JPH05318199A - プレス機械の定位置停止方法 - Google Patents
プレス機械の定位置停止方法Info
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- JPH05318199A JPH05318199A JP11904792A JP11904792A JPH05318199A JP H05318199 A JPH05318199 A JP H05318199A JP 11904792 A JP11904792 A JP 11904792A JP 11904792 A JP11904792 A JP 11904792A JP H05318199 A JPH05318199 A JP H05318199A
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/14—Control arrangements for mechanically-driven presses
- B30B15/142—Control arrangements for mechanically-driven presses controlling the brake or the clutch
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/14—Control arrangements for mechanically-driven presses
- B30B15/144—Control arrangements for mechanically-driven presses for stopping the press shaft in a predetermined angular position
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速のプレス機械において、クランク軸を定
位置に正確に停止させる方法を提供すること。 【構成】 プレス機械の停止操作時、クランク軸の停止
位置に基づいてブレーキ力を加えるべきクランク軸角度
を設定し、この角度になったとき、プレス機械のクラッ
チを解放し、かつ、ブレーキ力を作用させてクランク軸
の回転を減速させる。次いで、クランク軸が所定回転速
度になったとき、ブレーキ力を解放してクランク軸が低
速の一定回転になるのを待ち、この低速回転状態で再度
クランク軸の停止位置に基づいてクランク軸にブレーキ
力を加えるべき角度を設定し、この設定角度になったと
きブレーキを再度作動させてクランク軸を停止させる。
位置に正確に停止させる方法を提供すること。 【構成】 プレス機械の停止操作時、クランク軸の停止
位置に基づいてブレーキ力を加えるべきクランク軸角度
を設定し、この角度になったとき、プレス機械のクラッ
チを解放し、かつ、ブレーキ力を作用させてクランク軸
の回転を減速させる。次いで、クランク軸が所定回転速
度になったとき、ブレーキ力を解放してクランク軸が低
速の一定回転になるのを待ち、この低速回転状態で再度
クランク軸の停止位置に基づいてクランク軸にブレーキ
力を加えるべき角度を設定し、この設定角度になったと
きブレーキを再度作動させてクランク軸を停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械のクランク
軸、ひいてはスライドを定位置に停止する方法に係り、
プレス機械、特に高速プレス機械に有効に利用できる。
軸、ひいてはスライドを定位置に停止する方法に係り、
プレス機械、特に高速プレス機械に有効に利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、作業性向上の要請から、高速、例え
ば、300SPM(スライドの毎分当りストローク数、
ストローク/分)程度のプレス機械が利用されるように
なってきている。このようなプレス機械におけるブレー
キ制動は、通常1回のブレーキ操作により行われてい
る。
ば、300SPM(スライドの毎分当りストローク数、
ストローク/分)程度のプレス機械が利用されるように
なってきている。このようなプレス機械におけるブレー
キ制動は、通常1回のブレーキ操作により行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1回の
ブレーキ制動では、特に150SPM以上の高速機にお
いては、ブレーキ動作の応答遅れによる空走量の不安
定、制動能力の不安定、その他の原因による誤差によっ
て制動角度量が大幅に変化する。この結果、プレス機械
のクランク角度の停止位置精度が非常にばらつき、スラ
イド、送り装置、その他の装置の停止位置精度が変化
し、プレス機械の運転操作を不安定にするばかりでな
く、機械操作の安全性が損なわれるという問題点があ
る。
