JPH052394A - 電子楽器のプリセツト制御装置 - Google Patents

電子楽器のプリセツト制御装置

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JPH052394A
JPH052394A JP3311575A JP31157591A JPH052394A JP H052394 A JPH052394 A JP H052394A JP 3311575 A JP3311575 A JP 3311575A JP 31157591 A JP31157591 A JP 31157591A JP H052394 A JPH052394 A JP H052394A
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signal
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Akiyoshi Oya
昭義 大矢
Tomoaki Sekiguchi
知章 関口
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリセットデータの部分的変更を容易に行な
えるようにし、プリセットデータのバリエーションを豊
富にする。 【構成】 楽音選択設定用の手動操作子の各々に対応し
てデータ保持手段を設け、その選択設定データを夫々保
持できるようにする。また、所望のプリセットデータの
選択がなされたとき、そのプリセットデータによってデ
ータ保持手段の保持内容を更新するようにする。スイッ
チ操作により一部禁止を指示したとき、該プリセットデ
ータのうち所定の一部について前記データ保持手段の保
持内容が更新されることを禁止し、禁止された一部のデ
ータに対応するデータが該プリセット選択前の状態で該
データ保持手段に残されるようにする。所望のプリセッ
ト選択の後に、一部禁止制御を行なって別の所望のプリ
セット選択を行なえば、プリセットデータ同士の組合せ
によるプリセットデータの一部の即座の代替が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリセットデータに
よって楽音を制御する場合、プリセットデータの部分的
変更を容易に行なえるようにした電子楽器のプリセット
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器においては各種音色、音量、効
果等を選択設定するための操作子が複数設けられてお
り、各操作子の状態を適宜選択設定することにより所望
の楽音制御が行なわれる。また、演奏中に操作子操作を
行なうのは面倒である等の理由により、各操作子に対応
する楽音制御データの状態をプリセットしておき、これ
らのプリセットデータをスイッチ操作に応じて一括して
読み出して楽音制御に利用するようにしたプリセット装
置も従来から存在する。このようなプリセット装置にお
いては、スイッチ操作によって1組のプリセットデータ
を選択するとそのすべてが楽音制御に利用されるように
なっている。そのため、プリセットデータを部分的に利
用することができず、演奏性能に限界があった。例え
ば、演奏途中で操作子による楽音制御からプリセット装
置による楽音制御に切換える場合、楽音制御データのう
ち一部は操作子による設定状態のままに保持しておき、
その残りだけをプリセットデータによって置き換えたい
ことが応々にしてある。演奏途中に変更したくない楽音
制御ファクタとしては、例えば、自動リズムセクション
(リズム種類やテンポ等)のように曲の途中で一般にそ
の内容が変化しないことが多いものなどである。しかし
ながら、上述のようなプリセット装置はそのような演奏
者の要求を満たすことができなかったため、演奏者はや
むを得ず操作子を手動操作しなければならず、操作が面
倒であった。
【0003】一方、特開昭55−77794号公報にお
いては、プリセット選択時において、一部のデータに関
して、操作子出力とプリセット記憶回路出力の選択を行
なうことにより、プリセットデータの一部を手動操作子
の設定データによって代替できるようにしたことが示さ
れている。すなわち、記憶回路に複数組のプリセットデ
ータを記憶し、これをプリセットスイッチの選択に応じ
て読み出すようにしており、1組のプリセットデータに
おける各データに対応するデータは可変抵抗器からなる
操作子によって手動設定することが可能である。プリセ
ット選択を行なった場合、通常は、可変抵抗器からなる
操作子による設定データは全て禁止され、記憶回路から
読み出したプリセットデータが楽音制御のために供給さ
れる。一方、上記操作子をいくつかのグループに分け、
そのグループに対応して選択指令スイッチが設けられて
おり、選択指令スイッチのいずれかが操作されると、そ
れに対応する所定のグループに関して上記操作子による
設定データの出力禁止が解除され、その部分のプリセッ
トデータに代替して操作子設定データが出力されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、プリセットデータの一部が手動操作子の設
定データによって代替されるだけであったため、手動操
作子の設定を適切に行なわなければならず、面倒な面が
あった。この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
プリセットデータの部分的変更が容易に行なえるように
した電子楽器のプリセット制御装置を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子楽器
のプリセット制御装置は、楽音を制御するための各種デ
ータを選択設定するための複数の操作子と、各操作子に
対応して設けられ、該操作子の操作に応じてそのデータ
保持内容が更新され、これにより該操作子の操作に応じ
た選択設定データを保持することが可能なデータ保持手
段と、楽音を制御するための各種データに関するプリセ
ットデータを複数組記憶したプリセットデータ記憶手段
と、前記プリセットデータ記憶手段から所望のプリセッ
トデータを選択して読み出すプリセット選択手段と、前
記プリセットデータの一部を禁止することを指示するた
めに選択的に操作される禁止スイッチ手段と、前記プリ
セット選択手段による選択に応じて前記プリセットデー
タ記憶手段から読み出されたプリセットデータにより前
記データ保持手段のデータ保持内容を更新するものであ
り、その際、前記禁止スイッチ手段により一部禁止が指
示されていれば、前記プリセットデータ記憶手段から読
み出されたプリセットデータのうち所定の一部について
前記データ保持手段のデータ保持内容が更新されること
を禁止し、その結果、禁止された一部のデータに対応す
るデータが該プリセット選択前の状態で該データ保持手
段に残されるようにする制御手段と、前記データ保持手
段の保持データを楽音制御用データとして供給する供給
手段とを具えたものである。
【0006】
【作用】楽音制御用各種データを選択設定するための複
数の操作子の各々に対応してデータ保持手段が設けられ
ており、該各操作子の操作に応じた選択設定データを該
データ保持手段にて夫々保持することができる。一方、
プリセット選択手段によって所望のプリセットデータの
選択がなされると、プリセットデータ記憶手段から該選
択されたプリセットデータが読み出され、制御手段の制
御により前記データ保持手段のデータ保持内容が該プリ
セットデータによって更新される。その際、上記制御手
段は、禁止スイッチ手段により一部禁止が指示されてい
れば、該プリセットデータのうち所定の一部について前
記データ保持手段のデータ保持内容が更新されることを
禁止し、その結果、禁止された一部のデータに対応する
データが該プリセット選択前の状態で該データ保持手段
に残されるようにする。このデータ保持手段に保持され
たデータが楽音制御用データとして供給される。
【0007】従って、禁止スイッチ手段により一部禁止
を指示した場合、プリセットデータ選択がなされたと
き、プリセットデータのうち所定の一部を利用禁止する
ことができる。データ保持手段では、禁止されたデータ
に対応するデータとして該プリセット選択前の状態のデ
ータが残されるので、この残されたデータによって、禁
止されたデータの代替がなされる。従って、該所定の一
部については、前記操作子によって選択設定してデータ
保持手段に保持していたデータを、プリセットデータに
代替させることができる。これにより、該プリセットデ
ータの所定の一部が操作子によるそのときの選択設定デ
ータによって即座に代替されるので、手動操作子の所望
の設定データによってプリセットデータの一部を変更す
ることができる。
【0008】特に、この発明によれば、上記データ保持
手段は、上記操作子の操作のみならず、プリセット選択
