JPH05213087A - 車両のトランスファ装置 - Google Patents
車両のトランスファ装置Info
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- JPH05213087A JPH05213087A JP1782492A JP1782492A JPH05213087A JP H05213087 A JPH05213087 A JP H05213087A JP 1782492 A JP1782492 A JP 1782492A JP 1782492 A JP1782492 A JP 1782492A JP H05213087 A JPH05213087 A JP H05213087A
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- Japan
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- wheel drive
- output shaft
- low speed
- speed position
- clutch
- Prior art date
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強制的に4輪駆動状態にされた低速位置から
高速位置への切り換え操作中、指令に関係なくを4輪駆
動を維持し、変速操作中に4輪駆動から2輪駆動に切り
換わって運転者を戸惑わせることのないようにする。 【構成】 カップリングスリーブ9Cの高速位置Hで主
出力軸3には入力軸2の動力がそのまま伝達され、この
動力はクラッチ10を結合することで適宜副出力軸4に
も伝達され、高速2輪ー4輪駆動の選択が可能である。
カップリングスリーブ9Cの低速位置Lでは、入力軸2
の動力が減速されて主出力軸3に至り、この減速動力が
カップリングスリーブ9C及びクラッチギヤ14間の結
合により副出力軸4にも至って、低速4輪駆動が得られ
る。この低速位置Lから高速位置Hへの切り換え操作
中、4WDスイッチ18に関係なくコントローラ17は
クラッチ10を結合して4輪駆動を維持する。
高速位置への切り換え操作中、指令に関係なくを4輪駆
動を維持し、変速操作中に4輪駆動から2輪駆動に切り
換わって運転者を戸惑わせることのないようにする。 【構成】 カップリングスリーブ9Cの高速位置Hで主
出力軸3には入力軸2の動力がそのまま伝達され、この
動力はクラッチ10を結合することで適宜副出力軸4に
も伝達され、高速2輪ー4輪駆動の選択が可能である。
カップリングスリーブ9Cの低速位置Lでは、入力軸2
の動力が減速されて主出力軸3に至り、この減速動力が
カップリングスリーブ9C及びクラッチギヤ14間の結
合により副出力軸4にも至って、低速4輪駆動が得られ
る。この低速位置Lから高速位置Hへの切り換え操作
中、4WDスイッチ18に関係なくコントローラ17は
クラッチ10を結合して4輪駆動を維持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主変速機からの動力を高
低速切り換えすると共に、2輪−4輪駆動切り換えを行
う車両のトランスファ装置に関するものである。
低速切り換えすると共に、2輪−4輪駆動切り換えを行
う車両のトランスファ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランスファ装置としては従来、主変速
機から入力軸に至った動力を高低速切り換えして常時主
出力軸に伝達する副変速機を具え、この主出力軸に副出
力軸を適宜駆動結合して4輪駆動可能にする2輪−4輪
駆動切り換え機構を設けた構成のものが知られている。
そして、主出力軸に適宜副出力軸を駆動結合する2輪−
4輪駆動切り換え機構は、切り換えの応答性や、切り換
えショックの軽減等を考慮する場合、例えば特開昭56
−39352号公報に記載の如くドグクラッチに代え油
圧式または電磁式の摩擦クラッチを用いるのが有利であ
る。
機から入力軸に至った動力を高低速切り換えして常時主