ブレーキ制動では、特に150SPM以上の高速機にお
いては、ブレーキ動作の応答遅れによる空走量の不安
定、制動能力の不安定、その他の原因による誤差によっ
て制動角度量が大幅に変化する。この結果、プレス機械
のクランク角度の停止位置精度が非常にばらつき、スラ
イド、送り装置、その他の装置の停止位置精度が変化
し、プレス機械の運転操作を不安定にするばかりでな
く、機械操作の安全性が損なわれるという問題点があ
る。
【0004】このような問題点を解決する一例として特
開昭57−206598号公報に示される発明がある。
開昭57−206598号公報に示される発明がある。
【0005】この公報に示される発明によれば、クラン
ク軸に固定されたロータリカムの山部に第1の検出器が
近づくと、ブレーキが掛かるとともにクラッチが切れ
る。この状態で、クランク軸が減速し、クランク軸に設
けられたタコジェネレータが設定した回転数を検出する
とブレーキが解放され、クランク軸が一定回転数に減速
される。次いで、ロータリカムの山部が第2の検出器に
近づくと再びブレーキがかけられ、これによりクランク
軸ひいてはスライドが定位置で停止するようになってい
る。
ク軸に固定されたロータリカムの山部に第1の検出器が
近づくと、ブレーキが掛かるとともにクラッチが切れ
る。この状態で、クランク軸が減速し、クランク軸に設
けられたタコジェネレータが設定した回転数を検出する
とブレーキが解放され、クランク軸が一定回転数に減速
される。次いで、ロータリカムの山部が第2の検出器に
近づくと再びブレーキがかけられ、これによりクランク
軸ひいてはスライドが定位置で停止するようになってい
る。
【0006】しかしながら、この発明においては、固定
的に設けられたロータリカムと2つの検出器とによりブ
レーキを掛けるタイミングを設定しているため、150
SPM以上の高速域では、能率がよく、適切なブレーキ
制動が必ずしも行える訳ではなかった。
的に設けられたロータリカムと2つの検出器とによりブ
レーキを掛けるタイミングを設定しているため、150
SPM以上の高速域では、能率がよく、適切なブレーキ
制動が必ずしも行える訳ではなかった。
【0007】すなわち、高速運転時は1回目のブレーキ
制動により、低速の一定回転に設定することが困難であ
り、この低速の回転数が変化すると、第2の検出器から
の信号で2回目のブレーキ操作をしても、最終的なクラ
ンク軸の停止位置が変化し、精密な制御はできなくなる
からである。
制動により、低速の一定回転に設定することが困難であ
り、この低速の回転数が変化すると、第2の検出器から
の信号で2回目のブレーキ操作をしても、最終的なクラ
ンク軸の停止位置が変化し、精密な制御はできなくなる
からである。
【0008】一方、2回目のブレーキ操作による停止位
置を安定させるため、ブレーキ操作を繰り返してタコジ
ェネレータにより検出される回転数が一定になるように
すると、ブレーキ操作に時間がかかり、能率のよい制動
操作をできないという他の問題が生じる。
置を安定させるため、ブレーキ操作を繰り返してタコジ
ェネレータにより検出される回転数が一定になるように
すると、ブレーキ操作に時間がかかり、能率のよい制動
操作をできないという他の問題が生じる。
【0009】本発明の目的は、低速域は勿論、150S
PM以上の高速域においても、能率よく、しかも、精度
良くクランク軸位置を停止できるプレス機械の定位置停
止方法を提供することにある。
PM以上の高速域においても、能率よく、しかも、精度
良くクランク軸位置を停止できるプレス機械の定位置停
止方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、1回目及び2
回目のブレーキ制動位置をコンピュータ等によりそれぞ
れ演算、設定、すなわち予測することによって前記目的
を達成しようとするものである。
回目のブレーキ制動位置をコンピュータ等によりそれぞ
れ演算、設定、すなわち予測することによって前記目的
を達成しようとするものである。
【0011】具体的には、本発明は、プレス機械の停止
操作がなされたとき、クランク軸を停止すべき位置に基
づいてクランク軸にブレーキ力を加えるべきクランク軸
の角度(第1設定角度)を設定し、クランク軸の回転角
度が前記第1設定角度になったとき、プレス機械のクラ
ンク軸に回転力を伝達しているクラッチを解放するとと
もに、ブレーキを作動させてクランク軸の回転速度を減
速させ、次いで、このクランク軸の回転速度が所定の速
度になったとき、前記ブレーキの作動を解放してクラン
ク軸が低速の低速回転になるのを待ち、この低速の定速
回転になった時点で再度クランク軸を停止すべき位置に
基づいてクランク軸にブレーキ力を加えるべきクランク
軸の角度(第2設定角度)を設定し、クランク軸の回転
角度が前記第2設定角度になったとき、ブレーキを再度
