JPH05208907A - 消炎鎮痛貼付剤 - Google Patents
消炎鎮痛貼付剤Info
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- JPH05208907A JPH05208907A JP3236497A JP23649791A JPH05208907A JP H05208907 A JPH05208907 A JP H05208907A JP 3236497 A JP3236497 A JP 3236497A JP 23649791 A JP23649791 A JP 23649791A JP H05208907 A JPH05208907 A JP H05208907A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 支持体の片面に、薬物と粘着剤を含有する膏
体層が設けられてなる貼付剤において、該薬物として、
L −メントールが0.5〜7重量%、サリチル酸グリコ
ールが1.0〜12重量%、ノニル酸ワニリルアミドが
0.005〜0.5重量%およびグリチルレチン酸が
0.1〜5.0重量%の膏体層中濃度で含有され、かつ
該粘着剤がゴム系粘着剤であることを特徴とする消炎鎮
痛貼付剤である。 【効果】 安定性がよく、薬効の発現に優れ、しかも低
刺激性でかつ低臭性の消炎鎮痛貼付剤を得ることができ
る。
体層が設けられてなる貼付剤において、該薬物として、
L −メントールが0.5〜7重量%、サリチル酸グリコ
ールが1.0〜12重量%、ノニル酸ワニリルアミドが
0.005〜0.5重量%およびグリチルレチン酸が
0.1〜5.0重量%の膏体層中濃度で含有され、かつ
該粘着剤がゴム系粘着剤であることを特徴とする消炎鎮
痛貼付剤である。 【効果】 安定性がよく、薬効の発現に優れ、しかも低
刺激性でかつ低臭性の消炎鎮痛貼付剤を得ることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、L −メントール、サ
リチル酸グリコール、ノニル酸ワニリルアミドおよびグ
リチルレチン酸とゴム系粘着剤とを含有する膏体層が支
持体の片面に設けられてなる低刺激性かつ低臭性の消炎
鎮痛貼付剤に関するものである。
リチル酸グリコール、ノニル酸ワニリルアミドおよびグ
リチルレチン酸とゴム系粘着剤とを含有する膏体層が支
持体の片面に設けられてなる低刺激性かつ低臭性の消炎
鎮痛貼付剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉
疲労などの治癒を目的とした消炎鎮痛外用剤としては、
特公昭61−39929号、特開昭54−138124
号、特公昭60−34922号、特開昭56−3901
4号、特開昭63−255219号の各公報に記載のよ
うに、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、L −
メントール、(DL−,L −)カンファーなどの消炎鎮痛
剤を含むものが汎用されている。
疲労などの治癒を目的とした消炎鎮痛外用剤としては、
特公昭61−39929号、特開昭54−138124
号、特公昭60−34922号、特開昭56−3901
4号、特開昭63−255219号の各公報に記載のよ
うに、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、L −
メントール、(DL−,L −)カンファーなどの消炎鎮痛
剤を含むものが汎用されている。
【0003】また、こうした薬物の消炎鎮痛効果を一層
良好に発現させるために、ジフェンヒドラミン類その他
の抗ヒスタミン剤やビタミンEなどを付随的に配合する
ことが知られている。
良好に発現させるために、ジフェンヒドラミン類その他
の抗ヒスタミン剤やビタミンEなどを付随的に配合する
ことが知られている。
【0004】さらに、特開昭60−188315号公報
にはグリチルレチン酸類を配合してなる鎮痒プラスター
が提案されている。
にはグリチルレチン酸類を配合してなる鎮痒プラスター
