JPH05209234A - 加熱炉の炉内温度制御装置 - Google Patents
加熱炉の炉内温度制御装置Info
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- JPH05209234A JPH05209234A JP1480492A JP1480492A JPH05209234A JP H05209234 A JPH05209234 A JP H05209234A JP 1480492 A JP1480492 A JP 1480492A JP 1480492 A JP1480492 A JP 1480492A JP H05209234 A JPH05209234 A JP H05209234A
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- furnace
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉内材料の温度推定精度を高くし温度制御精
度を向上する。 【構成】 熱平衡モデル式Qj =Qgj-1+Qhj+Qaj−
Qsj−Qwj−Qgj=0の、燃焼発熱量Qhi,予熱空気熱
量Qaj,炉放熱量Qwjおよび燃焼ガス持ち出し熱量Qgj
のそれぞれを算出する各計算式の熱量影響パラメ−タF
j,Arj,Θaj,Θgj,Twj,Θgjの、各時刻i=1〜n
の値を検出するための検出手段を備えて、各計算式に各
時刻の検出値を導入して、各計算式の係数値μhj,μaj
・μrj,μwj,μgjを学習により更新する。 【効果】 熱平衡モデル式の多くの係数値が自動的に精
度良く更新されるため、より正確な推定ができる。多種
多様な材料の加熱にも最適な燃料を精度良く推定でき、
材料焼き上げ品質の確保と大きな省エネルギー効果が得
られる。
度を向上する。 【構成】 熱平衡モデル式Qj =Qgj-1+Qhj+Qaj−
Qsj−Qwj−Qgj=0の、燃焼発熱量Qhi,予熱空気熱
量Qaj,炉放熱量Qwjおよび燃焼ガス持ち出し熱量Qgj
のそれぞれを算出する各計算式の熱量影響パラメ−タF
j,Arj,Θaj,Θgj,Twj,Θgjの、各時刻i=1〜n
の値を検出するための検出手段を備えて、各計算式に各
時刻の検出値を導入して、各計算式の係数値μhj,μaj
・μrj,μwj,μgjを学習により更新する。 【効果】 熱平衡モデル式の多くの係数値が自動的に精
度良く更新されるため、より正確な推定ができる。多種
多様な材料の加熱にも最適な燃料を精度良く推定でき、
材料焼き上げ品質の確保と大きな省エネルギー効果が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱炉の温度制御に関
し、特に、熱平衡モデル式に基づいて加熱対象材を所要
昇温パタ−ンで目標温度に焼上げるに要する将来の各時
刻の所要燃料流量を予測演算し、該燃料流量を将来の各
時刻に加熱炉に設定する炉温制御に関する。
し、特に、熱平衡モデル式に基づいて加熱対象材を所要
昇温パタ−ンで目標温度に焼上げるに要する将来の各時
刻の所要燃料流量を予測演算し、該燃料流量を将来の各
時刻に加熱炉に設定する炉温制御に関する。
【0002】
【従来技術】加熱炉の温度は、熱収支すなわちそれへの
入熱量とそれからの放熱量による定まる。特開平2−1
56017号公報には、加熱炉の入熱量,温度および放
熱量の関係を表わす熱平衡モデル式を用いて炉温および
現在炉内にある材料(加熱対象材)の温度を推定演算
し、これを基点に将来の各時刻の材料温度を各時刻の操
業条件をかえながら推定演算しかつ目標温度までの焼上
げまでの時系列で変わる操業条件を所定の評価関数を用
いて評価値に換算しこの評価値が小さくなるように各時
刻の操業条件は変更して、評価値が最小となる材料温度
推移すなわち時系列の操業条件を設定する。熱平衡モデ
ル式は、線形的な損失熱係数なるパラメータを含むもの
として、熱平衡モデル式に実績燃料流量と実績炉内温度
を代入して該パラメ−タの値を算出し、熱平衡モデル式
の該パラメ−タを該算出した値に定め、そしてこのよう
にして更新した熱平衡モデル式を、炉温の算出に用い
る。このように更新する熱平衡モデル式は、有る程度の
炉内状態変化には、追従するためそれなりの効果が上が
っている。
入熱量とそれからの放熱量による定まる。特開平2−1
56017号公報には、加熱炉の入熱量,温度および放
熱量の関係を表わす熱平衡モデル式を用いて炉温および
現在炉内にある材料(加熱対象材)の温度を推定演算
し、これを基点に将来の各時刻の材料温度を各時刻の操
業条件をかえながら推定演算しかつ目標温度までの焼上
げまでの時系列で変わる操業条件を所定の評価関数を用
いて評価値に換算しこの評価値が小さくなるように各時
刻の操業条件は変更して、評価値が最小となる材料温度
推移すなわち時系列の操業条件を設定する。熱平衡モデ
ル式は、線形的な損失熱係数なるパラメータを含むもの
として、熱平衡モデル式に実績燃料流量と実績炉内温度
を代入して該パラメ−タの値を算出し、熱平衡モデル式
の該パラメ−タを該算出した値に定め、そしてこのよう
にして更新した熱平衡モデル式を、炉温の算出に用い
る。このように更新する熱平衡モデル式は、有る程度の
炉内状態変化には、追従するためそれなりの効果が上が
っている。
【0003】図1の(a)に1つの加熱炉の平面概略
を、(b)に縦断面概略を示す。このような加熱炉の燃
焼制御系においては、加熱炉の炉内温度、特に将来の炉
内温度を推定をするために、熱平衡モデル式を用いてお
り、そのモデルの精度を向上させるには炉況の変化に追
従して、自動的にモデルパラメータを修正する学習方式
が有効とされている。加熱炉をいくつかの制御領域に分
けてそれぞれの領域について熱平衡を考慮し、時間的非
定常項は小さいとして無視すると、燃焼ガスについて以
下の関係式が成立する。なお、以下のjは帯を示し、例
えばj=1は炉尻、j=2は予熱帯、・・・,j=5は
均熱帯を意味する。
を、(b)に縦断面概略を示す。このような加熱炉の燃
焼制御系においては、加熱炉の炉内温度、特に将来の炉
内温度を推定をするために、熱平衡モデル式を用いてお
り、そのモデルの精度を向上させるには炉況の変化に追
従して、自動的にモデルパラメータを修正する学習方式