出力軸に伝達する副変速機を具え、この主出力軸に副出
力軸を適宜駆動結合して4輪駆動可能にする2輪−4輪
駆動切り換え機構を設けた構成のものが知られている。
そして、主出力軸に適宜副出力軸を駆動結合する2輪−
4輪駆動切り換え機構は、切り換えの応答性や、切り換
えショックの軽減等を考慮する場合、例えば特開昭56
−39352号公報に記載の如くドグクラッチに代え油
圧式または電磁式の摩擦クラッチを用いるのが有利であ
る。
【0003】ところでこの種トランスファ装置において
は、2輪−4輪駆動切り換え機構を構成する摩擦クラッ
チの作動系が故障した時、クラッチが結合不能となり、
4輪駆動状態を最早選択することができなくなる。
は、2輪−4輪駆動切り換え機構を構成する摩擦クラッ
チの作動系が故障した時、クラッチが結合不能となり、
4輪駆動状態を最早選択することができなくなる。
【0004】そこでこの問題解決のために、通常副変速
機の低速位置では2輪駆動が不要であることから、この
低速位置では運転者からのスイッチ指令に関係なく強制
的に4輪駆動状態となすよう、低速位置への切り換えに
連動して副出力軸を主出力軸に結合するドグクラッチを
摩擦クラッチに並設することが考えられる。この場合、
摩擦クラッチが作動系の故障で結合不能になっても、低
速位置では4輪駆動が可能となり、4輪駆動不能になる
ような事態をなくし得る。
機の低速位置では2輪駆動が不要であることから、この
低速位置では運転者からのスイッチ指令に関係なく強制
的に4輪駆動状態となすよう、低速位置への切り換えに
連動して副出力軸を主出力軸に結合するドグクラッチを
摩擦クラッチに並設することが考えられる。この場合、
摩擦クラッチが作動系の故障で結合不能になっても、低
速位置では4輪駆動が可能となり、4輪駆動不能になる
ような事態をなくし得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような対
策をしたトランスファ装置の場合、低速位置から高速位
置に切り換えるL→H変速時、変速操作中に駆動状態が
運転者からの前記スイッチ指令に応じた2輪駆動状態又
は4輪駆動状態にされることとなり、運転者によるスイ
ッチ指令が2輪駆動であると、当該変速操作中にそれま
でのドグクラッチによる強制的な4輪駆動状態から2輪
駆動状態に切り換わり、変速操作をしている運転者を戸
惑わせることがある。
策をしたトランスファ装置の場合、低速位置から高速位
置に切り換えるL→H変速時、変速操作中に駆動状態が
運転者からの前記スイッチ指令に応じた2輪駆動状態又
は4輪駆動状態にされることとなり、運転者によるスイ
ッチ指令が2輪駆動であると、当該変速操作中にそれま
でのドグクラッチによる強制的な4輪駆動状態から2輪
駆動状態に切り換わり、変速操作をしている運転者を戸
惑わせることがある。
【0006】本発明は低速位置から高速位置への切り換
え時その操作が終了する迄は、運転者からのスイッチ指
令に関係なく、摩擦クラッチによりそれまでの4輪駆動
状態を継続させることにより上述の問題を解消すること
を目的とする。
え時その操作が終了する迄は、運転者からのスイッチ指
令に関係なく、摩擦クラッチによりそれまでの4輪駆動
状態を継続させることにより上述の問題を解消すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、入力軸への動力を高低速切り換えして主出力軸へ伝
える副変速機と、副出力軸を適宜主出力軸に駆動結合す
る摩擦クラッチを主要素としてこの摩擦クラッチを運転
者からのスイッチ指令に応じ適宜結合する2輪−4輪駆
動切り換え機構とを具え、副変速機の低速位置では強制
的に4輪駆動状態となる車両のトランスファ装置におい
て、前記副変速機の低速位置から高速位置への切り換え
時、この切り換えが終了する迄の間、前記スイッチ指令
が2輪駆動を示していても、前記摩擦クラッチを結合し
て4輪駆動状態を保持するL→H変速用4輪駆動保持手
段を設けて構成したものである。
は、入力軸への動力を高低速切り換えして主出力軸へ伝
える副変速機と、副出力軸を適宜主出力軸に駆動結合す
