JPH0521136B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521136B2 JPH0521136B2 JP60109413A JP10941385A JPH0521136B2 JP H0521136 B2 JPH0521136 B2 JP H0521136B2 JP 60109413 A JP60109413 A JP 60109413A JP 10941385 A JP10941385 A JP 10941385A JP H0521136 B2 JPH0521136 B2 JP H0521136B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pps
- melt viscosity
- formula
- powder
- polyphenylene sulfide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、溶融成形可能な淡白色の高溶融粘度
ポリフエニレンサルフアイト(以下PPSと略す)
の製造方法に関するものである。 PPSは、その優れた耐熱性、耐薬品性をいかし
て電子機器部材,自動車機器部材として注目を集
めている。また、射出成形、押出成形等により各
種エンジニアリングプラスチツク部品,フイル
ム,シート,繊維等に成形可能であり、耐熱性の
要求される分野に幅広く用いられている。 〔従来の技術〕 高溶融粘度のPPSの製造方法としては、従来次
のようなものが知られている。 (1) N−メチルピロリドン等の有機極性溶媒中で
P−ジクロルベンゼンと硫化ナトリウムを反応
させる方法(特公昭45−3368号)によつて得ら
れた低溶融粘度PPSを空気中で加熱し、酸化架
橋させて高溶融粘度とする方法、 (2) 上記(1)法において、重合助剤として、アルカ
リ金属カルボン酸塩を添加する方法(特公昭52
−12240号)、 (3) 上記(2)法においてP−ジクロルベンゼンに加
えて、少量のトリクロルベンゼンを添加共重合
させる方法(特公昭57−334号)。 しかし、(1)の方法では、250℃以上の高温で数
時間加熱処理することが必要であり、また溶融粘
度のコントロールが難しいなどの設備および生産
性などの問題がある。 また、被処理物は著しく茶褐色に着色するた
め、顔料等の添加により任意に着色することが困
難となる。 (2),(3)の方法は、(1)の方法を改良し、上記の加
熱処理をすることなしに成形用途に使用し得る程
度に高められた溶融粘度を有するPPSを得る方法
である。しかしながら、これらの方法において
は、アルカリ金属カルボン酸塩は硫化ナトリウム
とほぼ等モル量必要とされており、特に高溶融粘
度化に有効な酢酸リチウムは、高価なためPPSの
製造コストが高くなる。また、多量のアルカリ金
属カルボン酸塩を使用するため、処理廃水に多量
の有機酸が混入することになり、公害上の問題を
生ずる恐れがあり、また、それを除外するために
は、多大の費用を必要とすることなど問題があり
工業的でない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、上記欠点を改良した溶融成形可能な
淡白色の高溶融粘度PPSの製造法を提供するもの
である。 〔問題を解決するための手段〕 本発明の要旨は、一般式
ポリフエニレンサルフアイト(以下PPSと略す)
の製造方法に関するものである。 PPSは、その優れた耐熱性、耐薬品性をいかし
て電子機器部材,自動車機器部材として注目を集
めている。また、射出成形、押出成形等により各
種エンジニアリングプラスチツク部品,フイル
ム,シート,繊維等に成形可能であり、耐熱性の
要求される分野に幅広く用いられている。 〔従来の技術〕 高溶融粘度のPPSの製造方法としては、従来次
のようなものが知られている。 (1) N−メチルピロリドン等の有機極性溶媒中で
P−ジクロルベンゼンと硫化ナトリウムを反応
させる方法(特公昭45−3368号)によつて得ら
れた低溶融粘度PPSを空気中で加熱し、酸化架
橋させて高溶融粘度とする方法、 (2) 上記(1)法において、重合助剤として、アルカ
リ金属カルボン酸塩を添加する方法(特公昭52
−12240号)、 (3) 上記(2)法においてP−ジクロルベンゼンに加
えて、少量のトリクロルベンゼンを添加共重合
させる方法(特公昭57−334号)。 しかし、(1)の方法では、250℃以上の高温で数
時間加熱処理することが必要であり、また溶融粘
度のコントロールが難しいなどの設備および生産
性などの問題がある。 また、被処理物は著しく茶褐色に着色するた
め、顔料等の添加により任意に着色することが困
難となる。 (2),(3)の方法は、(1)の方法を改良し、上記の加
熱処理をすることなしに成形用途に使用し得る程
度に高められた溶融粘度を有するPPSを得る方法
である。しかしながら、これらの方法において
は、アルカリ金属カルボン酸塩は硫化ナトリウム
とほぼ等モル量必要とされており、特に高溶融粘
度化に有効な酢酸リチウムは、高価なためPPSの
製造コストが高くなる。また、多量のアルカリ金
属カルボン酸塩を使用するため、処理廃水に多量
の有機酸が混入することになり、公害上の問題を
生ずる恐れがあり、また、それを除外するために
は、多大の費用を必要とすることなど問題があり
工業的でない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、上記欠点を改良した溶融成形可能な
淡白色の高溶融粘度PPSの製造法を提供するもの
である。 〔問題を解決するための手段〕 本発明の要旨は、一般式
