JPH05246033A - 液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射記録装置

Info

Publication number
JPH05246033A
JPH05246033A JP4973692A JP4973692A JPH05246033A JP H05246033 A JPH05246033 A JP H05246033A JP 4973692 A JP4973692 A JP 4973692A JP 4973692 A JP4973692 A JP 4973692A JP H05246033 A JPH05246033 A JP H05246033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
ejection
lines
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4973692A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Takahashi
誠二 高橋
Yasushi Koike
寧 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4973692A priority Critical patent/JPH05246033A/ja
Publication of JPH05246033A publication Critical patent/JPH05246033A/ja
Priority to US08/254,437 priority patent/US6012797A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフト印字において罫線などの複数行にまた
がった記録に見られる段差、および、行間のつなぎ部の
濃度差を解消する。 【構成】 インクのリフィルの遅れを解消する記録方法
であるシフト印字による記録と、シフト印字と通常の記
録を画像データに応じて切り替える記録方法とを選択可
能とする。s3において記録データが複数行にまたがら
ない場合は、s4においてシフト印字を用いた記録を行
う。複数行にまたがる場合は、s5において通常の記録
方法で記録を行う。また、s5,s6の、複数行にまた
がる記録においては行間の重ねて印字を行なう部分を一
部間引いて記録を行なうことにより、重ねて記録される
部分のドット密度を小さくし、周囲の他の画像部との濃
度差を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録ヘ
ッド及び事務機器一般に用いられるプリンタ、複写機、
ファクシミリ、インクジェット記録装置等に適用可能
な、記録ヘッド又はインクタンク一体型の記録ヘッドの
駆動方法、最適には、装置本体に対して着脱可能な記録
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録ヘッド、装置
において、膜沸騰を利用した熱エネルギー記録方式は、
圧電素子を利用したものに比べて格別であり、他の光り
エネルギー等の熱エネルギー記録に比較しても優れたも
のとして実用化されている。
【0003】記録ヘッドは所定の形態を取ることで、所
定範囲の駆動周波数を持ち、これの範囲内の駆動条件を
与えると、問題なく記録が行われることも知られてい
る。
【0004】記録ヘッドは、所定の応答特性を満足する
ものであるが、その特性を越えて記録を行わなければな
らないことがある。また、安定しているはずの記録ヘッ
ドの特性が何らかの影響を受けて、部分的な記録特性が
劣化してしまう場合が見られた。図2及び図3は、本発
明が認識している問題点を説明するためのものである。
図中、矢印は記録ヘッドと記録紙との相対的移動方向
で、本図では、記録ヘッドの吐出口を32個縦方向に備
えたものとし、32×32で形成する文字の区画を示し
ている。図2で示した6は、記録線が2液滴程度(最小
記録単位に相当する)で形成されている部分を示してい
る。この部分6は、通常文字形成には問題がないが、他
の部分に比較すると、わずかに印字濃度が薄くなった
り、ぼやけた画像になる部分である。
【0005】これに対して、ワードプロセッサなどに用
いられている回転印字では、図3の様に、上記矢印で示
す相対的移動方向に関して2液滴程度で形成する部分が
大量に増加していることが分かる。図3で見られた問題
は、2液滴程度(最小記録単位)で形成した記録部分の
すべてではないが、同様の記録ヘッドであっても23番
目ないし32番目の吐出口に相当する濃度低下部分17
が相対的に多く発生し、この部分17に問題がないもの
でもまれに1番目ないし4番目の吐出口に相当する部分
16に濃度低下がわずかに見られることがあった。
【0006】また、文字区画の境界領域に2液滴程度
(最小記録単位)が集中すると、隣の文字形成区画に微
小液滴をもたらして、全体の画質を低下させてしまう場
合も見られた。特に稀な例では、比較的高速で、高密度
の文字形成を行うと、濃度低下部分がしだいに増加する
ものがあり、初期の一般的な画質からは無視できうる部
分が引き金となって、大きな問題を生みだすこともあっ
た。
【0007】高い吐出周波数で駆動される場合や、高温
環境下での使用、連続吐出によるヘッドチップの昇温に
よって液滴の吐出量が増加した場合、また記録ヘッドの
構成として、インクタンクとヘッド部分を一体にした、
装置に着脱自在で、交換可能な構成を採用したもので
は、インクタンク内の吸収体としてのスポンジの吸引圧
力に逆って、毛細管現象による自然の力に頼って行われ
るものであったので、スポンジの吸引圧力変化によって
上記問題が極めて不確定的に発生するという難しい問題
も見られた。インク残量が減少し負圧が増加する場合、
そしてほぼ同一に複数のノズルを駆動する場合等に、液
滴を吐出した後に行われる再インク供給(リフィル)
が、所望の吐出周波数よりも遅れてしまうことがある。
これに対して、スポンジの吸引圧力の影響をなくす様に
スポンジの吸引圧を下げることも考えられるが、インク
タンクからのインク漏れを起こしやすくするため実用的
ではない。リフィルが吐出周波数より遅れてしまうと、
ノズル内にインクが十分に充填されていない内に吐出ヒ
ータが通電されるために、画像形成に所望される大きさ
の液滴が形成されず、複数の液滴に分割されたりあるい
は、ミスト状に吐出されたりする。
【0008】かかる問題を解決する手段として特願平3
−66754号を本出願人が提案している(以下、シフ
ト印字という)。該提案によれば、記録ヘッドのノズル
を1ドットおきに2分割し、吐出タイミングをずらすこ
とにより、従来の垂直水平格子上のパターンによる印刷
を斜め格子上のパターンとし、吐出の際に吐出口とは反
対側に働く力を、吐出周波数を上げる上で最も問題とな
るインクのリフィルに要する時間を短くすることに利用
したことで、安定した良好な画像を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記シフト印
字に従って記録を行なう場合においても、特に複数行に
またがる縦方向に罫線等の記録においては記録ヘッドの
特性が劣化し、画質の低下が見られる場合があった。図
4に前記シフト印字に従って水平方向2ドット、垂直方
向に32ドットの縦線を記録した場合の、記録ヘッドの
特性が劣化したときの例を示す。本例では、記録ヘッド
の特性が劣化した結果水平方向のインク的の着弾位置が
乱れていることを示している。図5には記録ヘッドの特
性が正常な場合の記録結果を示す。また図6及び図7に
は、前記シフト印刷を実施しない通常の印刷方法による
記録結果を示す。図6は、図4と同様に記録ヘッドの特
性が劣化した場合、図7は図5と同様に正常な場合の記
録結果を示す。
【0010】また、複数行にまたがる縦方向の罫線の記
録においては、行間のつなぎ部が用紙送り精度のばらつ
き等によって開かないように、記録パターンの最下部と
最上部が、例えば3ドット重なり合うように構成されて
いる。そのため、記録ヘッドの特性の劣化による画像の
乱れは行間のつなぎ部においても問題となってくる。図
8に、シフト印刷の記録特性が劣化した場合の縦罫線、
図9に通常印刷において記録特性が劣化した場合の縦罫
線を示した。複数行にまたがる記録パターンの印刷にお
いて、記録ヘッドの特性が劣化している場合、通常印刷
に比べシフト印刷の行間のつなぎ部分の段差が強調され
て目立つ。
【0011】さらに、行間のつなぎ部はドットを2度重
ねて打っているため、他の画像部より濃度が高くなる。
シフト印刷においては、シフトすることによってできる
隙間に重ねてドットを打つことにより、一層の濃度差を
生じ得る。そのため、複数行にまたがる記録パターンの
印刷において、通常印刷に比べシフト印刷の行間のつな
ぎ部の濃度差が目立つ。
【0012】一方、通常印刷において、つなぎ部分の段