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の貼付剤では、人によっては皮膚に激しい刺
激を感じる場合があり、また商品によっては臭気が強い
ものがあり、必ずしも満足のいく製剤ばかりではなかっ
た。
ような従来の貼付剤では、人によっては皮膚に激しい刺
激を感じる場合があり、また商品によっては臭気が強い
ものがあり、必ずしも満足のいく製剤ばかりではなかっ
た。
【0006】この発明は上記のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、皮膚に対する刺激およ
び臭気をいずれも可及的に弱くした消炎鎮痛貼付剤を提
供するにある。
れたものであって、その目的は、皮膚に対する刺激およ
び臭気をいずれも可及的に弱くした消炎鎮痛貼付剤を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成すべく工夫されたもので、特定の薬物成分を組合せて
特定の割合で配合することにより低刺激性かつ低臭性の
消炎鎮痛貼付剤が得られるという知見を得て完成された
ものである。
成すべく工夫されたもので、特定の薬物成分を組合せて
特定の割合で配合することにより低刺激性かつ低臭性の
消炎鎮痛貼付剤が得られるという知見を得て完成された
ものである。
【0008】すなわち、この発明による消炎鎮痛貼付剤
は、支持体の片面に、薬物と粘着剤を含有する膏体層が
設けられてなる貼付剤において、該薬物として、L −メ
ントールが0.5〜7重量%、サリチル酸グリコールが
1.0〜12重量%、ノニル酸ワニリルアミドが0.0
05〜0.5重量%およびグリチルレチン酸が0.1〜
5.0重量%の膏体層中濃度で含有され、かつ該粘着剤
がゴム系粘着剤であることを特徴とするものである。
は、支持体の片面に、薬物と粘着剤を含有する膏体層が
設けられてなる貼付剤において、該薬物として、L −メ
ントールが0.5〜7重量%、サリチル酸グリコールが
1.0〜12重量%、ノニル酸ワニリルアミドが0.0
05〜0.5重量%およびグリチルレチン酸が0.1〜
5.0重量%の膏体層中濃度で含有され、かつ該粘着剤
がゴム系粘着剤であることを特徴とするものである。
【0009】以下、この発明による貼付剤の各構成成分
および製造法について詳しく説明する。
および製造法について詳しく説明する。
【0010】a) 薬物 この発明による消炎鎮痛貼付剤の薬物うち、まずL −メ
ントールは、構造式
ントールは、構造式
【0011】
【化1】
【0012】を有し、天然に広く存在する物質である。
これは壮快な清涼感を与え、鎮痛、制痒作用を示す。
これは壮快な清涼感を与え、鎮痛、制痒作用を示す。
【0013】これは膏体層中に0.5〜7重量%の範囲
で含有される。L −メントールの含有量が過少であると
鎮痛、収れんなどの効果が低く、過多であるとメントー
ル臭が強すぎる。L −メントールの含有量の特に好適な
範囲は0.5〜5重量%である。
で含有される。L −メントールの含有量が過少であると
鎮痛、収れんなどの効果が低く、過多であるとメントー
ル臭が強すぎる。L −メントールの含有量の特に好適な
範囲は0.5〜5重量%である。
【0014】サリチル酸グリコールは、構造式
【0015】
【化2】
【0016】を有する物質である。これは消炎、鎮痛作
用を示す。
用を示す。
【0017】サリチル酸グリコールは膏体層中に1.0
〜12重量%の範囲で含有される。サリチル酸グリコー
ルの含有量が過少であると消炎鎮痛効果が低く、過多で
あっても消炎鎮痛効果はさほど期待できない。サリチル
酸グリコールの含有量の特に好適な範囲は2〜10重量
%である。
〜12重量%の範囲で含有される。サリチル酸グリコー
ルの含有量が過少であると消炎鎮痛効果が低く、過多で
あっても消炎鎮痛効果はさほど期待できない。サリチル
酸グリコールの含有量の特に好適な範囲は2〜10重量
%である。
【0018】ノニル酸ワニリルアミドは、構造式
【0019】
【化3】
【0020】を有する物質である。これは血管拡張作用
を示す。
を示す。
【0021】ノニル酸ワニリルアミドは膏体層中に0.
