JPH0530818B2 - - Google Patents
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- JPH0530818B2 JPH0530818B2 JP61056353A JP5635386A JPH0530818B2 JP H0530818 B2 JPH0530818 B2 JP H0530818B2 JP 61056353 A JP61056353 A JP 61056353A JP 5635386 A JP5635386 A JP 5635386A JP H0530818 B2 JPH0530818 B2 JP H0530818B2
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- dicarboxylic acid
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、2,6−ジアルキルナフタレン又は
その酸化中間体を分子状酸素で酸化することによ
つて得られた2,6−ナフタレンジカルボン酸
(以下2,6−NDCAと略称する)の精製方法に
関する。2,6−NDCAは、耐熱性の優れたフ
イルムや繊維製品の製造に用いられるポリエチレ
ン2,6−ナフタレート、ポリエステル、ポリア
ミド等を製造するための原料である。
その酸化中間体を分子状酸素で酸化することによ
つて得られた2,6−ナフタレンジカルボン酸
(以下2,6−NDCAと略称する)の精製方法に
関する。2,6−NDCAは、耐熱性の優れたフ
イルムや繊維製品の製造に用いられるポリエチレ
ン2,6−ナフタレート、ポリエステル、ポリア
ミド等を製造するための原料である。
従来技術
2,6−NDCAは、2,6−ジアルキルナフ
タレンを氷酢酸中でコバルト及びマンガン触媒と
臭素触媒の存在下、高温・高圧で空気酸化するこ
とによつて製造する方法が知られている。しかし
ながら、酸化反応で副生するアルデヒドやケトン
類、2,6−NDCAの臭素化誘導体及び酸化重
合体や着色物質が生成した2,6−NDCAに混
入してくるので、得られる粗2,6−NDCAの
純度は通常約95%である。
タレンを氷酢酸中でコバルト及びマンガン触媒と
臭素触媒の存在下、高温・高圧で空気酸化するこ
とによつて製造する方法が知られている。しかし
ながら、酸化反応で副生するアルデヒドやケトン
類、2,6−NDCAの臭素化誘導体及び酸化重
合体や着色物質が生成した2,6−NDCAに混
入してくるので、得られる粗2,6−NDCAの
純度は通常約95%である。
このような不純物を含む2,6−NDCAをポ
リエチレン2,6−ナフタレート、ポリエステ
ル、ポリアミド等の製造原料として使用すると、
上記ポリマーの重合度が低下したり又は上記ポリ
マーから作られたフイルム及び繊維の耐熱性等の
物性が低下したり、着色して品質が低下する。
リエチレン2,6−ナフタレート、ポリエステ
ル、ポリアミド等の製造原料として使用すると、
上記ポリマーの重合度が低下したり又は上記ポリ
マーから作られたフイルム及び繊維の耐熱性等の
物性が低下したり、着色して品質が低下する。
従つて、2,6−NDCAの純度を99%以上の
高純度にすることが従来から要求されている。
高純度にすることが従来から要求されている。
2,6−NDCAの製造方法及び精製方法とし
ては次のものが提案されている。
ては次のものが提案されている。
2,6−ジイソプロピルナフタレン又はその酸
化中間体を、炭素数3以下の脂肪族モノカルボン
酸を少なくとも50重量%含有する溶媒中で分子状
酸素により酸化し、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を製造する方法において、2,6−ジイソプ
ロピルナフタレン又はその酸化中間体の酸化を、
(i)コバルト及び/又はマンガンよりなる重金属及
び(ii)臭素よりなる触媒を、2,6−ジイソプロピ
ルナフタレン又はその酸化中間体1モル当り、該
触媒の構成成分の重金属を少なくとも0.2モルの
存在下でおこなわせることからなる2,6−ナフ
タレンジカルボン酸の製造方法(特開昭60−
89445)。
化中間体を、炭素数3以下の脂肪族モノカルボン
酸を少なくとも50重量%含有する溶媒中で分子状
酸素により酸化し、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を製造する方法において、2,6−ジイソプ
ロピルナフタレン又はその酸化中間体の酸化を、
(i)コバルト及び/又はマンガンよりなる重金属及
び(ii)臭素よりなる触媒を、2,6−ジイソプロピ
ルナフタレン又はその酸化中間体1モル当り、該
触媒の構成成分の重金属を少なくとも0.2モルの
存在下でおこなわせることからなる2,6−ナフ
タレンジカルボン酸の製造方法(特開昭60−
89445)。
2,6−ジイソプロプルナフタレン又はその酸
化中間体を、炭素数3以下の脂肪族モノカルボン
酸を少なくとも50重量%含有する溶媒中で分子状
酸素により酸化し、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を製造する方法において、2,6−ジイソプ
ロピルナフタレン又はその酸化中間体の酸化を、