が有効とされている。加熱炉をいくつかの制御領域に分
けてそれぞれの領域について熱平衡を考慮し、時間的非
定常項は小さいとして無視すると、燃焼ガスについて以
下の関係式が成立する。なお、以下のjは帯を示し、例
えばj=1は炉尻、j=2は予熱帯、・・・,j=5は
均熱帯を意味する。
【0004】 Qj=Qgj-1+Qhj+Qaj−Qsj−Qwj−Qgj−QLj=0 ・・・(1) 但し、単位は(Kcal/h)。
【0005】Qgj-1:燃焼ガス持ち込み熱量 Qgj-1=μgj-1・Cgj-1・Vj-1・Θgj-1 ・・・(2) Cgj-1:ガス熱容量(Kcal/°C・Nm3) Vj-1 :領域(j-1)から流れ込むガス流量(Nm3/h) Θgj-1:領域(j-1)のガス温度(°C) μgj-1:係数 Qhj :燃焼発熱量 Qhj =μhj ・hj ・Fj ・・・(3) hj:発熱率(Kcal/Nm3) Fj:燃料流量(Nm3/h) μhj:係数 Qaj :予熱空気持ち込み熱量 Qaj =μaj ・Caj ・Faj ・Θaj ・・・(4) Caj :空気熱容量(Kcal/°C・Nm3) Faj =Arj ・Fj ・・・(5) Arj:空燃比 Θaj :空気温度(℃) Θaj =μrj・Θgj・Vj ・・・(6) μaj :係数 μrj :係数 Qsj :材料への移動熱量 Qsj =μsj ・Sj・{Φgsuj・(Tgj 4−Tsuj 4) +Φgslj・(Tgj 4−Tslj 4)} ・・・(7) Sj:材料の表面積、 Φ:総括熱吸収率、 T:温度(°K) μsj:係数 小文字はそれぞれ、gはガス、sは材料、uは上面、l
は下面を意味する。
は下面を意味する。
【0006】Qwj :炉壁持ち出し熱量 Qwj =μwj ・Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4) ・・・(8) Sw:炉壁の面積(m2) μwj:係数、小文字のwは炉壁を意味する。
【0007】Qgj :燃焼ガス持ち出し熱量 Qgj =μgj ・Cgj・Vj・Θgj ・・・(9) Vj=Gj・ΣFkj ・・・(10) Gj:燃焼ガス発生率 μgj:係数 QLj :損失熱量及び補正項 QLj =α1 ・Vj+α0 ・・・(11) α1:係数,α0:定数 さて前述のような従来の方式では、各加熱帯についての
熱平衡モデルすなわち前記(1)式は、 fa (T,F)+α1 ・F+α0 =0 ・・・(1a) と表現される。Tは炉内温度、Fは燃料流量(流速)、
α1およびα0がモデルパラメ−タすなわち学習パラメ−
タである。i=1〜nの各時点についての、上記(1)式
に基づいて燃料流量Vei(目標値)を定め、炉内温度を
Teiと推定して炉温制御したときすなわち各時点で加熱
炉にFeiを目標値として燃料を供給したとき、各時点で
炉温がTi(測定値)、燃料流量がFi(測定値)であっ
たとすると、評価関数Pを、 ここで右辺第1項は推定演算式、右辺第2項は実績演算
式であり、右辺第1項の推定演算式{fa (Tei,
Fei)+α1 ・Fei+α0 }は(1)式より零であるので と定めて、この評価関数Pを最小にするα1 およびα0
を求める。
熱平衡モデルすなわち前記(1)式は、 fa (T,F)+α1 ・F+α0 =0 ・・・(1a) と表現される。Tは炉内温度、Fは燃料流量(流速)、
α1およびα0がモデルパラメ−タすなわち学習パラメ−
タである。i=1〜nの各時点についての、上記(1)式
に基づいて燃料流量Vei(目標値)を定め、炉内温度を
Teiと推定して炉温制御したときすなわち各時点で加熱
炉にFeiを目標値として燃料を供給したとき、各時点で
炉温がTi(測定値)、燃料流量がFi(測定値)であっ
たとすると、評価関数Pを、 ここで右辺第1項は推定演算式、右辺第2項は実績演算
式であり、右辺第1項の推定演算式{fa (Tei,
Fei)+α1 ・Fei+α0 }は(1)式より零であるので と定めて、この評価関数Pを最小にするα1 およびα0
を求める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】加熱炉内における材料
温度の測定は、様々な外乱の影響で、直接測定は困難で
あり、一般には材料温度を実測する代りに、上述のよう
に推定計算により炉内温度を算出しこれに基づいて材料
温度を推定演算する。従来は、投入燃料流量(燃料流量
実績値)や炉内各帯温度のみしか測定しておらず、その
他はモデル式によって計算するため、実績修正すべきパ
ラメ−タ数が制限され、実際のプロセスを十分再現出来
ないので、熱平衡モデル式の誤差が大きくなる。更に、
特開平2−254123号公報のように、所定時間毎に
モデル係数α(α1,α0)を実績値に基づいて更新する
場合、モデル係数の物理的意味が不明であり、操業条件
が比較的に大きく変わる場合の調整作業が困難になるの
で、汎用性が低い。
温度の測定は、様々な外乱の影響で、直接測定は困難で
あり、一般には材料温度を実測する代りに、上述のよう
に推定計算により炉内温度を算出しこれに基づいて材料
温度を推定演算する。従来は、投入燃料流量(燃料流量
実績値)や炉内各帯温度のみしか測定しておらず、その
他はモデル式によって計算するため、実績修正すべきパ
ラメ−タ数が制限され、実際のプロセスを十分再現出来
ないので、熱平衡モデル式の誤差が大きくなる。更に、
特開平2−254123号公報のように、所定時間毎に
モデル係数α(α1,α0)を実績値に基づいて更新する
場合、モデル係数の物理的意味が不明であり、操業条件
が比較的に大きく変わる場合の調整作業が困難になるの
で、汎用性が低い。
【0009】例えば、この場合(12)式の評価関数Pを最
小とするα1 ,α0 の決定は、線形回帰計算である。と
ころが、炉内温度Tがα1 ,α0 の関数であり非線形性
があるので、炉内状況が大きく変化する場合、α1 ,α
0 の推定誤差が大きくなり、そのため炉内温度の推定精
度は良くならない。さらに、熱平衡モデル式自体も誤差
が存在するため推定温度そのものが、必ずしも実際の温
度と一致しない。
小とするα1 ,α0 の決定は、線形回帰計算である。と
ころが、炉内温度Tがα1 ,α0 の関数であり非線形性
があるので、炉内状況が大きく変化する場合、α1 ,α
