JPH05320272A - ゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

ゴム変性スチレン系樹脂組成物

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JPH05320272A
JPH05320272A JP12710692A JP12710692A JPH05320272A JP H05320272 A JPH05320272 A JP H05320272A JP 12710692 A JP12710692 A JP 12710692A JP 12710692 A JP12710692 A JP 12710692A JP H05320272 A JPH05320272 A JP H05320272A
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JP
Japan
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rubber
resin composition
styrene resin
modified styrene
relaxation time
Prior art date
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JP12710692A
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English (en)
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Yasushi Okamoto
康 岡本
Isato Kihara
勇人 木原
Hiroshi Miyagi
浩 宮城
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 軟質成分粒子が特定の平均粒子径の単一オク
ルジョン構造を有し、オクルード率及びグラフト効率が
特定の範囲にあるゴム変性スチレン系樹脂組成物 【効果】 耐衝撃強度及び剛性において優れ、かつ射出
成形時にフラッシュマークを発生せず、表面光沢に優
れ、よって表面外観特性にも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム変性スチレン系樹
脂組成物に関するものである。更に詳しくは、本発明
は、耐衝撃強度及び剛性において優れ、かつ射出成形時
にフラッシュマークを発生せず、表面光沢に優れ、よっ
て表面外観特性にも優れる、単一オクルージョン構造を
有するゴム変性スチレン系樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂とゴム状重合体から得ら
れるゴム変性スチレン系樹脂組成物は、いわゆる耐衝撃
性ポリスチレン(High Impact Polys
tyren:HIPS)として知られている。かかる耐
衝撃性ポリスチレンは、通常のポリスチレンのもつ剛性
を維持しつつ耐衝撃強度をも高めた樹脂として有用なも
のである。ところで、耐衝撃性ポリスチレンを構成する
軟質成分粒子の構造としては、いわゆる単一オクルージ
ョン構造のほか、ゴム状重合体からなる連続相中に複数
のスチレン系樹脂の小粒子が分散して存在する、いわゆ
るサラミ構造がある。ゴム変性スチレン系樹脂組成物に
おける軟質成分粒子の平均粒子径と耐衝撃性、剛性及び
表面外観特性とは密接な関係があり、軟質成分粒子の平
均粒子径が小さい程、剛性、表面外観特性に優れるが、
該平均粒子径が約1μm以下のサブミクロンオーダーに
なると耐衝撃性が急激に低下し、逆に該平均粒子径が約
1μm以上では高い耐衝撃性が得られるものの、剛性及
び表面外観特性に劣ることが知られている。更に、軟質
成分粒子の平均粒子径がサブミクロンオーダーの単一オ
クルージョン構造を有する従来のゴム変性スチレン系樹
脂組成物は、該平均粒子径が小さいために表面外観は良
好であるが、射出成形時の不良現象、特にゲート周辺に
フラッシュマークを発生するという問題を有していた。
【0003】すなわち、耐衝撃強度及び剛性において優
