JPH0522518A - 手動型多値画像入力装置 - Google Patents

手動型多値画像入力装置

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JPH0522518A
JPH0522518A JP3167505A JP16750591A JPH0522518A JP H0522518 A JPH0522518 A JP H0522518A JP 3167505 A JP3167505 A JP 3167505A JP 16750591 A JP16750591 A JP 16750591A JP H0522518 A JPH0522518 A JP H0522518A
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image sensor
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JP3167505A
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Tatsuyuki Tanaka
辰幸 田中
Masato Suzuki
正人 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿濃度を高い精度で再現できる多値画像デ
ータを、ハンディスキャナで入力する。 【構成】 副走査方向にそれぞれの光学濃度を変化させ
た複数の濃度帯を有する標準濃度表示部を設ける。この
標準濃度表示部はイメージセンサを副走査方向に手動送
りするための読取ガイド上に、イメージセンサの主走査
方向に沿って設ける。まず、原稿読取りに先立って読取
られた前記標準濃度表示部の濃度を実測値格納部17に
格納し、この格納部17に格納された濃度と各標準濃度
との差に基づいて補正式演算部27で補正式を決定す
る。次に、イメージセンサで原稿の濃度を読取り、前記
補正式によってこの原稿の読取濃度データを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手動型多値画像入力装置
に関するものであり、特に、光源や撮像系のむら、なら
びにイメージセンサのビット間の光電変換特性のばらつ
きによる画像データの誤差を補正して入力するための手
動型多値画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿面からの反射散乱光を1次元イメー
ジセンサ(以下、単にイメージセンサという)で受光す
ることで主走査を行う一方、このイメージセンサを原稿
上で前記主走査方向と直交する方向に移動させて副走査
を行う画像入力装置が広く使用されている。このような
画像入力装置では、光源および撮像系のむら、ならびに
イメージセンサのビット間における光電変換特性のばら
つきによる原稿読取データの誤差を補正するシェーディ
ング補正装置を有している。
【0003】このシェーディング補正では、原稿の読取
りに先立って1枚の濃度表示プレートを読取り、その読
取データおよび予め分かっている前記濃度表示プレート
の標準濃度の差に基づいて原稿読取データを補正するよ
うにしていた。
【0004】ところで、画像入力装置には、原稿を載置
するためのプラテンを有するものと、プラテンを持た
ず、イメージセンサを内蔵するハンディスキャナを原稿
上に直接載置し、これを手動で移動させて副走査を行う
手動型画像入力装置とがある。
【0005】原稿を載置することができるプラテンを有
する画像入力装置では、前記濃度表示プレートをこのプ
ラテンに貼付けたり印刷したりしていた。
【0006】一方、プラテンを有しない手動型画像入力
装置は、画情報が記載された媒体の形状や媒体上での位
置を問わず、その画情報を簡便に入力できるという利点
があるが、その構造上、前記濃度表示プレートを設ける
場所を確保することが困難である。したがって、手動型
画像入力装置による原稿読取りでは、原稿余白部の濃度
を標準濃度とみなし、その部分の濃度を基準にしてシェ
ーディング補正を行うか、製造段階で設定された固定的
な標準値に従ってシェーディング補正を行うかしてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には次
のような問題点があった。
【0008】手動型画像入力装置によって原稿の2値デ
ータを得る場合には、上記のシェーディング補正方法で
実用上大きな問題はなかった。
【0009】ところが、近年、64階調や256階調な
どの多値データを入力して中間調画像を忠実に再現でき
るようにするための多値画像入力装置が要求されるよう
になってきた。このような要求に対して、従来のように
