JPH05239554A - 焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPH05239554A JPH05239554A JP7871592A JP7871592A JPH05239554A JP H05239554 A JPH05239554 A JP H05239554A JP 7871592 A JP7871592 A JP 7871592A JP 7871592 A JP7871592 A JP 7871592A JP H05239554 A JPH05239554 A JP H05239554A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- steel
- steel sheet
- deep drawing
- cold rolled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた焼付硬化性と成形性を兼ね備えた超深
絞り用冷延鋼板を得る。 【構成】 C:0.0005〜0.005%、Mn:0.02
〜0.50%、P:0.007%以下、S:0.005%以
下、N:0.005%以下、及びTi:0.01〜0.05%
を含有し、かつ、Ti*/C原子濃度比(但し、Ti*=t
otalTi−(14/48)×N−(32/48)×S)が1以上であり、
残部が鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を1100〜1
250℃の範囲の温度に加熱し、仕上温度を(Ar3−1
00)℃〜(Ar3+30)℃とする熱間圧延の後、冷却速
度30℃/sec以上で巻取温度まで冷却を行い、550
〜800℃の範囲で巻取り、これを酸洗して60〜90
%の圧延率で冷間圧延し、750〜850℃の範囲の温
度で再結晶焼鈍を行うことにより、焼付硬化性を有する
超深絞り用冷延鋼板が得られる。
絞り用冷延鋼板を得る。 【構成】 C:0.0005〜0.005%、Mn:0.02
〜0.50%、P:0.007%以下、S:0.005%以
下、N:0.005%以下、及びTi:0.01〜0.05%
を含有し、かつ、Ti*/C原子濃度比(但し、Ti*=t
otalTi−(14/48)×N−(32/48)×S)が1以上であり、
残部が鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を1100〜1
250℃の範囲の温度に加熱し、仕上温度を(Ar3−1
00)℃〜(Ar3+30)℃とする熱間圧延の後、冷却速
度30℃/sec以上で巻取温度まで冷却を行い、550
〜800℃の範囲で巻取り、これを酸洗して60〜90
%の圧延率で冷間圧延し、750〜850℃の範囲の温
度で再結晶焼鈍を行うことにより、焼付硬化性を有する
超深絞り用冷延鋼板が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼付硬化性を有する超
深絞り用冷延鋼板の製造方法に関するものである。
深絞り用冷延鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動車の軽量化により自動車用鋼板の高強度化への要求
が高まってきているが、その一方で、プレス成形性の面
からは高r値などの特性が望まれる。このような背景か
ら、プレス成形時には軟らかく、かつ焼付硬化性を有す
る鋼板が必要とされる。
自動車の軽量化により自動車用鋼板の高強度化への要求
が高まってきているが、その一方で、プレス成形性の面
からは高r値などの特性が望まれる。このような背景か
ら、プレス成形時には軟らかく、かつ焼付硬化性を有す
る鋼板が必要とされる。
【0003】従来、焼付硬化性を有する冷延鋼板とその
製造方法に関しては、特開昭62−7822号公報にT
i添加鋼について提案されている。これは、Ti添加量、
C、S、N含有量及びスラブ再加熱温度を制御すること
により、鋼中の固溶C量を残存させて、焼付硬化性を付
与したものである。しかし、このように固溶炭素を残存
させると、焼付硬化性を有しない冷延鋼板と比較した場
合に、r値等の成形性が低下することは避けられない。
また、Ti添加鋼には再結晶温度が高いという欠点があ
る。
製造方法に関しては、特開昭62−7822号公報にT
i添加鋼について提案されている。これは、Ti添加量、
C、S、N含有量及びスラブ再加熱温度を制御すること
により、鋼中の固溶C量を残存させて、焼付硬化性を付
与したものである。しかし、このように固溶炭素を残存
させると、焼付硬化性を有しない冷延鋼板と比較した場
合に、r値等の成形性が低下することは避けられない。
また、Ti添加鋼には再結晶温度が高いという欠点があ
る。
【0004】本発明は、上記従来技術の欠点を解決し、
超深絞り用として焼付硬化性と共に成形性にも優れる冷
延鋼板を製造する方法を提供することを目的とするもの
である。
超深絞り用として焼付硬化性と共に成形性にも優れる冷
延鋼板を製造する方法を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特に、C及びS
含有量の制御と、化学量論的にはC及びSを固定するに
必要なTi量の添加、かつP量を低減させた上で、熱延
仕上温度を制御することによって、焼付硬化性を有し、