0 の推定誤差が大きくなり、そのため炉内温度の推定精
度は良くならない。さらに、熱平衡モデル式自体も誤差
が存在するため推定温度そのものが、必ずしも実際の温
度と一致しない。
【0010】本発明は、炉内温度推定精度を高くし加熱
対象材料の温度制御精度を向上することを目的とする。
対象材料の温度制御精度を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、前述の問題
点を改善するために、熱平衡モデル式 Qj =Qgj-1+Qhj+Qaj−Qsj−Qwj−Qgj=0 ・・・(13j) の、燃焼発熱量(Qhi),予熱空気熱量(Qaj),炉放熱量
(Qwj)および燃焼ガス持ち出し熱量(Qgj)のそれぞれを
算出する各計算式 Qgj-1=μgj-1・Cgj-1・Gj-1・ΣFkj-1・Θgj-1 ・・・(9j-1) Qhj =μhj ・hj ・Fj ・・・(3j) Qaj =μaj ・Caj ・Arj ・Fj ・Θaj ・・・(4j) Θaj =μrj・Θgj・Vj ・・・(6j) Qsj =μsj ・Sj・{Φgsuj・(Tgj 4−Tsuj 4) +Φgslj・(Tgj 4−Tslj 4)} ・・・(7j) Qwj =μwj ・Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4) ・・・(8j) Qgj =μgj ・Cgj・Gj・ΣFkj ・Θgj ・・・(9j) の熱量影響パラメ−タ(Fj,Arj,Θaj,Θgj,
Twj,Θgj)の、各時刻(i=1〜n)の値を検出するための
検出手段(21〜24,31〜35等々)を備えて、熱平衡モデル
式(13j)の各計算式(3j,4j,6j,8j,9j)に前記各時刻(i=1
〜n)の検出値を導入して、 K5j-1=Cgj-1・Gj-1・ΣFkj-1・Θgj-1, K1j=hj ・Fj, K2j=Caj ・Arj ・Fj ・Θgj・Vj, K3j=Sj・{Φgsuj・(Tgj 4−Tsuj 4)+Φgslj・(Tgj 4−Tslj 4)}, K4j=Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4), K5j=Cgj・Gj・ΣFkj ・Θgj を算出し、これらを熱平衡モデル式(13j)に代入して得
られた各時刻の係数行列 μgj-1・K5j-1+μhj・K1j+μaj・μrj・K2j−μsj・K3j−μwj・K4j−μgj・K5j=0 ・・・(14j) (n個)に基づいて各計算式の係数値(μhj,μaj・μ
rj,μwj,μgj)を算出し、熱平衡モデル式(13j)を算
出された係数値を用いるものに更新する。すなわち燃焼
発熱量(Qhi),予熱空気熱量(Qaj),炉放熱量(Qwj)お
よび燃焼ガス持ち出し熱量(Qgj)のそれぞれを算出する
各計算式の係数値(μhj,μaj・μrj,μwj,μgj)を学
習により更新する。
点を改善するために、熱平衡モデル式 Qj =Qgj-1+Qhj+Qaj−Qsj−Qwj−Qgj=0 ・・・(13j) の、燃焼発熱量(Qhi),予熱空気熱量(Qaj),炉放熱量
(Qwj)および燃焼ガス持ち出し熱量(Qgj)のそれぞれを
算出する各計算式 Qgj-1=μgj-1・Cgj-1・Gj-1・ΣFkj-1・Θgj-1 ・・・(9j-1) Qhj =μhj ・hj ・Fj ・・・(3j) Qaj =μaj ・Caj ・Arj ・Fj ・Θaj ・・・(4j) Θaj =μrj・Θgj・Vj ・・・(6j) Qsj =μsj ・Sj・{Φgsuj・(Tgj 4−Tsuj 4) +Φgslj・(Tgj 4−Tslj 4)} ・・・(7j) Qwj =μwj ・Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4) ・・・(8j) Qgj =μgj ・Cgj・Gj・ΣFkj ・Θgj ・・・(9j) の熱量影響パラメ−タ(Fj,Arj,Θaj,Θgj,
Twj,Θgj)の、各時刻(i=1〜n)の値を検出するための
検出手段(21〜24,31〜35等々)を備えて、熱平衡モデル
式(13j)の各計算式(3j,4j,6j,8j,9j)に前記各時刻(i=1
〜n)の検出値を導入して、 K5j-1=Cgj-1・Gj-1・ΣFkj-1・Θgj-1, K1j=hj ・Fj, K2j=Caj ・Arj ・Fj ・Θgj・Vj, K3j=Sj・{Φgsuj・(Tgj 4−Tsuj 4)+Φgslj・(Tgj 4−Tslj 4)}, K4j=Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4), K5j=Cgj・Gj・ΣFkj ・Θgj を算出し、これらを熱平衡モデル式(13j)に代入して得
られた各時刻の係数行列 μgj-1・K5j-1+μhj・K1j+μaj・μrj・K2j−μsj・K3j−μwj・K4j−μgj・K5j=0 ・・・(14j) (n個)に基づいて各計算式の係数値(μhj,μaj・μ
rj,μwj,μgj)を算出し、熱平衡モデル式(13j)を算
出された係数値を用いるものに更新する。すなわち燃焼
発熱量(Qhi),予熱空気熱量(Qaj),炉放熱量(Qwj)お
よび燃焼ガス持ち出し熱量(Qgj)のそれぞれを算出する
各計算式の係数値(μhj,μaj・μrj,μwj,μgj)を学
習により更新する。
【0012】なお、燃焼ガス持ち込み量μgj-1・K5j-1=
Qgj-1の実績計算値は、前方(材料の送り方向で上流)
側の帯の燃焼ガス持ち出し熱量の実績計算値であり、こ
れは該前方帯の該帯の燃焼ガス持ち出し熱量Qgj-1の実
績計算値を用いる。材料への移動熱量μsj・K3j=Qsjの
実績計算値は、j帯で加熱対象材の表面温度および裏面
温度を測定することにより、(7)式に基づいて実績計算
値を得ることができるので、加熱対象材の表面温度およ
び裏面温度を容易に測定することができる帯では、実績
計算値を用いる。この場合はμsjも学習により更新され
ることになる。このような温度測定が難かしい場合に
は、先に各時刻(i=1〜n)の加熱対象材の温度推定演算の
中間過程で算出した値Qsjを用いる。この場合はμsjは
更新されない。
Qgj-1の実績計算値は、前方(材料の送り方向で上流)