原稿の余白部つまり白情報のみを標準濃度として原稿読
取データを補正する方法では、中間調(グレー)部分を
正確に補正することは困難であった。まして、製造段階
での固定的な標準値による補正では、光学系の経時的な
変化に対応することはできないという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
多値画像の入力においても原稿の高い再現性が得られる
ようにするための、正確な原稿読取データ補正機能を有
する手動型多値画像入力装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、イメージセンサを副走査方向
に手動送りするための読取ガイド上に、副走査方向にそ
れぞれの光学濃度を変化させた複数の濃度帯を有する標
準濃度表示部を前記イメージセンサの主走査方向に沿っ
て設け、原稿読取りに先立って読取られた前記標準濃度
表示部の濃度および各標準濃度の差に基づいて、後で読
取られた原稿読取データを補正するように構成した点に
特徴がある。
【0012】請求項2の発明は、前記読取ガイド上に、
さらに、主走査方向にそれぞれの光学濃度を変化させた
複数の濃度帯を有する第2の標準濃度表示部を副走査方
向に沿って設け、前記請求項1の補正をされた原稿読取
データを、第2の標準濃度表示部の濃度および各標準濃
度の差に基づいて、さらに補正するようにした点に特徴
がある。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明を、3原色の各々に対して行い、3原色で読取られた
原稿読取データを、色別に作成した補正式により補正す
るようにした点に特徴がある。
【0014】
【作用】上記のように構成された請求項1の発明によれ
ば、原稿の読取りに先立って、あらかじめ分かっている
標準濃度表示部の各標準濃度に対するイメージセンサの
読取誤差を検出でき、この検出結果に基づいて原稿読取
データを補正できる。そして、前記読取誤差の検出は画
像入力の都度行うことができるので、光学系の経時的な
変化に対応して補正できるし、標準濃度表示部は標準濃
度が異なる複数の濃度帯を有しているので、中間調(グ
レー)部分も正確に補正することができる。 請求項2
の発明によれば、原稿が副走査方向に1ラスタ読まれる
毎に、原稿読取データを補正するようにしているので、
読取りラインを副走査方向に移動している間に、原稿面
を照射するランプの光量が変化したり、原稿のたわみ、
手動型多値画像入力装置の副走査方向への移動速度の変
化によるCCDの光蓄積時間の変化等により、イメージ
センサの感度が1ラスタ毎あるいは1ビット毎に変化し
たとしても、原稿全体にわたって、安定したかつ再現性
のあるデータを読込むことができる。
【0015】請求項3の発明によれば、良好に補正され
たカラーの原稿読取りデータを得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図2(a)は本発明の一実施例を示す手動型多値画
像入力装置の平面図である。
【0017】同図において、ハンディスキャナ1は、原
稿29の面を照射するためのランプ、ランプによる照射
光の反射光を受光する読取素子(イメージセンサ)、な
らびにハンディスキャナ1の副走査方向移動量を検出す
るためのエンコーダ(いずれも図示しない)を内蔵して
いる。前記読取素子およびエンコーダ等の出力信号は、
ケーブル2を介して制御装置3に接続される。
【0018】読取ガイド4は、前記ハンディスキャナ1
を副走査方向に円滑に安定して移動できるようにガイド
するもので、副走査方向に延びた縦部材4aと、これに
直交し、主走査方向つまり読取素子の配列方向に延びる
横部材4bとからなり、全体的にはL字形を呈してい
る。
【0019】読取ガイド4の横部材4bには、この横部
材4bの長手方向(主走査方向)に延びた濃度表示プレ
ート5が貼付けられている。本実施例では図2(b)に
破断位置X−Xでの断面図を示したように、濃度表示プ
レート5を前記横部材4bの底部段差面に貼付けた形に
しているが、横部材4bと一体的に形成してもよい。
【0020】濃度表示プレート5には、図2(c)に拡
大して示したように黒から白までの5段階の標準的な濃
度を有するそれぞれ数mm幅の濃度帯51〜55が印刷
されている。この濃度表示プレート5は5段階の濃度帯
から構成するものに限らず、ハンディスキャナ1に組込
まれたイメージセンサで読取られた場合に最も高い出力
レベルで現われる濃度つまり白、および最も低い出力レ
ベルで現われる濃度つまり黒を表示する濃度帯が少なく
とも含まれていればよい。
【0021】次に、上記構成の手動型多値画像入力装置