る摩擦クラッチを主要素としてこの摩擦クラッチを運転
者からのスイッチ指令に応じ適宜結合する2輪−4輪駆
動切り換え機構とを具え、副変速機の低速位置では強制
的に4輪駆動状態となる車両のトランスファ装置におい
て、前記副変速機の低速位置から高速位置への切り換え
時、この切り換えが終了する迄の間、前記スイッチ指令
が2輪駆動を示していても、前記摩擦クラッチを結合し
て4輪駆動状態を保持するL→H変速用4輪駆動保持手
段を設けて構成したものである。
【0008】
【作用】副変速機は高低速切り換え操作に応じて入力軸
からの動力を高低速切り換えし、これを主出力軸へ伝達
して常時駆動すべき2輪を駆動し、2輪−4輪駆動切り
換え機構は運転者からのスイッチ指令に応じ摩擦クラッ
チにより適宜副出力軸を主出力軸に駆動結合してこの副
出力軸により他の2輪をも駆動可能な4輪駆動状態とす
る。なお、副変速機の低速位置ではスイッチ指令に関係
なく強制的に4輪駆動状態にされる。
からの動力を高低速切り換えし、これを主出力軸へ伝達
して常時駆動すべき2輪を駆動し、2輪−4輪駆動切り
換え機構は運転者からのスイッチ指令に応じ摩擦クラッ
チにより適宜副出力軸を主出力軸に駆動結合してこの副
出力軸により他の2輪をも駆動可能な4輪駆動状態とす
る。なお、副変速機の低速位置ではスイッチ指令に関係
なく強制的に4輪駆動状態にされる。
【0009】ところで、副変速機の低速位置から高速位
置への切り換え時、スイッチ指令が2輪駆動を示してい
ても、当該切り換えが終了する迄は、L→H変速用4輪
駆動保持手段が前記摩擦クラッチを結合してそれまでの
4輪駆動状態を保つ。よって、低速位置から高速位置へ
の切り換え時スイッチ指令が2輪駆動を示していても、
当該切り換えが終了する迄はそれまでと同じ4輪駆動状
態が維持されることとなり、この切り換え操作中に低速
時の強制的4輪駆動状態から2輪駆動状態に切り換わっ
て変速操作中の運転者を戸惑わせることがなく、有益で
ある。
置への切り換え時、スイッチ指令が2輪駆動を示してい
ても、当該切り換えが終了する迄は、L→H変速用4輪
駆動保持手段が前記摩擦クラッチを結合してそれまでの
4輪駆動状態を保つ。よって、低速位置から高速位置へ
の切り換え時スイッチ指令が2輪駆動を示していても、
当該切り換えが終了する迄はそれまでと同じ4輪駆動状
態が維持されることとなり、この切り換え操作中に低速
時の強制的4輪駆動状態から2輪駆動状態に切り換わっ
て変速操作中の運転者を戸惑わせることがなく、有益で
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例を示すトランスファ
装置で、1はトランスファケースを示し、このトランス
ファケース1内に入力軸2および主出力軸3を同軸突合
せ関係に配して相対回転可能に軸承すると共に、これら
の軸2,3に対し平行に配置して副出力軸4を軸承す
る。入力軸2は図示せざる主変速機の出力軸5に結合
し、主出力軸3は車両の常時駆動すべき2輪のディファ
レンシャルギヤに結合し、副出力軸4は車両の適宜駆動
すべき2輪のディファレンシャルギヤに結合する。
説明する。図1は本発明の一実施例を示すトランスファ
装置で、1はトランスファケースを示し、このトランス
ファケース1内に入力軸2および主出力軸3を同軸突合
せ関係に配して相対回転可能に軸承すると共に、これら
の軸2,3に対し平行に配置して副出力軸4を軸承す
る。入力軸2は図示せざる主変速機の出力軸5に結合
し、主出力軸3は車両の常時駆動すべき2輪のディファ
レンシャルギヤに結合し、副出力軸4は車両の適宜駆動
すべき2輪のディファレンシャルギヤに結合する。
【0011】そして、入力軸2及び主出力軸3上に副変
速機6及び2輪−4輪駆動切り換え機構7を設ける。副
変速機6は、入力軸2に形成したサンギヤ8Sと、トラ
ンスファケース1内に固定したインターナルリングギヤ
8Rと、これらに噛合するピニオン8Pを回転自在に支
持したキャリア8Cとよりなる単純遊星歯車組8を主た
る構成要素とし、これに同軸に以下の噛み合いクラッチ
型式の高低速切り換え機構9を設けて構成する。
