JPH0525184A - 新規なシラン化合物、その製造方法、及びそれを含有する植物生長調節剤 - Google Patents

新規なシラン化合物、その製造方法、及びそれを含有する植物生長調節剤

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JPH0525184A
JPH0525184A JP3206335A JP20633591A JPH0525184A JP H0525184 A JPH0525184 A JP H0525184A JP 3206335 A JP3206335 A JP 3206335A JP 20633591 A JP20633591 A JP 20633591A JP H0525184 A JPH0525184 A JP H0525184A
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trifluoromethylphenyl
mmol
silane compound
synthesis
synthesis example
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JP3206335A
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Fujio Yagihashi
不二夫 八木橋
Yasuo Kamuro
泰雄 禿
Hirosuke Yoshioka
宏輔 吉岡
Tomoyoshi Furuhata
智欣 降旗
Minoru Takamizawa
稔 高見沢
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
RIKEN
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
RIKEN
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • C07F7/0812Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N55/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, containing organic compounds containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen and sulfur

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1): 【化1】 (式中、nは4〜7の整数を表す。)で示されるシラン
化合物、その製造方法及び該シラン化合物を含有する植
物生長調節剤。 【効果】 本発明のシラン化合物は植物生長調節作用を
有する新規物質であり、これを有効成分として含む植物
生長剤は、幼芽や腋芽の成育を抑制する、草丈の伸長を
抑制する、つぼみや花を落下させる、果実の成熟を促進
する等の効果を有し、農園芸作物の効率的な生産、収
穫、収穫の機械化等に役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシラン化合物、
その製造方法及びそれを含有する新規な植物生長調節剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】その両末端に環状アミノ基と珪素置換基
をそれぞれ有する直鎖炭化水素としては、炭素原子数が
3以下の化合物については、例えば炭素原子数1のもの
としてヨーロッパ特許出願公開公報第241429 A2号にお
いては下に示す式:
【化4】 で表される化合物が開示されており、また炭素原子数3
の場合の化合物としてはヨーロッパ特許出願公開公報第
313353 A1号において、式:
【化5】 等で表される化合物が開示されている。またこの特許公
報の中には炭素原子数が4である式:
【化6】 で表される化合物もまた開示されている。
【0003】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら珪素原子
に直接フェニル基が結合し、中間のアルキル鎖の長さが
4以上であるような化合物は従来知られていなかった。
本発明の課題は、かかる新規で有用なシラン化合物を提
供することにある。
【0004】
【課題を達成するための手段】本発明者らは、珪素原子
上に、トリフルオロメチル基で置換されたフェニル基
と、一方の末端に 2,6−ジメチルモルホリノを有する炭
素原子数4〜7の直鎖アルキル基を置換基として有する
後述するシラン化合物を創成した。さらに、その生物学
的活性を検定したところ、農園芸作物の生産や、環境整
備の上で有用である、植物体の生長を制御することを可
能にする様な生物学的活性を有することを発見した。
【0005】こうして、本発明は、まず、一般式(1):
【化7】 (式中、nは4〜7の整数を表す。)で表されるシラン
化合物、その製造方法及びそれを有効成分とする新規な
植物生長調節剤を提供するに到った。
【0006】シラン化合物 一般式(1) において、ベンゼン環に結合しているトリフ
ルオロメチル基の結合位は特に制限されない。したがっ
て、ケイ素原子に結合しているトリフルオロメチルフェ
ニル基としては、例えば、p−トリフルオロフェニル
基、m−トリフルオロフェニル基、o−トリフルオロフ
ェニル基があげられる。また、nは4〜7の整数であ
る。したがって、分子中に含まれる式−( CH2 )n −で
表されるアルキレン基としては、テトラメチレン基、ペ
ンタメチレン基、ヘキサメチレン基及びヘプタメチレン
基がある。
【0007】製造方法 一般式(1) のシラン化合物は、例えば、一般式(2):
【化8】 (nは前記のとおりであり、Xはハロゲン原子又はスル
ホニルオキシ基を表す。)で表されるトリフルオロメチ
ルフェニルビニルメチル置換アルキルシランと、一般式
(3):
【化9】 で表される 2,6−ジメチルモルホリンを反応させること
により製造することができる。
【0008】一般式(1) のシラン化合物と一般式(2) の
2,6−ジメチルモルホリンとの反応は、一般に、通常の
求核置換反応の条件下に行うことができ、反応溶媒とし
