JPH05224348A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

Info

Publication number
JPH05224348A
JPH05224348A JP2385392A JP2385392A JPH05224348A JP H05224348 A JPH05224348 A JP H05224348A JP 2385392 A JP2385392 A JP 2385392A JP 2385392 A JP2385392 A JP 2385392A JP H05224348 A JPH05224348 A JP H05224348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
silver halide
layer
sensitive material
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2385392A
Other languages
English (en)
Inventor
Mariko Kato
真理子 加藤
Hirohide Ito
博英 伊藤
Takeshi Sanpei
武司 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2385392A priority Critical patent/JPH05224348A/ja
Publication of JPH05224348A publication Critical patent/JPH05224348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン
化銀乳剤層を設けたハロゲン化銀写真感光材料におい
て、上記ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層に含まれ
るハロゲン化銀は50モル%以上90モル%以下の塩化銀を
含有する塩臭化銀もしくは塩沃臭化銀であり、かつ支持
体に対し感光性ハロゲン化銀乳剤層を含まない側に1層
の導電性層を塗設してなり、かつ支持体に対し該乳剤層
を含まない側の最外層の表面スムースター値が100mmgHg
以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
により達成。 【効果】 帯電防止能に優れ、しかもスキャナードラム
回転中にも外れることのないスキャナー適性を有するハ
ロゲン化銀写真感光材料の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電防止能に優れるハ
ロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくはスキャナー用
としての適性を有する印刷製版フィルムに関する。
【0002】
【発明の背景】一般にプラスチックフィルム支持体は、
帯電性が強く、これが使用上多くの制約を与えている例
は多い。例えばハロゲン化銀写真感光材料においてはポ
リエチレンテレフタレートのような支持体が一般に使用
されるが、特に冬季の如き低湿度において帯電し易い。
最近のように高感度写真乳剤を高速度で塗布したり、高
感度の感光材料を自動プリンターを通して露光処理をす
る場合、特に帯電防止対策が重要である。
【0003】感光材料が帯電すると、その放電によりス
タチックマークがでたり、またはゴミ等の異物を付着
し、これによりピンホールを発生させたりして著しく品
質を劣化し、その修正のため非常に作業性をおとしてし
まう。このため、一般に感光材料では帯電防止剤が使用
され、最近では、含フッ素界面活性剤、カチオン界面活
性剤、両性界面活性剤、ポリエチレンオキサイド基を含
有する界面活性剤ないし高分子化合物、スルホン酸又は
リン酸基を分子内に有するポリマー等が用いられてい
る。
【0004】特にフッ素系界面活性剤による帯電列調
整、あるいは導電性ポリマーによる導電性向上が多く使
用されてきており、例えば特開昭49-91165号および同49
-121523号にはポリマー主鎖中に解離基を有するイオン
型ポリマーを適用する例が開示されている。
【0005】しかしながら、これらの従来技術では、現
像処理により、帯電防止能が大幅に劣化してしまう。こ
れはアルカリを用いる現像工程、酸性の定着工程、水洗
等の工程を経ることにより帯電防止能が失われるものと
思われる。したがって印刷感光材料等のように、処理済
みフィルムをさらに用いてプリントするような場合に、
ゴミの付着によるピンホール発生等の問題を生ずる。こ
のため例えば特開昭55ー84658号、同61ー174542号ではカ
ルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマー、カルボキ
シル基を有する疎水性ポリマー及び多官能アジリジンか
らなる帯電防止層あるいは酸化スズ等の導電性金属酸化
物が提案されている。これらの導電性層は通常、乳剤層