側の帯の燃焼ガス持ち出し熱量の実績計算値であり、こ
れは該前方帯の該帯の燃焼ガス持ち出し熱量Qgj-1の実
績計算値を用いる。材料への移動熱量μsj・K3j=Qsjの
実績計算値は、j帯で加熱対象材の表面温度および裏面
温度を測定することにより、(7)式に基づいて実績計算
値を得ることができるので、加熱対象材の表面温度およ
び裏面温度を容易に測定することができる帯では、実績
計算値を用いる。この場合はμsjも学習により更新され
ることになる。このような温度測定が難かしい場合に
は、先に各時刻(i=1〜n)の加熱対象材の温度推定演算の
中間過程で算出した値Qsjを用いる。この場合はμsjは
更新されない。
【0013】
【作用】本発明では、熱平衡モデル式(13j)の少くとも
燃焼発熱量(Qhi),予熱空気熱量(Qaj),炉放熱量(Q
wj)および燃焼ガス持ち出し熱量(Qgj)のそれぞれを算
出する各計算式の係数値(μhj,μaj・μrj,μwj,
μgj)を学習により更新するので、熱平衡モデル式の実
績修正するパラメ−タ数が従来より多く熱平衡モデル式
の誤差が小さくなり、実際のプロセスの再現性が高い。
したがって操業条件が比較的に大きく変わる場合の調整
作業が少く、汎用性が高い。、炉内温度推定精度が高く
なり加熱対象材料の温度制御精度が向上する。
燃焼発熱量(Qhi),予熱空気熱量(Qaj),炉放熱量(Q
wj)および燃焼ガス持ち出し熱量(Qgj)のそれぞれを算
出する各計算式の係数値(μhj,μaj・μrj,μwj,
μgj)を学習により更新するので、熱平衡モデル式の実
績修正するパラメ−タ数が従来より多く熱平衡モデル式
の誤差が小さくなり、実際のプロセスの再現性が高い。
したがって操業条件が比較的に大きく変わる場合の調整
作業が少く、汎用性が高い。、炉内温度推定精度が高く
なり加熱対象材料の温度制御精度が向上する。
【0014】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0015】
【実施例】図1に本発明の一実施例の概要を示す。加熱
炉1は、平面を示す図1の(a)に示すように、炉尻1
1,予熱帯12,第2加熱帯13,第3加熱帯14およ
び均熱帯15を有する。縦断面を示す図1の(b)に示
すように、各帯には、炉内温度(Θg)検出器21〜24
および炉壁温度(Tw)検出器31〜35ならびに各帯燃
料流量実績値Fを検出する流量検出器に加えて、各帯
の、V(燃焼ガス流量),Ar(空燃比),Θa(空気温度)
等を測定するための各種検出器が装備されている。予熱
帯12〜均熱帯15のそれぞれには燃料流量制御装置4
0が各帯別に燃料を供給する。燃料流量制御装置40に
は、最適制御装置50のスケジュ−ル計算機51が、各
帯の燃料流量目標値を与え、燃料流量制御装置40は、
各帯の燃料流量検出器の検出値を参照して、検出値が目
標値に合致するように各帯の燃料流量を制御する。炉内
温度検出器21〜24,炉壁温度検出器31〜35およ
びその他の検出器による各帯の測定値および測定値に基
づいた演算値(F,V,Θg,Ar,Θa,Tw)はスケ
ジュ−ル計算機51に与えられる。
炉1は、平面を示す図1の(a)に示すように、炉尻1
1,予熱帯12,第2加熱帯13,第3加熱帯14およ
び均熱帯15を有する。縦断面を示す図1の(b)に示
すように、各帯には、炉内温度(Θg)検出器21〜24
および炉壁温度(Tw)検出器31〜35ならびに各帯燃
料流量実績値Fを検出する流量検出器に加えて、各帯
の、V(燃焼ガス流量),Ar(空燃比),Θa(空気温度)
等を測定するための各種検出器が装備されている。予熱
帯12〜均熱帯15のそれぞれには燃料流量制御装置4
0が各帯別に燃料を供給する。燃料流量制御装置40に
は、最適制御装置50のスケジュ−ル計算機51が、各
帯の燃料流量目標値を与え、燃料流量制御装置40は、
各帯の燃料流量検出器の検出値を参照して、検出値が目
標値に合致するように各帯の燃料流量を制御する。炉内
温度検出器21〜24,炉壁温度検出器31〜35およ
びその他の検出器による各帯の測定値および測定値に基
づいた演算値(F,V,Θg,Ar,Θa,Tw)はスケ
ジュ−ル計算機51に与えられる。
【0016】最適制御装置50には、燃料流量制御装置
40とデ−タを交換しかつ検出値を読込むための入/出
力装置52,読込んだデ−タを所定期間保存するための
入力デ−タメモリ53,出力したデ−タを所定期間保存
するための出力デ−タメモリ54,演算したデ−タを保
存するための演算値デ−タメモリ55、および、加熱炉
1の材料装入および抽出を管理する制御計算機60とデ
−タを交換するための入/出力装置56が備わってい
る。
40とデ−タを交換しかつ検出値を読込むための入/出
力装置52,読込んだデ−タを所定期間保存するための
入力デ−タメモリ53,出力したデ−タを所定期間保存
するための出力デ−タメモリ54,演算したデ−タを保
存するための演算値デ−タメモリ55、および、加熱炉
1の材料装入および抽出を管理する制御計算機60とデ
−タを交換するための入/出力装置56が備わってい
る。
【0017】図2に、最適制御装置50のスケジュ−ル
計算機51の制御動作の概要を示し、図3に、図2に示
す「Feiの算出」(2)の内容を示し、図4に、図2に示す
「熱平衡モデル式の更新」(10)の内容を示す。
計算機51の制御動作の概要を示し、図3に、図2に示
す「Feiの算出」(2)の内容を示し、図4に、図2に示す
「熱平衡モデル式の更新」(10)の内容を示す。
【0018】まず図2を参照して最適制御装置50の制
御動作の概要を説明する。加熱炉1の炉温制御を開始す
る最初には、スケジュ−ル計算機51は、「初期値設
定」(1)で、制御計算機60から表1および表2に示
す、現在の加熱炉の状態情報を受けて入力デ−タメモリ
53に書込み、かつ温度測定値等各種測定値を読込んで
デ−タメモリ53に書込む。
御動作の概要を説明する。加熱炉1の炉温制御を開始す
る最初には、スケジュ−ル計算機51は、「初期値設
定」(1)で、制御計算機60から表1および表2に示
す、現在の加熱炉の状態情報を受けて入力デ−タメモリ
53に書込み、かつ温度測定値等各種測定値を読込んで
