JPH0529449A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0529449A
JPH0529449A JP3181409A JP18140991A JPH0529449A JP H0529449 A JPH0529449 A JP H0529449A JP 3181409 A JP3181409 A JP 3181409A JP 18140991 A JP18140991 A JP 18140991A JP H0529449 A JPH0529449 A JP H0529449A
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JP
Japan
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region
oxide film
laminated substrate
film
ion implantation
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Application number
JP3181409A
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English (en)
Inventor
Tatsuichi Ko
辰一 高
Koji Kimura
幸治 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】深い位置まで伝導領域が形成でき、結晶欠陥が
少ない半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】基板101上にn型エピ層103を成層して積
層基板104を形成し、さらにポリシリコン膜108、
シリコン酸化膜109を成層し、成層されたシリコン酸
化膜109の所定の位置に開口幅が1μm以下の複数の
狭開口部113を設けて選択マスクとし、これらの狭開
口部113を介してりん(P)を2.0MeVの高速度
で1度イオン注入することによって積層基板104の表
面から内部のn+型埋込み拡散層(コレクタ領域)10
2までのコレクタ電極領域(伝導領域)117を形成す
る。これによって深い範囲にまでの伝導領域を形成しな
がら結晶欠陥の発生が少ない、より縮小化した半導体素
子が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、例えばバイポーラ集積回路のコレクタ電極及び
アイソレーションの形成に好適するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バイポーラ集積回路の半導体素子
のコレクタは、基板上に半導体層を成層して形成された
積層基板中に埋め込まれたコレクタ領域と、積層基板表
面のコレクタ電極形成領域からの不純物拡散、あるいは
コレクタ電極形成領域に開口を持つイオン注入ブロック
を用いたイオン注入とその後の不純物拡散によって形成
されたコレクタ電極領域を形成する拡散層を備えてい
る。そしてこのコレクタ電極領域を形成する拡散層には
積層基板中に埋め込まれたコレクタ領域と低抵抗の電気
的な接続が要求されるため、十分深い範囲にまでの拡散
が要求される。また各素子形成領域間を分離するため
に、積層基板表面の素子分離形成領域からの不純物拡散
等によって形成された素子分離領域を形成する拡散層に
も、基板上にエピタキシャル成長させた半導体層(以
下、エピ層と記す)の表面からこれを貫通して基板にま
で達する十分深い拡散が要求される。これらコレクタ電
極領域を形成する拡散層及び素子分離領域を形成する拡
散層の深さは、形成される半導体素子のコレクタ−ベー
ス間耐圧から要求されるコレクタ深さにより決定される
ものである。
【0003】以下、コレクタ電極領域及び素子分離領域
の形成について、その従来技術として近年開発が進めら
れている超高速のnpnバイポーラトランジスタを例
に、図面を参照して説明する。なお、図20乃至図25
は各製造工程における断面図である。
【0004】先ず、図20に示す第1の工程を説明す
る。p型シリコン(Si)の半導体基板1の表面のコレ
クタ領域が形成される部分に、拡散源としてのアンチモ
ン(Sb)を混合した酸化膜を形成し、1100℃で4
0分拡散する固相拡散法によりアンチモンを拡散させ
て、深さが2μm程度のコレクタ領域となるn+型埋込
み拡散層2を形成する。なおn+型埋込み拡散層2の表
面不純物濃度は1×1019cm−3 程度である。
【0005】次に、図21に示す第2の工程を説明す
る。第1の工程後、基板1の表面に形成された酸化膜を
除去し、その後基板1の表面にn型エピ層3を約2.5
μmの厚さに堆積させて積層基板4を形成する。このn
型エピ層3の形成中にn+型埋込み拡散層2からオート
ドープ現象によりアンチモンが拡散し、この拡散後のn
+型埋込み拡散層2の上面上のn型エピ層3を厚さ2μ
mとする。なおn型エピ層3中の不純物はりん(P)で
不純物濃度は1×1016cm−3 ある。
【0006】次に、図22に示す第3の工程を説明す
る。第2の工程後、積層基板4の表面に酸化膜5を形成
し、この酸化膜5にコレクタ電極領域を設けるための開
口部6を形成する。続いて開口部6からりんを注入条件
を40keVで2×1015cm−2 程度としてイオン注
入してりん吸着域7を形成する。
【0007】次に、図23に示す第4の工程を説明す
る。開口部6内のりん吸着域7の表面に熱酸化によって
厚さ50nmの酸化膜8を形成した後、酸化膜5,8の
上面にブロック材のレジスト膜9を形成する。続いてレ
ジスト膜9に素子分離領域を設けるための開口部10を
形成し、この開口部10からボロン(B)を注入条件を
40keVで2×1015cm−2 程度としてイオン注入
してボロン吸着域11を形成する。
【0008】次に、図24に示す第5の工程を説明す
る。レジスト膜9を除去した後、熱拡散によってりん吸
着域7及びボロン吸着域11をそれぞれn+型埋込み拡
散層2に接続するように、あるいはn型エピ層3を貫通
させて基板1に達っするように所定の深さにまで形成
し、コレクタ電極領域12及び素子分離領域13が形成
されるようにする。この時、コレクタ電極領域12とn
+型埋込み拡散層2とが十分に接続されるようにするた
めに、コレクタ電極領域12の深さが1.5μm以上と
なるまで熱拡散する。また同時にn+型埋込み拡散層2
の不純物の染みだしが起こり、n+型埋込み拡散層2の
上面上のn型エピ層3は厚さが約1μmとなる。なお、
熱拡散を行う中で選択酸化も行って選択酸化膜14を積
層基板4上に設け、素子形成領域15を形成する。
【0009】次に、図25に示す第6の工程を説明す
る。第5の工程後、素子形成領域15の表面に100n
m程度の熱酸化膜16を形成し、続いて素子形成領域1
5の内部ベース及び外部ベース形成部にボロン選択イオ
ン注入で、注入条件を35keVで1×1014cm−2
程度として内部ベース領域17を形成し、また注入条件
を40keVで2×1015cm−2 程度として外部ベー
ス領域18を形成する。注入後、950℃30分程度の
熱処理を施して両ベース領域17,18の注入損傷の回
復とボロンの活性化を行う。さらに、エミッタ形成部の
酸化膜16を除去し、除去部分上に形成したひ素(A
s)ドープポリシリコン電極19からひ素を熱拡散させ
てエミッタ領域20を形成する。これによってnpnバ
イポーラトランジスタが形成される。
【0010】さらに、第6の工程を終えた後に、コレク
タ電極領域12及び両ベース領域17,18の酸化膜を
除去し、電極・配線材料を蒸着しパターニング等を行っ
てバイポーラトランジスタ等が形成されているウェーハ
を完成する。
【0011】しかしながら上記の従来技術においては、
次のような問題がある。すなわち、コレクタ電極領域1
2及び素子分離領域13をそれぞれコレクタ領域を形成
するn+型埋込み拡散層2と十分に接続されるように、
あるいはn型エピ層3の表面からこれを貫通して基板1
にまで達するように十分深い拡散を行うために拡散が高
温長時間のものとなり、このためn+型埋込み拡散層2
の染みだしが大きくなってしまい、n型エピ層3を不必
要なまでに厚く形成する必要があった。また、n+型埋
込み拡散層2の歪み等に起因しての結晶欠陥が発生しや
すかった。さらに、コレクタ電極領域12及び素子分離
領域13をそれぞれ拡散を深くにまで行って形成するた
めに両領域12,13の表面不純物濃度が高くなり、歪
みが大きくなって、選択酸化を行うときなどに結晶欠陥
が発生しやすかった。またさらに、コレクタ電極領域1
2及び素子分離領域13を形成するためには十分に深い
拡散を必要とするため、その深い縦方向の拡散に伴いこ
れと同じ量の拡散が横方向にも行われることになり、半
導体素子の縮小化が制約され半導体装置の高集積化が制
限されていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような深い位置
にまで伝導領域を形成するために拡散が高温長時間のも
のとなり、結晶欠陥が発生したり、横方向への拡散のた
めに半導体素子の縮小化が制約される等の状況に鑑みて
本発明はなされたもので、その目的とするところは深い
位置にまでの伝導領域を形成しながら結晶欠陥が発生す
る虞が少なく、半導体素子をより縮小化することができ
て半導体装置の高集積化が可能な半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、基板上に半導体層を成層して積層基板を形成
し、この積層基板に半導体素子を形成するようにしたも
のにおいて、積層基板の所定の位置に所望の深さの範囲
の伝導領域を形成するにあたり、積層基板の上面上の所
定の位置に対応する部分に、該位置に対応する部分が狭
開口部をもって複数に分割されるように形成した選択マ
スクを設け、この選択マスクを用いた狭開口部からの高
速度のイオン注入で不純物を導入するようにしたことを
特徴とするものであり、さらに、狭開口部をもって複数
に分割された選択マスクは、狭開口部の開口寸法が1μ
m以下に形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記のように構成された半導体装置の製造方法
は、所望の深さの範囲の伝導領域を形成するにあたり、
複数の狭開口部によって分割された選択マスクを用い、
狭開口部から高速度のイオン注入を行うように構成した
ことにより、伝導領域を形成する位置には選択マスクの
複数の狭開口部を通して高速度のイオン注入が行われ
る。このときイオンは狭開口部の側壁等で散乱しながら
注入され、積層基板の加速電圧による所定の深さ部分だ
けでなく同時に表面部分から所定の深さ部分にまで連続
して比較的高濃度に注入される。そして積層基板内に所
望の伝導領域が形成され、深い位置にまでの伝導領域を
形成しながらも結晶欠陥が発生する虞が少なく、半導体
素子をより縮小化すること等ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、製造工程中で詳述しない部分については公
知の手段を用いる。
【0016】始めに、第1の実施例を図1乃至図12を
参照して説明する。なお、図1乃至図6及び図8乃至図
12は各製造工程における断面図であり、図7は特性図
である。
【0017】先ず、図1に示す第1の工程を説明する。
p型シリコン(Si)の半導体基板101の鏡面に仕上
げられた表面に、高温下で厚さ約1μmのシリコン酸化
膜を形成する。続いてフォトレジストを用いた写真蝕刻
法及びエッチングによってシリコン酸化膜を開口させ、
埋込み層となってコレクタ領域を形成する部分に開口部
を形成する。さらに開口部が形成されたシリコン酸化膜
の表面にアンチモン(Sb)を混合した酸化膜を形成
し、このアンチモンを混合した酸化膜を拡散源とした1
100℃で40分拡散する固相拡散法によりアンチモン
を拡散させ、基板101上部に深さが2μm程度のコレ
クタ領域となるn+型埋込み拡散層102を形成する。
なおn+型埋込み拡散層102の表面不純物濃度は1×
1019cm−3 程度である。
【0018】また、ここでコレクタ領域を形成するため
に固相拡散法によりアンチモンを拡散させたが、これは
次工程で形成するエピタキシャル成長させた半導体層
(エピ層)中に結晶欠陥等が生じないようにするため
に、コレクタ領域を残留結晶欠陥、残留格子歪等が極力
少なくなるように形成するためであり、均一性、再現性
の点でも比較的良好であるためである。他に気相拡散法
やイオン注入法によって拡散する方法があるが、気相拡
散法はコレクタ領域の結晶欠陥、格子歪等を少なくする
点では比較的有利であるが、均一性、再現性の確保が難
しく、高精度でコレクタ領域を形成するには適さない。
またイオン注入法では均一性、再現性の点では優れてい
るが、イオン注入後に拡散のための熱処理を行うため製
造工程が煩雑になるばかりか、コレクタ領域の結晶欠
陥、格子歪等が発生し易くなる。
【0019】次に、図2に示す第2の工程を説明する。
第1の工程後、基板101の表面に形成された酸化膜を
除去し、その後シラン化合物及びりん化合物を高温で分
解反応させるエピタキシャル成長により、基板101の
表面にn型エピ層103を約2.5μmの厚さに堆積さ
せて積層基板104を形成する。このn型エピ層103