速機6及び2輪−4輪駆動切り換え機構7を設ける。副
変速機6は、入力軸2に形成したサンギヤ8Sと、トラ
ンスファケース1内に固定したインターナルリングギヤ
8Rと、これらに噛合するピニオン8Pを回転自在に支
持したキャリア8Cとよりなる単純遊星歯車組8を主た
る構成要素とし、これに同軸に以下の噛み合いクラッチ
型式の高低速切り換え機構9を設けて構成する。
【0012】高低速切り換え機構9は主出力軸3上に結
合したハブ9Bと、これにスライド可能に噛合させたカ
ップリングスリーブ9Cと、このカップリングスリーブ
9Cが図中上半部に実線にて示す高速位置Hで内歯を噛
合されるよう入力軸2に一体成形した高速選択用クラッ
チギヤ9Hと、カップリングスリーブ9Cが図中下半部
に示す低速位置Lで外歯を噛合されるようキャリア8C
に設けた低速選択用クラッチギヤ9Lとで構成する。
合したハブ9Bと、これにスライド可能に噛合させたカ
ップリングスリーブ9Cと、このカップリングスリーブ
9Cが図中上半部に実線にて示す高速位置Hで内歯を噛
合されるよう入力軸2に一体成形した高速選択用クラッ
チギヤ9Hと、カップリングスリーブ9Cが図中下半部
に示す低速位置Lで外歯を噛合されるようキャリア8C
に設けた低速選択用クラッチギヤ9Lとで構成する。
【0013】2輪−4輪駆動切り換え機構7は摩擦クラ
ッチ10を主たる構成要素とし、そのクラッチハブ10
Hを主出力軸3上に回転自在に支持すると共に、スプロ
ケット11、チェーン12、スプロケット13を順次介
して副出力軸4に巻掛け伝動関係に駆動連結する。摩擦
クラッチ10のクラッチドラム10Dは主出力軸3に駆
動結合し、このドラム10D内にピストン10Pを嵌合
する。摩擦クラッチ10はピストン10Pの油圧作動
時、クラッチハブ10H及びクラッチドラム10D間、
従って主出力軸3及び副出力軸4間を駆動結合して、主
出力軸3だけでなく適宜副出力軸4からも動力を取り出
し可能とする。
ッチ10を主たる構成要素とし、そのクラッチハブ10
Hを主出力軸3上に回転自在に支持すると共に、スプロ
ケット11、チェーン12、スプロケット13を順次介
して副出力軸4に巻掛け伝動関係に駆動連結する。摩擦
クラッチ10のクラッチドラム10Dは主出力軸3に駆
動結合し、このドラム10D内にピストン10Pを嵌合
する。摩擦クラッチ10はピストン10Pの油圧作動
時、クラッチハブ10H及びクラッチドラム10D間、
従って主出力軸3及び副出力軸4間を駆動結合して、主
出力軸3だけでなく適宜副出力軸4からも動力を取り出
し可能とする。
【0014】本例では更に、摩擦クラッチ10のクラッ
チハブ10H上に、スプロケット11と並べて4輪駆動
用クラッチギヤ14を結合し、該クラッチギヤ14はカ
ップリングスリーブ9Cが図中下半部に示す低速位置L
で噛合するような配置及び直径とする。よって、これら
カップリングスリーブ9C及びクラッチギヤ14は、低
速位置Lで主出力軸3及び副出力軸4間を強制的に結合
するドグクラッチを構成する。
チハブ10H上に、スプロケット11と並べて4輪駆動
用クラッチギヤ14を結合し、該クラッチギヤ14はカ
ップリングスリーブ9Cが図中下半部に示す低速位置L
で噛合するような配置及び直径とする。よって、これら
カップリングスリーブ9C及びクラッチギヤ14は、低
速位置Lで主出力軸3及び副出力軸4間を強制的に結合
するドグクラッチを構成する。
【0015】高低速切り換え機構9のカップリングスリ
ーブ9Cは運転者が変速レバーで手動操作するものと
し、2輪−4輪駆動切り換え機構7の摩擦クラッチ10
は油圧発生用モーター装置15のON時これから作動油
圧を供給されて結合するものとする。そして、モーター
装置15のON,OFFを4WDランプ16のON,O
FFと共にコントローラ17により制御し、このためこ
のコントローラ17には、4輪駆動を希望する時運転者
がONする4WDスイッチ18からのスイッチ指令を入
力すると共に、カップリングスリーブ9Cの高速位置H
でONする高速スイッチ19からの信号、及びカップリ
ングスリーブ9Cの低速位置LでONする低速スイッチ