作動させてクランク軸を停止させることを特徴とするプ
レス機械の定位置停止方法である。
操作がなされたとき、クランク軸を停止すべき位置に基
づいてクランク軸にブレーキ力を加えるべきクランク軸
の角度(第1設定角度)を設定し、クランク軸の回転角
度が前記第1設定角度になったとき、プレス機械のクラ
ンク軸に回転力を伝達しているクラッチを解放するとと
もに、ブレーキを作動させてクランク軸の回転速度を減
速させ、次いで、このクランク軸の回転速度が所定の速
度になったとき、前記ブレーキの作動を解放してクラン
ク軸が低速の低速回転になるのを待ち、この低速の定速
回転になった時点で再度クランク軸を停止すべき位置に
基づいてクランク軸にブレーキ力を加えるべきクランク
軸の角度(第2設定角度)を設定し、クランク軸の回転
角度が前記第2設定角度になったとき、ブレーキを再度
作動させてクランク軸を停止させることを特徴とするプ
レス機械の定位置停止方法である。
【0012】
【作用】本発明においては、1回目のブレーキ操作であ
る程度の低速域に減速したのち、再度ブレーキ操作をす
るため、ブレーキ停止精度が良好となり、しかも、高速
域での空走量等が大きく変動しても、低速域で再度停止
位置の予測を行うため、その影響が停止精度に及ばず、
停止精度が精密になる。
る程度の低速域に減速したのち、再度ブレーキ操作をす
るため、ブレーキ停止精度が良好となり、しかも、高速
域での空走量等が大きく変動しても、低速域で再度停止
位置の予測を行うため、その影響が停止精度に及ばず、
停止精度が精密になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0014】図1には、本発明に係る定位置停止方法を
実施するプレス機械及びその制御装置が示されている。
図において、プレス本体1の上部にはクランク軸2が回
転自在に支持され、このクランク軸2の偏心部2Aに
は、コンロッド3を介してスライド4が連結され、スラ
イド4はプレス本体1に上下方向摺動自在に支持されて
いる。
実施するプレス機械及びその制御装置が示されている。
図において、プレス本体1の上部にはクランク軸2が回
転自在に支持され、このクランク軸2の偏心部2Aに
は、コンロッド3を介してスライド4が連結され、スラ
イド4はプレス本体1に上下方向摺動自在に支持されて
いる。
【0015】クランク軸2の一端には、クラッチ5を介
してフライホイール6が取り付けられ、このフライホイ
ール6はモータ7によりベルト8を介して常時回転され
ている。また、モータ7にはタコジェネレータ9が設け
られ、このタコジェネレータ9によりモータ7の回転数
が検出されるようになっている。クランク軸2の他端に
は、ブレーキ11が設けられ、このブレーキ11の回転
状態、すなわち、回転速度情報及び回転角度情報がロー
タリエンコーダ12により検出されるようになってい
る。このエンコーダ12の出力信号ES及びタコジェネ
レータ9の出力信号TGは、それぞれインターフェース
としてのI/O13を介してコンピュータ等の演算装置
としてのCPU14に入力されるようになっている。こ
のCPU14には、入力装置であるキーボード15等か
らプレス停止操作等の操作データが入力されるようにな
っている。
してフライホイール6が取り付けられ、このフライホイ
ール6はモータ7によりベルト8を介して常時回転され
ている。また、モータ7にはタコジェネレータ9が設け
られ、このタコジェネレータ9によりモータ7の回転数
が検出されるようになっている。クランク軸2の他端に
は、ブレーキ11が設けられ、このブレーキ11の回転
状態、すなわち、回転速度情報及び回転角度情報がロー
タリエンコーダ12により検出されるようになってい
る。このエンコーダ12の出力信号ES及びタコジェネ
レータ9の出力信号TGは、それぞれインターフェース
としてのI/O13を介してコンピュータ等の演算装置
としてのCPU14に入力されるようになっている。こ
のCPU14には、入力装置であるキーボード15等か
らプレス停止操作等の操作データが入力されるようにな
っている。
【0016】クラッチ5及びブレーキ11には、それぞ
れを空圧動作するためのソレノイドバルブ16,17が
接続され、これらのソレノイドバルブ16,17には、
圧力空気源18に接続されたエアタンク19からそれぞ
れエアが供給されるようになっている。ソレノイドバル
ブ16,17には、I/O21を介してCPU14から
切換用の電気信号が与えられるようになっており、この
電気信号により各ソレノイドバルブ16,17を介して
クラッチ6及びブレーキ11の駆動制御がなされてい
る。
れを空圧動作するためのソレノイドバルブ16,17が
接続され、これらのソレノイドバルブ16,17には、
圧力空気源18に接続されたエアタンク19からそれぞ
れエアが供給されるようになっている。ソレノイドバル
