JPH0531423A - 張力展開成膜方法、液晶表示パネル及び張力展開成膜装置 - Google Patents
張力展開成膜方法、液晶表示パネル及び張力展開成膜装置Info
- Publication number
- JPH0531423A JPH0531423A JP3192092A JP19209291A JPH0531423A JP H0531423 A JPH0531423 A JP H0531423A JP 3192092 A JP3192092 A JP 3192092A JP 19209291 A JP19209291 A JP 19209291A JP H0531423 A JPH0531423 A JP H0531423A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- roller
- coating liquid
- liquid
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 71
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 title claims description 9
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 367
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims abstract description 273
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims abstract description 273
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 223
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims abstract description 80
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 55
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims abstract description 36
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 47
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 28
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 16
- 238000011161 development Methods 0.000 claims description 10
- 238000007790 scraping Methods 0.000 claims description 8
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000010992 reflux Methods 0.000 claims description 4
- 230000007480 spreading Effects 0.000 claims description 4
- 238000003892 spreading Methods 0.000 claims description 4
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 3
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 151
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 146
- 239000010409 thin film Substances 0.000 abstract description 3
- 241001131688 Coracias garrulus Species 0.000 description 298
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 41
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 29
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 24
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 13
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 13
- 230000008859 change Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 230000008569 process Effects 0.000 description 8
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 7
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 6
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 6
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 208000028659 discharge Diseases 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 4
- 238000004528 spin coating Methods 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 102100035353 Cyclin-dependent kinase 2-associated protein 1 Human genes 0.000 description 1
- 101000911772 Homo sapiens Hsc70-interacting protein Proteins 0.000 description 1
- 101000661807 Homo sapiens Suppressor of tumorigenicity 14 protein Proteins 0.000 description 1
- 102100029860 Suppressor of tumorigenicity 20 protein Human genes 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 238000010409 ironing Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000004579 marble Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000009736 wetting Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗着層の膜厚さに対して影響を与える不安定
因子をなくし、均一厚さの薄い膜形成を可能とする成膜
方法を実現すること。 【構成】 ガラス基板21の被塗着面21aをガイドロ
ーラ42のローラ面に位置規定した状態で、塗着部51
に搬送する。ここで、被塗着面21aの先端側が液供給
ローラ52の上方に位置したとき、ガラス基板21を停
止させ、塗着液の表面張力によって、先端側全域に予備
塗着層を形成する。この後に、被塗着面21aと液供給
ローラ52との間に所定の離間距離を保持し、これらの
間に着色レジストの液溜まり層を形成した状態まま、ガ
ラス基板21を搬送し、予備塗着層から着色レジストを
展開して、塗着層を形成する。
因子をなくし、均一厚さの薄い膜形成を可能とする成膜
方法を実現すること。 【構成】 ガラス基板21の被塗着面21aをガイドロ
ーラ42のローラ面に位置規定した状態で、塗着部51
に搬送する。ここで、被塗着面21aの先端側が液供給
ローラ52の上方に位置したとき、ガラス基板21を停
止させ、塗着液の表面張力によって、先端側全域に予備
塗着層を形成する。この後に、被塗着面21aと液供給
ローラ52との間に所定の離間距離を保持し、これらの
間に着色レジストの液溜まり層を形成した状態まま、ガ
ラス基板21を搬送し、予備塗着層から着色レジストを
展開して、塗着層を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネル等のカ
ラーフィルタの着色レジスト層に代表される薄い塗着層
の成膜技術に関する。
ラーフィルタの着色レジスト層に代表される薄い塗着層
の成膜技術に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイのカラーフィルタの製
造工程、半導体装置のフォトレジスト層の形成工程等に
おいては、均一な薄い塗着層の成膜が行われるが、それ
に用いられる成膜方法の代表的なものとして、スピンコ
ート法がある。このスピンコート法は、回転する被塗着
部材の内側に塗着液を滴下し、その遠心力によって、表
面全域に塗着液を展開すると共に、余剰な塗着液を除去
して均一な塗着層を形成するものである。しかしなが
ら、この方法では、塗着液が受ける遠心力を利用するた
め、円板状の被塗着部材には適しているが、角形の被塗
着部材では、隅部に対する膜厚制御が不可能であるの
で、被塗着部材全体を利用できないという問題がある。
しかも、インラインで行うには不向きである。そこで、
シート状の被塗着部材に対して多用されている転写成膜
法の適用が考えられる。この転写成膜法の代表的なもの
がロールコータ法であり、これをカラーフィルタの製造
工程に応用した場合には、図37に示すように、レジス
ト貯留槽201に貯留されたレジスト202をファンテ
ン・ローラ203によって掻き上げた後、伝達ローラ2
04を介してコーティングローラ205に伝達する。そ
して、ガラス基板206を、その被塗着面がコーティン
グローラ205のローラ面に所定の圧力をもって圧接す
る状態で搬送し、その圧力によりレジストを転写して、
ガラス基板206にレジスト膜202aをコーティング
する。従って、四角形のガラス基板206全面に成膜で
き、また連続式も可能である。
造工程、半導体装置のフォトレジスト層の形成工程等に
おいては、均一な薄い塗着層の成膜が行われるが、それ
に用いられる成膜方法の代表的なものとして、スピンコ
ート法がある。このスピンコート法は、回転する被塗着
部材の内側に塗着液を滴下し、その遠心力によって、表
面全域に塗着液を展開すると共に、余剰な塗着液を除去
して均一な塗着層を形成するものである。しかしなが
ら、この方法では、塗着液が受ける遠心力を利用するた
め、円板状の被塗着部材には適しているが、角形の被塗
着部材では、隅部に対する膜厚制御が不可能であるの
で、被塗着部材全体を利用できないという問題がある。
しかも、インラインで行うには不向きである。そこで、
シート状の被塗着部材に対して多用されている転写成膜
法の適用が考えられる。この転写成膜法の代表的なもの
がロールコータ法であり、これをカラーフィルタの製造
工程に応用した場合には、図37に示すように、レジス
ト貯留槽201に貯留されたレジスト202をファンテ
ン・ローラ203によって掻き上げた後、伝達ローラ2
04を介してコーティングローラ205に伝達する。そ
して、ガラス基板206を、その被塗着面がコーティン
グローラ205のローラ面に所定の圧力をもって圧接す
る状態で搬送し、その圧力によりレジストを転写して、
ガラス基板206にレジスト膜202aをコーティング
する。従って、四角形のガラス基板206全面に成膜で
き、また連続式も可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
コータ法においては、レジスト膜202aの厚さが、ガ
ラス基板206に対する圧力、ガラス基板206の搬送
速度、コーティングローラ205の回転速度の他、膜厚
さに影響する因子が多数存在し、しかもそれらの因子の
制御が難しいという問題を有する。すなわち、ガラス基
板206にはコーティングローラ205のローラ面20
5aに向けて圧力が加えられ、レジストはこの圧力をよ
ってガラス基板206に付着した後、ロール面205a
とガラス基板206との離間動作によって剪断される。
その剪断位置が膜厚さに反映されるものであり、この位
置は、ロール面205a側へのレジストの付着力、レジ
スト自身の表面張力、及びガラス基板206側へのレジ
ストの付着力のバランスにより規定されるが、これらの
影響因子のうち、特に、ロール面205a側へのレジス
トの付着力は、ガラス基板206に加えられる圧力、ロ
ール面205aの表面状態によって局部的に、経時的に
変化しやすい性質のものである。従って、膜厚さが変動
しやすく、カラーフィルタや半導体装置等の製造に十分
対応できないものであった。
コータ法においては、レジスト膜202aの厚さが、ガ
ラス基板206に対する圧力、ガラス基板206の搬送
速度、コーティングローラ205の回転速度の他、膜厚
さに影響する因子が多数存在し、しかもそれらの因子の
制御が難しいという問題を有する。すなわち、ガラス基
板206にはコーティングローラ205のローラ面20
5aに向けて圧力が加えられ、レジストはこの圧力をよ
ってガラス基板206に付着した後、ロール面205a
とガラス基板206との離間動作によって剪断される。
その剪断位置が膜厚さに反映されるものであり、この位
置は、ロール面205a側へのレジストの付着力、レジ
スト自身の表面張力、及びガラス基板206側へのレジ
ストの付着力のバランスにより規定されるが、これらの
影響因子のうち、特に、ロール面205a側へのレジス
トの付着力は、ガラス基板206に加えられる圧力、ロ
ール面205aの表面状態によって局部的に、経時的に
変化しやすい性質のものである。従って、膜厚さが変動
しやすく、カラーフィルタや半導体装置等の製造に十分
対応できないものであった。
【0004】そこで、本願発明者は、上記の要因のう
ち、ガラス基板に加えられる圧力、コーティングローラ
(塗着液供給手段)の表面状態等、局部的に、また経時
的に変化しやすい因子の影響を受けない成膜方法を提案
する。
ち、ガラス基板に加えられる圧力、コーティングローラ
(塗着液供給手段)の表面状態等、局部的に、また経時
的に変化しやすい因子の影響を受けない成膜方法を提案
する。
【0005】ここで、最初に試みた方法は、レジストに
ガラス基板を浸漬した状態から、一定速度でガラス基板
を引き上げる引上げ成膜法である。この方法によれば、
ガラス基板の引上げ速度によって規定される剪断力、ガ
ラス基板へのレジストの付着力、レジスト自身の表面張
力のみによって、レジスト膜の厚さを規定でき、安定し
た成膜が実現できる。しかし、この方法においては、ス
ピンコート法と同様、インライン化が難しく、さらに、
片面側のみのコーティングが不可能であるという致命的
な欠点を有する。
ガラス基板を浸漬した状態から、一定速度でガラス基板
を引き上げる引上げ成膜法である。この方法によれば、
ガラス基板の引上げ速度によって規定される剪断力、ガ
ラス基板へのレジストの付着力、レジスト自身の表面張
力のみによって、レジスト膜の厚さを規定でき、安定し
た成膜が実現できる。しかし、この方法においては、ス
ピンコート法と同様、インライン化が難しく、さらに、
片面側のみのコーティングが不可能であるという致命的
な欠点を有する。
【0006】次に試みた方法は、上記引上げ成膜法をそ
のまま水平姿勢で再現することである。すなわち、図3
8に示すように、ガラス基板251の表面に向けてレジ
ストを定量供給する広幅のノズル体253を配置し、こ
のノズル体253をガラス基板251の上方位置を移動
させるものである。ここで、ノズル体253は常にガラ
ス基板251から一定の離間距離を保持され、それらの
間には、レジストの液溜まり層252aが形成された状
態にある。従って、レジストの供給量と、ガラス基板2
51に塗着されるレジスト量とをバランスさせ、しか
も、レジストが剪断されない速度でノズル体253を移
動させていくと、ガラス基板251には、レジストの表
面張力によって、一定厚さのレジスト膜252bが展開
され、従来法と全く異なる成膜方法、すなわち、表面張
力を利用して塗着液を展開する張力展開成膜法を実現で
き、引上げ成膜法と同様に、膜厚さに対する影響因子が
少ない安定した成膜方法を実現できる。しかしながら、
この方法では、レジストの供給量と、ガラス基板251
に塗着されるレジスト量とがバランスを保った条件下で
は可能であるが、例えば、レジストの供給量が過剰であ
ると、過剰なレジストのうち一部は、その表面張力によ
ってノズル体253の走査方向に引き込まれ、厚さばら
つきは緩和されるものの、ほとんどのレジストは供給さ
れたガラス基板251上で自重によって成膜されるた
め、膜厚さにばらつきが発生して、実用化には到らなか
った。
のまま水平姿勢で再現することである。すなわち、図3
8に示すように、ガラス基板251の表面に向けてレジ
ストを定量供給する広幅のノズル体253を配置し、こ
のノズル体253をガラス基板251の上方位置を移動
させるものである。ここで、ノズル体253は常にガラ
ス基板251から一定の離間距離を保持され、それらの
間には、レジストの液溜まり層252aが形成された状
態にある。従って、レジストの供給量と、ガラス基板2
51に塗着されるレジスト量とをバランスさせ、しか
も、レジストが剪断されない速度でノズル体253を移
動させていくと、ガラス基板251には、レジストの表
面張力によって、一定厚さのレジスト膜252bが展開
され、従来法と全く異なる成膜方法、すなわち、表面張
力を利用して塗着液を展開する張力展開成膜法を実現で
き、引上げ成膜法と同様に、膜厚さに対する影響因子が
少ない安定した成膜方法を実現できる。しかしながら、
この方法では、レジストの供給量と、ガラス基板251
に塗着されるレジスト量とがバランスを保った条件下で
は可能であるが、例えば、レジストの供給量が過剰であ
ると、過剰なレジストのうち一部は、その表面張力によ
ってノズル体253の走査方向に引き込まれ、厚さばら
つきは緩和されるものの、ほとんどのレジストは供給さ
れたガラス基板251上で自重によって成膜されるた
め、膜厚さにばらつきが発生して、実用化には到らなか
った。
【0007】本発明の課題は、前述の提案の実現を図る
こと、すなわち、塗着層の膜厚さに対して影響を与える
因子のうち、不安定な因子の影響をなくして、均一厚さ
の薄い膜を形成可能な張力展開成膜方法、それを利用し
た液晶表示パネル及び張力展開成膜装置を提案すること
にある。
こと、すなわち、塗着層の膜厚さに対して影響を与える
因子のうち、不安定な因子の影響をなくして、均一厚さ
の薄い膜を形成可能な張力展開成膜方法、それを利用し
た液晶表示パネル及び張力展開成膜装置を提案すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る成膜方法において講じた手段を、図2
を参照して、説明する。図2(a)において、被塗着面
2aを下方に向けて搬送される被塗着部材2の搬送経路
の下方位置に、この搬送経路の幅方向に向けて塗着液3
を定量供給する塗着液供給手段4を設けておき、まず、
予備塗着層形成工程として、例えば、図2(b)に示す
ように、被塗着面2aの先端側2bを塗着液供給手段4
の上方位置まで搬送し、そこに塗着液3を接触させると
共に、その位置で被塗着部材2を一時停止させ、塗着液
の表面張力によって、その先端側全域に塗着液3を接触
させて予備塗着層を形成する。次に、この状態から、塗
着液展開工程として、図2(c)に示すように、塗着液
供給手段4と被塗着面2aとの間に所定の離間距離d1
を保持して、それらの間に液溜まり層3aを形成したま
ま、被塗着部材2を搬送して、予備塗着層5aから塗着
層5bを展開させ、図2(d)に示すように、塗着層5
bを形成する。すなわち、被塗着部材2に対して塗着液
供給手段4の側に圧力をかけて塗着するのではなく、予
め塗着した予備塗着層5aから、塗着液3の表面張力を
利用して連続的に塗着層5bを誘導、展開していく張力
展開操作によって成膜する。
に、本発明に係る成膜方法において講じた手段を、図2
を参照して、説明する。図2(a)において、被塗着面
2aを下方に向けて搬送される被塗着部材2の搬送経路
の下方位置に、この搬送経路の幅方向に向けて塗着液3
を定量供給する塗着液供給手段4を設けておき、まず、
予備塗着層形成工程として、例えば、図2(b)に示す
ように、被塗着面2aの先端側2bを塗着液供給手段4
の上方位置まで搬送し、そこに塗着液3を接触させると
共に、その位置で被塗着部材2を一時停止させ、塗着液
の表面張力によって、その先端側全域に塗着液3を接触
させて予備塗着層を形成する。次に、この状態から、塗
着液展開工程として、図2(c)に示すように、塗着液
供給手段4と被塗着面2aとの間に所定の離間距離d1
を保持して、それらの間に液溜まり層3aを形成したま
ま、被塗着部材2を搬送して、予備塗着層5aから塗着
層5bを展開させ、図2(d)に示すように、塗着層5
bを形成する。すなわち、被塗着部材2に対して塗着液
供給手段4の側に圧力をかけて塗着するのではなく、予
め塗着した予備塗着層5aから、塗着液3の表面張力を
利用して連続的に塗着層5bを誘導、展開していく張力
展開操作によって成膜する。
【0009】かかる成膜方法を実現するための張力展開
成膜装置としては、例えば、図1及び図2に示すものを
利用できる。まず、被塗着面2aを下方に向けて被塗着
部材2を搬送する搬送手段6と、被塗着部材2の搬送経
