JPH05307741A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05307741A JPH05307741A JP13778092A JP13778092A JPH05307741A JP H05307741 A JPH05307741 A JP H05307741A JP 13778092 A JP13778092 A JP 13778092A JP 13778092 A JP13778092 A JP 13778092A JP H05307741 A JPH05307741 A JP H05307741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- ferromagnetic metal
- metal powder
- recording medium
- specific surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性粉末として用いられる強磁性金属粉末の
耐酸化性の向上を図り、磁気記録媒体の耐候性を改善す
る。 【構成】 非磁性支持体上に強磁性金属粉末と結合剤と
からなる磁性塗料が塗布されることによって磁性層が設
けられる。この時、上記強磁性金属粉末として、飽和磁
化σS が110Am2 /kg以上であり、且つ飽和磁化
に対する比表面積比SSA/σS が400/A以下であ
るものを使用する。また、上記強磁性金属粉末として
は、保磁力HC が111.4×103 A/m2 以上であ
り、且つ比表面積に対する保磁力比HC /SSAが2.
47Akg/m3 以上であるものを使用しても良好な結
果が得られる。
耐酸化性の向上を図り、磁気記録媒体の耐候性を改善す
る。 【構成】 非磁性支持体上に強磁性金属粉末と結合剤と
からなる磁性塗料が塗布されることによって磁性層が設
けられる。この時、上記強磁性金属粉末として、飽和磁
化σS が110Am2 /kg以上であり、且つ飽和磁化
に対する比表面積比SSA/σS が400/A以下であ
るものを使用する。また、上記強磁性金属粉末として
は、保磁力HC が111.4×103 A/m2 以上であ
り、且つ比表面積に対する保磁力比HC /SSAが2.
47Akg/m3 以上であるものを使用しても良好な結
果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性粉末として強磁性
金属粉末を用いた塗布型の磁気記録媒体に関し、特に耐
候性に優れた磁気記録媒体に関する。
金属粉末を用いた塗布型の磁気記録媒体に関し、特に耐
候性に優れた磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塗布型の磁気テープや磁気ディス
ク等の磁気記録媒体においては、小型化や長時間化等を
図るために、より一層の高記録密度化が要求されてい
る。この高記録密度化に伴い、磁性層を構成する磁性粉
末として従来より使用されている酸化物系から金属・合
金系の強磁性金属粉末が主流になりつつあり、同時にそ
の微細化が活発に進められている。このように微細化さ
れた強磁性金属粉末を用いることにより、高記録密度化
や高周波帯域における優れた電磁変換特性を達成するこ
とができる。
ク等の磁気記録媒体においては、小型化や長時間化等を
図るために、より一層の高記録密度化が要求されてい
る。この高記録密度化に伴い、磁性層を構成する磁性粉
末として従来より使用されている酸化物系から金属・合
金系の強磁性金属粉末が主流になりつつあり、同時にそ
の微細化が活発に進められている。このように微細化さ
れた強磁性金属粉末を用いることにより、高記録密度化
や高周波帯域における優れた電磁変換特性を達成するこ
とができる。
【0003】ところが、この強磁性金属粉末は、本質的
に錆易く、また酸化されやすい特性を有しており、この
ような性質は磁性粉末の微細化が進められるに従って、
ますます強くなる傾向にある。このため、この強磁性金
属粉末を磁気記録媒体の磁性粉末として用いる場合に
は、強磁性金属粉末の保存中、或いは結合剤や有機溶剤
等との組合せによる塗料化の工程中、更にはポリエステ
ルフィルムなどの非磁性支持体上に塗布してシート化し
た後、所定の雰囲気や温度、湿度等の条件下での保管中
に、主として酸素やある種のガス及び水分等の影響によ
る酸化が進行して、飽和磁化や保磁力等の磁気特性が劣
化するという問題が起こる。更に、このような現象は、
磁気記録媒体の残留磁束密度の低下をもたらし、結果と
して出力特性が劣化してしまう。
に錆易く、また酸化されやすい特性を有しており、この
ような性質は磁性粉末の微細化が進められるに従って、
ますます強くなる傾向にある。このため、この強磁性金
属粉末を磁気記録媒体の磁性粉末として用いる場合に
は、強磁性金属粉末の保存中、或いは結合剤や有機溶剤
等との組合せによる塗料化の工程中、更にはポリエステ
ルフィルムなどの非磁性支持体上に塗布してシート化し
た後、所定の雰囲気や温度、湿度等の条件下での保管中
に、主として酸素やある種のガス及び水分等の影響によ
る酸化が進行して、飽和磁化や保磁力等の磁気特性が劣
化するという問題が起こる。更に、このような現象は、
磁気記録媒体の残留磁束密度の低下をもたらし、結果と
して出力特性が劣化してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はこの
ような実情に鑑みて提案されたものであって、磁性粉末
として用いられる強磁性金属粉末の耐酸化性の向上を図