と支持体に対し反対側のバッキング層側に設けられる。
【0006】一方、カラースキャナーはカラー原稿の色
分解と網点分解の両方を行ない、レーザー光にて感光材
料に焼き付けを行う装置であって、例えばヘルグラフイ
ックス社製クロマグラフR3020のようなドットゼネレー
タータイプのカラースキャナーが用いられている。この
ようなカラースキャナーは、乳剤面を外側にして巻いた
印刷製版用ロールフィルムを回転ドラムに巻き付けて、
ドラムを回転させながらレーザー光にて焼き付ける方法
が一般に用いられるが、省力化の目的で、カセットに入
った感光材料をスキャナーにセットするだけで、ドラム
への巻きつけ、露光、感光材料排出または、自動現像機
への挿入を自動的に行なう、いわゆる自動搬送タイプの
スキャナーが広く普及するようになった。この場合、ロ
ールフィルムをドラムに巻き付けるには乳剤面をローラ
ーでこすりながらバッキング層面をバキユームして巻き
付ける。
【0007】ところが、感光材料にゴミが付着した状態
でドラムに巻きつけ、回転させるとドラムから外れてし
まう場合が生じ作業に支障を表す。このため導電性層を
設けることが必須である。しかし帯電防止された感光材
料をまきつけ回転させた場合にも帯電しにくいためドラ
ムから外れてしまうことがある。
【0008】
【発明の目的】上記のような問題に対し、本発明の目的
はスキャナー用としての適性を有し、帯電防止能に優
れ、しかもスキャナードラム回転中にも外れることのな
いハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なく
とも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を設けたハロゲン
化銀写真感光材料において、上記ハロゲン化銀乳剤層の
少なくとも1層に含まれるハロゲン化銀は50モル%以上
90モル%以下の塩化銀を含有する塩臭化銀もしくは塩沃
臭化銀であり、かつ支持体に対し感光性ハロゲン化銀乳
剤層を含まない側に1層の導電性層を塗設してなり、か
つ支持体に対し該乳剤層を含まない側の最外層の表面ス
ムースター値が100mmHg以下であることを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料により達成される。
【0010】以下、本発明について具体的に説明する。
【0011】本発明において支持体上に少なくとも一層
の導電性層が設けられる。導電性層を形成する代表的方
法としては、水溶性導電性ポリマー、疎水性ポリマー粒
子、硬化剤を用いて形成する方法と金属酸化物を用いて
形成する方法がある。好ましくは水溶性導電性ポリマ
ー、疎水性ポリマー粒子、硬化剤を用いて形成する方法
である。
【0012】上記、水溶性導電性ポリマーについては、
スルホン酸基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、
3級アンモニウム塩、カルボキシル基から選ばれる少な
くとも1つの導電性基を有するポリマーが挙げられる。
導電性基はポリマー1分子当たり5重量%以上を必要と
する。水溶性の導電性ポリマー中には、ヒドロキシ基、
アミノ基、エポキシ基、アジリジン基、活性メチレン
基、スルフィン酸基、アルデヒド基、ビニルスルホン基
を含んでいてもよい。ポリマーの数分子量は、3000〜10
0000であり、好ましくは3500〜50000である。
【0013】以下、本発明に用いられる水溶性導電性ポ
リマーの化合物の代表的具体例を挙げるがこれに限定さ
れるものではない。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】さらに他の具体例としては、特願平2-2269
71号第35頁〜第40頁に記載されている化合物A−1〜A
−21の中の上記の代表的具体例以外のものがある。
【0017】本発明の導電層中に含有させる疎水性ポリ
マー粒子は、実質的に水に溶解しない所謂ラテックスで
構成されている。この疎水性ポリマーは、スチレン、ス
チレン誘導体、アルキルアクリレート、アルキルメタク
リレート、オレフィン誘導体、ハロゲン化エチレン誘導
体、ビニルエステル誘導体、アクリルニトリル等の中か
ら任意の組み合わせで選ばれるモノマーを重合して得ら
れる。特にスチレン誘導体、アルキルアクリレート、ア
ルキルメタクリレートが少なくとも30モル%含有されて
いるのが好ましい。特に50モル%以上が好ましい。
【0018】本発明のラテックスに含有させるアミド基
を有するモノマーとしては、下記一般式〔A〕で表され
るものが好ましい。
【0019】
【化3】
【0020】〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜4の低
級アルキル基を表す。Lは2価の基、aは0又は1を表
す。R1,R2は各々水素原子、炭素数1〜6の低級アル
キル基を表す。〕本発明のモノマーの具体例を挙げる。
【0021】
【化4】
【0022】本発明の疎水性ポリマーの代表的具体例を
挙げる。