【式】
なる構造単位で示されるPPSを有機アミド溶媒
中、かつPPSに対し0.01〜5.0重量%の金属マグネ
シウム存在下で加熱することを特徴とする淡白色
の高溶融粘度PPSの製造法にあり、以下その詳細
について説明する。 本発明において使用するPPSは、一般式
中、かつPPSに対し0.01〜5.0重量%の金属マグネ
シウム存在下で加熱することを特徴とする淡白色
の高溶融粘度PPSの製造法にあり、以下その詳細
について説明する。 本発明において使用するPPSは、一般式
【式】で示される繰り返し単位を
もつた構造のものが70モル%以上、好ましくは90
モル%以上含まれるものであれば他の成分が共重
合されたものであつてもよく、その粘度も特に特
定されない。この場合、他の成分としては例えば
モル%以上含まれるものであれば他の成分が共重
合されたものであつてもよく、その粘度も特に特
定されない。この場合、他の成分としては例えば
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、茶褐色に着色させることなく、成形可能な程
度に高められた溶融粘度を有するPPSが得られ、
射出成形のみならず押出し成形等によつてパイ
プ,シート等が成形可能である。 更に本発明のPPSに熱安定剤,顔料,粉末状充
填剤,繊維状充填剤等を充填して使用すること
も、もちろん可能である。 〔実施例〕 以下の実施例及び比較例でのPPSの溶融粘度の
測定は、高化式フローテスター(ダイス;φ=
0.5mm,L=1mm)を使用し、300℃,10Kg荷重で
測定した。 また、PPS中のマグネシウム含量は、約0.5g
の試料を石英ビーカー中で約10mlの硫酸および約
10mlの硝酸で湿式分解させた後、脱イオン水を加
えて一定容量に調整した液を原子吸光分光分析に
より求めたものであり、ポリマーの色はポリマー
乾燥後、目視により判別した。 実施例 1 15容量のオートクレーブにNa2S・
28H2O14.8モル,N−メチルピロリドン4.9を
入れ、窒素気流下撹拌して210℃まで昇温し、424
gの主に水からなる留出液を留去した。系を170
℃まで冷却した後、P−ジクロルベンゼン14.8モ
ルを添加し、窒素気流下に系を封入,昇温して
250℃にて3時間重合した。冷却後内容物を水中
にあけ、温水で3回洗浄,過をくり返した後、
メタノールで1回洗浄し、一晩加熱乾燥を行つて
灰白色の粉体を得た。得られた重合体の収量は
1.470g,収率は94%であり、溶融粘度は10Kg荷
重で100ポイズであつた。 次いで、得られたPPS粉末50g,Mg粉末0.34
gおよびN−メチル−2−ピロリドン300gを仕
込み、窒素で系内を置換した後、昇温し、240℃
で2時間加熱撹伴した。オートクレーブを冷却
後、ポリマーを熱水で3回洗浄した。80℃で一日
間乾燥後、溶融粘度およびマグネシウム含量の測
定を行つた。結果を第一表に示す。 実施例 2 実施例1の重合において得られたポリマーを
Mg粉末0.085gと加熱処理した以外は、実施例1
と同様の操作を行つた。結果を第一表に示す。 実施例 3 240℃で30分加熱処理した以外は、実施例2と
同様の操作を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 1 Mg粉末0.003gを用いた以外は、実施例2と同
様の操作を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 2 Mgの代わりにZn粉末0.92gを用いた以外は、
実施例2と同様の操作を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 3 Mgの代わりにAl粉末0.19gを用いた以外は、
実施例2と同様の操作を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 4 実施例1の重合において得られたポリマー50g
とMg粉末0.34gとを、ボールミル中で2時間粉
砕混合し、実施例1と同様の評価を行つた。結果
を第1表に示す。
ば、茶褐色に着色させることなく、成形可能な程
度に高められた溶融粘度を有するPPSが得られ、
射出成形のみならず押出し成形等によつてパイ
プ,シート等が成形可能である。 更に本発明のPPSに熱安定剤,顔料,粉末状充
填剤,繊維状充填剤等を充填して使用すること
も、もちろん可能である。 〔実施例〕 以下の実施例及び比較例でのPPSの溶融粘度の
測定は、高化式フローテスター(ダイス;φ=
0.5mm,L=1mm)を使用し、300℃,10Kg荷重で
測定した。 また、PPS中のマグネシウム含量は、約0.5g
の試料を石英ビーカー中で約10mlの硫酸および約
10mlの硝酸で湿式分解させた後、脱イオン水を加
えて一定容量に調整した液を原子吸光分光分析に
より求めたものであり、ポリマーの色はポリマー
乾燥後、目視により判別した。 実施例 1 15容量のオートクレーブにNa2S・
28H2O14.8モル,N−メチルピロリドン4.9を
入れ、窒素気流下撹拌して210℃まで昇温し、424
gの主に水からなる留出液を留去した。系を170
℃まで冷却した後、P−ジクロルベンゼン14.8モ
ルを添加し、窒素気流下に系を封入,昇温して
250℃にて3時間重合した。冷却後内容物を水中
にあけ、温水で3回洗浄,過をくり返した後、
メタノールで1回洗浄し、一晩加熱乾燥を行つて
灰白色の粉体を得た。得られた重合体の収量は
1.470g,収率は94%であり、溶融粘度は10Kg荷
重で100ポイズであつた。 次いで、得られたPPS粉末50g,Mg粉末0.34
gおよびN−メチル−2−ピロリドン300gを仕
込み、窒素で系内を置換した後、昇温し、240℃
で2時間加熱撹伴した。オートクレーブを冷却
後、ポリマーを熱水で3回洗浄した。80℃で一日
間乾燥後、溶融粘度およびマグネシウム含量の測
定を行つた。結果を第一表に示す。 実施例 2 実施例1の重合において得られたポリマーを
Mg粉末0.085gと加熱処理した以外は、実施例1
と同様の操作を行つた。結果を第一表に示す。 実施例 3 240℃で30分加熱処理した以外は、実施例2と
同様の操作を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 1 Mg粉末0.003gを用いた以外は、実施例2と同
様の操作を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 2 Mgの代わりにZn粉末0.92gを用いた以外は、
実施例2と同様の操作を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 3 Mgの代わりにAl粉末0.19gを用いた以外は、
実施例2と同様の操作を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 4 実施例1の重合において得られたポリマー50g
とMg粉末0.34gとを、ボールミル中で2時間粉
砕混合し、実施例1と同様の評価を行つた。結果
を第1表に示す。
【表】
第1表よりPPSとPPSに対して0.01重量%以上
の金属マグネシウムとを有機アミド系溶媒中で加
熱処理することにより、淡白色で、かつ溶融粘度
が著しく高められたPPSが得られることがわか
る。 また比較例2,3から亜鉛や、アルミニウム等
の金属を用いた場合は、溶融粘度の増大効果が見
られず、本発明においては金属マグネシウムのみ
が有効であることがわかる。 さらに、比較例4から明らかなように、PPSと
金属マグネシウムとをただ単に混合しただけで
は、溶融粘度の増加は見られず、有機アミド系溶
媒中で加熱することが有効であることがわかる。
の金属マグネシウムとを有機アミド系溶媒中で加
熱処理することにより、淡白色で、かつ溶融粘度
が著しく高められたPPSが得られることがわか
る。 また比較例2,3から亜鉛や、アルミニウム等
の金属を用いた場合は、溶融粘度の増大効果が見
られず、本発明においては金属マグネシウムのみ
が有効であることがわかる。 さらに、比較例4から明らかなように、PPSと
金属マグネシウムとをただ単に混合しただけで
は、溶融粘度の増加は見られず、有機アミド系溶
媒中で加熱することが有効であることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式【式】なる構造単位で 示されるポリフエニレンサルフアイドを有機アミ
ド中、かつポリフエニレンサルフアイドに対し、
0.01〜5.0重量%の金属マグネシウム存在下で加
熱することを特徴とする淡白色の高溶融粘度ポリ
フエニレンサルフアイドの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60109413A JPS61268728A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 高溶融粘度ポリフエニレンサルフアイドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60109413A JPS61268728A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 高溶融粘度ポリフエニレンサルフアイドの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61268728A JPS61268728A (ja) | 1986-11-28 |
| JPH0521136B2 true JPH0521136B2 (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=14509616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60109413A Granted JPS61268728A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 高溶融粘度ポリフエニレンサルフアイドの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61268728A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0653735U (ja) * | 1992-12-28 | 1994-07-22 | 株式会社ゼクセル | ストップレバーシャフトの支持装置 |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP60109413A patent/JPS61268728A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0653735U (ja) * | 1992-12-28 | 1994-07-22 | 株式会社ゼクセル | ストップレバーシャフトの支持装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61268728A (ja) | 1986-11-28 |
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