JPH0526680B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0526680B2 JPH0526680B2 JP59014108A JP1410884A JPH0526680B2 JP H0526680 B2 JPH0526680 B2 JP H0526680B2 JP 59014108 A JP59014108 A JP 59014108A JP 1410884 A JP1410884 A JP 1410884A JP H0526680 B2 JPH0526680 B2 JP H0526680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloisonné
- resin
- plate
- adherend
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は装飾部材に関し、特に七宝板と被着部
材との間に樹脂を充填した装飾部材に関する。
材との間に樹脂を充填した装飾部材に関する。
(従来の技術)
七宝板は、表面にあらかじめ凸状の区画模様が
施された銀や銅等の金属板から成る胎板上に、所
望の着色剤を添加したガラス粉末を各区画ごとに
塗布して焼き付けたものであり、艶を有する色模
様が得られるとともに、この模様が侘び、寂とい
つた日本古来の伝統的美しさを醸しだすことか
ら、美術品や工芸品として珍重されている。
施された銀や銅等の金属板から成る胎板上に、所
望の着色剤を添加したガラス粉末を各区画ごとに
塗布して焼き付けたものであり、艶を有する色模
様が得られるとともに、この模様が侘び、寂とい
つた日本古来の伝統的美しさを醸しだすことか
ら、美術品や工芸品として珍重されている。
かかる七宝板は近時、伝統的な美術品や工芸品
だけでなく、ペンダントやブローチ等のアクセサ
リー商品にも適用が試みられており、例えば第1
図に示すようなペンダントの場合、胎板4の表裏
面にガラス層5を熔着した七宝板2を、酢酸ビニ
ル樹脂等から成る接着剤3によりペンダントの地
金などから成る被着部材1に接着することに形成
されている。
だけでなく、ペンダントやブローチ等のアクセサ
リー商品にも適用が試みられており、例えば第1
図に示すようなペンダントの場合、胎板4の表裏
面にガラス層5を熔着した七宝板2を、酢酸ビニ
ル樹脂等から成る接着剤3によりペンダントの地
金などから成る被着部材1に接着することに形成
されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、従来の七宝板2はガラス層5を
胎板4上に熔着させた場合、金属から成る胎板4
とガラス層5との熱収縮率の相違による応力によ
つてガラス層5にクラツクが発生することから、
このような収縮時の応力をあらかじめ緩和するよ
うに、胎板4が断面形状が弓形になるように湾曲
させてあり、そのため七宝板2は裏面側が凹状と
なつている。したがつて、この七宝板2をペンダ
ント等の平坦な被着部材1に取着した場合、七宝
板2と被着部材1との間に空〓Aが形成され、ペ
ンダントを誤つて落下させた際などに、七宝板2
に空〓A側に押圧するような外部応力が印加され
ると七宝板2は弾性変形し、この弾性変形によつ
てガラス層5に多数のクラツクが発生したりガラ
ス層5が胎板4から欠落したりし、その結果七宝
板の美観が大きく損なわれ、アクセサリーとして
の商品価値が著しく低下するという欠点を有して
いた。
胎板4上に熔着させた場合、金属から成る胎板4
とガラス層5との熱収縮率の相違による応力によ
つてガラス層5にクラツクが発生することから、
このような収縮時の応力をあらかじめ緩和するよ
うに、胎板4が断面形状が弓形になるように湾曲
させてあり、そのため七宝板2は裏面側が凹状と
なつている。したがつて、この七宝板2をペンダ
ント等の平坦な被着部材1に取着した場合、七宝
板2と被着部材1との間に空〓Aが形成され、ペ
ンダントを誤つて落下させた際などに、七宝板2
に空〓A側に押圧するような外部応力が印加され
ると七宝板2は弾性変形し、この弾性変形によつ
てガラス層5に多数のクラツクが発生したりガラ
ス層5が胎板4から欠落したりし、その結果七宝
板の美観が大きく損なわれ、アクセサリーとして
の商品価値が著しく低下するという欠点を有して
いた。
また、七宝板2と被着部材1との間の空〓A全
体に樹脂を充填して接着すると、樹脂が硬化する
際の収縮応力が七宝板2に印加され、樹脂が硬化
する際に七宝板2のガラス層5にクツラクが発生
するという問題もあつた。
体に樹脂を充填して接着すると、樹脂が硬化する
際の収縮応力が七宝板2に印加され、樹脂が硬化
する際に七宝板2のガラス層5にクツラクが発生
するという問題もあつた。
本発明は、上記欠点に鑑みて成されたものであ
り、その目的は、七宝板のガラス層にクラツクを
発生させることなく、七宝板と被着部材の間に樹
脂を充填することができ、もつて落下などによる
外力が加わつても七宝板のガラス層に欠落やクツ
ラクを発生することのない装飾部材を提供するこ
とにある。
り、その目的は、七宝板のガラス層にクラツクを
発生させることなく、七宝板と被着部材の間に樹
脂を充填することができ、もつて落下などによる
外力が加わつても七宝板のガラス層に欠落やクツ
ラクを発生することのない装飾部材を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段)
本発明に係わる装飾部材は、凹状に形成された
七宝板の裏面側に被着部材を配設すると共に、こ
の七宝板を被着部材に接着材を介して接着した装
飾部材において、前記七宝板の略中央部と対峙す
る部分の被着部材に、樹脂の充填孔を設け、前記
七宝板と被着部材の間に、前記七宝板の裏面側全
面が被覆されると共に、前記被着部材の充填孔部
分に空間が形成されるように樹脂を充填したこと
を特徴とするものである。
七宝板の裏面側に被着部材を配設すると共に、こ
の七宝板を被着部材に接着材を介して接着した装
飾部材において、前記七宝板の略中央部と対峙す
る部分の被着部材に、樹脂の充填孔を設け、前記
七宝板と被着部材の間に、前記七宝板の裏面側全
面が被覆されると共に、前記被着部材の充填孔部
分に空間が形成されるように樹脂を充填したこと
を特徴とするものである。
(実施例)
以下、本発明に係る装飾部材を、第2図に示す
実施例に基づき詳細に説明する。
実施例に基づき詳細に説明する。
第2図は、七宝板をペンダントに接着する場合
の要部拡大断面図であり、全体として10で示す
ペンダントは、ペンダントの地金から成る被着部
材11と七宝板12から構成されている。
の要部拡大断面図であり、全体として10で示す
ペンダントは、ペンダントの地金から成る被着部
材11と七宝板12から構成されている。
前記被着部材11は、その上面外周部に凸状壁
13が、また中央部に樹脂の充填孔17がそれぞ
れ形成されている。この充填孔17は、後述する
樹脂16が硬化する際に、収縮応力が七宝板12
に印加されないように七宝板12の略中央部と対
峙する部分に形成しなければならない。被着部材
11の凸状壁13内に七宝板12が装着される。
この被着部材11は、従来周知のプレス成形法や
穴開け加工法などを採用することにより形成され
る。
13が、また中央部に樹脂の充填孔17がそれぞ
れ形成されている。この充填孔17は、後述する
樹脂16が硬化する際に、収縮応力が七宝板12
に印加されないように七宝板12の略中央部と対
峙する部分に形成しなければならない。被着部材
11の凸状壁13内に七宝板12が装着される。
この被着部材11は、従来周知のプレス成形法や
穴開け加工法などを採用することにより形成され
る。
前記七宝板12は、銀、銅などの金属からなる
胎板14と、所望の着色顔料を添加したガラス層
15とから成る。すなわち、ガラス層15は、七
宝板12に美観を付与する部材であり、例えば酸
化鉛、酸化シリコン、ほう酸、酸化マグネシウム
などから成るガラス粉末に、例えば金コロイド、
コバルト、ニツケル、プラセオイエロー、酸化チ
タン、酸化スズ、酸化鉄などから成る着色顔料を
添加し、これを胎板14に塗布した後、約400〜
1000℃で加熱熔着せしめることにより胎板14上
に形成される。
胎板14と、所望の着色顔料を添加したガラス層
15とから成る。すなわち、ガラス層15は、七
宝板12に美観を付与する部材であり、例えば酸
化鉛、酸化シリコン、ほう酸、酸化マグネシウム
などから成るガラス粉末に、例えば金コロイド、
コバルト、ニツケル、プラセオイエロー、酸化チ
タン、酸化スズ、酸化鉄などから成る着色顔料を
添加し、これを胎板14に塗布した後、約400〜
1000℃で加熱熔着せしめることにより胎板14上
に形成される。
なお、前記七宝板12は、胎板14とガラス層
15の熱収縮率の相違により発生する応力を緩和
するために断面弓状の胎板14の表面にガラス層
15が熔着されている。
15の熱収縮率の相違により発生する応力を緩和
するために断面弓状の胎板14の表面にガラス層
15が熔着されている。
また、七宝板12としては、胎板14に金属細
線で区画模様を形成し、所望の着色顔料を添加し
たガラス粉末を各区画ごとに塗布して焼き付ける
有線七宝や、胎板14には区画模様を形成せずに
所望の着色顔料を添加したガラス粉末の層を複数
層焼き付ける無線七宝などがある。
線で区画模様を形成し、所望の着色顔料を添加し
たガラス粉末を各区画ごとに塗布して焼き付ける
有線七宝や、胎板14には区画模様を形成せずに
所望の着色顔料を添加したガラス粉末の層を複数
層焼き付ける無線七宝などがある。
このようにして得られる七宝板12は、その外
周部が例えば酢酸ビニル樹脂などの接着剤によ
り、被着部材11の凸状壁13部分に仮接着され
る。
周部が例えば酢酸ビニル樹脂などの接着剤によ
り、被着部材11の凸状壁13部分に仮接着され
る。
本発明においては、七宝板12と被着部材11
との間に形成される空〓に、被着部材11側の略
中央部に空間を残して樹脂を充填することが重要
である。このため、第2図に示す実施例では、被
着部材11の樹脂充填孔17の近傍に楕円形の空
間Bを残して樹脂16が充填されている。このよ
うに、七宝板12と被着部材11の間に被着部材
11側に空間Bを有する樹脂16を充填しておく
と、ペンダントを落下させた際などに、七宝板1
2に、被着部材11側に押圧するような外部応力
が印加されたとしても、外部応力はすべてそのま
ま樹脂16に吸収されると共に、樹脂16が空間
B部分で変形することによつて、空間Bに放出さ
れる。そのため、七宝板12は、弾性変形を起こ
すことがなく、七宝板12のガラス層15に欠落
やクラツクを発生することが防止できる。なお、
樹脂16は、七宝板12や被着部材11に接着す
ることから、樹脂16に設けられた空間Bは、樹
脂16が硬化収縮する際に生じる収縮応力を吸収
し、樹脂16の収縮応力によつてガラス層15に
クラツクなどを発生するのも有効に防止する作用
を成す。
との間に形成される空〓に、被着部材11側の略
中央部に空間を残して樹脂を充填することが重要
である。このため、第2図に示す実施例では、被
着部材11の樹脂充填孔17の近傍に楕円形の空
間Bを残して樹脂16が充填されている。このよ
うに、七宝板12と被着部材11の間に被着部材
11側に空間Bを有する樹脂16を充填しておく
と、ペンダントを落下させた際などに、七宝板1
2に、被着部材11側に押圧するような外部応力
が印加されたとしても、外部応力はすべてそのま
ま樹脂16に吸収されると共に、樹脂16が空間
B部分で変形することによつて、空間Bに放出さ
れる。そのため、七宝板12は、弾性変形を起こ
すことがなく、七宝板12のガラス層15に欠落
やクラツクを発生することが防止できる。なお、
樹脂16は、七宝板12や被着部材11に接着す
ることから、樹脂16に設けられた空間Bは、樹
脂16が硬化収縮する際に生じる収縮応力を吸収
し、樹脂16の収縮応力によつてガラス層15に
クラツクなどを発生するのも有効に防止する作用
を成す。
本発明において、七宝板12と被着部材11の
間に充填される樹脂としては、例えばエポキシ系
樹脂、ポリエステル樹脂、フエノール樹脂などが
ある。
間に充填される樹脂としては、例えばエポキシ系
樹脂、ポリエステル樹脂、フエノール樹脂などが
ある。
また、前記樹脂16の充填は、被着部材11の
樹脂充填孔17を上方に向けて、この樹脂充填孔
17から注入器で樹脂を徐々に注入することによ
り行われ、樹脂の表面張力で空間Bが形成された
後、約60℃〜120℃で加熱硬化せしめることによ
り完了する。
樹脂充填孔17を上方に向けて、この樹脂充填孔
17から注入器で樹脂を徐々に注入することによ
り行われ、樹脂の表面張力で空間Bが形成された
後、約60℃〜120℃で加熱硬化せしめることによ
り完了する。
(発明の効果)
以上のように、本発明の装飾部材によれば、七
宝板の略中央部と対峙する部分の被着部材に、樹
脂の充填孔を設け、この充填孔部分に空間が形成
されるように、七宝板と被着部材の間に樹脂を充
填することから、七宝板の裏面側全面が被覆され
るように樹脂を充填することができるようにな
り、もつて七宝板の機械的強度を飛躍的に増大せ
しめることが可能になり、落下などにより外部応
力が印加されたとしてもガラス層に欠落やクラツ