の制御装置について説明する。図3は制御装置の構成を
示すブロック図である。
【0022】同図に示したように、この制御装置はマイ
クロコンピュータ(CPU)6によって制御され、CP
U6を動作させるためのプログラムはROM7に格納さ
れる。制御装置はデータ入力回路8、位置検出回路9、
ランプ制御回路10、画像データ出力回路11、および
データ記憶用のRAM12を具備している。
【0023】イメージセンサ13で読取られた画像デー
タはデータ入力回路8から制御装置に取込まれ、RAM
12に記憶される。位置検出回路9は、ハンディスキャ
ナ1を副走査方向に往復動作させた際の移動量に基づい
てハンディスキャナ1の位置を検出するためのもので、
ハンディスキャナ1に内蔵されたエンコーダ14から供
給される信号に基づいて予定の処理を行う。ランプ制御
回路10は原稿を照射するランプ(例えばLEDラン
プ)15の点灯を制御する。
【0024】さらに、画像データ出力回路11は,制御
部で処理された多値画像データを外部に送出する制御を
行う。
【0025】次に、本実施例の画像入力動作を説明す
る。画像入力動作は濃度表示プレート5の濃度読取動作
と原稿濃度の読取動作とを含む。
【0026】まず、画像入力動作の概要を説明する。読
取動作の準備段階として原稿の上に読取ガイド4を載置
し、その後ハンディスキャナ1の2辺を読取ガイド4の
縦部材4aおよび横部材4bにそれぞれ当接させ、ハン
ディスキャナ1の読取開始位置つまりホームポジション
を確定する。そして、まず最初に濃度表示プレート5の
濃度を読取り、次いで原稿濃度を1ラインずつ読取る。
次いで、前記濃度表示プレート5の濃度読取データに基
づいて原稿濃度読取データを補正する。原稿濃度読取デ
ータの補正は各読取ライン毎にリアルタイムに処理をす
る。
【0027】次に、画像入力のための制御装置の動作を
説明する。図4は画像入力動作を示すフローチャートで
ある。
【0028】同図において、まず、ステップS1でラン
プ15を点灯させる。
【0029】ステップS2では、エンコーダ14の出力
信号に基づいて濃度表示プレート5の予定の濃度帯の上
にイメージセンサが位置したか否かを判断する。
【0030】ステップS2の判断が肯定となったらステ
ップS3に進み、前記予定の濃度帯の1ライン分の濃度
を読取る。
【0031】ステップS3では、読取った濃度表示プレ
ート5の濃度データをRAM12内の所定の記憶領域に
格納する。
【0032】ステップS4では、濃度表示プレート5の
濃度をすべて読取ったか否かを判断する。この判断は、
例えば前記記憶領域への記憶回数に基づいて行っても良
いし、ハンディスキャナ1のホームポジションからの移
動量によって判断しても良い。
【0033】ステップS4の判断が否定の場合はステッ
プS2に戻って、次の濃度帯の上にイメージセンサが位
置したか否かを判断する。
【0034】ステップS4の判断が肯定ならば、ステッ
プS5に進んで後述する濃度データ補正式の演算を行
う。この補正式の演算は、イメージセンサ13の出力デ
ータと、濃度表示プレート5の各濃度帯51〜55の既
知の濃度データとの差を検出し、これに基づいて算出す
る。
【0035】以上で濃度表示プレート5の濃度読取動作
は終了してステップS6に進み、原稿の読取動作を行
う。
【0036】ステップS6では原稿の1ライン分を読取
り、この読取データを前記補正式に従って補正する。
【0037】ステップS7では、原稿の読取りおよび補
正がすべて終了したか否かを判定する。
【0038】ステップS7の判定が否定の場合はステッ
プS6に戻って次の読取ラインの濃度を読取って補正す
る。
【0039】このように、ステップS7の判定が肯定と
なるまで処理は継続され、原稿の画像読取データの補正
は読取り動作に対応してリアルタイムに行われる。
【0040】次に、前記画像データの補正動作を具体的
な数値に基づいて詳細に説明する。
【0041】図5は、イメージセンサ13の、あるビッ
トの出力信号レベルの例を示す図である。同図におい
て、A列は各濃度帯の既知の濃度レベルを示す値であ
り、B列が、あるビットの出力信号レベル、つまり各濃
度帯の実際の読取りレベルを示す値である。
【0042】A列に示したように、濃度表示プレート5
の各濃度帯51〜55は0〜63の範囲の64階調で示
されていて、各濃度帯51〜55の既知の濃度は、各濃
度のレベル差が“16”になるように設定されている。
すなわち、黒濃度帯が“0”、灰1濃度帯が“15”、
灰2濃度帯が“31”、灰3濃度帯が“47”白濃度帯
が“63”の濃度レベルに設定されている。
【0043】A列に示した前記標準濃度および実際の読
取値であるB列の値に基づいて補正式を決定し、イメー
