JPH0525480B2 - - Google Patents

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JPH0525480B2
JPH0525480B2 JP60211730A JP21173085A JPH0525480B2 JP H0525480 B2 JPH0525480 B2 JP H0525480B2 JP 60211730 A JP60211730 A JP 60211730A JP 21173085 A JP21173085 A JP 21173085A JP H0525480 B2 JPH0525480 B2 JP H0525480B2
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JP
Japan
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methyl ester
phenylalanine methyl
acetyl
aspartyl
water
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JP60211730A
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JPS6274296A (ja
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Tadashi Takemoto
Toshihide Yugawa
Masao Nakamura
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、N−アセチル−L−アスパラギン酸
とL−フエニルアラニンアルキルエステルを水性
溶媒中でプロテアーゼを用いて反応させ、α−L
−アスパルチル−L−フエニルアラニンメチルエ
ステルを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
α−L−アスパルチル−L−フエニルアラニン
メチルエステルはすぐれた甘味剤として知られて
おり、その製造法も種種知られている。例えば、
米国特許3786039、又は米国特許3933721において
はN−保護アスパラギン酸無水物を用いる化学合
成法が記載されているが、これらの方法において
は不要なβ−L−アスパルチル−L−フエニルア
ラニン誘導体を生成する為に必ずしも満足すべき
ものではなかつた。一方、上記の欠点を克服する
目的で、酵素を用いてペプチド結合を生成させる
方法も検討されており、例えば米国特許4086136
及び特開昭60−164495に記載されている方法があ
るが、前者は保護基として高価なベンジルオキシ
カルボニル基等を用いる事、後の方法においては
腐食性の強いギ酸を使用する事、又収率の点から
必ずしも満足すべきものではなかつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記N−保護アスパラギン酸を用い
酵素的にα−L−アスパルチル−L−フエニルア
ラニンメチルエステルを製造する際の従来法にお
ける問題点、即ち、使用する保護基が高価であ
る、或いは、腐食性が強い等を解決し、N−保護
アスパラギン酸とL−フエニルアラニンメチルエ
ステルとを酵素により効率よく結合及び保護基を
脱離することにより、α−L−アスパルチル−L
−フエニルアラニンメチルエステルを得ることを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、発明者等は鋭意検
討の結果驚くべき事にN−アセチル−L−アスパ
ラギン酸がL−フエニルアラニンアルキルエステ
ルと酵素により効率よく結合する事を見出した。
一方ペプチド合成におけるアミノ基の保護基と
してアセチル基は極めて安価であるにもかかわら
ず除去の際にジケトピペラジンが多量に副生され
る事が知られ(蛋白質化学第1巻、赤堀四朗編)、
効率のよい方法とは考えられず、α−L−アスパ
ルチル−L−フエニルアラニンメチルエステルの
製法においても米国特許3933721の本文中に保護
基としての記載はあるものの実施例はなく、実質
的に工業的な実施は不可能であると考えられて来
た。
しかしながら、驚くべき事に高濃度の酸溶液に
おいて、N−アセチル−L−アスパルチル−L−
フエニルアラニン及びそのモノ及びジエステルを
加水分解する事により、ペプチド結合を切断する
ことなくN−アセチル基のみを選択的に除去しう
る事を見出し、本発明を完成するに至つた。
本発明方法において原料として用いられるN−
アセチル−L−アスパラギン酸及びL−フエニル
アラニンメチルエステルは既知の方法により容易
に合成できる。
本発明方法で用いられる酵素としては、蛋白分
解酵素であれば特に制限はなく、サーモライシ