(i)コバルト及び/又はマンガンよりなる重金属及
び(ii)臭素よりなる触媒を、炭素数3以下の脂肪族
モノカルボン酸当り、該触媒の構成成分である重
金属を少なくとも1重量%の存在下でおこなわせ
ることからなる2,6−ナフタレンジカルボン酸
の製造方法(特開昭60−89446)。
化中間体を、炭素数3以下の脂肪族モノカルボン
酸を少なくとも50重量%含有する溶媒中で分子状
酸素により酸化し、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸を製造する方法において、2,6−ジイソプ
ロピルナフタレン又はその酸化中間体の酸化を、
(i)コバルト及び/又はマンガンよりなる重金属及
び(ii)臭素よりなる触媒を、炭素数3以下の脂肪族
モノカルボン酸当り、該触媒の構成成分である重
金属を少なくとも1重量%の存在下でおこなわせ
ることからなる2,6−ナフタレンジカルボン酸
の製造方法(特開昭60−89446)。
粗2,6−NDCAをアルカリ水溶液に溶解し、
100〜250℃で1〜5時間撹拌して熱処理を行い、
次いで固体吸着剤により脱色処理後、炭酸ガス又
は亜硫酸ガス等の酸性ガスを圧入処理してPHを下
げて2,6−NDCAをモノアルカリ塩として析
出させる方法(特公昭52−20993)。
100〜250℃で1〜5時間撹拌して熱処理を行い、
次いで固体吸着剤により脱色処理後、炭酸ガス又
は亜硫酸ガス等の酸性ガスを圧入処理してPHを下
げて2,6−NDCAをモノアルカリ塩として析
出させる方法(特公昭52−20993)。
粗2,6−NDCAのアルカリ水溶液を過ハロ
ゲン酸アルカリ又はマンガン酸アルカリ等の酸化
剤で処理した後、炭酸ガス又は亜硫酸ガスを吹き
込んで2,6−NDCAをモノアルカリ塩として
分離する方法(特開昭48−68554)。
ゲン酸アルカリ又はマンガン酸アルカリ等の酸化
剤で処理した後、炭酸ガス又は亜硫酸ガスを吹き
込んで2,6−NDCAをモノアルカリ塩として
分離する方法(特開昭48−68554)。
粗2,6−NDCAのアルカリ水溶液を220℃以
下の温度でパラジウム、白金、ニツケル、ルテニ
ウム等の金属触媒の存在下接触水素化処理した
後、炭酸ガス又は亜硫酸ガスを吹き込んで2,6
−NDCAをモノアルカリ塩として分離する方法
(特開昭50−160248)。
下の温度でパラジウム、白金、ニツケル、ルテニ
ウム等の金属触媒の存在下接触水素化処理した
後、炭酸ガス又は亜硫酸ガスを吹き込んで2,6
−NDCAをモノアルカリ塩として分離する方法
(特開昭50−160248)。
粗2,6−NDCAを酢酸ナトリウム水溶液に
溶解した後、濃縮・晶析して2,6−NDCAの
モノアルカリ塩を分離する方法(特開昭50−
105639)。
溶解した後、濃縮・晶析して2,6−NDCAの
モノアルカリ塩を分離する方法(特開昭50−
105639)。
いずれの方法も、2,6−NDCAをアルカリ
水溶液に溶解し、PH調節をして2,6−NDCA
のモノアルカリ塩の結晶を析出させて精製する方
法と熱処理法又は酸化還元処理法との組合せによ
る方法である。
水溶液に溶解し、PH調節をして2,6−NDCA
のモノアルカリ塩の結晶を析出させて精製する方
法と熱処理法又は酸化還元処理法との組合せによ
る方法である。
しかしながら、上述のPHを調節して2,6−
NDCAを精製する方法は、比較的高濃度の2,
6−NDCAのアルカリ水溶液を加温しながら炭
酸ガス又は亜硫酸ガスを圧入するか又は鉱酸を加
えてPH6.5〜7.5に調節し、20℃に冷却してモノア
ルカリ塩を析出させる方法であるので、モノアル
カリ塩及びジアルカリ塩と2,6−NDCAとの
間での微妙な平衡関係の為、PHや温度及び濃度等
の条件によつて結晶の組成や析出量や一定しない
欠点がある。
NDCAを精製する方法は、比較的高濃度の2,
6−NDCAのアルカリ水溶液を加温しながら炭
酸ガス又は亜硫酸ガスを圧入するか又は鉱酸を加
えてPH6.5〜7.5に調節し、20℃に冷却してモノア
ルカリ塩を析出させる方法であるので、モノアル
カリ塩及びジアルカリ塩と2,6−NDCAとの
間での微妙な平衡関係の為、PHや温度及び濃度等
の条件によつて結晶の組成や析出量や一定しない
欠点がある。
また、PKaが2,6−NDCAに近い他のカル
ボン酸類が2,6−ジアルキルナフタレンを酸化
して得られた2,6−NDCA中に含まれている
ので、PH調節のみの手段で2,6−NDCAを高
純度に精製することは困難である。更にPH調節に
より析出したモノアルカリ塩を分離した後、結晶
に付着及び含まれている母液を水洗によつて除去
する必要があるが、2,6−NDCAのモノアル
カリ塩は水溶性であるので、洗浄により2,6−
NDCAの収率が低下する欠点がある。
ボン酸類が2,6−ジアルキルナフタレンを酸化
して得られた2,6−NDCA中に含まれている
ので、PH調節のみの手段で2,6−NDCAを高
純度に精製することは困難である。更にPH調節に
より析出したモノアルカリ塩を分離した後、結晶
に付着及び含まれている母液を水洗によつて除去
する必要があるが、2,6−NDCAのモノアル
カリ塩は水溶性であるので、洗浄により2,6−
NDCAの収率が低下する欠点がある。
発明が解決しようとする問題点