差が強調される原因としては、シフト印刷の説明部で述
べたインク滴が1滴ではなく数滴以上に分割されてしま
うことにもよる。これは、リフィルが吐出周波数より遅
れてしまうことによって、ノズル内にインクが十分に充
填されていない内に吐出ヒータへ通電されるため、画像
形成に所望される大きさの液滴が形成されず、複数の液
滴に分割されたり、あるいはミスト状に吐出されたりす
るものである。この現象は、ヘッドのノズル列をすべて
使用して印字を行なう縦罫線等の印刷において起こりや
すい。その例を図10に示す。図中では下方に画質低下
が見られるのは、リフィルの遅れはほぼ同時に駆動され
るノズルの中で遅れて駆動されるノズルほどリフィルの
遅れが起こり易く、本例ではノズル列の上から順に駆動
されるからである。
【0013】図11に複数行連続して記録した場合の例
を示す。行間の重なり部分の段差が強調されていること
が分かる。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に基づいてな
されたものであり、シフト印字が可能なインクジェット
記録装置において、記録ヘッドの特性が劣化した場合の
縦罫線等の画質低下や、記録パターンが複数行にまたが
る場合のつなぎ部分の段差、及びつなぎ部分のインクを
重ねて打つことによって起こるつなぎ部の濃度差を解消
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するため、インクジェット記録装置において、通常印
刷を行う第1駆動手段と、シフト印字を行う第2駆動手
段を組み合わせ、所望される記録パターンが複数行にま
たがる場合に第1駆動手段で記録を行い記録パターンが
複数行にまたがらない場合には第2駆動手段で記録を行
うことにより、記録ヘッドのインク着弾制度などの記録
特性が劣化した場合に、複数行にまたがった記録パター
ンにおいても段差を強調することなく良好な記録結果が
得られるようにしたものである。
【0016】さらには、前記第1駆動手段と第2駆動手
段を組み合わせた第1記録モードと、第2駆動手段であ
るシフト印刷だけで記録を行う第2記録モードを備え、
前記第1記録モードと第2記録モードを使用者に切り換
え可能に設け、インク滴分割などのリフィルの遅れによ
る記録画像の劣化によって段差が強調される場合には、
後者の記録モード(シフト印刷)を選択することによ
り、つなぎ部分の段差を低減するようにしたものであ
る。
【0017】またさらには、前記シフト印字で複数行に
わたる画像を記録する場合に、その重ね部を間引いて記
録することにより、重ね部と他の画像部との濃度差を小
さくした高画質な液体噴射記録装置を提供するものであ
る。
【0018】また、前記第1駆動手段と第2駆動手段を
組み合わせて選択的に記録を行う方法に、前記間引きに
よる記録の方法を組み合わせることにより、複数行にま
たがる記録画像の段差、他の画像部との濃度差を小さく
した高画質な液体噴射記録装置を提供するものである。
【0019】
【作用】上記手段により、複数行にまたがる記録パター
ンについては通常印刷により記録を行うため、記録ヘッ
ドの特性の劣化による画像の乱れや行間のつなぎ部の段
差が低減できる。
【0020】また、シフト印字より通常印刷の方が、リ
フィルの遅れを原因とするインク滴分割などの画質を低
下させる要因が大きい。しかし、罫線、縦2倍文字、イ
ラストなどの複数行にまたがる記録パターンのみを通常
印刷で記録し、他の一回の走査で記録を終える文字等を
シフト印字で記録することにより、リフィルが遅れるこ
とは少なく、安定した記録画像を得ることが出来る。
【0021】さらには、複数行にまたがる記録パターン
の記録画像に、リフィルの遅れによるインク滴分割を原
因とした画質の低下が見られる場合には、シフト印字の
みで記録を行う記録モードを選択することにより、行間
のつなぎ部の画質の低下を押さえることが出来る。
【0022】また、シフト印字を用いて複数行にわたる
画像を記録する場合においては、行間のつなぎ部分の重
ね部を間引いて記録することにより、重ね部と他の画像
部の濃度差を小さくできる。
【0023】以上のように、本発明によって、シフト印
字可能なインクジェット記録装置において、罫線等の複
数行にまたがる記録パターンにおいても良好な記録結果
を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0025】(実施例1)図12乃至図16は、本発明
が実施もしくは適用される好適なインクジエツトユニツ
トIJU,インクジエツトヘツドIJH,インクタンク
IT,インクジエツトカートリツジIJC,インクジエ
ツト記録装置本体IJRA,キヤリツジHCの夫々及び
夫々の関係を説明するための説明図である。以下これら
の図面を用いて各部構成の説明を行う。
【0026】本例でのインクジエツトカートリツジIJ
Cは、図13の斜視図でわかるように、インクの収納割
合が大きくなっているもので、インクタンクITの前方
面よりもわずかにインクジエツトユニツトIJUの先端
部が突出した形状である。このインクジエツトカートリ
ツジIJCは、インクジエツト記録装置本体IJRAに
載置されているキヤリツジHC(図15)の後述する位
置決め手段及び電気的接点とによって固定支持されると
共に、該キヤリツジHCに対して着脱可能な交換可能タ
イプである。本例図12乃至図16には、本発明の成立
段階において成された数々の新規な技術が適用された構
成となっているので、これらの構成を簡単に説明しなが
ら、全体を説明することにする。
【0027】1)インクジエツトユニツトIJU構成説
明 インクジエツトユニツトIJUは、電気信号に応じて膜
沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギー
を生成する電気熱変換体を用いて記録を行う、熱エネル
ギーを用いるインクジエツト方式のユニツトである。
【0028】図12において、100はSi基板上に複
数の列状に配された電気熱変換体(吐出ヒータ)と、こ
れに電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術によ
り形成されて成るヒータボードである。200はヒータ
ボード100に対する配線基板であり、ヒータボード1
00の配線に対応する配線(例えばワイヤボンデイング
により接続される)と、この配線の端部に位置し本体装
置からの電気信号を受けるパツド201とを有してい
る。
【0029】1300は複数のインク流路を夫々区分す
るための隔壁や各インク流路へインクを与えるためにイ
ンクを収納するための共通液室等を設けた溝付天板で、
インクタンクITから供給されるインクを受けて上述の
共通液室へ導入するインク受け口1500と、各インク
流路に対応した吐出口を複数有するオリフイスプレート
400を一体成型したものである。これらの一体成型材
料としてはポリサルフオンが好ましいが、他の成型用樹
脂材料でも良い。
【0030】300は配線基板200の裏面を平面で支
持する例えば金属製の支持体で、インクジエツトユニツ
トの底板となる。500は押えばねであり、M字形状で
そのM字の中央で共通液室を軽圧で押圧すると共に前だ
れ部501で液路の一部、好ましくは吐出口近傍の領域
を線圧で集中押圧する。ヒータボード100および天板
1300を押えばねの足部が支持体300の穴3121
を通って支持体300の裏面側に係合することでこれら
を挟み込んだ状態で両者を係合させることにより、押え
ばね500とその前だれ部501の集中付勢力によって
ヒータボード100と天板1300とを圧着固定する。
又支持体300は、インクタンクITの2つの位置決め
凸起1012及び位置決め且つ熱融着保持用凸起180
0,1801に係合する位置決め用穴312,190
0,2000を有する他、装置本体IJRAのキヤリツ
ジHCに対する位置決め用の突起2500,2600を
裏面側に有している。加えて支持体300はインクタン
クからのインク供給を可能とするインク供給管2200
(後述)を貫通可能にする穴320をも有している。支
持体300に対する配線基板200の取付は、接着剤等
で貼着して行われる。尚、支持体300の凹部240
0,2400は、それぞれ位置決め用突起2500,2
600の近傍(裏面側)に設けられている。そして、組
立てられたインクジエツトカートリツジIJC(図1
3)のヘッド部先端領域の周囲3辺に形成された平行溝
3000,3001の複数の延長線上にある。このため
平行溝3000,3001に沿って移動したゴミやイン
ク等の不要物が突起2500,2600に至ることがな
いようになっている。この平行溝3000が形成されて
いる。蓋部材800は、図15でわかるように、インク
ジエツトカートリツジIJCの外壁を形成すると共に、
インクタンクとでインクジエツトユニツトIJUを収納
する空間部を形成している。又、この平行溝3001が
形成されているインク供給部材600は、前述したイン