の形成中にn+型埋込み拡散層102からオートドープ
現象によりアンチモンが拡散し、この拡散後のn+型埋
込み拡散層102の上面上のn型エピ層103を厚さ2
μmとする。なおn型エピ層103中の不純物りん
(P)の不純物濃度は1×1016cm−3 ある。
【0020】次に、図3に示す第3の工程を説明する。
第2の工程後、積層基板104の表面の酸化膜上にシリ
コン窒化膜を気相成長させ、続いてフォトレジストを用
いた写真蝕刻法及びエッチングによって、n+型埋込み
拡散層102の上方のコレクタ電極領域が形成される部
分105及びベース・エミッタが形成される部分106
を残しシリコン窒化膜を開口させ、パターニングされた
シリコン窒化膜をマスクとした選択酸化法によりフィー
ルド酸化膜107を形成する。
【0021】次に、図4に示す第4の工程を説明する。
マスクとしたシリコン窒化膜を除去した後、フィールド
酸化膜107が形成された積層基板104の上面に厚さ
が100nmのエッチングブロック膜となるポリシリコ
ン膜108を成層する。続いてその上にイオン注入ブロ
ック膜として厚さが2μmのシリコン酸化膜109を成
層する。なお、イオン注入ブロック膜は、材質が微細加
工に適し工程汚染などの問題がないものであれば他のも
のでもよく、その厚さは用いる材質によって変更する必
要がある。またエッチングブロック膜はイオン注入ブロ
ック膜をエッチング除去する際、その下地であるフィー
ルド酸化膜107等のエッチングを防止するために使用
するもので、イオン注入ブロック膜の材質によって省略
してもよい。
【0022】次に、図5に示す第5の工程を説明する。
第4の工程後、イオン注入ブロック膜のシリコン酸化膜
109の上面にフォトレジスト膜を形成し、このレジス
ト膜を写真蝕刻法によるパタ−ニングによってマスク1
10を形成する。マスク110は、コレクタ電極領域が
形成される部分105及び素子分離領域が形成される部
分111を、1μm以下の開口幅を有する複数の狭開口
部112を持って複数に分割するように形成されてい
る。なお、このとき各領域が形成される部分105,1
11を、複数のいずれも1μm以下の幅や直径を有する
ストライプ状の穴や角形あるいは円形の穴等によって形
成された狭開口部112で分割するようにしてあればよ
い。
【0023】次に、図6に示す第6の工程を説明する。
第5の工程で形成したマスク110を用いてRIE( R
eactiv Ion Etching)を行い、イオン注入ブロック膜の
シリコン酸化膜109のコレクタ電極領域が形成される
部分105及び素子分離領域が形成される部分111に
それぞれポリシリコン膜108に達する狭開口部11
3,114を形成する。これによりシリコン酸化膜10
9はマスク110と略同寸法である1μm以下の開口幅
を有する狭開口部113,114を持ったイオン注入用
の選択マスクを形成する。その後、マスク110を除去
し、続いて狭開口部113,114を形成して選択マス
クとしたシリコン酸化膜109の上面にフォトレジスト
膜を形成し、このレジスト膜をパタ−ニングしてコレク
タ電極領域が形成される部分105にコレクタ電極領域
形成開口部115を有するようにレジストブロック11
6を形成する。このレジストブロック116のコレクタ
電極領域形成開口部115に開口した狭開口部113を
用いて積層基板104中に、りんをイオン注入条件を
2.0MeVで5×1014cm−2 として1度のイオン
注入を行い、積層基板104の表面からn+型埋込み拡
散層102に至り、これに接続するコレクタ電極領域1
17を形成する。この時の1度のイオン注入で、不純物
はイオン注入領域を決定する狭開口部113の側壁等で
散乱され、積層基板104の表面からn+型埋込み拡散
層102におよぶ深い範囲のコレクタ電極領域117が
形成される。
【0024】すなわち、狭開口部113を有する選択マ
スクを用いて積層基板104中にりんを2.0MeVの
高速度で1度イオン注入すると、図7に横軸に深さ、縦
軸に濃度を取って示すように、選択マスクの狭開口部1
13の側壁等での散乱がある場合には、図中に曲線Aで
示されるように積層基板104の上部側で濃度が高くな
り、表面部分からイオン注入速度で定まる所定の深さの
範囲にまで比較的高濃度の領域が形成されて伝導領域が
形成されるが、逆に狭い開口部を設けず側壁等での散乱
がない場合には、曲線Bで示すように積層基板の上部側
での濃度が高くならず、表面部分からの伝導領域は形成
されない。
【0025】次に、図8に示す第7の工程を説明する。
レジストブロック116を除去し、再度シリコン酸化膜
109の上面に、フォトレジスト膜を形成し、このレジ
スト膜をパタ−ニングして素子分離領域が形成される部
分105に素子分離領域形成開口部118を有するよう
にレジストブロック119を形成する。そして、このレ
ジストブロック119の素子分離領域形成開口部118
に開口した狭開口部114を用いて積層基板104中
に、ボロンをイオン注入条件を1.5MeVで5×10
14cm−2 として1度のイオン注入を行い、積層基板1
04の表面からn型エピ層103を貫通して基板101
に至る素子分離領域120を形成する。
【0026】次に、図9に示す第8の工程を説明する。
レジストブロック119を除去し、エッチングブロック
膜のポリシリコン膜108を露出させる。
【0027】続いて、図10に示す第9の工程を説明す
る。ポリシリコン膜108を除去した後、フィールド酸
化膜107が形成された積層基板104の上面上にフォ
トレジスト膜を形成し、このレジスト膜をパタ−ニング
してベース・エミッタが形成される部分106の外部ベ
ース形成部分を開口させたレジストブロック121を形
成する。そして、このレジストブロック121を用いた
イオン注入法によってボロンを注入して外部ベース領域
122を形成する。なお、この時のイオン注入条件は3
5keV、2×1015cm−2 程度とする。
【0028】次に、図11に示す第10の工程を説明す
る。レジストブロック121を除去した後、外部ベース
領域122での結晶欠陥の発生を抑制するために950
℃30分程度の熱処理を施す。そして、再度フィールド
酸化膜107及び薄い熱酸化膜が形成された積層基板1
04の上面上にフォトレジスト膜を形成し、このレジス
ト膜をパタ−ニングして内部ベース形成部分を開口させ
たレジストブロック123を形成する。そして、このレ
ジストブロック123を用いたイオン注入法によってボ
ロンを注入して内部ベース領域124を形成する。な
お、この時のイオン注入条件は30keV、1×1014
cm−2 程度とする。
【0029】次に、図12に示す第11の工程を説明す
る。レジストブロック123を除去した後、内部ベース
領域124での結晶欠陥の発生を抑制するために950
℃30分程度の熱処理を施す。そして、内部ベース12
4上面上の薄い酸化膜にエミッタ形成開口部125を開
口させ、このエミッタ形成開口部125にひ素(As)
ドープポリシリコンのエミッタ電極126を気相成長に
よって形成し、その後内部ベース領域124内に900
〜950℃でひ素を熱拡散させてエミッタ領域127を
形成する。なお、エミッタ電極126のポリシリコンに
は気相成長中もしくは気相成長後のイオン注入法によっ
てひ素を導入し、エミッタ電極126中のひ素濃度は積
層基板104との界面で1〜5×1021cm−3 程度に
なるように選択するのが望ましい。これによってBJT
(Bipolar Junction Transister)が形成される。
【0030】さらに、第11の工程を終えた後に、コレ
クタ電極領域117及び両ベース領域122,124の
酸化膜を除去し、電極・配線材料を蒸着しパターニング
等を行ってバイポーラトランジスタ等が形成されている
ウェーハを完成する。
【0031】上記の第1の実施例の製造方法によれば、
コレクタ電極領域117及び素子分離領域120が、高
速度のイオン注入によって積層基板104の表面から所
定の深さまでの深い範囲の伝導領域として、高温度で長
時間を要する拡散を行わずに形成できるためにn+型埋
込み拡散層102の染みだしを減少させることができ、
プロファイル制御が容易になり、さらにn+型埋込み拡
散層102の歪み等に起因しての結晶欠陥の成長が抑制
できる。また、コレクタ電極領域117及び素子分離領
域120が深い拡散によって形成するものでないために
表面不純物濃度が低くでき、歪みが小さくでき、これに
より選択酸化を行うときなどの結晶欠陥の発生が減少す
る。そして例えば半導体素子の生成確率が従来99.9
95%程度であったものが本実施例では99.9993
%程度と向上したものとなった。さらにまた、コレクタ
電極領域117及び素子分離領域120は深い範囲にま
で形成されていても横方向に広がるのが抑制されること
になるため、半導体素子を縮小化することができ半導体
装置をより高集積化したものとすることができる。
【0032】次に、第2の実施例を図13乃至図19を
参照して説明する。なお、図13乃至図19は各製造工
程における断面図である。
【0033】先ず、図13に示す第1の工程を説明す
る。p型シリコンの半導体基板201の鏡面に仕上げら
れた表面に、シラン化合物及びりん化合物を高温で分解
反応させるエピタキシャル成長により、りんを不純物と
するn型エピ層202を堆積させて積層基板203を形
成する。
【0034】次に、図14に示す第2の工程を説明す
る。第1の工程後、積層基板203の表面上にシリコン
窒化膜を気相成長させ、続いてフォトレジストを用いた
写真蝕刻法及びエッチングによって、素子形成領域20
4を残しシリコン窒化膜を開口させ、パターニングされ
たシリコン窒化膜をマスクとした選択酸化法によりフィ
ールド酸化膜205を形成する。
【0035】次に、図15に示す第3の工程を説明す
る。マスクとしたシリコン窒化膜を除去した後、フィー
ルド酸化膜205が形成された積層基板203の上面に
エッチングブロック膜となるポリシリコン膜206を成
層する。続いてその上にイオン注入ブロック膜としてシ
リコン酸化膜207を成層する。
【0036】次に、図16に示す第4の工程を説明す
る。第3の工程後、イオン注入ブロック膜のシリコン酸
化膜207の上面にフォトレジスト膜を形成し、このレ
ジスト膜を写真蝕刻法によるパタ−ニングによってマス
ク208を形成する。マスク208は、第1の実施例と
同様に素子分離領域が形成される部分209を、1μm
以下の開口幅を有する複数の狭開口部210を持って複
数に分割するように形成されている。なお、このとき素
子分離領域が形成される部分209を、複数のいずれも
1μm以下の幅や直径を有するストライプ状の穴や角形
あるいは円形の穴等によって形成された狭開口部210
で分割するようにしてあればよい。そして、マスク20
8を用いてRIEを行い、シリコン酸化膜207にポリ
シリコン膜206に達する狭開口部211を形成する。
これによりシリコン酸化膜207はマスク208と略同
寸法である1μm以下の開口幅を有する狭開口部211
を持ったイオン注入用の選択マスクを形成する。
【0037】次に、図17に示す第5の工程を説明す
る。第4の工程後、マスク208及びシリコン酸化膜2
07を用いその狭開口部210,211から積層基板2
03中に、ボロンをイオン注入条件を1.5MeVで5
×1014cm−2 で1度イオン注入し、素子分離領域2
12を形成する。そして、マスク208を除去する。
【0038】次に、図18に示す第6の工程を説明す
る。再度、シリコン酸化膜207の上面にフォトレジス
ト膜を形成し、このレジスト膜を写真蝕刻法によるパタ
−ニングによってマスク213を形成する。マスク21
3は、コレクタ電極領域が形成される部分214に、先
の工程の素子分離領域212の形成時と同様に1μm以
下の開口幅を有する狭開口部215を持って複数に分割
するように形成され、また狭開口部215に隣接して開
口部216が形成されている。そして、マスク213を
用いてRIEを行い、シリコン酸化膜207にポリシリ
コン膜206に達する狭開口部217及び開口部218
を形成する。続いてマスク213及びシリコン酸化膜2
07を用いその狭開口部215,217及び開口部21
6,218から積層基板203中に、りんをイオン注入
条件を2.0MeVで5×1014cm−2 で1度イオン
注入する。これによってコレクタ電極領域219とこれ
に接続する埋込みコレクタ領域220を同時に形成す
る。
【0039】次に、図19に示す第7の工程を説明す
る。第6の工程後、マスク213及びイオン注入ブロッ
ク膜のシリコン酸化膜207を除去し、エッチングブロ
ック膜のポリシリコン膜206を露出させる。
【0040】さらにこの後第1の実施例の第9の工程以
降と同様の工程が行われ、ポリシリコン膜206を除去
し、内,外ベース領域やエミッタ領域等を形成するなど
して半導体装置が製造される。
【0041】上記の第2の実施例の製造方法によれば、
狭開口部211,217と狭開口が形成されていない開
口部218を有するマスクを用いた高速度のイオン注入
を行っているので、狭開口部211,217では側壁部
分等での散乱によって表面から所定の深さにまで伝導領
域が形成され、また開口部218では散乱がないために
所定の深さだけに伝導領域が形成される。そして狭開口
部217と開口部218を使っての同時のイオン注入に
よって1度に表面から所定の深さまでの伝導領域と所定
の深さだけの伝導領域が形成されるなど、埋込み拡散用
のパターンニングや不純物導入、拡散等の工程が省略で
きるほか、第1の実施例と同様の作用、効果が得られ
る。
【0042】尚、上記の各実施例においては、伝導領域
を形成するためにりん及びボロンをイオン注入するよう
にしているが不純物はこれに限るものではなく、またイ
オンの加速電圧もイオンの種類や伝導領域を形成する深
さ等によって種々の値が選定されるものである。そし
て、より深くにまで伝導領域を形成する場合にはイオン
注入速度をより高くし、また伝導領域のプロファイル等
に対しては必要に応じて注入回数を複数回する等すれば
よい。また、狭開口部を有するマスクの形成にRIEを
用いるようにしているが、散乱が起こる狭開口部が形成
できるものであるならば他の方法でもよい等、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、伝導領域を形成するにあたり、該当部分が複数の狭
開口部をもって分割された選択マスクを用い、その狭開
口部から高速度のイオン注入を行う構成としたことによ
り、深い位置にまでの伝導領域を形成しながら結晶欠陥
が発生する虞が少なく、半導体素子をより縮小化するこ
とができ、さらに半導体装置の高集積化が可能となるな
どの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の第1の工程を示す断面
図である。
【図2】本発明の第1の実施例の第2の工程を示す断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施例の第3の工程を示す断面
図である。
【図4】本発明の第1の実施例の第4の工程を示す断面
図である。
【図5】本発明の第1の実施例の第5の工程を示す断面
図である。
【図6】本発明の第1の実施例の第6の工程を示す断面
図である。
【図7】本発明に係るイオン注入の深さに対する不純物
濃度を示す特性図である。
【図8】本発明の第1の実施例の第7の工程を示す断面
図である。
【図9】本発明の第1の実施例の第8の工程を示す断面
図である。
【図10】本発明の第1の実施例の第9の工程を示す断
面図である。
【図11】本発明の第1の実施例の第10の工程を示す
断面図である。
【図12】本発明の第1の実施例の第11の工程を示す
断面図である。
【図13】本発明の第2の実施例の第1の工程を示す断
面図である。
【図14】本発明の第2の実施例の第2の工程を示す断
面図である。
【図15】本発明の第2の実施例の第3の工程を示す断
面図である。
【図16】本発明の第2の実施例の第4の工程を示す断
面図である。
【図17】本発明の第2の実施例の第5の工程を示す断
面図である。
【図18】本発明の第2の実施例の第6の工程を示す断
面図である。
【図19】本発明の第2の実施例の第7の工程を示す断
面図である。
【図20】従来例の第1の工程を示す断面図である。
【図21】従来例の第2の工程を示す断面図である。
【図22】従来例の第3の工程を示す断面図である。
【図23】従来例の第4の工程を示す断面図である。
【図24】従来例の第5の工程を示す断面図である。
【図25】従来例の第6の工程を示す断面図である。
【符号の説明】
101…基板 104…積層基板 109…シリコン酸化膜(選択マスク) 113,114…狭開口部 117…コレクタ電極領域(伝導領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に半導体層を成層して積層基板を
    形成し、この積層基板に半導体素子を形成するようにし
    たものにおいて、前記積層基板の所定の位置に所望の深
    さの範囲の伝導領域を形成するにあたり、前記積層基板
    の上面上の前記所定の位置に対応する部分に、該位置に
    対応する部分が狭開口部をもって複数に分割されるよう
    に形成した選択マスクを設け、この選択マスクを用いた
    前記狭開口部からの高速度のイオン注入で不純物を導入
    するようにしたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 狭開口部をもって複数に分割された選択
    マスクは、前記狭開口部の開口寸法が1μm以下に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
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