ブ16,17には、I/O21を介してCPU14から
切換用の電気信号が与えられるようになっており、この
電気信号により各ソレノイドバルブ16,17を介して
クラッチ6及びブレーキ11の駆動制御がなされてい
る。
【0017】次に、本実施例の停止方法を図2の速度ダ
イアグラム及び図3のフローチャートに基づいて説明す
る。図2において、縦軸はクランク軸速度(角速度)V
を、横軸はクランク軸角度Pをそれぞれ示している。
イアグラム及び図3のフローチャートに基づいて説明す
る。図2において、縦軸はクランク軸速度(角速度)V
を、横軸はクランク軸角度Pをそれぞれ示している。
【0018】プレス装置の動作時においては、キーボー
ド15からの指示に基づき、CPU14からソレノイド
バルブ16,17に所定の信号が出され、クラッチ5は
接続状態にされるとともに、ブレーキ11はブレーキ力
を解放された状態にある。このとき、クランク軸2はモ
ータ7の回転力により、ベルト8、フライホイール6及
びクラッチ5を介して所定速度(角速度)V1 (図2参
照)の速度で回転されている。このような状態におい
て、キーボード15からプレス機械の停止信号が出され
たか否かがCPU14によりチェックされる。この状態
を示すのが、図3のステップ31である。
ド15からの指示に基づき、CPU14からソレノイド
バルブ16,17に所定の信号が出され、クラッチ5は
接続状態にされるとともに、ブレーキ11はブレーキ力
を解放された状態にある。このとき、クランク軸2はモ
ータ7の回転力により、ベルト8、フライホイール6及
びクラッチ5を介して所定速度(角速度)V1 (図2参
照)の速度で回転されている。このような状態におい
て、キーボード15からプレス機械の停止信号が出され
たか否かがCPU14によりチェックされる。この状態
を示すのが、図3のステップ31である。
【0019】ステップ31によりプレス機械の停止操作
が検出されると、ステップ32において、現在の速度情
報、すなわち、タコジェネレータ9の回転速度情報(T
G)並びにロータリエンコーダ12の回転速度及び回転
角度(位置)情報(ES)が取り込まれる。次いで、こ
れらの情報に基づき、ステップ33において、クランク
軸2、ひいてはスライド4を所定位置、例えば上死点位
置に停止させるためには、いつ、どのような位置(クラ
ンク軸角度)でクラッチ5及びブレーキ11に出力をし
たらよいかがCPU14により演算(予測)され、その
出力位置(角度)の設定値P1 が設定される。この設定
値P1 が第1設定角度である。
が検出されると、ステップ32において、現在の速度情
報、すなわち、タコジェネレータ9の回転速度情報(T
G)並びにロータリエンコーダ12の回転速度及び回転
角度(位置)情報(ES)が取り込まれる。次いで、こ
れらの情報に基づき、ステップ33において、クランク
軸2、ひいてはスライド4を所定位置、例えば上死点位
置に停止させるためには、いつ、どのような位置(クラ
ンク軸角度)でクラッチ5及びブレーキ11に出力をし
たらよいかがCPU14により演算(予測)され、その
出力位置(角度)の設定値P1 が設定される。この設定
値P1 が第1設定角度である。
【0020】設定値P1 のより具体的な設定の方法は、
次の通りである。ロータリエンコーダ12からの回転角
度位置情報ESを所定の時間間隔、例えば2msecの間隔
でCPU14に読み込む。この読み込んだ連続した二つ
のデータの差をとって2msec間の進角度を得、この進角
度によりクランク軸2の角速度V 1 を得る。一方、タコ
ジェネレータ9から直接、回転速度情報TGを読み込
み、TGとESとの値のずれの有無を確認して操作の確
実性を高めている。
次の通りである。ロータリエンコーダ12からの回転角
度位置情報ESを所定の時間間隔、例えば2msecの間隔
でCPU14に読み込む。この読み込んだ連続した二つ
のデータの差をとって2msec間の進角度を得、この進角
度によりクランク軸2の角速度V 1 を得る。一方、タコ
ジェネレータ9から直接、回転速度情報TGを読み込
み、TGとESとの値のずれの有無を確認して操作の確
実性を高めている。
【0021】すなわち、ロータリエンコーダ12の分解
能は大きいため、SPMの小さい領域、例えば50SP
M以下では、ロータリエンコーダ12から読み込むデー
タが大きく変動する場合がある。この場合、データの確
実性を増すため、タコジェネレータ9からの情報TGを
参考にしている。ただし、タコジェネレータ9は、モー
タ7側に設けられているため、クラッチ5のオフ後は、
データとして参考にならない。従って、ロータリエンコ
ーダ12からのデータ(情報ES)を基本データとして
いる。しかも、低速域では、読み込み回数を多くして平
均値を出し、データの安定化を図っている。
能は大きいため、SPMの小さい領域、例えば50SP