005〜0.5重量%の範囲で含有される。ノニル酸ワ
ニリルアミドの含有量が過少であると血管拡張効果が低
く、過多であると熱感が強くなり過ぎる。ノニル酸ワニ
リルアミドの含有量の特に好適な範囲は0.005〜
0.3重量%である。
005〜0.5重量%の範囲で含有される。ノニル酸ワ
ニリルアミドの含有量が過少であると血管拡張効果が低
く、過多であると熱感が強くなり過ぎる。ノニル酸ワニ
リルアミドの含有量の特に好適な範囲は0.005〜
0.3重量%である。
【0022】グリチルレチン酸は、構造式
【0023】
【化4】
【0024】を有する物質である。これは、甘草抽出成
分であるグリチルリチン(グリチルリチン酸)の加水分
解生成物である。これは温和な利き目の抗炎症作用や抗
アレルギー作用を示し、刺激を抑制する役目を果たす。
分であるグリチルリチン(グリチルリチン酸)の加水分
解生成物である。これは温和な利き目の抗炎症作用や抗
アレルギー作用を示し、刺激を抑制する役目を果たす。
【0025】グリチルレチン酸は膏体層中に0.1〜
5.0重量%の範囲で含有される。グリチルレチン酸の
含有量が過少であると抗炎症作用などが低く、過多であ
ると膏体中に均一に溶解しにくくなる。グリチルレチン
酸の含有量の特に好適な範囲は0.1〜3重量%であ
る。
5.0重量%の範囲で含有される。グリチルレチン酸の
含有量が過少であると抗炎症作用などが低く、過多であ
ると膏体中に均一に溶解しにくくなる。グリチルレチン
酸の含有量の特に好適な範囲は0.1〜3重量%であ
る。
【0026】b) ゴム系粘着剤 この発明による消炎鎮痛貼付剤のゴム系粘着剤は、ゴム
系粘着成分、粘着付与成分、軟化剤、酸化防止剤および
防腐剤から主として構成されている。ゴム系粘着成分と
しては、天然ゴムや、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−イソプレン−スチレン共重合体エラストマ
ー、シリコンゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成ゴムが例
示される。粘着付与成分としては、ロジン系樹脂(ロジ
ン、水添ロジン、これらのエステルなど)、ポリテルペ
ン樹脂、クマロン−インデン樹脂、石油系樹脂(脂肪族
系、脂環族系など)、テルペン−フェノール樹脂などが
例示される。軟化剤としては、ポリブテン、流動パラフ
ィン、高級脂肪酸エステル類(イソプロピルミリステー
トなど)、シリコン、植物油などが例示される。酸化防
止剤としては、ブチルヒドロキシアニソール、グアヤコ
ールエステル類、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジ
ヒドログアイアレチン酸などが例示される。防腐剤とし
てはチモールなどが例示される。
系粘着成分、粘着付与成分、軟化剤、酸化防止剤および
防腐剤から主として構成されている。ゴム系粘着成分と
しては、天然ゴムや、スチレン−ブタジエン共重合体、
スチレン−イソプレン−スチレン共重合体エラストマ
ー、シリコンゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成ゴムが例
示される。粘着付与成分としては、ロジン系樹脂(ロジ
ン、水添ロジン、これらのエステルなど)、ポリテルペ
ン樹脂、クマロン−インデン樹脂、石油系樹脂(脂肪族
系、脂環族系など)、テルペン−フェノール樹脂などが
例示される。軟化剤としては、ポリブテン、流動パラフ
ィン、高級脂肪酸エステル類(イソプロピルミリステー
トなど)、シリコン、植物油などが例示される。酸化防
止剤としては、ブチルヒドロキシアニソール、グアヤコ
ールエステル類、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジ
ヒドログアイアレチン酸などが例示される。防腐剤とし
てはチモールなどが例示される。
【0027】ゴム系粘着成分の含有量は膏体全量に対し
て好ましくは10〜50重量%の範囲である。粘着付与
成分や軟化剤はゴム系粘着成分の使用量を考慮して適宜
選択され、これらの成分の各含有量はそれぞれ膏体全量
に対して好ましくは5〜50重量%の範囲である。ゴム
系粘着成分、粘着付与成分および軟化剤の各含有量の総
和は膏体全量に対して好ましくは70重量%以上であ
る。
て好ましくは10〜50重量%の範囲である。粘着付与
成分や軟化剤はゴム系粘着成分の使用量を考慮して適宜
選択され、これらの成分の各含有量はそれぞれ膏体全量
に対して好ましくは5〜50重量%の範囲である。ゴム
系粘着成分、粘着付与成分および軟化剤の各含有量の総
和は膏体全量に対して好ましくは70重量%以上であ
る。
【0028】c) 支持体 本貼付剤の支持体としては、柔軟であるが貼付剤に自己
支持性を付与し、かつ膏体層中の薬物の揮散や移行を防