ク供給管2200に連続するインク導管1600を供給
管2200側が固定の片持ちばりとして形成し、インク
導管の固定側とインク供給管2200との毛管現象を確
保するための封止ピン602が挿入されている。尚、6
01はインクタンクITと供給管2200との結合シー
ルを行うパツキン、700は供給管のタンク側端部に設
けられたフイルターである。
【0031】このインク供給部材600は、モールド成
型されているので、安価で位置精度が高く形成製造上の
精度低下を無くしているだけでなく、インクの供給用導
管1600の構造を片持ちばり構造としているため、導
管1600の上述インク受け口1500に対する圧接状
態が安定化できるので大量生産にも適した構造となって
いる。本例では、この圧接状態下で封止用接着剤をイン
ク供給部材側から流し込むだけで、より完全な連通状態
を確実に得ることができている。尚、インク供給部材6
00の支持体300に対する固定は、支持体300の穴
1901,1902に対するインク供給部材600の裏
面側ピン(不図示)を支持体300の穴1901,19
02を介して貫通突出せしめ、支持体300の裏面側に
突出した部分を熱融着することで簡単に行われる。尚、
この熱融着された裏面部のわずかな突出領域は、インク
タンクITのインクジエツトユニツトIJU取付面側壁
面のくぼみ(不図示)内に収められるのでユニツトIJ
Uの位置決め面は正確に得られる。
【0032】2) インクタンクIT構成説明 インクタンクは、カートリツジ本体1000とインク吸
収体900とインク吸収体900をカートリツジ本体1
000の上記ユニツトIJU取付面とは反対側の側面か
ら挿入した後、これを封止する蓋部材1100とで構成
されている。
【0033】900はインクを含浸させるための吸収体
であり、カートリツジ本体1000内に配置される。1
200は上記各部100〜600からなるユニツトIJ
Uに対してインクを供給するための供給口であると共に
当該ユニツトをカートリツジ本体1000の部分101
0に配置する前の工程で供給口1200よりインクを注
入することにより吸収体900のインク含浸を行うため
の注入口でもある。
【0034】この本例では、インクを供給可能な部分
は、大気連通口とこの供給口とになるが、インク吸収体
からのインク供給性を良好に行うための本体1000内
リブ2300と蓋部材1100の部分リブ2302,2
301とによって形成されたタンク内空気存在領域を、
大気連通口1401側から連続させてインク供給口12
00から最も遠い角部域にわたって形成している構成を
とっているので、相対的に良好かつ均一な吸収体へのイ
ンク供給は、この供給口1200側から行われることが
重要である。この方法は実用上極めて有効である。この
リブ2300は、インクタンクの本体1000の後方面
において、キヤリツジ移動方向に平行なリブを4本有
し、吸収体が後方面に密着することを防止している。
又、部分リブ2400,2500は、同様にリブ230
0に対して対応する延長上にある蓋部材1100の内面
に設けられているが、リブ2300とは異なり分割され
た状態となっていて空気の存在空間を前者より増加させ
ている。尚、部分リブ2302,2301は蓋部材11
00の全面積の半分以下の面に分散された形となってい
る。これらのリブによってインク吸収体のタンク供給口
1200から最も遠い角部の領域のインクをより安定さ
せつつも確実に供給口1200側へ毛管力で導びくこと
ができた。1401はカートリツジ内部を大気に連通す
るために蓋部材に設けた大気連通口である。1400は
大気連通口1401の内方に配置される撥液材であり、
これにより大気連通口1400からのインク漏洩が防止
される。
【0035】前述したインクタンクITのインク収容空
間は長方体形状であり、その長辺を側面にもつ場合であ
るので上述したリブの配置構成は特に有効であるが、キ
ヤリツジの移動方向に長辺を持つ場合又は立方体の場合
は、蓋部材1100の全体にリブを設けるようにするこ
とでインク吸収体900からのインク供給を安定化でき
る。限られた空間内にインクを出来るだけ収納するため
には直方体形状が適しているが、この収納されたインク
を無駄なく記録に使用するためには、上述したように、
角部の領域に対して近接する2面領域に上記作用を行え
るリブを設けることが重要である。更に本実施例におけ
るインクタンクITの内面リブは、直方体形状のインク
吸収体の厚み方向に対してほぼ均一な分布で配置されて
いる。この構成は、吸収体全体のインク消費に対して、
大気圧分布を均一化しつつインク残量をほとんど無なら
しめることが出来るため重要な構成である。更に、この
リブの配置上の技術思想を詳述すれば、直方体の4角形
上面においてインクタンクのインク供給口1200を投
影した位置を中心として、長辺を半径とする円弧を描い
たときに、その円弧よりも外側に位置する吸収体に対し
て、大気圧状態が早期に与えられるようにその円弧より
も外側の面に上記リブを配設することが重要となる。こ
の場合、タンクの大気連通口は、このリブ配設領域に大
気を導入できる位置であれば、本例に限られることでは
ない。
【0036】加えて、本実施例では、インクジェットカ
ートリッジIJCのヘッドに対する後方面を平面化し
て、装置に組み込まれたときの必要スペースを最小化な
らしめるとともに、インクの収容量を最大化している構
成をとっているために、装置の小型化を達成できるだけ
ではなく、カートリッジの交換頻度を減少できる優れた
構成をとっている。そして、インクジェットユニットI
JUを一体化するための空間の後方部を利用して、そこ
に、大気連通口1401用の突出部分を形成し、この突
出部分の内部を空洞化して、ここに前述した吸収体90
0厚み全体に対する大気圧供給空間1402を形成して
ある。このように構成することで、従来には見られない
優れたカートリッジを提供できた。尚、この大気圧供給
空間1402は、従来よりもはるかに大きい空間であ
り、上記大気連通口1401が上方に位置しているの
で、何らかの異常で、インクが吸収体から離脱しても、
この大気圧供給空間1402は、そのインクを一時的に
保持でき、確実に吸収体に回収せしめることができるの
で無駄のない優れたカートリッジを提供できる。
【0037】又インクタンクITの上記ユニツトIJU
の取付面の構成は図14によって示されている。オリフ
イスプレート400の突出口のほぼ中心を通って、タン
クITの底面もしくはキヤリツジの表面の載置基準面に
平行な直線をL1 とすると、支持体300の穴312に
係合する2つの位置決め凸起1012はこの直線L1
にある。この凸起1012の高さは支持体300の厚み
よりわずかに低く、支持体300の位置決めを行う。こ
の図面上で直線L1 の延長上にはキヤリツジの位置決め
用フツク4001の90度角の係合面4002が係合す
る爪2100が位置しており、キヤリツジに対する位置
決めの作用力がこの直線L1 を含む上記基準面に平行な
面領域で作用するように構成されている。図15を用い
て後述するが、これらの関係は、インクタンクのみの位
置決めの精度がヘツドの吐出口の位置決め精度と同等と
なるので有効な構成となる。
【0038】又、支持体300のインクタンク側面への
固定用穴1900,2000に夫々対応するインクタン
クの突起1800,1801は前述の凸起1012より
も長く、支持体300を貫通して突出した部分を熱融着
して支持体300をその側面に固定するためのものであ
る。上述の線L1 に垂直でこの突起1800を通る直線
をL3 、突起1801を通る直線をL2 としたとき、直
線L3 上には上記供給口1200のほぼ中心が位置する
ので、供給部の口1200と供給管2200との結合状
態を安定化する作用をし、落下や衝撃によってもこれら
の結合状態への負荷を軽減できるので好ましい構成であ
る。又、直線L2 ,L3 は一致しておらず、ヘツドIJ
Hの吐出口側の凸起1012周辺に突起1800,18
01が存在しているので、さらにヘツドIJHのタンク
に対する位置決めの補強効果を生んでいる。尚、L4
示される曲線は、インク供給部材600の装着時の外壁
位置である。突起1800,1801はその曲線L4
沿っているので、ヘツドIJHの先端側構成の重量に対
しても充分な強度と位置精度を与えている。尚、270
0はインクタンクITの先端ツバで、キヤリツジの前板
4000の穴に挿入されて、インクタンクの変位が極端
に悪くなるような異変時に対して設けられている。21
01は、キヤリツジに対する抜け止めで、キヤリツジH
Cの不図示のバーに対して設けれ、カートリッジIJC
が後述のように旋回装着された位置でこのバーの下方に
侵入して、不要に位置決め位置から離脱させる上方方向
へ力が作用しても装着状態を維持するための保護用部材
である。インクタンクITは、ユニツトIJUを装着さ
れた後に蓋800で覆うことで、ユニツトIJUを下方
開口を除いて包囲する形状となるが、インクジエツトカ
ートリツジIJCとしては、キヤリツジHCに載置する