モノアルカリ塩の晶析による精製のみでは2,
6−NDCAを高純度に精製することが困難なの
で、他の方法、例えば熱処理法、酸化処理法及び
還元処理法等と組合せることが必要となつた。
6−NDCAを高純度に精製することが困難なの
で、他の方法、例えば熱処理法、酸化処理法及び
還元処理法等と組合せることが必要となつた。
しかしながら、熱処理は高温・高圧を必要と
し、又酸化反応や還元反応を併用する時は、新た
に多数の副生物が生成して不純物となる問題があ
り、その除去対策が必要となるので精製法として
は不完全なものであつた。
し、又酸化反応や還元反応を併用する時は、新た
に多数の副生物が生成して不純物となる問題があ
り、その除去対策が必要となるので精製法として
は不完全なものであつた。
一方、2,6−NDCAは融点が300℃以上であ
るので蒸留による精製は不可能であり、又メタノ
ール、エタノール、アセトン、ベンゼン、キシレ
ン、シオキサン、アセトニトリル、酢酸等の殆ん
どの有機溶剤に溶解しないので再結晶法による精
製も出来ない。
るので蒸留による精製は不可能であり、又メタノ
ール、エタノール、アセトン、ベンゼン、キシレ
ン、シオキサン、アセトニトリル、酢酸等の殆ん
どの有機溶剤に溶解しないので再結晶法による精
製も出来ない。
このように、2,6−ジアルキルナフタレンを
酸化して得られる2,6−NDCAを高純度で精
製分離回収する適切な方法が提案されていなかつ
た。
酸化して得られる2,6−NDCAを高純度で精
製分離回収する適切な方法が提案されていなかつ
た。
本発明者らは、高純度の2,6−NDCAを得
るために、化学反応や濃縮及び冷却等の操作を必
要としない2,6−NDCAの精製方法について
鋭意研究の結果、2,6−ジアルキルナフタレン
を酸化して得られた粗2,6−NDCAを中和当
量以上の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム及び炭酸カリウムから選ばれたアル
カリと、前記アルカリと同じ陽イオン(以下、共
通の陽イオンと略称する)の水溶性中性塩とを含
有する溶液に加えることによつて2,6−
NDCAをジナトリウム塩又はジカリウム塩とし
て析出させる2,6−NDCAの精製方法を見出
し、この知見に基づいて本発明を成すに至つた。
るために、化学反応や濃縮及び冷却等の操作を必
要としない2,6−NDCAの精製方法について
鋭意研究の結果、2,6−ジアルキルナフタレン
を酸化して得られた粗2,6−NDCAを中和当
量以上の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム及び炭酸カリウムから選ばれたアル
カリと、前記アルカリと同じ陽イオン(以下、共
通の陽イオンと略称する)の水溶性中性塩とを含
有する溶液に加えることによつて2,6−
NDCAをジナトリウム塩又はジカリウム塩とし
て析出させる2,6−NDCAの精製方法を見出
し、この知見に基づいて本発明を成すに至つた。
発明の構成
本発明の方法は、2,6−ジアルキルナフタレ
ンを酸化して得られた2,6−NDCAを水、酢
酸又は鉱酸の水溶液で洗浄又は抽出した後の2,
6−NDCA(以下、粗2,6−NDCAと略称す
る)を中和当量以上の水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムから
選択されたアルカリと、これと共通の陽イオンの
水溶性中性塩とを含有する溶液に加えて2,6−
NDCAをジナトリウム塩又はジカリウム塩とし
て析出させる、即ち塩析法によつて2,6−
NDCAを精製する方法である。又、更に析出し
た2,6−NDCAを分離した母液に水溶性中性
塩と同じ陰イオンを有する酸を加えてPH3以下と
して不純物を析出分離した後、得られた溶液に水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム又は炭酸カリウムを加えて粗2,6−NDCA
の精製工程に循環使用することからなる2,6−
NDCAを精製する方法である。
ンを酸化して得られた2,6−NDCAを水、酢
酸又は鉱酸の水溶液で洗浄又は抽出した後の2,
6−NDCA(以下、粗2,6−NDCAと略称す
る)を中和当量以上の水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムから
選択されたアルカリと、これと共通の陽イオンの
水溶性中性塩とを含有する溶液に加えて2,6−
NDCAをジナトリウム塩又はジカリウム塩とし
て析出させる、即ち塩析法によつて2,6−
NDCAを精製する方法である。又、更に析出し
た2,6−NDCAを分離した母液に水溶性中性
塩と同じ陰イオンを有する酸を加えてPH3以下と
して不純物を析出分離した後、得られた溶液に水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム又は炭酸カリウムを加えて粗2,6−NDCA
の精製工程に循環使用することからなる2,6−
NDCAを精製する方法である。
共通の陽イオンの水溶性中性塩とは、ナトリウ
ム又はカリウムの水溶性中性塩であつて、20℃の
水に対して10重量%以上、好ましくは15重量%以