止する役目を果たすものが使用される。支持体の素材と
しては、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリエチ
レンテレフタレート、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合物、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合物、可
塑化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル、ウレタン共重合
体、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデ
ン、アルミニウムなどが例示される。これら素材はたと
えば単層のシートないしフィルムや2枚以上の積層体と
して用いられる。アルミニウム以外の素材は織布や不織
布として使用してもよい。支持体としては、皮膚面に対
して追従性を有する素材よりなるものが好適に用いら
れ、特にポリ塩化ビニルフィルム並びにポリエチレンテ
レフタレートフィルムとエチレン−酢酸ビニル共重合物
フィルムとのラミネートフィルムなどが好ましい。支持
体の厚みは好ましくは5〜2000μmである。
支持性を付与し、かつ膏体層中の薬物の揮散や移行を防
止する役目を果たすものが使用される。支持体の素材と
しては、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリエチ
レンテレフタレート、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合物、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合物、可
塑化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル、ウレタン共重合
体、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデ
ン、アルミニウムなどが例示される。これら素材はたと
えば単層のシートないしフィルムや2枚以上の積層体と
して用いられる。アルミニウム以外の素材は織布や不織
布として使用してもよい。支持体としては、皮膚面に対
して追従性を有する素材よりなるものが好適に用いら
れ、特にポリ塩化ビニルフィルム並びにポリエチレンテ
レフタレートフィルムとエチレン−酢酸ビニル共重合物
フィルムとのラミネートフィルムなどが好ましい。支持
体の厚みは好ましくは5〜2000μmである。
【0029】また、支持体と膏体層との接着性を良好な
らしめるために、支持体にコロナ処理、プラズマ放電処
理を施したり、アンカーコート剤を塗布することもあ
る。
らしめるために、支持体にコロナ処理、プラズマ放電処
理を施したり、アンカーコート剤を塗布することもあ
る。
【0030】d) 剥離紙 貼付剤は、使用時までその膏体層表面を保護するために
通常はその貼付面に剥離紙を備えている。剥離紙として
はポリエチレンテレフタレートのフィルムをシリコン処
理してなるものや、上質紙などがよく用いられるが、こ
れらは限定的なものではない。剥離紙の厚みは好ましく
は5〜200μmである。
通常はその貼付面に剥離紙を備えている。剥離紙として
はポリエチレンテレフタレートのフィルムをシリコン処
理してなるものや、上質紙などがよく用いられるが、こ
れらは限定的なものではない。剥離紙の厚みは好ましく
は5〜200μmである。
【0031】e) 製造法 この発明による貼付剤の製法としては、通常の粘着テー
プの製造方法が適用できる。その例としてはホットメル
ト塗工法、溶剤塗工法、電子線硬化エマルジョン塗工法
などがある。
プの製造方法が適用できる。その例としてはホットメル
ト塗工法、溶剤塗工法、電子線硬化エマルジョン塗工法
などがある。
【0032】この発明による貼付剤をホットメルト塗工
法で製造するには、たとえば次のような操作を行う。ゴ
ム系粘着剤の構成成分を所定量配合し、窒素置換下、温
度120〜170℃で加熱攪拌して溶融する。ついで、
粘着剤溶融物の温度を50〜150℃に降下し、これに
薬物を添加し均一に混合して、膏体を得る。
法で製造するには、たとえば次のような操作を行う。ゴ
ム系粘着剤の構成成分を所定量配合し、窒素置換下、温
度120〜170℃で加熱攪拌して溶融する。ついで、
粘着剤溶融物の温度を50〜150℃に降下し、これに
薬物を添加し均一に混合して、膏体を得る。
【0033】次に、溶融した膏体をホットメルトコータ
ーにて剥離紙(約5〜200μm)上に展延し、この上
に支持体(約5〜2000μm)を密着させるか、ある
いは上記膏体を支持体上に展延し、この上に剥離紙を密
着させる。得られた貼付剤原反は、適応症や適応部位、
その諸症状を考慮して適宜の形状に加工される。