【0023】本発明の疎水性ポリマーラテックスにポリ
アルキレンオキシド鎖を導入する方法としては、ポリア
ルキレンオキシド鎖を有するモノマーを共重合させるこ
とによる方法が好ましい。
【0024】モノマーとしては下記一般式〔M〕で表さ
れるものが好ましい。
【0025】
【化5】
【0026】次にこれらモノマーの代表的具体例を挙げ
る。
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】疎水性ポリマーをラテックス状にするには
乳化重合をする、固体状のポリマーを低沸点溶媒に溶か
して微分散後、溶媒を溜去するという2つの方法がある
が、粒径が細かくしかもそろったものができるという点
で乳化重合することが好ましい。
【0030】疎水性ポリマーの数分子量は3000以上であ
れば良く、分子量による透明性の差はほとんどない。
【0031】以下に本発明のラテックスの代表的具体例
を挙げる。
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】さらに他の具体例としては特願平2-226971
号第49頁〜第55頁記載の化合物B−1〜B−26の中の上
記代表的具体例以外のものがある。
【0035】本発明のエポキシ化合物としては、ヒドロ
キシ基はエーテル縮合を含有するものが好ましい。
【0036】本発明のエポキシ化合物の代表的具体例を
挙げる。
【0037】
【化10】
【0038】
【化11】
【0039】さらに他の具体例としては特願平2-226971
号第55頁〜第57頁記載の化合物E−1〜E−9の中の上
記代表的具体例以外のものがある。
【0040】帯電防止層に含まれる疎水性ポリマーラテ
ックスの添加量は、好ましくは10mg/m2〜1000mg/m2
特に好ましくは100mg/m2〜500mg/m2、水溶性導電性ポリ
マーの添加量は、好ましくは50mg/m2〜2000mg/m2、特に
好ましくは100mg/m2〜1000mg/m2、エポキシ系化合物の
添加量は、好ましくは10mg/m2〜500mg/m2、特に好まし
くは50mg/m2〜300mg/m2である。
【0041】帯電防止層には分散剤を用いることがで
き、かかる分散剤としてはノニオン活性剤が用いられ、
ポリアルキレンオキサイド化合物が好ましく用いられ
る。
【0042】本発明において用いられるポリアルキレン
オキサイド化合物とは、分子中に少なくとも2以上、多
くとも500以下のポリアルキレンオキサイド鎖を含む化
合物をいい、例えばポリアルキレンオキサイドと脂肪族
アルコール、フェノール類、脂肪酸、脂肪族メルカプタ
ン、有機アミンなどの活性水素原子を有する化合物との
縮合反応により、またはポリプロピレングリコール、ポ
リオキシテトラメチレン重合体などのポリオールに脂肪
族メルカプタン、有機アミン、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイドなどを縮合させて合成することがで
きる。
【0043】上記ポリアルキレンオキサイド化合物は、
分子中のポリアルキレンオキサイド鎖は1個ではなく2
ケ所以上に分割されたブロック共重合体であってもよ
い。
【0044】この際、ポリアルキレンオキサイドの合計
重合度は3以上で100以下が好ましい。
【0045】本発明において任意に用いられる上記ポリ
アルキレンオキサイド化合物の代表的具体例を以下に示
す。
【0046】〔例示化合物〕
【0047】
【化12】
【0048】次に金属酸化物を用いて導電性層を形成す
る方法を説明する。
【0049】金属酸化物として好ましいのは、結晶性の
金属酸化物粒子であるが、酸素欠陥を含むもの及び用い
られる金属酸化物に対してドナーを形成する異種原子を
少量含むもの等は一般的に言って導電性が高いので特に
好ましく、特に後者の用いられる金属酸化物に対してド
ナーを形成する異種原子を少量含むものは、ハロゲン化
銀乳剤にカブリを与えないので特に好ましい。
【0050】金属酸化物の例としては、ZnO2、TiO2、Sn
O2、Al2O3、In2O3、SiO2、MgO、BaO、M0O3、V2O5等或
はこれらの複合酸化物が好ましく、特にZnO2、TiO2、Sn
O2が好ましい。
【0051】異種原子を含む例としては例えばSnO2に対
してSb等の添加あるいはTiO2に対してはNb、Ta等の添加
が効果的である。これら異種原子の添加量は0.01〜30モ
ル%の範囲が好ましいが、0.1〜10モル%の範囲であれ
ば特に好ましい。
【0052】本発明に用いられる金属酸化物の粒子は、
導電性を有するものであり、その体積抵抗率は107Ωcm
以下、特に105Ωcm以下であることが好ましい。
【0053】この酸化物については特開昭56-143431
号、同56-120519号、同58-62647号に記載されている。
【0054】金属酸化物の粒子はバインダー中に分散又
は溶解させて用いられる。使用できるバインダーはフィ
ルム形成能を有するものであれば特に限定されない。
【0055】特にゼラチン(石灰処理ゼラチン、酸処理