ジセンサ13による原稿の読取濃度データ、つまりイメ
ージセンサの各ビットの出力信号を補正する。
【0044】同図において、例えば、黒濃度帯51〜白
濃度帯55の各濃度を示すあるビットの実際の信号レベ
ルが、それぞれ“−3”、“16”、“31”、“4
6”、“61”となっている。これらの値を元に、イメ
ージセンサ13で読取られた原稿の各ビットの出力信号
を補正するには、比例計算を行う。
【0045】例えば、イメージセンサ13の実際の信号
レベルが上述のような値の場合、原稿の読取濃度データ
が、“−3”〜“16”の範囲aの値は“0”〜“1
5”の範囲a1へ比例的に移行させ、“17”〜“3
1”の範囲bの値は“16”〜“31”の範囲b1に比
例的に移行させる。以下、同様に範囲cの値は範囲c1
へ、範囲dの値は範囲d1の範囲へそれぞれ比例的に移
行させる。
【0046】次に補正式について説明する。
【0047】範囲aの値を範囲a1へ移行するための補
正式を式(1) に示す。
【0048】 補正値= 0+(15−0)×{入力データ−(−3)}÷{16−(−3)}……(1) 範囲bの値を範囲b1に移行するための補正式を式
(2) に示す。
【0049】 補正値= 16+(31−16)×(入力データ−17)÷(31−17)……(2) 範囲cの値を範囲c1に移行するための補正式を式
(3) に示す。
【0050】 補正値= 32+(47−32)×(入力データ−32)÷(46−32)……(3) 範囲dの値を範囲d1に移行するための補正式を式
(4) に示す。
【0051】 補正値= 48+(63−48)×(入力データ−47)÷(63−47)……(4) 例えば、入力データつまり画像読取データが“12”
の場合、この値は“−3”〜“16”の範囲つまり範囲
aに該当するので式(1) を使って補正値を求める。ま
た、入力データが“54”の場合は“47”〜“61”
の範囲つまり範囲dに該当するので式(4) を使って補正
値を求める。
【0052】以上のような補正処理を行うための多値画
像入力装置の制御部の機能は次のようになる。
【0053】図1は、制御部の要部を示す機能ブロック
図である。同図において、実測値格納部17には、イメ
ージセンサ13のすべてのビットb0〜bnから出力さ
れる濃度表示プレート5の各濃度帯51〜55の実際の
読取濃度データが格納される。補正前データ格納部18
には、イメージセンサ13のビットb0〜bnによる原
稿読取データが格納される。比較部19〜22には、実
測値格納部17の、互いに隣接する濃度帯の濃度値、お
よび補正前データ格納部18の各データが入力される。
補正前データ格納部18からこの比較部19〜22に入
力されたデータのうち、実測値格納部17から入力され
る2つのデータおよびその間に含まれるデータは、各比
較部19〜22に接続された処理部23〜26に入力さ
れる。
【0054】補正式演算部27では、実測値格納部17
から供給されるデータに基づいて前記補正式(1) 〜(4)
が演算される。補正式(1)は処理部23にロードされ、
以下、同様に補正式(2) 〜(4) はそれぞれ対応する処理
部24〜26にロードされる。
【0055】そして、処理部23〜26において各比較
部19〜22から供給されたデータを前記補正式(1) 〜
(4) の“入力データ”に代入し、その結果が補正後デー
タ格納部28の該当するビットの記憶領域に格納される
ことになる。
【0056】例えば、図示しないクロックに同期して信
号レベル“20”の入力データが補正前データ格納部1
8から入力されたとする。この場合、入力データは比較
部20から処理部24に入力され、処理部24において
補正式(2) を使って入力データ“20”が“19”に補
正される。
【0057】このように、クロックに同期して読出され
た入力データは選択的に処理部23〜26に供給されて
補正処理が行われる。
【0058】このような処理は、図4のフローチャート
に関して説明したように各読取ライン毎に繰返される。
前記補正前データ格納部18の値は各ライン毎に順次更
新されていく。
【0059】なお、本実施例では、各濃度帯51〜55
からぞれぞれ1つの濃度データを採取し、その値と既知
の標準濃度との差に基づいて補正式を演算するようにし
たが、各濃度帯51〜55からそれぞれ複数の濃度デー
タを採取して、この複数のデータの平均値を濃度帯の読
取濃度データとしてもよいし、複数のデータの最大およ
び最小値を除去した残りのデータの平均値をとるように
してもよい。
【0060】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の実施例は、第1実施例では主走査方向に延びかつ副走
査方向に濃度が変化する複数の濃度帯を有する第1の濃