ーにて剥離紙(約5〜200μm)上に展延し、この上
に支持体(約5〜2000μm)を密着させるか、ある
いは上記膏体を支持体上に展延し、この上に剥離紙を密
着させる。得られた貼付剤原反は、適応症や適応部位、
その諸症状を考慮して適宜の形状に加工される。
【0034】乾燥後の膏体層の厚みは使用目的により異
なるが、通常、30〜500μmの範囲である。この厚
みが30μmを下回ると必要量の薬物を含有することが
できず、粘着性も不十分である。厚みが500μmを上
回ると支持体付近の膏体層に含有される薬物が充分に拡
散せず、薬物放出性が低下する。
なるが、通常、30〜500μmの範囲である。この厚
みが30μmを下回ると必要量の薬物を含有することが
できず、粘着性も不十分である。厚みが500μmを上
回ると支持体付近の膏体層に含有される薬物が充分に拡
散せず、薬物放出性が低下する。
【0035】
【発明の効果】この発明の消炎鎮痛貼付剤は、薬物とし
てL−メントール、サリチル酸グリコール、ノニル酸ワ
ニリルアミドおよびグリチルレチン酸を選択し、これら
を所要割合で配合してなるものであるので、安定性がよ
く、薬効の発現に優れ、しかも低刺激性でかつ低臭性の
消炎鎮痛貼付剤を得ることができる。
てL−メントール、サリチル酸グリコール、ノニル酸ワ
ニリルアミドおよびグリチルレチン酸を選択し、これら
を所要割合で配合してなるものであるので、安定性がよ
く、薬効の発現に優れ、しかも低刺激性でかつ低臭性の
消炎鎮痛貼付剤を得ることができる。
【0036】また、この発明に使用される薬物は、いず
れも熱安定性が良いので、この発明の消炎鎮痛貼付剤は
ホットメルト塗工法で製造され得、したがって製造が簡
便でもある。
れも熱安定性が良いので、この発明の消炎鎮痛貼付剤は
ホットメルト塗工法で製造され得、したがって製造が簡
便でもある。
【0037】
【実施例】つぎに、この発明を具体的に説明するため
に、この発明の一例を示す実施例およびこれとの比較を
示す比較例をいくつか挙げ、さらに得られた各貼付剤の
性能試験結果を示す。
に、この発明の一例を示す実施例およびこれとの比較を
示す比較例をいくつか挙げ、さらに得られた各貼付剤の
性能試験結果を示す。
【0038】実施例1 下記表1中の3種類の粘着剤(SIS、アルコンおよび
流動パラフィン)を混合して、窒素置換下、温度約15
0℃で加温しながら攪拌して溶融した。ついで、粘着剤
溶融物の温度を約100℃に降下し、これに下記表1中
の4種類の薬物(L −メントール、サリチル酸グリコー
ル、ノニル酸ワニリルアミドおよびグリチルレチン酸)
をそれぞれ表1中の配合割合で加え、加温しながら均一
に混合し、膏体を得た。
流動パラフィン)を混合して、窒素置換下、温度約15
0℃で加温しながら攪拌して溶融した。ついで、粘着剤
溶融物の温度を約100℃に降下し、これに下記表1中
の4種類の薬物(L −メントール、サリチル酸グリコー
ル、ノニル酸ワニリルアミドおよびグリチルレチン酸)
をそれぞれ表1中の配合割合で加え、加温しながら均一
に混合し、膏体を得た。
【0039】次に、溶融した膏体をポリエチレンコート
上質紙からなる剥離紙(厚み約105μm)上にホット
メルトコーターにて展延し、この上にポリ塩化ビニルフ
ィルムからなる支持体(厚み約70μm)を密着させ
た。乾燥後の膏体層の厚みは約90μmであった。得ら
れた貼付剤原反を正方形に加工した(2.54cm×
2.54cm)。
上質紙からなる剥離紙(厚み約105μm)上にホット
メルトコーターにて展延し、この上にポリ塩化ビニルフ
ィルムからなる支持体(厚み約70μm)を密着させ
た。乾燥後の膏体層の厚みは約90μmであった。得ら
れた貼付剤原反を正方形に加工した(2.54cm×
2.54cm)。
【0040】実施例2、比較例1〜2 表1に示すように、粘着剤および薬物の組成および配合
割合を変え、実施例1と同じ操作によって貼付剤を得
た。
割合を変え、実施例1と同じ操作によって貼付剤を得
た。
【0041】
【表1】
【0042】表1中、 SIS:スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体[カリフレックスTR1107、シェル化学(株)
社製] 脂環族飽和炭化水素樹脂:[アルコンP90、荒川化学
(株)社製、軟化点90℃] 流動パラフィン[和光純薬工業(株)社製] 水添ロジンエステル:[エステルガムH,荒川化学
(株)社製] なお、ハッカ油は香料成分として加えた。
合体[カリフレックスTR1107、シェル化学(株)
社製] 脂環族飽和炭化水素樹脂:[アルコンP90、荒川化学
(株)社製、軟化点90℃] 流動パラフィン[和光純薬工業(株)社製] 水添ロジンエステル:[エステルガムH,荒川化学
(株)社製] なお、ハッカ油は香料成分として加えた。
【0043】ニコチン酸−β−ブトキシエチルは血管拡