上溶解する塩で、例えば塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硝酸ナ
トリウム、硝酸カリウムを例示し得る。
ム又はカリウムの水溶性中性塩であつて、20℃の
水に対して10重量%以上、好ましくは15重量%以
上溶解する塩で、例えば塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硝酸ナ
トリウム、硝酸カリウムを例示し得る。
該水溶性中性塩の添加量は、陽イオン濃度とし
て10mol/以上、好ましくは5mol/以下で、
且つその添加物の溶解度以下である。溶解度を越
えて添加すると、塩析された結晶中に添加物が混
入するので好ましくない。又陽イオン濃度が
10mol/以上となるように添加しても塩析効果
は高くならず、溶液の比重と粘度が増加する為、
固液分離が困難となる。
て10mol/以上、好ましくは5mol/以下で、
且つその添加物の溶解度以下である。溶解度を越
えて添加すると、塩析された結晶中に添加物が混
入するので好ましくない。又陽イオン濃度が
10mol/以上となるように添加しても塩析効果
は高くならず、溶液の比重と粘度が増加する為、
固液分離が困難となる。
2,6−NDCAのジアルカリ塩の溶解度は、
共通の陽イオン、例えばジナトリウム塩の場合は
ナトリウムイオン、ジカリウム塩の場合はカリウ
ムイオンの濃度が高くなるに従つて急激に低下す
る。例えば20℃でPH12の水酸化ナトリウム水溶液
に対する2,6−NDCAの溶解度は、ナトリウ
ムイオン濃度が1.5mol/の場合約11%である
が、ナトリウムイオン濃度が2.2mol/の場合
は7%となり、3mol/では溶解度は1.7%、
4mol/では溶解度は0.4%、更にナトリウムイ
オン濃度が5.4mol/では溶解度は0.2%に低下
する。
共通の陽イオン、例えばジナトリウム塩の場合は
ナトリウムイオン、ジカリウム塩の場合はカリウ
ムイオンの濃度が高くなるに従つて急激に低下す
る。例えば20℃でPH12の水酸化ナトリウム水溶液
に対する2,6−NDCAの溶解度は、ナトリウ
ムイオン濃度が1.5mol/の場合約11%である
が、ナトリウムイオン濃度が2.2mol/の場合
は7%となり、3mol/では溶解度は1.7%、
4mol/では溶解度は0.4%、更にナトリウムイ
オン濃度が5.4mol/では溶解度は0.2%に低下
する。
本発明の精製方法を詳細に説明すると、2,6
−ジメチルナフタレン又は2,6−ジイソプロピ
ルナフタレン等の2,6−ジアルキルナフタレン
を酢酸の如き低級脂肪族モノカルボン酸を70%以
上含む溶剤中でコバルト及び/又はマンガンと臭
素触媒の存在下、160〜250℃で加圧空気を吹き込
むことによつて酸化して得られた粗2,6−
NDCAを、中和当量以上の水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウ
ムと、これと共通の陽イオンの水溶性中性塩とを
含有する水溶液に加えて攪拌すると、2,6−
NDCAのジアルカリ塩の結晶が析出する。
−ジメチルナフタレン又は2,6−ジイソプロピ
ルナフタレン等の2,6−ジアルキルナフタレン
を酢酸の如き低級脂肪族モノカルボン酸を70%以
上含む溶剤中でコバルト及び/又はマンガンと臭
素触媒の存在下、160〜250℃で加圧空気を吹き込
むことによつて酸化して得られた粗2,6−
NDCAを、中和当量以上の水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウ
ムと、これと共通の陽イオンの水溶性中性塩とを
含有する水溶液に加えて攪拌すると、2,6−
NDCAのジアルカリ塩の結晶が析出する。
この塩析の詳細なメカニズムは明らかではない
が、加えられた粗2,6−NDCA結晶の表面か
らアルカリ性の溶液中に2,6−NDCAが溶出
すると同時に、共存する陽イオンの塩析作用によ
り2,6−NDCAのジアルカリ塩が析出すると
考えられる。
が、加えられた粗2,6−NDCA結晶の表面か
らアルカリ性の溶液中に2,6−NDCAが溶出
すると同時に、共存する陽イオンの塩析作用によ
り2,6−NDCAのジアルカリ塩が析出すると
考えられる。
一方、微量に存在するコバルト又はマンガンな
どの金属は過剰のアルカリにより水酸化物又は酸
化物に変化し、不溶化物となる。従つて、これら
不溶化物は、塩析結晶を水に溶解した後、別す
ることによつて容易に除去出来る。
どの金属は過剰のアルカリにより水酸化物又は酸
化物に変化し、不溶化物となる。従つて、これら
不溶化物は、塩析結晶を水に溶解した後、別す
ることによつて容易に除去出来る。
塩析工程で添加するアルカリの量は、中和当量
以上であれば良いが、粗2,6−NDCAに含ま
れている重金属を水酸化物又は酸化物として沈澱
させる為に、溶液をPH9以上、好まくはPH11以上
とすることが好ましく、中和当量の1.2倍以上使
用するのが好ましい。
以上であれば良いが、粗2,6−NDCAに含ま
れている重金属を水酸化物又は酸化物として沈澱
させる為に、溶液をPH9以上、好まくはPH11以上
とすることが好ましく、中和当量の1.2倍以上使
用するのが好ましい。
塩析において、加える水溶性中性塩の量及び
2,6−NDCAの濃度は所望の精製純度、所望
の回収率等により広い範囲で調節される。即ち、
共存する陽イオンの濃度に深く関連し相互の濃度
が決められるが、粗2,6−NDCAとしては50
〜250g/、好ましくは110〜180g/が精製
の操作上望ましい。
2,6−NDCAの濃度は所望の精製純度、所望
の回収率等により広い範囲で調節される。即ち、
共存する陽イオンの濃度に深く関連し相互の濃度
が決められるが、粗2,6−NDCAとしては50
〜250g/、好ましくは110〜180g/が精製
の操作上望ましい。
2,6−NDCAのアルカリ塩の溶解度は塩析
工程の濃度による影響が少なく、むしろ共通の陽
イオンの濃度により大きく変化するので、塩析時
に加熱や冷却処理をする必要がないし、又濃縮を
する必要もない。塩析時の溶液の温度は通常20〜
40℃であるので、工業的な実施に際してもエネル
ギー損失が少なくて好ましい。
工程の濃度による影響が少なく、むしろ共通の陽
イオンの濃度により大きく変化するので、塩析時
に加熱や冷却処理をする必要がないし、又濃縮を
する必要もない。塩析時の溶液の温度は通常20〜
40℃であるので、工業的な実施に際してもエネル
ギー損失が少なくて好ましい。
上述の塩析処理により2,6−NDCAはジア
ルカリ塩(ジナトリウム塩又はジカリウム塩)と
して、99%以上の純度で回収することができる。
ルカリ塩(ジナトリウム塩又はジカリウム塩)と
して、99%以上の純度で回収することができる。
一方、2,6−NDCAのジアルカリ塩を分離
した塩析母液は不純物を溶解しているので、塩析
の際に使用した水溶性中性塩と同じ陰イオンを有
する鉱酸をこの母液に添加して母液のPHを3以下
として溶解している不純物を析出分離する。不純
物が分離除去された溶液の塩濃度及びPHを調整
し、かように調整された溶液を粗2,6−
NDCAの塩析処理工程に循環させる。このよう
な母液の循環使用によつて、水溶液中性塩の補給
は通常必要としない。
した塩析母液は不純物を溶解しているので、塩析
の際に使用した水溶性中性塩と同じ陰イオンを有
する鉱酸をこの母液に添加して母液のPHを3以下
として溶解している不純物を析出分離する。不純
物が分離除去された溶液の塩濃度及びPHを調整
し、かように調整された溶液を粗2,6−
NDCAの塩析処理工程に循環させる。このよう
な母液の循環使用によつて、水溶液中性塩の補給
は通常必要としない。
塩析母液より析出した物質は、不純物と塩析処
理によつて析出しなかつた2,6−NDCAから
なる。かように析出した物質から2,6−
NDCAを回収することもできるが、この工程で
析出した2,6−NDCAは粗2,6−NDCAよ
りも更に低純度であるので、粗2,6−NDCA
の精製とは別個に精製して粗2,6−NDCAと
同等の純度とした後、粗2,6−NDCAととも
に本発明の精製方法によつて精製することが望ま
しい。
理によつて析出しなかつた2,6−NDCAから
なる。かように析出した物質から2,6−
NDCAを回収することもできるが、この工程で
析出した2,6−NDCAは粗2,6−NDCAよ
りも更に低純度であるので、粗2,6−NDCA
の精製とは別個に精製して粗2,6−NDCAと
同等の純度とした後、粗2,6−NDCAととも
に本発明の精製方法によつて精製することが望ま
しい。
塩析工程で分離した2,6−NDCAのジアル
カリ塩は以下に述べる処理をすることにより、更
に純度を向上させることができる。
カリ塩は以下に述べる処理をすることにより、更
に純度を向上させることができる。
2,6−NDCAのジアルカリ塩の結晶には過
剰に用いたアルカリにより重金属の水酸化物及
び/又は塩基性炭酸塩が混在しているので、2,
6−NDCAのジアルカリ塩結晶を水に溶解し、
不溶性の重金属化合物を別にした後、鉱酸を加
えて2,6−NDCAの結晶を分離回収する。
剰に用いたアルカリにより重金属の水酸化物及
び/又は塩基性炭酸塩が混在しているので、2,
6−NDCAのジアルカリ塩結晶を水に溶解し、
不溶性の重金属化合物を別にした後、鉱酸を加
えて2,6−NDCAの結晶を分離回収する。
更に好ましくは、2,6−NDCAのジアルカ
リ塩結晶が溶解した水溶液を活性炭により吸着処
理するか、或いは2,6−NDCAのジアルカリ
塩結晶が溶解した水溶液から重金属化合物を除去
した後に活性炭による吸着処理をすることによつ
て着色物質等を除去することができる。
リ塩結晶が溶解した水溶液を活性炭により吸着処
理するか、或いは2,6−NDCAのジアルカリ
塩結晶が溶解した水溶液から重金属化合物を除去
した後に活性炭による吸着処理をすることによつ
て着色物質等を除去することができる。
活性炭は粒状、顆粒状、球状、破砕状及び粉末
状のいずれの形状のものでも使用出来るが、表面
積の大きい粉末状活性炭が効果的に作用する。
状のいずれの形状のものでも使用出来るが、表面
積の大きい粉末状活性炭が効果的に作用する。
活性炭処理の方法を具体的に述べると、析出し
た2,6−NDCAのジアルカリ塩の水溶液に活
性炭を直接添加して少なくとも30分攪拌しても良
いが、活性炭を有効に利用するために活性炭の充
填層に2,6−NDCAのジアルカリ塩の水溶液
を通過させて吸着処理することが効率的である。
吸着処理の温度は、5〜100℃、好ましくは10〜
30℃である。
た2,6−NDCAのジアルカリ塩の水溶液に活