ゼラチン、酸素分解ゼラチン、フタル化ゼラチン、アセ
チル化ゼラチン等)、アセチルセルロース、ジアセチル
セルロース、トリアセチルセルロース、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸ブチル、ポリ
アクリルアミド、デキストランが好ましい。
【0056】金属酸化物をより効果的に使用して導電性
層の抵抗を下げるために、導電性層中における金属酸化
物の体積含有率は高い方が好ましいが、層としての強度
を十分に持たせるために最低5%程度のバイダーが必要
であるので、金属酸化物の体積百分率は5〜95%の範囲
が好ましい。
【0057】金属酸化物の使用量は0.05〜10g/m2が好ま
しく、より好ましくは0.01〜5g/m2である。これにより
帯電防止性が得られる。
【0058】本発明において、導電性層は、透明支持体
の感光性乳剤面側に設けられてもよいし、あるいは感光
性乳剤面に対し透明支持体の反対側、いわゆる背面に設
けられてもよい。
【0059】かかる導電性層は、透明支持体上に塗布に
よって形成される。
【0060】透明支持体は写真用のもの全てが使える
が、好ましくは可視光を90%以上透過するように作られ
たポリエチレンテレフタレート又はセルローストリアセ
テートである。さらに好ましくは寸法安定性の面からポ
リエチレンテレンテレフタレートである。
【0061】これらの透明支持体は、当業者に良く知ら
れた方法で作成されるものであるが、場合によっては光
透過を実質的に阻害しないように染料を若干添加して青
味付けしたりしても良い。
【0062】支持体は、コロナ放電処理をした後ラテッ
クスポリマーを含有する下引層が塗設されていてもよ
い。コロナ放電処理は、エネルギー値として1mW〜1kw
/m2minが特に好ましく適用される。又特に好ましくは、
ラテックス下引層塗布後導電性層を塗設する前にコロナ
放電処理を再度行うとよい。
【0063】本発明においてはフッ素を含有する界面活
性剤を用いることが好ましい。
【0064】本発明に用いられるフッ素を含有する界面
活性剤として下記一般式〔Fa〕、〔Fb〕、〔Fc〕、
〔Fd〕又は〔Fe〕で表すことができる。
【0065】
【化13】
【0066】〔式中、R1,R2,R4,R5及びR6は、それ
ぞれ炭素原子数1〜32の直鎖又は分岐状のアルキル基
で、例えばメチル基、エチル基、ブチル基、イソブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ドデシル基、オクタデシル基等を表すが環状
をなすアルキル基でもよく、R1,R2の少なくとも1つ
の基及びR4,R5、R6の少なくとも1つの基は、少な
くとも1つのフッ素原子で置換されている。又R1,R2,
4,R5及びR6は、それぞれアリール基、例えばフェニ
ル基、ナフチル基等を表し、これらのアリール基は
1,R2のうち少なくとも1つの基及びR4,R5,R6
のうち少なくとも1つの基が、少なくとも1つのフッ素
原子で置換された基で置換されている。
【0067】更にR3及びR7はカルボキシラト基、スル
ホナト基又はリン酸基等の酸基を表わす。〕
【0068】
【化14】
【0069】〔式中、R8は炭素原子数1〜32のアルキ
ル基で、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ヘキ
シル基、ノニル基、ドデシル基、ヘキサデシル基等を表
すが、これらの基は少なくとも1つのフッ素原子で置換
されている。nは1〜3の整数を表し、n1は0〜4の整
数を表す。〕
【0070】
【化15】
【0071】〔式中、R9は炭素原子数1〜32の飽和、
不飽和の直鎖又は分岐状のアルキル基を表し、例えば飽
和アルキル基としては、メチル基、エチル基、ブチル
基、イソブチル基、ヘキシル基、ドデシル基、オクタデ
シル基等を表し、不飽和アルキル基としては例えばアリ
ル基、ブデニル基、オクテニル基等を表す。そしてこれ
らの飽和、不飽和のアルキル基は少なくとも1つのフッ
素原子で置換されている。n2及びn3は1〜3の整数を示
す。又n4は0〜6の整数を表す。〕
【0072】
【化16】
【0073】〔式中、Yは硫黄原子、セレン原子、酸素
原子,窒素原子又は−N(R11)−基(ここでR11は水
素原子又は炭素原子数1〜3のアルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基を表わす) を表し、R10は、前記一般式
〔Fc〕におけるR8で表される基と同義の基又は少な
くとも1つのフッ素原子で置換されたアリール基(例え
ばフェニル基、ナフチル基等) を表わす。又Zは、5員
又は6員ヘテロ環を形成するのに必要な原子群を表し、
これらの例としては、チアゾール環、セレナゾール環、
オキサゾール環、イミダゾール環、ピラゾール環、トリ
アゾール環、テトラゾール環、ピリミジン環、トリアジ
ン環等を挙げることができる。
【0074】上記のヘテロ環には更にアルキル基、アリ
ール基等の置換基を有してもよく、又これらの置換基に