デ−タメモリ53に書込む。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】なお、スケジュ−ル計算機51は、予熱帯
12〜均熱帯15のそれぞれについて温度制御を行なう
が、以下においては均熱帯15(j=5)の温度制御のみを
説明する。他の帯(j=1〜4)の温度制御は均熱帯15の温
度制御と同様である。
12〜均熱帯15のそれぞれについて温度制御を行なう
が、以下においては均熱帯15(j=5)の温度制御のみを
説明する。他の帯(j=1〜4)の温度制御は均熱帯15の温
度制御と同様である。
【0022】スケジュ−ル計算機51は次に、現在時刻
(i=1),それからdt1(=12×10sec)経過後の時
刻(i=2),それから更にdt1経過後の時刻(i=
3),・・・終端時刻(i=n)、のそれぞれにおいて
均熱帯15に設定すべき燃料流量Feiを算出して(ステ
ップ2:以下カッコ内ではステップという語を省略)、
これらn個のデ−タを、各時刻の燃料流量目標値として
燃料流量制御装置40に与え、かつ、これらのデ−タを
出力デ−タメモリ54に、また算出過程の所要の演算デ
−タを演算値デ−タメモリ55に書込む(3)。燃料流
量制御装置40は与えられた各時刻の目標値デ−タを読
込んで、第1時刻(i=1)のものを参照値に設定し、そ
の後時間経過に連動して参照値を経過時間対応のもの(i
=2,3,4・・・)に更新して、流量検出器(図示せず)が検出
する燃料流量(実績値)が参照値に合致するように、均
熱帯15の燃料流量を制御する。
(i=1),それからdt1(=12×10sec)経過後の時
刻(i=2),それから更にdt1経過後の時刻(i=
3),・・・終端時刻(i=n)、のそれぞれにおいて
均熱帯15に設定すべき燃料流量Feiを算出して(ステ
ップ2:以下カッコ内ではステップという語を省略)、
これらn個のデ−タを、各時刻の燃料流量目標値として
燃料流量制御装置40に与え、かつ、これらのデ−タを
出力デ−タメモリ54に、また算出過程の所要の演算デ
−タを演算値デ−タメモリ55に書込む(3)。燃料流
量制御装置40は与えられた各時刻の目標値デ−タを読
込んで、第1時刻(i=1)のものを参照値に設定し、そ
の後時間経過に連動して参照値を経過時間対応のもの(i
=2,3,4・・・)に更新して、流量検出器(図示せず)が検出
する燃料流量(実績値)が参照値に合致するように、均
熱帯15の燃料流量を制御する。
【0023】スケジュ−ル計算機51は、このように制
御装置40が燃料流量を制御している間、10sec周期で
炉内ガス温度Θg,炉壁内面温度Twi,燃料流量実績値
Fi,Vi(燃焼ガス流量),Ari(空燃比),Θa(空気
温度)を読込んで入力デ−タメモリ53に書込む(5,
6)。そして12回の測定値読込みを行なうと、測定値
それぞれの平均値を算出して、i時刻平均値レジスタに
書込む(A9)。これを繰返して、i(=1〜n)時刻
平均値レジスタのそれぞれに各時刻(正確には各10×12
sec期間)の平均値を書込むと、熱平衡モデル式(13j)の
係数(μhj,μaj・μrj,μwj,μgj)を更新する(1
0)。そして制御計算機60から最新の炉内材料情報
(表2)を受けて入力デ−タメモリの対応情報をこれに
更新する(11)。そして、また、現在時刻からn×d
t1までの各時刻iのそれぞれにおいて均熱帯15に設
定すべき燃料流量Feiを算出して(2)、これらn個の
デ−タを、各時刻の燃料流量目標値として燃料流量制御
装置40に与える(3)。以下同様である。
御装置40が燃料流量を制御している間、10sec周期で
炉内ガス温度Θg,炉壁内面温度Twi,燃料流量実績値
Fi,Vi(燃焼ガス流量),Ari(空燃比),Θa(空気
温度)を読込んで入力デ−タメモリ53に書込む(5,
6)。そして12回の測定値読込みを行なうと、測定値
それぞれの平均値を算出して、i時刻平均値レジスタに
書込む(A9)。これを繰返して、i(=1〜n)時刻
平均値レジスタのそれぞれに各時刻(正確には各10×12
sec期間)の平均値を書込むと、熱平衡モデル式(13j)の
係数(μhj,μaj・μrj,μwj,μgj)を更新する(1
0)。そして制御計算機60から最新の炉内材料情報
(表2)を受けて入力デ−タメモリの対応情報をこれに
更新する(11)。そして、また、現在時刻からn×d
t1までの各時刻iのそれぞれにおいて均熱帯15に設
定すべき燃料流量Feiを算出して(2)、これらn個の
デ−タを、各時刻の燃料流量目標値として燃料流量制御
装置40に与える(3)。以下同様である。
【0024】次に、図3を参照して「Feiの算出」
(2)の内容を説明する。ここではスケジュ−ル計算機
51は、まず現時刻の燃料流量目標値Fei(i=1)を算出
する(21〜30)。
(2)の内容を説明する。ここではスケジュ−ル計算機
51は、まず現時刻の燃料流量目標値Fei(i=1)を算出
する(21〜30)。
【0025】現時刻の燃料流量目標値Fei(i=1)の算出
(21〜30)においてまずFei(i=1)を、現在の燃料
流量実績値(ステップ6で読込んだ直近値)Feipより設
定量Fai小さい値Feieと仮定して(22)、 Qgj-1=μgj-1・Cgj-1・Gj-1・ΣFkj-1・Θgj-1 ・・・(9j-1) Qhj =μhj ・hj ・Fj ・・・(3j) Qaj =μaj ・Caj ・Arj ・Fj ・Θaj ・・・(4j) Θaj =μrj・Θgj・Vj ・・・(6j) Qwj =μwj ・Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4) ・・・(8j) Qgj =μgj ・Cgj・Gj・ΣFkj ・Θgj ・・・(9j) の各値Qgj-1 ,Qhj ,Qaj ,Qwj ,Qgj を算出する(23
A〜23E)。Qgj-1 は、第三加熱帯14に関して算出した
値(第三加熱帯の燃焼ガス持出し熱量)を用いる。これ
らの値Qgj-1 ,Qhj ,Qaj ,Qwj ,Qgj を熱平衡モデ
ル式(13j)に代入して材料への移動熱量Qsj を算出す
る(24)。
(21〜30)においてまずFei(i=1)を、現在の燃料
流量実績値(ステップ6で読込んだ直近値)Feipより設
定量Fai小さい値Feieと仮定して(22)、 Qgj-1=μgj-1・Cgj-1・Gj-1・ΣFkj-1・Θgj-1 ・・・(9j-1) Qhj =μhj ・hj ・Fj ・・・(3j) Qaj =μaj ・Caj ・Arj ・Fj ・Θaj ・・・(4j) Θaj =μrj・Θgj・Vj ・・・(6j) Qwj =μwj ・Swj・Φgwj・(Tgj 4−Twj 4) ・・・(8j) Qgj =μgj ・Cgj・Gj・ΣFkj ・Θgj ・・・(9j) の各値Qgj-1 ,Qhj ,Qaj ,Qwj ,Qgj を算出する(23
A〜23E)。Qgj-1 は、第三加熱帯14に関して算出した
値(第三加熱帯の燃焼ガス持出し熱量)を用いる。これ
らの値Qgj-1 ,Qhj ,Qaj ,Qwj ,Qgj を熱平衡モデ
ル式(13j)に代入して材料への移動熱量Qsj を算出す
る(24)。
【0026】材料の温度及び炉壁の温度の計算は、1次
元非定常熱伝導モデルを重み付き残差法を用いて解いた
以下の近似式を用いて行う。
元非定常熱伝導モデルを重み付き残差法を用いて解いた
以下の近似式を用いて行う。
【0027】 T(t,x)=f00 +Ka ・α・t +{(f01 −Kb )・g1 (t)+Kb }・f1 (x) +{(f02 −Ka /2)・g2 (t)+Ka /2} ・f2 (x)−(5/12)・(f01 −Kb ) ・g1 (t)・f3 (x)−(7/8) ・(f02 −Ka /2)・g2 (t)・f4 (x) ・・・(15) 但し、 g1 (t)=exp(−(5/2)・α・t) ・・・(16) g2 (t)=exp(−(60/7)・α・t) ・・・(17) f1 (x)=x ・・・(18) f2 (x)=x2 −1/3 ・・・(19) f3 (x)=x3 −(3/5)・x ・・・(20) f4 (x)=x4 −(6/7)・x2 +3/35 ・・・(21) ここでf00 ,f01 ,f02 ,Ka ,α ,Kb は定数と
し、温度Tは、平均温度がT=1となり、位置xは領域
内で(−1〜+1)となるように、規格化されている。
まず、材料の温度計算では、Xは材料の厚さ方向にと
り、下面をX=−1、中央をX=0、上面をX=+1に
とる。
し、温度Tは、平均温度がT=1となり、位置xは領域
内で(−1〜+1)となるように、規格化されている。
まず、材料の温度計算では、Xは材料の厚さ方向にと
り、下面をX=−1、中央をX=0、上面をX=+1に
とる。
【0028】境界条件は
【0029】
【数22】
【0030】
【数23】
【0031】となり、この場合炉内の該当材についての
上下部熱流束は qsuj =σ・Φgsuj ・(Tgj 4−Tsuj 4) ・・・(24) qslj =σ・Φgslj ・(Tgj 4−Tslj 4) ・・・(25) である。 但し、λsj :材料の熱伝導率(Kcal/hm℃)、 Φ:総括熱吸収率、 T:温度(°K)、 小文字はそれぞれgはガス、sは材料、uは上面、lは
下面を意味する。
上下部熱流束は qsuj =σ・Φgsuj ・(Tgj 4−Tsuj 4) ・・・(24) qslj =σ・Φgslj ・(Tgj 4−Tslj 4) ・・・(25) である。 但し、λsj :材料の熱伝導率(Kcal/hm℃)、 Φ:総括熱吸収率、 T:温度(°K)、 小文字はそれぞれgはガス、sは材料、uは上面、lは
下面を意味する。
【0032】つぎに、炉壁の温度計算では、Xは炉壁の
厚さ方向にとり、炉内をX=−1、中央をX=0、外壁
をX=+にとる。
厚さ方向にとり、炉内をX=−1、中央をX=0、外壁
をX=+にとる。
【0033】境界条件は
【0034】
【数26】
【0035】
【数27】
【0036】となり、この場合の熱流束は qwej =μwj ・σ・Φgwj ・(Tgj 4 −Twej 4) ・・・(28) qwoj =μwoj ・βoaj ・(Toaj −Twoj ) ・・・(29) になる。
【0037】但し、λwi :炉壁の熱伝導率(Kcal
/hm℃)、 Φ:炉壁内面の総括熱吸収率、 β:外壁の熱伝達率(Kcal/hm2℃)、Tは温度
(°K) 小文字はそれぞれgはガス、wは炉壁、
eは炉内、oは外壁を意味する。
/hm℃)、 Φ:炉壁内面の総括熱吸収率、 β:外壁の熱伝達率(Kcal/hm2℃)、Tは温度
(°K) 小文字はそれぞれgはガス、wは炉壁、
eは炉内、oは外壁を意味する。
【0038】さて、炉壁の内面温度は(15)式より、x=
−1,t=0とおくと Twej =B1j ・μwoj +B0j ・・・(30) となる。
−1,t=0とおくと Twej =B1j ・μwoj +B0j ・・・(30) となる。
【0039】このようにして得た材料各部の温度(推定
値)と目標値との差すなわち誤差(各材料の各部)を算
出し、「誤差の総和」を算出する(図3の26,27)。
値)と目標値との差すなわち誤差(各材料の各部)を算
出し、「誤差の総和」を算出する(図3の26,27)。
【0040】以上に説明した上記「誤差の総和」の算出ま
でを、同様に、燃料流量仮定値Feieを1ステップ
(Δ)づつFeip+Faiまで大きくし、各ステップ(各燃
料流量仮定値)について同様に実行する(図3の28,
29,23A〜23E−24〜27の繰返し)。そし
て、これらの各ステップの「誤差の総和」の内最小のも
のが得られた燃料流量仮定値を、i=1(現時刻)の燃
料流量目標値Fei(i=1)と定める(30)。なお、この
「Feiの算出」(2)において燃料流量の最適値は、演
算速度を高くするため、公知の急降下法を用いてもよ
い。例えば、Feie=Feip−Fai,Feie=Feip−Fai
/2,Feie=Feip,Feie=Feip+Fai/2およびFe
ie=Feip+Faiの5点について上述の「誤差の総和」
を算出してそれらの内最小値をもたらしたものがFeie
=Feip−Fai/2であると、次にはFeie=Feip−(3/
4)FaiおよびFeie=Feip−(1/4)Faiの「誤差の総
和」を算出して、それを最小とする燃料流量が、Feie
=Feip−FaiからFeie=Feip−(3/4)Faiの領域,F
eie=Feip−(3/4)FaiからFeie=Feip−Fai/2の
領域,Feie=Feip−Fai/2からFeie=Feip−(1/