ための下方開口はキヤリツジHCと近接するため、実質
的な4方包囲空間を形成してしまう。従って、この包囲
空間内にあるヘツドIJHからの発熱はこの空間内の保
温空間として有効となるものの長期連続使用としては、
わずかな昇温となる。このため本例では、支持体の自然
放熱を助けるためにカートリツジIJCの上方面に、こ
の空間よりは小さい幅のスリツト1700を設けて、昇
温を防止しつつもユニツトIJU全体の温度分布の均一
化を環境に左右されないようにすることができた。
【0039】インクジエツトカートリツジIJCとして
組立てられると、インクはカートリツジ内部より供給口
1200、支持体300に設けた穴320および供給タ
ンク600の中裏面側に設けた導入口を介して供給タン
ク600内に供給され、その内部を通った後、導出口よ
り適宜の供給管および天板1300のインク導入口15
00を介して共通液室内へと流入する。以上におけるイ
ンク連通用の接続部には、例えばシリコンゴムやブチル
ゴム等のパツキンが配設され、これによって封止が行わ
れてインク供給路が確保される。
【0040】尚本実施例においては天板1300は耐イ
ンク性に優れたポリサルフオン、ポリエーテルサルフオ
ン、ポリフエニレンオキサイド、ポリプロピレンなどの
樹脂を用い、オリフイスプレート部400と共に金型内
で一体に同時成型してある。上述のように一体成型部品
は、インク供給部材600、天板1300・オリフイス
プレート400一体部材、インクタンク本体1000と
したので組立て精度が高水準になるばかりでなく、大量
生産の品質向上に極めて有効である。又部品点数の個数
は従来に比較して減少できているので、優れた所望特性
を確実に発揮できる。
【0041】また、本発明実施例では、上記組立後の形
状において、図12乃至図14で示されるように、イン
ク供給部材600は、その上面部603がインクタンク
ITのスリット1700を備えた屋根部の端部4008
との間に図13に示したようにスリットSを形成し、下
面部604がインクタンクITの下方の蓋800が接着
される薄板部材のヘッド側端部4011との間に上記ス
リットSと同様のスリット(不図示)を形成している。
これらのインクタンクITとインク供給部材600との
間のスリットは、上記スリット1700の放熱を一層促
進させる作用を実質的に行うとともに、タンクITへ加
わる不要な圧力があってもこれを直接供給部材、強いて
は、インクジェットユニットIJTへ及ぼすことを防止
している。
【0042】いずれにしても、本実施例の上記構成は、
従来には無い構成であって、それぞれが単独で有効な効
果をもたらすと共に、複合的にも各構成要件があること
で有機的な構成をもたらしている。
【0043】3)キヤリツジHCに対するインクジエツ
トカートリツジIJCの取付説明 図15において、5000はプラテンローラで、記録媒
体Pを紙面下方から上方へ案内する。キヤリツジHC
は、プラテンローラ5000に沿って移動するもので、
キヤリツジの前方プラテン側にインクジエツトカートリ
ツジIJCの前面側に位置する前板4000(厚さ2m
m)と、カートリツジIJCの配線基板200のパツド
201に対応するパツド2011を具備したフレキシブ
ルシート4005及びこれを裏面側から各パツド201
1に対して押圧する弾性力を発生するためのゴムパツド
シート4007を保持する電気接続部用支持板4003
と、インクジエツトカートリツジIJCを記録位置へ固
定するための位置決め用フツク4001とが設けられて
いる。前板4000は位置決め用突出面4010をカー
トリツジの支持体300の前述した位置決め突起250
0,2600に夫々対応して2個有し、カートリツジの
装着後はこの突出面4010に向う垂直な力を受ける。
このため、補強用のリブが前板のプラテンローラ側に、
その垂直な力の方向に向っているリブ(不図示)を複数
有している。このリブは、カートリツジIJC装着時の
前面位置L5 よりもわずかに(約0.1mm程度)プラ
テンローラ側に突出しているヘツド保護用突出部をも形
成している。電気接続部用支持板4003は、補強用リ
ブ4004を前記リブの方向ではなく垂直方向に複数有
し、プラテン側からフツク4001側に向って側方への
突出割合が減じられている。これは、カートリツジ装着
時の位置を図のように傾斜させるための機能も果してい
る。又、支持板4003は電気的接触状態を安定化する
ため、上記2つの位置決め用突出面4010がカートリ
ッジに及ぼす作用方向と逆方向に、カートリッジへの作
用力を及ぼすためのフツク側の位置決め面4006を突
出面4010に対応して2個有し、これらの2個の位置
決め面の間にパツドコンタクト域を形成すると共にパツ
ド2011対応のボツチ付ゴムシート4007のボツチ
の変形量を一義的に規定する。これらの位置決め面は、
カートリツジIJCが記録可能な位置に固定されると、
配線基板200の表面に当接した状態となる。本例で
は、さらに配線基板200のパツド201を前述した線
1 に関して対称となるように分布させているので、ゴ
ムシート4007の各ボツチの変形量を均一化してパツ
ド2011の当接圧をより安定化している。本例のパツ
ド201の分布は、上方,下方2列、縦2列である。
【0044】フツク4001は、固定軸4009に係合
する長穴を有し、この長穴の移動空間を利用して図の位
置から反時計方向に回動した後、プラテンローラ500
0に沿って左方側へ移動することでキヤリツジHCに対
するインクジエツトカートリツジIJCの位置決めを行
う。このフツク4001の移動はどのようなものでも良
いが、レバー等で行える構成が好ましい。いずれにして
もこのフツク4001の回動時にカートリツジIJCは
プラテンローラ側へ移動しつつ位置決め突起2500,
2600が前板の位置決め面4010に当接可能な位置
へ移動し、フツク4001の左方側移動によって90°
のフツク面4002がカートリツジIJCの爪2100
の90°面に密着しつつカートリツジIJCを位置決め
面2500,4010同志の接触域を中心に水平面内で
旋回して最終的にパツド201,2011同志の接触が
始まる。そしてフツク4001が所定位置、即ち固定位
置に保持されると、パツド201,2011同志の完全
接触状態と、位置決め面2500,4010同志の完全
面接触と、90度面4002と爪の90度面の2面接触
と、配線基板300と位置決め面4006との面接触と
が同時に形成されてキヤリツジに対するカートリツジI
JCの保持が完了する。
【0045】4)装置本体の概略説明 図16は本発明が適用されるインクジエツト記録装置I
JRAの概観図で、駆動モータ5013の正逆回転に連
動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転
するリードスクリユー5005のら線溝5004に対し
て係合するキヤリツジHCはピン(不図示)を有し、矢
印a,b方向に往復移動される。5002は紙押え板で
あり、キヤリツジ移動方向にわたって紙をプラテン50
00に対して押圧する。5007,5008はフオトカ
プラでキヤリツジのレバー5006のこの域での存在を
確認してモータ5013の回転方向切換等を行うための
ホームポジシヨン検知手段である。5016は記録ヘツ
ドの前面をキヤツプするキヤツプ部材5022を支持す
る部材で、5015はこのキヤツプ内を吸引する吸引手
段でキヤツプ内開口5023を介して記録ヘツドの吸引
回復を行う。5017はクリーニングブレードで、50
19はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材で
あり、本体支持板5018にこれらは支持されている。
ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレー
ドが本例に適用できることはいうまでもない。又、50
21は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ヤリツジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラツチ切換等の公知の
伝達手段で移動制御される。
【0046】これらのキヤツピング、クリーニング、吸
引回復は、キヤリツジがホームポジシヨン側領域にきた
ときにリードスクリユー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例には何れも適用できる。上述における各構成は
単独でも複合的に見ても優れた発明であり、本発明にと
って好ましい構成例を示している。
【0047】上述した図12乃至図16に対して、技術
的に関係する本発明について詳述するため、図を用いな
がら説明する。
【0048】図17は通常の印刷を行うためのドットマ
トリクスを説明する図である。図17(a)は、通常印
刷のドットマトリクスが1/360inch間隔の格子
を基本としていることを示している。図17(b)は