はフッ素原子が置換されてもよい。
【0075】次に上記一般式〔Fa〕〜〔Fe〕で表され
るフッ素を含有する界面活性剤の具体例を示すが、本発
明に用いることのできる化合物はこれらに限定されるも
のではない。
【0076】本発明に用いられるR10がフッ素原子を含
まないとき、n5は0〜2の整数を表しn6は0〜2の整
数を表す。フッ素原子を有する界面活性剤の最外層への
添加量は、好ましくは1〜200mg/m2であり、より好ま
しくは3〜100mg/m2である。
【0077】(例示化合物)
【0078】
【化17】
【0079】
【化18】
【0080】
【化19】
【0081】本発明に用いられるフッ素を含有する界面
活性剤は、0.02〜800mg/m2、好ましくは0.05〜300m
g/m2含有させる。
【0082】また本発明のフッ素を含有する界面活性剤
は感光材料の最外層に添加するのが好ましい。
【0083】次に本発明において、最外層の表面スムー
スター値を調整するためにマット剤が用いられる。
【0084】本発明においては乳剤層を含まない側の表
面スムースター値を100mmHg以下とする。好ましくは10
〜80mmHgである。10mmHgより小さい場合はフィルムどう
しがくっついてしまったり取り扱いの際支障がある。こ
のため、好ましくは平均粒径1〜10μmでマット剤を5
〜400mg/m2、特に好ましくは5〜100mg/m2添加しスムー
スター値を調整する。
【0085】本発明において用いられるマット剤として
は、例えばスイス特許330,158号に記載のシリカ、仏国
特許1,296,995号に記載のガラス粉、英国特許1,173,181
号に記載のアルカリ土類金属又はカドミウム、亜鉛など
の炭酸塩などの無機物粒子;米国特許2,322,037号に記
載の澱粉、ベルギー特許625,451号或いは英国特許981,1
98号に記載された澱粉誘導体、特公昭44‐3643号に記載
のポリビニルアルコール、スイス特許330,158号に記載
されたポリスチレン或いはポリメチルメタアクリレー
ト、米国特許3,079,257号に記載のポリアクリロニトリ
ル、米国特許3,022,169号に記載のポリカーボネートの
ような有機物粒子を含むことができる。
【0086】これらマット剤はそれぞれ単独で用いても
よく、併用してもよい。マット剤の形状は定形でも不定
形でもよいが好ましくは定形である。定形のマット剤と
しては球形が好ましいが、他の形例えば平板状、立方形
であってもよい。マット剤の大きさはマット剤の体積を
球形に換算したときの直径で表される。本発明において
マット粒径とはこの球形換算した直径の事を指すものと
する。
【0087】マット剤が最外層に含有されるとは、マッ
ト剤のうち少なくとも1部が最外層に含まれていればよ
く、マット剤の1部が最外層より下層の層にまで達して
いてもよい。
【0088】またマット剤の基本的機能を果たすため、
マット剤の一部は表面に露出していることが望ましい。
また表面に露出しているマット剤は添加したマット剤の
一部でもよく、総てでも良い。マット剤の添加方法は、
あらかじめ塗布液中に分散させて塗布する方法であって
もよいし、塗布液を塗布した後、乾燥が終了する以前に
マット剤を噴霧する等の方法を用いてもよい。また複数
種の異なるマット剤を添加する場合、両方の方法を併用
してもよい。
【0089】本発明において用いられるスムースターの
値は東英電子工業〔株〕製SM−6Bにより測定したも
のである。
【0090】本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳
剤には、ハロゲン化銀として、50〜90モル%、好ましく
は60〜90モル%の塩化銀を含有する塩臭化銀もしくは塩
沃臭化銀が使用される。使用する乳剤は単分散乳剤であ
ることが好ましい。
【0091】乳剤中のハロゲン化銀粒子の粒径は3μm
以下が好ましく特に0.1μm〜1.0μmが好ましい。
【0092】本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒
子は、粒子を形成する過程で第8族に属する化合物例え
ば水溶性ロジウム塩及び/又は水溶性イリジウム塩を添
加し、粒子内部に及び/又は粒子表面に包含させること
ができる。
【0093】本発明の感光材料は特開平1-274131号第38
頁〜第46頁記載のようなハロゲン化銀感光材料を使用す
ることができる。その他必要に応じて写真業界公知の各
種技術を使用することができる。
【0094】本発明における化学熟成には硫黄増感が好
ましいが、硫黄増感と併用して金増感、還元増感、セレ
ン増感等他の増感法を併用してもよい。特に好ましいの
は金増感の併用である。
【0095】本発明の感光材料には、更に目的に応じて
種々の添加剤を用いることができる。これらの添加剤
は、より詳しくは、リサーチディスクロージャー第176
巻Item17643(1978年12月)及び同187巻Item18716(19
79年11月)に記載されており、その該当個所を以下にま