かつ通常の冷延鋼板並の加工性を有する超深絞り用冷延
鋼板の製造方法を見い出したものである。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特に、C及びS
含有量の制御と、化学量論的にはC及びSを固定するに
必要なTi量の添加、かつP量を低減させた上で、熱延
仕上温度を制御することによって、焼付硬化性を有し、
かつ通常の冷延鋼板並の加工性を有する超深絞り用冷延
鋼板の製造方法を見い出したものである。
【0006】すなわち、本発明は、C:0.0005〜
0.005%、Mn:0.02〜0.50%、P:0.007
%以下、S:0.005%以下、N:0.005%以下、及
びTi:0.01〜0.05%を含有し、かつ、Ti*/C
原子濃度比(但し、Ti*=totalTi−(14/48)×N−(32
/48)×S)が1以上であり、残部が鉄及び不可避的不純
物よりなる鋼を1100〜1250℃の範囲の温度に加
熱し、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3+30)℃と
する熱間圧延の後、冷却速度30℃/sec以上で巻取温
度まで冷却を行い、550〜800℃の範囲で巻取り、
これを酸洗して60〜90%の圧延率で冷間圧延し、7
50〜850℃の範囲の温度で再結晶焼鈍を行うことを
特徴とする焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製
造方法を要旨とするものである。
0.005%、Mn:0.02〜0.50%、P:0.007
%以下、S:0.005%以下、N:0.005%以下、及
びTi:0.01〜0.05%を含有し、かつ、Ti*/C
原子濃度比(但し、Ti*=totalTi−(14/48)×N−(32
/48)×S)が1以上であり、残部が鉄及び不可避的不純
物よりなる鋼を1100〜1250℃の範囲の温度に加
熱し、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3+30)℃と
する熱間圧延の後、冷却速度30℃/sec以上で巻取温
度まで冷却を行い、550〜800℃の範囲で巻取り、
これを酸洗して60〜90%の圧延率で冷間圧延し、7
50〜850℃の範囲の温度で再結晶焼鈍を行うことを
特徴とする焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製
造方法を要旨とするものである。
【0007】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0008】
【0009】まず、本発明になすに至った基礎実験等に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0010】供試鋼として、C:0.0020%、Mn:
0.3%、P:0.005〜0.010%、S:0.0010
%、N:0.0020%及びTi:0.024%を含む鋼を
溶製したスラブを1200℃に加熱後、仕上温度を80
0〜950℃の範囲の種々の温度に制御して熱間圧延
し、シャワー冷却後、700℃で巻取った。この熱延板
を酸洗後、圧下率80%で冷延し、850℃×1.5min
の焼鈍後、r値を測定した。その結果、従来技術である
0.010%P含有鋼などでは仕上温度がAr3点直上で
r値がピーク値を示すのに対し、本発明鋼(供試鋼のう
ちP:0.007%以下の鋼)では仕上温度が850℃付
近でr値がピーク値を示し、その値は2.5以上であっ
た。すなわち、(Ar3−100)℃〜(Ar3+30)℃の範
囲で高r値が得られることがわかった。供試鋼のうち、
比較鋼の0.010%P含有鋼については、0.005%
P含有鋼ほどの仕上温度によるr値のピークが見られ
ず、低温仕上を行っても高いr値が得られなかった。
0.3%、P:0.005〜0.010%、S:0.0010
%、N:0.0020%及びTi:0.024%を含む鋼を
溶製したスラブを1200℃に加熱後、仕上温度を80
0〜950℃の範囲の種々の温度に制御して熱間圧延
し、シャワー冷却後、700℃で巻取った。この熱延板
を酸洗後、圧下率80%で冷延し、850℃×1.5min
の焼鈍後、r値を測定した。その結果、従来技術である
0.010%P含有鋼などでは仕上温度がAr3点直上で
r値がピーク値を示すのに対し、本発明鋼(供試鋼のう
ちP:0.007%以下の鋼)では仕上温度が850℃付
近でr値がピーク値を示し、その値は2.5以上であっ
た。すなわち、(Ar3−100)℃〜(Ar3+30)℃の範
囲で高r値が得られることがわかった。供試鋼のうち、
比較鋼の0.010%P含有鋼については、0.005%
P含有鋼ほどの仕上温度によるr値のピークが見られ
ず、低温仕上を行っても高いr値が得られなかった。
【0011】以上のように、P量を低減し、かつ熱延仕
上温度をAr3点以下に制御することにより、焼付硬化性
を発揮するようなTi、C、S含有量の鋼において極め
て高いr値が得られることがわかった。
上温度をAr3点以下に制御することにより、焼付硬化性
を発揮するようなTi、C、S含有量の鋼において極め
て高いr値が得られることがわかった。
【0012】また、再結晶温度について、P量低減によ
って再結晶温度が大幅に低下し、操業の容易な低温焼鈍