4)Faiの領域およびFeie=Feip−(1/4)FaiからFei
e=Feipの領域、のいずれにあるか判定し、このように
最小値が存在する領域を順次狭くして最後には燃料流量
の最小単位で「誤差の総和」が最小値となった燃料流量
を、最適値と決定する。このような急降下法を用いる
と、最適燃料流量を算出する演算時間が短くなる。
でを、同様に、燃料流量仮定値Feieを1ステップ
(Δ)づつFeip+Faiまで大きくし、各ステップ(各燃
料流量仮定値)について同様に実行する(図3の28,
29,23A〜23E−24〜27の繰返し)。そし
て、これらの各ステップの「誤差の総和」の内最小のも
のが得られた燃料流量仮定値を、i=1(現時刻)の燃
料流量目標値Fei(i=1)と定める(30)。なお、この
「Feiの算出」(2)において燃料流量の最適値は、演
算速度を高くするため、公知の急降下法を用いてもよ
い。例えば、Feie=Feip−Fai,Feie=Feip−Fai
/2,Feie=Feip,Feie=Feip+Fai/2およびFe
ie=Feip+Faiの5点について上述の「誤差の総和」
を算出してそれらの内最小値をもたらしたものがFeie
=Feip−Fai/2であると、次にはFeie=Feip−(3/
4)FaiおよびFeie=Feip−(1/4)Faiの「誤差の総
和」を算出して、それを最小とする燃料流量が、Feie
=Feip−FaiからFeie=Feip−(3/4)Faiの領域,F
eie=Feip−(3/4)FaiからFeie=Feip−Fai/2の
領域,Feie=Feip−Fai/2からFeie=Feip−(1/
4)Faiの領域およびFeie=Feip−(1/4)FaiからFei
e=Feipの領域、のいずれにあるか判定し、このように
最小値が存在する領域を順次狭くして最後には燃料流量
の最小単位で「誤差の総和」が最小値となった燃料流量
を、最適値と決定する。このような急降下法を用いる
と、最適燃料流量を算出する演算時間が短くなる。
【0041】以上に説明した「i=1(現時刻)の燃料流
量目標値Vei(i=1)」の決定と同様にして、dt1(=1
0×12sec)後(i=2)の燃料流量目標値Vei(i=2)から
n×dt1後の燃料流量目標値Vei(i=n)まで、それぞ
れを決定する(31,32,22〜30)。
量目標値Vei(i=1)」の決定と同様にして、dt1(=1
0×12sec)後(i=2)の燃料流量目標値Vei(i=2)から
n×dt1後の燃料流量目標値Vei(i=n)まで、それぞ
れを決定する(31,32,22〜30)。
【0042】次に、図4を参照して「熱平衡モデル式の
更新」(10)の内容を説明する。なお、「熱平衡モデ
ル式の更新」(10)は、n×dt1前にステップ2
(図2:詳細は図3)で与えた各時点(i=1〜n)の
燃料流量目標値Veiによって現われた結果すなわち実績
値(図2のステップ4〜8による測定値)を、熱平衡モ
デル式(13j)に代入して(14j)式のKij,K2j,K4jおよ
びK5jの実績値を算出し、これらと、第三加熱帯14の
燃焼ガス持ち出し熱量実績算出値Qgj-1=μgj-1・K
5j-1、および、燃料流量目標値Veiの算出のときに算出
した材料への移動熱量算出値Qs=μsj・K3jを用い
て、各時点i=1〜nそれぞれの、熱平衡モデル式(13
j)の実績値導入式すなわち(14j)式を算定し、n個の係
数行列を求める(101〜104)。そしてこの係数行列より重
回帰計算により、燃焼発熱量Qhiの計算式(3j)の係数μ
hj,予熱空気熱量Qaiの計算式(4j)の係数μaj,炉放熱
量Qwiの計算式(8j)の係数μwjおよび燃焼ガス持ち出し
熱量Qgiの計算式(9j)の係数μgjを算出する(10
5)。次に、先に燃料流量目標値Veiの算出で用いた係
数と加重平滑化処理して、平滑化処理した各係数値を、
次の燃料流量目標値Veiの算出に用いる熱平衡モデル式
(13j)の係数値に設定する(107)。なお、炉壁の内
面温度計算式 Twej =B1j ・μwoj +B0j ・・・(30) の係数μwojは、この式を用いて同様に算出し、更新す
る。
更新」(10)の内容を説明する。なお、「熱平衡モデ
ル式の更新」(10)は、n×dt1前にステップ2
(図2:詳細は図3)で与えた各時点(i=1〜n)の
燃料流量目標値Veiによって現われた結果すなわち実績
値(図2のステップ4〜8による測定値)を、熱平衡モ
デル式(13j)に代入して(14j)式のKij,K2j,K4jおよ
びK5jの実績値を算出し、これらと、第三加熱帯14の
燃焼ガス持ち出し熱量実績算出値Qgj-1=μgj-1・K
5j-1、および、燃料流量目標値Veiの算出のときに算出
した材料への移動熱量算出値Qs=μsj・K3jを用い
て、各時点i=1〜nそれぞれの、熱平衡モデル式(13
j)の実績値導入式すなわち(14j)式を算定し、n個の係
数行列を求める(101〜104)。そしてこの係数行列より重
回帰計算により、燃焼発熱量Qhiの計算式(3j)の係数μ
hj,予熱空気熱量Qaiの計算式(4j)の係数μaj,炉放熱
量Qwiの計算式(8j)の係数μwjおよび燃焼ガス持ち出し
熱量Qgiの計算式(9j)の係数μgjを算出する(10
5)。次に、先に燃料流量目標値Veiの算出で用いた係
数と加重平滑化処理して、平滑化処理した各係数値を、
次の燃料流量目標値Veiの算出に用いる熱平衡モデル式
(13j)の係数値に設定する(107)。なお、炉壁の内
面温度計算式 Twej =B1j ・μwoj +B0j ・・・(30) の係数μwojは、この式を用いて同様に算出し、更新す
る。
【0043】図5に、本発明の実施前と実施後の均熱帯
温度の変化を示している。実施前では約30°C程度の
変動が残っているが、実施後は、その変動が約10°C
程度になっている。この時の操業条件は、材料の幅76
0〜1420mm、厚さ250mm、装入温度50〜9
00℃、抽出目標温度1100〜1230℃である。
温度の変化を示している。実施前では約30°C程度の
変動が残っているが、実施後は、その変動が約10°C
程度になっている。この時の操業条件は、材料の幅76
0〜1420mm、厚さ250mm、装入温度50〜9
00℃、抽出目標温度1100〜1230℃である。