とめて示した。
【0096】 添 加 剤 種 類 RD17643 RD18716 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 2.感度上昇剤 同上 3.分光増感剤、強色増感剤 23〜24頁 648頁右欄〜649頁右欄 4.増白剤 24頁 5.かぶり防止剤及び安定剤 24〜25頁 649頁右欄 6.光吸収剤、フィルター 25〜26頁 649右欄〜650左欄 染料、紫外線吸収剤 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 8.色素画像安定剤 25頁 9.硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 10.バインダー 26頁 同上 11.可塑剤・潤滑剤 27頁 650右欄 12.塗布助剤・表面活性剤 26〜27頁 同上 13.スタチック防止剤 27頁 同上 本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の写真処理は、
当業界公知の各種技術を用いることができる。
【0097】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証す
る。
【0098】(帯電防止層の塗布) (P) ポリマー帯電防止層の塗布(A−1〜A−5) 特開昭59-19941号実施例1記載と同様にポリエチレンテ
レフタレートの両面下引塗布を行い、その片面に、下記
組成の帯電防止層A−1〜A−5を塗布した(表1)。
【0099】 水溶性導電性ポリマー(P) 2.5g/m2 疎水性ラテックス(L) 1.7g/m2 硫酸アンモニウム 20mg/m2 硬化剤(E) 100mg/m2 ポリエチレングリコール 5mg/m2 (M)金属酸化物帯電防止層 ポリマー帯電防止層と同様にして下記組成の金属酸化物
帯電防止層Mを塗布した。
【0100】 ゼラチン 0.2g/m2 スチレン-マレイン酸共重合体 50mg/m2 ポリエチレングリコール 2mg/m2 酸化スズ 0.2mg/m2 硬化剤グリオキザール 10m
g/m
【0101】
【表1】
【0102】(ハロゲン化銀乳剤Aの調製)同時混合法
を用いて塩沃臭化銀乳剤(銀1モル当たり塩化銀62モル
%沃化銀0.5モル%)を調製した。この混合時にヘキサ
ブロムロジウム酸カリウム塩を銀1モル当たり1×10-8
モルとヘキサクロロイリジウム酸カリウムを銀1モル当
たり8×10-7モルを添加した。尚ヘキサブロムロジウム
酸カリウム塩とヘキサクロロイリジウム酸カリウム塩
は、最終到達平均粒径の5%が形成された後から最終到
達平均粒径に至るまで添加した。特開平3-45946号(4)頁
左上欄に記載された例示変成ゼラチンG-8を添加した。そ
の後酢酸でpH4.3にして脱塩水洗し、ゼラチンを加えて
溶解した。その際、下記の化合物〔A〕、〔B〕、〔C〕
の混合物を加えた。得られた乳剤は、平均粒径0.25μmの
立方体単分散粒子(変動係数10%)からなる乳剤であっ
た。
【0103】(乳剤層塗布液の調製)この乳剤にクエン
酸と臭化カリウムを加えた後、塩化金酸とチオ硫酸ナト
リウム5水塩を加えて60℃で熟成することで最高感度に
した後、下記増感色素D−3とD−4を銀1モル当りそ
れぞれ2×10-4モル添加して、さらに銀1モル当り1-フェ
ニル-5-メルカプトテトラゾールを50mgと4-ヒドロキシ-6-
メチル-1,3,3a,7-テトラザインデンを1g添加して熟成
を停止させた。この乳剤にハイドロキノンを4g、5-ニ
トロインダゾール250mg臭化カリウムを2g、下記構造の
ポリマーラテックスPL−1を10g、スチレン−マレイ
ン酸重合体を2g、1Nの水酸化ナトリウム溶液及び添
加助剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ソーダと硬膜
剤として2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシアジンのナトリウ
ム塩を添加した。
【0104】(乳剤保護膜層塗布液の調製)1m2当た
り、ゼラチン1.1gを含む水溶液に1-フェニル-4-ヒドロ
キシメチル-3-ピラゾリドンを5.5mg、平均粒径3μmの
単分散シリカ25mg、塗布助剤として1-デシル-2-(3-イソ
ペンチル)サクシネート-2-スルホン酸ソーダ水溶液と下
記構造の界面活性剤S−1及びクエン酸を添加し、撹拌
し、更に硬膜剤としてホルマリンを添加した。
【0105】(バッキング層塗布液の調製)1m2当た
り、ゼラチン2.0gを含む水溶液に、後記水溶性染料化合
物B−1を100mg、同B−2を25mg、同B−3を100mg、
ポリマーラテックスPL−1を350mg、スチレン-マレイ
ン酸重合体を60mg、塗布助剤としてドデシルベンゼンス
ルホンソーダ、グリオキザール、及びE−8を55mg添加
し撹拌した。
【0106】(バッキング層保護膜層塗布液の調製)1
m2当たり、ゼラチン1.0gを含む水溶液に、1-デシル-2-