20からの信号、並びにモーター装置15から摩擦クラ
ッチ10への作動油圧を検出してONするクラッチ圧ス
イッチ21からの信号を夫々入力する。
ーブ9Cは運転者が変速レバーで手動操作するものと
し、2輪−4輪駆動切り換え機構7の摩擦クラッチ10
は油圧発生用モーター装置15のON時これから作動油
圧を供給されて結合するものとする。そして、モーター
装置15のON,OFFを4WDランプ16のON,O
FFと共にコントローラ17により制御し、このためこ
のコントローラ17には、4輪駆動を希望する時運転者
がONする4WDスイッチ18からのスイッチ指令を入
力すると共に、カップリングスリーブ9Cの高速位置H
でONする高速スイッチ19からの信号、及びカップリ
ングスリーブ9Cの低速位置LでONする低速スイッチ
20からの信号、並びにモーター装置15から摩擦クラ
ッチ10への作動油圧を検出してONするクラッチ圧ス
イッチ21からの信号を夫々入力する。
【0016】上記実施例の作用を次に説明する。主変速
機出力軸5からの動力は一方で副変速機入力軸2にその
まま入力され、他方で遊星歯車組8により減速されてそ
のキャリア8Cに至る。しかして、カップリングスリー
ブ9Cが図1中上半部に2点鎖線で示す中立位置Nの時
は、このカップリングスリーブ9Cがクラッチギヤ9
H,9Lのいずれにも噛合せず、主出力軸3に動力が伝
達されない。勿論、副出力軸4にも動力伝達がなされる
ことはないから、全車輪が駆動されない状態となる。
機出力軸5からの動力は一方で副変速機入力軸2にその
まま入力され、他方で遊星歯車組8により減速されてそ
のキャリア8Cに至る。しかして、カップリングスリー
ブ9Cが図1中上半部に2点鎖線で示す中立位置Nの時
は、このカップリングスリーブ9Cがクラッチギヤ9
H,9Lのいずれにも噛合せず、主出力軸3に動力が伝
達されない。勿論、副出力軸4にも動力伝達がなされる
ことはないから、全車輪が駆動されない状態となる。
【0017】ここで、カップリングスリーブ9CをH位
置にすると、このカップリングスリーブ9Cはハブ9B
上をスライドしてクラッチギヤ9Hに噛合する。この時
入力軸2からの動力がそのままクラッチギヤ9H及びハ
ブ9Bを経て主出力軸3に至り、この主出力軸3に係わ
る常時駆動輪を高速駆動する。そして、摩擦クラッチ1
0をピストン10Pの油圧作動により結合しなければ
(モーター装置15のOFF時)、高速2輪駆動状態と
なり、摩擦クラッチ10をピストン10Pの油圧作動で
結合すると(モーター装置15のON時)、主出力軸3
に副出力軸4が結合されてこの副出力軸4からも動力が
出力され、他の2輪も高速駆動される高速4輪駆動状態
が得られる。
置にすると、このカップリングスリーブ9Cはハブ9B
上をスライドしてクラッチギヤ9Hに噛合する。この時
入力軸2からの動力がそのままクラッチギヤ9H及びハ
ブ9Bを経て主出力軸3に至り、この主出力軸3に係わ
る常時駆動輪を高速駆動する。そして、摩擦クラッチ1
0をピストン10Pの油圧作動により結合しなければ
(モーター装置15のOFF時)、高速2輪駆動状態と
なり、摩擦クラッチ10をピストン10Pの油圧作動で
結合すると(モーター装置15のON時)、主出力軸3
に副出力軸4が結合されてこの副出力軸4からも動力が
出力され、他の2輪も高速駆動される高速4輪駆動状態
が得られる。
【0018】カップリングスリーブ9CをL位置にする
と、このカップリングスリーブ9Cはクラッチギヤ9L
に噛合して、減速駆動されているキャリア8Cに主出力
軸3を結合し、常時駆動輪を低速駆動する。ところでこ
の低速位置Lで、カップリングスリーブ9Cはクラッチ
ギヤ14にも噛合して、摩擦クラッチ10に関係なく主
出力軸3及び副出力軸4間を強制的に駆動結合する。よ
って、摩擦クラッチ10の作動系が故障してその作動油
圧が生じなくなっても、カップリングスリーブ9C及び
クラッチギヤ14の噛合で最低限低速位置では4輪駆動
状態を確保することができ、4輪駆動が不能になる事態
を回避することができる。
と、このカップリングスリーブ9Cはクラッチギヤ9L