M以下では、ロータリエンコーダ12から読み込むデー
タが大きく変動する場合がある。この場合、データの確
実性を増すため、タコジェネレータ9からの情報TGを
参考にしている。ただし、タコジェネレータ9は、モー
タ7側に設けられているため、クラッチ5のオフ後は、
データとして参考にならない。従って、ロータリエンコ
ーダ12からのデータ(情報ES)を基本データとして
いる。しかも、低速域では、読み込み回数を多くして平
均値を出し、データの安定化を図っている。
【0022】情報ESとTGとを比較した結果、数値に
ずれがなければロータリエンコーダ12からのデータ
(情報ES)をV1 とする。ずれが大きい場合には、再
度ロータリエンコーダ12から情報ESを読み込み、新
たなESに基づいて演算を行ない、設定値P1 を設定す
る。
ずれがなければロータリエンコーダ12からのデータ
(情報ES)をV1 とする。ずれが大きい場合には、再
度ロータリエンコーダ12から情報ESを読み込み、新
たなESに基づいて演算を行ない、設定値P1 を設定す
る。
【0023】設定値P1 の設定は、データである角速度
V1 をクラッチ5、ブレーキ11の固有のデータテーブ
ルと比較して行う。データテーブルは、ある速度、例え
ば速度V1 のとき、ある点P1 でブレーキ11が動作す
るように出力すれば、ある点P2 にて制動に入るという
クラッチ5とブレーキ11との固有のデータ表であり、
予めCPU14に関連するメモリ(図示せず)に記憶さ
れている。このデータテーブルは、例えば10SPM〜
MaxSPMまでの全領域にわたって作成されている。
V1 をクラッチ5、ブレーキ11の固有のデータテーブ
ルと比較して行う。データテーブルは、ある速度、例え
ば速度V1 のとき、ある点P1 でブレーキ11が動作す
るように出力すれば、ある点P2 にて制動に入るという
クラッチ5とブレーキ11との固有のデータ表であり、
予めCPU14に関連するメモリ(図示せず)に記憶さ
れている。このデータテーブルは、例えば10SPM〜
MaxSPMまでの全領域にわたって作成されている。
【0024】ステップ34において、ロータリエンコー
ダ12からの情報により、クランク軸2の角度(位置)
が第1設定角度である設定値P1 になったかがチェック
され、設定値P1 になると、入出力装置21を介してソ
レノイドバルブ16,17に信号が出される。これによ
り、ステップ35に示されるように、クラッチ5は接続
が切られ、ブレーキ11はブレーキ力がクランク軸2に
作用するように、すなわち、クラッチOFF、ブレーキ
ONの操作がなされる。この操作により、クランク軸2
にはブレーキ力が作用し、クランク軸2の回転は減速さ
れることとなるが、実際には、出力後の応答遅れによ
り、図2に示されるように、制動開始点P 2 まで空走が
起こる。この空走量の変動が、主な停止精度悪化の要因
となっている。
ダ12からの情報により、クランク軸2の角度(位置)
が第1設定角度である設定値P1 になったかがチェック
され、設定値P1 になると、入出力装置21を介してソ
レノイドバルブ16,17に信号が出される。これによ
り、ステップ35に示されるように、クラッチ5は接続
が切られ、ブレーキ11はブレーキ力がクランク軸2に
作用するように、すなわち、クラッチOFF、ブレーキ
ONの操作がなされる。この操作により、クランク軸2
にはブレーキ力が作用し、クランク軸2の回転は減速さ
れることとなるが、実際には、出力後の応答遅れによ
り、図2に示されるように、制動開始点P 2 まで空走が
起こる。この空走量の変動が、主な停止精度悪化の要因
となっている。
【0025】制動開始後、クランク軸速度は、図2に示
されるように直線状に速度低下が生じるが、この速度が
所定の値VX になったかがステップ36によりチェック
される。速度VX が検出されると、ステップ37におい
て、ブレーキ11の制動力を解放する信号が出力される
(ブレーキOFF点P3 )。このときも、図2に示され
るように、応答遅れによりしばらくの間ブレーキ制動力
が作用し、クランク軸2は、低速時定速V2 点P4 にな
って、初めて安定した一定の低速時定速V2 、例えば2
0SPMとなる。定速V2 に安定したことがステップ3
8でチェックされると、ステップ39において、クラン
ク軸2を所定の位置に正確に停止するためには、クラン
ク軸2すなわちブレーキ11のどの回転角度位置で再度
ブレーキ出力を出したらよいかがCPU14により再度
演算(予測)され、その値P5 が設定される。この設定
値P5 が第2設定角度である。この設定値P5 の設定は
前述の設定値P1 の場合と同様に行われる。
されるように直線状に速度低下が生じるが、この速度が
所定の値VX になったかがステップ36によりチェック
される。速度VX が検出されると、ステップ37におい