ては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール、ブタノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキ
シエタン、 N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホ
ルトリアミド、及びこれらの2種以上を混合して得られ
る混合溶媒が用いられる。
【0009】反応温度について特に制約はない。通常、
室温から溶媒の沸点の範囲で行われる。触媒は使用しな
くても反応は進行するが、反応を加速するために触媒を
用いることができ、このような触媒としては、例えば、
ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、臭化テトラ−n−
ブチルアンモニウム、ヨウ化テトラブチルアンモニウ
ム、テトラブチルアンモニウム水素硫酸、クラウンエー
テルなどが挙げられる。
【0010】上記の製造方法に原料として用いられる一
般式(2) のトリフルオロメチルフェニルビニルメチル置
換アルキルシランは、例えばXがハロゲン原子である場
合には、次の式(4):
【化10】 (式中、Xは前記のとおりである)で表されるクロロメ
チルシラン化合物を相当する有機リチウム試薬又はグリ
ニヤール試薬などの有機金属化合物に導き、これを式
(5): Br−( CH2 ) n-1 −Cl (5) (式中、nは前記のとおり)で表されるα−ブロモ−ω
−クロロアルカンとカップリング反応を行わせることに
より得られる(特願平1−092163号参照)。
【0011】また、Xがスルホニルオキシ基である一般
式(2) の化合物は、例えば一方の末端はハロゲン原子、
他方の末端に保護された水酸基を有するアルカンから誘
導される一般式(6): RO−( CH2 ) n −MgX (6) (式中、n及びXは前記のとおりであり、Rは例えばト
リメチルシリル基、トリエチルシリル基、tert−ブチル
ジメチルシリル基などのシリル基;メチル基、エチル
基、tert−ブチル基、エトキシエチル基、メトキシメチ
ル基、メトキシエドキシエチル基などのアルキル基;テ
トラヒドロピラニル基である)で示されるグリニヤール
試薬と、一般式(7):
【化11】 で表されるクロロシランとを反応させて得られる一般式
(8)
【化12】 (式中、n及びRは前記のとおり)で表される置換ヒド
ロキシアルキルシランを加水分解することにより得られ
る、一般式(8) に対応するヒドロキシアルキルシラン
を、例えば、スルホニルクロリド類と反応させることに
より製造することができる。
【0012】植物生長調節剤 一般式(1) で示されるシラン化合物は、従来そのような
作用を示す化合物がまれにしか知られていなかった特異
な植物生長調節作用、中でも、 1、幼芽や腋芽の成育を抑制する効果 2、草丈の伸長を抑制する効果 3、つぼみや花を落下させる効果 4、果実の成熟を促進する効果 を有する。上記の生物学的活性は、農園芸作物の効率的
な生産、収穫、収穫の機械化等にとって有用であり、重
大な利点をもたらすものである。
【0013】そこで本発明は、一般式(1) で示されるシ
ラン化合物を有効成分しとて含有する植物生長調節剤を
も提供する。具体的な応用例を以下説明する。
【0014】(a) 本薬剤は植物の脇芽の生長を抑制する
効果があり、特にタバコに対して用いた場合には極めて
強い脇芽抑制活性を示し、本薬剤はさらにつぼみに対し
てもそれを落下させる作用を有するために、これらを用
いることで栽培上の作業効率を大幅に良くすることがで
きる。即ち、タバコ栽培では着花、結実を防ぐために必
ず摘芯作業が行なわれ、このために大きな労力がかけら
れている。これは着花、結実を防ぐのに有効な薬剤がな
いためである。また、摘芯することによって、脇芽の成
育が助長されるので、これを防ぐため、広く、マレイン
酸ヒドラジッド等の薬剤が実用されている。しかし、マ
レイン酸ヒドラジッドでは脇芽の成育を抑制する効果は
あるが、つぼみを落下させる効果や、着花した花を枯ら
す効果はなく、しかもタバコの味を悪くするなどの品質
低下をもたらすことのほかに、発癌性の疑いも持たれて
おり、より効果が高く、しかも安全性も高い薬剤が求め
られている。
【0015】(b) 本薬剤はタバコ以外でも、各種の作物
に噴霧することによって、つぼみや花を落下させる作用
があるため、無限花序作物の収穫の機械化にとって有用
である。実のつきはじめた適当な時期に噴霧すると成育
中の実には影響を及ぼさずにつぼみや花のみを落下させ
ることができる。このことによって収穫すべき実の成育
を良くし、しかも一時期に成熟させることが可能になる
ため、栽培及び収穫の効率化及び一斉機械収穫が可能に
なる。このような応用が可能である作物としては例えば
トマト、コーヒー及び綿花などが挙げられる。
【0016】(c) 本発明の薬剤は、既に結実の終わった
植物に用いた場合、果実の色付き及び精度を向上させる
効果がある。このような効果は、柿、トマトで確認され
ており、さらにミカンにおいても適用可能である。
【0017】(d) 本発明の薬剤は、植物に用いた場合、
成熟した葉や茎に対しては何らの作用を示さないが、若
芽や若葉を枯らし、これを落下させる作用を持ってい
る。作物を収穫する際、葉が残っていると機械を用いる
ことが困難であるような作物において、本薬剤を用いる
ことによって、機械収穫が可能になる。このような活性
は大豆、小豆等の豆類や、落花生、綿花、及びトマト等
の作物での応用が可能である。
【0018】(e) 植物に適用するとその植物体は生長が
阻害され、草丈の伸長が抑制される。このような作用
は、一般及び高速道路の周辺の下草や、線路の枕木近く
の雑草の草丈抑制、ゴルフ場のラフや周辺の雑草管理等
の場面での応用が期待される。
【0019】製剤化 本発明に係るこれらの植物生長調節剤を農薬として用い
る場合には、他の成分を加えずに原体のままで用いるこ
とも可能であるが、薬剤として使いやすくするために担
体を配合して製剤とし、これを必要に応じて希釈して適
用するのが一般的である。この製剤化に当たっては何ら
の特別な制約は無く、一般農薬に準じて公知の方法によ
って製造できる。
【0020】例えば一般式(1) のシラン化合物からなる
有効成分を適当な担体物質と、場合により有効成分に対
して不活性な分散剤又は溶剤を添加して均密に混合粉砕
する。水分散剤有効成分混合物、即ち、水和剤、ペース
ト剤、及びエマルジョン濃厚物は水で希釈して所望濃度
にすることができるものである。これは有効成分、担持
物質、場合により有効成分を安定化する添加剤、界面活
性剤、消泡剤及び場合により溶剤からなる。この薬剤中
の有効成分濃度は 0.5%〜80%である。水和剤及びペー
ストは、有効成分を適当な装置中で分散剤及び粉末担持
物質と均一になるまで混合粉砕することによって得られ
る。
【0021】適当な担持物質は例えば次の通りである。
カオリン、タルク、膠灰粘土、黄土、チョーク、石灰
石、石炭粒、ドロマイト、珪藻土、沈降珪酸、アルカリ
土類金属珪酸塩、珪酸ナトリウム及び珪酸アルミニウム
カリウム(長石及び雲母)、硫酸カルシウム及びマグネ
シウム、プラスチック粉、肥料、例えば、硫酸アンモニ
ウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、植
物性物質、例えば、穀物粉、樹皮粉、木粉、堅果穀粉、
セルロース粉、植物抽出残査、活性炭等を単独又は相互
混合物として使用できる。
【0022】適当な分散剤は例えば次の通りである。ス
ルホン化ナフタリン及びスルホン化ナフタリン誘導体と
ホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタリン又はナフ
タリンスルホン酸とフェノール及びホルムアルヒドとの
縮合生成物、リグニンスルホン酸のアルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩及びアルカリ土類金属塩、さらにアルキル
アリールスルホネート、ジブチルナフタリンスルホン酸
のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、脂肪属アル
コールサルフェート、硫酸化ヘキサデカノール、硫酸化
ヘプタデカノール、硫酸化オクタデカノールの塩及び脂
肪アルコールグリコールエーテルの塩、オレイルエチオ
ネートのナトリウム塩、オレイルメチルタウリドのナト
リウム塩、ジ第三アセチレングリコール、ジアルキルジ
ラウリルアンモニウムクロリド及び脂肪酸アルカリ金属
塩及びアルカリ土類金属塩。これらの混合物にさらに有
効成分を安定化する添加物や、又は、例えば有効成分の
植物及び植物部分上への付着性を改良する非イオン性、
アニオン性、及びカチオン性界面活性物質(付着剤、粘
着剤)及び/又は良好な湿潤性を保持する非イオン性、
アニオン性又はカチオン性界面活性物質を添加すること
ができる。粘着剤としては例えばオレイン石灰混合物、
セルロース誘導体、(メチルセルロース);アルキル基
に8〜9個炭素原子を含み、一分子あたり5〜15個のエ
チレンオキシド基を有するモノ及びジアルキルフェノー
ルのヒドロキシエチルグリコールエーテル、そのアルカ
リ金属及びアルカリ土類金属塩、ポリエチレングリコー
ルエーテル(カーボワックス)、一分子あたり5〜20個
のエチレンオキシド基を有し、脂肪アルコール部分に8
〜18個の炭素原子を有する脂肪アルコールポリエチレン
グリコールエーテル、エチレンオキシド、プロピレンオ
キシドの縮合生成物、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアルコール、尿素−ホルムアルデヒドの縮合生成物並
びにラテックス生成物が該当する。
【0023】有効成分を前記の添加剤と混合し、粉砕
し、篩過して、水和剤の場合には固体成分が0.02〜0.04
mmの粒径、ペーストの場合には0.03mmの粒径を越えない
ようにする。濃厚エマルジョン及びペーストを製造する
には、前記のような分散剤、有機溶剤、及び水を使用す
る。溶剤としては、例えばアルコール、ベンゼン、キシ
レン、トルエン、ジメチルスルホキシド及び 120〜350
℃の沸点範囲を有する鉱油成分が該当する。溶剤はほと
んど無臭、鉱物毒性がなく、有効成分に対して不活性で
あり、しかも易燃性であってはならない。
【0024】さらに本発明による製剤を溶液の形でも使
用することができる。溶液として使用するには、一般式
(1) のシラン化合物を適当な有機溶剤、溶剤混合物又は
水に溶解する。有機溶剤としては、脂肪族及び芳香族炭
化水素、その塩素化誘導体、アルキルナフタリン又は鉱
油を単独でもしくは混合して使用することができる。溶
液は有効成分を1〜20%の濃度範囲で含むようにする。
【0025】固体製剤、例えばダスト、散布剤及び粒剤
は前記のような固体担持物質及び場合により有効成分を
安定化する添加剤を含む。担持物質の粒径はダストでは
約 0.1mmまで、散布剤では約 0.075mm〜0.2mm 、粒剤で
は0.2mm 以上である。固体製剤中の有効成分濃度は 0.5
〜80%である。前記の有効成分濃厚物は耐光剤及び酸化
防止剤を含んでよい。
【0026】このようにして調製された製剤はその様々
な応用場面に応じて、適宜高い効果の得られるような方
法で施用することができる。以下、実施例によって説明
する。
【0027】
【実施例】
【0028】合成例1 4−トリフルオロメチルフェニル−4−クロロブチルビ
ニルメチルシランの合成 金属マグネシウム2.42グラム( 100ミリモル)の50ミリ
リットルTHF中懸濁液と、4−トリフルオロメチルフ
ェニルクロロメチルビニルメチルシラン26.4グラム( 1
00ミリモル)から通常の方法に従って4−トリフルオロ
メチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネシムク
ロリド(グリニヤール試薬)のTHF溶液を調製した。
これとは別に、1−ブロモ−4−クロロプロパン15.7グ
ラム( 100ミリモル)のTHF50ミリリットル溶液中
に、塩化リチウム 100ミリグラム及び塩化第2銅 100ミ
リグラムを良く撹拌し溶解し、室温下これに前記のグリ
ニヤール試薬を30分間に滴下した。さらに2時間室温に
保った後、塩化アンモニウムの希塩酸溶液を加え、酢酸
エチル50ミリリットルで二回抽出した。抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後減圧下溶媒を留去し、得られ
た残査を減圧蒸留することによって4−トリフルオロメ
チルフェニル−4−クロロブチルビニルメチルシラン2
4.2グラム(収率;79%)が 135℃(10mmHg)の留分と
