JPH0522707B2 - - Google Patents

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JPH0522707B2
JPH0522707B2 JP20087484A JP20087484A JPH0522707B2 JP H0522707 B2 JPH0522707 B2 JP H0522707B2 JP 20087484 A JP20087484 A JP 20087484A JP 20087484 A JP20087484 A JP 20087484A JP H0522707 B2 JPH0522707 B2 JP H0522707B2
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JP
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fluoro
formula
chromanone
reaction
acid
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JP20087484A
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Yasuyoshi Ueda
Satomi Takahashi
Yoshio Shimada
Kyoshi Watanabe
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、式() 〔式中、Rは
【式】もしくはR′−CH =CH−(R′は水素またはメチル基)を表わす〕 で示される5′−フルオロ−2′−ヒドロキシフエノ
ン誘導体を合成中間体として用いる式() (式中、R′は水素またはメチル基を表わす) で示される6−フルオロ−4−クロマノン及びそ
の誘導体の製造法に関する。 6−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導体
()は、強いアルドースリダクターゼ阻害活性
を有し、糖尿病の新規治療薬として期待されてい
る(S)−6−フルオロ−スピロ−〔クロマン−4,
4′−イミダゾリジン〕−2′,5′−ジオン〔USAN:
ソルビニル(sorbinil)〕;式() (米国特許4117280号、同第4180714号)、あるい
は(2R,4S)−6−フルオロ−2−メチル−スピ
ロ−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2′,
5′−ジオン;式() (特願昭55−98695号(特開昭57−45185号公報参
照)、同57−6084号(特開昭58−124788号公報参
照)、同57−6085号(特開昭58−213717号公報参
照))の製造中間体として有用な化合物であり、
シアン化ナトリウム及び炭酸アンモニウム存在下
加熱反応するいわゆるBucherer合成を利用する
ことにより、化合物()あるいは()に誘導
することができる。 (従来の技術) 従来、6−フルオロ−4−クロマノン()
(R′=H)の製造法としては、次式に示す如く、
4−フルオロフエノールと8−クロロプロピオン
惨とを水酸化ナトリウム存在下、いわゆる
Williamson合成して8−(4−フルオロフエノキ
シ)プロピオン酸()形成せしめた後、このも
のをポリリン酸中、加温する方法が用いられてい
る(米国特許第4117280号、同第4130714号)。 しかしながら、この方法では4−フルオロフエ
ノールからの8−(4−フルオロフエノキシ)プ
ロピオン酸()の合成において、3−クロロプ
ロピオン酸の8−ヒドロキシプロピオン酸への分
解副反応が優先するため、エーテル結合形成が妨
げられ、大過剰の3−クロロプロピオン酸を用い
ても、なお化合物()の合成収率が極めて低い
〔J.Amer.Chem.Soc.、81、94(1959)〕という欠点
がある。 また、6−フルオロ−2−メチル−4−クロマ
ノン()(R′=CH3)の製造法としては、次式
に示す如く、4−フルオロフエノールとクロトン
酸とをポリリン酸中、加温する方法が用いられて
いる(特願昭55−98695号、同57−6084号、同57
−6085号)。 しかしながら、この方法では、ポリリン酸の使
用にともなう反応操作及び処理操作が煩雑である
のみならず、6−フルオロ−2−メチル−4−ク
ロマノン()(R′=CH3)の合成収率が低いと
いう欠点がある。従つて、6−フルオロ−4−ク
ロマノン誘導体()の従来の製造法は、高価な
4−フルオロフエノールを出発原料として使用す
ることを考慮すれば、工業的製造法としては必ず
しも有効な方法であると言い難い。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、経済性に優れた6−フルオロ−
4−クロマノン及びその誘導体の工業的な新規製
造法を確立すべく、鋭意検討した結果、4−フル
オロフエノールから用意に導かれる4−フルオロ
アニソールに、式() RCOCl () 〔式中、Rは
【式】もしくはR′−CH =CH−(R′は水素またはメチル基)を表わす〕 で表わされる酸塩化物をFriedel−Graftsアシル
化反応させて得られた、式() (式中、Rは上記に同じ) で表わされる5′−フルオロ−2′−ヒドロキシフエ
ノン誘導体を閉環させることにより、効率的に6
−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導体
()が合成できることを見い出し、本発明を完
成した。 (問題点を解決するための手段及び作業効果) 本発明を反応式で示すと下記の如く表わすこと
ができる。 (R:
【式】R′−CH=CH−;R′: H、CH3) すなわち、本発明は5′−フルオロ−2′−ヒドロ
キシフエノン誘導体()を合成中間体として用
いる6−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導
体()の製造法に関するものである。以下に本
発明を詳細に説明する。 6−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導体
()の製造中間体である5′−フルオロ−2′−ヒ
ドロキシフエノン誘導体()の合成において
は、一般に4−フルオロフエノールと導入するア
シル基に対応する酸塩化物()とのFriedel−
Crafts アシル化反応を利用する方法が考えられ
る。しかしながら、この場合には4−フルオロフ
エノールの酸素原子上へのアシル化が先行しやす
く、満足すべき結果が得られない。この酸素原子
上へのアシル化を防ぐためには、4−フルオロフ
エノールのヒドロキシル基を適当なアルキル基で
保護しておく必要があり、この場合、経済性、操
作性を考慮すれば、アルキル基としてはメチル基
が好ましい(このメチル基による保護は、たとえ
ば硫酸ジメチルを用いて簡便かつ効率的に行なう
ことができる)。 4−フルオロアニソールと酸塩化物()の
Friedel−Craftsアシル化反応の好ましい反応条
件は、使用する酸塩化物により一律に規定できな
いが、一般に以下の通り述べることができる。 溶媒は、二硫化炭素、ニトロベンゼンなど通常
のFiredel−Crafts反応に使用される溶媒を上げ
ることができる。縮合剤としては、塩化アルミニ
ウム粉末が適当であり、その使用量は、4−フル
オロアニソールに対して等モル量以上必要とされ
るが、1.5倍モル量程度が好ましい。また、本反
応において4−フルオロアニソールが完全に消費
されるように、酸塩化物4−フルオロアニソール
に対して1.1倍モル量以上使用する。反応温度は
室温で充分であるが、反応が開始しにくい場合は
少し加温すると良い。反応温度を高めれば、反応
時間が短縮できるのはもちろんであるが、たとえ
ば、二硫化炭素を溶媒とした場合、還流温度で
は、0.5〜3時間で反応が完結する。反応終了後
はアルミニウム錯塩の分解等、通常の処理操作を
行なえば収量良くFriedel−Crafts アシル化生
成物が得られるが、このものは、本反応中、保護
基であるメチル基が水素に置換した5′−フルオロ
−2′ヒドロキシフエノン誘導体であり、結果的に
は、4−フルオロフエノールと酸塩化物の縮合生
成物と見なされる。 次に、5′−フルオロ−2′−ヒドロキシフエノン
誘導体()の6−フルオロ−4−クロマノン及
びその誘導体()への環化誘導は以下のように
行なわれる。 3−クロロ−5′−フルオロ−2′−ヒドロキシプ
ロピオフエノン()(R:ClCH2CH2−)及び
3−クロロ−5′−フルオロ−2′−ヒドロキシブチ
ロフエノン()(R:
【式】)の閉 環反応は、それぞれ、適当な塩基の存在下に加温
すればよい。 (R′:H、CH3) 使用しうる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどを挙げることができる
が、好ましくは炭酸ナトリウムと炭酸カリウムで
ある。反応は、化合物()(R:ClCH2CH2−)
あるいは化合物()(R:
【式】) を炭酸ナトリウムあるいは炭酸カリウム存在下、
極性溶媒(水−エタノールあるいは水−メタノー
ルなど)中で果される。反応溶液の濃度は厳密な
ものではなく、使用する塩基量も化学量論的に必
要とされる量があれば充分である。反応は適当に
加温した状態で行なうが、反応温度は時に限定さ
れない。通常は約70℃にて1時間加熱することに
より反応は完結する。反応終了後は酢酸エチルな
ど適当な有機溶剤で抽出すれば高衆率で目的とす
る6−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導体
()を得ることができる。 また、5′−フルオロ−2′−ヒドロキシアクリロ
フエノン()(R:CH2=CH−)及び5′−フル
オロ−2′−ヒドロキシクロトノフエノン()
(R:CH3CH=CH−)の閉環反応は、それぞ
れ、適当な酸あるいは塩基で処理するか、または
加熱することにより果される。 (R′:H、CH3) 酸による閉環反応を場合、使用しうる酸として
は、塩酸、硫酸、またはリン酸などを挙げること
ができるが、化合物()(R:CH2=CH−)の
場合はリン酸が好ましく、化合物()(R:
CH3CH=CH−)の場合は塩酸や硫酸が好まし
い。前者の場合、化合物()(R:CH2=CH
−)を適当な溶媒(エタノール、メタノールなど
があげられる)に溶解せしめ、10〜30%のリン酸
を加えて加温する。溶媒としてたとえばエタノー
ルを用いると、約15時間還流すれば収率良く6−
フルオロ−4−クロマノン()(R′:H)が得
られる。後者の場合、化合物()(R:CH3CH
=CH−)を適当な溶媒(エタノール、メタノー
ルなどがあげられる)に溶解せしめ、たとえば3
%希塩酸あるいは10%希硫酸を溶液が白濁し始め
る程度まで加えて加温する。溶媒としてエタノー
ルを用いると、約10時間還流すれば収率良く6−
フルオロ−2−メチル−4−クロマノン()
(R′:CH3)が得られる。 塩基による閉環反応の場合、使用する塩基とし
ては、水酸化ナトリウムが好ましい。たとえば、
化合物()(R:CH2=CH−)を約2%の水酸
化ナトリウム水溶液に加えて室温にて攪拌すれば
約5時間で収量良く、6−フルオロ−4−クロマ
ノン()(R′:H)が得られ、同様に化合物
()(R:CH3CH=CH−)では約1時間で収
量良く、6−フルオロ−2−メチル−4−クロマ
ノン()(R′:CH3)が得られる。 また、加熱による閉環反応の場合は、化合物
()(R:CH2CH−)、化合物()(R:
CH3CH=CH−)を200℃に加熱することにより
目的物を得ることができる。 これらFriedel−Crafts アシル化反応及び閉
環反応の条件を整えれば、4−フルオロアニソー
ル(4−フルオロフエノールからジメチル硫酸を
用いて高収率で誘導できる)から6−フルオロ−
4−クロマノン()(R′:H)や6−フルオロ
−2−メチル−4−クロマノン()(R′:CH3
を極めて高収率で得ることも可能であり、本発明
は、これら6−フルオロ−4−クロマノン及びそ
の誘導体()の簡便かつ効率的な製造法を提供
するものである。 (実施例) 以下に、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 出発物質5′−フルオロ−2′−ヒドロキシフエノン
誘導体の製造例 1 4−フルオロアニソール7.00g、塩化アルミニ
ウム粉末11.1g及び二硫化炭素33mlの混合液に攪
拌しつつ3−クロロプロピオニルクロリド8.00g
を加えた後、40分間還流した。冷後、適量の水、
濃塩酸を加えてアルミニウム錯塩を分解後、エー
テルで抽出した。エーテル層を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液にて中和後、水洗し、無水硫酸マグ
ネシウムで脱水した。エーテルを留去後、得られ
た結晶をn−ヘキサンから再結晶し、純粋な3−
クロロ−5′−フルオロ−2′−ヒドロキシプロピオ
フエノン8.15gを得た(収率72%)。 出発物質の製造例 2 4−フルオロアニソール5.00g、塩化アルミニ
ウム粉末7.93g及び二硫化炭素24mlの混合液に攪
拌しつつ、アクリリルクロリド4.00gを加えた
後、室温で約10時間攪拌した。ついで、製造例1
と同様の処理を行ない、5′−フルオロ−2′−ヒド
ロキシアクリロフエノンと3−クロロ−5′−フル
オロ−2′−ヒドロキシプロピオフエノンの3対1
の混合物(1H−NMRによる分析)を2.19g得
た。この混合物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイにより展開し、エーテル−石油エーテル(1
対49)溶出分から1.36gの5′−フルオロ−2′−ヒ
ドロキシアクリロフエノンを得た。 出発物質の製造例 3 4−フルオロアニソール7.00g、塩化アルミニ
ウム粉末11.1g及び二硫化炭素33mlな混合液に、
攪拌しつつ3−クロロブチリルクロリド9.00gを
加えた跡、2時間還流した。ついで、製造例1と
同様の処理を行ない純粋な3−クロロ−5′−フル
オロ−2′−ヒドロキシブチロフエノン9.03gを得
た(収率75%)。 出発物質の製造例 4 4−フルオロアニソール7.00g、塩化アルミニ