て、ブレーキ11の制動力を解放する信号が出力される
(ブレーキOFF点P3 )。このときも、図2に示され
るように、応答遅れによりしばらくの間ブレーキ制動力
が作用し、クランク軸2は、低速時定速V2 点P4 にな
って、初めて安定した一定の低速時定速V2 、例えば2
0SPMとなる。定速V2 に安定したことがステップ3
8でチェックされると、ステップ39において、クラン
ク軸2を所定の位置に正確に停止するためには、クラン
ク軸2すなわちブレーキ11のどの回転角度位置で再度
ブレーキ出力を出したらよいかがCPU14により再度
演算(予測)され、その値P5 が設定される。この設定
値P5 が第2設定角度である。この設定値P5 の設定は
前述の設定値P1 の場合と同様に行われる。
【0026】ステップ40において、クランク軸2の角
度が第2設定角度である設置値P5になったことが検知
されると、この点P5 (ブレーキ再ON点)において、
ステップ41に示すように、ブレーキ出力が再度ONさ
れる。この場合も、ブレーキ11の制動力が実際に作用
するのは、応答遅れにより制動開始点P6 になってから
であり、この制動開始後、クランク軸2の回転数は順次
減少して停止点P7 で停止されることとなる。この停止
は、ステップ42においてチェックされる。この際、低
速時定速V2 は比較的小さな値であるため、クランク軸
2の停止位置は、精度良く、例えば±3度程度で停止さ
れることとなる。また、この停止位置は、通常、クラン
ク2が上死点となる位置である。
度が第2設定角度である設置値P5になったことが検知
されると、この点P5 (ブレーキ再ON点)において、
ステップ41に示すように、ブレーキ出力が再度ONさ
れる。この場合も、ブレーキ11の制動力が実際に作用
するのは、応答遅れにより制動開始点P6 になってから
であり、この制動開始後、クランク軸2の回転数は順次
減少して停止点P7 で停止されることとなる。この停止
は、ステップ42においてチェックされる。この際、低
速時定速V2 は比較的小さな値であるため、クランク軸
2の停止位置は、精度良く、例えば±3度程度で停止さ
れることとなる。また、この停止位置は、通常、クラン
ク2が上死点となる位置である。
【0027】ところで、ブレーキ11の制動力のばらつ
き等により、図2中破線で示されるように、制動開始点
P2 から実線よりも緩い角度で制動がされ、速度Vx と
なったブレーキOFF点Q3 でブレーキがOFFされた
とすると、この場合は制動力が弱いため、クランク軸2
は、前述の定速V2 より大きい定速V3 である低速時定
速V3 点Q4 で速度が安定することとなる。従って、こ
の状態で前述の定速V 2 の場合と同じタイミングでブレ
ーキ力を作用させると、停止点P7 で停止させることが
困難となる。この場合には、前述のステップ39に示す
ように再度ブレーキ再出力位置が演算され、その設定値
Q5 が設定されるため、設定値P5 より早い位置の制動
開始点Q6 から制動が開始され、最終的に前述と同じ停
止点P7で停止されることとなる。
き等により、図2中破線で示されるように、制動開始点
P2 から実線よりも緩い角度で制動がされ、速度Vx と
なったブレーキOFF点Q3 でブレーキがOFFされた
とすると、この場合は制動力が弱いため、クランク軸2
は、前述の定速V2 より大きい定速V3 である低速時定
速V3 点Q4 で速度が安定することとなる。従って、こ
の状態で前述の定速V 2 の場合と同じタイミングでブレ
ーキ力を作用させると、停止点P7 で停止させることが
困難となる。この場合には、前述のステップ39に示す
ように再度ブレーキ再出力位置が演算され、その設定値
Q5 が設定されるため、設定値P5 より早い位置の制動
開始点Q6 から制動が開始され、最終的に前述と同じ停
止点P7で停止されることとなる。
【0028】また、ブレーキ11の制動力がより強く、
実線で示す減速状態よりも急な速度で制動を行った場合
には、定速V2 よりも小さな値で一定回転となるが、こ
の場合も同様に再演算され、新たな停止開始の設定値が
設定されるため、最終的な停止点はP7 になる。
実線で示す減速状態よりも急な速度で制動を行った場合
には、定速V2 よりも小さな値で一定回転となるが、こ
の場合も同様に再演算され、新たな停止開始の設定値が
設定されるため、最終的な停止点はP7 になる。
【0029】更に、最初のクランク軸速度V1 がこの値
よりも高速あるいは低速であっても、二段階のブレーキ
操作は同様にそれぞれ演算されて行われ、最終的な停止
点は常に一定、すなわち、図2においては停止点P7 と
なるようにされる。
よりも高速あるいは低速であっても、二段階のブレーキ
操作は同様にそれぞれ演算されて行われ、最終的な停止
点は常に一定、すなわち、図2においては停止点P7 と
なるようにされる。