操作に応じても更新されるので、例えば、一部禁止制御
を行なわずに所望のプリセット選択を行なった後に、一
部禁止制御を行なって別の所望のプリセット選択を行な
えば、後のプリセットデータの一部を前のプリセットデ
ータの一部によって代替することができ、プリセットデ
ータ同士の組合せによるプリセットデータの一部の即座
の代替が可能になる、という特徴を有する。このように
プリセットデータ同士の部分的入替が可能であることに
より、プリセットデータのバリエーションを拡張するこ
とができ、かつその際のデータ作成処理も、プリセット
データ同士の部分的入替であるために、手動操作子で設
定操作を行なうものに比べて数段容易な操作で行なうこ
とができ、しかも、再現性に富んでいる、という優れた
効果を奏する。
【0009】以下添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明しよう。図1において、コントロールパ
ネル10は音色、音量、効果等を選択設定するための各
種の楽音制御用操作子を含む部分である。プリセットパ
ネル11はコントロールパネル10の各操作子の状態を
予じめ設定した状態に自動的に設定するためのスイッチ
を含む部分である。制御回路12はコントロールパネル
10における各操作子の選択設定状態の読み出し及びプ
リセットパネル11を使用したプリセット動作(プリセ
ットデータの書込み及び読み出し)を制御するものであ
る。キースイッチ回路13は鍵盤の各鍵に対応するキー
スイッチを含み、押圧鍵を表わす情報を楽音発生部14
に与える。複音楽器の場合、楽音発生部14は同時最大
発音数に相当するチャンネルを有し、押圧鍵をいずれか
のチャンネルに割当てて発音させる。楽音発生部14は
押圧鍵に対応する音高の楽音信号を制御回路12から与
えられる楽音制御信号に応じた音色、音量、効果等を付
与して発生する。楽音発生部14から出力された楽音信
号はサウンドシステム15に与えられる。
【0010】図2には制御回路12とプリセットパネル
11の詳細例が示されており、コントロールパネル10
における各操作子ユニット10A……,10B……の詳
細は省略されている。コントロールパネル10における
操作子には大別して2つのタイプがある。1つは、1つ
のスイッチにより音色あるいは効果等の選択を行なうも
の(これをA型操作子ということにする)、もう1つは
複数のスイッチにより音色、音量、効果等の段階的選択
設定を行なうもの(これをB型操作子ということにす
る)、である。コントロールパネル10にはA型及びB
型の操作子が複数配列されている。
【0011】図3はコントロールパネル10におけるB
型操作子ユニットに一例を示す図である。ここに示され
た操作子はフルート16フィート系音色(FLUTE1
6´)の音量レベルを0から7までの8段階で選択設定
するための音色選択操作子である。この操作子は、レベ
ル0乃至7に対応する自己復帰型押釦スイッチPS0乃
至PS7をたて長に配列して成り、その押釦PB0乃至
PB7の内部に夫々発光素子(例えば発光ダイオード)
L0乃至L7を収納してある。各押釦スイッチPS0乃
至PS7の出力はプライオリティエンコーダ16に与え
られる。プライオリティエンコーダ16は押圧された押
釦スイッチ(PS0乃至PS7のうち1つ)を示す3ビ
ットの2進信号をエンコードするもので、複数の押釦ス
イッチが同時に押圧された場合はそのうち1つを優先選
択してエンコードする。エンコーダ16の出力はセレク
タ17の「0」入力に与えられる。セレクタ17の制御
入力に与えられるロード信号LA(またはLB)は通常
は“0”であり、この選択制御入力信号が“0”のとき
「0」入力に与えられているエンコーダ16からの信号
を選択する。また、プライオリティエンコーダ16は押
釦スイッチPS0乃至PS7が押圧されたときイベント
信号EVTを出力する。このイベント信号EVTはオア
回路19を介してレジスタ18のロード制御入力Lに与
えられる。レジスタ18は、ロード制御入力Lに信号
“1”が与えられたとき、セレクタ17から与えられる
コード信号を取り込む。従って、押釦スイッチ(PS0
の乃至PS7のうちいずれか1つ)が押圧されたとき、
この押圧された押釦スイッチを示すコード信号がレジス
タ18に記憶される。
【0012】レジスタ18の出力はデコーダ20に入力
され、「0」乃至「7」のデコード出力のいずれかが
“1”となる。デコーダ20の出力はオア回路21乃至
28を介して各押釦PB0の乃至PB7に対応する発光
素子L0乃至L7に印加される。デコーダ20における
「0」乃至「7」の出力はレジスタ18に記憶されてい
るコード信号に対応する押釦スイッチのレベルに対応し
ている。「0」乃至「7」のうち1つのレベルを示すデ
コーダ20の出力によってそのレベル以下のすべての発
光素子(L0乃至L7のうちいずれか1乃至複数)が点
灯されるようにオア回路21乃至28とデコーダ20と
が接続されている。
【0013】例えば押釦スイッチPS4が押圧される
と、このスイッチPS4に対応する2進コード信号“1
00”がレジスタ18に記憶され、デコーダ20の出力
「4」が“1”となる。これによりレベル4以下の発光
素子L0乃至L4に対応するオア回路21乃至25に夫
々“1”が入力され、これらの発光素子L0乃至L4が
すべて点灯される。このように、選択されたレベル4の
みならずそれ以下のレベルに対応する発光素子L0乃至
L4をすべて点灯することにより棒グラフ状にレベル表
示を行なうことができ、レベル設定量が判別し易くなる
という利点がある。
【0014】図4はコントロールパネル10におけるB
型操作子ユニットの別の例を示す図である。各段階0乃
至7に対応する表示器ケースDC0乃至DC7の内部に
発光素子L8乃至L15が夫々収納されている。アップ
用押釦PB8は設定量(音量レベルあるいはリズムテン
ポあるいはサステイン時間等)を増大するとき押圧する
ものであり、ダウン用押釦PB9は設定量を減少すると
き押圧するものである。各押釦PB8,PB9に対応し
て2段階のスイッチPS81,PS82,PS91,P
S92が夫々設けられている。スイッチPS81,PS
91は浅い押圧タッチで導通し、スイッチPS82,P
S92は深い押圧タッチで導通する。押釦PB8または
PB9を浅いタッチで押圧したときはスイッチPS8
1,PS91のオン出力“1”がアンド回路29,30
を介してアンド回路31,32が与えられ、低周波クロ
ックパルスLFOを1/2分周器33で1/2分周した
低速低周波クロックパルスLFO´が選択される。押釦
PB8又はPB9を深いタッチで押圧したときはスイッ
チPS82,PS92のオン出力“1”がアンド回路3
4,35に与えられ、低周波クロックパルスLFOが選
択される。このとき、インバータ36,37の出力
“0”によりアンド回路29,30が動作不能となり、
第1スイッチPS81,PS91の出力は禁止される。
アップ用押釦PB8の操作にもとづいて選択された高速
または低速の低周波クロックパルスLFO,LFO´
は、アンド回路31または34からオア回路38及びア
ンド回路40を介してプログラマブルアップダウンカウ
ンタ42のアップカウント入力Uに与えられる。ダウン
用押釦PB9の操作にもとづいて選択されたクロックパ
ルスLFO,LFO´はオア回路39及びアンド回路4
1を介してカウンタ42のダウンカウント入力Dに与え
られる。
【0015】アップカウント中にカウンタ42の内容が
最大値(オール“1”)になると、ナンド回路43の出
力が“0”となり、アンド回路40が動作不能となって
アップカウントが禁止される。ダウンカウント中にカウ
ンタ42の内容が最小値(オール“0”)になると、オ
ア回路44の出力が“0”となり、アンド回路41が動
作不能となってダウンカウントが禁止される。カウンタ
42の出力のうち上位3ビットはデコーダ45に入力さ
れ、「0」乃至「7」のうちいずれか1つのデコード出
力が“1”となる。デコーダ45の各出力は図3のデコ
ーダ20と同様にオア回路46乃至53を介して自己及
び自己より下位の段階に対応するすべての発光素子(L
8乃至L15のうち1乃至複数)に印加される。例えば
デコーダ45の出力が「3」のときは発光素子L8乃至
L11が点灯される。
【0016】設定量を素早く増大するときはアップ用押
釦PB8を深く押圧する。すると、アンド回路34を介
して高速の低周波クロックパルスLFOが選択され、こ
のクロックパルスLFOのレートでカウンタ42が素早
くアップカウントされる。このカウンタ42の増数に伴
ない発光素子L8乃至L15が上位の段階に向けて順次
点灯していくので、所望の段階まで点灯したとき押釦P
B8から指を離せばよい。押釦PB8を浅く押圧したと
きは低速の周波数クロックパルスLFO´が選択される
ので、カウンタ42の増数レートは遅い。従って設定量
を僅かだけ増大するときは押釦PB8を浅く押圧するの
がよい。これとは反対に、設定量を素早く減少させると
きはダウン用押釦PB9を深く押圧し、ゆっくり減少さ
せるときは押釦PB9を浅く押圧する。カウンタ42の
減数に伴ない発光素子L8乃至L15が下位に向けて順
次消灯していくので、所望の段階まで消灯したとき押釦
PB9から指を離せばよい。
【0017】尚、図3及び図4共、設定量が棒グラフ状
に点灯表示されるようになっているが、設定量に対応す
る単一の発光素子のみを点灯する場合はデコーダ20及
び45の各出力は「0」乃至「7」を各々に対応する単
一の発光素子のみに印加するようにすればよい。棒グラ
フ状の表示が好ましいものは各音色毎の音量レベル、自
動リズム音の音量レベル、リズムのテンポ、サステイン
時間長、等であり、単一点灯が好ましいものは上鍵盤音
と下鍵盤音の音量バランス、鍵盤音とリズム音の音量バ
ランス等である。
【0018】図5はコントロールパネル10におけるA
型操作子ユニットの一例を示す図である。A型操作子は
1個の押釦スイッチPS10から成り、その押釦PB1
0の内部に発光素子L16が収納されている。押釦スイ
ッチPS10が押圧されると、ワンショット回路54か
ら1パスルが出力され、アンド回路55及び56に供給
される。R−Sフリップフロップ57の出力Qがアンド
回路55に加えられると共にインバータ58で反転され
てアンド回路56に加えられている。アンド回路55の
出力はオア回路59を介してフリップフロップ57のリ
セット入力Rに加わり、アンド回路56の出力はオア回
路60を介してフリップフロップ57のセット入力Sに
加わる。フリップフロップ57の出力Qは発光素子L1
6に印加される。従って自己復帰型の押釦スイッチPS
10を押圧する毎にフリップフロップ57の状態が反転
し、発光素子L16が点灯または消灯される。
【0019】図2において、コントロールパネル10に
おける複数のA型操作子ユニット10A……及びB型操
作子ユニット10B……の出力は、縦続接続された並列
入力直列出力型(これをPISOで示す)シフトレジス
タ61a乃至61nによって1ビットの直列データSD
に変換されて制御回路12に供給される。また、制御回
路12からはコントロールパネル10の各操作子を所定
の状態に設定するための直列データSSDが与えられる
ようになっており、この直列データSSDは縦続接続さ
れた直列入力並列出力型(これをSIPOで示す)シフ
トレジスタ62a乃至62nによって並列データに変換
されて各操作子ユニット10A……,10B……に入力
される。また、SIPOシフトレジスタ62a乃至62
nの出力を所定のタイミングで各操作子ユニット10A
……,10B……に取り込むためのロード信号LAまた
はLBが制御回路12からコントロールパネル10に与
えられる。
【0020】図3に示すようなB型操作子ユニットにお
いては、この操作子ユニットに対応するSIPOシフト
レジスタ(62a乃至62nのうちいずれか1つ)から
出力される並列コード信号はセレクタ17の「1」入力
に与えられ、ロード信号LA(またはLB)はセレクタ
17の制御入力及びオア回路19を介してレジスタ18
のロード制御入力Lに与えられる。従って、ロード信号
LA(またはLB)が“1”のとき、この操作子ユニッ
トに対応するSIPOシフトレジスタ(62a乃至62
nのうち1つ)から与えられるコード信号がセレクタ1
7の「1」入力を介してレジスタ18に取り込まれる。
また、図4に示すようなB型操作子ユニットにおいて
は、このユニットに対応するSIPOシフトレジスタ
(62a乃至62nのうちいずれか1つ)から出力され
る並列コード信号はプログラマブルアップダウンカウン
タ42のプリセットデータ入力PDIに与えられ、ロー
ド信号LA(またはLB)は該カウンタ42のプリセッ
ト可能入力PEに与えられる。従って、ロード信号LA
(またはLB)が“1”のとき、このユニットに対応す
るSIPOシフトレジスタ(62a乃至62nのうち1
つ)から与えられるコード信号がカウンタ42にプリセ
ットされる。
【0021】図5に示すようなA型操作子ユニットにお
いては、このユニットに対応するSIPOシフトレジス
タ(62a乃至62nのうち1つ)の出力信号はアンド
回路63に与えられると共にインバータ64に反転され
てアンド回路65に与えられる。またロード信号LA
(またはLB)はアンド回路63及び65に与えられ
る。アンド回路63の出力はオア回路60を介してフリ
ップフロップ57のセット入力Sに与えられる。アンド
回路65の出力はオア回路59を介してリセット入力R
に与えられる。従って、ロード信号LA(またはLB)
が“1”のとき、このユニットに対応するSIPOシフ
トレジスタ(62a乃至62nのうち1つ)の出力信号
が“1”ならばフリップフロップ57は強制的にセット
され、“0”ならば強制的にリセットされる。
【0022】図3に示すようなB型操作子ユニットにお
いてはレジスタ18の出力が該ユニットに対応するPI
SOシフトレジスタ(61a乃至61nのうち1つ)に
入力される。また、図4に示すようなB型操作子ユニッ
トにおいてはカウンタ42の出力が該ユニットに対応す
るPISOシフトレジスタ(61a乃至61nのうち1
つ)入力される。図5に示すようなA型操作子ユニット
においてはフリップフロップ57の出力が該ユニットに
対応するPISOシフトレジスタ(61a乃至61nの
うち1つ)に入力される。
【0023】A型操作子ユニットに対応するシフトレジ
スタ61a乃至61n,62a乃至62nは夫々1ステ
ージしかシフトステージを持たず、B型操作子ユニット
に対応するシフトレジスタ61a乃至61n,62a乃
至62nは各ユニットのレジスタ18あるいはカウンタ
42のビット数と同数のステージ数をもつことはいうま
でもない。この実施例では、コントロールパネル10に
おける全操作子の出力データの合計ビット数は64ビッ
トであり、従って、PISOシフトレジスタ61a乃至
61n及びSIPOシフトレジスタ62a乃至62nの
合計ステージ数は夫々64ステージである。各シフトレ
ジスタ61a乃至61n及び62a乃至62nはシステ
ムクロックパルスφに従ってシフト制御される。タイミ
ング信号発生器66はシステムクロックパルスφにもと
づいて各種のタイミング信号を発生するためのもので、
そのうちのタイミング信号SY63はPIPOシフトレ
ジスタ61a乃至61nへの並列データ取り込みタイミ
ングを制御する。このタイミング信号SY63はシステ
ムクロックパルスφの1周期分のパルス幅をもち、パル
スφが64パルス発生する毎に1パルスの割合で繰返し
発生する。
【0024】各PIPOシフトレジスタ61a乃至61
nのロード制御入力にはタイミング信号SY63が与え
られており、この信号SY63が“1”となったとき、
コントロールパネル10の各操作子ユニットから出力さ
れている各種楽音制御データが各レジスタ61a乃至6
1nに並列的に取り込まれる。取り込まれたデータはシ
フトレジスタ61a乃至61n内を順次シフトされてい
き、最後のシフトレジスタ61nの最終ステージから直
列データSDとして出力される。信号SY63の発生時
からクロックパルスφの64パルス分の時間が経過する
と、64ステージから成るPISOシフトレジスタ61
a乃至61nにおける全データの直列シフト出力が完了
する。このときタイミング信号SY63が再び発生し、
各レジスタ61a乃至61nに並列データが新たに取り
込まれる。こうして、合計64ビットの各種楽音制御デ
ータが直列化されて繰返し出力される。
【0025】直列化された楽音制御データSDは楽音発
生部14に与えられると共に、制御回路12内のSIP
Oシフトレジスタ67に入力される。このSIPOシフ
トレジスタ67はシステムクロックパルスφによってシ
フト制御される64ステージ/1ビットのシフトレジス
タであり、64ビットの直列楽音制御データSDを並列
データに変換して各ステージから出力する。また、シフ
トレジスタ67の最終ステージの出力は排他オア回路6
8に入力される。この回路68の他の入力には直列楽音
制御データSDが加えられており、両入力には64ビッ
ト分の時間遅れがある。従って、64ビットの楽音制御
データのうち同じデータ(ビット)の現在の状態SDと
その直前の状態とが排他オア回路68で順次比較される
ことになる。両者が一致するとき(つまりデータが変化
していないとき)排他オア回路68の出力は“0”であ
り、不一致のとき(つまりデータが変化したとき)
“1”である。この排他オア回路68にの出力はイベン
ト信号EVNTとして楽音発生部14に与えられる。
【0026】SIPOシフトレジスタ67から並列的に
出力される64ビットのデータはプリセットRAM(ラ
