JPH0523935B2 - - Google Patents
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- JPH0523935B2 JPH0523935B2 JP60076766A JP7676685A JPH0523935B2 JP H0523935 B2 JPH0523935 B2 JP H0523935B2 JP 60076766 A JP60076766 A JP 60076766A JP 7676685 A JP7676685 A JP 7676685A JP H0523935 B2 JPH0523935 B2 JP H0523935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polycyanoaryl ether
- formula
- temperature
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/022—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the choice of material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2071/00—Use of polyethers, e.g. PEEK, i.e. polyether-etherketone or PEK, i.e. polyetherketone or derivatives thereof, as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、耐熱性、機械的強度ならびに透明性
に優れたポリシアノアリールエーテルフイルムを
成形する方法に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] ポリシアノアリールエーテルは、特開昭47−
14270号、特開昭59−206433号公報に種々の構造
を有するものが開示されている。これらの公報に
開示されているポリシアノアリールエーテルは耐
熱性に優れた結晶性重合体であることが知られて
いる。 一般に、耐熱性と透明性を備えたフイルムは、
各種の産業分野において広汎な用途が期待されそ
の量産化が望まれている。 しかしながら、上述したポリシアノアリールエ
ーテルから従来の方法でフイルムを成膜した場合
得られたフイルムは耐熱性を備えているとはい
え、しかし、透明性は備えていないということが
通例であつた。したがつて、耐熱性を有するポリ
シアノアリールエーテルから透明なフイルムを成
形する方法の開発が望まれている。 [発明の目的] 本発明は、上記した要望に応えるものであり、
透明性に優れ、かつ、耐熱性、機械的強度に優れ
たポリシアノアリールエーテルフイルムを成形す
る方法の提供を目的とする。 [発明の概要] 本発明のポリシアノアリールエーテルフイルム
の成形方法は、 次式: で示される繰返し単位を80モル%以上含有し、か
つ、数平均分子量が30000〜70000であるポリシア
ノアリールエーテルを、350〜450℃において押出
成形した後、150℃以下に急冷することを特徴と
する。 まず、上述した特徴を有するポリシアノアリー
ルエーテルが、本発明におけるフイルムの素材と
して使用される。 このようなポリシアノアリールエーテルにおい
て、()式で示される繰返し単位の含有量が80
モル%未満の場合には、耐熱性ならびに機械的強
度の低下を招く。 また、フイルム素材として使用されるポリシア
ノアリールエーテルは、()式で示される繰返
し単位の外に、 次式: (式中、Arは、
に優れたポリシアノアリールエーテルフイルムを
成形する方法に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] ポリシアノアリールエーテルは、特開昭47−
14270号、特開昭59−206433号公報に種々の構造
を有するものが開示されている。これらの公報に
開示されているポリシアノアリールエーテルは耐
熱性に優れた結晶性重合体であることが知られて
いる。 一般に、耐熱性と透明性を備えたフイルムは、
各種の産業分野において広汎な用途が期待されそ
の量産化が望まれている。 しかしながら、上述したポリシアノアリールエ
ーテルから従来の方法でフイルムを成膜した場合
得られたフイルムは耐熱性を備えているとはい
え、しかし、透明性は備えていないということが
通例であつた。したがつて、耐熱性を有するポリ
シアノアリールエーテルから透明なフイルムを成
形する方法の開発が望まれている。 [発明の目的] 本発明は、上記した要望に応えるものであり、
透明性に優れ、かつ、耐熱性、機械的強度に優れ
たポリシアノアリールエーテルフイルムを成形す
る方法の提供を目的とする。 [発明の概要] 本発明のポリシアノアリールエーテルフイルム
の成形方法は、 次式: で示される繰返し単位を80モル%以上含有し、か
つ、数平均分子量が30000〜70000であるポリシア
ノアリールエーテルを、350〜450℃において押出