においても良好な深絞り性が得られることがわかった。
また、焼付硬化性及び機械的性質にも問題はなかった。
Ti*/C原子濃度比が1以上でありながら焼付硬化性
が得られる理由は、S量が低いためにTiCの核となる
TiSの析出量が少なく、TiCの析出が抑制されて、実
際は固溶Cが残存しているためであると考えられる。
って再結晶温度が大幅に低下し、操業の容易な低温焼鈍
においても良好な深絞り性が得られることがわかった。
また、焼付硬化性及び機械的性質にも問題はなかった。
Ti*/C原子濃度比が1以上でありながら焼付硬化性
が得られる理由は、S量が低いためにTiCの核となる
TiSの析出量が少なく、TiCの析出が抑制されて、実
際は固溶Cが残存しているためであると考えられる。
【0013】次に本発明における鋼の化学成分の限定理
由について説明する。
由について説明する。
【0014】C:Cは、プレス成形性の面からはC量は
低いほどよいが、0.0005%未満であると固溶Cが
残存せず、塗装時の焼付硬化性が得られない。一方、
0.005%を超えるとCを固定するために多量のTiを
添加しなければならず、コスト高となる。また、焼鈍中
にTiCが多く析出し粒成長を妨げるので高r値は得ら
れなくなる。したがって、C量は0.0005〜0.00
5%の範囲とする。
低いほどよいが、0.0005%未満であると固溶Cが
残存せず、塗装時の焼付硬化性が得られない。一方、
0.005%を超えるとCを固定するために多量のTiを
添加しなければならず、コスト高となる。また、焼鈍中
にTiCが多く析出し粒成長を妨げるので高r値は得ら
れなくなる。したがって、C量は0.0005〜0.00
5%の範囲とする。
【0015】Mn:Mnは鋼の強化及び熱間脆性防止のた
めに少なくとも0.02%を必要とするが、0.50%を
超えるとr値が劣化する。したがって、Mn量は0.02
〜0.50%の範囲とする。
めに少なくとも0.02%を必要とするが、0.50%を
超えるとr値が劣化する。したがって、Mn量は0.02
〜0.50%の範囲とする。
【0016】P:Pは、前述のように、焼付硬化性を発
揮するようなTi、C、S含有量の鋼において、Pを低
減することにより、極めて高いr値が得られると共に、
再結晶温度を下げ得るので操業の容易な低温焼鈍が可能
となる。そのためには0.007%以下に低減する必要
がある。
揮するようなTi、C、S含有量の鋼において、Pを低
減することにより、極めて高いr値が得られると共に、
再結晶温度を下げ得るので操業の容易な低温焼鈍が可能
となる。そのためには0.007%以下に低減する必要
がある。
【0017】S:S量が多いとTiSが析出し、TiSを
核としてTiCも析出し易くなるので、固溶Cが残らず
焼付硬化性が得られない。したがって、S量は0.00
5%以下とする。
核としてTiCも析出し易くなるので、固溶Cが残らず
焼付硬化性が得られない。したがって、S量は0.00
5%以下とする。
【0018】N:NはTiNとして固定させるので、添
加するTiのコスト面からは、N量は少ない方がよい
が、製鋼技術上の観点から、0.005%以下とする。
加するTiのコスト面からは、N量は少ない方がよい
が、製鋼技術上の観点から、0.005%以下とする。
【0019】Ti:TiはC、S及びNを固定するために
0.01%以上を添加することが必要である。しかし、
0.05%を超えると、r値は維持できるが、延性が低
下し、コストアップになる。したがって、Ti量は0.0
1〜0.05%の範囲とする。
0.01%以上を添加することが必要である。しかし、
0.05%を超えると、r値は維持できるが、延性が低
下し、コストアップになる。したがって、Ti量は0.0
1〜0.05%の範囲とする。
【0020】但し、Ti*=totalTi−(14/48)×N−(3
2/48)×S)で定義されるTi*量に関し、Ti*/C原子
濃度比が1以上であるように添加される。Ti*量は、
NとSがすべてTiと結び付いたと仮定して、添加Ti量
からその分のTi量を差し引いた、Cを固着するために
有効な化学量論的なTi量である。Ti*/C原子濃度比
が1以下であると、固溶Cが多く残存し、高r値が得ら
れない。1以上の場合は、化学量論的には固溶Cが無い
と考えられ、高r値が得られる。しかし、実際には少量
の固溶Cが残存しており、このために焼付硬化性が得ら
れる。
2/48)×S)で定義されるTi*量に関し、Ti*/C原子
濃度比が1以上であるように添加される。Ti*量は、
NとSがすべてTiと結び付いたと仮定して、添加Ti量
からその分のTi量を差し引いた、Cを固着するために
有効な化学量論的なTi量である。Ti*/C原子濃度比
が1以下であると、固溶Cが多く残存し、高r値が得ら
れない。1以上の場合は、化学量論的には固溶Cが無い
と考えられ、高r値が得られる。しかし、実際には少量
の固溶Cが残存しており、このために焼付硬化性が得ら
れる。
【0021】上記の如く化学成分を調整した鋼は、以下
の工程に従って製造する。
の工程に従って製造する。
【0022】まず、該鋼を1100〜1250℃の温度
に加熱した後、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3+
30)℃とする熱間圧延を行う。熱間圧延においては、
後工程である冷間圧延と再結晶焼鈍にて望ましい集合組