(3-イソペンチル)サクシネート-2-スルホン酸ソーダ12m
g、表2のマット剤の分散物を添加し撹拌し、更に硬膜
剤としてグリオキザール及び2,4-ジクロロ-6-ヒドロキ
シアジンのナトリウム塩を添加した。
【0107】(試料の作成)上記帯電防止層を有する支
持体及び比較として帯電防止層のない支持体を用いて、
支持体上の片側に15W/(m2・min)のエネルギーでコロナ放
電した後、以上のようにして調製したバッキング層塗布
液及びバッキング層保護膜層塗布液を塗布した。また支
持体上の片側に15W/(m2・min)のエネルギーでコロナ放電
した後、乳剤層及び乳剤保護膜層を塗布した。尚乳剤層
は銀量4.0mg/m2、ゼラチン量1.7mg/m2になるように塗
布、乾燥した。
【0108】
【化20】
【0109】
【化21】
【0110】〈処理条件〉処理条件は以下の通りであ
る。
【0111】 〔現像液処方〕 (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55% W/V水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5-メチルベンゾトリアゾール 200ml 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.5にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 5-ニトロインダゾール 110mg 1-フェニル-3-ピラゾリドン 500mg 現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1lに仕上げて用いた。
【0112】 〔定着液処方〕 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5% W/V水溶液) 230ml 亜硫酸ナトリウム 9.5g 酢酸ナトリウム・3水塩 15.9g 硼酸 6.7g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酢酸(90%W/W 水溶液) 8.1ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50% W/W水溶液) 5.8g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1% W/W水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1lに仕上げて用いた。この定着液のpHは約
4.3であった。
【0113】〔現像処理条件〕 工程 温度 時間 現像 34℃ 15秒 定着 34℃ 15秒 水洗 常温 10秒 乾燥 40℃ 10秒 各工程時間は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も含
む。
【0114】結果を表2に示す。
【0115】スムースター値は生フィルムを23℃48%2
時間調湿した後、同じ環境で前記東亜電子工業(株)製S
M−6Bにより測定した。
【0116】表面比抵抗の測定は、現像済の試料の帯電
防止層の設けてある側を川口電機製超絶縁計R−503
を使用して行なった。
【0117】巻きつき実験はフィルムを机の上に置きゴ
ミを付着させた後1度振ってゴミをおとした状態でスキ
ャナーSG747(DS製)のカセットにフィルムをセ
ットする。1回当り5分間回転させそれを50回行なっ
た。
【0118】巻きつき不良あるいはドラム回転中に感材
がういたりはずれたりした場合の回数を示した。
【0119】結果を表2に示した。
【0120】
【表2】
【0121】表2から明らかなように帯電防止層を設け
スムースター値が100mmHg以下の試料3〜11は巻き付き
不良やドラム回転中に感材がういたりはずれたりしない
ことがわかる。
【0122】
【発明の効果】帯電防止能に優れ、しかもスキャナード
ラム回転中にも外れることのないスキャナー適性を有す
るハロゲン化銀写真感光材料を提供することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層を設けたハロゲン化銀写真感光材料にお
    いて、上記ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層に含ま
    れるハロゲン化銀は50モル%以上90モル%以下の塩化銀
    を含有する塩臭化銀もしくは塩沃臭化銀であり、かつ支
    持体に対し感光性ハロゲン化銀乳剤層を含まない側に1
    層の導電性層を塗設してなり、かつ支持体に対し該乳剤
    層を含まない側の最外層の表面スムースター値が100mmH
    g以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。
JP2385392A 1992-02-10 1992-02-10 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH05224348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2385392A JPH05224348A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 ハロゲン化銀写真感光材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2385392A JPH05224348A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 ハロゲン化銀写真感光材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05224348A true JPH05224348A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12121988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2385392A Pending JPH05224348A (ja) 1992-02-10 1992-02-10 ハロゲン化銀写真感光材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05224348A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167389A (ja) * 2007-12-19 2009-07-30 Lion Corp ハイパーブランチポリマーおよびその誘導体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167389A (ja) * 2007-12-19 2009-07-30 Lion Corp ハイパーブランチポリマーおよびその誘導体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2965719B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0324657B2 (ja)
JPH05224348A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US5084339A (en) Plastic film with transparent support and antistatic layer
JP2719649B2 (ja) 超迅速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料
JP2829635B2 (ja) 帯電防止処理をしたハロゲン化銀写真感光材料
JP2805012B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0214689B2 (ja)
JP2805521B2 (ja) 包装されたハロゲン化銀写真感光材料及びその製造方法
JP2976141B2 (ja) 搬送性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料
JP2588749B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2838546B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2796845B2 (ja) 帯電防止処理をしたハロゲン化銀写真感光材料
JPS6134658B2 (ja)
JPH0451041A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2799582B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法
JP3030570B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2976155B2 (ja) 画像形成方法
JP2829634B2 (ja) 帯電防止処理をしたハロゲン化銀写真感光材料
JP2838433B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH04333045A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS63149641A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法
JPH0534866A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH02291552A (ja) 帯電防止層
JPS62189461A (ja) 帯電防止性能が改良されたハロゲン化銀写真感光材料