(a)で示す位置全面に、直径100μm程度のドット
を打った時(ベタ黒)の状態のドットの重なり具合を示
したものである。
【0049】図18は、シフト印字を用いない従来の記
録ヘッドのヒーターの加熱タイミングを表す図であり、
64本のノズルのヒーターは同時には通電せず、最大電
流を低く抑えるために8本づつ8回に分けて通電してい
ることを示す。64本のノズルをa〜hの8ブロックに
わけ、aから順に7μ秒づつ、間に8μ秒の通電しない
時間をいれて行う。ノズルの各グループ間で微妙に印字
タイミングが異なるため、各グループごとに微小距離だ
け印字位置がずれることになる。そこで、各ノズルから
吐出したインク滴を印字方向にずれることなく記録する
ために、図19に示すように記録ヘッドのノズル列が傾
斜されて搭載されている。本実施例における印字速度は
64CPSであり吐出周波数は3072Hz即ち、48
ドット×64CPSなので、連続吐出時のあるドットの
ヒート間隔(駆動周期)はおおよそ326μ秒即ち1/
3072HZ である。連続吐出を行う際には、吐出後に
行われる再インク供給(以下リフィルと呼ぶ)はこの3
26μ秒の駆動期間内に完了する必要がある。
【0050】インクジェット記録装置の印字速度を向上
させるためには、吐出周波数を向上させることが必要で
ある。しかし、従来のインクジェット記録装置におい
て、特に図12に示すインクタンクとヘッド部分を一体
にした交換可能方式において、吐出周波数を向上させる
ことを考えた場合、連続吐出を正常に行うため、吐出後
のリフィルに要する時間の短縮が課題となる。本例によ
れば、印刷のためのドットマトリクスを、所定の間隔に
組まれた垂直及び水平格子状のものから、垂直方向考え
1ドットおきに前記所定の間隔の半分を水平方向に位置
を移動させた斜め格子状のものに替えることで、これま
でヘッドの吐出周波数を向上させるためにネックとなっ
ていた吐出過程の中のリフィルに要していた時間の大幅
な短縮を図ることができる。
【0051】図20は、シフト印字による記録のための
ドットマトリクスを示した図である。図20(a)は、
図17に示した基本格子である1/360inch間隔
の格子を垂直方向を考えて1ドットおきに、水平方向に
基本の間隔の1/2の1/720inchずらし、斜め
格子状としたことを示している。図17(b)は(a)
で示す位置全面に、直径100μm程度のドットを打っ
た時(ベタ黒)の状態のドットの重なり具合を示したも
のである。ほぼ均一に空隙が埋まっているのがわかる。
【0052】図21は、図20に示すドットマトリクス
を形成するため、本発明一実施例のインクジェット記録
装置におけるヒーターの加熱のタイミングを表す図であ
る。最大電流を低く抑えるために8本づつ8回に分けて
通電しているのは従来と同じである。しかしノズルのa
〜hの8ブロックの分けかたを図の様に変えa,c,
e,gとb,d,f,hをまとめて(このように吐出部
を配置した記録ヘッドであっても良い。また図中ではノ
ズルを2列に示しているが、便宜上そうしたもので、実
際はノズル1〜64まで1列に設けられている)交互に
加熱する様にし、図20に示したような1ノズルおきに
1/720inchずらしたドットマトリクスを印刷で
きるようにしている。a,c,e,gを順に7μ秒づ
つ、間に8μ秒の通電しない時間をいれて行い52μ秒
でこのグループの加熱を完了する。次に通電しない時間
をはさみb,d,f,hのグループも同様に加熱する。
この時の印字速度はたとえば約83.3cpsまでも高
められている。吐出周波数は4000HZ 即ち48ドッ
ト×83.3cpsなので、連続吐出時のあるドットの
ヒート間隔は250μ秒即ち、1/4000HZ とな
る。連続吐出を行う際には、本実施例では吐出後に行わ
れるリフィルはこの250μ秒の内に完了する。
【0053】ここで、高速にリフィルが行われる理由に
ついて図22、図23を参照して説明する。図22は、
インクタンクとヘッド部分を一体にした、交換可能方式
のインクカートリッジヘッドの構成を模式的に表わした
ものであり、図23はシフト印字による記録を行ってい
る吐出口部分の拡大図である。図22中の1はノズル部
で64本ある。2は共通液室で、それぞれのノズルに供
給されるべきインクを一時的に蓄えておくところであ
る。3はチップタンクと呼ばれインクタンク部と共通液
室2をつなぐ管である。4はインクタンク内のスポンジ
でありインクが漏れださぬように保持している。5はチ
ップタンク内に気泡が侵入するのを防止するフィルター
である。連続吐出を考える時、隣のノズルとの吐出のタ
イミングは125μ秒ずれている。従って、図23に示
すように、9a,9cの様にあるノズルのヒーター加熱
されて、気泡9d,9eが膨張する時には、その隣のノ
ズル9bではリフィルの過程に入っている。矢印が示す
様に、ノズル9a,9cでは気泡の膨張で吐出口付近の
インクにエネルギーを与え、液滴9f,9gを吐出する
方向へ力が働くとともに、共通液室側に対しても圧力を
与える。その圧力は共通液室を介して伝わり、リフィル
の過程に入っているノズル9bのリフィルを助ける方向
に働く。その効果で、リフィルに要する時間を短縮する
ことができ、たとえば図18にあるヒート間隔326μ
秒を図21の様に250μ秒として連続吐出を行っても
リフィルは間に合い、良好な吐出が可能になる。
【0054】次に、他の駆動方法について図24を参照
して説明する。図24は、本発明を従来の構造のヘッド
に適用したものである。図21に示すヘッド構造でなく
とも本発明が適用できる一例である。図のように全ドッ
トを112μ秒の間に吐出するのでなくa〜hのブロッ
クをさらにその中で1ドットおきに分割し偶数番目の吐
出部a2〜h2のグループと奇数番目の吐出部a1〜h
1のグループをつくり、全ドットのヒート間隔の半分す
なわち326μ秒/2=163μ秒遅らせてた時点から
112μ秒でヒーターの加熱を行う。このような方法で
もリフィルを助ける効果が得られ、いわゆる不良吐出現
象を防ぐ対策となり得る。
【0055】次に上記駆動を行うための構成について説
明する。
【0056】図25、26において、制御部100の転
送した図20のD5、D9のデータをプリンタ制御部8
0が受け取ると、いったん、ヘッドのノズル1列分のデ
ータをRAM802に格納する。
【0057】次にROM801より2進法で例えば[1
0101010](16進法で表すとAA)のデータを
引き出し、その8ビットのデータと先程格納したデータ
をaブロックから順に8ビットづつ取りだし1ビットご
とに「アンド」をとり、即ち、偶数ビットをマスクし
て、順にその結果をインターフェース部803を通しヘ
ッドドライバ1Aに転送し記録ヘッド1に印刷させる。
次に、163μ秒遅らせたタイミングでROM801よ
りたとえば[01010101](16進法で表すと5
5)のデータを引き出し、同様に1ビットごとに「アン
ド」をとって、即ち、奇数ドットをマスクして印刷をす
る。以上の制御プロセスを繰り返し前記の印刷を実現さ
せる。
【0058】以上の制御を実現する回路を図27に示
す。図中H1〜H64がヘッドの各ノズルに設けられた
ヒータであり、8個のヒータをグループとするDeg
8、7、…1が図15に示すノズルのグループa,b,
…hに対応している。Deg8〜Deg1はデジット回
路70がデコーダ40からの8ビットの信号に基づいて
出力される。また、キャラクタジェネレータ90からの
各グループごとにヒートする8ビットずつのデータがセ
レクタ30で偶数、奇数のノズルに分けられ、セグメン
トSeg1〜8に与えられる。R1、R2、…R8はA
ND回路であり、Toから与えられる0と1の2値とイ
ンバータ31によって各グループのノズルの中で偶数の
ノズル又は奇数のノズルをヒートするか選択される。
【0059】次に、図28を用いて本実施例にかかる記
録方法について説明する。
【0060】図28中ステップS1において記録データ
が送られてくると、次のステップS2において、送信さ
れてくる記録パターンが複数行にまたがった記録パター
ンであるか、一行のみで構成される記録パターンである
か判断し、それぞれの記録パターンに対応する駆動手段
が選択され記録される。
【0061】本例では、複数行にまたがる記録パターン
の場合、ステップS3において第1駆動手段である通常
の印刷方法で駆動され、複数行にまたがらない記録パタ
ーンの場合、ステップS4において第2駆動手段である
シフト印刷で記録が行われる。
【0062】図28中、ステップS5において記録が行
われた後、S6において記録終了の判定を行う。次に記
録するデータがある場合ステップS1へ戻り、次の記録
を行う。記録終了の場合、ステップS7の終了処理を実
行後、記録を終了する。
【0063】上記のように、複数行にまたがる記録パタ
ーンについては通常印刷により記録を行うため、記録ヘ
ッドの特性の劣化による画像の乱れや行間のつなぎ部の
段差が低減できる。また、複数行にまたがらない記録パ