度表示プレートを用いて、イメージセンサによって読取
られた原稿読取データを主走査方向に補正するようにし
ていたのに対して、これに副走査方向に延びかつ主走査
方向に濃度が変化する複数の濃度帯を有する第2の濃度
表示プレートを追加し、副走査方向にも補正するように
したものである。
【0061】図6は、本実施例に使用する読取ガイド4
の平面図を示す。同図(a) において、30は副走査方向
に延びかつ主走査方向に濃度が変化する複数の濃度帯を
有する第2の濃度表示プレートを示す。他の符号は、図
2と同一または同等物を示す。
【0062】同図(b) は(a) 図の円内を拡大して示した
ものであり、前記第2の濃度表示プレート30は、第1
の濃度表示プレート5と同様に、黒31から白35まで
の5段階の標準的な濃度を有するそれぞれ数mm幅の濃
度帯31〜35から構成されている。
【0063】次に、上記の構成の読取ガイド4を使用し
た画像入力の動作について、図7のフローチャートを参
照して説明する。図7のステップS11〜S17まで
は、図4のステップS1〜S6と同一または同等であ
る。ただし、ステップS16では前記第2の濃度表示プ
レート30の濃度帯31〜35を含む1ラスタの原稿デ
ータが読取られる。また、ステップS17では、この濃
度帯31〜35を含む1ラスタ分のデータに対して、前
記第1の補正式を用いた主走査方向の濃度補正が実行さ
れる。
【0064】ステップS18では、濃度帯31〜35の
既知の濃度レベルと実際の読取り濃度レベルとから、第
2の補正式が作成される。例えば、図8に示されている
ように、濃度帯31〜35の既知の濃度レベルがA列に
示されている値であり、実際の読取りレベルがB列に示
されている値であるとすると、図5で説明したのと同様
の方法で補正式が作成される。
【0065】補正式の結果だけを示すと、下記のように
なる。
【0066】範囲aの値を範囲a1へ移行するための補
正式。 補正値= 0+(15−0)×{入力データ−(−1)}÷{15−(−1)}…(5) 範囲bの値を範囲b1へ移行するための補正式。 補正値= 16+(31−16)×(入力データ−16)÷(30−16)…(6) 範囲cの値を範囲c1へ移行するための補正式。 補正値= 32+(47−32)×(入力データ−31)÷(46−31)…(7) 範囲dの値を範囲d1へ移行するための補正式。 補正値= 48+(63−48)×(入力データ−47)÷(62−47)…(8) 再び、図7に戻って説明すると、ステップS19で
は、前記補正式を用いて、1ラスタ分の原稿データの1
ビット1ビットに対して濃度補正をする処理が行われ
る。例えば、原稿データのある1ビットの濃度レベルが
“19”であれば、前記(6) 式を使った濃度補正が行わ
れ、次の1ビットの濃度レベルが“40”であれば、前
記(7) 式を使った濃度補正が行われる。
【0067】以上のようにして、1ラスタ分の原稿デー
タの補正処理が終了すると、ステップS20に進んで、
補正済みのデータは他の装置へ出力される。
【0068】ステップS21では、原稿1頁分の全デー
タが手動型多値画像入力装置のイメージセンサにより読
取られたか否かの判断がなされ、否定の場合には、ステ
ップS16に戻って、副走査方向に若干移動した次の1
ラスタのデータの読取りが行われる。以下、前記と同様
の処理が実行される。
【0069】ステップS21の判断が肯定になると、前
記の一連の処理は終了する。
【0070】以上のように、本実施例によれば、副走査
方向に移動して原稿データを1ライン読取る毎に、主、
副の濃度表示プレート5、30に基づく補正が加えられ
るので、読取りラインを副走査方向に移動している間
に、原稿面を照射するランプの光量が変化したり、原稿
のたわみ、手動型多値画像入力装置の副走査方向への移
動速度の変化によるCCDの光蓄積時間の変化等によ
り、イメージセンサの感度が1ラスタ毎あるいは1ビッ
ト毎に変化したとしても、原稿全体にわたって、安定し
たかつ再現性のあるデータを読込むことができる。
【0071】次に、本発明の第3実施例を説明する。こ
の実施例は、カラーの手動型多値画像入力装置にて、前
記第1および第2実施例と同様の原稿データの読取り濃
度の補正を行ったものである。この読取り濃度の補正を
するための読取ガイドとしては、前記図2又は図6のも
のを使用する。
【0072】図9に、読取ガイドとして図6のものを使
用し、カラー用イメージセンサで読取った原稿データ
を、前記第1、第2の濃度表示プレート5、30により
濃度補正する処理のフローチャートを示す。
【0073】ステップS31ではまずランプを点灯し、
その光量が安定したところでステップS32に進む。ス
テップS32では、R、G、B、3色のイメージセンサ
が第1の濃度表示プレート5の予定の濃度帯上に位置し
たか否かの判断がなされる。予定の濃度帯上に位置した
と判断された時には、ステップS33に進んで、該濃度
帯の1ライン分の濃度がR、G、Bの各色別に読取られ
る。そして、ステップS34に進んで、全ての濃度帯5
5〜51を読取ったか否かの判断が行われる。この判断
が否定の場合には、ステップS32に戻って、次の濃度
帯がR、G、B、3色のイメージセンサにより読取られ
る。
【0074】以上のようにして、全ての濃度帯55〜5
1が読取られると、ステップS35に進んで、R、G、
Bの各色別に第1の補正式が作成される。この補正式
は、第1実施例で説明したのと同様に作成される。
【0075】次に、ステップS36に進んで、第2の濃
度表示プレート30の各濃度帯35〜31を含む1ラス
タのデータが、R、G、Bの各色別に読取られる。読取
られたデータは一時、R、G、Bの各色別のラインメモ
リに記憶される。
【0076】ステップS37では、前記ラインメモリに
記憶されたデータに対して、前記第1の補正式による濃
度補正が行われる。ステップS38では、濃度帯31〜
35の既知の濃度レベルとステップS37で補正された
読取りレベルとから、R、G、Bの各色別の第2の補正
式が作成される。この補正式の作り方は、第2実施例と
同様であるので、説明を省略する。
【0077】ステップS39では、第2の補正式を用い
て、前記第1の補正が加えられた1ラスタ分の原稿デー
タに対して、1ビットずつ濃度補正が施される。このよ
うにして、1ラスタ分の原稿データの補正が終了する
と、ステップS40に進んで、R、G、B各色の補正済
みデータが、他の装置へ出力される。
【0078】ステップS41では、原稿1頁分の全デー
タが読取られたか否かの判断が行われ、この判断が否定
の場合には、ステップS36に戻って、副走査方向に少
し移動している読取りラスタがスキャンされる。そし
て、前記と同様の処理が繰り返される。
【0079】以上の処理が繰返し行われた結果、ステッ
プS41の判断が肯定になると、前記の一連の処理は終
了する。以上の説明から明らかなように、本実施例によ
れば、ランプや光学系、およびイメージセンサの感度の
経時的変化による濃度補正と、原稿をスキャンすること
に起因する原稿のたわみ、手動型多値画像入力装置の副
走査方向への移動速度の変化によるCCDの光蓄積時間
の変化等に対して濃度補正を施した良質の再現性のある
カラーの原稿データを読込むことができる。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、光源や撮像系のむら、ならびにイメ
ージセンサのビット間の光電変換特性のばらつきによる
画像データの誤差を補正して入力できる。
【0081】また、上記の補正を画像入力の都度行うこ
とができるので、装置の経時的な変化に起因する画像デ
ータの誤差も容易に補正することができるし、複数の標
準濃度に基づいて原稿読取データの補正を行うようにし
ているので、中間調(グレー)部分も正確に補正するこ
とができる。
【0082】また、請求項2の発明は、さらに、副走査
方向に延びる第2の濃度表示プレートを用いて、原稿デ
ータを1ラスタ読取る毎に各ビットの濃度補正をするよ
うにしているので、手動型多値画像入力装置を副走査方
向へ移動して原稿をスキャンすることに起因する原稿の
たわみ、手動型多値画像入力装置の移動速度の変化によ
るCCDの光蓄積時間の変化等に対する読取りデータの
濃度むらも補正でき、良質の再現性のある原稿データを
読込むことができる。
【0083】さらに、請求項3の発明によれば、良質の
再現性のあるカラーの原稿データを読込むことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図2】 手動型多値画像入力装置の平面図である。
【図3】 手動型多値画像入力装置のハード構成を示す
ブロック図である。
【図4】 第1実施例の補正動作のフローチャートであ
る。
【図5】 イメージセンサの出力信号レベルの例を示す
図である。
【図6】 本発明の第2実施例に使用する読取ガイドの
平面図である。
【図7】 第2実施例の補正動作のフローチャートであ
る。
【図8】 副走査方向に移動されたイメージセンサの出
力信号レベルの例を示す図である。
【図9】 第3実施例の補正動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ハンディスキャナ、4…読取ガイド、5…濃度表示
プレート、17…実測値格納部、18…補正前データ格
納部、19〜22…比較部、23〜26…処理部、27