ンダムアクセスメモリの略、以下同じ)69及びキャン
セルRAM70のデータ入力端子に夫々与えられる。プ
リセットRAM69は1ワードが64ビットから成る楽
音制御データを4ワード分記憶し得る容量を有し、キャ
ンセルRAM70は1ワード分記憶し得る容量を有す
る。RAM69における各ワードの記憶エリアはプリセ
ットパネル11の4つのプリセットスイッチP1,P
2,P3,P4に夫々対応しており、これらのスイッチ
P1乃至P4によってアドレス指定される。演奏者の好
みに応じて自由に設定されたコントロールパネル10の
各操作子の状態をRAM69に書き込み(プリセット
し)、かつ読み出すために、プリセットスイッチP1乃
至P4が設けられている。
【0027】プリセットROM(リードオンリーメモリ
の略、以下同じ)71はコントロールパネル10の各操
作子の状態を表わすデータを3ワード分予め記憶したも
ので、プリセットパネル11の3つのプリセットスイッ
チP5,P6,P7によって各ワードの記憶エリアがア
ドレス指定される。記憶回路72は磁気カードMCに記
憶されているコントロールパネル10の各操作子の状態
を示す1ワード分のデータを読み取って記憶するための
回路である。
【0028】RAM69,70、ROM71、及び記憶
回路72のいずれかから読み出された1ワード分の楽音
制御データ(プリセットデータ)はPISOシフトレジ
スタ73に並列入力される。このシフトレジスタ73は
システムクロックパルスφによってシフト制御される6
4ステージ/1ビットのレジスタであり、タイミング信
号SY63のパルス発生タイミングで1ワード分(64
ビット)の並列データを各ステージにロードする。シフ
トレジスタ73に取り込まれた1ワード分の楽音制御デ
ータ(プリセットデータ)はクロックパルスφに従って
最終ステージから順次出力され、直列のプリセットデー
タSSDとしてSIPOシフトレジスタ62a乃至62
nの最初のステージに直列入力される。そして、前述の
通り、ロード信号LA(またはLB)にもとづいて各操
作子ユニット10A……,10B……のレジスタ18あ
るいはカウンタ42あるいはフリップフロップ57等に
夫々記憶される。従って、プリセットモードが選択され
た場合はそのプリセットデータの状態が各操作子ユニッ
ト10A……,10B……で夫々表示される。尚、後述
のように、ロード信号LA,LBはタイミング信号SY
63に同期して発生される。従って、前回のタイミング
信号SY63の発生時にPISOシフトレジスタ73に
取り込まれた64ビットのデータがそっくりそのままS
IPOシフトレジスタ62a乃至62nに転送されたと
き信号LA,LBが発生し、これらレジスタ62a乃至
62nの内容が各操作子ユニット10A……,10B…
…に取り込まれる。
【0029】プリセットパネル11におけるキャンセル
スイッチCSW及びプリセットスイッチP1乃至P7の
出力と、磁気カードMCが挿入されたときに発生される
磁気カード読み取り終了信号MCRとが優先回路74に
入力されている。優先回路74は入力信号のうち“1”
となっている信号を1つだけ選択して出力するもので、
複数の入力信号が“1”のときは所定の優先順位に従っ
て1つの信号“1”を選択する。変化検出回路75は優
先回路74の各出力信号が“0”から“1”または
“1”から“0”に変化したことを検出するためのもの
で、変化を検出したときイベント信号P・EVNTを出
力する(“1”にする)。また、優先回路74を経由し
たキャンセルスイッチCSWの出力信号はRAM70の
読み出し可能端子REに与えられると共にキャンセルリ
クエスト信号CREQとしてオア回路76に与えられ
る。優先回路74を経由したプリセットスイッチP1乃
至P4の出力信号はRAM68のアドレス入力及び読み
出し可能端子(ADRS・RE)に与えられると共に、
オア回路77でまとめられてエニーRAMリクエスト信
号AREQとしてオア回路76に与えられる。優先回路
74を経由したプリセットスイッチP5乃至P7の出力
信号はPOM71のアドレス入力及び読み出し可能端子
(ADRS・RE)に与えられると共に、オア回路78
でまとめられてエニーROMリクエスト信号OREQと
してオア回路76に与えられる。優先回路74を経由し
た磁気カード読み取り終了信号MCRは記憶回路72の
読み出し可能端子REに与えられると共に磁気カードリ
クエスト信号MREQとしてオア回路76に与えられ
る。
【0030】プリセットパネル11に設けられたメモリ
スイッチMSWはRAM69に書込み命令を与えるため
のものである。このスイッチMSWの出力信号MEMは
アンド回路79に与えられる。アンド回路79の他の入
力にはタイミングSY63とエニイRAMリクエスト信
号AREQが加えられており、その出力はRAM69の
書込み可能端子WEに与えられる。RAM69は書込み
可能端子WEに“1”が与えられたとき、アドレス入力
ADRSによって指定されたエリアにSIPOシフトレ
ジスタ67から出力された64ビット分のデータを書込
む。信号SY63のパルス発生タイミングにおいては、
該信号SY63の前回の発生タイミングにおいてコント
ロールパネル10からPISOシフトレジスタ61a乃
至61nは取り込まれた64ビットのデータがすべてS
IPOシフトレジスタ67に転送さてれきている。従っ
て、この信号SY63のタイミングRAM69の書込み
を制御することにより、コントロールパネル10の全操
作子の状態を示す64ビットのデータをすべて書込むこ
とができる。また、RAM69では、書込み可能端子W
Eに与えられる信号が“0”のとき、アドレス入力及び
読み出し可能端子(ADRS・RE)に与えられる信号
によって指定されたエリアから1ワード(64ビット)
分のデータを読み出す。
【0031】RAM69に対する書込みは次のようにし
て行なう。演奏者は、まず、コントロールパネル10の
各操作子を所望の状態に手動設定する。すなわち、図3
乃至図5に示すような各操作子ユニット10A……,1
0B……の押釦PB0,PB1……を望み通りに押圧
し、記憶回路(レジスタ18,カウンタ42,フリップ
フロップ57等)に所望の状態を示すデータを夫々記憶
させる。こうして手動設定した各操作子の状態は各々に
対応する発光素子L0,L1……によって可視表示さ
れ、演奏者によって確認される。各操作子の状態を示す
データは各ユニット10A……,10B……内の記憶回
路18,42,57からPISOシフトレジスタ61a
乃至61nを介してSIPOシフトレジスタ67に絶え
ず送り込まれる。
【0032】コントロールパネル10の各操作子を所望
の状態に設定し終えた後、RAM69の所望のエリアを
指示するプリセットスイッチ(P1乃至P4のうち1
つ)を押圧すると同時にメモリスイッチMSWを押圧す
る。すると、タイミング信号SY63のタイミングでア
ンド回路79にの条件が成立し、押圧されたプリセット
スイッチP1乃至P4に対応するRAM69のエリアに
レジスタ67のデータすなわちコントロールパネル10
の設定状態を示すデータが書き込まれる。以上の操作
を、コントロールパネル10の設定状態を変えて、各プ
リセットスイッチP1乃至P4につき、夫々行なう。こ
うして、RAM69の全エリアに演奏者の望みの楽音制
御データの組合せが4組(4ワード)記憶される。RA
M69あるいはROM71を読み出す場合は、プリセッ
トスイッチP1乃至P7のいずれか1つを単独で押圧す
る。これにより、RAM69あるいはROM71の対応
するエリアから64ビット分のデータが読み出され、タ
イミング信号SY63のタイミングでPISOシフトレ
ジスタ73にロードされる。
【0033】例えば、RAM69を読み出すためのスイ
ッチP1乃至P4が押圧されると、RAM69からデー
タが読み出されると共に、図6に示すようにエニーRA
Mリクエスト信号AREQが“1”となる。また、イベ
ント信号P・EVNTが図6に示すように発生する。こ
のイベント信号P・EVNTはアンド回路80に与えら
れる。アンド回路80の他の入力には信号AREQの
“1”がオア回路76を介して加えられる。従って、ア
ンド回路80の出力信号S1はプリセットスイッチP1
乃至P4が新たに押圧されたとき、イベント信号P・E
VNTに対応して“1”となる。アンド回路80の出力
信号S1はRーSフリップフロップ81のセット入力S
に加わる。このフリップフロップ81のリセット入力R
にはタイミング信号SY63が加わる。従って、フリッ
プフロップ81の出力信号Q1は図6に示すように信号
S1の立下りから信号SY63の立下りまで“1”とな
る。アンド回路82には信号Q1とSY63とが入力さ
れており、その出力信号S2は図6に示すように発生す
る。すなわち、プリセットスイッチP1乃至P4が押圧
されたときから教えて最初のタイミング信号SY63