して得られた。 MASS(m/e) 291(M+ −15), 287, 279, 235, 223, 215(b
ase), 189, 172, 153
【0029】合成例2 4−トリフルオロメチルフェニル−5−クロロペンチル
ビニルメチルシランの合成 合成例1と同様にして、4−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン31.5グラム( 119ミ
リモル)、マグネシウム2.89グラム、テトラヒドロフラ
ン60ミリリットルを用いて合成された4−トリフルオロ
メチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネシウム
クロリドを用いて、合成例1における1−ブロモ−3−
クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−4−クロロブタ
ン20.4グラム( 119ミリモル)を用い、塩化第二銅及び
塩化リチウムそれぞれ 120ミリグラムを用いて反応を行
うことによって4−トリフルオロメチルフェニル−5−
クロロペンチルビニルメチルシランが 135℃(5mmHg)
の留分として27.5グラム(収率;72%)得られた。 MASS(m/e) 301(M+ −29), 293, 235, 223, 215(base),
189, 172, 153
【0030】合成例3 4−トリフルオロメチルフェニル−6−クロロヘキシル
ビニルメチルシランの合成 合成例1と同様にして、4−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン29.0グラム( 110ミ
リモル)、マグネシウム2.66グラム、テトラヒドロフラ
ン60ミリリットルを用いて合成された4−トリフルオロ
メチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネシウム
クロリドを用いて、合成例1における1−ブロモ−3−
クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−4−クロロペン
タン20.3グラム( 110ミリモル)を用い、塩化第二銅及
び塩化リチウムそれぞれ 110ミリグラムを用いて反応を
行うことによって4−トリフルオロメチルフェニル−6
−クロロヘキシルビニルメチルシランが 148℃(5mmH
g)の留分として30.1グラム(収率;82%)得られた。 MASS(m/e) 315(M+ −19), 250, 235, 223, 215(base),
189, 153
【0031】合成例4 4−トリフルオロメチルフェニル−7−クロロヘプチル
ビニルメチルシラン 合成例1と同様にして、4−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン33グラム( 125ミリ
モル)、マグネシウム3.03グラム、テトラヒドロフラン
60ミリリットルを用いて合成された4−トリフルオロメ
チルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネシウムク
ロリドを用いて、合成例1における1−ブロモ−3−ク
ロロプロパンの代わりに1−ブロモ−4−クロロヘキサ
ン24.9グラム( 125ミリモル)を用い、塩化第二銅及び
塩化リチウムそれぞれ 125ミリグラムを用いて反応を行
うことによって4−トリフルオロメチルフェニル−7−
クロロヘプチルビニルメチルシランが 149℃(3mmHg)
の留分として37.4グラム(収率;72%)得られた。 MASS(m/e) 329(M+ −19), 250, 235, 223, 215(base),
189, 153
【0032】実施例1 4−トリフルオロメチルフェニル−4−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ブチルビニルメチルシランの合成 合成合成例1で合成された4−トリフルオロメチルフェ
ニル−4−クロロブチルビニルメチルシラン3.07グラム
(10ミリモル)をTHF10ミリリットル、HMPA5ミ
リリットルの混合溶媒に溶解し、さらにヨウ化カリウム
1.67グラム(10ミリモル)、 2,6−ジメチルモルホリン
1.68グラム(20ミリモル)を加え、窒素雰囲気下で撹拌
した。これを還流しながら2時間反応した。冷却後、酢
酸エチル50ミリリットル、水50ミリリットルを加え、有
機層を分離した。分離した有機層を50ミリリットルの水
で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥してから溶媒
を留去して、淡黄色の液体が得られた。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで分離して、無色油状の4
−トリフルオロメチルフェニル−4−(2,6−ジメチルモ
ルホリノ) ブチルビニルメチルシラン3.24グラム(収率
91%)を得た。この化合物の分析結果は下記のとおりで
あった。 MASS(m/e) 386(M+ ), 385, 366, 327, 312, 298, 270,
289, 128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.228, 13.756, 19.137
(*2), 21.564, 30.182,58.188, 59.608(*2), 71.600, 1
24.219, 124.219, 134.251, 135.708, 142.545
【0033】実施例2 4−トリフルオロメチルフェニル−5−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ペンチルビニルメチルシランの合成 合成例2て合成された4−トリフルオロメチルフェニル
−5−クロロペンチルビニルメチルシラン3.21グラム
(10ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン1.
68グラム(10ミリモル)ヨウ化カリウム1.66グラム(10
ミリモル)と、THF10ミリリットル、HMPA5ミリ
リットルの混合溶媒中で実施例1と同様に反応すること
によって、4−トリフルオロメチルフェニル−5−(2,6
−ジメチルモルホリノ) ペンチルビニルメチルシラン3.
07グラム(収率83%)が得られた。この化合物の分析結
果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 400(M+ ), 399, 385, 384, 381, 380, 341,
340, 326, 281, 256,189, 128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.240, 13.731, 19.133
(*2), 23.510, 26.075,31.226, 58.568, 59.604(*2), 7
1.576, 116.336, 124.197, 134.203, 135.797,142.654
【0034】実施例3 4−トリフルオロメチルフェニル−6−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ヘキシルビニルメチルシランの合成 合成例3で合成された4−トリフルオロメチルフェニル
−6−クロロヘキシルニルメチルシラン3.35グラム(10
ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン1.68グ
ラム(20ミリモル)ヨウ化カリウム1.66グラム(10ミリ
モル)と、THF10ミリリットル、HMPA5ミリリッ
トルの混合溶媒中で実施例1と同様に反応することによ
って、4−トリフルオロメチルフェニル−6−(2,6−ジ
メチルモルホリノ)ヘキシルビニルメチルシラン3.45グ
ラム(収率90%)が得られた。この化合物の分析結果は
下記のとおりであった。 MASS(m/e) 414(M+ ), 413, 399, 398, 395, 394, 355,
340, 189, 128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.288, 13.772, 19.137
(*2), 23.518, 26.423,27.099, 33.338, 58.754,59.624
(*2), 71.592, 116.332, 124.187, 134.175,135.865, 1
42.725
【0035】実施例4 4−トリフルオロメチルフェニル−7−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ヘプチルビニルメチルシランの合成 合成例3で合成された4−トリフルオロメチルフェニル
−7−クロロヘプチルビニルメチルシラン3.49グラム
(10ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン1.
68グラム(20ミリモル)ヨウ化カリウム1.66グラム(10
ミリモル)と、THF10ミリリットル、HMPA5ミリ
リットルの混合溶媒中で実施例1と同様に反応すること
によって、4−トリフルオロメチルフェニル−7−(2,6
−ジメチルモルホリノ) ヘプチルビニルメチルシラン3.
38グラム(収率85%)が得られた。この化合物の分析結
果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 428(M+ ), 427, 413, 412, 409, 408, 401,
400, 354, 189, 128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.216, 13.772, 19.149
(*2), 23.506, 26.492,27.374, 29.090, 33.338, 58.73
4, 59.596(*2), 71.584, 124.188, 134.171,135.906, 1
42.762
【0036】合成例5 3−トリフルオロメチルフェニル−4−クロロブチルビ
ニルメチルシランの合成 合成例1と同様の反応を、4−トリフルオロメチルフェ
ニルクロロメチルビニルメチルシランの代わりに3−ト
リフルオロメチルフェニルクロロメチルビニルメチルシ
ランを用いて行なった。即ち3−トリフルオロメチルフ
ェニルクロロメチルビニルメチルシラン21グラム(79ミ
リモル)、マグネシウム1.93グラム、テトラヒドロフラ
ン40ミリリットルを用いて合成された3−トリフルオロ
メチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネシウム
クロリドを用いて、1−ブロモ−4−クロロプロパン1
2.5グラム(79ミリモル)を用い、塩化第二銅及び塩化
リチウムそれぞれ80ミリグラムを用いて反応を行うこと
によって3−トリフルオロメチルフェニル−4−クロロ
ブチルビニルメチルシランが沸点 136℃(10mmHg)の留
分として19.2グラム(収率;79%)で得られた。 MASS(m/e) 291(M+ −15), 287, 279, 235, 215(base),
189, 172, 153
【0037】合成例6 3−トリフルオロメチルフェニル−5−クロロペンチル
ビニルメチルシランの合成 合成例5と同様の反応を3−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン 100グラム( 378ミ
リモル)、マグネシウム9.18グラム、テトラヒドロフラ
ン 200ミリリットルを用いて行ない、合成された3−ト
リフルオロメチルフェニルビニルメチルシリルメチルマ
グネシウムクロリドを用いて、合成例5における1−ブ
ロモ−3−クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−4−
クロロブタン64.8グラム( 378ミリモル)を用い、塩化
第二銅及び塩化リチウムそれぞれ380ミリグラムを用い
て反応を行い、沸点が 118℃(4mmHg)の留分として3
−トリフルオロメチルフェニル−5−クロロペンチルビ
ニルメチルシランが 110グラム(収率;91%)が合成さ
れた。 MASS(m/e) 301(M+ −19), 230, 235, 215(base), 189,
172, 153
【0038】合成例7 3−トリフルオロメチルフェニル−6−クロロヘキシル
ビニルメチルシランの合成 合成例5と同様の反応を3−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン30グラム( 113ミリ
モル)、マグネシウム2.75グラム、テトラヒドロフラン
60ミリリットルを用いて行ない、合成された3−トリフ
ルオロメチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネ
シウムクロリドを用いて、合成例5における1−ブロモ
−3−クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−5−クロ
ロペンタン21.0グラム( 113ミリモル)を用い、塩化第
二銅及び塩化リチウムそれぞれ80ミリグラムを用いて反
応を行い、沸点が 130℃(4mmHg)の留分として3−ト
リフルオロメチルフェニル−6−クロロヘキシルビニル
メチルシランが31.9グラム(収率:84%)が合成され
た。 MASS(m/e) 315(M+ −19), 251, 235, 223, 215(base),
189, 172, 153
【0039】合成例8 3−トリフルオロメチルフェニル−7−クロロヘプチル
ビニルメチルシランの合成 合成例5と同様の反応を3−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン26グラム(98ミリモ
ル)、マグネシウム2.39グラム、テトラヒドロフラン50
ミリリットルを用いて行ない、合成された3−トリフル
オロメチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネシ
ウムクロリドを用いて、合成例5における1−ブロモ−
3−クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−6−クロロ
ヘキサン19.6グラム(98ミリモル)を用い、塩化第二銅
及び塩化リチウムそれぞれ 100ミリグラムを用いて反応
を行い、沸点が 150℃(5mmHg)の留分として3−トリ
フルオロメチルフェニル−7−クロロヘプチルビニルメ
チルシランが30.1グラム(収率;88%)が合成された。 MASS(m/e) 329(M+ −19), 281, 233, 251, 235,223, 2
15(base), 189, 153
【0040】実施例5 3−トリフルオロメチルフェニル−4−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ブチルビニルメチルシランの合成 合成例5で合成された3−トリフルオロメチルフェニル
−4−クロロブチルビニルメチルシラン2.24グラム(7.
30ミリモル)をTHF10ミリリットル、HMPA5ミリ
リットルの混合溶媒に溶解し、さらにヨウ化カリウム1.
22グラム(7.32ミリモル)、 2,6−ジメチルモルホリン
1.23グラム(14.6ミリモル)を加え、窒素雰囲気下で撹
拌した。これを還流しながら2時間反応した。冷却後、
酢酸エチル50ミリリットル、水50ミリリットルを加え、
有機層を分離した。分離した有機層を50ミリリットルの
水で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥してから溶
媒を留去して、淡黄色の液体が得られた。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで分離して、無色油状の
4−トリフルオロメチルフェニル−4−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ブチルビニルメチルシラン2.28グラム(収
率88%)を得た。この化合物の分析結果は下記のとおり
であった。 MASS(m/e) 386(M), 385, 367, 366, 327, 312, 298, 2
70, 215, 189,128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.204, 13.768, 19.096
(*2), 21.544, 30.089,58.139,59.580(*2), 71.560, 12
5.690, 127.943, 130.340, 134.198, 135.716,137.344
【0041】実施例6 3−トリフルオロメチルフェニル−5−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ペンチルビニルメチルシランの合成 合成例6で合成された3−トリフルオロメチルフェニル
−5−クロロペンチルビニルメチルシラン20.3グラム
(63.3ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン
10.6グラム( 127ミリモル)ヨウ化カリウム10.5グラム
(63ミリモル)とTHF80ミリリットル、HMPA40ミ
リリットルの混合溶媒中で実施例5と同様に反応するこ
とによて、3−トリフルオロメチルフェニル−5−(2,6
−ジメチルモルホリノ) ペンチルビニルメチルシラン2
1.7グラム(収率93%)が得られた。この化合物の分析
結果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 400(M+ ), 385, 366, 327, 312, 298, 270,
189, 128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.204, 13.731, 19.141
(*2), 23.494, 26.120,31.198, 58.580, 59.624(*2), 7
1.620(*2), 125.698, 127.939, 130.367,134.162, 135.
788, 137.36, 139.070
【0042】実施例7 3−トリフルオロメチルフェニル−6−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ヘキシルビニルメチルシランの合成 合成例7で合成された3−トリフルオロメチルフェニル
−6−クロロヘキシルビニルメチルシラン12.0グラム
(35.8ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン
10.6グラム(71.7ミリモル)ヨウ化カリウム5.96グラム
(35.9ミリモル)と、THF35ミリリットル、HMPA
17ミリリットルの混合溶媒中で実施例5と同様に反応す
ることによって、3−トリフルオロメチルフェニル−6
−(2,6−ジメチルモルホリノ) ヘキシルビニルメチルシ
ラン 12.37グラム(収率90%)が得られた。この化合物
の分析結果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 414(M+ ), 413, 399, 398, 395, 394, 355,
341, 340, 215, 189,128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.191, 13.780, 19.108
(*2), 23.486, 26.351,27.063, 33.257, 58.706, 59.59
6(*2), 71.564, 125.636, 127.911,130.339,134.069, 1
35.873, 137.338, 139.155
【0043】実施例8 3−トリフルオロメチルフェニル−7−(2,6−ジメチル
モルホリノ)ヘプチルビニルメチルシランの合成 合成例8で合成された3−トリフルオロメチルフェニル
−7−クロロヘプチルビニルメチルシラン3.45グラム
( 9.9ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン
1.66グラム(19.8ミリモル)ヨウ化カリウム1.64グラム
(9.91ミリモル)と、THF10ミリリットル、HMPA
5ミリリットルの混合溶媒中で実施例5と同様に反応す
ることによって、3−トリフルオロメチルフェニル−7
−(2,6−ジメチルモルホリノ)ヘプチルビニルメチルシ
ラン3.07グラム(収率78%)が得られた。この化合物の
分析結果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 428(M+ ), 427, 413, 412, 409, 408, 401,
400, 368, 355, 354,215, 189, 128(base)13 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −5.183, 13.760, 19.133
(*2), 23.486, 26.480,27.366, 29.073, 33.293, 58.73
4, 59.625(*2), 71.588, 125.614,127.919,129.663, 13
0.262, 134.093, 135.881, 137.362, 139.163
【0044】合成例9 2−トリフルオロメチルフェニル−4−クロロブチルビ
ニルメチルシランの合成 合成例1と同様の反応を、4−トリフルオロメチルフェ
ニルクロロメチルビニルメチルシランの代わりに2−ト
リフルオロメチルフェニルクロロメチルビニルメチルシ
ランを用いて行なった。即ち2−トリフルオロメチルフ
ェニルクロロメチルビニルメチルシラン30グラム( 113
ミリモル)、マグネシウム2.75グラム(113ミリモ
ル)、テトラヒドロフラン60ミリリットルを用いて合成
された2−トリフルオロメチルフェニルビニルメチルシ
リルメチルマグネシウムクロリドを用いて、1−ブロモ
−4−クロロプロパン17.8グラム( 113ミリモル)を用
い、塩化第二銅及び塩化リチウムそれぞれ 120ミリグラ
ムを用いて反応を行うことによって2−トリフルオロメ
チルフェニル−4−クロロブチルビニルメチルシランが
沸点97℃(2mmHg)の留分として26.1グラム(収率;75
%)で得られた。 MASS(m/e) 215(M+ −91), 199, 189, 167, 161, 133,
115(base)
【0045】合成例10 2−トリフルオロメチルフェニル−5−クロロペンチル
ビニルメチルシランの合成 合成例9と同様の反応を2−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン25.6グラム(96.7ミ
リモル)、マグネシウム2.35グラム、テトラヒドロフラ
ン50ミリリットルを用いて行ない、合成された2−トリ
フルオロメチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグ
ネシウムクロリドを用いて、合成例9における1−ブロ
モ−3−クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−4−ク
ロロブタン16.6グラム(96.7ミリモル)を用い、塩化第
二銅及び塩化リチウムそれぞれ 100ミリグラムを用いて
反応を行い、沸点が 138℃(2mmHg)の留分として2−
トリフルオロメチルフェニル−5−クロロペンチルビニ
ルメチルシランが27.3グラム(収率:88%)が合成され
た。 MASS(m/e) 215(M+ −91), 205, 199, 189, 167, 161,
143, 133, 115(base),81
【0046】合成例11 2−トリフルオロメチルフェニル−6−クロロヘキシル
ビニルメチルシランの合成 合成例9と同様の反応を2−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン45グラム( 170ミリ
モル)、マグネシウム4.13グラム、テトラヒドロフラン
90ミリリットルを用いて行ない、合成された2−トリフ
ルオロメチルフェニルビニルメチルシリルマクグネシウ
ムクロリドを用いて、合成例9における1−ブロモ−3
−クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−5−クロロペ
ンタン31.5グラム( 170ミリモル)を用い、塩化第二銅
及び塩化リチウムそれぞれ 170ミリグラムを用いて反応
を行い、沸点が 144℃( 1.5mmHg)の留分として2−ト
リフルオロメチルフェニル−6−クロロヘキシルビニル
メチルシランが46.7グラム(収率;82%)が合成され
た。 MASS(m/e) 215(M+ −105), 207,199, 189, 133, 115(b
ase), 81
【0047】合成例12 2−トリフルオロメチルフェニル−7−クロロヘプチル
ビニルメチルシランの合成 合成例9と同様の反応を2−トリフルオロメチルフェニ
ルクロロメチルビニルメチルシラン22.5グラム(85ミリ
モル)、マグネシウム2.07グラム、テトラヒドロフラン
50ミリリットルを用いて行ない、合成された2−トリフ
ルオロメチルフェニルビニルメチルシリルメチルマグネ
シウムクロリドを用いて、合成例9における1−ブロモ
−3−クロロプロパンの代わりに1−ブロモ−6−クロ
ロヘキサン17.0グラム(85ミリモル)を用い、塩化第二
銅及び塩化リチウムそれぞれ85ミリグラムを用いて反応
を行い、沸点が 147℃(1mmHg)の留分として2−トリ
フルオロメチルフェニル−7−クロロヘプチルビニルメ
チルシランが25.5グラム(収率;86%)が合成された。 MASS(m/e) 215(M+ −133), 208, 207, 199, 189, 161,
143, 133, 115(base), 81
【0048】実施例9 2−トリフルオロメチルフェニル−4−(2,6−ジメチル
モルホリノ)ブチルビビニメチルシランの合成 合成例9で合成された2−トリフルオロメチルフェニル
−4−クロロブチルビニルメチルシラン3.07グラム(10
ミリモル)をTHF10ミリリットル、HMPA5ミリリ
ットルの混合溶媒に溶解し、さらにヨウ化カリウム1.67
グラム(10ミリモル)、 2,6−ジメチルモルホリン1.68
グラム(20ミリモル)を加え、窒素雰囲気下で撹拌し
た。これを還流しながら2時間反応した。冷却後、酢酸
エチル50ミリリットル、水50ミリリットルを加え、有機
層を分離した。分離した有機層を50ミリリットルの水で
3回洗浄し、無水硫酸ナリウムで乾燥してから溶媒を留
去して、淡黄色の液体が得られた。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで分離して、無色油状の2−ト
リフルオロメチルフェニル−4−(2,6−ジメチルモルホ
リノ)ブチルビニルメチルシラン3.31グラム(収率93
%)を得た。この化合物の分析結果は下記のとおりであ
った。 MASS(m/e) 386(M+ ), 385, 371, 370, 359, 358, 312,
281, 207, 189,128(base)
【0049】実施例10 2−トリフルオロメチルフェニル−5−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ペンチルビニルメチルシランの合成 合成例10で合成された2−トリフルオロメチルフェニル
−5−クロロペンチルビニルメチルシラン6.41グラム
(20ミリモル)を用いて、2,6−ジメチルモルホリン3.3
6グラム(40ミリモル)ヨウ化カリウム3.32グラム(20
ミリモル)と、THF20ミリリットル、HMPA10ミリ
リットルの混合溶媒中で実施例1と同様に反応すること
によって、2−トリフルオロメチルフェニル−5−(2,6
−ジメチルモルホリノ) ペンチルビニルメチルシラン6.
72グラム(収率91%)が得られた。この化合物の分析結
果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 400(M+ ), 399, 385, 384, 373, 372, 341,
340, 326, 208, 184,128(base), 115, 81
【0050】実施例11 2−トリフルオロメチルフェニル−6−(2,6−ジメチル
モルホリノ)ヘキシルビニルメチルシランの合成 合成例11で合成された2−トリフルオロメチルフェニ
ル−6−クロロヘキシルビニルメチルシラン3.35グラム
(10ミリモル)を用いて、 2,6−ジメチルモルホリン1.
68グラム(20ミリモル)ヨウ化カリウム1.66グラム(10
ミリモル)と、THF10ミリリットル、HMPA5ミリ
リットルの混合溶媒中で実施例1と同様に反応すること
によって、2−トリフルオロメチルフェニル−6−(2,6
−ジメチルモルホリノ) ヘキシルビニルメチルシラン3.
30グラム(収率86%)が得られた。この化合物の分析結
果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 414(M+ ), 413, 399, 398, 395, 394, 387,
386, 369, 355, 354,340, 128(base), 11513 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −3.923, 14.562, 19.157
(*2), 23.725, 26.391,27.083, 33.305, 58.779, 59.62
0(*2), 71.600, 126.086, 129.056, 130.575,136.800,
137.237
【0051】実施例12 2−トリフルオロメチルフェニル−7−(2,6−ジメチル
モルホリノ) ヘプチルビニルメチルシランの合成 合成例12で合成された2−トリフルオロメチルフェニル
−7−クロロヘプチルビニルメチルシラン3.49グラム
(10ミリモル)を用いて、2,6−ジメチルモルホリン1.6
8グラム(20ミリモル)、ヨウ化カリウム1.66グラム(1
0ミリモル)と、THF10ミリリットル、HMPA5ミ
リリットルの混合溶媒中で実施例1と同様に反応するこ
とによって、2−トリフルオロメチルフェニル−7−
(2,6−ジメチルモルホリノ)ヘプチルビニルメチルシラ
ン3.06グラム(収率77%)が得られた。この化合物の分
析結果は下記のとおりであった。 MASS(m/e) 428(M+ ), 427, 413, 412, 401, 400, 369,
368, 355, 354,128(base), 11513 C-NMR(δ、 ppm、CDCl3 ) −3.945, 14.510, 19.157
(*2), 23.717, 26.480,27.378, 26.065, 33.301, 58.75
0, 59.592(*2), 71.588, 116.328, 126.078,129.044, 1
30.569, 132.892, 136.796, 137.267
【0052】実施例13 幼芽及び脇芽の抑制効果試験 表1に示す本発明のシラン化合物10部、トリトンB(N−
ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド) 5部、
及びキシレン35部を均一に混合し10%乳剤を調製しこれ
を水で希釈し500ppm水和剤とした。これを用いて次の方
法により、幼芽や脇芽の伸張抑制効果試験を実施した。
大豆(品種、つるのこ)を径7cmのポットに一本植えと
し、ガラス室内で栽培した。第三本葉が展開したとき大
豆植物本体4本あたり20ミリリットルを均一に散布し
た。散布2週間後に第4葉以上の、散布後に成育した部
分と、脇芽をすべて切り取り、各区4個体合計の生体重
を測定した。無散布区の生体重に対する、各発明シラン
化合物散布区の生体重の百分率を算出し、各シラン化合
物の効力を次の基準で4ランクに等級付けした。結果を
表1に示す。 効力ランク ◎ 散布後の発育生体重比率が10%以下 ○ 〃 10〜30% △ 〃 30〜60% ± 〃 60〜100 %
【0053】
【表1】
【0054】実施例14 効果試験 実施例6のシラン化合物を用いて、菊植物を用いて次の
方法で矮化活性の検定を行なった。小輪菊を露地栽培し
草丈が約35センチメートルになり、花芽の分化が始まっ
た時期に、実施例13で調製した20%乳剤を 1000ppm、30
0ppm、100ppmになるように水で希釈し多用液を、葉全面
が濡れるように均一に散布し、無散布区我慢改になった
ときの、平均草丈と散布後の伸長量、着花数、花期への
影響を調査した。その結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】実施例15 効果試験 実施例6のシラン化合物を用いて、キュウリを供試し、
ツル性植物の伸長抑制力と併せて、薬害の有無、展葉や
花期への影響の程度を観察した。供試キュウリは10月上
旬定値の加温ハウス栽培のものを用い、第一本葉が展葉
したとき、実施例14で用いたのと同様にして調製され
た、 300及び100ppmの濃度の薬液を草全面が濡れるよう
に均一に散布した。散布一ヶ月後に平均草丈、平均葉
齢、開花節位、薬害濃霧を調査した。結果は表3に示
す。
【0057】
【表3】
【0058】
【発明の効果】本発明のシラン化合物は植物生長調節作
用を有する新規物質であり、これを有効成分として含む
植物生長剤は、幼芽や腋芽の成育を抑制する、草丈の伸
長を抑制する、つぼみや花を落下させる、果実の成熟を
促進する等の効果を有し、農園芸作物の効率的な生産、
収穫、収穫の機械化等に役立つ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 宏輔 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内 (72)発明者 降旗 智欣 神奈川県川崎市高津区坂戸100−1 信越 化学工業株式会社コーポレートリサーチセ ンター内 (72)発明者 高見沢 稔 神奈川県川崎市高津区坂戸100−1 信越 化学工業株式会社コーポレートリサーチセ ンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、nは4〜7の整数を表す。)で示されるシラン
    化合物。
  2. 【請求項2】一般式(2): 【化2】 (nは前記のとおりであり、Xはハロゲン原子又はスル
    ホニルオキシ基を表す。)で表されるトリフルオロメチ
    ルフェニルビニルメチル置換アルキルシランと、一般式
    (3): 【化3】 で表される 2,6−ジメチルモルホリンを反応させること
    からなる、請求項1に記載の一般式(1) で表されるシラ
    ン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の一般式(1) で示される
    シラン化合物を有効成分として含有する植物生長調節
    剤。
JP3206335A 1991-07-23 1991-07-23 新規なシラン化合物、その製造方法、及びそれを含有する植物生長調節剤 Pending JPH0525184A (ja)

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