れ、かつ射出成形時にフラッシュマークを発生せず、表
面光沢に優れ、よって表面外観特性にも優れるゴム変性
スチレン系樹脂組成物は存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、耐衝撃強度及び剛性に
おいて優れ、かつ射出成形時にフラッシュマークを発生
せず、表面光沢に優れ、よって表面外観特性にも優れる
ゴム変性スチレン系樹脂組成物を提供する点に存する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達したもの
である。すなわち、本発明は、マトリックスを形成する
スチレン系樹脂及び該樹脂中に分散して存在する軟質成
分粒子からなるゴム変性スチレン系樹脂組成物であっ
て、下記(A)〜(D)の条件を満足するゴム変性スチ
レン系樹脂組成物に係るものである。 (A)軟質成分粒子が、スチレン系樹脂のみからなる単
一の連続相である核部分及び該核部分を内包(occl
ude オクルード)するゴム状重合体からなる殻部分
により構成された単一オクルージョン構造を有すること (B)軟質成分粒子の平均粒子径が0.18〜1.00
μmであること (C)下式によって定義されるオクルード率が2.5〜
3.4%であること オクルード率(%)=(ゴム変性スチレン系樹脂組成物
中のメチルエチルケトン系溶媒不溶成分の重量)/(ゴ
ム変性スチレン系樹脂組成物中のゴム状重合体のゴム分
子鎖部分の重量)×100 (D)下式によって定義されるグラフト効率が16〜4
0%であること グラフト効率(%)=Am/(As+Am+Al)×1
00 As、Am及びAlは、それぞれ、ゴム変性スチレン系
樹脂組成物中のメチルエーテル系溶媒不溶成分を固体1
H−NMR(プロトン核磁気共鳴分析法)で分析して得
られる水素核緩和時間(横軸)対FID強度(自由誘導
減衰強度)(縦軸)曲線を3個の成分(S,M及びL)
に分解したときの各成分のFID強度である。ただし、
(Sの水素核緩和時間)<(Mの水素核緩和時間)<
(Lの水素核緩和時間)であるものとする。
【0006】以下、詳細に説明する。本発明のゴム変性
スチレン系樹脂組成物は、マトリックスを形成するスチ
レン系樹脂及び該樹脂中に分散して存在する軟質成分粒
子からなるゴム変性スチレン系樹脂組成物である。
【0007】本発明のスチレン系樹脂を構成するスチレ
ン系化合物単量体としては、スチレンが一般的ではある
が、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレンなどのアルキル置換スチレン類も使用でき
る。本発明の軟質成分粒子は、スチレン系樹脂のみから
なる単一の連続相である核部分及び該核部分を内包(o
cclude オクルード)するゴム状重合体からなる
殻部分により構成された単一オクルージョン構造を有す
る粒子である。
【0008】ゴム状重合体としては、ブタジエン重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、イソプレン重合
体、スチレン−イソプレン共重合体などを用いることが
できる。また、スチレン−ブタジエン共重合体とブタジ
エン重合体を併用することもできる。ブタジエン重合体
としては、シス含量の高い、いわゆるハイシスポリブタ
ジエン、またはシス含有率の低い、いわゆるローシスポ
リブタジエンのいずれをも用いることができる。なお、
本発明におけるゴム状重合体のゴム分子鎖部分とは、ゴ
ム状重合体においてゴム弾性を付与する分子鎖部分をい
い、上記のスチレン以外の部分、すなわちブタジエン及
びイソプレンの部分をいう。
【0009】本発明の軟質成分粒子の平均粒子径は、
0.18〜1.00μm、好ましくは0.18〜0.5
0μmである。該平均粒子径とは、ゴム変性スチレン系
樹脂組成物の超薄切片の透過型電子顕微鏡写真を撮影
し、該写真中の軟質成分粒子粒子200〜500個につ
いてその粒子径を測定し、次式により算出して得られる
値である。 平均粒子径=Σni・Di /Σni ここで、ni は粒子径Di の軟質成分粒子の個数であ
り、Σはiについての合計を意味する。なお、粒子が完
全な円形でない場合は、最大径と最小径の平均値をもっ
て粒子径とする。平均粒子径が過小であると耐衝撃強度
に劣り、一方該径が過大であると表面外観特性に劣る。
【0010】ゴム変性スチレン系樹脂組成物における軟
質成分粒子の構造としては、本発明の単一オクルージョ
ン構造のほか、本発明によらないものとして、ゴム状重
合体からなる連続相中に複数のスチレン系樹脂の小粒子
が分散して存在する、いわゆるサラミ構造がある。しか
しながら、本発明においては、単一オクルージョン構造
を有することが必要である。このことにより、軟質成分
粒子の平均粒子径を適正な範囲に制御できるのである。
なお、軟質成分の構造の観察は、上記の平均粒子径の測
定と同様、透過型電子顕微鏡を用いて行われる。
【0011】本発明においては、下式によって定義され
るオクルード率が2.5〜3.4%である。 オクルード率(%)=(ゴム変性スチレン系樹脂組成物
中のメチルエチルケトン系溶媒不溶成分の重量)/(ゴ
ム変性スチレン系樹脂組成物中のゴム状重合体のゴム分
子鎖部分の重量)×100 ここで、メチルエチルケトン系溶媒不溶成分とは、ゴム
変性スチレン系樹脂組成物を室温(約23℃)のメチル
エチルケトン/メタノールの混合溶媒(体積比率=10
/1)に溶解させたとき(ただし、ゴム変性スチレン系
樹脂組成物/混合溶媒=0.01g/mlとする。)の
不溶成分を意味し、該不溶成分の重量は軟質成分粒子の
重量に相当する。また、ゴム変性スチレン系樹脂組成物
中のゴム状重合体のゴム分子鎖部分については、前記の
とおりであり、その重量は用いたゴム状重合体の重量と
該重合体中のスチレン系化合物単量体以外の単量体の割
合から求められる。オクルード率が、低過ぎると耐衝撃
強度に劣り、一方該率が高過ぎると剛性及び表面外観特
性に劣る。
【0012】本発明においては、下式によって定義され
るグラフト効率が16〜40%、好ましくは16〜30
%である。 グラフト効率(%)=Am/(As+Am+Al)×1
00 As、Am及びAlは、それぞれ、ゴム変性スチレン系
樹脂組成物中のメチルエーテル系溶媒不溶成分を固体1
H−NMR(プロトン核磁気共鳴分析法)で分析して得
られる水素核緩和時間(スピン−スピン緩和時間に同
じ。)(横軸)対FID強度(自由誘導減衰強度)(縦
軸)曲線を3個の成分(S,M及びL)に分解したとき
の各成分のFID強度である。ただし、(Sの水素核緩
和時間)<(Mの水素核緩和時間)<(Lの水素核緩和
時間)であるものとする。 グラフト効率の具体的な測
定方法は次のとおりである。
【0013】ゴム変性スチレン系樹脂組成物中のメチル
エーテル系溶媒不溶成分を測定サンプルとし、固体1
−NMR(プロトン核磁気共鳴分析装置、1 H 周波数
20MHz)を用い、パルス系列(90°−τ−90
°)にてSolid Echo法によりFIDを観測
し、水素核緩和時間(T2 )対FID強度(I)曲線を
得る。なお測定は、90°パルス幅が約1.2μse
c、τ=12μsec、25℃の条件とする。次に、得
られた水素核緩和時間対FID強度曲線を最小二乗法に
より3個の成分(S,M及びL)に分解し、それぞれの
成分のT2 とFID強度(1 H%)を求める。なお、F
ID強度(I)は次式により求められる。 I(t)=ΣAi ・exp(−t/T2i) i
=s、m、l ここで、tは測定時間、Ai は各i成分(i=s,m,
l)のFID強度、またT2iは各i成分のT2 を表わ
し、Σはiについての合計を表わす。なお、s、m及び
lは、それぞれT2 が約15μsec、約300μse
cおよび約700μsecの成分を表す。したがって、
上記の方法によりI(t)を求め、上記の解析によりT
2i及びAi が求められる。そして、これらの値を用い
て、本発明のグラフト効率は前記の式により求められる
のである。
【0014】上記のlは軟質成分粒子中のゴム状重合体
分子鎖部分に対応し、sは軟質成分粒子中のゴム状重合
体にグラフトしたスチレン分子鎖部分に対応し、mは該
スチレンとゴム状重合体のグラフト点付近のスチレン及
びゴム状重合体の分子鎖部分に対応すると推定される。
【0015】本発明におけるグラフト効率の範囲は前記
のとおりであり、該効率が低過ぎると表面外観特性に劣
り、一方該効率が高過ぎると耐衝撃性に劣る。
【0016】なお、ゴム変性ポリスチレン系樹脂組成物
中のゴム状重合体の割合は、4〜12重量%が好まし
い。ゴム状重合体の量が過多な場合は剛性及び光沢度が
低下し、一方該量が過少な場合は耐衝撃強度が低下する
ことがある。
【0017】本発明のゴム変性スチレン系樹脂組成物を
製造する方法としては、高剛性ポリスチレンを得る通常
の方法、すなわちゴム状重合体の共存下、スチレン系化
合物(単量体)を重合反応する方法をあげることができ
る。ここで、重合反応方法としては、塊状重合法又は塊
状−懸濁二段重合法があげられる。なお、軟質成分粒子
の構造及び平均粒子径、オクルード率並びにグラフト効
率は、重合反応時の攪拌速度、温度などを調整すること
により、制御できる。
【0018】かくして得られる、本発明のゴム変性スチ
レン系樹脂組成物は、耐衝撃強度及び剛性において優
れ、かつ射出成形時にフラッシュマークを発生せず、表
面光沢に優れ、よって表面外観特性にも優れるものであ
り、その優れた特徴を生かして広範は分野、たとえばO
A機器、家電製品、各種シートなどに好適に使用され
る。
【0019】
【実施例】次に、実施例により、本発明を説明する。測
定及び評価方法は以下のとおりである。なお、下記以外
の項目については、前記説明のとおり行った。 (1)軟質成分粒子の構造及び平均粒子径 ゴム変性スチレン系樹脂組成物の超薄切片の透過型電子
顕微鏡写真を撮影し、該写真中のゴム状重合体粒子の構
造及びの粒子径を測定した。 (2)メチルエチルケトン系溶媒不溶成分 ゴム変性スチレン系樹脂組成物0.5gを室温(約23
℃)のメチルエチルケトン/メタノールの混合溶媒(体
積比率=10/1)50mlに溶解させ、不溶成分を遠
心分離器にて沈澱させて回収した。次に該沈澱物を乾燥
させメチルエチル系溶媒不溶成分とした。 (3)耐衝撃強度(アイゾット衝撃強度) JIS K7110に準拠して測定した。ただし、ノッ
チ付サンプルの厚みが6.4mmについての規格を採用
した。 (4)剛性(曲げ弾性率) JIS K−7203に準拠して測定した。 (5)表面外観(光沢度) 厚さ2mmの平板を射出成形し、その中央部をJIS
K7105の光沢度測定法の規格に準拠して測定した。
なお、成形機は東芝IS−150Eを用い、金型温度4
0℃、サンプル形状150×90×2mmtとした。 (6)表面外観(フラッシュマーク) 項目(5)の平板を射出成形する際のゲート口周辺を目
視観察し、フラシュマークの有無を判別した。
【0020】実施例1 攪拌混合型の重合槽に、スチレン−ブタジエン共重合体
(旭化成社製 アサプレン660A スチレン含有量4
0重量%)12.0重量%、スチレン81.1重量%、
エチルベンゼン4.1重量%、n−ドデシルメルカプタ
ン0.02重量%及びミネラルオイル2.7重量%から
なる混合物を送液し、温度140℃、攪拌回転速度23
rpmの条件にて、転化率28%まで重合させた。続い
て、得られた重合混合物を満液型重合槽を用いて転化率
70%まで重合させ、その後240℃の脱気槽で揮発分
を除去し、ペレット状のゴム変性スチレン系樹脂組成物
を得た。測定及び評価結果を表1に示した。
【0021】比較例1 攪拌混合型の重合槽の攪拌回転速度を45rpmとした
こと以外は、実施例1と同様に行った。測定及び評価結
果を表1に示した。
【0022】比較例2 攪拌混合型の重合槽に、ポリブタジエン(バイエル社製
HX500)5.6重量%、スチレン89.2重量
%、エチルベンゼン4.1重量%、n−ドデシルメルカ
プタン0.015重量%、ミネラルオイル1.0重量%
及びシリコンオイル0.05重量%からなる混合物を送
液し、温度135℃、攪拌回転速度60rpmの条件に
て、転化率24%まで重合させた。続いて、得られた重
合混合物を満液型重合槽を用いて転化率70%まで重合
させ、その後252℃の脱気槽で揮発分を除去し、ペレ
ット状のゴム変性スチレン系樹脂組成物を得た。測定及
び評価結果を表1に示した。
【0023】比較例3 攪拌混合型の重合槽の攪拌回転速度を15rpmとし、
脱気槽の温度を252℃としたこと以外は、比較例1と
同様に行った。測定及び評価結果を表1に示した。
【0024】これらの結果から、次のことがわかる。本
発明による実施例1は、すべての評価項目において満足
すべき結果を示している。一方、軟質成分の平均粒子径
及びグラフト効率が過少である比較例1は耐衝撃強度に
劣り、かつフラッシュマークが発生している。軟質成分
粒子の構造が本発明によらないサラミ構造であり、軟質
成分粒子の平均粒子径が過大であり、かつオクルード率
が過少である比較例2は耐衝撃強度及び光沢度に劣る。
また、オクルード率が過大であり、かつグラフト効率が
過少な比較例3は剛性に劣り、かつフラッシュマークが
発生している。
【0025】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 比 較 例 1 1 2 3 軟質成分粒子の構造 *1 O O S O 軟質成分粒子の平均粒子径μm 0.21 0.17 1.30 0.22 オクルード率 % 2.9 2.7 2.4 3.5 グラフト効率 % 18 15 32 15 耐衝撃強度kg・cm/cm 7.3 3.1 4.8 7.0 剛性 kg/cm2 17600 18800 23000 16200 光沢度 101 102 85 101 フラッシュマーク なし あり なし あり −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0026】*1 軟質成分粒子の構造 O:単一オクルジョン構造(本発明によるもの) S:サラミ構造(本発明によらないもの)
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、耐
衝撃強度及び剛性において優れ、かつ射出成形時にフラ
ッシュマークを発生せず、表面光沢に優れ、よって表面
外観特性にも優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物を提
供することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックスを形成するスチレン系樹脂及
    び該樹脂中に分散して存在する軟質成分粒子からなるゴ
    ム変性スチレン系樹脂組成物であって、下記(A)〜
    (D)の条件を満足するゴム変性スチレン系樹脂組成
    物。 (A)軟質成分粒子が、スチレン系樹脂のみからなる単
    一の連続相である核部分及び該核部分を内包(occl
    ude オクルード)するゴム状重合体からなる殻部分
    により構成された単一オクルージョン構造を有すること (B)軟質成分粒子の平均粒子径が0.18〜1.00
    μmであること (C)下式によって定義されるオクルード率が2.5〜
    3.4%であること オクルード率(%)=(ゴム変性スチレン系樹脂組成物
    中のメチルエチルケトン系溶媒不溶成分の重量)/(ゴ
    ム変性スチレン系樹脂組成物中のゴム状重合体のゴム分
    子鎖部分の重量)×100 (D)下式によって定義されるグラフト効率が16〜4
    0%であること グラフト効率(%)=Am/(As+Am+Al)×1
    00 As、Am及びAlは、それぞれ、ゴム変性スチレン系
    樹脂組成物中のメチルエーテル系溶媒不溶成分を固体1
    H−NMR(プロトン核磁気共鳴分析法)で分析して得
    られる水素核緩和時間(横軸)対FID強度(自由誘導
    減衰強度)(縦軸)曲線を3個の成分(S,M及びL)
    に分解したときの各成分のFID強度である。ただし、
    (Sの水素核緩和時間)<(Mの水素核緩和時間)<
    (Lの水素核緩和時間)であるものとする。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996010056A1 (en) * 1994-09-26 1996-04-04 Sumitomo Chemical Company, Limited Rubber-modified styrene resin composition and product of molding thereof
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