(図6参照)が発生するときに同期して信号S2が
“1”となる。丁度このとき、RAM69から読み出さ
れたデータがPISOレジスタ73にロードされる。
【0034】信号S2はセット優先型のR−Sフリップ
フロップ83のセット入力Sに与えられる。このフリッ
プフロップ83のリセット入力Rにはタイミング信号S
Y63が加えられる。従って、このフリップフロップ8
3の出力信号Q2は図6に示すように信号S2の立下り
から次の信号SY63の立下りまでの64タイムスロッ
ト(1タイムスロットはクロックパルスφの1周期)の
間“1”となる。この出力信号Q2とタイミング信号S
Y63がアンド回路84に入力されており、図6に示す
ように該アンド回路84からロード信号LAが発生され
る。すなわち、RAM69から新たに読み出されたデー
タがPISOレジスタ73に取り込まれたときから64
タイムスロット分の時間が経過したときロード信号LA
が発生する。従って、スイッチP1乃至P4によって選
択された64ビット分のプリセットデータがSIPOレ
ジスタ62a乃至62nに確実に転送されたときロード
信号LAが発生し、夫々に対応する所定の操作子ユニッ
ト10A…,10B…にこれらのデータが取り込まれ
る。尚、操作子ユニット10A…,10Bにはロード信
号LA及びLBのいずれか一方が入力されるようになっ
ているが、通常は信号LBはLAと全く同一の信号であ
ると考えてよい。すなわち、信号LBを出力するアンド
回路85は、通常はインバータ86の出力信号“1”に
よって動作可能となっており、他の入力に加わる信号L
Aに対応して信号LBが発生するようになっている。信
号LAとLBの違いについては後述する。
【0035】スイッチP5乃至P7あるいはCSWの押
圧操作にもとづいてあるいは磁気カードMCの挿入にも
とづいてROM71あるいはRAM70あるいは記憶回
路72を読み出す場合も上述と同様に、読み出したデー
タがPISOレジスタ73に取り込まれたときから64
タイムスロット後に1発のロード信号LAが発生し、こ
れらのデータが所定の各操作子ユニット10A…,10
B…に夫々取り込まれる。すなわち、前述と同様に、ス
イッチ出力あるいは信号MCRの変化時にイベント信号
P・EVNTが発生し、かつこれらのスイッチ出力ある
いは信号MCRに対応してリクエスト信号CREQ,O
REQ,MREQが発生することによりアンド回路80
の条件が成立し、これにもとづきロード信号LAが発生
される。
【0036】尚、ROM71に対応する3つのプリセッ
トスイッチP5乃至P7のうち、P5及びP6は楽音を
望ましい状態で発生させるためのプリセットデータを夫
々選択するものであるが、P7はコントロールパネル1
0の状態を初期状態にリセットするためのデータを選択
するためのものである。すなわち、このスイッチP7を
押圧すると、各操作子の設定レベルを0に、音量バラン
スを中点に、各効果をオフ状態に、夫々設定するデータ
がROM71から読み出され、これにもとづきコントロ
ールパネル10の各操作子が初期状態に設定される。従
って各操作子の初期設定がワンタッチで行なえる。
【0037】キャンセルRAM70は、RAM69,7
0、ROM71、あるいは記憶回路72から読み出され
たプリセットデータをコントロールパネル10に書き込
む直前に該コントロールパネル10で設定されていた状
態を記憶するためのものである。このRAM70の書込
み可能端子WEにはアンド回路84から出力されたロー
ド信号LAが与えられる。このロード信号LAにもとづ
いてコントロールパネル10にプリセットデータを書き
込むとき、その直前までコントロールパネル10で設定
されていた状態を示すデータはSIPOレジスタ67に
記憶されている。従って、ロード信号LAが発生する
と、その直前のコントロールパネル10の設定状態を示
すデータがRAM70に書込まれる。
【0038】このキャンセルRAM70は、コントロー
ルパネル10に記憶したプリセットデータをキャンセル
して、該パネル10の状態を該プリセットデータを記憶
する直前の状態に戻すために利用される。例えば、演奏
前にプリセットRAM69(あるいは磁気カードMC)
に書き込むべきデータをコントロールパネル10におい
て選択設定する場合、あるいは演奏中にプリセットモー
ドから手動モードに戻す場合にこのRAM70が有効に
利用される。RAM69に書き込むべきデータを形成す
る(望みの音作り)のための典型的な手順を説明すると
次の通りである。
【0039】まずリセット用のスイッチP7を押圧して
コントロールパネル10の状態をリセットする。次に、
コントロールパネル10の各操作子を望みの状態に夫々
手動設定する。手動によって設定した各操作子の状態を
示すデータは直列データSDとして出力され、SIPO
レジスタ67に入力される。手動設定した状態はコント
ロールパネル10の各発光素子L0,L1…の点灯表示
によって目視確認できる。また、このデータSDは楽音
発生部14にも与えられるので、適当な鍵を押圧して楽
音を発音させることにより、手動設定した楽音制御内容
を耳で確認することもできる。次に、ROM71に記憶
させている固定のプリセットデータあるいはRAM69
に既に記憶されているプリセットデータを上記手動設定
データとを比較するために、所望のプリセットスイッチ
P1乃至P6を押圧する。これにより、RAM69ある
いはROM71から1組のプリセットデータが読み出さ
れてPISOレジスタ73にロードされる。その64タ
イムスロット後にロード信号LAが発生され、PISO
レジスタ73からSIPOレジスタ62a乃至62nに
移ったプリセットデータがコントロールパネル10に書
き込まれると同時に、SIPOレジスタ67の手動設定
データがRAM70に記憶される。プリセットデータの
内容はコントロールパネル10の点灯表示によって目視
確認できると共に実際に楽音を発音させて耳で確認する
こともできる。こうして、先の手動設定内容とプリセッ
ト内容とを比較した後、キャンセルスイッチCSWを押
圧する。そうすると、キャンセルRAM70から先の手
動設定内容が読み出されてPISOレジスタ73にロー
ドされると共に、信号P・EVNTとCREQにもとづ
いてロード信号LAが発生し、PISOレジスタ73か
らSIPOレジスタ62a乃至62nに転送された先の
手動設定データがコントロールパネル10に記憶され
る。こうして、コントロールパネル10のプリセットデ
ータがキャンセルされ、該パネル10の状態はそのプリ
セットデータを記憶する直前の手動設定状態に復帰す
る。演奏者は、先のプリセット内容との比較にもとづき
コントロールパネル10の手動設定内容を適宜手直しす
る。こうして、コントロールパネル10における手動設
定状態を最終的に確定したら、メモリスイッチMSWと
所望のプリセットスイッチP1乃至P4を同時に押圧し
てその状態をプリセットRAM69に記憶する。
【0040】また、演奏中にプリセットモードによる演
奏を挿入する場合は、プリセットスイッチP1乃至P6
等が操作される直前のコントロールパネル10の状態が
RAM70に記憶されるので、その後キャンセルスイッ
チCSWを押圧することによりプリセットモードが挿入
される直前の状態にコントロールパネル10の状態を復
帰させることができ、便利である。
【0041】プリセットパネル11に設けられた書込み
スイッチWSWは磁気カードMCにデータを書込むため
のものである。記憶回路87は、コントロールパネル1
0における設定状態を示す直列データSDを受入れ、そ
れらをタイミング信号SY63のタイミングで並列デー
タに変換して記憶するものである。この記憶回路87の
イネーブル入力Eには書込みスイッチWSWの出力が与
えられている。88は磁気カード挿入検知回路であり、
磁気カードMCが挿入されたときこれを検知してモータ
回路89を駆動し、カードMCをヘッドWH,RHまで
引き込みその後返却する。挿入検知回路88の出力は記
憶回路87の読み出し可能端子RE及び記憶回路72の
書込み可能端子WEにも与えられる。記憶回路87は書
込みスイッチWSWの押圧後磁気カードMCが挿入され
たことを条件に記憶データ(すなわちコントロールパネ
ル10の現在の設定状態を示すデータ)を読み出して書
込みヘッドWHに与える。こうして、磁気カードMCに
コントロールパネル10の状態を書込む(プリセットす
る)ことができる。
【0042】磁気カードMCの記憶内容をコントロール
パネル10にセットする場合は、該カードMCを単独で
挿入する。読み取りヘッドRHで読み取った磁気カード
MCの記憶内容は記憶回路72に記憶される。この読み
取りが終了したとき記憶回路72から読み取り終了信号
MCRが出力され、優先回路74を経由して該回路72
の読み出し可能端子REに与えられる。同時にイベント