張作用を有する薬物である。
張作用を有する薬物である。
【0044】性能試験 実施例および比較例で得られた貼付剤について、つぎの
方法で性能試験を行なった。
方法で性能試験を行なった。
【0045】<安定性試験>実施例1、2、比較例1、
2の各貼付剤を製造した後、これをただちに温度60℃
の恒温器に入れ、2週間保存した。その後、貼付剤中の
各薬物含量を定量し、製造時の薬物仕込み含量を100
%とした相対残存割合(%)を求めた。
2の各貼付剤を製造した後、これをただちに温度60℃
の恒温器に入れ、2週間保存した。その後、貼付剤中の
各薬物含量を定量し、製造時の薬物仕込み含量を100
%とした相対残存割合(%)を求めた。
【0046】なお、L−メントール、サリチル酸グリコ
ールおよびカンフファーの定量は、各製剤を酢酸n−ブ
チルで抽出処理し、内標準法を用いてガスクロマトグラ
フで行った。ノニル酸ワニリルアミドの定量は、各製剤
をアセトニトリル/水/リン酸=55/45/0.05
(重量比)からなる混合液で抽出処理し、この混合液を
移動相として内標準法を用いて液体クロマトグラフで行
った。グリチルレチン酸の定量は、各製剤をリン酸・ア
セトン混液で抽出処理し、内標準法を用いて液体クロマ
トグラフで行った。ビタミンE酢酸エステルおよびニコ
チン酸−β−ブトキシエチルの定量は、各製剤をシクロ
ヘキサン・メタノール混液で抽出処理し、絶対検量線法
を用いて液体クロマトグラフで行った。
ールおよびカンフファーの定量は、各製剤を酢酸n−ブ
チルで抽出処理し、内標準法を用いてガスクロマトグラ
フで行った。ノニル酸ワニリルアミドの定量は、各製剤
をアセトニトリル/水/リン酸=55/45/0.05
(重量比)からなる混合液で抽出処理し、この混合液を
移動相として内標準法を用いて液体クロマトグラフで行
った。グリチルレチン酸の定量は、各製剤をリン酸・ア
セトン混液で抽出処理し、内標準法を用いて液体クロマ
トグラフで行った。ビタミンE酢酸エステルおよびニコ
チン酸−β−ブトキシエチルの定量は、各製剤をシクロ
ヘキサン・メタノール混液で抽出処理し、絶対検量線法
を用いて液体クロマトグラフで行った。
【0047】<貼付試験>実施例1、2、比較例1、2
の各貼付剤(2.54×2.54cm)について、下記の
ごとく人の皮膚に対する貼付試験を行った。すなわち、
10名(健常人、男性)の被験者の肩に貼付剤を貼り付
けた。8時間貼付後、薬理効果、芳香性よび刺激性の3
項目について、各貼付剤を3段階で評価した。
の各貼付剤(2.54×2.54cm)について、下記の
ごとく人の皮膚に対する貼付試験を行った。すなわち、
10名(健常人、男性)の被験者の肩に貼付剤を貼り付
けた。8時間貼付後、薬理効果、芳香性よび刺激性の3
項目について、各貼付剤を3段階で評価した。
【0048】安定性試験および貼付試験の結果を下記表
2に示す。
2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】貼付試験の評価基準は次の通りである。
【0051】薬理効果 ○:肩こりが軽減した、△:肩
こりがやや軽減した、×:変らない 芳香性 ○:好ましい、△:どちらでもない、×:不快 刺激性 −:反応なし、±:軽度の紅斑あり、+:紅斑
を生じる
こりがやや軽減した、×:変らない 芳香性 ○:好ましい、△:どちらでもない、×:不快 刺激性 −:反応なし、±:軽度の紅斑あり、+:紅斑
を生じる
【0052】なお、ニコチン酸−β−ブトキシメチルは
熱安定性が悪い物質であるため、主としてホットメルト
塗工の際に消失する。
熱安定性が悪い物質であるため、主としてホットメルト
塗工の際に消失する。
【0053】表2から明らかなように、薬物としてL−
メントール、サリチル酸グリコール、ノニル酸ワニリル
アミドおよびグリチルレチン酸を選択し、これらを所要
割合で配合することによって、安定性がよく、低刺激
で、さらにカンファーを除くことで低臭性の消炎鎮痛貼
付剤を得ることができる。
メントール、サリチル酸グリコール、ノニル酸ワニリル
アミドおよびグリチルレチン酸を選択し、これらを所要
割合で配合することによって、安定性がよく、低刺激
で、さらにカンファーを除くことで低臭性の消炎鎮痛貼
付剤を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/56 7252−4C 31/60 AAH 7252−4C //(A61K 31/045 31:60 7252−4C 31:165 8413−4C 31:56) 7252−4C (72)発明者 山口 幸男 東京都八王子市南大沢4−12−2−506 (72)発明者 浅井 正治 埼玉県川越市大字南大塚764−5−401 (72)発明者 徳植 信行 神奈川県川崎市中原区上平間233−105