【0030】上述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、ブレーキ11による制動操作
は、高速域から1回の操作で行われるのではなく、一旦
低速の一定回転まで減速した後、再度制動操作がされる
ため、低速時の定速V2 による空走域が少なくなり、停
止位置のズレが極めて減少し、精度が大幅に改良され
る。しかも、この低速時定速V2 においても、再度停止
位置の予測を行うため、定速V2 にばらつきがあっても
その影響が停止精度に及ばず、より高精度な停止を行う
ことができる。
な効果がある。すなわち、ブレーキ11による制動操作
は、高速域から1回の操作で行われるのではなく、一旦
低速の一定回転まで減速した後、再度制動操作がされる
ため、低速時の定速V2 による空走域が少なくなり、停
止位置のズレが極めて減少し、精度が大幅に改良され
る。しかも、この低速時定速V2 においても、再度停止
位置の予測を行うため、定速V2 にばらつきがあっても
その影響が停止精度に及ばず、より高精度な停止を行う
ことができる。
【0031】また、低速時にも再演算(予測)すること
で、低速時の定速V2 は、必ずしも予め定められた速度
にしなくとも精度良く停止できるから、従来のように何
度も精度操作を繰り返して予め定められた速度に制御す
る必要がなく、作業性を向上できる。
で、低速時の定速V2 は、必ずしも予め定められた速度
にしなくとも精度良く停止できるから、従来のように何
度も精度操作を繰り返して予め定められた速度に制御す
る必要がなく、作業性を向上できる。
【0032】更に、CPU14による制御装置は、マイ
クロコンピュータ等を使って容易に製作することがで
き、汎用性が高く、回転数が異なるごとに必要とされる
ロータリカム等と異なり、安価に提供できる。
クロコンピュータ等を使って容易に製作することがで
き、汎用性が高く、回転数が異なるごとに必要とされる
ロータリカム等と異なり、安価に提供できる。
【0033】また、1回目のブレーキ制動を行うクラッ
チOFF、ブレーキON点P1 の設定に当り、ロータリ
エンコーダ12の出力信号ESのみならず、タコジェネ
レータ9の出力信号TGをも参照して設定するため、速
度の安定したモータ7の回転情報により、速度変化の多
いブレーキ11の回転情報のデータ修正を行うことがで
き、より安定した設定値P1 を設定できる。特に、従来
は、非常停止等によりプレスの回転速度が大幅に変動し
た場合は、定位置停止は不可能であったが、本実施例に
よれば、十分に制御の追従性を確保でき、安定した定位
置停止が可能となる。
チOFF、ブレーキON点P1 の設定に当り、ロータリ
エンコーダ12の出力信号ESのみならず、タコジェネ
レータ9の出力信号TGをも参照して設定するため、速
度の安定したモータ7の回転情報により、速度変化の多
いブレーキ11の回転情報のデータ修正を行うことがで
き、より安定した設定値P1 を設定できる。特に、従来
は、非常停止等によりプレスの回転速度が大幅に変動し
た場合は、定位置停止は不可能であったが、本実施例に
よれば、十分に制御の追従性を確保でき、安定した定位
置停止が可能となる。
【0034】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる範囲での改良、
変形等は、本発明に含まれるものである。
のではなく、本発明の目的を達成できる範囲での改良、
変形等は、本発明に含まれるものである。
【0035】例えば、前記実施例においては、1回目の
ブレーキ制動力を作用させる設定値P1 の設定に当り、
ロータリエンコーダ12の出力信号ESのみならず、タ
コジェネレータ9の出力信号TGをも参照していたが、
必ずしも両方行う必要はなく、エンコーダ12の出力信
号ESのみで行ってもよい。しかし、両者を参照すれ
ば、前述のような効果が期待できる。また、クラッチ
5、ブレーキ11の駆動力は、前記実施例のように、圧
縮空気に限らず、電磁力によってもよく、その方式は問
わない。更に、演算装置としてのCPU14は、パーソ
ナルコンピュータ、その他の一般の制御手段をも利用で
きる。
ブレーキ制動力を作用させる設定値P1 の設定に当り、
ロータリエンコーダ12の出力信号ESのみならず、タ
コジェネレータ9の出力信号TGをも参照していたが、
必ずしも両方行う必要はなく、エンコーダ12の出力信
号ESのみで行ってもよい。しかし、両者を参照すれ
ば、前述のような効果が期待できる。また、クラッチ
5、ブレーキ11の駆動力は、前記実施例のように、圧
縮空気に限らず、電磁力によってもよく、その方式は問
わない。更に、演算装置としてのCPU14は、パーソ
ナルコンピュータ、その他の一般の制御手段をも利用で
きる。
【0036】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、プレス機
械のクランク軸、ひいてはスライドを精度良く停止でき
るという効果がある。
械のクランク軸、ひいてはスライドを精度良く停止でき
るという効果がある。
【図1】本発明に係る停止方法を適用するプレス装置の
一実施例の概略構成を示す模式図である。
一実施例の概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明の動作状態の一例を示す速度ダイアグラ
ムである。
ムである。
【図3】本発明の一実施例におけるフローチャートであ
る。
る。
1 プレス本体 2 クランク軸 4 スライド 5 クラッチ 6 フライホイール 11 ブレーキ 12 ロータリエンコーダ 14 演算装置としてのCPU 15 キーボード
Claims (2)
- 【請求項1】 プレス機械の停止操作がなされたとき、
クランク軸を停止すべき位置に基づいてクランク軸にブ
レーキ力を加えるべきクランク軸の角度(第1設定角
度)を設定し、クランク軸の回転角度が前記第1設定角
度になったとき、プレス機械のクランク軸に回転力を伝
達しているクラッチを解放するとともに、ブレーキを作
動させてクランク軸の回転速度を減速させ、次いで、こ
のクランク軸の回転速度が所定の速度になったとき、前
記ブレーキの作動を解放してクランク軸が低速の定速回
転になるのを待ち、この低速の定速回転になった時点で
再度クランク軸を停止すべき位置に基づいてクランク軸
にブレーキ力を加えるべきクランク軸の角度(第2設定
角度)を設定し、クランク軸の回転角度が前記第2設定
角度になったとき、ブレーキを再度作動させてクランク
軸を停止させることを特徴とするプレス機械の定位置停
止方法。 - 【請求項2】 請求項1の定位置停止方法において、第
1設定角度の設定は、クランク軸を回転させるモータの
回転速度情報と、クランク軸の回転速度及び回転角度情
報とを参照して行われることを特徴とするプレス機械の
定位置停止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11904792A JPH05318199A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | プレス機械の定位置停止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11904792A JPH05318199A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | プレス機械の定位置停止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05318199A true JPH05318199A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14751607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11904792A Withdrawn JPH05318199A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | プレス機械の定位置停止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05318199A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014155935A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Aida Engineering Ltd | 機械プレスのブレーキ診断装置 |
| DE202015000518U1 (de) | 2014-02-20 | 2015-04-23 | Aida Engineering, Ltd. | Pressmaschine |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP11904792A patent/JPH05318199A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014155935A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Aida Engineering Ltd | 機械プレスのブレーキ診断装置 |
| DE202015000518U1 (de) | 2014-02-20 | 2015-04-23 | Aida Engineering, Ltd. | Pressmaschine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |