わせて80℃1分間の
乾燥条件でラミネートを行ないマスターを製作した。
ールに溶解した樹脂を乾燥重量で0.3g/m2になる
様塗布し、その上に厚さ2μmのポリエステルフィルム
(熱収縮性二軸延伸品)を重ね合わせて80℃1分間の
乾燥条件でラミネートを行ないマスターを製作した。
【0027】比較例2 熱可塑性フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの結晶融点(DSC法による)が210℃にある
高結晶性(結晶化度25%)ポリエチレンテレフタレー
ト20μm溶融温度190℃のものを用い、インキ透過
性支持体としてポリエチレンテレフタレート繊維100
%の合成繊維を用い、インキ透過性の支持体を熱可塑性
フィルムのインキ透過性の支持体側の表面と接触させる
直前に内部に加熱機構をもった205℃に加熱した熱ロ
ールにより加熱し、熱可塑性フィルムのインキ透過性の
支持体側の表面をインキ透過性の支持体により熱溶融着
させマスターを製作した。
ィルムの結晶融点(DSC法による)が210℃にある
高結晶性(結晶化度25%)ポリエチレンテレフタレー
ト20μm溶融温度190℃のものを用い、インキ透過
性支持体としてポリエチレンテレフタレート繊維100
%の合成繊維を用い、インキ透過性の支持体を熱可塑性
フィルムのインキ透過性の支持体側の表面と接触させる
直前に内部に加熱機構をもった205℃に加熱した熱ロ
ールにより加熱し、熱可塑性フィルムのインキ透過性の
支持体側の表面をインキ透過性の支持体により熱溶融着
させマスターを製作した。
【0028】比較例3 実施例3の製作工程から4−フェネチルチオフェノール
を除き熱融着ラミネート工程を経てマスターを製作し
た。
を除き熱融着ラミネート工程を経てマスターを製作し
た。
【0029】比較例1〜3で製作したマスターに実施例
1の剥離層液を塗布乾燥して感熱孔版原紙を製作した。
1の剥離層液を塗布乾燥して感熱孔版原紙を製作した。
【0030】以上の様にして作成した感熱孔版用印刷原
紙を以下の方法で試験を行なった。結果を表2に示す。 (1)穿孔感度 所定の感熱孔版用印刷原紙について、(株)リコー社製
プリポートVT−3500の製版部のライン型サーマル
ヘッドを用いて、調整された印加エネルギーのもとで穿
孔し、黒ベタ部(標準条件、文字モードで製版印刷した
安定部分)の光学濃度をマクベス社製濃度計RD914
により測定し、標準黒サンプルをブランクとしたときの
値をもって穿孔感度とする。 1.00以上を〇印、0.99〜0.88を△印、0.
88以下を×印。 (2)耐刷性 所定の感熱孔版原紙について、(株)リコー社製プリポ
ートVT−3500の製版部のライン型サーマルヘッド
を用いて、調整された印加エネルギーのもので穿孔し、
ある一定の印刷枚数を印刷し耐刷性を評価した。 (3)画像歪率 耐刷性で印刷された初期画像と3000枚での印刷画像
の歪率を表示。
紙を以下の方法で試験を行なった。結果を表2に示す。 (1)穿孔感度 所定の感熱孔版用印刷原紙について、(株)リコー社製
プリポートVT−3500の製版部のライン型サーマル
ヘッドを用いて、調整された印加エネルギーのもとで穿
孔し、黒ベタ部(標準条件、文字モードで製版印刷した
安定部分)の光学濃度をマクベス社製濃度計RD914
により測定し、標準黒サンプルをブランクとしたときの
値をもって穿孔感度とする。 1.00以上を〇印、0.99〜0.88を△印、0.
88以下を×印。 (2)耐刷性 所定の感熱孔版原紙について、(株)リコー社製プリポ
ートVT−3500の製版部のライン型サーマルヘッド
を用いて、調整された印加エネルギーのもので穿孔し、
ある一定の印刷枚数を印刷し耐刷性を評価した。 (3)画像歪率 耐刷性で印刷された初期画像と3000枚での印刷画像
の歪率を表示。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性フィルムをイ
ンク透過性基材に積層接着した感熱孔版原紙において、
本発明のフェノール化合物を含有させる事により、感熱
孔版の穿孔エネルギーの低エネルギー化が可能であり、
並びに画質の歪みを抑えることができる。
ンク透過性基材に積層接着した感熱孔版原紙において、
本発明のフェノール化合物を含有させる事により、感熱
孔版の穿孔エネルギーの低エネルギー化が可能であり、
並びに画質の歪みを抑えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野々垣 正康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 名取 裕二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 秀幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (4)
- 【請求項1】 熱可塑性フィルムにインク透過性基材を
積層接着した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下
記化1で表わされるフェノール化合物を含有させたこと
を特徴とする感熱孔版用印刷原紙。 【化1】 - 【請求項2】 熱可塑性フィルムにインキ透過性基材を
積層接着した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下
記化2で表わされるフィノール化合物を含有させたこと
を特徴とする感熱孔版用印刷原紙。 【化2】 - 【請求項3】 熱可塑性フィルムにインキ透過性基材を
積層接着した感熱孔版用印刷原紙において、該原紙に下
記化3で表わされるフェノール化合物に含有させたこと
を特徴とする感熱孔版用印刷原紙。 【化3】 - 【請求項4】 前記フェノール化合物を感熱孔版層に対
し0.5〜50重量%含有させることを特徴とする請求
項1、2又は3記載の感熱孔版用印刷原紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3732392A JPH05201165A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 感熱孔版用印刷原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3732392A JPH05201165A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 感熱孔版用印刷原紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05201165A true JPH05201165A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12494454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3732392A Pending JPH05201165A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 感熱孔版用印刷原紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05201165A (ja) |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP3732392A patent/JPH05201165A/ja active Pending
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