JPH05201683A - エスカレータの踏段装置 - Google Patents

エスカレータの踏段装置

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JPH05201683A
JPH05201683A JP4010047A JP1004792A JPH05201683A JP H05201683 A JPH05201683 A JP H05201683A JP 4010047 A JP4010047 A JP 4010047A JP 1004792 A JP1004792 A JP 1004792A JP H05201683 A JPH05201683 A JP H05201683A
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JP
Japan
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special
movable
special step
wheelchair
escalator
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JP4010047A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ogimura
佳男 荻村
Megumi Okubo
恵 大久保
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to DE4301665A priority patent/DE4301665C2/de
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Priority to KR1019930000865A priority patent/KR960006519B1/ko
Priority to US08/008,140 priority patent/US5330042A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前輪用車止めが突出して、車椅子類の搭載位
置が明確となり、車椅子類の乗り込み搬送の安全性の向
上と時間の短縮化が図れるエスカレータの踏段装置を提
供することにある。 【構成】 無端状に列設されて走行する多数の踏段7の
一部に、昇降可能な可動踏板12を有した第1の特殊踏
段7Aと、この上側段に隣接し且つ第1の特殊踏段7A
の可動踏板12を支持する出没可能なリフト機構13を
有した第2の特殊踏段7Bとを組込み、車椅子類を乗せ
る場合に往路の水平路部にてリフト機構13が突出動作
して可動踏板12を第2の特殊踏段7Bと同じ高さに支
持したまま傾斜路部4bを走行し、車椅子類搭載に有効
な踏板奥行き寸法を確保し、且つ第2の特殊踏段の踏板
に車椅子類前輪用車止め40をリフト機構13と連動し
て出没可能に設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般利用者の他に、ベ
ビーカーや身障者等の車椅子類の搬送をも可能としたエ
スカレータの踏段装置に関し、特に上下2段の踏段を同
じ高さに保持して車椅子類搭載に有効な踏板奥行き寸法
を確保する構成としたエスカレータの踏段装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常一般のエスカレータの踏段装置で
は、各踏段の奥行き寸法が短いために、身障者等の車椅
子類を水平な姿勢に搭載して安全に搬送することができ
ない。このために、最近では無端状に配列する多数の踏
段のうち、上下2段の踏段を同じ高さに保持して奥行き
の広い車椅子類搭載スペースを確保し得るようにしたエ
スカレータの踏段装置が提案されている。
【0003】この種の提案の構成を図5乃至図9により
簡単に述べると、まず図5に示す如く、建屋の上下階に
斜めに掛け渡したエスカレータ主枠1の上下階側乗降口
2,3間にガイドレールや踏段スプロケットを配するこ
とで踏段循環路4が構成され、この循環路4の上面往路
5と下面帰路6と上下階側端の反転部とに亘り多数の踏
段7が踏段チェーンを介し無端状に列配して走行駆動可
能に設けられている。これら各踏段7はそれぞれ上面に
踏板7aを有すると共に下部に左右一対ずつの前後輪
8,9を有している。
【0004】この多数の踏段7のうち、車椅子K類を乗
せる互いに隣接した上下2段の特殊踏段7A,7Bを適
当に特定し、この上下2段のうち、下段の第1の特殊踏
段7Aは、図6及び図7に示す如く、前後輪8,9に支
持された踏段主体11と、この踏段主体11に対し昇降
可能に収納された可動踏板12とに分割した構成とする
一方、その上側段に隣接する第2の特殊踏段7Bは一般
の踏段7と同様の構成であるが、内部にリフト機構13
を有した構成としている。
【0005】そのリフト機構13は図7に示す如く、同
軸的に配する左右一対のピニオン14と、これらピニオ
ン14と噛合した左右一対のラック15と、これらラッ
ク15から後方に延出した左右一対のアーム16とより
なる構成で、ピニオン軸14aが第2の特殊踏段7B内
下部に設けた駆動機構(図示せず)と傘歯車などを介し
連結されている。この駆動機構がエスカレータ主枠1側
に装着した付勢手段としての後述する駆動ラック17
(図8参照)と係合することで回転駆動力を得て、前記
ピニオン軸14aを左右のピニオン14と共に正逆回転
させることにより、ラック15を介し左右のアーム16