路1bの下方位置に配置され、この搬送経路1bの幅方
向に向けて塗着液3を定量供給する塗着液供給手段4
と、この塗着液供給手段4と被塗着面2aとの間に液溜
まり層3aを形成可能に、それらの離間距離d1 を調
整、保持する離間距離調整保持手段とを設けておく。さ
らに、塗着液供給手段4の上方位置に被塗着面2aの先
端側2bが位置したときに、その先端側2b全域に塗着
液3を接触させて予備塗着層5aを形成する予備塗着層
形成手段として、例えば、被塗着面2aの先端側2bと
塗着液供給手段4との間に所定の離間距離d1 を保持し
て、そこに塗着液の液溜まり層を形成し、その状態で、
被塗着部材2を一時停止させて、その表面張力によって
液溜まり層を被塗着面2aの先端側2bと塗着液供給手
段4との間で拡張させるように、搬送手段6に一時停止
動作を行わせる。これにより、予備塗着層5aが形成さ
れた後に、搬送手段6は、液溜まり層3aを形成したま
ま、被塗着部材2を搬送して、予備塗着層5aから塗着
層5bを展開する。
成膜装置としては、例えば、図1及び図2に示すものを
利用できる。まず、被塗着面2aを下方に向けて被塗着
部材2を搬送する搬送手段6と、被塗着部材2の搬送経
路1bの下方位置に配置され、この搬送経路1bの幅方
向に向けて塗着液3を定量供給する塗着液供給手段4
と、この塗着液供給手段4と被塗着面2aとの間に液溜
まり層3aを形成可能に、それらの離間距離d1 を調
整、保持する離間距離調整保持手段とを設けておく。さ
らに、塗着液供給手段4の上方位置に被塗着面2aの先
端側2bが位置したときに、その先端側2b全域に塗着
液3を接触させて予備塗着層5aを形成する予備塗着層
形成手段として、例えば、被塗着面2aの先端側2bと
塗着液供給手段4との間に所定の離間距離d1 を保持し
て、そこに塗着液の液溜まり層を形成し、その状態で、
被塗着部材2を一時停止させて、その表面張力によって
液溜まり層を被塗着面2aの先端側2bと塗着液供給手
段4との間で拡張させるように、搬送手段6に一時停止
動作を行わせる。これにより、予備塗着層5aが形成さ
れた後に、搬送手段6は、液溜まり層3aを形成したま
ま、被塗着部材2を搬送して、予備塗着層5aから塗着
層5bを展開する。
【0010】本発明においては、塗着液供給手段として
は、ローラ面が塗着液中を通過する状態で回転して塗着
液を掻き上げする塗着液供給ローラと、その塗着液の掻
き上げ側に近接配置され、それらの離間距離に対応する
量の塗着液を塗着液供給ローラのローラ面から除去し
て、上方に向けて供給される塗着液量を規定する供給液
量規定手段とを備えているものを採用することができ
る。また、供給液量規定手段としては、例えば、塗着液
供給ローラの塗着液の掻き上げ側に近接配置され、その
回転方向と同方向に回転するドクターローラと、このド
クターローラに近接配置され、そのローラ面から塗着液
を掻き取りするドクタースキージとを備えているものを
採用することができる。この場合には、離間距離に加え
て、ドクターローラの回転速度によっても塗着液供給量
を調整できる。ここで、ドクターローラ及びドクタース
キージの配置数には制限のないものであり、ドクターロ
ーラに伝達ローラなども加えた複数のローラとドクター
スキージの組合せをも含む。
は、ローラ面が塗着液中を通過する状態で回転して塗着
液を掻き上げする塗着液供給ローラと、その塗着液の掻
き上げ側に近接配置され、それらの離間距離に対応する
量の塗着液を塗着液供給ローラのローラ面から除去し
て、上方に向けて供給される塗着液量を規定する供給液
量規定手段とを備えているものを採用することができ
る。また、供給液量規定手段としては、例えば、塗着液
供給ローラの塗着液の掻き上げ側に近接配置され、その
回転方向と同方向に回転するドクターローラと、このド
クターローラに近接配置され、そのローラ面から塗着液
を掻き取りするドクタースキージとを備えているものを
採用することができる。この場合には、離間距離に加え
て、ドクターローラの回転速度によっても塗着液供給量
を調整できる。ここで、ドクターローラ及びドクタース
キージの配置数には制限のないものであり、ドクターロ
ーラに伝達ローラなども加えた複数のローラとドクター
スキージの組合せをも含む。
【0011】ここで、塗着液供給ローラは転写成膜法に
用いるコーティングローラと異なり、そのローラ面にV
溝などを設ける必要がなく、平滑面であってもよい。逆
に平滑面とした方が、厚さが薄い塗着層の形成には適し
ており、レベリング工程などを省略できる場合がある。
用いるコーティングローラと異なり、そのローラ面にV
溝などを設ける必要がなく、平滑面であってもよい。逆
に平滑面とした方が、厚さが薄い塗着層の形成には適し
ており、レベリング工程などを省略できる場合がある。
【0012】本発明において、被塗着部材の搬送を、被
塗着面2aの側ではなく被塗着部材2の背面側または搬
送手段等、他の部位を基準に行うと、被塗着部材2の厚
さ等の形状ばらつきがそのまま膜特性に反映されてしま
う。そこで、離間距離調整保持手段としては、例えば、
被塗着部材2の搬送経路の両側に被塗着部材の両端を支
持可能に配置され、その案内面の高さ位置を調整して所
定の位置に搬送経路の搬送基準面を形成するレール体、
ローラ等の搬送基準面設定部材を採用し、搬送手段は、
この搬送基準面に被塗着面自身を直接位置規定させる位
置規定手段を備えていることが好ましい。
塗着面2aの側ではなく被塗着部材2の背面側または搬
送手段等、他の部位を基準に行うと、被塗着部材2の厚
さ等の形状ばらつきがそのまま膜特性に反映されてしま
う。そこで、離間距離調整保持手段としては、例えば、
被塗着部材2の搬送経路の両側に被塗着部材の両端を支
持可能に配置され、その案内面の高さ位置を調整して所
定の位置に搬送経路の搬送基準面を形成するレール体、
ローラ等の搬送基準面設定部材を採用し、搬送手段は、
この搬送基準面に被塗着面自身を直接位置規定させる位
置規定手段を備えていることが好ましい。
【0013】ここで、搬送基準面設定部材の案内面とし
ては、例えば、偏芯軸を介してガイドローラ支持台に取
付けされたガイドローラ群のローラ面を利用し、その偏
芯軸の取付け姿勢によってローラ面の高さ位置を調整す
るものを利用できる。かかる偏芯軸を利用すれば、個々
のガイドローラの位置調整が容易であるが、さらに、複
数のガイドローラを一括して高さ調整できるように、そ
れらが取付けされたガイドローラ支持台が、下面に傾斜
面をもつ上部ガイドローラ支持台と、この上部ガイドロ
ーラ支持台の傾斜面に対応する傾斜面を備える下部ガイ
ドローラ支持台と、これらの傾斜面を利用して、上部ガ
イドローラ支持台をスライドさせると共に、所定の位置
で固定する支持台調整固定手段とを有していることが好
ましい。
ては、例えば、偏芯軸を介してガイドローラ支持台に取
付けされたガイドローラ群のローラ面を利用し、その偏
芯軸の取付け姿勢によってローラ面の高さ位置を調整す
るものを利用できる。かかる偏芯軸を利用すれば、個々
のガイドローラの位置調整が容易であるが、さらに、複
数のガイドローラを一括して高さ調整できるように、そ
れらが取付けされたガイドローラ支持台が、下面に傾斜
面をもつ上部ガイドローラ支持台と、この上部ガイドロ
ーラ支持台の傾斜面に対応する傾斜面を備える下部ガイ
ドローラ支持台と、これらの傾斜面を利用して、上部ガ
イドローラ支持台をスライドさせると共に、所定の位置
で固定する支持台調整固定手段とを有していることが好
ましい。
【0014】なお、塗着液供給手段の両側方まで、搬送
基準面設定部材が配置されていること、例えば、塗着液
供給手段としての塗着液供給ローラの両軸端にガイドロ
ーラを備えていることが、その上方位置を通過する被塗
着部材の姿勢が変動することを防止するためには効果的
である。
基準面設定部材が配置されていること、例えば、塗着液
供給手段としての塗着液供給ローラの両軸端にガイドロ
ーラを備えていることが、その上方位置を通過する被塗
着部材の姿勢が変動することを防止するためには効果的
である。
【0015】また、本発明の装置において、搬送手段
は、被塗着部材を保持する保持部材と、この保持部材を
垂直方向に移動させる垂直方向移動手段と、この垂直方
向移動手段を水平方向に移動させる水平方向移動手段と
を備えており、この垂直方向移動手段が搬送基準面に被
塗着面に位置規定するときに、被塗着面全体が搬送基準
面に追従するように、保持部材はユニバーサルジョイン
トを介して垂直方向移動手段に接続されているが好まし
い。
は、被塗着部材を保持する保持部材と、この保持部材を
垂直方向に移動させる垂直方向移動手段と、この垂直方
向移動手段を水平方向に移動させる水平方向移動手段と
を備えており、この垂直方向移動手段が搬送基準面に被
塗着面に位置規定するときに、被塗着面全体が搬送基準
面に追従するように、保持部材はユニバーサルジョイン
トを介して垂直方向移動手段に接続されているが好まし
い。
【0016】さらに、保持部材が被塗着部材の背面全体
を保持することによって、確実な搬送、位置規定ができ
ると共に、保持部材の接触によって被塗着部材の塗着面
の位置毎に温度ばらつきが発生しないようにするには、
保持部材が、その下面側に被塗着部材の背面全域に吸着
してこれを支持する多孔質の真空チャック面を備えてい
ることが効果的である。
を保持することによって、確実な搬送、位置規定ができ
ると共に、保持部材の接触によって被塗着部材の塗着面
の位置毎に温度ばらつきが発生しないようにするには、
保持部材が、その下面側に被塗着部材の背面全域に吸着
してこれを支持する多孔質の真空チャック面を備えてい
ることが効果的である。
【0017】そして、使用した塗着液を再利用できるよ
うに、塗着液供給手段は、供給される塗着液が貯留され
た第1の貯留部と、回収された塗着液が貯留される第2
の貯留部と、第2の貯留部からポンプを介して第1の貯
留部に塗着液を還流させる還流経路と、この還流経路に
おけるポンプと第1の貯留部との間に介挿され、塗着液
から夾雑物を除去する塗着液再生手段を備えていること
が好ましい。ここに、冷却手段なども設けて、塗着液の
使用温度を、その保管温度と同等に設定し、持ち出して
きてすぐに使用できるように、また、溶剤成分が揮発し
てしまうことがないようにすることが好ましい。
うに、塗着液供給手段は、供給される塗着液が貯留され
た第1の貯留部と、回収された塗着液が貯留される第2
の貯留部と、第2の貯留部からポンプを介して第1の貯
留部に塗着液を還流させる還流経路と、この還流経路に
おけるポンプと第1の貯留部との間に介挿され、塗着液
から夾雑物を除去する塗着液再生手段を備えていること
が好ましい。ここに、冷却手段なども設けて、塗着液の
使用温度を、その保管温度と同等に設定し、持ち出して
きてすぐに使用できるように、また、溶剤成分が揮発し
てしまうことがないようにすることが好ましい。
【0018】さらに、塗着層が形成された被塗着面のう
ち、その後端側には過剰な塗着液が付着しやすいので、
塗着液展開工程の後には、被塗着面の後端側、必要に応
じて先端側にも液切り部材を接触させて、そこから過剰
な塗着液を除去する液切り工程を行うことが好ましい。
この場合には、後端側または先端側に対して選択的に接
触可能なように、張力展開成膜装置は、塗着層が形成さ
れた被塗着面の後端側または先端側に接触して、そこか
ら過剰な塗着液を除去する液切り部材と、この液切り部
材を被塗着面に接触可能な位置及びこの位置から退避し
た位置に液切り部材を移動させる液切り部材移動手段と
を備える液切り機構も設けておくことが好ましい。この
場合に、液切り部材移動手段は被塗着部材の搬送動作に
タイミングを合わせて動作する。
ち、その後端側には過剰な塗着液が付着しやすいので、
塗着液展開工程の後には、被塗着面の後端側、必要に応
じて先端側にも液切り部材を接触させて、そこから過剰
な塗着液を除去する液切り工程を行うことが好ましい。
この場合には、後端側または先端側に対して選択的に接
触可能なように、張力展開成膜装置は、塗着層が形成さ
れた被塗着面の後端側または先端側に接触して、そこか
ら過剰な塗着液を除去する液切り部材と、この液切り部
材を被塗着面に接触可能な位置及びこの位置から退避し
た位置に液切り部材を移動させる液切り部材移動手段と
を備える液切り機構も設けておくことが好ましい。この
場合に、液切り部材移動手段は被塗着部材の搬送動作に
タイミングを合わせて動作する。
【0019】なお、上記の構成を、被塗着部材側を固定
し、塗着液供給手段側を移動させるようにしてもよい。
し、塗着液供給手段側を移動させるようにしてもよい。
【0020】
【作用】以上の構成からなる本発明の張力展開成膜方法
及び成膜装置においては、まず、予備塗着層形成工程に
おいて、被塗着面2aの先端側が塗着液供給手段4の上
方位置まで搬送されてきたときに、例えば、塗着液供給
手段4と被塗着面2aとの間を所定の離間距離にして、
それらの間に液溜まり層3aを形成した状態で被塗着部
材2を一時停止させると、塗着液供給手段4と被塗着面
2aとの間を、塗着液がその表面張力によって展開され
(毛管現象)、液溜まり層3aが形成されていない部分
にも塗着液が行き渡り、先端側2b全域に予備塗着層5
aが形成される。次に、塗着液展開工程において、離間
距離調整保持手段によって、塗着液供給手段4と被塗着
面2aとの間に所定の離間距離d1 を保持して、それら
の間に液溜まり層3aを形成したまま、被塗着部材2を
搬送すると、塗着液はその表面張力によって剪断される
ことなく、展開される。ここで、予備塗着層5aを形成
せずに、塗着液の濡れ性のみで成膜すると、濡れが定常
化するまでの遅れ時間に起因して、全体領域に成膜でき
ず、成膜むらが発生する。それに対し、本発明において
は、予備塗着層5aを形成しておき、これを起点として
連続的に塗着層5bを展開するため、被塗着面2a全域
に塗着層5b(張力展開膜)を形成することができる。
及び成膜装置においては、まず、予備塗着層形成工程に
おいて、被塗着面2aの先端側が塗着液供給手段4の上
方位置まで搬送されてきたときに、例えば、塗着液供給
手段4と被塗着面2aとの間を所定の離間距離にして、
それらの間に液溜まり層3aを形成した状態で被塗着部
材2を一時停止させると、塗着液供給手段4と被塗着面
2aとの間を、塗着液がその表面張力によって展開され
(毛管現象)、液溜まり層3aが形成されていない部分
にも塗着液が行き渡り、先端側2b全域に予備塗着層5
aが形成される。次に、塗着液展開工程において、離間
距離調整保持手段によって、塗着液供給手段4と被塗着
面2aとの間に所定の離間距離d1 を保持して、それら
の間に液溜まり層3aを形成したまま、被塗着部材2を
搬送すると、塗着液はその表面張力によって剪断される
ことなく、展開される。ここで、予備塗着層5aを形成
せずに、塗着液の濡れ性のみで成膜すると、濡れが定常
化するまでの遅れ時間に起因して、全体領域に成膜でき
ず、成膜むらが発生する。それに対し、本発明において
は、予備塗着層5aを形成しておき、これを起点として
連続的に塗着層5bを展開するため、被塗着面2a全域
に塗着層5b(張力展開膜)を形成することができる。
【0021】このように、本発明に係る張力展開成膜法
においては、ロールコータ法(転写成膜法)のように被
塗着部材に圧力をかけて、被塗着面をコーティングロー
ラなどに向けて密着させる転写成膜方法とは異なり、逆
に被塗着面2aと塗着液供給手段4との離間距離を一定
に保持し、無圧状態の液溜まり層3aを形成して成膜す
る。このため、被塗着部材2の搬送によって剪断面が形
成されるとき、剪断面の発生位置は、被塗着面2aと液
溜まり層3aとの相互間の作用力、すなわち、被塗着面
2a側への塗着液の付着力、及び塗着液の表面張力、及
び剪断力のみのバランスによって規定され、塗着液供給
手段側への塗着液の付着力が及ばない。
においては、ロールコータ法(転写成膜法)のように被
塗着部材に圧力をかけて、被塗着面をコーティングロー
ラなどに向けて密着させる転写成膜方法とは異なり、逆
に被塗着面2aと塗着液供給手段4との離間距離を一定
に保持し、無圧状態の液溜まり層3aを形成して成膜す
る。このため、被塗着部材2の搬送によって剪断面が形
成されるとき、剪断面の発生位置は、被塗着面2aと液
溜まり層3aとの相互間の作用力、すなわち、被塗着面
2a側への塗着液の付着力、及び塗着液の表面張力、及
び剪断力のみのバランスによって規定され、塗着液供給
手段側への塗着液の付着力が及ばない。
【0022】それ故、塗着液供給手段の表面状態、ロー
ラ部材を利用した場合には、そのローラ面の形状等が成
膜特性に影響しない。しかも、塗着液に高い圧力を加え
ることがないので、成膜時に塗着液内部に応力が残留し
ていることもなく、また、塗着液に微細な気泡が巻き込
みされて、材質変化が生じることもない。
ラ部材を利用した場合には、そのローラ面の形状等が成
膜特性に影響しない。しかも、塗着液に高い圧力を加え
ることがないので、成膜時に塗着液内部に応力が残留し
ていることもなく、また、塗着液に微細な気泡が巻き込
みされて、材質変化が生じることもない。
【0023】
〔実施例1〕次に、本発明の実施例1に係る張力展開成
膜装置について、図1及び図2を参照して、説明する。
膜装置について、図1及び図2を参照して、説明する。
【0024】図1は、本例の張力展開成膜装置の主要部
を示す斜視図であり、図2はその成膜動作を示す工程断
面図である。
を示す斜視図であり、図2はその成膜動作を示す工程断
面図である。
【0025】これらの図において、本例の成膜装置1
は、四角形のカラーフィルタ用ガラス基板の表面に着色
レジスト層を形成するための装置であって、このガラス
基板からは複数枚の四角形のカラーフィルタが切り出さ
れる。この成膜装置1は、被塗着部材2(ガラス基板)
をその被塗着面2aを下方に向けて搬送する搬送手段6
と、被塗着部材2の搬送経路1bの下方位置に配置さ
れ、搬送経路1bの幅方向全体に向けて塗着液(着色レ
ジスト)3を定量供給する塗着液供給手段4とを有す
る。ここで、図1には、搬送手段6として、搬送経路1
bの側方位置で横方向に移動する搬送ロボットのアーム
(図示せず)に連結された吸着チャックのみを図示して
ある。また、塗着液供給手段4は、下方位置で定量ポン
プ(図示せず)に接続され、上面側にスリット4aを備
える角形ノズル体であり、そのスリット4aの形成面は
ノズル体の側面先端より低く、凹部たる塗着液供給部4
bを形成している。従って、スリット4aから放出され
る塗着液3は、塗着液供給部4bに一時滞留した後、塗
着液3の表面張力によって盛り上がるようになって供給
され、幅方向での供給量が定量化されている。また、被
塗着部材2の搬送経路1bの両側には、塗着液供給手段
4の先端面4cと、被塗着面2aとの間に一定の離間距
離を調整、保持するための離間距離調整保持手段とし
て、断面がL字状のレール体7が並列配置されており、
その段差部の上面7a(案内面)に被塗着面2aの両端
が支持された状態で、被塗着部材2は搬送される。すな
わち、上面7aによって、被塗着部材2の搬送基準面1
aが形成されている。ここで、上面7aと塗着液供給手
段4の先端面4cとの離間距離d1 は、後述するとお
り、塗着液供給手段4の上方位置を被塗着部材2が通過
するとき、この先端面4cと被塗着面2aとの間に塗着
液の液溜まり層が形成可能な距離である。
は、四角形のカラーフィルタ用ガラス基板の表面に着色
レジスト層を形成するための装置であって、このガラス
基板からは複数枚の四角形のカラーフィルタが切り出さ
れる。この成膜装置1は、被塗着部材2(ガラス基板)
をその被塗着面2aを下方に向けて搬送する搬送手段6
と、被塗着部材2の搬送経路1bの下方位置に配置さ
れ、搬送経路1bの幅方向全体に向けて塗着液(着色レ
ジスト)3を定量供給する塗着液供給手段4とを有す
る。ここで、図1には、搬送手段6として、搬送経路1
bの側方位置で横方向に移動する搬送ロボットのアーム
(図示せず)に連結された吸着チャックのみを図示して
ある。また、塗着液供給手段4は、下方位置で定量ポン
プ(図示せず)に接続され、上面側にスリット4aを備
える角形ノズル体であり、そのスリット4aの形成面は
ノズル体の側面先端より低く、凹部たる塗着液供給部4
bを形成している。従って、スリット4aから放出され
る塗着液3は、塗着液供給部4bに一時滞留した後、塗
着液3の表面張力によって盛り上がるようになって供給
され、幅方向での供給量が定量化されている。また、被
塗着部材2の搬送経路1bの両側には、塗着液供給手段
4の先端面4cと、被塗着面2aとの間に一定の離間距
離を調整、保持するための離間距離調整保持手段とし
て、断面がL字状のレール体7が並列配置されており、
その段差部の上面7a(案内面)に被塗着面2aの両端
が支持された状態で、被塗着部材2は搬送される。すな
わち、上面7aによって、被塗着部材2の搬送基準面1
aが形成されている。ここで、上面7aと塗着液供給手
段4の先端面4cとの離間距離d1 は、後述するとお
り、塗着液供給手段4の上方位置を被塗着部材2が通過
するとき、この先端面4cと被塗着面2aとの間に塗着
液の液溜まり層が形成可能な距離である。
【0026】次に、成膜装置1の成膜動作を説明する。
【0027】まず、搬送手段6によって、図2(a)に
示すように、被塗着部材2がレール体7によって高さ位
置及び幅方向の位置を規定された状態で搬送されてき
て、図2(b)に示すように、被塗着面2aの先端側2
bが塗着液供給手段4の上方位置に到達して、被塗着面
2aの先端側2bが塗着液3に接触したとき、搬送手段
6は搬送動作を一時停止する。このため、被塗着面2a
の先端側2bと塗着液供給手段4の先端面4cとの間
を、塗着液3が、その表面張力によって幅方向に広が
り、先端側2b全域に塗着液3が行き渡る。その結果、
先端側2b全域には、塗着液3の予備塗着層が形成され
る(予備塗着工程)。
示すように、被塗着部材2がレール体7によって高さ位
置及び幅方向の位置を規定された状態で搬送されてき
て、図2(b)に示すように、被塗着面2aの先端側2