【0044】
【効果】本発明によれば、熱平衡モデル式の特定のパラ
メ−タにモデル誤差修正分が集中せず、より正確な推定
ができる。操業の変化があっても、熱平衡モデル式の多
くの係数値が自動的に精度良く更新されるため、従来よ
りも常に安定した制御が実施できる。従って、多種多様
な材料の加熱にも最適な燃料を精度良く推定でき、材料
焼き上げ品質の確保と大きな省エネルギー効果が得られ
る。
メ−タにモデル誤差修正分が集中せず、より正確な推定
ができる。操業の変化があっても、熱平衡モデル式の多
くの係数値が自動的に精度良く更新されるため、従来よ
りも常に安定した制御が実施できる。従って、多種多様
な材料の加熱にも最適な燃料を精度良く推定でき、材料
焼き上げ品質の確保と大きな省エネルギー効果が得られ
る。
【図1】 1つの加熱炉と加熱炉と本発明の一実施例を
示すブロック図であり、(a)は加熱炉の平面図、
(b)は縦断面図である。
示すブロック図であり、(a)は加熱炉の平面図、
(b)は縦断面図である。
【図2】 図1の(b)に示すスケジュ−ル計算機51
の演算処理内容を示すフロ−チャ−トである。
の演算処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図1の(b)に示すスケジュ−ル計算機51
の演算処理内容を示すフロ−チャ−トであり、図2に示
す「Veiの算出」(2)の内容を示す。
の演算処理内容を示すフロ−チャ−トであり、図2に示
す「Veiの算出」(2)の内容を示す。
【図4】 図1の(b)に示すスケジュ−ル計算機51
の演算処理内容を示すフロ−チャ−トであり、図2に示
す「熱平衡モデル式の更新」(10)の内容を示す。
の演算処理内容を示すフロ−チャ−トであり、図2に示
す「熱平衡モデル式の更新」(10)の内容を示す。
【図5】 均熱帯の炉内温度の変化を示すグラフであ
る。
る。
1:加熱炉 11:炉尻 12:予熱帯 13:第
2加熱帯 14:第3加熱帯 15:均
熱帯 21〜24:炉内温度検出器(検出手段) 31〜35:炉壁温度検出器(検出手段) 40:燃料流量制御装置(燃料流量制御手段) 50:最適制御装置 51:スケジュ−ル計算機(燃料流量算出手段,係数演
算手段,更新手段)
2加熱帯 14:第3加熱帯 15:均
熱帯 21〜24:炉内温度検出器(検出手段) 31〜35:炉壁温度検出器(検出手段) 40:燃料流量制御装置(燃料流量制御手段) 50:最適制御装置 51:スケジュ−ル計算機(燃料流量算出手段,係数演
算手段,更新手段)
Claims (1)
- 【請求項1】燃料の燃焼発熱量,予熱空気熱量,炉放熱
量,燃焼ガス持ち出し熱量および加熱対象材料への移動
熱量を含む、入熱量,温度および放熱量の関係を表わす
熱平衡モデル式を用いて、将来の各時刻の加熱対象材料
への移動熱量を推定演算しこれに基づいて加熱対象材の
温度を推定演算して加熱対象材を目標温度に焼上げるに
要する各時刻の燃料流量を算出する燃料流量算出手段;
および加熱炉の燃料流量を該各時刻の算出された燃料流
量に制御する燃料流量制御手段;を備える加熱炉の炉内
温度制御装置において、 前記燃焼発熱量,予熱空気熱量,炉放熱量および燃焼ガ
ス持ち出し熱量のそれぞれを算出する各計算式の熱量影
響パラメ−タの、前記各時刻の値を検出するための検出
手段;熱平衡モデル式の前記各計算式に、前記各時刻の
検出値を導入し、得られた係数行列に基づいて各計算式
の係数値を算出する係数演算手段;および、 前記熱平衡モデル式を算出された係数値を用いるものに
更新する更新手段;を備えることを特徴とする、加熱炉
の炉内温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1480492A JPH05209234A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 加熱炉の炉内温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1480492A JPH05209234A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 加熱炉の炉内温度制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209234A true JPH05209234A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11871232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1480492A Withdrawn JPH05209234A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 加熱炉の炉内温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05209234A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103225017A (zh) * | 2012-01-31 | 2013-07-31 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种棒线材方坯加热炉模型控制方法及装置 |
| CN113921427A (zh) * | 2021-10-09 | 2022-01-11 | 杭州中欣晶圆半导体股份有限公司 | 一种具有非接触式SiC舟改善体高效能的退火炉系统 |
| CN115065710A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-09-16 | 燕山大学 | 一种加热炉智慧温控pc端及移动端远程云测控系统 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP1480492A patent/JPH05209234A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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