信号P・EVNTとカードリクエスト信号MREQが発
生し、これにもとづきロード信号LAが発生する。従っ
て、記憶回路72に記憶された磁気カードMCの記憶デ
ータが該回路72から読み出され、PISOレジスタ7
3、SIPOレジスタ62a乃至62nを介してコント
ロールパネル10に記憶される。
【0043】プリセットパネル11に設けられた禁止ス
イッチDSWは、RAM69,70、ROM71あるい
は記憶回路72から読み出されたプリセットデータをコ
ントロールパネル10に書込む場合に、予じめ定めた一
部の操作子ユニットにおいてデータの変更を禁止するた
めのスイッチである。このスイッチDSWの出力は1/
2分周動作を行なうTフリップフロップ90に入力され
る。このフリップフロップ90の状態はスイッチDSW
が押圧される毎に“1”または“0”に反転する。この
出力が発光素子L17に与えられると共にインバータ8
6で反転されてアンド回路85に入力される。通常はT
フリップフロップ90の出力を“0”に設定しておく。
その場合、インバータ86の出力は“1”であり、アン
ド回路85が動作可能となる。従って、ロード信号LB
はLAと同様に発生し、ロード信号LAの発生時にコン
トロールパネル10の全操作子ユニットの内容がプリセ
ットデータによって書替えられる。このとき、禁止スイ
ッチDSWに付属する発光素子L17は消灯しており、
一部データの書替えが禁止されていないことを示す。
【0044】一部データの書替えを禁止する場合は、発
光素子L17の消灯時に禁止スイッチDSWを押圧す
る。するとTフリップフロップ90が“1”に変わり、
発光素子L17が点灯すると共にインバータ86の出力
が“0”となり、アンド回路85が動作不能となる。こ
の状態では、ロード信号LAが発生しても(“1”とな
っても)、ロード信号LBは発生せず、常に“0”とな
っている。従って、RAM69,70、ROM71ある
いは記憶回路72から読み出したプリセットデータをロ
ード信号LAの発生タイミングでコントロールパネル1
0に書込む場合、このロード信号LAの代わりにロード
信号LBが与えられている操作子ユニットにはプリセッ
トデータが書込まれず、これらの一部操作子ユニットで
はそれまでの設定状態を保持し続ける。書替え禁止状態
を解除するには、発光素子L17が点灯しているとき禁
止スイッチDSWを押圧すればよい。
【0045】禁止スイッチDSWによる書替え禁止制御
の対象となる楽音制御ファクターは、適宜に選定しても
よいが、例えば、自動リズム部(リズム種類及びテンポ
等)のように一連の楽曲において一般にその内容が変化
しないものなどが適している。このような書替え禁止制
御によって、所望のプリセットデータの手動設定操作時
あるいは演奏時における操作が楽になると共に、プリセ
ットデータのバリエーションを容易に作成することがで
きるようになり、事実上、プリセットデータの種類を豊
富にすることができる。適切な書替え禁止制御により、
プリセットデータ同士の組合せによるプリセットデータ
の一部の即座の代替も可能である。すなわち、まず、書
替え禁止を行なわずに所望のプリセットデータを選択す
ると、ロード信号LA,LBが共に発生し、コントロー
ルパネル10の全操作子ユニットの内容がプリセットデ
ータによって書き換えられる。それから、禁止スイッチ
DSWを操作して書替え禁止状態とし、別の所望のプリ
セットデータを選択すると今度はロード信号LAだけが
発生し、コントロールパネル10における所定の操作子
ユニットの内容だけが今回のプリセットデータによって
書き換えられ、残りの操作子ユニットでは前回のプリセ
ットデータの内容を保持する。こうして、プリセットデ
ータ同士を組合せることが簡単な操作で行なうことがで
きる。この組み合わせはプリセットデータの組数に応じ
て多数出来るので、プリセットデータのバリエーション
を豊富にすることができる。
【0046】以上のように、コントロールパネル10の
各操作子の設定状態を表示する発光素子L0,L1……
は各操作子ユニット内の記憶回路(レジスタ18、カウ
ンタ42、フリップフロップ57等)の出力にもとづい
て点灯されるようになっており、かつこれらの記憶回路
には手動設定されたデータ及びプリセットデータが記憶
されるようになっているため、各プリセットデータの内
容を各々に対応する操作子ユニットにて可視表示するこ
とができ、プリセットの内容の確認が容易に行なえるよ
うになる。各操作子ユニット内の記憶回路18,42,
57に記憶されたプリセットによるあるいは手動設定に
よる各種楽音制御データは、前述の通り、直列データS
Dに変換されて楽音発生部14に与えられる。楽音発生
部14には、排他オア回路68から出力されるイベント
信号EVNT及びタイミング信号SY63更にはタイミ
ング信号発生器66から出力される適宜のタイミング信
号SYM等も与えられる。
【0047】図7に示す楽音発生部14において、直列
化された64ビットの楽音制御データSDは64ステー
ジ/1ビットのSIPOシフトレジスタ91に入力され
る。SIPOシフトレジスタ91の全ステージの出力が
レジスタ92に並列に入力される。一方、イベント信号
EVNTはR−Sフリップフロップ93のセット入力S
に与えられる。タイミング信号SY63は該フリップフ
ロップ93及びフリップフロップ95のリセット入力R
に与えられると共にアンド回路94及び96に夫々入力
される。これらのフリップフロップ93,95及びアン
ド回路94,96は図2のフリップフロップ81,83
及びアンド回路82,84と同様に接続されており、同
様に動作する。直列データSDのうちいずれかのビット
が変化したときそのタイムスロットに対応してイベント
信号EVNTが“1”となり、フリップフロップ93が
セットされる。その次に到来するタイミング信号SY6
3のタイミングでフリップフロップ95がセットされ、
更にその次の信号SY63のタイミングでアンド回路9
6の出力が“1”となる。このアンド回路96の出力は
レジスタ92のロード制御入力Lに与えられる。従っ
て、プリセットデータの取り込みあるいは手動による設
定内容の変更によってコントロールパネル10の記憶回
路18,42,57における記憶状態が変化したとき、
その変化後の新しい状態を示すデータがSIPOレジス
タ91からレジスタ92に記憶される。
【0048】レジスタ92に記憶された64ビットの楽
音制御データのうち一部分が補間回路97A,97B,
…97Nを介して楽音発生回路98に与えられ、残りの
部分が楽音発生回路98に直接入力される。補間回路9
7A乃至97Nは音量レベル等複数段階のレベル設定が
可能な各種データに対応して夫々設けられている。例え
ば、フルート16フィート系F16´あるいはフルート
8フィート系F8´等各音色毎の音量レベル設定データ
あるいは音量バランス設定データ等に夫々対応して補間
回路97A乃至97Nが設けられる。この補間回路97
A乃至97Nは、音色・音量レベルの設定内容が変更さ
れたとき変更前のレベルと変更後のレベルとの間を滑ら
かに補間して設定レベルの急激な変化をやわらげ、クリ
ック音等の不都合を解消するためのものである。
【0049】図8は補間回路97A乃至97Nの一例と
して、変更前のレベルと変更後のレベルとの間を対数的
に補間するようにした例を示すものである。出力レジス
タ99には最終的には楽音発生回路98に与えられるレ
ベルデータ(現在のレベルデータ)X1が記憶されてい
る。レジスタ92(図7)から変更後の新たなレベルデ
ータX2が初めて与えられたときこの出力レジスタ99
のレベルデータX1は変更前のレベルを示している。引
算器100では「X2−X1」の引算を実行し、シフト
回路101ではこの差「X2−X1」をシフトして
「(X2−X1)/(2のn乗)」なる微小値に縮小す
る。加算器102はレジスタ99に記憶されているレベ
ルデータX2にシフト回路101から出力される微小値
を加算するもので、この加算結果がシステムクロックパ
ルスφのタイミングでレジスタ99に取り込まれる。図
9に示すように、レベルデータが変更された直後は、デ
ータX1とX2の差が最大であり、シフト回路101か
ら加算器102に与えられる微小値は比較的大きな値で
ある。クロックパルスφのタイミングでデータX1の値
が変化し、シフト回路101から与えられた微小値の分
だけX2に近づく。X1とX2の差が縮まるにつれてシ
フト回路101から加算器102に与えられる微小値は
徐々に小さな値となり、X1の変化率が落ちる。こうし
て、レジスタ99から出力されるレベルデータX1は、
変更前のレベルデータと変更後のレベルデータX2との
間を対数的に補間するように変化する。最終的にX1が
X2に等しくなると、引算器100の出力及びシフト回
路101の出力は「0」となり、X2に等しいレベルデ