に噛合して、減速駆動されているキャリア8Cに主出力
軸3を結合し、常時駆動輪を低速駆動する。ところでこ
の低速位置Lで、カップリングスリーブ9Cはクラッチ
ギヤ14にも噛合して、摩擦クラッチ10に関係なく主
出力軸3及び副出力軸4間を強制的に駆動結合する。よ
って、摩擦クラッチ10の作動系が故障してその作動油
圧が生じなくなっても、カップリングスリーブ9C及び
クラッチギヤ14の噛合で最低限低速位置では4輪駆動
状態を確保することができ、4輪駆動が不能になる事態
を回避することができる。
【0019】コントローラ17は本発明におけるL→H
変速用4輪駆動保持手段の用をなし、前記の各種入力情
報を基に図2(a),(b)の制御プログラムを実行し
て通常の、並びに本発明が狙いとする2輪−4輪駆動切
り換え制御を実現するものとする。
変速用4輪駆動保持手段の用をなし、前記の各種入力情
報を基に図2(a),(b)の制御プログラムを実行し
て通常の、並びに本発明が狙いとする2輪−4輪駆動切
り換え制御を実現するものとする。
【0020】図2(a)はメインルーチンで、先ずステ
ップ31において各種の初期設定を行い、ステップ32
でクラッチ圧スイッチ21からの信号、高速スイッチ1
9からの信号、低速スイッチ20からの信号を夫々読み
込む。次のステップ33ではクラッチ圧スイッチ21か
らの信号に基づく判定結果から摩擦クラッチ10が結合
していれば、又低速スイッチ20からの信号に基づく判
定結果から強制的に4輪駆動状態にされる低速位置Lな
ら、4WDランプ16をONして4輪駆動状態を表示
し、それ以外で4WDランプ16をOFFする。
ップ31において各種の初期設定を行い、ステップ32
でクラッチ圧スイッチ21からの信号、高速スイッチ1
9からの信号、低速スイッチ20からの信号を夫々読み
込む。次のステップ33ではクラッチ圧スイッチ21か
らの信号に基づく判定結果から摩擦クラッチ10が結合
していれば、又低速スイッチ20からの信号に基づく判
定結果から強制的に4輪駆動状態にされる低速位置Lな
ら、4WDランプ16をONして4輪駆動状態を表示
し、それ以外で4WDランプ16をOFFする。
【0021】ステップ34では4WDスイッチ18から
の信号を読み込み、次のステップ35でこの4WDスイ
ッチ指令に対し摩擦クラッチ10の結合、解放(クラッ
チ圧スイッチ21の信号)が一致しているか否かをチェ
ックする。不一致の時はステップ36で、モーター装置
15のON,OFF切り換えにより摩擦クラッチ10を
結合、または解放状態に切り換えて4WDスイッチ18
を介した運転者からの指令にマッチするよう4輪駆動状
態または2輪駆動状態に切り換える。但し、低速位置L
では前記したように、摩擦クラッチ10に関係なく4輪
駆動状態となるため、摩擦クラッチ10を4WDスイッ
チ18からの指令に関係なく解放するものとする。
の信号を読み込み、次のステップ35でこの4WDスイ
ッチ指令に対し摩擦クラッチ10の結合、解放(クラッ
チ圧スイッチ21の信号)が一致しているか否かをチェ
ックする。不一致の時はステップ36で、モーター装置
15のON,OFF切り換えにより摩擦クラッチ10を
結合、または解放状態に切り換えて4WDスイッチ18
を介した運転者からの指令にマッチするよう4輪駆動状
態または2輪駆動状態に切り換える。但し、低速位置L
では前記したように、摩擦クラッチ10に関係なく4輪
駆動状態となるため、摩擦クラッチ10を4WDスイッ
チ18からの指令に関係なく解放するものとする。
【0022】ステップ35で4WDスイッチ18による
運転者からの指令にマッチした駆動状態が達成されてい
ると判別する間に、ステップ37において各高低速切り
換えサブルーチンを実行する。この高低速切り換えサブ
ルーチンのうち、本発明に関係する高速位置Hから低速
位置Lへの切り換え時におけるサブルーチンを示すと図
2(b)の如くになる。即ち、ステップ41で低速スイ
ッチ20がONされた低速選択中と判別する時は、制御
をそのまま終了してステップ36での4輪駆動制御にま
かせるが、低速位置Lから高速位置Hへの切り換え時
は、低速スイッチ20のOFFを受けて選択されるステ
ップ42で、モーター装置15のONにより摩擦クラッ
チ10に作動油圧を供給してこれを一時結合する。かか
る摩擦クラッチ10の一時結合はステップ43で高速ス
イッチ19がONになったと判別する迄、つまりカップ
リングスリーブ9Cが高速位置Hとなる当該切り換えの
終了まで継続する。
運転者からの指令にマッチした駆動状態が達成されてい
ると判別する間に、ステップ37において各高低速切り
換えサブルーチンを実行する。この高低速切り換えサブ
ルーチンのうち、本発明に関係する高速位置Hから低速
位置Lへの切り換え時におけるサブルーチンを示すと図
2(b)の如くになる。即ち、ステップ41で低速スイ
ッチ20がONされた低速選択中と判別する時は、制御
をそのまま終了してステップ36での4輪駆動制御にま
かせるが、低速位置Lから高速位置Hへの切り換え時
は、低速スイッチ20のOFFを受けて選択されるステ
ップ42で、モーター装置15のONにより摩擦クラッ
チ10に作動油圧を供給してこれを一時結合する。かか
る摩擦クラッチ10の一時結合はステップ43で高速ス
イッチ19がONになったと判別する迄、つまりカップ
リングスリーブ9Cが高速位置Hとなる当該切り換えの
終了まで継続する。
【0023】かかる摩擦クラッチ10の一時結合によ
り、低速位置Lから高速位置Hへの変速操作中、4WD
スイッチ18からのスイッチ指令に関係なく、それまで
の低速位置の時と同じ4輪駆動状態が維持されることと
なり、変速操作中に4輪駆動状態から2輪駆動状態へ切
り換わって運転者を戸惑わせるようなことを無くすこと
ができる。
り、低速位置Lから高速位置Hへの変速操作中、4WD
スイッチ18からのスイッチ指令に関係なく、それまで
の低速位置の時と同じ4輪駆動状態が維持されることと
なり、変速操作中に4輪駆動状態から2輪駆動状態へ切
り換わって運転者を戸惑わせるようなことを無くすこと
ができる。
【0024】変速操作の終了後は、ステップ44で4W
Dスイッチ18がONか否かをチェックし、その結果に
したがって、ONならそのまま制御を終了することによ
り要求通りに摩擦クラッチ10を引続き結合して4輪駆
動状態を継続させ、OFFならステップ45でモーター
装置15のOFFにより摩擦クラッチ10への油圧を消
失させてこのクラッチ10を解放することにより要求通
り2輪駆動状態への切り換えを実行する。
Dスイッチ18がONか否かをチェックし、その結果に
したがって、ONならそのまま制御を終了することによ
り要求通りに摩擦クラッチ10を引続き結合して4輪駆
動状態を継続させ、OFFならステップ45でモーター
装置15のOFFにより摩擦クラッチ10への油圧を消
失させてこのクラッチ10を解放することにより要求通
り2輪駆動状態への切り換えを実行する。
【0025】
【発明の効果】かくして本発明のトランスファ装置は請
求項1に記載の如く、副変速機の低速位置から高速位置
への切り換え時、運転者からのスイッチ指令が2輪駆動
を示していても当該切り換えの操作中は、摩擦クラッチ
を結合してそれまでの低速選択時と同じ4輪駆動状態を
維持する構成にしたから、当該切り換え操作中に4輪駆
動から2輪駆動に切り換わって運転者を戸惑わせるよう
なことをなくすことができる。
求項1に記載の如く、副変速機の低速位置から高速位置
への切り換え時、運転者からのスイッチ指令が2輪駆動
を示していても当該切り換えの操作中は、摩擦クラッチ
を結合してそれまでの低速選択時と同じ4輪駆動状態を
維持する構成にしたから、当該切り換え操作中に4輪駆
動から2輪駆動に切り換わって運転者を戸惑わせるよう
なことをなくすことができる。
【図1】本発明車両用トランスファ装置の一実施例を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図2】同例のコントローラが実行する2輪−4輪駆動
切り換え制御のプログラムを示すフローチャートであ
る。
切り換え制御のプログラムを示すフローチャートであ
る。
