JPH0526677B2 - - Google Patents
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- JPH0526677B2 JPH0526677B2 JP58147660A JP14766083A JPH0526677B2 JP H0526677 B2 JPH0526677 B2 JP H0526677B2 JP 58147660 A JP58147660 A JP 58147660A JP 14766083 A JP14766083 A JP 14766083A JP H0526677 B2 JPH0526677 B2 JP H0526677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- fibers
- fiber
- mimeograph
- less
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N1/00—Printing plates or foils; Materials therefor
- B41N1/24—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
- B41N1/243—Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the ink pervious sheet, e.g. yoshino paper
Landscapes
- Paper (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成繊維を使用して耐熱、耐湿潤形態
安定性に優れ、経、緯強力比の小さい、超極薄の
紙を提供せんとするもので、特に原紙加工性、印
刷鮮明性、印刷耐久性に優れた謄写印刷用紙を提
供せんとするものである。 従来謄写印刷用原紙の芯材には麻繊維の紙が使
用されているが、天然繊維である麻は産地によ
り、又、毎年の気象変化により生育状態が異り、
繊維組織が不良であるに加えて、精製条件の変動
も伴つて微妙に繊維が不均質であるため、超極薄
葉紙、例えば、厚さ25μ〜30μの如き薄物を均質
にシート化することは非常に困難である。又シー
ト化出来た場合でも、多数の水酸基を持つ麻パル
プからなる薄葉紙は、空気中の水分を吸収して放
置しておくだけで部分的収縮を生じ形態が不安定
である。従つて二次加工時の溶液塗布工程では著
るしい伸縮のために使用に耐えなくなる。現在の
麻パルプから成る謄写用芯材原紙で、二次加工で
の形態が安定に加工出来る領域は厚さが50μ以上
のものであり、50μ以下のものは、実用化出来な
いのが現状である。 謄写印刷用原紙は、芯材に耐油性を有する有機
物からなる塗膜を形成させ、この塗膜に文字等を
削孔し、その微細孔からインキを圧流して、被写
体用紙にインキを転写するものであるが、その印
刷鮮明性は、、原紙の厚さが薄い程鮮明である。 原紙が厚くなるに従つて印刷が不鮮明になるた
め、一定の鮮明性を保つために、紙が厚い場合は
インキの量を増加したり、押圧を大きくする不都
合を生ずる。このような苛酷な条件で輪転騰写を
繰返すと極めて短時間に原紙が疲労し、原紙の破
損、変形、インキ目詰りを生じて印刷継続困難と
なる。このような理由から加工適性、印刷適性を
兼備した超薄葉紙が長年に亘つて待望されている
ものである。 叙上の問題解決策として、近年塩ビフイルムを
芯材とした謄写印刷用原紙が上市されている。こ
れは、厚さが25μ前後にコントロール出来るため
印刷鮮明性は良好であるが、材料が塩化ビニール
であるため、熱線削孔時に塩化水素ガス及び遊離
塩素を発生させるため、臭気が不快であるばかり
でなく、人体に有害であるし、金属設備を腐蝕さ
せる欠点があるし、字画の多い細字は字画全体に
樹脂膜が溶融脱落して不鮮明になる欠点がある。 この欠点を解決する方法として、ポリエステル
フイルムと紙を貼り合せる方法が開発され、従来
の塩ビフイルムの有する欠点は解決されるに至つ
たが、この方法は、フイルムと紙を積層した全体
の厚さを30〜40μの薄い均一シートにするに当つ
て、超極薄のフイルムと、均一な厚さの超極薄の
紙が要求される。 本発明者らは、謄写印刷用原紙として、樹脂塗
膜法、フイルムラミネート法の何れにも使用可能
な超極薄合成繊維紙を安定生産するに当つて、鋭
