JPH05255626A - インクジェット捺染用インク - Google Patents

インクジェット捺染用インク

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JPH05255626A
JPH05255626A JP8806992A JP8806992A JPH05255626A JP H05255626 A JPH05255626 A JP H05255626A JP 8806992 A JP8806992 A JP 8806992A JP 8806992 A JP8806992 A JP 8806992A JP H05255626 A JPH05255626 A JP H05255626A
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JP
Japan
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ink
disperse dye
weight
water
jet printing
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JP8806992A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kusaki
一男 草木
Toshiichi Nunoo
敏一 布生
Kazuyoshi Morimoto
和義 森本
Kazuo Iwata
一男 岩田
Michiyo Nishimura
三千代 西村
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズル目詰まり等を生じることがなく、かつ
高濃度の捺染を可能にするインクジェット捺染用インク
を提供する。 【構成】 水に不溶または難溶性の分散染料,分散剤,
乾燥防止剤及び水から成り、上記分散染料が粒径0.1
〜5μmで分散されており、かつ上記分散剤が分散染料
に対して50〜150重量%含有されていると共に、上
記乾燥防止剤がインク全体に対して20〜70重量%含
有されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット捺染用
インクに係わり、さらに詳細にはポリエステル系繊維か
らなる布帛の印捺に適したインクジェット捺染用インク
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布帛に図柄を印捺する方法として
は、スクリーン捺染法,ローラ捺染法,ロータリースク
リーン捺染法,転写捺染法等が用いられてきたが、図柄
の変更毎にスクリーン枠,彫刻ローラ,転写紙等を用意
する必要があり、これらスクリーン枠,彫刻ローラ,転
写紙の作成はかなり高価であるため、かなりのロットを
生産しないと経済的な面で合わない点のみならず、ファ
ッションの多様化に迅速に対応出来ないという欠点を有
する。
【0003】これ等の欠点を解消するために、スキャナ
ーで見本を読み取り、コンピュータで画像処理を行な
い、その結果をインクジェット方式で印捺する技術が開
発されてきており、これ等のインクジェット方式に用い
るインクとしては、各種水溶性染料を有機溶剤や水に溶
解させたものが知られている。
【0004】そして、水溶性染料としては、直接染料,
酸性染料,反応性染料等が用いられてきたが、かかる染
料はポリエステル系繊維に応用できないという問題があ
った。
【0005】そこで、分散染料を用いたインクジェット
捺染用のインク開発がなされ、例えば特開昭50−59
108号公報には有機溶媒に分散染料を溶解させた分散
型のものが、また特開昭54−18974号公報には水
に分散染料を溶解させた分散型のものが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら溶解型の
インクジェット捺染用のインクは分散染料の溶解度が低
く高濃度の捺染製品が得られないという問題があり、一
方分散型のインクジェット捺染用のインクは高濃度の捺
染製品は得られるものの分散染料の粒子が凝集し巨大粒
子になったり、分散性が完全でないためノズルに目詰ま
りが発生し、長時間にわたって安定した印捺ができない
という問題があった。
【0007】本発明者等は、分散染料インクのインクジ
ェット方式での布帛への捺染法について鋭意研究を続け
た結果上記問題点が解消された新規インクを見出し本発
明を完成したものである。
【0008】本発明の目的は、ノズル目詰まり等を生じ
ることがなく、かつ高濃度の捺染を可能にするインクジ
ェット捺染用インクを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、水に不溶
または難溶性の分散染料,分散剤,乾燥防止剤及び水か
ら成り、上記分散染料が粒径0.1〜5μmで分散され
ており、かつ上記分散剤が分散染料に対して50〜15
0重量%含有されていると共に、上記乾燥防止剤がイン
ク全体に対して20〜70重量%含有されていることを
特徴とするインクジェット捺染用インクにより達成され
る。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明に用いられる分散染料としては、ア
ントラキノン系,アゾ系,ニトロジフェニルアミン系,
メチン系,アミノケトン系,ケトイミン系等が挙げられ
る。これらの分散染料の好ましい含有量はインク全体に
対して1〜20重量%であり、更に好適には3〜15重
量%である。
【0012】本発明に用いる分散剤としてはリグニンス
ルホン酸,ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合
物,シエファー酸・クレゾール・重亜硫酸ナトリウム・
ホルムアルデヒド縮合物等が挙げられる。これらの分散
剤の好ましい含有量は上記分散染料に対して50〜15
0重量%であり、更に好適には75〜125重量%であ
る。分散剤が50重量%未満であると分散染料の分散性
が悪くノズルに目詰まりが発生し、一方分散剤が150
重量%より多くなると布帛への滲み量が多くなるので好
ましくない。
【0013】そして、上記の分散染料は粒径0.1〜5
μm、好ましくは0.2〜2μmで分散されていること
が必要である。分散染料の粒径が5μmを越すとノズル
の目詰まりが発生しやすく好ましくない。一方、0.1
μm未満に細微粒子化するのは効果の割りに経済的でな
い。そして、分散染料の粒径を0.1〜5μmにするた
めには、分散染料を分散剤に分散させた分散液をサウン
ドミル,サウンドグラインダー,アトライター等により
微粒子化し、次いでフィルターでロ過すること等を実施
すれば良い。
【0014】本発明に用いる乾燥防止剤としてはエチレ
ングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレング
リコール,チオジエチレングリコール,ジエチレングリ
コールジメチルエーテル,トリエチレングリコールジメ
チルエーテル,ポリエチレングリコールジメチルエーテ
ル等のグリコール類及び尿素等が挙げられる。これらの
乾燥防止剤の好ましい含有量はインク全体に対して20
〜70重量%、更に好適には25〜50重量%である。
乾燥防止剤が20重量%未満であるとインクの蒸発防止
が不充分であり、一方70重量%より多くなると布帛へ
の滲み量が多くなるので好ましくない。
【0015】このような組成から成るインクジェット捺
染用インクの適用はノズル内に発熱抵抗素子を埋め込
み、その発熱によりインクを沸騰させ、その泡の圧力に
よりインクを吐出させるバブルジェット方式,圧電素子
に電気信号を加えて変形させインク室の体積変化を励起
してインク粒子を飛ばすパルスジェット方式,超音波振
動しているノズルからインクを加圧連続噴射させて粒子
化し、粒子を荷電量に制御一定電界中を通過偏向させ、
記録,非記録粒子に分けて記録する荷電制御方式等によ
り実施される。
【0016】本発明のインクジェット捺染用インクをポ
リエステル系繊維に印捺する場合、布帛にデンプン類
(デンプン,可溶性デンプン,水溶性デンプン誘導体
等)、水溶性のセルロース誘導体(カルボキシメチルセ
ルロース,ヒドロキシエチルセルロース,メチルセルロ
ース等)、アルギン酸ナトリウム,アラビアゴム,ガム
類(ローカストビーンガム,グアーガム等)、水溶性タ
ンパク(ゼラチン,にかわ等)、水溶性の合成高分子化
合物(ポリアクリル酸ナトリウム,ポリビニルアルコー
ル,ポリエチレンオキシド,ポリビニルピロリドン,ポ
リアクリルアミド,ポリエチレンイミン,4級化水溶性
カチオンポリマー等)等の捺染用糊剤を付与し、滲みを
防止するようにすることが好ましい。そしてかかる布帛
を用いて上記のインクジェット方式にて,印捺した後、
布帛を熱処理することにより分散染料が繊維に固着する
ようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0018】尚、実施例および比較例中の数値の基本と
なる試験方法は次の通りである。 (1)測色 マクベス分光光度計M−2020型
(最大吸収波長におけるK/S値) (2)粒径の測度 測定機器 :島津製作所SALD−
1100 測定方法 :レーザ散乱による方法(ミー散乱) セルの種類:フローセル 測定温度 :20℃ 測定間隔 :1秒 測定回数 :5回
【0019】実施例1 ポリエチレンテレフタレート50d/18fを経糸に、
ポリエチレンテレフタレート50d/18fを緯糸に用
い、経糸密度110本/インチ、緯糸密度85本/イン
チで織成した平織物を準備し、この織物を公知の方法で
糊抜,精錬,ヒートセット加工した。その後、この織物
にpH調整剤としてウルトラMT(御幣島化学(株)
製)0.5重量%,アルギン酸ナトリウムとしてダック
アルギンNSPH(紀文(株)製)0.5重量%,水9
9重量%からなる処理液をパッディングし、マングルで
絞り率35%に絞った後、120℃にて2分間乾燥し
た。
【0020】別に、分散染料(イエロー:C.I.Di
sperse Yellow 88,マゼンタ:C.
I.Disperse Red 349,シアン:C.
I.Disperse Blue 160,ブラック:
C.I.Disperse Black 1)50重量
%、分散剤としてリグニンスルホン酸50重量%を配合
し、サンドミルにて粒度分布が0.1〜5.0μmにな
る様に微粒子化を行ない、その後10μmのフィルター
(日本ミリポール工業(株)製,ミリポールフィルター
LC10.0μm)にてロ過し、分散染料の微粒子化物
を得た。
【0021】次に、上記の分散染料の微粒子化物10重
量%,乾燥防止剤としてジエチレングリコール40重量
%,水50重量%からなるインクをパルスジェット方式
のインクジェットプリンターに搭載し、8ドット/mm
の連続プリントを上記前処理織物に実施した。
【0022】次に、このようにして得た捺染織物を、2
10℃にて60秒間熱処理し、ハイドロサルファイト2
g/l,ソーダ灰2g/lの水溶液にて90℃で5分還
元洗浄をし、しかる後洗浄,乾燥を行ない実施例1の製
品を得た。
【0023】比較例1 実施例1において分散染料を90重量%,分散剤として
リグニンスルホン酸を10重量%を配合した以外は、実
施例1と同様の処理を行ない、比較例1の製品を得た。
【0024】比較例2 実施例1において分散染料の微粒子化物10重量%,水
90重量%を配合してインクとした以外は、実施例1と
同様の処理を行ない、比較例2の製品を得た。
【0025】比較例3 実施例1において微粒子化及びロ過を行なわなかった以
外は、実施例1と同様の処理を行ない、比較例3の製品
を得た。
【0026】実施例1及び比較例1〜3のインクを用い
てインクジェット捺染した時のノズルが目詰まりするま
での時間を測定した。また実施例1及び比較例1〜3で
得た製品の最大吸収波長におけるK/S値を測定した。
インク組成とその結果を表1,表2に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表1,表2から明らかなように、実施例1
のインクを用いてインクジェット捺染を行なった時にノ
ズルの目詰まりはなく、実施例1のインクは良好な吐出
性を示すことがわかる。また、実施例1で得られた製品
は高濃度の捺染布帛であることがわかる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のインクジ
ェット捺染用インクを用いると、分散染料の特性を生か
した色を高濃度に得ることができ、ファッションの多様
化に対応できる捺染が可能であり、非常に有用である。
また長時間にわたって目詰まり等を生ずる事がなく、生
産性の向上,品質の向上という効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に不溶または難溶性の分散染料,分散
    剤,乾燥防止剤及び水から成り、上記分散染料が粒径
    0.1〜5μmで分散されており、かつ上記分散剤が分
    散染料に対して50〜150重量%含有されていると共
    に、上記乾燥防止剤がインク全体に対して20〜70重
    量%含有されていることを特徴とするインクジェット捺
    染用インク。
JP8806992A 1992-03-11 1992-03-11 インクジェット捺染用インク Pending JPH05255626A (ja)

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