ータX1が加算器102及びレジスタ99を循環して記
憶保持される。尚、X2<X1のときは引算器100の
出力は負の値となり、加算器102では事実上の減算が
行なわれることはいうまでもない。
【0050】図10は補間回路97A乃至97Nの別の
例として、変更前のレベルと変更後のレベルとの間を直
線的に補間するようにした例を示すものである。楽音発
生回路98にはアップダウンカウンタ103から出力さ
れるレベルデータX1が与えられる。比較器104はレ
ジスタ92(図7)から与えられるレベルデータX2と
レベルデータX1とを比較し、X2<X1のときすなわ
ちレベル小の方向に変更されたときアンド回路105に
“1”を与え、X2>X1のときすなわちレベル大の方
向に変更されたときアンド回路106に“1”を与え
る。アンド回路105が比較器104から与えられる信
号“1”により動作可能となると、低周波クロックパル
スLFOがカウンタ103のダウンカウント入力Dに与
えられ、データX1はX2に向って一定レートで徐々に
減少していく。また、アンド回路106が比較器104
から与えられる信号“1”により動作可能となると、低
周波クロックパルスLFOがアップカウント入力Uに与
えられ、データX1はX2に向って一定レートで徐々に
増大する。こうしてX1がX2に等しくなると、アンド
回路105及び106は動作不能となり、カウンタ10
3はカウント動作を停止して、X1=X2の状態を保持
する。図11はX2>X1のときの直線補間例を示した
ものである。尚、補間回路97A乃至97Nは上記例に
限らず適宜の構成を用いてよい。例えば所定の補間関数
を記憶したROM等を設けてこの関数に従って補間を行
なうようにしてもよい。
【0051】楽音発生回路98は、キースイッチ回路1
3(図1)から与えられる押圧鍵の情報にもとづいて決
定される音高の楽音信号を、レジスタ92及び補間回路
97A乃至97Nから与えられる楽音制御データに応じ
た音高、音色、音量等の制御を施した状態で、出力す
る。この楽音発生回路98における楽音発生方式は如何
なる方式を用いてもよい。また、自動リズム演奏回路等
適宜の効果回路が楽音発生回路98に含まれることはい
うまでもない。楽音発生回路98に与えられる音量レベ
ルデータは97A乃至97Nを経由したものであるの
で、コントロールパネル10におけるレベル設定状態が
急激に変化した場合でも、実際の音量レベルはそれに急
追することなく滑らかに変化する。尚、補間回路97A
乃至97Nを経由させるレベルデータの種類は音量レベ
ルに限らず、急激な変化が好ましくないと思われるもの
を適宜経由させるようにするとよい。
【0052】楽音発生回路98がディジタルの楽音信号
を発生するものである場合は、その出力信号をディジタ
ル−アナログ変換器DAC107に加えてアナログの楽
音信号に変換する。このアナログ楽音信号はミューティ
ング回路108を経由してサウンドシステム15(図
1)に至る。ミューティング回路108は、補間回路9
7A乃至97Nと同様の目的で設けられたもので、コン
トロールパネル10の各操作子のうちその設定レベルが
急激に変化したとき楽音に好ましくない影響を与えるも
のに関して、その設定レベルが変更されたとき楽音の音
量レベルを一時的に弱めるためのものである。図2の排
他オア回路68から出力されるイベント信号EVNTと
タイミング信号発生器66から出力されるミュートタイ
ミング信号SYMがアンド回路109に与えられてお
り、このアンド回路109の出力信号が“1”となった
ときミューティング回路108がミューティング動作を
開始する。
【0053】ミュートタイミング信号SYMは、直列化
された楽音制御データSDにおける64ビット分のタイ
ムスロットのうち、その設定状態が急激に変化したとき
楽音に好ましくない影響を与えるおそれのある操作子
(例えば各種音色の音量レベルを設定するための操作子
あるいは音量バランスを設定するための操作子など)の
設定データが割当てられるタイムスロットに同期して発
生する(“1”となる)ものである。また、イベント信
号EVNTは前述のとおり、64ビットのデータSDの
うちその値が変化したビットのタイムスロットに同期し
て発生するものである。従って、その設定状態が急激に
変化したとき楽音に好ましくない影響を与えるおそれの
ある操作子の設定状態が少しでも変化すると、アンド回
路109の条件が成立し、ミューティング回路108の
ミューティング動作が実行される。
【0054】図12はミューティング回路108の一例
を示すもので、アンド回路109の出力信号はタイマ1
10のリセット・スタート入力に与えられる。上述のよ
うにアンド回路109の条件が成立してその出力が
“1”となったとき、タイマ110が初期状態にリセッ
トされると共にその計時動作を開始する。タイマ110
は計時動作開始時点から一定時間の間信号“1”を出力
する。コンデンサ111は常時は充電されており、タイ
マ110の出力信号“1”によってFETゲート112
が導通したとき抵抗113を介してその電荷が放電され
る。タイマ110の出力信号が“0”に復帰すると、F
ETゲート112が閉じ、抵抗114を介してコンデン
サ111が充電される。ディジタル−アナログ変換器1
07から与えられるアナログ楽音信号は、FETゲート
115を介してサウンドシステム15に与えられる。こ
のFETゲート115はコンデンサ111の端子電圧に
応じて制御される。従って、設定状態の急激な変化が楽
音に影響を与えるおそれのある操作子の設定状態が変化
したとき、楽音信号はタイマ110による一定時間の間
コンデンサ111の放電波形に従って滑らかに消音され
ると共にその後該コンデンサ111の充電波形に従って
滑らかに増音される。
【0055】補間回路97A乃至97Nが設けられてい
ないとすると、操作子の設定レベルが急激に変化したと
きクリニック等の悪影響を伴なう楽音信号が楽音発生回
路98から出力されるが、その間はタイマ110の動作
にもとづき該楽音信号がミューティング回路108にお
いて消音又は弱音化されるので、クリック等の悪影響を
伴なう楽音は発音されない。尚、補間回路97A乃至9
7Nとミューティング回路108は同様の目的を達成す
るものであるため、どちらか一方だけを設けるようにし
てもよい。
【0056】尚、補間回路97A乃至97N及びミュー
ティング回路108の制御対象となる楽音制御データ
は、複数段階のレベル設定が可能なものに限らず、オン
・オフの2値選択型のものでもよい。例えばある音色を
オンまたはオフしたときにクリック音が出るおそれがあ
る場合などにこれを防止することができる。また、ミュ
ーティング回路108はプリセットパネル11のスイッ
チが操作されたときに動作させるようにしてもよい。
尚、複数の系列で楽音を発生する場合は、各系列毎にミ
ューティング回路108を設け、設定状態が変更された
操作子に対応する系列のミューティング回路のみを動作
させるようにしてもよい。
【0057】以上の実施例において制御回路12はハー
ドワイアードロジックによって構成されているが、マイ
クロコンピュータを用いて構成することもできるのは勿
論である。その一例を図13に示す。図13において、
符号10乃至15は図1に示した同一符号の回路装置と
同じものを示す。また、プリセットデータROM116
及びRAM117も図2のROM71及びRAM69と
同じ機能を果すもので、磁気カード書込み及び読み取り
部118は図2のヘッドWH,RH、回路88,89の
部分に対応する。119はCPU(中央処理部)、12
0はプログラムROM、121はワーキングRAMであ
る。図2のキャンセルRAM70に相当するものはプリ
セットデータRAM117あるいはワーキングRAM1
21の一部を用いればよい。122乃至125はインタ
ーフェイス部である。各装置間のデータは共通バス12
6を介して授受される。
【0058】以上の構成から成るマイクロコンピュータ
式電子楽器を用いて、図1乃至図12を参照して説明し
たものと同様の制御を行なうことができる。すなわち、
図1乃至図12を参照して説明したものと同じ内容の処
理を実行させるプログラムをプログラムROM120に
記憶し、これをCPU199による制御の下で実行させ
ればよいのである。そのプログラムの概略手順を図14
を参照して説明すると、まず、ステップ127では磁気
カードMCが挿入されたか否かを判断し、YESの場合
はステップ128を実行する。ステップ128ではプリ
セットパネル11の書込みスイッチWSWが押圧された
か否かを判断する。YESのときはステップ129に進
み、コントロールパネル10の状態を磁気カードMCに
書込む。NOのときはステップ130に進み、磁気カー
ドMCの記憶データを読み取ってワーキングRAM(W
・RAM)121に一時記憶する。次にルーチン131