性炭を直接添加して少なくとも30分攪拌しても良
いが、活性炭を有効に利用するために活性炭の充
填層に2,6−NDCAのジアルカリ塩の水溶液
を通過させて吸着処理することが効率的である。
吸着処理の温度は、5〜100℃、好ましくは10〜
30℃である。
活性炭による吸着処理をおこなう場合、2,6
−NDCAのジアルカリ塩の水溶液に1〜3重量
%の塩化ナトリウムを添加しておくと活性炭の吸
着能が増強されるので活性炭の使用量を削減する
ことが出来る。
−NDCAのジアルカリ塩の水溶液に1〜3重量
%の塩化ナトリウムを添加しておくと活性炭の吸
着能が増強されるので活性炭の使用量を削減する
ことが出来る。
すなわち、水酸化ナトリウム及び適切な濃度の
塩化ナトリウムを含有する水溶液に粗2,6−
NDCAを添加して塩析し、得られた結晶を塩化
ナトリウム水で洗浄後水に溶解して活性炭処理を
すると、活性炭の消費量が減少するので有利な方
法である。
塩化ナトリウムを含有する水溶液に粗2,6−
NDCAを添加して塩析し、得られた結晶を塩化
ナトリウム水で洗浄後水に溶解して活性炭処理を
すると、活性炭の消費量が減少するので有利な方
法である。
上述の吸着処理した2,6−NDCAジアルカ
リ塩水溶液に鉱酸を添加すると、純度99%以上の
2,6−NDCAが回収率90%以上で得られる。
リ塩水溶液に鉱酸を添加すると、純度99%以上の
2,6−NDCAが回収率90%以上で得られる。
発明の効果
本発明の方法によると、2,6−NDCAのジ
アルカリ塩の溶解度は共通の陽イオンの濃度を高
めることにより0.2%程度まで低下するので、加
熱濃縮操作を全く必要とせず、又2,6−
NDCAのアルカリ溶液中の不純物の濃度を高く
することなく、高純度の2,6−NDCAのジア
ルカリ塩の結晶を得ることが出来る。
アルカリ塩の溶解度は共通の陽イオンの濃度を高
めることにより0.2%程度まで低下するので、加
熱濃縮操作を全く必要とせず、又2,6−
NDCAのアルカリ溶液中の不純物の濃度を高く
することなく、高純度の2,6−NDCAのジア
ルカリ塩の結晶を得ることが出来る。
又共通の陽イオンの水溶性中性塩の水溶液に対
して2,6−NDCAのジアルカリ塩は難溶性で
あるので、適度な塩濃度の溶液を用いて塩析結晶
の洗浄をすることが可能であり、しかも塩析母液
及び洗浄液は、鉱酸を添加することにより溶解不
純物を容易に除去することができるので、循環使
用可能であり且つ水溶性中性塩の補給を要しな
い。
して2,6−NDCAのジアルカリ塩は難溶性で
あるので、適度な塩濃度の溶液を用いて塩析結晶
の洗浄をすることが可能であり、しかも塩析母液
及び洗浄液は、鉱酸を添加することにより溶解不
純物を容易に除去することができるので、循環使
用可能であり且つ水溶性中性塩の補給を要しな
い。
更に、本発明の方法によれば、1回の塩析処理
によつて、工業原料としての十分な品質、即ち純
度99%以上の2,6−NDCAを回収することが
出来る。又特に高品質の2,6−NDCAを必要
とする場合には、活性炭による吸着処理を組合せ
ることによつて純度99.8%以上の無色の2,6−
NDCAを回収することができる。
によつて、工業原料としての十分な品質、即ち純
度99%以上の2,6−NDCAを回収することが
出来る。又特に高品質の2,6−NDCAを必要
とする場合には、活性炭による吸着処理を組合せ
ることによつて純度99.8%以上の無色の2,6−
NDCAを回収することができる。
本発明の方法による2,6−NDCAの回収率
は通常90%以上である。
は通常90%以上である。
以下、実施例によつて本発明の精製方法を具体
的に説明するが、本発明は、これら実施例にのみ
限定されるものではない。
的に説明するが、本発明は、これら実施例にのみ
限定されるものではない。
尚、2,6−NDCAの純度は高速液体クロマ
トグラフイーでおこない、臭素元素分析は蛍光X
線分析で、着色成分は25%メチルアミン溶液の
OD値により分析した。
トグラフイーでおこない、臭素元素分析は蛍光X
線分析で、着色成分は25%メチルアミン溶液の
OD値により分析した。
(1) 高速液体クロマトグラフイー
ウオーターズ社.モデル510型HPLC分析装
置 カラム:Li Chrosorb−RP−8(5μm、メルク
社)とラジアルパツクカートリツジC−8
(ウオーターズ社)の連結カラム 移動相:PH3の水/アセトニトリル=45/55
(容積比)の溶液、流速:0.6c.c./分 内部標準物質:2−ナフトエ酸 検出波長:260nm (2) 蛍光X線分析法 理学電機蛍光X線分析装置(3080E2型) X線チユーブ:ロジウム50Kv−50mAで測定 検出器:PC検出器 結晶:ゲルマニウム試料10gを径30mmの錠剤に
成形して分析する。
置 カラム:Li Chrosorb−RP−8(5μm、メルク
社)とラジアルパツクカートリツジC−8
(ウオーターズ社)の連結カラム 移動相:PH3の水/アセトニトリル=45/55
(容積比)の溶液、流速:0.6c.c./分 内部標準物質:2−ナフトエ酸 検出波長:260nm (2) 蛍光X線分析法 理学電機蛍光X線分析装置(3080E2型) X線チユーブ:ロジウム50Kv−50mAで測定 検出器:PC検出器 結晶:ゲルマニウム試料10gを径30mmの錠剤に