クを発生することが防止できる。
宝板の略中央部と対峙する部分の被着部材に、樹
脂の充填孔を設け、この充填孔部分に空間が形成
されるように、七宝板と被着部材の間に樹脂を充
填することから、七宝板の裏面側全面が被覆され
るように樹脂を充填することができるようにな
り、もつて七宝板の機械的強度を飛躍的に増大せ
しめることが可能になり、落下などにより外部応
力が印加されたとしてもガラス層に欠落やクラツ
クを発生することが防止できる。
したがつて、本発明は、ペンダントやベルトの
バツクルなど機械的強度が要求される部材に装着
される装飾部材としてすこぶる有用である。
バツクルなど機械的強度が要求される部材に装着
される装飾部材としてすこぶる有用である。
なお、本発明は、上述の実施例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
であれば種々の変更が可能である。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
であれば種々の変更が可能である。
第1図は従来の装飾部材を示す要部拡大断面
図、第2図は本発明の装飾部材の一実施例を示す
要部拡大断面図である。 1,11…被着部材、2,12…七宝板、5,
15…ガラス層、16…樹脂、B…空間。
図、第2図は本発明の装飾部材の一実施例を示す
要部拡大断面図である。 1,11…被着部材、2,12…七宝板、5,
15…ガラス層、16…樹脂、B…空間。
Claims (1)
- 1 凹状に形成された七宝板の裏面側に被着部材
を配設すると共に、この七宝板を被着部材に接着
材を介して接着した装飾部材において、前記七宝
板の略中央部と対峙する部分の被着部材に、樹脂
の充填孔を設け、前記七宝板と被着部材の間に、
前記七宝板の裏面側全面が被覆されると共に、前
記被着部材の充填孔部分に空間が形成されるよう
に樹脂を充填したことを特徴とする装飾部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1410884A JPS60157899A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 装飾部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1410884A JPS60157899A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 装飾部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60157899A JPS60157899A (ja) | 1985-08-19 |
| JPH0526680B2 true JPH0526680B2 (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=11851919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1410884A Granted JPS60157899A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 装飾部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60157899A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6538017B2 (ja) * | 2016-10-07 | 2019-07-03 | 株式会社ミキモト装身具 | 七宝製品の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5760343U (ja) * | 1980-09-27 | 1982-04-09 |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP1410884A patent/JPS60157899A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60157899A (ja) | 1985-08-19 |
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