1 トランスファケース 2 入力軸 3 主出力軸 4 副出力軸 5 主変速機出力軸 6 副変速機 7 2輪−4輪駆動切り換え機構 8 単純遊星歯車組 9 高低速切り換え機構 10 摩擦クラッチ 11 スプロケット 12 チェーン 13 スプロケット 14 クラッチギヤ 15 油圧発生用モーター装置 16 4WDランプ 17 コントローラ(L→H変速用4輪駆動保持手段) 18 4WDスイッチ 19 高速スイッチ 20 低速スイッチ 21 クラッチ圧スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力軸への動力を高低速切り換えして主
出力軸へ伝える副変速機と、副出力軸を適宜主出力軸に
駆動結合する摩擦クラッチを主要素としてこの摩擦クラ
ッチを運転者からのスイッチ指令に応じ適宜結合する2
輪−4輪駆動切り換え機構とを具え、副変速機の低速位
置では強制的に4輪駆動状態となる車両のトランスファ
装置において、前記副変速機の低速位置から高速位置へ
の切り換え時、この切り換えが終了する迄の間、前記ス
イッチ指令が2輪駆動を示していても、前記摩擦クラッ
チを結合して4輪駆動状態を保持するL→H変速用4輪
駆動保持手段を設けて構成したことを特徴とする車両の
トランスファ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04017824A JP3124606B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 車両のトランスファ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04017824A JP3124606B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 車両のトランスファ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05213087A true JPH05213087A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3124606B2 JP3124606B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=11954477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04017824A Expired - Fee Related JP3124606B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 車両のトランスファ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3124606B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP04017824A patent/JP3124606B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3124606B2 (ja) | 2001-01-15 |
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Legal Events
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071027 Year of fee payment: 7 |
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Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027 |
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Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027 |
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