に移り、ステップ132乃至135を実行する。
【0059】ステップ132ではコントロールパネル1
0の状態をプリセットデータRAM117におけるキャ
ンセルRAM部(C・RAM)に書込む。ステップ13
3ではプリセットパネル11の禁止スイッチDSWによ
って反転制御されるレジスタDRがセット状態であるか
否かを判断する。NOのときステップ134へ、YES
のとき135へ進む。ステップ134では、ルーチン1
31の直前のステップ130(あるいは136,13
7,138)でワーキングRAM121に一時記憶した
64ビットのデータプリセットをすべてコントロールパ
ネル10に書込む。ステップ135ではワーキングRA
M121に一時記憶した64ビットのプリセットデータ
のうち所定部分をコントロールパネル10に書込む。
【0060】ステップ127がNOのときはステップ1
39に進み、RAM用のプリセットスイッチP1乃至P
4が押圧されたか否かを検出する。YESであればステ
ップ140に進み、同時にメモリスイッチMSWが押圧
されたか否かを検出する。ここもYESならばステップ
141に進み、コントロールパネル10の状態をプリセ
ットデータRAM117におけるスイッチP1乃至P4
によって選択されたRAM部に書込む。ステップ140
がNOのときはステップ136に進み、スイッチP1乃
至P4によって選択されたRAM117の記憶データを
読み出してワーキングRAM121に一時記憶し、その
後ルーチン131を実行する。
【0061】ステップ139がNOのときはステップ1
42に進み、ROM用のプリセットスイッチP5乃至P
7が押圧されたか否かを調べる。YESのときはステッ
プ137に進み、NOのときはステップ143に進む。
ステップ137ではスイッチP5乃至P7によって選択
されたプリセットデータROM116を読み出して、そ
の内容をワーキングRAM121に一時記憶し、その後
ルーチン131を実行する。ステップ143ではキャン
セルスイッチCSWが押圧されたか否かを調べ、YES
のときはステップ138に進み、ステップRAM部(C
・RAM)の内容を読み出してワーキングRAM121
に一時記憶し、その後ルーチン131を実行する。ステ
ップ143がNOのときはステップ144に進み、禁止
スイッチDSWが押圧されたか否かを調べる。YESの
ときはステップ145に進み、レジスタDRの状態を反
転する。つまり、DRがセット状態のときはリセット
し、リセット状態のときはセットする。
【0062】尚、上記各実施例におけるプリセットデー
タ記憶用の書込み及び読み出し可能な記憶装置(RAM
69,70,117等)は、適宜の手段を講ずることに
より不揮発性とすることができるのは勿論である。例え
ば、バッテリーバックアップ型とする、あるいは既に市
販されている各種の不揮発型RAM素子を用いる、等に
より電源オフ時にもプリセットデータを記憶保持するこ
とができる。尚、プリセットデータの一部利用を禁止制
御する手段としては、押釦式のスイッチDSWとフリッ
プフロップ90の代わりに切換型スイッチを用いてもよ
い。また、上記実施例では操作子による選択設定データ
及びプリセットデータはディジタル量であるが、これに
限らずアナログ式プリセット装置においてもこの考案を
適用できるのは勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
演奏者の望みに応じてプリセットデータの一部を禁止
し、それに代えて操作子の選択設定データを使用するこ
とができるので、プリセット装置を拡張することなくプ
リセットデータのバリエーションを容易に作成すること
ができるようになり、事実上のプリセット演奏機能の拡
張化によって演奏操作がより一層容易になるという効果
を奏する。また、禁止したプリセットデータの一部に代
えて操作子の選択設定データを使用することにより、楽
音制御データの一部の欠落により楽音がおかしくなるあ
るいは音が出なくなる、というような問題は一切生じな
くなる、という効果を奏する。特に、この発明によれ
ば、データ保持手段は、操作子の操作のみならず、プリ
セット選択操作に応じても更新されるので、一部禁止制
御を行なわずに所望のプリセット選択を行なった後に、
一部禁止制御を行なって別の所望のプリセット選択を行
なうように操作するだけで、後のプリセットデータの一
部を前のプリセットデータの一部によって代替すること
ができ、プリセットデータ同士の組合せによるプリセッ
トデータの一部の即座の代替が可能になる、という優れ
た効果を奏する。このようにプリセットデータ同士の部
分的入替が可能であることにより、プリセットデータの
バリエーションをより一層拡張することができ、かつそ
の際のデータ作成処理も、プリセットデータ同士の部分
的入替であるために、手動操作子で設定操作を行なう場
合に比べて数段容易な操作で行なうことができ、しか
も、プリセットデータの所望のバリエーションの再現が
容易であり、再現性に富んでいる、など種々の優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した電子楽器の全体構成を略示
するブロック図。
【図2】この発明の一実施例を示すもので、図1のプリ
セットパネル及び制御回路の詳細例を示すブロック図。
【図3】図1及び図2に示されたコントロールパネルに
おけるB型操作子ユニットの一例を示す回路図。
【図4】同じくB型操作子ユニットの別の例を示す回路
図。
【図5】同じくコントロールパネルにおけるA型操作子
ユニットの別の例を示す回路図。
【図6】図2におけるコントロールパネルに対してロー
ド信号を与えるための回路部分の動作例を示すタイミン
グチャート。
【図7】図1の楽音発生部の内部構成例を示すブロック
図。
【図8】図7の補間回路の一例を示すブロック図。
【図9】図8の回路における補間動作を例示するグラ
フ。
【図10】図7の補間回路の別の例を示すブロック図。
【図11】図10の回路における補間動作を例示すグラ
フ。
【図12】図7のミューティング回路の一例を示す回路
図。
【図13】この発明を実施した別の電子楽器の全体構成
を略示するブロック図。
【図14】図13のマイクロコンピュータ部分によって
実行される処理の一例を略示するフローチャート。
【符号の説明】
10…コントロールパネル、10A…A型操作子ユニッ
ト、10B…B型操作子ユニット、11…プリセットパ
ネル、12…プリセット動作を制御するための制御回
路、DSW…禁止スイッチ、90…禁止スイッチの操作
に応じて反転するTフリップフロップ、85…プリセッ
トデータの一部書込み禁止を制御するためのアンド回
路、131,144,145…プリセットデータの一部
書込み禁止を制御するためのステップ、PS0乃至PS
10…コントロールパネル押釦スイッチ、L0乃至L1
6…発光素子、18,42,57…コントロールパネル
の記憶装置であるレジスタ、カウンタ及びフリップフロ
ップ、69,70,71…プリセットデータを記憶する
RAM及びROM、P1乃至P7…プリセットスイッ
チ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 楽音を制御するための各種データを選択
    設定するための複数の操作子と、各操作子に対応して設
    けられ、該操作子の操作に応じてそのデータ保持内容が
    更新され、これにより該操作子の操作に応じた選択設定
    データを保持することが可能なデータ保持手段と、楽音
    を制御するための各種データに関するプリセットデータ
    を複数組記憶したプリセットデータ記憶手段と、前記プ
    リセットデータ記憶手段から所望のプリセットデータを
    選択して読み出すプリセット選択手段と、前記プリセッ
    トデータの一部を禁止することを指示するために選択的
    に操作される禁止スイッチ手段と、前記プリセット選択
    手段による選択に応じて前記プリセットデータ記憶手段
    から読み出されたプリセットデータにより前記データ保
    持手段のデータ保持内容を更新するものであり、その
    際、前記禁止スイッチ手段により一部禁止が指示されて
    いれば、前記プリセットデータ記憶手段から読み出され
    たプリセットデータのうち所定の一部について前記デー
    タ保持手段のデータ保持内容が更新されることを禁止
    し、その結果、禁止された一部のデータに対応するデー
    タが該プリセット選択前の状態で該データ保持手段に残
    されるようにする制御手段と、前記データ保持手段の保
    持データを楽音制御用データとして供給する供給手段と
    を具える電子楽器のプリセット制御装置。
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