ターンの場合、シフト印刷により記録を行うため、イン
クのリフィルに要する時間を短くし、安定した良好な画
像を得ることができる。
【0064】(実施例2)次に、前記第1駆動手段と第
2駆動手段を組み合わせた記録モードと、第2駆動手段
であるシフト印刷だけで記録を行う記録モードを備え、
前記記録モードを使用者に選択可能に設けた記録装置に
ついて説明する。
【0065】記録装置には、図29における記録モード
切り替えスイッチが設けられていて、所望される記録パ
ターンが複数行にまたがり該記録パターンの行間のつな
ぎ部において記録ヘッドの記録特性の劣化等により段差
が強調されてしまう場合等に、記録装置の使用者によっ
て選択される。該スイッチ192が例えばONの状態
に、記録方法において先に述べたシフト印字と通常の印
刷方法とが記録パターンの構成によって選択可能に構成
されている。
【0066】図30中のステップS1において記録デー
タが送られてくると、次のステップS2において記録モ
ード切り替えスイッチ192のON、OFFを判断す
る。該スイッチがOFFの状態の場合、記録パターンが
複数行にまたがる、またがらないに関わらず、第2駆動
手段であるシフト印刷によって記録を行う。
【0067】前記スイッチがONの状態の場合、次のス
テップS3へ移り、送信されてくる記録パターンが複数
行にまたがった記録パターンであるか、一行のみで構成
される記録パターンであるか判断し、それぞれの記録パ
ターンに対応する駆動手段が選択され記録される。本実
施例では、実施例1同様に複数行にまたがる記録パター
ンについては第1駆動手段である通常の印刷方法で駆動
され、複数行にまたがらない記録パターンにおいては、
第2駆動手段であるシフト印刷で記録が行われる。
【0068】以上のように、前記第1駆動手段と第2駆
動手段を組み合わせた記録モードと、第2駆動手段であ
るシフト印刷だけで記録を行う記録モードを備え、前記
記録モードを使用者に選択可能に設け、インク滴分割な
どのリフィルの遅れによる記録画像の劣化によって段差
が強調される場合には、後者の記録モード(シフト印
刷)を選択することにより、つなぎ部分の段差を低減す
ることができる。
【0069】本実施例では、記録モードの切り替えをス
イッチによって行う装置について説明したが、記録モー
ドの切り替えはハード的に設けられたスイッチに限ら
ず、キーボードから切り替えできるソフト的なスイッチ
でも良い。
【0070】(実施例3)次に、シフト印刷の際の、行
間のつなぎ部の間引き印刷を説明する。
【0071】間引き印刷の一例を、縦12ドット横12
ドットのマトリクスを図示した図31を用いて説明す
る。図31(a)は、前記ドットマトリクスによる通常
の記録パターンの例である。この記録パターンについて
縦2×横2の4ドットを一組として、その対角に位置す
る2ドットを間引いたのが図31(b)である。同様の
手法で間引きを行った例を図32、図33に示す。図3
2は図2に示される通常印刷パターンを間引いた図であ
る。図33は、図2に示される記録パターンをシフト
し、図32で間引いたドットと同じドットを間引いた図
である。
【0072】次に、前記間引きの手法によるつなぎ部の
間引きについて縦罫線を例に説明する。図34は、間引
きを行わないで記録を行った縦罫線のつなぎ部である。
aで示される部分が二行の記録の重なる部分であり、本
例では3ドット重なるように設定されている。この二行
を分解し、最初に記録する行の下3ドットを図33同様
に間引いた例を図35(a)に示す。また、次に記録す
る行の上3ドットを同様に間引いた例を図35(b)に
示す。図36は、図35(a),(b)に示す間引きを
行った二行を重ねた図である。a’に示す部分が、二行
が重なる部分である。重ね部の濃度は、間引かない場合
より低くなり、またつなぎ部以外の部分より低くなるこ
ともない。a’の中には、インクの打たれない部分もあ
るが、その範囲は微小であり、わずかなインクのにじみ
や、着弾位置のずれにより、見た目に目立つことはな
い。
【0073】以上のように、複数行にまたがる記録パタ
ーンのつなぎ部を間引いて記録することにより、つなぎ
部と他の画像部との濃度差を小さくできる。
【0074】本実施例では、間引きのパターンとして、
縦2×横2の4ドットを一組としてその対角に位置する
2ドットを間引く例を挙げたが、前記の例に限らず他の
間引きパターンでもよい。他の間引きパターンの例を図
37に示す。図37(a),(b)はそれぞれ複数行に
またがる罫線の記録の重ね部を分解した図である。図3
7(a)は最初に記録する行で下3ドットを間引いた
図、図37(b)は次に記録する行の上3ドットを間引
いた図である。前例と同様に縦2×横2の4ドットを一
組としてその対角に位置する2ドットを間引いている
が、図37に示す例では最初に記録する行と次に記録す
る行で、間引くパターンを異ならせている。本例に示す
ように間引いたパターンで記録した結果、図37(c)
に示されるように二行が重なり、行間の重ね部と重なら
ない他の画像部との濃度差を小さくできる。
【0075】また、これまでの例では、重ね部に該当す
る行の二つとも間引いていたが、二行のうち少なくとも
片方の行を間引いても有効である。片方だけ間引く例を
図38に示す。図38(a),(b)はそれぞれ複数行
にまたがる罫線の記録の重ね部を分解した図である。図
38(a)は最初に記録する行で下3ドットを間引いた
図、図38(b)は次に記録する行で、間引きを行って
いないことを示す。間引きパターンは前例と同様に縦2
×横2の4ドットを一組としてその対角に位置する2ド
ットを間引いている。本例のように間引いたパターンで
記録した結果、図38(c)に示されるように二行が重
なる。行間の重ね部と重ならない他の画像部との濃度差
は、間引きを行わない場合に比べ濃度差を小さくでき
る。また、後から記録する行の上3ドットを間引いて記
録しても同様の結果を得ることが出来る。
【0076】また、本実施例では行間の重なりを3ドッ
トの場合を例に説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。行間のドットの重なりは例えば1ドッ
ト、2ドットなど用紙送り機構に左右され設定されるも
のであり、設定されたドット分だけ重ね部で間引くこと
で、行間の重ね部を目立たなくすることができる。
【0077】(その他の実施例)実施例3において説明
した間引き印刷は、シフト印刷・通常印刷のどちらにお
いても有効であり、さらには、実施例1及び2で説明し
た発明と組み合わせることで、より良好な画像を得るこ
とができる。次に、実施例3で示した間引き印刷を実施
例2で示した記録制御に用いた例を示す。
【0078】実施例2で示すシフト印字・通常印刷の制
御に、間引き印刷を用いる場合のチャート図を図39に
示す。図39は図30に示すチャート図に間引き印刷の
制御を加えたもので、S5・S6において複数行にまた
がる記録が行なわれる際、行間のつなぎ部を一部を間引
いて記録を行う。また複数行にまたがることのない場合
にシフト印字を用いて記録を行うS4においては間引き
印刷は行なわれない。
【0079】以上の構成によって、複数行にまたがる記
録の画質の劣化、行間に見られるつなぎ部と他の画像部
との濃度差、及び行間の段差を軽減し、より良好な画像
を得ることができる。
【0080】また、本発明の実施例では、罫線を印刷す
る場合を例に挙げて説明をしたが、例えば縦倍角文字、
イラストなど複数行にわたるデータが記録データ中に含
まれる場合に有効である。図40に記録パターンによる
駆動手段選択を説明するブロック図を示す。複数行にま
たがらない10.5ポイント・12ポイント文字、横2倍文字
等においてはシフト印刷を用いて記録を行い、縦罫線、
縦2倍文字、画像等の複数行にまたがる記録パターンに
おいては通常印刷を用いて記録を行うことを示す。
【0081】また、複数行にまたがる記録パターンの判
断は、画像領域が他の行につながるものであるかを判断
する方法のみに限定されず、記録データ内の文字サイ
ズ、倍角文字等を示す制御コードでも良い。
【0082】また、実施例1及び2において示したチャ
ート図28、30では、記録データが複数行にまたがっ
ているかどうかを、ドット列のデータごとに判定してい
たが、本発明は前述した例に限られることはない。例え
ば図41に示すように、一走査分の記録データを読み込
み、駆動手段の選択を行ってもよい。図41中のステッ
プS1において一走査分の記録データを読み込み、次の
ステップS2において読み込んだデータ中に複数行にま
たがるデータがあるかを調べる。複数行にまたがるデー
タがない場合はS3でシフト印刷による一走査分の記録
を行う。複数行にまたがるデータがある場合、S4で記
録データがすべて複数行にまたがるデータであるかを調
べ、すべて複数行にまたがるデータである場合、通常印
刷による一走査分の記録を行う。複数行にまたがるデー
タと、複数行にまたがらないデータが混在するときに
は、S6において実施例1に示したシフト印刷と通常印
刷の制御を行う。このように一走査分のデータを先に調
べることにより、駆動手段の制御を高速に行うことがで
きる。
【0083】また、本発明の実施例では第1駆動手段と
第2駆動手段の制御を、1走査中に選択しながら記録を
行う例を示したがこれに限定されることはなく、1走査
で記録する行を、1回目は第1駆動手段による記録、2
回目を第2駆動手段による記録と、2回の走査に分けて
行ってもよい。
【0084】また、本発明の実施例では液体インクを用
いるインクジェット記録装置を例に説明したが、これに
限るものではなく、固体インクを液化して使用する場合
にも有効である。
【0085】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、
結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内
の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長,
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行な
われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書、同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明
の米国特許第4313124号明細書に記載されている
条件を採用すると、更に優れた記録を行なうことができ
る。
【0086】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0087】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0088】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0089】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニング
手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別
の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0090】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0091】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化もしくは液体或い
は、上述のインクジェットではインク自体を30度C以
上70度C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化の
エネルギーとして使用せしめることで防止するか又は、
インクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するイン
クを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録
信号に応じた付与によってインクが液化してインク液状
として吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすで
に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって
初めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可能
である。このような場合インクは特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としても良い。本発明においては、
上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した
膜沸騰方式を実行するものである。
【0092】
【発明の効果】本発明は、上述したように従来の問題を
解明した上で、新規な解決構成を提供するものである。
本発明によって従来の画質問題を解決でき、更には、記
録ヘッドの特性の劣化による画質問題、及び、複数行に
またがる印字での段差、濃度のバラツキを解決し、良好
な画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シフト印字画像を説明する図である。
【図2】本発明通常記録モードの記録画像を説明する図
である。
【図3】通常印刷での問題を説明する回転記録画像の図
である。
【図4】インク着弾精度が劣化した記録ヘッドによるシ
フト印刷を行った結果の説明図である。
【図5】正常な状態の記録ヘッドによるシフト印刷を行
った結果の説明図である。
【図6】インク着弾精度が劣化した記録ヘッドによる通
常印刷を行った結果の説明図である。
【図7】正常な状態の記録ヘッドによる通常印刷を行っ
た結果の説明図である。
【図8】水平方向のインク着弾精度が劣化した記録ヘッ
ドによりシフト印刷にて複数行にまたがって記録を行っ
た場合の記録結果の説明図である。
【図9】水平方向のインク着弾精度が劣化した記録ヘッ
ドにより通常印刷にて複数行にまたがって記録を行った
場合の記録結果の説明図である。
【図10】通常印刷において見られるリフィルの遅れに
よる画質の劣化を説明する図である。
【図11】通常印刷において見られるリフィルの遅れに
よる画質の劣化が複数行にまたがった場合を説明する図
である。
【図12】本発明に係るインクジエツトカートリツジの
一例の分解斜視図である。
【図13】本発明に係るインクジエツトカートリツジの
概略斜視図である。
【図14】インクジエツトカートリツジのインクタンク
をインクジエツト記録ヘツドが装着される側から見た概
略斜視図である。
【図15】インクジエツトカートリツジ装置本体のキヤ
リツジに装着される様子を示す上面図である。
【図16】本発明に係るインクジエツト記録装置を示す
概略斜視図である。
【図17】通常記録のドットマトリクスを説明する図で
ある。
【図18】通常記録の印字タイミングの説明図である。
【図19】本発明の記録ヘッドの走査方向に対する傾き
と画像の説明図である。
【図20】シフト印字記録データのドットマトリクスの
説明図である。
【図21】シフト印字における記録ヘッドの印字タイミ
ングの説明図である。
【図22】インクジエツト記録ヘッドカートリツジの部
分説明図である。
【図23】本発明に係るインクジエツト記録ヘッドの吐
出口付近を説明する図である。
【図24】シフト印字における別の記録ヘッドの印字タ
イミングの説明図である。
【図25】本発明に係るインクジェット記録装置のブロ
ック制御図である。
【図26】本発明に係る記録データのパターンブロック
説明図である。
【図27】本発明の駆動制御手段の回路説明図である。
【図28】本発明の実施例1に係る第一駆動手段と第二
駆動手段の切り換えを説明するチャート図である。
【図29】本発明の実施例2に係る駆動制御手段の回路
説明図である。
【図30】本発明の実施例2に係る第一駆動手段と第二
駆動手段の切り換えを説明するチャート図である。
【図31】間引くドットを説明する図である。
【図32】通常記録の記録パターンを間引き印刷した図
である。
【図33】シフト印字の記録パターンを間引き印刷した
図である。
【図34】行間のつなぎ部のドットの重なりを説明する
図である。
【図35】行間の重ね部の間引くドットを説明する図で
ある。
【図36】重ね部を間引いて記録した場合のドットの重
なりを説明する図である。
【図37】行間の重ね部の、他の間引き例を説明する図
である。
【図38】行間の重ね部の、片方の行だけ間引く例を説
明する図である。
【図39】本発明の、駆動手段の制御と間引き印刷を組
み合わせた実施例のチャート図である。
【図40】本発明に係る駆動手段選択を説明する図であ
る。
【図41】シフト印刷と通常印刷の駆動手段の選択を示
す他のチャート図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 30 ラッチ回路 40 デコーダ 50 セグメント回路 60 発熱素子(H1〜H64) 70 選択回路 90 記録データ供給部 CG キャラクタジェネレータ T0 0と1の切り替えタイミング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する多数の吐出口と、該多
    数の吐出口にインクを供給する共通液室と、印加される
    記録データに応じて前記多数の吐出口からインクを吐出
    させる吐出手段を有する記録ヘッドと、1行分の画像を
    記録させるべく前記記録ヘッドを記録媒体と相対的に走
    査する走査手段と、複数行にわたる画像の記録に際し、
    前記複数行の行間を所定ドット数だけ重ねて記録する行
    間つなぎ手段を有する記録装置において、 前記多数の吐出口を略同時に駆動する第1駆動手段と、 前記多数の吐出口のうち、隣接しない複数の吐出口を略
    同時に駆動可能とし、隣接する吐出口を吐出駆動周期内
    に所定間隔を介して駆動する第2駆動手段と、 前記記録データが複数行にまたがるものであるかを判断
    する判断手段と、 前記判断手段に応じて前記記録ヘッドの駆動を、前記第
    1駆動手段または前記第2駆動手段のいずれかから選択
    する選択手段を有する記録装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段により前記第1駆動手段と
    前記第2駆動手段のいずれかにより選択して記録を行う
    第1記録モードと、 前記第2駆動手段により記録を行う第2記録モードと、 前記第1記録モードと前記第2記録モードとを切り替え
    るモード切替手段とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記行間つなぎ手段により多数の吐出口
    のうち重ねて記録を行なう部分に位置するドットを間引
    く間引き手段とを有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 インクを吐出する多数の吐出口と、該多
    数の吐出口にインクを供給する共通液室と、印加される
    記録データに応じて前記多数の吐出口からインクを吐出
    させる吐出手段を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッド
    を記録媒体と相対的に走査する走査手段と、該走査手段
    により1走査の記録終了後、前記記録媒体を前記走査の
    方向と直交する方向へ相対的に移動させる記録媒体搬送
    手段と、複数行にわたる画像の記録において、前記複数
    行の行間を所定ドット数だけ重ねて記録する行間つなぎ
    手段を有する記録装置において、 前記多数の吐出口のうち、隣接しない複数の吐出口を略
    同時に駆動可能とし、隣接する吐出口を吐出駆動周期内
    に所定間隔を介して駆動する駆動手段と、 前記行間つなぎ手段により多数の吐出口のうち重ねて記
    録を行なう部分に位置するドットを間引く間引き手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、対応する吐出口毎に
    設けられ、インクに熱による状態変化を生起させ該状態
    変化に基づいてインクを前記吐出口から吐出させて飛翔
    的液滴を形成する熱エネルギー発生手段とを有したこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装
    置。
JP4973692A 1991-03-29 1992-03-06 液体噴射記録装置 Pending JPH05246033A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4973692A JPH05246033A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 液体噴射記録装置
US08/254,437 US6012797A (en) 1991-03-29 1994-06-06 Method for driving an ink jet recording head having improved discharge stability and recording apparatus having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4973692A JPH05246033A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 液体噴射記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05246033A true JPH05246033A (ja) 1993-09-24

Family

ID=12839479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4973692A Pending JPH05246033A (ja) 1991-03-29 1992-03-06 液体噴射記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05246033A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089197A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
JP2018000282A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 株式会社Screenホールディングス データ処理装置、錠剤印刷装置、データ処理方法および錠剤印刷方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089197A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
JP2018000282A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 株式会社Screenホールディングス データ処理装置、錠剤印刷装置、データ処理方法および錠剤印刷方法
CN109195803A (zh) * 2016-06-28 2019-01-11 株式会社斯库林集团 数据处理装置、片剂印刷装置、数据处理方法及片剂印刷方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2980444B2 (ja) 液室内気泡導入機構を備えた液体噴射器およびこれを用いた記録装置および記録方法
US6447088B2 (en) Ink-jet head, an ink-jet-head cartridge, an ink-jet apparatus and an ink-jet recording method used in gradation recording
JPH0781049A (ja) インクジェット記録装置および該装置を備えた情報処理システム
US7434917B2 (en) Ink jet recording head having temperature control heaters and nozzle arrays of differing discharge amounts
JPH09254413A (ja) 階調記録に用いるインクジェットヘッド、インクジェットヘッドカートリッジ、インクジェット装置およびインクジェット記録方法
JP3192506B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH05246033A (ja) 液体噴射記録装置
JPH06126964A (ja) インクジェットヘッドおよび該インクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置
JP3015127B2 (ja) 液体噴射記録ヘッドの駆動方法及びそれを備えた記録装置
JP2877585B2 (ja) 液体噴射記録装置
JP3585939B2 (ja) 記録ヘッドユニットおよび該ユニットを用いたインクジェット記録装置
JP4454911B2 (ja) 液体吐出ヘッドならびにこれを用いた画像形成装置
JPH06270413A (ja) インクジェット記録装置
JP2608334B2 (ja) 液体噴射記録ヘッド、液体噴射ヘッドカートリッジおよび液体噴射記録装置
JPH07125214A (ja) インクジェット記録装置
JP2801424B2 (ja) インクジェット記録装置および該装置における吐出回復方法
JPH10119290A (ja) インクジェット記録方法及びその装置
JPH0880613A (ja) インクジェット記録装置
JP2660062B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットユニット、インクジェットカートリッジ及びインクジェット装置
JPH06198906A (ja) インクジェット記録装置
JP4280502B2 (ja) 記録装置および記録方法
JPH07112530A (ja) 記録装置および該装置を備えた情報処理システム
JPH07125215A (ja) インクジェット記録装置
JPH0624009A (ja) インクジェットカラー記録方法
JP3631001B2 (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリント装置