り、耐候性に優れた磁気記録媒体を提供することを目的
とする。
ような実情に鑑みて提案されたものであって、磁性粉末
として用いられる強磁性金属粉末の耐酸化性の向上を図
り、耐候性に優れた磁気記録媒体を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成せんものと鋭意研究の結果、強磁性金属粉末の
比表面積SSA及び比表面積SSAと飽和磁化σS の比
の範囲、或いは保磁力HC 及び保磁力HC と飽和磁化σ
S の比の範囲を規定することによって強磁性金属粉末の
耐酸化性が改善され、この強磁性金属粉末を磁性粉末と
して用いることによって磁気記録媒体の耐候性が向上す
ることを見出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
的を達成せんものと鋭意研究の結果、強磁性金属粉末の
比表面積SSA及び比表面積SSAと飽和磁化σS の比
の範囲、或いは保磁力HC 及び保磁力HC と飽和磁化σ
S の比の範囲を規定することによって強磁性金属粉末の
耐酸化性が改善され、この強磁性金属粉末を磁性粉末と
して用いることによって磁気記録媒体の耐候性が向上す
ることを見出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
【0006】即ち、本発明は、非磁性支持体上に強磁性
金属粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成されてな
る磁気記録媒体において、上記強磁性金属粉末の飽和磁
化σS が110Am2 /kg以上であり、且つ飽和磁化
に対する比表面積比SSA/σS が400/A以下であ
ることを特徴とするものである。また、本発明は、非磁
性支持体上に強磁性金属粉末と結合剤とを主体とする磁
性層が形成されてなる磁気記録媒体において、上記強磁
性金属粉末の保磁力HCが111.4×103 A/m以
上であり、且つ比表面積に対する保磁力比HC /SSA
が2.47Akg/m3 以上であることを特徴とするも
のである。
金属粉末と結合剤とを主体とする磁性層が形成されてな
る磁気記録媒体において、上記強磁性金属粉末の飽和磁
化σS が110Am2 /kg以上であり、且つ飽和磁化
に対する比表面積比SSA/σS が400/A以下であ
ることを特徴とするものである。また、本発明は、非磁
性支持体上に強磁性金属粉末と結合剤とを主体とする磁
性層が形成されてなる磁気記録媒体において、上記強磁
性金属粉末の保磁力HCが111.4×103 A/m以
上であり、且つ比表面積に対する保磁力比HC /SSA
が2.47Akg/m3 以上であることを特徴とするも
のである。
【0007】図1は、上記飽和磁化に対する比表面積比
SSA/σS の異なる強磁性金属粉末を磁性粉末として
用いた磁気記録媒体を湿度90%、温度65℃の環境下
で1週間放置した後の初期値に対する磁束密度Φm の劣
化率ΔΦm と上記飽和磁化に対する比表面積比SSA/
σS の関係を示すものである。図1より明らかなよう
に、強磁性金属粉末の飽和磁化に対する比表面積比SS
A/σS が400/A以下である場合、磁束密度Φm の
劣化率ΔΦm は、10%以下と非常に小さく、良好な耐
候性が得られるのに対して、上記飽和磁化に対する比表
面積比SSA/σS が400/Aを越える範囲では、磁
束密度Φm の著しい劣化が見られる。従って、上記飽和
磁化に対する比表面積比SSA/σS の範囲は、400
/A(0.4m2 /emu)以下に限定される。この範
囲から外れると、十分な耐候性は得られない。
SSA/σS の異なる強磁性金属粉末を磁性粉末として
用いた磁気記録媒体を湿度90%、温度65℃の環境下
で1週間放置した後の初期値に対する磁束密度Φm の劣
化率ΔΦm と上記飽和磁化に対する比表面積比SSA/
σS の関係を示すものである。図1より明らかなよう
に、強磁性金属粉末の飽和磁化に対する比表面積比SS
A/σS が400/A以下である場合、磁束密度Φm の
劣化率ΔΦm は、10%以下と非常に小さく、良好な耐
候性が得られるのに対して、上記飽和磁化に対する比表
面積比SSA/σS が400/Aを越える範囲では、磁
束密度Φm の著しい劣化が見られる。従って、上記飽和
磁化に対する比表面積比SSA/σS の範囲は、400
/A(0.4m2 /emu)以下に限定される。この範
囲から外れると、十分な耐候性は得られない。
【0008】一方、図2は、上記飽和磁化σS の異なる
強磁性金属粉末が使用された磁気記録媒体により記録再
生を行った場合の飽和磁化σS と再生出力特性の関係を
示すものである。図2より、使用した強磁性金属粉末の
飽和磁化σS が110Am2 /kg以上である場合に
は、高再生出力が得られるのに対して、この範囲を外れ
ると、急激に再生出力が低下する。従って、上記飽和磁
化σS は、110Am2 /kg(110emu/g)以
上とする必要があり、110Am2 /kgより小さくな
ると、良好な再生出力特性が得られない。
強磁性金属粉末が使用された磁気記録媒体により記録再
生を行った場合の飽和磁化σS と再生出力特性の関係を
示すものである。図2より、使用した強磁性金属粉末の
飽和磁化σS が110Am2 /kg以上である場合に
は、高再生出力が得られるのに対して、この範囲を外れ
ると、急激に再生出力が低下する。従って、上記飽和磁
化σS は、110Am2 /kg(110emu/g)以
上とする必要があり、110Am2 /kgより小さくな
ると、良好な再生出力特性が得られない。
【0009】以上のように、耐酸化性を有し、且つ磁気
記録媒体としてふさわしい磁気特性を有する強磁性金属
粉末の条件としては、飽和磁化に対する比表面積比SS
A/σS を限定すると同時に、飽和磁化σS の限定も必
要となる。このような条件を満足する強磁性金属粉末を
磁性粉末として用いることにより、耐候性に優れ、且0
00000変換特性を有する磁気記録媒体が得られる。
記録媒体としてふさわしい磁気特性を有する強磁性金属
粉末の条件としては、飽和磁化に対する比表面積比SS
A/σS を限定すると同時に、飽和磁化σS の限定も必
要となる。このような条件を満足する強磁性金属粉末を
磁性粉末として用いることにより、耐候性に優れ、且0
00000変換特性を有する磁気記録媒体が得られる。
【0010】また、図3は、上記比表面積に対する保磁
力比HC /SSAの異なる強磁性金属粉末を磁性粉末と
して用いた磁気記録媒体を湿度90%、温度65℃の環
境下で1週間放置した後の初期値に対する磁束密度Φm
の劣化率ΔΦm と上記磁束密度に対する比表面積比SS
A/σS の関係を示すものである。図3より明らかなよ
うに、強磁性金属粉末の比表面積に対する保磁力比HC
/SSAが2.47Akg/m3 以上である場合、磁束
密度Φm の劣化率ΔΦm は、10%以下に抑えられ、良
好な耐候性が得られるが、2.47Akg/m3 より低
くなると、磁束密度Φm の劣化が顕著となる。従って、
比表面積に対する保磁力比HC /SSAの範囲は、2.
47Akg/m3 (31Oe・g/m2 )以上と限定す
べきであり、この範囲を下回る場合では、十分な耐候性
が得られない。
力比HC /SSAの異なる強磁性金属粉末を磁性粉末と
して用いた磁気記録媒体を湿度90%、温度65℃の環
境下で1週間放置した後の初期値に対する磁束密度Φm
の劣化率ΔΦm と上記磁束密度に対する比表面積比SS
A/σS の関係を示すものである。図3より明らかなよ
うに、強磁性金属粉末の比表面積に対する保磁力比HC
/SSAが2.47Akg/m3 以上である場合、磁束
密度Φm の劣化率ΔΦm は、10%以下に抑えられ、良
好な耐候性が得られるが、2.47Akg/m3 より低
くなると、磁束密度Φm の劣化が顕著となる。従って、
比表面積に対する保磁力比HC /SSAの範囲は、2.
47Akg/m3 (31Oe・g/m2 )以上と限定す
べきであり、この範囲を下回る場合では、十分な耐候性
が得られない。
【0011】一方、図4は、上記保磁力HC の異なる強
磁性金属粉末が使用された磁気記録媒体により記録再生
を行った場合の保磁力HC と再生出力特性の関係を示す
ものである。図4より、使用した強磁性金属粉末の保磁
力HC が111.4×103 A/m以上である場合に
は、高再生出力が得られるのに対して、この範囲を外れ
ると、十分な再生出力を得ることができなくなる。従っ
て、上記保磁力HC は、111.4×103 A/m(1
400Oe)以上とする必要があり、111.4×10
3 A/mより小さい場合では、良好な再生出力特性を得
ることができない。
磁性金属粉末が使用された磁気記録媒体により記録再生
を行った場合の保磁力HC と再生出力特性の関係を示す
ものである。図4より、使用した強磁性金属粉末の保磁
力HC が111.4×103 A/m以上である場合に
は、高再生出力が得られるのに対して、この範囲を外れ
ると、十分な再生出力を得ることができなくなる。従っ
て、上記保磁力HC は、111.4×103 A/m(1
400Oe)以上とする必要があり、111.4×10
3 A/mより小さい場合では、良好な再生出力特性を得
ることができない。
【0012】以上のように、耐酸化性を有し、且つ磁気
記録媒体としてふさわしい磁気特性を有する強磁性金属
粉末の条件としては、比表面積に対する保磁力比HC /
SSAを限定すると同時に、保磁力HC の限定も必要と
なる。このような条件を満足する強磁性金属粉末を磁性
粉末として用いることにより、耐候性に優れ、且つ良好
な電磁変換特性を有する磁気記録媒体が得られる。
記録媒体としてふさわしい磁気特性を有する強磁性金属
粉末の条件としては、比表面積に対する保磁力比HC /
SSAを限定すると同時に、保磁力HC の限定も必要と
なる。このような条件を満足する強磁性金属粉末を磁性
粉末として用いることにより、耐候性に優れ、且つ良好
な電磁変換特性を有する磁気記録媒体が得られる。
【0013】上記強磁性金属粉末としては、Fe、C
o、Ni等の強磁性金属材料や、Fe−Co、Fe−N
i、Fe−Co−Ni、Co−Ni、Fe−Mn−Z
n、Fe−Ni−Zn、Fe−Co−Ni−Cr、Fe
−Co−Ni−P、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr
−B、Fe−Co−V等のFe、Co、Niを主成分と
する各種強磁性合金材料からなる強磁性金属粉末が使用
可能とされ、更にこれらの種々の特性を改善する目的で
Al、Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Zn、Mg、P
等の元素が添加されたものであっても良い。
o、Ni等の強磁性金属材料や、Fe−Co、Fe−N
i、Fe−Co−Ni、Co−Ni、Fe−Mn−Z
n、Fe−Ni−Zn、Fe−Co−Ni−Cr、Fe
−Co−Ni−P、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr
−B、Fe−Co−V等のFe、Co、Niを主成分と
する各種強磁性合金材料からなる強磁性金属粉末が使用