成形して分析する。
検出限界:3ppm
(3) 着色成分の分析
25%メチルアミン水溶液10mlに試料1gを溶
解し、10mmの石英セルを用いて500nmの光で
光学密度を測定する。
解し、10mmの石英セルを用いて500nmの光で
光学密度を測定する。
実施例 1
還流冷却器、ガス吹込管、温度測定管及び撹拌
機を有するチタンライニングをしたステンレス製
の5オートクレーブに氷酢酸2Kg、酢酸コバル
ト4水塩0.1Kg、酢酸マンガン4水塩0.2Kg、臭化
アンモン50g及び2,6−ジイソプロピルナフタ
レン0.2Kgを入れて、180〜190℃で攪拌しながら
20Kg/cm2で圧縮空気を毎時600の割合で吹き込
み、5時間反応させた。反応終了後、80℃に冷却
し析出物を過し、熱酢酸で洗浄後6重量%の塩
酸2を加えて1時間撹拌した。過・洗浄後、
乾燥して165gの粗2,6−NDCAを得た。その
純度は94.6%、着色成分の含有量を示す25%メチ
ルアミンOD値は0.66であつた。また臭素元素の
含有量は4600ppmであつた。尚、原料の2,6−
ジイソプロピルナフタレンに対する2,6−
NDCAの収率は76.7%であつた。
機を有するチタンライニングをしたステンレス製
の5オートクレーブに氷酢酸2Kg、酢酸コバル
ト4水塩0.1Kg、酢酸マンガン4水塩0.2Kg、臭化
アンモン50g及び2,6−ジイソプロピルナフタ
レン0.2Kgを入れて、180〜190℃で攪拌しながら
20Kg/cm2で圧縮空気を毎時600の割合で吹き込
み、5時間反応させた。反応終了後、80℃に冷却
し析出物を過し、熱酢酸で洗浄後6重量%の塩
酸2を加えて1時間撹拌した。過・洗浄後、
乾燥して165gの粗2,6−NDCAを得た。その
純度は94.6%、着色成分の含有量を示す25%メチ
ルアミンOD値は0.66であつた。また臭素元素の
含有量は4600ppmであつた。尚、原料の2,6−
ジイソプロピルナフタレンに対する2,6−
NDCAの収率は76.7%であつた。
かようにして得られた粗2,6−NDCAの20
gを、水酸化ナトリウム8g、塩化ナトリウム23
gを水97gに溶解させた水溶液に、25℃で激しく
攪拌しながら加えて、1時間攪拌を続けた。析出
した塩析結晶を別した後、19重量%の塩化ナト
リウム水溶液90gで洗浄して、300gの水に溶解
した。不溶物を別した後、攪拌しながら10重量
%の硫酸水を滴下して水溶液のPHを1.5に調整し
2,6−NDCAを析出させた。析出した2,6
−NDCA結晶を中性になるまで水洗した後、乾
燥して18.3gの2,6−NDCA得た。
gを、水酸化ナトリウム8g、塩化ナトリウム23
gを水97gに溶解させた水溶液に、25℃で激しく
攪拌しながら加えて、1時間攪拌を続けた。析出
した塩析結晶を別した後、19重量%の塩化ナト
リウム水溶液90gで洗浄して、300gの水に溶解
した。不溶物を別した後、攪拌しながら10重量
%の硫酸水を滴下して水溶液のPHを1.5に調整し
2,6−NDCAを析出させた。析出した2,6
−NDCA結晶を中性になるまで水洗した後、乾
燥して18.3gの2,6−NDCA得た。
得られた2,6−NDCAの純度は99.0%で、着
色成分の含有量を示す25%メチルアミン溶液の
OD値は0.068であつた。又、臭素元素の含有量は
4ppmであつた。尚、粗2,6−NDCAに対する
精製2,6−NDCAの回収率は、95.8%であつ
た。
色成分の含有量を示す25%メチルアミン溶液の
OD値は0.068であつた。又、臭素元素の含有量は
4ppmであつた。尚、粗2,6−NDCAに対する
精製2,6−NDCAの回収率は、95.8%であつ
た。
実施例 2
実施例1で得られた粗2,6−NDCAの20g
を塩化カリウム50gと炭酸カリウム35gを水200
gに溶解させた水溶液に、30℃で激しく攪拌しな
がら加えて1時間攪拌を続けた。析出した塩析結
晶を別した後、28重量%の塩化カリウム水溶液
80gで洗浄して、500gの水に溶解した。不溶物
を除去した後、液を2.3gの粉末活性炭を充填
した層に通過させて吸着処理をした。吸着処理さ
れた水溶液に10重量%の塩酸を攪拌しながら滴下
して水溶液のPHを1.5に調整し、2,6−NDCA
を析出させた。析出した2,6−NDCA結晶を
塩素イオンが検出されなくなるまで水洗した後、
乾燥して17.6gの2,6−NDCAを得た。
を塩化カリウム50gと炭酸カリウム35gを水200
gに溶解させた水溶液に、30℃で激しく攪拌しな
がら加えて1時間攪拌を続けた。析出した塩析結
晶を別した後、28重量%の塩化カリウム水溶液
80gで洗浄して、500gの水に溶解した。不溶物
を除去した後、液を2.3gの粉末活性炭を充填
した層に通過させて吸着処理をした。吸着処理さ
れた水溶液に10重量%の塩酸を攪拌しながら滴下
して水溶液のPHを1.5に調整し、2,6−NDCA
を析出させた。析出した2,6−NDCA結晶を
塩素イオンが検出されなくなるまで水洗した後、
乾燥して17.6gの2,6−NDCAを得た。
得られた2,6−NDCA純度は99.8%で、着色
成分の含有量を示す25%メチルアミン溶液のOD
値は0.018であつた。又臭素元素は検出されなか
つた。尚、粗2,6−NDCAに対する精製2,