織を得るために、熱延板は粒径の細粒及び整粒化と集合
組織のランダム化が必要である。このために、本発明の
方法においては、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3
+30)℃の範囲の温度とする。
に加熱した後、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3+
30)℃とする熱間圧延を行う。熱間圧延においては、
後工程である冷間圧延と再結晶焼鈍にて望ましい集合組
織を得るために、熱延板は粒径の細粒及び整粒化と集合
組織のランダム化が必要である。このために、本発明の
方法においては、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3
+30)℃の範囲の温度とする。
【0023】熱延後、冷却速度30℃/sec以上で巻取
温度まで冷却を行うが、これは熱延板粒径を微細化させ
るためであり、これにより高いr値を得ることができ
る。
温度まで冷却を行うが、これは熱延板粒径を微細化させ
るためであり、これにより高いr値を得ることができ
る。
【0024】冷却後、巻取るが、巻取温度は、鋼中のC
を析出物として固定するための重要な因子であり、これ
らの炭化物が析出する温度から、550〜800℃の範
囲とすることが必要である。
を析出物として固定するための重要な因子であり、これ
らの炭化物が析出する温度から、550〜800℃の範
囲とすることが必要である。
【0025】次に、冷間圧延においては、その後の再結
晶焼鈍にて高r値に有利な{111}集合組織を形成し、
有害な{100}集合組織を減少させるために、圧延率は
60〜90%の範囲とする。
晶焼鈍にて高r値に有利な{111}集合組織を形成し、
有害な{100}集合組織を減少させるために、圧延率は
60〜90%の範囲とする。
【0026】冷間圧延後、前述のように{111}再結晶
集合組織を形成させるために、750〜850℃の範囲
の温度で再結晶焼鈍を行う。このような低温焼鈍が可能
であるのは前述のとおりP量の低減によるためであり、
操業が容易となる。
集合組織を形成させるために、750〜850℃の範囲
の温度で再結晶焼鈍を行う。このような低温焼鈍が可能
であるのは前述のとおりP量の低減によるためであり、
操業が容易となる。
【0027】次に本発明の実施例を示す。
【0028】
【実施例1】
【表1】 に示す化学成分の鋼を溶製し、そのスラブを1200℃
に加熱した後、仕上温度850〜900℃で熱延し、シ
ャワー冷却後、700℃で巻取った。この熱延板を酸洗
後、圧下率80%で冷延し、ソルトバスにて850℃×
1.5minの焼鈍を施し、0.5%のスキンパス後、材質
調査を行った。その結果を
に加熱した後、仕上温度850〜900℃で熱延し、シ
ャワー冷却後、700℃で巻取った。この熱延板を酸洗
後、圧下率80%で冷延し、ソルトバスにて850℃×
1.5minの焼鈍を施し、0.5%のスキンパス後、材質
調査を行った。その結果を
【表2】 に示す。
【0029】焼付硬化性は2%予歪を付与し、170℃
×20minの熱処理を行った後、BH量を測定して評価
した。再結晶温度は光顕組織観察及びビッカース硬度測
定から求め、50%再結晶時を再結晶温度とした。
×20minの熱処理を行った後、BH量を測定して評価
した。再結晶温度は光顕組織観察及びビッカース硬度測
定から求め、50%再結晶時を再結晶温度とした。
【0030】表2に示すように、本発明例はいずれも、
P量の低減及び低S化により、焼付硬化性と共に高いr
値が得られている。また、再結晶温度もP量の減少と共
に低下していることがわかる。
P量の低減及び低S化により、焼付硬化性と共に高いr
値が得られている。また、再結晶温度もP量の減少と共
に低下していることがわかる。
【0031】
【実施例2】
【表3】 に示す化学成分の鋼を溶製し、そのスラブを1200℃
に加熱後、仕上温度775〜950℃で熱延し、シャワ
ー冷却後、700℃で巻取った。この熱延板を酸洗後、
圧下率80%で冷延し、ソルトバスにて850℃×1.
5minの焼鈍を施し、0.5%のスキンパス後、材質調査
を行った。焼付硬化性は実施例1と同様の要領にて測定
し評価した。これらの測定結果を
に加熱後、仕上温度775〜950℃で熱延し、シャワ
ー冷却後、700℃で巻取った。この熱延板を酸洗後、
圧下率80%で冷延し、ソルトバスにて850℃×1.
5minの焼鈍を施し、0.5%のスキンパス後、材質調査
を行った。焼付硬化性は実施例1と同様の要領にて測定
し評価した。これらの測定結果を
【表4】 に示す。
【0032】表4に示すように、化学成分が本発明範囲
であっても、本発明例のように、熱延仕上温度を(Ar3
−100)℃〜(Ar3+30)℃の範囲に制御することに
よって高r値と共に焼付硬化性も得られている。
であっても、本発明例のように、熱延仕上温度を(Ar3
−100)℃〜(Ar3+30)℃の範囲に制御することに
よって高r値と共に焼付硬化性も得られている。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
鋼中のC、S含有量の制御とそれらを固定するに必要な
Ti量の添加、かつP量を低減した上で、仕上温度を制
御した熱間圧延を行うことによって、優れた焼付硬化性
と成形性を兼ね備えた超深絞り用冷延鋼板を提供でき
る。
鋼中のC、S含有量の制御とそれらを固定するに必要な
Ti量の添加、かつP量を低減した上で、仕上温度を制
御した熱間圧延を行うことによって、優れた焼付硬化性
と成形性を兼ね備えた超深絞り用冷延鋼板を提供でき
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/14
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で(以下、同じ)、C:0.0005
〜0.005%、Mn:0.02〜0.50%、P:0.00
7%以下、S:0.005%以下、N:0.005%以下、
及びTi:0.01〜0.05%を含有し、かつ、Ti*/
C原子濃度比(但し、Ti*=totalTi−(14/48)×N−
(32/48)×S)が1以上であり、残部が鉄及び不可避的不
純物よりなる鋼を1100〜1250℃の範囲の温度に
加熱し、仕上温度を(Ar3−100)℃〜(Ar3+30)℃
とする熱間圧延の後、冷却速度30℃/sec以上で巻取
温度まで冷却を行い、550〜800℃の範囲で巻取
り、これを酸洗して60〜90%の圧延率で冷間圧延
し、750〜850℃の範囲の温度で再結晶焼鈍を行う
ことを特徴とする焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼
板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7871592A JPH05239554A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7871592A JPH05239554A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05239554A true JPH05239554A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13669572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7871592A Withdrawn JPH05239554A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 焼付硬化性を有する超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05239554A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08176677A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Nippon Steel Corp | 表面品質の優れた超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
| JPH11256243A (ja) * | 1998-03-10 | 1999-09-21 | Kobe Steel Ltd | 深絞り性に優れた厚物冷延鋼板の製造方法 |
| WO2000014288A1 (de) * | 1998-09-08 | 2000-03-16 | Thyssen Krupp Stahl Ag | Verfahren zur erzeugung von kaltgewalzten bändern oder blechen |
| CN101892420A (zh) * | 2010-07-29 | 2010-11-24 | 中国计量学院 | 一种制备高强高韧FeMnC合金钢的再结晶退火工艺 |
| JP2019527775A (ja) * | 2016-08-12 | 2019-10-03 | ポスコPosco | 成形性に優れた高強度薄鋼板及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP7871592A patent/JPH05239554A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08176677A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Nippon Steel Corp | 表面品質の優れた超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
| JPH11256243A (ja) * | 1998-03-10 | 1999-09-21 | Kobe Steel Ltd | 深絞り性に優れた厚物冷延鋼板の製造方法 |
| WO2000014288A1 (de) * | 1998-09-08 | 2000-03-16 | Thyssen Krupp Stahl Ag | Verfahren zur erzeugung von kaltgewalzten bändern oder blechen |
| AU749783B2 (en) * | 1998-09-08 | 2002-07-04 | Thyssen Krupp Stahl Ag | Method for producing cold-rolled bands or sheets |