bが塗着液供給手段4の上方位置に到達して、被塗着面
2aの先端側2bが塗着液3に接触したとき、搬送手段
6は搬送動作を一時停止する。このため、被塗着面2a
の先端側2bと塗着液供給手段4の先端面4cとの間
を、塗着液3が、その表面張力によって幅方向に広が
り、先端側2b全域に塗着液3が行き渡る。その結果、
先端側2b全域には、塗着液3の予備塗着層が形成され
る(予備塗着工程)。
【0028】この状態から、再び、搬送手段6が横移動
を開始して、図2(c)に示すように、被塗着部材2を
搬送する。ここで、被塗着面2aと塗着液供給手段4の
先端面4cとの離間距離d1 は、予め、レール体7の配
置位置によって、被塗着面2aと先端面4cの間に塗着
液3の液溜まり層3aが形成された状態を維持するよう
に設定されている。また、搬送手段6の移動速度、及び
塗着液供給手段4の塗着液供給速度は、塗着液3が途切
れないような条件に設定されている。従って、被塗着面
2aにおいて、被塗着部材2の搬送に伴って、予備塗着
層5aから塗着層5bが拡張されていく結果(塗着液展
開工程)、図2(d)に示すように、被塗着部材2が塗
着液供給手段4の上方位置を通過し終えたときには、均
一な膜厚さd2 を有する塗着層5bが形成される。な
お、この間に塗着液供給手段4から供給される塗着液3
の供給量は、塗着層5bとして塗着液3が消費される量
に相当するように設定されている。但し、塗着液3の供
給量が多過ぎた場合であっても、過剰の塗着液は塗着液
供給手段4の側面を伝って垂れるていくだけであるの
で、被塗着面2aに付着せず、塗着層5bの厚さd2 に
ばらつきが発生することがない。
を開始して、図2(c)に示すように、被塗着部材2を
搬送する。ここで、被塗着面2aと塗着液供給手段4の
先端面4cとの離間距離d1 は、予め、レール体7の配
置位置によって、被塗着面2aと先端面4cの間に塗着
液3の液溜まり層3aが形成された状態を維持するよう
に設定されている。また、搬送手段6の移動速度、及び
塗着液供給手段4の塗着液供給速度は、塗着液3が途切
れないような条件に設定されている。従って、被塗着面
2aにおいて、被塗着部材2の搬送に伴って、予備塗着
層5aから塗着層5bが拡張されていく結果(塗着液展
開工程)、図2(d)に示すように、被塗着部材2が塗
着液供給手段4の上方位置を通過し終えたときには、均
一な膜厚さd2 を有する塗着層5bが形成される。な
お、この間に塗着液供給手段4から供給される塗着液3
の供給量は、塗着層5bとして塗着液3が消費される量
に相当するように設定されている。但し、塗着液3の供
給量が多過ぎた場合であっても、過剰の塗着液は塗着液
供給手段4の側面を伝って垂れるていくだけであるの
で、被塗着面2aに付着せず、塗着層5bの厚さd2 に
ばらつきが発生することがない。
【0029】このように、本例においては、ロールコー
タ法のように塗着液を被塗着部材に圧力で付着させるの
ではなく、被塗着部材2と塗着液供給手段4との間に形
成された液溜まり層3aを利用して、塗着層5bを形成
するものであり、無圧状態、すなわち、被塗着面2aを
液溜まり層3aで濡らしながら、この濡れ面を塗着液の
表面張力によって拡張しながら成膜していく。しかも、
初期から単なる濡れ性だけで成膜すると、濡れが完全に
定常状態になるまでに時間的な遅れがあって、成膜開始
時に塗着面2aの先端側2bが完全に濡れ状態となら
ず、成膜むらが発生する。そこで、予備塗着層5aを予
め形成しておき、これを起点として、塗着層5bを拡張
していく。従って、塗布というより、むしろ塗着層5b
を、その表面張力を利用して展開、拡張していくもので
あるため、塗着層5bの厚さd2 は、ロールコータ法の
ような被塗着部材に加えられる圧力による影響がない。
しかも、ロールコータ法のコーティングローラのローラ
面に相当する塗着液供給手段4の先端面4cの表面状態
等の影響も受けない。すなわち、被塗着面2aは、この
先端面4cとの間に所定の厚さの液溜まり層3aを介し
ているため、被塗着部材2の移動によって発生する塗着
液の剪断面は、先端面4cの表面状態の変化が影響を及
ぼさない位置、換言すれば、先端面4c側への塗着液の
付着力が影響を及ぼさない位置に形成される。このた
め、塗着層5bの厚さは、被塗着部材2の移動速度によ
り規定される剪断力、被塗着面2aへの塗着液の付着
力、及び塗着液の表面張力のバランスにより決定され、
塗着液供給手段4側への付着力は関与しない。しかも、
塗着液が受けた圧力履歴は緩やかであるため、塗着液の
残留応力も無視できるレベルであると共に、塗着液内に
微細な気泡が巻き込まれることもない。このように、成
膜に対し、影響を及ぼす因子、特に、制御しにくい因子
が少ないので、安定した成膜を行うことができる。
タ法のように塗着液を被塗着部材に圧力で付着させるの
ではなく、被塗着部材2と塗着液供給手段4との間に形
成された液溜まり層3aを利用して、塗着層5bを形成
するものであり、無圧状態、すなわち、被塗着面2aを
液溜まり層3aで濡らしながら、この濡れ面を塗着液の
表面張力によって拡張しながら成膜していく。しかも、
初期から単なる濡れ性だけで成膜すると、濡れが完全に
定常状態になるまでに時間的な遅れがあって、成膜開始
時に塗着面2aの先端側2bが完全に濡れ状態となら
ず、成膜むらが発生する。そこで、予備塗着層5aを予
め形成しておき、これを起点として、塗着層5bを拡張
していく。従って、塗布というより、むしろ塗着層5b
を、その表面張力を利用して展開、拡張していくもので
あるため、塗着層5bの厚さd2 は、ロールコータ法の
ような被塗着部材に加えられる圧力による影響がない。
しかも、ロールコータ法のコーティングローラのローラ
面に相当する塗着液供給手段4の先端面4cの表面状態
等の影響も受けない。すなわち、被塗着面2aは、この
先端面4cとの間に所定の厚さの液溜まり層3aを介し
ているため、被塗着部材2の移動によって発生する塗着
液の剪断面は、先端面4cの表面状態の変化が影響を及
ぼさない位置、換言すれば、先端面4c側への塗着液の
付着力が影響を及ぼさない位置に形成される。このた
め、塗着層5bの厚さは、被塗着部材2の移動速度によ
り規定される剪断力、被塗着面2aへの塗着液の付着
力、及び塗着液の表面張力のバランスにより決定され、
塗着液供給手段4側への付着力は関与しない。しかも、
塗着液が受けた圧力履歴は緩やかであるため、塗着液の
残留応力も無視できるレベルであると共に、塗着液内に
微細な気泡が巻き込まれることもない。このように、成
膜に対し、影響を及ぼす因子、特に、制御しにくい因子
が少ないので、安定した成膜を行うことができる。
【0030】〔実施例2〕次に、本発明の実施例2に係
る張力展開成膜装置を、添付図面に基づいて、説明す
る。
る張力展開成膜装置を、添付図面に基づいて、説明す
る。
【0031】(全体構成)まず、本例の装置の概略構成
を、図3乃至図6を参照して、説明する。
を、図3乃至図6を参照して、説明する。
【0032】図3は成膜装置の概略構成図、図4はその
正面図、図5はその平面図、図6はその搬送経路の上流
側からの側面図を示す。
正面図、図5はその平面図、図6はその搬送経路の上流
側からの側面図を示す。
【0033】これらの図において、本例の成膜装置11
は四角形のカラーフィルター用ガラス基板(被塗着部
材)21に着色レジスト(塗着液)を塗着するための装
置であり、エアーダンパー機構を備える脚部11aに支
持された大理石製の石定盤11bの上には、ガラス基板
21の搬送経路11cの上流側から下流側に向って、ワ
ーク供給ステージ31、上流側ワークガイド部41、塗
着部51、下流側ワークガイド部61、及びワーク排出
部71が配列されており、それらの上方には上流側から
下流側までの各部位に、予め設定されたプログラムとお
りにガラス基板21を搬送する搬送機構81(搬送手
段)が配置されている。ここで、ワーク供給ステージ3
1に供給されたガラス基板21は、その被塗着面21a
が上流側ワークガイド部41のガイドローラ42のロー
ラ面上に位置規定された状態で、まず、塗着部51に搬
送される。この塗着部51において、液供給ローラ52
(塗着液供給ローラ)の上方位置で、上流側ワークガイ
ド部41のガイドローラ42、さらには下流側ワークガ
イド部61のガイドローラ62によって面規定された状
態で搬送されながら、塗着液に接触して着色レジストの
塗着層が形成された後、下流側ワークガイド部61のガ
イドローラ62のローラ面上を搬送され、ワーク排出部
71にまで搬送される。
は四角形のカラーフィルター用ガラス基板(被塗着部
材)21に着色レジスト(塗着液)を塗着するための装
置であり、エアーダンパー機構を備える脚部11aに支
持された大理石製の石定盤11bの上には、ガラス基板
21の搬送経路11cの上流側から下流側に向って、ワ
ーク供給ステージ31、上流側ワークガイド部41、塗
着部51、下流側ワークガイド部61、及びワーク排出
部71が配列されており、それらの上方には上流側から
下流側までの各部位に、予め設定されたプログラムとお
りにガラス基板21を搬送する搬送機構81(搬送手
段)が配置されている。ここで、ワーク供給ステージ3
1に供給されたガラス基板21は、その被塗着面21a
が上流側ワークガイド部41のガイドローラ42のロー
ラ面上に位置規定された状態で、まず、塗着部51に搬
送される。この塗着部51において、液供給ローラ52
(塗着液供給ローラ)の上方位置で、上流側ワークガイ
ド部41のガイドローラ42、さらには下流側ワークガ
イド部61のガイドローラ62によって面規定された状
態で搬送されながら、塗着液に接触して着色レジストの
塗着層が形成された後、下流側ワークガイド部61のガ
イドローラ62のローラ面上を搬送され、ワーク排出部
71にまで搬送される。
【0034】かかる成膜装置11において、各部には、
それぞれ各種のセンサが取付けされており、それらのう
ちの主なものを図3に示す。
それぞれ各種のセンサが取付けされており、それらのう
ちの主なものを図3に示す。
【0035】まず、ワーク供給ステージ31には、そこ
にガラス基板21が供給されたことを検出する給材検出
センサ31aと、供給されたガラス基板21の位置を検
出する給材位置検出センサ31bとが配置され、上流側
ワークガイド部41には、そこに搬送されてきたガラス
基板21の高さ位置を検出する高さ位置検出センサ41
aと、そこで搬送されるガラス基板21の減速状態を検
出する速度センサ41bと、ガラス基板21の先端側が
液供給ローラ52の上方位置で停止すべき位置まで搬送
されたことを検出する位置検出センサ41cとが配置さ
れ、塗着部51には、液供給ローラ52の液切れ状態を
検出する液切れセンサ51aと、そこに供給される液貯
留槽内の着色レジスト液面を検出する液面センサ51b
とが配置され、下流側ワークガイド部61には、そこに
搬送されてきたガラス基板21の位置を検出する位置検
出センサ61aが配置され、ワーク排出ステージ71に
は、そこにガラス基板21が搬送されてきたことを検出
する位置検出センサ71aと、液切りローラが所定の位
置にまで上昇したことを検出する高さ位置検出センサ7
1bとが配置されている。
にガラス基板21が供給されたことを検出する給材検出
センサ31aと、供給されたガラス基板21の位置を検
出する給材位置検出センサ31bとが配置され、上流側
ワークガイド部41には、そこに搬送されてきたガラス
基板21の高さ位置を検出する高さ位置検出センサ41
aと、そこで搬送されるガラス基板21の減速状態を検
出する速度センサ41bと、ガラス基板21の先端側が
液供給ローラ52の上方位置で停止すべき位置まで搬送
されたことを検出する位置検出センサ41cとが配置さ
れ、塗着部51には、液供給ローラ52の液切れ状態を
検出する液切れセンサ51aと、そこに供給される液貯
留槽内の着色レジスト液面を検出する液面センサ51b
とが配置され、下流側ワークガイド部61には、そこに
搬送されてきたガラス基板21の位置を検出する位置検
出センサ61aが配置され、ワーク排出ステージ71に
は、そこにガラス基板21が搬送されてきたことを検出
する位置検出センサ71aと、液切りローラが所定の位
置にまで上昇したことを検出する高さ位置検出センサ7
1bとが配置されている。
【0036】(搬送機構)本装置の搬送機構を、図4〜
図6に加えて、図7及び図8も参照して、説明する。
図6に加えて、図7及び図8も参照して、説明する。
【0037】図7は搬送機構の上流側からの側面図であ
り、図8はその水平方向移動手段の正面図である。
り、図8はその水平方向移動手段の正面図である。
【0038】これらの図において、搬送経路11cの両
側には、その上流側から下流側に向って2列のガイドレ
ール82a,82bが敷設され、さらに、ガイドレール
82aの外側では、支持ユニット82c,82dの間に
スクリュー軸82eが橋架されている。このスクリュー
軸82eの基端側は、支持ユニット82dを介して減速
装置82fに接続されており、さらに、減速装置82f
は搬送部駆動モータ82gの出力軸82hに接続されて
いる。ここで、スクリュー軸82e上には、そのねじ部
と噛み合って、横搬送駆動を伝達する精密ボールねじを
内蔵のスライダ83aを有し、これらによって水平方向
移動機構が構成されている。このスライダ83aはガイ
ドレール82a上に跨がるスライダ83bに連結されて
いる。さらに、このスライダ83bと、ガイドレール8
2b上に跨がるスライダ83cとは、搬送経路11cの
上方を横切るように配置された垂直方向移動機構(位置
規定手段)の支持板84aによって連結されている。こ
れにより、搬送部駆動モータ82gの出力軸82hの回
転駆動により、スクリュー軸82eが回転すると、スラ
イダ83aが水平移動し、これに伴って、スライダ83
b,83cも水平移動するようになっている。なお、ス
クリュー軸82eの先端側において、支持ユニット82
cにはスクリュー軸82eの先端周囲を囲むようにラバ
ーシート82iが貼着されている一方、スクリュー軸8
2eの元端側においても、支持ユニット82dにはスク
リュー軸82eの元端周囲を囲むラバーシート82jが
取付けされており、スライダ83aが支持ユニット82
c,82dに接触するときのショックを緩和している。
側には、その上流側から下流側に向って2列のガイドレ
ール82a,82bが敷設され、さらに、ガイドレール
82aの外側では、支持ユニット82c,82dの間に
スクリュー軸82eが橋架されている。このスクリュー
軸82eの基端側は、支持ユニット82dを介して減速
装置82fに接続されており、さらに、減速装置82f
は搬送部駆動モータ82gの出力軸82hに接続されて
いる。ここで、スクリュー軸82e上には、そのねじ部
と噛み合って、横搬送駆動を伝達する精密ボールねじを
内蔵のスライダ83aを有し、これらによって水平方向
移動機構が構成されている。このスライダ83aはガイ
ドレール82a上に跨がるスライダ83bに連結されて
いる。さらに、このスライダ83bと、ガイドレール8
2b上に跨がるスライダ83cとは、搬送経路11cの
上方を横切るように配置された垂直方向移動機構(位置
規定手段)の支持板84aによって連結されている。こ
れにより、搬送部駆動モータ82gの出力軸82hの回
転駆動により、スクリュー軸82eが回転すると、スラ
イダ83aが水平移動し、これに伴って、スライダ83
b,83cも水平移動するようになっている。なお、ス
クリュー軸82eの先端側において、支持ユニット82
cにはスクリュー軸82eの先端周囲を囲むようにラバ
ーシート82iが貼着されている一方、スクリュー軸8
2eの元端側においても、支持ユニット82dにはスク
リュー軸82eの元端周囲を囲むラバーシート82jが
取付けされており、スライダ83aが支持ユニット82
c,82dに接触するときのショックを緩和している。
【0039】一方、支持板84aの上面側には、3本の
エアシリンダ機構84b(垂直方向移動手段)が、それ
らの出力軸84cの先端側を下方に向けて固定されてお
り、その出力軸84cの先端側には、全方位に対し曲折
自在なユニバーサルジョイント85を介して、ガラス基
板21より大きなサイズの多孔質焼結体のチャック板8
6が連結されている。このチャック板86は、その下面
が吸着面86a(真空チャック面)となっており、外部
から接続された配管を介してチャック板86内部が吸引
されることにより吸着面86aでガラス基板21の背面
全体を真空チャックする。また、ユニバーサルジョイン
ト85は、出力軸84cの先端側に連結された軸部85
aの球形先端部85bと、この球形先端部85bに対応
した孔を有する受け座部85cとからなる球形ダンパー
である。このため、例えば、ガラス基板21の厚さにば
らつきがあって、その上面が傾斜面になっている場合で
あっても、ユニバーサルジョイント85が曲折すること
によって、その傾斜面に追従し、チャック板86の吸着
面86aがガラス基板21の上面に確実に密着して、こ
れを保持する。また、吸着面86aがガラス基板21を
保持した状態で、ガラス基板21を上流側ワークガイド
部41のガイドローラ42のローラ面に位置規定すると
きも、ガラス基板21の被塗着面21aをガイドローラ
42のローラ面に隙間なく当接させることができるよう
になっている。さらに、吸着面86aはガラス基板21
の背面全域に吸着して、これを保持しているので、ガラ
ス基板21をローラに位置規定したときに、ガラス基板
21の中央側が反ることもない。加えて、チャック板8
6とガラス基板21とに温度差があっても、全域に接し
ているため、ガラス基板21の被塗着面21aに温度む
らが発生しないので、ガラス基板21全面が同一状態に
ある。従って、ガラス基板21の被塗着面21aの温度
むらに起因する成膜ばらつきが発生しない。なお、支持
板84aの前後左右側面のそれぞれには、チャック板8
6に対するガイド87が先端を下方に向けて固定されて
おり、その途中位置にはガイドローラ87aが設けら
れ、先端側にもガイドローラ87bが設けられている。
さらに、支持板84aの前面には、フォトセンサー機構
88が取付けされており、チャック板86との相対位置
を検知可能になっている。
エアシリンダ機構84b(垂直方向移動手段)が、それ
らの出力軸84cの先端側を下方に向けて固定されてお
り、その出力軸84cの先端側には、全方位に対し曲折
自在なユニバーサルジョイント85を介して、ガラス基
板21より大きなサイズの多孔質焼結体のチャック板8
6が連結されている。このチャック板86は、その下面
が吸着面86a(真空チャック面)となっており、外部
から接続された配管を介してチャック板86内部が吸引
されることにより吸着面86aでガラス基板21の背面
全体を真空チャックする。また、ユニバーサルジョイン
ト85は、出力軸84cの先端側に連結された軸部85
aの球形先端部85bと、この球形先端部85bに対応
した孔を有する受け座部85cとからなる球形ダンパー
である。このため、例えば、ガラス基板21の厚さにば
らつきがあって、その上面が傾斜面になっている場合で
あっても、ユニバーサルジョイント85が曲折すること
によって、その傾斜面に追従し、チャック板86の吸着
面86aがガラス基板21の上面に確実に密着して、こ
れを保持する。また、吸着面86aがガラス基板21を
保持した状態で、ガラス基板21を上流側ワークガイド
部41のガイドローラ42のローラ面に位置規定すると
きも、ガラス基板21の被塗着面21aをガイドローラ
42のローラ面に隙間なく当接させることができるよう
になっている。さらに、吸着面86aはガラス基板21
の背面全域に吸着して、これを保持しているので、ガラ
ス基板21をローラに位置規定したときに、ガラス基板
21の中央側が反ることもない。加えて、チャック板8
6とガラス基板21とに温度差があっても、全域に接し
ているため、ガラス基板21の被塗着面21aに温度む
らが発生しないので、ガラス基板21全面が同一状態に
ある。従って、ガラス基板21の被塗着面21aの温度
むらに起因する成膜ばらつきが発生しない。なお、支持
板84aの前後左右側面のそれぞれには、チャック板8
6に対するガイド87が先端を下方に向けて固定されて
おり、その途中位置にはガイドローラ87aが設けら
れ、先端側にもガイドローラ87bが設けられている。
さらに、支持板84aの前面には、フォトセンサー機構
88が取付けされており、チャック板86との相対位置
を検知可能になっている。
【0040】(ワーク供給ステージ)図9にワーク供給
ステージ31の平面図を示す。
ステージ31の平面図を示す。
【0041】ワーク供給ステージ31は成膜装置11の
最上流側に配置されており、その支持板31cの上面側
には、フレーム32a〜dが設けられている。これらの
フレーム32a〜dのうちフレーム32a,32dに
は、底面側にスプリングを備える取付け孔33a,33
b,33cが形成されており、これらの取付け孔33
a,33b,33cに、ガラス基板21に対する基準ピ
ン34a,34b,34cが取付けされている。ここ
で、ガラス基板21は、その2辺が基準ピン34a,3
4b,34cの内側に位置決めされる状態に、フレーム
32a,32b,32dの上に載置され、一点鎖線で示
す領域31dがガラス基板21の載置領域になる。従っ
て、チャック板86は、ガラス基板21を吸着チャック
するときには、基準ピン34a,34b,34cを押し
下げるようにして、ガラス基板21に当接する。しか
も、支持板31c自身は、石定盤11bの側にばねを介
して固定されている。このため、チャック板86がガラ
ス基板21に吸着チャックするときに、ガラス基板21
には過大な力が加わることがない。なお、このガラス基
板21に比して長さが長い長方形をしたガラス基板の場
合には、ガラス基板はフレーム32a〜dに支持される
ようになっているので、幅が同等のガラス基板であれ
ば、この部位の調整を必要としない。
最上流側に配置されており、その支持板31cの上面側
には、フレーム32a〜dが設けられている。これらの
フレーム32a〜dのうちフレーム32a,32dに
は、底面側にスプリングを備える取付け孔33a,33
b,33cが形成されており、これらの取付け孔33
a,33b,33cに、ガラス基板21に対する基準ピ
ン34a,34b,34cが取付けされている。ここ
で、ガラス基板21は、その2辺が基準ピン34a,3
4b,34cの内側に位置決めされる状態に、フレーム
32a,32b,32dの上に載置され、一点鎖線で示
す領域31dがガラス基板21の載置領域になる。従っ
て、チャック板86は、ガラス基板21を吸着チャック
するときには、基準ピン34a,34b,34cを押し
下げるようにして、ガラス基板21に当接する。しか
も、支持板31c自身は、石定盤11bの側にばねを介
して固定されている。このため、チャック板86がガラ
ス基板21に吸着チャックするときに、ガラス基板21
には過大な力が加わることがない。なお、このガラス基
板21に比して長さが長い長方形をしたガラス基板の場
合には、ガラス基板はフレーム32a〜dに支持される
ようになっているので、幅が同等のガラス基板であれ
ば、この部位の調整を必要としない。
【0042】(上流側ワークガイド部)本装置の上流側
ワークガイド部を、図4〜図6に加えて、図10〜図1
2も参照して、説明する。
ワークガイド部を、図4〜図6に加えて、図10〜図1
2も参照して、説明する。
【0043】図10に上流側ワークガイド部の正面図、
図11にその平面断面図、図12にその断面図を示す。
図11にその平面断面図、図12にその断面図を示す。
【0044】これらの図において、上流側ワークガイド
部41には、搬送経路11cの両側にそれぞれ10本の
ガイドローラ42が2列に配置されている。ここで、こ
れらのガイドローラ42のローラ面42aがガラス基板
21の搬送基準面13となるように、2列に配置された
ガイドローラ42の配置幅は、ガラス基板21の両端側
を支持可能に、すなわち、図12に示すように、ガラス
基板21の端縁がローラ面42aの中央に位置するよう
になっている。このため、ガラス基板21の両端のみが
非塗着領域であり、ガラス基板21の略全面を有効に使
用できるようになっている。また、ガラス基板21は、
ローラ面42aに直接位置規定された状態にあり、被塗
着面21aを基準に搬送されるので、例えば、ガラス基
板21の背面側(支持面側)等、他の部位を基準にして
いないので、ガラス基板21にうねり、厚さむら等があ
っても、被塗着面21aを常にローラ面42aに追従さ
せることができる。ここで、両側のガイドローラ42の
取付け位置としては、一方列のガイドローラが他方列の
ガイドローラの間にずれた互い違い配置として、搬送中
のガラス基板21の姿勢が変動することを抑制してもよ
い。これらガイドローラ42は、いずれも回転中心から
ずれた位置に軸中心が位置する偏芯軸42b(ローラ位
置調整機構)を備えており、この偏芯軸42bを上部ガ
イドローラ支持台43の取付け孔43aに挿入すると共
に、偏芯軸42bの取り付け姿勢を変えて止めねじ43
bによって固定することによって、ローラ面42aの高
さ位置が、ガイドローラ42毎に設定可能になってい
る。
部41には、搬送経路11cの両側にそれぞれ10本の
ガイドローラ42が2列に配置されている。ここで、こ
れらのガイドローラ42のローラ面42aがガラス基板
21の搬送基準面13となるように、2列に配置された
ガイドローラ42の配置幅は、ガラス基板21の両端側
を支持可能に、すなわち、図12に示すように、ガラス
基板21の端縁がローラ面42aの中央に位置するよう
になっている。このため、ガラス基板21の両端のみが
非塗着領域であり、ガラス基板21の略全面を有効に使
用できるようになっている。また、ガラス基板21は、
ローラ面42aに直接位置規定された状態にあり、被塗
着面21aを基準に搬送されるので、例えば、ガラス基
板21の背面側(支持面側)等、他の部位を基準にして
いないので、ガラス基板21にうねり、厚さむら等があ
っても、被塗着面21aを常にローラ面42aに追従さ
せることができる。ここで、両側のガイドローラ42の
取付け位置としては、一方列のガイドローラが他方列の
ガイドローラの間にずれた互い違い配置として、搬送中
のガラス基板21の姿勢が変動することを抑制してもよ
い。これらガイドローラ42は、いずれも回転中心から
ずれた位置に軸中心が位置する偏芯軸42b(ローラ位
置調整機構)を備えており、この偏芯軸42bを上部ガ
イドローラ支持台43の取付け孔43aに挿入すると共
に、偏芯軸42bの取り付け姿勢を変えて止めねじ43
bによって固定することによって、ローラ面42aの高
さ位置が、ガイドローラ42毎に設定可能になってい
る。
【0045】さらに、上部ガイドローラ支持台43は、
ガイドローラ42が固定された支持ブロック43cと、
その台座たるスライドブロック43dとを備えており、
このスライドブロック43dの下面側には、その長手方
向に約2°の勾配をもつ傾斜面43eが形成されてい
る。一方、上部ガイドローラ支持台43の下方には、下
部ガイドローラ支持台44が配置されており、この下部
ガイドローラ支持台44は、上面側に傾斜面43cに対
応して約2°の勾配をもつ傾斜面44aを備えるスライ
ドブロック44bと、これを支持する台座ブロック44
cとを有する。このスライドブロック44bの傾斜面4
4aには、その中央領域に溝44dが形成されており、
上部ガイドローラ支持台43において、支持ブロック4
3cとスライドブロック43dとを下方からボルト43
fによって固定したとき、ボルト頭が突出した状態であ
っても、スライドブロック43dの傾斜面43eとスラ
イドブロック44bの傾斜面44a同士を密接させるこ
とができるようになっている。このため、これらの傾斜
面43e,44aを利用して、上部ガイドローラ支持台
43を下部ガイドローラ支持台44に対してスライドさ
せることにより、上部ガイドローラ支持台43に固定さ
れている全てのガイドローラ42のローラ面42aの高
さ位置を一括して調整することができる。本例の成膜装
置11においては、上部ガイドローラ支持台43と下部
ガイドローラ支持台44とをスライドさせるために、上
部ガイドローラ支持台43の両端面側には、ねじ機構を
利用した送り出し機構45(支持台調整固定手段)が一
対配置されている。この送り出し機構45は、下部ガイ
ドローラ支持台44にボルト45aにより固定された固
定用ブロック45bと、この固定用ブロック45bの上
側に形成されたねじ孔と細目ねじ機構を形成する送り出
し軸45cとで構成されている。この送り出し軸45c
の先端部45dは球面形状を呈し、スライドブロック4
3bには、その先端部45dの形状に対応する受け座4
3cが固定されている。従って、送り出し機構45を用
いて、容易に上部ガイドローラ支持台43の位置を調整
して、ガイドローラ42のローラ面42aの位置、すな
わち、ガラス基板21の搬送基準面13を設定可能にな
っている。なお、スライドブロック43dの側面には、
スライドブロック43dに形成されたねじ孔を介して、
スライドブロック44bに当接することにより、上部ガ
イドローラ支持台43と下部ガイドローラ支持台44と
を固定する固定ねじ機構46が2か所に設けられてい
る。なお、上部ガイドローラ支持台43の固定位置の調
整は、一方の固定用ブロック45bに取付けされた小型
ダイヤルゲージ47を利用して行われる。
ガイドローラ42が固定された支持ブロック43cと、
その台座たるスライドブロック43dとを備えており、
このスライドブロック43dの下面側には、その長手方
向に約2°の勾配をもつ傾斜面43eが形成されてい
る。一方、上部ガイドローラ支持台43の下方には、下
部ガイドローラ支持台44が配置されており、この下部
ガイドローラ支持台44は、上面側に傾斜面43cに対
応して約2°の勾配をもつ傾斜面44aを備えるスライ
ドブロック44bと、これを支持する台座ブロック44
cとを有する。このスライドブロック44bの傾斜面4
4aには、その中央領域に溝44dが形成されており、
上部ガイドローラ支持台43において、支持ブロック4
3cとスライドブロック43dとを下方からボルト43
fによって固定したとき、ボルト頭が突出した状態であ
っても、スライドブロック43dの傾斜面43eとスラ
イドブロック44bの傾斜面44a同士を密接させるこ
とができるようになっている。このため、これらの傾斜
面43e,44aを利用して、上部ガイドローラ支持台
43を下部ガイドローラ支持台44に対してスライドさ
せることにより、上部ガイドローラ支持台43に固定さ
れている全てのガイドローラ42のローラ面42aの高
さ位置を一括して調整することができる。本例の成膜装
置11においては、上部ガイドローラ支持台43と下部
ガイドローラ支持台44とをスライドさせるために、上
部ガイドローラ支持台43の両端面側には、ねじ機構を
利用した送り出し機構45(支持台調整固定手段)が一
対配置されている。この送り出し機構45は、下部ガイ
ドローラ支持台44にボルト45aにより固定された固
定用ブロック45bと、この固定用ブロック45bの上
側に形成されたねじ孔と細目ねじ機構を形成する送り出
し軸45cとで構成されている。この送り出し軸45c
の先端部45dは球面形状を呈し、スライドブロック4
3bには、その先端部45dの形状に対応する受け座4
3cが固定されている。従って、送り出し機構45を用
いて、容易に上部ガイドローラ支持台43の位置を調整
して、ガイドローラ42のローラ面42aの位置、すな
わち、ガラス基板21の搬送基準面13を設定可能にな
っている。なお、スライドブロック43dの側面には、
スライドブロック43dに形成されたねじ孔を介して、
スライドブロック44bに当接することにより、上部ガ
イドローラ支持台43と下部ガイドローラ支持台44と
を固定する固定ねじ機構46が2か所に設けられてい
る。なお、上部ガイドローラ支持台43の固定位置の調
整は、一方の固定用ブロック45bに取付けされた小型
ダイヤルゲージ47を利用して行われる。
【0046】(塗着部)図13に塗着部51の構成図を
示す。
示す。
【0047】この図において、ガラス基板21の搬送経
路の上流側から下流側に向かって、いずれもステンレス
製のドクタースキージ53、ドクターローラ54、及び
液供給ローラ52が配列されている。ここで、液供給ロ
ーラ52は、図13に向かって時計回りに回転してお
り、下方の一点鎖線で示す位置に液貯留槽91が配置さ
れた状態で、液供給ローラ52のローラ面52aが着色
レジストに浸漬したまま回転することにより、着色レジ
ストを上方に向けて掻き上げするようになっている。ま
た、液供給ローラ52の側方位置では、ドクターローラ
54が同方向に回転しており、そのローラ面54aは液
供給ローラ52のローラ面52aと所定の離間距離d12
を隔てている。このため、液供給ローラ52によって掻
き上げされた着色レジストのうちの一部が、ローラ面5
2a側から取り除かれて、ローラ面54a側に移動し、
離間距離d12に対応する量の着色レジストのみが上方に
向けて略定量供給されるようになっている。さらに、ド
クターローラ54の側方位置には、ドクタースキージ5
3が近接配置されており、ローラ面54aの側に移動し
てきた着色レジストは、そこから掻き取りされて、液貯
留槽91内部に落下するようになっている。ここで、ド
クタースキージ53の先端部53aは、ドクターローラ
54のローラ面54aと所定の離間距離d13を隔ててい
るため、掻き取りされる着色レジストはローラ面54a
に付着していた量の一部であるが、ローラ面54aに付
着したまま上方へ供給される着色レジスト量は、離間距
離d13によって規定され、略定量化されているので、全
体として液供給ローラ52の上方に供給される着色レジ
スト量は略定量化されている。ここで、ドクタースキー
ジ53の先端部53aとローラ面54aとを接触状態に
配置して、ローラ面54aから全量の着色レジストを掻
き取りする方法もあるが、接触状態で相対移動させる
と、移動動作及び磨耗等により接触状態が変化して、着
色レジストの供給量が変化してしまうので、この配置構
造を採用している。なお、ドクタースキージ53の背面
側に示されているのが、上流側ワークガイド部41の最
終端側のガイドローラ42であり、液供給ローラ52の
下流側に示されているのが、下流側ワークガイド部61
のガイドローラ62であり、上流側ワークガイド部41
から搬送されてくるガラス基板21は、その被塗着面2
1aがガイドローラ42のローラ面42aに位置規定さ
れた状態で、塗着部51を通過して、ガイドローラ62
の側へ移動していく。ここで、いずれのガイドローラ4
2,62も塗着部51に接近配置されているので、ガラ
ス基板21の搬送姿勢が変わることを抑制している。ま
た、ガイドローラ42及びガイドローラ62のローラ面
の高さ位置は、これらのローラ面によって形成されるガ
ラス基板21の搬送基準面13が、液供給ローラ52の
ローラ面52aと所定の間隔d11、すなわち、後述する
ように、着色レジストの液溜まり層をガラス基板21と
液供給ローラ52のローラ面52aとの間に形成可能な
間隔d11をもつように設定されている。
路の上流側から下流側に向かって、いずれもステンレス
製のドクタースキージ53、ドクターローラ54、及び
液供給ローラ52が配列されている。ここで、液供給ロ
ーラ52は、図13に向かって時計回りに回転してお
り、下方の一点鎖線で示す位置に液貯留槽91が配置さ
れた状態で、液供給ローラ52のローラ面52aが着色
レジストに浸漬したまま回転することにより、着色レジ
ストを上方に向けて掻き上げするようになっている。ま
た、液供給ローラ52の側方位置では、ドクターローラ
54が同方向に回転しており、そのローラ面54aは液
供給ローラ52のローラ面52aと所定の離間距離d12
を隔てている。このため、液供給ローラ52によって掻
き上げされた着色レジストのうちの一部が、ローラ面5
2a側から取り除かれて、ローラ面54a側に移動し、
離間距離d12に対応する量の着色レジストのみが上方に
向けて略定量供給されるようになっている。さらに、ド
クターローラ54の側方位置には、ドクタースキージ5
3が近接配置されており、ローラ面54aの側に移動し
てきた着色レジストは、そこから掻き取りされて、液貯
留槽91内部に落下するようになっている。ここで、ド
クタースキージ53の先端部53aは、ドクターローラ
54のローラ面54aと所定の離間距離d13を隔ててい
るため、掻き取りされる着色レジストはローラ面54a
に付着していた量の一部であるが、ローラ面54aに付
着したまま上方へ供給される着色レジスト量は、離間距
離d13によって規定され、略定量化されているので、全
体として液供給ローラ52の上方に供給される着色レジ
スト量は略定量化されている。ここで、ドクタースキー
ジ53の先端部53aとローラ面54aとを接触状態に
配置して、ローラ面54aから全量の着色レジストを掻
き取りする方法もあるが、接触状態で相対移動させる
と、移動動作及び磨耗等により接触状態が変化して、着
色レジストの供給量が変化してしまうので、この配置構
造を採用している。なお、ドクタースキージ53の背面
側に示されているのが、上流側ワークガイド部41の最
終端側のガイドローラ42であり、液供給ローラ52の
下流側に示されているのが、下流側ワークガイド部61
のガイドローラ62であり、上流側ワークガイド部41
から搬送されてくるガラス基板21は、その被塗着面2
1aがガイドローラ42のローラ面42aに位置規定さ
れた状態で、塗着部51を通過して、ガイドローラ62
の側へ移動していく。ここで、いずれのガイドローラ4
2,62も塗着部51に接近配置されているので、ガラ
ス基板21の搬送姿勢が変わることを抑制している。ま
た、ガイドローラ42及びガイドローラ62のローラ面
の高さ位置は、これらのローラ面によって形成されるガ
ラス基板21の搬送基準面13が、液供給ローラ52の
ローラ面52aと所定の間隔d11、すなわち、後述する
ように、着色レジストの液溜まり層をガラス基板21と
液供給ローラ52のローラ面52aとの間に形成可能な
間隔d11をもつように設定されている。
【0048】次に、ドクタースキージ53の構造を、図
13に加えて図14も参照して、説明する。
13に加えて図14も参照して、説明する。
【0049】図14(a)はドクタースキージ53の平
面図であり、図14(b)はドクターローラ54に対す
るドクタースキージ53の配置位置を示す平面図であ
る。
面図であり、図14(b)はドクターローラ54に対す
るドクタースキージ53の配置位置を示す平面図であ
る。
【0050】これらの図において、ドクタースキージ5
3は、ドクターローラ54の幅と略同幅の先端部53a
と、この先端部53aが連結され、途中位置より幅が狭
まっている支持片53bと、この支持片53bがねじ止
めされて固定され、その狭い側の幅と略同幅の支持片5
3cとで構成され、この支持片53cがドクタースキー
ジ53の石定盤11b側への固定部になっている。この
ように、ドクタースキージ53の基端側の幅が狭くなっ
ており、この幅が狭い基端側の両側に上流側ワークガイ
ド41の終端側のガイドローラ42を配置して、ガイド
ローラ42から下流側ワークガイド61に向けて、ガラ
ス基板21の姿勢を変動させることなく、これを受渡し
可能な構造にしている。ここで、先端部53aは先端縁
に向けて薄くなるように上面が傾斜面になっており、ま
た、支持片53cは、その先端側が先端縁に向けて薄く
なるように下面が傾斜面になっている。これらの先端縁
のうち先端部53aの先端縁が、支持片53cの先端縁
からせりだすように固定されている。
3は、ドクターローラ54の幅と略同幅の先端部53a
と、この先端部53aが連結され、途中位置より幅が狭
まっている支持片53bと、この支持片53bがねじ止
めされて固定され、その狭い側の幅と略同幅の支持片5
3cとで構成され、この支持片53cがドクタースキー
ジ53の石定盤11b側への固定部になっている。この
ように、ドクタースキージ53の基端側の幅が狭くなっ
ており、この幅が狭い基端側の両側に上流側ワークガイ
ド41の終端側のガイドローラ42を配置して、ガイド
ローラ42から下流側ワークガイド61に向けて、ガラ
ス基板21の姿勢を変動させることなく、これを受渡し
可能な構造にしている。ここで、先端部53aは先端縁
に向けて薄くなるように上面が傾斜面になっており、ま
た、支持片53cは、その先端側が先端縁に向けて薄く
なるように下面が傾斜面になっている。これらの先端縁
のうち先端部53aの先端縁が、支持片53cの先端縁
からせりだすように固定されている。
【0051】かかる構成のドクタースキージ53は、図
13に示すように、支持片53cがねじ止めされた固定
片55を介して、石定盤11aの側から立ち上げされた
支持材11c,11dに固定されている。この固定片5
5には、丸穴55aと位置調整用の長穴55bとが形成
されており、この丸穴55aに取付けされた固定軸55
cと、長穴55bに取付けされた固定軸55dとによっ
て支持材11dに固定されており、固定軸55dを回転
中心として、長穴55bに対する固定軸55cの固定位
置を調整することによって、ドクタースキージ53の取
付け姿勢を変えて、その先端部53aとドクターローラ
54のローラ面54aとの離間距離d13を調節すること
が可能になっている。
13に示すように、支持片53cがねじ止めされた固定
片55を介して、石定盤11aの側から立ち上げされた
支持材11c,11dに固定されている。この固定片5
5には、丸穴55aと位置調整用の長穴55bとが形成
されており、この丸穴55aに取付けされた固定軸55
cと、長穴55bに取付けされた固定軸55dとによっ
て支持材11dに固定されており、固定軸55dを回転
中心として、長穴55bに対する固定軸55cの固定位
置を調整することによって、ドクタースキージ53の取
付け姿勢を変えて、その先端部53aとドクターローラ
54のローラ面54aとの離間距離d13を調節すること
が可能になっている。
【0052】なお、ドクタースキージの構造としては、
図15に示す構造のものを採用してもよい。
図15に示す構造のものを採用してもよい。
【0053】図15(a)は別のドクタースキージの構
造を示す平面図、図15(b)はこのドクタースキージ
を配置した場合の側面図である。
造を示す平面図、図15(b)はこのドクタースキージ
を配置した場合の側面図である。
【0054】これらの図に示すように、ドクタースキー
ジ56は、その先端側が平板部片56aになっており、
この平板部片56aの先端面がドクターローラ54のロ
ーラ面に対し所定の離間距離d13をもって対向するよう
になっている。これにより、掻き取りした着色レジスト
を、確実に落下させることができる。このドクタースキ
ジ56の位置調整機構は、ドクタースキージ56の基端
側56bに設けられた長穴56cと、この長穴56cに
取付けされた締結ボルト57と、ドクタースキージ56
の後端にヘッド58aが当接するマイクロメータ58
と、このマイクロメータ58を支持する支持部片59a
及びドクタースキージ56を支持する支持部片59bの
間に配置されたスプリング59cとによって構成されて
いる。かかる構成のドクタースキージを採用すると、ド
クタースキージ56とドクターローラ54との離間距離
の設定にマイクロメータ58を利用しているので、調整
が容易である。さらに、ドクタースキージ56とドクタ
ーローラ54とを、相対的に反復横移動させるとドクタ
ーローラ54のローラ面上の着色レジストに縞などの厚
さむらの発生を防止することもできる。この機構は、後
述するドクターローラ54と液供給ローラ52との関係
に対しても応用できる。
ジ56は、その先端側が平板部片56aになっており、
この平板部片56aの先端面がドクターローラ54のロ
ーラ面に対し所定の離間距離d13をもって対向するよう
になっている。これにより、掻き取りした着色レジスト
を、確実に落下させることができる。このドクタースキ
ジ56の位置調整機構は、ドクタースキージ56の基端
側56bに設けられた長穴56cと、この長穴56cに
取付けされた締結ボルト57と、ドクタースキージ56
の後端にヘッド58aが当接するマイクロメータ58
と、このマイクロメータ58を支持する支持部片59a
及びドクタースキージ56を支持する支持部片59bの
間に配置されたスプリング59cとによって構成されて
いる。かかる構成のドクタースキージを採用すると、ド
クタースキージ56とドクターローラ54との離間距離
の設定にマイクロメータ58を利用しているので、調整
が容易である。さらに、ドクタースキージ56とドクタ
ーローラ54とを、相対的に反復横移動させるとドクタ
ーローラ54のローラ面上の着色レジストに縞などの厚
さむらの発生を防止することもできる。この機構は、後
述するドクターローラ54と液供給ローラ52との関係
に対しても応用できる。
【0055】次に、ドクターローラ54の構造を、図1
6及び図17を参照して、説明する。
6及び図17を参照して、説明する。
【0056】図16はドクターローラ54、液供給ロー
ラ52及びそれらの駆動系の平面図、図17はそれらの
上流側からの側面図である。
ラ52及びそれらの駆動系の平面図、図17はそれらの
上流側からの側面図である。
【0057】これらの図において、ドクターローラ54
は、ガラス基板21と略同幅の平滑面を有するローラ面
54aを有し、その両軸端はガラス基板21の搬送経路
11cの両側に配置されたフレーム11e,11f上に
固定された軸受54b,54cに支持され、一方の軸端
の先端側に固着されたプーリ54dは、回転タイミング
ベルト54eを介してドクターローラ駆動系14に接続
されている。このドクターローラ駆動系14は、駆動モ
ータ14aの出力軸14bに固着されたプーリ14cに
回転タイミングベルト54eが接続された構成を有して
いる。なお、ドクターローラ54の固定位置の調整は、
ドクターローラ54の軸端にヘッドが当接するマイクロ
メーター54fを利用して行われる。
は、ガラス基板21と略同幅の平滑面を有するローラ面
54aを有し、その両軸端はガラス基板21の搬送経路
11cの両側に配置されたフレーム11e,11f上に
固定された軸受54b,54cに支持され、一方の軸端
の先端側に固着されたプーリ54dは、回転タイミング
ベルト54eを介してドクターローラ駆動系14に接続
されている。このドクターローラ駆動系14は、駆動モ
ータ14aの出力軸14bに固着されたプーリ14cに
回転タイミングベルト54eが接続された構成を有して
いる。なお、ドクターローラ54の固定位置の調整は、
ドクターローラ54の軸端にヘッドが当接するマイクロ
メーター54fを利用して行われる。
【0058】次に、液供給ローラ52の構造も、図16
及び図17を参照して、説明する。
及び図17を参照して、説明する。
【0059】これらの図において、液供給ローラ52の
ローラ面52aは、ガラス基板21と略同幅のローラ面
52aを有し、その表面は平滑面になっている。その両
軸端は、軸受54b,54cより外側位置でフレーム1
1e,11f上に固定された軸受52b,52cに支持
され、一方の軸端に先端側が連結器52dを介して液供
給ローラ駆動系15に接続されている。この液供給ロー
ラ駆動系15は、駆動モータ15aの出力軸15bが連
結器52dに連結された構成を有している。ここで、液
供給ローラ52の幅は、ガラス基板21の幅に比して狭
いため、塗着領域の外縁領域(マージナルゾーン)に過
剰な塗着液が付着しないので、塗着面全体を利用でき、
材料効率がよい。
ローラ面52aは、ガラス基板21と略同幅のローラ面
52aを有し、その表面は平滑面になっている。その両
軸端は、軸受54b,54cより外側位置でフレーム1
1e,11f上に固定された軸受52b,52cに支持
され、一方の軸端に先端側が連結器52dを介して液供
給ローラ駆動系15に接続されている。この液供給ロー
ラ駆動系15は、駆動モータ15aの出力軸15bが連
結器52dに連結された構成を有している。ここで、液
供給ローラ52の幅は、ガラス基板21の幅に比して狭
いため、塗着領域の外縁領域(マージナルゾーン)に過
剰な塗着液が付着しないので、塗着面全体を利用でき、
材料効率がよい。
【0060】(下流側ワークガイド部)下流側ワークガ
イド部61は、図4及び図5に示すように、塗着部51
の下流側に配置されており、搬送経路11cの両側にそ
れぞれ配列されたガイドローラ62と、これらのガイド
ローラ62のローラ面が所定の高さに設定可能な高さ位
置調整機構、すなわち、ガイドローラ62の偏芯軸を利
用したガイドローラ62個々に対する高さ調整機構、及
びこれらのガイドローラ支持台63を利用したガイドロ
ーラ62に対する一括高さ調整機構とを有している。こ
こで、ガイドローラ62及び支持台63等、下流ワーク
ガイド61の主要部は、図10〜図12に示した上流側
ワークガイド部41と同様の構成になっているので、そ
の説明を省略する。
イド部61は、図4及び図5に示すように、塗着部51
の下流側に配置されており、搬送経路11cの両側にそ
れぞれ配列されたガイドローラ62と、これらのガイド
ローラ62のローラ面が所定の高さに設定可能な高さ位
置調整機構、すなわち、ガイドローラ62の偏芯軸を利
用したガイドローラ62個々に対する高さ調整機構、及
びこれらのガイドローラ支持台63を利用したガイドロ
ーラ62に対する一括高さ調整機構とを有している。こ
こで、ガイドローラ62及び支持台63等、下流ワーク
ガイド61の主要部は、図10〜図12に示した上流側
ワークガイド部41と同様の構成になっているので、そ
の説明を省略する。
【0061】(ワーク排出部)図4及び図5に示すよう
に、本例の成膜装置11においては、ワーク排出部71
は、ガラス基板21の搬送経路の最下流側に配置されて
おり、ここから、成膜処理されたガラス基板21が排出
機構によって、成膜装置11から次の工程へ排出され
る。ここで、成膜装置11から排出される直前に、ガラ
ス基板21の先端側または後端側に当接して、そこに付
着した過剰な着色レジストを除去する液切り機構72が
配置されている。この液切り機構の構成を図18及び図
19に示す。なお、排出機構については、公知の機構を
利用できるので、その図示及び説明は省略する。
に、本例の成膜装置11においては、ワーク排出部71
は、ガラス基板21の搬送経路の最下流側に配置されて
おり、ここから、成膜処理されたガラス基板21が排出
機構によって、成膜装置11から次の工程へ排出され
る。ここで、成膜装置11から排出される直前に、ガラ
ス基板21の先端側または後端側に当接して、そこに付
着した過剰な着色レジストを除去する液切り機構72が
配置されている。この液切り機構の構成を図18及び図
19に示す。なお、排出機構については、公知の機構を
利用できるので、その図示及び説明は省略する。
【0062】図18は液切り機構の正面図、図19はそ
の側面図である。
の側面図である。
【0063】これらの図において、液切り機構72は、
石定盤11b側に固定されたシリンダ機構72a(液切
り部材移動手段)と、その先端側に固定されている支持
板72bと、この支持板72bの両端から上方に向けて
立ち上げされたローラ受け板72c,72dと、これら
のローラ受け板72c,72dによって軸端が支持され
ている液切りローラ73(液切り部材)とを有してい
る。ここで、一方のローラ受け板72dの途中位置と、
支持板72bの途中位置から立ち上げされた支持片72
eとには、それぞれ軸受74a,74bが取り付けされ
ており、これらの軸受74a,74bによって伝達軸7
4cが支持されている。この伝達軸74cの軸端には、
段差プーリ74dが固着されており、図19に示すよう
に、この段差プーリ74dの一方の段差面と、液切りロ
ーラ73の軸端に固着されたプーリ73bとの間には回
転タイミングベルト73cが張設されている一方、段差
プーリ74dの他方の段差面と、液切りローラ駆動モー
タ75の出力軸75aに固着されたプーリ75bとの間
にも回転タイミングベルト75cが張設されており、液
切りローラ73のローラ面73aは回転しながらガラス
基板21の後端側、及び必要に応じて先端側に接触可能
になっている。さらに、この液切りローラ73のローラ
面73aに対しては、図20に示すドクタースキージ7
6が配置され、液切りローラ73のローラ面73aに付
着した着色レジストを除去可能になっている。なお、こ
のドクタースキージ76も、図14(a)及び図14
(b)に示したドクタースキージ53と同様に、液切り
ローラ73のローラ面に対応した幅を有する先端部76
aと、その幅より狭い幅の基端側たる固定部76bとを
有し、この固定部76bを介して、液切りローラ73と
先端部76aとの間が所定の離間距離に調整されて、固
定される。なお、ドクタースキージ76に代えて、また
はドクタースキージ76に加えて、吸着パッドなどのク
リーニングパッドを設けてもよい。
石定盤11b側に固定されたシリンダ機構72a(液切
り部材移動手段)と、その先端側に固定されている支持
板72bと、この支持板72bの両端から上方に向けて
立ち上げされたローラ受け板72c,72dと、これら
のローラ受け板72c,72dによって軸端が支持され
ている液切りローラ73(液切り部材)とを有してい
る。ここで、一方のローラ受け板72dの途中位置と、
支持板72bの途中位置から立ち上げされた支持片72
eとには、それぞれ軸受74a,74bが取り付けされ
ており、これらの軸受74a,74bによって伝達軸7
4cが支持されている。この伝達軸74cの軸端には、
段差プーリ74dが固着されており、図19に示すよう
に、この段差プーリ74dの一方の段差面と、液切りロ
ーラ73の軸端に固着されたプーリ73bとの間には回
転タイミングベルト73cが張設されている一方、段差
プーリ74dの他方の段差面と、液切りローラ駆動モー
タ75の出力軸75aに固着されたプーリ75bとの間
にも回転タイミングベルト75cが張設されており、液
切りローラ73のローラ面73aは回転しながらガラス
基板21の後端側、及び必要に応じて先端側に接触可能
になっている。さらに、この液切りローラ73のローラ
面73aに対しては、図20に示すドクタースキージ7
6が配置され、液切りローラ73のローラ面73aに付
着した着色レジストを除去可能になっている。なお、こ
のドクタースキージ76も、図14(a)及び図14
(b)に示したドクタースキージ53と同様に、液切り
ローラ73のローラ面に対応した幅を有する先端部76
aと、その幅より狭い幅の基端側たる固定部76bとを
有し、この固定部76bを介して、液切りローラ73と
先端部76aとの間が所定の離間距離に調整されて、固
定される。なお、ドクタースキージ76に代えて、また
はドクタースキージ76に加えて、吸着パッドなどのク
リーニングパッドを設けてもよい。
【0064】かかる構成の液切り機構72は、その上方
位置にガラス基板21の後端部、必要に応じて先端部が
位置したときに、そこに接触し、後端部または先端部の
過剰な着色レジストを除去するが、その他の面には、接
触しないようになっている。
位置にガラス基板21の後端部、必要に応じて先端部が
位置したときに、そこに接触し、後端部または先端部の
過剰な着色レジストを除去するが、その他の面には、接
触しないようになっている。
【0065】すなわち、液切り処理を行う場合には、ガ
ラス基板21はシリンダ機構72aによって搬送基準面
13にまで上昇してくるが、この液切り処理が不必要な
ときには、その搬送経路13から下方位置に退避するよ
うになっている。
ラス基板21はシリンダ機構72aによって搬送基準面
13にまで上昇してくるが、この液切り処理が不必要な
ときには、その搬送経路13から下方位置に退避するよ
うになっている。
【0066】(液貯留槽及び配管系)着色レジストが貯
留される液貯留槽及び配管系を、図21〜図23を参照
して、説明する。
留される液貯留槽及び配管系を、図21〜図23を参照
して、説明する。
【0067】図21は液貯留槽の正面断面図、図22は
その側面断面図、図23は配管系の概略図である。
その側面断面図、図23は配管系の概略図である。
【0068】これらの図において、液貯留槽91は、下
面が昇降機構92に接続された槽受け台93の上に載置
されて使用される直方体容器であり、その内部は、液供
給ローラ52のローラ面52aが浸漬して、着色レジス
トが供給される液供給部91a(第1の貯留部)と、ド
クターローラ54及びドクタースキージ53の下方位置
で落下してくる着色レジストを回収する液回収部91b
(第2の貯留部)とに区画されている。ここで、昇降機
構92は、石定盤11b側に固定されたシリンダ機構9
2aと案内軸92b,92cを備える。また、液供給部
91aには供給口91cが形成されている一方、液回収
部91bには液排出口91dが形成されている。さら
に、液供給部91aの内部には、供給口91cに接続さ
れた管状のノズル91eが配置されており、その側面に
形成された噴出孔から液供給部91aの各部位で着色レ
ジストが補給され、液供給部91aの内部の着色レジス
トの成分の均質化を図ると共に、着色レジストの波立ち
を抑えながらの補給を実現している。そして、液排出口
91dに接続された配管経路94aは、不必要な溶媒成
分を蒸発を避けるために冷却槽95内に設置されている
液貯蔵タンク96に接続されており、この液貯蔵タンク
96からは、ベローズポンプ97(圧送手段)などの高
圧送液手段を介して供給口91cに到る配管経路94b
が配置されている。さらに、この配管経路94bにおけ
るベローズポンプ97と供給口91cとの間には、着色
レジスト内の夾雑物、例えば、先に使用したときに生成
した着色レジストの固形物等を除去するためのフィルタ
98が介挿されており、このフィルタ98によって着色
レジストを再生して再使用することが可能になってい
る。
面が昇降機構92に接続された槽受け台93の上に載置
されて使用される直方体容器であり、その内部は、液供
給ローラ52のローラ面52aが浸漬して、着色レジス
トが供給される液供給部91a(第1の貯留部)と、ド
クターローラ54及びドクタースキージ53の下方位置
で落下してくる着色レジストを回収する液回収部91b
(第2の貯留部)とに区画されている。ここで、昇降機
構92は、石定盤11b側に固定されたシリンダ機構9
2aと案内軸92b,92cを備える。また、液供給部
91aには供給口91cが形成されている一方、液回収
部91bには液排出口91dが形成されている。さら
に、液供給部91aの内部には、供給口91cに接続さ
れた管状のノズル91eが配置されており、その側面に
形成された噴出孔から液供給部91aの各部位で着色レ
ジストが補給され、液供給部91aの内部の着色レジス
トの成分の均質化を図ると共に、着色レジストの波立ち
を抑えながらの補給を実現している。そして、液排出口
91dに接続された配管経路94aは、不必要な溶媒成
分を蒸発を避けるために冷却槽95内に設置されている
液貯蔵タンク96に接続されており、この液貯蔵タンク
96からは、ベローズポンプ97(圧送手段)などの高
圧送液手段を介して供給口91cに到る配管経路94b
が配置されている。さらに、この配管経路94bにおけ
るベローズポンプ97と供給口91cとの間には、着色
レジスト内の夾雑物、例えば、先に使用したときに生成
した着色レジストの固形物等を除去するためのフィルタ
98が介挿されており、このフィルタ98によって着色
レジストを再生して再使用することが可能になってい
る。
【0069】なお、ここで使用した着色レジストの場合
には、保管温度が約5℃が保管温度であり、保管状態か
らすぐに使用できるように、冷却槽95の設定温度も5
℃になっている。このため、使用中の溶剤成分の揮発も
防止され、安定な成膜を実現できる。
には、保管温度が約5℃が保管温度であり、保管状態か
らすぐに使用できるように、冷却槽95の設定温度も5
℃になっている。このため、使用中の溶剤成分の揮発も
防止され、安定な成膜を実現できる。
【0070】(成膜動作)かかる構成の成膜装置11の
成膜動作を、図24〜図26に示すフローチャート、及
び図27に示す工程断面図を参照して、説明する。
成膜動作を、図24〜図26に示すフローチャート、及
び図27に示す工程断面図を参照して、説明する。
【0071】この成膜装置11においては、ガラス基板
21の搬送動作をステップ毎に手動及び自動のいずれで
も処理できるようになっているが、自動処理の場合につ
いて説明する。なお、液貯留槽91は、その昇降機構9
2によって、すでに上方位置にセットされており、液貯
留部91a内部の着色レジストには液供給ローラ52の
ローラ面52aが浸漬している状態にある。
21の搬送動作をステップ毎に手動及び自動のいずれで
も処理できるようになっているが、自動処理の場合につ
いて説明する。なお、液貯留槽91は、その昇降機構9
2によって、すでに上方位置にセットされており、液貯
留部91a内部の着色レジストには液供給ローラ52の
ローラ面52aが浸漬している状態にある。
【0072】まず、ステップST1において、処理モー
ドを自動処理に設定すると、ローラポンプ97,液供給
ローラ52,ドクターローラ54,液切りローラ73の
各駆動モータが回転動作を開始する(ステップST2〜
ステップST5)。これにより、図27(a)に示すよ
うに、液供給ローラ52のローラ面52aによって、着
色レジストが掻き上げされた後、ドクターローラ54に
よって掻き落とされ、それらの離間距離d12に対応する
量の着色レジストのみが上方に供給される。なお、ドク
ターローラ54の側に付着した着色レジストは、次にド
クタースキージ53によって掻き落としされて、その離
間距離d13に対応した量の着色レジストのみが上方に供
給される結果、液供給ローラ52のローラ面52a周囲
には、一定厚さの着色レジスト層が形成された状態にあ
る。
ドを自動処理に設定すると、ローラポンプ97,液供給
ローラ52,ドクターローラ54,液切りローラ73の
各駆動モータが回転動作を開始する(ステップST2〜
ステップST5)。これにより、図27(a)に示すよ
うに、液供給ローラ52のローラ面52aによって、着
色レジストが掻き上げされた後、ドクターローラ54に
よって掻き落とされ、それらの離間距離d12に対応する
量の着色レジストのみが上方に供給される。なお、ドク
ターローラ54の側に付着した着色レジストは、次にド
クタースキージ53によって掻き落としされて、その離
間距離d13に対応した量の着色レジストのみが上方に供
給される結果、液供給ローラ52のローラ面52a周囲
には、一定厚さの着色レジスト層が形成された状態にあ
る。
【0073】次に、ステップST6において、ワーク排
出部71にガラス基板21がないことを確認した後、搬
送部駆動モータ82fが動作を開始して、各スライダ8
3a,83b,83を横移動させて、チャック板86
を、ワーク供給ステージ31の直上位置にまで移動させ
た後、エアシリンダ機構84bが作動して、チャック板
86が下降する(ステップST7及びステップST
8)。ここで、吸着センサが、チャック板86とガラス
基板21と相対位置を検出し(ステップST9)、チャ
ック板86の吸着面86aがガラス基板21に面接触状
態になったことを確認できたとき、チャック板86の内
側を真空吸引して、その吸着面86aでガラス基板21
を真空チャックして保持した後に、チャック板86は上
方へ移動する(ステップST10及びステップST1
1)。
出部71にガラス基板21がないことを確認した後、搬
送部駆動モータ82fが動作を開始して、各スライダ8
3a,83b,83を横移動させて、チャック板86
を、ワーク供給ステージ31の直上位置にまで移動させ
た後、エアシリンダ機構84bが作動して、チャック板
86が下降する(ステップST7及びステップST
8)。ここで、吸着センサが、チャック板86とガラス
基板21と相対位置を検出し(ステップST9)、チャ
ック板86の吸着面86aがガラス基板21に面接触状
態になったことを確認できたとき、チャック板86の内
側を真空吸引して、その吸着面86aでガラス基板21
を真空チャックして保持した後に、チャック板86は上
方へ移動する(ステップST10及びステップST1
1)。
【0074】次に、ステップST12において、チャッ
ク板86を上流側ワークガイド部41まで横搬送して、
その位置で、ソフトタイマーに基づいて振動が治まるま
で停止した後に、チャック板86を下降させる(ステッ
プST13及びステップST14)。ここで、ガラス基
板21は、その両端が、ガイドローラ42のローラ面4
2a(搬送基準面13)に弾接状態として、位置規定さ
れる。この状態でも、ステップST15において、振動
が治まるまで停止した後、チャック板68は、ガラス基
板21をガイドローラ42のローラ面42aに位置規定
した状態のまま、それを塗着部51に向けて低速度で横
搬送する(ステップST16)。ここで、ステップST
17において、位置決めセンサがガラス基板21に所定
位置まで搬送されてきたことを確認できた時点から、ガ
ラス基板21を、その先端部が液供給ローラ52の直上
に位置するまでの距離を移動させた後、ガラス基板21
を所定時間停止させる(ステップST19)。ここに、
図27(b)に示すように、液供給ローラ52のローラ
面52a周囲には、着色レジスト層が形成されており、
その表面側にガラス基板21が接触するように、ガラス
基板21の搬送基準面13はローラ面52aから所定の
離間距離d11を隔てている。従って、ガラス基板21
が、液供給ローラ52の上方位置を停止することなく通
過していくと、その被塗着面21aの先端側21bが完
全に着色レジストに濡れた状態になるまでの遅れ時間に
起因して、ガラス基板21の幅方向に着色レジストが濡
れない領域が発生してしまう。そこで、ステップST1
9において、所定時間停止させると、図27(c)に示
すように、着色レジストは、その表面張力によってガラ
ス基板21と液供給ローラ52との隙間全体に行き渡っ
て、ガラス基板21の先端部21b全域が着色レジスト
によって濡れた状態とし、この先端側21b全域に予備
塗着層を形成することができる(予備塗着層形成工
程)。
ク板86を上流側ワークガイド部41まで横搬送して、
その位置で、ソフトタイマーに基づいて振動が治まるま
で停止した後に、チャック板86を下降させる(ステッ
プST13及びステップST14)。ここで、ガラス基
板21は、その両端が、ガイドローラ42のローラ面4
2a(搬送基準面13)に弾接状態として、位置規定さ
れる。この状態でも、ステップST15において、振動
が治まるまで停止した後、チャック板68は、ガラス基
板21をガイドローラ42のローラ面42aに位置規定
した状態のまま、それを塗着部51に向けて低速度で横
搬送する(ステップST16)。ここで、ステップST
17において、位置決めセンサがガラス基板21に所定
位置まで搬送されてきたことを確認できた時点から、ガ
ラス基板21を、その先端部が液供給ローラ52の直上
に位置するまでの距離を移動させた後、ガラス基板21
を所定時間停止させる(ステップST19)。ここに、
図27(b)に示すように、液供給ローラ52のローラ
面52a周囲には、着色レジスト層が形成されており、
その表面側にガラス基板21が接触するように、ガラス
基板21の搬送基準面13はローラ面52aから所定の
離間距離d11を隔てている。従って、ガラス基板21
が、液供給ローラ52の上方位置を停止することなく通
過していくと、その被塗着面21aの先端側21bが完
全に着色レジストに濡れた状態になるまでの遅れ時間に
起因して、ガラス基板21の幅方向に着色レジストが濡
れない領域が発生してしまう。そこで、ステップST1
9において、所定時間停止させると、図27(c)に示
すように、着色レジストは、その表面張力によってガラ
ス基板21と液供給ローラ52との隙間全体に行き渡っ
て、ガラス基板21の先端部21b全域が着色レジスト
によって濡れた状態とし、この先端側21b全域に予備
塗着層を形成することができる(予備塗着層形成工
程)。
【0075】次に、ステップST20において、ガラス
基板21を、さらに下流側ワークガイド部61に向けて
移動させ、液供給ローラ52上を通過させる。
基板21を、さらに下流側ワークガイド部61に向けて
移動させ、液供給ローラ52上を通過させる。
【0076】ここで、図27(d)に示すように、搬送
基準面13とローラ面52aとの離間距離d11は、搬送
中のガラス基板21とローラ面52aとの間に、着色レ
ジストの液溜まり層22aが形成された状態を保持可能
に設定されており、また、ガラス基板21の搬送速度及
び液供給ローラ52による液供給量は、着色レジストが
途切れない速度に設定されている。従って、着色レジス
トは、ローラコータ法等の転写成膜法と異なり、液溜ま
り層22aは無圧状態に近く、着色レジスト層は、その
表面張力によって先端側21bの予備塗着層22bから
展開されて、塗着層22cがガラス基板21の終端側へ
拡張される。すなわち、図27(e)に示す通過後のガ
ラス基板21の成膜された層は、塗布膜、転写膜という
より拡張展開膜として成膜される。ここで、液溜まり層
22aは十分厚く、その剪断面の形成位置は、ローラ面
52a側への付着力がほとんど及ばない位置に形成され
る。すなわち、剪断面の位置は、ローラ面52a側への
着色レジストの付着力の影響を受けず、剪断力、ガラス
基板21側への付着力、着色レジストの表面張力のバラ
ンスによって規定され、ローラ面52aの表面状態の変
化は、拡張展開膜の膜厚さに影響を及ぼさないので、安
定した成膜を実現できる。
基準面13とローラ面52aとの離間距離d11は、搬送
中のガラス基板21とローラ面52aとの間に、着色レ
ジストの液溜まり層22aが形成された状態を保持可能
に設定されており、また、ガラス基板21の搬送速度及
び液供給ローラ52による液供給量は、着色レジストが
途切れない速度に設定されている。従って、着色レジス
トは、ローラコータ法等の転写成膜法と異なり、液溜ま
り層22aは無圧状態に近く、着色レジスト層は、その
表面張力によって先端側21bの予備塗着層22bから
展開されて、塗着層22cがガラス基板21の終端側へ
拡張される。すなわち、図27(e)に示す通過後のガ
ラス基板21の成膜された層は、塗布膜、転写膜という
より拡張展開膜として成膜される。ここで、液溜まり層
22aは十分厚く、その剪断面の形成位置は、ローラ面
52a側への付着力がほとんど及ばない位置に形成され
る。すなわち、剪断面の位置は、ローラ面52a側への
着色レジストの付着力の影響を受けず、剪断力、ガラス
基板21側への付着力、着色レジストの表面張力のバラ
ンスによって規定され、ローラ面52aの表面状態の変
化は、拡張展開膜の膜厚さに影響を及ぼさないので、安
定した成膜を実現できる。
【0077】次に、ステップST21において、下流側
ワークガイド部61の終端側で、位置検知センサがガラ
ス基板21が搬送されてきたことを確認したとき、液切
りローラ73がそのシリンダ機構72aによって上昇
し、センサスイッチが作動する位置まで上昇して(ステ
ップST21a及びステップST21b)、ガラス基板
21の後端側21c及び先端側21bに接触する。これ
により、後端側21c及び先端側21bに付着していた
過剰な着色レジストが除去された後に、液切りローラ7
3は下降していく(ステップST21c)。なお、通常
の条件においては、先端側21bに過剰な着色レジスト
が付着することがないので、上記の動作のうち先端側2
1bへの液切りローラ73の接触動作は省略される。
ワークガイド部61の終端側で、位置検知センサがガラ
ス基板21が搬送されてきたことを確認したとき、液切
りローラ73がそのシリンダ機構72aによって上昇
し、センサスイッチが作動する位置まで上昇して(ステ
ップST21a及びステップST21b)、ガラス基板
21の後端側21c及び先端側21bに接触する。これ
により、後端側21c及び先端側21bに付着していた
過剰な着色レジストが除去された後に、液切りローラ7
3は下降していく(ステップST21c)。なお、通常
の条件においては、先端側21bに過剰な着色レジスト
が付着することがないので、上記の動作のうち先端側2
1bへの液切りローラ73の接触動作は省略される。
【0078】次に、ステップST22において、ガラス
基板21は移動し、下流側ガイドローラ62のローラ面
62aに支持された状態で、停止する(ステップST2
3)。続いて、ステップST24において、チャック板
86は、ガラス基板21を保持した状態のまま、上昇
し、振動が停止した後(ステップST25)、ワーク排
出部71の直上まで移動し(ステップST26)、ワー
ク排出部71の直上で、振動が停止するまで待機する
(ステップST27)。その後に、ステップST28に
おいて、チャック板86は下降し、ここでも、振動が停
止するまで待った後(ステップST29)、ステップS
T30において、チャック板86の真空状態を解除し
て、排出機構に受け渡す。
基板21は移動し、下流側ガイドローラ62のローラ面
62aに支持された状態で、停止する(ステップST2
3)。続いて、ステップST24において、チャック板
86は、ガラス基板21を保持した状態のまま、上昇
し、振動が停止した後(ステップST25)、ワーク排
出部71の直上まで移動し(ステップST26)、ワー
ク排出部71の直上で、振動が停止するまで待機する
(ステップST27)。その後に、ステップST28に
おいて、チャック板86は下降し、ここでも、振動が停
止するまで待った後(ステップST29)、ステップS
T30において、チャック板86の真空状態を解除し
て、排出機構に受け渡す。
【0079】次に、ステップST28において、振動が
停止するまで、その状態で停止した後、チャック板86
は上昇していき、成膜動作が終了する。なお、以上のよ
うに成膜された着色レジストの塗着層に対しては、必要
に応じて、ガラス基板21の被着面21b側を上方に向
けて放置するレベリング工程が行われた後、プリベー
ク、膜厚さ測定、露光、現像処理等、通常の工程が行わ
れる。但し、この成膜装置によれば、液供給ローラ52
のローラ面52aは平滑面であるため、厚さばらつきは
約0.1μmにおさまるので、この値が許容できれば、
レベリング工程は省略される。すなわち、ロールコータ
法のコーティングローラの場合には、反転による塗着す
る塗着液量を確保するため、V字状などの凹凸を彫刻な
どにより形成するので、レベリング工程は必須である
が、本例において、レベリング工程は、要求される凹凸
精度に応じて行われる性質のものである。
停止するまで、その状態で停止した後、チャック板86
は上昇していき、成膜動作が終了する。なお、以上のよ
うに成膜された着色レジストの塗着層に対しては、必要
に応じて、ガラス基板21の被着面21b側を上方に向
けて放置するレベリング工程が行われた後、プリベー
ク、膜厚さ測定、露光、現像処理等、通常の工程が行わ
れる。但し、この成膜装置によれば、液供給ローラ52
のローラ面52aは平滑面であるため、厚さばらつきは
約0.1μmにおさまるので、この値が許容できれば、
レベリング工程は省略される。すなわち、ロールコータ
法のコーティングローラの場合には、反転による塗着す
る塗着液量を確保するため、V字状などの凹凸を彫刻な
どにより形成するので、レベリング工程は必須である
が、本例において、レベリング工程は、要求される凹凸
精度に応じて行われる性質のものである。
【0080】(実施例2の効果)このように、成膜装置
11においては、ガラス基板21の被塗着面21aを下
方に向けて搬送し、この姿勢のまま成膜する。従って、
上方から落下してくるゴミ、ゲバ等が付着することがな
いので、信頼性の高い膜を形成することもできる。ま
た、成膜中、ガラス基板21とローラ面52aとの間を
一定の離間距離d11を保ち、液溜まり層を形成したま
ま、成膜するため、着色レジストに、しごき等過剰な圧
力を加えないので、材料変質や応力の残留、さらに微小
な気泡の巻き込み等の問題が発生することもない。ここ
で、搬送動作中のガラス基板21に対し、一定圧力を加
えておくことは極めて困難であり、転写成膜法の膜厚さ
ばらつきの原因になっているものであるが、本例の成膜
装置11を利用した張力展開成膜方法では、かかる圧力
印加を必要としないので、安定した成膜を行うことがで
きる。
11においては、ガラス基板21の被塗着面21aを下
方に向けて搬送し、この姿勢のまま成膜する。従って、
上方から落下してくるゴミ、ゲバ等が付着することがな
いので、信頼性の高い膜を形成することもできる。ま
た、成膜中、ガラス基板21とローラ面52aとの間を
一定の離間距離d11を保ち、液溜まり層を形成したま
ま、成膜するため、着色レジストに、しごき等過剰な圧
力を加えないので、材料変質や応力の残留、さらに微小
な気泡の巻き込み等の問題が発生することもない。ここ
で、搬送動作中のガラス基板21に対し、一定圧力を加
えておくことは極めて困難であり、転写成膜法の膜厚さ
ばらつきの原因になっているものであるが、本例の成膜
装置11を利用した張力展開成膜方法では、かかる圧力
印加を必要としないので、安定した成膜を行うことがで
きる。
【0081】しかも、塗着層が形成される被塗着面に対
しては、塗着液以外には接触しない非接触型の成膜方法
であるため、成膜対象となり得る被塗着部材としては、
ガラス基板21のように被塗着面が平坦なものに限ら
ず、凹凸を有するものであってもよい。すなわち、すで
に被塗着面にカラーフィルタを構成する着色レジスト層
が所定のパターンで形成されたガラス基板表面に対し
て、さらに着色レジスト層を形成する場合、配線層等が
すでに形成されている半導体基板表面に対し、さらにフ
ォトレジスト層を形成する場合等において、反転法では
被塗着部材が塗着液側に加えられる圧力は、凹凸によっ
て変動することが避けられないが、本例の張力展開成膜
法では、もとより圧力を利用した成膜法ではなく、塗着
液に濡らした状態で塗着層を拡張するため、被塗着面の
凹凸に関係なく均一に成膜されるので、段差被覆性が良
好である。しかも、被塗着面側を傷つけることもない。
またスピンコータ法のように、塗着液が遠心力によって
一方向に向けて展開されていく方法と異なり、方向性を
有していないので、凸部の背後に筋状の模様が発生する
こともない。例えば、図28(a)にはMIM型パネル
表示基板301の断面を、図28(b)には半導体装置
302の断面を示すように、本例の成膜方法によれば、
段差や凹凸の有無に係わらず、均一な厚さのオーバーコ
ート層(表面保護層等)を形成でき、段差被覆性がよ
い。一方、スピンコート法の場合には、矢印で示す成膜
方向性を有するので、それぞれに破線で示すように凸部
の背後に極めて薄い層が形成されてしまう。また、図2
8(c)にガラス基板21を先端側21bからみた断面
を示すように、ガイドローラとの重なり代を除いて、塗
着層の厚さが一定になっている。従って、本例によれば
材料の両端側まで利用することができる。一方、ロール
コータ法などの反転成膜法によれば、破線で示すよう
に、塗着面の両側に塗着層が厚いマージナルゾーン21
dが幅広く形成され、この領域は使用できない。
しては、塗着液以外には接触しない非接触型の成膜方法
であるため、成膜対象となり得る被塗着部材としては、
ガラス基板21のように被塗着面が平坦なものに限ら
ず、凹凸を有するものであってもよい。すなわち、すで
に被塗着面にカラーフィルタを構成する着色レジスト層
が所定のパターンで形成されたガラス基板表面に対し
て、さらに着色レジスト層を形成する場合、配線層等が
すでに形成されている半導体基板表面に対し、さらにフ
ォトレジスト層を形成する場合等において、反転法では
被塗着部材が塗着液側に加えられる圧力は、凹凸によっ
て変動することが避けられないが、本例の張力展開成膜
法では、もとより圧力を利用した成膜法ではなく、塗着
液に濡らした状態で塗着層を拡張するため、被塗着面の
凹凸に関係なく均一に成膜されるので、段差被覆性が良
好である。しかも、被塗着面側を傷つけることもない。
またスピンコータ法のように、塗着液が遠心力によって
一方向に向けて展開されていく方法と異なり、方向性を
有していないので、凸部の背後に筋状の模様が発生する
こともない。例えば、図28(a)にはMIM型パネル
表示基板301の断面を、図28(b)には半導体装置
302の断面を示すように、本例の成膜方法によれば、
段差や凹凸の有無に係わらず、均一な厚さのオーバーコ
ート層(表面保護層等)を形成でき、段差被覆性がよ
い。一方、スピンコート法の場合には、矢印で示す成膜
方向性を有するので、それぞれに破線で示すように凸部
の背後に極めて薄い層が形成されてしまう。また、図2
8(c)にガラス基板21を先端側21bからみた断面
を示すように、ガイドローラとの重なり代を除いて、塗
着層の厚さが一定になっている。従って、本例によれば
材料の両端側まで利用することができる。一方、ロール
コータ法などの反転成膜法によれば、破線で示すよう
に、塗着面の両側に塗着層が厚いマージナルゾーン21
dが幅広く形成され、この領域は使用できない。
【0082】なお、かかる成膜装置11を用いて、成膜
した張力展開膜の膜厚さ特性については、着色レジスト
の成膜の他、液晶表示体の配向膜の形成にも利用でき、
その塗着例としては、厚さが約0.1μmの薄膜を形成
することができた。
した張力展開膜の膜厚さ特性については、着色レジスト
の成膜の他、液晶表示体の配向膜の形成にも利用でき、
その塗着例としては、厚さが約0.1μmの薄膜を形成
することができた。
【0083】〔実施例2の変形例〕上記実施例2におい
て、被塗着部材の搬送方向は、液供給ローラの回転方向
と同方向、すなわち、塗着液は被塗着部材の搬送方向に
向けて供給されるものであったが、逆に、被塗着部材の
搬送方向に向かって塗着液を供給するように、被塗着部
材の搬送方向と、液供給ローラの回転方向とが逆方向の
ものであってもよい。この場合には、成膜装置11にお
いて、搬送機構81のシーケンスを変えて、被着部材
を、一旦下流側ワークガイド部61に搬送した後に、下
流側から上流側に向けて、被塗着部材を搬送して、被塗
着部材と液供給ローラの相対的な移動方法を変えてもよ
いが、図29に示すように、塗着部101において、ド
クターローラ102及びドクタースキージ103を液供
給ローラ104に対し、被塗着部材の搬送方向の下流側
に配列し、液供給ローラ104の回転方向を矢印Bで示
す方向としてもよい。この構成の成膜装置100は、実
施例2に係る成膜装置11に比較して、厚さが厚い張力
展開膜の形成に適している。なお、この成膜装置100
の他の部分の構成は、実施例2の成膜装置と同様である
ため、その図示及び説明は省略する。
て、被塗着部材の搬送方向は、液供給ローラの回転方向
と同方向、すなわち、塗着液は被塗着部材の搬送方向に
向けて供給されるものであったが、逆に、被塗着部材の
搬送方向に向かって塗着液を供給するように、被塗着部
材の搬送方向と、液供給ローラの回転方向とが逆方向の
ものであってもよい。この場合には、成膜装置11にお
いて、搬送機構81のシーケンスを変えて、被着部材
を、一旦下流側ワークガイド部61に搬送した後に、下
流側から上流側に向けて、被塗着部材を搬送して、被塗
着部材と液供給ローラの相対的な移動方法を変えてもよ
いが、図29に示すように、塗着部101において、ド
クターローラ102及びドクタースキージ103を液供
給ローラ104に対し、被塗着部材の搬送方向の下流側
に配列し、液供給ローラ104の回転方向を矢印Bで示
す方向としてもよい。この構成の成膜装置100は、実
施例2に係る成膜装置11に比較して、厚さが厚い張力
展開膜の形成に適している。なお、この成膜装置100
の他の部分の構成は、実施例2の成膜装置と同様である
ため、その図示及び説明は省略する。
【0084】かかる構成の成膜装置100を使用して成
膜した結果を、以下に説明する。ここで、各部位及び各
機構について、実施例2と共通するものについては、同
じ名称及び同じ番号を付与して、説明する。
膜した結果を、以下に説明する。ここで、各部位及び各
機構について、実施例2と共通するものについては、同
じ名称及び同じ番号を付与して、説明する。
【0085】まず、縦長さが300mm、横幅が300
mm、厚さが約1.1mmのガラス基板111に対し、
粘度が約10cpsの着色レジストを使用して、成膜す
る。
mm、厚さが約1.1mmのガラス基板111に対し、
粘度が約10cpsの着色レジストを使用して、成膜す
る。
【0086】ここで、チャック板86がガラス基板11
1を搬送する速度、液供給ローラ104の回転周速度、
及び、ドクターローラ102の回転周速度を、いずれも
約5.0mm/secに設定する。また、液供給ローラ
104とガラス基板111の搬送基準面との離間距離d
21が約20μmとなるように、上流側ワークガイド部4
1のガイドローラ42のローラ面42a、及び下流側ワ
ークガイド部61のガイドローラ62のローラ面62a
を位置設定する。また、液供給ローラ104のローラ面
104aとドクターローラ102のローラ面102aと
の離間距離d22を約0.35mmに設定し、ドクターロ
ーラ102のローラ面102aとドクタースキージ10
3の先端部103aとの離間距離d23を約0.3mmに
設定する。
1を搬送する速度、液供給ローラ104の回転周速度、
及び、ドクターローラ102の回転周速度を、いずれも
約5.0mm/secに設定する。また、液供給ローラ
104とガラス基板111の搬送基準面との離間距離d
21が約20μmとなるように、上流側ワークガイド部4
1のガイドローラ42のローラ面42a、及び下流側ワ
ークガイド部61のガイドローラ62のローラ面62a
を位置設定する。また、液供給ローラ104のローラ面
104aとドクターローラ102のローラ面102aと
の離間距離d22を約0.35mmに設定し、ドクターロ
ーラ102のローラ面102aとドクタースキージ10
3の先端部103aとの離間距離d23を約0.3mmに
設定する。
【0087】この状態で、ガラス基板111を搬送し、
実施例2の成膜装置11と同様に液供給ローラ104の
上方位置で停止させて、その先端部111a全域に着色
レジストを行き渡らせ、予備塗着層111bを形成した
後、再び、ガラス基板111を約5.0mm/secの
速度で搬送して、塗着層を予備塗着層111bから着色
レジストの表面張力によって拡張、展開することによっ
て、塗着層を形成する。
実施例2の成膜装置11と同様に液供給ローラ104の
上方位置で停止させて、その先端部111a全域に着色
レジストを行き渡らせ、予備塗着層111bを形成した
後、再び、ガラス基板111を約5.0mm/secの
速度で搬送して、塗着層を予備塗着層111bから着色
レジストの表面張力によって拡張、展開することによっ
て、塗着層を形成する。
【0088】その結果、形成された塗着層の厚さは、ガ
ラス基板111の9か所で測定した結果、約1.8〜
2.2μmであった。しかも、塗着層は、ガラス基板1
11の被塗着面の両端の僅かな幅のマージナルゾーンを
除いて均一に成膜されている。従って、このガラス基板
111から四角形の液晶表示パネル用カラーフィルタ基
板を切り出す場合でも、隅部も含めて略全体領域を効率
よく使用することができる。
ラス基板111の9か所で測定した結果、約1.8〜
2.2μmであった。しかも、塗着層は、ガラス基板1
11の被塗着面の両端の僅かな幅のマージナルゾーンを
除いて均一に成膜されている。従って、このガラス基板
111から四角形の液晶表示パネル用カラーフィルタ基
板を切り出す場合でも、隅部も含めて略全体領域を効率
よく使用することができる。
【0089】さらに、この条件から着色レジスト種類を
変え、液供給ローラ104とガラス基板111の搬送基
準面との離間距離と、張力展開膜の膜厚さとの関係を図
30に示す。
変え、液供給ローラ104とガラス基板111の搬送基
準面との離間距離と、張力展開膜の膜厚さとの関係を図
30に示す。
【0090】この図に示すように、本例の装置100に
おいては、上記の離間距離を約4.5μmから約24.
5μmに変えると、膜厚さは約4.0μmから約3.6
μmまで変化し、微調整条件として利用できるが、液供
給ローラの回転速度及びガラス基板111の搬送速度が
膜厚さに及ぼす影響に比較して小さいものである。従っ
て、膜厚さの設定条件としては、二次的なものである
が、所定の離間距離d21に設定しておけば、この距離の
わずかな変動ぐらいでは、膜厚さが変動しにくく、安定
した成膜が可能であることを示す。
おいては、上記の離間距離を約4.5μmから約24.
5μmに変えると、膜厚さは約4.0μmから約3.6
μmまで変化し、微調整条件として利用できるが、液供
給ローラの回転速度及びガラス基板111の搬送速度が
膜厚さに及ぼす影響に比較して小さいものである。従っ
て、膜厚さの設定条件としては、二次的なものである
が、所定の離間距離d21に設定しておけば、この距離の
わずかな変動ぐらいでは、膜厚さが変動しにくく、安定
した成膜が可能であることを示す。
【0091】なお、いずれの方向にも回転可能な液供給
ローラの両側に、ドクターローラ及びドクタースキージ
を配置しても、同様な成膜動作を実現できる。
ローラの両側に、ドクターローラ及びドクタースキージ
を配置しても、同様な成膜動作を実現できる。
【0092】〔実施例2の別の変形例〕さらに、成膜装
置100において、上流側ワークガイド部41のガイド
ローラ42の高さ位置と、下流側ワークガイド部61の
ガイドローラ62の各ローラ面の高さは、同一面上に設
定される場合に限らず、図31に示すように、ずらして
使用することもできる。
置100において、上流側ワークガイド部41のガイド
ローラ42の高さ位置と、下流側ワークガイド部61の
ガイドローラ62の各ローラ面の高さは、同一面上に設
定される場合に限らず、図31に示すように、ずらして
使用することもできる。
【0093】例えば、上流側ワークガイド部41のガイ
ドローラ42のローラ面42aと、液供給ローラ104
のローラ面104aとの離間距離d31を約5μmに設定
する一方、下流側ワークガイド部61のガイドローラ6
2のローラ面62aと、液供給ローラ104のローラ面
104aとの離間距離d32を約30μmに設定して、予
備塗着層が形成しやすくしてもよい。かかる条件に設定
して、他の設定条件を変えた場合の膜厚さ変化を以下に
説明する。なお、その他の設定条件は前記のとおりであ
る。 (搬送速度と膜厚さの関係)まず、チャック板86によ
るガラス基板111の搬送速度と塗着膜厚さとの関係を
調査した結果を、図32に示す。
ドローラ42のローラ面42aと、液供給ローラ104
のローラ面104aとの離間距離d31を約5μmに設定
する一方、下流側ワークガイド部61のガイドローラ6
2のローラ面62aと、液供給ローラ104のローラ面
104aとの離間距離d32を約30μmに設定して、予
備塗着層が形成しやすくしてもよい。かかる条件に設定
して、他の設定条件を変えた場合の膜厚さ変化を以下に
説明する。なお、その他の設定条件は前記のとおりであ
る。 (搬送速度と膜厚さの関係)まず、チャック板86によ
るガラス基板111の搬送速度と塗着膜厚さとの関係を
調査した結果を、図32に示す。
【0094】この図において、搬送速度を約5mm/s
ecから約12mm/secまで高めていくと、膜厚さ
は約2.7μmから約1.6μmまで薄くなっていく。
従って、搬送速度は膜厚さを設定するための第1の条件
である。
ecから約12mm/secまで高めていくと、膜厚さ
は約2.7μmから約1.6μmまで薄くなっていく。
従って、搬送速度は膜厚さを設定するための第1の条件
である。
【0095】(液供給ローラの回転速度と膜厚さの関
係)次に、液供給ローラの回転周速度と塗着膜厚さとの
関係を調査した結果を、図33に示す。
係)次に、液供給ローラの回転周速度と塗着膜厚さとの
関係を調査した結果を、図33に示す。
【0096】この図において、回転周速度約1mm/s
ecから約10mm/secまで高めていくと、膜厚さ
は約0.3μmから約5.9μmまで厚くなっていく。
ecから約10mm/secまで高めていくと、膜厚さ
は約0.3μmから約5.9μmまで厚くなっていく。
【0097】従って、液供給ローラの回転周速度は、膜
厚さを設定するための第2の条件である。
厚さを設定するための第2の条件である。
【0098】(液供給ローラとドクターローラとの離間
距離と膜厚さの関係)次に、液供給ローラ104のロー
ラ面104aとドクターローラ102のローラ面102
aとの離間距離を、1.0mmまで変えて、張力展開膜
の厚さとの関係を調査した。その結果を図34に示す。
なお、図34において、ローラ面の離間距離が0mmの
条件とは、ローラ面同士が接触状態にあることを示す。
距離と膜厚さの関係)次に、液供給ローラ104のロー
ラ面104aとドクターローラ102のローラ面102
aとの離間距離を、1.0mmまで変えて、張力展開膜
の厚さとの関係を調査した。その結果を図34に示す。
なお、図34において、ローラ面の離間距離が0mmの
条件とは、ローラ面同士が接触状態にあることを示す。
【0099】この図に示すように、ローラ面同士の離間
距離を約0.2〜1.0mmに設定しても、膜厚さに対
する影響が小さい一方、ローラ面同士を接触状態とした
場合には、これらのローラ面の接触部の下部で液溜まり
が形成され、逆に液供給量が増大し、膜厚さが約5.0
μmまで厚くなる。従って、ローラ面同士の離間距離を
約0.2〜1.0mmの間で固定した方が、膜厚さの変
動が発生にくいことを示す。
距離を約0.2〜1.0mmに設定しても、膜厚さに対
する影響が小さい一方、ローラ面同士を接触状態とした
場合には、これらのローラ面の接触部の下部で液溜まり
が形成され、逆に液供給量が増大し、膜厚さが約5.0
μmまで厚くなる。従って、ローラ面同士の離間距離を
約0.2〜1.0mmの間で固定した方が、膜厚さの変
動が発生にくいことを示す。
【0100】(予備塗着層形成のための停止時間と膜厚
さの関係)予備塗着層を形成するために、ガラス基板1
11の搬送を停止させる時間と塗着膜厚さとの関係を調
査した結果を、図35に示す。
さの関係)予備塗着層を形成するために、ガラス基板1
11の搬送を停止させる時間と塗着膜厚さとの関係を調
査した結果を、図35に示す。
【0101】この図に示すように、停止時間を0秒間
(停止させず)から20秒間まで延長していっても、膜
厚さが変化しないことを示すが、停止時間0秒間では、
部分的に成膜されない部分が発生した。それ故、液供給
ローラ104が1回転する時間を停止時間として設定す
ることが好ましい。
(停止させず)から20秒間まで延長していっても、膜
厚さが変化しないことを示すが、停止時間0秒間では、
部分的に成膜されない部分が発生した。それ故、液供給
ローラ104が1回転する時間を停止時間として設定す
ることが好ましい。
【0102】さらに、上述の各条件を変えて成膜した結
果、約0.1μmから約50μmまでの膜厚さのものが
成膜できることが確認できた。
果、約0.1μmから約50μmまでの膜厚さのものが
成膜できることが確認できた。
【0103】以上のとおり、実施例2及びその変形例と
して示した成膜装置においては、いずれも、予備塗着層
を形成した後に、ガラス基板を液溜まり層に浸漬したよ
うな状態で、塗着層を展開する非接触式の成膜法である
ため、転写成膜法のように、被塗着部材に加える圧力ま
たはコーティングローラの表面状態によって、膜厚さが
変動することがないので、安定した膜形成を行うことが
できる。
して示した成膜装置においては、いずれも、予備塗着層
を形成した後に、ガラス基板を液溜まり層に浸漬したよ
うな状態で、塗着層を展開する非接触式の成膜法である
ため、転写成膜法のように、被塗着部材に加える圧力ま
たはコーティングローラの表面状態によって、膜厚さが
変動することがないので、安定した膜形成を行うことが
できる。
【0104】なお、液供給ローラのローラ面は被塗着部
材とは接触せず、液を略定量供給するだけの機能を果た
すものであるため、そのローラ面は平滑面が最も望まし
いが、V字状溝、矩形溝などの形成や研削面、彫刻など
の粗面化が施されているものであってもよい。ここで、
平滑なローラ面を採用すると、STN型の液晶表示パネ
ルに使用される光学補償セル板など、膜厚さの均一性が
高く要求されるものについても製造可能になる。
材とは接触せず、液を略定量供給するだけの機能を果た
すものであるため、そのローラ面は平滑面が最も望まし
いが、V字状溝、矩形溝などの形成や研削面、彫刻など
の粗面化が施されているものであってもよい。ここで、
平滑なローラ面を採用すると、STN型の液晶表示パネ
ルに使用される光学補償セル板など、膜厚さの均一性が
高く要求されるものについても製造可能になる。
【0105】また、この液供給ローラの近傍にまで、ガ
イドローラ、レール体等の搬送基準面設定部材を配置す
ることが望ましい。そのため、図36に示すように、液
供給ローラ151の両軸端151aに、ベアリング15
2等を介して、そのローラ面153aが搬送基準面13
を形成するガイドローラ153を配置してもよい。
イドローラ、レール体等の搬送基準面設定部材を配置す
ることが望ましい。そのため、図36に示すように、液
供給ローラ151の両軸端151aに、ベアリング15
2等を介して、そのローラ面153aが搬送基準面13
を形成するガイドローラ153を配置してもよい。
【0106】さらに、予備塗着層の形成にあたっては、
搬送機構の停止動作を利用する他、例えば、液供給ロー
ラを上昇させることにより、ガラス基板との間隔を狭め
て、強制的にガラス基板に塗着液を接触させる方法を採
用してもよいものである。
搬送機構の停止動作を利用する他、例えば、液供給ロー
ラを上昇させることにより、ガラス基板との間隔を狭め
て、強制的にガラス基板に塗着液を接触させる方法を採
用してもよいものである。
【0107】そして、本例の成膜装置に用いられる被塗
着部材及び塗着液等において、それらの材質、用途等に
は、いずれも制限のないものであり、シート状の被塗着
部材として、プリンタのインクリボンへのインク塗布、
イメージセンサ用のカラースキャナーフィルムの製造、
磁性テープへの磁性体のコーティングなどにも利用でき
る。
着部材及び塗着液等において、それらの材質、用途等に
は、いずれも制限のないものであり、シート状の被塗着
部材として、プリンタのインクリボンへのインク塗布、
イメージセンサ用のカラースキャナーフィルムの製造、
磁性テープへの磁性体のコーティングなどにも利用でき
る。
【0108】
【発明の効果】以上のとおり、本発明においては、被塗
着面を下方に向けて搬送される被塗着部材の搬送経路に
向けて塗着液を定量供給する塗着液供給手段を設けてお
き、まず、被塗着面の先端側全域に塗着液を接触させ
て、そこに予備塗着層を形成した後、塗着液供給手段と
前記被塗着面との間を所定の離間距離に保持してそこに
塗着液の液溜まり層を形成し、この状態を保持しながら
被塗着部材を搬送して予備塗着層から塗着層を展開させ
ることを特徴とする。従って、本発明によれば、以下の
効果を奏する。
着面を下方に向けて搬送される被塗着部材の搬送経路に
向けて塗着液を定量供給する塗着液供給手段を設けてお
き、まず、被塗着面の先端側全域に塗着液を接触させ
て、そこに予備塗着層を形成した後、塗着液供給手段と
前記被塗着面との間を所定の離間距離に保持してそこに
塗着液の液溜まり層を形成し、この状態を保持しながら
被塗着部材を搬送して予備塗着層から塗着層を展開させ
ることを特徴とする。従って、本発明によれば、以下の
効果を奏する。
【0109】 ロールコータ法(転写成膜法)のよう
に被塗着部材に圧力をかけて、被塗着面を塗着液供給手
段に向けて密着させる転写成膜方法とは異なり、逆に被
塗着面と塗着液供給手段との離間距離を一定に保持し、
無圧状態の液溜まり層を利用して成膜する。このため、
被塗着部材の搬送によって剪断面が形成されるとき、剪
断面の形成位置は、被塗着面と液溜まり層との相互間の
作用力、すなわち、被塗着面側への塗着液の付着力、及
び塗着液の表面張力と、剪断速度のみのバランスによっ
て規定され、塗着液供給手段側への塗着液の付着力が及
ばない。それ故、被塗着部材に対する圧力の影響がない
ことは勿論のこと、塗着液供給手段の表面状態等が成膜
特性に影響しないので、膜厚さが均一な成膜を実現でき
る。
に被塗着部材に圧力をかけて、被塗着面を塗着液供給手
段に向けて密着させる転写成膜方法とは異なり、逆に被
塗着面と塗着液供給手段との離間距離を一定に保持し、
無圧状態の液溜まり層を利用して成膜する。このため、
被塗着部材の搬送によって剪断面が形成されるとき、剪
断面の形成位置は、被塗着面と液溜まり層との相互間の
作用力、すなわち、被塗着面側への塗着液の付着力、及
び塗着液の表面張力と、剪断速度のみのバランスによっ
て規定され、塗着液供給手段側への塗着液の付着力が及
ばない。それ故、被塗着部材に対する圧力の影響がない
ことは勿論のこと、塗着液供給手段の表面状態等が成膜
特性に影響しないので、膜厚さが均一な成膜を実現でき
る。
【0110】 しかも、塗着液に高い圧力を加えるこ
とがないので、成膜時に塗着液内部に応力が残留してい
ることもなく、また、塗着液に細かな気泡が混入するこ
ともないので、高品質で安定した成膜を実現できる。
とがないので、成膜時に塗着液内部に応力が残留してい
ることもなく、また、塗着液に細かな気泡が混入するこ
ともないので、高品質で安定した成膜を実現できる。
【0111】 被塗着部材の被塗着面は、液溜まり層
のみに接触し、塗着液供給手段等に接触しない。すなわ
ち、非接触型の成膜方法であるので、半導体装置、カラ
ーフィルタのように、被塗着面にすでに他の層が形成さ
れて凹凸がある場合でも、無圧状態で成膜するので、凹
凸に沿って成膜され、段差被覆性のよい成膜を実現でき
る。しかも、被塗着面を傷つけることもない。
のみに接触し、塗着液供給手段等に接触しない。すなわ
ち、非接触型の成膜方法であるので、半導体装置、カラ
ーフィルタのように、被塗着面にすでに他の層が形成さ
れて凹凸がある場合でも、無圧状態で成膜するので、凹
凸に沿って成膜され、段差被覆性のよい成膜を実現でき
る。しかも、被塗着面を傷つけることもない。
【0112】 上記の塗着液に着色レジストを用いて
カラーフィルタを製造した場合には、表示性能の優れた
液晶表示パネルを実現できる。
カラーフィルタを製造した場合には、表示性能の優れた
液晶表示パネルを実現できる。
【0113】 搬送基準面設定部材として、偏芯軸を
介してガイドローラ支持台に取付けされたガイドローラ
を使用した場合には、個々のガイドローラの調整が容易
である。また、ガイドローラ支持台として、互いに傾斜
面で接する上部ガイドローラ支持台と下部ガイドローラ
支持台を備えている場合には、ガイドローラを一括して
調整することができる。
介してガイドローラ支持台に取付けされたガイドローラ
を使用した場合には、個々のガイドローラの調整が容易
である。また、ガイドローラ支持台として、互いに傾斜
面で接する上部ガイドローラ支持台と下部ガイドローラ
支持台を備えている場合には、ガイドローラを一括して
調整することができる。
【0114】 搬送手段が、搬送基準面に被塗着面を
直接位置規定させた状態で被塗着部材を搬送する場合に
は、被塗着面自身を基準に搬送することができる。ま
た、被塗着部材を保持する保持部材が、ユニバーサルジ
ョイントを介して垂直方向移動手段に接続されている場
合には、このジョイントの曲折によって、被塗着部材の
厚さむら等を吸収できる。従って、被塗着面を搬送基準
面に対し確実に位置規定できるので、被塗着部材の変形
が成膜結果に影響を及ぼしにくい。
直接位置規定させた状態で被塗着部材を搬送する場合に
は、被塗着面自身を基準に搬送することができる。ま
た、被塗着部材を保持する保持部材が、ユニバーサルジ
ョイントを介して垂直方向移動手段に接続されている場
合には、このジョイントの曲折によって、被塗着部材の
厚さむら等を吸収できる。従って、被塗着面を搬送基準
面に対し確実に位置規定できるので、被塗着部材の変形
が成膜結果に影響を及ぼしにくい。
【0115】 保持部材が、多孔質の真空チャック面
を備えている場合には、被塗着部材の全面を保持するた
め、反り等を発生させることがなく、また、被塗着部材
に局部的な温度差を発生させない。
を備えている場合には、被塗着部材の全面を保持するた
め、反り等を発生させることがなく、また、被塗着部材
に局部的な温度差を発生させない。
【0116】 塗着液供給手段は、塗着液が回収され
る第2の貯留部から圧送手段を介して第1の貯留部に塗
着液を還流させる還流経路と、この還流経路に塗着液か
ら夾雑物を除去する塗着液再生手段とを備えている場合
には、成膜特性を低下させることなく、塗着液を繰り返
し使用することができる。
る第2の貯留部から圧送手段を介して第1の貯留部に塗
着液を還流させる還流経路と、この還流経路に塗着液か
ら夾雑物を除去する塗着液再生手段とを備えている場合
には、成膜特性を低下させることなく、塗着液を繰り返
し使用することができる。
【図1】本発明の実施例1に係る張力展開成膜装置の主
要部を示す斜視図である。
要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示す成膜装置を用いた成膜動作を示す工
程断面図である。
程断面図である。
【図3】本発明の実施例2に係る張力展開成膜装置の主
要部を示す概略構成図である。
要部を示す概略構成図である。
【図4】本発明の実施例2に係る張力展開成膜装置の正
面図である。
面図である。
【図5】本発明の実施例2に係る張力展開成膜装置の平
面図である。
面図である。
【図6】本発明の実施例2に係る張力展開成膜装置の側
面図である。
面図である。
【図7】図3に示す張力展開成膜装置の搬送機構の構成
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図8】図7に示す搬送機構の水平方向移動機構の構成
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図9】図3に示す張力展開成膜装置のワーク供給ステ
ージの平面図である。
ージの平面図である。
【図10】図3に示す張力展開成膜装置の上流側ワーク
ガイド部の正面図である。
ガイド部の正面図である。
【図11】図3に示す張力展開成膜装置の上流側ワーク
ガイド部の平面断面図である。
ガイド部の平面断面図である。
【図12】図3に示す張力展開成膜装置の上流側ワーク
ガイド部の断面図である。
ガイド部の断面図である。
【図13】図3に示す張力展開成膜装置の塗着部の概略
構成図である。
構成図である。
【図14】(a)は図13に示す塗着部のドクタースキ
ージの平面図、(b)は図13に示す塗着部におけるド
クタースキージとドクターローラとの位置関係を示す平
面図である。
ージの平面図、(b)は図13に示す塗着部におけるド
クタースキージとドクターローラとの位置関係を示す平
面図である。
【図15】(a)は図14に示すドクタースキージと別
のドクタースキージの平面図、(b)はこのドクタース
キージの配置構造を示す側面図である。
のドクタースキージの平面図、(b)はこのドクタース
キージの配置構造を示す側面図である。
【図16】図13に示す塗着部におけるドクターロー
ラ、液供給ローラ、及びそれらの駆動系の平面図であ
る。
ラ、液供給ローラ、及びそれらの駆動系の平面図であ
る。
【図17】図13に示す塗着部におけるドクターロー
ラ、及び液供給ローラの側面図である。
ラ、及び液供給ローラの側面図である。
【図18】図3に示す張力展開成膜装置の液切り機構の
正面図である。
正面図である。
【図19】図18に示す液切り機構の側面図である。
【図20】図18に示す液切り機構に配置されたドクタ
ースキージの平面図である。
ースキージの平面図である。
【図21】図3に示す張力展開成膜装置に用いた液貯留
槽の正面断面図である。
槽の正面断面図である。
【図22】図21の液貯留槽の側面断面図である。
【図23】図3に示す張力展開成膜装置に配置した配管
系の概略構成図である。
系の概略構成図である。
【図24】図3に示す張力展開成膜装置の成膜動作のフ
ローチャートの一部を示すフローチャート図である。
ローチャートの一部を示すフローチャート図である。
【図25】図3に示す張力展開成膜装置の成膜動作のフ
ローチャートの一部を示すフローチャート図である。
ローチャートの一部を示すフローチャート図である。
【図26】図3に示す張力展開成膜装置の成膜動作のフ
ローチャートの一部を示すフローチャート図である。
ローチャートの一部を示すフローチャート図である。
【図27】図3に示す張力展開成膜装置の成膜動作を示
す工程断面図である。
す工程断面図である。
【図28】(a)は図3に示す張力展開成膜装置を利用
して成膜したパネル表示基板の断面図、(b)は図3に
示す張力展開成膜装置を利用して成膜した半導体装置の
断面図、(c)は図3に示す張力展開成膜装置を利用し
て成膜したガラス基板の断面である。
して成膜したパネル表示基板の断面図、(b)は図3に
示す張力展開成膜装置を利用して成膜した半導体装置の
断面図、(c)は図3に示す張力展開成膜装置を利用し
て成膜したガラス基板の断面である。
【図29】本発明の実施例2の変形例に係る張力展開成
膜装置の塗着部の概略構成図である。
膜装置の塗着部の概略構成図である。
【図30】図29に示す張力展開成膜装置における液供
給ローラとガラス基板の搬送基準面との離間距離と、張
力展開膜の膜厚さとの関係を示すグラフ図である。
給ローラとガラス基板の搬送基準面との離間距離と、張
力展開膜の膜厚さとの関係を示すグラフ図である。
【図31】本発明の実施例2の別の変形例に係る張力展
開成膜装置の塗着部の概略構成図である。
開成膜装置の塗着部の概略構成図である。
【図32】図31に示す張力展開成膜装置におけるガラ
ス基板の搬送速度と塗着膜厚さとの関係を示すグラフ図
である。
ス基板の搬送速度と塗着膜厚さとの関係を示すグラフ図
である。
【図33】図31に示す張力展開成膜装置における液供
給ローラの回転周速度と塗着膜厚さとの関係を示すグラ
フ図である。
給ローラの回転周速度と塗着膜厚さとの関係を示すグラ
フ図である。
【図34】図31に示す張力展開成膜装置における液供
給ローラとドクターローラとの離間距離と、塗着膜厚さ
との関係を示すグラフ図である。
給ローラとドクターローラとの離間距離と、塗着膜厚さ
との関係を示すグラフ図である。
【図35】図31に示す張力展開成膜装置における予備
塗着層形成のための停止時間と、塗着膜厚さとの関係を
示すグラフ図である。
塗着層形成のための停止時間と、塗着膜厚さとの関係を
示すグラフ図である。
【図36】図16に示す液供給ローラの改良例の断面図
である。
である。
【図37】従来のロールコータ装置の概略構成図であ
る。
る。
【図38】本発明の参考例に係る成膜装置の概略構成図
である。
である。
1,11・・・張力展開成膜装置
1a,13・・・搬送基準面
1b,11c・・・搬送経路
2・・・被塗着部材
2a,21a・・・被塗着面
2b,21b・・・先端側
3a,22a・・・液溜まり層
4・・・塗着液供給手段
5a,22b・・・予備塗着層
5b,22c・・・塗着層
21・・・ガラス基板(被塗着部材)
42,62,153・・・ガイドローラ
43・・・ガイドローラ支持台
51・・・塗着部
52,104,151・・・液供給ローラ
53,56,103・・・ドクタースキージ
54,102・・・ドクターローラ
72・・・液切り機構
81・・・搬送機構
85・・・ユニバーサルジョイント
86・・・チャック板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
G02B 5/20 101 7724−2K
Claims (17)
- 【請求項1】 被塗着面を下方に向けて略水平方向に搬
送される被塗着部材の搬送経路の下方位置に、前記搬送
経路の幅方向に向けて塗着液を定量供給する塗着液供給
手段を設けておき、前記被塗着面の先端側を前記塗着液
供給手段の上方位置まで搬送したときに、その先端側全
域に塗着液を接触させて、そこに予備塗着層を形成する
予備塗着層形成工程と、前記塗着液供給手段と前記被塗
着面との間を所定の離間距離に保持して、そこに塗着液
の液溜まり層を形成し、この状態を保持しながら前記被
塗着部材を搬送して前記予備塗着層から前記塗着面に塗
着層を展開させる塗着液展開工程と、を有することを特
徴とする張力展開成膜方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記予備塗着層形成
工程は、前記被塗着面の先端側と前記塗着液供給手段と
の間を所定の離間距離に保持して、そこに塗着液の液溜
まり層を形成し、この状態で前記被塗着部材を一時停止
させて、この液溜まり層を塗着液の表面張力によって前
記被塗着面の先端側全域にまで拡張させる工程であるこ
とを特徴とする張力展開成膜方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
塗着液展開工程の後に、前記被塗着面の先端側及び後端
側のうちの少なくともいずれか一方の側に液切り部材を
接触させて、そこから過剰な塗着液を除去する液切り工
程を行うことを特徴とする張力展開成膜方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかの項に
おいて、前記塗着液は、その保管温度と同等の温度に設
定されて用いられることを特徴とする張力展開成膜方
法。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかの項に
規定された張力展開成膜方法において、前記塗着液に着
色レジストを使用して形成された張力展開膜を所定の層
として備えたカラーフィルタを有することを特徴とする
液晶表示パネル。 - 【請求項6】 被塗着面を下方に向けて被塗着部材を略
水平方向に搬送する搬送手段と、前記被塗着部材の搬送
経路の下方位置に配置され、前記搬送経路の幅方向に向
けて塗着液を定量供給する塗着液供給手段と、この塗着
液供給手段と前記被塗着面との間を、そこに塗着液の液
溜まり層が形成可能な離間距離に調整、保持する離間距
離調整保持手段と、前記塗着液供給手段の上方位置に前
記被塗着面の先端側が位置したときに、その先端側全域
に塗着液を接触させて、そこに予備塗着層を形成する予
備塗着層形成手段と、を有し、前記搬送手段は、前記予
備塗着層が形成された後に、前記離間距離調整保持手段
によって前記液溜まり層を形成した状態を保持しながら
前記被塗着部材を搬送して、前記予備塗着層から前記被
塗着面に塗着層を展開させることを特徴とする張力展開
成膜装置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記予備塗着層形成
手段は、前記被塗着面の先端側と前記塗着液供給手段と
の間を所定の離間距離に保持して、そこに塗着液の液溜
まり層を形成し、この状態で前記被塗着部材を一時停止
させて、この液溜まり層を塗着液の表面張力によって前
記被塗着面の先端側全域にまで拡張させる前記搬送手段
の停止動作機構であることを特徴とする張力展開成膜装
置。 - 【請求項8】 請求項6または請求項7において、前記
塗着液供給手段は、ローラ面が塗着液中を通過する状態
で回転して塗着液を掻き上げする塗着液供給ローラと、
その塗着液の掻き上げ側に近接配置され、それらの離間
距離に対応する量の塗着液を前記塗着液供給ローラのロ
ーラ面から除去して、上方に向けて供給される塗着液量
を規定する供給液量規定手段と、を備えることを特徴と
する張力展開成膜装置。 - 【請求項9】 請求項8において、前記供給液量規定手
段は、前記塗着液供給ローラの塗着液の掻き上げ側に所
定の離間距離をもって近接配置され、その回転方向と同
方向に回転するドクターローラと、このドクターローラ
に所定の離間距離をもって近接配置され、そのローラ面
から塗着液を掻き取るドクタースキージと、を備えてい
ることを特徴とする張力展開成膜装置。 - 【請求項10】 請求項8または請求項9において、前
記塗着液供給ローラのローラ面は、平滑面になっている
ことを特徴とする張力展開成膜装置。 - 【請求項11】 請求項6乃至請求項10のいずれかの
項において、前記離間距離調整保持手段は、前記被塗着
部材の搬送経路の両側で前記被塗着部材の両端側を支持
可能に配置され、その案内面によって前記被塗着部材の
搬送基準面を形成する搬送基準面設定部材であり、前記
搬送手段は、前記搬送基準面に前記被塗着面を直接位置
規定させる位置規定手段を備えていることを特徴とする
張力展開成膜装置。 - 【請求項12】 請求項11において、前記搬送基準面
設定部材の案内面は、偏芯軸を介してガイドローラ支持
台に取付けされたガイドローラ群のローラ面であって、
前記離間距離調整保持手段は、前記偏芯軸の取付け姿勢
によって各ガイドローラのローラ面を位置調整するロー
ラ位置調整機構を備えていることを特徴とする張力展開
成膜装置。 - 【請求項13】 請求項12において、前記ガイドロー
ラ支持台は、前記ガイドローラ群が取付けされ、下面側
に傾斜面を備える上部ガイドローラ支持台と、前記上部
ガイドローラ支持台の傾斜面に対応する傾斜面を上面側
を備える下部ガイドローラ支持台と、前記上部ガイドロ
ーラ支持台を、前記傾斜面を利用して前記下部ガイドロ
ーラ支持台上をスライドさせると共に、所定の位置で固
定する支持台調整固定手段を備えていることを特徴とす
る張力展開成膜装置。 - 【請求項14】 請求項6乃至請求項13のいずれかの
項において、前記搬送手段は、前記被塗着部材を保持す
る保持部材と、この保持部材を垂直方向に移動させる垂
直方向移動手段と、この垂直方向移動手段を水平方向に
移動させる水平方向移動手段と、を備えており、前記保
持部材は、ユニバーサルジョイントを介して前記垂直方
向移動手段に連結されていることを特徴とする張力展開
成膜装置。 - 【請求項15】 請求項14において、前記保持部材
は、その下面側に前記被塗着部材の背面全域に吸着して
これを支持する多孔質の真空チャック面を備えているこ
とを特徴とする張力展開成膜装置。 - 【請求項16】 請求項6乃至請求項15のいずれかの
項において、前記塗着液供給手段は、供給される塗着液
が貯留された第1の貯留部と、供給された塗着液が回収
される第2の貯留部と、前記第2の貯留部から圧送手段
を介して前記第1の貯留部に塗着液を還流させる還流経
路と、この還流経路における前記圧送手段と前記第1の
貯留部との間に介挿され、還流する塗着液から夾雑物を
除去する塗着液再生手段と、を備えていることを特徴と
する張力展開成膜装置。 - 【請求項17】 請求項6乃至請求項16のいずれかの
項に規定する張力展開成膜装置は、前記塗着層が形成さ
れた前記被塗着面の先端側及び後端側のうちの少なくと
もいずれか一方の側に接触して、そこから過剰な塗着液
を除去する液切り部材と、この液切り部材を前記被塗着
面に接触可能な位置及びそこから退避した位置に移動さ
せる液切り部材移動手段と、を備える液切り機構を有し
ていることを特徴とする張力展開成膜装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19209291A JP3213973B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 張力展開成膜方法及び張力展開成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19209291A JP3213973B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 張力展開成膜方法及び張力展開成膜装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531423A true JPH0531423A (ja) | 1993-02-09 |
| JP3213973B2 JP3213973B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=16285519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19209291A Expired - Fee Related JP3213973B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 張力展開成膜方法及び張力展開成膜装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3213973B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994007158A1 (en) * | 1992-09-17 | 1994-03-31 | Seiko Epson Corporation | Color filter for liquid crystal display and tension expansion film formation apparatus |
| KR100413023B1 (ko) * | 2001-02-26 | 2003-12-31 | 소니 가부시끼 가이샤 | 프릿 도포 방법 및 프릿 도포 장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2598908A (en) | 1950-02-24 | 1952-06-03 | Color Res Corp | Coating head |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19209291A patent/JP3213973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994007158A1 (en) * | 1992-09-17 | 1994-03-31 | Seiko Epson Corporation | Color filter for liquid crystal display and tension expansion film formation apparatus |
| US5558927A (en) * | 1992-09-17 | 1996-09-24 | Seiko Epson Corporation | Color filter for liquid crystal displays and film-forming apparatus |
| KR100413023B1 (ko) * | 2001-02-26 | 2003-12-31 | 소니 가부시끼 가이샤 | 프릿 도포 방법 및 프릿 도포 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3213973B2 (ja) | 2001-10-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1285700B1 (en) | Coating method and coating apparatus | |
| JP3520516B2 (ja) | 液晶ディスプレイ用カラーフィルタ | |
| KR0128813B1 (ko) | 액도포 방법 및 도포장치 | |
| JP4644726B2 (ja) | 塗布装置 | |
| JP6845078B2 (ja) | ノズル清掃装置、塗布装置およびノズル清掃方法 | |
| JPH0531423A (ja) | 張力展開成膜方法、液晶表示パネル及び張力展開成膜装置 | |
| JP6860356B2 (ja) | 塗布装置および塗布方法 | |
| JP6845077B2 (ja) | 塗布装置、塗布方法およびノズル | |
| TWI781812B (zh) | 塗敷裝置及塗敷方法 | |
| JPH07328513A (ja) | 処理液塗布装置 | |
| JP6318035B2 (ja) | 印刷装置および印刷装置のはんだ回収方法 | |
| JPH08150359A (ja) | 処理液塗布装置 | |
| JP6860414B2 (ja) | ノズル清掃装置、塗布装置およびノズル清掃方法 | |
| JPH08138991A (ja) | 基板保持装置 | |
| JPH09155270A (ja) | 塗布装置の塗布液供給機構 | |
| JP2020037092A (ja) | 基板処理装置および基板処理方法 | |
| JP3487655B2 (ja) | 処理液塗布装置 | |
| CN108430777B (zh) | 印刷装置以及印刷方法 | |
| JP3499438B2 (ja) | 塗布方法 | |
| JPH11262995A (ja) | スクリーン印刷方法 | |
| JPH10202163A (ja) | 基板保持部材および塗布装置 | |
| JP2003100589A (ja) | 現像装置及び現像方法 | |
| JPH11239755A (ja) | 流体塗布装置および流体塗布方法 | |
| JP4799988B2 (ja) | 電子部品の実装装置におけるフラックスの転写装置 | |
| KR102326115B1 (ko) | 도포 장치 및 도포 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090727 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |