JPH05310703A - 新規キノロンカルボン酸誘導体,そのエステルおよびその塩並びにその製造法 - Google Patents

新規キノロンカルボン酸誘導体,そのエステルおよびその塩並びにその製造法

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JPH05310703A
JPH05310703A JP4148186A JP14818692A JPH05310703A JP H05310703 A JPH05310703 A JP H05310703A JP 4148186 A JP4148186 A JP 4148186A JP 14818692 A JP14818692 A JP 14818692A JP H05310703 A JPH05310703 A JP H05310703A
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alkyl group
lower alkyl
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hydrogen atom
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JP4148186A
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Masahiro Fujita
昌宏 藤田
Katsumi Chiba
勝巳 千葉
Akiyuki Miyamoto
晧之 宮本
Akira Minami
明 南
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Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記化1で表される新規キノロンカルボン酸
誘導体,そのエステルおよびその塩並びにその製造方
法。 【化1】 (式中、R1 は水素原子,低級アルキル基,アシル基,
低級アルコキシカルボニル基等を意味し、R2 は水素原
子または低級アルキル基を意味し、あるいはR1とR2
は一緒になって環を形成してもよく、R3 およびR4
同一または異なって水素原子または低級アルキル基を意
味し、あるいはR3 とR4 は一緒になって環を形成して
もよく、R5 は低級アルキル基,シクロプロピル基等を
意味し、XはC−H,C−Cl,C−F,C−CH3
C−OCH3 または窒素原子を意味する。) 【効果】 本発明の化合物は、極めて優れた抗菌活性を
示すので、抗菌剤として有用であり、人体および動物用
医薬は勿論のこと、魚病薬,農薬,食品の保存剤等とし
て使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は極めて優れた抗菌活性を
示す新規キノロンカルボン酸誘導体、そのエステルおよ
びその塩並びにその製造方法に関する。
【0002】
【技術背景】7位に置換アルキニル基が直結したある種
のキノロンカルボン酸誘導体およびその製造法は公知で
あり、特開平2−45469号公報に開示されている。
【0003】
【発明の目的】本発明は、優れた抗菌活性を示す3−ア
ミノ−1−プロピニル基を7位に有する新規キノロンカ
ルボン酸誘導体を提供することにある。
【0004】
【発明の具体的な説明】本発明は下記化4
【0005】
【化4】
【0006】〔式中、R1 は水素原子, 低級アルキル
基, アシル基,低級アルコキシカルボニル基,モノもし
くはジ低級アルキルアミノ低級アルキル基,またはアミ
ノ低級アルキル基を意味し、R2 は水素原子または低級
アルキル基を意味し、あるいはR1 とR2 は一緒になっ
て、それらが結合している窒素原子とともに3〜6員環
の環状アミノ基(該環状アミノ基は、ヘテロ原子を含む
こともある)を形成していてもよく、R3 およびR4
同一または異なって水素原子または低級アルキル基を意
味し、あるいは、R3 とR4 は一緒になって環を形成し
てもよく、R5 は炭素数1〜4の直鎖状または分岐状の
アルキル基,アルケニル基,シクロプロピル基または1
〜2個のフッ素原子で置換されているフェニル基を意味
し、XはC−H, C−Cl, C−F,C−CH3 ,C−
OCH3 または窒素原子を意味する。〕で表わされる新
規キノロンカルボン酸誘導体,そのエステルおよびその
塩並びにその製造方法に関する。
【0007】本明細書において、「ハロゲン原子」とし
ては、フッ素原子,塩素原子,臭素原子またはヨウ素原
子を意味し、「低級アルキル基」としては、例えば、メ
チル,エチル,プロピル,ブチル,イソブチル,ter
t−ブチル,ペンチル,ネオペンチル等が挙げられる。
「アシル基」としては、例えば、ホルミル,アセチル,
プロピオニル,ブチリル,イソブチリル,ピバロイル等
が挙げられる。「低級アルコキシカルボニル基」として
は、例えば、メトキシカルボニル,エトキシカルボニ
ル,プロポキシカルボニル,ブトキシカルボニル等が挙
げられる。「モノもしくはジ低級アルキルアミノ低級ア
ルキル基」としては、例えば、モノメチルアミノエチ
ル,ジメチルアミノエチル等が挙げられる。「アミノ低
級アルキル基」としては、例えば、アミノメチル,アミ
ノエチル,アミノプロピル等が挙げられる。「ヘテロ原
子」としては、例えば、窒素原子,酸素原子または硫黄
原子が挙げられる。
【0008】化4の化合物のエステルとは、加水分解す
ることによりまたは生体内で容易に脱離されて化4にな
る様な公知のエステル、例えばメチルエステル,エチル
エステル等の低級アルキルエステル類,アセトキシメチ
ルエステル,ピバロイルオキシメチルエステル,エトキ
シカルボニルオキシエチルエステル,コリンエステル,
ジメチルアミノエチルエステル,ピペリジノエチルエス
テル等のアミノエチルエステル類,5−インダニルエス
テル,フタリジルエステル等を意味する。
【0009】化4の化合物またはそのエステルの塩は、
塩酸,リン酸等の無機酸との塩;酢酸,乳酸,シュウ
酸,コハク酸,メタンスルホン酸,マレイン酸,マロン
酸,グルコン酸等の有機酸との塩;アスパラギン酸,グ
ルタミン酸等の酸性アミノ酸との塩;あるいは化4の化
合物のナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウ
ム,亜鉛,銀等の金属塩;ジメチルアミン,トリエチル
アミン,ジシクロヘキシルアミン,ベンジルアミン等の
有機塩基との塩;リジン,アルギニン等の塩基性アミノ
酸との塩である。
【0010】本発明の化合物には水和物として存在する
ものがある。従って、このような形のものも当然本発明
の化合物に包含される。また、本発明の化合物には、そ
の7位の置換基に不斉炭素原子を有するものが含まれ、
それらは光学活性体として存在し得る。従って、これら
の光学活性体も本発明の化合物に包含される。
【0011】本発明化合物のうち好ましい化合物は、具
体的には次の化合物が挙げられる。 ・7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプ
ロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸。 ・1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−
ジヒドロ−7−(3−メチルアミノ−1−プロピニル)
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸。 ・7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸。 ・1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−7−(3−メチルアミノ−1−プロピニル)−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸。 ・7−(3−アミノ−1−プロピニル)−8−クロロ−
1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸。 ・7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸。 ・7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸。 ・7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸。
【0012】本発明の化合物の製造法につき以下に説明
する。 (1)本発明の化合物は、下記化5
【0013】
【化5】
【0014】(式中、Yはハロゲン原子を意味し、
3 ,R4 およびR5 は前掲と同じ。)で表わされるキ
ノロンカルボン酸またはそのエステル(好ましくは低級
アルキルエステル)と下記化6
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R1 およびR2 は前掲と同じ。)
で表わされる化合物を反応させ、生成物を常法により単
離することによって製造することができる。
【0017】本反応は、反応に影響を及ばさないエタノ
ールの如きアルコール類,ジオキサン,テラヒドロフラ
ン,1,2−ジメトキシエタンの如きエーテル類,ベン
ゼン,トルエン,キシレンの如き芳香族炭化水素類,ア
セトニトリル,ジメチルホルムアミド,ジメチルスルホ
キシド,ピリジン,水等の不活性溶媒中、10〜180
℃、好ましくは10〜120℃において、原料化合物化
5またはそのエステルと原料化合物化6とを10分〜2
4時間混合攪拌することにより実施できる。
【0018】本反応で使用される原料化合物化6は、可
能ならば、反応に関与しない基で保護した形で用い、反
応終了後常法によりその保護基を除去してもよい。保護
基としては、反応によって形成される本発明の化合物の
構造を破壊することなく除去するものであれば如何なる
ものでもよく、ペプチド,アミノ酸,核酸,あるいはα
−ラクタム系化合物の化学の分野で保護基として通常用
いられている基であって、ホルミル,アセチル,トリフ
ルオロアセチル,エトキシカルボニル,ベンジルオキシ
カル,tert−ブトキシカルボニルの如き置換カルボ
ニル基;ベンジル基;トリチル基;トリメチルシリル基
の如きトリ低級アルキルシリル;p−トルエンスルホニ
ル基;o−ニトロフェニルスルフェニル基;ジフェニル
ホスフィニル基;あるいはテトラヒドロピラニル基が具
体例として挙げられる。好ましい保護基としては例えば
ホルミル,アセチル,トリフルオロアセチル,tert
−ブトキシカルボニルの如き易加水分解性基またはベン
ジル基がその例として挙げられる。
【0019】また、本反応は酸受容体の存在下に原料化
合物化6を、原料化合物化5またはそのエステルに対し
て当量ないしやや過剰量使用して行うのが一般的である
が、原料化合物化6を過剰に用いて酸受容体としての役
割を兼ねさせてもよい。酸受容体としては、例えば水酸
化ナトリウムや水酸化カリウム等の水酸化物,炭酸ナト
リウムや炭酸カリウム等の炭酸塩,重炭酸ナトリウムや
重炭酸カリウム等の重炭酸塩,あるいはトリエチルアミ
ン,ジメチルアニリン,N,N−ジイソプロピルエチル
アミン,1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ
セン−7(DBU)の如き有機塩基などが挙げられる。
【0020】原料化合物化5またはそのエステルは、参
考例2〜5に記載の方法あるいはこれに準じた方法によ
り製造することができる。 (2)また、本発明の化合物は、下記化7
【0021】
【化7】
【0022】(式中、Zは塩素原子,臭素原子またはヨ
ウ素原子を意味し、XおよびR5 は前掲と同じ。)で表
わされるキノロンカルボン酸またはそのエステル(好ま
しくは低級アルキルエステル)と下記化8
【0023】
【化8】
【0024】(式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は前
掲と同じ。)で表わされる化合物を塩基の存在下、不活
性ガスの雰囲気中で、0価または2価のパラジウム触媒
を用いて反応させ、生成物を常法により単離することに
よって製造することができる。パラジウム触媒としてテ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム,テト
ラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム/ヨウ化
銅(I),ジクロロビストリフェニルホスフィンパラジ
ウム/ヨウ化銅(I),ジクロロビストリフェニルホス
フィンパラジウム/ヨウ化銅(I)/トリフェニルホス
フィン,酢酸パラジウム/トリフェニルホスフィン等が
挙げられる。
【0025】本反応は、不活性溶媒中、10〜150
℃、好ましくは50〜120℃において、原料化合物化
7またはそのエステルと原料化合物化8とを1〜48時
間反応させることにより実施でき、このとき原料化合物
化8は原料化合物化7またはそのエステルに対して、当
量ないしやや過剰量を使用して行うのが一般的である
が、過剰量用いてもよい。溶媒としては、ジオキサン,
テラヒドロフラン,1,2−ジメトキシエタンの如きエ
−テル類;ベンゼン,トルエン,キシレンの如き芳香族
炭化水素類;アセトニトリル,ジメチルホルムアミド,
ピリジン等が使用される。塩基としては、ジメチルアミ
ン,ジエチルアミンの如き二級アミン;トリメチルアミ
ン,トリエチルアミンの如き三級アミンまたはピペリジ
ン等の有機塩基あるいは水酸化ナトリウム,ナトリウム
エトキシド,炭酸カリウム,リン酸カリウム等の無機塩
基が使用される。これらの塩基は、通常、当量ないし過
剰量が用いられる。また、ジメチルアミン,ジエチルア
ミンの如き二級アミン,トリメチルアミン,トリエチル
アミンの如き三級アミンあるいはピペリジン等の有機塩
基は溶媒として兼ねさせてもよい。
【0026】本反応で使用される原料化合物化8は、可
能ならば、前記(1)で述べたような反応に関与しない
基で保護した形で用い、反応終了後常法によりその保護
基を除去してもよい。
【0027】上記の各方法により得られる本発明の化合
物がエステルである場合、そのエステルの部分を常法に
より加水分解することによって、化4の化合物に変換す
ることができる。
【0028】原料化合物化7またはそのエステルは、参
考例1に記載の方法あるいはこれに準じた方法により製
造することができる。
【0029】更には、必要に応じて化4の化合物を常法
によりエステル化し、化4の化合物のエステルに導くこ
ともできる。また、1級および/または2級アミノ基を
有する本発明の化合物は、常法により(例えば、低級ア
ルキルアルデヒドと蟻酸で処理することにより)、該ア
ミノ基をアルキル化することもできる。
【0030】このようにして製造される本発明の化合物
は、常法に従い単離・精製される。単離・精製条件によ
って、塩の形や遊離の形で得られるが、これらは、目的
に応じて相互に変換され、目的とする形の本発明の化合
物が製造される。
【0031】本発明の化合物の光学活性体は通常の方
法、例えば分別結晶、クロマトグラフィ分離等により、
互いに分離することができる。なお、特定の光学活性体
を有する原料化合物を用い、上記各方法によってそれぞ
れ特定の光学活性体を有する本発明の化合物を製造する
こともできる。
【0032】本発明の化合物である化4,そのエステル
またはその塩はいずれも新規化合物である。これらの化
合物は、極めて優れた抗菌活性を示すので抗菌剤として
価値あるものであり、人体および動物用医薬は勿論のこ
と、魚病薬,農薬,食品の保存剤等としても使用するこ
とが可能である。
【0033】本発明の化合物をヒトに抗菌剤として使用
する場合、その投与量は、年齢,体重,症状,投与経路
等により異なるが、1日当たり5mg〜5gを1回ないし
数回に分けて投与することが推奨される。投与経路は経
口、非経口のいずれでもよい。
【0034】本発明の化合物は原末のままでもよいが、
通常、製剤用担体と共に調製された形で投与される。そ
の具体例としては、錠剤,液剤,カプセル剤,顆粒剤,
細粒剤,散剤,シロップ剤,注射剤,軟膏剤等が挙げら
れる。これらの製剤は常法に従って調製される。経口用
製剤担体としては、デンプン,マンニット,結晶セルロ
ース,CMC Na,水,エタノール等の製剤分野にお
いて常用され、かつ本発明の化合物と反応しない物質が
用いられる。注射用担体としては、水,生理食塩水,グ
ルコース溶液,輸液剤等の注射剤の分野で常用される担
体が挙げられる。 また、上記の液剤および軟膏剤は、
耳鼻咽喉科や眼科における治療においても使用されう
る。
【0035】
【発明の効果】次に本発明の化合物の抗菌活性につい
て、以下にデータを挙げる。
【0036】
【表1】
【0037】*実験条件 最小発育阻止濃度(MIC:μg/ml)は Chemotherap
y, 29 巻1号76頁(1981年) に記載の方法(改定案)に
準じて行った。
【0038】本発明の化合物は、上記に示すとおり優れ
た抗菌活性を示す。また、種々の細菌による局所または
全身感染に対して優れたin vivo 感染防御効果を示すと
共に、動物での一般毒性試験において良好な安全性をも
示す。
【0039】
【実施例】次に、実施例および参考例を挙げて本発明化
合物の製造法を更に具体的に説明する。
【0040】〔参考例1〕 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−7−ヨード−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチル:− 公知の7−アミノ−1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1, 4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸エチル161. 1g, ヨウ化第一銅129.
5gおよびアセトニトリル1. 5lの混合物を攪拌下6
0℃に加温した。亜硝酸tert−ブチル80. 9gを
45分かけて滴下した。滴下した後、同温度で更に4.
5時間攪拌した。冷後、水3lを加え、析出する結晶を
濾取した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(溶出
液:クロロホルムとエタノールの混合溶媒)に付し、目
的物63. 5gを得た。m.p.215〜218℃(ク
ロロホルム−エタノールから再結晶)。
【0041】〔参考例2〕 7−(3−クロロ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸エチル:− (1a) 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−7−ヨード−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸エチル40gとプロパギルアルコール1
0.7gをトリエチルアミン600ml中、触媒にテトラ
キス(トリフェニルホスフィン)パラジウム5.05g
およびヨウ化第一銅1.82gを用いて窒素雰囲気下
4.5時間加熱還流した。反応終了後減圧下に濃縮乾固
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(溶出
液:クロロホルムとエタノールの混合溶媒)に付し、1
−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−7−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−4−
オキソ−キノリン−3−カルボン酸エチル21.4gを
得た。m.p.231〜233℃(クロロホルム−エタ
ノールから再結晶)。
【0042】(1b) 1−シクロプロピル−6,8−ジ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−7−ヨード−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸エチル8.0gと3−テトラ
ヒドロピラニルオキシ−1−プロピン5.35gをトリ
エチルアミン100ml中、触媒にテトラキス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム1.1gおよびヨウ化第一
銅364mgを用いて窒素雰囲気下2時間加熱還流し、減
圧下に濃縮乾固した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ(溶出液:クロロホルムとエタノールの混合溶
媒)に付し、1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(3−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−1−プロピニル)−キノリン−3
−カルボン酸エチル6. 18gを得た。m.p.138
〜140℃(クロロホルム−エタノールから再結晶)。
この化合物1.50g,p−トルエンスルホン酸・1水
和物80mg,エタノール30mlおよびジクロロメタン1
5mlの混合物を室温下20時間攪拌し、減圧下に濃縮乾
固した。残渣にエタノールを加え結晶を濾取して、1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−7−(3−ヒドロキシ−1−プロピニ
ル)−キノリン−3−カルボン酸エチル1. 04gを得
た。m.p.231〜233℃(クロロホルム−エタノ
ールから再結晶)。
【0043】(2) 上記(1a)または(1b)で得られた化
合物302mg,塩化チオニル0.2mlおよび1,2−ジ
クロロエタン10mlの混合物を室温下1.5時間攪拌し
た。減圧下に濃縮乾固し、残渣にエタノールとイソロピ
ルエーテルを加えた。析出する結晶を濾取して、目的物
266mgを得た。m.p.209〜210℃。
【0044】〔参考例3〕 7−(3−クロロ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸:− 7−(3−クロロ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸エチル260mgと氷酢酸
/水/濃硫酸(8:6:1,v/v)の混合液3mlの混
合物を1時間加熱還流した。反応終了後氷水を加え、析
出する結晶を濾取し乾燥して、目的物228mgを得た。
m.p.253〜255℃(分解)。
【0045】〔参考例4〕 7−(3−ブロモ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸エチル:− 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−7−(3−ヒドロキシ−1−プロ
ピニル)−キノリン−3−カルボン酸エチル3.55g
と臭化チオニル1.58mlとを参考例2(2) と同様に反
応処理し、目的物3.76gを得た。m.p.208〜
210℃(クロロホルム−エタノールから再結晶)。
【0046】〔参考例5〕 7−(3−ブロモ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸:− 7−(3−ブロモ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸エチル3.0gを参考例
3と同様に反応処理して、目的物2.74gを得た。
m.p.229〜231℃(クロロホルム−エタノール
から再結晶)。
【0047】〔実施例1〕 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−7−〔3−(1−ピロリジニル)
−1−プロピニル〕−キノリン−3−カルボン酸:− 7−(3−クロロ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸221mg,ピロリジン1
39mgおよびジクロロメタン4mlの混合物を1時間加熱
還流した。減圧下に濃縮乾固し、残渣にアセトニトリル
を加えた。析出結晶を濾取し、目的物124mgを得た。
m.p.188〜191℃(分解)(クロロホルム−ア
セトニトリルから再結晶)。
【0048】〔実施例2〕 1−シクロプロピル−7−(3−ジメチルアミノ−1−
プロピニル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−キノリン−3−カルボン酸:− 7−(3−ブロモ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸300mg,50%ジメチ
ルアミン水溶液0.3mlおよびエタノール9mlの混合物
を室温で2時間攪拌した。減圧下に濃縮乾固し、残渣に
エタノールを加えた。析出結晶を濾取して、目的物89
mgを得た。m.p.195〜197℃(分解)(クロロ
ホルム−エタノールから再結晶)。
【0049】実施例2と同様にして、対応するアミンを
用い、実施例3〜5の化合物を得た。
【0050】〔実施例3〕 7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸:− m.p.231〜234℃(分解)。
【0051】〔実施例4〕 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−7−(3−メチルアミノ−1−プロピニル)−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸:− m.p.233〜235℃(分解)。
【0052】〔実施例5〕 7−〔3−(2−アミノエチルアミノ)−1−プロピニ
ル〕−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸:
− m.p.195〜200℃(分解)。
【0053】〔参考例6〕 3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1−プロピ
ン:− 市販の3−アミノ−1−プロピン4gをジクロロメタン
40mlに溶かし、室温下にジ炭酸ジtert−ブチルエ
ステル15.8gを少しずつ加え、2時間攪拌した。減
圧下に濃縮乾固し、残渣にn−ヘキサンを加えた。析出
する結晶を濾取して、目的物9.07gを得た。m.
p.41〜42℃
【0054】同様にして、3−アミノ−1−ブチン[Jo
urnal of Organic Chemistry, 21,791(1956) に記載の
方法に準じて合成]および3−アミノ−3−メチル−1
−ブチン(市販)から対応する以下の化合物を得た。 ・3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1−ブチ
ン:− m.p.84〜85℃ ・3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチ
ル−1−ブチン:− m.p.59〜61℃
【0055】〔実施例6〕 7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1−
プロピニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオ
ロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸エチル:− 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−7−ヨード−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチル2.0gと3−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ−1−プロピン1.48gをトリエチルアミン
50ml中、触媒にテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム276mgおよびヨウ化第一銅91mgを用
いて窒素雰囲気下4時間加熱還流した。反応終了後減圧
下に濃縮乾固した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:クロロホルムとエタノールの混合溶
媒)に付し、目的物1. 25gを得た。m.p.182
〜183℃(ジクロロメタン−イソプロピルエーテルか
ら再結晶)。
【0056】実施例6と同様にして、対応する3−置換
アミノ−1−ブチンを用い、実施例7および8の化合物
を得た。
【0057】〔実施例7〕 7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1−
ブチニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチル:− m.p.155〜156℃(ジクロロメタン−イソプロ
ピルエーテルから再結晶)。
【0058】〔実施例8〕 7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−
メチル−1−ブチニル)−1−シクロプロピル−6,8
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸エチル:− m.p.208〜209℃(酢酸エチルから再結晶)。
【0059】〔実施例9〕 7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸:− (1) 7−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−
1−プロピニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸エチル736mgと10%塩酸7.4mlの混合
物を80℃,2.5時間加熱攪拌した。冷却後結晶を濾
取、乾燥して、目的物の塩酸塩489mgを得た。 (2) この塩酸塩を1N水酸化ナトリウムに溶解し、活性
炭処理した後希酢酸で中和した。析出結晶を濾取、乾燥
して、目的物358mgを得た。m.p.230〜233
℃(分解)。実施例9と同様にして実施例10および1
1の化合物を得た。
【0060】〔実施例10〕 7−(3−アミノ−1−ブチニル)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸:− m.p.183〜186℃(分解)。
【0061】〔実施例11〕 7−(3−アミノ−3−メチル−1−ブチニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸:− m.p.228〜229℃
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】〔実施例11〕 7−(3−アミノ−3−メチル−1−ブチニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸:− m.p.228〜229℃ 〔参考例7〕 1−(2,4−ジフルオロ−1−フェニル)−6,8−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−ヨード−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸エチル:− 公知の7−アミノ−1−(2,4−ジフルオロ−1−フ
ェニル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルを参考例1と
同様に反応処理して目的物を得た。m.p.208〜2
09℃(ジクロロメタン−アセトニトリルから再結
晶)。 〔実施例12〕 1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−7−(3−モルホリノ−1−プロピニル)−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸:− (1) 公知の3−モルホリノ−1−プロピン〔Zh. Organ.
Khim., 1(10), 1726-1728 (1965)(Chem. Abstr., 64,
3340h (1966)) 〕を用い実施例6と同様に反応処理し
て、1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4
−ジヒドロ−7−(3−モルホリノ−1−プロピニル)
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルを得た。
m.p.185〜187℃(ジクロロメタン−イソプロ
ピルエーテルから再結晶)。 (2) 実施例12(1) で得た化合物を用い、実施例9と同
様に反応処理して目的物を得た。m.p.181〜18
3℃(分解)。 〔実施例13〕 7−(3−アミノ−1−プロピニル)−1−(2,4−
ジフルオロ−1−フェニル)−6,8−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸:− (1) 1−(2,4−ジフルオロ−1−フェニル)−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−ヨード−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸エチル(参考例7の化
合物)を用い実施例6と同様に反応処理して、7−(3
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1−プロピニ
ル)−1−(2,4−ジフルオロ−1−フェニル)−
6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチルを得た。m.p.207
〜208℃(ジクロロメタン−イソプロピルエーテルか
ら再結晶)。 (2) 実施例13(1) で得た化合物を用い、実施例9と同
様に反応処理して目的物を得た。m.p.260〜26
5℃(分解)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1 【化1】 〔式中、R1 は水素原子, 低級アルキル基, アシル基,
    低級アルコキシカルボニル基,モノもしくはジ低級アル
    キルアミノ低級アルキル基,またはアミノ低級アルキル
    基を意味し、R2 は水素原子または低級アルキル基を意
    味し、あるいはR1 とR2 は一緒になって、それらが結
    合している窒素原子とともに3〜6員環の環状アミノ基
    (該環状アミノ基は、ヘテロ原子を含むこともある)を
    形成していてもよく、R3 およびR4 は同一または異な
    って水素原子または低級アルキル基を意味し、あるいは
    3 とR4 は一緒になって環を形成してもよく、R5
    炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基,アル
    ケニル基,シクロプロピル基または1〜2個のフッ素原
    子で置換されているフェニル基を意味し、XはC−H,
    C−Cl, C−F,C−CH3 ,C−OCH3 または窒
    素原子を意味する。〕で表わされる新規キノロンカルボ
    ン酸,そのエステルまたはその塩。
  2. 【請求項2】 R1 ,R2 ,R3 およびR4 が同一また
    は異なって水素原子または低級アルキル基であり、R5
    がシクロプロピル基または1〜2個のフッ素原子で置換
    されているフェニル基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 下記化2 【化2】 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を意味し、
    Zは塩素原子,臭素原子またはヨウ素原子を意味し、R
    5 は炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基,
    アルケニル基,シクロプロピル基または1〜2個のフッ
    素原子で置換されているフェニル基を意味し、XはC−
    H, C−Cl, C−F,C−CH3 ,C−OCH3 また
    は窒素原子を意味する。)で表わされる化合物に、下記
    化3 【化3】 (式中、R1 は水素原子, 低級アルキル基, アシル基,
    低級アルコキシカルボニル基,モノもしくはジ低級アル
    キルアミノ低級アルキル基,またはアミノ低級アルキル
    基を意味し、R2 は水素原子または低級アルキル基を意
    味し、あるいはR1 とR2 は一緒になって、それらが結
    合している窒素原子とともに3〜6員環の環状アミノ基
    (該環状アミノ基は、ヘテロ原子を含むこともある)を
    形成していてもよく、R3 およびR4 は同一または異な
    って水素原子または低級アルキル基を意味し、あるいは
    3 とR4 は一緒になって環を形成してもよいことを意
    味する。)で表わされるアセチレン化合物を塩基の存在
    下、不活性ガスの雰囲気中で、0価または2価のパラジ
    ウム触媒を用いて反応させることを特徴とする請求項1
    に記載された化合物を製造する方法。
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