ン、トリプシン、パパイン等あげられるが、中で
もサーモライシンが特に好適に用いられる。又、
酵素反応を行なう際の反応液のPHはサーモライシ
ンでは5〜8.5、トリプシンでは7〜8、パパイ
ンでは6〜7である。一方、酵素反応は通常、水
溶液中で行なわれるが、その際、反応に悪影響を
およぼさない有機溶媒が共存してもよい事は言う
までもない。本発明の酵素反応は温度10〜90℃、
酵素活性を維持する観点から、好ましくは20〜50
℃で行なう。反応は通常約30分から24時間で完結
するがこの反応時間に限定されるものではない。
本発明の方法において、両出発物質の使用濃度に
は特に制限はないが、本酵素反応では、生成した
N−アセチル−α−L−アスパルチル−L−フエ
ニルアラニンメチルエステルは未反応のL−フエ
ニルアラニンメチルエステルとの付加物を形成し
て析出してくるので、比較的高い方が望ましい。
両出発物質の使用比率も特に制限はないが、反応
の収率を向上させるためにはN−アセチル−L−
アスパラギン酸のL−フエニルアラニンメチルエ
ステルに対する比率が大きいほうがよい。
本発明の方法においては、生成するN−アセチ
ル−α−L−アスパルチル−L−フエニルアラニ
ンメチルエステルはL−フエニルアラニンメチル
エステルとの1:1の付加物として得られるの
で、酸で中和することにより遊離のN−アセチル
−α−L−アスパルチル−L−フエニルアラニン
メチルエステルとした後、アセチル基を除去すれ
ば容易にAPMをえることができる。
アセチル基を除去するにはN−アセチル化合物
を高濃度の強酸の水溶液もしくはメタノール水溶
液と接触させればよい。本発明の方法において用
いられる酸の濃度としては、1.5N以上、好まし
くは1.5〜6.0Nが選ばれる。強酸の種類としては
塩酸、硫酸、P−トルエンスルホン酸等があげら
れるが、なかでも塩酸が好適に用いられる。N−
アセチル−α−L−アスパルチル−L−フエニル
アラニンメチルエステルの場合は強酸の水溶液よ
りもメタノール水溶液の方がより好ましい。又、
メタノールと水の比率は特に制限はなく、任意に
選択される。
以下実施例により詳細に説明するが、本発明の
実施の態様はこれに限定されないことは勿論であ
る。
参考例 1 N−アセチル−L−アスパラギン酸8.8g
(50mmole)を少量の水に懸濁し水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH6に調整した。L−フエニルアラニ
ンメチルエステル塩酸塩10.6g(50mmole)を添
加した後、PHを6.5にし、更に水を加えて液量を
50mlにした。サーモライシン0.4gを加え、25℃
で24時間反応した後、得られたスラリーを分離し
た。得られた白色固体はN−アセチル−α−L−
アスパルチル−L−フエニルアラニンメチルエス
テル及びL−フエニルアラニンメチルエステルの
1:1付加物であることを確認した。この固体中
のN−アセチル−α−L−アスパルチル−L−フ
エニルアラニンメチルエステルをHPLCにて定量
したところ、3.8gのN−アセチル−α−L−ア
スパルチル−L−フエニルアラニンメチルエステ
ルが含まれていた。これは収率が35%であること
を示している。
参考例 2 N−アセチル−L−アスパラギン酸8.8g
(50mmole)を少量の水に懸濁し水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH5.5に調整した。L−フエニルアラ
ニンメチルエステル塩酸塩2.1g(10mmole)を
添加した後、PHを5.8にし、更に水を加えて液量
を25mlにした。サーモライシン0.5gを加え、35
℃で2.5時間反応させた後、得られたスラリーを
分離し、得られた固体を水で洗浄した後、乾燥し
た。このようにしてN−アセチル−α−L−アス
パルチル−L−フエニルアラニンメチルエステル
とL−フエニルアラニンメチルエステルの1:1
付加生成物2.3g(4.6mmole)が得られた。これ
は収率92%であることをしめしている。
参考例 3 N−アセチル−L−アスパラギン酸8.8g
(50mmole)を少量の水に懸濁し水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH5.5に調整した。L−フエニルアラ
ニンメチルエステル塩酸塩21.2g(100mmole)
を添加した後、PHを6.6にし、更に水を加えて液
量を50mlにした。サーモライシン1.0gを加え、
35℃で2.5時間反応させた後、得られたスラリー
を分離し、この固体を水で洗浄した後、乾燥し
た。このようにしてN−アセチル−α−L−アス
パルチル−L−フエニルアラニンメチルエステル
とL−フエニルアラニンメチルエステルの1:1
付加生成物11.5g(22.5mmole)が得られた。こ
れは収率45%であることをしめしている。
参考比較例(参考例3に対比) N−ホルミル−L−アスパラギン酸8.1g
(50mmole)を少量の水に懸濁し、水酸化ナトリ
ウム水溶液でPH5.5に調整した。L−フエニルア
ラニンメチルエステル塩酸塩21.2g(100mmole)
を添加した後、PHを6.5にし、更にに水を加えて
液量を50mlにした。サーモライシン1.0gを加え、
35℃で2.5時間反応させた後、得られたスラリー
を分離し、この固体を水で洗浄した後、乾燥し
た。このようにしてN−ホルミル−α−L−アス
パルチル−L−フエニルアラニンメチルエステル
とL−フエニルアラニンメチルエステルの1:1
付加物9.5g(19mmole)が得られた。これは収
率38%であることをしめしている。
参考例 4 N−アセチル−L−アスパラギン酸8.8g
(50mmole)を少量の水に懸濁し水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH5.5に調整した。L−フエニルアラ
ニンイソプロピルエステル塩酸塩2.4g
(10mmole)を添加した後、PHを5.8にし、更に水
を加えて液量を50mlにした。サーモライシン0.5
gを加え、35℃で2.5時間反応させた後、得られ
たスラリーを分離し、得られた固体を水で洗浄し
た後、乾燥した。このようにしてN−アセチル−
α−L−アスパルチル−L−フエニルアラニンイ
ソプロピルエステルとL−フエニルアラニンイソ
プロピルエステルの1:1付加生成物2.7g
(4.7mmole)が得られた。これは収率93%である
ことをしめしている。
実施例 1 N−アセチル−L−アスパラギン酸44g
(250mmole)を少量の水に懸濁し水酸化ナトリ
ウム水溶液でPH5.5に調整した。L−フエニルア
ラニンメチルエステル塩酸塩10.5g(50mmole)
を添加した後、PHを5.8にし、更に水を加えて液
量を250mlにした。サーモライシン2.5gを加え、
35℃で2.5時間反応させた後、得られたスラリー
を分離し、この固体を水で洗浄した後、乾燥し
た。このようにしてN−アセチル−α−L−アス
パルチル−L−フエニルアラニンメチルエステル
とL−フエニルアラニンメチルエステルの1:1
付加生成物11.5g(22.5mmole)が得られた。こ
れは収率92%にあたる。この固体を水に分散させ
PHを1.5に調整し、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層を減圧下に濃縮し、N−アセチル−α−
L−アスパルチル−L−フエニルアラニンメチル
エステル10gを得た。これを水5ml、メタノール
3mlの混合溶媒に加え、濃塩酸2mlを添加して、
60℃で20分、その後、更に濃塩酸6mlを添加して
25℃で4日間、反応させた。析出したα−L−ア
スパルチル−L−フエニルアラニンメチルエステ
ル塩酸塩を分離し、この結晶中のα−L−アスパ
ルチル−L−フエニルアラニンメチルエステルを
HPLCで定量したところ、結晶中には5.1g
(17.3mmole)のα−L−アスパルチル−L−フ
エニルアラニンメチルエステルが含まれていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 α−L−アスパルチル−L−フエニルアラニ
    ンメチルエステルの製造方法において、L−アス
    パラギン酸とL−フエニルアラニンメチルエステ
    ルとの間のペプチド結合生成を媒介することが公
    知の酵素の存在下で、N−アセチル−L−アスパ
    ラギン酸とL−フエニルアラニンメチルエステル
    を反応させ、次にこのN−アセチルジペプチドエ
    ステルを加水分解してアセチル基を除去すること
    を特徴とする、α−L−アスパルチル−L−フエ
    ニルアラニンメチルエステルの製造方法。 2 酵素はサーモライシンである、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3 アセチル基を除去する条件が、1.5N以上の
    強酸の水溶液もしくはメタノール水溶液である特
    許請求の範囲第2項の方法。
JP21173085A 1985-09-25 1985-09-25 α―L―アスパルチル―L―フェニルアラニンメチルエステルの製造方法 Granted JPS6274296A (ja)

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JPS5392729A (en) * 1977-01-27 1978-08-15 Toyo Soda Mfg Co Ltd Adduct of dipeptide derivatives and amino acid derivatives and process for their preparation

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