| CN1103824C (zh) * | 1998-09-08 | 2003-03-26 | 蒂森克鲁伯钢铁股份公司 | 制造冷轧带材或板材的方法 |
| US6582537B1 (en) | 1998-09-08 | 2003-06-24 | Thyssen Krupp Stahl Ag | Method for producing cold-rolled bands or sheets |
| CZ300683B6 (cs) * | 1998-09-08 | 2009-07-15 | Thyssen Krupp Stahl Ag | Zpusob výroby za studena válcovaných pásu nebo tabulí |
| CN101892420A (zh) * | 2010-07-29 | 2010-11-24 | 中国计量学院 | 一种制备高强高韧FeMnC合金钢的再结晶退火工艺 |
| JP2019527775A (ja) * | 2016-08-12 | 2019-10-03 | ポスコPosco | 成形性に優れた高強度薄鋼板及びその製造方法 |
| US11421294B2 (en) | 2016-08-12 | 2022-08-23 | Posco | High strength steel sheet having excellent formability and manufacturing method thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2415894B1 (en) | Steel sheet excellent in workability and method for producing the same | |
| CN101688277B (zh) | 高强度热镀锌钢板及其制造方法 | |
| WO2010119971A1 (ja) | 時効性および焼付け硬化性に優れた冷延鋼板およびその製造方法 | |
| JP2023552823A (ja) | 耐パウダリング性に優れた高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
| JP3263143B2 (ja) | 加工性に優れた焼付硬化型高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
| JP3532138B2 (ja) | 形状凍結性に優れたフェライト系薄鋼板及びその製造方法 | |
| JP3302118B2 (ja) | 深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法 | |
| EP2980227A1 (en) | Steel sheet and method for producing same | |
| JPH06179922A (ja) | 深絞り用高張力薄鋼板の製造法 | |
| JPH0559491A (ja) | プレス加工用の高張力薄鋼板とその製造法 | |
| JP3023014B2 (ja) | 超深絞り用冷延極軟鋼板 | |
| JP3446001B2 (ja) | 加工性に優れた冷延鋼板及び溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JPH01191748A (ja) | コイル内材質均一性に優れたプレス成形用冷延鋼板の製造方法 | |
| JP2010530030A (ja) | 冷延鋼板およびその製造方法 | |
| JP2024545506A (ja) | プレス成形性に優れた冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、およびこれらの製造方法 | |
| JPH06158175A (ja) | 超深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
| JPH11229085A (ja) | 耐時効性に優れた塗装焼付硬化型冷延鋼板およびその製造方法 | |
| JPS5858413B2 (ja) | 成形性のすぐれた高張力めつき鋼板の製造法 | |
| JPH05202422A (ja) | 超深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
| CN118703877A (zh) | 一种超深冲if钢及其制备方法 | |
| JPH05239555A (ja) | 超深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
| JP3613040B2 (ja) | 加工性と加工後の表面性状に優れた冷延鋼板の製造方法 | |
| JPH07173575A (ja) | 低温の塗装焼付温度にて焼付硬化性を有する良加工性高強度薄鋼板およびその製造方法 | |
| JPH0734135A (ja) | めっき密着性の優れた高加工用高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JPH06158172A (ja) | プレス成形性の優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |