JPH05301285A - 高密度ポリエチレン樹脂製インフレーションフィルムの製造方法 - Google Patents
高密度ポリエチレン樹脂製インフレーションフィルムの製造方法Info
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- JPH05301285A JPH05301285A JP4106505A JP10650592A JPH05301285A JP H05301285 A JPH05301285 A JP H05301285A JP 4106505 A JP4106505 A JP 4106505A JP 10650592 A JP10650592 A JP 10650592A JP H05301285 A JPH05301285 A JP H05301285A
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- density polyethylene
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 高密度ポリエチレン樹脂を環状ダイより連続
的に溶融管状に押し出し、該溶融管状体の内面を前記環
状ダイの中心軸の延長上に、かつ、溶融管状体の流れ方
向に設けた円筒状の溶融管状体安定体の外周面に接触さ
せ、ついで溶融管状体の内部に導かれた空気により溶融
管状体をブロー比3倍以上に膨張させることによりイン
フレーションフィルムを製造する方法において、次の
(1)と(2)を満たすことを特徴とするインフレーシ
ョンフィルムの製造方法。 (1) 高密度ポリエチレンが、メルトインデックス
(JIS K 6760−81)0.01〜1.0g/
10分、溶融張力が5〜15g、Q値9〜20のもの。 (2) 円筒状の溶融管状安定体の外周径(d1 )と、
環状ダイのダイリップの外周径(d0 )の比(d1 /d
0 )が1.3〜2である。 【効果】 溶融張力の小さな高密度ポリエチレン樹脂を
用いて成形した場合でも溶融管状体の安定化が計れ、高
速でフィルム生産可能である。
的に溶融管状に押し出し、該溶融管状体の内面を前記環
状ダイの中心軸の延長上に、かつ、溶融管状体の流れ方
向に設けた円筒状の溶融管状体安定体の外周面に接触さ
せ、ついで溶融管状体の内部に導かれた空気により溶融
管状体をブロー比3倍以上に膨張させることによりイン
フレーションフィルムを製造する方法において、次の
(1)と(2)を満たすことを特徴とするインフレーシ
ョンフィルムの製造方法。 (1) 高密度ポリエチレンが、メルトインデックス
(JIS K 6760−81)0.01〜1.0g/
10分、溶融張力が5〜15g、Q値9〜20のもの。 (2) 円筒状の溶融管状安定体の外周径(d1 )と、
環状ダイのダイリップの外周径(d0 )の比(d1 /d
0 )が1.3〜2である。 【効果】 溶融張力の小さな高密度ポリエチレン樹脂を
用いて成形した場合でも溶融管状体の安定化が計れ、高
速でフィルム生産可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度ポリエチレン樹
脂の空冷インフレーションフィルムの製造方法に関す
る。特に溶融張力の小さい高密度ポリエチレン樹脂を用
いても安定生産できるインフレーションフィルムの製造
方法に係わる。
脂の空冷インフレーションフィルムの製造方法に関す
る。特に溶融張力の小さい高密度ポリエチレン樹脂を用
いても安定生産できるインフレーションフィルムの製造
方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】高密度ポリエチレン樹脂を用いてブロー
比を3〜5で空冷インフレーション法より製造したフィ
ルムは縦方向と横方向の機械的強度のバランスが優れ、
耐衝撃強度が良いので、スーパーマーケットの包装フィ
ルム、手携袋、台所袋等に利用されている。
比を3〜5で空冷インフレーション法より製造したフィ
ルムは縦方向と横方向の機械的強度のバランスが優れ、