成形した後、150℃以下に急冷することを特徴と
する。 まず、上述した特徴を有するポリシアノアリー
ルエーテルが、本発明におけるフイルムの素材と
して使用される。 このようなポリシアノアリールエーテルにおい
て、()式で示される繰返し単位の含有量が80
モル%未満の場合には、耐熱性ならびに機械的強
度の低下を招く。 また、フイルム素材として使用されるポリシア
ノアリールエーテルは、()式で示される繰返
し単位の外に、 次式: (式中、Arは、
【式】以外のアリーレ
ン基を表わす)
で示される繰返し単位の少なくとも1種を20モル
%未満含有した共重合体であつてもよい。 ()式中のArとしては、例えば、
%未満含有した共重合体であつてもよい。 ()式中のArとしては、例えば、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
があげられる。
次に、上記した数平均分子量は、このポリシア
ノアリールエーテルをN−メチルピロリドンに溶
解してその濃度を70mg/dlとしたとき、この溶液
の高温ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー
法(測定温度135℃)によるポリスチレン換算の
数平均分子量をいう。 この数平均分子量が30000未満の場合には、後
述する押出成形によりフイルムが得られるもの
の、フイルム強度が小さくなり実用的なものとは
いえない。一方、数平均分子量が70000を超える
と重合体の溶融時に溶融粘度が高くなり押出成形
が困難となる。 数平均分子量の調節は、重合反応時の反応条件
(温度、時間)を所定値に設定したり、所定量の
分子量調節剤を添加することにより行なわれる。 後者の場合における分子量調節剤としては、 次式: (式中、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキル
基、アリール基、アルアルキル基、シアノ基のい
ずれかを表わす。) で示される一価フエノールを用いるとよく、例え
ば、クミルフエノール、フエニルフエノール、p
−tert−ブチルフエノール、シアノフエノールが
好ましいものである。 以上のような特徴を有するポリシアノアリール
エーテルにおいては、()式で示される繰返し
単位が直鎖状に、又は、()式、()式で示さ
れる両繰返し単位が互いに無秩序にあるいは秩序
立つて直鎖状に、連結して構成されており、その
末端は、−H、−X、
ノアリールエーテルをN−メチルピロリドンに溶
解してその濃度を70mg/dlとしたとき、この溶液
の高温ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー
法(測定温度135℃)によるポリスチレン換算の
数平均分子量をいう。 この数平均分子量が30000未満の場合には、後
述する押出成形によりフイルムが得られるもの
の、フイルム強度が小さくなり実用的なものとは
いえない。一方、数平均分子量が70000を超える
と重合体の溶融時に溶融粘度が高くなり押出成形
が困難となる。 数平均分子量の調節は、重合反応時の反応条件
(温度、時間)を所定値に設定したり、所定量の
分子量調節剤を添加することにより行なわれる。 後者の場合における分子量調節剤としては、 次式: (式中、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキル
基、アリール基、アルアルキル基、シアノ基のい
ずれかを表わす。) で示される一価フエノールを用いるとよく、例え
ば、クミルフエノール、フエニルフエノール、p
−tert−ブチルフエノール、シアノフエノールが
好ましいものである。 以上のような特徴を有するポリシアノアリール
エーテルにおいては、()式で示される繰返し
単位が直鎖状に、又は、()式、()式で示さ
れる両繰返し単位が互いに無秩序にあるいは秩序
立つて直鎖状に、連結して構成されており、その
末端は、−H、−X、
【式】
【式】
(ただし、Rは水素原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基、アリール基又はアルアルキル基を表わし、
Xはハロゲン原子を表わす) などでブロツクされている。 上述したポリシアノアリールエーテルは、例え
ば、次のようにして製造することができる。すな
わち、ジハロゲノベンゾニトリルとハイドロキノ
ンのアルカリ金属塩および必要に応じて他の二価
フエノールのアルカリ金属塩とを溶媒の存在下で
重合反応させたのち、水又はアルコールで処理す
る方法である。 本発明のフイルム成形方法は、上記したポリシ
アノアリールエーテルを用いて次のようにして行
なわれる。 すなわち、先ず、上記したポリシアノアリール
エーテルを溶融押出機に供給して溶融処理を行な
う。次いで押出機のダイからフイルムを押出して
急冷させる。押出成形法としてT型ダイス法(キ
ヤスト法)を適用した場合には、押出機のダイか
ら溶融したポリシアノアリールエーテルをフイル
ム状に押出して、押出されたフイルムを直ちに冷
却ロール表面又は水中に導いて急冷する。また、
押出成形法としてインフレーシヨン法を適用して
もよい。 本発明は、上記した押出成形において、押出温
度が350〜450℃であることが必要である。350℃
未満の場合には、成膜性が悪く均質なフイルムが
得られず、また450℃を超えるとフイルム変色や
フイルム内の発泡現象を招くようになり良質なフ
イルムが得られない。好ましくは360〜400℃であ
る。 また、フイルム冷却時の温度は150℃以下であ
ることが必要である。150℃を超えるとポリシア
ノアリールエーテルが結晶化して得られたフイル
ムの透明性が低下したり、フイルムに濁りやしわ
が生じる。 [発明の実施例] 実施例 1 内容積5のセパラブルフラスコに、2,5−
ジクロロベンゾニトリル215g(1.25モル)と、
ハイドロキノン136.3g(1.24モル)、炭酸カリウ
ム207g(1.5モル)、スルホラン2.5、トルエン
1を入れ、アルゴンガスを吹込みながら、160
℃において1.5時間、ついで200℃に昇温して1.5
時間反応させた。つぎに、得られた反応生成物を
メタノール中に投入して重合体を析出させ、つい
でワーニング社製ブレンダーを用いて粉砕した
後、水5で5回、メタノール5で2回洗浄
し、乾燥してポリシアノアリールエーテル240g
を得た。 ここで、得られた重合体の、N−メチルピロリ
ドンを溶媒とする70mg/dl濃度の溶液の高温ゲル
パーミエーシヨンクロマトグラフイー法(測定温
度135℃)によるポリスチレン換算の数平均分子
量を測定し、その結果を表に示した。 また、この重合体の熱的性質を調べたところ、
ガラス転移温度180℃、融点350℃、熱分解開始温
度(空気中)530℃であり、実用上充分な耐熱性
を有していることが確認された。 つぎに、この重合体の耐溶剤性について調べた
ところ、アセトン、エタノール、トルエン、塩化
メチレン、クロロホルムの各溶剤に不溶であつ
た。 さらにこの重合体にライターの炎を10秒間あて
たのち、炎を遠ざけると火はすぐに消え、溶融滴
下も見られず難燃性は良好であつた。 つぎに、この重合体の粉末を、シリンダ直径30
mm、シリンダの全長(L)と直径(D)の比L/D=25、
スクリユー回転数60rpmの溶融押出機に供給し、
シリンダ温度400℃、ダイ温度(押出温度)390℃
の条件下で、幅300mm、肉厚100μmのフイルムを
押出し、押出されたフイルムを直ちに表面温度
(冷却温度)120℃の冷却ロールにより静電印加キ
ヤストして透明フイルムを得た。 フイルムの透明性の判定は、肉厚100μmのフ
イルムに対する波長480nmの光線透過率を測定
することにより行なつた。 得られたフイルムの機械的性質すなわち、破断
強度、降伏強度、伸び、弾性率を測定してその結
果を表に示した。 実施例 2〜5 実施例1における200℃での重合反応時間を延
長することにより、表に示す如き数平均分子量を
有するポリシアノアリールエーテルを実施例1と
同様に製造したほかは、実施例1と同様にフイル
ムを製膜した。 得られた重合体の耐熱性、難燃性及び耐溶剤性
は実施例1と同様であり、得られたフイルムの透
明性は実施例1と同様に良好であり、フイルムの
機械的性質は表に示す如き特性を示した。 比較例 1 実施例1における200℃での重合反応時間を短
縮することにより数平均分子量が17000のポリシ
アノアリールエーテルを得た。つぎに、この重合
体を実施例1と同様に押出成形したが、得られた
フイルムは脆くて機械的性質の測定が不可能であ
つた。 比較例 2 実施例1における200℃での重合反応時間を実
施例2〜5の場合より更に延長することにより数
平均分子量が92000のポリシアノアリールエーテ
ルを得た。つぎに、実施例1と同様にこの重合体
の押出成形を試みたが、重合体の溶融粘度が高す
ぎてフイルムを製膜できなかつた。 実施例 6〜7 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、押出温度
を、実施例6は360℃、実施例7は430℃としたほ
かは、実施例1と同様に押出成形を行なつた。 得られたフイルムの機械的性質、透明性は実施
例3と同等であつた。 比較例 3〜4 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、押出温度
を、比較例3は340℃、比較例4は460℃としたほ
かは、実施例1と同様に押出成形を行なつた。 比較例3で得られたフイルムは、フイルムの各
箇所によつて機械的性質の測定値が異なり、透明
性に関しても良好な箇所と不良な箇所が存在し、
同一フイルム上に物性のバラツキがみられ、実用
性に乏しいフイルムであつた。 一方、比較例4で得られたフイルムには、気泡
およびゲル部分が存在し、実用性に乏しいフイル
ムであつた。 実施例 8〜9 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、冷却温度
を、実施例8は100℃、実施例9は160℃としたほ
かは、実施例1と同様に押出成形を行なつた。 得られたフイルムの機械的性質は実施例3と同
等であり、フイルムの透明性は良好であり、密度
1.271g/mlの均質なフイルムが得られた。 比較例 5 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、冷却温度を
180℃としたほかは実施例1と同様に押出成形を
行なつた。 得られたフイルムは重合体の結晶化にともなう
濁りが生じ、また、しわもみられた。 以上の結果を表に示した。
ル基、アリール基又はアルアルキル基を表わし、
Xはハロゲン原子を表わす) などでブロツクされている。 上述したポリシアノアリールエーテルは、例え
ば、次のようにして製造することができる。すな
わち、ジハロゲノベンゾニトリルとハイドロキノ
ンのアルカリ金属塩および必要に応じて他の二価
フエノールのアルカリ金属塩とを溶媒の存在下で
重合反応させたのち、水又はアルコールで処理す
る方法である。 本発明のフイルム成形方法は、上記したポリシ
アノアリールエーテルを用いて次のようにして行
なわれる。 すなわち、先ず、上記したポリシアノアリール
エーテルを溶融押出機に供給して溶融処理を行な
う。次いで押出機のダイからフイルムを押出して
急冷させる。押出成形法としてT型ダイス法(キ
ヤスト法)を適用した場合には、押出機のダイか
ら溶融したポリシアノアリールエーテルをフイル
ム状に押出して、押出されたフイルムを直ちに冷
却ロール表面又は水中に導いて急冷する。また、
押出成形法としてインフレーシヨン法を適用して
もよい。 本発明は、上記した押出成形において、押出温
度が350〜450℃であることが必要である。350℃
未満の場合には、成膜性が悪く均質なフイルムが
得られず、また450℃を超えるとフイルム変色や
フイルム内の発泡現象を招くようになり良質なフ
イルムが得られない。好ましくは360〜400℃であ
る。 また、フイルム冷却時の温度は150℃以下であ
ることが必要である。150℃を超えるとポリシア
ノアリールエーテルが結晶化して得られたフイル
ムの透明性が低下したり、フイルムに濁りやしわ
が生じる。 [発明の実施例] 実施例 1 内容積5のセパラブルフラスコに、2,5−
ジクロロベンゾニトリル215g(1.25モル)と、
ハイドロキノン136.3g(1.24モル)、炭酸カリウ
ム207g(1.5モル)、スルホラン2.5、トルエン
1を入れ、アルゴンガスを吹込みながら、160
℃において1.5時間、ついで200℃に昇温して1.5
時間反応させた。つぎに、得られた反応生成物を
メタノール中に投入して重合体を析出させ、つい
でワーニング社製ブレンダーを用いて粉砕した
後、水5で5回、メタノール5で2回洗浄
し、乾燥してポリシアノアリールエーテル240g
を得た。 ここで、得られた重合体の、N−メチルピロリ
ドンを溶媒とする70mg/dl濃度の溶液の高温ゲル
パーミエーシヨンクロマトグラフイー法(測定温
度135℃)によるポリスチレン換算の数平均分子
量を測定し、その結果を表に示した。 また、この重合体の熱的性質を調べたところ、
ガラス転移温度180℃、融点350℃、熱分解開始温
度(空気中)530℃であり、実用上充分な耐熱性
を有していることが確認された。 つぎに、この重合体の耐溶剤性について調べた
ところ、アセトン、エタノール、トルエン、塩化
メチレン、クロロホルムの各溶剤に不溶であつ
た。 さらにこの重合体にライターの炎を10秒間あて
たのち、炎を遠ざけると火はすぐに消え、溶融滴
下も見られず難燃性は良好であつた。 つぎに、この重合体の粉末を、シリンダ直径30
mm、シリンダの全長(L)と直径(D)の比L/D=25、
スクリユー回転数60rpmの溶融押出機に供給し、
シリンダ温度400℃、ダイ温度(押出温度)390℃
の条件下で、幅300mm、肉厚100μmのフイルムを
押出し、押出されたフイルムを直ちに表面温度
(冷却温度)120℃の冷却ロールにより静電印加キ
ヤストして透明フイルムを得た。 フイルムの透明性の判定は、肉厚100μmのフ
イルムに対する波長480nmの光線透過率を測定
することにより行なつた。 得られたフイルムの機械的性質すなわち、破断
強度、降伏強度、伸び、弾性率を測定してその結
果を表に示した。 実施例 2〜5 実施例1における200℃での重合反応時間を延
長することにより、表に示す如き数平均分子量を
有するポリシアノアリールエーテルを実施例1と
同様に製造したほかは、実施例1と同様にフイル
ムを製膜した。 得られた重合体の耐熱性、難燃性及び耐溶剤性
は実施例1と同様であり、得られたフイルムの透
明性は実施例1と同様に良好であり、フイルムの
機械的性質は表に示す如き特性を示した。 比較例 1 実施例1における200℃での重合反応時間を短
縮することにより数平均分子量が17000のポリシ
アノアリールエーテルを得た。つぎに、この重合
体を実施例1と同様に押出成形したが、得られた
フイルムは脆くて機械的性質の測定が不可能であ
つた。 比較例 2 実施例1における200℃での重合反応時間を実
施例2〜5の場合より更に延長することにより数
平均分子量が92000のポリシアノアリールエーテ
ルを得た。つぎに、実施例1と同様にこの重合体
の押出成形を試みたが、重合体の溶融粘度が高す
ぎてフイルムを製膜できなかつた。 実施例 6〜7 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、押出温度