ウム粉末11.1g及び二硫化炭素33mlの混合液に、
攪拌しつつ、クロトニルクロリド6.70gを加えた
後、2時間還流した。ついで製造例1と同様の処
理を行ない、純粋な5′−フルオロ−2′−ヒドロキ
シクロトノフエノン5.50gを得た(収率55%)。 実施例 1 前記出発物質製造例1で得た3−クロロ−5′−
フルオロ−2′−ヒドロキシプロピオフエノン2.00
gをエタノール60mlに溶解し、70℃に加温した
後、炭酸ナトリウム1.05gを含む水溶液30mlを加
えた。反溶溶液の温度を70℃に保ち、50分間攪拌
した。冷後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層
を無水硫酸マグネシウムで脱水した。酢酸エチル
を留去後、得られた結晶をエタノールから再結晶
し、純粋な6−フルオロ−4−クロマノン1.31g
を得た(収率80%)。 mp. 113〜115℃ (文献値 114〜116℃) なお、IR、1H NMRは6−(4−フルオロフエ
ノキシ)プロピオン酸からポリリン酸を用いて合
成した標品と一致した。 実施例 2 前記出発物質の製造例2で得られた5′−フルオ
ロ−2′−ヒドロキシアクリロフエノン1.00gを2
%水酸化ナトリウム水溶液50mlに加え、5時間室
温にて攪拌した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで脱水
した後、酢酸エチルを留去し、6−フルオロ−4
−クロマノン0.95gを得た(収率95%)。 mp 113.5〜115℃ (文献値 114〜116℃) なお、IR、1H NMRは3−(4−フルオロフエ
ノキシ)プロピオン酸からポリリン酸を用いて合
成した標品と一致した。 実施例 3 前記出発物質の製造例3で得られた3−クロロ
−5′−フルオロ−2′−ヒドロキシブチロフエノン
11.43gをエタノール200mlに溶解し、70℃に加温
した後、炭酸ナトリウム5.60gを含む水溶液100
mlを加えた。反応溶液の温度を70℃に保ち、50分
間攪拌した。冷後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エ
チル層を無水硫酸マグネシウムで脱水した。酢酸
エチルを留去後、得られた結晶をn−ヘキサンか
ら再結晶し、純粋な6−フルオロ−2−メチル−
4−クロマノン8.65gを得た(収率91%)。 mp 68.5〜69.5℃ (文献値 68〜69℃) なお、IR、1H NMRは4−フルオロフエノー
ルとクロトン酸から公知の方法で合成した標品と
一致した。 実施例 4 前記出発物質の製造例4で得られた5′−フルオ
ロ−2′−ヒドロキシクロトノフエノン1.00gを2
%水酸化ナトリウム水溶液30mlに加え、1時間室
温で攪拌した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで脱水し
た後、酢酸エチルを留去し、6−フルオロ−2−
メチル−4−クロマノン0.95gを得た(収率95
%) mp 67.5〜68.5℃ (文献値 68〜69℃) なお、IR、1H NMRは4−フルオロフエノー
ルとクロトン酸から公知の方法で合成した標品と
一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式() 〔式中、Rは【式】もしくはR′−CH =CH−(R′は水素またはメチル基)を表わす〕 で示される化合物を閉環させることを特徴とす
    る、一般式() (式中、R′は水素またはメチル基を表わす) で表わされる6−フルオロ−4−クロマノン及び
    その誘導体の製造法。 2 式()の化合物が、4−フルオロアニソー
    ルに式() RCOCl () (式中、Rは上記に同じ) で表わされる酸塩化物を作用させて得られたもの
    である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP20087484A 1984-09-26 1984-09-26 6−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導体の製造法 Granted JPS6178780A (ja)

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JP20087484A JPS6178780A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 6−フルオロ−4−クロマノン及びその誘導体の製造法

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