耐衝撃強度が良いので、スーパーマーケットの包装フィ
ルム、手携袋、台所袋等に利用されている。
【0003】このインフレーション成形法ではブロー比
を3.0以上の高ブローで成形する必要があり、特に溶
融張力の小さい高密度ポリエチレン樹脂を用いた場合、
環状ダイの上方に形成される漏斗状のバブルが変動して
ふらつき、均一なフィルム冷却ができなくなる。この
為、フィルム厚みの不均一、しわやたるみが発生し、外
観が損われる。
を3.0以上の高ブローで成形する必要があり、特に溶
融張力の小さい高密度ポリエチレン樹脂を用いた場合、
環状ダイの上方に形成される漏斗状のバブルが変動して
ふらつき、均一なフィルム冷却ができなくなる。この
為、フィルム厚みの不均一、しわやたるみが発生し、外
観が損われる。
【0004】また、フィルムの折径が変動し、紙管に巻
き取ったロールの外観も不格好なものとなる。更に、得
られるフィルムの耐衝撃強度と言った機械的強度も低下
する問題がある。かかる問題点を解決する手段として、
特公昭55−2180号公報は、環状ダイの中心軸の延
長上に、かつ、環状ダイより押出されてきた溶融管状体
の流れ方向に設置した環状ダイのダイリップの外径と同
じか、それよりも小さい外径を持つ円筒状の溶融管状体
安定体を設置して、この安定体の外周面に溶融管状体
(フィルム)の内面を一旦接触させた後、溶融管状体内
の空気により3〜5の高ブロー比で溶融管状体を膨張さ
せ、ついで、この膨張した筒状フィルム(バブル)を二
つ折りし、引き取る方法が提案されている。
き取ったロールの外観も不格好なものとなる。更に、得
られるフィルムの耐衝撃強度と言った機械的強度も低下
する問題がある。かかる問題点を解決する手段として、
特公昭55−2180号公報は、環状ダイの中心軸の延
長上に、かつ、環状ダイより押出されてきた溶融管状体
の流れ方向に設置した環状ダイのダイリップの外径と同
じか、それよりも小さい外径を持つ円筒状の溶融管状体
安定体を設置して、この安定体の外周面に溶融管状体
(フィルム)の内面を一旦接触させた後、溶融管状体内
の空気により3〜5の高ブロー比で溶融管状体を膨張さ
せ、ついで、この膨張した筒状フィルム(バブル)を二
つ折りし、引き取る方法が提案されている。
【0005】しかし、この方法では、溶融張力が15g
以下と小さい高密度ポリエチレン樹脂を用いて成形した
場合には、バブルの内面よりのガス圧力により溶融管状
体の膨張開始前の部分が円筒状の安定体の外周面から離
れてしまい、バブルの安定性を増すと言う安定体本来の
機能を果たせなくなる欠点がある。また、特公昭57−
20130号公報には環状ダイのリップ外径よりも大き
い外径を有する円筒状安定体であって、この安定体の外
周面を熱伝導率が10Kcal/mhr℃以下の紙、布
で被覆した安定体を用いるインフレーション成形法が、
更に特公昭59−13964号公報にはダイのリップ外
径に対し1.01〜1.2倍の外径を持つ円筒状安定体
を用いてインフレーション成形する方法が紹介されてい
るがこれらの方法においても溶融張力の小さな高密度ポ
リエチレン樹脂を用いたときは、安定した筒状フィルム
を生産できないことが判明した。
以下と小さい高密度ポリエチレン樹脂を用いて成形した
場合には、バブルの内面よりのガス圧力により溶融管状
体の膨張開始前の部分が円筒状の安定体の外周面から離
れてしまい、バブルの安定性を増すと言う安定体本来の
機能を果たせなくなる欠点がある。また、特公昭57−
20130号公報には環状ダイのリップ外径よりも大き
い外径を有する円筒状安定体であって、この安定体の外
周面を熱伝導率が10Kcal/mhr℃以下の紙、布
で被覆した安定体を用いるインフレーション成形法が、
更に特公昭59−13964号公報にはダイのリップ外
径に対し1.01〜1.2倍の外径を持つ円筒状安定体
を用いてインフレーション成形する方法が紹介されてい
るがこれらの方法においても溶融張力の小さな高密度ポ
リエチレン樹脂を用いたときは、安定した筒状フィルム
を生産できないことが判明した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は溶融張力の小
さな高密度ポリエチレン樹脂を用いても、インフレーシ
ョンフィルムを安定して成形でき、かつ、機械強度の優
れたフィルムを与える成形法の提供を目的とする。
さな高密度ポリエチレン樹脂を用いても、インフレーシ
ョンフィルムを安定して成形でき、かつ、機械強度の優
れたフィルムを与える成形法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、高密度ポリエ
チレン樹脂を環状ダイより連続的に溶融管状に押し出
し、該溶融管状体の内面を前記環状ダイの中心軸の延長
上に、かつ、溶融管状体の流れ方向に設けた円筒状の溶
融管状体安定体の外周面に接触させ、ついで溶融管状体
の内部に導かれた空気により溶融管状体をブロー比3倍
以上に膨張させることによりインフレーションフィルム
を製造する方法において、次の(1)と(2)を満たす
ことを特徴とするインフレーションフィルムの製造方法
を提供する。
チレン樹脂を環状ダイより連続的に溶融管状に押し出
し、該溶融管状体の内面を前記環状ダイの中心軸の延長
上に、かつ、溶融管状体の流れ方向に設けた円筒状の溶
融管状体安定体の外周面に接触させ、ついで溶融管状体
の内部に導かれた空気により溶融管状体をブロー比3倍
以上に膨張させることによりインフレーションフィルム
を製造する方法において、次の(1)と(2)を満たす
ことを特徴とするインフレーションフィルムの製造方法
を提供する。
【0008】(1) 高密度ポリエチレンが、メルトイ
ンデックス(JIS K 6760−81)0.01〜
1.0g/10分、溶融張力が5〜15g、Q値9〜2
0のもの。 (2) 円筒状の溶融管状安定体の外周径(d1 )と、
環状ダイのダイリップの外周径(d0 )の比(d1 /d
0 )が1.3〜2である。
ンデックス(JIS K 6760−81)0.01〜
1.0g/10分、溶融張力が5〜15g、Q値9〜2
0のもの。 (2) 円筒状の溶融管状安定体の外周径(d1 )と、
環状ダイのダイリップの外周径(d0 )の比(d1 /d
0 )が1.3〜2である。
【0009】
【作用】原料の高密度ポリエチレン樹脂として特定のメ
ルトインデックス、Q値のものを用い、かつ、特定寸法
の安定体を用いることにより、溶融張力が小さいもので
も安定してインフレーションフィルムを連続生産するこ
とができる。以下、図面を用いて本発明を説明する。
ルトインデックス、Q値のものを用い、かつ、特定寸法
の安定体を用いることにより、溶融張力が小さいもので
も安定してインフレーションフィルムを連続生産するこ
とができる。以下、図面を用いて本発明を説明する。
【0010】図1はインフレーションフィルム成形機の
部分断面図である。図中、1は環状ダイ、2はダイリッ
プ、3は円筒状溶融管状体安定体、4は外冷リング、5
は円柱丸鋼管、6は貫通孔、7は貫通孔、8は溶融管状
体、9はバブル、10は空気導入、排気用通路であり、
d1 は安定体8の外径、d0 は環状ダイのダイリップ2
の外径である。
部分断面図である。図中、1は環状ダイ、2はダイリッ
プ、3は円筒状溶融管状体安定体、4は外冷リング、5
は円柱丸鋼管、6は貫通孔、7は貫通孔、8は溶融管状
体、9はバブル、10は空気導入、排気用通路であり、
d1 は安定体8の外径、d0 は環状ダイのダイリップ2
の外径である。
【0011】ダイリップ2の外径(d0 )の1.3〜
2.0倍の外径を有する円筒状の安定体3は、環状ダイ
1の中心軸と同じくする円柱丸鋼管5により溶融管状体
8の流れ方向に設置されている。押出機(図示していな
い)により溶融、混練された高密度ポリエチレン樹脂
は、環状ダイ1に導かれ、環状のダイリップ2のスリッ
ト(樹脂通路)より溶融管状体8となって押し出され、
安定体3の外周にその内面を接しさせながら引きとら
れ、ついで通路10より導入された空気によりブロー比
が3倍以上、好ましくは3〜6倍となるように膨張さ
れ、バブルとなり、ついで図示されていない案内板で二
つ折りされ、ガイドロール等に引き取られ、巻取機に装
着された紙管に巻き取られる。用途によっては巻き取る
前にスリッターで機械方向(フィルムの流れ方向)に複
数枚にカットされることもある。
2.0倍の外径を有する円筒状の安定体3は、環状ダイ
1の中心軸と同じくする円柱丸鋼管5により溶融管状体
8の流れ方向に設置されている。押出機(図示していな
い)により溶融、混練された高密度ポリエチレン樹脂
は、環状ダイ1に導かれ、環状のダイリップ2のスリッ
ト(樹脂通路)より溶融管状体8となって押し出され、
安定体3の外周にその内面を接しさせながら引きとら
れ、ついで通路10より導入された空気によりブロー比
が3倍以上、好ましくは3〜6倍となるように膨張さ
れ、バブルとなり、ついで図示されていない案内板で二
つ折りされ、ガイドロール等に引き取られ、巻取機に装
着された紙管に巻き取られる。用途によっては巻き取る
前にスリッターで機械方向(フィルムの流れ方向)に複
数枚にカットされることもある。
【0012】冷却リング4は、溶融管状体8の表面に空
気を環状スリット4aより吹きつけ、溶融管状体8の表
面温度を下げ、溶融管状体が適当な高さで膨張するよう
に冷却するためと、溶融管状体8の起立を補助する。円
筒状の安定体3の外径は、ダイ1のダイリップ2外側口
径に対し、1.3〜2.0倍の径である円筒形状のバブ
ル安定体であっても良いし、又、逆円錐台形状であって
も良い。この逆円錐台形状であっては下端部外径がダイ
リップ外側口径に対し、1.3〜2.0倍の外径をも
ち、上端部外径は下端部外径の1.1〜1.3倍の径を
もつ形状が適当である。又、その長さはダイリップ2外
側口径の1.5〜3倍が好ましく、その安定体3外周表
面へは溶融管状樹脂との摩擦抵抗を少なくする上で耐熱
性フェルト布での被覆やテフロン系樹脂のコーティング
加工、表面粗面化加工したものが好ましく、安定体3自
体の材質は取り扱う上での使い易さよりアルミ中空製や
木材加工製が良い。
気を環状スリット4aより吹きつけ、溶融管状体8の表
面温度を下げ、溶融管状体が適当な高さで膨張するよう
に冷却するためと、溶融管状体8の起立を補助する。円
筒状の安定体3の外径は、ダイ1のダイリップ2外側口
径に対し、1.3〜2.0倍の径である円筒形状のバブ
ル安定体であっても良いし、又、逆円錐台形状であって
も良い。この逆円錐台形状であっては下端部外径がダイ
リップ外側口径に対し、1.3〜2.0倍の外径をも
ち、上端部外径は下端部外径の1.1〜1.3倍の径を
もつ形状が適当である。又、その長さはダイリップ2外
側口径の1.5〜3倍が好ましく、その安定体3外周表
面へは溶融管状樹脂との摩擦抵抗を少なくする上で耐熱
性フェルト布での被覆やテフロン系樹脂のコーティング
加工、表面粗面化加工したものが好ましく、安定体3自
体の材質は取り扱う上での使い易さよりアルミ中空製や
木材加工製が良い。
【0013】又、この安定体3はダイ1の中心軸を同心
する様に取り付けた円柱丸鋼管に取り付けられ、上下移
動調整可能なものであり、ダイ面よりの設置高さは高密
度ポリエチレン樹脂の溶融特性見合いで適時調整される
ものである。安定体3の長さ方向の中央部付近の位置で
の溶融管状体の内面が接触する様に設置するのが望まし
く、特に溶融管状体の内面が接触する高さとフィルム折
径に近似した幅とが等しい長さに安定体3の長さ方向の
中央部がくる様に設置することが好ましい。
する様に取り付けた円柱丸鋼管に取り付けられ、上下移
動調整可能なものであり、ダイ面よりの設置高さは高密
度ポリエチレン樹脂の溶融特性見合いで適時調整される
ものである。安定体3の長さ方向の中央部付近の位置で
の溶融管状体の内面が接触する様に設置するのが望まし
く、特に溶融管状体の内面が接触する高さとフィルム折
径に近似した幅とが等しい長さに安定体3の長さ方向の
中央部がくる様に設置することが好ましい。
【0014】高密度ポリエチレン 本発明で用いる高密度ポリエチレンはメルトインデック
ス(測定温度190℃、荷重2.16kg)が0.01
〜1.0g/10分、好ましくは0.01〜0.2g/
10分、溶融張力(以下MTと称す)5〜15g、好ま
しくは10〜15g、Q値(重量 平均分子量/数平均
分子量)が9〜20、好ましくは10〜15、密度が
0.945〜0.970g/cm3 のものである。
ス(測定温度190℃、荷重2.16kg)が0.01
〜1.0g/10分、好ましくは0.01〜0.2g/
10分、溶融張力(以下MTと称す)5〜15g、好ま
しくは10〜15g、Q値(重量 平均分子量/数平均
分子量)が9〜20、好ましくは10〜15、密度が
0.945〜0.970g/cm3 のものである。
【0015】ここで言うMTとは、東洋精機(株)製
キャピログラフ1B(商品名)を用い、測定温度190
℃、ノズルの内径が2.1mmφ、長さ8mmの測定ノ
ズルを使用し、押出速度10mm/分、溶融ストランド
の引取速度4m/分の条件下での引取張力gを表した値
である。高密度ポリエチレン樹脂のメルトインデックス
が0.01g/10分未満のものは筒状フィルム押出し
成形性、フィルム引き取り速度、生産性に問題があり、
1g/10分以上のものはフィルムの強度に問題があ
る。又、MTが5g未満の高密度ポリエチレン樹脂はフ
ィルムの生産安定性に欠け、フィルム強度に問題があ
り、MTが15gを越えるものは溶融管状体が冷却によ
り収縮し、安定体下端部にひっかかり、フィルム成形性
に問題を生ずる。
キャピログラフ1B(商品名)を用い、測定温度190
℃、ノズルの内径が2.1mmφ、長さ8mmの測定ノ
ズルを使用し、押出速度10mm/分、溶融ストランド
の引取速度4m/分の条件下での引取張力gを表した値
である。高密度ポリエチレン樹脂のメルトインデックス
が0.01g/10分未満のものは筒状フィルム押出し
成形性、フィルム引き取り速度、生産性に問題があり、
1g/10分以上のものはフィルムの強度に問題があ
る。又、MTが5g未満の高密度ポリエチレン樹脂はフ
ィルムの生産安定性に欠け、フィルム強度に問題があ
り、MTが15gを越えるものは溶融管状体が冷却によ
り収縮し、安定体下端部にひっかかり、フィルム成形性
に問題を生ずる。
【0016】高密度ポリエチレン樹脂のQ値が9未満で
はフィルムの生産性スピードに問題があり、20を越え
てはフィルム強度が低い。高密度ポリエチレン樹脂の管
状体の押出温度は190〜230℃であり、ブロー比は
3〜6倍、フィルムの引取方向延伸倍率は4〜70%、
引取スピードは20〜200m/分が好ましい。
はフィルムの生産性スピードに問題があり、20を越え
てはフィルム強度が低い。高密度ポリエチレン樹脂の管
状体の押出温度は190〜230℃であり、ブロー比は
3〜6倍、フィルムの引取方向延伸倍率は4〜70%、
引取スピードは20〜200m/分が好ましい。
【0017】
【実施例】以下実施例比較例について説明する。 <実施例1>ダイリップの外径が75mmφ、リップク
リアランス1.2mmの環状ダイを50mmφの口径の
押出機に取付け、環状ダイの中心軸と同心とし、且つ垂
直に25mmφ径、長さ700mmの円柱丸鋼管をダイ
に取り付けた。
リアランス1.2mmの環状ダイを50mmφの口径の
押出機に取付け、環状ダイの中心軸と同心とし、且つ垂
直に25mmφ径、長さ700mmの円柱丸鋼管をダイ
に取り付けた。
【0018】この円柱丸鋼管には下端から上端にわたっ
て軸心部に開口した貫通孔が設けられており、更に、下
端部より高さ15mmの所に軸棒円周方向4ヶ所に2m
mφの貫通孔が設けてある。更にこの円柱丸鋼管にダイ
リップに対する外側口径比が1.34倍、径97.5m
mφ、長さ185mmのアルミ製円筒状の安定体〔外周
表面に耐熱フェルト布(2mm厚さ)のもので被覆〕を
ダイ面より安定体下端までの距離を350mmとなる位
置に取り付けた。
て軸心部に開口した貫通孔が設けられており、更に、下
端部より高さ15mmの所に軸棒円周方向4ヶ所に2m
mφの貫通孔が設けてある。更にこの円柱丸鋼管にダイ
リップに対する外側口径比が1.34倍、径97.5m
mφ、長さ185mmのアルミ製円筒状の安定体〔外周
表面に耐熱フェルト布(2mm厚さ)のもので被覆〕を
ダイ面より安定体下端までの距離を350mmとなる位
置に取り付けた。
【0019】上記安定体を取り付けた装置を用意した
後、メルトインデックス0.07g/10分、密度0.
950g/cm3 、MT 13g、Q値16の高密度ポ
リエチレン樹脂をダイ温度190℃、押出速度33kg
/時、引取速度21m/分、フィルム厚さ30μm、ブ
ロー比4(フィルム折径470mm幅)の条件にて空冷
リングで冷却しながら成形したところ、溶融管状体が約
460mm高さの所で安定体に接触し、その後安定にブ
ローアップした。この際、バブルの揺れもなく、又、フ
ィルムのしわがなく、厚みムラ、折径変動小さく、フィ
ルムの安定生産が可能であった。得られたフィルムの外
観、肉厚分布、折径変動、衝撃強度を表1に示す。
後、メルトインデックス0.07g/10分、密度0.
950g/cm3 、MT 13g、Q値16の高密度ポ
リエチレン樹脂をダイ温度190℃、押出速度33kg
/時、引取速度21m/分、フィルム厚さ30μm、ブ
ロー比4(フィルム折径470mm幅)の条件にて空冷
リングで冷却しながら成形したところ、溶融管状体が約
460mm高さの所で安定体に接触し、その後安定にブ
ローアップした。この際、バブルの揺れもなく、又、フ
ィルムのしわがなく、厚みムラ、折径変動小さく、フィ
ルムの安定生産が可能であった。得られたフィルムの外
観、肉厚分布、折径変動、衝撃強度を表1に示す。
【0020】<実施例2>安定体を、ダイリップの外側
口径に対する安定体の外径比1.5倍、径112.5m
mφ、長さ185mmのアルミ製安定体に変更し、メル
トインデックス0.17g/10分、密度0.946g
/cm3 、MT 7g、Q値17の高密度ポリエチレン
樹脂を用いて実施例1の加工条件にて成形したところ、
バブルの揺れもなく、フィルムのしわがなく、厚みム
ラ、折径変動が小さく、フィルムの安定生産が可能であ
った。
口径に対する安定体の外径比1.5倍、径112.5m
mφ、長さ185mmのアルミ製安定体に変更し、メル
トインデックス0.17g/10分、密度0.946g
/cm3 、MT 7g、Q値17の高密度ポリエチレン
樹脂を用いて実施例1の加工条件にて成形したところ、
バブルの揺れもなく、フィルムのしわがなく、厚みム
ラ、折径変動が小さく、フィルムの安定生産が可能であ
った。
【0021】<比較例1>実施例1に用いた安定体にて
メルトインデックス0.03g/10分、密度0.95
0g/cm3 、MT 17g、Q値が17の高密度ポリ
エチレン樹脂を用いて実施例1と同じ加工条件にて成形
したところ、安定体下端部に溶融管状体がひっかかり、
フィルム成形が不能であった。
メルトインデックス0.03g/10分、密度0.95
0g/cm3 、MT 17g、Q値が17の高密度ポリ
エチレン樹脂を用いて実施例1と同じ加工条件にて成形
したところ、安定体下端部に溶融管状体がひっかかり、
フィルム成形が不能であった。
【0022】<比較例2>安定体として、ダイリップ外
側口径に対する安定体の外径の比が0.93倍、径70
mmφ、長さ185mmの安定体を用い、実施例1に用
いた高密度ポリエチレン樹脂で実施例1と同じ加工条件
にて成形したところ、溶融管状体の膨張開始前の部分が
円筒状安定体の外周面から離れ、バブルの揺れが発生
し、フィルムのしわ、厚みムラが発生し、折径変動も発
生し、フィルム成形の不安定なものであった。
側口径に対する安定体の外径の比が0.93倍、径70
mmφ、長さ185mmの安定体を用い、実施例1に用
いた高密度ポリエチレン樹脂で実施例1と同じ加工条件
にて成形したところ、溶融管状体の膨張開始前の部分が
円筒状安定体の外周面から離れ、バブルの揺れが発生
し、フィルムのしわ、厚みムラが発生し、折径変動も発
生し、フィルム成形の不安定なものであった。
【0023】<比較例3>安定体として、ダイリップ外
側口径に対する安定体の外径の比が1.8倍、径135
mmφ、長さ185mmの安定体を用い、メルトインデ
ックスが0.5g/10分、溶融張力が9g、Q値が7
の高密度ポリエチレン樹脂を用い、実施例1と同一の加
工条件にて成形したところ、フィルムは安定して生産で
きたが、得られるフィルムの衝撃強度が小さく、実用性
が低いものであった。
側口径に対する安定体の外径の比が1.8倍、径135
mmφ、長さ185mmの安定体を用い、メルトインデ
ックスが0.5g/10分、溶融張力が9g、Q値が7
の高密度ポリエチレン樹脂を用い、実施例1と同一の加
工条件にて成形したところ、フィルムは安定して生産で
きたが、得られるフィルムの衝撃強度が小さく、実用性
が低いものであった。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の製造法によると溶融張力の小さ
な高密度ポリエチレン樹脂を用いて成形した場合でも溶
融管状体の安定化が計れ、高速でフィルム生産可能であ
る。
な高密度ポリエチレン樹脂を用いて成形した場合でも溶
融管状体の安定化が計れ、高速でフィルム生産可能であ
る。
【図1】本発明のインフレーションフィルム製造装置の
部分断面図である。
部分断面図である。
1 環状ダイ 2 ダイリップ 3 円筒状安定体 4 外冷リング 5 円柱丸鋼管 6 貫通孔 7 貫通孔 8 溶融管状体 9 バブル 10 空気導入、排気通路
Claims (1)
- 【請求項1】 高密度ポリエチレン樹脂を環状ダイより
連続的に溶融管状に押し出し、該溶融管状体の内面を前
記環状ダイの中心軸の延長上に、かつ、溶融管状体の流
れ方向に設けた円筒状の溶融管状体安定体の外周面に接
触させ、ついで溶融管状体の内部に導かれた空気により
溶融管状体をブロー比3倍以上に膨張させることにより
インフレーションフィルムを製造する方法において、次
の(1)と(2)を満たすことを特徴とするインフレー
ションフィルムの製造方法。 (1) 高密度ポリエチレンが、メルトインデックス
(JIS K 6760−81)0.01〜1.0g/
10分、溶融張力が5〜15g、Q値9〜20のもの。 (2) 円筒状の溶融管状安定体の外周径(d1 )と、
環状ダイのダイリップの外周径(d0 )の比(d1 /d
0 )が1.3〜2である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4106505A JPH05301285A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 高密度ポリエチレン樹脂製インフレーションフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4106505A JPH05301285A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 高密度ポリエチレン樹脂製インフレーションフィルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301285A true JPH05301285A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14435291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4106505A Pending JPH05301285A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 高密度ポリエチレン樹脂製インフレーションフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301285A (ja) |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP4106505A patent/JPH05301285A/ja active Pending
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