を、実施例6は360℃、実施例7は430℃としたほ
かは、実施例1と同様に押出成形を行なつた。 得られたフイルムの機械的性質、透明性は実施
例3と同等であつた。 比較例 3〜4 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、押出温度
を、比較例3は340℃、比較例4は460℃としたほ
かは、実施例1と同様に押出成形を行なつた。 比較例3で得られたフイルムは、フイルムの各
箇所によつて機械的性質の測定値が異なり、透明
性に関しても良好な箇所と不良な箇所が存在し、
同一フイルム上に物性のバラツキがみられ、実用
性に乏しいフイルムであつた。 一方、比較例4で得られたフイルムには、気泡
およびゲル部分が存在し、実用性に乏しいフイル
ムであつた。 実施例 8〜9 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、冷却温度
を、実施例8は100℃、実施例9は160℃としたほ
かは、実施例1と同様に押出成形を行なつた。 得られたフイルムの機械的性質は実施例3と同
等であり、フイルムの透明性は良好であり、密度
1.271g/mlの均質なフイルムが得られた。 比較例 5 実施例3で得られた数平均分子量が46000のポ
リシアノアリールエーテルを用いて、冷却温度を
180℃としたほかは実施例1と同様に押出成形を
行なつた。 得られたフイルムは重合体の結晶化にともなう
濁りが生じ、また、しわもみられた。 以上の結果を表に示した。
【表】
【表】
[発明の効果]
以上、発明の実施例から明らかなように、本発
明方法でもつて、ポリシアノアリールエーテルフ
イルムを製造すれば、透明性に優れ、かつ、機械
的強度、耐熱性に優れたフイルムが得られる。 したがつて、本発明方法で得られたフイルム
は、透明性、耐熱性、機械的強度が要求される各
種産業(例えば、電子・電気機器、機械)用フイ
ルム、家庭用フイルムとして有用である。
明方法でもつて、ポリシアノアリールエーテルフ
イルムを製造すれば、透明性に優れ、かつ、機械
的強度、耐熱性に優れたフイルムが得られる。 したがつて、本発明方法で得られたフイルム
は、透明性、耐熱性、機械的強度が要求される各
種産業(例えば、電子・電気機器、機械)用フイ
ルム、家庭用フイルムとして有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式: で示される繰返し単位を80モル%以上含有し、か
つ、数平均分子量が30000〜70000であるポリシア
ノアリールエーテルを、350〜450℃において押出
成形した後、150℃以下に急冷することを特徴と
するポリシアノアリールエーテルフイルムの成形
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60076766A JPS61235123A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | ポリシアノアリ−ルエ−テルフイルムの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60076766A JPS61235123A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | ポリシアノアリ−ルエ−テルフイルムの成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61235123A JPS61235123A (ja) | 1986-10-20 |
| JPH0523935B2 true JPH0523935B2 (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=13614716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60076766A Granted JPS61235123A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | ポリシアノアリ−ルエ−テルフイルムの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61235123A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3461094D1 (en) * | 1983-03-31 | 1986-12-04 | Union Carbide Corp | Polyarylnitrile polymers and a method for their production |
-
1985
- 1985-04-12 JP JP60076766A patent/JPS61235123A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61235123A (ja) | 1986-10-20 |
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