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体の片面に、薬物と粘着剤を含有す
る膏体層が設けられてなる貼付剤において、該薬物とし
て、L −メントールが0.5〜7重量%、サリチル酸グ
リコールが1.0〜12重量%、ノニル酸ワニリルアミ
ドが0.005〜0.5重量%およびグリチルレチン酸
が0.1〜5.0重量%の膏体層中濃度で含有され、か
つ該粘着剤がゴム系粘着剤であることを特徴とする消炎
鎮痛貼付剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236497A JPH05208907A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 消炎鎮痛貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236497A JPH05208907A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 消炎鎮痛貼付剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05208907A true JPH05208907A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=17001609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3236497A Pending JPH05208907A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 消炎鎮痛貼付剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05208907A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1382342A1 (de) * | 2002-07-18 | 2004-01-21 | Cognis Iberia, S.L. | Verwendung von Salicylsäure und Glyzyrrhetinsäure enhaltende Zusammensetzungen zur Aknebehandlung |
| JP2006508908A (ja) * | 2002-07-30 | 2006-03-16 | シュバルツ ファルマ アクチェンゲゼルシャフト | ロチゴチンの投与のためのホットメルト型tts |
| KR101882679B1 (ko) * | 2017-08-11 | 2018-07-27 | 이태완 | 저자극성 진통소염용 경피제제 및 이의 제조방법 |
| JP2021014441A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | 久光製薬株式会社 | 貼付剤 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3236497A patent/JPH05208907A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1382342A1 (de) * | 2002-07-18 | 2004-01-21 | Cognis Iberia, S.L. | Verwendung von Salicylsäure und Glyzyrrhetinsäure enhaltende Zusammensetzungen zur Aknebehandlung |
| WO2004009096A1 (de) * | 2002-07-18 | 2004-01-29 | Cognis Iberia, S.L. | Verwendung von salicylsäure und glyzyrrhetinsäure enthaltende zusammensetzungen zur aknebehandlung |
| JP2006508908A (ja) * | 2002-07-30 | 2006-03-16 | シュバルツ ファルマ アクチェンゲゼルシャフト | ロチゴチンの投与のためのホットメルト型tts |
| KR101882679B1 (ko) * | 2017-08-11 | 2018-07-27 | 이태완 | 저자극성 진통소염용 경피제제 및 이의 제조방법 |
| JP2021014441A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | 久光製薬株式会社 | 貼付剤 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000718 |