意研究の結果以下に述べる発明に到達したもので
ある。 即ち麻・バルブ等水との親和性の大きいセルロ
ーズ系繊維から成る薄薄紙は、二次加工を伴う謄
写印刷用芯材原紙には不適当で、常に一定の物理
化学的性質を保有し、湿潤時、加熱時共に安定な
形態を保持するためには疎水性である合成繊維を
原料とした紙が、溶液塗工時の伸縮が少く、加工
適性に優れていることを見出した。 又、合成繊維を厚さ25〜30μに均一にシート化
するに当つては、繊維直径が8μ以下のものを30
%以上混合することによつて、始めて得られるこ
とを見出した。 繊維直径が8μ以下のものが全体量の30%以下
の場合の繊維が均一紙層を形成するに至る繊維の
堆積厚さは50μ付近であり、50μ以下の領域では
紙層が厚さ方向に極めて不均一で使用に耐えな
い。 又、この領域での引張り強力等の諸物性測定値
も極めて不均一であることからもこのことは証明
される。 合成繊維の直径が8μ以下のものを全体の30%
以上混合して湿式抄紙機によりシート状物化する
場合のその繊維堆積断面は20μ付近の厚さでほぼ
均一な紙層を形成し始め、35μ付近で均一厚さの
紙層形成が完了する。従つて、引張り強力など物
理化学的性質も均一な測定値が得られるに到る。 本発明で主成分として使用する合成繊維はポリ
アミド系、ポリビニールアルコール系、ポリ塩化
ビニール系、ポリエステル系、ポリアクリルニト
リル系、など乾熱溶融温度が200℃以上で水分吸
水率5%以下のものを乾式紡糸ノズル又は湿式紡
糸ノズルにより凝固浴中自至空気浴中に噴出さ
せ、これを繊維直径が8μ以下になるように延伸
したものであればよい。 乾熱溶融温度が200℃以下のもの、例えば溶融
点が120〜135℃のポリエチレン繊維を主体とした
シートの場合は、謄写印刷原紙を加工する工程で
乾燥炉内の熱により、シートの伸縮が大きく、又
謄写原紙として使用する場合、熱線削孔時の耐熱
不安定で印刷性が劣る。溶融温度が165℃〜173℃
のポリプロピレン繊維の場合は、他の耐熱性に優
れた合成繊維、例えば、ポリエステル繊維と混合
する等の工夫を加えれば実用性が得られるが、単
独で使用する場合は、原紙加工々程での耐熱性、
製品化後の謄写原紙の熱線削孔性に欠ける。 これらの合成繊維を20〜40μの厚さにシート化
するに当つては、湿式不織布装置、即ち抄紙機を
用いる。 謄写印刷原紙は、耐油性被膜を形成させるため
にコロヂオン脂肪酸等から成る溶液を塗工する
が、その加工機の特殊性から原紙の緯引張強力が
大きいことを要求される。 従つて紙の緯方向引張り強力を付与する手段と
してはロトフオーマータイプ(Rotoformer
type)及びハイドロフオーマータイプ
(Hydoroformer type)又は、これらと類似機能
を有するものを使用すると同時に繊維長5mm以
下、好ましくは3mmのものをバツト内繊維懸濁濃
度を0.05%以下にすることによつて、厚さが20μ
〜40μの範囲で夫々均一な厚さの経、緯強力比が
2:1〜1:1.2の薄葉紙が得られる。 紙層内の繊維間接着は、熱圧着方式、熱融着方
式のいづれでもよい。 熱圧着方式は、合成繊維の熱軟化性質を利用し
て繊維が被熱軟化した時点で絡み合つた繊維内部
に180℃〜230℃の熱が達する温度で線圧20Kg/cm
以上の条件で圧着させるものである。 夫々の合成繊維は、その製造過程で延伸条件及
び加熱条件を緩和することによつて、夫々合成繊
維の軟化点を低下させ得るが、本発明実施に於
て、接着成分として用いる繊維は、このようにし
て得られた低温度軟化繊維を全量に対し、20%〜
60%の範囲で混合し、これを熱圧することによつ
て、充分な繊維間結合力が得られる。この場合、
接着成分である低温軟化繊維は、この加熱、加圧
処理により、繊維内の結晶化が進行し耐熱、耐湿
抵抗力が付与されるので、紙の形態安定性は保有
される。 繊維を熱融着させる方法は、抄紙機のドライヤ
温度で溶着する接着剤を製紙原料に同時混合し、
ドライヤで加熱圧着させる。 この接着剤として使用する樹脂は形態が繊維状
で、熱溶融温度が抄紙機のドライヤ温度以下のも
のがよい。このような繊維としては、ポリエチレ
ン繊維、ポリエチレン系変性繊維、及び、鹸化度
98.0〜99.8mol%の不完全鹸化で低結晶化により
融点を60〜90℃に変性したポリビニールアルコー
ル系繊維で、夫々太さ1.5dr以下、長さ10mm以下、
好ましくは3mm〜5mmのものを、太さ8μ以下の
主体成分となる繊維を含む全量に対して、10%〜
40%混合、抄紙機のドライヤに於て相互に絡み合
つた繊維を結着させることによつて、本発明の目
的を充分満足する紙が得られる。 謄写印刷用原紙は、芯材となる薄葉紙に、コロ
ジオン、脂肪酸を主成分とする溶液を塗工し、紙
面に均一厚さの被膜を形成させ、熱線又は筆圧に
よつて文字などになる部分の被膜を破壊除去し、
その貫通孔にインキを流下押圧して用紙にインキ
を転写するか、又は紙にフイルムを貼り合わせ、
そのフイルムに熱線等で文字などを削孔してイン
キを転写するものであるが、この場合芯材の繊維
密度は、インキ透過性、即ち印刷鮮明性、インキ
の顔料粒子の目詰りによるカスレ等による印刷枚
数に重大な影響を及ぼす。 インキ透過性の最も好適な原紙芯材のみかけ密
度は、0.200〜0.450g/cm3の範囲にあることが実
験の結果判明した。 密度が0.450g/cm3以上の場合は、繊維が密集し
過ぎて、印刷時インキが完全に裏側迄透過する迄
に輪転機で初回及びその後の数回白紙又は印刷不
鮮明なものが出来るし、インキ粒子が紙層内に目
詰りを起し易いため印刷枚数が少く、カスレなど
印刷欠点も多くなる。 又、芯材の密度が0.200g/cm3以下の場合は紙の
形態安定性が悪く、原紙加工時シワ、切断が起り
易いし、印刷中原紙の伸縮により印字に歪を生じ
たり、破損シワが生じ易く、不適性である。 以下実施例により説明する。 実施例 1 熱溶融温度260℃、熱軟化温度240℃、直径
5.1μ、長さ5mmのポリエステル繊維を70重量部、
熱溶融温度260℃、軟化温度226℃、直径13μ、長
さ5mmのポリエステル繊維30重量部を繊維対水の
浴比1:250の水中に分散懸濁させパルパーで離
解分散、更に10倍の水を追加してハイドロフオー
マータイプヤンキードライヤー抄紙機で、抄紙し
た。この紙を300℃に昇温したロールに通し、こ
れに20Kg/cmの線圧を加えて熱処理した。 熱処理を終つた夫々の紙にポリオキシエチレン
ソルビタン3%溶液で前処理したのち、4%コロ
ジオン75部、ステアリルアルコール25部混合液を
コート化し、これに着色料ビクトリヤブルーメチ
ルバイオレツトをステアリルアルコール、安息香
酸に夫々0.1%添加塗布乾燥し印刷テストを実施
した。 その結果を表−1に示す。 実施例 2 鹸化度99.99mol%、重合度1700のポリビニー
ルアルコールを紡糸して繊維の直径が4.8μになる
ように熱延・伸したビニロン繊維を3mmに切断し
たもの80重量部と、鹸化度98.20mol%、重合度
1710のポリビニールアルコールを繊維の直径13μ
水中溶解温度が60℃になるように軽熱延伸したビ
ニロン繊維を3mmに切断したもの20重量部を混合
し、繊維対水が1:250の浴比でパルパーで分散
後更に10倍の水を追加してハイドロフオーマータ
イプ抄紙機で抄紙し、ヤンキードライヤーの温度
を130℃に加熱して、紙層をドライヤー部で結着
させて紙を得た。 又対照として、同一紙料を通常の円網ヤンキー
式抄紙機で常法により抄紙して試作した。この紙
を実施例1と同一方法により謄写印刷原紙に加工
して、印刷テストを実施した。 結果を表−1に示す。 【表】
安定性に優れ、経、緯強力比の小さい、超極薄の
紙を提供せんとするもので、特に原紙加工性、印
刷鮮明性、印刷耐久性に優れた謄写印刷用紙を提
供せんとするものである。 従来謄写印刷用原紙の芯材には麻繊維の紙が使
用されているが、天然繊維である麻は産地によ
り、又、毎年の気象変化により生育状態が異り、
繊維組織が不良であるに加えて、精製条件の変動
も伴つて微妙に繊維が不均質であるため、超極薄
葉紙、例えば、厚さ25μ〜30μの如き薄物を均質
にシート化することは非常に困難である。又シー
ト化出来た場合でも、多数の水酸基を持つ麻パル
プからなる薄葉紙は、空気中の水分を吸収して放
置しておくだけで部分的収縮を生じ形態が不安定
である。従つて二次加工時の溶液塗布工程では著
るしい伸縮のために使用に耐えなくなる。現在の
麻パルプから成る謄写用芯材原紙で、二次加工で
の形態が安定に加工出来る領域は厚さが50μ以上
のものであり、50μ以下のものは、実用化出来な
いのが現状である。 謄写印刷用原紙は、芯材に耐油性を有する有機
物からなる塗膜を形成させ、この塗膜に文字等を
削孔し、その微細孔からインキを圧流して、被写
体用紙にインキを転写するものであるが、その印
刷鮮明性は、、原紙の厚さが薄い程鮮明である。 原紙が厚くなるに従つて印刷が不鮮明になるた
め、一定の鮮明性を保つために、紙が厚い場合は
インキの量を増加したり、押圧を大きくする不都
合を生ずる。このような苛酷な条件で輪転騰写を
繰返すと極めて短時間に原紙が疲労し、原紙の破
損、変形、インキ目詰りを生じて印刷継続困難と
なる。このような理由から加工適性、印刷適性を
兼備した超薄葉紙が長年に亘つて待望されている
ものである。 叙上の問題解決策として、近年塩ビフイルムを
芯材とした謄写印刷用原紙が上市されている。こ
れは、厚さが25μ前後にコントロール出来るため
印刷鮮明性は良好であるが、材料が塩化ビニール
であるため、熱線削孔時に塩化水素ガス及び遊離
塩素を発生させるため、臭気が不快であるばかり
でなく、人体に有害であるし、金属設備を腐蝕さ
せる欠点があるし、字画の多い細字は字画全体に
樹脂膜が溶融脱落して不鮮明になる欠点がある。 この欠点を解決する方法として、ポリエステル
フイルムと紙を貼り合せる方法が開発され、従来
の塩ビフイルムの有する欠点は解決されるに至つ
たが、この方法は、フイルムと紙を積層した全体
の厚さを30〜40μの薄い均一シートにするに当つ
て、超極薄のフイルムと、均一な厚さの超極薄の
紙が要求される。 本発明者らは、謄写印刷用原紙として、樹脂塗
膜法、フイルムラミネート法の何れにも使用可能
な超極薄合成繊維紙を安定生産するに当つて、鋭
意研究の結果以下に述べる発明に到達したもので
ある。 即ち麻・バルブ等水との親和性の大きいセルロ
ーズ系繊維から成る薄薄紙は、二次加工を伴う謄
写印刷用芯材原紙には不適当で、常に一定の物理
化学的性質を保有し、湿潤時、加熱時共に安定な
形態を保持するためには疎水性である合成繊維を
原料とした紙が、溶液塗工時の伸縮が少く、加工
適性に優れていることを見出した。 又、合成繊維を厚さ25〜30μに均一にシート化
するに当つては、繊維直径が8μ以下のものを30
%以上混合することによつて、始めて得られるこ
とを見出した。 繊維直径が8μ以下のものが全体量の30%以下
の場合の繊維が均一紙層を形成するに至る繊維の
堆積厚さは50μ付近であり、50μ以下の領域では
紙層が厚さ方向に極めて不均一で使用に耐えな
い。 又、この領域での引張り強力等の諸物性測定値
も極めて不均一であることからもこのことは証明
される。 合成繊維の直径が8μ以下のものを全体の30%
以上混合して湿式抄紙機によりシート状物化する
場合のその繊維堆積断面は20μ付近の厚さでほぼ
均一な紙層を形成し始め、35μ付近で均一厚さの
紙層形成が完了する。従つて、引張り強力など物
理化学的性質も均一な測定値が得られるに到る。 本発明で主成分として使用する合成繊維はポリ
アミド系、ポリビニールアルコール系、ポリ塩化
ビニール系、ポリエステル系、ポリアクリルニト
リル系、など乾熱溶融温度が200℃以上で水分吸
水率5%以下のものを乾式紡糸ノズル又は湿式紡
糸ノズルにより凝固浴中自至空気浴中に噴出さ
せ、これを繊維直径が8μ以下になるように延伸
したものであればよい。 乾熱溶融温度が200℃以下のもの、例えば溶融
点が120〜135℃のポリエチレン繊維を主体とした
シートの場合は、謄写印刷原紙を加工する工程で
乾燥炉内の熱により、シートの伸縮が大きく、又
謄写原紙として使用する場合、熱線削孔時の耐熱
不安定で印刷性が劣る。溶融温度が165℃〜173℃
のポリプロピレン繊維の場合は、他の耐熱性に優
れた合成繊維、例えば、ポリエステル繊維と混合
する等の工夫を加えれば実用性が得られるが、単
独で使用する場合は、原紙加工々程での耐熱性、
製品化後の謄写原紙の熱線削孔性に欠ける。 これらの合成繊維を20〜40μの厚さにシート化
するに当つては、湿式不織布装置、即ち抄紙機を
用いる。 謄写印刷原紙は、耐油性被膜を形成させるため
にコロヂオン脂肪酸等から成る溶液を塗工する
が、その加工機の特殊性から原紙の緯引張強力が
大きいことを要求される。 従つて紙の緯方向引張り強力を付与する手段と
してはロトフオーマータイプ(Rotoformer
type)及びハイドロフオーマータイプ
(Hydoroformer type)又は、これらと類似機能
を有するものを使用すると同時に繊維長5mm以
下、好ましくは3mmのものをバツト内繊維懸濁濃
度を0.05%以下にすることによつて、厚さが20μ
〜40μの範囲で夫々均一な厚さの経、緯強力比が
2:1〜1:1.2の薄葉紙が得られる。 紙層内の繊維間接着は、熱圧着方式、熱融着方
式のいづれでもよい。 熱圧着方式は、合成繊維の熱軟化性質を利用し
て繊維が被熱軟化した時点で絡み合つた繊維内部
に180℃〜230℃の熱が達する温度で線圧20Kg/cm
以上の条件で圧着させるものである。 夫々の合成繊維は、その製造過程で延伸条件及
び加熱条件を緩和することによつて、夫々合成繊
維の軟化点を低下させ得るが、本発明実施に於
て、接着成分として用いる繊維は、このようにし
て得られた低温度軟化繊維を全量に対し、20%〜
60%の範囲で混合し、これを熱圧することによつ
て、充分な繊維間結合力が得られる。この場合、
接着成分である低温軟化繊維は、この加熱、加圧
処理により、繊維内の結晶化が進行し耐熱、耐湿
抵抗力が付与されるので、紙の形態安定性は保有
される。 繊維を熱融着させる方法は、抄紙機のドライヤ
温度で溶着する接着剤を製紙原料に同時混合し、
ドライヤで加熱圧着させる。 この接着剤として使用する樹脂は形態が繊維状
で、熱溶融温度が抄紙機のドライヤ温度以下のも
のがよい。このような繊維としては、ポリエチレ
ン繊維、ポリエチレン系変性繊維、及び、鹸化度
98.0〜99.8mol%の不完全鹸化で低結晶化により
融点を60〜90℃に変性したポリビニールアルコー
ル系繊維で、夫々太さ1.5dr以下、長さ10mm以下、
好ましくは3mm〜5mmのものを、太さ8μ以下の
主体成分となる繊維を含む全量に対して、10%〜
40%混合、抄紙機のドライヤに於て相互に絡み合
つた繊維を結着させることによつて、本発明の目
的を充分満足する紙が得られる。 謄写印刷用原紙は、芯材となる薄葉紙に、コロ
ジオン、脂肪酸を主成分とする溶液を塗工し、紙
面に均一厚さの被膜を形成させ、熱線又は筆圧に
よつて文字などになる部分の被膜を破壊除去し、
その貫通孔にインキを流下押圧して用紙にインキ
を転写するか、又は紙にフイルムを貼り合わせ、
そのフイルムに熱線等で文字などを削孔してイン
キを転写するものであるが、この場合芯材の繊維
密度は、インキ透過性、即ち印刷鮮明性、インキ
の顔料粒子の目詰りによるカスレ等による印刷枚
数に重大な影響を及ぼす。 インキ透過性の最も好適な原紙芯材のみかけ密
度は、0.200〜0.450g/cm3の範囲にあることが実
験の結果判明した。 密度が0.450g/cm3以上の場合は、繊維が密集し
過ぎて、印刷時インキが完全に裏側迄透過する迄
に輪転機で初回及びその後の数回白紙又は印刷不
鮮明なものが出来るし、インキ粒子が紙層内に目
詰りを起し易いため印刷枚数が少く、カスレなど
印刷欠点も多くなる。 又、芯材の密度が0.200g/cm3以下の場合は紙の
形態安定性が悪く、原紙加工時シワ、切断が起り
易いし、印刷中原紙の伸縮により印字に歪を生じ
たり、破損シワが生じ易く、不適性である。 以下実施例により説明する。 実施例 1 熱溶融温度260℃、熱軟化温度240℃、直径
5.1μ、長さ5mmのポリエステル繊維を70重量部、
熱溶融温度260℃、軟化温度226℃、直径13μ、長
さ5mmのポリエステル繊維30重量部を繊維対水の
浴比1:250の水中に分散懸濁させパルパーで離
解分散、更に10倍の水を追加してハイドロフオー
マータイプヤンキードライヤー抄紙機で、抄紙し
た。この紙を300℃に昇温したロールに通し、こ
れに20Kg/cmの線圧を加えて熱処理した。 熱処理を終つた夫々の紙にポリオキシエチレン
ソルビタン3%溶液で前処理したのち、4%コロ
ジオン75部、ステアリルアルコール25部混合液を
コート化し、これに着色料ビクトリヤブルーメチ
ルバイオレツトをステアリルアルコール、安息香
酸に夫々0.1%添加塗布乾燥し印刷テストを実施
した。 その結果を表−1に示す。 実施例 2 鹸化度99.99mol%、重合度1700のポリビニー
ルアルコールを紡糸して繊維の直径が4.8μになる
ように熱延・伸したビニロン繊維を3mmに切断し
たもの80重量部と、鹸化度98.20mol%、重合度
1710のポリビニールアルコールを繊維の直径13μ
水中溶解温度が60℃になるように軽熱延伸したビ
ニロン繊維を3mmに切断したもの20重量部を混合
し、繊維対水が1:250の浴比でパルパーで分散
後更に10倍の水を追加してハイドロフオーマータ
イプ抄紙機で抄紙し、ヤンキードライヤーの温度
を130℃に加熱して、紙層をドライヤー部で結着
させて紙を得た。 又対照として、同一紙料を通常の円網ヤンキー
式抄紙機で常法により抄紙して試作した。この紙
を実施例1と同一方法により謄写印刷原紙に加工
して、印刷テストを実施した。 結果を表−1に示す。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 合成繊維を湿式抄紙してなる厚さ20μ〜40μ
の謄写印刷用原紙であつて、該合成繊維の30%以
上が単繊維直径8μ以下の合成繊維であり、かつ
該原紙の経方向引張り強力対緯方向引張り強力の
比が2:1〜1:1.2の範囲にあるものであるこ
とを特徴とする薄葉紙。 2 謄写印刷用原紙の構成繊維密度が0.200〜
0.450g/cm3の範囲にあるものであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の薄葉紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14766083A JPS6038193A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 謄写印刷用原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14766083A JPS6038193A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 謄写印刷用原紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6038193A JPS6038193A (ja) | 1985-02-27 |
| JPH0526677B2 true JPH0526677B2 (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=15435382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14766083A Granted JPS6038193A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 謄写印刷用原紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038193A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0267197A (ja) * | 1988-09-01 | 1990-03-07 | Teijin Ltd | 熱孔版印刷用原紙 |
| JP2505588B2 (ja) * | 1989-08-15 | 1996-06-12 | 帝人株式会社 | 熱孔版印刷用ポリエステル不織布 |
| JP2631914B2 (ja) * | 1990-12-25 | 1997-07-16 | 旭化成工業株式会社 | 改良された感熱孔版原紙用薄葉紙 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS495933A (ja) * | 1972-05-13 | 1974-01-19 | ||
| JPS5436804A (en) * | 1977-08-25 | 1979-03-17 | Mitsubishi Chem Ind | Method of making mimeograph |
| JPS5923719B2 (ja) * | 1981-01-19 | 1984-06-04 | アジア原紙株式会社 | 謄写原紙 |
| JPS5970600A (ja) * | 1982-10-14 | 1984-04-21 | Heiwa Genshi:Kk | 謄写原紙 |
| JPS59115898A (ja) * | 1982-12-22 | 1984-07-04 | Asia Genshi Kk | 感熱性孔版原紙 |
-
1983
- 1983-08-11 JP JP14766083A patent/JPS6038193A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6038193A (ja) | 1985-02-27 |
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