可能とされ、更にこれらの種々の特性を改善する目的で
Al、Si、Ti、Cr、Mn、Cu、Zn、Mg、P
等の元素が添加されたものであっても良い。
【0014】本発明においては、上記強磁性金属粉末を
結合剤や有機溶剤、各種添加剤等とともに混練して塗料
塗料を調製し、この磁性塗料を非磁性支持体上に塗布、
乾燥することにより磁性層が形成される。なお、上記結
合剤や有機溶剤、各種添加剤としては、通常の磁気記録
媒体に用いられるものがいずれも使用可能である。
結合剤や有機溶剤、各種添加剤等とともに混練して塗料
塗料を調製し、この磁性塗料を非磁性支持体上に塗布、
乾燥することにより磁性層が形成される。なお、上記結
合剤や有機溶剤、各種添加剤としては、通常の磁気記録
媒体に用いられるものがいずれも使用可能である。
【0015】また、本発明においては、耐候性の向上を
更に強化する目的で、上記強磁性金属粉末に対して、例
えば鉄に比べて優れた耐酸化性を示すCo,Ni等の合
金化やAl及び/又はSi等の軽金属酸化物表面層の形
成、或いは低分子有機物による表面処理等、従来公知と
される技術を併用しても何ら不都合は生じない。この場
合、シランカップリング剤により上記強磁性金属粉末の
表面を被覆する方法が好適である。
更に強化する目的で、上記強磁性金属粉末に対して、例
えば鉄に比べて優れた耐酸化性を示すCo,Ni等の合
金化やAl及び/又はSi等の軽金属酸化物表面層の形
成、或いは低分子有機物による表面処理等、従来公知と
される技術を併用しても何ら不都合は生じない。この場
合、シランカップリング剤により上記強磁性金属粉末の
表面を被覆する方法が好適である。
【0016】
【作用】磁性粉末として使用される強磁性金属粉末の飽
和磁化σS を110Am2 /kg以上、或いは保磁力H
C を111.4×103 A/m以上とすることにより、
良好な磁気特性が得られる。また、上記強磁性金属粉末
の飽和磁化に対する比表面積比SSA/σS を400/
A以下、或いは比表面積に対する保磁力比HC /SSA
を2.47Akg/m3 以上とすることにより、上記強
磁性金属粉末の比表面積が小さくなり、外気との反応面
積が減少するので、飽和磁化等の磁気特性の経時的劣化
が抑えられる。
和磁化σS を110Am2 /kg以上、或いは保磁力H
C を111.4×103 A/m以上とすることにより、
良好な磁気特性が得られる。また、上記強磁性金属粉末
の飽和磁化に対する比表面積比SSA/σS を400/
A以下、或いは比表面積に対する保磁力比HC /SSA
を2.47Akg/m3 以上とすることにより、上記強
磁性金属粉末の比表面積が小さくなり、外気との反応面
積が減少するので、飽和磁化等の磁気特性の経時的劣化
が抑えられる。
【0017】従って、上記強磁性金属粉末の飽和磁化σ
S 及び飽和磁化に対する比表面積比SSA/σS 、また
上記強磁性金属粉末の保磁力HC 及び比表面積に対する
保磁力比HC /SSAを限定すれば、耐酸化性を有し、
且つ磁気記録媒体としてふさわしい磁気特性を有する強
磁性金属粉末が得られる。ここで、磁気記録媒体の耐候
性を向上させつつ、良好な電磁変換特性を得るために
は、用いられる磁性粉末に対して、耐酸化性及び高再生
出力特性が要求される。従って、上述のような強磁性金
属粉末を磁性粉末として使用すれば、耐候性、電磁変換
特性の両者に優れた磁気記録媒体を得ることができる。
S 及び飽和磁化に対する比表面積比SSA/σS 、また
上記強磁性金属粉末の保磁力HC 及び比表面積に対する
保磁力比HC /SSAを限定すれば、耐酸化性を有し、
且つ磁気記録媒体としてふさわしい磁気特性を有する強
磁性金属粉末が得られる。ここで、磁気記録媒体の耐候
性を向上させつつ、良好な電磁変換特性を得るために
は、用いられる磁性粉末に対して、耐酸化性及び高再生
出力特性が要求される。従って、上述のような強磁性金
属粉末を磁性粉末として使用すれば、耐候性、電磁変換
特性の両者に優れた磁気記録媒体を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例により説明す
るが、本発明がこの実施例に限定されるものでないこと
は言うまでもない。実施例1 本実施例は、下記の表1に示すように飽和磁化に対する
比表面積比SSA/σS が324/Aである強磁性金属
粉末Aを磁性粉末として用いた例である。
るが、本発明がこの実施例に限定されるものでないこと
は言うまでもない。実施例1 本実施例は、下記の表1に示すように飽和磁化に対する
比表面積比SSA/σS が324/Aである強磁性金属
粉末Aを磁性粉末として用いた例である。
【0019】
【表1】
【0020】先ず、上記強磁性金属粉末Aを用い、以下
の組成に従って磁性塗料を調製した。 磁性塗料の組成 強磁性金属粉末A 100重量部 塩化ビニル系共重合体 6重量部 ポリエステルポリウレタン 14重量部 アルミナ粉末 10重量部 ステアリン酸エステル 1重量部 ミリスチン酸 1重量部 イソシアネート系硬化剤 4重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 50重量部
の組成に従って磁性塗料を調製した。 磁性塗料の組成 強磁性金属粉末A 100重量部 塩化ビニル系共重合体 6重量部 ポリエステルポリウレタン 14重量部 アルミナ粉末 10重量部 ステアリン酸エステル 1重量部 ミリスチン酸 1重量部 イソシアネート系硬化剤 4重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 50重量部
【0021】上記組成の材料をサンドミルにより分散混