…補正式演算部、28…補正後データ格納部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の反射散乱光を受光する1次元イメ
    ージセンサを有するハンディスキャナを、前記1次元イ
    メージセンサの主走査方向と直交する方向に手動送りし
    て副走査を行うように構成された手動型多値画像入力装
    置において、前記ハンディスキャナを円滑に手動送りす
    るための読取ガイド上に、前記1次元イメージセンサの
    主走査方向に沿って設けられ、副走査方向にそれぞれの
    光学濃度を変化させた複数の濃度帯を有する標準濃度表
    示手段と、原稿読取りに先立って読取られた前記標準濃
    度表示手段の濃度を格納する記憶手段と、前記標準濃度
    表示手段の読取濃度および既知の濃度の差を各濃度別に
    検出する手段と、前記差に基づいて前記読取られた原稿
    濃度データを補正する補正式を算出する補正式演算手段
    と、前記標準濃度表示手段の濃度読取り後に読取られた
    原稿濃度データを、前記補正式を用いて補正する処理手
    段を具備したことを特徴とする手動型多値画像入力装
    置。
  2. 【請求項2】 原稿の反射散乱光を受光する1次元イメ
    ージセンサを有するハンディスキャナを、前記1次元イ
    メージセンサの主走査方向と直交する方向に手動送りし
    て副走査を行うように構成された手動型多値画像入力装
    置において、前記ハンディスキャナを円滑に手動送りす
    るための読取ガイド上に、前記1次元イメージセンサの
    主走査方向に沿って設けられ、副走査方向にそれぞれの
    光学濃度を変化させた複数の濃度帯を有する第1の標準
    濃度表示手段と、前記副走査方向に沿って設けられ、主
    走査方向にそれぞれの光学濃度を変化させた複数の濃度
    帯を有する第2の標準濃度表示手段と、原稿読取りに先
    立って読取られた前記第1の標準濃度表示手段の濃度を
    格納する記憶手段と、前記第1の標準濃度表示手段の読
    取濃度および既知の濃度の差を各濃度別に検出し、前記
    差に基づいて前記読取られた原稿濃度データを補正する
    第1の補正式を算出する補正式演算手段と、前記第1の
    標準濃度表示手段の濃度読取り後に読取られた第2の標
    準濃度表示手段の濃度帯と原稿濃度データを、前記第1
    の補正式を用いて補正し、補正された第2の標準濃度表
    示手段の濃度と既知の濃度の差に基づいて各濃度別に原
    稿濃度デ―タを補正する第2の補正式を算出する補正式
    演算手段と、該第2の補正式を用いて前記原稿濃度デ―
    タを補正する処理手段を具備したことを特徴とする手動
    型多値画像入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の手動型多値画像入力
    装置において、カラーの1次元イメージセンサを用い、
    該カラーの1次元イメージセンサによって読取られた標
    準濃度表示手段の各濃度帯と既知の濃度の差に基づいて
    3原色の色別に補正式を算出し、読取られた原稿濃度デ
    ータを該補正式により補正するようにしたことを特徴と
    する手動型多値画像入力装置。
JP3167505A 1991-01-24 1991-06-13 手動型多値画像入力装置 Pending JPH0522518A (ja)

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JP642991 1991-01-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6233066B1 (en) 1997-08-06 2001-05-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processing apparatus, method for image processing, and image reader apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6233066B1 (en) 1997-08-06 2001-05-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image processing apparatus, method for image processing, and image reader apparatus

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