6−NDCAの回収率は92.8%であつた。
成分の含有量を示す25%メチルアミン溶液のOD
値は0.018であつた。又臭素元素は検出されなか
つた。尚、粗2,6−NDCAに対する精製2,
6−NDCAの回収率は92.8%であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2,6−ジアルキルナフタレンを酸化して得
られた粗2,6−ナフタレンジカルボン酸を、中
和当量以上の水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムから選択さ
れたアルカリと、これと同じ陽イオンの水溶性中
性塩とを含有する水溶液に添加し攪拌して2,6
−ナフタレンジカルボン酸のジナトリウム塩又は
ジカリウム塩として析出させることからなる2,
6−ナフタレンジカルボン酸の精製方法。 2 析出した2,6−ナフタレンジカルボン酸の
ジナトリウム塩又はジカリウム塩を分離した母液
に水溶性中性塩と同じ陰イオンを有する酸を加え
てPH3以下とし不純物を析出分離した後、得られ
た溶液に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、又は炭酸カリウムを加えて循環使
用することからなる特許請求の範囲第1項に記載
の精製方法。 3 分離した2,6−ナフタレンジカルボン酸の
ジアルカリ塩を水に溶解して活性炭による吸着処
理をすることからなる特許請求の範囲第1項に記
載の精製方法。 4 活性炭による吸着処理をする溶液に1〜3重
量%の塩化ナトリウムを加えることからなる特許
請求の範囲第3項に記載の精製方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5635386A JPS62212342A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の精製方法 |
| GB8706038A GB2187744B (en) | 1986-03-14 | 1987-03-13 | Process for producing 2, 6-naphthalenedicarboxylic acid |
| DE19873708239 DE3708239A1 (de) | 1986-03-14 | 1987-03-13 | Verfahren zur herstellung von 2,6-naphthalincarbonsaeure durch oxidation von 2,6-diisopropylnaphthalin |
| CA000532056A CA1303059C (en) | 1986-03-14 | 1987-03-13 | Process for producing 2,6-naphthalenedicarboxylic acid by oxidizing 2,6-diisopropylnaphthalene |
| FR878703503A FR2595691B1 (fr) | 1986-03-14 | 1987-03-13 | Procede pour la production de l'acide naphtalene-dicarboxylique-2,6 par oxydation du diisopropyl-2,6 naphtalene |
| US07/026,322 US4794195A (en) | 1986-03-14 | 1987-03-16 | Process for producing 2,6-naphthalenedicarboxylic acid by oxidizing 2,6-diisopropylnaphthalene |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5635386A JPS62212342A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62212342A JPS62212342A (ja) | 1987-09-18 |
| JPH0530818B2 true JPH0530818B2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=13024867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5635386A Granted JPS62212342A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62212342A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5220994B2 (ja) * | 1971-11-15 | 1977-06-07 |
-
1986
- 1986-03-14 JP JP5635386A patent/JPS62212342A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62212342A (ja) | 1987-09-18 |
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