JPH05289363A - 搬送用ガイド板 - Google Patents

搬送用ガイド板

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JPH05289363A
JPH05289363A JP9310892A JP9310892A JPH05289363A JP H05289363 A JPH05289363 A JP H05289363A JP 9310892 A JP9310892 A JP 9310892A JP 9310892 A JP9310892 A JP 9310892A JP H05289363 A JPH05289363 A JP H05289363A
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JP
Japan
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plate
tank
guide
lithographic printing
photosensitive lithographic
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JP9310892A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Kenmochi
洋一郎 剱持
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像槽の搬送路を簡略化する搬送用ガイド板
を得る。 【構成】 第一現像槽12内のガイド26は、上流部が
等間隔で貫通孔88が穿設された有孔部82によって形
成され、現像液中でPS版11の表面から除去されて浮
遊している老廃物が堆積しないようになっている。ガイ
ドは、下流部が平板にエンボス加工により滑らかな突起
を形成した無孔部84によって形成され、接続部86で
有孔部に接続されており、搬送されるPS版の先端が接
触して搬送方向を変えて案内するようになっている。ガ
イドには、有孔部及び無孔部に脚部92、94が備えら
れ、これらの脚部の脚96を図示しない槽壁の所定位置
に位置決めされて取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平板印刷版処理
装置の現像槽内の上流部に配設され、現像槽内を搬送さ
れる感光性平板印刷版を案内する搬送用ガイド板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】焼付装置で画像が焼付けられた感光性平
版印刷版は、感光性平版印刷版処理装置へ送られ、感光
性平版印刷版処理装置の現像槽で現像され、リンス槽又
は水洗槽で水洗された後に、リンス槽又は不感脂化処理
槽でフニッシャー液が塗布され、現像、水洗処理された
感光性平版印刷版の版面が保護される。
【0003】この感光性平版印刷版処理装置は、通常
は、現像槽に貯留した現像液中に感光性平版印刷版を浸
漬しながら搬送して現像処理する構造を有し、現像槽中
で感光性平版印刷版の表面から画像に応じて感光層を溶
出させて除去するようになっている。このため、感光性
平版印刷版処理装置の現像槽中には、例えば複数のロー
ラによる感光性平版印刷版の搬送路が設けられている。
この搬送路は、上流側では斜め下方へ向けられ、下流側
では斜め上方へ向けられ、略中央部で滑らかに搬送方向
を変えるようになっている。
【0004】現像槽へ挿入された感光性平版印刷版は、
挿入初期段階で現像液に浸漬された後、中段で絞りロー
ラにより表面に付着した老廃物が取り除かれ、この後、
搬送路に沿って湾曲しながら滑らかに案内されながら比
較的新鮮な現像液が供給されて焼付けられた画像に応じ
て感光層が現像液によって溶出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多数の
ローラによって現像槽中の感光性平版印刷版の搬送路を
設けることは、現像槽の組立てが煩雑となると共に部品
点数が多くなりコストアップに繋がる。特に現像槽中の
搬送路の上流部分では、感光性平版印刷版の表面の感光
層に現像液を滲み込ませながら案内すればよく、搬送路
を形成するのは多数のローラに限定する必要はない。
【0006】このため、多数のローラの代わりに平板を
搬送路に沿って屈曲させたガイド板を設けて搬送路を形
成する方法が考えられる。しかし、感光性平版印刷版か
ら溶出した感光層等の老廃物がこのガイド板に沈澱し堆
積して、新たに現像槽へ挿入されこのガイド板によって
案内される感光性平版印刷版の上面に乗ってしまい、感
光性平版印刷版の仕上がりを損ねることがある。この老
廃物の堆積を防ぐためにガイド板を金網によって形成す
る方法が考えられるが、感光性平版印刷版の先端が網に
引っ掛かり、感光性平版印刷版の搬送不良あるいは損傷
が生じてしまうという問題がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、感光性平版印刷版の現像処理を阻害することな
く、現像槽中の搬送路を簡略化するための搬送用ガイド
板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
搬送用ガイド板は、感光性平版印刷版を現像槽に貯留し
た現像液に浸漬して処理する感光性平版印刷版処理装置
に備えられ、前記現像槽内の上流部で前記感光性平版印
刷版の先端を斜め下方へ向けて案内する搬送用ガイド板
であって、貫通孔を多数穿設した平板によって形成した
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る搬送用ガイド板
は、感光性平版印刷版を現像槽に貯留した現像液に浸漬
して処理する感光性平版印刷版処理装置に備えられ、前
記現像槽内で前記感光性平版印刷版を斜め下方へ案内す
ると共に底部近傍で略水平方向へ案内する搬送用ガイド
板であって、多数の貫通孔が穿設され前記感光性平版印
刷版を斜め下方へ向けて案内する有孔部と、前記有孔部
の下流側に配置され前記感光性平版印刷版の先端を略水
平方向へ向けて案内する無孔部と、を有することを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項3に係る搬送用ガイド板
は、請求項2の搬送用ガイド板であって、前記無孔部の
前記搬送路側の面に滑らかな凸部を形成し、前記感光性
平版印刷版の先端を該凸部に接触させて案内することを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載の搬送用ガイド板は、
多数の貫通孔を有している。貫通孔は、搬送される感光
性平版印刷版の先端が接触しても引っ掛かりが生じるこ
とがない内径寸法としている。現像槽内に挿入された感
光性平版印刷版の表面から除去された老廃物等は、これ
らの貫通孔を通過して現像槽の底面に沈澱し、ガイド板
の表面に堆積することがない。
【0012】貫通孔は、老廃物により目詰まりを生じる
ことなく、かつ、感光性平版印刷版の先端が引っ掛かる
ことがない大きさとすればよく、直径寸法は約2〜8mm
とすることが好ましい。また、貫通孔の配置は、千鳥状
等で等間隔に設けることが好ましい。
【0013】本発明の請求項2に記載の搬送用ガイド板
は、比較的老廃物の多い現像槽内の上流側に有孔部を設
け、搬送される感光性平版印刷版の先端が比較的接触し
やすい下流側に無孔部を設けている。これによって、有
孔部の搬送路側の面では、老廃物の堆積を防止すること
ができ、搬送される感光性平版印刷版の先端が接触しや
すい無孔部では、感光性平版印刷版の先端が引っ掛かる
ことがない。ガイド板のどこまでを有孔部とし、どこま
でを無孔部とするかは、感光性平版印刷版の挿入角度や
ガイド板の位置、寸法等により決められる。
【0014】本発明の請求項3に記載の搬送用ガイド板
は、無孔部の表面に滑らかな凸部を形成している。無孔
部で老廃物の堆積が検出されても、これらの老廃物を凸
部の間の窪みに堆積させることができる。したがって、
これらの凸部を搬送される感光性平版印刷版に接触させ
て案内することによって、感光性平版印刷版の表面に
は、老廃物が接触することがない。
【0015】本発明の搬送用ガイド板は、金属板、ある
いは、PVC、ポリエチレン等の樹脂板を用いることが
できる。搬送用ガイド板に金属を用いる場合、有孔部を
パンチングメタルによって形成し、無孔部を金属平板を
屈曲させて用いることができる。また、無孔部には、エ
ンボス加工によって凸部を形成することができる。
【0016】
【実施例】図1には、本実施例に係る感光性平版印刷版
処理装置(以下「PS版プロセッサー」と言う)10が
示されている。
【0017】このPS版プロセッサー10には、図示し
ない焼付装置により画像が焼付けられた感光性平版印刷
版(以下「PS版」と言う)11を処理するための第一
現像槽12、第二現像槽14、及び現像されたPS版1
1へフニッシャー液を塗布するフニッシャー槽16が配
置されており、さらにフニッシャー槽16の後段側に
は、各処理液により処理されたPS版11を乾燥させる
乾燥部18が配置されている。また、第一現像槽12と
第二現像槽14との間には、オーバーフロー槽20が設
けられている。
【0018】PS版プロセッサー10の第一現像槽12
の上流側には、複数のガイドローラ22が設けられてお
り、PS版プロセッサー10の挿入口24から挿入され
るPS版11をPS版プロセッサー10内へ引き入れる
と共に、PS版11に搬送力を付与して斜め下方に向け
て第一現像槽12内へ送り込んでいる。
【0019】この挿入口24の近傍には版検出センサ7
6が配設されている。この版検出センサ76は、PS版
プロセッサー10に挿入されるPS版11を検出するよ
うになっている。尚、版検出センサ76は、PS版11
の幅方向に複数個設けてPS版11の幅と長さからPS
版11の面積を求めてもよく、PS版11の幅が一定の
場合には、版検出センサ76を1個だけ設けて、PS版
11の長さからPS版11の面積を求めてもよい。PS
版11の面積を測定することにより、PS版11の処理
面積を検出して現像液の濃度を補う補充液の供給タイミ
ングや補充量の決定に用いる。
【0020】第一現像槽10には、PS版11を現像処
理するための現像液が満たされており、ガイド26、絞
りローラ対28、串ローラ30、32、ブラシローラ3
4が設けられており、これらによってPS版11の現像
液中の搬送路が形成されている。これらのローラは、図
示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、PS版
11を搬送路に沿って案内しながら現像液中を搬送し、
さらに、第一現像槽12から排出する。なお、第一現像
槽12には、浮き蓋12Aが設けられており、第一現像
槽12に貯留された現像液が不要に大気と接触して疲労
するのを抑えている。
【0021】串ローラ30の軸心部分には、スプレーパ
イプ36が配置され、また、この串ローラ30の上方に
もスプレーパイプ36が配置されている。これらのスプ
レーパイプ36には、第一現像槽12の底部に連通され
た配管38が接続されている。この配管38の中間部に
は、フィルター38A、ポンプ38B及び現像液の濃度
測定手段としての電導度センサ38Cが設けられてい
る。スプレーパイプ36はポンプ38Bの作動により第
一現像槽12に貯留された現像液をPS版11の表面へ
向けて噴出する構成となっている。また、電導度センサ
38Cによって、第一現像槽12に貯留される現像液の
電導度を測定し、図示しない水タンクへ連通する配管に
設けられたポンプを作動させて水を供給し現像液を所定
濃度にするようにしている。なお、この水タンクは、装
置内に設けられたものであってもよく、また、装置外に
設けられ配管によって装置内に水を供給するものであっ
てもよい。
【0022】ここで、本発明が適用された搬送用ガイド
板であるガイド26について図2乃至図5を用いて説明
する。なお、各図中には、矢印A方向によってPS版1
1お搬送方向が示されている。
【0023】図2及び図3に示されるように、ガイド2
6は、板厚が1.0mmでステンレス製のパンチングメタ
ルを屈曲して形成した有孔部82と、板厚が1.0mmの
ステンレス製の平板を屈曲させて形成した無孔部84と
を接続部86で接続して形成している。パンチングメタ
ルは、板に表面側から機械的に多数の穿孔を施したもの
であるから、各孔のおのおのは、丸みを帯びPS版11
の端部が引っ掛かることはなく、老廃物が容易に通過す
る。有孔部82及び無孔部84をステンレス製とするこ
とにより、現像液中の成分によってガイド26が腐蝕す
るのを防止している。この接続部86は、有孔部82と
無孔部84の互いの隣接する端部を屈曲させて、屈曲さ
せた互いの端部の対向する面を当接させて溶接等によっ
て固着して一体としている。また、この接続部86で
は、無孔部84が僅かに下方にずらされて段差(本実施
例では1.8mmの段差)を形成して接続されている。な
お、有孔部82及び無孔部84の材質及び板厚はこれに
限定するものではない。
【0024】図4に示したように、有孔部82には、直
径寸法Dが5mmの貫通孔88がピッチ寸法Pを8mmとし
て等間隔でかつ千鳥状に穿設されており、有孔部82は
PS版11の搬送方向(矢印A方向)に沿った中央部が
僅かに屈曲(本実施例では約168°)している。この
形状はガイドローラ22により搬送されるPS版11の
先端が接触しないように選ばれる。
【0025】図5(A)及び図5(B)に示されるよう
に、ガイド26の無孔部84の表面(PS版11に対向
する側の面)は、エンボス加工によって多数の滑らかな
突起90が形成され、搬送方向に沿った中央部が僅かに
屈曲(本実施例では約172°)されている。また、無
孔部84の下流部は先端を下方に向けて滑らかに屈曲さ
れており、案内するPS版11の表面が接触しても、点
接触となる摩擦抵抗が小さく、かつPS版11を傷めな
いようにしている。
【0026】図2及び図3に示されるように、ガイド2
6には、搬送路の幅方向に沿った両側に複数対の脚部9
2、94が配設されている。これらの脚部92、94は
各々搬送路の幅方向に沿った断面形状が略コ字状のブラ
ケット92A、94Aに、搬送路の幅方向に沿って一方
にフランジ92B、94Bが延設され、他方に円筒上の
脚96が突設した構造を有し、各々のフランジ92B、
94Bが有孔部82及び無孔部84の搬送路と反対側の
面に固着されることにより脚部92、94がガイド26
に取付けられている。これらの脚部92、94が、現像
槽12の図示しない槽壁の所定の位置に位置決めされて
装着され、ガイド26が現像槽12内でその位置及び傾
斜角度を位置決めされて搬送路を形成するようになって
いる。
【0027】なお、ガイド26は、有孔部82がPS版
11からの老廃物が多量に滞留する部分に配置され、無
孔部84がPS版11の搬送方向を変える位置となるよ
うに配置される。このため、ガイド26によって案内さ
れるPS版11の先端は、主に無孔部84の表面に接触
して搬送方向を変えられるようになっている。搬送方向
を変えられたPS版11は、一対の絞りローラ28の間
に案内される。これらの絞りローラ28を通過したPS
版11に対し串ローラ30、32から新鮮な現像液が吐
出され、ブラシローラ34で現像される。
【0028】図1に示されるように、第一現像槽12の
下流側に配設されたオーバーフロー槽20は、第一現像
槽12に隣接して設けられ、第一現像槽12内で現像液
が溢れた場合、このオーバーフロー槽20へ流れ込むよ
うになっている。このオーバーフロー槽20の上部に
は、絞りローラ対44が配置されており、この絞りロー
ラ対44の下方側のローラの下端部は、オーバーフロー
槽20に貯留された現像液に浸漬されている。また、絞
りローラ対44の下端部近傍には、図示しない廃液タン
クへ連通するオーバーフローパイプ46の一端が配置さ
れており、オーバーフロー槽20に貯留された現像液が
所定レベル以上になったときオーバーフロー液としてこ
の廃液タンクへ排出される。
【0029】このオーバーフロー槽20の底部には、第
一現像槽12の底部と連通する配管48が設けられてお
り、この配管48の中間部にはリターンポンプ48Aが
設けられている。ポンプ48Aの駆動により配管48を
介してオーバーフロー槽20に貯留された現像液が第一
現像槽12へリターンされる。
【0030】オーバーフロー槽20は、下流側の第二現
像槽14にも隣接されている。第二現像槽14にも現像
液が貯留されており、この第二現像槽14内で溢れた現
像液が、オーバーフロー槽20内へ流れ込むようになっ
ている。この第二現像槽14の上部には、上流部及び下
流部の各々に絞りローラ対44が配置され、これらの絞
りローラ対44の間には、串ローラ30が配置されてい
る。各々の絞りローラ対44の下側のローラの一部は、
第二現像槽14に貯留された現像液に浸漬されている。
また、串ローラ30の軸心部分及び串ローラ30の上方
には、スプレーパイプ50が配置されている。
【0031】これらのスプレーパイプ50には、第二現
像槽14の底部に連通する配管52が接続され、配管5
2の中間部にはフィルター52A及びポンプ52Bが設
けられている。第二現像槽14では、ポンプ52Bの作
動によりスプレーパイプ50から現像液がPS版11の
下流側の下面及び上流側の上面へ各々吐出される。この
吐出された現像液により第一現像槽12で現像されたP
S版11が、さらに、第二現像槽14で補助的に現像さ
れる。
【0032】この第二現像槽14には、現像液補充タン
ク54へ連通する配管56及び図示しない水タンクへ連
通する配管が設けられている。配管56の中間部に設け
られたポンプ56Aの駆動によって現像補充液が補充さ
れる。また、図示しないポンプの駆動によって水タンク
から水が補充される。
【0033】第二現像槽14は、現像補充液ないし水が
補充されることにより、オーバーフローした現像液は、
オーバーフロー槽20へ流れ込むようになっている。ま
た、第二現像槽14では、スプレーパイプ50から吐出
される現像液は、絞りローラ対44によってスクイズさ
れる。
【0034】尚、第二現像槽14及びオーバーフロー槽
20の絞りローラ44の一部は常に現像液に浸されてお
り、ローラの表面に付着している現像液が乾燥しその成
分が固着するのを防止している。
【0035】第二現像槽14の下流側には、フィニッシ
ャー槽16が設けられている。フィニッシャー槽16の
上部には、串ローラ30及び絞りローラ44が設けら
れ、串ローラ30の軸心部分及び串ローラ30の上方に
は、スプレーパイプ60が配置されている。これらのス
プレーパイプ60には、フィニッシャー槽16の底部に
連通し中間部にフィルター62A及びポンプ62Bが設
けられた配管62が接続されている。このポンプ62B
の作動によりフィニッシャー槽16に貯留されたフィニ
ッシャー液がスプレーパイプ60からPS版11の表面
へ向け吐出される。
【0036】フィニッシャー槽16では、スプレーパイ
プ60から噴出されるフィニッシャー液によりPS版1
1の表面をリンスすると共に処理された版面の保護がな
される。なお、串ローラ30の上方に配置されたスプレ
ーパイプ60には、反射板60Aが設けられており、ス
プレーパイプ60から吐出されたフィニッシャー液が、
反射板60Aにより受け止められ、搬送路の幅方向い沿
って均一に拡散されてPS版11の表面へ流し出される
ようになっている。
【0037】このフィニッシャー槽16には、一端がフ
ィニッシャー補充液タンク64に接続され中間部にポン
プ66Aが設けられた配管66の他端部からポンプ66
Aの作動によりフィニッシャー液がフィニッシャー槽1
6へ補充される。また、フィニッシャー液の補充によっ
て、フィニッシャー槽16内でオーバーフローしたフィ
ニッシャー液は、オーバーフローパイプ68を介して図
示しない廃液タンクへ排出される。
【0038】フィニッシャー槽16の下流側に配置され
る乾燥部18では、複数の串ローラ70によってPS版
11の搬送路が形成されている。また、乾燥部18に
は、この搬送路を挟んで上下に吹出パイプ72が配設さ
れている。吹出パイプ72は、図示しない温風発生手段
によって発生された温風が供給され、この温風をPS版
11の表面へ向けて吐出するようになっている。乾燥部
18では、吹出パイプ72から吐出された温風によっ
て、串ローラ70によって搬送されるPS版11の表面
が乾燥される。
【0039】乾燥部18で乾燥処理されたPS版11
は、排出口74からPS版プロセッサー10の外方へ排
出される。
【0040】尚、各処理槽の底部に接続された配管3
8、48、52、62の中間部には、ドレインバルブ7
6及びドレインパイプ78が接続されており、各々の配
管38、48、52、56及び各処理槽内の処理液が排
出可能とされている。
【0041】このPS版プロセッサー10では、版検出
センサ76によってPS版11の挿入が検知されると、
ポンプ38B、52Bを所定時間作動させて、スプレー
パイプ36、50の各々から現像液が噴出される。ま
た、PS版プロセッサー10では、所定の面積のPS版
11を処理すると、ポンプ56Aを作動させて、現像液
補充タンクから第二現像槽14へ現像補充液を供給して
現像液の補充を行うようになっている。さらに、電導度
センサ38Cによって一定間隔(例えば4分間隔)で第
一現像槽12内の現像液の電導度を測定し、この電導度
が所定の範囲を越えた場合、第一現像槽12と第二現像
槽14に一定比率で水を補充するようになっている。
【0042】次に本実施例に係るPS版プロセッサー1
0の作用を説明する。このPS版プロセッサー10の第
一現像槽12、第二現像槽14及びフィニッシャー槽1
6には、処理の開始に先立ってそれぞれの処理槽に対応
する処理液が満たされている。
【0043】図1に示すPS版プロセッサー10には、
図示しない焼付装置により画像が焼付けられたPS版1
1が挿入口24から供給される。このPS版11は、ガ
イドローラ22により斜め下方へ向けられて第一現像槽
12内へ送り込まれる。
【0044】第一現像槽12内では、送り込まれたPS
版11をガイド26により斜め下方へ案内し、絞りロー
ラ28の間へ送り込み、さらに、串ローラ30、32及
びブラシローラ34によって現像液中を搬送した後、下
流側のオーバーフロー槽20へ送り出す。
【0045】第一現像槽12では、PS版11を現像液
に浸漬しながら搬送して、露光に応じて感光層に現像液
を滲み込ませ、一旦、絞りローラ28でPS版11の表
面と共に搬送される老廃物を除去した後、スプレーパイ
プ36から噴出される現像液によって、露光状態に応じ
て感光層を溶出する現像処理を行う。さらにブラシロー
ラ34で充分な現像を行う。
【0046】第一現像槽12から搬出されたPS版11
は、オーバーフロー槽20の絞りローラ44により表面
に付着した第一現像槽12中の現像液が拭い取られた
後、第二現像槽14へ送り込まれる。
【0047】第二現像槽14では、PS版11が絞りロ
ーラ44によって挟持搬送される。このPS版11に
は、表面へ向けてスプレーパイプ50から第二現像槽1
4に貯留した現像液を噴出して、PS版11の感光層を
溶出させ、絞りローラ44によって、PS版11の表面
に付着している現像液を絞り取った後に、フィニッシャ
ー槽16へ送り込む。
【0048】フニッシャー槽16では、スプレーパイプ
60からPS版11の表面に向けてフィニッシャー液を
噴出して均一に塗布する。この後、絞りローラ44によ
って、PS版11の表面のフィニッシャー液をスクイズ
する。これによって、PS版11の版面保護がなされ
る。
【0049】フニッシャー槽16で処理されたPS版1
1は、乾燥部18へ送られ乾燥処理される。乾燥部18
では、吹出パイプ72から温風をPS版11の表面へ向
けて吹き付けて乾燥処理を行い、乾燥処理されたPS版
11は、排出口74からPS版プロセッサー10の機外
へ排出される。この際、PS版11は図示しない受け台
等に載置される。
【0050】ここで、ガイドローラ22によって挿入口
24から引き入れられ、第一現像槽12内へ送り込まれ
たPS版11は、ガイド26により絞りローラ28の間
へ案内される。何回もの現像に繰り返して使用されるた
め現像液中には、老廃物が溶け出す。このため、ガイド
26の近傍、特にガイド26の上流部には、現像液中に
老廃物が浮遊している。
【0051】この老廃物は、次第に沈澱するが、ガイド
26の有孔部82に多数の貫通孔88が設けられている
ため、この老廃物は貫通孔を通過して、第一現像槽12
の底部に堆積するようになり、ガイド26の表面には堆
積しない。PS版11は、先端が絞りローラ28の間に
案内されると、中間部がガイド26に接近するように屈
曲するが、ガイド26の表面には老廃物が堆積していな
いため、PS版11の中間部がガイド26に接触して
も、老廃物がPS版11の表面に付着してPS版11の
仕上がりを損なうことがない。
【0052】ガイド26の下流部分では、搬送されるP
S版11の先端が接触し、搬送方向が略水平に変えられ
て絞りローラ28の間へ案内される。このPS版11の
先端が接触するガイド26は、無孔部84であり、滑ら
かに突出する多数の突起90にPS版11が接触するよ
うになっている。したがって、PS版11の先端がガイ
ド26に引っ掛かりを生じることがない。
【0053】また、ガイド26の無孔部84近傍に老廃
物が滞留していたとしても、この老廃物は、突起90の
間の窪み部分に堆積するため、無孔部84に接触するP
S版11に、無孔部84に堆積している老廃物が付着す
ることがない。PS版11は、第一現像槽12内へ挿入
されると表面の老廃物がすぐに現像液中に浮遊するた
め、ガイド26の下流部分、即ち、無孔部84の近傍に
滞留する老廃物は僅かであり、無孔部84の表面に堆積
付着する老廃部は少量である。このため、無孔部84に
僅かな凹凸を設けるだけで、凸部には、老廃物が堆積す
ることがない。
【0054】従来、この第一現像槽12の上流部分に
は、多数のガイドローラが槽壁に軸支されてPS版11
の搬送路を構成していたが、ガイド26によって、PS
版11の搬送路を簡単に構成することができる。したが
って、第一現像槽12の内部、特に上流部分を簡単に構
成することができ、PS版プロセッサー10の製作の際
の、第一現像槽12の組付けを容易にすることができ
る。また、第一現像槽12の内部が簡単な構成とされて
いるため、メンテナンスが極めて容易である。
【0055】本実施例では、有孔部82に5mmの貫通孔
88を8mmピッチで設けたが、貫通孔の大きさ等は、こ
れに限定するものではない。しかし、貫通孔88の直径
寸法Dが小さすぎる場合、PS版11の表面から除去さ
れた老廃物によって目詰まりを生じ易く、また、大きい
場合、PS版11の先端が接触した場合、PS版11が
引っ掛かる恐れがあり好ましくない。このため、貫通孔
88の直径寸法Dは、約2〜8mmが好ましく、本実施例
では、5mmとして、ガイド26の有孔部82にPS版1
1の先端が接触しても、引っ掛かりを生じないようにし
ている。
【0056】また、PS版11の表面からの老廃物は、
ガイド26近傍の現像液の流れによって、貫通孔88を
通過して有孔部82の搬送路と反対側へ流されるため、
有孔部82の搬送路側の面に堆積することがない。
【0057】さらに、ガイド26の貫通孔88を設ける
部分は、PS版11の表面から老廃物が除去される部分
で、かつ、搬送されるPS版11の先端の接触の少ない
範囲が好ましく、これによって、本発明の効果を一層引
き出すことができる。また、PS版11がガイド26の
近傍を搬送される際、PS版11の剛性あるいは、第一
現像槽12中の現像液の流れによって、PS版11の先
端が接触する位置が変化しても、有孔部82の貫通孔8
8及び接続部86の段差によって、PS版11の先端が
ガイド26に接触しても引っ掛かりを起こすことがな
い。
【0058】本実施例では、ガイド26を複数対の脚部
92、94を所定の位置に装填して位置決めを行うよう
になっているが、これは、本発明が適用されたガイド2
6の取り付け方法の一例を示すものであり、ガイド26
の取り付け方法を限定するものではない。ガイド26の
取付方法としては、例えば、上流端を下方へ向けて屈曲
させ、第一現像槽12の上流側の槽壁に引っ掛けるよう
にし、下流端の無孔部84を切込み等を有するブラッケ
トに挿入して固定するものであってもよい。
【0059】なお、本実施例では、ガイド26の有孔部
82をステンレス製のパンチングメタルによって形成し
たが、材質はこれに限定するものではない。例えば、他
の金属または樹脂の適用が可能であり、現像液中の成分
によって腐蝕されることがない材質のものが好ましく、
本実施例に適用したステンレスの他、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン等の樹脂材等が適用できる。
【0060】また、本実施例では、無孔部84の表面に
多数の突起90を設けたが、突起90の形状を限定する
ものではない。老廃物の堆積が殆ど無視できる量であれ
ば、突起を設けなくともよく、突起を設けた場合、その
突起がPS版12の搬送を阻害するものでなければ適用
が可能であり、好ましくは、突起90を設けることによ
って生じる凹部がPS版11と接触することがなく、老
廃物の堆積するものである。
【0061】なお、本実施例は、PS版プロセッサー1
0の構成を限定するものではなく、本発明が適用された
搬送用ガイド板は、現像槽が1槽のもの、フィニッシャ
ー槽16ないし乾燥部18が別体とされたもの等の感光
性平版印刷版処理装置の現像槽に適用することができ
る。また、PS版プロセッサー10によって処理するP
S版11はポジ型であってもよくネガ型であってもよ
い。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く、本実施例に係る搬送
用ガイド板は、表面に老廃物が堆積することがなく、ま
た、感光性平版印刷版の先端が引っ掛かることがない。
したがって、老廃物が感光性平版印刷版に付着すること
による感光性平版印刷版の仕上がり品質を損ねることが
ない。
【0063】これに加えて、本発明の搬送用ガイド板を
感光性平版印刷版処理装置に適用することにより、装置
内の感光性平版印刷版の搬送路を従来のローラ列を用い
る機械に較べて部品点数を減らして簡略化することがで
き、現像槽の組付けが簡単となり組立工数も大幅に減少
するので製造コストを大幅に下げることができると共
に、感光性平版印刷版処理装置のメンテナンスが容易と
なる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る感光性平版印刷版処理装置を示
す概略構成図である。
【図2】本発明が適用されたガイドを示す斜視図であ
る。
【図3】搬送方向に沿ったガイドの要部断面図である。
【図4】本実施例に係るパンチング部を示す要部平面図
である。
【図5】(A)は本実施例に係る平板部を示す要部平面
図であり、(B)は図5(A)の5B−5B線に沿った
要部断面図である。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー(感光性平版印刷版処理装
置) 11 PS版(感光性平版印刷版) 12 第一現像槽 14 第二現像槽 20 オーバーフロー槽 26 ガイド 82 有孔部 84 無孔部 88 貫通孔 90 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版を現像槽に貯留した現
    像液に浸漬して処理する感光性平版印刷版処理装置に備
    えられ、前記現像槽内の上流部で前記感光性平版印刷版
    の先端を斜め下方へ向けて案内する搬送用ガイド板であ
    って、貫通孔を多数穿設した平板によって形成したこと
    を特徴とする搬送用ガイド板。
  2. 【請求項2】 感光性平版印刷版を現像槽に貯留した現
    像液に浸漬して処理する感光性平版印刷版処理装置に備
    えられ、前記現像槽内で前記感光性平版印刷版を斜め下
    方へ案内すると共に底部近傍で略水平方向へ案内する搬
    送用ガイド板であって、多数の貫通孔が穿設され前記感
    光性平版印刷版を斜め下方へ向けて案内する有孔部と、
    前記有孔部の下流側に配置され前記感光性平版印刷版の
    先端を略水平方向へ向けて案内する無孔部と、を有する
    ことを特徴とする搬送用ガイド板。
  3. 【請求項3】 前記無孔部の前記搬送路側の面に滑らか
    な凸部を形成し、前記感光性平版印刷版の先端を該凸部
    に接触させて案内することを特徴とする請求項2の搬送
    用ガイド板。
JP9310892A 1992-04-13 1992-04-13 搬送用ガイド板 Pending JPH05289363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019510270A (ja) * 2016-03-16 2019-04-11 アグファ・ナームローゼ・フェンノートシャップAgfa Nv 平版印刷版の処理のための方法及び装置

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JP2019510270A (ja) * 2016-03-16 2019-04-11 アグファ・ナームローゼ・フェンノートシャップAgfa Nv 平版印刷版の処理のための方法及び装置

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