合して塗料とした後、この磁性塗料を7μm厚のベース
フィルム上に塗布した。続いて、これを乾燥し、カレン
ダー処理及び硬化処理してバックコート層を塗布形成し
て磁気テープを作製した。そして、得られた磁気テープ
の磁束密度Φm を測定した後、湿度90%、温度65℃
の環境下で1週間放置し、再び磁束密度Φm を測定し
て、初期値からの劣化率ΔΦm を調べた。この結果を上
記表1に併せて記す。
合して塗料とした後、この磁性塗料を7μm厚のベース
フィルム上に塗布した。続いて、これを乾燥し、カレン
ダー処理及び硬化処理してバックコート層を塗布形成し
て磁気テープを作製した。そして、得られた磁気テープ
の磁束密度Φm を測定した後、湿度90%、温度65℃
の環境下で1週間放置し、再び磁束密度Φm を測定し
て、初期値からの劣化率ΔΦm を調べた。この結果を上
記表1に併せて記す。
【0022】表1に示すように、1週間放置後の磁束密
度Φm の劣化率ΔΦm は、僅か6.2%に止まってお
り、極めて良好な耐候性を示すことが判った。
度Φm の劣化率ΔΦm は、僅か6.2%に止まってお
り、極めて良好な耐候性を示すことが判った。
【0023】実施例2〜5 上記実施例1で磁性粉末として使用した強磁性金属粉末
Aを上記表1に示すように飽和磁化に対する比表面積比
SSA/σS が異なる各種強磁性金属粉末B〜Eに代え
て、その他は上記実施例1と同様にして磁気テープを作
製した。そして、得られた磁気テープついて、上述と同
じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率ΔΦm
を調べ、この結果を上記表1にそれぞれ示した。
Aを上記表1に示すように飽和磁化に対する比表面積比
SSA/σS が異なる各種強磁性金属粉末B〜Eに代え
て、その他は上記実施例1と同様にして磁気テープを作
製した。そして、得られた磁気テープついて、上述と同
じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率ΔΦm
を調べ、この結果を上記表1にそれぞれ示した。
【0024】この結果、何れの場合においても、磁束密
度Φm の劣化率ΔΦm は、約7%前後と非常に小さく、
良好な耐候性が得られた。
度Φm の劣化率ΔΦm は、約7%前後と非常に小さく、
良好な耐候性が得られた。
【0025】比較例1〜4 上記実施例1で磁性粉末として使用した強磁性金属粉末
Aを上記表1に示すように飽和磁化に対する比表面積比
SSA/σS が異なる各種強磁性金属粉末a〜dに代え
て、その他は上記実施例1と同様にして磁気テープを作
製した。そして、得られた磁気テープついて、上述と同
じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率ΔΦm
を調べ、この結果を上記表1にそれぞれ示した。
Aを上記表1に示すように飽和磁化に対する比表面積比
SSA/σS が異なる各種強磁性金属粉末a〜dに代え
て、その他は上記実施例1と同様にして磁気テープを作
製した。そして、得られた磁気テープついて、上述と同
じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率ΔΦm
を調べ、この結果を上記表1にそれぞれ示した。
【0026】この結果、飽和磁化に対する比表面積比S
SA/σS が400/Aを越える強磁性金属粉末a〜d
を磁性粉末として用いた場合では、磁束密度Φm の劣化
率ΔΦm が13%を越えてしまい、実用上好ましくない
ことが判った。
SA/σS が400/Aを越える強磁性金属粉末a〜d
を磁性粉末として用いた場合では、磁束密度Φm の劣化
率ΔΦm が13%を越えてしまい、実用上好ましくない
ことが判った。
【0027】次に、高密度磁気記録を行う場合において
も十分な対応可能な磁気記録媒体を得るために、強磁性
金属粉末の飽和磁化σS について検討した。実施例6 本実施例は、下記の表2に示すように飽和磁化に対する
比表面積比SSA/σS が324/Aであり、且つ飽和
磁化σS が122Am2 /kgである強磁性金属粉末F
を磁性粉末として用いた例である。
も十分な対応可能な磁気記録媒体を得るために、強磁性
金属粉末の飽和磁化σS について検討した。実施例6 本実施例は、下記の表2に示すように飽和磁化に対する
比表面積比SSA/σS が324/Aであり、且つ飽和
磁化σS が122Am2 /kgである強磁性金属粉末F
を磁性粉末として用いた例である。
【0028】
【表2】
【0029】先ず、上記強磁性金属粉末Fを用い、上記
実施例1で示した組成に従って磁性塗料を調製し、この
磁性塗料をベースフィルム上に塗布して磁性層を形成
し、磁気テープを得た。そして、得られた磁気テープを
用い、5MHzの単一周波数を記録・再生した時の再生
出力を測定した。この結果を上記表2に併せて記す。な
お、表2に示す再生出力は、ソニー社製の8mmビデオ
テープを用いて上述と同一条件にて記録・再生を行った
時の再生出力を0dBとした時の相対値である。
実施例1で示した組成に従って磁性塗料を調製し、この
磁性塗料をベースフィルム上に塗布して磁性層を形成
し、磁気テープを得た。そして、得られた磁気テープを
用い、5MHzの単一周波数を記録・再生した時の再生
出力を測定した。この結果を上記表2に併せて記す。な
お、表2に示す再生出力は、ソニー社製の8mmビデオ
テープを用いて上述と同一条件にて記録・再生を行った
時の再生出力を0dBとした時の相対値である。
【0030】表2に示すように、本実施例では、+2.
0dBの高再生出力が得られ、5MHzの高周波数によ
る記録再生を行った場合でも優れた電磁変換特性を確保
することができ、十分な実用性を備えていることが判っ
た。
0dBの高再生出力が得られ、5MHzの高周波数によ
る記録再生を行った場合でも優れた電磁変換特性を確保
することができ、十分な実用性を備えていることが判っ
た。
【0031】実施例7〜9 上記実施例6で磁性粉末として使用した強磁性金属粉末
Fを上記表2に示すように異なる諸特性を有する強磁性
金属粉末G〜Iに代えて、その他は上記実施例6と同様
にして磁気テープを作製した。そして、得られた磁気テ
ープついて、上述と同様にして再生出力を測定し、この
結果を上記表2にそれぞれ示した。
Fを上記表2に示すように異なる諸特性を有する強磁性
金属粉末G〜Iに代えて、その他は上記実施例6と同様
にして磁気テープを作製した。そして、得られた磁気テ
ープついて、上述と同様にして再生出力を測定し、この
結果を上記表2にそれぞれ示した。
【0032】この結果、何れの場合においても、0dB
を越える高再生出力が得られ、良好な実用性を示した。
を越える高再生出力が得られ、良好な実用性を示した。
【0033】比較例5〜8 上記実施例6で磁性粉末として使用した強磁性金属粉末
Fを上記表2に示すように異なる諸特性を有する強磁性
金属粉末e〜hに代えて、その他は上記実施例6と同様
にして磁気テープを作製した。そして、得られた磁気テ
ープついて、上述と同様にして再生出力を測定し、この
結果を上記表2にそれぞれ示した。
Fを上記表2に示すように異なる諸特性を有する強磁性
金属粉末e〜hに代えて、その他は上記実施例6と同様
にして磁気テープを作製した。そして、得られた磁気テ
ープついて、上述と同様にして再生出力を測定し、この
結果を上記表2にそれぞれ示した。
【0034】表2より、飽和磁化に対する比表面積比S
SA/σS が400/A以下であり、優れた耐酸化性を
有する強磁性金属粉末であっても、飽和磁化σS が11
0Am2 /kgを下回ると、元来の磁気特性が十分でな
いために、再生出力が不足し、高密度記録媒体としては
不適当であることが判った。
SA/σS が400/A以下であり、優れた耐酸化性を
有する強磁性金属粉末であっても、飽和磁化σS が11
0Am2 /kgを下回ると、元来の磁気特性が十分でな
いために、再生出力が不足し、高密度記録媒体としては
不適当であることが判った。
【0035】従って、以上の結果から、高耐候性と良好
な電磁変換特性の両方を満足する磁気記録媒体を得るた
めには、飽和磁化に対する比表面積比SSA/σS を4
00/A以下と規定するとともに、飽和磁化σS を11
0Am2 /kg以上とする必要があることが判った。
な電磁変換特性の両方を満足する磁気記録媒体を得るた
めには、飽和磁化に対する比表面積比SSA/σS を4
00/A以下と規定するとともに、飽和磁化σS を11
0Am2 /kg以上とする必要があることが判った。
【0036】また、良好な耐候性を有する磁気記録媒体
を得るために使用すべき強磁性金属粉末の比表面積に対
する保磁力比HC /SSAの範囲について検討した。実施例10〜14 上記実施例1で示した磁性塗料の組成における強磁性金
属粉末Aを下記の表3に示すように比表面積に対する保
磁力比HC /SSAが異なる各種強磁性金属粉末J〜N
に代えて、その他は上記実施例1と同様にして磁気テー
プを作製した。
を得るために使用すべき強磁性金属粉末の比表面積に対
する保磁力比HC /SSAの範囲について検討した。実施例10〜14 上記実施例1で示した磁性塗料の組成における強磁性金
属粉末Aを下記の表3に示すように比表面積に対する保
磁力比HC /SSAが異なる各種強磁性金属粉末J〜N
に代えて、その他は上記実施例1と同様にして磁気テー
プを作製した。
【0037】
【表3】
【0038】そして、得られた磁気テープついて、上述
と同じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率Δ
Φm を調べ、この結果を上記表3にそれぞれ示した。表
3に示すように、何れの場合においても、磁束密度Φm
の劣化率ΔΦm は、7%程度に過ぎず、極めて良好な耐
候性を示すことが判った。
と同じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率Δ
Φm を調べ、この結果を上記表3にそれぞれ示した。表
3に示すように、何れの場合においても、磁束密度Φm
の劣化率ΔΦm は、7%程度に過ぎず、極めて良好な耐
候性を示すことが判った。
【0039】比較例9〜12 上記実施例10〜14で磁性粉末として使用した強磁性
金属粉末J〜Nを上記表3に示すように比表面積に対す
る保磁力比HC /SSAが異なる各種強磁性金属粉末i
〜lに代えて、その他は上記実施例10〜14と同様に
して磁気テープを作製した。
金属粉末J〜Nを上記表3に示すように比表面積に対す
る保磁力比HC /SSAが異なる各種強磁性金属粉末i
〜lに代えて、その他は上記実施例10〜14と同様に
して磁気テープを作製した。
【0040】そして、得られた磁気テープついて、上述
と同じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率Δ
Φm を調べ、この結果を上記表3にそれぞれ示した。こ
の結果、比表面積に対する保磁力比HC /SSAが2.
45Akg/m3 以下である強磁性金属粉末i〜lを磁
性粉末として用いた場合では、磁束密度Φmの経時的劣
化が10%を大きく上回り、実用上好ましくないことが
判った。
と同じ条件にて1週間放置後の磁束密度Φm の劣化率Δ
Φm を調べ、この結果を上記表3にそれぞれ示した。こ
の結果、比表面積に対する保磁力比HC /SSAが2.
45Akg/m3 以下である強磁性金属粉末i〜lを磁
性粉末として用いた場合では、磁束密度Φmの経時的劣
化が10%を大きく上回り、実用上好ましくないことが
判った。
【0041】更に、高密度磁気記録を行う場合において
も十分な磁気特性を確保するために、磁性粉末として使
用する強磁性金属粉末の保磁力HC について検討した。実施例15〜18 本実施例は、下記の表4に示すように保磁力HC が異な
る強磁性金属粉末O〜R(何れも保磁力HC は111.
40×103 A/m以上)を磁性粉末として用いた例で
ある。
も十分な磁気特性を確保するために、磁性粉末として使
用する強磁性金属粉末の保磁力HC について検討した。実施例15〜18 本実施例は、下記の表4に示すように保磁力HC が異な
る強磁性金属粉末O〜R(何れも保磁力HC は111.
40×103 A/m以上)を磁性粉末として用いた例で
ある。
【0042】
【表4】
【0043】先ず、上記強磁性金属粉末O〜Rを用い、
上記実施例1で示した組成に従って磁性塗料を調製し、
この磁性塗料をベースフィルム上に塗布して磁性層を形
成し、磁気テープを得た。そして、得られた磁気テープ
を用い、5MHzの単一周波数を記録・再生した時の再
生出力を調べた。この結果を上記表4に併せて記す。
上記実施例1で示した組成に従って磁性塗料を調製し、
この磁性塗料をベースフィルム上に塗布して磁性層を形
成し、磁気テープを得た。そして、得られた磁気テープ
を用い、5MHzの単一周波数を記録・再生した時の再
生出力を調べた。この結果を上記表4に併せて記す。
【0044】表4に示すように、本実施例では、何れの
場合においても、0dBを越える高再生出力が得られ、
十分な実用性を備えていることが判った。
場合においても、0dBを越える高再生出力が得られ、
十分な実用性を備えていることが判った。
【0045】比較例13〜16 上記実施例15〜18で磁性粉末として使用した強磁性
金属粉末O〜Rを上記表4に示すように保磁力HC が1
11.4×103 A/mより小さい強磁性金属粉末m〜
pに代えて、その他は上記実施例15〜18と同様にし
て磁気テープを作製した。
金属粉末O〜Rを上記表4に示すように保磁力HC が1
11.4×103 A/mより小さい強磁性金属粉末m〜
pに代えて、その他は上記実施例15〜18と同様にし
て磁気テープを作製した。
【0046】そして、得られた磁気テープついて、上述
と同様にして再生出力を測定し、この結果を上記表4に
それぞれ示した。
と同様にして再生出力を測定し、この結果を上記表4に
それぞれ示した。
【0047】表4より、強磁性金属粉末の保磁力HC が
111.4×103 A/mを下回る場合では、再生出力
が0dB以下となり、高密度記録媒体としては不適当で
あることが判った。従って、以上の結果から、高耐候性
と良好な電磁変換特性の両者を備えた磁気記録媒体を得
るためには、比表面積に対する保磁力比HC /SSAを
2.47Akg/m3 以上と規定するとともに、保磁力
HC を111.4×103 A/m以上とする必要がある
ことが判った。
111.4×103 A/mを下回る場合では、再生出力
が0dB以下となり、高密度記録媒体としては不適当で
あることが判った。従って、以上の結果から、高耐候性
と良好な電磁変換特性の両者を備えた磁気記録媒体を得
るためには、比表面積に対する保磁力比HC /SSAを
2.47Akg/m3 以上と規定するとともに、保磁力
HC を111.4×103 A/m以上とする必要がある
ことが判った。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明では、強磁性金属
粉末の飽和磁化σS 及び飽和磁化に対する比表面積比S
SA/σS 、或いは保磁力HC 及び比表面積に対する保
磁力比HC /SSAをそれぞれ制限することによって良
好な磁気特性を有しつつ、且つ耐酸化性に優れた強磁性
金属粉末が得られる。
粉末の飽和磁化σS 及び飽和磁化に対する比表面積比S
SA/σS 、或いは保磁力HC 及び比表面積に対する保
磁力比HC /SSAをそれぞれ制限することによって良
好な磁気特性を有しつつ、且つ耐酸化性に優れた強磁性
金属粉末が得られる。
【0049】当然、磁性粉末の耐酸化性の向上は、この
磁性粉末を用いた磁気記録媒体の耐候性の向上に直接反
映されるので、上述のような強磁性金属粉末を用いれ
ば、高耐候性を有する有用な磁気記録媒体が得られる。
またこの時、上記強磁性金属粉末の磁気特性が十分に確
保されているので、得られる磁気記録媒体においては、
良好な電磁変換特性が得られ、十分な実用性を期待する
ことができる。
磁性粉末を用いた磁気記録媒体の耐候性の向上に直接反
映されるので、上述のような強磁性金属粉末を用いれ
ば、高耐候性を有する有用な磁気記録媒体が得られる。
またこの時、上記強磁性金属粉末の磁気特性が十分に確
保されているので、得られる磁気記録媒体においては、
良好な電磁変換特性が得られ、十分な実用性を期待する
ことができる。
【0050】従って、本発明によれば、寿命の長期化と
同時に、信頼性の向上が図られる。
同時に、信頼性の向上が図られる。
【図1】強磁性金属粉末の飽和磁化に対する比表面積比
SSA/σS と1週間放置後の磁気記録媒体の磁束密度
Φm の劣化率ΔΦm との関係を示す特性図である。
SSA/σS と1週間放置後の磁気記録媒体の磁束密度
Φm の劣化率ΔΦm との関係を示す特性図である。
【図2】強磁性金属粉末の飽和磁化σS とこの強磁性金
属粉末を使用した磁気記録媒体の再生出力との関係を示
す特性図である。
属粉末を使用した磁気記録媒体の再生出力との関係を示
す特性図である。
【図3】強磁性金属粉末の比表面積に対する保磁力比H
C /SSAと1週間放置後の磁気記録媒体の磁束密度Φ
m の劣化率ΔΦm との関係を示す特性図である。
C /SSAと1週間放置後の磁気記録媒体の磁束密度Φ
m の劣化率ΔΦm との関係を示す特性図である。
【図4】強磁性金属粉末の保磁力HC とこの強磁性金属
粉末を使用した磁気記録媒体の再生出力との関係を示す
特性図である。
粉末を使用した磁気記録媒体の再生出力との関係を示す
特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に強磁性金属粉末と結合
剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体
において、 上記強磁性金属粉末の飽和磁化σS が110Am2 /k
g以上であり、且つ飽和磁化に対する比表面積比SSA
/σS が400/A以下であることを特徴とする磁気記
録媒体。 - 【請求項2】 非磁性支持体上に強磁性金属粉末と結合
剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体
において、 上記強磁性金属粉末の保磁力HC が111.4×103
A/m以上であり、且つ比表面積に対する保磁力比HC
/SSAが2.47Akg/m3 以上であることを特徴
とする磁気記録媒体。 - 【請求項3】 強磁性金属粉末の保磁力HC が111.
4×103 A/m以上であり、且つ比表面積に対する保
磁力比HC /SSAが2.47Akg/m3 以上である
ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13778092A JPH05307741A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13778092A JPH05307741A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307741A true JPH05307741A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15206672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13778092A Pending JPH05307741A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05307741A (ja) |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13778092A patent/JPH05307741A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS59142742A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| US4554089A (en) | Ferromagnetic particles with stable magnetic characteristics and method of preparing same | |
| JPH05307741A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3132525B2 (ja) | 金属磁性粉及び磁気記録媒体 | |
| JPH0743824B2 (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JP3226564B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3872112B2 (ja) | 磁気テ―プ | |
| JPH10270228A (ja) | 磁性粉末及びそれを用いた磁気記録媒体 | |
| JPS6224852B2 (ja) | ||
| JPH0845063A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS59144038A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0528459A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH08124147A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS6116024A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH08181008A (ja) | 磁性粉末及び磁気記録媒体及びこれを用いた磁気記録方法 | |
| JPH0353689B2 (ja) | ||
| JPH052734A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH05210839A (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPH0916944A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0344820A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0573891A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0459691B2 (ja) | ||
| JPS6196518A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH07272253A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH07235041A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020702 |