が第2の特殊踏段7Bの蹴上げ部から後方に出没するよ
うになっている。
【0006】つまり、平時はリフト機構13の左右のア
ーム16が第2の特殊踏段7B内に退入して第1の特殊
踏段7Aとの係わりを持たず、各踏段7,7A,7B全
てが通常一般のエスカレータのものと同様に走行して、
一般利用客を搬送する。一方、車椅子K類を乗せるべく
スイッチ操作により車椅子類搭載モードにすると、前記
図5の往路5の下階側水平路部5aにて、エスカレータ
主枠1側の付勢手段である駆動ラック17がモータ駆動
により所定高さに上昇し、この上に第2の特殊踏段7B
が走行して来て、この下部の駆動機構が該駆動ラックに
係合して回転駆動力を得る。これでリフト機構13のピ
ニオン軸14aが左右のピニオン14と共に回転してラ
ック15を介し左右のアーム16を第2の特殊踏段7B
の蹴上げ部から後方に突出して第1の特殊踏段7Aの可
動踏板12を下側から支持する。
【0007】この状態で第1,第2の特殊踏段7A,7
B上に係員が車椅子K類を乗り込ませ、そしてその第1
及び第2の特殊踏段7A,7Bが走行して往路5の下階
側水平路部5aから傾斜路部5cに移行するに伴い、図
7に示す如く、左右のアーム16の支持により第1の特
殊踏段7Aの可動踏板12が踏段主体11に対し上昇せ
しめられて第2の特殊踏段7Bの踏板と同じ高さのまま
に保持され、車椅子K類の搭載スペースを十分確保す
る。即ち、第1,第2の特殊踏段7A,7Bが段差を生
じずに車椅子K類の搭載に有効な大きな踏板奥行き寸法
を確保しながら傾斜路部5cを上昇して行くようにな
る。
【0008】こうして車椅子K類を搬送しながら、第2
の特殊踏段7Bが往路5の上階側水平路部5bに来る
と、そこの前述同様の付勢手段の駆動ラックに駆動機構
が係合して逆回転し、これで前記リフト機構13の左右
のアーム16が第1の特殊踏段7Aの可動踏板12から
離脱して第2の特殊踏段7B内部に退入復帰し、第1及
び第2の特殊踏段7A,7Bが通常の状態に戻る。
【0009】なお、前記第1及び第2の特殊踏段7A,
7Bだけでは車椅子K類の搭載スペースが十分確保でき
ない場合を考慮し、即ち車椅子K類の前側に足乗せ台な
どが突出して設けられている場合を考慮し、該第2の特
殊踏段7Bの上側段に隣接して車椅子類搭載モード時の
み後傾状態になる第3の特殊踏段7Cが設けられてい
る。
【0010】また、例えば特公昭63−51956号公
報で提唱されているように、車椅子K類の転落を防止す
る目的で、前記第1の特踏段7Aには、図8及び図9に
示す如く、可動踏板12の後端寄り部に位置して後輪用
車止め20が設けられていると共に、この後輪用車止め
20をガイド21に案内させて第1の特殊踏段7Aの可
動踏板12の穴12aより出没移動せしめる手段とし
て、車止め出没機構22と車止め駆動機構23とが備え
られている。
【0011】その車止め出没機構22は、第1の特殊踏
段7Aの可動踏板12内部に装着されたピニオン24と
ラック25とよりなる。車止め駆動機構23は、非上昇
部である踏段主体11内部に前後スプロケット26,2
7を介し巻装したチェーン28と、後側のスプロケット
26と同軸の駆動ピニオン29とよりなり、このチェー
ン28に前記車止め出没機構22のピニオン24が噛合
している。そして車止め駆動機構23の駆動ピニオン2
9がエスカレータ主枠1側に装着した付勢手段としての
駆動ラック17と係合することで回転駆動力を得て、前
記チェーン28と共にピニオン14を正逆回転させるこ
とにより、ラック25を介し後輪用車止め20を第1の
特殊踏段7Aの可動踏板12の穴12aより出没移動せ
しめるようになっている。
【0012】つまり、平時は後輪用車止め20は可動踏
板12内に退入したままで、車椅子類搭載モードの場合
は、往路5の下階側水平路部5aにて、図8に示す如
く、駆動ラック17がモータ18の駆動により所定高さ
に上昇せしめられ、そこに前記第1の特殊踏段7Aが走
行して来て、この下部の車止め駆動機構23の駆動ピニ
オン29が噛合して回転力を得て、チェーン28と共に
車止め出没機構22のピニオン24が回転して、ラック
25を介し後輪用車止め20を上方に突出移動させて、
車椅子K類の後輪を後側から受け止めるようになる。
【0013】この状態で第1,第2の特殊踏段7A,7
Bが往路5の水平路部5aから傾斜路部5cに移行する
に伴い、前述した如く、リフト機構13の支持により第
1の特殊踏段7Aの可動踏板12が踏段主体11に対し
上昇せしめられる時には、図10に示すように前記車止
め駆動機構23のチェーン28から車止め出没機構22
のピニオン24が離れることになる。そして第1,第2
の特殊踏段7A,7Bが往路5の上階側水平路部5bに
来ると、その第1の特殊踏段7Aの可動踏板12が踏段
主体11に対し下降するので、車止め駆動機構23のチ
ェーン28に車止め出没機構22のピニオン24が噛合
し、この状態で上階側水平路部5bの駆動ラックに車止
め駆動機構23の駆動ピニオン29が噛合して逆回転
し、これで前述と逆に後輪用車止め20を可動踏板12
内に退入復帰するようになっている。
【0014】更には、図8及び図9に示す如く、前記車
止め駆動機構23の駆動ピニオン29と噛合して前後に
進退移動する保持ピン30が設けられている。この保持
ピン30は前記可動踏板12の踏段主体11に対する収
納状態をロック保持したり保持解除したりする。つま
り、第1の特殊踏段7Aが循環路4の帰路6を上下逆様
に反転して走行しても可動踏板12が垂れ下がらないよ
うに保持ピン30で保持するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如き
従来のエスカレータの踏段装置では、第1の特殊踏段7
Aの可動踏板12が第2の特殊踏段7Bと同じ高さを維
持するように上昇支持されて、車椅子K類を載せるのに
十分な搭載スペ−スを確保できるようになると共に、第
1の特殊踏段7Aの可動踏板12上に後輪用車止め20
が突出して車椅子K類の転落防止が図れる。
【0016】しかしながら、エスカレータの上り運転モ
ードで、車椅子K類を搭載する際、往路5の下段側水平
路部5aにおいて第1,第2,第3の特殊踏段7A,7
B,7Cは全て相互の踏板7a面が同一高さで水平に配
する状態となることから、この状態ではどの部位に車椅
子K類を載せてよいのかはっきり分からない。
【0017】このために、もし誤った部位に車椅子K類
を載せてしまった場合、その後から第1の特殊踏段7A
の可動踏板12上に突出して来る後輪用車止め20によ
り後輪が押し上げられて浮いたり、更には第1,第2の
特殊踏段7A,7B上からズレて傾斜路部5cで車椅子
K類が傾いたりして、非常に不安定となる虞れがあっ
た。
【0018】また、車椅子K類の搭載範囲が明確でない
と、その車椅子K類の乗り込み動作に時間がかかり、エ
スカレータ運転を継続したまま車椅子K類を乗り込ませ
ると言ったことが困難で、車椅子K類の運搬にかかる時
間の短縮化が図れない問題があった。
【0019】一方、前述の如き従来のエスカレータの踏
段装置では、後輪用車止め20を出没移動せしめるため
に、エスカレータ主枠1側からの付勢で回転駆動力を得
る車止め駆動機構23を第1の特殊踏段7Aの非上昇部
である踏段主体11内部に装着し、この車止め駆動機構
23に連動して後輪用車止め20を出没移動せしめる車
止め出没機構22を可動踏板12内部に装着しているこ
とから、その可動踏板12がリフト機構13の支持によ
り踏段主体11に対し上昇すると、車止め出没機構22
が車止め駆動機構23から完全に分離してしまう。即
ち、車止め出没機構22のピニオン24が車止め駆動機
構23のチェーン28から離れてしまう。
【0020】この分離した状態では、車止め出没機構2
2がフリーで後輪用車止め20の保持力を失ってしま
い、その後輪用車止め20が走行振動等により下がって
しまう問題があり、これを防止する専用の保持機構が必
要となる。
【0021】なお、非上昇部である踏段主体11内部の
車止め駆動機構23も独立してフリーとなるので、この
駆動ピニオン29に噛合している保持ピン30が走行振
動等により位置ズレを起こすのを防止する保持機構も必
要となる。従って一つの特殊踏段7Aに2つの独立した
保持機構を設ける必要があり、非常に構成が複雑となっ
てしまう問題がある。
【0022】また、可動踏板12の昇降に伴い車止め出
没機構22が車止め駆動機構23に対し分離したり再係
合したりするが、その再係合時にズレなどがあると、チ
ェーン28にピニオン24がスムーズに噛合せず、その
両者が摩耗を起こしたり、動力伝達がうまく行かず、後
輪用車止め20の適確な出没移動ができなくなる可能性
があった。
【0023】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
第1の目的とするところは、車椅子類の搭載位置が明確
で、車椅子類の乗り込み搬送の安全性の向上と時間の短
縮化が図れるエスカレータの踏段装置を提供することに
ある。
【0024】本発明の第2の目的とするところは、第1
の特殊踏段の非上昇部に対し可動踏板が昇降しても、車
止め出没機構が車止め駆動機構に対し分離することがな
く常に連結状態を維持して、構成の簡素化と車止めの適
確な出没移動が可能となるエスカレータの踏段装置を提
供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段と作用】第1発明のエスカ
レータの踏段装置は、前記第1の目的を達成するため
に、エスカレータの上下階乗降口間に無端状に列設され
て走行する多数の踏段の一部に、昇降可能な可動踏板を
有した第1の特殊踏段と、この第1の特殊踏段の上側に
隣接し且つ前記第1の特殊踏段の可動踏板を支持する出
没可能なリフト機構を有した第2の特殊踏段とを組込
み、車椅子類を乗せる場合に上下階乗降口間の往路の水
平路部にて前記第2の特殊踏段のリフト機構が突出動作
して第1の特殊踏段の可動踏板を該第2の特殊踏段と同
じ高さに支持したまま往路の傾斜路部を走行し、車椅子
類搭載に有効な踏板奥行き寸法を確保する構成で、かつ
前記第2の特殊踏段の踏板に車椅子類前輪用車止めを前
記リフト機構と連動して出没可能に設けて構成したこと
を特徴とする。
【0026】こうした構成のエスカレータの踏段装置で
あれば、車椅子K類を搭載する際、往路の水平路部にお
いて第1,第2の特殊踏段は相互の踏板が同一高さで水
平に配する状態となるが、その第2の特殊踏段の踏板上
に車椅子類前輪用車止めがリフト機構と連動して突出す
る。これにより係員はエスカレータ乗降口から車椅子類
をこの前輪が該前輪用車止めに当たるまで乗り込ませれ
ば搭載作業が終了し、その車椅子類が第1,第2の特殊
踏段上の正しい部位に適確に搭載される。これで例えば
車椅子搭載後に第1の特殊踏段の可動踏板上に突出して
来る後輪用車止めにより後輪が押し上げられて浮いた
り、更には第1,第2の特殊踏段上からズレて傾斜路部
で車椅子類が傾いたりする心配がなくなり、その車椅子
類を安定して安全に搬送できるようになる。
【0027】また、前述のように前輪用車止めが目安と
なって車椅子類の搭載範囲が明確化するので、車椅子類
の乗り込み動作が楽に素早くできて、エスカレータ運転
を継続したままでも可能となり、車椅子類の運搬にかか
る時間の短縮化が図れるようになる。
【0028】第2発明のエスカレータの踏段装置は、前
記第2の目的を達成するために、エスカレータの上下階
乗降口間に無端状に列設されて走行する多数の踏段の一
部に、昇降可能な可動踏板を有し且つその可動踏板に車
椅子類後輪用車止めを出没可能に有した第1の特殊踏段
と、この第1の特殊踏段の上側に隣接し且つ前記第1の
特殊踏段の可動踏板を支持する出没可能なリフト機構を
有した第2の特殊踏段とを組込み、車椅子類を乗せる場
合に上下階乗降口間の往路の水平路部にて前記第2の特
殊踏段のリフト機構が突出動作して第1の特殊踏段の可
動踏板を該第2の特殊踏段と同じ高さに支持したまま往
路の傾斜路部を走行し、車椅子類搭載に有効な踏板奥行
き寸法を確保する構成で、かつ前記第1の特殊踏段の非
上昇部に装着され前記車止めの出没動作力を発生する車
止め駆動機構と、前記可動踏板の下部に装着され前記車
止め駆動機構と連動することで車止めを出没移動せしめ
る車止め出没機構と、この車止め出没機構と前記車止め
駆動機構とを前記可動踏板の昇降に関係なく常時連結す
る伸縮自在な伝動機構を設けて構成したことを特徴とす
る。
【0029】こうした構成のエスカレータの踏段装置で
あれば、第1の特殊踏段の可動踏板が第2の特殊踏段の
リフト機構の支持により昇降しても、その第1の特殊踏
段の非上昇部に装着した車止め駆動機構と、可動踏板に
装着した車止め出没機構とが伸縮自在な伝動機構により
常時連結状態を維持して、車椅子類搭載モード時には後
輪用車止めを適確に出没移動せしめるようになる。つま
り、可動踏板の上昇に伴い車止め出没機構が車止め駆動
機構から従来の如く分離することがなく、その両者の摩
耗や動力伝達不良を防止できて、常に後輪用車止めの適
確な出没移動ができるようになる。
【0030】また、車止め出没機構が伝動機構により車
止め駆動機構と常時連結状態を維持して従来の如くフリ
ーになることがないので、後輪用車止め専用の保持機構
を設けなくとも、その後輪用車止めが走行振動等により
下がってしまうのを防止できて、構成の簡素化が図れる
ようになる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4によ
り説明する。なお図中前記図5乃至図9に示した構成と
重複するものには同一符号を付して説明の簡略化を図
る。
【0032】まず、前述の図5乃至図7で示したと同様
に、エスカレータの上下階側乗降口2,3の間の踏段循
環路4に無端状に列設されて走行する多数の踏段7の一
部に、図1に示す如く、第1の特殊踏段7Aと、この上
側段に隣接する第2の特殊踏段7Bとが組込まれてい
る。その第1の特殊踏段7Aは非可動部である踏段主体
11に対し昇降可能に可動踏板12を備えていると共
に、その可動踏板12の後端寄り部の穴12aから出没
可能な左右一対の後輪用車止め20を備えている。第2
の特殊踏段7Bは前記第1の特殊踏段7Aの可動踏板1
2を上昇支持する出没可能なリフト機構13を備えてい
る。なお、それら第1及び第2の特殊踏段7A,7Bだ
けでは車椅子K類の搭載スペースが十分確保できない場
合を考慮し、更に上側段に隣接して車椅子類搭載モード
時のみ後傾状態になる第3の特殊踏段7Cが設けられて
いる。
【0033】前記リフト機構13は従来同様に同軸的に
配する左右一対のピニオン14と、これらピニオン14
と噛合した左右一対のラック15と、これらラック15
から後方に延出した左右一対のアーム16とよりなる構
成である。
【0034】このリフト機構13が第2の特殊踏段7B
内下部に設けた駆動機構31と連結されている。この駆
動機構31は、垂直に配する一本の駆動軸32と、この
駆動軸32の上端と前記リフト機構13のピニオン軸1
4aとを連動せしめる一組の傘歯車(図示省略)と、駆
動軸32の下端に配する連動ギア33と、これに噛合す
る連動ギア34及びこれと同軸な駆動ピニオン35とで
構成されている。
【0035】そしてこの駆動機構31の駆動ピニオン3
5がエスカレータ主枠1側の往路の下階側水平路部5a
に付勢手段として設置された駆動ラック36(図2参
照)に噛合することで回転駆動力を得て、リフト機構1
3のピニオン軸14aを左右のピニオン14と共に回転
させることにより、ラック15を介し左右のアーム16
が第2の特殊踏段7Bの蹴上げ部から後方に突出して第
1の特殊踏段7Aの可動踏板12を下側から支持するよ
うになっている。
【0036】なお、その駆動ラック36はエスカレータ
主枠1側の往路の上下階側水平路部5a,5bにそれぞ
れ設置され、各々平時は前記駆動ピニオン35が移動し
て来ても噛合しない位置に下降退避させられており、車
椅子類搭載モード時のみモータ37により各々駆動ピニ
オン35と噛合できる所定高さに上昇せしめられる。し
かもその両駆動ラック36は上下階側にて駆動ピニオン
35を正逆回転させるべく互いに左右反対向きに設置さ
れている。
【0037】ここで、図1に示す如く、前記第2の特殊
踏段7Bには、この踏板7aの前端寄り部の穴7bより
左右一対の車椅子類前輪用車止め40がガイド41に沿
ってやや前傾状態で出没可能に設けられていると共に、
この前輪用車止め40を前記リフト機構13と連動して
出没移動せしめる車止め出没機構42が設けられてい
る。
【0038】この前輪用の車止め出没機構42は、前記
リフト機構13のピニオン14と噛合した左右一対の伝
動ギア43と、これら伝動ギア43と噛合した左右一対
のピニオン44と、これらピニオン44と噛合した左右
一対のラック45とを備え、その左右のラック45から
前上がり状態に前記左右一対の前輪用車止め40が突設
されている。
【0039】一方、図1乃至図4に示す如く、前記第1
の特殊踏段7Aには、前記後輪用車止め20をガイド2
1に沿って可動踏板12の穴12aより上方に出没移動
せしめる手段として、車止め出没機構52と車止め駆動
機構53とが伸縮自在な伝動機構54により常時連結し
た状態で設けられている。
【0040】その後輪用の車止め出没機構52は、第1
の特殊踏段7Aの可動踏板12内部にピニオン軸55a
を介し同軸的に装着された左右一対のピニオン55と、
これらと噛合した左右一対のラック56とよりなり、こ
れらラック56に前記後輪用車止め20が取り付けられ
ている。また、右側のピニオン55と噛合した連動ギア
57を介し該ピニオン55と連動する状態に連動軸58
が設けられている。
【0041】前記後輪用の車止め駆動機構53は、非上
昇部である踏段主体11内部に設けた垂直な駆動軸60
と、この駆動軸60の上端に一組の傘歯車61,62に
より連動せしめられた第1連動軸63と、この第1連動
軸63に連動ギア64、65を介し連動せしめられた第
2連動軸66と、前記駆動軸60の下端に配する連動ギ
ア67と、これに噛合する連動ギア68及びこれと同軸
な駆動ピニオン69とで構成されている。
【0042】こうした後輪用の車止め出没機構52と車
止め駆動機構53とを常時連結する伸縮自在な伝動機構
54は、長さが自由に伸縮可能な伝動軸70を用い、こ
の伝動軸70の一端が前記車止め駆動機構53の第2連
動軸66の端部に自在継手71を介し連結され、他端が
前記車止め出没機構52の連動軸58の端部に自在継手
72を介し連結されている。
【0043】そして、前記後輪用の車止め駆動機構53
の駆動ピニオン69がエスカレータ主枠1側の往路の下
階側水平路部5aにて付勢手段としての駆動ラック36
に噛合することで回転駆動力を得て、伸縮自在な伝動機
構54を介し車止め出没機構52の左右のピニオン55
を回転させ、ラック56を介し左右の後輪用車止め20
が第1の特殊踏段7Aの可動踏板12の穴12aより突
出移動して、車椅子K類の後輪を後側から受け止める。
車止め駆動機構53の駆動ピニオン69が往路の上階側
水平路部5bにて付勢手段としての駆動ラック(図示せ
ず)に噛合することで逆回転駆動力を得て、伸縮自在な
伝動機構54を介し車止め出没機構52の左右のピニオ
ン55を逆回転させ、ラック56を介し左右の後輪用車
止め20が第1の特殊踏段7Aの可動踏板12内に退入
復帰するようになっている。
【0044】また、前記第1の特殊踏段7Aの非上昇部
の踏段主体11には可動踏板12の収納状態をロック保
持したり保持解除したりする保持ピン75がガイド76
を介し設けられている。この保持ピン75は前記車止め
駆動機構53の駆動軸60に嵌着したピニオン77とこ
れに噛合したラック78とにより進退移動して、可動踏
板12から垂下した係止溝付き部材79に係脱するよう
になっている。
【0045】しかして、前述の構成のエスカレータの踏
段装置では、平時は踏段循環路の往路の上下階側両方の
水平路部の付勢手段の駆動ラック36が退避させられて
いて、リフト機構13の左右のアーム16が第2の特殊
踏段7B内に退入したままで、第1の特殊踏段7Aとの
係わりを持たず、且つ前後両車止め40,20いずれも
退入したままとなっていて、各踏段7,7A,7B,7
C全てが通常一般のエスカレータのものと同様に移動し
て、一般利用客を搬送する。
【0046】ここで、車椅子類を搭載する場合、係員が
スイッチ操作して車椅子類搭載モードとすると、前記上
下階側両方の水平路部の付勢手段である駆動ラック36
がモータ37の駆動により所定高さに上昇する。この状
態でその下階側の水平路部に第1及び第2の特殊踏段7
A,7Bが移動して来ると、まず、そこの駆動ラック3
6に第2の特殊踏段7Bの駆動機構31の駆動ピニオン
35が係合して回転駆動力を得て、リフト機構13の左
右のピニオン14が回転し、これに噛合したラック15
と共に左右のアーム16が後方に突出動作して第1の特
殊踏段7Aの可動踏板12を下側から支持する。
【0047】これと同時に、前記左右のピニオン14と
伝動ギア43を介しピニオン44が回転し、これで左右
のラック45と共に前輪用車止め40が踏板7a上に突
出移動する。
【0048】この状態で下階側乗降口から係員が車椅子
類を第1,第2の特殊踏段7A,7B上に乗り込ませ
る。この際、第1,第2の特殊踏段7A,7Bは相互の
踏板が同一高さで水平に配する状態となっているが、そ
の第2の特殊踏段7Bの踏板上に左右一対の前輪用車止
め40が突出しているので、係員は車椅子類をこの前輪
が該前輪用車止め40に当たるまで乗り込ませれば搭載
作業が終了し、その車椅子類が第1,第2の特殊踏段7
A,7B上の正しい部位に素早く適確に搭載できるよう
になる。
【0049】そして、第1,第2の特殊踏段7A,7B
が少し走行して、その第1の特殊踏段7A下部の後輪用
の車止め駆動機構53の駆動ピニオン69が駆動ラック
36に噛合して回転力を得ると、この車止め駆動機構5
3に伸縮自在な伝動機構54を介し車止め出没機構52
が連動して、このピニオン55が回転し、ラック56を
介し後輪用車止め20が上方に突出移動する。
【0050】この際、前述の如く車椅子類が第1及び第
2の特殊踏段7A,7B上の正しい部位に車椅子類が搭
載されているので、後輪用車止め20が可動踏板12上
に突出して該車椅子類の後輪を押し上げて浮かせてしま
う不都合がなくなる。その車椅子類の後輪を後輪用車止
め20が後側から適確に受け止めるようになる。
【0051】また、それと同時に、保持ピン75が前記
車止め駆動機構53にピニオン77とラック78を介し
連動することで図3に示す如く左側に後退移動して、係
止溝付き部材79から離脱する。第1の特殊踏段7Aの
可動踏板12の踏段主体11内への収納ロック状態を解
除する。
【0052】こうした状態で、第1及び第2の特殊踏段
7A,7Bが車椅子類を搭載したまま走行し、往路の下
階側水平路部から傾斜路部に移行する過程前後輪のガイ
ドレールにより段差運動を生じるようになるが、その
際、リフト機構13の左右のアーム16の支持により第
1の特殊踏段7Aの可動踏板12が踏段主体11に対し
上昇せしめられて、図1に示す如く第2の特殊踏段7B
と同じ高さのままに保持される。
【0053】これにて傾斜路部5cの走行においても、
第1の特殊踏段7Aの可動踏板12と第2の特殊踏段7
Bとが同じ高さを維持して車椅子類搭載に有効な踏板奥
行き寸法を十分確保し、搭載した車椅子類が傾いたりす
る心配がなく安定して安全に搬送されるようになる。
【0054】そして、往路の傾斜路部から上階側水平路
部に移行する過程で、第1の特殊踏段7Aの可動踏板1
2が第2の特殊踏段7Bと同じ高さに支持されたまま踏
段主体11に対し相対的に下降復帰する。この状態で上
階側水平路部を走行し、その途中の付勢手段である駆動
ラックに前述同様に第2の特殊踏段7Bの駆動機構31
の駆動ピニオン35が係合して逆回転し、リフト機構1
3の左右のピニオン14とラック15とにより左右のア
ーム16を第1の特殊踏段7A内に退入させて、第1の
特殊踏段7Aの可動踏板12の支持を解除すると同時
に、前記左右のピニオン14と伝動ギア43を介しピニ
オン44が逆回転し、これで左右のラック45と共に前
輪用車止め40を引っ込める。
【0055】この状態で係員は車椅子類を押して上階側
乗降口から降りることが可能となり、次に第1の特殊踏
段7Aの下部の後輪用の車止め駆動機構53の駆動ピニ
オン69が上階側の駆動ラックに噛合して逆回転し、こ
の車止め駆動機構53に伸縮自在な伝動機構54を介し
車止め出没機構52が連動して、このピニオン55が逆
回転し、ラック56を介し後輪用車止め20を引っ込め
ると同時に、保持ピン75が前記車止め駆動機構53に
ピニオン77とラック78を介し連動して右側に進出移
動し、係止溝付き部材79に係合して、第1の特殊踏段
7Aの可動踏板12の踏段主体11内への収納状態をロ
ック保持する。これで第1及び第2の特殊踏段7A,7
Bが他の踏段7と同様に通常走行状態に戻る。
【0056】前述の如く第1の特殊踏段7Aの可動踏板
12がリフト機構13の支持により昇降するとき、伝動
機構54の伝動軸70が伸縮しながら自在継手71,7
2を介し傾動して、後輪用の車止め駆動機構53と車止
め出没機構52とを常時連結状態に維持する。これで可
動踏板12の上昇に伴い車止め駆動系の途中が従来の如
く分離することがなく、摩耗や動力伝達不良を防止でき
て、車椅子類搭載モード時には常に後輪用車止めの適確
な出没移動ができるようになる。
【0057】また、後輪用の車止め出没機構52が伝動
機構54により車止め駆動機構53と常時連結状態を維
持して従来の如くフリーになることがないので、後輪用
車止め専用の保持機構を設けなくとも、保持ピン75の
ズレ止めを兼ねたような保持機構(図示せず)を一つ設
けておくだけで、その後輪用車止めが走行振動等により
下がってしまうのを防止できるようになる。
【0058】
【発明の効果】第1の発明のエスカレータの踏段装置
は、前述の如く構成したから、前輪用車止めが突出する
こで、車椅子類の搭載位置が明確で、車椅子類の乗り込
み搬送の安全性の向上と時間の短縮化が図れる効果が得
られる。
【0059】第2の発明のエスカレータの踏段装置は、
前述の如く構成したから、第1の特殊踏段の非上昇部に
対し可動踏板が昇降しても、後輪用車止め出没機構が車
止め駆動機構に対し分離することがなく常に連結状態を
維持して、構成の簡素化と車止めの適確な出没移動が可
能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエスカレータの踏段装置の一実施例を
示す傾斜路部における各特殊踏段の走行状態の縦断面
図。
【図2】同上実施例の水平路部における第1の特殊踏段
の横断面図。
【図3】同上第1の特殊踏段の一部分の横断面図。
【図4】同上第1の特殊踏段の傾斜路部における横断面
図。
【図5】従来例を示すエスカレータ全体の概略構成図。
【図6】同上従来例の傾斜路部における踏段列の概略的
縦断面図。
【図7】同上従来例の傾斜路部における各特殊踏段の縦
断面図。
【図8】同上従来例の第1の特殊踏段の水平路部におけ
る縦断面図。
【図9】同上従来例の第1の特殊踏段の傾斜路部におけ
る縦断面図。
【符号の説明】
2,3…上下階乗降口、7…踏段、7A…第1の特殊踏
段、7B…第2の特殊踏段、11…非上昇部、12…可
動踏板、13…リフト機構、20…後輪用車止め、40
…前輪用車止め、52…車止め出没機構、53…車止め
駆動機構、54…伸縮自在な伝動機構、K…車椅子。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】この種の提案の構成を図5乃至図9により
簡単に述べると、まず図5に示す如く、建屋の上下階に
斜めに掛け渡したエスカレータ主枠1の上下階側乗降口
2,3間にガイドレールや踏段スプロケットを配するこ
とで踏段循環路4が構成され、この循環路4の上面往路
5と下面帰路6と上下階側端の反転部とに亘り多数の踏
段7が踏段チェーンを介し無端状に列配して走行駆動可
能に設けられている。これら各踏段7はそれぞれ上面
多数の溝を形成した踏板(クリート板)7aを上部に
有すると共に下部に左右一対ずつの前後輪8,9を有
している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、例えば特公昭63−51956号公
報で提唱されているように、車椅子K類の転落を防止す
る目的で、前記第1の特踏段7Aには、図8及び図9
に示す如く、可動踏板12の後端寄り部に位置して後輪
用車止め20が設けられていると共に、この後輪用車止
め20をガイド21に案内させて第1の特殊踏段7Aの
可動踏板12の穴12aより出没移動せしめる手段とし
て、車止め出没機構22と車止め駆動機構23とが備え
られている。なお、その車止め20は前述の公報の図面
に示されている如く、上部に複数の薄肉刃を並列した縦
断面ホーク形状をなし、その複数の薄肉刃が踏板12の
溝内から出没する構成である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】しかしながら、エスカレータの上り運転モ
ードで、車椅子K類を搭載する際、往路5の下段側水平
路部5aにおいて第1,第2,第3の特殊踏段7A,7
B,7Cは全ての上部踏板12,7a上面が同一高さ
で水平に配する状態とり、しかも、車止め20が該踏板
12の穴12aを介し上面溝(クリート)内底部まで没
入していて、その存在が上方から見ても分からないこと
から、この状態ではどの部位に車椅子K類を載せてよい
のかはっきり分からない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】このために、もし誤った部位に車椅子K類
を載せてしまった場合、その後から第1の特殊踏段7A
の可動踏板12上に突出して来る後輪用車止め20によ
り後輪が押し上げられて浮いたり、更には第1,第2の
特殊踏段7A,7B上からズレて傾斜路部5cで車椅子
K類が傾いたりして、非常に不安定となる虞れがあっ
た。しかも、その車止め20が縦断面ホーク形状をな
し、その上部の複数の薄肉刃が踏板12の溝内から出没
する構成であるので、刃こぼれ的に破損し易いなどの強
度上の問題があった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明の第2の目的とするところは、第1
の特殊踏段の非上昇部に対し可動踏板が昇降しても、車
止め出没機構が車止め駆動機構に対し分離することがな
く常に連結状態を維持して、構成の簡素化と車止めの適
確な出没移動が可能となるエスカレータの踏段装置を提
供することにある。また、本発明の第3の目的とすると
ころは、車止めが強度的に強く破損等の心配がないと共
に、その車止めが出没いずれの状態においても踏段上部
の踏板上面に明確に目視できて、その車止めが目印的存
在となって、車椅子類を多数連続する踏段のうちのどの
踏段上に乗り込ませれば良いか容易に判断できるように
なるエスカレータの踏段装置を提供することにある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、車止め出没機構が伝動機構により車
止め駆動機構と常時連結状態を維持して従来の如くフリ
ーになることがないので、後輪用車止め専用の保持機構
を設けなくとも、その後輪用車止めが走行振動等により
下がってしまうのを防止できて、構成の簡素化が図れる
ようになる。第3発明のエスカレータの踏段装置は、前
記第3の目的を達成するために、エスカレータの上下階
乗降口間に無端状に列設されて走行する多数の踏段の一
部に出没可能に車止めを設け、車椅子類の搭載時には踏
段上部の踏板上に該車止めを突出せしめて車椅子類を受
け止めるエスカレータの踏段装置で、前記車止めは、踏
板の一部を兼用する横長な幅広ブロック形状としたこと
を特徴とする。こうした構成のエスカレータの踏段装置
であれが、車止めが横長幅広のブロック形状をなし、従
来の薄肉刃状のものより強度的に強く破損等の心配がな
くなる。また、その車止めが横長幅広のブロック形状で
踏段上部の踏板の一部を兼用する構成であるので、この
車止めが出没いずれの状態においても踏段上部の踏板上
面に明確に目視できて、その車止めが目印的存在となっ
て、車椅子類を多数連続する踏段のうちのどの踏段上に
乗り込ませれば良いか容易に判断できるようになり、車
椅子類の搭乗作業がスムーズとなる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】まず、前述の図5乃至図7で示したと同様
に、エスカレータの上下階側乗降口2,3の間の踏段循
環路4に無端状に列設されて走行する多数の踏段7の一
部に、図1に示す如く、第1の特殊踏段7Aと、この上
側段に隣接する第2の特殊踏段7Bとが組込まれてい
る。その第1の特殊踏段7Aは非可動部である踏段主体
11に対し昇降可能に可動踏板12を備えていると共
に、その可動踏板12の後端寄り部の穴12aから出没
可能な左右一対の後輪用車止め20を備えている。この
左右の後輪用車止め20は、それぞれ破損等を起こさな
いように、図1及び図4に示す如く強度的に強い横長で
幅広なブロック形状で、上面に可動踏板12上面の溝
(クリート)と同様に複数の溝20a(図1参照)を有
し、没入時には該可動踏板12上面と面一となって、該
可動踏板12の一部を兼用し、上方から目視できて目印
的存在となるように構成されている。第2の特殊踏段7
Bは前記第1の特殊踏段7Aの可動踏板12を上昇支持
する出没可能なリフト機構13を備えている。なお、そ
れら第1及び第2の特殊踏段7A,7Bだけでは車椅子
K類の搭載スペースが十分確保できない場合を考慮し、
更に上側段に隣接して車椅子類搭載モード時のみ後傾状
態になる第3の特殊踏段7Cが設けられている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】ここで、図1に示す如く、前記第2の特殊
踏段7Bには、この踏板7aの前端寄り部の穴7bより
左右一対の車椅子類前輪用車止め40がガイド41に沿
ってやや前傾状態で出没可能に設けられている。この左
右の車椅子類前輪用車止め40は、前記左右の後輪用車
止め20と同様に、それぞれ破損等を起こさないように
強度的に強い横長で幅広なブロック形状で、上面に踏板
7a上面の溝(クリート)と同様に複数の溝40a(図
1参照)を有し、没入時には該踏板7a上面と面一とな
って、該踏板7aの一部を兼用し、上方から目視できて
目印的存在となるように構成されている。この前輪用車
止め40を前記リフト機構13と連動して出没移動せし
める車止め出没機構42が設けられている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】第2の発明のエスカレータの踏段装置は、
前述の如く構成したから、第1の特殊踏段の非上昇部に
対し可動踏板が昇降しても、後輪用車止め出没機構が車
止め駆動機構に対し分離することがなく常に連結状態を
維持して、構成の簡素化と車止めの適確な出没移動が可
能となる効果が得られる。第3発明のエスカレータの踏
段装置は、前述した如く、車止めが横長幅広のブロック
形状をなし、従来の薄肉刃状のものより強度的に強く破
損等の心配がないと共に、その車止めが横長幅広のブロ
ック形状で踏段上部の踏板の一部を兼用するので、この
車止めが出没いずれの状態においても踏段上部の踏板上
面に明確に目視できて、その車止めが目印的存在となっ
て、車椅子類を多数連続する踏段のうちのどの踏段上に
乗り込ませれば良いか容易に判断でき、車椅子類の搭乗
作業がスムーズに行い得る効果がえら得る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの上下階乗降口間に無端状
    に列設されて走行する多数の踏段の一部に、昇降可能な
    可動踏板を有した第1の特殊踏段と、この第1の特殊踏
    段の上側に隣接し且つ前記第1の特殊踏段の可動踏板を
    支持する出没可能なリフト機構を有した第2の特殊踏段
    とを組込み、車椅子類を乗せる場合に上下階乗降口間の
    往路の水平路部にて前記第2の特殊踏段のリフト機構が
    突出動作して第1の特殊踏段の可動踏板を該第2の特殊
    踏段と同じ高さに支持したまま往路の傾斜路部を走行
    し、車椅子類搭載に有効な踏板奥行き寸法を確保する構
    成としたエスカレータの踏段装置において、前記第2の
    特殊踏段の踏板に車椅子類前輪用車止めを前記リフト機
    構と連動して出没可能に設けて構成したことを特徴とす
    るエスカレータの踏段装置。
  2. 【請求項2】 エスカレータの上下階乗降口間に無端状
    に列設されて走行する多数の踏段の一部に、昇降可能な
    可動踏板を有し且つその可動踏板に車椅子類後輪用車止
    めを出没可能に有した第1の特殊踏段と、この第1の特
    殊踏段の上側に隣接し且つ前記第1の特殊踏段の可動踏
    板を支持する出没可能なリフト機構を有した第2の特殊
    踏段とを組込み、車椅子類を乗せる場合に上下階乗降口
    間の往路の水平路部にて前記第2の特殊踏段のリフト機
    構が突出動作して第1の特殊踏段の可動踏板を該第2の
    特殊踏段と同じ高さに支持したまま往路の傾斜路部を走
    行し、車椅子類搭載に有効な踏板奥行き寸法を確保する
    構成としたエスカレータの踏段装置において、前記第1
    の特殊踏段の非上昇部に装着され前記車止めの出没動作
    力を発生する車止め駆動機構と、前記可動踏板の下部に
    装着され前記車止め駆動機構と連動することで車止めを
    出没移動せしめる車止め出没機構と、この車止め出没機
    構と前記車止め駆動機構とを前記可動踏板の昇降に関係
    なく常時連結する伸縮自在な伝動機構を設けて構成した
    ことを特徴とするエスカレータの踏段装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104817007A (zh) * 2014-01-30 2015-08-05 株式会社日立制作所 乘客传送设备
KR102082852B1 (ko) * 2018-09-14 2020-02-28 김형식 경사로 형성 장치

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CN104817007A (zh) * 2014-01-30 2015-08-05 株式会社日立制作所 乘客传送设备
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